JP2008030932A - 用紙後処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】処理トレイ上にスタックされた用紙束の整合性を更に向上させて、より確実に用紙束を整揃させた状態で、所定の後処理を行うことができる用紙後処理装置を提供する。
【解決手段】所定枚数の用紙が処理トレイ30上にスタックされると、用紙束搬送手段50により用紙束を端綴じ用ステープラ20まで下降させ、束後端整合手段70による用紙束の後端整合動作、及び、幅方向整合手段60による用紙束の幅方向端整合動作を複数回繰り返し行った後、ステープル部20aで用紙束の端綴じ処理を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ装置、プリンタ等の画像形成装置から供給された用紙等に、ステープル処理等の所定の後処理を行う用紙後処理装置に関するものである。
従来、複写機、プリンタ等の画像形成装置により画像が転写された用紙を複数枚スタックして、スタックされた用紙束をまとめてステープルで綴じるステープル処理、パンチで穴を空けるパンチ処理及び2つ折り(中折り)処理等を実行可能な用紙後処理装置が知られており、比較的多量の用紙についてステープル処理等の後処理等を行う際には、上記のような用紙後処理装置が利用されている。
図4は、従来の用紙後処理装置の一構成例を示す側面断面図である。図4において、用紙後処理装置100は複写機等の画像形成装置(図示せず)の用紙排出側に例えば着脱自在に連結され、複数枚の用紙を収納可能な処理トレイ101を備えている。画像形成装置から順次排出された用紙についてステープル処理等を行う場合、各用紙は処理トレイ101に一旦収納される。
処理トレイ101の右上部には搬入ローラ対102が設けられており、画像形成装置から排出された用紙は搬入ローラ対102を介して用紙後処理装置100内に搬送され、搬入口103より処理トレイ101上へ搬入される。また、処理トレイ101には、処理トレイ101に沿って移動可能な束先端揃えフック107が設けられている。束先端揃えフック107は、用紙の搬入時には処理トレイ101の下端に待機しており、搬入ローラ対102から処理トレイ101上に順次搬入された用紙の搬送方向の一端が束先端揃えフック107で支持される。
束先端揃えフック107の待機位置近傍には、端綴じ用ステープラ104が設けられている。端綴じ用ステープラ104は、束先端揃えフック107によって搬送方向端部が整合された一組の用紙についてステープル処理を行う。ステープル処理が終了した用紙は、束先端揃えフック107により処理トレイ101に沿って用紙後処理装置100上部へ搬送され、束排出ローラ105を介して排出トレイ106に排出される。
このような用紙後処理装置においては、処理トレイ101に搬入される用紙は、その自重によって先端が束先端揃えフック107に当接する位置まで落下し、処理トレイ101上にスタックされることとなるが、先にスタックされている用紙との摩擦等によって先端が束先端揃えフック107に当接する位置まで確実に搬送されないことがあり、かかる場合、用紙束の先端が不揃いのままステープル処理を行ってしまうことがあった。
そこで、上記のような不具合を防止するため種々の技術が提案されており、例えば、特許文献1には、用紙をスタックし、ステープル可能なものであって、用紙の先端を受け止めるための突起部を有する無端状ベルトと、これとは別に、主として用紙の整合に用いられる突起部を設けた無端状ベルトを有する用紙後処理装置が開示されており、これによれば、用紙整合用の突起部を設けたベルトを、用紙がスタックされるごとに回転させて用紙の後端を押圧することによって、用紙束を確実に整合することができる。
特開2002−154739号公報
しかしながら、特許文献1に記載の用紙後処理装置では、処理トレイ上に用紙がスタックされる毎に用紙整合用の突起部によって用紙を整合させているが、スタックされる用紙同士の摩擦によって生じる静電気等の影響により、用紙束の整合性が不十分な場合があり、用紙束が不揃いの状態のままでステープル処理を行ってしまうことがあった。
本発明は、上記問題点に鑑み、処理トレイ上にスタックされた用紙束の整合性を更に向上させて、より確実に用紙束を整合させた状態で、所定の後処理を行うことができる用紙後処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、複数枚の用紙が収納可能な処理トレイと、該処理トレイに受け入れられた用紙を整合する用紙束整合手段と、前記処理トレイ上に受け入れられる用紙の前端を支持し、後処理後の用紙束を搬送する用紙束搬送手段と、前記処理トレイ上に積載された用紙束に所定の後処理を施す後処理ユニットと、を備えた用紙後処理装置において、前記処理トレイに所定枚数の用紙を受け入れた後、前記後処理ユニットにより用紙束に後処理を施す前に、前記用紙束整合手段による用紙束整合動作を複数回行うことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の用紙後処理装置において、前記用紙束整合手段は、用紙束の搬送方向に直交する用紙束の幅方向端を整合する幅方向整合手段であることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の用紙後処理装置において、前記用紙束整合手段は、用紙束の搬送方向の前端又は後端を整合する搬送方向整合手段であることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の用紙後処理装置において、前記処理トレイは、垂直又は傾斜するように設けられ、前記処理トレイの上方から用紙を受け入れるよう構成されており、前記搬送方向整合手段が前記用紙束搬送手段であることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の用紙後処理装置において、前記処理トレイ上に用紙が1枚受け入れられる毎に、用紙束整合動作を行うことを特徴としている。
本発明の第1の構成によれば、処理トレイ上にスタックされる用紙同士の摩擦によって生じる静電気等の影響により、1回の用紙束整合動作では用紙の整合が不十分な場合でも、用紙束整合動作を複数回行うことにより確実に用紙束を整合させることができるため、用紙束を整合させた状態で後処理を行うことができる。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の用紙後処理装置において、確実に用紙束の幅方向端を整合させることができるため、用紙束の幅方向端を整合させた状態で後処理を行うことができる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第1又は第2の構成の用紙後処置装置において、確実に用紙束の搬送方向の端部を整合させることができるため、用紙束の搬送方向の端部を整合させた状態で後処理を行うことができる。
また、本発明の第4の構成によれば、上記第3の構成の用紙後処理装置において、用紙束搬送手段によって、処理トレイ上に受け入れられる用紙束を整合することにより、処理トレイ上に受け入れられた用紙の自重によって用紙束の下端を整合することができるので、用紙束の上端が不揃いであってもよく、幅方向の寸法が同一であるが搬送方向の寸法が異なるような用紙を混載した場合でも、用紙束を整合させて後処理を行うことができる。
また、本発明の第5の構成によれば、上記第1乃至第4のいずれかの構成の用紙後処理装置において、前記処理トレイ上に用紙が1枚受け入れられる毎に、用紙束整合動作を行うことにより、所定枚数の用紙を受け入れた後、後処理動作前にのみ用紙束整合動作を行う場合よりも、より整合性よく用紙束をスタックすることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。先ず、図1を参照して本発明に係る用紙後処理装置1の構成について説明する。図1は本発明の用紙後処理装置の構成を示す側面断面図である。
図1に示すように、用紙後処理装置1は、用紙にパンチ穴を形成するパンチユニットPと、処理トレイ30上に積載された用紙束の端部を揃えてステープル処理を行う端綴じユニットSと、用紙束の中央をステープル処理した後、ステープル部を中心に折り曲げて冊子状にする中綴じ・中折りユニットCとを備えている。
パンチユニットPは、パンチ穴形成装置10が備えられおり用紙後処理装置1の上部に配置されている。また、パンチユニットP内には、搬入ローラ対2よってパンチユニットP内に搬入された用紙を第1排出トレイ17へと搬送する第1排出経路R1と、パンチ穴形成装置10の下方を通るように搬送する用紙搬送経路R2とが設けられており、更に、用紙搬送経路R2の下流端に連続して用紙を第2排出トレイ18へと搬送する第2排出経路R3と、用紙搬送経路R2の下流端に連続して用紙を端綴じユニットSへと搬送する端綴じユニット用搬送経路R4が設けられている。
また、第1排出経路R1と用紙搬送経路R2との分岐部、及び第2排出経路R3と端綴じ用搬送経路R4との分岐部には、経路切替手段11,12がそれぞれ配設されている。そして、用紙搬送経路R2に沿ってパンチ穴形成装置10の上流側及び下流側にはそれぞれ搬送ローラ対13,14が配設されており、第1排出経路R1の下流端部には第1排出ローラ対15が、第2排出経路R3の下流端部には第2排出ローラ対16が配設され、それぞれの下流には、第1排出トレイ17、第2排出トレイ18が設けられている。
そして、パンチユニットPの下方には、端綴じ用ステープラ20、処理トレイ30等から構成される端綴じユニットSが配置されている。この端綴じユニットSには、前述した端綴じ用搬送経路R4の下流端に連続するように、処理トレイ30に用紙を搬入する用紙搬入口21と、中綴じ・中折りユニットCに用紙を搬送する中綴じ・中折り用搬送路R5とが分岐するようにして設けられており、これらの分岐部には経路切替手段22が配設されている。
処理トレイ30には、後述する用紙束搬送手段50、幅方向整合手段60及び束後端整合手段70が備えられており、処理トレイ30上には、処理トレイ30上に受け入れられた用紙をトレイ面に沿って押さえる押さえローラ23,24が配設されている。また、処理トレイ30の上端部近傍には束排出ローラ25が配設されており、束排出ローラ25の下流には用紙束トレイ26が設けられている。
更に、端綴じユニットSの下方には中綴じ・中折りユニットCが配置されている。中綴じ・中折りユニットCは、用紙ガイド40、中綴じ用ステープラ41及び中折り装置42等から構成されており、用紙ガイド40には、用紙ガイド40に沿って移動して用紙後端の浮き上がりを防止するT字部材43と、用紙ガイド40に搬入された用紙の後端をガイド面に沿って押さえる押さえローラ44とが設けられている。また、中折り装置42の下流には冊子排出口45が設けられ、その下方には冊子トレイ46が設けられている。
続いて、本発明に係る用紙後処理装置1の動作について説明する。画像形成処理がされた用紙について、パンチ穴形成処理及びステープル処理のいずれも行わない場合は、図示しない画像形成装置の制御部からの信号により、経路切替手段11が用紙搬送経路R2を塞ぎ、搬入ローラ対2よりパンチユニットP内に搬入された用紙は第1排出経路R1へと搬送され、第1排出ローラ対15により装置外部に排出され、装置上面に設けられた第1排出トレイ17上に積載される。
パンチ穴形成処理又はステープル処理を行う場合は、経路切替手段11が第1排出経路R1を塞ぎ、用紙は搬送ローラ対13により用紙搬送経路R2をパンチ穴形成装置10へと搬送される。そして、パンチ穴形成が指示されている場合は用紙の所定位置にパンチ穴が形成され、パンチ穴形成が指示されていない場合はそのままパンチ穴形成装置10を通過し、搬送ローラ対14により用紙搬送経路R2の下流端へと搬送される。
ここで、パンチ穴形成のみ指示されておりステープル処理が指示されていない場合は、経路切替手段12が端綴じユニット用搬送経路R4を塞ぎ、用紙は第2排出経路R3に搬送され、第2排出ローラ対16により装置外部に排出されて第2排出トレイ18上に積載される。一方、ステープル処理が指示されている場合は経路切替手段12が第2排出経路R3を塞ぎ、用紙は端綴じユニット用搬送経路R4へ搬送され、端綴じユニットS或いは中綴じ・中折りユニットCに搬送される。
用紙束の端部をステープル処理する場合には、経路切替手段22が中綴じ・中折り用搬送路R5を塞ぎ、用紙は用紙搬入口21より処理トレイ30上に搬入される。そして、所定枚数の用紙が処理トレイ30に受け入れられると、用紙束搬送手段50(図3参照)は用紙束を端綴じ用ステープラ20まで下降させ、整合された用紙束の先端をステープル部20aに挿入する。ステープル部20aで用紙束の端綴じ処理を行った後、用紙束搬送手段50は処理トレイ30に沿って用紙束を上方へと搬送し、用紙束は束排出ローラ25により用紙束トレイ26上に排出される。
用紙束を中綴じ、中折り処理して冊子状にする場合は、用紙は経路切替手段22によって中綴じ・中折り用搬送路R5へと案内され、中綴じ・中折りユニットCに搬送される。搬送された用紙は、用紙の中央が中綴じ用ステープラ41のステープル部41aに位置するように、画像面を下向きにして用紙ガイド40内に所定枚数積載された後、中綴じ処理される。
中綴じ処理された用紙束は、中綴じ用ステープラ41の下流側に配置された中折り装置42に搬送される。中折り装置42は、用紙ガイド40を挟んで対峙する突き上げ板42aと加圧ローラ対42bとを備えており、用紙束中央の中綴じ部分を突き上げ板42aで突き上げて山形に折り曲げ、さらに折り曲げ部分から加圧ローラ対42bを通過させることにより中折り処理を行う。そして、中折り装置42を通過した冊子状の用紙束は、冊子排出口45より冊子トレイ46へと排出される。
なお、上記の実施形態においては、パンチ穴形成処理及びステープル処理のいずれの後
処理も行っていない用紙は第1排出トレイ17上に排出し、パンチ穴形成処理のみを行った用紙は第2排出トレイ18上に排出し、パンチ穴形成処理及びステープル処理の両方を行った用紙束、並びにステープル処理のみを行った用紙束を用紙束トレイ26上に排出する構成としたが、これは、例えば、ユーザの操作によって、パンチ穴形成処理を行っていない用紙を第2排出トレイ18上に排出したり、ステープル処理を行っていない用紙を用紙束トレイ26上に排出したりすることができるよう構成することも可能である。
次に、図2及び図3を参照して、端綴じユニットSに備えられた処理トレイ30について詳述する。図2は、本発明に係る用紙後処理装置に配設された処理トレイの斜視図であり、図3は、図2に示す処理トレイに備えられた駆動系を示す斜視図である。
図2に示すように、処理トレイ30は、幅方向両端に設けられた側板31a,31bと、これらの側板31a,31bの間に設けられ、両側板31を連結する連結板32から構成されており、両側板31の上端部近傍には後述する第1ベルト52及び第2ベルト72が掛け回される支持軸33が、用紙束の搬送方向と直交するように側板31a,31bに軸架されている。
また、両側板31の間には幅方向略中央部に、処理トレイ30に積載される用紙を支持する支持板34a,34bが設けられている。なお、これらの支持板34a,34bは垂直に又は傾斜するように設けられており、積載された用紙が自重によって支持板34a,34bに沿って滑り落ち、後述する用紙束搬送部材53に当接して用紙の先端が揃った状態で処理トレイ30上に積載されるよう構成されている。
また更に、処理トレイ30には、処理トレイ30上に積載された用紙束を搬送する用紙束搬送手段50、積載された用紙を幅方向に整合する幅方向整合手段60、及び積載された用紙の後端を整合する束後端整合手段70が設けられている。
図3に示すように、用紙束搬送手段50は、用紙束の搬送方向に直交するように側板31aに回転自在に軸支された回転軸51と、この回転軸51と支持軸33とに掛け回された無端状の第1ベルト52と、第1ベルト52に取り付けられた用紙束搬送部材53と、回転軸51に駆動接続された駆動モータ54とから構成されている。なお、第1ベルト52は、支持板34(図2参照)に合わせて垂直又は傾斜するように設けられており、駆動モータ54を正逆に回転させることによって、用紙束搬送部材53が支持板34に沿って、上下に移動するようになっている。
幅方向整合手段60は、支持板34の左右に配設された断面L字状のサイドカーソル61a,61bと、両側板31a,31bの間に用紙束の搬送方向と直交するように軸架された、サイドカーソル61a,61bをガイドするガイドシャフト62と、サイドカーソル61a,61bを用紙束の幅方向に移動させるための駆動モータ63a,63bと、これらの駆動モータ63a,63bからの駆動力をサイドカーソル61a,61bに伝達するラック64a,64bから構成されている。
束後端整合手段70は、用紙束の搬送方向に直交するように側板31a,31bに回転自在に軸支された回転軸71と、この回転軸71と支持軸33とに掛け回された無端状の第2ベルト72と、第2ベルト72に取り付けられた、第2ベルト72上に直立する脚部73aと、脚部73aの先端にその長手方向の略中央部が結合された頭部73bとから成る後端整合部材73と、回転軸71に駆動接続された駆動モータ74とから構成されている。
なお、第2ベルト72は、第1ベルト52と同様に支持板34(図2参照)に合わせて垂直又は傾斜するように設けられており、駆動モータ74を正逆に回転させることによって、後端整合部材73が支持板34に沿って、上下に移動するようになっており、後端整合部材73の脚部73aによって用紙の後端を押圧して用紙束を整合するようになっている。また、用紙の後端を押圧する際や後処理後の用紙束を排出する際に、頭部73bによって用紙の後端の浮き上がりが防止されるようになっている。
上記のように構成された処理トレイ30に、用紙を受け入れる手順について図1〜図3を参照して説明する。先ず、用紙搬入口21から処理トレイ30へと用紙が搬入されると、所定のタイミングに、押さえローラ23,24が駆動され、これにより用紙が処理トレイ30方向に付勢されながら、支持板34a,34bに沿うように処理トレイ30に受け入れられる。
次いで、受け入れられた用紙の先端が用紙束搬送部材53によって支持された後、束後端整合手段70の駆動モータ74が駆動されて第2ベルト72が正転および逆転され、これに伴って後端整合部材73は支持板34a,34bの傾斜方向に沿って上下に移動して、用紙の後端が揃えられる。また、この後端揃えと同時に、幅方向整合手段60の駆動モータ63a,63bを駆動し、支持板34a,34bの左右に配設されたサイドカーソル61a,61bを用紙サイズ幅方向の位置まで移動する。このサイドカーソル61a,61bの移動により、用紙束の幅方向の両端が揃えられる。
その後、サイドカーソル61a,61bは、用紙の受け入れ幅まで広がるとともに、後端整合部材73が、処理トレイ30の支持板34上に積載された用紙から、離れた待機位置に移動する。このような動作が所定枚数の用紙の受け入れが終了するまで用紙が1枚受け入れられる毎に行われ、これにより、受け入れられた用紙の後端及び幅方向端を整合することができるため、用紙束を整合性よくスタックすることができる。
そして、全ての用紙が受け入れられると、用紙束搬送手段50は用紙束を端綴じ用ステープラ20まで下降させ、整合された用紙束の先端をステープル部20aに挿入し、ステープル部20aで用紙束の端綴じ処理が行われることとなるが、ここで、本発明に係る用紙後処理装置1では、用紙束を端綴じ用ステープラ20まで下降させた後、端綴じ処理前に、再度、用紙束の後端及び幅方向端の整合を行うことを特徴としている。
すなわち、全ての用紙が処理トレイ30上に受け入れられた後、端綴じ用ステープラ20まで下降させた後、端綴じ処理前に、上述した束後端整合手段70による後端整合動作、及び、幅方向整合手段60による幅方向端整合動作を複数回、好ましくは5回程度繰り返し行うように構成されている。
これにより、処理トレイ30上に受け入れられる用紙同士の摩擦によって生じる静電気等の影響により、用紙がスタックされる毎に行われる後端整合動作及び幅方向端整合動作では用紙束の整合が不十分な場合でも、端綴じ処理前に整合動作を複数回行うことにより確実に用紙束を整合させた状態で端綴じ処理を行うことができる。
なお、本実施形態のように用紙が支持される支持板34が直立又は傾斜するように設けられている場合には、処理トレイ30上に積載された用紙の搬送方向の整合は、束後端整合手段70によって用紙束の後端を整合する代わりに、用紙束を端綴じ用ステープラ20まで下降させる前に、用紙束搬送手段50の第1ベルト52を正転および逆転させ、用紙束搬送部材53を支持板34a,34bの傾斜方向に沿って上下に移動させて、用紙の前端を整合することも可能である。
このように用紙束搬送手段50によって、処理トレイ30上に積載される用紙束の前端を整合することにより、後端整合手段70を用いることなく用紙束の搬送方向の整合を行うことができる。また、処理トレイ30上に積載された用紙束の前端を整合するので、用紙束の後端が不揃いであってもよく、幅方向の寸法は同一であるが搬送方向の寸法が異なるような用紙を混載した場合でも、確実に用紙束の前端を整合させた状態で端綴じ処理を行うことができる。
その他、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、例えば、上記実施形態では、処理トレイ30上に用紙が1枚スタックされる毎に整合動作を行う構成としているが、これは1枚スタックされる毎に行わず複枚数の用紙がスタックされる毎に行っても良いし、綴じ処理前にのみ整合動作を行うよう構成してもよい。
また、上記実施形態では、処理トレイ30に積載される用紙を支持する支持板34a,34bを直立又は傾斜するように設けているが、これは水平となるように設けても構わない。ただし、その場合には用紙束搬送手段50によって用紙束の前端を整合することができず、処理トレイ30上に搬送方向の長さの異なる用紙が混載されていると用紙束を整合することができないため、支持板34a,34bは直立又は傾斜するように設けておくのが好ましい。
本発明は、複写機、ファクシミリ装置、プリンタ等の画像形成装置から供給された用紙等に、ステープル処理等の所定の後処理を行う用紙後処理装置に利用することができる。
は、本発明の用紙後処理装置の構成を示す側面断面図である。 は、本発明に係る用紙後処理装置に配設された処理トレイの斜視図である。 は、図2に示す処理トレイに備えられた駆動系を示す斜視図である。 は、従来の用紙後処理装置の一構成例を示す側面断面図である。
符号の説明
1 用紙後処理装置
30 処理トレイ
31a,31b 側板
32 連結板
33 支持軸
34a,34b 支持板
50 用紙束搬送手段
51 回転軸
52 第1ベルト
53 用紙束搬送部材(搬送方向整合手段)
54 駆動モータ
60 幅方向整合手段
61a,61b サイドカーソル
62 ガイドシャフト
63a,63b 駆動モータ
64a,64b ラック
70 束後端整合手段(搬送方向整合手段)
71 回転軸
72 第2ベルト
73 後端整合部材
74 駆動モータ

Claims (5)

  1. 複数枚の用紙が収納可能な処理トレイと、該処理トレイに受け入れられた用紙を整合する用紙束整合手段と、前記処理トレイ上に受け入れられる用紙の前端を支持し、後処理後の用紙束を搬送する用紙束搬送手段と、前記処理トレイ上に積載された用紙束に所定の後処理を施す後処理ユニットと、を備えた用紙後処理装置において、
    前記処理トレイに所定枚数の用紙を受け入れた後、前記後処理ユニットにより用紙束に後処理を施す前に、前記用紙束整合手段による用紙束整合動作を複数回行うことを特徴とする用紙後処理装置。
  2. 前記用紙束整合手段は、用紙束の搬送方向に直交する用紙束の幅方向端を整合する幅方向整合手段であることを特徴とする請求項1に記載の用紙後処理装置。
  3. 前記用紙束整合手段は、用紙束の搬送方向の前端又は後端を整合する搬送方向整合手段であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の用紙後処理装置。
  4. 前記処理トレイは、垂直又は傾斜するように設けられ、前記処理トレイの上方から用紙を受け入れるよう構成されており、前記搬送方向整合手段が前記用紙束搬送手段であることを特徴とする請求項3に記載の用紙後処理装置。
  5. 前記処理トレイ上に用紙が1枚受け入れられる毎に、用紙束整合動作を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の用紙後処理装置。
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