JP2004277069A - 画像処理方法、画像処理システム、およびシート後処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】混載モードにおいて、ユーザの希望に応じてシートの任意の位置に折り目を付けることのできる画像処理システムを提供する。
【解決手段】まず、シート長さL1を測定する。シートSを搬送路20に沿って順方向に搬送させる。シート長さL1が、ユーザが指定した後端から折り目部分までの長さに相当するL0より大きい場合、シートSの先端がシート検出センサ23の検出位置P1を通過後[図7(a)]、後端から距離L0離れた部分が折り位置P2にセットされるよう、先端をシート検出位置P1から距離L3=L1−L0+L2だけ第1の順方向に搬送させ、第1〜第4の搬送ローラ対22,24,30,32の回転を停止させる[図7(b)]。続いて、折りユニット28でシートSに折り目を付ける[図7(c)]。シート長さL1がL0より小さい場合、折り目付け処理を行わない。
【選択図】 図7
【解決手段】まず、シート長さL1を測定する。シートSを搬送路20に沿って順方向に搬送させる。シート長さL1が、ユーザが指定した後端から折り目部分までの長さに相当するL0より大きい場合、シートSの先端がシート検出センサ23の検出位置P1を通過後[図7(a)]、後端から距離L0離れた部分が折り位置P2にセットされるよう、先端をシート検出位置P1から距離L3=L1−L0+L2だけ第1の順方向に搬送させ、第1〜第4の搬送ローラ対22,24,30,32の回転を停止させる[図7(b)]。続いて、折りユニット28でシートSに折り目を付ける[図7(c)]。シート長さL1がL0より小さい場合、折り目付け処理を行わない。
【選択図】 図7
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は一般に、混載モードにおいて、サイズの異なる複数の原稿の画像をシートに出力し、さらに該シートに後処理を行う画像処理方法およびシステムに関する。本発明は特に、後処理としてシート折りを行う画像処理方法およびシステムに関する。本発明はまた、複写機、プリンタあるいはこれらの複合機などのシート前処理装置で画像が出力されたシートに対し折り目を付けるモードを有するシート後処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数のサイズの原稿の画像を記録材(シート)に出力させる混載モードを有する画像処理システムにおいて、画像が出力された複数のシートをファイルに綴じることをユーザが望む場合に、ファイルよりも大きいシートについては、ユーザが適当な長さに折ってファイリングを行う必要があった。
【0003】
このような作業を自動化するために、複写機、プリンタあるいはこれらの複合機などの画像形成装置(以下、シート前処理装置ともいう。)に付設され、シート前処理装置から供給されたシートに折り処理を行うシート後処理装置(以下、フィニッシャともいう。)が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
このフィニッシャでは、幅方向長さが同一で搬送方向(シートが画像形成装置およびフィニッシャ内を搬送される方向)長さが異なる組み合わせの原稿が混載される場合、例えば、B4縦(シートの長尺方向が搬送方向に平行)とB5横(シートの長尺方向が搬送方向に直交)の原稿が混載される場合、小さいサイズのB5横のシートを折り処理を行わず、大きいサイズのB4縦のシートをZ折り(Z字状に三つ折りすること)することにより、複数のシートをB5横の同一サイズにした状態でフィニッシャから排出する。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−194586号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の構成では、B4縦のシートに関し、シートの丁度半分の位置に必ず折り目が付けられることになる。しかしながら、ユーザは、後処理したシートを用いてファイリングを行う場合、B4縦のシートの丁度半分の位置以外の部分に折り目を付けることを望む場合がある。
【0007】
一方、幅方向長さが同一で搬送方向長さが異なる組み合わせであるB4縦、B5横以外の原稿、例えばA3縦の原稿が混載されている場合、上記従来の構成では、折り目付け処理を行わせるユーザ指令の受付けを禁止するか、あるいは、画像を出力するシートのサイズをA3縦とは異なるものに変更して処理する必要があった。
【0008】
そこで、本発明は、複数のサイズの原稿の画像をシートに出力する混載モードにおいて、ユーザの希望に応じてシートの任意の位置に折り目を付けることのできる画像処理方法、画像処理システムおよびシート後処理装置を提供することを目的とする。本発明はまた、混載モードにおいて、常に原稿のサイズに対応したシートに画像を出力することのできる画像処理方法、画像処理システムおよびシート後処理装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る画像処理方法は、
サイズの異なる複数の原稿の画像を、各原稿のサイズに対応したシートに出力する工程と、
各シートを搬送路に案内する工程と、
各シートの上記搬送路に沿った長さがユーザにより指定した長さを超える場合、該シートの基準端部から上記搬送路に沿って上記指定長さ離れた部分に対し、上記搬送路に配設したシート折りユニットで折り目を付ける工程とを含むことを特徴とする。
【0010】
シート毎に、シートの上記搬送路に沿った長さを測定するようにしてもよい。
【0011】
本発明に係る画像処理システムは、
サイズの異なる複数の原稿の画像を、各原稿のサイズに対応したシートに出力するシート前処理装置と、該装置から供給されたシートに対し後処理を施すシート後処理装置とを備えた画像処理システムにおいて、
シート後処理装置は、
シート前処理装置から供給された各シートを案内するための搬送路と、
上記搬送路上に配設したシート折りユニットと、
ユーザが長さを指定するための入力手段と、
各シートの上記搬送路に沿った長さが上記指定長さを超える場合、該シートの基準端部から上記搬送路に沿って上記指定長さ離れた部分に対し、シート折りユニットを制御して折り目を付ける制御手段とを備えることを特徴とする。
【0012】
シート前処理装置は、
シート後処理装置の上記搬送路と同一の搬送方向に沿って伸張し、各シートを搬送後、シート後処理装置の上記搬送路に案内する第2の搬送路と、
第2の搬送路に配設されたシート検出手段と、
シート検出手段からの検出信号に基づいて、各シートの第2の搬送路に沿った長さを算出する手段とを備え、
制御手段は、上記各シートの第2の搬送路に沿った長さを、上記各シートの上記搬送路に沿った長さと設定するようにしてもよい。
【0013】
本発明に係るシート後処理装置は、
シートに画像を出力するシート前処理装置から排出されたシートに対して後処理を施すシート後処理装置において、
シート前処理装置から供給された各シートを案内するための搬送路と、
上記搬送路上に配設したシート折りユニットと、
ユーザが長さを指定するための入力手段と、
ユーザにより指定された長さを示す信号を受信する受信手段と、
各シートの上記搬送路に沿った長さが、受信手段が受信した信号が示す指定長さを超える場合、該シートの基準端部から上記搬送路に沿って上記指定長さ離れた部分に対し、シート折りユニットを制御して折り目を付ける制御手段とを備えることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。なお、本願明細書では、方向を表す用語(例えば、「上」、「下」、「右」、「左」、およびこれらの用語を含む別の用語)を用いるが、説明に用いる図面中の方向を示すだけのものであって、これらの用語によって本発明が限定的に解釈されるべきでない。
【0015】
図1は、本発明に係る画像処理システムの一実施形態の全体を示す。この画像処理システム2は、シート前処理装置(以下、前処理装置という。)4およびシート後処理装置(以下、後処理装置という。)6を有する。本実施形態では、前処理装置4は、原稿の画像をシート上に再現する複写機で、システム2の外観をなすハウジング7上に配置された自動原稿搬送部8と、自動原稿搬送部8の原稿給紙トレイ9から原稿読取位置(図示せず)に搬送された原稿を読み取るための光学系10とを備える。光学系10により走査された原稿は、自動原稿搬送部8の原稿排紙トレイ11に排出される。
【0016】
前処理装置4はまた、ハウジング7の下部に配置されシートSを積載する複数の給紙トレイ12、ハウジング7の略中央部に配置され原稿を読み取って得た画像データに基づいてシートに画像を出力する画像形成部14、各給紙トレイ12から画像形成部14を介して後処理装置6まで搬送する搬送系16等を備えている。各給紙トレイ12には、サイズ毎にシートSが積載されている。
【0017】
後処理装置6は、前処理装置4で前処理されたシートに対し、所定部分に折り目を付けたり、所定枚数に束ねたシートをステープルする等の後処理を行うフィニッシャである。図の例では、後処理装置6は、一部が前処理装置4の光学系10と画像形成部14との間に設けられ、一部がハウジング7の左側壁から突出して設けてある。
【0018】
このような画像処理システム2によれば、前処理装置4においてシートに所定の前処理(画像形成等)が行なわれる。前処理装置4は、原稿の画像を読む際に原稿サイズも検知し、ユーザが設定した倍率などの情報をもとに画像を出力するシートサイズを決定し、該シートを積載した給紙トレイ12からシートを送り出す。前処理の施されたシートは、前処理装置4から後処理装置6に供給され、この後処理装置6で折り目付け処理やステープル処理などが施される。
【0019】
次に、図1とともに図2〜4を参照して、後処理装置6の詳しい構成を説明する。
【0020】
図1に示すように、後処理装置6には、ハウジング右側から左側に直線的に伸びる第1の搬送路20が設けてある。第1の搬送路20に沿って、シート搬送方向(以下、第1の順方向ともいう。)に沿って上流側から下流側に向けて順に、第1の搬送路20の右端近傍に配置され、前処理装置4から排出されたシートを受けて搬送する第1の搬送ローラ対22、シートを検出するセンサ23、第2の搬送ローラ対24、シートの所定部分にパンチ孔を開けるためのパンチユニット26(本願では、その構成の説明は省略する。)、シートの所定部分に折り目を付けるためのシート折りユニット28、第3の搬送ローラ対30、および、第1の搬送路20の左端近傍に配置された第4の搬送ローラ対32が設けてある。
【0021】
図2に詳細に示すように、シート折りユニット28は、回転軸同士を結ぶ線が第1の搬送路20と平行で且つ第1の搬送路20よりも僅かに下側となるように配置された、正逆回転可能な一対のシート折りローラ34と、先端が第1の搬送路20と直交する方向にローラ対34のニップ部近傍まで進出可能な突き当て部材36とを備える。ローラ対34と突き当て部材36は、正逆回転可能なモータ38に駆動連結されている。
【0022】
本実施形態では、第1および第2の搬送ローラ対22,24は、正逆回転可能な共通のモータ40に駆動連結されている。第2の搬送ローラ対24の一方のローラは、クラッチ42を介してモータ40に連結されており、これにより、モータ40を駆動した状態で第2の搬送ローラ対24を静止させ、第2の搬送ローラ対24のニップ部にシート先端を当接させて斜行補正を行った上で、シートSをシート折りユニット28に案内する。
【0023】
本実施形態では、第3および第4の搬送ローラ対30,32は、正逆回転可能な共通のモータ44に駆動連結されている。
【0024】
画像処理システム2の制御ブロック図を示す図3を参照して、モータ38はDCモータで、後処理装置6のコントローラ45により制御される。一方、モータ40,44はステッピングモータであり、コントローラ45から入力されるパルスにしたがって階動する。コントローラ45にはまた、シート検出センサ23の検出信号が入力されるようになっている。
【0025】
後処理装置用コントローラ45は、前処理装置4のコントローラ46から各種処理モード(例えば、ステープルモード、折り目付けモード、混載モード)やシートサイズ等の情報を受信し、該情報に基づいて、モータ38,40,44等の制御を行う。前処理装置用コントローラ46には、ユーザが各種処理モード等を設定するための入力装置47が接続されている。入力装置47には、ユーザが長さを指定するためのキーが含まれる。具体的には、シートSの基準端部(基準端部は、例えば、第1の搬送路20を第1の順方向に搬送されるシートSの後端)から折り目を付けるべき部分までの長さL0を指定する。入力装置47により長さが入力されると、その長さを示す信号が前処理装置用コントローラ46により生成され、送出される。後処理装置用コントローラ45は、前処理装置用コントローラ46によって送出される信号を受信することにより、ユーザが指定した長さを検出することができる。前処理装置4には、搬送系16で構成する搬送路上の適当な位置にシート検出センサ48(図1)が設けてあり、コントローラ46には、該センサ48の検出信号が入力されるようになっている。
【0026】
なお、本実施形態において、後処理装置6における後述する各ローラは、コントローラ45によりその回転・停止が制御されるが、これについては、本説明では特に明示しない。
【0027】
図1に戻って、第4の搬送ローラ対32の左斜め下方には、左側から右側に向かって斜め下方に直線的に伸びる第2の搬送路50が配置されている。第4の搬送ローラ対32の右斜め下方であって、第2の搬送路50の右端には、後述するように第2の搬送路50に排出された複数のシートの端部を揃えるための規制部材52およびシート束をステープルするステープラ53が設けてある。図4に詳細に示すように、第2の搬送路50の右端近傍の上側には、第1の搬送路20から第2の搬送路50上に落下したシートの上面に接触して該シートを規制部材52に向けて搬送し、これによりシート端部が確実に規制部材52に当接するようにするための整合機構54が設けてある。この整合機構54は、無端状のベルト56と、このベルト56を支持するローラ58,60とを備え、駆動ローラ58が図の矢印の方向に回転することで、ベルト56を介してシートに接触した従動ローラ60が図の矢印方向に回転して、シートを規制部材52に当接させる。後述するように端部を揃えたシート束S1を第2の搬送路50を右側から左側に向けて斜め上方(以下、第2の順方向という。)に搬送する場合、従動ローラ60は、シートに接触する位置から退避している。
【0028】
第2の搬送路50の中央付近には、該搬送路50を挟んで両側に、搬送路50上のシート束S1を第2の順方向に搬送するための第5の搬送ローラ対64が配置されている。第5の搬送ローラ対64の上側のローラは、第1の搬送路20から第2の搬送路50に落下するシートと干渉しないように、第2の搬送路50に近接する位置から退避可能となっている。
【0029】
第2の搬送路50の左端近傍には、ステープル処理したシート束S1を排出トレイ66に排出するための排出ローラ対68が設けてある。排出ローラ対68の上側のローラは、シート束S1の厚みに応じてその位置が移動できるようになっている。
【0030】
図1において、ハウジング7の左側壁から突出して設けたトレイ70は、ステープル処理していないシートまたはシート束を排出するためのものである。
【0031】
次に、図1〜4とともに、図5〜7を参照して、上記のように構成された後処理装置6の混載モードでの綴じ動作(折り処理とステープル処理両方を行う。)を説明する。
【0032】
まず、原稿に対応するサイズのシートに対し画像を出力後、ステップS501で、前処理装置4でシートの実際の長さ(搬送方向に沿った長さ)L1を測定する。具体的には、前処理装置用コントローラ46は、シート検出センサ48に、シート先端と後端を検出させ、その間に搬送系16の搬送ローラ対を駆動するステッピングモータ(図示せず)に入力するパルスの数をカウントすることで、1パルスのシート搬送量からシートの長さL1を算出する。
【0033】
前処理が施されたシートは、後処理装置6内に案内され、第1の搬送路20に沿って第1の順方向に搬送される(ステップS502,S503)。
【0034】
ステップS504で、コントローラ45が、前処理装置4からの情報に基づき、シート長さL1が、ユーザが指定した後端から折り目部分までの長さに相当するL0より大きいと判断した場合(あるいは、前処理装置4から、シート長さL1がL0より大きいとの情報を得た場合)、フローはステップS505に進み、シートSの先端がシート検出センサ23の検出位置P1を通過後(ステップS505)[図7(a)]、コントローラ45は、後端から距離L0離れた部分が折り位置P2にセットされるよう、先端をシート検出位置P1から距離L3=L1−L0+L2だけ第1の順方向に搬送させ(ステップS506)、第1〜第4の搬送ローラ対22,24,30,32の回転を停止させる(ステップS507)[図7(b)]。コントローラ45は、L3の値に基づいてモータ40,44に所定数のパルスを入力して、第1〜第4の搬送ローラ対22,24,30,32を所定の回転角度だけ回転させることで、シートSの先端の第1の順方向への所定量L3の移動を行う。代わりに、シートSを搬送する際のモータ40,44の回転速度を一定にし、コントローラ45が、L3の値に基づいてモータ40,44の駆動時間を制御し、これによりシートの先端を第1の順方向にL3移動させるようにしてもよい。
【0035】
ステップS508で、後処理装置6は折り目付け処理を行う。具体的に、図2,7(c)を参照して、シートSが所定の位置(シート後端から距離L0のシート部分が折り位置P2にセットされる。)に配置された状態で、コントローラ45は、モータ38を制御して、突き当て部材36を折りローラ対34のニップ部に向けて下方向に移動させるとともに、折りローラ対34を図の矢印方向に回転させる。これとともに、第1〜第4の搬送ローラ対22,24,30,32を、シートSを保持した状態で、図7(c)の矢印方向に回転させる。この結果、シートSは、突き当て部材36に突かれて折りローラ対34のニップ部に挿入されつつ、折りローラ対34に挟み込まれて折り目が付けられる。
【0036】
その後、コントローラ45は、モータ38を制御して、折りローラ対34を逆方向に回転させるとともに、突き当て部材36を上方向に移動させる。さらに、第1〜第4の搬送ローラ対22,24,30,32を正回転させ、シートを第1の搬送路20を第1の順方向に搬送し第2の搬送路50に排出する(ステップS509)。このとき、第5の搬送ローラ対64の上側のローラは、第2の搬送路50から離れた場所(図4の点線位置)に置かれている。
【0037】
ステップS504で、シート長さL1が、ユーザが指定した長さL0より小さい場合、フローはステップS509に進む。すなわち、シートSは、折り目を付けられることなく第1の搬送路20を通過し、第2の搬送路50に排出される。
【0038】
このように、本実施形態では、ユーザが指定した任意の基準長さL0を超える長さを有する全てのシートに対し、基準端部である後端から距離L0の部分に折り目を付けることができる。例えば、B5横(257×182mm)、B4縦(257×364mm)、A4縦(297×210mm)が混載されている場合、L0を182mmと指定することで、B5横には折り目処理が行われず、B4縦およびA4縦には、後端から182mmの位置で折り目が付けられる。また、L0を150mmとすることで、B5横、B4縦およびA4縦全てに対し、後端から150mmの位置で折り目が付けられる。
【0039】
主に図4を参照して、第4の搬送ローラ対32(図1)を介して第1の搬送路20から排出された1枚目のシートは、第2の搬送路50に沿って自重により右下方に搬送され、先端が規制部材52に当接した位置で停止する。続いて、2枚目のシートが、前処理に続いて1枚目と同様にして折り目が付けられた後、第4の搬送ローラ対32を介して第2の搬送路50に排出される。2枚目のシートは、自重によって1枚目のシート上を右斜め下方に滑って移動する。このとき、整合機構54のベルト56が回転しながら2枚目のシートの上面に接触し、2枚目のシートの端を確実に規制部材52の位置まで移動させ、これにより1枚目のシートと2枚目のシートが整合される。このような動作すなわちステップS501〜S510の動作を3枚目以後のシートに対して繰り返すことにより所定の枚数のシートが第2の搬送路50上に集積されると(ステップS510)、ステープラ53が起動し、シート束の予め決められた場所(例えば後端から10mm)をステープルする(ステップS511)。
【0040】
このようにしてサイドステープル処理が完了すると、第5の搬送ローラ対64の上側のローラがシート束S1の上面に押圧され、第5の搬送ローラ対64および/または排出ローラ対68が回転し、シート束をトレイ66上に排出する(ステップS512)。
【0041】
サイドステープル処理とともに、あるいは、代わりに、パンチユニット26より第1の搬送路20に搬送される各シートの後端近傍にパンチ処理を施すようにしてもよい。この場合、後処理後のファイリングがさらにし易くなる利点がある。搬送方向に直交する幅方向が異なるサイズのシートに対し、シートの幅方向両端に平行な中央線を位置合わせした状態で、シートを第1の搬送路20に沿って搬送してパンチ処理を行うようにしてもよい。この場合、パンチ孔(通常2箇所)が中央線に対称的に位置し、したがって後処理した複数のシートをファイリングし易くなる。
【0042】
なお、本実施形態では、後処理装置6に搬入されるシートの長さL0を測定し、この実測値L0に基づいて第1の搬送路20上でシートを位置決めしたが、L0の代わりに、原稿の画像を読む際に検知した原稿サイズおよびユーザが設定した倍率等の情報をもとに決定した、画像を出力するシートの搬送方向長さ(例えば、B5横であれば、定型長さである257mm)に基づいて、第1の搬送路20上でのシートの位置決めを行ってもよい。但し、シートのサイズはバラツキがあり、例えば、同じB5横サイズであっても、幅が257±2mm程度の誤差があるため、上記実施形態のように、各シートを実測することで、シートのサイズにバラツキがあっても、折り目を付ける部分を基準側部から常に一定の距離に位置するようにするのが好ましい。
【0043】
以上の説明は、本発明の一実施形態にかかるもので、本発明はこれに限らず種々改変可能である。例えば、本発明は、上記実施形態のように、各シートに折り目を付けた後、シート束の端部近傍にステープル処理を行う形態に限らず、折り目付け処理のみを行う形態にも適用できる。上記実施形態の構成で、ステープル処理を行わない場合、シートSは、第1の搬送路20から排出後、一旦第2の搬送路50でシート束を形成してからら排出トレイ70に排出されるようにしてもよいし、第1の搬送路20から直接排出トレイ70に一枚ずつ排出されるようにしてもよい。また、上記実施形態では折り目を付けたシートを再度開いて排出しているが、折り目を付けたシートを折った状態のまま排出するようにしてもよい。
【0044】
また、折り目付け処理を複数行ってもよい。このために、ユーザが基準端部からの距離を複数指定し、シート折りユニット28で複数回折り目を付けるようにしてもよい。あるいは、図2を参照して、第1の順方向に関してシート折りユニット28の上流側または下流側に、折りローラ対と突き当て部材を、第1の搬送路20を挟んでシート折りユニット28とは逆になるように設けることで、シート折りユニット28と逆の折り目(すなわち上に凸となるような折り目)を付けることができるようにしてもよい。
【0045】
さらに、シート折り目付け処理において、シート折りユニット28は、上記実施形態の構成に限定されず、シートの所定部分を折り位置[図7(b)のP2]にセットする方法は、上記実施形態に限定されない。例えば、シート先端を検出するシート検出センサ23は、第1の順方向に関してシート折りユニット28の下流側に設けてもよい。シートの搬送方向に沿った長さを測定するためのシート検出センサ48は、シート検出センサ23の上流側であれば、後処理装置6側に設けてもよい。
【0046】
加えて、ユーザが折り目位置までの長さを指定するのに用いる基準端部として、後処理装置を第1の順方向に搬送されるシートの先端でもよい。
【0047】
さらにまた、本発明の範囲には、シートに出力すべき画像を、原稿を光学系で読み取ることで得る複写機の形態だけでなく、画像処理システムと接続した外部端末(例えばパソコン)で原稿を作成し、この原稿の情報を画像処理システムに送信することで、シートに出力すべき画像を得るプリンタの形態も含まれる。
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、混載モードにおいて、シートの任意の位置に折り目を付けることができるとともに、常に原稿のサイズに対応したシートに画像を出力することができる。また、画像を出力した複数のシートをファイリングする際のユーザの利便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像処理システムの一実施形態を示す概略構成図。
【図2】図1のシート後処理装置のシート折りユニットおよびその周辺構成を示す拡大図。
【図3】図1の画像システムの主要な構成要素を示すブロック図。
【図4】図1のシート後処理装置のステープラおよびその周辺構成を示す拡大図。
【図5】本発明に係る画像処理方法の一実施形態を用いた、綴じ動作の第1の部分を示すフローチャート。
【図6】本発明に係る画像処理方法の一実施形態を用いた、綴じ動作の第2の部分を示すフローチャート。
【図7】本発明に係る画像処理方法の一実施形態におけるシート折り動作を示す工程図。
【符号の説明】
2:画像処理システム
4:シート前処理装置
6:シート後処理装置
20:第1の搬送路
22,24,30,32:搬送ローラ対
23,48:シート検出センサ
28:シート折りユニット
45:後処理装置用コントローラ(制御手段)
47:入力装置
【発明の属する技術分野】
本発明は一般に、混載モードにおいて、サイズの異なる複数の原稿の画像をシートに出力し、さらに該シートに後処理を行う画像処理方法およびシステムに関する。本発明は特に、後処理としてシート折りを行う画像処理方法およびシステムに関する。本発明はまた、複写機、プリンタあるいはこれらの複合機などのシート前処理装置で画像が出力されたシートに対し折り目を付けるモードを有するシート後処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数のサイズの原稿の画像を記録材(シート)に出力させる混載モードを有する画像処理システムにおいて、画像が出力された複数のシートをファイルに綴じることをユーザが望む場合に、ファイルよりも大きいシートについては、ユーザが適当な長さに折ってファイリングを行う必要があった。
【0003】
このような作業を自動化するために、複写機、プリンタあるいはこれらの複合機などの画像形成装置(以下、シート前処理装置ともいう。)に付設され、シート前処理装置から供給されたシートに折り処理を行うシート後処理装置(以下、フィニッシャともいう。)が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
このフィニッシャでは、幅方向長さが同一で搬送方向(シートが画像形成装置およびフィニッシャ内を搬送される方向)長さが異なる組み合わせの原稿が混載される場合、例えば、B4縦(シートの長尺方向が搬送方向に平行)とB5横(シートの長尺方向が搬送方向に直交)の原稿が混載される場合、小さいサイズのB5横のシートを折り処理を行わず、大きいサイズのB4縦のシートをZ折り(Z字状に三つ折りすること)することにより、複数のシートをB5横の同一サイズにした状態でフィニッシャから排出する。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−194586号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の構成では、B4縦のシートに関し、シートの丁度半分の位置に必ず折り目が付けられることになる。しかしながら、ユーザは、後処理したシートを用いてファイリングを行う場合、B4縦のシートの丁度半分の位置以外の部分に折り目を付けることを望む場合がある。
【0007】
一方、幅方向長さが同一で搬送方向長さが異なる組み合わせであるB4縦、B5横以外の原稿、例えばA3縦の原稿が混載されている場合、上記従来の構成では、折り目付け処理を行わせるユーザ指令の受付けを禁止するか、あるいは、画像を出力するシートのサイズをA3縦とは異なるものに変更して処理する必要があった。
【0008】
そこで、本発明は、複数のサイズの原稿の画像をシートに出力する混載モードにおいて、ユーザの希望に応じてシートの任意の位置に折り目を付けることのできる画像処理方法、画像処理システムおよびシート後処理装置を提供することを目的とする。本発明はまた、混載モードにおいて、常に原稿のサイズに対応したシートに画像を出力することのできる画像処理方法、画像処理システムおよびシート後処理装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る画像処理方法は、
サイズの異なる複数の原稿の画像を、各原稿のサイズに対応したシートに出力する工程と、
各シートを搬送路に案内する工程と、
各シートの上記搬送路に沿った長さがユーザにより指定した長さを超える場合、該シートの基準端部から上記搬送路に沿って上記指定長さ離れた部分に対し、上記搬送路に配設したシート折りユニットで折り目を付ける工程とを含むことを特徴とする。
【0010】
シート毎に、シートの上記搬送路に沿った長さを測定するようにしてもよい。
【0011】
本発明に係る画像処理システムは、
サイズの異なる複数の原稿の画像を、各原稿のサイズに対応したシートに出力するシート前処理装置と、該装置から供給されたシートに対し後処理を施すシート後処理装置とを備えた画像処理システムにおいて、
シート後処理装置は、
シート前処理装置から供給された各シートを案内するための搬送路と、
上記搬送路上に配設したシート折りユニットと、
ユーザが長さを指定するための入力手段と、
各シートの上記搬送路に沿った長さが上記指定長さを超える場合、該シートの基準端部から上記搬送路に沿って上記指定長さ離れた部分に対し、シート折りユニットを制御して折り目を付ける制御手段とを備えることを特徴とする。
【0012】
シート前処理装置は、
シート後処理装置の上記搬送路と同一の搬送方向に沿って伸張し、各シートを搬送後、シート後処理装置の上記搬送路に案内する第2の搬送路と、
第2の搬送路に配設されたシート検出手段と、
シート検出手段からの検出信号に基づいて、各シートの第2の搬送路に沿った長さを算出する手段とを備え、
制御手段は、上記各シートの第2の搬送路に沿った長さを、上記各シートの上記搬送路に沿った長さと設定するようにしてもよい。
【0013】
本発明に係るシート後処理装置は、
シートに画像を出力するシート前処理装置から排出されたシートに対して後処理を施すシート後処理装置において、
シート前処理装置から供給された各シートを案内するための搬送路と、
上記搬送路上に配設したシート折りユニットと、
ユーザが長さを指定するための入力手段と、
ユーザにより指定された長さを示す信号を受信する受信手段と、
各シートの上記搬送路に沿った長さが、受信手段が受信した信号が示す指定長さを超える場合、該シートの基準端部から上記搬送路に沿って上記指定長さ離れた部分に対し、シート折りユニットを制御して折り目を付ける制御手段とを備えることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。なお、本願明細書では、方向を表す用語(例えば、「上」、「下」、「右」、「左」、およびこれらの用語を含む別の用語)を用いるが、説明に用いる図面中の方向を示すだけのものであって、これらの用語によって本発明が限定的に解釈されるべきでない。
【0015】
図1は、本発明に係る画像処理システムの一実施形態の全体を示す。この画像処理システム2は、シート前処理装置(以下、前処理装置という。)4およびシート後処理装置(以下、後処理装置という。)6を有する。本実施形態では、前処理装置4は、原稿の画像をシート上に再現する複写機で、システム2の外観をなすハウジング7上に配置された自動原稿搬送部8と、自動原稿搬送部8の原稿給紙トレイ9から原稿読取位置(図示せず)に搬送された原稿を読み取るための光学系10とを備える。光学系10により走査された原稿は、自動原稿搬送部8の原稿排紙トレイ11に排出される。
【0016】
前処理装置4はまた、ハウジング7の下部に配置されシートSを積載する複数の給紙トレイ12、ハウジング7の略中央部に配置され原稿を読み取って得た画像データに基づいてシートに画像を出力する画像形成部14、各給紙トレイ12から画像形成部14を介して後処理装置6まで搬送する搬送系16等を備えている。各給紙トレイ12には、サイズ毎にシートSが積載されている。
【0017】
後処理装置6は、前処理装置4で前処理されたシートに対し、所定部分に折り目を付けたり、所定枚数に束ねたシートをステープルする等の後処理を行うフィニッシャである。図の例では、後処理装置6は、一部が前処理装置4の光学系10と画像形成部14との間に設けられ、一部がハウジング7の左側壁から突出して設けてある。
【0018】
このような画像処理システム2によれば、前処理装置4においてシートに所定の前処理(画像形成等)が行なわれる。前処理装置4は、原稿の画像を読む際に原稿サイズも検知し、ユーザが設定した倍率などの情報をもとに画像を出力するシートサイズを決定し、該シートを積載した給紙トレイ12からシートを送り出す。前処理の施されたシートは、前処理装置4から後処理装置6に供給され、この後処理装置6で折り目付け処理やステープル処理などが施される。
【0019】
次に、図1とともに図2〜4を参照して、後処理装置6の詳しい構成を説明する。
【0020】
図1に示すように、後処理装置6には、ハウジング右側から左側に直線的に伸びる第1の搬送路20が設けてある。第1の搬送路20に沿って、シート搬送方向(以下、第1の順方向ともいう。)に沿って上流側から下流側に向けて順に、第1の搬送路20の右端近傍に配置され、前処理装置4から排出されたシートを受けて搬送する第1の搬送ローラ対22、シートを検出するセンサ23、第2の搬送ローラ対24、シートの所定部分にパンチ孔を開けるためのパンチユニット26(本願では、その構成の説明は省略する。)、シートの所定部分に折り目を付けるためのシート折りユニット28、第3の搬送ローラ対30、および、第1の搬送路20の左端近傍に配置された第4の搬送ローラ対32が設けてある。
【0021】
図2に詳細に示すように、シート折りユニット28は、回転軸同士を結ぶ線が第1の搬送路20と平行で且つ第1の搬送路20よりも僅かに下側となるように配置された、正逆回転可能な一対のシート折りローラ34と、先端が第1の搬送路20と直交する方向にローラ対34のニップ部近傍まで進出可能な突き当て部材36とを備える。ローラ対34と突き当て部材36は、正逆回転可能なモータ38に駆動連結されている。
【0022】
本実施形態では、第1および第2の搬送ローラ対22,24は、正逆回転可能な共通のモータ40に駆動連結されている。第2の搬送ローラ対24の一方のローラは、クラッチ42を介してモータ40に連結されており、これにより、モータ40を駆動した状態で第2の搬送ローラ対24を静止させ、第2の搬送ローラ対24のニップ部にシート先端を当接させて斜行補正を行った上で、シートSをシート折りユニット28に案内する。
【0023】
本実施形態では、第3および第4の搬送ローラ対30,32は、正逆回転可能な共通のモータ44に駆動連結されている。
【0024】
画像処理システム2の制御ブロック図を示す図3を参照して、モータ38はDCモータで、後処理装置6のコントローラ45により制御される。一方、モータ40,44はステッピングモータであり、コントローラ45から入力されるパルスにしたがって階動する。コントローラ45にはまた、シート検出センサ23の検出信号が入力されるようになっている。
【0025】
後処理装置用コントローラ45は、前処理装置4のコントローラ46から各種処理モード(例えば、ステープルモード、折り目付けモード、混載モード)やシートサイズ等の情報を受信し、該情報に基づいて、モータ38,40,44等の制御を行う。前処理装置用コントローラ46には、ユーザが各種処理モード等を設定するための入力装置47が接続されている。入力装置47には、ユーザが長さを指定するためのキーが含まれる。具体的には、シートSの基準端部(基準端部は、例えば、第1の搬送路20を第1の順方向に搬送されるシートSの後端)から折り目を付けるべき部分までの長さL0を指定する。入力装置47により長さが入力されると、その長さを示す信号が前処理装置用コントローラ46により生成され、送出される。後処理装置用コントローラ45は、前処理装置用コントローラ46によって送出される信号を受信することにより、ユーザが指定した長さを検出することができる。前処理装置4には、搬送系16で構成する搬送路上の適当な位置にシート検出センサ48(図1)が設けてあり、コントローラ46には、該センサ48の検出信号が入力されるようになっている。
【0026】
なお、本実施形態において、後処理装置6における後述する各ローラは、コントローラ45によりその回転・停止が制御されるが、これについては、本説明では特に明示しない。
【0027】
図1に戻って、第4の搬送ローラ対32の左斜め下方には、左側から右側に向かって斜め下方に直線的に伸びる第2の搬送路50が配置されている。第4の搬送ローラ対32の右斜め下方であって、第2の搬送路50の右端には、後述するように第2の搬送路50に排出された複数のシートの端部を揃えるための規制部材52およびシート束をステープルするステープラ53が設けてある。図4に詳細に示すように、第2の搬送路50の右端近傍の上側には、第1の搬送路20から第2の搬送路50上に落下したシートの上面に接触して該シートを規制部材52に向けて搬送し、これによりシート端部が確実に規制部材52に当接するようにするための整合機構54が設けてある。この整合機構54は、無端状のベルト56と、このベルト56を支持するローラ58,60とを備え、駆動ローラ58が図の矢印の方向に回転することで、ベルト56を介してシートに接触した従動ローラ60が図の矢印方向に回転して、シートを規制部材52に当接させる。後述するように端部を揃えたシート束S1を第2の搬送路50を右側から左側に向けて斜め上方(以下、第2の順方向という。)に搬送する場合、従動ローラ60は、シートに接触する位置から退避している。
【0028】
第2の搬送路50の中央付近には、該搬送路50を挟んで両側に、搬送路50上のシート束S1を第2の順方向に搬送するための第5の搬送ローラ対64が配置されている。第5の搬送ローラ対64の上側のローラは、第1の搬送路20から第2の搬送路50に落下するシートと干渉しないように、第2の搬送路50に近接する位置から退避可能となっている。
【0029】
第2の搬送路50の左端近傍には、ステープル処理したシート束S1を排出トレイ66に排出するための排出ローラ対68が設けてある。排出ローラ対68の上側のローラは、シート束S1の厚みに応じてその位置が移動できるようになっている。
【0030】
図1において、ハウジング7の左側壁から突出して設けたトレイ70は、ステープル処理していないシートまたはシート束を排出するためのものである。
【0031】
次に、図1〜4とともに、図5〜7を参照して、上記のように構成された後処理装置6の混載モードでの綴じ動作(折り処理とステープル処理両方を行う。)を説明する。
【0032】
まず、原稿に対応するサイズのシートに対し画像を出力後、ステップS501で、前処理装置4でシートの実際の長さ(搬送方向に沿った長さ)L1を測定する。具体的には、前処理装置用コントローラ46は、シート検出センサ48に、シート先端と後端を検出させ、その間に搬送系16の搬送ローラ対を駆動するステッピングモータ(図示せず)に入力するパルスの数をカウントすることで、1パルスのシート搬送量からシートの長さL1を算出する。
【0033】
前処理が施されたシートは、後処理装置6内に案内され、第1の搬送路20に沿って第1の順方向に搬送される(ステップS502,S503)。
【0034】
ステップS504で、コントローラ45が、前処理装置4からの情報に基づき、シート長さL1が、ユーザが指定した後端から折り目部分までの長さに相当するL0より大きいと判断した場合(あるいは、前処理装置4から、シート長さL1がL0より大きいとの情報を得た場合)、フローはステップS505に進み、シートSの先端がシート検出センサ23の検出位置P1を通過後(ステップS505)[図7(a)]、コントローラ45は、後端から距離L0離れた部分が折り位置P2にセットされるよう、先端をシート検出位置P1から距離L3=L1−L0+L2だけ第1の順方向に搬送させ(ステップS506)、第1〜第4の搬送ローラ対22,24,30,32の回転を停止させる(ステップS507)[図7(b)]。コントローラ45は、L3の値に基づいてモータ40,44に所定数のパルスを入力して、第1〜第4の搬送ローラ対22,24,30,32を所定の回転角度だけ回転させることで、シートSの先端の第1の順方向への所定量L3の移動を行う。代わりに、シートSを搬送する際のモータ40,44の回転速度を一定にし、コントローラ45が、L3の値に基づいてモータ40,44の駆動時間を制御し、これによりシートの先端を第1の順方向にL3移動させるようにしてもよい。
【0035】
ステップS508で、後処理装置6は折り目付け処理を行う。具体的に、図2,7(c)を参照して、シートSが所定の位置(シート後端から距離L0のシート部分が折り位置P2にセットされる。)に配置された状態で、コントローラ45は、モータ38を制御して、突き当て部材36を折りローラ対34のニップ部に向けて下方向に移動させるとともに、折りローラ対34を図の矢印方向に回転させる。これとともに、第1〜第4の搬送ローラ対22,24,30,32を、シートSを保持した状態で、図7(c)の矢印方向に回転させる。この結果、シートSは、突き当て部材36に突かれて折りローラ対34のニップ部に挿入されつつ、折りローラ対34に挟み込まれて折り目が付けられる。
【0036】
その後、コントローラ45は、モータ38を制御して、折りローラ対34を逆方向に回転させるとともに、突き当て部材36を上方向に移動させる。さらに、第1〜第4の搬送ローラ対22,24,30,32を正回転させ、シートを第1の搬送路20を第1の順方向に搬送し第2の搬送路50に排出する(ステップS509)。このとき、第5の搬送ローラ対64の上側のローラは、第2の搬送路50から離れた場所(図4の点線位置)に置かれている。
【0037】
ステップS504で、シート長さL1が、ユーザが指定した長さL0より小さい場合、フローはステップS509に進む。すなわち、シートSは、折り目を付けられることなく第1の搬送路20を通過し、第2の搬送路50に排出される。
【0038】
このように、本実施形態では、ユーザが指定した任意の基準長さL0を超える長さを有する全てのシートに対し、基準端部である後端から距離L0の部分に折り目を付けることができる。例えば、B5横(257×182mm)、B4縦(257×364mm)、A4縦(297×210mm)が混載されている場合、L0を182mmと指定することで、B5横には折り目処理が行われず、B4縦およびA4縦には、後端から182mmの位置で折り目が付けられる。また、L0を150mmとすることで、B5横、B4縦およびA4縦全てに対し、後端から150mmの位置で折り目が付けられる。
【0039】
主に図4を参照して、第4の搬送ローラ対32(図1)を介して第1の搬送路20から排出された1枚目のシートは、第2の搬送路50に沿って自重により右下方に搬送され、先端が規制部材52に当接した位置で停止する。続いて、2枚目のシートが、前処理に続いて1枚目と同様にして折り目が付けられた後、第4の搬送ローラ対32を介して第2の搬送路50に排出される。2枚目のシートは、自重によって1枚目のシート上を右斜め下方に滑って移動する。このとき、整合機構54のベルト56が回転しながら2枚目のシートの上面に接触し、2枚目のシートの端を確実に規制部材52の位置まで移動させ、これにより1枚目のシートと2枚目のシートが整合される。このような動作すなわちステップS501〜S510の動作を3枚目以後のシートに対して繰り返すことにより所定の枚数のシートが第2の搬送路50上に集積されると(ステップS510)、ステープラ53が起動し、シート束の予め決められた場所(例えば後端から10mm)をステープルする(ステップS511)。
【0040】
このようにしてサイドステープル処理が完了すると、第5の搬送ローラ対64の上側のローラがシート束S1の上面に押圧され、第5の搬送ローラ対64および/または排出ローラ対68が回転し、シート束をトレイ66上に排出する(ステップS512)。
【0041】
サイドステープル処理とともに、あるいは、代わりに、パンチユニット26より第1の搬送路20に搬送される各シートの後端近傍にパンチ処理を施すようにしてもよい。この場合、後処理後のファイリングがさらにし易くなる利点がある。搬送方向に直交する幅方向が異なるサイズのシートに対し、シートの幅方向両端に平行な中央線を位置合わせした状態で、シートを第1の搬送路20に沿って搬送してパンチ処理を行うようにしてもよい。この場合、パンチ孔(通常2箇所)が中央線に対称的に位置し、したがって後処理した複数のシートをファイリングし易くなる。
【0042】
なお、本実施形態では、後処理装置6に搬入されるシートの長さL0を測定し、この実測値L0に基づいて第1の搬送路20上でシートを位置決めしたが、L0の代わりに、原稿の画像を読む際に検知した原稿サイズおよびユーザが設定した倍率等の情報をもとに決定した、画像を出力するシートの搬送方向長さ(例えば、B5横であれば、定型長さである257mm)に基づいて、第1の搬送路20上でのシートの位置決めを行ってもよい。但し、シートのサイズはバラツキがあり、例えば、同じB5横サイズであっても、幅が257±2mm程度の誤差があるため、上記実施形態のように、各シートを実測することで、シートのサイズにバラツキがあっても、折り目を付ける部分を基準側部から常に一定の距離に位置するようにするのが好ましい。
【0043】
以上の説明は、本発明の一実施形態にかかるもので、本発明はこれに限らず種々改変可能である。例えば、本発明は、上記実施形態のように、各シートに折り目を付けた後、シート束の端部近傍にステープル処理を行う形態に限らず、折り目付け処理のみを行う形態にも適用できる。上記実施形態の構成で、ステープル処理を行わない場合、シートSは、第1の搬送路20から排出後、一旦第2の搬送路50でシート束を形成してからら排出トレイ70に排出されるようにしてもよいし、第1の搬送路20から直接排出トレイ70に一枚ずつ排出されるようにしてもよい。また、上記実施形態では折り目を付けたシートを再度開いて排出しているが、折り目を付けたシートを折った状態のまま排出するようにしてもよい。
【0044】
また、折り目付け処理を複数行ってもよい。このために、ユーザが基準端部からの距離を複数指定し、シート折りユニット28で複数回折り目を付けるようにしてもよい。あるいは、図2を参照して、第1の順方向に関してシート折りユニット28の上流側または下流側に、折りローラ対と突き当て部材を、第1の搬送路20を挟んでシート折りユニット28とは逆になるように設けることで、シート折りユニット28と逆の折り目(すなわち上に凸となるような折り目)を付けることができるようにしてもよい。
【0045】
さらに、シート折り目付け処理において、シート折りユニット28は、上記実施形態の構成に限定されず、シートの所定部分を折り位置[図7(b)のP2]にセットする方法は、上記実施形態に限定されない。例えば、シート先端を検出するシート検出センサ23は、第1の順方向に関してシート折りユニット28の下流側に設けてもよい。シートの搬送方向に沿った長さを測定するためのシート検出センサ48は、シート検出センサ23の上流側であれば、後処理装置6側に設けてもよい。
【0046】
加えて、ユーザが折り目位置までの長さを指定するのに用いる基準端部として、後処理装置を第1の順方向に搬送されるシートの先端でもよい。
【0047】
さらにまた、本発明の範囲には、シートに出力すべき画像を、原稿を光学系で読み取ることで得る複写機の形態だけでなく、画像処理システムと接続した外部端末(例えばパソコン)で原稿を作成し、この原稿の情報を画像処理システムに送信することで、シートに出力すべき画像を得るプリンタの形態も含まれる。
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、混載モードにおいて、シートの任意の位置に折り目を付けることができるとともに、常に原稿のサイズに対応したシートに画像を出力することができる。また、画像を出力した複数のシートをファイリングする際のユーザの利便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像処理システムの一実施形態を示す概略構成図。
【図2】図1のシート後処理装置のシート折りユニットおよびその周辺構成を示す拡大図。
【図3】図1の画像システムの主要な構成要素を示すブロック図。
【図4】図1のシート後処理装置のステープラおよびその周辺構成を示す拡大図。
【図5】本発明に係る画像処理方法の一実施形態を用いた、綴じ動作の第1の部分を示すフローチャート。
【図6】本発明に係る画像処理方法の一実施形態を用いた、綴じ動作の第2の部分を示すフローチャート。
【図7】本発明に係る画像処理方法の一実施形態におけるシート折り動作を示す工程図。
【符号の説明】
2:画像処理システム
4:シート前処理装置
6:シート後処理装置
20:第1の搬送路
22,24,30,32:搬送ローラ対
23,48:シート検出センサ
28:シート折りユニット
45:後処理装置用コントローラ(制御手段)
47:入力装置
Claims (5)
- サイズの異なる複数の原稿の画像を、各原稿のサイズに対応したシートに出力する工程と、
各シートを搬送路に案内する工程と、
各シートの上記搬送路に沿った長さがユーザにより指定した長さを超える場合、該シートの基準端部から上記搬送路に沿って上記指定長さ離れた部分に対し、上記搬送路に配設したシート折りユニットで折り目を付ける工程とを含む画像処理方法。 - 上記各シートの上記搬送路に沿った長さを測定する工程をさらに含む請求項1の画像処理方法。
- サイズの異なる複数の原稿の画像を、各原稿のサイズに対応したシートに出力するシート前処理装置と、該装置から供給されたシートに対し後処理を施すシート後処理装置とを備えた画像処理システムにおいて、
シート後処理装置は、
シート前処理装置から供給された各シートを案内するための搬送路と、
上記搬送路上に配設したシート折りユニットと、
ユーザが長さを指定するための入力手段と、
ユーザにより指定された長さを示す信号を受信する受信手段と、
各シートの上記搬送路に沿った長さが、上記受信手段が受信した信号が示す指定長さを超える場合、該シートの基準端部から上記搬送路に沿って上記指定長さ離れた部分に対し、シート折りユニットを制御して折り目を付ける制御手段とを備えることを特徴とする画像処理システム。 - 上記シート前処理装置は、
シート後処理装置の上記搬送路と同一の搬送方向に沿って伸張し、各シートを搬送後、シート後処理装置の上記搬送路に案内する第2の搬送路と、
第2の搬送路に配設されたシート検出手段と、
シート検出手段からの検出信号に基づいて、各シートの第2の搬送路に沿った長さを算出する手段とを備え、
上記制御手段は、上記各シートの第2の搬送路に沿った長さを、上記各シートの上記搬送路に沿った長さと設定することを特徴とする請求項3の画像処理システム。 - シートに画像を出力するシート前処理装置から排出されたシートに対して後処理を施すシート後処理装置において、
シート前処理装置から供給された各シートを案内するための搬送路と、
上記搬送路上に配設したシート折りユニットと、
ユーザが長さを指定するための入力手段と、
ユーザにより指定された長さを示す信号を受信する受信手段と、
各シートの上記搬送路に沿った長さが、上記受信手段が受信した信号が示す指定長さを超える場合、該シートの基準端部から上記搬送路に沿って上記指定長さ離れた部分に対し、シート折りユニットを制御して折り目を付ける制御手段とを備えることを特徴とするシート後処理装置。
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