JPH0859995A - 硬化性アルケニル末端ポリジオルガノシロキサン組成物 - Google Patents

硬化性アルケニル末端ポリジオルガノシロキサン組成物

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JPH0859995A
JPH0859995A JP19847995A JP19847995A JPH0859995A JP H0859995 A JPH0859995 A JP H0859995A JP 19847995 A JP19847995 A JP 19847995A JP 19847995 A JP19847995 A JP 19847995A JP H0859995 A JPH0859995 A JP H0859995A
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JP19847995A
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Donald Anthony Kadlec
アンソニー カドレック ドナルド
William James Schulz Jr
ジェームス シュルツ,ジュニア ウィリアム
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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    • C08L83/04Polysiloxanes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/04Polysiloxanes
    • C08G77/12Polysiloxanes containing silicon bound to hydrogen
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 50mPa・s(25℃)より低い粘度のア
ルケニル含有ポリオルガノシロキサンを用いて、50m
Pa・s(25℃)以上の低粘度のアルケニル含有ポリ
オルガノシロキサンを用いる従来のシリコーンエラスト
マーに比肩する物性を有するエラストマーを作れるポリ
オルガノシロキサン組成物を提供する。 【解決手段】 非末端ケイ素原子に結合したエチレン性
不飽和炭化水素基を持たない粘度2万〜10万mPa・
s(25℃)の第1のアルケニルジオルガノシロキシ末
端ポリジオルガノシロキサン75〜99.9wt%と、
非末端ケイ素原子に結合したエチレン性不飽和炭化水素
基を持たない粘度1〜50未満mPa・s(25℃)の
第2のアルケニルジオルガノシロキシ末端ポリジオルガ
ノシロキサン0.1〜25wt%とを含む白金硬化性組
成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、異なった粘度と非
末端ケイ素原子に結合したエチレン性不飽和炭化水素基
を本質的に含まないことを特徴とする第1及び第2のア
ルケニルジオルガノシロキシ末端ポリジオルガノシロキ
サンの混合物を含む硬化性組成物に関する。白金族触媒
によって本発明組成物から形成されるシリコーンエラス
トマーは、先行技術の組成物から作られるものに少なく
とも比肩しうる物性を有する。これら後者の組成物は、
比較的高い粘度を持ち、非末端ケイ素原子に結合したエ
チレン性不飽和炭化水素基も持つ。
【0002】
【従来の技術】高粘度アルケニルジオルガノシロキシ末
端ポリジオルガノシロキサン及び低粘度アルケニル含有
オルガノシロキサンを含む白金族硬化性組成物は、唯1
つの高粘度アルケニルジオルガノシロキシ末端ポリジオ
ルガノシロキサンを含む組成物に較べて、改善された物
性を有することは公知である。しかしながら、当技術分
野ではこれらの改善された物性を得るためには、比較的
低分子量のアルケニル含有オルガノシロキサンは、粘度
50mPa・s又はそれ以上を持たねばならず、また、
好ましくは非末端ケイ素原子上のアルケニル置換基を有
しなければならないと、一般に考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、低分子
量ビニルジオルガノシロキシ末端ポリジオルガノシロキ
サンが、1.0mPa・s以上50mPa・s未満であ
るときは、それらから形成されるシリコーンエラストマ
ーは先行技術の組成物に少なくとも比肩しうる物性を有
することを見いだした。
【0004】一般には、従来技術の物性に比肩しうるシ
リコーンエラストマーを提供するためには、本発明組成
物は低分子量成分が少なくてすみ、組成物中のアルケニ
ル置換基が少なくてすむ。これは、アルケニル置換基少
なくてすみ、低粘度成分の量が少なくて済むのであるか
ら、相当なコスト節減となる。
【0005】先行技術は、一般に以下のものがある:米
国特許No.3671480;3884866;4162
243;4753978及び5110845。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、25℃で約2
0,000〜100,000mPa・sの範囲の粘度を
有するアルケニルジオルガノシロキシ末端ポリジオルガ
ノシロキサンと、25℃で約1.0mPa・s以上50
mPa・s未満の範囲の粘度を有するアルケニルジオル
ガノシロキシ末端ポリジオルガノシロキサンとの混合物
を含む硬化性白金族硬化性組成物である。以前には高粘
度アルケニルジオルガノシロキシ末端ポリジオルガノシ
ロキサンと、粘度50mPa・s(25℃)又はそれ以
上の粘度を有する低分子量アルケニルジオルガノシロキ
シ末端ポリジオルガノシロキサンとの混合物を用いての
み得ることができると考えられていた、引き裂きの様な
物性を有するシリコーンエラストマーを、本発明は提供
することができる。
【0007】米国特許No.3884866は、低粘度ア
ルケニルジオルガノシロキシ末端ポリジオルガノシロキ
サンは50mPa・s(25℃)を持ちうることを示唆
しているが、これは実施例によって支持されていない。
それに続く特許は、硬化したシリコーンエラストマーが
良好な物性を得るためには、低粘度成分は非末端ケイ素
原子上のアルケニル基の存在を必要とすることを、当業
者は信じていたことを証明している。
【0008】従って、本発明者等は意外にも、前記低粘
度成分は25℃で1mPa・s以上50mPa・s未満
の範囲の粘度を有するアルケニルジオルガノシロキシ末
端ポリジオルガノシロキサンであってもよいこと、及び
この低粘度成分を含む前記組成物は、比較的高い物性、
例えば引き裂き強度を与えうることを見いだした。更
に、シリコーンエラストマーの望みのレベルの物性を得
るために、低濃度のこの低粘度成分及び減少された量の
アルケニル置換基を用いることにより、これらの物性が
得られる。
【0009】本発明は硬化性オルガノシロキサン組成物
を提供する。この硬化性オルガノシロキサン組成物は次
のものを含む: (A)(A)と(B)の合計の重量を基準として75〜
99.9wt%の、25℃で20,000〜100,0
00mPa・sの範囲の粘度を有し、非末端ケイ素原子
に結合されたエチレン性不飽和炭化水素基を本質的に含
まない第1のアルケニルジオルガノシロキシ末端ポリジ
オルガノシロキサン; (B)(A)と(B)の合計の重量を基準として0.1
〜25wt%の、25℃で1.0mPa・s以上50m
Pa・s未満の範囲の粘度を有し、非末端ケイ素原子に
結合されたエチレン性不飽和炭化水素基を本質的に含ま
ない第2のアルケニルジオルガノシロキシ末端ポリジオ
ルガノシロキサン; (C)前記組成物の重量を基準として10〜60wt%
の処理された補強充填材; (D)1分子あたり2又はそれ以上のケイ素に結合した
水素原子を有する、前記組成物を硬化するに充分な量の
オルガノハイドロジェンシロキサン;及び (E)前記組成物の硬化を促進するに充分な量の白金族
金属含有触媒。
【0010】本発明組成物の第1のアルケニルジオルガ
ノシロキシ末端ポリジオルガノシロキサン(成分
(A))は、式R1 2 SiO(R2 SiO)x SiR
2 1 (1)で示される。ここに、各Rは炭素原子数1
〜20の非エチレン性不飽和1価の炭化水素基から独立
に選ばれ、各R1 は炭素原子数2〜10のアルケニル基
から独立に選ばれ、そしてxは成分(A)の粘度が25
℃で20,000〜100,000mPa・sの範囲内
であるような重合度(DP)を表す。
【0011】置換基Rは、アルキル、例えばメチル、エ
チル、プロピル、ターシャリーブチル及びヘキシル;ア
リール、例えばフェニル及びトリル;並びにハロゲン置
換アルキル、例えば3,3,3−トリフルオロプロピル
又はペルフルオロプロピルである。R基の少なくとも5
0%が炭素原子数1〜6の低級アルキルであることが好
ましい。最も好ましいのは、本質的に全てのR置換基が
メチルであるときである。
【0012】置換基R1 は炭素原子数2〜10を含むア
ルケニル基である。好ましいのはR 1 が末端不飽和基、
例えばビニル、アリル又は5−ヘキセニルであるときで
ある。最も好ましいのはR1 がビニルであるときであ
る。
【0013】成分(A)は、非末端ケイ素原子に結合し
たエチレン性不飽和炭化水素基を本質的に含まない。
「非末端ケイ素原子に結合したエチレン性不飽和炭化水
素基を本質的に含まない」とは、成分(A)の非末端ケ
イ素原子上に存在する唯一のエチレン性不飽和炭化水素
基は、成分(A)を調製するのに用いられた反応体中に
存在する不純物から、又は成分(A)の調製の間に生ず
る望ましくない転移から生ずることを意味する。
【0014】式(1)において、xは成分(A)の粘度
が25℃で20,000mPa・s〜100,000m
Pa・sの範囲内であるようなDPの値である。好まし
いのは、xが、前記粘度が25℃で40,000mPa
・s〜60,000mPa・sの範囲内であるような値
であるときである。
【0015】本発明組成物の第2のアルケニルジオルガ
ノシロキシ末端ポリジオルガノシロキサン(成分
(B))は、式R1 2 SiO(R2 SiO)y SiR
2 1 (2)で示され、ここに、R及びR1 は上記式
(1)で述べたのと同様である。式(2)において、y
は成分(B)の粘度が25℃で1.0mPa・s以上5
0mPa・s未満の範囲内であるようなDPの値であ
る。好ましいのは、yが、前記粘度が25℃で10mP
a・s〜40mPa・sの範囲内であるような値である
ときである。
【0016】成分(B)は「非末端ケイ素原子に結合し
たエチレン性不飽和炭化水素基を本質的に含まない」。
この言葉は成分(A)について述べたのと同じ意味を有
する。
【0017】特許請求の範囲に記載した組成物中におい
て、成分(A)及び成分(B)は、成分(A)がこの両
成分の合計重量の75〜99.9wt%であるように組
み合わされる。反対に、成分(B)は、この両成分の合
計重量の0.1〜25wt%を占める。好ましいのは、
成分(B)が、成分(A)及び(B)の合計重量の0.
5〜10wt%を占めるときである。
【0018】本発明のオルガノシロキサン組成物はま
た、この組成物の重量に基づいて10〜60wt%の処
理されたシリカ補強充填材(成分(C))を含む。好ま
しいのは、この組成物が同じ重量の基準で25〜45w
t%を占めるときである。
【0019】沈殿シリカ及びフュームドシリカの両方を
用いることができるが、フュームドシリカが好ましい。
処理されたシリカ充填材は表面積が50m2/gより大き
いのが好ましく、更に好ましい表面積は、300m2/g
〜500m2/gである。
【0020】この補強シリカ充填材は、オルガノシロキ
サン組成物の加工中に生じる「クレーピング(crep
ing)」又は「クレープ硬化(crepe hard
ening)」と一般に呼ばれる現象を防ぐものとして
知られている1又はそれ以上のシリカ処理剤で処理する
ことである。好ましい処理剤は、式(R2 3Si)2 NH
(ここに各R2 は、炭素原子数1〜7の1価の炭化水素
基から独立に選ばれる)で示されるジシラザン又はジシ
ラザンの混合物である。最も好ましいのは、各R2 が独
立にメチル又はビニルから選ばれるときである。
【0021】補強シリカ充填材は、この処理剤で、当技
術分野で公知の標準的な方法により処理することもでき
る。従って、充填材は先ず処理剤で処理され、次いで本
発明におけるオルガノシロキサン組成物に加えられる
か、又は補強シリカ充填材及び処理剤を別々に本発明に
おけるオルガノシロキサン組成物に加え、次いでこの充
填材の処理を現場で行うことができる。好ましいのは、
補強シリカ充填材及び上述のようなジシラザン又はジシ
ラザンの混合物を、成分(A)及び(B)の混合物に、
ジシラザンとシリカ充填材の反応を生じるに充分な水と
共に加えられるときである。そのような処理過程の例が
以下の例に示される。
【0022】一般には、前記処理剤は10〜50wt%
の補強シリカ充填材及び処理剤の合計重量を占める。好
ましいのは、処理剤が同じ基準で15〜30wt%を占
めるときである。ジシラザンとシリカの反応を行うため
に、ジシラザンでシリカ補強材を処理する間、充分な水
が存在しなければならない。一般に、ジシラザン処理剤
と水の合計重量を基準として5〜70wt%の水が、こ
の反応を行うのに有用である。同じ基準で12〜50w
t%の水が好ましい。当業者は、補強充填材と結合した
水は、ジシラザンによるシリカの処理を行うに必要な水
の少なくとも一部を提供することができるということを
承知しているであろう。
【0023】本発明組成物は、この組成物を硬化させる
に充分な量の、1分子あたり平均して2又はそれ以上の
ケイ素に結合した水素原子を有するオルガノハイドロジ
ェンシロキサン(成分(D))の存在を必要とする。成
分(D)は1分子あたり平均で少なくとも2又はそれ以
上のケイ素に結合した水素原子で、ケイ素原子1個あた
り1個以下のケイ素に結合した水素原子を有しなければ
ならない。ケイ素原子の残りの原子価は2価の酸素原子
により、又は炭素原子数1〜7の1価の炭化水素基で満
たされている。この1価の炭化水素基は、アルキル、例
えばメチル、エチル、プロピル、ターシャリーブチル及
びヘキシル;シクロアルキル、例えばシクロヘキシル;
アリール、例えばフェニル又はトリル;並びに3,3,
3−トリフルオロプロピル又はペルフルオロプロピルの
ようなハロゲン置換アルキルである。好ましいのは、全
ての1価の炭化水素基がメチルであるときである。本発
明組成物に使用できるオルガノハイドロジェンシロキサ
ン架橋剤の例は、例えば、米国特許No.3989668
及び4753978に記載されている。このオルガノハ
イドロジェンシロキサン架橋剤は直鎖の、環状の又は分
岐したシロキサンポリマー及びこれらの混合物でありう
る。
【0024】本発明組成物において有用な成分(D)の
量は、この組成物を硬化するに充分なものである。一般
に、有用な量の成分(D)は、ケイ素に結合した水素原
子対成分(A)及び(B)によって供給されるアルケニ
ル置換基の比を1:10〜10:1を与える。好ましい
のは、この比が1:1〜5:1である。より好ましく
は、成分(D)のケイ素に結合した水素原子対成分
(A)及び(B)によって供給されるアルケニル置換基
の比が1:1〜2:1であることである。
【0025】本発明組成物は、この組成物の硬化を促進
するに充分な量の白金族金属含有触媒を含む。この触媒
は、ケイ素に結合した水素原子とケイ素に結合したアル
ケニル基の反応を触媒することが知られているどんな触
媒であってもよい。「白金族金属」とはルテニウム、ロ
ジウム、パラジウム、オスミウム、イリジウム及び白金
のことである。本発明組成物に特に有用な触媒は、米国
特許No.3419593に記載された塩化白金酸から調
製される錯体である。この特許はそのような錯体とそれ
らの調製を教えている。好ましい触媒は、sym−ジビ
ニルテトラメチルジシロキサンである白金含有錯体であ
る。有用な白金族金属含有触媒の他の例は米国特許No.
3989668;5036117;3159601;3
220972;3296291;3516946;38
14730及び3928629に見いだされ、これらは
有用な白金族含有触媒及びそれらの調製方法を示してい
る。
【0026】本発明組成物の硬化を行うに有用な白金族
金属含有触媒の量は、成分(D)のケイ素に結合した水
素原子と成分(A)及び(B)のアルケニル置換基の間
の反応を促進するに充分な量があるかぎり、狭く限定さ
れない。適当な量の白金族金属含有触媒は用いられる特
定の触媒に依存する。一般に、オルガノシロキサン組成
物(即ち、成分(A)〜(E))の重量基準で100万
部(ppm )あたり0.001重量部という少量でも有用
である。好ましくは、白金族金属の量は、同じ基準で少
なくとも1.0ppm である。より好ましくは同じ基準
で、1.0〜10,000ppm である。
【0027】特許請求の範囲に記載した組成物は室温で
迅速に硬化しうる。硬化を抑制するために、抑制剤を本
発明組成物に加えてもよい。抑制剤は白金族金属含有触
媒の触媒活性を抑制することが知られているどんな物質
でもよい。「抑制剤」とは、組成物の10wt%より少
ない量で組成物に添加されたとき、高い温度での組成物
の硬化を妨げることなく、組成物の室温硬化を遅延させ
る物質のことをいう。
【0028】白金族金属含有触媒の抑制剤は有機ケイ素
の技術分野で周知である。本発明組成物における有用な
抑制剤の好ましい種類は、米国特許No.3445420
に記載されたアセチレンアルコールである。そのような
アセチレンアルコールの例を挙げれば、エチニルシクロ
ヘキサノール及びメチルブチノールである。有用な抑制
剤の他の例は米国特許No.5036117に記載されて
いる。
【0029】本発明組成物に有用な抑制剤の量は臨界的
なものではないことが知られており、白金族金属含有触
媒で触媒される成分(D)のケイ素に結合した水素原子
と成分(A)及び(B)のアルケニル置換基との反応を
抑制し、一方では高い温度での前記反応を妨げない、い
ずれの量であってもよい。用いられるべき抑制剤の特別
の量は、用いられる特定の抑制剤、触媒の濃度と種類並
びに成分(A)、(B)及び(D)の性質と量に依存す
るであろう。一般に、抑制剤が用いられるときは、組成
物中の白金族金属の1モルあたり少なくとも1モルの抑
制剤が存在し、この抑制剤がこの組成物の1wt%を超
えないことが好ましい。
【0030】本発明オルガノシロキサン組成物は、他の
組成物、例えば離型剤、顔料、石英粉末及び熱安定化添
加剤をも含みうる。
【0031】本発明硬化性オルガノシロキサン組成物
は、混合し適当な温度に曝すことにより硬化する2液系
から形成することができる。例えば、成分(A)、
(B)、(C)を含む2つの等しい部分を形成し、成分
(E)(白金族金属含有触媒)を1つの部分に添加して
部分Aを形成し、成分(D)(オルガノハイドロジェン
シロキサン)を第2の部分に添加して部分Bを形成する
ことができる。次いで、部分A及びBを組み合わせるこ
とにより本発明組成物を形成することができる。更に、
抑制剤は部分Bに加えてもよい。
【0032】
【実施例】
(例1)25℃での粘度25mPa・sを有するビニル
ジメチルシロキシ末端ポリジメチルシロキサンの存在下
に及び不存在下に55,000mPa・s(25℃)の
ビニルジメチルシロキシ末端ポリジメチルシロキサンポ
リマーを含む組成物から硬化された複数のシリコーンエ
ラストマーが調製された。
【0033】この組成物は更に表1に記載されている。
比較組成物は100部の25℃で粘度55,000mP
a・sを有するビニルジメチルシロキシ末端ポリジメチ
ルシロキサンを含んでいた。試験組成物は88部の25
℃で粘度55,000mPa・sを有するビニルジメチ
ルシロキシ末端ポリジメチルシロキサン及び12部の2
5℃で粘度25mPa・sを有するビニルジメチルシロ
キシ末端ポリジメチルシロキサンを含んでいた。
【0034】これら組成物は、表1に示すように、以下
の方法で調製した。約3分の2の成分(i)を、成分(i
ii)及び(iv)と共にミキサー中に入れた。次いで、こ
れらの成分を10分間ミキサー中で相互に混合した。次
に、シリカ、即ち成分(v)の半分をミキサーに加え、
混合を15分続けた。成分(iv)の3分の1をミキサー
に加え、このミキサーを窒素でパージし、攪拌を15分
続けた。成分(v)の残りをミキサーに加え、このミキ
サーを窒素でパージし、攪拌を15分続けた。成分(i
v)の残りをミキサーに加え、このミキサーを窒素でパ
ージし、攪拌を30分続けた。
【0035】次いで、このミキサーを真空下150℃で
2.5時間加熱し、揮発物を除いた。この混合物を室温
に冷却した後、成分(i)の残りを、この混合物にブレ
ンドした。試験組成物として成分(ii)もこの混合物に
ブレンドした。
【0036】得られた組成物をそれぞれ2つの等しい部
分に分け部分A及び部分Bとした。各部分Aに、0.4
3wt%の塩化白金酸及びsym−ジビニルテトラメチ
ルジシロキサンの反応生成物である白金含有錯体(白金
27ppm )を混合した。各部分B中に、0.07wt%
の1−エチニルシクロヘキサン−1−オル及び1.4w
t%の25℃での粘度5mPa・sのメチルハイドロジ
ェンシロキサン架橋剤、及び1.05wt%のケイ素に
結合した水素を混合した。
【0037】各組成物について、等量の部分Aと部分B
とを水冷三本ロールミル上でブレンドした。このブレン
ドした組成物を標準的な追跡に移して物性を測定するの
に適したサンプルを調製し、次いで150℃で5分間硬
化させた。次に、これら硬化されたエラストマーを、表
2に示す標準的な試験方法によって試験した。硬化した
エラストマーのサンプルも200℃で4時間、後硬化
し、物性を試験した。後硬化された材料の物性は表2の
括弧内に報告する。
【0038】 〔表1〕 オルガノシロキサン組成物 比較 試験 組成物 組成物 成分 (部) (部) 成分の記述 (i) 100 88 ビニルジメチルシロキシ末端ポリジメチルシロキサン (粘度:25℃で55,000mPa・s) (ii) 0 12 ビニルジメチルシロキシ末端ポリジメチルシロキサン (粘度:25℃で25mPa・s) (iii) 1.0 1.0 ヒドロキシジメチルシロキシ末端ビニルメチルシロキ サン、式:HO[(SiMe O) a (SiMeViO) b ]H、粘度: 25℃で40mPa・s、ビニル10.5wt% (iv) 15.3 15.3 ヘキサメチルジシラザン (v) 43 43 シリカ(表面積:BETにより400m2/g) (vii) 2.0 2.0 水
【0039】 〔表2〕 低粘度ビニルジメチルシロキシ末端ポリジメチルシロキサンの エラストマーの物性に与える影響 ASTM 比較 試験 試験法 試験 エラストマー エラストマー D2240 ジュロメーター 47 (50) 48 (60) D412 引っ張り強度(MPa) 10.8 (9.5) 7.7 (8.9) D412 伸び、% 637 (542) 685 (518) D412 100%モジュラス 163 (193) 208 (257) D412 300%モジュラス 473 (564) 507 (737) D624 引き裂きB(N・m) 20.5 (19.7) 31.8 (30.4) D395 圧縮永久歪、% 41 (24) 70 (32)
【0040】表2に示されたデータは、55,000m
Pa・sビニルジメチルシロキシ末端シロキサンの一部
を25mPa・sビニルジメチルシロキシ末端シロキサ
ンで置き換えることにより達成される改善された物性を
証明している。
【0041】(例2)55,000mPa・s(25
℃)ビニルジメチルシロキシ末端ポリジメチルシロキサ
ンポリマーと、450mPa・s(25℃)又は25m
Pa・s(25℃)ビニルジメチルシロキシ末端ポリジ
メチルシロキサンポリマーとを含む組成物から硬化され
たシリコーンエラストマーが調製された。この組成物は
例1に記載された方法により調製された。ベースの組成
物は、以下の例外を除いて、表1、例1に示されたもの
と同じであった。比較組成物は70wt%の粘度55,
000mPa・s(25℃)を有するビニルジメチルシ
ロキシ末端ポリジメチルシロキサン及び30wt%の粘
度450mPa・s(25℃)を有するビニルジメチル
シロキシ末端ポリジメチルシロキサンを含んでいた。ビ
ニル置換基は比較組成物中の成分(i)及び(ii)の合
計重量の0.200wt%であった。
【0042】試験組成物は99wt%の粘度55,00
0mPa・s(25℃)を有するビニルジメチルシロキ
シ末端ポリジメチルシロキサン及び1wt%の粘度25
mPa・s(25℃)を有するビニルジメチルシロキシ
末端ポリジメチルシロキサンを含んでいた。ビニル置換
基は比較組成物中の成分(i)及び(ii)の合計重量の
0.113wt%であった。
【0043】例1で述べた方法により、前記複数の組成
物から複数の硬化したシリコーンエラストマーを調製
し、表3に示す標準的な方法により物性を試験した。硬
化したエラストマーのサンプルを200℃で4時間、後
硬化し、物性を同様にして測定した。これらエラストマ
ーの試験結果を表3に示す。後硬化した材料についての
結果は括弧内に示す。
【0044】 〔表3〕 ビニルジメチルシロキシ末端ポリジメチルシロキサンの分子量の エラストマーの物性に対する影響 ASTM 比較 試験 試験法 試験 エラストマー エラストマー D2240 ジュロメーター 47 (46) 47 (53) D412 引っ張り強度(MPa) 10.6 (10.2) 8.9 (8.7) D412 伸び、% 616 (544) 531 (420) D412 100%モジュラス 154 (181) 190 (257) D412 300%モジュラス 467 (580) 620 (852) D624 引き裂きB(N・m) 20.8 (17.0) 20.7 (21.9) D395 圧縮永久歪、% 37 (17) 29 (14)
【0045】表3のデータは、25mPa・s(25
℃)ビニルジメチルシロキシ末端ポリジメチルシロキサ
ンは、450mPa・s(25℃)シロキサンを用いて
達成される物性に比肩しうるエラストマーを与え、一方
では約半分の量のビニル基が必要なだけである。
【0046】(例3)55,000mPa・s(25
℃)ビニルジメチルシロキシ末端ポリジメチルシロキサ
ンポリマーと、25mPa・s(25℃)ビニルジメチ
ルシロキシ末端ポリジメチルシロキサンポリマー又はペ
ンダントのビニル基を有する350mPa・s(25
℃)ビニルジメチルシロキシ末端ポリジメチルシロキサ
ンポリマーとを含む組成物から硬化されたシリコーンエ
ラストマーが調製された。
【0047】前記複数の組成物を、例1に記載したよう
にして調製した。この組成物は以下の例外を除いて表
1、例1に述べたのと同様であった。成分(i)対成分
(ii)の重量比を試験し、見出し「比(i)/(ii)」
の下に表4に報告する。この組成物に加えられるシリカ
の部は、見出し「シリカ(部)」の下に表4に報告する
ように変化させた。全ての組成物において、成分(i)
は55,000mPa・s(25℃)ビニルジメチルシ
ロキシ末端ポリジメチルシロキサンポリマーであった。
比較組成物の成分(ii)は非末端ケイ素原子上にビニル
置換基を有する350mPa・s(25℃)ビニルジメ
チルシロキシ末端ポリジメチルシロキサンポリマーを含
み、1.18wt%の合計のビニルを含んでいる。この
比較ベース組成物は、表4において「Tp−Vi」(T
erminal−PendantVinyl)の印を付
けている。試験組成物の成分(ii)は25mPa・s
(25℃)ビニルジメチルシロキシ末端ポリジメチルシ
ロキサンポリマーを含んでいた。試験組成物から調製さ
れたエラストマーは、表4において「T−Vi」(Te
rminal Vinyl)の印を付けている。これら
組成物は例1に記載された方法で触媒され、硬化され
た。硬化のためのこれら組成物に加えられたメチルハイ
ドロジェンシロキサン架橋剤の量は変化され、表4に記
載されたケイ素に結合された水素対ビニル比(SiH/
Vi)を与えた。
【0048】硬化されたシリコーンエラストマーの物性
は表2、例1の方法で試験され、諸結果は表4に報告さ
れている。
【0049】 〔表4〕 低分子量ビニル末端シロキサン又は末端の及び非末端のビニル置換基を 有する組成物から調製されたシリコーンエラストマーの比較 比 シリカ ジュロ 引張強度 伸び 100% 引裂B(i)/(ii) (部) SiH/Vi メータ (MPa) (%) モシ゛ュラス (N・m) 95/5 Tp-Vi 32 1.5 22 8.65 875 75 12.2 95/5 T-Vi 32 1.5 18 8.12 1016 50 15.9 95/5 Tp-Vi 32 1.9 23 9.19 864 79 12.7 95/5 T-Vi 32 1.9 23 9.77 920 65 13.2 95/5 Tp-Vi 40 1.5 26 8.53 908 80 19.2 95/5 T-Vi 40 1.5 23 9.72 1098 57 22.8 95/5 Tp-Vi 40 1.9 29 9.59 875 92 17.6 95/5 T-Vi 40 1.9 28 10.49 945 93 20.7 99/1 Tp-Vi 32 1.5 15 8.08 1078 47 13.9 99/1 T-Vi 32 1.5 15 7.49 1146 37 13.0 99/1 Tp-Vi 32 1.9 18 9.36 1032 53 14.0 99/1 T-Vi 32 1.9 17 9.97 1097 44 16.8 99/1 Tp-Vi 40 1.5 15 7.16 1205 44 16.8 99/1 T-Vi 40 1.5 14 5.92 1210 30 17.0 99/1 Tp-Vi 40 1.9 18 9.36 1032 53 21.0 99/1 T-Vi 40 1.9 17 9.97 1097 44 24.5
【0050】表4のデータは、充填材の量及びSiH対
ビニル比の広い範囲に亘って、低粘度ビニルジメチルシ
ロキシ末端ポリジメチルシロキサンは末端及び非末端の
ケイ素原子に結合したビニル置換基を用いて達成される
物性と等しい物性を有するエラストマーを提供すること
を証明している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウィリアム ジェームス シュルツ,ジュ ニア アメリカ合衆国,ミシガン,ミッドラン ド,オールド パイン トレイル 3841

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次のものを含む硬化性オルガノシロキサ
    ン組成物: (A)(A)と(B)の合計の重量を基準として75〜
    99.9wt%の、25℃で20,000〜100,0
    00mPa・sの範囲の粘度を有し、非末端ケイ素原子
    に結合されたエチレン性不飽和炭化水素基を本質的に含
    まない第1のアルケニルジオルガノシロキシ末端ポリジ
    オルガノシロキサン; (B)(A)と(B)の合計の重量を基準として0.1
    〜25wt%の、25℃で1.0mPa・s以上50m
    Pa・s未満の範囲の粘度を有し、非末端ケイ素原子に
    結合されたエチレン性不飽和炭化水素基を本質的に含ま
    ない第2のアルケニルジオルガノシロキシ末端ポリジオ
    ルガノシロキサン; (C)前記組成物の重量を基準として10〜60wt%
    の処理されたシリカ補強充填材; (D)1分子あたり平均2又はそれ以上のケイ素に結合
    した水素原子を有する、前記組成物を硬化するに充分な
    量のオルガノハイドロジェンシロキサン;及び (E)前記組成物の硬化を促進するに充分な量の白金族
    金属含有触媒。
  2. 【請求項2】 成分(A)が式R1 2 SiO(R2
    iO)x SiR2 1 で示される〔ここに、各Rは炭素
    原子数1〜20の非エチレン性不飽和1価の炭化水素基
    から独立に選ばれ、各R1 は炭素原子数2〜10のアル
    ケニル基から独立に選ばれ、そしてxは成分(A)の粘
    度が25℃で20,000〜100,000mPa・s
    の範囲内であるような重合度を表す〕請求項1の組成
    物。
  3. 【請求項3】 成分(B)が式R1 2 SiO(R2
    iO)y SiR2 1 で示される〔ここに、各Rは炭素
    原子数1〜20の非エチレン性不飽和1価の炭化水素基
    から独立に選ばれ、各R1 は炭素原子数2〜10のアル
    ケニル基から独立に選ばれ、そしてyは成分(B)の粘
    度が25℃で1.0mPa・s以上、50mPa・s未
    満の範囲内であるような重合度を表す〕請求項1又は2
    の組成物。
  4. 【請求項4】 成分(D)によって供給されるケイ素に
    結合した水素対成分(A)及び(B)によって供給され
    るアルケニル置換基の比が1:10〜10:1の範囲に
    ある請求項1〜3のいずれか1項に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 前記組成物が少なくとも2つの容器に詰
    められ、成分(A)〜(C)は各容器中に存在し、成分
    (D)及び成分(E)は複数の容器において相互に分離
    されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の組成
    物。
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