JP6032542B2 - シート折り装置、及びシート後処理装置 - Google Patents

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本発明は、シートにシート折り処理を施すシート折り装置、及びこのシート折り装置を備えたシート後処理装置に関するものである。
従来から、画像形成装置で画像形成が行われたシート等に、単数又は複数の後処理を施す、様々なシート後処理装置が知られている。
例えば、特許文献1には、次のようなシート折り装置を備えたシート後処理装置が記載されている。シートの折り位置にその先端を当接させて、プレス折り部のシート搬送方向上流側に設けられた搬送ローラ対のニップ部に押し込む折りブレードを設けている。また、搬送ローラ対の回転によりプレス折り部に導入されたシートを両側から挟んで挟持し、加圧してプレス折り処理をシートに施す、1対の湾曲したプレス板を、その湾曲した凸形状が互いに対向するように設けている。そして、1対の湾曲したプレス板の凸形状で、プレス折り部に導入されたシートを挟持して加圧する位置を、シート搬送方向上流側からシート搬送方向下流側に向けて移動させながらプレス折り処理を施す構成が記載されている。
しかし、特許文献1に記載のシート折り装置では、プレス折り処理を施した後に、プレス折り処理を施したシートの折り位置の近傍でシートの膨らみが発生する場合があった。シートの折り位置の近傍でシートが膨らみが発生すると、折り処理を施したシートのシートの折り高さが増してしまう。
このように折り処理を施したシートの折り高さが増すと、積載部に積載できる折り処理を施したシート又はシート束の枚数、つまり、積載部に積載する折り処理を施したシートの積載量が低下してしまう。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、折り処理を施したシートの折り高さを低減して、折り処理を施したシートの積載部上に積載できる積載量を増やせるシート折り装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、シートをプレスするための一対のプレス部材と、シートを前記一対のプレス部材で挟持するとともに加圧してプレス折り処理を施すプレス折り手段とを備えるシート折り装置において、前記プレス折り手段でプレス折り処理をシートに施す際に、シートに仮止め処理を施す仮止め手段を備え
前記仮止め手段は、前記一対のプレス部材に設けられていることを特徴とするものである。
本発明は、プレス折り手段でプレス折り処理をシートに施す際に、仮止め手段で仮止め処理もシートに施せるので、プレス折り処理と仮止め処理とを同時にシートに施すことが可能である。したがって、プレス折り処理を施した後に、シートの折り位置の近傍でシートが膨らむことを抑制でき、折り処理を施したシートの折り高さを低減することができる。
このように折り処理を施したシートの折り高さを低減することで、積載部に積載できる折り処理を施したシート又はシート束の枚数を増やすこと、つまり、積載部に積載する折り処理を施したシートの積載量を増やすことができる。
本発明は、折り処理を施したシートの折り高さを低減して、折り処理を施したシートの積載部上に積載できる積載量を増やせるシート折り装置を提供することができる。
一実施形態に係るシート後処理装置の概略構成図。 シート後処理装置の斜視図。 シート後処理装置の側面図。 図2からプレス板駆動カム、折りブレード駆動カム、及び側板を外した状態の構成図。 図4を側面から見た図。 図4から移動プレートを取り外した図。 図6の点線部分Hを拡大して側面から見た図。 図6に示したシート後処理装置のさらに内部を示した図。 図8の主要部の側面図。 シートにプレス折り処理を施す動作の流れを示した図。 実施例1に係る、各プレス板に設けた仮止め手段の説明図。 図11のA部における、各プレス板に設けた仮止め手段の動作説明図。 図12(b)の、断面Dを矢印側から見た説明図。 実施例1のプレス折り処理、及び仮止め処理の動作フロー図。 仮止め手段の形状の別例の説明図。 実施例2に係る、仮止め手段の数、及び位置を変更した場合のシートに形成される仮止め跡の例を示した図。 実施例3に係る、シート折り装置で仮止め処理を施した場合のシートに形成される仮止め跡の例を示した図。 実施例4に係る、シートのサイズにより各プレス板に設ける仮止め手段の位置を異ならせて設けた構成の例を示した説明図。 大サイズ、及び小サイズのシートの仮止め処理時の動作の説明図。 実施例4に係る、プレス折り処理、及び仮止め処理の動作フロー図。
以下、本発明を画像形成装置から排出されたシートに後処理として、シートに折り処理を施すシート後処理装置100に適用した一実施形態について、複数の実施例を挙げ図を用いて説明する。まず、本実施形態のシート後処理装置100の各実施例に共通する構成、及びその動作を説明する。図1は本実施形態に係るシート後処理装置100の概略構成図である。
図1に示すように、本実施形態のシート後処理装置100は、シート後処理装置100は、図示していない画像形成装置から排出された画像形成済みのシートPを受け入れ、シートPに折り処理などを施すものである。シートPに折り処理を施す装置としては、プレス折り処理を施すシート折り装置200を備えている。加えて、シートPに孔をあけるシート穿孔装置500、シートPに綴じ処理を施す綴じ装置400、及び排紙するシートをシフトさせるシフト装置として機能するシフト機構(不図示)を有した駆動装置(不図示)により駆動される搬送ローラ対12も備えている。また、後述する装置外に排出したシートPを積載(スタック)する排紙トレイとして機能するプルーフトレイ22、シフトトレイ32、中綴じトレイ62、及び綴じ処理を施す場合に装置内部でシートPを積載するステイプルトレイ36も備えている。
また、シート後処理装置100内には、シートPを導き入れる導入経路1と、シートPをプルーフトレイへ搬送するための搬送経路2と、シートPを中間積載する搬送経路3と、シートPを紙折部へと搬送する搬送経路4とを備えている。
次に、各装置や各搬送経路の部位毎に、このシート後処理装置100の基本的な構成、及びその動作の概要を説明する。
(シート受入口付近)
シートを受入れるシート受入口の付近には、導入経路1の入口ローラ対10と入口センサ13とが配置されいる。そして、入口センサ13でシートPがシート後処理装置100内へ搬入されたことを検知し、入口ローラ対10でシートPを導入経路1のシート搬送方向下流側に向けて搬送する。
導入経路1の入口ローラ対10よりもシート搬送方向下流側には、シートPに孔をあけるシート穿孔装置500が配置されており、さらにシート穿孔装置500よりもシート搬送方向下流側には搬送ローラ対11と搬送ローラ対12とが配置されている。そして、これらを経てシートPは導入経路1から搬送経路3に搬送される。
(搬送経路2からプルーフトレイ22への排出)
また、導入経路1の搬送ローラ対11よりもシート搬送方向下流側には、シートPの搬送先を搬送経路2または搬送経路3に切り換える分岐爪20が設けられている。搬送経路2は導入経路1を搬送されるシートPをプルーフトレイ22上へ排出するための経路であり、導入経路1から分岐爪20で進行方向を変えられたシートPが搬送経路2を通る。そして、搬送経路2のシート搬送方向下流側の終端部分に設けられた排出ローラ21対によりプルーフトレイ22上へと排出される。
(シフト、スタック動作)
搬送経路3には排紙ローラ33や従動ローラ31や排紙センサ35などが配置されている。そして、ソートモード時は、導入経路1の搬送ローラ対12が、その駆動手段(不図示)により駆動されるシフト機構(不図示)によって、シートPを挟持搬送中に搬送方向と直角方向に一定量移動することにより、搬送ローラ対12に挾持されているシートPの位置も一定量シフトする。これにより、導入経路1から搬送経路3にシートPが導かれ、そのシートPが排紙ローラ33と従動ローラ31とによって挟持搬送されることにより、シートPが排出口(不図示)からシフトトレイ32上に排出され順次スタックされていく。
なお、従動ローラ31は、排紙ローラ33に対して接離するように揺動可能に設けられている。この排紙ローラ33に対する従動ローラ31の接離動作で、排紙ローラ33と従動ローラ31とでシートPを挟持し搬送してシフトトレイ32に排出可能な閉状態と、従動ローラ31と排紙ローラ33とでシートPを挟持しない開状態とを選択的可能に構成されている。
具体的には、導入経路1の搬送ローラ対12によるシートPのシフト動作によって導入経路1から搬送経路3にシートPを導くときには、排紙ローラ33と従動ローラ31とを離間させて開状態としておく。そして、搬送ローラ対12によるシートPのシフト動作が完了した後、排紙ローラ33と従動ローラ31とを接触させて閉状態とし、シートPを排紙ローラ33と従動ローラ31とで挟持搬送し排出口からシフトトレイ32上にシートPを排出させる。
(シフトトレイ32の上下動作)
シフトトレイ32上にシートPを排紙する排出口の上方付近には、シフトトレイ32上にスタックされたシートPの表面中央付近位置に先端部が接するように、排出口が設けられた側壁に取り付けられた根元部分を中心に回動自在なフィラー34が設けられている。
また、フィラー34の根元付近には、フィラー34の先端の高さ位置を検知する上面検知センサ(不図示)が設けられており、フィラー34と上面検知センサとで、スタックされたシートPの紙面高さを検知している。
シフトトレイ32上のシートPの積載枚数が増大し、最上面のシートPの高さが上昇して上面検知センサがONすると、シート後処理装置100の制御部(不図示)はシフトトレイ32を上下動させる駆動手段(不図示)を制御してシフトトレイ32を下降させる。
そして、シフトトレイ32が下降して上面検知センサがOFFすると、シフトトレイ32の下降を停止する。このような動作を繰り返し行い、シフトトレイ32が規定のトレイ満杯高さまで達すると、シート後処理装置100の制御部から画像形成装置に停止信号を出し、システムの画像形成動作を停止させる。
(ステイプル動作)
搬送経路3には、ステイプルトレイ36と叩きローラ30が配置され、搬送経路3の終端位置には紙面と直交する方向へ進退するドライバとクリンチャとで分割されたステイプラ41が配置されている。さらに紙面と直交する方向に進退してステイプルトレイ36上のシートPの束の整合を行うジョガーフェンス37,38などを有する。これらがステイプルトレイ36上に積載したシートPの束に綴じ処理を施す綴じ装置400を構成している。
導入経路1から搬送経路3に搬送されてきたシートPは、ステイプルトレイ36上に導かれ、順次、ジョガーフェンス37,38により幅方向位置が揃えられる。また、叩きローラ30は振り子運動を行って、最上面のシートPの上面に当接することで、シートPをステイプラ41側にスイッチバックさせ、基準フェンス39,40にシートPの後端を突き当てて、シートPの束の縦方向位置を揃える。このようにして幅方向位置と縦方向位置とが揃えられたシートPの束は、端綴じモード時には、ステイプラ41が紙面と直交する方向に移動してシートPの束の下縁部の適所をステイプルすることにより綴じられる。その後、シートPの束は、従動ローラ31と排紙ローラ33とにより挟持搬送されることでシフトトレイ32上に排紙される。
中綴じモードでは、幅方向位置や縦方向位置が揃えられたシートPの束は、クランプ可動フェンス120,121よって、その後端を挟持される。また、この時、基準フェンス39,40は、シート搬送の邪魔とならないように、シートPのシート幅の外側の位置に待避する。そして、シートPの束は、クランプ可動フェンス120,121によって、そのシート後端が挟持される。そして、クランプ可動フェンス120,121は、機械側板外に配置されたクランプ縦軸106に取り付けられ縦方向及び、湾曲した搬送経路4に沿って横方向に移動する。
クランプ可動フェンス120,121は、縦方向はクランプ縦軸によって移動し、横方向の移動は、搬送経路4と同一の軌跡である機械側板にあるガイドレール110に沿って移動し、シートを搬送経路4に沿って搬送する。シート後端を挟持されたシートPの束は、ガイドレール110の軌道に沿ってシートサイズに対応した所定位置まで搬送される。そして、シート長センター部の適所をステイプラ41によりステイプルされることにより中綴じ処理が施される。なお、シートサイズに対応した所定位置とは、クランプ可動フェンスホームポジションセンサ49の位置から所定パルス送られた位置である。中綴じ処理が施されたシートPの束、後述する導入経路1から分岐爪600で進行方向を変えられたシートPと同様に、シート折り装置200による折り処理であるプレス折り処理が施された後、中綴じトレイ62上に排紙される。
(プレス折り処理)
導入経路1から分岐爪600で進行方向を変えられたシートPは、搬送ローラ対11によって搬送経路4へと搬送される。搬送経路4へと搬送されたシートPは、クランプ可動フェンス120,121により下方へ搬送され、シートサイズ長センターが折りブレード203の位置になるところで停止し、シート折り装置200によるプレス折り処理へと移行する。なお、シートPの停止位置は、シート先端(中綴じの場合は、シート後端)を折り位置センサ50が検知し、シートサイズに対応した折り位置である。折り位置に停止したシート長センター部を折りブレード203で搬送ローラ206,207のニップ部入り口に押し込み、搬送ローラ206,207の回転により、シート折り装置200のプレス折り部へと導入される。
プレス折り部に導入されたシート長センター部をプレス板219,220により、上下からプレスすることにより中折りされるプレス折り処理が施される。プレス折り処理が施されたシートP(中綴じの場合は、シートPの束)は、搬送ローラ206,207と排紙ローラ232,233によって中綴じトレイ62上に排紙される。中綴じトレイ62に排出されたシートはシート押さえ60に取り付けられたシート押さえコロ61によって押さえられ、プレス折り処理が施されたシートPが膨らんで、次に排出されるシート排出の邪魔にならないように構成されている。
なお、本実施形態においては、シート穿孔装置500と、シート折り装置200とが、着脱可能な構成となっており、使用者のニーズに応じたシート後処理装置100の提供が可能となる構成となっている。
次に、シート折り装置200の構成の概略について、図を用いて説明する。
図2は、シート折り装置200の斜視図であり、図3はシート折り装置200の側面図である。
シート折り装置200は、プレス板駆動カム201、折りブレード駆動カム202、折りブレード203、折りブレード支持棒204、及び、側板205などからなる構成となっている。
折りブレード駆動カム202が回転するとカムの溝に沿ってブレード支持棒204が水平移動し、折りブレード203が矢印(Q)方向に移動することでシートPのシート長センター部を折り部へ誘導する。
次に、折りブレード203によって誘導されたシートPに折りを施すプレス折り部について説明する。
図4は、図2からプレス板駆動カム201、折りブレード駆動カム202、及び側板205を外した状態の構成図である。図5は、図4を側面から見た図である。
図5に点線部分で示したプレス折り部は、搬送ローラ206,207、移動プレート208、プレスガイドローラ211,212、プレス圧解除カム209,210等から構成されている。
搬送ローラ206と搬送ローラ207とは、折りブレード203によって誘導されたシートPの折り先端部をプレス折り部まで挟持搬送する。
また、移動プレート208が移動することで移動プレート208に接続されているプレスガイドローラ211,212、及びプレス圧解除カム209,210が左右に移動可能な構造になっている。
図6は、図4から移動プレート208を取り外した図である。図7は、図6の点線部分Hを拡大して側面から見た図である。
プレス上ユニット217とプレス下ユニット218は、互いにユニットコーナーの四隅部でスプリング圧がかけられた状態にある。
そして、待機状態では、移動プレート208の内側に設けられたプレス圧解除カム209,210により、プレス上ユニット217とプレス下ユニット218とが離間されており、この状態がシートPの折り先端部の受け入れ状態である。
移動プレート208が矢印Q方向に移動すると、移動プレート208に接続されているプレス圧解除カム209,210が移動プレート208の移動に連動して矢印Q方向に移動する。そして、プレス上ユニット217のコロ213,215及びプレス下ユニット218のコロ214,216が、プレス圧解除カム209,210の傾斜面によって図7図中、矢印A方向(下方向)及び矢印B方向(上方向)に移動する。これにより、プレス上ユニット217及びプレス下ユニット218でシートPの折り部をプレス折り処理していく。
図8は、図6に示したシート折り装置200のさらに内部を示した図である。図9は、図8の主要部の側面図である。
プレス折り部のプレス上ユニット217の内部にはプレス板219が、プレス下ユニット218の内部にはプレス板220が接続されている。そして、プレス圧解除カム209,210の移動により、プレス上ユニット217及びプレス下ユニット218と連動してプレス板219が矢印(A)方向、プレス板220が矢印(B)方向に移動する。このプレス板219及びプレス板220の移動により、シートPがプレス板219及びプレス板220に挟まれ、プレス折り処理が施される。
移動プレート208に接続されているプレスガイドローラ211,212は、移動プレート208の矢印(Q)方向移動と連動して(図5参照)、プレス板219,220の上を移動する。このプレスガイドローラ211,212が、プレスユニット側面の溝(図6の溝221,222,223,224)で回動可能に支持されているプレス板219,220の湾曲形状を押圧しながら移動し、シートPの折り先端部に向かってプレス折り処理が施される。
ここで、プレス板219,220によりシートPにプレス折り処理を施す動作について、図10を用いて説明する。図10は、シートPにプレス折り処理を施す動作の流れを示した図である。
図10(a)に示すプレス待機状態では、プレス上ユニット217のコロ213とプレス下ユニット218のコロ214に、プレス圧解除カム209が挿入されており、プレス板219,220は離間した状態を保っている。
そして、図10(b)に示すように、移動プレート208の移動によりプレス圧解除カム209、及びプレスガイドローラ211,212が左方向へ移動する(図5、図7参照)。すると、プレス圧解除カム209が、プレス上ユニット217のコロ213と、プレス下ユニット218のコロ214とから外れることにより、プレス上ユニット217とプレス下ユニット218のコロ214とが接近する。
そして、図10(c)に示すように、プレス圧解除カム209がコロ213,214から完全に外れるとプレス板219,220が密着し、各プレス板間のシートPに図中上下方向のプレス圧がかかる。この状態に至るまでは、プレス板219,220のガイド部材230,231の水平部230a,231aにより、プレス板219,220は、プレスガイドローラ211,212から図中上下方向のみの荷重のため、プレス板219,220の姿勢は変わらない。
ここで、プレス板219,220のガイド部材230,231は、プレス板219,220と同一曲率の曲率部を有している。このため、更に移動プレート208が移動すると、図10(d)に示すように、プレスガイドローラ211,212が、ガイド部材230,231の曲率部上を転がるように移動しながらプレス板219,220を押圧する。このようにプレスガイドローラ211,212によりプレス板219,220を押圧することで、シートPのシート折り先端部に向けてプレス折り処理を施していくことになる。
次に、本実施形態のシート後処理装置100に備えたシート折り装置200の特徴である、シートPに対して仮止め処理を施すための仮止め手段の構成、及びその動作について、複数の実施例を挙げて説明する。
(実施例1)
本実施形態の実施例1について、図を用いて説明する。
図11は、本実施例に係る、シート折り装置200のプレス板219,220に設けた仮止め手段310a,310bの説明図であり、図11(a)がプレス待機状態を示し、図11(b)が仮止め手段310a,310bの位置でプレス圧を加える際の状態を示している。また、図11(c)がプレス折り処理を完了した後、プレス板219,220を離間させた状態を示し、図11(d)がプレス折り部からプレス折り処理後のシートPを排紙する際の状態を示している。図12は、図11のA部における、プレス板219,220に設けた仮止め手段310a,310bの動作説明図である。
図13は、図12(b)の、断面Dを矢印側から見た説明図、図14は、本実施例のプレス折り処理、及び仮止め処理の動作フロー図である。図15は、仮止め手段の形状の別例の説明図である。そして、図15(a)が網目状の凹凸を持つ仮止め手段310a,310bにより仮止めされたシートPの平面図、図15(b)が網目状の凹凸を持つ仮止め手段310a,310bによりシートPが仮止めされる様子を示す断面図である。そして、図15(c)がスリット状の形状を持つ仮止め手段310a,310bにより仮止めされたシートPの平面図、図15(d)がスリット状のを持つ仮止め手段310a,310bによりシートPが仮止めされる様子を示す断面図である。
図11(a)に示す状態は、上記した図10に(a)に対応しており、プレス板219,220のプレス待機状態時には、プレス板219,220に設けた仮止め手段310a,310bも互いに離間した状態を保っている。
そして、図10(b)乃至図10(d)を用いて説明したプレス折り処理がシートPに施されるときに、図11(b)に示すようにプレス板219,220に設けた仮止め手段310a,310bの位置でもプレス圧がシートPに加えられる。なお、仮止め手段310a,310bは、プレス板219,220のシート搬送方向の下流側に配置されており、プレス折り処理とシート仮止め処理を同時に行うことができる。
その後、プレス折り処理が完了すると、図11(c)に示すように、プレス板219,220はプレス待機状態の位置まで移動し、離間した状態となる。そして、図11(c)に示すように、搬送ローラ206,207と排紙ローラ232,233によって中綴じトレイ62上に向け搬送されて排紙されることとなる。
そして、図12、及び図13に示すように、仮止め手段310a,310bは、プレス板219,220によるシートPのプレス時に、シートPを図中上下方向から挟み込み、シートPを噛み合わせることで仮止めする。すなわち、プレス板219,220によりシートPはプレスされ、仮止め手段310a,310bによってシートPは噛み合わされて、プレス折り処理と同時に仮止め処理が施される。
ここで、図14の動作フロー図、及び図11、図12、図13を用いて、本実施例のプレス折り処理、及び仮止め処理の流れを説明する。プレス折り処理が開始されると、まず、図11(a)に示すように、シートPがシート折り装置200へ従来と同じく搬送される(S101)。そして、図11(b)に示すように、プレス板219,220が、上下方向からシートPを押圧し、プレス折り処理、及び仮止め処理が施される。この時、シートPは、プレス板219,220によりプレス折りされ、図12(b)や図13に示すように、仮止め手段310a,310bによって噛み合わされる(S102)。
そして、シートPに対するプレス折り処理、及び仮止め処理が終了すると(S103)、図11(c)に示すようにプレス板219,220が待機状態の位置まで移動して互いに離間した後、図11(d)に示すように、シートPが排出される(S104)。
上記のように仮止め手段310a,310bをプレス板219,220に設けることで、プレス折り処理をシートPに施す際、同時に仮止め手段310a,310bでシートPに仮止め処理を施せる。したがって、プレス折り処理を施した後に、シートPの折り位置の近傍でシートPが膨らむことを抑制でき、プレス折り処理を施したシートPの折り高さを低減することができる。このようにプレス折り処理を施したシートPの折り高さを低減することで、中綴じトレイ62に積載できる折り処理を施したシートP又はシートPの束の枚数を増やすこと、つまり、中綴じトレイ62に積載するプレス折り処理を施したシートPの積載量を増やすことができる。
よって、折り処理を施したシートPの折り高さを低減して、折り処理を施したシートPの中綴じトレイ62上に積載できる積載量を増やせるシート折り装置200を提供することができる。また、このシート折り装置200を備えるシート後処理装置100においても、同様な効果を奏することができる。
また、従来のシート折り装置では、折り処理を施したシートPの折り位置の近傍で高くなると、中綴じトレイ62上に積載したシートPの束が崩れてしまつたり、高くなった折り位置側に後続のシートPが突き当たってジャムが生じたりするおそれがあった。すなわち、中綴じトレイ62上に積載する折り処理を施したシートPの積載性が低下するおそれがあった。
一方、本実施例のシート折り装置200では、プレス折り処理を施したシートPの折り高さを低減することで、折り位置の近傍でシートPの束が高くなることを抑制できる。したがって、中綴じトレイ62上に積載したシートPの束が崩れてしまつたり、高くなった折り位置側に後続のシートPが突き当たってジャムが生じたりすることを抑制できる。すなわち、中綴じトレイ62上に積載する折り処理を施したシートPの積載性を向上させることが可能である。
また、仮止め手段310a,310bは、プレス板219,220のシート搬送方向の下流側、つまり、シートPの折り曲げ端近傍の膨らみが生じるに配置されており、折り処理を施したシートPの折り高さを効果的に低減できる。
また、仮止め手段310a,310bを、プレス板219,220に設けることで、仮止め手段310a,310bを簡易な構成とすることができるとともに、折り処理を施したシートPの折り高さを確実に低減できる。
なお、仮止め手段310a,310bの形状は、図11、図12、及び図13を用いて説明した形状に限定されるものではなく、例えば、図15(a)、(b)、及び図15(c)、(d)に示すような形状でも良い。
仮止め手段310a,310bの形状が網目上の凹凸を持つ形状の場合は、図15(b)の断面図に示すように仮止め手段310a,310bで噛み合わされて、シートPは凹凸の形状に従って押圧される。そして、シートPは、図15(a)に示すように、編み目状の仮止め跡が形成されるとともに仮止めされた後、排出されることになる。
また、仮止め手段310a,310bの形状がスリット状の形状の場合は、図15(d)の断面図に示すように仮止め手段310a,310bで噛み合わされて、シートPはスリット状の形状に従って押圧され、その一部が摘まれたような形状になる。そして、シートPは、図15(c)に示すように、スリット状の仮止め跡が形成されるとともに仮止めされた後、排出されることになる。
(実施例2)
本実施形態の実施例2について、図を用いて説明する。
本実施例は、上述した実施例1と、プレス板219,220に設ける仮止め手段を設ける位置、及びその個数に係る点のみ異なる。他の構成や処理については、実施例1と同様であるので、同様な構成や処理、及びその効果については、適宜、省略して説明する。
図16は、本実施例に係る、仮止め手段の数、及び位置を変更した場合のシートPに形成される仮止め跡の例を示した図である。そして、図16(a)がシート搬送方向に平行な方向の、シートPの端面近傍に仮止め手段を4箇所とした例の図である。また、図16(b)がシート搬送方向に平行な方向の、シートPの端面近傍と、シート搬送方向に直交する方向の中央位置との3箇所に仮止め手段を設けた例の図である。
本実施例のシート折り装置200では、図16(a)に示すように、シート搬送方向に平行な方向の、シートPの端面近傍に仮止め手段を2箇所づつ、すなわち4箇所設けることができる。このように、シートPの端面近傍に仮止め手段を複数設けると、次のような効果を奏することができる。幅広い領域でシート膨らみ部が生じるシートPに対しても、シート仮止め部位の幅によるシートPの折り高さの抑制を可能とし、シート膨らみ部に対する折り高さを抑制する力を増すことができる。
また、図16(b)に示すように、シート搬送方向に平行な方向の、シートPの端面近傍に1箇所づつと、シート搬送方向に直交する方向の中央位置に1箇所、すなわち3箇所に仮止め手段を設けることもできる。このように、シート搬送方向に直交する方向の中央位置を含んだシートPの複数箇所に仮止め手段を設けると、次のような効果を奏することができる。シート搬送方向に直交する方向のシートPの中央部側のシート膨らみ部の抑制を可能とし、シートPの中央部側の膨らみ部に対する折り高さ抑制する力を増すことができる。
なお、本発明のシート折り装置200に係る仮止め手段の位置や個数は、図16(a)、及び図16(b)で例示した位置や個数に限定されるものではない。
(実施例3)
本実施形態の実施例3について、図を用いて説明する。
本実施例は、上述した実施例1、2と、プレス板219,220に設ける仮止め手段を設ける位置に係る点のみ異なる。他の構成や処理については、実施例1、2と同様であるので、同様な構成や処理、及びその効果については、適宜、省略して説明する。
図17は、本実施例に係る、シート折り装置200で仮止め処理を施した場合の、シートPに形成される仮止め跡の例を示した図である。
本実施例のシート折り装置200では、仮止め手段でシートPに施す仮止め処理の位置、すなわち、プレス板219,220に設ける仮止め手段310a,310bの位置が、シートPの余白部である。例えば、図17に示すように、シートPの余白部yと印字部wに対し、仮止め処理を施した位置である仮止め位置kが余白部yの領域内になるように処理する。
このように処理することで、シート余白位置の領域内の仮止め位置kにて仮止め処理を施せるため、シートP上の文面や写真上等のシート印字部分の仮止め跡を無くすことができる。
なお、シートPの余白部yの領域の判断、すなわちシートPの余白位置の判断を行う手段を次のように備えることとした。シート折り装置200、又はシート折り装置200を備えるシート後処理装置100の制御部(不図示)で、接続する画像形成装置からシートP上に形成した画像情報を受信し、その画像情報に基づいて、シートPの余白位置の判断を行うこととした。
(実施例4)
本実施形態の実施例4について、図を用いて説明する。
本実施例は、上述した実施例1、2、3と、プレス板219,220に設ける仮止め手段を設ける位置に係る点のみ異なる。他の構成や処理については、実施例1、2、3と同様であるので、同様な構成や処理、及びその効果については、適宜、省略して説明する。
図18は、本実施例に係る、シートのサイズによりプレス板219,220に設ける仮止め手段310a,310bの位置を異ならせて設けた構成の例を示した説明図である。そして、上方の図が仮止め手段の断面図、下方の図がプレス板219,220における仮止め手段310ja,310jbの平面レイアウト図である。
図19は、大サイズ、及び小サイズのシートPの仮止め処理時の動作の説明図である。そして、図19(a)が、プレス板219,220間へのシートPの搬送時、図19(b)の左図が大サイズのシートPの仮止め処理時、図19(b)の右図が小サイズのシートPの仮止め処理時の説明図である。また、図19(c)の左図が大サイズのシートPの排出時、図19(c)の右図が小サイズのシートPの排出時の説明図である。図20は、本実施例に係る、プレス折り処理、及び仮止め処理の動作フロー図である。
本実施例のシート折り装置200では、シートのサイズによりプレス板219,220に設ける仮止め手段310a,310bの位置を異ならせて設けた。具体的には、図18に示すように、プレス板219,220のシート搬送方向下流側に、小サイズ対応の仮止め手段310sa,310sbを、小サイズのシートの幅より狭い位置に配置した。また、小サイズ対応の仮止め手段310sa,310sbのシート搬送方向上流側に、大サイズ対応の仮止め手段310ja,310jbを、小サイズのシートの幅より広く大サイズのシートの幅より狭い位置に配置した。
まず、図19(a)に示すように、プレス板219,220を離間した状態で、シートPが、そのサイズに影響されることなく、プレス板219,220間に搬送される。そして、シートPが小サイズの場合には、図19(b)の右図に示すように、プレス板219,220のシート搬送方向下流側端部近傍のS地点でシートPを停止させる。また、シートPが大サイズの場合には、図19(b)の左図に示すように、S地点のシート搬送方向上流側のJ地点でシートPを停止させる。そして、図19(b)の右図、及び左図の、それぞれ上方の断面図に示すように、プレス板219,220にて、それぞれプレス折り処理、及びシート仮止め処理の動作が同時に行われる。その後、図19(c)の右図、及び左図に示すように、プレス板219,220が離間され、プレス折り処理、及びシート仮止め処理が施されたシートPは、排紙トレイへ向け排出されていく。
上記のように構成することで、大サイズのシート、小サイズのシートでは、シート膨らみ部が大きく異なるが、それぞれの膨らみ位置に対応した位置で仮止め処理をシートPに施すことができる。なお、シートPのサイズは、シート折り装置200、又はシート折り装置200を備えるシート後処理装置100の制御部(不図示)で、画像形成装置から印刷要求されたシートサイズの情報を取得して判断する。
次に、図20のフロー図、及び図19を用いて本実施例のプレス折り処理、及び仮止め処理の流れを説明する。
プレス折り処理が開始されると、まず、画像形成装置から印刷要求されたシートサイズの情報を取得してシートPのサイズが大サイズであるか否かの判断を行う(S201)。
そして、シートPが大サイズであると判断した場合には(S201のYes)、図19(b)の左図に示すように、大サイズ対応のJ地点までシートPを搬送する(S202)。一方、シートPが大サイズでない、つまり、小サイズであると判断した場合には(S201のNo)、図19(b)の右図に示すように、小サイズ対応のS地点までシートPを搬送する(S203)。
その後、上下方向からシートPを押圧し、プレス折り処理、及び仮止め処理を実施する。この時、シートPは、プレス板219,220によりプレス折りされ、図19(b)の各断面図に示すように、仮止め手段310a,310bによって噛み合わされる(S204)。そして、シートPに対するプレス折り処理、及び仮止め処理が終了すると(S205)、図19(c)に示すようにプレス板219,220が待機状態の位置まで移動して互いに離間した後、シートPが排出される(S206)。
なお、上述した本実施形態では、シート折り装置200を画像形成装置に接続されるシート後処理装置100に設けた構成について説明したが、本発明はこのような構成に限定されるものではない。
例えば、画像形成装置に単独で接続したり、他のシート後処理装置の前後のいずれかに接続したりするシート折り装置200にも適用可能である。また、シート折り部のシート搬送方向上流側に、折りブレード203や搬送ローラ206,207を設けず、手差しで軽く折り曲げ加工を施したシートPをシート折り部に挿入して、シートに膨らみが生じないように再度、プレス折り処理を施すものにも適用できる。また、排紙ローラ232,233や中綴じトレイ62についても同様に、他のシート後処理装置に備えた構成にも適用可能である。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
シートPなどのシートをプレスするためのプレス板219,220などの一対のプレス部材と、シートを前記一対のプレス部材で挟持するとともに加圧してプレス折り処理を施すプレス板駆動カム201、折りブレード駆動カム202、折りブレード203、折りブレード支持棒204、及び、側板205などからなるプレス折り手段とを備えるシート折り装置200などのシート折り装置において、前記プレス折り手段でプレス折り処理をシートに施す際に、シートに仮止め処理を施す仮止め手段310a,310bなどの仮止め手段を備えたことを特徴とするものである。
これによれば、上記実施例1について説明したように、折り処理を施したシートPなどのシートの折り高さを低減して、折り処理を施したシートの中綴じトレイ62などの積載部上に積載できる積載量を増やせるシート折り装置200などのシート折り装置を提供できる。
また、折り処理を施したシートの折り高さを低減することで、折り処理を施したシートの積載部上での積載性を向上させることも可能である。
(態様B)
(態様A)において、仮止め手段310a,310bなどの前記仮止め手段は、前記プレス折り処理が施されたシートPなどのシートの折り曲げ端近傍の膨らみが生じる箇所で、前記仮止め処理を施すことを特徴とするものである。
これによれば、上記実施例1について説明したように、折り処理を施したシートPなどのシートの折り高さを効果的に低減できる。
(態様C)
(態様A)又は(態様B)において、仮止め手段310a,310bなどの前記仮止め手段は、プレス板219,220などの前記一対のプレス部材に設けられていることを特徴とするものである。
これによれば、上記実施例1について説明したように、仮止め手段310a,310bなどの仮止め手段を簡易な構成とすることができるとともに、折り処理を施したシートPなどのシートの折り高さを確実に低減できる。
(態様D)
(態様A)乃至(態様C)のいずれかにおいて、仮止め手段310a,310bなどの前記仮止め手段は、シート搬送方向に平行な方向の、シートの端面近傍の複数箇所で前記仮止め処理を施すことを特徴とするものである。
これによれば、上記実施例2について説明したように、幅広い領域でシート膨らみ部が生じるシートPなどのシートに対しても、シート仮止め部位の幅による折り高さの抑制を可能とし、シート膨らみ部に対する折り高さを抑制する力を増すことができる。
(態様E)
(態様A)乃至(態様C)のいずれかにおいて、仮止め手段310a,310bなどの前記仮止め手段は、シート搬送方向に直交する方向の中央位置を含んだシートの複数箇所で前記仮止め処理を施すことを特徴とするものである。
これによれば、上記実施例2について説明したように、シート搬送方向に直交する方向のシート中央部側のシート膨らみ部の抑制を可能とし、シート中央部側の膨らみ部に対する折り高さ抑制する力を増すことができる。
(態様F)
(態様A)乃至(態様C)のいずれかにおいて、前記プレス折り処理を施すシートPなどのシートの余白部yなどの余白位置を判断するシート折り装置200の制御部などの判断手段を備え、仮止め手段310a,310bなどの前記仮止め手段は、仮止め位置kなどのシートの前記余白位置で前記仮止め処理を施すことを特徴とするものである。
これによれば、上記実施例3について説明したように、仮止め位置kなどのシート余白位置の領域内にて仮止め処理を施せるため、シートPなどのシート上の文面や写真上等のシート印字部分の仮止め跡を無くすことができる。
(態様G)
(態様A)乃至(態様C)のいずれかにおいて、前記プレス折り処理を施すシートPなどのシートのサイズに対応した小サイズに対応した仮止め手段310sa,310sbや、大サイズに対応した仮止め手段310ja,310jbなどの複数の前記仮止め手段を備え、前記複数の仮止め手段は、前記プレス折り処理を施すシートの前記サイズに応じて、前記仮止め処理を施すことを特徴とするものである。
これによれば、上記実施例4について説明したように、大サイズのシート、小サイズのシートでは、シート膨らみ部が大きく異なるが、それぞれの膨らみ位置に対応した位置で仮止め処理をシートPなどのシートに施すことができる。
(態様H)
シートPなどのシートに折り処理を施すシート折り装置を備えるシート後処理装置100などのシート後処理装置において、前記シート折り装置として、(態様A)乃至(態様G)のいずれかのシート折り装置200などのシート折り装置を備えたことを特徴とするものである。
これによれば、本実施形態について説明したように、(態様A)乃至(態様G)のいずれかのシート折り装置200などのシート折り装置と同様な効果を奏することができるシート後処理装置100などのシート後処理装置を提供できる。
1 導入経路
2 搬送経路
3 搬送経路
4 搬送経路
10 入口ローラ対
11 搬送ローラ対
12 搬送ローラ対
13 入口センサ
20 分岐爪
21 排出ローラ
22 プルーフトレイ
30 叩きローラ
31 従動ローラ
32 シフトトレイ
33 排紙ローラ
34 フィラー
35 排紙センサ
36 ステイプルトレイ
37,38 ジョガーフェンス
39,40 基準フェンス
41 ステイプラ
49 クランプ可動フェンスホームポジションセンサ
50 折り位置センサ
60 シート押さえ
61 シート押さえコロ
62 中綴じトレイ
100 シート後処理装置
106 クランプ縦軸
110 ガイドレール
120,121 クランプ可動フェンス
200 シート折り装置
201 プレス板駆動カム
202 ブレード駆動カム
203 折りブレード
204 ブレード支持棒
205 側板
206,207 搬送ローラ
208 移動プレート
209,210 プレス圧解除カム
211,212 プレスガイドローラ
213,215 コロ(プレス上ユニット)
214,216 コロ(プレス下ユニット)
217 プレス上ユニット
218 プレス下ユニット
219,220 プレス板
221,222,223,224 溝
230,231 ガイド部材
230a,231a 水平部
232,233 排紙ローラ
310a,310b 仮止め手段
310ja,310jb 仮止め手段(大サイズ)
310sa,310sb 仮止め手段(小サイズ)
400 綴じ装置装置
500 シート穿孔装置
600 分岐爪
P シート
特開2012−020872号公報

Claims (8)

  1. シートをプレスするための一対のプレス部材と、シートを前記一対のプレス部材で挟持するとともに加圧してプレス折り処理を施すプレス折り手段とを備えるシート折り装置において、
    前記プレス折り手段でプレス折り処理をシートに施す際に、シートに仮止め処理を施す仮止め手段を備え
    前記仮止め手段は、前記一対のプレス部材に設けられていることを特徴とするシート折り装置
  2. 求項1に記載のシート折り装置において、
    前記仮止め手段は、シート搬送方向に平行な方向の、シートの端面近傍の複数箇所で前記仮止め処理を施すことを特徴とするシート折り装置。
  3. 請求項1に記載のシート折り装置において、
    前記仮止め手段は、シート搬送方向に直交する方向の中央位置を含んだシートの複数箇所で前記仮止め処理を施すことを特徴とするシート折り装置。
  4. 請求項1に記載のシート折り装置において、
    前記プレス折り処理を施すシートの余白位置を判断する判断手段を備え、
    前記仮止め手段は、シートの前記余白位置で前記仮止め処理を施すことを特徴とするシート折り装置。
  5. 請求項1に記載のシート折り装置において、
    前記プレス折り処理を施すシートのサイズに対応した複数の前記仮止め手段を備え、
    前記複数の仮止め手段は、前記プレス折り処理を施すシートの前記サイズに応じて、前記仮止め処理を施すことを特徴とするシート折り装置。
  6. シートをプレスするための一対のプレス部材と、シートを前記一対のプレス部材で挟持するとともに加圧してプレス折り処理を施すプレス折り手段とを備えるシート折り装置において、
    前記プレス折り手段でプレス折り処理をシートに施す際に、シートに仮止め処理を施す仮止め手段を備え、
    前記プレス折り処理を施すシートのサイズに対応した複数の前記仮止め手段を備え、
    前記複数の仮止め手段は、前記プレス折り処理を施すシートの前記サイズに応じて、前記仮止め処理を施すことを特徴とするシート折り装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一に記載のシート折り装置において、
    前記仮止め手段は、前記プレス折り処理が施されたシートの折り曲げ端近傍の膨らみが生じる箇所で、前記仮止め処理を施すことを特徴とするシート折り装置。
  8. シートに折り処理を施すシート折り装置を備えるシート後処理装置において、
    前記シート折り装置として、請求項1乃至7のいずれか一に記載のシート折り装置を備えたことを特徴とするシート後処理装置。
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