JP2006036401A - 用紙後処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 中折りされた折丁を鞍掛集積手段に積載する場合、積載時に折丁が鞍掛集積手段に引っかかることなく確実に行えるようにする。
【解決手段】 折り手段30により折り処理された折丁を跨らせた状態で集積する鞍掛集積手段61と、折丁を鞍掛集積手段61に搬送する搬送手段40と、搬送手段40により搬送される折丁を跨らせた状態で案内する導入ガイド部材51と、導入ガイド部材51を鞍掛集積手段61の方向に延出及び待避させる駆動手段と、を有し、導入ガイド部材51を駆動手段により延出して、折丁を鞍掛集積手段の方向に案内するとともに、搬送手段が折丁を鞍掛集積手段に移動させて所定位置に載置した後、導入ガイド部材を前記鞍掛集積手段の折丁載置位置の近傍に待避させ、鞍掛集積手段上に積載された折丁に後処理を行う。
【選択図】 図8

Description

本発明は、用紙後処理装置及び該用紙後処理装置を備えた画像形成装置に関し、特に、中折り処理された折丁を鞍掛集積手段に搬送して中綴じ処理する用紙後処理装置に関するものである。
複写機やプリンタなど画像形成装置本体には、ソーターやフィニッシャーなどのオプションも付加できるようになっている一方、近年のデジタル画像処理技術の進歩により、複数枚の原稿の画像を1枚の転写紙上に画像形成する合成機能など種々の機能を有するようになってきている。
このような機能を利用したオプションの一つとして、特許文献1に記載されているような製本装置が提案されている。すなわち、画像形成装置においては、スキャナで読み取った原稿画像やホストから入力された画像データを自在に並び替えて画像(合成)処理して、用紙の見開き中央で折って製本したときに、画像の頁順が揃うように画像記録し、そして、製本装置においては、画像記録された一束の用紙の見開き中央にステイプルを打ち(中綴じ)、その後、用紙束の中央で折って(中折り処理)製本を行う。
特許文献2、特許文献3等に開示された製本装置では、折りロールニップを形成している一対の折りロールにより、用紙の中央を順次、1枚ずつしっかりと中折りし、中折りされた折丁を積載手段の上に順次積み重ねて、積載された折丁束を冊子にする製本装置が知られている。
また、特許文献4では、略水平に走行する中折りされた折丁を跨がらせた状態で且つ一定ピッチで保持して搬送する用紙積載コンベアに中折りされた折丁を1部ずつ開いて供給し、積載された折丁束を冊子にする製本装置も知られている。
これらの製本装置においては、積載手段や用紙積載コンベアには中折りされた折丁が、折り目で重なり合った状態で集積されるので、折丁の中折り部分に確実な折り目がつけられることにより、冊子がそり返って開くことを防止でき、高品質の冊子を提供できるものである。
特開平6−286358号公報 特開平7−179262号公報 特開2001−151406号公報 特開2000−218957号公報
特許文献1のような製本装置は、用紙を平らな状態で集積し、全ての用紙が集積された後に初めて用紙束を中折りして冊子とするので、外側のページには十分に折り目がつかず、そのため冊子の背、すなわち中綴じ部に近い冊子の部分が非常に厚くなり、膨れあがって開く傾向があった。
用紙の中央を順次、1枚ずつ中折りした後、中綴じする製本装置においては、折りロールで中折りされた折丁は、逆方向に回転された折りロールによって折丁の折り目と垂直な方向に搬送され、重力により落下することで、サドル形集積機(積載手段)の上に載置されるために、中折りされた折丁が、必ずしも折り目で重なり合った状態で積載手段の上に載置されるとは限らなかった。
すなわち、折丁の折り目と垂直な方向に搬送されるために、積載手段に中折りされた用紙の谷側面が支持されるようになるためには、折丁の折り目とは反対側の辺縁部が、積載手段の上方から積載手段に載置される位置まで移動する必要があり、折丁の辺縁部が移動中に撓むことがある。そして、撓んだ折丁が積載手段に引っ掛かって、積載手段に傾いた状態で載置されることとなり、1枚の折丁が傾いた状態で載置されると、その上に載置される他の折丁も傾いた状態で載置されてしまい、所期の目的である高品質の冊子が提供できなくなる。
そこで特許文献2においては、中折りされた折丁の2つの山側面にそれぞれ接触して、折丁を逆V字形状の積載手段の2つの側面の上でずり下げるパドルホィールを設置する必要があった。
特許文献3に記載の製本装置においても特許文献2と同様に、中折りされた折丁が折丁の折り目と垂直な方向に搬送されるので、折丁の辺縁部が撓むことで同様の問題が発生する。そこで、特許文献3においては、中折りされた折丁が折られた状態で積載手段の直上まで搬送されているので、中折りされた折丁を確実に開いて積載手段に積載させるために、吸引ファンに接続された吸引口が中折りされた折丁の2つの山側面と対向する側に設けられ、中折りされた折丁を両側から吸引することにより、折丁の端部を開いている。
特許文献4に記載の製本装置においても特許文献2及び3と同様に、中折りされた折丁が折丁の折り目と垂直な方向に搬送されるので、折丁の辺縁部が撓むことで、同様の問題が発生する。そこで、特許文献4においては、中折りされた折丁を確実に開いて積載手段に積載させるために、中折りされた折丁の2つの山側面に対向した位置に、グリッパを有するドラムを設け、該グリッパが折丁の端部を把持し、ドラムが回転することで折丁の端部を開いている。
このように、特許文献2〜4に記載のいずれの製本装置においても、中折りされた折丁が折丁の折り目と垂直な方向に搬送されているので、中折りされた折丁が、折り目で重なり合った状態で積載手段の上に載置されるとは限らず、確実に載置されるための機構をそれぞれ具備する必要があった。そして、積載手段近傍で折丁詰まりが発生した場合、このような機構を有する製本装置においては、詰まった折丁を取り除く作業が繁雑になってしまい、メンテナンス上の問題も発生する可能性もある。
さらに、生産性を上げるために、複数枚の折丁を積層した状態で中折りし、中折りされた用紙を積載手段に載置する場合においては、上記の機構では積層されたすべての用紙を積載手段に確実に載置するのは困難であった。
本発明はこのような現状に鑑みてなされたものであり、簡素で小型で生産性が高く、かつ高品位の冊子を作成することのできる用紙後処理装置及び画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明の目的は、以下の構成により達成することが出来る。
請求項1に記載の用紙後処理装置は、折り手段により折り処理された折丁を跨らせた状態で集積する鞍掛集積手段と、前記折丁を前記鞍掛集積手段に搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送される前記折丁を跨らせた状態で案内する導入ガイド部材と、前記導入ガイド部材を前記鞍掛集積手段の方向に延出及び待避させる駆動手段と、を有し、前記導入ガイド部材を前記駆動手段により延出して、前記折丁を前記鞍掛集積手段の方向に案内するとともに、前記搬送手段が前記折丁を前記鞍掛集積手段に移動させて所定位置に載置した後、前記導入ガイド部材を前記鞍掛集積手段の折丁載置位置の近傍に待避させ、前記鞍掛集積手段上に積載された前記折丁に後処理を行うことを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の用紙後処理装置において、前記導入ガイド部材は、前記鞍掛集積手段に最初に載置する前記折丁を導入する際には、待避位置から前記鞍掛集積手段に載置される前記折丁の載置面のほぼ全面を覆う第1位置まで延出した後、前記導入ガイド部材の先端部が前記鞍掛集積手段に載置される前記折丁に接触しない第2位置で待機することを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の用紙後処理装置において、前記導入ガイド部材の前記第2位置は、前記折丁のサイズに対応した前記折丁の端面からの所定位置であることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3の何れか1項に記載の用紙後処理装置において、前記導入ガイド部材は、前記鞍掛集積手段に最初に載置する前記折丁を導入した後には、前記第2位置に移動して、後続の前記折丁の導入搬送を補助することを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項1又は2に記載の用紙後処理装置において、前記鞍掛集積手段に最後の前記折丁が積載された後、前記導入ガイド部材を前記待避位置に待避させることを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の用紙後処理装置において、前記用紙後処理装置は、前記鞍掛集積手段に積載された前記折丁の折り目部に、綴じ針を打針して製本化する中綴じ処理機能を有することを特徴としている。
請求項7に記載の画像形成装置は、請求項1から請求項6の何れか1項に記載の用紙後処理装置を備え、画像形成装置本体により画像形成された用紙を前記用紙後処理装置に導入して後処理することを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、折り目が付けられた折丁が、導入ガイド部材に跨った状態で支持され、かつ折丁の搬送と連動して導入ガイド位置と退避位置との間を移動可能なガイド部材でガイドされながら折り目と平行な方向に搬送されて鞍掛集積手段に積載されるので、搬送方向の剛性が増した折丁が、導入ガイド部材に沿うように移動して、鞍掛集積手段に対する折丁の折り目の位置が傾きにくくなり、鞍掛集積手段に対して所期の位置に正確に載置することが可能となる。したがって折り目が付けられた折丁を、積載手段に正確に載置するための複雑な機構を具備することなく、精度よく積載手段に搬送することが可能となる。特に、生産性を高めるために折丁の搬送速度を速いものとした場合であっても、折丁が撓んで周囲の部材に接触して搬送不良や折丁の傾きが発生することを防止でき、高生産性を維持した状態で精度よく、折丁を積載手段に搬送することが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、導入ガイド部材は、鞍掛集積手段に最初に載置する折丁を導入する際には、待避位置から鞍掛集積手段に載置される折丁の載置面のほぼ全面を覆う第1位置まで延出して、1枚目の折丁を案内して搬送手段により鞍掛集積手段上に搬送するから、1枚目の折丁は所定位置に正確に載置することが可能となる。
また、導入ガイド部材は、2枚目以降の後続の折丁が鞍掛集積手段に載置する時に、導入ガイド部材を待避位置まで待避させず、導入ガイド部材の先端部が鞍掛集積手段に載置される折丁に接触しない第2位置で待機して、2枚目以降の後続の折丁を乗せて案内する事によって、折丁が搬送手段によって押し出されて空中滑空して鞍掛集積手段に飛行する事が無く、精度よく積載手段に搬送することが可能となる。
特に、小サイズの折丁が導入ガイド部材の待避位置から空中滑空すると、折丁の搬送方向下流側が下がり気味になって、折丁の搬送方向上流側が浮き上がり、鞍掛集積手段の上方に配置された上部打針機構に衝突して、折丁が所定の位置に載置されないという障害が、導入ガイド部材の第2位置設定により解消される。
請求項3に記載の発明によれば、導入ガイド部材の第2位置が折丁のサイズに対応した折丁の端面位置からの所定間隔離間した位置に選択的に設定する事により、小サイズから大サイズに至る各種の折丁サイズに対応した最適間隔で、折丁を第2位置から鞍掛集積手段へ確実に搬送する事ができる。
請求項4に記載の発明によれば、導入ガイド部材が鞍掛集積手段に最初に載置する折丁を導入した後には、第2位置に移動して、後続の折丁の導入搬送を補助する事により、最初の1枚目の折丁及び後続の2枚目以降の折丁に対しても確実に搬送する事ができる。
請求項5に記載の発明によれば、鞍掛集積手段に最後の折丁が積載された後、導入ガイド部材を第2位置から待避位置に待避させる事により、鞍掛集積手段の周辺空間に遮る物がなくなくなり、後処理後の冊子を鞍掛集積手段から容易に取り出す事ができる。また、後処理後の冊子を鞍掛集積手段から排出する工程で遮るものが無く、機構が簡単になる。
請求項6に記載の発明によれば、用紙後処理装置が、鞍掛集積手段に積載された折丁の折り目部に、綴じ針を打針して製本化する中綴じ処理機能を有する事により、週刊誌形態の簡易製本を容易に作成する事ができる。
請求項7に記載の発明によれば、画像形成装置本体に用紙後処理装置を接続し、画像形成装置本体により画像形成された用紙を用紙後処理装置に導入して後処理する事により、画像形成と後処理とをオンデマンドに実行し、高生産性で簡易製本を作製する事ができる。
以下、本発明の用紙後処理装置、及び用紙後処理装置を備えた画像形成装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明の用紙後処理装置、及び用紙後処理装置を備えた画像形成装置は、以下の実施の形態に限定されるものではない。
[画像形成装置]
図1は画像形成装置本体A、自動原稿送り装置DF、用紙後処理装置B、大容量給紙装置LTから成る画像形成装置の全体構成図である。
図示の画像形成装置本体Aは、画像読取部1、画像処理部2、画像書込部3、画像形成部4、給紙カセット5A,5B,5C、手差し給紙トレイ5D、第1給紙部6A,6B,6C,6D、第2給紙部6F、定着装置7、排紙部8、自動両面コピー給紙部(ADU)8Bを備えている。
画像形成装置本体Aの図示の左側面の排紙部8側には、用紙後処理装置Bが連結されている。
自動原稿送り装置DFの原稿台上に載置された原稿は画像読取部1の光学系により原稿の片面又は両面の画像が読みとられ、CCDイメージセンサ1Aにより読み込まれ、光電変換されたアナログ信号は、画像処理部2において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮等の処理を経た後、画像書込部3に送られる。
画像書込部3においては、半導体レーザからの出力光が画像形成部4の感光体ドラム4Aに照射され、潜像を形成する。画像形成部4においては、帯電、露光、現像、転写、分離、クリーニング等の処理が行われる。給紙カセット5A〜5Cの第1給紙部6A〜6C、手差し給紙トレイ5Dの第1給紙部6D、大容量給紙装置LTの第1給紙部6Eの各々により給送された用紙Sは第2給紙部6Fを経て、転写手段4Bにより画像が転写される。画像を担持した用紙Sは、定着装置7により定着され、排紙部8から用紙後処理装置Bに送り込まれる。或いは搬送路切換板8Aにより自動両面コピー給紙部8Bに送り込まれた片面画像処理済みの用紙Sは再び画像形成部4において、両面画像処理後、排紙部8から排出される。
操作部9は画像形成装置本体A及び用紙後処理装置B等から成る画像形成装置の処理機能を選択、設定する。
画像形成装置本体Aの主制御手段10は、通信部10A、通信回線10Bを介して、用紙後処理装置Bの後処理制御手段10Cに接続している。
[用紙後処理装置]
図2は用紙後処理装置Bの中折り、中綴じ処理工程の用紙搬送を示す模式図である。図3は後処装置Bの正面図、図4は右側面図、図5は左側面図である。
最初に、用紙導入から折り処理前迄の用紙搬送工程を説明する。
図2、図3に示すように、画像形成装置本体Aから排出された用紙Sは、用紙後処理装置Bの入口部11に導入されると、入口ローラ12により挟持され、搬送路切換手段G1の上方の搬送路r1又は下方の搬送路r2の何れかに搬送される。
〈ストレート排紙〉
搬送路r1に分岐された用紙Sは、搬送ローラ13A〜13Eにより挟持されて搬送され、搬送路切換手段G2の上方の搬送路r3又は下方の搬送路r4の何れかに搬送される。
上方の搬送路r3に進行した用紙Sは、排紙ローラ14によって排出され、用紙後処理装置Bの上部に配置されたサブ排紙トレイ15上に積載される。
下方の搬送路r4に進行した用紙Sは、搬送ローラ16A〜16Dにより挟持されて搬送され、排紙ローラ17によって排出される。
〈第1直角偏向搬送〉
搬送路切換手段G1の下方の搬送路r2に搬送された用紙Sは、ほぼ垂直に下降し、所定位置に一時停止して収納される。この停止位置において、後続の複数枚の用紙Sが重ね合わせられて収容される。
〈第2直角偏向搬送〉
収容された用紙Sは、搬送ローラ18A〜18Eと図示しない案内板によって図3の紙面に対して直角手前方向に偏向移動されて、用紙後処理装置B内部の前面側Bfに回り込む搬送路r5を用紙面を直立させた状態で通過し、所定位置に一時停止する。
〈第3直角偏向搬送〉
次に、用紙Sは搬送ローラ18Eによって垂直上方に搬送された後、水平方向に偏向され、搬送整合ベルト19、搬送ローラ20によって整合手段に向けて移動される(搬送路r6)。
〈折り処理前の整合〉
整合手段は、搬送路r6の用紙搬送方向下流側に配置され、用紙先端部を当接させて位置決めする整合部材21と、用紙Sの後端部を押圧して移動させる移動可能な整合部材19Aとから成る。整合部材19Aは、搬送路r6の用紙搬送方向上流側に配置された搬送ローラ20により搬送された用紙Sの後端部を押圧して整合部材21まで移動させ、用紙先端部を整合部材21に当接させて用紙揃えを行う。
次に、用紙後処理装置Bにおける用紙Sの中折り処理、中綴じ処理、冊子の小口断裁処理を具体的に説明する。
〈三つ折り処理〉
搬送整合ベルト19の用紙搬送方向下流側には、折り手段30が配置されている。折り手段30は折りローラ31,32,33、第1折り板34、第2折り板35から構成されている。
三つ折り処理を行う場合には、折り手段30において、折りローラ31,32と第1折り板部材34とにより用紙Sに第1の折り目が形成され、折りローラ32,33と第2折り板部材35とにより用紙Sに第2の折り目が形成され、三つ折り処理された折丁SAは、複数の搬送ローラ36と案内板とから成る搬送路r8を通過して、排紙ローラ37によって排紙トレイ38に排出される(図4参照)。
〈中折り処理〉
折り手段30に到達した1枚又は複数枚の用紙Sは、互いに逆方向に回転する折りローラ31,32、及び直進する第1折り板34によって挟持されて中折り処理が行われ、用紙搬送方向中央で用紙幅方向にわたって折り目a(図2参照)を形成した折丁SAが形成される。
折りローラ31,32、第1折り板34によって二つ折り処理が行われて折り目aを形成した折丁SAは、折りローラ31,32の逆回転によって、折りローラ31,32のニップ位置から離間されて元の水平搬送路に戻される。折丁SAは引き続き、後述の搬送手段40の搬送ベルト41、搬送爪42及び折丁ガイド手段50によって、折り目aの延長線方向(図2、図3参照)の搬送路r7に搬送され、中綴じ手段60に送り込まれる。
このように、折り手段30は、1乃至3枚の少数枚の用紙Sを中折り処理して、折り目aをしっかり付け、逐次、中綴じ手段60に送り込む事により、折り目aの膨らみが少ない高品位の冊子(製本物)SBを作製する事ができる。
折丁SAを中綴じ手段60に送り込む搬送手段40及び折丁ガイド手段50は、図6〜図8により後述する。
〈中綴じ処理〉
折り手段30において中折り処理された折丁SAは、後述の搬送手段40及び折丁ガイド手段50によって、搬送路r7方向に進行し、中綴じ手段60の鞍掛集積手段61上に載置される。後続の中折り処理された折丁SAも引き続き搬送路r7を通過して鞍掛集積手段61上に積載される。
鞍掛集積手段61は、ほぼ直交する2枚のガイド板から成り、装置本体に固定されている。鞍掛集積手段61の頂部近傍には、バネ付勢されて昇降可能な押圧部材61Aが受針機構64に支持された状態で配置されている(図5参照)。
押圧部材61Aの頂部は、上方にほぼ直角な凸形状をなし、その頂部稜線上に中折り処理された折丁SAの折り目a(図2参照)が載置される。
鞍掛集積手段61及び押圧部材61A上に載置された複数枚の折丁SAは、幅整合手段62によって位置揃えされる。
押圧部材61Aの上方には、打針機構63が固定配置されている。鞍掛集積手段61の内部には、押圧部材61Aと受針機構64が上下方向に移動可能に支持されている。
打針機構63と受針機構64とから成る二分割構造の綴じ手段は、用紙折り目方向に2組配置されている。操作部において、中綴じ処理が設定されると、受針機構64が上昇して中綴じ処理を行う。即ち、2組の綴じ手段は押圧部材61A上の折丁SAの折り目aに沿って、中央振り分け2箇所に綴じ針SPを打針する(図2参照)。中折り処理、中綴じ処理された冊子SBを図2の模式図に示す。
〈冊子断裁処理〉
中綴じ手段60において中綴じ処理された冊子SBは、冊子搬送手段70の案内部材71に支持されて一点鎖線方向に揺動されて搬送ベルト72上に載置される。搬送ベルト72の回動により冊子SBは斜め下方に搬送され、更に、傾斜状態に保持されて、回動する搬送ベルト73により移送されて所定位置に停止される。
その後、搬送ベルト73は揺動して水平状態になる。この水平状態になった搬送ベルト73上に載置された冊子SBの小口(折り目の反対側の自由端部)は、冊子SBの用紙枚数によって不揃いになっているから、小口断裁装置80により断裁して、小口を揃える。
断裁処理されて作製された冊子SBは、逆回転する搬送ベルト73に載置され、搬送ベルト73に固定された可動整合部材74により冊子SBの後端部が押圧された状態で搬送され、搬送ベルト73の先端部から矢示方向に落下する。落下した冊子SBは、回動する排出ベルト75により用紙後処理装置Bの前面側Bfの外方に配置された排紙トレイ76に排出される。
[搬送手段]
図6は、搬送手段40及び折丁ガイド手段50の待避位置を示す正面図である。図7は、搬送手段40の右側面図である。
搬送手段40は、中折り処理された折丁SAを中綴じ手段60に搬送する。折丁ガイド手段50は、搬送手段40により搬送される折丁SAを跨らせた状態で案内する。
搬送手段40は、2本の搬送ベルト41、搬送ベルト41に固定された搬送爪42、駆動ローラ43と従動ローラ44に張架された搬送ベルト41、駆動ローラ43を駆動回転させるモータM1、ガイド板45,46等から構成されている。
2本の無端状の搬送ベルト41は、搬送される折丁SAの折り目aに平行する方向に平行配列され、折りローラ31,32の圧接位置から等間隔の位置に配置されている。
搬送爪42は、搬送ベルト41の回動によって一点鎖線で示す長円軌跡αを描いて回動して、折丁SAの搬送方向後端部を押圧して折丁SAを鞍掛集積手段61に向けて搬送する。
ガイド板45,46は、折丁SAを開いた状態で搬送するように、所定の間隙を有して平行に設置されている(図7参照)。ガイド板45,46には、搬送爪42の回動、折丁SAの折り目a近傍の搬送、後述の導入ガイド部材51の通過等を妨げないための切欠穴が形成されている。
[折丁ガイド手段]
折丁ガイド手段50は、搬送手段40により搬送される折丁SAを導入ガイド部材51に跨らせた状態で案内する。図6(a)に示す折丁ガイド手段50は、待避位置に停止した状態を示す。図6(b)は折丁ガイド手段50の部分拡大図である。
導入ガイド部材51は、折丁SAの搬送方向に平行に保持された棒状の部材である。導入ガイド部材51の搬送方向下流側は移動可能な保持部材52に接続され、搬送方向上流側は側板54Aに設けた軸受53に嵌合し、導入ガイド部材51は保持部材52とともに往復移動する。
保持部材52は、側板54A、54B間に架設されたガイド軸55に摺動して直線状に往復移動可能である。保持部材52に穿設された長溝部52Aには、無端状のベルト56の一部に固定された突起部52Bに突設されたピン52Cが摺動する。
ベルト56はモータM2により駆動回転する駆動ローラ57と従動ローラ58とを巻回して回動する。ベルト56の回動によって、突起部52B、ピン52Cが一点鎖線で示す長円軌跡βを描いて回動する。回動するピン52Cは、長溝部52Aに摺動して保持部材52をガイド軸55に沿って直線状に往復移動させる。往復移動する保持部材52は、保持部材52に一端が支持された導入ガイド部材51を往復移動させる。保持部材52の待避位置(初期位置)はセンサPSにより検知される。
長辺方向中央部に折り目aが付けられた折丁SAは、搬送手段40の搬送ベルト41に設けられた搬送爪42により搬送され、ガイド板45,46に案内されて次工程の中綴じ手段60に送り込まれる(搬送路r7)。従って折丁SAは折り目a方向に搬送される。
図8は、1枚目の折丁SAを中綴じ手段60に搬送する工程を示す折丁ガイド手段50の正面図である。
折り手段30により中折り処理された折丁SAは、搬送ベルト41に送り込まれ、搬送爪42により搬送されて、搬送ベルト41上を移送される。
搬送ベルト41の移動開始に応じて、モータM2が駆動を開始し、導入ガイド部材51を中綴じ手段60の方向に移動させる。搬送ベルト41上を移送された折丁SAは、引き続き折り目aが導入ガイド部材51に跨った状態で逆V字形状で垂下して搬送される。
導入ガイド部材51は、逆V字形状の鞍掛集積手段61に1回目の折丁SAを積載するときに、搬送爪42に押されて鞍掛集積手段61の先端部近傍に移動し、鞍掛集積手段61の側面、折り目支持部材65、受針手段64との段差部に折丁SAが引っかかるのを防止する機能を有する。
図9は、1枚目の折丁SAを中綴じ手段60に搬送した搬送終了状態を示す折丁ガイド手段50の正面図である。
導入ガイド部材51は、鞍掛集積手段61に最初に載置する折丁SAを導入する際には、前述の待避位置から鞍掛集積手段61に載置される折丁SAの載置面のほぼ全面を覆う第1位置P1まで延出して、折丁SAを案内した後、後退する。
折丁SAの後退により、1枚目の折丁SAは、自重落下して折り目支持部材65及び鞍掛集積手段61に当接して定置される。
引き続き、ベルト56の駆動により導入ガイド部材51が後退して、導入ガイド部材51の先端部が鞍掛集積手段61に載置される折丁SAに接触しない第2位置P2で待機する。
図10は、導入ガイド部材51の先端部が第2位置P2に停止した状態の折丁ガイド手段50の正面図である。
導入ガイド部材51の第2位置P2は、折丁SAのサイズに対応した折丁SAの端面からの所定位置である。導入ガイド部材51は、鞍掛集積手段61に最初に載置する折丁SAを導入した後には、第2位置P2に移動して、後続の折丁SAの導入搬送を補助する。
2枚目以降の折丁SAが鞍掛集積手段61に積載される時には、折丁SAは導入ガイド部材51の第2位置P2まで案内されて搬送され、近接距離から中綴じ手段60に送り込まれるから、折丁SAの先端部が鞍掛集積手段61や打針機構63、受針機構64、折り目支持部材65等に引っかかる事なく、確実に搬送する事ができる。
折丁SAは搬送方向に折り目aが付いているので、折丁SAの剛性が増し、且つ、近接距離から中綴じ手段60に安定して受け渡すことが出来る。
鞍掛集積手段61に最後の折丁SAが積載された後、モータM2の逆転駆動により、導入ガイド部材51は図6に示す待避位置に待避する。
幅整合手段62により複数枚の折丁SAの幅方向が揃えられた後、中綴じ手段60により中綴じ処理が行われる。
なお、本実施の形態では、複数枚の折丁SAに対して中綴じ処理を施したが、中綴じ処理を行わずに中折り処理のみで排紙することも可能である。
また、本実施の形態では、折り目aが付けられた折丁SAを、折り目a以外はほぼ水平状態に開いて搬送したが、例えば、逆V字形状に開いて導入ガイド部材51に跨った状態で搬送しても良い。
画像形成装置本体、自動原稿送り装置、用紙後処理装置、大容量給紙装置から成る画像形成装置の全体構成図。 用紙後処理装置の中折り、中綴じ処理工程の用紙搬送を示す模式図。 用紙後処装置の正面図。 用紙後処装置の右側面図。 用紙後処装置の左側面図。 搬送手段及び折丁ガイド手段の待避位置を示す正面図。 搬送手段の右側面図。 1枚目の折丁を中綴じ手段に搬送する工程を示す折丁ガイド手段の正面図。 1枚目の折丁を中綴じ手段に搬送した搬送終了状態を示す折丁ガイド手段の正面図。 導入ガイド部材の先端部が第2位置に停止した状態の折丁ガイド手段の正面図。
符号の説明
30 折り手段
31,32 折りローラ
34 第1折り板
40 搬送手段
41 搬送ベルト
42 搬送爪
43 駆動ローラ
45,46 ガイド板
50 折丁ガイド手段
51 導入ガイド部材
52 保持部材
55 ガイド軸
56 ベルト
57 駆動ローラ
60 中綴じ手段
61 鞍掛集積手段
63 打針機構
64 受針機構
70 冊子搬送手段
A 画像形成装置本体
B 用紙後処理装置
M1,M2 モータ
P1 第1位置
P2 第2位置
PS センサ
S 用紙
SA 折丁
SB 冊子(製本物)
a 折り目

Claims (7)

  1. 折り手段により折り処理された折丁を跨らせた状態で集積する鞍掛集積手段と、
    前記折丁を前記鞍掛集積手段に搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送される前記折丁を跨らせた状態で案内する導入ガイド部材と、
    前記導入ガイド部材を前記鞍掛集積手段の方向に延出及び待避させる駆動手段と、を有し、
    前記導入ガイド部材を前記駆動手段により延出して、前記折丁を前記鞍掛集積手段の方向に案内するとともに、前記搬送手段が前記折丁を前記鞍掛集積手段に移動させて所定位置に載置した後、前記導入ガイド部材を前記鞍掛集積手段の折丁載置位置の近傍に待避させ、前記鞍掛集積手段上に積載された前記折丁に後処理を行うことを特徴とする用紙後処理装置。
  2. 前記導入ガイド部材は、前記鞍掛集積手段に最初に載置する前記折丁を導入する際には、待避位置から前記鞍掛集積手段に載置される前記折丁の載置面のほぼ全面を覆う第1位置まで延出した後、前記導入ガイド部材の先端部が前記鞍掛集積手段に載置される前記折丁に接触しない第2位置で待機することを特徴とする請求項1に記載の用紙後処理装置。
  3. 前記導入ガイド部材の前記第2位置は、前記折丁のサイズに対応した前記折丁の端面からの所定位置であることを特徴とする請求項1又は2に記載の用紙後処理装置。
  4. 前記導入ガイド部材は、前記鞍掛集積手段に最初に載置する前記折丁を導入した後には、前記第2位置に移動して、後続の前記折丁の導入搬送を補助することを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の用紙後処理装置。
  5. 前記鞍掛集積手段に最後の前記折丁が積載された後、前記導入ガイド部材を前記待避位置に待避させることを特徴とする請求項1又は2に記載の用紙後処理装置。
  6. 前記用紙後処理装置は、前記鞍掛集積手段に積載された前記折丁の折り目部に、綴じ針を打針して製本化する中綴じ処理機能を有することを特徴とする請求項1に記載の用紙後処理装置。
  7. 請求項1から請求項6の何れか1項に記載の用紙後処理装置を備え、画像形成装置本体により画像形成された用紙を前記用紙後処理装置に導入して後処理することを特徴とする画像形成装置。
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JP2008037608A (ja) * 2006-08-08 2008-02-21 Max Co Ltd 用紙搬送装置及び製本装置
JP7447744B2 (ja) 2019-10-07 2024-03-12 マックス株式会社 ステープル取り外し装置及びガイド

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