JP6167555B2 - シート後処理装置、画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は、シートを集積して揃え、揃えたシート束を折り込み、折り込んだシート束の背側を前にしてトレイ等に排出するシート後処理装置と、そのシート後処理装置と画像形成装置とを備えた画像形成システムに関する。
従来から、シートを集積して揃え、揃えたシート束を折り込み、折り込んだシート束の背側を前にしてトレイ等に排出するシート後処理装置が知られている(例えば特許文献1、2参照)。
このシート折りを行なうシート後処理装置は、送り出された先行のシート束の小口側である後部の上に、送り出された後続のシート束の背側である先部が移動しながら載るように排出する。これにより、トレイ上で、先行のシート束の小口側である後部に、後続のシート束の背側である先部が入り込んでしまうのを防止する。
しかしながら、特許文献1、2に挙げたようなシート束の中折りが可能なシート後処理装置は、トレイ上において、中折りされた先行のシート束の上に、中折りされた後続のシート束が載り上がると、以下の問題が生じる虞がある。
すなわち、図10に示すように、従来のシート後処理装置は、排出中の後続のシート束P2が、先行のシート束P1との用紙間密着により、先行のシート束P1の表紙部分を捲りあげて、その表紙部分にダメージを与えてしまう虞がある、という課題を有している。
特に、中折り用紙束は中綴じ・中折り処理による膨らみがあるため、表紙の盛り上がりが発生しやすい形となっている。また、コート紙のように平滑度が高い用紙の場合に上記の不具合が発生する虞が高まる。
なお、この種のシート後処理装置には、ストッパ側から前記シート載置面に平行な方向に吹き付ける第1空気流と、シート載置面の上方からシート載置面に向かう方向に吹き付ける第2空気流とを形成する空気流形成手段を有したものが知られている(例えば特許文献3参照)。
このシート後処理装置は、静電気等によるシート同士の吸着の防止と、カールを有するシートの整合を行うことを技術的課題にしたもので、上述した課題を解決することはできない。
上記課題を解決するために、本発明にかかるシート後処理置は、シートを集積して揃えてステープル処理し、ステープル処理したシート束を折り込み、折り込んだシート束の背側である先部を前にして送り出すと共に、送り出された先行のシート束の小口側である後部の上に、送り出された後続のシート束の背側である先部が排出トレイ上で移動しながら載り上がるように、前記排出トレイに前記シート束を排出するシート後処理装置において、前記排出トレイ上の、前記先行のシート束の後部に前記後続のシート束の先部が載り上がる所定の領域に向けて送風可能な送風部と、前記送風部の送風制御を実行する送風制御部と、前記シート束を挟み込んで前記排出トレイに送り出す搬送ローラ部とを備え、前記送風制御部は、前記搬送ローラ部が前記後続のシート束を挟み込んでから前記送風部を駆動して送風を開始することを特徴とする。
本発明によれば、シート後処理装置は、排出中の後続のシート束が、トレイ上の先行のシート束の表紙部分を捲りあげて、その表紙部分を折り曲げてしまう虞を払拭できる。
本実施の形態にかかるシート後処理装置の概略を側面から示した模式図である。 下段トレイ(排出トレイ)の斜視図である。 下段トレイの機構部の構成を示した斜視図である。 (1)シート後処理装置と画像形成装置の電気的な構成を示すブロック図である。 (2)シート後処理装置の機能構成を示すブロック図である。 送風制御部の動作を示すフローチャートである。 送風にかかる一連の動作を示した模式図である。 シート束が下段トレイに満杯した状態の説明図である。 実施の形態2にかかる送風部の模式的な断面図である。 実施の形態3にかかる入力表示画面を示す説明図である。 従来の排出トレイにシート束が排出される際の模式的な説明図である。
本発明にかかるシート後処理装置Aの実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態にかかるシート後処理装置Aの概略を側面から示した模式図である。図2は、下段トレイの斜視図である。図3は、下段トレイの機構部の構成を示した斜視図である。図4(1)シート後処理装置Aと画像形成装置Bの電気的な構成を示すブロック図である。図4(2)は、シート後処理装置Aの機能構成を示すブロック図である。図5は、送風制御部の動作を示すフローチャートである。図6は、送風にかかる一連の動作を示した模式図である。図7は、シート束が下段トレイに満杯した状態の説明図である。
図1に示すように、実施の形態1にかかるシート後処理装置Aは、シートに画像を形成する画像形成装置Bから排出された画像形成済みのシートを受け入れ可能に、画像形成装置Bに併設されている。
そのシート後処理装置Aは、シート搬送部1と、スタック部2と、ステープル処理部3と、シート折り部4と、動作制御部5と、排出トレイとしての下段トレイ6と、送風部7と、送風制御部F1とを備える。
シート搬送部1は、画像形成装置Bからの画像形成済みのシートを、シート受け入れ口101を介して受け入れ、そのシートを、当該シート後処理装置Aの上部に設けられた上段トレイa1、その上段トレイa1より下方に設けられた中段トレイa2、シート後処理装置Aの内部に設けられた支持板201の何れかに向けて搬送するものである。
具体的には、このシート搬送部1は、シート受け入れ口101から上段トレイa1に向けて設けられた第一の搬送部と、その第一の搬送部の途中から分岐して中段トレイa2に向けて設けられた第二の搬送部と、第二の搬送部の途中から分岐して支持板201に向けて設けられた第三の搬送部とを備える。
第一の搬送部は、シート受け入れ口101の近くに設けられた第一の搬送ローラ102と、その第一の搬送ローラ102から所要の距離をおいて設けられた第二の搬送ローラ103と、第二の搬送ローラ103の位置よりシート搬送方向の下流側に電磁ソレノイドなどで揺動可能に設けられ、上段トレイa1の方向か中段トレイa2方向かの何れかにシートを導く第一の分岐爪104と、シートを上段トレイa1に排出する第一の排出ローラ105と、これらの各搬送ローラ間に設けられた複数のガイド板とを備える。
第一の搬送ローラ102、第二の搬送ローラ103、第一の排出ローラ105は、夫々一対のローラで構成される。これらの一対のローラは、パルス電力で駆動するモータによって夫々回転可能になっている。
第二の搬送部は、第一の分岐爪104の位置よりシート搬送方向の下流側に電磁ソレノイドなどで揺動可能に設けられ、中段トレイa2方向か支持板201かの何れかにシートを導く第二の分岐爪106と、第六の搬送ローラ107と、シートを中段トレイa2に排出する第二の排出ローラ108と、これらの各ローラ間に設けられた複数のガイド板とを備える。
第六の搬送ローラ107、第二の排出ローラ108は、夫々、互いに押し当てられた一対のローラで構成される。これらの一対のローラは、パルス電力で駆動するモータによって夫々回転可能になっている。
第三の搬送部は、第二の分岐爪106の近くに設けられた第三の搬送ローラ109と、その第三の搬送ローラ109の位置よりシート搬送方向の下流側に設けられた第四の搬送ローラ110と、その第四の搬送ローラ110の位置よりシート搬送方向の下流側に設けられた第五の搬送ローラ111と、その第五の搬送ローラ111の位置よりシート搬送方向の下流側に、且つ、シートの搬送が上向くように設けられ、上方に位置する支持板201に向けてシートを排出する第三の排出ローラ112と、これらの各ローラ間に設けられた複数のガイド板とを備える。
第三の搬送ローラ109、第四の搬送ローラ110、第五の搬送ローラ111、第三の排出ローラ112は、夫々一対のローラで構成される。これらの一対のローラは、パルス電力で駆動するモータによって夫々回転可能になっている。
また、このシート搬送部1は、入口センサ113と、ステープル排紙センサ114とを備える。
入口センサ113は、画像形成装置Bから受け入れるシートを検出するためのもので、シート受け入れ口101と第一の搬送ローラ102との間に設けられている。
この入口センサ113によるシートの検出をトリガーにして、予め設定されたパルス数のパルス電力が各ローラに接続されたモータに供給されることで、夫々一対のローラが回転する。これにより、シートが搬送される。
また、第一の分岐爪104と第二の分岐爪106を駆動する電磁ソレノイドへの電力供給も、入口センサ113によるシートの検出をトリガーにしている。
なお、このシート後処理装置Aは、上段トレイa1にシートが排出されるストレートモードと、中段トレイa2にシートが排出されるシフトモードと、支持板201にシートが排出されるステープルモードとがある。上述したローラの回転や分岐爪の駆動は、指定されたモードを実現する構成部分のみが動作するようになっている。
例えば、ストレートモードの場合、第一の搬送ローラ102と、第二の搬送ローラ103と、第一の分岐爪104と、第一の排出ローラ105のみが動作することで事足りるため、その他のローラは回転を休止している。
ステープル排紙センサ114は、第三の搬送部内を搬送してきたシートを検出するもので、第五の搬送ローラ111と第三の排出ローラ112との間に設けられている。
スタック部2は、シートを集積して揃えるもので、支持板201と、後端フェンス202と、叩きコロ部203と、放出部205と、可動ガイド209と、ジョガーフェンス210とを備える。
支持板201は、第三の排出ローラ112で送り出されたシートを沿わせて傾斜状に支持可能に、第三の排出ローラ112の上方に設けられた左右一対の板状に形成されている。
後端フェンス202は、シートの搬送方向と逆方向の端(シートの後端)を突き当ててシートの縦揃えが可能に、且つ、後述する第一のステープラ31によるステープル処理が可能に、側面視略U字状に且つ平面視逆U字状に形成されており、支持板201の下方に設けられている。
叩きコロ部203は、揺動可能に設けられたリンク機構により支持板201の支持面に対して進退可能に、且つ、パルス電力で駆動するモータに接続されて正転及び逆転可能に設けられた叩きコロ204を備えてなる。この叩きコロ204は、支持板201の支持面に対して後退した位置をホームポジションとしている。そのホームポジションから前進することで支持板201の支持面上のシートを抑え、また、回転することで、シート揃えやシートの反りを無くす。
放出部205は、支持板201の上部にパルス電力で駆動するモータにより回転可能に設けられた複数の放出ローラ206と、左右一対の支持板201の間に架け渡された放出ベルト208と、支持板201の面より突出するように放出ベルト208に取り付けられ、後端フェンス202に支持されたシートの後端を支持する放出爪207とを備える。この放出ベルト208はパルス電力で駆動するモータにより、シートの搬送方向(図1において反時計回り)に回転可能になっている。
可動ガイド209は、放出ローラ206の回転中心と同じ回転中心でもって、パルス電力で駆動するモータの駆動により放出ローラ206の上方で揺動可能に設けられた円弧状の部材である。この可動ガイド209は、ステープル処理がされたシート束を、シート折り部4か中段トレイa2かの何れかの方向へガイドするようになっている。
ジョガーフェンス210は、支持板201の、シートの搬送方向と直交する方向の両側に対向するように設けられた一対からなり、パルス電力で駆動するモータの駆動により、支持板201上で、互いに前進したり後退したりすることが可能になっている。そして、このジョガーフェンス210は、互いが前進することで、支持板201のシート束を支持板201の中央に寄せて、そのシート束の横揃えをする。
ステープル処理部3は、スタック部2で整合されたシート束の後端にステープルを打ち込んでステープル綴じを行なう第一のステープラ31と、パルス電力で駆動するモータの駆動によりシートの搬送方向に進退動可能なステーに固定され、スタック部2で整合されたシート束の任意の位置にステープルを打ち込んでステープル綴じ(中綴じ)を行なう左右一対の第二のステープラ32とを備える。
この第一のステープラ31と第二のステープラ32は、夫々、ステープルを打ち出す本体部と、本体部と対向して設けられ、打ち出されたステープルを曲げる溝が形成された受け部とを備えて構成される。
シート折り部4は、上ガイド板401と、下ガイド板402と、上ローラ403と、下ローラ404と、折りローラ405と、折りガイド板406と、折り排出ローラ407と、折りプレート408と、可動後端フェンス409と、シート束到達センサ411と、可動後端フェンスHPセンサ412と、折り部通過センサ413とを備えて構成されている。
上ガイド板401は、放出ローラ206と可動ガイド209とで形成された搬送路と連続するように鉛直方向に延びるように設けられた一対のガイド板からなる。
下ガイド板402は、所要の間隔をおいて上ガイド板401と連続するように上ガイド板401の下方に設けられた一対のガイド板からなる。
上ローラ403は、パルス電力で駆動するモータにより回転可能に設けられた一対のローラであり、シート束を搬送可能に上ガイド板401の上部に設けられている。
下ローラ404は、パルス電力で駆動するモータにより回転可能に設けられた一対のローラであり、シート束を搬送可能に上ガイド板401の下部に設けられている。
折りローラ405は、パルス電力で駆動するモータにより回転可能に設けられた一対のローラであり、その一対のローラ同士間の中心(以下、ニップという)と上ガイド板401と下ガイド板402間に形成された隙間の位置とが水平方向で繋がるように、ステープル処理部3と反対側に設けられている。
折りガイド板406は、折り込まれたシート束が通過可能な所要の間隔おいて対向配置された一対のガイド板であり、折りローラ405のニップと水平方向で繋がるように、折りローラ405の隣に設けられている。
折り排出ローラ407は、パルス電力で駆動するモータにより回転可能に設けられた一対のローラであり、折りガイド板406でガイドされたシート束を搬送可能に折りガイド板406の隣に設けられている。
折りプレート408は、折りローラ405のニップに対して、上ガイド板401及び下ガイド板402を挟んで折りローラ405に対向した位置から水平な方向に進退動可能に設けられており、折りローラ405のニップにシート束を押し込んで折り込み可能に構成されている。
可動後端フェンス409は、シートの後端を支持するもので、下ガイド板402と沿うように設けられパルス電力で駆動するモータにより回転可能な無端ベルト410に取り付けられている。この可動後端フェンス409は、折りプレート408の移動上に、ステープル処理されたシート束の折り込み位置がくるように、シート束の位置調整を行なうようになっている。
シート束到達センサ411は、搬送されてくるシート束を検出するためのもので、下ローラ404と折りプレート408との間に設けられている。このシート束到達センサ411によるシート束の検出をトリガーにして、予め設定されたパルス数のパルス電力が上ローラ403と下ローラ404に接続された夫々のモータに供給されて、シート束の搬送を所定の位置で停止させる。
可動後端フェンスHPセンサ412は、可動後端フェンス409のホームポジションを検出するためのもので、可動後端フェンス409のホームポジションに対応した位置に設けられている。
シート折りの動作をしない場合は、可動後端フェンスHPセンサ412が可動後端フェンス409を検出する位置、すなわちホームポジションに位置させておく。シート折りを実行する場合、予め設定されたパルス数のパルス電力が可動後端フェンス409を駆動するモータに供給されてフェンス本体を所定の位置に移動させる。
折り部通過センサ413は、折りガイド板406を移動してきたシート束を検出するもので、折りローラ405と排出ローラ407との間に設けられている。この折り部通過センサ413によるシート束の検出をトリガーにして、予め設定されたパルス数のパルス電力が排出ローラに接続されたモータに供給されて、シート束の排出を行なう。
このようにシート折り部4は、揃えたシート束を折り込み、折り込んだシート束の背側である先部を前にして送り出すようになっている。
動作制御部5は、送風部7を含んだシート後処理装置Aの各構成部の動作を制御するもので、図4(1)に示すように、CPU51と、ROM52と、RAM53と、シリアルI/F54を備えて構成される。
実施の形態1にかかるシート後処理装置Aの一連の動作制御のためのプログラムコードは、ROM52に格納されている。
CPU51は、そのプログラムコードをRAM53に展開し、各種センサから得られた情報等、制御に必要なデータをRAM53に記憶し、そのRAM53をワークエリアとして使用しながらプログラムコードに従って、各種直流負荷であるモータ等の制御を実行する。
シリアルI/F54は、画像形成装置Bと電気的に接続可能に構成され、ストレートモード、シフトモード、ステープルモード等のシート後処理情報や、シート後処理を行なう際の印刷枚数情報、シートの種類にかかる情報(以下、シートの種類情報)などの各種情報を画像形成装置Bから受信したり、シート後処理装置Aから画像形成装置Bへ必要な情報を送信したりするインターフェースである。
また、シート後処理装置Aは入力表示部55を備える。この入力表示部55は、ストレートモード、シフトモード、ステープルモード等のシート後処理情報や、シート後処理を行なう際の印刷枚数情報、シートの種類などの各種情報を入力したり、その各種情報を表示したりする。
実施の形態1にかかるシート後処理装置Aは、画像形成装置Bと電気的に接続しなくても、入力表示部55を介して単独で動作設定が可能になっている。
排出トレイとしての下段トレイ6は、シート折り部4によって折り込まれたシート束をトレイ後部に向かって搬送させ、そのトレイ後部からトレイ前部に向かって順次積載させていくものである。この下段トレイ6は、図1〜図3に示すように、フレーム601と、下段トレイ本体602と、シート束搬送部603とを備える。この下段トレイ6は、シート後処理装置Aの本体に取り外し可能に取り付けられている。
フレーム601は、シート排出方向に向かって延びるように且つ対向するように配置された一対の側板604を備える。このフレーム601は、下段トレイ本体602の内側から下段トレイ本体602を支持させていると共にシート束搬送部603を支持させている(図3)。
下段トレイ本体602は、図2に示すように、シート積載面605とシート積載補助面606とを備える。この下段トレイ本体602は、フレーム601に支持されている。
シート積載面605は、シート排出方向の下流側に向かって上向くように形成された傾斜面607と、シート排出方向の下流側に向かって略水平または水平に形成された水平面608とが、曲面を介して滑らかに繋がるように形成されている。水平面608は、傾斜面607よりもシート排出方向の長さが長くなっている。
このシート積載面605は、シートの幅方向(シート排出方向に対し、平面視、直交する方向)の両側を支持するように一対で形成されており、シートの中央部に対応する位置は凹んでいる。
さらに、一対のシート積載面605の、その凹んだ場所に近い所要の位置には、後述する搬送ベルト619をガイドする凹部609が、シート排出方向に向かって延びるように夫々形成されている。
シート積載補助面606は、シート積載面605よりシート排出方向の下流側でシート積載面605と接するように、且つ、搬送方向の下流側に向かって上向くように傾斜状に形成されている。このシート積載補助面606も、シート積載面605と同様に、シートの幅方向の両側を支持するように一対で形成されており、シート束の中央部に対応する位置は凹んでいる。
このシート積載補助面606は、大量のシート束が搬送ローラおよび搬送ベルト619により順次搬送され、シート積載面605に積載されるときに、シート束の落下を防止し、先頭となるシート束の位置を規制する機能を有している。
なお、シート積載補助面606は、シート積載面605の下方に回転させて収納可能に構成しても良い。このように構成することで、さらに大量のシート束を出力する場合にリミットレスとなり利便性が向上する。
シート束搬送部603は、図3に示すように、搬送ベルト部610と、搬送ローラ部611と、搬送駆動部612とを備える。
搬送ベルト部610は、シート排出方向に所要の間隔をおいて一対の側板604間に回転可能に架け渡された3本の搬送ベルト用支軸613と、その3本の搬送ベルト用支軸613のうちシート排出方向の最下流側の支軸の端部に取り付けられた第一のプーリー614と、その3本の搬送ベルト用支軸613のうち中央の支軸近くの側板604の所要の位置に回転可能に設けられた第二のプーリー615とを備える。
さらに、搬送ベルト部610は、第一のプーリー614と第二のプーリー615に架け渡された第一のタイミングベルト616と、その第二のプーリー615の回転軸に取り付けられた搬送ベルト駆動用歯車617と、3本の搬送ベルト用支軸613の、シート積載面605に形成された一対の凹部609(図2)と対応する位置に夫々取り付けられた支持ローラ618と、シート積載面605に沿うようにシート排出方向の直線上となる3つの支持ローラ618に架け渡された一対の搬送ベルト619とを備える。
この搬送ベルト619は、摩擦の大きいクロロス系ポリエチレン等を用いるのが望ましい。
さらに、この搬送ベルト619は、そのベルト幅が概ね60mm程度とし、一対の搬送ベルト619の設置間隔は、本実施の形態にかかるシート後処理総理の中綴じ処理可能な幅に収まる範囲で設定する。
なお、本実施の形態では2本一対の搬送ベルト619を例示しているが、3本以上の複数本であっても良く、さらに、幅の広いベルト1本でも良い。
搬送ローラ部611は、搬送ベルト駆動用歯車617と噛み合うように側板604に設けられた搬送ローラ駆動用歯車620と、その搬送ローラ駆動用歯車620の回転軸に取り付けられた第三のプーリー621と、一対の側板604間の、第三のプーリー621の位置よりシート排出方向上流側で且つ第三のプーリー621の位置より上位となる位置に回転可能に架け渡された搬送ローラ用支軸622と、搬送ローラ用支軸622の端部に取り付けられた第四のプーリー623と、第三のプーリー621と第四のプーリー623に架け渡された第二のタイミングベルト624とを備える。
さらに、搬送ローラ部611は、搬送ローラ用支軸622の略中央部に取り付けられた第五のプーリー625と、フレーム601に上下方向揺動可能に取り付けられると共にバネにより後述する従動ローラ630側に回転力が付与されたステー626と、そのステー626に回転可能に支持された搬送ローラ627と、その搬送ローラ627の支軸に取り付けられた第六のプーリー628と、第五のプーリー625と第六のプーリー628に架け渡された第三のタイミングベルト629と、搬送ローラ627の回転に従動回転可能に、側板604間に回転可能に架け渡された支軸に取り付けられた従動ローラ630を備える。
また、搬送ローラ627と従動ローラ630は、搬送ローラ627と従動ローラ630とが接する領域であるニップが、シート積載面605より上位となるように設けられる。
上述した搬送ローラ627は、摩擦の大きい例えばEPゴムで構成することが望ましい。
搬送駆動部612は、回転出力軸にピニオン歯車が設けられ、そのピニオン歯車が搬送ローラ駆動用歯車620と噛み合うように側板604に取り付けられたシート搬送用駆動モータ631を備える。このシート搬送用駆動モータ631は、回転量を検知可能な例えばステッピングモータやエンコーダ付きDCブラシレスモータを用いている。
また、このシート束搬送部603には、図2、図7に示すように、上下方向に揺動可能な接触子632を備えた満杯検出センサ633が、シート積載面605の傾斜面607の上方でその接触子632が上下方向に揺動可能に下段トレイ本体602に取り付けられている。
以上のように構成されたシート束搬送部603は、次のように動作する。
先ず、シート搬送用駆動モータ631の回転出力軸が反時計回りに回転すると、その回転出力軸に取り付けたピニオン歯車が反時計回りに回転する。
ピニオン歯車と噛み合った搬送ローラ駆動用歯車620は時計回りに回転し、搬送ローラ駆動用歯車620と同軸上の第三のプーリー621が回転し、第二のタイミングベルト624、第四のプーリー623を介して、搬送ローラ用支軸622が時計回りに回転する。
そして、搬送ローラ用支軸622の略中央部に取り付けた第五のプーリー625が回転することで、搬送ローラ627は、第三のタイミングベルト629、第六のプーリー628を介して時計回りに回転する。従動ローラ630は、搬送ローラ627の回転に従動回転する。
また、搬送ローラ駆動用歯車620が時計回りに回転することで、搬送ローラ駆動用歯車620と噛み合った搬送ベルト駆動用歯車617が反時計回りに回転する。これにより、搬送ベルト駆動用歯車617と同軸上の第二のプーリー615が回転して、第一のタイミングベルト616、第一のプーリー614を介して、3本の搬送ベルト用支軸613のうちシート排出方向の最下流側の支軸が反対時計回りに回転する。
シート排出方向の最下流側の搬送ベルト用支軸613に取り付けた支持ローラ618は、反対時計回りに回転し、シート積載面605に沿うようにシート排出方向の直線上となる3つの支持ローラ618に架け渡された一対の搬送ベルト619が反時計回りに回転する。
シート束搬送部603は、以上のように動作することで、搬送ローラ627と従動ローラ630とで、排出ローラから送り出されたシート束を挟み込んでシート積載面605の傾斜面607に送り出す。また、搬送ベルト619が、シート積載補助面606に向けてシート束を搬送する。
送風部7は、図2、図3に示すように、下段トレイ6に排出された先行のシート束に後続のシート束が載り上がる所定の領域となるシート積載面605の傾斜面607上方に配置されるように、且つ、シート排出方向と直交するシートの両端部側に配置されるように下段トレイ6内に設けられた一対の電動ファン701と、電動ファン701と接続され、シート排出方向への送風を規制する送風ダクト702とを備えてなる。
なお、上述した「所定の領域」とは、先行のシート束に後続のシート束が載り上がり始める位置から、載り上がりが終わるまでの、下段トレイ6上における位置である。
さらに、この送風部7は、送風方向がシート排出方向に対して略垂直方向となるように設けられている。なお、送風方向がシート排出方向に対して垂直方向となるように設けても良い。
本実施の形態では、2つの電動ファン701を例示しているが、その数はいくつでも良いものである。
送風制御部F1は、上述した動作制御部5によって実現される送風部7の送風制御にかかる機能である。この送風制御部F1は、シートの種類に応じて送風の有無を判断し、シートの種類に応じた風速を判断し、それらの判断に基づいた送風制御を実行する(図4(2))。
また、この送風制御部F1は、ユーザによる送風強制がされたか否かも判断し、その判断に基づいた送風制御を実行する。なお、ユーザによる送風強制のON/OFFは、入力表示部55を介して設定可能になっている。
シートの種類に応じた送風の有無にかかる情報や、シートの種類に応じた風速にかかる情報は、ROM52に記録されている。そして、CPU51が、プログラムコードに従って、シート折りされるシートの種類情報を、ROM52内に記録されたそれらの情報に照らして判断する。
そのシート折りされるシートの種類情報は、当該シート後処理装置Aの入力表示部55を介してユーザが入力し、送風制御部F1がそのシートの種類情報を取得する。
なお、画像形成装置Bの入力表示部b2(画像形成装置Bの動作制御部b1と接続されている)を介してユーザが入力したシートの種類情報を取得するようにしても良い。この場合、シート後処理装置Aと画像形成装置Bとを備えた画像形成システムとなる。
例えば、コート紙のように平滑度が高い用紙からなるシート束の場合、送風制御部F1は、下段トレイ6上において、先行のシート束の小口側である後部に後続のシート束の背側である先部が重なる際、かかる部分に送風されるように電動ファン701を制御する。
後続のシート束が先行のシート束の表紙部分を捲りあげる虞の無いような平滑度が低い用紙からなるシート束の場合、送風制御部F1は、送風を実行しないように制御する。
また、後続のシート束が先行のシート束の表紙部分を捲りあげる虞のあるような平滑度が高いシートの場合において、送風制御部F1は、そのシートの種類、シートの厚み、シートの大きさ等、シートに応じた風量となるように電動ファン701を制御する。
次に、以上のように構成された実施の形態1にかかるシート後処理装置Aの基本的な動作を、図1を参照しながら説明する。
先ず、シリアルI/F54を介して画像形成装置Bからのシート後処理情報を取得、または、入力表示部55を介してユーザからのシート後処理情報を取得する。そして、入口センサ113が、画像形成装置Bからのシートを検出すると各機構部の動作を開始する。
シート後処理情報が、ストレートモードを指示している場合は、シートが上段トレイa1に向かうように第一の分岐爪104が動作する。この動作と共に、第一の搬送ローラ102、第二の搬送ローラ103、第一の排出ローラ105が回転して、上段トレイa1にシートを排出する。
シート後処理情報が、シフトモードを指示している場合は、シートが中段トレイa2に向かうように第一の分岐爪104と第二の分岐爪106が動作する。この動作と共に、第一の搬送ローラ102、第二の搬送ローラ103、第六の搬送ローラ107、第二の排出ローラ108が回転して中段トレイa2にシートを排出する。
シート後処理情報が、ステープルモードを指示している場合は、シートが支持板201に向かうように第一の分岐爪104と第二の分岐爪106が動作する。この動作と共に、第一の搬送ローラ102、第二の搬送ローラ103、第三の搬送ローラ109、第四の搬送ローラ110、第五の搬送ローラ111、第三の排出ローラ112が回転して、支持板201にシートを排出する。叩きコロ204は、支持板201にシートが排出される度に、支持板201にシートを押し付けるように動作して、支持板201上のシートを抑え、また、回転することで、シート揃えやシートの反りを無くす。
支持板201上のシートがシート後処理情報に基づいた所定の枚数になったら、シート後処理情報に基づいて、第一のステープラ31または、中綴じ用の第二のステープラ32によるステープル処理を行なう。そして、放出ベルト208が回転することで放出爪207がステープル処理したシート束を上方へ掬い上げる。
シート後処理情報が、ステープル処理したシート束を折らない指示の場合は、可動ガイド209が、ステープル処理したシートを第二の排出ローラ108に導く。
シート後処理情報が、ステープル処理したシート束を折る指示の場合は、可動ガイド209がシート折り部4に導く。上ローラ403と、下ローラ404が回転して、可動後端フェンス409と上ガイド板401と下ガイド板402とで形成された領域にシート束を位置させる。そして、折りプレート408が前進して、折りローラ405のニップにシート束を押し込んで折り込む。
このとき折り排出ローラ407は回転しており、折り込まれたシート束を下段トレイ6に送り出す。
シート束の折り込み間隔、シート束の送り出し間隔は、送り出された先行のシート束の小口側である後部の上に、送り出された後続のシート束の背側である先部が、排出トレイ上で移動しながら載り上がるような所要の間隔となっている。
次に、実施の形態1にかかるシート後処理装置Aの送風部7にかかる一連の動作を、図5を参照しながら説明する。
先ず、送風制御部F1は、入力表示部55を介してユーザが予め入力したシートの種類情報を取得する(S1)。
送風制御部F1は、そのシートの種類情報が、後続のシート束が先行のシート束の表紙部分を捲りあげる虞のあるような平滑度が高いシート、例えばコート紙であるか否を判断する(S2)。
シートの種類情報が、例えばコート紙である場合(S2YES)、送風制御部F1は、ユーザによる送風強制がOFFされているか否かを判断する(S3)。送風強制がOFFされていない場合(S3NO)、送風制御部F1は、シートの種類に応じた風速となるように一対の電動ファン701を制御して送風を開始する(S4)。送風の詳細は後述する。
S3において、送風強制がOFFされていると送風制御部F1が判断した場合は、一対の電動ファン701による送風を行なわない(S5)。
また、S2において、シートの種類情報が、後続のシート束が先行のシート束の表紙部分を捲りあげる虞のあるような平滑度が高いシートではないと送風制御部F1が判断した場合は(S2NO)、送風制御部F1は、ユーザによる送風強制がONされているか否かを判断する(S6)。送風強制がONされている場合(S6YES)、一対の電動ファン701による送風を行ない(S4)、送風強制がONされていない場合(S6N)、一対の電動ファン701による送風を行なわない(S7)。
次に、送風部7による送風について、図6を参照しながら説明する。
先ず、搬送ローラ627と従動ローラ630は、排出ローラ407から送り出された先行のシート束P1を挟み込んでシート積載面605の傾斜面607に送り出す。搬送ベルト619は、シート積載補助面606に向けてシート束を搬送する(図6(1))。
なお、搬送ローラ627と従動ローラ630は、シート束が傾斜面607を昇るのに十分な搬送力を与えると同時に、シート束が傾斜面607を滑降することを防止している。
先行のシート束P1が、シート積載面605の傾斜面607を通過する前に、後続のシート束P2が排出ローラ407から送り出される。
搬送ローラ627と従動ローラ630は、その後続のシート束P2を挟み込む。この挟み込みが完了すると、送風部7による送風を開始する。
この送風により、後続のシート束P2より先方に位置した先行のシート束P1の部位が搬送ベルト619側に押されて、中綴じ・中折り処理された先行のシート束P1の背側である先部の膨らみを押さえつける(図6(2))
また、送風により、先行のシート束P1と後続のシート束P2の間に空気が入り込んで、先行のシート束P1と後続のシート束P2とが密着する用紙間密着を解消または低減する(図6(3))。
そして、先行のシート束P1の小口側である後部に後続のシート束P2の背側である先部が入り込まないように、先行のシート束P1の小口側である後部と後続のシート束P2の背側である先部が重ね合わさった状態で両者が搬送され、下段トレイ6上に積載される。
なお、図7に示すように、排出ローラ407からシート束Pが順次送り出されてくると、シート積載補助面606を起点としてシート積載面605の水平面608に向かって扇状に、シート束Pが溜まっていく。満杯検出センサ633は、シート束Pによって接触子632が所要の角度上向くことで、下段トレイ6上のシート束が満杯であるとの信号を動作制御部5に送信する。
満杯であるとの信号を受信した動作制御部5は、シート搬送用駆動モータ631の回転出力軸の回転の停止を含んだシート後処理装置Aの一連の動作を一旦停止し、入力表示部55に、下段トレイ6上のシート束が満杯である旨の表示を行なう。
以上のように実施の形態1にかかるシート後処理装置Aは、先行のシート束P1の小口側である後部と後続のシート束P2の背側である先部との重なり部に向けて送風可能に構成した。これにより、後続のシート束P2より先方に位置した先行のシート束P1の部位が搬送ベルト619側に押されて、中綴じ・中折り処理された先行のシート束P1の背側である先部の膨らみを押さえる。これと共に、先行のシート束P1と後続のシート束P2の間に空気が入り込み、先行のシート束P1と後続のシート束P2とが密着する用紙間密着を解消または低減する。
したがって、実施の形態1にかかるシート後処理装置Aによれば、先行のシート束P1の背側である先部の膨らみを押さえつつ、先行のシート束P1と後続のシート束P2との用紙間密着を解消または低減するから、排出中の後続のシート束P2が、トレイ上の先行のシート束P1の表紙部分を捲りあげて、その表紙部分を折り曲げてしまう虞を払拭できる。
(実施の形態2)
実施の形態2にかかるシート後処理装置Aは、実施の形態1で例示した送風部7に送風角度を可変するルーバー703を加え、送風制御部F1がそのルーバー703を制御して、送風角度を設定可能にした例である。図8を参照しながら説明する。なお、図8は、実施の形態2にかかる送風部7の模式的な断面図である。
ルーバー703は、電動ファン701と接続された送風ダクト702内に横方向にスライド可能に支持され、所要の間隔をおいて縦方向に延びる第一の長穴704が複数形成されると共に送風ダクト702の外方に突き出た一端部に縦方向に延びる第二の長穴705が形成されたスライドバー706と、基部に設けたピン707が第一の長穴704に挿入され、そのピン707の位置より下方で且つピン707の近くで送風ダクト702内に回転可能に支持された複数のルーバーブレード708と、第二の長穴705に挿入されたカム軸709と、中心より偏心した位置にそのカム軸709を固定させた回転板710と、その回転板710の中心と回転出力軸が接続されたルーバー駆動用モータ711とを備える。このルーバー駆動用モータ711は、パルス電力で駆動するモータである。
このように構成されたルーバー703は、ルーバー駆動用モータ711の回転出力軸を所要の回転角度だけ回転することで、第二の長穴705に挿入されたカム軸709の位置が変わり、これに伴ってスライドバー706が横方向にスライドする。ルーバーブレード708は、第一の長穴704に挿入されたピン707の位置が横方向に移動したことにより、ピン707の位置より下方で且つピン707の近くを回転中心にして所要の角度だけ回転移動する。
電動ファン701からの送風は、所要の角度だけ回転移動したルーバーブレード708によって風向きを変える。
ルーバーブレード708の角度は、入力表示部55を介して設定可能になっており、送風制御部F1は、ユーザにより入力された送風角度となるようにルーバーブレード708を駆動する。
この実施の形態2によれば、風向きの微調整が可能になったから、常に最適な送風を行なうことができる。
(実施の形態3)
実施の形態3は、上述した実施の形態1または2のシート後処理装置Aと、シートに画像を形成してシート後処理装置Aに画像形成済みのシートを排出する画像形成装置Bとを備えて画像形成システムとした例である。
この画像形成システムは、上述した送風に関する設定情報を、画像形成装置Bの入力表示部b2(図4参照)により入力可能に構成している。
この場合、送風制御部F1は、画像形成装置Bの入力表示部b2を介してユーザが入力したシートの種類情報も取得するように構成することが好適である。なお、シート後処理装置Aの入力表示部55と画像形成装置Bの入力表示部b2の双方で、送風に関する設定情報を入力可能に構成しても良い。
図9に、実施の形態1で例示した送風強制のON/OFFの設定画面を、画像形成装置Bの入力表示部b2に表示させた状態を示している。
この実施の形態3によれば、画像印刷にかかる設定と、送風制御にかかる設定が、画像形成装置Bの入力表示部b2で行なえるから利便性を向上できる。
以上、本実施の形態にかかるシート後処理装置Aと画像形成システムを説明したが、上述した実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の一例を示すものであり、本発明はそれに限定されるものではなく、種々変形実施が可能である。
A シート後処理装置
B 画像形成装置
P1 先行のシート束
P2 後続のシート束
F1 送風制御部
6 下段トレイ
601 フレーム
602 下段トレイ本体
603 シート束搬送部
604 側板
605 シート積載面
606 シート積載補助面
607 傾斜面
608 水平面
609 凹部
610 搬送ベルト部
611 搬送ローラ部
612 搬送駆動部
613 搬送ベルト用支軸
614 第一のプーリー
615 第二のプーリー
616 第一のタイミングベルト
617 搬送ベルト駆動用歯車
618 支持ローラ
619 搬送ベルト
620 搬送ローラ駆動用歯車
621 第三のプーリー
622 搬送ローラ用支軸
623 第四のプーリー
624 第二のタイミングベルト
625 第五のプーリー
626 ステー
627 搬送ローラ
628 第六のプーリー
629 第三のタイミングベルト
630 従動ローラ
631 シート搬送用駆動モータ
632 接触子
633 満杯検出センサ
7 送風部
701 電動ファン
702 送風ダクト
703 ルーバー
704 第一の長穴
705 第二の長穴
706 スライドバー
707 ピン
708 ルーバーブレード
709 カム軸
710 回転板
711 ルーバー駆動用モータ
特開2005−263404号公報 特開2004−99236号公報 特開2012−140236号公報

Claims (7)

  1. シートを集積して揃えてステープル処理し、ステープル処理したシート束を折り込み、折り込んだシート束の背側である先部を前にして送り出すと共に、送り出された先行のシート束の小口側である後部の上に、送り出された後続のシート束の背側である先部が排出トレイ上で移動しながら載り上がるように、前記排出トレイに前記シート束を排出するシート後処理装置において、
    前記排出トレイ上の、前記先行のシート束の後部に前記後続のシート束の先部が載り上がる所定の領域に向けて送風可能な送風部と、
    前記送風部の送風制御を実行する送風制御部と
    前記シート束を挟み込んで前記排出トレイに送り出す搬送ローラ部とを備え、
    前記送風制御部は、前記搬送ローラ部が前記後続のシート束を挟み込んでから前記送風部を駆動して送風を開始することを特徴とするシート後処理装置。
  2. 前記送風部は、シート排出方向と直交する前記シートの両端部側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のシート後処理装置。
  3. 前記送風部は、送風角度が可変可能に構成され、
    前記送風制御部は、前記送風角度を設定可能に構成されていること
    を特徴とする請求項1または2に記載のシート後処理装置。
  4. 前記送風部は、送風方向がシート排出方向に対して垂直方向に、または略垂直方向に設けられていること
    を特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のシート後処理装置。
  5. 前記送風制御部は、シートの種類に応じて送風の有無を判断し、シートの種類に応じた風速を判断し、それらの判断に基づいた送風制御を実行可能に構成されていること
    を特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のシート後処理装置。
  6. 前記送風に関する設定情報が入力可能な入力表示部を備え、
    前記送風制御部は、前記入力表示部に入力された情報に基づいて送風を制御すること
    を特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のシート後処理装置。
  7. 請求項1乃至5の何れか1項に記載のシート後処理装置と、画像形成にかかる各種情報が入力可能な入力表示部を備え前記シートに画像を形成して前記シート後処理装置に画像形成済みのシートを排出する画像形成装置とを備え、
    前記画像形成装置の前記入力表示部は、前記送風に関する設定情報をも入力可能に構成され、または、前記シート後処理装置は、前記送風に関する設定情報が入力可能な入力表示部を備え、前記シート後処理装置の前記入力表示部と前記画像形成装置の前記入力表示部の双方に、前記送風に関する設定情報が入力可能に構成されていること
    を特徴とする画像形成システム。
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