JP5522536B2 - 用紙折り装置 - Google Patents

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本発明は、搬入された用紙に折り処理を行う用紙折り装置に関するものである。
この種の用紙折り装置として、画像形成装置で画像形成がなされた後の用紙に対し折り処理を行うものが知られている。特許文献1に記載の用紙折り装置は、用紙の折り位置を直角に押すプッシュブレードと、ブッシュブレードの移動経路を挟んで対向するように配置され用紙を挾持して押圧するプレスブレード対とを備えている。用紙の折り位置をプッシュブレードによって用紙挟み込み位置まで押し込み、プレスブレード対を待機位置から用紙挟み込み位置に向けて移動させる。そして、用紙の折り位置の両側面とプレスブレード対の先端とを摺擦させながら前記両側面をプレスブレード対の先端で挟み込み押圧することで用紙に折りが施される。用紙の折りが完了後、プレスブレード対を挟み込み終了位置から挟み込み開始位置まで用紙面に沿わせて移動させ、その後、プレスブレードを用紙面から離間させて待機位置へと戻す。このようにして、用紙に対する挟み込み開始位置がいつも同じ位置から開始されるようになっている。
しかしながら、連続して複数の用紙に折りを施す場合、前の用紙の折り処理完了から次の用紙の折り処理開始までの間の、挟み込み終了位置から挟み込み開始位置まで用紙面に沿わせてプレスブレードを移動させる時間が無駄となり生産性が悪くなるといった問題が生じる。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、生産性の向上を図ることができる用紙折り装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、用紙面を先端で押圧し、用紙に折りを施す用紙折り部に向けて用紙を押し込むブレード部材と、前記用紙折り部に配置され前記ブレード部材によって該用紙折り部に押し込まれた用紙を挟み込む一対の挟み込み部材とを備え、前記一対の挟み込み部材で用紙を挟み込むことで用紙に対し折り処理を行う用紙折り装置において、前記一対の挟み込み部材は用紙に対する挟み込み位置を前記ブレード部材による用紙の押し込み方向で変えながら用紙の挟み込みが可能であり、前記挟み込み位置が前記押し込み方向と同じ方向に移動するように前記挟み込み部材で用紙を挟み込んだり、前記挟み込み位置が前記押し込み方向と逆方向に移動するように前記挟み込み部材で用紙を挟み込んだりするように、前記挟み込み部材を制御する制御手段を有することを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の用紙折り装置において、上記挟み込み位置が上記押し込み方向と同じ方向に移動するように上記挟み込み部材で用紙を挟み込む際の挟み込み開始位置と、前記挟み込み位置が前記押し込み方向と逆方向に移動するように前記挟み込み部材で用紙を挟み込む際の挟み込み終了位置とが同じ位置であり、前記挟み込み位置が前記押し込み方向と同じ方向に移動するように前記挟み込み部材で用紙を挟み込む際の挟み込み終了位置と、前記挟み込み位置が前記押し込み方向と逆方向に移動するように前記挟み込み部材で用紙を挟み込む際の挟み込み開始位置とが同じ位置であることを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1または2の用紙折り装置において、上記一対の挟み込み部材は、互いの側面が対向するように配置された、少なくとも一方が湾曲形状の一対の板状部材であり、前記板状部材を揺動させながら湾曲形状の板状部材の凸側側面と他方の板状部材の側面とで用紙を挟み込むことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1、2または3の用紙折り装置において、上記挟み込む部材よりも上記押し込み方向上流側に一対のローラ対が設けられており、前記挟み込み位置が前記押し込み方向と逆方向に移動するように前記挟み込み部材で用紙を挟み込む際に、用紙の先端部を前記挟み込み部材で挟み込む時には前記ローラ対によって用紙を挾持し保持することを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項4の用紙折り装置において、上記挟み込み部材により用紙の先端部が挟み込まれた後は、上記ローラ対による用紙の挾持を解除することを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1、2、3、4または5の用紙折り装置において、上記挟み込み部材による折り処理が施された用紙を搬送する用紙搬送手段と、前記用紙搬送手段により搬送された用紙が上記用紙折り部の所定位置に達したことを検知する用紙検知手段とを有しており、前記用紙検知手段が用紙を検知したタイミングに基づいて、次に折り処理を施す用紙を上記ブレード部材によって前記用紙折り部に押し込むタイミングを決定することを特徴とするものである。
本発明においては、一対の挟み込み部材により前記押し込み方向上流側から前記押し込み方向下流側に向かって用紙を挟み込んだり、前記押し込み方向下流側から前記押し込み方向上流側に向かって用紙を挟み込んだりすることができる。これにより、例えば、前記押し込み方向上流側から前記押し込み方向下流側に向かって用紙を挟み込む折り処理を行った後、次の用紙に対しては、前記押し込み方向下流側から前記押し込み方向上流側に向かって用紙を挟み込み折り処理を行うことができる。よって、挟み込み部材による前の用紙の挟み込み終了位置側から次の用紙の挟み込みを開始することができるので、前の用紙の挟み込み開始位置と同じ側から次の用紙の挟み込みが開始できるように挟み込み部材を動作させる必要が無い分、前の用紙の折り処理完了後から次の用紙の折り処理開始までの時間を短縮することができ、生産性の向上を図ることができる。
以上、本発明によれば、生産性の向上を図ることができるという優れた効果がある。
シートとプレス板との位置関係を示す簡略図。 本実施形態に係るシート後処理装置の概略構成図。 プレス折り部の斜視図。 プレス折り部の側面図。 図3からプレス板駆動カム、折りブレード駆動カム及び側板を外した状態のプレス折り部の構成構成図。 図5に示したプレス折り部を側面側から見た場合のプレス折り部の側面図。 図5から移動プレートを取り外したプレス折り部の斜視図。 図7の点線部分Hを拡大してプレス折り部の側面側から見たプレス折り部の側面図。 図6に示したプレス折り部の内部を示した図。 図9に示したプレス折り部を側面側から見たプレス折り部の側面図。 移動プレートとプレス板との関係を示す模式図。 プレス折りに関する全体フロー図。 プレス折りに関する全体フロー図。 プレス折りに関する全体フロー図。
以下、本発明を画像形成装置から排出されたシートに後処理として折り処理などをおこなうシート後処理装置に適用した一実施形態について説明する。
図2は本実施形態に係るシート後処理装置100の概略構成図である。シート後処理装置100は、図示しない画像形成装置の側方に設置されており、シート後処理装置100の側壁に設けられた受入口80から画像形成装置により画像形成されたシートPを装置内に受け入れ、シートPに折り処理などを施すものである。
シート後処理装置100内には、受入口80を通して装置内にシートPを導き入れる導入経路1と、シートPを排紙トレイ22へ搬送するための搬送経路2と、シートPを中間積載するための搬送経路3と、搬送経路3でシート長センター部が中綴じされたシート束をシート折り部へと搬送するための搬送経路4とが形成されている。
導入経路1の受入口80付近には、入口ローラ対10と入口センサ13とが配置されおり、入口センサ13によってシートPが受入口80からシート後処理装置100内に搬入されたことを検知し、入口ローラ対10によってシートPを導入経路1のシート搬送方向下流側に向けて搬送する。
導入経路1の入口ローラ対10よりもシート搬送方向下流側には、シートPに孔をあけるシート穿孔ユニット200が配置されており、さらにシート穿孔ユニット200よりもシート搬送方向下流側には搬送ローラ対11と搬送ローラ対12とが配置され、これらを経てシートPは導入経路1から搬送経路3に搬送される。なお、搬送ローラ対12は図示しないシフト機構によってシート後処理装置100内で上下方向に一定量移動可能になっている。
また、導入経路1の搬送ローラ対11よりもシート搬送方向下流側には、シートPの搬送先を搬送経路2または搬送経路3に切り換える分岐爪20が設けられている。搬送経路2は導入経路1を搬送されるシートPを排紙トレイ22へ搬送するための経路であり、導入経路1から分岐爪20で進行方向を変えられたシートPが搬送経路2を通り、搬送経路2のシート搬送方向下流側終端部分に設けられた排出ローラ21によって排出口81から排紙トレイ22へと搬送される。
搬送経路3には搬送ローラ33や従動ローラ31や排紙センサ35などが配置されており、ソートモード時は、導入経路1の搬送ローラ対12が、図示しない駆動手段によりシフト機構によってシートPを挾持搬送中に下方(搬送方向と直角方向)に一定量移動することにより、搬送ローラ対12に挾持されているシートPの位置も下方に一定量シフトする。これにより、導入経路1から搬送経路3にシートPが導かれ、そのシートPが搬送ローラ33と従動ローラ31とによって挾持搬送されることにより、シートPが排出口82から排紙トレイ32に排出され順次スタックされていく。
なお、従動ローラ31は搬送ローラ33に対して接離するように揺動可能に設けられており、搬送ローラ33に対する従動ローラ31の接離動作で、搬送ローラ33と従動ローラ31とでシートPを挟持し搬送して排紙トレイ32に排出可能な閉状態と、搬送ローラ33と従動ローラ31とでシートPを挟持しない開状態とを、選択的に取り得るようになっている。導入経路1の搬送ローラ対12によるシートPのシフト動作によって導入経路1から搬送経路3にシートPを導くときには搬送ローラ33と従動ローラ31とを離間させて開状態としておき、搬送ローラ対12によるシートPのシフト動作が完了した後、搬送ローラ33と従動ローラ31とを接触させて閉状態としシートPを搬送ローラ33と従動ローラ31とで挟持搬送し排出口82から排紙トレイ32にシートPを排出させる。
シート後処理装置100の排出口82が形成された側壁の排出口82上方付近には、排紙トレイ32上にスタックされたシートPの表面中央付近位置に先端部が接するように、前記側壁に取り付けられた根元部分を中心に回動自在なフィラー34が設けられている。フィラー34の根元部分付近には、フィラー34の先端部の高さ位置を検知する上面検知センサ(図示しない)があり、上面検知センサの検知結果に基づいて排紙トレイ32上にスタックされたシートPの積載高さを検知している。
排紙トレイ32上の堆積枚数の増大によりシートPの積載高さが高くなり、フィラー34が上に向かって回動して上面検知センサがONされると、シート後処理装置100に設けられた図示しない制御部が排紙トレイ32を上下動させる駆動手段(図示しない)を制御して、排紙トレイ32を下降させる。排紙トレイ32が下降し、それに連動してフィラー34が下に向かって回動すると上面検知センサがOFFされ、前記制御部が前記駆動手段を制御して排紙トレイ32の下降を停止させる。このような動作を繰り返し行い、排紙トレイ32が規定のトレイ満杯高さまで達すると、シート後処理装置100の制御部から画像形成装置に停止信号を出し、画像形成装置での画像形成動作を停止させる。
また、搬送経路3にはステイプルトレイ36と叩きローラ30が配置され、搬送経路3の終端位置には紙面と直交する方向へ進退するドライバとクリンチャとで分割されたステイプラ41が配置されている。さらに紙面と直交する方向に進退してステイプルトレイ36上のシートPの整合を行うジョガーフェンス37,38などを有する。
導入経路1から搬送経路3に搬送されてきたシートPは、ステイプルトレイ36上に導かれ、ジョガーフェンス37,38により幅方向位置が揃えられる。また、叩きローラ30が、図中反時計回りに振り子運動を行ってシート上面に当接することで、シートPをステイプラ41側にスイッチバックさせ基準フェンス39,40にシート後端を突き当ててシートPの縦方向位置を揃える。このようにして幅方向位置と縦方向位置とが揃えられたシートPは、端綴じモード時にステイプラ41がシートPの紙面と直交する方向に移動してシート束の下縁部の適所をステイプルすることにより綴じられる。その後、従動ローラ31と搬送ローラ33とによってシート束を挟持搬送することでシート束が排紙トレイ32上に排出される。
中綴じモードでは、シートPの幅方向位置や縦方向位置を揃えステイプルが完了した後に、クランプ可動フェンス120,121によってシート後端が挟持される。また、基準フェンス39,40は、シート搬送の邪魔とならないように、シートPの幅方向の幅よりも外側の位置に待避する。
クランプ可動フェンス120,121は、側板外に配置されたクランプ縦軸106に取り付けられており、湾曲した搬送経路4に沿って縦方向及び横方向に移動する。なお、クランプ可動フェンス120,121の縦方向の移動はクランプ縦軸106に沿って移動し、クランプ可動フェンス120,121の横方向の移動は搬送経路4と同一の軌道であり装置側板に形成されたガイドレール110に沿って移動する。このようにクランプ可動フェンス120,121が移動することで、クランプ可動フェンス120,121にシート後端を挟持されたシートPは、搬送経路(ガイドレール110)の軌道に沿ってシートサイズに対応した所定位置まで搬送され、シート長センター部の適所をステイプラ41によりステイプルされることにより中綴じされる。なお、シートサイズに対応した所定位置とは、クランプ可動フェンスホームポジションセンサ49の位置から所定パルス送られた位置である。
中綴じされたシートPは、クランプ可動フェンス120,121により搬送経路4を下方へ搬送され、シート長センター部が搬送経路4中に設けられた折りブレード203の位置になるところでシートPの搬送が停止し、折り工程へ移行する。なお、シートPの停止位置は、シートPの搬送経路4内で下側に位置する側の端部を折り位置センサ118で検知し、シートサイズに対応した所定パルス送られた位置である。
折り位置に停止したシート長センター部を折りブレード203と搬送ローラ206,207とにより、プレス折り部へ導入する。プレス折り部に導入されたシート長センター部をプレス板219と,220により、上下方向からプレスすることによってシートPは中折りをされる。中折りをされたシートPは、搬送ローラ206,207と排紙ローラ対58とによって中綴じトレイ62上に排紙される。
中綴じトレイ62に排出されたシートPは、シート押さえ部材60に取り付けられたシート押さえコロ61によって押さえられ、折られたシートPが膨らんで次に排出されるシート排出の邪魔にならない機構になっている。
なお、本実施形態においては、シート穿孔ユニット200と、搬送経路4を有する中折ユニット300とが、着脱可能な構成となっており、使用者のニーズに応じたシート後処理装置100の提供が可能となる構成となっている。
図3はプレス折り部の斜視図であり、図4はプレス折り部の側面図である。
プレス折り部は、プレス板駆動カム201、折りブレード駆動カム202、折りブレード203、折りブレード支持棒204、及び、側板205などからなる構成となっている。
折りブレード駆動カム202が回転するとカムの溝202aによって折りブレード支持棒204が水平移動し、折りブレード203が図中矢印Q方向に移動することでシートPのシート長センター部をプレス折り部へ誘導する。
次に、折りブレード203によって誘導されたシートPに折りを施すプレス折り部について説明する。
図5は図3から、プレス板駆動カム201、折りブレード駆動カム202及び側板205を外した状態のプレス折り部の構成構成図である。図6は図5に示したプレス折り部を側面側から見た場合のプレス折り部の側面図である。
図6に点線部分で示したプレス折り部は、搬送ローラ206,207、移動プレート208、プレスガイドローラ211,212、プレス圧解除カム209,210などから構成されている。
搬送ローラ206と搬送ローラ207とは、折りブレード203によって誘導されたシートPの折り先端部をプレス折り部まで挾持搬送する。
また、図示しないプレス板駆動カム201を回転させることで、プレス板駆動カム201の溝に嵌合されている移動プレート支持棒255が水平移動する。この水平移動に伴い、移動プレート208に接続されているプレスガイドローラ211,212やプレス圧解除カム209,210が、水平移動可能な構造になっている。
図7は図5から移動プレート208を取り外したプレス折り部の斜視図である。図8は図7の点線部分Hを拡大してプレス折り部の側面側から見たプレス折り部の側面図である。
プレス上ユニット217とプレス下ユニット218それぞれのコーナー四隅部に加圧スプリング(不図示)がそれぞれ設けられており、計8個の加圧スプリングで圧をかけた状態にある。
待機状態では、移動プレート208の内側に設けられたプレス圧解除カム209,210により、プレス上ユニット217とプレス下ユニット218とが離間されており、この状態がシートPの折り先端部の受け入れ状態である。
移動プレート208が矢印Q方向に移動すると、移動プレート208に接続されているプレス圧解除カム209,210が移動プレート208の移動に連動して矢印Q方向に移動し、プレス上ユニット217のコロ213,215及びプレス下ユニット218のコロ214,216が、プレス圧解除カム209,210の傾斜面によって図8中矢印A方向(下方向)及び矢印B方向(上方向)に移動する。これにより、プレス上ユニット217が図8中矢印A方向(下方向)に移動し、プレス下ユニット218が図8中矢印B方向(上方向)に移動する。
図9は図6に示したプレス折り部の内部を示した図である。図10は図9に示したプレス折り部を側面側から見たプレス折り部の側面図である。
プレス折り部のプレス上ユニット217とプレス下ユニット218それぞれの内部には、プレス板219やプレス板220が接続されており、プレス圧解除カム209,210の移動により、プレス上ユニット217と連動してプレス板219が図10中矢印A方向に移動し、プレス下ユニット218と連動してプレス板220が図10中矢印B方向に移動することによって、シートPがプレス板219とプレス板220とによって挟まれ、シートPに折りが施される。
プレスガイドローラ211,212は図示しない移動プレート208に接続されている。移動プレート208の矢印Q方向への移動(図6参照)に連動して、プレスガイドローラ211が矢印A方向に移動しプレス板219を押圧しつつ矢印Q方向にプレス板219上を移動する。また、移動プレート208の矢印Q方向への移動に連動して、プレスガイドローラ212が矢印B方向に移動しプレス板219を押圧しつつ矢印Q方向にプレス板220上を移動する。
これにより、図8に示したプレス上ユニット217の側面に形成された溝221,222やプレス下ユニット218の側面に形成された溝223,224にそれぞれの溝形状に沿って移動可能に嵌り込んだ、プレス板219の長手方向端部の隅にブラケット251,252を介して取り付けられたコロ261,262やプレス板220の長手方向端部の隅にブラケット253,254を介して取り付けられたコロ263,264により回動可能なプレス板219,220の湾曲形状によって、シートPの折り先端部に向かって折りが施される。
図11は、移動プレート218とプレス板219,20との関係を示す模式図である。
移動プレート208には、プレス圧解除カム209,210及びプレスガイドローラ211,212の端部が嵌合される溝が設けられている。また、プレス上ユニット217には、プレス板219とコロ213,215,270が設けられており、プレス下ユニット218には、プレス板220とコロ214,216,271が設けられている。
図11(a)は、プレス上ユニット217とプレス下ユニット218とが離間された状態を表す図である。プレス圧解除カム209,210の上下方向に、コロ213,214,215,216が乗り上げることにより、プレス上ユニット217とプレス下ユニット218とが離間される。
なお、プレスガイドローラ211,212はプレス板219,220に当接しているため、プレス上ユニット217とプレス下ユニット218とが離間された際には、プレス板219,220と共に離間方向へ移動する。
図11(b)、図11(c)、図11(d)は、シートPへのプレスを行うときの状態を表す図である。移動プレート208を図11(a)の位置から図中左方向へ動かすことで、プレスガイドローラ211,212が図中左方向へ水平移動する。プレスガイドローラ211,212は、図示しないスプリングによりプレス板219,220を押圧しており、湾曲したプレス板219,220上を押圧しながら水平移動することで、プレス板219,220の姿勢が変化し、加圧位置が変化することとなる。
図11(e)は、図11(d)の位置から更に図中左方向へ移動プレート208を移動させたときの図であり、プレス圧解除カム209,210の上下方向に、コロ215,216,270,271が乗り上げることにより、プレス上ユニット217とプレス下ユニット218とが離間される。
[構成例1]
図12は、シート後処理装置100内に設けられた制御部によって制御されるプレス折りに関する全体フロー図である。なお、シートP1は奇数部目のシート、シートP2は偶数部目のシートを示す。
シートP1をシート長センター部が折りブレード203の当接する位置になる所へ搬送する(S1)。
折りブレード203を可動し、シートP1の折り目に相当する箇所を搬送ローラ206,207のニップ部まで導入する(S2)。
搬送ローラ206,207の駆動源である図示しない搬送モータを駆動することで、折りブレード203によって折り曲げられたシートP1をプレス折り部まで導入する(S3)。
プレス板219,220を図1(b)の位置へ可動することで、プレス折り部へ導入されたシートP1をプレスする(S4)。
プレス板219,220を図1(b)の位置から、図1(c)の位置、図1(d)の位置へと可動することで、プレス折り部へ導入されたシートP1への加圧位置を搬送方向の順方向(搬送方向上流側から下流側)へ移動させ、シートP1へのプレス処理を行う(S5)。
プレス板219,220を図1(e)の位置へ可動することで、プレス板219,220をシートP1から離間する(S6)。
プレスが施されたシートP1を、搬送ローラ206,207及び排紙ローラ対58によって排紙する(S7)。
次のシートP2に折り処理を行う場合にはS9へ、折り処理を行わない場合には一連の制御を終了する。次のシートが無い場合には、プレス板219,220を図1(a)の位置へ可動させても良い(S8)。
シートP2をシート長センター部が折りブレード203の当接する位置になる所へ搬送する(S9)。
折りブレード203を可動し、シートP2の折り目に相当する箇所を搬送ローラ206,207のニップ部まで導入する(S10)。
搬送ローラ206,207の駆動源である図示しない搬送モータを駆動することで、折りブレード203によって折り曲げられたシートP2をプレス折り部まで導入する(S11)。
プレス板219,220を図1(f)の位置へ可動することで、プレス折り部へ導入されたシートP2を加圧する(S12)。
プレス板219,220を図1(f)の位置から、図1(g)の位置、図1(h)の位置へと可動することで、プレス折り部へ導入されたシートP2への加圧位置を搬送方向の逆方向へ移動させ、シートP2へのプレス処理を行う(S13)。
プレス板219,220を図1(a)の位置へ可動することで、プレス板219,220をシートP2から離間する(S14)。
プレスが施されたシートP2を、搬送ローラ206,207及び排紙ローラ対58によって排紙する(S15)。さらに次のシートに折り処理を施す場合にはS1へ、折り処理を行わない場合には一連の制御を終了する(S16)。
図12に示すように、連続するシートをプレスする場合には、奇数部目のシートに対しては、シートへの加圧位置がシート搬送方向の順方向(搬送方向上流側から下流側)に移動するようにプレス板219,220を可動させてプレスし、偶数部目のシートに対しては、シートへの加圧位置がシート搬送方向の逆方向(搬送方向下流側から上流側)に移動するようにプレス板219,220を可動させてプレスすることとなる。
ここで、シートにプレス処理を行った後、毎回プレス板219,220を図1(d)の位置から図1(a)の位置へ戻す制御をしていると、プレス板219,220を図1(a)の位置(待機位置)へ戻す時間分、生産性が悪くなる。例えば、プレス板219,220によって、1部のシートをプレスするのにかかる時間を0.5[s]とすると、20部のシートをプレスするのにかかる時間が、本制御を用いない場合は0.5[s]×20部=10[s]となる。一方、本制御を用いる場合は0.5[s]×20部÷2=5[s]となり、本制御を用いることでプレスに要する時間が10[s]−5[s]=5[s]短縮できる。
図1は、プレス折りに関する全体フローにおいて、シートP1やシートP2とプレス板219,220との位置関係を示す簡略図である。
シートP1は奇数部目のシート、シートP2は偶数部目のシート、Kはシートがプレス板219,220によって加圧される位置を示している。
奇数部目のシートP1が折り部へと導入された場合には、シートP1へのプレス開始位置である図1(b)の位置、シートP1へのプレス中間位置である図1(c)の位置、シートP1へのプレス終了位置である図1(d)の位置へと、プレス板219,220を可動させることで、シートP1への加圧位置Kが搬送方向の順方向(搬送方向上流側から下流側)へと移動し、シートP1にプレス処理が施される。その後、プレス板219,220を図1(e)の位置へ可動させることで離間させ、奇数部目のシートP1を排紙する。
偶数部目のシートP2が折り部へと導入された場合には、シートP2へのプレス開始位置である図1(f)の位置、シートP2へのプレス中間位置である図1(g)の位置、シートP2へのプレス終了位置である図1(h)の位置へと、プレス板219,220を可動させることで、シートP2への加圧位置Kが搬送方向の順方向(搬送方向上流側から下流側)へと移動し、シートP2にプレス処理が施される。その後、プレス板219,220を図1(a)の位置へ可動させることで離間させ、偶数部目のシートP2を排紙する。
本構成例では、一対のプレス板219,220が双方共に湾曲した形状をとっているが、片側のみ湾曲している形状としても同様の効果が得られる。また、本構成例では、奇数部目の時には、プレス板219,220が図1(b)の位置〜図1(d)の位置へと動作し、偶数部目の時には、プレス板219,220が図1(f)の位置〜図1(h)の位置へと動作することでプレス処理を行っているが、奇数部目におけるプレス板219,220を図1(f)の位置〜図1(h)の位置と動作させ、偶数部目におけるプレス板219,220を図1(b)の位置〜図1(d)の位置と動作させても良い。
[構成例2]
図13は、シート後処理装置100内に設けられた制御部によって制御されるプレス折りに関する全体フローの他例を示すフロー図である。なお、シートP1は奇数部目のシート、シートP2は偶数部目のシートを示す。
シートP1をシート長センター部が折りブレード203の当接する位置になる所へ搬送する(S1)。
折りブレード203を可動し、シートP1の折り目に相当する箇所を搬送ローラ206,207のニップ部まで導入する(S2)。
搬送ローラ206,207の駆動源である図示しない搬送モータを駆動することで、折りブレード203によって折り曲げられたシートP1をプレス折り部まで導入する(S3)。
プレス板219,220を図1(b)の位置へ可動することで、プレス折り部へ導入されたシートP1を加圧する(S4)。
プレス板219,220を図1(b)の位置から、図1(c)の位置、図1(d)の位置へと可動することで、プレス折り部へ導入されたシートP1への加圧位置を搬送方向の順方向(搬送方向上流側から下流側)へ移動させ、シートP1へのプレス処理を行う(S5)。
プレス板219,220を図1(e)の位置へ可動することで、プレス板219,220をシートP1から離間する(S6)。
プレスが施されたシートP1を、搬送ローラ206,207及び排紙ローラ対58によって排紙する(S7)。
次のシートP2に折り処理を施す場合にはS9へ、折り処理を行わない場合には一連の制御を終了する。次のシートP2が無い場合には、プレス板219,220を図1(a)の位置へ可動させても良い(S8)。
シートP2をシート長センター部が折りブレード203の当接する位置になる所へ搬送する(S9)。
折りブレード203を可動し、シートP2の折り目に相当する箇所を搬送ローラ206,207のニップ部まで導入する(S10)。
搬送ローラ206,207の駆動源である図示しない搬送モータを駆動することで、折りブレード203によって折り曲げられたシートP2をプレス折り部まで導入する(S11)。
搬送ローラ206,207の駆動源である図示しない搬送モータをホールドすることで、搬送ローラ206,207とによりシートP2を挾持して保持しホールドを行う(S12)。ここでのホールドは、S11にて実施するプレス板219,220の可動により、シートP2が搬送方向の逆方向(搬送方向下流側から上流側)へ動くことを防止する為の制御である。
プレス板219,220を図1(f)の位置へと可動することで、シートP2の先端を加圧する(S13)。
プレス板219,220を図1(f)の位置から、図1(g)の位置へと可動することで、プレス開始位置からプレス中間位置までの間をプレスする(S14)。
搬送ローラ206,207の駆動源である図示しない搬送モータをホールド解除することで、搬送ローラ206,207によるシートP2のホールドを解除する(S15)。ここでのホールド解除は、プレス処理中に発生するシートの撓みを搬送方向の逆方向(搬送方向下流側から上流側)へ逃がすことで軽減し、プレス処理による皺を防止する為の制御である。本構成例では、プレス板219,220が図1(g)の位置へ可動した後にホールド解除をしているが、プレス板219,220がシートP2の先端をプレスした直後であることが望ましい。
プレス板219,220を図1(g)の位置から、図1(h)の位置へと可動することで、プレス中間位置からプレス終了位置までの間をプレスする(S16)。
プレス板219,220を図1(a)の位置へ可動させて、プレス板219,220をシートP2から離間する(S17)。
プレスが施されたシートP2を、搬送ローラ206,207及び排紙ローラ対58によって排紙する(S18)。さらに次のシートに折り処理を施す場合にはS1へ、折り処理を行わない場合には一連の制御を終了する(S19)。
[構成例3]
図14は、シート後処理装置100内に設けられた制御部によって制御されるプレス折りに関する全体フローの他例を示すフロー図である。なお、シートP1は奇数部目のシート、シートP2は偶数部目のシートを示す。
n枚目のシートP1をシート長センター部が折りブレード203の当接する位置になる所へ搬送する(S1)。
折りブレード203を可動し、n枚目のシートP1の折り目に相当する箇所を搬送ローラ206,207のニップ部まで導入する(S2)。
搬送ローラ206,207、排紙ローラ対58の駆動源である図示しない搬送モータを駆動することで、折りブレード203によって折り曲げられたn枚目のシートP1を搬送ローラ206,207によりプレス折り部まで導入する(S3)。
プレス板219,220を図1(b)の位置から、図1(c)の位置、図1(d)の位置、図1(e)の位置へと順次可動することで、プレス折り部へ導入されたn枚目のシートP1へプレス処理を施す(S4)。
次のn+1枚目のシートP2に折り処理を施す場合にはS6へ、折り処理を行わない場合には、n枚目のシートP1を搬送ローラ206,207及び排紙ローラ対58によって排紙し(S16)、一連の制御を終了する(S5)。
プレスが施されたn枚目のシートP1を、搬送ローラ206,207及び排紙ローラ対58によって排紙する(S6)。
n枚目のシートP1の後端が搬送ローラ206,207のニップ部を抜けたことを検知したら(S7でyes)、n+1枚目のシートP2をシート長センター部が折りブレード203の当接する位置になる所へ搬送する(S8)。ここでのn枚目のシートP1のシート後端検知は、搬送ローラ206,207付近にセンサを設けて検知しても良いし、n枚目のシートP1のシートサイズを取得し、搬送ローラ206,207のニップ部から2つ折りされたシートサイズ分、搬送ローラ206,207や排紙ローラ対58を駆動することでシートP1の後端が搬送ローラ対206,207のニップ部を抜けたことを検知しても良い。
n枚目のシートP1の後端が排紙ローラ対58のニップ部を抜けたことを検知したら(S9でyes)搬送ローラ206,207、排紙ローラ対58を停止する(S10)。ここでのn枚目のシートP1のシート後端検知は、排紙ローラ対58付近にセンサを設けて検知しても良いし、n枚目のシートP1のシートサイズを取得し、搬送ローラ206,207のニップ部から2つ折りされたシートサイズ分+搬送ローラ206,207と排紙ローラ対58間の距離分、搬送ローラ206,207、排紙ローラ対58を駆動することでシートP1の後端が排紙ローラ対58のニップ部を抜けたことを検知しても良い。
折りブレード203を可動し、n+1枚目のシートP2の折り目に相当する箇所を搬送ローラ206,207のニップ部まで導入する(S11)。
搬送ローラ206,207、排紙ローラ対58の駆動源である図示しない搬送モータを駆動することで、折りブレード203によって折り曲げられたn+1枚目のシートP2を搬送ローラ206,207によりプレス折り部まで導入する(S12)。
プレス板219,220を図1(f)の位置、図1(g)の位置、図1(h)の位置、図1(a)の位置へと順次可動することで、プレス折り部へ導入されたn+1枚目のシートP2へプレス処理を施す(S13)。
さらに次のシートに折り処理を施す場合にはS1へ、折り処理を行わない場合には(S14でno)、プレスが施されたn+1枚目のシートP2を、搬送ローラ206,207及び排紙ローラ対58によって排紙し(S15)、一連の制御を終了する。
なお、上記構成例では、搬送ローラ206,207と排紙ローラ対58の駆動源が同一であり、別々に駆動ができない構成となっているが、クラッチやモータ等の駆動源を追加し、搬送ローラ206,207と排紙ローラ対58とを別々に駆動できるように構成させ、図14に示したS1やS8の直前に搬送ローラ206,207の駆動を止める制御を追加することで、上記S1や上記S8において搬送されたシートが、回転する搬送ローラ206,207によって擦れる等のダメージを軽減するようにしても良い。
以上、本実施形態によれば、シート面を先端で押圧し、用紙であるシートPに折りを施す用紙折り部であるプレス折り部に向けてシートPを押し込むブレード部材である折りブレード203と、プレス折り部に配置され折りブレード203によってプレス折り部に押し込まれたシートPを挟み込む一対の挟み込み部材であるプレス板219,220とを備え、プレス板219,220でシートPを挟み込むことでシートPに対し折り処理を行う用紙折り装置であるシート後処理装置100において、プレス板219,220はシートPに対する挟み込み位置を折りブレード203によるシートPの押し込み方向で変えながらシートPの挟み込みが可能であり、前記挟み込み位置が前記押し込み方向と同じ方向に移動するようにプレス板219,220でシートPを挟み込んだり、前記挟み込み位置が前記押し込み方向と逆方向に移動するようにプレス板219,220でシートPを挟み込んだりするように、プレス板219,220を制御する制御手段である制御部を有する。本実施形態では、プレス板219,220により前記押し込み方向上流側から前記押し込み方向下流側に向かってシートPを挟み込んだり、前記押し込み方向下流側から前記押し込み方向上流側に向かってシートPを挟み込んだりすることができる。これにより、例えば、前記押し込み方向上流側から前記押し込み方向下流側に向かってシートPを挟み込む折り処理を行った後、次のシートPに対しては、前記押し込み方向下流側から前記押し込み方向上流側に向かってシートPを挟み込み折り処理を行うことができる。よって、プレス板219,220による前のシートPの挟み込み終了位置側から次のシートPの挟み込みを開始することができるので、前のシートPの挟み込み開始位置と同じ側から次のシートPの挟み込みが開始できるようにプレス板219,220を動作させる必要が無い分、前のシートPの折り処理完了後から次のシートPの折り処理開始までの時間を短縮することができ、生産性の向上を図ることができる。
また、本実施形態によれば、前記挟み込み位置が前記押し込み方向と同じ方向に移動するようにプレス板219,220でシートPを挟み込む際の挟み込み開始位置と、前記挟み込み位置が前記押し込み方向と逆方向に移動するようにプレス板219,220でシートPを挟み込む際の挟み込み終了位置とが同じ位置であり、前記挟み込み位置が前記押し込み方向と同じ方向に移動するようにプレス板219,220でシートPを挟み込む際の挟み込み終了位置と、前記挟み込み位置が前記押し込み方向と逆方向に移動するようにプレス板219,220でシートPを挟み込む際の挟み込み開始位置とが同じ位置である。これにより、前のシートPの挟み込み終了位置から次のシートPの挟み込みが開始されるので、プレス板219,220によるシートPの挟み込み開始位置がいつも同じ位置からとなるようにプレス板219,220を移動させる必要が無い。よって、その分、前のシートPの折り処理完了後から次のシートPの折り処理開始までの時間を短縮することができ、生産性の向上を図ることができる。
また、本実施形態によれば、プレス板219,220は、互いの側面が対向するように配置された、少なくとも一方が湾曲形状の一対の板状部材であり、プレス板219,220を揺動させながら湾曲形状のプレス板219の凸側側面と他方のプレス板220の側面とでシートPを挟み込むことで、シートPに対する挟み込み位置を折りブレード203によるシートPの押し込み方向で変えながらシートPの挟み込みを行うことができる。
また、本実施形態によれば、プレス板219,220よりも前記押し込み方向上流側に一対のローラ対である搬送ローラ206,207が設けられており、前記挟み込み位置が前記押し込み方向と逆方向に移動するようにプレス板219,220でシートPを挟み込む際に、シートPの先端部をプレス板219,220で挟み込む時には搬送ローラ206,207によってシートPを挾持し保持する。これにより、シートPが前記押し込み方向上流側へ戻ることを抑制することができ、確実な折り処理を行うことができる。
また、本実施形態によれば、プレス板219,220によりシートPの先端部が挟み込まれた後は、搬送ローラ206,207によるシートPの挾持を解除することで、折り処理時に発生するシートPの撓みを軽減することができるため、シートPに生じる折り皺を軽減することができる。
また、本実施形態によれば、プレス板219,220による折り処理が施されたシートPを搬送する用紙搬送手段である排紙ローラ対58と、排紙ローラ対58により搬送されたシートPがプレス折り部の所定位置に達したことを検知する用紙検知手段であるセンサとを有しており、前記センサがシートPを検知したタイミングに基づいて、次に折り処理を施すシートPを折りブレード203によってプレス折り部に押し込むタイミングを決定する。これにより、n枚目のシートPの折り処理完了から排紙されるまでの時間に、次のシートPをプレス折り部の導入部まで搬送することで、連続するシートPの紙間を詰めることができるため、生産性の向上を図ることができる。
1 導入経路
2 搬送経路
3 搬送経路
4 搬送経路
10 入口ローラ対
11 搬送ローラ対
12 搬送ローラ対
13 入口センサ
20 分岐爪
21 排出ローラ
22 排紙トレイ
30 叩きローラ
31 従動ローラ
32 排紙トレイ
33 搬送ローラ
34 フィラー
35 排紙センサ
36 ステイプルトレイ
37 ジョガーフェンス
38 ジョガーフェンス
39 基準フェンス
40 基準フェンス
41 ステイプラ
49 クランプ可動フェンスホームポジションセンサ
58 排紙ローラ対
60 シート押さえ部材
61 シート押さえコロ
62 中綴じトレイ
80 受入口
81 排出口
82 排出口
100 シート後処理装置
106 クランプ縦軸
110 ガイドレール
118 位置センサ
120 クランプ可動フェンス
121 クランプ可動フェンス
200 シート穿孔ユニット
201 プレス板駆動カム
202 ブレード駆動カム
202a 溝
203 折りブレード
204 ブレード支持棒
205 側板
206 搬送ローラ
207 搬送ローラ
208 移動プレート
209 プレス圧解除カム
210 プレス圧解除カム
211 プレスガイドローラ
212 プレスガイドローラ
213 コロ
214 コロ
215 コロ
216 コロ
217 プレス上ユニット
218 プレス下ユニット
219 プレス板
220 プレス板
221 溝
222 溝
223 溝
224 溝
251 ブラケット
252 ブラケット
253 ブラケット
254 ブラケット
255 移動プレート支持棒
261 コロ
262 コロ
263 コロ
264 コロ
270 コロ
271 コロ
300 中折ユニット
特開2004−210436号公報

Claims (6)

  1. 用紙面を先端で押圧し、用紙に折りを施す用紙折り部に向けて用紙を押し込むブレード部材と、
    前記用紙折り部に配置され前記ブレード部材によって該用紙折り部に押し込まれた用紙を挟み込む一対の挟み込み部材とを備え、
    前記一対の挟み込み部材で用紙を挟み込むことで用紙に対し折り処理を行う用紙折り装置において、
    前記一対の挟み込み部材は用紙に対する挟み込み位置を前記ブレード部材による用紙の押し込み方向で変えながら用紙の挟み込みが可能であり、
    前記挟み込み位置が前記押し込み方向と同じ方向に移動するように前記挟み込み部材で用紙を挟み込んだり、前記挟み込み位置が前記押し込み方向と逆方向に移動するように前記挟み込み部材で用紙を挟み込んだりするように、前記挟み込み部材を制御する制御手段を有することを特徴とする用紙折り装置。
  2. 請求項1の用紙折り装置において、
    上記挟み込み位置が上記押し込み方向と同じ方向に移動するように上記挟み込み部材で用紙を挟み込む際の挟み込み開始位置と、前記挟み込み位置が前記押し込み方向と逆方向に移動するように前記挟み込み部材で用紙を挟み込む際の挟み込み終了位置とが同じ位置であり、
    前記挟み込み位置が前記押し込み方向と同じ方向に移動するように前記挟み込み部材で用紙を挟み込む際の挟み込み終了位置と、前記挟み込み位置が前記押し込み方向と逆方向に移動するように前記挟み込み部材で用紙を挟み込む際の挟み込み開始位置とが同じ位置であることを特徴とする用紙折り装置。
  3. 請求項1または2の用紙折り装置において、
    上記一対の挟み込み部材は、互いの側面が対向するように配置された、少なくとも一方が湾曲形状の一対の板状部材であり、前記板状部材を揺動させながら湾曲形状の板状部材の凸側側面と他方の板状部材の側面とで用紙を挟み込むことを特徴とする用紙折り装置。
  4. 請求項1、2または3の用紙折り装置において、
    上記挟み込む部材よりも上記押し込み方向上流側に一対のローラ対が設けられており、
    前記挟み込み位置が前記押し込み方向と逆方向に移動するように前記挟み込み部材で用紙を挟み込む際に、用紙の先端部を前記挟み込み部材で挟み込む時には前記ローラ対によって用紙を挾持し保持することを特徴とする用紙折り装置。
  5. 請求項4の用紙折り装置において、
    上記挟み込み部材により用紙の先端部が挟み込まれた後は、上記ローラ対による用紙の挾持を解除することを特徴とする用紙折り装置。
  6. 請求項1、2、3、4または5の用紙折り装置において、
    上記挟み込み部材による折り処理が施された用紙を搬送する用紙搬送手段と、
    前記用紙搬送手段により搬送された用紙が上記用紙折り部の所定位置に達したことを検知する用紙検知手段とを有しており、
    前記用紙検知手段が用紙を検知したタイミングに基づいて、次に折り処理を施す用紙を上記ブレード部材によって前記用紙折り部に押し込むタイミングを決定することを特徴とする用紙折り装置。
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