JP5772084B2 - 用紙後処理装置と画像形成装置 - Google Patents
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Description
ステイプル綴じ処理時に用紙を一旦スタックするステイプルトレイと、
このステイプルトレイへ前記画像形成装置から排出される用紙を送り出す送出部と、
前記ステイプルトレイにスタックされた用紙を搬送方向に対して揃える揃え手段と、
この揃え手段によってステイプルトレイの用紙の後端部が突き当てられる後端基準フェンスと、
前記ステイプルトレイの用紙を幅方向に整合するジョガーフェンスと、
綴じ処理された用紙を排紙トレイに排紙する排紙手段と、
前記排紙トレイに排紙された用紙を幅方向に整合する整合手段とを備え、
この整合手段の上に、前記ステイプルトレイからはみ出た用紙の一部を載置する載置部が設けられ、且つ該整合手段は上下移動可能であることを特徴とする。
図1において、700は複写機などの画像形成装置、800は画像形成装置700から排出された用紙をZ折りに処理するZ折り処理部、AはZ折り紙あるいは通常のシートをステイプル綴じ処理などを行う用紙後処理装置である。画像形成装置700は用紙後処理装置Aを備えている。
[用紙後処理装置]
用紙後処理装置Aは、画像形成装置700から排出されてきた画像形成済みの用紙PまたはZ折り処理部800でZ折り処理されたZ折り紙(説明の便宜上、用紙Pとする)を受け入れる導入経路1と、用紙Pを中間積載する搬送経路2と、搬送経路2で用紙中間部を中綴じされた用紙束を紙折部へと搬送する搬送経路3と、整合機構500(図2参照)と、用紙Pに孔を開ける用紙穿孔ユニットBと、用紙Pを中折りする中折ユニットCなどとを備えている。
[整合機構]
整合機構500は、図2に示すように、ケース501内に配置された駆動ギア502および従動ギアー503と、駆動ギア502および従動ギアー503に巻回されたタイミングベルト513と、タイミングベルト512を介して駆動ギア502を回動させるモータ511と、左右方向(用紙幅方向)に延びたガイドレール505と、ガイドレール505に装着されるとともにガイドレール505に沿って移動可能なブラケット515A,515Bと、このブラケット515A,515Bを貫通するとともに上下方向に移動可能な軸514と、この軸514に装着されるとともに軸514に沿って移動可能な整合部材51A,51Bと、軸514を上下動させる上下動機構520とを有している。
[ブラケット]
ブラケット515Aは、ブラケット本体515Haの上に形成された取付部515Acを有し、この取付部515Acはタイミングベルト513の前側であるベルト部513Aに固定されている。ブラケット515Aはタイミングベルト513の回転移動により左右方向(用紙幅方向)に移動する。また、ブラケット本体515Haは、図3および図4に示すように、上下に延びたスリットSA1が形成された一対の壁1KAを有している。
[上下動機構]
上下動機構520は、モータ510と、このモータ510の駆動軸(図示せず)に装着された駆動ギア521と、この駆動ギア521と図示しない従動ギアーとを巻回したタイミングベルト516と、このタイミングベルト516に固定されたブラケット522などとを有し、ブラケット522には軸514が片持支持されている。モータ510の駆動によりタイミングベルト516の回動移動によりブラケット522が上下動する。この上下動とともに軸514が上下動することになる。
[整合部材]
整合部材51Aは、排紙トレイ5に排紙された用紙Pを幅方向に整合するほぼ半円板状の当接部(整合手段)51Aaと、この当接部51Aaの上に設けられた平板状の載置部151Aと、当接部51Aaおよび載置部151Aに連続形成されたアーム部51Amとを有している。載置部151Aは当接部51Aaの面と直交した載置面を形成しており、当接部51Aaと載置部151Aとで正面視で逆L字形を呈している。この載置部151Aは、ステイプルトレイ21からはみ出た用紙の一部を載置するものである。
[シフト排紙時の用紙の経路の説明]
図5に示すように、シフト排紙時には整合部材51A,51Bの載置部151A,151Bは使用しない。
[ステイプルモード時の動作]
ステイプルモード時は、ステイプルトレイ21上に用紙を整合・積載してステイプルする。以下にZ折りされた用紙Pの整合動作を説明する。
[制御系]
図8は、用紙後処理装置Aの制御系の構成を概略的に示したブロック図であり、M1は排紙トレイ5を上下動させるモータ、M2は叩きローラ15を振り子運動させるモータ、M3は戻しコロ41を回転させるモータである。1000は、入口センサ13,排紙センサ28,上面検知センサE1など検知信号と、画像形成装置700からの指令信号などとに基づいてモータ510,511,M1〜M3やステイプル50や用紙穿孔ユニットBや中折ユニットCなどを制御する制御装置である。また、この制御装置1000は各ローラなどをそれぞれ駆動させるモータ(図示せず)を制御する。
[動 作]
次に、上記のように構成される用紙後処理装置Aの動作を図9に示すフロー図に基づいて説明する。
[シフト排紙・ストレート排紙モードの場合]
シフト排紙・ストレート排紙モードの場合にはステップ1でノーと判断されてステップ12へ進む。
[第2実施例]
図10ないし図12は、第2実施例の整合機構1500の構成を示したものである。アーム部51Amの下部に平板状の当接部251Aがほぼ垂直状態で取り付けられている。この当接部251Aの内側の中間位置に平板状の載置部351Aがほぼ水平状態となって設けられている。
[Z折り紙の引っかかりの防止]
図14は、ステイプルトレイ21にスタックされたZ折り紙の引っかかりの防止を説明するための説明図である。
15 叩きローラ(揃え手段)
21 ステイプルトレイ
22 ジョガーフェンス
24 基準フェンス(後端基準フェンス)
26 排紙ローラ(排紙手段)
27 排紙ローラ(従動ローラ:排紙手段)
51Aa 当接部(整合手段)
51Ba 当接部(整合手段)
151A 載置部(載置面)
151B 載置部(載置面)
Claims (8)
- 画像形成装置から排出される用紙に対して後処理を施す用紙後処理装置であって、
ステイプル綴じ処理時に用紙を一旦スタックするステイプルトレイと、
このステイプルトレイへ前記画像形成装置から排出される用紙を送り出す送出部と、
前記ステイプルトレイにスタックされた用紙を搬送方向に対して揃える揃え手段と、
この揃え手段によってステイプルトレイの用紙の後端部が突き当てられる後端基準フェンスと、
前記ステイプルトレイの用紙を幅方向に整合するジョガーフェンスと、
綴じ処理された用紙を排紙トレイに排紙する排紙手段と、
前記排紙トレイに排紙された用紙を幅方向に整合する整合手段とを備え、
この整合手段の上に、前記ステイプルトレイからはみ出た用紙の一部を載置する載置部が設けられ、且つ該整合手段は上下移動可能であることを特徴とする用紙後処理装置。 - 前記整合手段の載置部は、排紙トレイ側にいくにしたがって高さが高くなっていることを特徴とする請求項1に記載の用紙後処理装置。
- 前記ステイプルトレイ上を用紙が搬送されて整合される際、その用紙が排紙方向に搬送されているとき、前記整合手段の載置部がステイプルトレイの上面より下に位置し、
前記用紙が排紙方向と逆方向へ搬送されているとき、前記整合手段の載置部がステイプルトレイの上面より上に位置することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の用紙後処理装置。 - 前記整合手段は、1枚目の整合時のみ上下方向に移動することを特徴とする請求項3に記載の用紙後処理装置。
- 前記ステイプルトレイに用紙をスタックさせて整合する際、このスタックされた用紙の枚数に応じて前記整合手段の高さ位置を調整することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の用紙後処理装置。
- 前記整合手段の載置部に載置された用紙を幅方向に整合する整合部を設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1つに記載の用紙後処理装置。
- 前記整合手段の載置部に載置される用紙を前記整合部で整合する際、前記ジョガーフェンスを固定することを特徴とする請求項6に記載の用紙後処理装置。
- 請求項1ないし請求項7のいずれか1つに記載の用紙後処理装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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