JP2012082309A - 付加硬化性シリコーンゴム組成物及びその硬化物 - Google Patents

付加硬化性シリコーンゴム組成物及びその硬化物 Download PDF

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Abstract

【課題】硬化後に高強度であるだけでなく、高引裂きでかつ高伸長であるシリコーンゴム硬化物を与える付加硬化性シリコーンゴム組成物、及びこれを硬化してなるシリコーンゴム硬化物を提供する。
【解決手段】一定量以上のアルケニル基を有するポリマーと、一定量未満のアルケニル基を有するポリマーと、アルケニル基を全く有しない第3のポリマーの、これら3種のポリマーを一定比率で使用し、かつ補強性シリカを配合した付加硬化性シリコーンゴム組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、高伸長で高引裂きを有する硬化物を与える付加硬化性シリコーンゴム組成物及びその硬化物に関する。
シリコーンゴムは、耐熱性、耐寒性、安全性、電気絶縁性、耐候性などの良さから、コネクターシールやスパークプラグブーツなどの自動車部品、複写機用のロールや電子レンジのパッキンなどの電気・電子用部品、シーラントなどの建築用部品、その他哺乳瓶用乳首やダイビング用品などあらゆる分野に広く使用されている。ところが、シリコーンゴムを形成するシロキサンポリマーは分子間力が非常に小さいため、ポリマーのみを硬化させたのでは、非常に強度のないゴムとなってしまい、成形性においても実用面においても不適当な材料となってしまう。このような問題を解決するために、通常ヒュームドシリカ、沈降シリカなどの補強性シリカというものが配合される。
しかしながら、それら補強性シリカを配合しても、シリコーンゴムは天然ゴムや有機合成ゴムと比較して、ゴム強度、特に引裂きや伸びが不十分であった。
一方、これら補強性シリカを多量に配合すると、粘度や可塑度が高くなり成形が困難になってしまう場合が多い。更に、経時で粘度が上昇してしまう「可塑戻り」現象も顕著になってしまう。
例えば、特開2000−351901号公報(特許文献1)には、配合する補強性シリカ微粉末の表面処理度を高くして増粘を抑える効果について開示されているが、ゴム物性、特に引裂きや伸びについては全く触れられていなかった。また、特開2004−339261号公報(特許文献2)には、シリカとシロキサンポリマーを配合・加熱後に冷却して、再度加熱すると、粘度の経時変化が少なく、かつ高引裂き性を有する材料が得られると開示されているが、工程が煩雑になりコスト的に不利であり、また実施例の引裂きの値も19〜20kN/mとあまり高い値ではなく、更には伸び450%以下で、寧ろ低めであった。一方、特開2008−195939号公報(特許文献3)には、特定のシロキサンポリマーと高粘度で官能基を有しないフリーポリマーを組み合わせることにより、低い摩擦係数を有するシリコーン材料を得る方法が示されているが、引裂き、切断時の伸びに関する効果は明白なものではなかった。
特開2000−351901号公報 特開2004−339261号公報 特開2008−195939号公報
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、硬化後に高強度であるだけでなく、高引裂きでかつ高伸長であるシリコーンゴム硬化物を与える付加硬化性シリコーンゴム組成物、及びこれを硬化してなるシリコーンゴム硬化物を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するために鋭意検討を重ねた結果、一定量以上のアルケニル基を有するポリマーと、一定量未満のアルケニル基を有するポリマーと、アルケニル基を全く有しない第3のポリマーの、これら3種のポリマーを一定比率で使用し、かつ補強性シリカを配合した付加硬化タイプのシリコーンゴム組成物が、高強度であるだけでなく、高引裂きでかつ高伸長であるシリコーンゴム硬化物を与えることを見出し、本発明をなすに至った。
従って、本発明は、下記の付加硬化性シリコーンゴム組成物及びシリコーンゴム硬化物を提供する。
〔請求項1〕
(A)1分子中に少なくとも2個のケイ素原子と結合するアルケニル基を含有し、かつアルケニル基含有量が分子中の全シロキサン単位に対して0.10モル%未満で、平均重合度が1,000以上のオルガノポリシロキサン生ゴム:40〜99質量部、
(B)1分子中に少なくとも2個のケイ素原子と結合するアルケニル基を含有し、かつアルケニル基含有量が分子中の全シロキサン単位に対して0.10モル%以上で、平均重合度が50以上のオルガノポリシロキサン:1〜60質量部、
(C)平均重合度が1,000以上で、アルケニル基を含有しないオルガノポリシロキサン生ゴム:(A)及び(B)成分の合計100質量部に対し、0.5〜30質量部、
(D)1分子中に少なくとも2個のケイ素原子と結合する水素原子を含有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン:(A)及び(B)成分の合計100質量部に対し、0.2〜20質量部、
(E)BET法による比表面積が50m2/g以上である微粉末シリカ:(A)及び(B)成分の合計100質量部に対し、5〜80質量部、
(F)付加反応触媒:触媒量
を含有してなる付加硬化性シリコーンゴム組成物。
〔請求項2〕
(A)成分のオルガノポリシロキサン生ゴムが、分子鎖の両末端のみにアルケニル基を有するオルガノポリシロキサン生ゴムであることを特徴とする請求項1記載の付加硬化性シリコーンゴム組成物。
〔請求項3〕
(B)成分のオルガノポリシロキサンの平均重合度が、50以上1,000未満であることを特徴とする請求項1又は2記載の付加硬化性シリコーンゴム組成物。
〔請求項4〕
(D)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサンのヒドロシリル基(SiH基)含有量が、0.0030〜0.0150モル/gであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の付加硬化性シリコーンゴム組成物。
〔請求項5〕
(E)成分の微粉末シリカが、BET法による比表面積が100m2/g以上のヒュームドシリカであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の付加硬化性シリコーンゴム組成物。
〔請求項6〕
硬化後のゴムの切断時伸びが800%以上である硬化物を与えるものであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の付加硬化性シリコーンゴム組成物。
〔請求項7〕
請求項1乃至6のいずれか1項記載の付加硬化性シリコーンゴム組成物を硬化させてなる切断時伸びが800%以上のシリコーンゴム硬化物。
本発明の付加硬化性シリコーンゴム組成物は、これを硬化して得られるシリコーンゴム硬化物が、高強度に加え、高引裂きで高伸長であり、ワイヤーハーネスなどの各種自動車部品、複写機用のロール、電気ポットや電子レンジのパッキン、コンピューターやリモコン、ゲーム機のキーパッドなどの電気・電子用部品、屋内外の絶縁用途、その他哺乳瓶用乳首やダイビング用品など、高度なゴム物性を必要とする用途に好適である。
以下、本発明について更に詳しく説明する。
本発明の(A)成分のオルガノポリシロキサン生ゴムは、1分子中に少なくとも2個のケイ素原子と結合するアルケニル基(炭素数2〜8のものが好ましく、更に好ましくは2〜6であり、特に好ましくはビニル基である。)を含有する室温(23℃±15℃、以下同様。)で生ゴム状(即ち、それ自身の質量によって流動性を示さない状態)のオルガノポリシロキサンである。
この(A)成分の室温で生ゴム状のオルガノポリシロキサンとしては、下記平均組成式(I)
1 aSiO(4-a)/2 (I)
(式中、R1は互いに同一又は異種の炭素数1〜10、好ましくは1〜8の非置換又は置換一価炭化水素基であり、aは1.5〜2.8、好ましくは1.8〜2.5、より好ましくは1.95〜2.05の正数である。)
で示されるものを用いることができる。
ここで、上記R1で示されるケイ素原子に結合した非置換又は置換の一価炭化水素基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ネオペンチル基、ヘキシル基、シクロヘキシル基、オクチル基、ノニル基、デシル基等のアルキル基、フェニル基、トリル基、キシリル基、ナフチル基等のアリール基、ベンジル基、フェニルエチル基、フェニルプロピル基等のアラルキル基、ビニル基、アリル基、プロペニル基、イソプロペニル基、ブテニル基、ヘキセニル基、シクロヘキセニル基、オクテニル基等のアルケニル基や、これらの基の水素原子の一部又は全部をフッ素、臭素、塩素等のハロゲン原子、シアノ基等で置換したもの、例えばクロロメチル基、クロロプロピル基、ブロモエチル基、トリフロロプロピル基、シアノエチル基等が挙げられるが、全R1の90モル%以上、特にアルケニル基以外の全てのR1がメチル基であることが好ましい。
(A)成分の室温で生ゴム状のオルガノポリシロキサンは、1種又は2種以上の混合物であってもよいが、(A)成分全体中のケイ素原子結合アルケニル基の含有量は、該アルケニル基が分子中の全シロキサン単位に対して(即ち、分子中のケイ素原子数に対するケイ素原子結合アルケニル基数の比率(又はモル比)が、)0.10モル%未満、好ましくは0.001〜0.09モル%、より好ましくは0.002〜0.05モル%である。なお、このアルケニル基含有量は、アルケニル基がビニル基であり、かつケイ素原子に結合するアルケニル基以外の有機基が全てメチル基であるオルガノポリシロキサンの場合には、0.0014モル/100g未満、好ましくは0.00001〜0.0013モル/100g、より好ましくは0.00003〜0.0008モル/100g程度に相当する。アルケニル基の含有量が上記範囲にあると高伸長性に優れたシリコーンゴム硬化物を得ることができる。なお、アルケニル基の含有量が少なすぎると硬化物のゴム強度が不十分で、結果的に高伸長性のシリコーンゴムが得られない場合がある。0.10モル%以上(又は0.0014モル/100g以上)であると(即ち、後述する(B)成分を単独で100質量部使用する場合には)、目的とする高引裂きで高伸長のゴムが得られなくなってしまう。このアルケニル基は、分子鎖末端のケイ素原子に結合していても、分子鎖非末端(分子鎖途中)のケイ素原子に結合していても、両者に結合していてもよいが、分子鎖両末端のみにアルケニル基を含有するものがより好適である。
(A)成分の室温で生ゴム状のオルガノポリシロキサンの構造は、基本的には、分子鎖両末端がトリオルガノシロキシ基で封鎖され、主鎖がジオルガノシロキサン単位の繰り返しからなる直鎖状構造を有するが、部分的には分岐状の構造、環状構造などであってもよい。
また、(A)成分のオルガノポリシロキサンは、室温で生ゴム状のオルガノポリシロキサンであり、分子量については、平均重合度(ゲルパーミエーションクロマトグラフィ分析(GPC)(溶媒:トルエン)におけるポリスチレン換算の重量平均重合度、以下同様)が1,000以上、好ましくは2,000〜20,000、より好ましくは3,000〜15,000である。1,000未満では、十分なゴム感が得られず、20,000より高いと粘度が高くなり過ぎ、成形が困難になってしまう場合がある。
本発明の(B)成分のオルガノポリシロキサンは、1分子中に少なくとも2個のケイ素原子と結合するアルケニル基(炭素数2〜8のものが好ましく、更に好ましくは2〜6であり、特に好ましくはビニル基である。)を含有し、平均重合度が50以上であり、室温で液状(即ち、室温で自己流動性を示す状態)や生ゴム状(即ち、それ自身の質量によって流動性を示さない状態)のオルガノポリシロキサンである。該オルガノポリシロキサンは液状、生ゴム状のいずれであってもよい。
この(B)成分のオルガノポリシロキサンとしては、下記平均組成式(II)
2 bSiO(4-b)/2 (II)
(式中、R2は互いに同一又は異種の炭素数1〜10、好ましくは1〜8の非置換又は置換一価炭化水素基であり、bは1.8〜2.5、好ましくは1.9〜2.1、より好ましくは1.95〜2.02、更に好ましくは1.98〜2.01の正数である。)
で示されるものを用いることができる。
ここで、上記R2で示されるケイ素原子に結合した非置換又は置換の一価炭化水素基としては、上記R1と同様であり、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ネオペンチル基、ヘキシル基、シクロヘキシル基、オクチル基、ノニル基、デシル基等のアルキル基、フェニル基、トリル基、キシリル基、ナフチル基等のアリール基、ベンジル基、フェニルエチル基、フェニルプロピル基等のアラルキル基、ビニル基、アリル基、プロペニル基、イソプロペニル基、ブテニル基、ヘキセニル基、シクロヘキセニル基、オクテニル基等のアルケニル基や、これらの基の水素原子の一部又は全部をフッ素、臭素、塩素等のハロゲン原子、シアノ基等で置換したもの、例えばクロロメチル基、クロロプロピル基、ブロモエチル基、トリフロロプロピル基、シアノエチル基等が挙げられるが、全R2の90モル%以上、特にはアルケニル基以外の全てのR2がメチル基であることが好ましい。
(B)成分の室温で液状又は生ゴム状のオルガノポリシロキサンは、1種又は2種以上の混合物であってもよいが、(B)成分全体中のケイ素原子結合アルケニル基の含有量は、該アルケニル基が分子中の全シロキサン単位に対して0.10モル%以上、通常、0.10〜20モル%、好ましくは0.15〜10モル%、より好ましくは0.50〜5モル%である。なお、このアルケニル基含有量は、アルケニル基がビニル基であり、かつケイ素原子に結合するアルケニル基以外の有機基が全てメチル基であるオルガノポリシロキサンの場合には、0.0014モル/100g以上、通常0.0014〜0.3モル/100g、好ましくは0.0020〜0.14モル/100g、より好ましくは0.0070〜0.07モル/100g程度に相当する。アルケニル基の含有量が上記範囲にあると引裂き強度性に優れたシリコーンゴム硬化物を得ることができる。なお、アルケニル基の含有量が20モル%より多いと、硬化速度が遅くなってしまう場合がある。また、アルケニル基の量が上記範囲より少ないと(例えば、上記(A)成分を単独で100質量部使用する等の場合には)、目的とする高引裂きかつ高伸長であるゴムが得られなくなってしまう。このアルケニル基は、分子鎖末端のケイ素原子に結合していても、分子鎖非末端(分子鎖途中)のケイ素原子に結合していても、両者に結合していてもよい。
(B)成分のオルガノポリシロキサンの構造は、基本的には、前記(A)成分と同様、分子鎖両末端がトリオルガノシロキシ基で封鎖され、主鎖がジオルガノシロキサン単位の繰り返しからなる直鎖状構造を有するが、部分的には分岐状の構造、環状構造などであってもよい。
また、(B)成分のオルガノポリシロキサンは、室温で液状であっても生ゴム状であってもよく、分子量については、平均重合度が50以上、好ましくは50以上20,000以下、より好ましくは50以上1,000未満(室温で液状)、特に好ましくは50以上950以下(室温で液状)である。平均重合度が50未満では、高伸長なゴムが得られなくなってしまう。
(A)成分の室温で生ゴム状のオルガノポリシロキサンと、(B)成分の室温で液状又は生ゴム状のオルガノポリシロキサンとの配合割合は、(A)成分及び(B)成分の合計を100質量部として、(A)成分が40〜99質量部、(B)成分が60〜1質量部であり、好ましくは(A)成分が50〜98質量部、(B)成分が50〜2質量部となる量である。(A)成分に対して(B)成分が少なすぎても、(A)成分に対して(B)成分が多すぎても、目的とする高引裂きで高伸長なゴムが得られなくなってしまう。
本発明の(C)成分のオルガノポリシロキサンは、分子中にアルケニル基を含有しない室温で生ゴム状のオルガノポリシロキサンである。この(C)成分を配合することにより上記(A)成分と(B)成分との組み合わせのみから得られるゴム硬化物に比べて、より高伸長性のシリコーンゴム硬化物を得ることができるという効果が得られる。
この(C)成分のオルガノポリシロキサンとしては、下記平均組成式(III)
3 cSiO(4-c)/2 (III)
(式中、R3は互いに同一又は異種の炭素数1〜10、好ましくは1〜8の、脂肪族不飽和結合を除く非置換又は置換一価炭化水素基であり、cは1.8〜2.5、好ましくは1.9〜2.1、より好ましくは1.95〜2.02、更に好ましくは1.98〜2.01の正数である。)
で示されるものを用いることができ、これらの1種又は2種以上の混合物であってもよい。
ここで、上記R3で示されるケイ素原子に結合した脂肪族不飽和結合を除く非置換又は置換の一価炭化水素基としては、上記R1においてアルケニル基を除いたものと同様であり、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ネオペンチル基、ヘキシル基、シクロヘキシル基、オクチル基、ノニル基、デシル基等のアルキル基、フェニル基、トリル基、キシリル基、ナフチル基等のアリール基、ベンジル基、フェニルエチル基、フェニルプロピル基等のアラルキル基やこれらの基の水素原子の一部又は全部をフッ素、臭素、塩素等のハロゲン原子、シアノ基等で置換したもの、例えばクロロメチル基、クロロプロピル基、ブロモエチル基、トリフロロプロピル基、シアノエチル基等が挙げられるが、全R3の80モル%以上がメチル基であることが好ましい。
(C)成分のオルガノポリシロキサンの構造は、基本的には、前記(A)成分と同様、分子鎖両末端がトリオルガノシロキシ基で封鎖され、主鎖がジオルガノシロキサン単位の繰り返しからなる直鎖状構造を有するが、部分的には分岐状の構造、環状構造などであってもよい。
また、(C)成分のオルガノポリシロキサンは、室温で生ゴム状であって、分子量については、平均重合度が1,000以上、好ましくは1,000以上30,000以下、より好ましくは2,000以上20,000以下である。平均重合度が1,000未満では、高引裂きかつ高伸長なゴムが得られなくなってしまう。
(C)成分の室温で生ゴム状のオルガノポリシロキサンの配合量は、(A)成分及び(B)成分の合計を100質量部として、0.5〜30質量部、好ましくは1〜20質量部、より好ましくは2〜15質量部の範囲である。この(C)成分が、0.5質量部未満でも、30質量部を超えても目的とする高引裂きで高伸長なゴムが得られなくなってしまう。
(D)成分は、1分子中にケイ素原子と結合する水素原子(即ち、SiHで示されるヒドロシリル基)を少なくとも2個、好ましくは3個以上(例えば3〜200個)、より好ましくは3〜100個、更に好ましくは4〜50個有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンの1種又は2種以上の混合物であり、分子中のSiH基が前記(A)成分及び(B)成分中のケイ素原子に結合したアルケニル基とヒドロシリル化付加反応により架橋し、組成物を硬化させるための硬化剤として作用するものである。
この(D)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサンとしては、下記平均組成式(IV)
4 deSiO(4-d-e)/2 (IV)
(式中、R4は互いに同一又は異種の炭素数1〜10、好ましくは1〜8の非置換又は置換の一価炭化水素基である。また、dは0.7〜2.1、eは0.001〜1.0で、かつd+eは0.8〜3.0を満足する正数である。)
で示されるものの1種又は2種以上の混合物を用いることができる。
ここで、R4の一価炭化水素基としては、式(I)中のR1で例示したものと同様のものを挙げることができるが、脂肪族不飽和基を有していないものが好ましい。具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ネオペンチル基、ヘキシル基、シクロヘキシル基、オクチル基、ノニル基、デシル基等のアルキル基、フェニル基、トリル基、キシリル基、ナフチル基等のアリール基、ベンジル基、フェニルエチル基、フェニルプロピル基等のアラルキル基やこれらの基の水素原子の一部又は全部をフッ素、臭素、塩素等のハロゲン原子、シアノ基等で置換したもの、例えばクロロメチル基、クロロプロピル基、ブロモエチル基、トリフロロプロピル基、シアノエチル基等が挙げられ、これらの中でもメチル基等のアルキル基、フェニル基、トリフロロプロピル基が好ましい。また、dは好ましくは0.8〜2.0、eは好ましくは0.01〜1.0、d+eは好ましくは1.0〜2.5である。
(D)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサンのヒドロシリル基(SiH基)含有量は、0.0030〜0.0150モル/g、特に0.0040〜0.0120モル/gであることが好ましい。SiH基含有量が少なすぎると高引裂きのゴム硬化物が得られない場合があり、多すぎると高伸長性に優れたゴム硬化物が得られない場合がある。
(D)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサンの分子構造は、直鎖状、環状、分岐状、三次元網目状のいずれの構造であってもよい。この場合、1分子中のケイ素原子の数(又は重合度)は2〜300個、好ましくは3〜200個、特に4〜150個程度の室温で液状のものが好適に用いられる。なお、ケイ素原子に結合する水素原子は分子鎖末端、分子鎖非末端(分子鎖途中)のいずれのケイ素原子に結合するものであってもよく、また両者に結合するものであってもよい。
上記(D)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサンとしては、1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン、1,3,5,7−テトラメチルシクロテトラシロキサン、メチルハイドロジェンシロキサン環状重合体、メチルハイドロジェンシロキサン・ジメチルシロキサン環状共重合体、トリス(ジメチルハイドロジェンシロキシ)メチルシラン、トリス(ジメチルハイドロジェンシロキシ)フェニルシラン、両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンポリシロキサン、両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体、両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンポリシロキサン、両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン、両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体、両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンシロキサン・ジフェニルシロキサン共重合体、両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンシロキサン・メチルフェニルシロキサン共重合体、両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンシロキサン・ジフェニルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体、両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンシロキサン・メチルフェニルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体、両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンシロキサン・ジフェニルシロキサン共重合体、両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンシロキサン・メチルフェニルシロキサン共重合体、両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンシロキサン・ジフェニルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体、両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンシロキサン・メチルフェニルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体、(CH32HSiO1/2単位とSiO4/2単位とからなる共重合体、(CH32HSiO1/2単位と(CH33SiO1/2単位とSiO4/2単位とからなる共重合体、(CH32HSiO1/2単位とSiO4/2単位と(C653SiO1/2単位とからなる共重合体、並びにこれらの化合物においてメチル基の一部又は全部が他の非置換アルキル基やトリフロロプロピル基、フェニル基等で置換されたものなどが挙げられる。
(D)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサンの配合量は、(A)成分及び(B)成分の合計100質量部に対して0.2〜20質量部、好ましくは0.3〜15質量部である。(D)成分の配合量が少なすぎると架橋が不十分になり、べたついたゴムになってしまい、多すぎると、成形物(シリコーンゴム硬化物)に発泡が見られたり、金型からの離型が困難になる。
また、(A)成分及び(B)成分中のケイ素原子に結合したアルケニル基の合計に対する(D)成分中のケイ素原子結合水素原子(SiH基)のモル比(SiH基/アルケニル基)を、0.8〜10.0、好ましくは1.0〜5.0程度の範囲となる量で配合することもできる。この比が上記範囲より小さいと、架橋が不十分になり、べたついたゴムになってしまう場合があり、上記範囲より大きいと、成形物に発泡が見られたり、金型からの離型が困難になる場合がある。
(E)成分のBET法による比表面積が50m2/g以上である微粉末シリカは、シリコーンゴム硬化物に十分な強度を与えるために必須のものであり、該微粉末シリカとしては、沈殿シリカやヒュームドシリカが例示される。比表面積が50m2/g未満であるとシリコーンゴム硬化物のゴム強度が不十分となる。
ここで、沈殿シリカとしては、BET法による比表面積が100m2/g以上(例えば100〜300m2/g)、好ましくは120〜250m2/g、より好ましくは150〜220m2/gのものを用いることが望ましい。比表面積が100m2/gより小さいと目的とする高引裂きかつ高伸長なゴムが得られなくなってしまう。
また、DBP吸油量として、100〜250ml/100gのものを用いることが好ましく、150〜220ml/100gのものを用いることがより好ましい。DBP吸油量が上記範囲より小さいと十分なゴム強度が得られない場合があり、上記範囲を超えると圧縮永久歪が著しく悪化してしまう場合がある。
ヒュームドシリカとしては、BET法による比表面積が50m2/g以上、好ましくは100m2/g以上、より好ましくは120〜350m2/g、更に好ましくは150〜320m2/gのものを用いることが望ましい。比表面積が小さ過ぎると目的とする高引裂きで高伸長なゴムが得られなくなってしまう。
本発明においては、沈殿シリカとヒュームドシリカを組み合わせて用いてもこれらの一方を用いても構わないが、ヒュームドシリカを用いることがより好ましい。
これら微粉末シリカは、そのまま用いてもかまわないが、表面疎水化処理剤で予め処理したものを使用すること、又は前記(A)、(B)及び/又は(C)成分のオルガノポリシロキサンとの混練時に表面処理剤を添加して処理することにより使用することが好ましい。これら表面処理剤は、アルキルアルコキシシラン、アルキルクロロシラン、アルキルシラザン、シランカップリング剤、チタネート系処理剤、脂肪酸エステルなど公知のいかなるものでもよく、1種で用いてもよく、また2種以上を同時に又は異なるタイミングで用いても構わない。これら表面処理剤の使用量は、微粉末シリカ100質量部に対して、通常、0.5〜50質量部、好ましくは1〜40質量部、より好ましくは3〜30質量部程度とすることができる。表面処理剤の使用量は、多すぎても少なすぎても、ゴム強度が低下してしまう場合がある。
(E)成分の微粉末シリカの配合量は、(A)成分及び(B)成分の合計100質量部に対し、5〜80質量部、好ましくは10〜60質量部、より好ましくは20〜60質量部である。配合量が5質量部より少ないと十分なゴム強度が得られず、また80質量部より多いと、配合が困難になってしまうだけでなく、圧縮永久歪が高くなってしまう。
(F)成分の付加反応触媒(即ち、ヒドロシリル化付加反応触媒)としては、白金黒、塩化第2白金、塩化白金酸、塩化白金酸と一価アルコールとの反応物、塩化白金酸とオレフィン類との錯体、白金ビスアセトアセテート等の白金系触媒、パラジウム系触媒、ロジウム系触媒などが挙げられる。なお、この付加反応触媒の配合量はいわゆる触媒量とすることができ、通常、白金族金属の質量換算で、(A)成分及び(B)成分の合計量に対し、0.5〜1,000ppm、特に1〜500ppm程度である。
その他の成分として、必要に応じて、石英粉、珪藻土、炭酸カルシウム、酸化アルミニウムのような充填剤や、カーボンブラック、導電性亜鉛華、金属粉等の導電剤、窒素含有化合物やアセチレン化合物、リン化合物、ニトリル化合物、カルボキシレート、錫化合物、水銀化合物、硫黄化合物等のヒドロシリル化反応制御剤、酸化鉄、酸化チタン、酸化セリウムのような耐熱剤、ジメチルシリコーンオイル等の内部離型剤、分散剤、接着性付与剤、チクソ性付与剤等を配合することができる。
本発明のシリコーンゴム組成物は、上記各成分を常法に準じて均一に混合することにより得ることができる。
本発明のシリコーンゴム組成物の成形、硬化方法としては常法を採用し得るが、成形法として、圧縮成形、トランスファー成形、射出成形、押し出し成形法が好適に採用される。また、硬化条件(1次硬化)としては、100〜220℃で5秒〜30分、好ましくは120〜200℃で10秒〜15分程度の加熱処理条件を採用し得る。また、2次硬化(ポストキュア)条件としては、150〜220℃、特に180〜200℃で0.5〜12時間、特に1〜6時間程度のポストキュアを行うことができる。
本発明のシリコーンゴム組成物によれば、特に100〜220℃で5秒〜30分の条件により得られた硬化物の引裂き強度が20kN/m以上、特に25kN/m以上で、かつ切断時伸びが600%以上、特に800%以上のシリコーン硬化物を得ることができる。なお、上記硬化物の引裂き強度及び切断時伸びは、JIS K 6249に準拠して2号ダンベルにより測定した値である。
以下、実施例と比較例とを示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。なお、下記例で、平均重合度は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィ分析(GPC)(溶媒:トルエン)におけるポリスチレン換算の重量平均重合度を示す。また、ビニル基含有オルガノポリシロキサン中のビニル基量は、それぞれの「分子中の全シロキサン単位に対するビニル基のモル%」を意味する。
[実施例1]
両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された平均重合度が8,000である生ゴム状ジメチルポリシロキサン(1)[ビニル基量0.025モル%]97.5質量部、両末端がトリメチルシロキシ基で封鎖された平均重合度が150である液状ジメチルポリシロキサン(2)[ビニル基量8.9モル%]2.5質量部、比表面積が200m2/gであるヒュームドシリカ(日本アエロジル社製、アエロジル200)30質量部、分散剤として、両末端がヒドロキシジメチルシロキシ基で封鎖された平均重合度5の液状ジメチルポリシロキサン(3)4質量部、ヘキサメチルジシラザン0.2質量部を室温で30分混合後、150℃に昇温し、3時間撹拌を続け、冷却後、更に両末端がトリメチルシロキシ基で封鎖された平均重合度が8,000で、アルケニル基を有さない生ゴム状ジメチルポリシロキサン(4)4質量部を添加し、撹拌を30分続けて、シリコーンゴムベースを得た。
得られたシリコーンゴムベースに、架橋剤として両末端及び側鎖にSiH基を有するメチルハイドロジェンポリシロキサン(A)(重合度17、SiH基量0.0050モル/g)を1.97質量部[SiH基/アルケニル基=3.0(モル/モル)]、反応制御剤としてエチニルシクロヘキサノール0.07質量部を添加し、15分撹拌を続けて、シリコーンゴム組成物を得た。
このシリコーンゴム組成物100質量部に、白金触媒(Pt濃度1質量%)0.1質量部を混合し、120℃で10分のプレスキュア後、オーブン内で、200℃で4時間のポストキュアを行なってシリコーンゴム硬化物を得た。この硬化物について、JIS K 6249に基づき、硬さ、引張り強度、切断時伸び及び引裂き強度[クレセント]を測定した結果を表1に示した。
[比較例1−1]
実施例1の生ゴム状ジメチルポリシロキサン(1)[ビニル基量0.025モル%]97.5質量部、実施例1の液状ジメチルポリシロキサン(2)[ビニル基量8.9モル%]2.5質量部、比表面積が200m2/gであるヒュームドシリカ(日本アエロジル社製、アエロジル200)30質量部、実施例1の液状ジメチルポリシロキサン(3)4質量部、ヘキサメチルジシラザン0.2質量部を室温で30分混合後、150℃に昇温し、3時間撹拌を続け、冷却後、撹拌を30分続けて、シリコーンゴムベースを得た。
得られたシリコーンゴムベースに、架橋剤として実施例1のメチルハイドロジェンポリシロキサン(A)(重合度17、SiH基量0.0050モル/g)を1.97質量部[SiH基/アルケニル基=3.0(モル/モル)]、反応制御剤としてエチニルシクロヘキサノール0.07質量部を添加し、15分撹拌を続けて、シリコーンゴム組成物を得た。
このシリコーンゴム組成物100質量部に、白金触媒(Pt濃度1質量%)0.1質量部を混合し、120℃で10分のプレスキュア後、オーブン内で、200℃で4時間のポストキュアを行なってシリコーンゴム硬化物を得た。この硬化物について、JIS K 6249に基づき、硬さ、引張り強度、切断時伸び及び引裂き強度[クレセント]を測定した結果を表1に示した。
[比較例1−2]
両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された平均重合度が8,000である生ゴム状ジメチルポリシロキサン(5)[ビニル基量0.059モル%]100質量部、比表面積が200m2/gであるヒュームドシリカ(日本アエロジル社製、アエロジル200)30質量部、実施例1の液状ジメチルポリシロキサン(3)4質量部、ヘキサメチルジシラザン0.2質量部を室温で30分混合後、150℃に昇温し、3時間撹拌を続け、冷却後、更に実施例1のアルケニル基を有さない生ゴム状ジメチルポリシロキサン(4)4質量部を添加し、撹拌を30分続けて、シリコーンゴムベースを得た。
得られたシリコーンゴムベースに、実施例1のメチルハイドロジェンポリシロキサン(A)(重合度17、SiH基量0.0050モル/g)を0.48質量部[SiH基/アルケニル基=3.0(モル/モル)]、反応制御剤としてエチニルシクロヘキサノール0.07質量部を添加し、15分撹拌を続けて、シリコーンゴム組成物を得た。
このシリコーンゴム組成物100質量部に、白金触媒(Pt濃度1質量%)0.1質量部を混合し、120℃で10分のプレスキュア後、オーブン内で、200℃で4時間のポストキュアを行なってシリコーンゴム硬化物を得た。この硬化物について、JIS K 6249に基づき、硬さ、引張り強度、切断時伸び及び引裂き強度[クレセント]を測定した結果を表1に示した。
[比較例1−3]
両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された平均重合度が8,000である生ゴム状ジメチルポリシロキサン(6)[ビニル基量0.24モル%]100質量部、比表面積が200m2/gであるヒュームドシリカ(日本アエロジル社製、アエロジル200)30質量部、実施例1の液状ジメチルポリシロキサン(3)4質量部、ヘキサメチルジシラザン0.2質量部を室温で30分混合後、150℃に昇温し、3時間撹拌を続け、冷却後、更に実施例1のアルケニル基を有さない生ゴム状ジメチルポリシロキサン(4)4質量部を添加し、撹拌を30分続けて、シリコーンゴムベースを得た。
得られたシリコーンゴムベースに、実施例1のメチルハイドロジェンポリシロキサン(A)(重合度17、SiH基量0.0050モル/g)を0.48質量部[SiH基/アルケニル基=3.0(モル/モル)]、反応制御剤としてエチニルシクロヘキサノール0.07質量部を添加し、15分撹拌を続けて、シリコーンゴム組成物を得た。
このシリコーンゴム組成物100質量部に、白金触媒(Pt濃度1質量%)0.1質量部を混合し、120℃で10分のプレスキュア後、オーブン内で、200℃で4時間のポストキュアを行なってシリコーンゴム硬化物を得た。この硬化物について、JIS K 6249に基づき、硬さ、引張り強度、切断時伸び及び引裂き強度[クレセント]を測定した結果を表1に示した。
[実施例2]
実施例1の生ゴム状ジメチルポリシロキサン(1)[ビニル基量0.025モル%]80質量部、両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された平均重合度が6,000である生ゴム状ジメチルポリシロキサン(7)[ビニル基量0.52モル%]20質量部、比表面積が300m2/gであるヒュームドシリカ(日本アエロジル社製、アエロジル300)40質量部、実施例1の液状ジメチルポリシロキサン(3)8質量部、ヘキサメチルジシラザン0.4質量部を室温で30分混合後、150℃に昇温し、3時間撹拌を続け冷却した。その後、実施例1のアルケニル基を有さない生ゴム状ジメチルポリシロキサン(4)を5質量部加えて撹拌を30分続けて、シリコーンゴムベースを得た。
得られたシリコーンゴムベースに、架橋剤として両末端及び側鎖にSi−H官能基を有するメチルハイドロジェンポリシロキサン(B)(重合度40、SiH基量0.0080モル/g)を1.03質量部[SiH基/アルケニル基=5.0(モル/モル)]、反応制御剤としてエチニルシクロヘキサノール0.06質量部を添加し、15分撹拌を続けて、シリコーンゴム組成物を得た。
このシリコーンゴム組成物100質量部に、白金触媒(Pt濃度1質量%)0.1質量部を混合し、120℃で10分のプレスキュア後、オーブン内で、200℃で4時間のポストキュアを行なってシリコーンゴム硬化物を得た。この硬化物について、実施例1と同様に硬さ、引張り強度、切断時伸び、及び引裂き強度[クレセント]を測定した結果を表2に示した。
[比較例2−1]
実施例1の生ゴム状ジメチルポリシロキサン(1)[ビニル基量0.025モル%]80質量部、実施例2の生ゴム状ジメチルポリシロキサン(7)[ビニル基量0.52モル%]20質量部、比表面積が300m2/gであるヒュームドシリカ(日本アエロジル社製、アエロジル300)40質量部、実施例1の液状ジメチルポリシロキサン(3)8質量部、ヘキサメチルジシラザン0.4質量部を室温で30分混合後、150℃に昇温し、3時間撹拌を続け、冷却し、シリコーンゴムベースを得た。
得られたシリコーンゴムベースに、架橋剤として実施例2のメチルハイドロジェンポリシロキサン(B)(重合度40、SiH基量0.0080モル/g)を1.03質量部[SiH基/アルケニル基=5.0(モル/モル)]、反応制御剤としてエチニルシクロヘキサノール0.06質量部を添加し、15分撹拌を続けて、シリコーンゴム組成物を得た。
このシリコーンゴム組成物100質量部に、白金触媒(Pt濃度1質量%)0.1質量部を混合し、120℃で10分のプレスキュア後、オーブン内で、200℃で4時間のポストキュアを行なってシリコーンゴム硬化物を得た。この硬化物について、実施例1と同様に硬さ、引張り強度、切断時伸び、及び引裂き強度[クレセント]を測定した結果を表2に示した。
[比較例2−2]
実施例1の生ゴム状ジメチルポリシロキサン(1)[ビニル基量0.025モル%]30質量部、実施例2の生ゴム状ジメチルポリシロキサン(7)[ビニル基量0.52モル%]70質量部、比表面積が300m2/gであるヒュームドシリカ(日本アエロジル社製、アエロジル300)40質量部、実施例1の液状ジメチルポリシロキサン(3)8質量部、ヘキサメチルジシラザン0.4質量部を室温で30分混合後、150℃に昇温し、3時間撹拌を続け冷却した。その後、実施例1のアルケニル基を有さない生ゴム状ジメチルポリシロキサン(4)を5質量部加えて撹拌を30分続けて、シリコーンゴムベースを得た。
得られたシリコーンゴムベースに、架橋剤として実施例2のメチルハイドロジェンポリシロキサン(B)(重合度40、SiH基量0.0080モル/g)を3.12質量部[SiH基/アルケニル基=5.0(モル/モル)]、反応制御剤としてエチニルシクロヘキサノール0.06質量部を添加し、15分撹拌を続けて、シリコーンゴム組成物を得た。
このシリコーンゴム組成物100質量部に、白金触媒(Pt濃度1質量%)0.1質量部を混合し、120℃で10分のプレスキュア後、オーブン内で、200℃で4時間のポストキュアを行なってシリコーンゴム硬化物を得た。この硬化物について、実施例1と同様に硬さ、引張り強度、切断時伸び、及び引裂き強度[クレセント]を測定した結果を表2に示した。
[比較例2−3]
実施例2の生ゴム状ジメチルポリシロキサン(7)[ビニル基量0.52モル%]100質量部、比表面積が300m2/gであるヒュームドシリカ(日本アエロジル社製、アエロジル300)40質量部、実施例1の液状ジメチルポリシロキサン(3)8質量部、ヘキサメチルジシラザン0.4質量部を室温で30分混合後、150℃に昇温し、3時間撹拌を続け冷却した。その後、実施例1のアルケニル基を有さない生ゴム状ジメチルポリシロキサン(4)を5質量部加えて撹拌を30分続けて、シリコーンゴムベースを得た。
得られたシリコーンゴムベースに、架橋剤として実施例2のメチルハイドロジェンポリシロキサン(B)(重合度40、SiH基量0.0080モル/g)を3.12質量部[SiH基/アルケニル基=5.0(モル/モル)]、反応制御剤としてエチニルシクロヘキサノール0.06質量部を添加し、15分撹拌を続けて、シリコーンゴム組成物を得た。
このシリコーンゴム組成物100質量部に、白金触媒(Pt濃度1質量%)0.1質量部を混合し、120℃で10分のプレスキュア後、オーブン内で、200℃で4時間のポストキュアを行なってシリコーンゴム硬化物を得た。この硬化物について、実施例1と同様に硬さ、引張り強度、切断時伸び、及び引裂き強度[クレセント]を測定した結果を表2に示した。
[実施例3]
両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された平均重合度が9,000である生ゴム状ジメチルポリシロキサン(8)[ビニル基量0.044モル%]50質量部、両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された平均重合度が8,000である生ゴム状ジメチルポリシロキサン(9)[ビニル基量0.15モル%]50質量部、比表面積が200m2/gであるヒュームドシリカ(日本アエロジル社製、アエロジル200)40質量部、実施例1の液状ジメチルポリシロキサン(3)6質量部、ジビニルテトラメチルジシラザン0.4質量部を室温で30分混合後、150℃に昇温し、3時間撹拌を続け冷却した。その後、実施例1のアルケニル基を有さない生ゴム状ジメチルポリシロキサン(4)を3質量部加えて撹拌を30分続けて、シリコーンゴムベースを得た。
得られたシリコーンゴムベースに、架橋剤として側鎖のみにSi−H官能基を有するメチルハイドロジェンポリシロキサン(C)(重合度22、SiH基量0.0041モル/g)を2.74質量部[SiH基/アルケニル基=2.0(モル/モル)]、反応制御剤としてエチニルシクロヘキサノール0.12質量部を添加し、15分撹拌を続けて、シリコーンゴム組成物を得た。
このシリコーンゴム組成物100質量部に、白金触媒(Pt濃度1質量%)0.08質量部を混合し、120℃で10分のプレスキュア後、オーブン内で、200℃で4時間のポストキュアを行なってシリコーンゴム硬化物を得た。この硬化物について、実施例1と同様に硬さ、引張り強度、切断時伸び、及び引裂き強度[クレセント]を測定した結果を表3に示した。
[比較例3−1]
実施例3の生ゴム状ジメチルポリシロキサン(8)[ビニル基量0.044モル%]50質量部、同じく実施例3の生ゴム状ジメチルポリシロキサン(9)[ビニル基量0.15モル%]50質量部、比表面積が200m2/gであるヒュームドシリカ(日本アエロジル社製、アエロジル200)40質量部、実施例1の液状ジメチルポリシロキサン(3)6質量部、ジビニルテトラメチルジシラザン0.4質量部を室温で30分混合後、150℃に昇温し、3時間撹拌を続けて、シリコーンゴムベースを得た。
得られたシリコーンゴムベースに、架橋剤として実施例3のメチルハイドロジェンポリシロキサン(C)(重合度22、SiH基量0.0041モル/g)を2.74質量部[SiH基/アルケニル基=2.0(モル/モル)]、反応制御剤としてエチニルシクロヘキサノール0.12質量部を添加し、15分撹拌を続けて、シリコーンゴム組成物を得た。
このシリコーンゴム組成物100質量部に、白金触媒(Pt濃度1質量%)0.08質量部を混合し、120℃で10分のプレスキュア後、オーブン内で、200℃で4時間のポストキュアを行なってシリコーンゴム硬化物を得た。この硬化物について、実施例1と同様に硬さ、引張り強度、切断時伸び、及び引裂き強度[クレセント]を測定した結果を表3に示した。
[比較例3−2]
実施例3の生ゴム状ジメチルポリシロキサン(8)[ビニル基量0.044モル%]10質量部、同じく実施例3の生ゴム状ジメチルポリシロキサン(9)[ビニル基量0.15モル%]90質量部、比表面積が200m2/gであるヒュームドシリカ(日本アエロジル社製、アエロジル200)40質量部、実施例1の液状ジメチルポリシロキサン(3)6質量部、ジビニルテトラメチルジシラザン0.4質量部を室温で30分混合後、150℃に昇温し、3時間撹拌を続け冷却した。その後、実施例1のアルケニル基を有さない生ゴム状ジメチルポリシロキサン(4)を3質量部加えて撹拌を30分続けて、シリコーンゴムベースを得た。
得られたシリコーンゴムベースに、架橋剤として実施例3のメチルハイドロジェンポリシロキサン(C)(重合度22、SiH基量0.0041モル/g)を3.02質量部[SiH基/アルケニル基=2.0(モル/モル)]、反応制御剤としてエチニルシクロヘキサノール0.12質量部を添加し、15分撹拌を続けて、シリコーンゴム組成物を得た。
このシリコーンゴム組成物100質量部に、白金触媒(Pt濃度1質量%)0.08質量部を混合し、120℃で10分のプレスキュア後、オーブン内で、200℃で4時間のポストキュアを行なってシリコーンゴム硬化物を得た。この硬化物について、実施例1と同様に硬さ、引張り強度、切断時伸び、及び引裂き強度[クレセント]を測定した結果を表3に示した。
[比較例3−3]
実施例3の生ゴム状ジメチルポリシロキサン(9)[ビニル基量0.15モル%]100質量部、比表面積が200m2/gであるヒュームドシリカ(日本アエロジル社製、アエロジル200)40質量部、実施例1の液状ジメチルポリシロキサン(3)6質量部、ジビニルテトラメチルジシラザン0.4質量部を室温で30分混合後、150℃に昇温し、3時間撹拌を続け冷却した。その後、実施例1のアルケニル基を有さない生ゴム状ジメチルポリシロキサン(4)を3質量部加えて撹拌を30分続けて、シリコーンゴムベースを得た。
得られたシリコーンゴムベースに、架橋剤として実施例3のメチルハイドロジェンポリシロキサン(C)(重合度22、SiH基量0.0041モル/g)を3.02質量部[SiH基/アルケニル基=2.0(モル/モル)]、反応制御剤としてエチニルシクロヘキサノール0.12質量部を添加し、15分撹拌を続けて、シリコーンゴム組成物を得た。
このシリコーンゴム組成物100質量部に、白金触媒(Pt濃度1質量%)0.08質量部を混合し、120℃で10分のプレスキュア後、オーブン内で、200℃で4時間のポストキュアを行なってシリコーンゴム硬化物を得た。この硬化物について、実施例1と同様に硬さ、引張り強度、切断時伸び、及び引裂き強度[クレセント]を測定した結果を表3に示した。
Figure 2012082309
Figure 2012082309
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Claims (7)

  1. (A)1分子中に少なくとも2個のケイ素原子と結合するアルケニル基を含有し、かつアルケニル基含有量が分子中の全シロキサン単位に対して0.10モル%未満で、平均重合度が1,000以上のオルガノポリシロキサン生ゴム:40〜99質量部、
    (B)1分子中に少なくとも2個のケイ素原子と結合するアルケニル基を含有し、かつアルケニル基含有量が分子中の全シロキサン単位に対して0.10モル%以上で、平均重合度が50以上のオルガノポリシロキサン:1〜60質量部、
    (C)平均重合度が1,000以上で、アルケニル基を含有しないオルガノポリシロキサン生ゴム:(A)及び(B)成分の合計100質量部に対し、0.5〜30質量部、
    (D)1分子中に少なくとも2個のケイ素原子と結合する水素原子を含有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン:(A)及び(B)成分の合計100質量部に対し、0.2〜20質量部、
    (E)BET法による比表面積が50m2/g以上である微粉末シリカ:(A)及び(B)成分の合計100質量部に対し、5〜80質量部、
    (F)付加反応触媒:触媒量
    を含有してなる付加硬化性シリコーンゴム組成物。
  2. (A)成分のオルガノポリシロキサン生ゴムが、分子鎖の両末端のみにアルケニル基を有するオルガノポリシロキサン生ゴムであることを特徴とする請求項1記載の付加硬化性シリコーンゴム組成物。
  3. (B)成分のオルガノポリシロキサンの平均重合度が、50以上1,000未満であることを特徴とする請求項1又は2記載の付加硬化性シリコーンゴム組成物。
  4. (D)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサンのヒドロシリル基(SiH基)含有量が、0.0030〜0.0150モル/gであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の付加硬化性シリコーンゴム組成物。
  5. (E)成分の微粉末シリカが、BET法による比表面積が100m2/g以上のヒュームドシリカであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の付加硬化性シリコーンゴム組成物。
  6. 硬化後のゴムの切断時伸びが800%以上である硬化物を与えるものであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の付加硬化性シリコーンゴム組成物。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項記載の付加硬化性シリコーンゴム組成物を硬化させてなる切断時伸びが800%以上のシリコーンゴム硬化物。
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