JP2012117194A - ヤーン、特に糸または刺繍糸、ならびにそのようなヤーンの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヤーン、特に糸または刺繍糸、ならびにそのようなヤーンの製造方法。
【解決手段】マルチフィラメントヤーン6からなる少なくとも1本のコアと、ステープルファイバーヤーン1の被覆糸13とを有するコアヤーンの構造を有する、ヤーン9であり、特に縫い糸または刺繍糸に適し、被覆糸13のステープルファイバーヤーン1を構成する繊維の少なくとも一部は、その軸方向の繊維長全体にわたって、またはその軸方向の繊維長の一部にわたって、コアの少なくとも1本のマルチフィラメントヤーン6のフィラメントの間で束ねられたもの、並びにこのヤーンの製造方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、請求項1の前提部分(プリアンブル部分、所謂おいて書き部分)の特徴を有するヤーン、特に縫い糸または刺繍糸、ならびに請求項16の前提部分の特徴を有するそのようなヤーンの製造方法に関する。
ヤーン、特にコアヤーンの構造を有する縫い糸または刺繍糸は、長い間周知となっている。このように周知のコアヤーンは、マルチフィラメントヤーンからできたコアからなるので、このマルチファイル(ultifile;マルチフィラメント)コアは、通常はステープルファイバーとも呼ばれるステープルファイバーヤーンで被覆される。通常これはリング精紡機上で行われる。ヤーンに必要な結束を保証するために、コア材料の被覆後に高度に合撚したり、またはこの少なくとも2つの被覆糸コア材料は、あらかじめ加撚された後に加撚される。前述の高回転またはあらかじめ加撚することによって、これによって生じるステープルファイバーヤーンの外部の締め付けのために、ステープルファイバーヤーン被覆糸(spin over)は、それぞれ合撚されたコア材料や、被覆糸および合撚されたコア材料に対して固定され、それによって被覆糸のずれが可能な限り回避される。
さらに、1本のみのエアジェット紡績ノズルによっていわゆるMurata-Vortexエアジェット紡績方法によってステープルファイバーヤーンを使用して比較的かさばるステープルファイバーヤーンを製造することが知られており、それによってこれらのヤーンはステープルファイバーヤーンのコアと被覆糸繊維のジャケットとを有する。このように製造されたヤーンのジャケットは、ヤーンの断面に対して少なくとも75重量%のステープルファイバーを有し、ノズルとそれによって発生する乱気流との下流に配置された固定スピンドルによって、ステープルファイバーヤーンによって形成されるコアの周りで加撚される。
しかし、このようにして製造されたヤーンは、縫製および刺繍中に好適な縫い糸若しくは刺繍糸に生じるような高い機械的要求に耐えられない。
最初に記載した従来のコアヤーンの製造は、回転若しくは撚り合わせが行われるために特に費用がかさみ、一方、最後に記載した純粋なステープルファイバーヤーンは縫い糸や刺繍糸としては適していない。
本発明の背景にある問題は、コアヤーンの構造を示す一方で、ステープルファイバーヤーン(=ステープルファイバーヤーンまたは短繊維)からなるこのコアヤーンの被覆糸が、コア材料に特にしっかりと固定されるべきである、ヤーン、特に縫い糸または刺繍糸を提供することである。さらに、本発明の背景にある問題は、特に費用対効果の高い前述のヤーンの製造方法を提供することにある。
これらの問題は、請求項1に記載の特徴を有するヤーン、および請求項16に記載の特徴を有する方法によって、本発明により解決される。
特に縫い糸または刺繍糸として使用される本発明のヤーンは、コアヤーンの構造を有し、それによってこのコアヤーンには、少なくとも1本のマルチフィラメントヤーンからなるコアが設けられ、その一部にステープルファイバーヤーンの被覆糸を有する。最初に記載した従来のコアヤーンとは対照的に、本発明のヤーンのステープルファイバーの少なくとも一部(部分)は、特に加撚されていない、またはごくわずかに加撚された被覆糸のステープルファイバーヤーンで構成される。この部分のステープルファイバーは、軸方向の繊維長全体にわたって、または軸方向の繊維長の一部にわたって、コアの少なくとも1本のマルチフィラメントヤーンのフィラメントの間で束ねられ、特に締め付けられる。言い換えると、したがって、被覆糸を構成する繊維の特定の部分が、軸方向の繊維長全体にわたって、または軸方向の繊維長の一部にわたって、フィラメントの間、特にマルチファイルコアの隣接するフィラメントの間で束ねられ、好ましくは締め付けられ、それによって束ねられず或いは締め付けられていない被覆糸の繊維は、コア材料の周囲にらせん状に配置される。それらの長さに依存して、束ねられず或いは締め付けられている繊維部分自体がコア材料の周囲にらせん状に巻き付き、それらが束ねられず或いは締め付けられていない繊維を固定するか、またはそれらがコアの直線軸から突出する。
特に、本発明のヤーンには、使用可能な状態のコアヤーンの重量に対して最大50重量%、好ましくは50重量%〜25重量%の間、特に45重量%〜35重量%の間の量のステープルファイバー部分が見られる。
本発明によるヤーンは、コアの直線軸に対するずれを考慮して被覆糸(外装)が、特に安全で強固な方法で固定されるという、従来のコアヤーンに対する利点を示す。したがって、最初に従来技術において記載した高回転または加撚は全く不要である。このことは本発明によるヤーンが、従来製造されているヤーンが示すよりもはるかに柔軟な感触(グリップ)を示すとも説明され、このことは、本発明による縫い糸若しくは刺繍糸を使用して得られた既製品の場合、特に下着、シーツと枕カバー、タオル、ブラウス、Tシャツなどの場合に着心地の良さに照らして利点となる。本発明によるヤーンのさらなる利点は、費用のかかる高回転または加撚が本発明では全く不要であるので、その製造が、特に従来のコアヤーンよりも安価なことである。
軸方向長さ全体にわたって、またはフィラメントの軸方向長さの一部のみにわたって束ねられたまたは締め付けられたステープルファーバー部分が、被覆糸の全ステープルファイバーヤーン重量に対して1重量%〜60重量%の間で変動する本発明のヤーンの実施形態において特に前述の有利な特徴が見られる。言い換えると、被覆糸の全ステープルファイバー重量の1重量%〜60重量%は、本明細書で前述したコア材料のフィラメントの間に束ねられ或いは締め付けられ、それによって、そのように束ねられ或いは締め付けられた繊維の上昇部分に対応して、被覆糸をさらにずれにくくすることができる。次にこのため、束ねられまたは締め付けられるステープルファイバーの部分を変動させることによって、それぞれのヤーンに関係する要求に非常に容易に適合させることができる。たとえば、高速で作業され、したがって縫製または刺繍の間に使用されるヤーンが多くの回数湾曲する場合には、軸方向長さにわたって、または軸方向の繊維長の一部にわたって、束ねられ特に締め付けられるステープルファイバーが高い比率となる、たとえば特に40重量%〜60重量%となるように選択するのが適切である。しかし、特に縫製および刺繍中の特定の本発明のヤーンに対する要求が比較的低い場合、すなわち比較的低速および/または少ない数の湾曲(方向変更)で作業される場合、前述の固定されたフィラメント部分は、好ましくは1重量%〜15重量%の間で変動し、要求が高くなるに応じて特に16重量%〜39重量%の間で変動し、それぞれ被覆糸の全ステープルファイバーヤーン重量に対する値である。
本発明のヤーンを固有の要求に適応させる別の可能性のある方法は、本発明のヤーンのさらなる一実施形態において、被覆糸のステープルファイバーの1重量%〜30重量%の間を、少なくとも1本のマルチフィラメントヤーンからなるコアのフィラメントの間に軸方向長さ全体ではなく一部のみにわたって束ねられることによって実現される。結束の程度、特に締め付けの程度に依存して、すなわち特に空間、したがって実質的に個別のステープルファイバーの結束部分の長さに依存して、本発明のヤーンのこの実施形態において、特殊なコアヤーン構成を、それらの本発明のヤーンに関係する要求に適合させることができる。また、この実施形態においては、軸方向の繊維長の一部にわたって固定された結束繊維の比率が高いと、前述の機械的応力(高速、多い湾曲数)に関してヤーンの特に高い安定性が示される一方、これらの結束繊維の比率が低くなると、それに応じて前述の機械的応力に関するヤーンの安定性が低くなる。
本発明のヤーンの特に有利な一実施形態では、コアヤーンが1本のマルチフィラメントヤーンをコアとして有する。この1本のマルチフィラメントコア材料のフィラメント数およびフィラメントのタイター、したがってまた、束ねられまたは締め付けられたステープルファイバーによるステープルファイバーヤーンからなる被覆糸の固定の程度にも依存するが、このようなヤーンは、好ましくは微細なヤーン、すなわち低タイターのヤーンである。
しかしながら、2〜5本のマルチフィラメントヤーンをコアとして有するような実施形態では、はるかに高い機械的安定性が得られる。本発明のヤーンのこれらの実施形態が、さらにそれらの製造後にわずかな回転、特に50〜800回転/mの間、好ましくは250〜500回転/mの間で提供される場合、これらの実施形態の機械的安定性は、それぞれさらに改善することができ、特に、このように容易で費用対効果の高い方法によって、構成(調整)におけるヤーンの処理において生じる個別の要求に容易に適合させることができ、そのため多種多様な作業をこのようなヤーンによって実現することができる。
前述したように、特に被覆糸の機械的安定性、好ましくはずれは、コアのキャピラリー(フィラメント)から出るステープルファイバー部分の長さにも依存する。好ましくはこれらの束ねられたステープルファイバー部分は、被覆糸を構成するステープルファイバーヤーンのステープルファイバーのステープル長さに対して2%〜20%の間の軸方向長さで、コアを形成するマルチフィラメントヤーンのフィラメントによって束ねられ或いは締め付けられたりする。
本発明のヤーンの機械的安定性のもう1つの改善は、被覆糸のステープルファイバーヤーンを構成するステープルファイバーの少なくとも一部が、被覆糸のステープルファイバーヤーンの他のステープルファイバーによって束ねられ、特に締め付けられることによって得ることができる。被覆糸を構成するステープルファイバーヤーンのステープルファイバーのこのようなさらなる結束は、本発明により製造されたコアヤーンが、通常は保護回転とも呼ばれるわずかな回転によって得ることができ、一方、好ましくは50回転/m〜500回転/mの間、特に100回転/m〜300回転/mの間の回転を使用可能な状態のコアヤーンに対して行うことによって得ることができる。少なくとも2本の本発明のコアヤーンを保護回転を使用してまたは使用せずに互いに合撚することも可能であり、、一方、したがって、50回転/m〜800回転/mの間の少ない上撚りを使用して行われ、好ましくは250回転/m〜500回転/mが特に好ましい。本発明のヤーンが、保護回転を有するコアヤーンを含有する場合、前述の上撚りの低回転は、保護回転の回転に依存して提供され、一方、保護回転は好ましくはS方向で行われ、上撚りは好ましくはZ方向で行われる。
また、被覆糸のステープルファイバーの前述の結束は、使用可能な状態のヤーンの重量に対して好ましくは0.2重量%〜5重量%の間の密度で特殊な結束を本発明のヤーンに対して行うことによって実現することができる。
コアを構成する少なくとも1本のマルチフィラメントヤーンのシングルフィラメント数に関して、一般に、被覆糸を構成するステープルファイバーヤーンの所望の固定は、シングルフィラメント寸法に依存することに留意すべきである。したがって、マルチファイルコアのシングルフィラメント数が多いと、ステープルファイバーヤーン被覆糸の束ねられたステープルファイバーがより強固に固定され、それによって、さらなる処理が行われる場合にヤーンの破断または問題のある製造が最終的に生じうるヤーンの加工中に特に被覆糸の望ましくないずれに対するより高い機械的安定性も得られ、この場合、マルチファイルコアのシングルフィラメント数が12〜1000の間、好ましくは24〜96の間で変動する。
本発明のヤーンの特に好適な実施形態は、それぞれ1本の(個別の)フィラメントのタイターが0.7dtex〜5dtexの間、好ましくは2.5dtex〜3.8dtexの間で変動するマルチフィラメントヤーンをコアとして有する。またこれによって、各シングルフィラメントのタイターを変動させることによって被覆糸を構成するステープルファイバーヤーンのステープルファイバーの固定の程度を適応させることができる可能性が生じる。
コアを構成するマルチフィラメントヤーンを構成する材料に関して、一般に合成および半合成マルチファイルヤーンが選択されることに留意されたい。このようなものとしては、特にポリアルキレン、好ましくは超高モジュラー(modular)ポリエチレン(Dyneema)、Peek、ガラス繊維、炭素繊維、ビスコース、モーダル繊維、および/またはポリアクリル繊維が挙げられる。しかし、本発明のヤーンを縫い糸または刺繍糸として使用する場合、これらの実施形態が、マルチファイルビスコース繊維、マルチファイルポリエステル繊維、特に高強度ポリエステル繊維、マルチファイルポリアミド6繊維、マルチファイルポリアミド6.6繊維、マルチファイルアラミド繊維、および/またはマルチファイルポリアミド繊維を材料として含有すると特に好適である。
本明細書中で使用される用語「および/または」は、これに関して列挙されるすべてまたは一部の要素が付加的なものとして理解されるか、これに関して列挙される一部またはすべての要素のどちらかが選択されるものとして理解されるかを意味し、一方、ポリエステルという用語は、特に、ポリエチレンテレフタレート(polyethylene terephthalate)からなる材料を含む。さらに、単数形で使用される本発明の説明のすべての用語は、それらの用語の複数形も含んでいることに留意されたい。
さらに、カードスライバーという用語は、ステープルファイバーが、できる限りまたは完全に平行な配列で存在するあらゆるテープ状物体を表し、したがって技術において使用される用語のドラフトスライバー、カードスライバー、またはコーマスライバー(バンド)を含んでいる。コーマスライバー(バンド)は、通常は平行にされたステープルファイバーのようなバンドであり、コーミングされていないスライバー(バンド)よりも不純物および/または軸方向長さの短いステープルファイバーの比率が低い。
本発明のヤーンの被覆糸として使用されるステープルファイバーヤーンは、好ましくは合成および/または天然のステープルファイバーヤーンを含む。本発明のヤーンが、綿、ポリエステル、ポリアミド、パノックス、ポリアクリルニトリル、ビスコース、モーダル、羊毛、ポリプロピレン、アセテート、および/またはアラミドでできた特に加撚されていない、またはごくわずかだけ加撚されたステープルファイバーヤーン(ステープルファイバーの集合体)を被覆糸として含有すると特に好適である。前述のステープルヤーンの1本(個別の)繊維のタイターは、特に0.6dtex〜2dtexの間、好ましくは0.8dtex〜1.5dtexの間で変動する。
前述のステープルファイバーヤーンのステープルの長さが、被覆糸の量に関連することに留意されたい。特に被覆糸に関して、本発明のヤーンは、ステープルの長さが25mm〜60mmの間、好ましくは30mm〜50mmの間で変動するステープルファイバーヤーンを含有する。
コア材料を変更することによって、すなわち、コア材料が、マルチファイルフラットヤーン、マルチファイル織りヤーン、またはマルチファイルエアジェット織りヤーン、好ましくは空気によって交絡させたヤーンのいずれであるかに依存して、本発明のヤーンの体積および特性は、所望の状況においてさらに変化させることができる。マルチファイルフラットヤーンがコア材料として使用される場合、本発明のヤーンは、マルチファイルエアジェット織りヤーンまたは織りヤーンを使用する一実施形態と比較して比較的少ない体積およびより低い可逆的弾性を示し、一方、被覆糸の定量的部分は依然として一定である。このフラットヤーンの代わりに織りマルチファイルコア材料を使用することによって、本発明のヤーンの弾性が増加し、一方、マルチファイルエアジェット織りコア材料を使用することによって、多い体積および比較的高い可逆的弾性を得ることができる。
本発明のヤーンの個別の使用に依存して、本発明のヤーンは、特に40重量%〜80重量%の間、好ましくは50重量%〜75重量%の間のコアを構成するマルチフィラメントヤーンと、60重量%〜20重量%の間、好ましくは50重量%〜25重量%の間の被覆糸とを有する。
本発明のヤーンの特に安定した実施形態は、本発明のヤーンに関して前述した場合と同様に2〜10本、好ましくは2〜4本のコアヤーンを互いに合撚することによって得られる。本発明のヤーンのこれらの実施形態は、高強度での縫製中に優れた性質を示し、このことは6000m/分まで到達する高い縫製速度において特に有利である。
本発明は、本特許請求項16の特徴部分の特徴を有する本発明のヤーンのいくつかの前述の実施形態を製造する方法にも関する。
本発明のヤーンを製造するための本発明の方法では、ヤーンの被覆糸を構成する少なくとも1本のカードスライバーが、少なくともドローフレームに1回通すことによって延伸され、延伸されたカードスライバーは、ヤーンのコアを構成する少なくとも1本のマルチフィラメントヤーンとともにエアジェット紡績ノズルに加えられる。
本発明の方法は、対応する本発明のヤーンに関して前述したすべての利点と類似または同一である利点を示す。
被覆糸を構成するステープルファイバーヤーンのステープルファイバーの結束に関して、エアジェット紡績ノズルと接触する前に、本発明の方法における少なくとも1本のマルチフィラメントヤーンを広げる(ばらばらに広げる)と特に有利である。ばらばらに広げることによって、本発明のヤーンに関して包括的に前述したように、実際の紡績プロセス中に、ステープルファイバーヤーンのステープルファイバーが紡績され固定される。この場合、ばらばらに広げることによって、コアの1本ずつのキャピラリーの間に十分大きな距離が生じ、それに対応して、被覆糸を構成するステープルファイバーヤーンのステープルファイバーの結束若しくは締め付けを十分に生じさせることができる。
前述のマルチファイルコアのフィラメントをばらばらに広げることは、空気圧、すなわち特にガス流および、好ましくは空気流によって行うことができ、これを好適なノズルまたは吸引によってマルチフィラメントヤーン上に衝突させることができる。
望ましい状態に機械的にばらばらに広げることも可能であり、この場合、マルチフィラメントヤーンと接触してその移送方向を渡って移動する実際に周知のホイール、またはバンドのいずれかが使用される。バンド若しくはホイールの速度、および供給されるマルチフィラメントヤーン、ならびにホイールやバンドの間で生じる摩擦に依存して、ばらばらに広げられる程度を、制御し或いは調節することができる。しかしマルチフィラメントヤーンが指状テンプルと接触することによって広げられると特に好適であり、この場合、ばらばらに広げられる程度を、特に指状テンプルの形状、好ましくは曲率、マルチフィラメントヤーンの送出の種類、特にその送出張力およびその送出角度によって変化させることができる。
本発明のヤーンまたは本発明の方法と関連して、コアを構成するヤーンがマルチフィラメントヤーンである場合、当然ながら、このマルチフィラメントヤーンの代わりに、一連のモノフィラメントヤーンまたはエアジェット織りヤーンを使用することができることが分かる。この場合、前述の一連のヤーンは、モノフィラメント若しくは1本のエアジェット織りヤーンは、互いに距離を置いて配置されるように、エアジェット紡績ノズルの上流で供給される。。
1本のマルチフィラメントヤーンだけでなく、数本、特に2〜5本のマルチフィラメントヤーンがコアに使用される場合、これらのマルチフィラメントヤーンは、最初から互いに距離を置いて配置されるように、エアジェット紡績ノズルの上流で、好ましくは別々に少なくとも1本の延伸されたカードスライバーに供給され、。したがって、本発明の方法のこの変形においては、ばらばらに広げるステップをやめることが可能であり、当然ながら、本明細書で前述したばらばらに広げるステップの変形を行うことも可能である。
しかし、当然ながら、コアヤーンのコアを構成する前述の2〜5本のマルチフィラメントヤーンを延伸されたカードスライバーに全てまたは複数のグループとして供給し、それによって一まとめにすることができる。
本発明の方法と関連して前述のように使用される用語である供給または送出は、特に、マルチフィラメントヤーン若しくはマルチフィラメントヤーンを、少なくとも1本の延伸されたカードスライバーと接触させることを意味する。このことは、好ましくは、マルチフィラメントヤーンがその中を移送させられる管またはリングによって行うことができ、これは、カードスライバーの移送方向に対して、エアジェット紡績ノズルの前方に直接位置する。
本発明の方法が、天然繊維、特に綿繊維でできた本発明のヤーンの被覆糸を構成するステープルファイバーヤーンを使用して実施される場合、本発明の方法のさらなる一実施形態では、カードスライバーのコーミングがさらに行われる。きわめて短いステープル長さを有するステープルファイバーは、この追加の製造ステップによってすき取られるため、カードスライバーから形成されたコーミング済みのバンドは、均等な長さのステープルファイバーとなる。次に、これによって、得られたヤーン、特に縫い糸または刺繍糸は、厳しい機械的応力下での仕立てにおいてさえも完璧に加工できるようになる。
本発明の方法においてカードスライバーが、少なくとも2回、好ましくは2〜3回ドローフレームに通される延伸(引き延ばし)ゾーンで延伸されると特に有利であり、これは、それによって、一方で十分な延伸が可能となり、他方で高い製造速度が可能となるからである。
ヤーンの紡績の前に、特に紡績機上で、50倍〜350倍の間、好ましくは230倍〜280倍の間の全延伸比(ドラフト)を使用してカードスライバーを延伸することによって、本発明のヤーンの機械的技術的特性に関して特に良好な結果が得られる。
特に、本発明の方法におけるカードスライバーの延伸は、カードスライバーが5Ktex〜1.5Ktexの間のスライバー繊度で延伸ゾーン(通過)まで送られるように実施される。
本発明の方法によって高い製造速度が可能となるので、本発明のコアヤーンは、この方法において特に高い費用対効果で製造することができる。高速とは、好ましくは、延伸されたカードスライバーが150m/分〜400m/分の間、好ましくは220m/分〜320m/分の間の送出速度でエアジェット紡績ノズルに供給されることを意味する。
特に、被覆糸を構成するステープルファイバーヤーンがコア材料に対して特に強く固定されるべき場合には、その製造後に、本発明のヤーンを加撚したり、または少なくとも1本の別の本発明のヤーンと合撚すると有利で適切となる。この場合、加撚若しくは合撚は、好ましくは50回転/m〜800回転/mの間、特に250回転/m〜500回転/mの間で変動する。
本発明のヤーンおよび本発明の方法のさらなる有利な実施形態は従属請求項に記載されている。
図面とともに実施例によって本発明を以下に説明する。図面には以下が概略的に示されている。
コアを構成するマルチフィラメントヤーンを被覆糸を構成するステープルファイバーヤーンへ供給する部分の上面図である。 開放されたエアジェット紡績ノズルを有する図1の部分側面図である。
図面中、同じ要素には同じ参照番号が付けられている。図面は概略的なものであり、縮尺通りの図面ではないことを強調しておく。
明確にするため図1中にはスピンドルは示されておらず、このスピンドルは図2中に詳しく示されており、矢印10で表されるようにヤーンの移動経路中に配置されていることに留意されたい。
全体として1で示される延伸されたカードスライバーは、平行にされた多数の1本のステープルファイバー1a〜1cで示されており、この図1中には、わずか3本のみのステープルファイバーが例として示されている。ローラー2および3の組は、延伸ゾーンの送出端部のローラーの組を構成しており、もう1つのローラー4および5の組が、ローラー2および3の組のヤーン上流の進行方向10の反対側に配列されている。
マルチフィラメントヤーンが6で示されており、これが使用可能な状態のヤーンのコアを構成している。このマルチフィラメントヤーン6は、複数のシングルフィラメント6a、6b、および6cで示されており、外側の2つのシングルフィラメント6aおよび6bと中央の代表的なシングルフィラメント6cとが示されている。図示されていないストックから、マルチフィラメントヤーン6が取り出され、送出方向で指状テンプル7の上に広げられ、それによって代表的に示されているシングルフィラメント6a、6b、および6cは互いに対して距離を置いて配置され、延伸されたカードスライバーの代表的に示されるステープルファイバー1a、1bおよび1cまで供給される。これによって、次に、ヤーンがエアジェット紡績ノズル8および付属のスピンドル11を通過するときに、シングルフィラメント、特にマルチフィラメントヤーン6の隣接するフィラメントによって、カードスライバー1ステープルファイバーの一部が少なくとも部分的に束ねられ、特に締め付けられて固定される。ローラー2および3の組によって、マルチフィラメントヤーン6と接触した延伸されたカードスライバーは、エアジェット紡績ノズル8中に供給され、エアジェット紡績ノズル8および付属のスピンドル11によって本発明のヤーン9が紡績される。
図2は、この紡績プロセスを詳細に示している。エアジェット紡績ノズル8の下流に固定スピンドル11が配置されており、すでに前述したように、これは図1中には示されていない。気流の関係およびノズルの特殊な形状のため、エアジェット紡績ノズルの中の、ステープルファイバーヤーン1のステープルファイバーの一部が、エアジェット紡績ノズルの下流のスピンドル11上に送り出され、矢印12の回転が生じ、それによってステープルファイバーヤーンのこの部分がコアの周囲に巻き付いて、図1中に概略的に参照記号13で示されるような被覆糸がそこで形成される。
実施例1
Murata-Vortexエア紡績機「Type861 E-Luftspinnmaschine」(製造元:村田機械、日本)上で、タイプ333、ステープルファイバー長さ38mm、各繊維のタイター1.3dtexのポリエステルステープルファイバーヤーンからなるカードスライバーを、カードスライバーの延伸後に、基本的に図1および2で図示し説明したような方法で、空気紡績を行った。この機械には、図示し説明した指状テンプル7をさらに取り付けたことに留意されたい。
どちらの場合も、タイプ712、33dtex、f16のポリエステルからなるマルチフィラメントヤーンを使用した。したがって、以下のパラメーターをVortex装置上で調節した:
主延伸比:55倍
全延伸比:270倍
送出および巻き取りの比率:0.980
送出速度:270m/分
交差巻:16°の横断角度
空気ノズル圧:5bar
この方法で製造した2つのコアヤーンを、次にHamel2000装置上で合撚し、合撚中の回転方向はS方向であり、加撚は450回転/mであった。
実施例2
前述の機械によって第2のヤーンを製造した。したがって、基本的に以下のパラメーターを採用した:
使用したコアを構成するマルチフィラメントヤーンは、タイプ714、74dtex、f24のポリエステルからなる。したがって、以下のパラメーターをVortex装置上で調節した:
主延伸比:55倍
全延伸比:270倍
送出および巻き取りの比率:0.980
送出速度:263m/分
交差巻:16°の横断角度
空気ノズル圧:5bar
コアヤーンの被覆糸を構成するステープルファイバーヤーンとして、繊維タイターが3.8dtexでありステープル長さが34mmである綿を選択した。
このようにして製造した2つのコアヤーンを、次にHamel2000装置上で合撚し、合撚中の回転方向はS方向であり、加撚は450回転/mであった。
実施例3
前述の機械上で第3のヤーンを製造した。したがって以下のパラメーターを基本的に採用した:
両方の場合のそれぞれで使用したコアを構成するマルチフィラメントヤーンは、タイプ712、74dtex、f24のポリエステルからなる。したがって、以下のパラメーターをVortex装置上で調節した:
主延伸比:40倍
全延伸比:235倍
送出および巻き取りの比率:0.96
送出速度:240m/分
交差巻:16°の横断角度
空気ノズル圧:6.5bar
1本のステープルファイバーのタイターが1.3dtexでありステープル長さが38mmであるタイプ333のポリエステルを、コアヤーンの被覆糸を構成するステープルファイバーヤーンとして選択した。
このようにして製造した3つのコアヤーンを次に、Lezzeni TBR-LA装置上で加撚し、それによって最初にコアヤーンにS方向で520回転/mの回転を加えた。続いて、これら3つのあらかじめ加撚したコアヤーンを合撚し、合撚回転500回転/mの合撚回転をZ方向に加えた。
縫い糸として使用される上記のように製造した合撚コアヤーンについて、以下の技術的パラメーターを求めた。
縫い糸として開発した実施例1から3による前述の3つの合撚コアヤーンの縫製挙動を測定した。結果を以下の表にまとめている。
実施例1および2によるヤーンの縫製挙動を測定するために、一部変更された工業用縫製機のタイプPfaff DOST縫製機、クラス483-G-8/01-900/5を使用し、これに、ステッチ長さ5ステッチ/cm、縫製速度5000ステッチ/分、およびシステム134、針サイズNm80の針システムを基本的に使用した。2層の物体(製造元;Ettlin Spinnerei、Germany、KF72 260cm variaminblau、3344 Sanfor、綿、100%OE-ヤーン)をチェーン方向に150cmに切断し、一方の側部を互いに縫製した。ストリップの幅は、横方向で約20cmであった。単位および張力領域当たり、5つの縫い目を作製し、750cmの長さまで、またはヤーンが破断するまで縫製した。
評価のために、5つすべての縫い目の平均縫製長さの比率を測定し、分析した各ヤーンの返し縫い特性を比率で表している。不良を排除するために、個別の結果は、標準的なフィラメントを使用して求められる値に対する相関で設定される。
実施例3によるヤーンの縫製特性(熱負荷容量)を求めるために、一部変更された工業用縫製機のタイプPfaff DOST縫製機、クラス483-G-8/01-900/5を使用し、これに、通常の裏糸Nm50、ステッチ長さ5ステッチ/cm、縫製速度5000ステッチ/分、および針システム134、針サイズNm90を基本的に使用した。7層の布地をチェーン方向に約30cmおよび横方向に約25cmで切断し、折りたたんで、約3mmのステッチ距離で長さ全体にわたって互いに5回縫い合わせた。ヤーンが破断するまでのmmの単位での縫い目の平均長さが、熱リード(lead)容量(熱負荷容量)となる。ヤーン破断時には、ヤーンは溶融した。不良を排除するために、個別の結果は、標準的なフィラメントを使用して求められる値に対する相関で設定される。
実施例3によるヤーンの前進縫い特性を求めるために、一部変更された工業用縫製機のタイプDuerkopp Adler DOST縫製機、クラス272-140342を使用し、これに、ステッチ長さ3ステッチ/cm、縫製速度5000ステッチ/分、および針サイズNm80の針システムを基本的に使用した。3層のフリースを150cmに切断、3重にしたフリース層を縫製機の台の周りに配置し、切断部が重なり合うようにして固定した。このようにして作製したエンドレスバンドを、各45mを30回、最高速度で縫製した。
評価のために、ヤーン破断数を測定した。不良を排除するために、個別の結果は、標準的なフィラメントを使用して求められる値に対する相関で設定される。
実施例3によるヤーンのジグザグ縫い挙動を求めるために、工業用縫製機のタイプPfaff縫製機、クラス428を使用し、これに、ステッチ長さ1.5ステッチ/cm、縫製速度3500ステッチ/分、オーバーステッチ幅5.0mm、針システム438、針サイズNm110を基本的に使用した。上糸と裏糸の両方が、実施例3によるヤーンからなる。3層の標準的なフリースを150cmに切断した。2重にしたフリース層を、エンドレスバンドを作製することによって縫製機の台の周りに配置し、切断部が重なり合うようにして、固定した。
それぞれ記載の張力領域の場合、15mの縫い目を高速で縫製した。上記の表中、張力領域当たりのヤーン破断数および失敗ステッチ数が示されている。不良を排除するために、個別の結果は、標準的なフィラメントを使用して求められる値に対する相関で設定される。
実施例3で前述した縫製試験における前進縫いおよびジグザグ縫いに使用した標準フリースは、Freudenberg社のフリース(製品名BO 50810T150L100、商品番号53385724)である。熱負荷容量を測定するために使用したウェブは、Spinnweberei Uhingen,Germany製造のものであり、以下の技術的特性を示す:防水布、159cm R 2/2,28/32.5 28/16cm/Nm、チェーン綿、100% OE-ヤーン、よこ糸綿、100%リング精紡糸。
前述の実施例により、3つすべての撚り糸が良好から優秀な縫製特性を有することが示される。
1 カードスライバー
1a ステープルファイバー
1b ステープルファイバー
1c ステープルファイバー
2 ローラー
3 ローラー
4 ローラー
5 ローラー
6 マルチフィラメントヤーン
6a シングルフィラメント
6b シングルフィラメント
6c シングルフィラメント
7 指状テンプル
8 エアジェット紡績ノズル
9 本発明のヤーン
10 進行方向
11 スピンドル
12 回転方向
13 被覆糸

Claims (23)

  1. マルチフィラメントヤーンからなる少なくとも1本のコアと、ステープルファイバーヤーンの被覆糸とを有するコアヤーンの構造を有するヤーン、特に縫い糸または刺繍糸において、前記被覆糸のステープルファイバーヤーンを構成する前記ステープルファイバーの少なくとも一部が、軸方向の繊維長全体にわたって、またはその軸方向の繊維長の一部にわたって、前記コアの少なくとも1本のマルチフィラメントヤーンのフィラメントの間に束ねられていることを特徴とする、ヤーン、特に縫い糸または刺繍糸。
  2. 束ねられた繊維の一部が、前記被覆糸の全ステープルファイバーヤーン重量に対して1重量%〜60重量%の間で変動することを特徴とする、請求項1に記載のヤーン。
  3. 前記被覆糸の繊維の1重量%〜30重量%が、それらの軸方向の繊維長の一部にわたって、前記少なくとも1本のマルチフィラメントヤーンを含有する前記コアのフィラメントの間で束ねられることを特徴とする、請求項1または2に記載のヤーン。
  4. 前記コアヤーンが1本のみのマルチフィラメントヤーンをコアとして含有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のヤーン。
  5. 前記コアヤーンが2〜5本のマルチフィラメントヤーンをコアとして有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のヤーン。
  6. 前記ステープルファイバーの一部が、前記ステープルファイバーヤーンのステープルファイバーの長さに対して2%〜20%の結束長さ、特に締め付け長さで、前記コアを形成する前記マルチフィラメントヤーン中に束ねられていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載のヤーン。
  7. 前記被覆糸のステープルファイバーヤーンを構成する前記ステープルファイバーの少なくとも一部が、前記被覆糸のステープルファイバーヤーンの別のステープルファイバーによって束ねられ、特に締め付けられることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載のヤーン。
  8. 前記コアを形成するマルチフィラメントヤーンが12〜1000、特に24〜96のフィラメント数を有することを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載のヤーン。
  9. 前記コアを形成するマルチフィラメントヤーンが、0.7dtex〜5dtex、好ましくは2.5dtex〜3.8dtexのタイターをそれぞれ有するフィラメントを含有することを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載のヤーン。
  10. 前記コアを形成するマルチフィラメントヤーンが、マルチファイルビスコースフィラメント、マルチファイルポリエステルフィラメント、マルチファイルポリアミド6フィラメント、マルチファイルポリアミド6.6フィラメント、マルチファイルアラミドフィラメント、および/またはマルチファイルポリアミドフィラメントからなることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載のヤーン。
  11. 前記ステープルファイバーヤーンが、合成ステープルファイバーヤーンおよび/または天然ステープルファイバーヤーンであり、単繊維のタイターが0.6dtex〜2dtex、好ましくは0.8dtex〜1.5dtexであることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載のヤーン。
  12. 前記ステープルファイバーヤーンが25mm〜60mmのステープル長さを有することを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載のヤーン。
  13. 前記コアを形成するマルチフィラメントヤーンが、マルチファイルフラットヤーン、マルチファイル織りヤーン、またはマルチファイルエアジェット織りヤーンであることを特徴とする、請求項1〜12のいずれか一項に記載のヤーン。
  14. 40重量%〜80重量%、好ましくは50重量%〜75重量%の前記コアを形成するマルチフィラメントヤーンと、60重量%〜20重量%、好ましくは50重量%〜25重量%の前記被覆糸とを含有することを特徴とする、請求項1〜13のいずれか一項に記載のヤーン。
  15. 互いに合撚された2〜10本、好ましくは2〜4本のコアヤーンを含有することを特徴とする、請求項1〜14のいずれか一項に記載のヤーン。
  16. 請求項1〜15のいずれか一項に記載のヤーンの製造方法であって、被覆糸を構成する少なくとも1本のカードスライバーが、少なくとも1回ドローフレームを通過することで延伸され、延伸されたカードスライバーが、前記少なくとも1本のコアを形成するマルチフィラメントヤーンとともに、エアジェット紡績ノズルに送出されることを特徴とする方法。
  17. 前記少なくとも1本のマルチフィラメントヤーンが前記エアジェット紡績ノズルに接触する前に広げられることを特徴とする、請求項16に記載の方法。
  18. 前記スライバーカードがコーミングされることを特徴とする、請求項16または17に記載の方法。
  19. コアヤーンのコアを形成する2〜5本の前記マルチフィラメントヤーンが前記延伸されたカードスライバーまで別々に送出されることを特徴とする、請求項16〜18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 延伸ゾーン上で2または3回の延伸の経過によって前記カードスライバーが延伸されることを特徴とする、請求項16〜19のいずれか一項に記載の方法。
  21. 前記コアヤーンが紡績される前に、前記カードスライバーが50倍〜350倍の延伸比で延伸されることを特徴とする、請求項19に記載の方法。
  22. 前記カードスライバーが5Ktex〜1.5Ktexのスライバー繊度で、前記延伸ゾーンまで送られることを特徴とする、請求項16〜21のいずれか一項に記載の方法。
  23. 前記延伸されたスライバーカードが、前記エアジェット紡績ノズルまで150m/分〜400m/分の送出速度で送出されることを特徴とする、請求項16〜22のいずれか一項に記載の方法。
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