JP4204906B2 - シート加工装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、シート材に折り曲げ加工などを施すシート加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のシート加工装置は、例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリ、またはそれらの複合機などの、用紙・OHPフィルム等のシート材に画像を形成する画像形成装置本体に隣接して設置していた。
【0003】
そのようなシート加工装置は、例えば図20に示すように、シート搬送路Raに、シート材を搬送するシート搬送ローラ1、シート搬送路Ra内に出し入れ自在なストッパ2などを備える。また、そのストッパ2をシート搬送路Raに沿って移動する不図示の移動手段も備えていた。一方、シート搬送路Raの分岐位置Dから分岐する折曲搬送路Rbには、シート材に折り曲げ加工を施す一対の折り曲げローラ(折り曲げ手段)3を備えていた。さらに、分岐位置Dには、シートガイド4a・4b・4cにより、シート材に折り曲げ加工を施すため、シート材をたわませる撓み形成空間5を設けていた。
【0004】
そして、シート材に折り曲げ加工を施すとき、先ず、シート材のサイズに対応して、移動手段を作動してストッパ2を移動してから、そのストッパ2をシート搬送路Ra内に入れる。次いで、画像形成済みのシート材を、シート搬送ローラ1でシート搬送路Raを通して搬送し、シート材の先端をストッパ2に突き当てて、シート材のスキューを補正する。そして、シート搬送ローラ1によるシート材の搬送は継続したままとして、撓み形成空間5でシート材をたわませて、そのたわませたシート材を折り曲げローラ3のニップに挿入して、シート材に折り曲げ加工を施すものがあった。
【0005】
しかし、このシート加工装置は、ストッパ2と折り曲げローラ3との間の距離が比較的長いため、例えば湿度が高い場合や薄いシート材を用いた場合、シート材のコシが弱いので、ストッパ2と折り曲げローラ3との間でシート材に座屈やたるみが生じて、シート材の折り曲げ加工位置にバラツキが発生して、シート材の折り曲げ加工の精度が低くなる問題があった。
【0006】
加えて、シート材のサイズや折り曲げ加工の形態に応じて、ストッパ2を精度よく移動しなければならないので、移動手段が、複雑となるとともに広いスペースを占有するため、シート加工装置が高価となるとともに大型化する問題があった。
【0007】
【特許文献1】
特開平2000−44115号公報
そこで、従来のシート加工装置には、例えば特許文献1に記載される技術もあった。そのシート加工装置の一部を図21に示す。
【0008】
このシート加工装置は、上述したシート搬送ローラ1、折り曲げローラ3、シートガイド4a・4b・4cなどを備えるとともに、シート搬送路Raに、シート材の途中を押える押え手段7、シート材の通過を検知するシート検知手段8などを備えていた。
【0009】
そして、シート材に折り曲げ加工を施すとき、先ず、画像形成済みのシート材を、シート搬送ローラ1でシート搬送路Raを通して、搬送するシート材の通過をシート検知手段8により検知する。その後、シート材のサイズに応じて適宜の時間の経過後、押え手段7を、回転軸7aを中心に反時計まわりに回動し、先端の押えローラ7bの回転を止めた状態で、その押えローラ7bを作用位置として、シート材の途中を押える。そして、シート搬送ローラ1によるシート材の搬送は継続したままとして、撓み形成空間5でシート材をたわませて、そのたわませたシート材を折り曲げローラ3のニップに挿入して、シート材に折り曲げ加工を施していた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、そのような特許文献1に記載のシート加工装置では、シート材が斜めに送られてきた場合、そのままの状態で押え手段7の押えローラ7bによって押えるので、斜め折りが発生して、シート材の折り曲げ加工の精度が低くなる問題があった。
【0011】
そこで、それらの問題を解決すべく、この発明の第1の目的は、シート加工装置において、シート材の折り曲げ加工位置にバラツキが発生することや斜め折りが発生することを防止して、シート材の折り曲げ加工の精度を高くすることにある。
【0012】
この発明の第2の目的は、シート加工装置において、構成を簡単として、部品点数を少なくすることにある。
【0013】
この発明の第3の目的は、シート加工装置において、シート材の折り曲げ加工の精度を一層高くすることにある。
【0014】
この発明の第4の目的は、シート加工装置において、画像形成装置の後処理装置として、簡単に利用可能とすることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
そのため、請求項1に記載の発明は、第1の目的を達成すべく、
シート搬送手段でシート搬送路を通してシート材を搬送し、そのシート材の搬送は継続したまま、シート押え手段でシート材の途中を押え、その押え位置の上流でシート材をたわませて、そのたわませたシート材を折り曲げ手段に挿入し、シート材に折り曲げ加工を施すシート加工装置において、
シート搬送路のシート押え手段の位置またはそれより下流位置に、回転駆動を停止するとき、シート材の先端を突き当ててシート材のスキューを補正するとともに、そのスキュー補正後に回転駆動するレジスト手段と、そのレジスト手段を回転駆動後にシート材の通過を検知して所定時間後に前記シート押え手段を作動するシート検知手段とを備えることを特徴とする。
【0016】
請求項2に記載の発明は、第2の目的も達成すべく、
請求項1に記載のシート加工装置において、
シート押え手段を、押えローラと、回動してシート材を押える作用位置と押えを解除する退避位置とに押えローラを移動自在に支持するレバーとで構成することを特徴とする。
【0017】
請求項3に記載の発明は、第2の目的も達成すべく、
請求項2に記載のシート加工装置において、
レジスト手段を、押えローラと、それを押し当てるレジストローラとで構成することを特徴とする。
【0018】
請求項4に記載の発明は、第3の目的も達成すべく、
請求項3に記載のシート加工装置において、
押え位置のすぐ上流でシート材をたわませて折り曲げ手段に挿入することを特徴とする。
【0019】
請求項5に記載の発明は、第3の目的も達成すべく、
請求項3または4に記載のシート加工装置において、
シート材のスキューを補正するスキュー補正空間と、シート材に折り曲げ加工を施すためにシート材をたわませる撓み形成空間とを同一とすることを特徴とする。
【0020】
請求項6に記載の発明は、第4の目的も達成すべく、
請求項1ないし5のいずれか1に記載のシート加工装置において、
画像形成装置本体に対して着脱自在に外付けすることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の形態につき説明する。図1には、この発明によるシート加工装置の全体概略構成を示す。
【0022】
そのシート加工装置100は、例えば図中右側に示す用紙(シート材)に画像を形成する画像形成装置本体200に隣接して設置し、例えば着脱自在に外付けする。
【0023】
そのようなシート加工装置100は、Z折りや2つ折りの折り曲げ加工を施す折り装置300と、ステイプル加工やパンチ孔明け加工などを施すフィニッシャ装置400とを備える。
【0024】
折り装置300には、中央よりやや上に略水平なシート搬送路R1を備える。また、図中右側にはシート搬送路R2を、図中左側には再搬送路R3をそれぞれ略垂直に備える。さらに、折り装置300の下部には、シート搬送路R2から再搬送路R3へとシート材を通しつつ、そのシート材に折り曲げ加工を施す折曲搬送路R4を備える。また、シート搬送路R1からシート搬送路R2へと分岐する分岐位置には分岐爪10を備える。
【0025】
そのような折り装置300は、画像形成済みのシート材を、図中右側から左側へと搬送する。そして、シート材に折り曲げ加工を施さない場合、シート搬送路R1を通してフィニッシャ装置400へ搬送する一方、シート材に折り曲げ加工を施す場合、シート搬送路R1、シート搬送路R2、折曲搬送路R4、再搬送路R3の順にシート材を通してから、再びシート搬送路R1を通して、フィニッシャ装置400へ搬送する。
【0026】
そのような折り装置300のシート搬送路R1には、分岐爪10の下流に、シート材を搬送するシート搬送ローラ11を備える。
【0027】
また、シート搬送路R2の分岐爪10の下流には、図2に示すように、シート材の搬送方向順に、シート材を搬送するシート搬送ローラ(シート搬送手段)12、例えば光センサなどのシート材の通過を検知するシートセンサ13、シート材の途中を押えるシート押え手段14、シート材のスキューを補正するレジストローラ(レジスト手段)15、シート材の通過を検知するシートセンサ(シート検知手段)16などを備える。
【0028】
シート押え手段14は、回転自在な押えローラ14aと、回動してシート材を押える作用位置と押えを解除する退避位置とに押えローラ14aを移動自在に支持するレバー14bと、回転軸14cなどを備える。
【0029】
また、前述したレジストローラ15の上流位置には、シートガイド18a・18bにより、シート材のスキューを補正するスキュー補正空間20aを設ける。
【0030】
そのようなシート搬送路R2から折曲搬送路R4に分岐する分岐位置Dには、シートガイド18a・18c・18dにより、シート材に折り曲げ加工を施すためにシート材をたわませる撓み形成空間20bを設ける。
【0031】
また、折曲搬送路R4の途中には、シート材に折り曲げ加工を施す折り曲げローラ(折り曲げ手段)22を備える。
【0032】
その折り曲げローラ22は、例えば、不図示の駆動装置からの駆動を伝達して回転駆動する駆動ローラ22aと、その駆動ローラ22aにそれぞれ押し当てて駆動ローラ22aの回転により従動回転する従動ローラ22b、従動ローラ22cとで構成する。
【0033】
また、そのような折曲搬送路R4には、その途中から分岐するスイッチバック路28を備える。そして、折曲搬送路R4からスイッチバック路28へと分岐する分岐位置には分岐爪23を備える。
【0034】
そして、スイッチバック路28の途中には、図1に示すように、スイッチバック路28に出し入れ自在なストッパ24を備える。
【0035】
また、再搬送路R3には、シート材の搬送方向順に、シート材を搬送し、正方向または逆方向の両方向に回転自在なシート搬送ローラ26、シート材を搬送するシート搬送ローラ27a・27bを備える。
【0036】
そして、再搬送路R3は、折り装置300の図中左側で、シート搬送路R1に合流する。
【0037】
そのような折り装置300のシート搬送路R1の下流には、フィニッシャ装置400のシート搬送路R5を設ける。そのシート搬送路R5は、フィニッシャ装置400の中央よりやや上に、略水平に設けて、シート材を図中右側から左側へと搬送する。また、フィニッシャ装置400には、シート搬送路R5から上方向に分岐するシート搬送路R6と、下方向に分岐する迂回搬送路R7とを備える。
【0038】
さらに、シート搬送路R5からシート搬送路R6へと分岐する分岐位置には分岐爪30を、シート搬送路R5から迂回搬送路R7へと分岐する分岐位置には分岐爪31をそれぞれ備える。
【0039】
シート搬送路R5には、シート材の搬送方向順に、シート材を搬送するシート搬送ローラ29a、シート材にパンチ孔明け加工を施すパンチ装置36、シート材を搬送するシート搬送ローラ29b・29c、シート材を案内するガイド部材33、シート材を排出トレイ35または排出トレイ38へ排出する排出ローラ34を備える。
【0040】
それらの排出トレイ35・38は、シート加工装置100の左側面に設ける。そして、排出トレイ35・38は、不図示の駆動手段によって、シート材の排出方向に対して直交する方向に適宜スライドするようにそれぞれ設ける。
【0041】
また、シート搬送路R6には、シート材を搬送するシート搬送ローラ37、シート材を、フィニッシャ装置400の上面に設けた排出位置40へ排出する排出ローラ39などを備える。
【0042】
さらに、迂回搬送路R7には、シート材を搬送するシート搬送ローラ41a・41b・41c・41d、シート材の束にステイプル加工を施すステイプル装置42、後述する中綴じステイプル加工を施す際にシート材の束にまとめて2つ折りの折り曲げ加工を施す2つ折り装置48などを備える。
【0043】
ステイプル装置42には、シート材にステイプル加工を施す際にシート材を載置するステイプルトレイ43、ステイプルトレイ43上に載置したシート材を、搬送方向と直交し、シート材の幅方向に整合するジョガーフェンス44、搬送方向、すなわちシート材の長さ方向に整合するタタキコロ45、整合後のシート材の束にステイプル加工を施す端綴じステイプラ46、中綴じステイプラ47などを設ける。
【0044】
また、前述した2つ折り装置48には、迂回搬送路R7に出し入れ自在とし、シート材の長さ方向の半分の位置に押し当てるブレード49、シート材に2つ折りの折り曲げ加工を施す折り曲げローラ50などを備える。
【0045】
そして、迂回搬送路R7は、排出ローラ34上流位置で、シート搬送路R5に合流する。
【0046】
シート加工装置100は以上のように構成されており、次に、そのようなシート加工装置100の動作を説明する。
【0047】
シート加工装置100は、シート材に折り曲げ加工やステイプル加工やシート材をシフトして仕分ける仕分け加工などの後処理を施さない第1のモードと、シート材にパンチ孔明け加工を施す第2のモードと、シート材の束に端綴じや中綴じのステイプル加工を施す第3のモードと、1枚のシート材に2つ折りの折り曲げ加工を施す第4のモードと、1枚のシート材にZ折りの折り曲げ加工を施す第5のモードとを備えている。
【0048】
そして、これらのモードは、画像形成装置本体200に備える不図示の操作表示部で選択する。また、シート材をシフトして仕分け加工を施す場合、排出トレイ35、38上へ排出してそこにスタックする一方、シート材に仕分け加工を施さない場合、排出位置40上へ排出してそこにスタックする。
【0049】
シート材に後処理を施さない第1のモードを選択した場合、シート加工装置100は、先ず、分岐爪10を図示のとおりのまま回動せず、分岐爪31を時計まわりに回動してシート搬送路R5から退避してから、分岐爪30を時計まわりに回動してシート搬送路R5へ進出する。
【0050】
そして、画像形成済みのシート材を、画像形成装置本体200から折り装置300のシート搬送路R1へ入れる。次に、シート材を、折り加工装置300のシート搬送ローラ11でシート搬送路R1を通して搬送し、フィニッシャ装置400のシート搬送路R5へ入れる。
【0051】
次いで、シート材を、シート搬送ローラ29a・29bでさらに搬送して後、分岐爪30により、シート搬送路R5からシート搬送路R6へ入れる。最後に、シート材をシート搬送ローラ37で搬送してから、排出ローラ39で排出位置40へ排出してそこにスタックする。
【0052】
また、シート材にパンチ孔明け加工を施す第2のモードを選択した場合、シート加工装置100は、先ず、分岐爪10・30を図示のとおりのまま回動せず、一方、分岐爪31を時計まわりに回動してシート搬送路R5から退避する。また、排出トレイ35、または排出トレイ38のいずれか一方を、排出ローラ34の排出位置へスライドする。
【0053】
そして、画像形成済みのシート材を、画像形成装置本体200から折り装置300のシート搬送路R1へ入れる。次に、シート材を、折り加工装置300のシート搬送ローラ11でシート搬送路R1を通して搬送し、フィニッシャ装置400のシート搬送路R5へ入れる。次いで、シート材を、シート搬送ローラ29aでさらに搬送する。
【0054】
そのシート材の搬送と、適宜のタイミングをとってパンチ装置36を作動して、シート材にパンチ孔明け加工を施す。次に、パンチ孔明け加工を施したシート材を、シート搬送ローラ29b、29cでさらに搬送しつつ、ガイド部材33で案内して排出ローラ34へと導く。最後に、シート材を、排出ローラ34で排出トレイ35、または排出トレイ38上へ排出してそこにスタックする。
【0055】
また、シート材の束に端綴じのステイプル加工を施す第3のモードを選択した場合、シート加工装置100は、先ず、分岐爪10・30・31を図示のとおりのまま回動しないとともに、排出トレイ35または排出トレイ38のいずれか一方を排出ローラ34の排出位置へスライドする。
【0056】
そして、画像形成済みのシート材を、画像形成装置本体200から折り装置300のシート搬送路R1へ入れる。次に、シート材を、折り加工装置300のシート搬送ローラ11でシート搬送路R1を通して搬送し、フィニッシャ装置400のシート搬送路R5へ入れる。次いで、シート材を、シート搬送ローラ29a・29bでさらに搬送して後、分岐爪31位置でシート搬送路R5から迂回搬送路R7へ入れる。
【0057】
次に、シート材を、シート搬送ローラ41a・41b・41c・41dで搬送して後、ステイプル装置42のステイプルトレイ43上に載置してから、ジョガーフェンス44、タタキコロ45などによって、シート材の搬送方向、およびその搬送方向と直交する方向にそれぞれ整合する。
【0058】
次いで、2枚目以降のシート材にも前述の動作を同様に繰り返し、シート材を搬送してからステイプルトレイ43上に載置して後整合し、所要の枚数をステイプルトレイ43上に載置する。次に、それらのシート材の束の端に、端綴じステイプラ46によってステイプル加工を施す。
【0059】
最後に、ステイプル加工を施したシート材の束を、ステイプルトレイ43より押し出し、迂回搬送路R7からシート搬送路R5へ入れてから、排出ローラ34で排出トレイ35、または排出トレイ38上に排出して、そこにスタックする。
【0060】
また、シート材の束に中綴じのステイプル加工を施す場合、前述したものと同様に、シート材をステイプルトレイ43へ搬送してから整合して、所要の枚数のシート材の束をステイプルトレイ43上に載置する。次いで、そのシート材の束のほぼ中央に、中綴じステイプラ47によってステイプル加工を施す。
【0061】
次いで、中綴じステイプル加工を施したシート材の束を、ステイプルトレイ43より押し出す。それとともに、適宜のタイミングをとってブレード49を迂回搬送路R7に進出する。そして、そのブレード49の先端を、シート材の長さ方向の半分の位置に押し当て、それによりシート材の束を折り曲げローラ50のニップに挿入し、折り曲げローラ50の回転により、シート材の束にまとめて2つ折りの折り曲げ加工を施すとともに、排出トレイ35上へ排出して、そこにスタックする。
【0062】
また、1枚のシート材に2つ折りの折り曲げ加工を施す第4のモードを選択した場合、シート加工装置100は、先ず、分岐爪10を図示のとおりのまま回動せず、分岐爪31を時計まわりに回動してシート搬送路R5から退避してから、分岐爪30を時計まわりに回動してシート搬送路R5へ進出する。また、図2に示す分岐爪23を時計まわりに回動してスイッチバック路28に進出する。
【0063】
次に、画像形成済みのシート材を、図1に示す画像形成装置本体200から折り装置300のシート搬送路R1へ入れる。次いで、シート材を、折り加工装置300の分岐爪10位置で、シート搬送路R1からシート搬送路R2へ入れてから、シート搬送ローラ12でシート搬送路R2を通して搬送する。
【0064】
次に、図3に示すように、シートセンサ13が、シート材Sの通過を検知したとき、レジストローラ15の例えば一方の従動ローラ15aを図中矢印で示す左側に移動する。
【0065】
次いで、図4に示すように、レジストローラ15の従動ローラ15aを、駆動を停止した状態の駆動ローラ15bに押し当ててニップを形成する。このとき、シート搬送ローラ12によるシート材Sの搬送は継続したままとして、シート材Sの先端を、レジストローラ15のニップに突き当てて、図中2点鎖線で示すように、シート材Sをスキュー補正空間20aでたわませて、シート材Sのスキューを補正する。
【0066】
次に、図5に示すように、適宜の時間を経過後、レジストローラ15の駆動ローラ15bを回転駆動して、従動ローラ15aを回転し、シート材Sを下流へ搬送する。
【0067】
次いで、シートセンサ16が、シート材Sの通過を検知したとき、シート搬送ローラ12によるシート材Sの搬送は継続したまま、シート材Sのサイズに応じた適宜の時間を経過した後、レジストローラ15の駆動ローラ15bの回転を停止してから、図6に示すように、レジストローラ15の従動ローラ15aを図中矢印で示す右側へ移動するとともに、シート押え手段14の押えローラ14aを、回転を停止した状態として、レバー14bを、回転軸14cを中心に反時計まわりに回動して、押えローラ14aを作用位置として、図7に示すように、シート材Sの途中を押える。
【0068】
それらの間においても、シート搬送ローラ12の回転を継続しているため、図8に示すように、シート材Sが、撓み形成空間20b内で、シート押え手段14の押えローラ14a位置である押え位置17の上流でたわむ。
【0069】
次に、図9に示すように、押え位置17のすぐ上流でシート材Sをたわませて、回転する折り曲げローラ22a・22bのニップに挿入し、シート材Sに2つ折りの折り曲げ加工を施す。そして、シート材Sを、2つ折りの折り目S1を先端として、折り曲げローラ22a・22bなどにより下流へ搬送する。
【0070】
シート材Sに折り曲げ加工を施すのとほぼ同時に、シート押え手段14の押えローラ14aの回転を自由にしてシート材の拘束を解いて後、レバー14bを、回転軸14cを中心に時計まわりに回動して、押えローラ14aを退避位置として、シート材Sの押えを完全に解除する。一方、シート材Sの先端は、直ちに分岐爪23に当たり、それにより、図1に示すスイッチバック路28へのシート材の進入を防止しつつ、折り曲げローラ22a・22cの回転によりシート材Sを折曲搬送路R4のさらに下流に搬送して再搬送路R3へ入れる。
【0071】
次いで、シート材Sを、シート搬送ローラ26の正回転により、折り装置300の下部へ搬送する。そして、シート材Sの後端がシート搬送ローラ26を通過する前に、シート搬送ローラ26を逆回転し、それによりシート材Sをスイッチバックして、折り装置300の上部へ搬送する。
【0072】
次に、シート材Sを、シート搬送ローラ27a・27bで搬送して、折り装置300のシート搬送路R1へ入れてから、フィニッシャ装置400のシート搬送路R5に入れる。
【0073】
最後に、シート材Sを、シート搬送路ローラ29a・29b・37でさらに搬送して、排出ローラ39によって排出位置40へ排出してそこにスタックする。
【0074】
また、1枚のシート材Sに2つ折りの折り曲げ加工を施すとともに、パンチ孔明け加工も施す場合、前述と同様にして折り装置300でシート材Sに2つ折りの折り曲げ加工を施してから、フィニッシャ装置400のシート搬送路R5に入れ、シート搬送路ローラ29aによるシート材Sの搬送と、適宜のタイミングをとってパンチ装置36を作動して、シート材Sにパンチ穴明け加工を施す。その後、パンチ孔明け加工を施したシート材を、シート搬送ローラ29b・37で搬送してから、排出ローラ39で排出位置40上に排出してそこにスタックする。
【0075】
また、1枚のシート材Sに2つ折りの折り曲げ加工を施すとともに、それらのシート材Sの束にステイプル加工も施して、いわゆる袋とじ加工を施す場合、シート加工装置100は、先ず、分岐爪10・30・31を回動しないとともに、図2に示す分岐爪23を時計まわりに回動してスイッチバック路28に進出する。また、図1に示す排出トレイ35または排出トレイ38のいずれか一方を、排出ローラ34の排出位置へスライドする。
【0076】
次に、画像形成済みのシート材Sを、折り加工装置300の分岐爪10位置で、シート搬送路R1からシート搬送路R2へ入れ、前述と同様にして、シート材Sに2つ折りの折り曲げ加工を施す。
【0077】
次いで、シート材Sを、フィニッシャ装置400のシート搬送路R5に入れてから、シート搬送路ローラ29a・29bでさらに搬送して後、分岐爪31位置で、シート搬送路R5から迂回搬送路R7へ入れる。そして、シート材Sをシート搬送ローラ41a・41b・41c・41dで搬送して、ステイプル装置42のステイプルトレイ43上に載置する。
【0078】
次に、ステイプルトレイ43上に載置したシート材Sを、ジョガーフェンス44、タタキコロ45などによって、シート材Sの搬送方向、およびその搬送方向と直交する方向にそれぞれ整合する。
【0079】
そして、2枚目以降のシート材Sにも前述の動作を繰り返し、所要の枚数をステイプルトレイ43に載置する。その後、ステイプルトレイ43に載置したシート材Sの束に、端綴じステイプラ46によってステイプル加工を施す。
【0080】
最後に、シート材Sの束を、ステイプルトレイ43より押し出してから、排出ローラ34で排出トレイ35または排出トレイ38上に排出してそこにスタックする。
【0081】
また、1枚のシート材にZ折りの折り曲げ加工を施す第5のモードを選択した場合、シート加工装置100は、先ず、例えば分岐爪10を図示のとおりのまま回動せず、分岐爪31を時計まわりに回動してシート搬送路R5から退避してから、分岐爪30を時計まわりに回動してシート搬送路R5へ進出する。また、図2に示す分岐爪23を図示のとおりのまま回動しないとともに、シート材Sのサイズに応じて、図1に示すように、ストッパ24をスイッチバック路28に入れたままとしたり、スイッチバック路28から退避したりする。また、排出トレイ35、または排出トレイ38のいずれか一方を、排出ローラ34の排出位置へスライドする。
【0082】
なお、Z折りとは、図10に示すように、シート材Sの一度内向きに折った部分の前方(図中左方)を逆向きに折り返すものである。よって、例えば搬送方向のおよそ1/2位置に外側の折り目S3を有するとともに、搬送方向の前方からおよそ1/4位置に内側の折り目S2を有するものである。
【0083】
そして、画像形成済みのシート材Sを、図1に示す画像形成装置本体200から折り装置300のシート搬送路R1へ入れる。次に、シート材Sを、折り加工装置300の分岐爪10位置で、シート搬送路R1からシート搬送路R2へ入れてから、シート搬送ローラ12でシート搬送路R2を通して搬送する。
【0084】
次に、前述した2つ折りの折り曲げ加工を施したときと同様にして、図11に示すように、レジストローラ15によってシート材Sのスキューを補正するとともに、搬送するシート材Sの通過をシートセンサ16により検知したとき、シート搬送ローラ12によるシート材Sの搬送は継続したまま、シート押え手段14でシート材Sの途中を押え、押え位置17の上流でシート材Sをたわませて、そのたわませたシート材Sを折り曲げローラ22a・22bに挿入し、シート材Sの搬送方向の前方からおよそ1/4位置に内側の折り目S2をつける。
【0085】
次いで、折り目S2を先端として、シート材Sを折り曲げローラ22a・22bなどで折曲搬送路R4からスイッチバック路28へ入れ、そのスイッチバック路28の下流へ搬送する。
【0086】
次に、シート材Sの先端が、ストッパ24またはスイッチバック路28の壁28aに突き当たる。このとき、折り曲げローラ22a・22bの回転を継続しているため、シート材Sが、折り曲げローラ22a・22c付近でたわむ。
【0087】
次いで、シート材のたわんだ部分を、折り曲げローラ22a・22cのニップに挿入し、折り曲げローラ22a・22cの回転により、図12に示すように、搬送方向の前方からおよそ1/2位置に外側の折り目S3をつけて、Z折りの折り曲げ加工を施す。
【0088】
次に、折り目S2を先端として、シート材Sを、図1に示すスイッチバック路28から折曲搬送路R4へ入れてから、前述した2つ折りの折り曲げ加工を施したときと同様にして、シート搬送ローラ26・27a・27bで搬送して再搬送路R3を通して、フィニッシャ装置400のシート搬送路R5に入れる。
【0089】
最後に、シート搬送路ローラ29a・29b・37でさらに搬送し、排出ローラ39で排出位置40へ排出してそこにスタックする。
【0090】
なお、1枚のシート材SにZ折りの折り曲げ加工を施すとともに、パンチ孔明け加工も施す場合、前述と同様にして、シート材にZ折りの折り曲げ加工を施してから、フィニッシャ装置400のシート搬送路R5に入れ、シート搬送路ローラ29aによるシート材の搬送と、適宜のタイミングをとってパンチ装置36を作動して、シート材にパンチ穴明け加工を施す。その後、パンチ孔明け加工を施したシート材を、シート搬送ローラ29b・37で搬送してから、排出ローラ39で排出位置40上に排出してそこにスタックする。
【0091】
また、1枚のシート材SのそれぞれにZ折りの折り曲げ加工を施すとともに、それらのシート材Sの束にステイプル加工も施す場合、シート加工装置100は、先ず、分岐爪10・30・31を回動しないとともに、図2に示す分岐爪23を図示のとおりのまま回動しないとともに、図1に示す排出トレイ35または排出トレイ38のいずれか一方を、排出ローラ34の排出位置へスライドする。
【0092】
次に、画像形成済みのシート材Sを、折り加工装置300の分岐爪10位置で、シート搬送路R1からシート搬送路R2へ入れ、前述と同様にして、シート材SにZ折りの折り曲げ加工を施す。
【0093】
次いで、シート材Sを、フィニッシャ装置400のシート搬送路R5に入れてから、シート搬送路ローラ29a・29bでさらに搬送して後、分岐爪31位置で、シート搬送路R5から迂回搬送路R7へ入れる。そして、シート材Sをシート搬送ローラ41a・41b・41c・41dで搬送して、ステイプル装置42のステイプルトレイ43上に載置する。
【0094】
次に、ステイプルトレイ43上に載置したシート材Sを、ジョガーフェンス44、タタキコロ45などによって、シート材Sの搬送方向、およびその搬送方向と直交する方向にそれぞれ整合する。
【0095】
そして、2枚目以降のシート材にも前述の動作を繰り返し、所要の枚数をステイプルトレイ43に載置する。その後、ステイプルトレイ43に載置したシート材Sの束に、端綴じステイプラ46によってステイプル加工を施す。
【0096】
ステイプル加工を施して後、シート材Sの束を、ステイプルトレイ43より押し出して、排出ローラ34で排出トレイ35、または排出トレイ38上に排出して、そこにスタックする。
【0097】
ところで、別のシート加工装置100を次に説明する。このシート加工装置100は、図1に示したシート加工装置100の折り装置300の図2に示す部分を、図13に示すように代えている。なお、図2に示したものと同様のものには、同一の符号を付して説明を省略する。
【0098】
図13に示すように、このシート加工装置100の折り装置300は、シート搬送路R2から折曲搬送路R4に分岐する分岐位置Dの下流に、シート材のスキューを補正するレジスト手段19を備える。
【0099】
図示するレジスト手段19は、シート押え手段14の押えローラ14aと、それを押し当てるレジストローラ19bとで構成する。
【0100】
また、シートガイド18c・18d・18eにより形成する、スキューを補正するスキュー補正空間20aと、シート材をたわませて、その後シート材に折り曲げ加工を施すための撓み形成空間20bとを同一としている。
【0101】
そして、このようなシート加工装置100を用いて、1枚のシート材に2つ折りやZ折りなどの折り曲げ加工を施す場合、前述したものと同様に、画像形成済みのシート材を、シート搬送路R1からシート搬送路R2へ入れてから、シート搬送ローラ12でシート搬送路R2を通して搬送する。
【0102】
次に、図14に示すように、シートセンサ13が、シート材Sの通過を検知したとき、シート押え手段14の押えローラ14aを、回転を停止した状態として、レバー14bを、回転軸14cを中心に反時計まわりに回動して、レジストローラ19bに押し当てる。
【0103】
そして、図15に示すように、押えローラ14aを、駆動を停止した状態のレジストローラ19bに押し当ててニップを形成する。このとき、シート搬送ローラ12によるシート材Sの搬送は継続したままとして、シート材Sの先端を、押えローラ14aとレジストローラ19bのニップに突き当てて、図中2点鎖線で示すように、シート材Sをスキュー補正空間20aでたわませて、シート材Sのスキューを補正する。
【0104】
次いで、図16に示すように、適宜の時間を経過後、レジストローラ19bを回転駆動して、押えローラ14aを従動回転し、シート材Sを下流へ搬送する。
【0105】
次いで、シートセンサ16が、シート材Sの通過を検知したとき、シート搬送ローラ12によるシート材Sの搬送は継続したまま、シート材Sのサイズに応じた適宜の時間を経過した後、図17に示すように、レジストローラ19bの回転駆動を停止する。
【0106】
それらの間においても、シート搬送ローラ12の回転を継続しているため、シート材Sが、撓み形成空間20b内で、シート押え手段14の押えローラ14a位置である押え位置17の上流でたわみ、図中2点鎖線で示すようになる。
【0107】
次に、図18に示すように、シート材Sのたわんだ部分を、回転する折り曲げローラ22a・22bのニップに挿入して、シート材Sに折り曲げ加工を施す。
【0108】
そして、図19に示すように、シート材Sを、折り目S4を先端として、折り曲げローラ22a・22bなどにより下流へ搬送する。また、シート材Sに折り曲げ加工を施すのとほぼ同時に、シート押え手段14の押えローラ14aの回転を自由にしてシート材の拘束を解いて後、レバー14bを、回転軸14cを中心に時計まわりに回動して、押えローラ14aを退避位置として、シート材Sの押えを完全に解除する。
【0109】
【発明の効果】
以上説明したとおり、請求項1に記載の発明によれば、シート搬送路に、シート材の先端を突き当ててシート材のスキューを補正するレジスト手段を備えるので、シート材に折り加工を施すとき、スキューを補正してから、シート材に折り曲げ加工を施すから、斜め折りの発生を防止して、シート材の折り曲げ加工の精度を高くすることができる。
【0110】
加えて、そのようにシート押え手段でシート材の途中を押え、その押え位置の上流でシート材をたわませて、そのたわませたシート材を折り曲げ手段に挿入してシート材に折り曲げ加工を施すので、押え位置と折り曲げ手段との距離を短くすることを可能とするから、湿度が高い場合や薄いシート材を用いた場合においても、シート材に座屈やたるみが生じることを防止し、シート材の折り曲げ位置にバラツキが発生することを防止して、シート材の折り曲げ加工の精度を高くすることができる。
【0111】
さらに加えて、そのようにシート押え手段でシート材の途中を押え、その押え位置の上流でシート材をたわませて、そのたわませたシート材を折り曲げ手段に挿入してシート材に折り曲げ加工を施すので、シート材のサイズや折り曲げ加工の形態に応じてストッパを移動することを不要とするから、ストッパを精度よく移動する移動手段を不要として、小型なシート加工装置を安価に提供することができる。
【0112】
請求項2に記載の発明によれば、シート押え手段を、押えローラと、回動してシート材を押える作用位置と押えを解除する退避位置とに押えローラを移動自在に支持するレバーとで構成するので、シート加工装置のシート押え手段の構成を簡単として部品点数を少なくすることができる。
【0113】
請求項3に記載の発明によれば、レジスト手段を、押えローラと、それを押し当てるレジストローラとで構成するので、シート加工装置のレジスト手段の構成を簡単として、部品点数を少なくすることができる。
【0114】
請求項4に記載の発明によれば、押え位置のすぐ上流でシート材をたわませて折り曲げ手段に挿入するので、押え位置と折り曲げ手段との距離を短くして、シート材の折り曲げ加工の精度を一層高くすることができる。
【0115】
請求項5に記載の発明によれば、シート材のスキューを補正するスキュー補正空間と、シート材に折り曲げ加工を施すためにシート材をたわませる撓み形成空間とを同一とするので、スキューを補正してからシート材に折り曲げ加工を施すまでの間、シート押え手段でシート材の途中を押えて、シート材がずれることを防止できるから、シート材の折り曲げ加工の精度を一層高くすることができる。
【0116】
加えて、そのようにシート材のスキューを補正するスキュー補正空間と、シート材に折り曲げ加工を施すためにシート材をたわませる撓み形成空間とを同一とするので、小型なシート加工装置を提供することができる。
【0117】
請求項6に記載の発明によれば、画像形成装置本体に対して着脱自在に外付けするので、シート加工装置を、画像形成装置の後処理装置として、簡単に利用可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るシート加工装置の全体概略構成図である。
【図2】そのシート加工装置の要部を示す概略構成図である。
【図3】そのシート加工装置によって、シート材に2つ折りの折り曲げ加工を施す場合を順番に示す説明図である。
【図4】同様の図である。
【図5】同様の図である。
【図6】同様の図である。
【図7】同様の図である。
【図8】同様の図である。
【図9】同様の図である。
【図10】そのシート加工装置によって、Z折りの折り曲げ加工を施したシート材の側面図である。
【図11】そのシート加工装置によって、シート材にZ折りの折り曲げ加工を施す場合を順番に示す説明図である。
【図12】同様の図である。
【図13】この発明に係るシート加工装置の別の要部を示す概略構成図である。
【図14】そのシート加工装置によって、シート材に折り曲げ加工を施す場合を順番に示す説明図である。
【図15】同様の図である。
【図16】同様の図である。
【図17】同様の図である。
【図18】同様の図である。
【図19】同様の図である。
【図20】従来のシート加工装置の一部を示す概略構成図である。
【図21】従来の別のシート加工装置の一部を示す概略構成図である。
【符号の説明】
100 シート加工装置
200 画像形成装置本体
12 シート搬送ローラ(シート搬送手段)
13 シートセンサ(シート検知手段)
14 シート押え手段
14a 押えローラ
14b レバー
15 レジストローラ(レジスト手段)
17 押え位置
19 レジスト手段
20a スキュー補正空間
20b 撓み形成空間
22 折り曲げローラ(折り曲げ手段)
R2 シート搬送路
S シート材
Claims (6)
- シート搬送手段でシート搬送路を通してシート材を搬送し、そのシート材の搬送は継続したまま、シート押え手段でシート材の途中を押え、その押え位置の上流でシート材をたわませて、そのたわませたシート材を折り曲げ手段に挿入し、シート材に折り曲げ加工を施すシート加工装置において、
前記シート搬送路の前記シート押え手段の位置またはそれより下流位置に、回転駆動を停止するとき、シート材の先端を突き当ててシート材のスキューを補正するとともに、そのスキュー補正後に回転駆動するレジスト手段と、そのレジスト手段を回転駆動後にシート材の通過を検知して所定時間後に前記シート押え手段を作動するシート検知手段とを備えることを特徴とする、シート加工装置。 - 前記シート押え手段を、押えローラと、回動してシート材を押える作用位置と押えを解除する退避位置とに前記押えローラを移動自在に支持するレバーとで構成することを特徴とする、請求項1に記載のシート加工装置。
- 前記レジスト手段を、前記押えローラと、それを押し当てるレジストローラとで構成することを特徴とする、請求項2に記載のシート加工装置。
- 前記押え位置のすぐ上流でシート材をたわませて前記折り曲げ手段に挿入することを特徴とする、請求項3に記載のシート加工装置。
- シート材のスキューを補正するスキュー補正空間と、シート材に折り曲げ加工を施すためにシート材をたわませる撓み形成空間とを同一とすることを特徴とする、請求項3または4に記載のシート加工装置。
- 画像形成装置本体に対して着脱自在に外付けすることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれか1に記載のシート加工装置。
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