JP5597040B2 - 後処理装置及びこれを備えた画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、プリンタなどの画像形成装置から搬出されたシートに、綴じ処理、折り処理などの後処理を施す後処理装置に係わり、画像形成装置から送られたシートを折り合わせる折り機構の改良に関する。
一般に、画像形成されたシートを用途に応じて後処理する後処理装置は、広く知られている。この後処理の態様としては、シートを部揃え集積してステープル綴じする処理が多用されている。このとき、綴じ合わせるシートを折り処理することが必要となる。
例えば特許文献1には、画像形成されたシートを折り処理することなく処理トレイに案内して綴じ合わせる処理機構と、このしょりとれいとはことなる集積部にシートを案内してシート中央を綴じ合わせた後に折り合わせるマガジン綴じ処理機構を備えた後処理装置が提案されている。
同文献の装置は、画像形成されたシートを1枚ずつ折り合わせて処理トレイで綴じ処理する機構は備えられていない。このため、処理トレイにシートを部揃え集積する際に、折り処理することなくトレイに送ったシートと、折り処理したシートをトレイに送ったシートを混載して綴じ合わせる後処理仕上げは提案されていない。
同様に特許文献2には、マガジン綴じ処理機構を備えた後処理装置が開示され、この装置は、部揃え集積したシート束を中央で折り合わせる機構で、シートを1枚ずつ折り合わせる折機構が提案されている。同文献には1枚ずつ折り合わせたシートは、その状態で収納スタッカに収納する機構として開示されている。
特開2008−184324(図1) 特開2002−308521(図2)
上述のように画像形成されたシートを綴じ処理する後処理装置として、従来は折り処理することなく部揃え集積して綴じ処理するか、或いは部揃え集積したシート束を綴じ合わせた後に折り処理するか、若しくはシートを1枚ずつ折り処理するか、いずれかの処理方法が採られている。
ところが仕上げ仕様として、シートを部揃え集積する際に折り処理しないシートと、折り処理したシート(例えばZ折りシート)を混載する場合がある。このような仕様は、例えばA4サイズのシートにA3サイズのシートをZ折りして混載し、全体を冊子状に綴じ合わせる仕上げ方法として知られている。
そこでシート束を中綴じして折り合わせるマガジン綴じ機構と、折り処理することなくシート束を綴じ合わせる端綴じ機構とを備えた従来の後処理装置では、上述の混載綴じ処理を行うためには、後処理装置の上流側にシート折りユニットを設けなければならない。
そこで本発明者はシート束を折り合わせる折機構で、シートを1枚ずつ折り合わせて処理トレイに送り、折り処理しないシートと混載するとの着想に至った。
この場合、前述の特許文献2には、折処理部に2つ折りする折りローラと3つ折りする折りローラを備え、マガジン綴じのときには2つ折りローラで折り処理し、1枚シートのときには2つ折りローラで折り処理した後に3つ折りローラで折り処理することが開示されている。ところが折り処理部に2つ折りと3つ折りローラを準備することは、折りロールと折り板(折りブレード)をそれぞれ配置しなければならずその駆動機構を含めて装置が複雑で大型化する問題がある。
本発明は、簡単な構造でシートの束折りと1枚折りが可能であり、折シートと折り処理しないシートを混載して綴じ合わせることが可能な後処理装置の提供をその課題としている。
上記課題を達成するため本発明は、シートを部揃え集積して綴じ処理する処理トレイと、折処理部を有する折り処理径路とを備え、この折り処理径路の下流側に折シートを搬出する折シート搬出径路を設ける。そしてこの折シート搬出径路を、折シートを再び折処理部に案内する循環パスと、後処理する処理トレイに案内する後処理パスと、折シートを収納スタッカに案内する排紙パスと、で構成したことを特徴としている。
更に、その構成を詳述すると、順次供給されるシートを集積する処理トレイ(29)と、搬入口(23)からシートを処理トレイに案内するシート搬入経路(26)と、シート搬入経路から分岐して搬入口から送られたシートを折り処理する折り処理径路(35)と、折り処理径路に配置された折り処理部(44)と、この折り処理部に配置されシートを折り処理する折ロール対(45a、45b)と、を備える。
そして上記折り処理径路の下流側に折り処理部で折り処理された折シートを搬出する折シート搬出径路(P)を設け、この折シート搬出径路を、折り処理部(44)からの折シートを折り処理径路(35)に案内して再び折り処理部に移送する循環パス(P1、P2)と、折り処理部からの折シートを処理トレイ(29)に案内する後処理パス(P3)と、折り処理部からの折シートを収納スタッカに案内する排紙パス(P4)と、で構成する。
本発明は、折処理部を有する折り処理径路の下流側に折シートを搬出する折シート搬出径路を設け、この径路を、折シートを再び折処理部に案内する循環パスと、後処理する処理トレイに案内する後処理パスと、折シートを収納スタッカに案内する排紙パスで構成したものであるから以下の効果を奏する。
シートを部揃え集積して綴じ処理する処理トレイには、折り処理しないシートがシート搬入経路から、折り処理した折シートが後処理パスから送られるから処理トレイ上で折り処理しないシートと折り処理したシートを混載して綴じ合わせることができる。
そしてその為の構成は、折り処理径路の折処理部から折シートを循環パスで再送して3つ折り処理することが可能となり、複雑な折り処理機構を備えることなく簡単な構造でコンパクトに構成することが出来る。
更に、本発明はシート搬入径路から分岐した折り処理径路にシートを部揃え集積して中綴じした後に折り処理部で折り合わせることによってマガジン綴じ仕上げすることができ、これと同時に折シートと折り処理しないシートを端綴じ仕上げすることが出来る。
そして、折機構部は束折りロール対で1枚折りし、このシートを循環パスで折処理部に再送することによってファイリング綴じに適したZ折り処理が可能となる。
本発明に係わる画像形成システムの全体説明図。 本発明に係わる後処理装置の全体説明図。 図2の後処理装置の一部を示す詳細説明図。 図2の装置に於ける折り処理部の詳細説明図。 図4の折ロール手段の説明図であり、(a)は断面構造、(b)はシート幅方向平面の説明図。 製本綴じ方法の説明であり、(a)は混載端綴じを示し、(b)はマガジン綴じを示し、(c)は内三つ折りを、(d)はZ折りを、(e)は1/4Z折りを示す。 図1の装置における画像形成順序を示す説明図。 後処理動作の説明図であり、(a)は橋綴じ処理モードを示し、(b)は折り処理モード(外三つ折り)を示す。 後処理動作の説明図であり、(a)は折り処理モード(内三つ折り)を示し、(b)はプリントアウトモードを示す。 図1のシステムに於ける制御構成の説明図。
以下図示の好適な実施の態様に基づいて本発明を詳述する。図1は本発明に係わる画像形成システムの全体構成を示し、図2は後処理装置の全体構成の説明図を、図3及び図4はシート折りユニットの詳細構成を示す説明図である。
本発明に係わる後処理装置Bは、例えば図1に示す画像形成システムとして画像形成装置Aの排紙口に連設される。以下後処理装置B、画像形成装置Aの順に説明する。
[後処理装置の構成]
本発明に係わる後処理装置Bは、画像形成されたシートを部揃え集積して製本綴じする。この製本綴じは、図6(a)に示すようにシートを部揃え集積してその端縁(例えば左端縁)をステープル綴じする「端綴じ」と、同図(b)に示すようにシートを部揃え集積してその中央部をステープル綴じして、折り合わせる「マガジン綴じ」を選択的に処理することを特徴としている。
そして上記「端綴じ」のとき同図(a)に示すようにシートの一部をZ折りして綴じ合わせることを可能とする。なお、ここでZ折りとは、図6(e)に示すように、シートの1/4位置を折り、次いで1/2位置を折る折仕様であり、同図(a)の混載端綴じに適した折仕様である。
そこで本発明は、搬入口に送られたシートをマガジン綴じ用に束シートを折り合わせる折り機構と、混載端綴じ用にシート1枚を折り合わせる折り機構を単一の構造で可能にすることを特徴としている。以下その構造について説明する。
図2に後処理装置Bの全体構成を示す。装置ハウジング20に搬入口23と搬出口24を有するシート搬入経路26を設ける。この搬入口23は画像形成装置Aの排紙口3に連結し、搬出口24には処理トレイ29を連設する。この処理トレイ29には集積したシート束を端綴じする端綴じステープル手段33を配置する。
上記シート搬入径路26には、これから分岐して処理トレイ29と異なる位置に折り処理径路35を配置する。この折り処理径路35は、シートを束状に堆積可能な径路ガイドで構成する。
図2の装置は、シート搬入径路26を水平方向に、折り処理経路35を垂直方向に配置してある。そしてシート搬入経路26と折り処理径路35との分岐部27xは、搬入口23から送られたシートを、搬送方向を反転(スイッチバック)させて折り処理径路35に案内するパスと、搬送方向を反転することなく案内するパスを形成する。
図示の装置は分岐部27xに経路切換手段27がフラッパ部材で設けられている。このフラッパ部材は、搬入口23からのシートを処理トレイ29に案内するガイド姿勢(第1ガイド姿勢)と、搬送方向を反転することなく折り処理径路35に案内するガイド姿勢(第2ガイド姿勢)とで径路切換するように構成されている。
一方、上記処理トレイ29には、端綴じステープル手段33が、上記折り処理径路35には、中綴じステープル手段40が設けられている。端綴じステープル手段33はシート束の端縁の1個所又は複数個所をステープル針で綴じ合わせるように構成されている。また中綴じステープル手段40は、シート束の中央部の1個所又は複数個所をステープル針で綴じ合わせるように構成されている。
また、折り処理経路35には折り処理部44が配置され、この折り処理部で1枚又は複数枚のシートを折り合わせるように後述する折りロール対45a、45bが設けられている。なお、図2において、上記折り処理部44の下流側には折シート収納スタッカ22が配置され、上記処理トレイ29の下流側には収納スタッカ21が配置され、それぞれ綴じ合わされたシート束を収納する。
このような構成において、本発明は上記折り処理経路35の下流側に折り処理部44で折り処理された折シートを搬出する折シート搬出径路Pを設ける。この折シート搬出径路Pは、折り処理部44からの折シートを折り処理径路35に案内して再び折り処理部44に移送する循環パス(反転循環パスP1、非反転循環パスP2)と、折り処理部44からの折シートを処理トレイ29に案内する後処理パスP3と、折り処理部からの折シートを折シート収納スタッカ22に案内する排紙パスP4と、で構成する。
そして上記循環パスは、折シートを表裏反転して折り処理部44に移送する反転循環パスP1と、折シートを表裏反転することなく折り処理部44に移送する非反転循環パスP2で構成されている。図示の反転循環パスP1は図2に示すループ径路で、非反転循環パスP2はスイッチバック径路で構成している。これは、反転循環パスP1でシートをZ折り又は外3ツ折りし、非反転循環パスP2でシートを内3ツ折りする為である。その詳細は後述する。
従って循環パスP1、P2は折り処理部44から送られた折シートを表裏反転して再び折り処理部44に移送する径路で構成され、後処理パスP3は、折り処理部44から送られた折シートを表裏反転することなく処理トレイ29に移送する径路で構成されている。
これによって搬入口23に送られたシートを折り処理部44で1/4位置を折り合わせて(一次折り)、この折シートを表裏反転して折り処理部44に再送する。そして折シートを1/2位置を折り合(二次折り)わせしてZ折りする。
Z折りされた折シートは後処理パスP3で表裏反転することなくシート搬入径路26に送って処理トレイ29に移送するように径路構成されている。また上記排紙パスP4は折り処理部44から送られた折シートを折シート収納スタッカ22に向けて移送する。
次に図3、図4に従って後処理装置Bの詳細を説明する。後処理装置Bは、後述する画像形成装置Aに連結され、画像形成されたシートを受け入れて次のように後処理する。
(1)シートを後処理することなく収納スタッカ21に収容する(後述の「プリントアウトモード」)か、
(2)シートを束状に部揃えして、端綴じた後に収納スタッカ21に収納する(後述の「端綴じ処理モード」)か、
(3)シートを束状に部揃えして、中綴じした後に折り合わせて折シート収納スタッカ22に収納(後述の「マガジン綴じ処理モード」)するか、
(4)シートを1枚毎に折り合わせて折シート収納スタッカ22に収納(後述の「折り処理モード」)する。
上記「端綴じ処理モード」には、処理トレイ29に部揃え集積するシートを、シート搬入経路26から折り処理することなく送られたシートと、折シート搬出径路PからZ折り処理したシートを混載することを選択可能にする。
図3に示すようにシート搬入径路26には、第1のスイッチバックパスSP1と、第2のスイッチバックパスSP2が設けられ、パスSP1が経路下流側でシートを処理トレイ29に案内し、パスSP2が経路上流側で折り処理径路35にシートを案内する。
このような経路構成でシート搬入経路26には搬入ローラ25aと排紙ローラ25bが配置され、これらのローラは正逆転可能な駆動モータ(図示せず)に連結されている。またシート搬入経路26には第2のスイッチバックパスSP2にシートを案内する径路切換手段27が配置されソレノイドなどの作動手段に連結されている。
尚上記搬入口23と搬入ローラ25aとの間には画像形成装置Aからのシートにスタンプ(捺印手段)、パンチ(穿孔手段)などの後処理を施す後処理ユニット28が設けられている。
[第1のスイッチバックパスの構成]
上記第1のスイッチバックパスSP1は次のように構成されている。図3に示すように、シート搬入経路26にはその出口端に排紙ローラ25bと搬出口24が設けられ、この搬出口24と段差を隔てた下方に処理トレイ29が設けられている。
この処理トレイ29の上方には正逆転ローラ30がトレイ上のシートと接する位置と離間した待機位置(図3鎖線位置)との間で昇降自在に配置されている。この正逆転ローラ30には正逆転モータM2が連結され処理トレイ29上にシートが進入する際は同図時計方向に回転し、シート後端がトレイ上に進入した後は反時計方向に回転するように制御される。
従って上記処理トレイ29上に第1のスイッチバックパスSP1が構成されている。図示31はキャタピラベルトであり、排紙ローラ25bと一端プーリ側が圧接され、プーリ軸31aを中心に先端プーリ側が処理トレイ29に垂下するように揺動自在に軸支持されている。図示30bは正逆転ローラ30と係合する従動ローラであり、処理トレイ29に設けられている。
上記処理トレイ29の排紙方向後端部には、シート後端を位置規制する後端規制部材32と端綴じステープル手段33が配置されている。この端綴じステープル手段33は、処理トレイ上に集積されたシート束の後端縁の1個所若しくは複数個所にステープル綴じする。また上記後端規制部材32はステープル綴じされたシート束を処理トレイ29の下流側に配置された収納スタッカ21に搬出するコンベア機能を兼用するため処理トレイ29に沿って排紙方向に往復動自在に構成されている。
図示の後端規制部材32の搬出機構はシート束を把持するグリップ爪32aとシート後端を突き当て規制する後端規制面32bを備え、装置フレームに設けたガイドレールに沿って図示左右方向に移動可能に構成されている。図示34aはこの後端規制部材32を往復動する駆動アームであり、排紙モータM3に連結されている。
また上記処理トレイ29にはトレイ上に集積されたシートの幅方向を整合するサイド整合板34bが設けてあり、このサイド整合板34bはセンター基準でシートを整合するように左右(図3前後)一対の整合板で構成されシート中央に接近及び離反するように構成され図示しない整合モータに連結されている。また処理トレイ29は下流側に位置する収納スタッカ21でシート(束)をブリッジ支持することによって装置をコンパクトにしている。
[第2のスイッチバックパスの構成]
シート搬入経路26から分岐された第2のスイッチバックパスSP2の構成を説明する。第2のスイッチバックパスSP2は図3に示すように水平姿勢で送られたシートを鉛直方向に偏向して下流側の折り処理径路35に案内する。
これと共にこの第2のスイッチバックパスSP2は、折り処理径路35で折り処理された折シートを処理トレイ29に搬送する後処理パスP3を兼用している。このためこの第2のスイッチバックパスSP2に設けられた搬送ローラ37は正逆転可能に駆動伝達されている。
[折り処理径路の構成]
図4に示すように、折り処理径路35は、内部に最大サイズシートを収納する長さ形状で、シートを集積可能なガイド部材で構成されている。この径路は後述する中綴じステープル手段40と折ロール手段45を配置する側に突出するように湾曲又は屈曲した形状に構成されている。これは第2のスイッチバックパスSP2から送られたシートのページ順を確保するためである。
上記折り処理径路35には中綴じステープル手段40と、折り処理部44と、シート先端を規制する先端規制部材38が配置されている。中綴じステープル手段40は、ドライバユニット40aとアンビルユニット40bで構成され、折り処理径路35に集積されるシート束の中央部を綴じ処理する。この両ユニットはシートの幅方向(図4紙面表裏方向)に移動可能に支持され、シート束の複数個所に綴じ処理するようになっている。
折り処理部44には、一対の折りロール45a、45bと、折りブレード46が配置されている。折りロール対45a、45bは互いに圧接したローラ対で構成され、束状シート又は単シートを折り合わせる。また折りブレード(折り板)46は、折り処理径路35にセットされたシート(束)の折り目位置を折りロールのニップ部に挿入する。
上記先端規制部材38は折り処理径路35に沿って移動可能にガイドレールなどに支持され、シフト手段(図示せず)で図示Sh1とSh2とSh3との間でシートサイズに応じて位置移動するように構成されている。この先端規制部材38で折り処理径路35に集積されたシート束を、上記中綴じステープル手段40の綴じ処理に位置決めし、また上記折りロール対45a、45bにシートの折り目位置を位置決めする。
従って先端規制部材38の規制位置Sh1、Sh2、Sh3はシートサイズ(搬送方向長さ)に応じて最適の綴じ位置と折り位置に設定されている。
上記折り処理径路35にはシート搬送方向下流側にシート側縁整合部材39が配置されている。このシート側縁整合部材39は、折り処理径路35に搬入され先端規制部材38に支持されたシートの幅方向位置を基準に合わせるように整合する。
[折ロール手段の構成]
上述の中綴じステープル手段40の下流側に配置された折り位置Yにはシート束を折り合わせる折ロール手段45とこの折ロール手段45のニップ位置NP(図5(a)参照)にシート束を挿入する折りブレード46が備えられている。
折ロール手段45は図5(a)及び(b)に示すように互いに圧接したロール45a、45bで構成され、各ロールは略々最大シートの幅長さに形成されている。この一対のロール45a、45bは互いに圧接するように回転軸45ax、45bxを装置フレームの長溝に嵌合され、圧縮スプリング45aS、45bSで圧接方向に付勢されている。
尚この折りロール対45a、45bは少なくとも一方が圧接方向に移動可能に軸支持され、その一方に付勢スプリングを掛け渡す構造であっても良い。
上記一対の折りロール45a、45bはゴムローラなどの比較的摩擦係数の大きい材料で形成されている。これはゴムなどの軟質材によってシートを折曲げながら回転方向に移送する為であり、ゴム質材をライニング加工することによって形成しても良い。
この折ロール手段45は図5(b)に示すような凹凸形状に形成されシート値幅方向にギャップ45gが形成してある。このギャップ45gは後述する折りブレード46の凹凸と一致するように配置してあり、折ブレード先端がロールニップ間に進入し易いように配慮してある。同時にこのギャップ45gはシート束を綴じ合わせるステープル綴じ個所と一致する幅位置に配置してある。
つまり一対の互いに圧接した折りロール45a、45bにはシート幅方向に間隙(ギャップ45g)を有する凹凸形状に形成され、この間隙にシートのステープル綴じ個所と、同様に凹凸形状に形成した折りブレード46の刃先が進入するようになっている。
上記一対の折りロール45a、45bと対向する位置にナイフエッジを有する折りブレード46が設けられている。この折りブレード46はシートから退避した待機位置からローラニップ位置NPとの間で往復動可能に装置フレームに支持されている。
折りブレード46にはブレード駆動手段BMが連結されている。ブレード駆動手段BMは折りブレード46に一体成形したラック46Rと駆動モータM4の回転軸に設けたピニオン46Pを連結し、駆動モータM4の正逆回転で折りブレード46を所定ストロークで往復動させる機構を採用している。この折りブレード46には図示しないポジションセンサが設けてあり、折り処理径路35から退避した待機位置と径路内に侵入した作動位置との間で往復動するようになっている。
[折シート搬出径路の搬送機構]
上記折り処理部44の下流側には、図4に従って前述したように折シート搬出径路Pが設けてあり、その折シート搬送機構について説明する。
図4に示すように折り処理部44の下流側には循環パスP1、P2に折シートを案内するか、排紙パスP4にシートを案内するか切り換える経路切換片43が配置されている。この径路切換片43の下流側には折シートを後処理パスP3と、反転循環パスP1と、非反転循環パスP2に案内する共通パス部P0が設けられている。この共通パス部P0には搬送ローラ47が設けられ、折シートを図4矢印方向に移送する。
上記共通パス部P0の径路端部には、折シートを反転循環パスP1に案内するか否かを切り換える径路切換片42が設けられている。この経路切換片42で折シートを反転循環パスP1側に案内すると、折シートは表裏反転された姿勢で折り処理部44に再送される。
一方折り処理径路35の径路入口には搬送ローラ37が設けられている。この搬送ローラ37は正逆回転可能に駆動モータ(不図示)に連結されている。図4の状態で折り処理径路35にシートを搬入するときには反時計方向に回転し、共通パス部P0から折りシートを搬出するときには時計方向に回転する。
折り処理径路35の入り口にはシート先端を検出するセンサS2が配置されている。そして径路入り口の搬送ローラ37を正逆回転することによって共通パス部P0から送られた折シートをスイッチバックさせて、表裏反転しない姿勢で折り処理部44に再送する非反転循環パスP2が構成されている。
一方、共通パス部P0から送られた折シートは、図3に示すように前述の第2のスイッチバックパスSP2に案内され、この径路から処理トレイ29に案内される。従ってこの第2スイッチバックパスSP2が後処理パスP3を構成している。
なお、この場合、後処理パスP3は第2のスイッチバックパスSP2とは異なる径路で折シートを処理トレイ29に案内するように構成することも可能である。
上記第2のスイッチバックパスSP2(後処理パスP3)には、搬送ローラ36が配置され、このローラ対も正逆回転可能に駆動モータに連結されている。そして前述の分岐部27xに配置されている経路切換手段27は、図3実線状態で搬入口23から送られたシートを処理トレイ29に向けて案内し、シート後端が分岐部27xを通過した段階で、同図破線位置に姿勢偏向するように図示しない駆動手段に献血されている。
従ってこの経路切換手段27は、図示実線状態でシート搬入経路26に搬入したシートを、破線状態で折り処理径路35に案内し、その状態で折り処理された折シートを処理トレイ29に案内することが可能となる。
[後処理動作の説明]
上述した後処理装置は、「プリントアウトモード」と「端綴じ処理モード」と「マガジン綴じ処理モード」と、「折り処理モード」を備えている。
各モードにおける後処理動作を説明する。なお図示の装置は、後述する画像形成装置Aから画像形成されたシートがフェースダウン姿勢で搬出される場合を示している。
従って画像形成装置Aからフェースアップ姿勢でシートが搬出される場合は、適宜後処理を変更することによって本発明を実施することが出来る。
「プリントアウトモード」は図9(b)に示すように搬入口23に送られたシートをシート搬入経路26から搬出口24に送り、処理トレイ29上を通過して下流側の収納スタッカ21に収容する。
従ってシートは、折り処理することなく、また後処理することなく、搬入口23から収納スタッカ21に積載収納される。
「端綴じ処理モード」は、搬入口23に送られたシートをシート搬入経路26から搬出口24に送り、処理トレイ29上に部揃え集積してステープル綴じする。このとき、全てのシートを折り処理するとき、または一部のシートを折り処理するときには次のようにシートを搬送処理する。
図8(a)に示すように画像形成されたシートを同図[F1]の状態にシート搬入径路26に送る。このシートを処理トレイ側に送って第2のスイッチバックパスSP2から折り処理径路35に送る(同図[F2],[F3])。このとき先端規制部材38はシート先端を、シートの後端側1/4位置を折り処理部44に位置決めし、折りロール手段45と折りブレード46で折り合わせる。
この折シートは同図[F4]の状態で折ロール手段45から搬出され、反転循環パスP1で折り処理部44に表裏反転されて送られる(同図[F5],[F6],[F7])。このシートは例えばシートの1/2位置を折ロール手段45と折りブレード46で二次折りする。
すると折シートは同図[F8]の状態で折りロール対45a、45bから送り出され、共通パス部P0に送られ、後処理パスP3に送る(同図[F9],[F10],[F11])。そしてシート搬入径路26を経て処理トレイ29に送られる。なおこの場合、径路切換片42(43)、経路切換手段27及び搬送ローラ37と搬送ローラ36は、それぞれシートの搬送方向に応じて制御する。
このように処理トレイ29上に積載収納された折シートは、シート搬入径路26から折り処理することなく搬送されたシートと混載した状態で部揃え集積される。そこで後述するようにステープル綴じし、綴じ処理後に収納スタッカ21に束搬出する(同図[F12])。
「折り処理モード」のときには、図8(b)に外三つ折りを、図9(a)に内三つ折りを示す。外三つ折りのときには、前述のZ折りと同様に、シートをシート搬入径路26から第2のスイッチバックパスSP2を経て折り処理径路35に送る(同図[F1],[F2],[F3])。
このとき先端規制部材38はシート先端を、シートの後端側1/3位置を折り処理部44に位置決めし、折ロール手段45と折りブレード46で折り合わせる。この折シートは同図[F4]の状態で折りロール対45a、45bから搬出され、反転循環パスP1で折り処理部44に表裏反転されて送られる(同図[F5],[F6],[F7])。このシートの1/3位置を折ロール手段45と折りブレード46で二次折りする。すると折シートは同図[F8]の状態で折りロール対45a、45bから送り出され、排紙パスP4から折シート収納スタッカ22に収容する(同図[F9])。
また、内三つ折りのときには図9(a)に示すように、画像形成装置Aでシートにフェースアップで画像形成する。このシートを前述の外三つ折りと同様に、シートをシート搬入径路26から第2のスイッチバックパスSP2を経て折り処理径路35に送る(同図[F1],[F2],[F3])。そしてシートの後端側1/3位置を折り処理部44で折り合わせる。
この折シートは同図[F4]の状態で折りロール対45a、45bから搬出され、非反転循環パスP2で折り処理部44に表裏反転することなく再送される(同図[F5],[F6],[F7],[F8])。
次にこのシートの1/3位置を折ロール手段45と折りブレード46で二次折りする。すると折シートは同図[F9]の状態で折りロール対45a、45bから送り出され、排紙パスP4から折シート収納スタッカ22に収容する(同図[F10])。
なお、「マガジン綴じ処理モード」については後述する。
[画像形成装置の構成]
図1に示す画像形成装置Aは、給紙部1からシートを画像形成部2に送り、画像形成部2でシートに印刷した後、本体排紙口3からシートを搬出する。給紙部1は複数のサイズのシートが給紙カセット1a、1bに収納してあり、指定されたシートを1枚ずつ分離して画像形成部2に給送する。
画像形成部2は例えば静電ドラム4と、その周囲に配置された印字ヘッド(レーザ発光器)5と現像器6と、転写チャージャ7と定着器8が配置され、静電ドラム4上にレーザ発光器5で静電潜像を形成し、これに現像器6でトナーを付着し、転写チャージャ7でシート上に画像を転写し、定着器8で加熱定着する。
このように画像形成されたシートは本体排紙口3から順次搬出される。図示9は循環経路であり、定着器8から表面側に印刷したシートを、本体スイッチバック経路10を介して表裏反転した後、再び画像形成部2に給送してシートの裏面側に印刷する両面印刷の経路である。このように両面印刷されたシートは本体スイッチバック経路10で表裏反転された後、本体排紙口3から搬出される。
図示11は画像読取装置であり、プラテン12上にセットした原稿シートをスキャンユニット13で走査し、図示しない光電変換素子で電気的に読み取る。この画像データは画像処理部で例えばデジタル処理された後、データ記憶部14に転送され、前記レーザ発光器5に画像信号を送る。また、図示15は原稿送り装置であり、スタッカ16に収容した原稿シートをプラテン12に給送するフィーダ装置である。
上記構成の画像形成装置Aには図10に示す制御部(コントローラ)50が設けられ、コントロールパネル18から画像形成条件、例えばシートサイズ指定、カラー・モノクロ印刷指定、プリント部数指定、片面・両面印刷指定、拡大・縮小印刷指定などのプリントアウト条件が設定される。
一方、画像形成装置Aには上記スキャンユニット13で読み取った画像データ或いは外部のネットワークから転送された画像データがデータ貯蔵部17に蓄積され、このデータ貯蔵部17から画像データはバッファメモリ19に転送され、このバッファメモリ19から順次印字ヘッド5にデータ信号が移送されるように構成されている。
上記コントロールパネル18からは画像形成条件と同時に後処理条件も入力指定される。この後処理条件は例えば「プリントアウトモード」「ステープル綴じモード」「シート束折りモード」などが指定される。
そして画像形成装置Aは画像形成条件及び後処理条件に応じてシート上に画像形成する。画像形成条件として「片面印刷」、後処理条件として「プリントアウトモード」又は「ステープル綴じモード」が設定されると、画像形成部2で指定されたシート上に所定の画像を形成し、このシートを本体スイッチバック経路10で表裏反転した後本体排紙口3に搬出する。
この画像形成の態様を図7に基づいて説明すると、画像形成装置Aでは一連のシートを1ページからnページ目に順次画像形成する。後述する後処理装置Bでは1ページ目からフェースダウンの状態で搬出されたシートを受け取り、「プリントアウトモード」のときには後処理装置Bに配置した収納スタッカ21に順次積載収納し、「端綴じ処理モード」のときには後処理装置Bに配置された前述の処理トレイ29に部揃え集積する。処理トレイ上に集積されたシートはジョブ終了信号で端綴じステープル手段33で綴じ合わされ、収納スタッカ21に収納される。
また、画像形成条件で両面印刷と2in1印刷が指定され、後処理として「シート束折りモード」が設定されると、図7に示すように画像形成装置Aでは最終ページがnページのときには、最初のシートの表面側に(n/2)ページ目の画像と(n/2+1)ページ目の画像を、その裏面側に(n/2−1)ページ目の画像と(n/2+2)ページ目の画像を形成して本体排紙口3から搬出する。すると後述する後処理装置Bはこのシートをシート搬入経路26から折り処理径路35にシートを収納する。
次いで画像形成装置Aは次のシートの表面に(n/2−2)ページ目の画像と(n/2+3)ページ目の画像を印刷し、その裏面側に(n/2−3)ページ目の画像と、(n/2+4)ページ目の画像を印刷して本体排紙口3から搬出する。
すると後処理装置Bはこのシートを先のシートの上に積み重ね集積する。このように後処理装置Bの処理トレイ構造に適合した順序で画像形成装置Aは画像形成する。このようなページ順序はデータ貯蔵部17からバッファメモリ19に画像データを転送する際に印刷順位を算出して印字ヘッド(レーザ発光器)5を制御する。
[制御構成の説明]
上述した画像形成システムの制御構成を図10のブロック図に従って説明する。図1に示す画像形成システムは画像形成装置Aの制御部(以下「本体制御部」という)50と後処理装置Bの制御部(以下「後処理制御部」という)60を備えている。
本体制御部50は画像形成制御部51と給紙制御部52と入力部53を備えている。そしてこの入力部53に設けられたコントロールパネル18から「画像形成モード」「後処理モード」の設定を行う。画像形成モードは前述したように、プリントアウト部数、シートサイズ、カラー・モノクロ印刷、拡大・縮小印刷、両面・片面印刷、その他の画像形成条件を設定する。
そして本体制御部50はこの設定された画像形成条件に応じて画像形成制御部51及び給紙制御部52を制御し、所定のシートに画像形成した後、本体排紙口3からシートを順次搬出する。
これと同時にコントロールパネル18からの入力で後処理モードが設定される。この後処理モードは、例えば「プリントアウトモード」「ステープル綴じ仕上げモード」「シート束折り仕上げモード」等に設定される。
そこで本体制御部50は後処理制御部60に後処理の仕上げモードとシート枚数、部数情報と綴じモード(1個所止綴じか2個所以上複数綴じか)情報を転送する。これと同時に本体制御部50は画像形成の終了毎にジョブ終了信号を後処理制御部60に転送する。
後処理制御部60は、指定された仕上げモードに応じて後処理装置Bを動作させる制御CPU61と、動作プログラムを記憶したROM62と、制御データを記憶するRAM63を備えている。そしてこの制御CPU61は、搬入口23に送られたシートの搬送を実行するシート搬送制御部64aと、シートの集積動作を実行するシート集積動作制御部64bと、シート綴じ処理を実行するシート綴じ動作制御部64cと、シートの束折り動作を実行するシート折り動作制御部(駆動制御手段)64dを備えている。
上記シート搬送制御部64aは前述のシート搬入経路26の搬入ローラ25a、排紙ローラ25bの駆動モータM1の制御回路に連結され、またこの経路に配置されたシートセンサS1からの検知信号を受信するように構成されている。
また、上記シート集積動作制御部64bは、処理トレイ29にシートを集積するために前記正逆転ローラ30の正逆転モータM2、後端規制部材32の排紙モータM3の駆動回路に結線されている。
更に上記シート綴じ動作制御部64cは、処理トレイ29の端面綴じ端綴じステープル手段33と折り処理径路35の中綴じステープル手段40に内蔵された駆動モータの駆動回路に結線されている。
[マガジン綴じ処理動作]
上述の制御構成においてマガジン綴じ処理の動作について説明する。このモードでは画像形成装置Aは例えば図7に従って説明した順序でシート上に画像形成し、後処理装置Bで冊子状に仕上げる。
この為後処理装置Bはシート搬入経路26の径路切換手段27を図3実線の状態に移動する。これによりシート搬入経路26に送られたシートは排紙ローラ25bに導かれる。そこで制御CPU61はシートセンサS1でシート後端を検出した信号を基準にシート後端が径路切換手段27を通過したタイミングで排紙ローラ25bを停止し、同時に径路切換手段27を図3破線位置に移動する。
そして排紙ローラ25bを逆転(図3反時計方向)させる。するとシート搬入経路26に進入したシートは搬送方向を反転され、径路切換手段27から第2のスイッチバックパスSP2に導かれる。そしてこの送路に配置された搬送ローラ36、37で折り処理径路35に案内される。
第2のスイッチバックパスSP2から折り処理径路35にシートが搬入されるタイミングで制御CPU61は先端規制部材38を最下端のSh1位置に移動する。するとシートはその全体が折り処理径路35に支持される。この状態で後続するシートを第2のスイッチバックパスSP2から折り処理径路35上に送り、先行シートの上に後続シートを積み重ねる。そしてこの後続シートの搬入に合わせて先端規制部材38をSh3位置からSh1位置に移動する。
次いで先と同様にシート側縁整合部材39を動作させて搬入されたシートと折り処理径路35上に支持されたシートを幅寄せ整合する。このような動作を繰り返すことによって画像形成装置Aで画像形成されたシートは第2のスイッチバックパスSP2を経て折り処理径路35上に部揃えされる。
そこで制御CPU61はジョブ終了信号を受けると先端規制部材38を前記位置Sh2に移動し、シート中央を綴じ位置Xに位置決めセットする。
そこで制御CPU61は中綴じステープル手段40を動作させ、シート中央の1個所又は複数個所をステープル綴じする。この動作の完了信号で制御CPU61は先端規制部材38を前記位置Sh1に移動し、シート中央を折り位置Yに位置決めセットする。そこで前述した折りロール対45a、45bと折りブレード46でシート束の中央部折り合わせる。
尚、本発明にあって中綴じステープル手段40は前述の折り処理径路35上の綴じ位置Xに配置する場合を示したが、シートの処理経路を集積ガイド、綴じ位置、折位置の順に配置し、集積ガイド手段、次いでステープル装置、その下流側にシート折り手段を配置する構成であっても良い。
更にこの中綴じステープル手段40で綴じ処理することなくシート束を折り合わせて折シート収納スタッカ22に搬出することも可能である。
21 収納スタッカ
22 折シート収納スタッカ
23 搬入口
26 シート搬入経路
27x 分岐部
27 経路切換手段
29 処理トレイ
35 折り処理経路
36 搬送ローラ
37 搬送ローラ
38 先端規制部材
40 中綴じステープル手段
42 経路切換片
43 経路切換片
44 折り処理部
45 折ロール手段
45a 折りロール対
45b 折りロール対
50 本体制御部
60 後処理制御部
P 折シート搬出径路
P0 共通パス部
P1 反転循環パス
P2 非反転循環パス
P3 後処理パス
P4 排紙パス

Claims (7)

  1. 順次供給されるシートを集積して綴じ処理する処理トレイと、
    搬入口からシートを前記処理トレイに案内するシート搬入経路と、
    前記シート搬入経路から分岐して前記搬入口から送られたシートを折り処理する折り処理径路と、
    前記折り処理径路に配置された折処理部と、
    この折処理部に配置されシートを折り処理する折ロール対と、
    を備え、
    前記折り処理径路の下流側には前記折処理部で折り処理された折シートを搬出する折シート搬出径路が設けられ、
    この折シート搬出径路は、
    前記折処理部からの折シートを前記折り処理径路に案内して再び折処理部に移送する循環パスと、
    前記折処理部からの折シートを前記処理トレイに案内する後処理パスと、
    前記折処理部からの折シートを収納スタッカに案内する排紙パスと、
    と、
    から構成されていることを特徴とする後処理装置。
  2. 前記循環パスは前記折処理部から送られた折シートを表裏反転して再び折処理部に移送する径路で構成され、
    前記後処理パスは、前記折処理部から送られた折シートを表裏反転することなく前記処理トレイに移送する径路で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の後処理装置。
  3. 前記循環パスは前記折処理部から送られた折シートを表裏反転して再び折処理部に移送する反転循環パスと、
    折シートを表裏反転することなく再び折処理部に移送する非反転循環パスで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の後処理装置。
  4. 前記処理トレイには、前記シート搬入経路から送られたシートを部揃え集積して綴じ合わせる端綴じステープル手段が設けられ、
    前記折り処理径路には、前記搬入口から送られたシートを部揃え集積して綴じ合わせる中綴じステープル手段が設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の後処理装置。
  5. 請求項4に記載の後処理装置であって、
    更に制御手段を備え、
    この制御手段は、
    中綴じ処理モードと、
    端綴じ処理モードと、
    を有し、
    前記中綴じ処理モードは、
    前記搬入口から送られたシートを、搬送方向を反転させて前記折り処理径路に部揃え集積した後に綴じ合わせる動作と、
    この綴じ合わされたシート束を前記折処理部で折り合わせる動作と、
    この折り処理したシート束を前記排紙パスから前記収納スタッカに収納する動作と、
    を実行するように、
    前記端綴じ処理モードは、
    前記搬入口から送られたシートを、前記折り処理径路に移送して折り処理し、その折シートを前記後処理パスから前記処理トレイに移送する折り動作と、
    この折り処理された折シートを前記処理トレイに部揃え集積して綴じ合わせる動作と、
    を実行するように、
    構成されていることを特徴とする後処理装置。
  6. 前記制御手段による前記端綴じ処理モードは、
    前記処理トレイにシートを部揃え集積する際に、
    前記シート搬入経路から折り処理することなく送られたシートと、
    前記折シート搬出径路から送られた折シートと、
    を前記処理トレイに混載する
    動作を有することを特徴とする請求項5に記載の後処理装置。
  7. 順次シート上に画像形成する画像形成装置と、
    前記画像形成装置から送られたシートを部揃え集積して綴じ合わせる後処理装置と、
    から構成され、
    前記後処理装置は請求項1乃至6のいずれか1項に記載の構成を備えていることを特徴とする画像形成システム。
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