JP6245119B2 - シリコーンゴム組成物及びシリコーンゴム硬化物の引裂き強度を向上させる方法 - Google Patents

シリコーンゴム組成物及びシリコーンゴム硬化物の引裂き強度を向上させる方法 Download PDF

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本発明は、引裂き強度が向上したシリコーンゴム硬化物を与える液状付加硬化型シリコーンゴム組成物及び該組成物を加熱硬化してなるシリコーンゴムの引裂き強度を安定的に向上させる方法に関する。
シリコーンゴムは、電気・電子部品、自動車部品、建材部品などに使用されている。シリコーンゴムの引裂き強度を向上させることを目指した組成物としては、トリメチル基を有するシランカップリング剤で表面処理した乾式シリカフィラーと未処理乾式シリカフィラーとメタクリロキシを有するシランカップリング剤を含有するシリコーンゴム系硬化性組成物(特許文献1:特開2012−211231号公報)があり、微粒子状親水性シリカを非極性溶媒中に分散させた状態における酸強度がpKa値で2.0〜9.0の範囲内にある湿式シリカ配合液状シリコーンゴム用オルガノポリシロキサン組成物(特許文献2:特公平7−107137号公報)が挙げられる。
しかし、上記乾式シリカ配合組成物を使用した場合、引裂き強度が不安定となる問題があり、上記湿式シリカ配合組成物を使用した場合、引裂き強度の向上にならなかった。
特開2012−211231号公報 特公平7−107137号公報
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、引裂き強度が向上した硬化物を与える液状付加硬化型シリコーンゴム組成物、及びこれを加熱硬化してなるシリコーンゴムにおいて、引裂き強度を安定して発現する方法を提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成するために鋭意検討を重ねた結果、補強性シリカ系充填剤として常用されているヒュームドシリカ(乾式シリカ)を所定量含有する液状付加硬化型シリコーンゴム組成物において、特定の平均粒子径を有する湿式シリカを特定の局所的配合量の範囲で併用することにより、該組成物を硬化して得られるシリコーンゴム硬化物の引裂き強度が安定的に向上して発現することを見出し、本発明を完成させた。
従って、本発明は、以下の液状付加硬化型シリコーンゴム組成物及び該組成物を加熱硬化してなるシリコーンゴムの引裂き強度を安定的に向上する方法を提供する。
〔1〕
(A)一分子中に珪素原子と結合するアルケニル基を少なくとも平均2個含有するオルガノポリシロキサン:100質量部、
(B)一分子中に珪素原子と結合する水素原子を少なくとも2個含有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン:0.5〜20質量部、
(C)BET法による比表面積が50〜400m2/gであるヒュームドシリカ(乾式シリカ):10〜40質量部、
(D)平均粒径2μm以下の湿式シリカ:(A)成分と(B)成分と(C)成分の合計質量に対して2.5〜3.5質量%、
(E)付加反応触媒:触媒量
を含有する液状付加硬化型シリコーンゴム組成物。
〔2〕
JIS−K6249に基づく引裂き強さ(クレセント)が30kN/m以上であるシリコーンゴム硬化物を与える〔1〕記載の液状付加硬化型シリコーンゴム組成物。

(A)一分子中に珪素原子と結合するアルケニル基を少なくとも平均2個含有するオルガノポリシロキサン:100質量部、
(B)一分子中に珪素原子と結合する水素原子を少なくとも2個含有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン:0.5〜20質量部、
(C)BET法による比表面積が50〜400m2/gであるヒュームドシリカ(乾式シリカ):10〜40質量部、
(D)平均粒径2μm以下の湿式シリカ:(A)成分と(B)成分と(C)成分の合計質量に対して2.5〜3.5質量%、
(E)付加反応触媒:触媒量
を含有する液状付加硬化型シリコーンゴム組成物を加熱硬化してシリコーンゴム硬化物を得ることを特徴とするシリコーンゴム硬化物の引裂き強度を向上させる方法。

JIS−K6249に基づく引裂き強さ(クレセント)が30kN/m以上であるシリコーンゴム硬化物を与えるものである〔〕記載のシリコーンゴム硬化物の引裂き強度を向上させる方法。
本発明の方法によれば、液状付加硬化型シリコーンゴム組成物を加熱硬化してなるシリコーンゴムの引裂き強度を安定的に向上させることができる。
以下、本発明について詳しく説明する。
本発明の液状付加硬化型シリコーンゴム組成物を硬化してなるシリコーンゴムの引裂き強度を向上する方法における、液状付加硬化型シリコーンゴム組成物は、
(A)一分子中に珪素原子と結合するアルケニル基を少なくとも平均2個含有するオルガノポリシロキサン:100質量部、
(B)一分子中に珪素原子と結合する水素原子を少なくとも2個含有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン:0.5〜20質量部、
(C)BET法による比表面積が50〜400m2/gであるヒュームドシリカ(乾式シリカ):10〜40質量部、
(D)平均粒径2μm以下の湿式シリカ:(A)成分と(B)成分と(C)成分の合計質量に対して2.5〜3.5質量%、
(E)付加反応触媒:触媒量
を含有してなるものである。
(A)成分の一分子中に珪素原子と結合するアルケニル基を少なくとも2個含有するオルガノポリシロキサンは、本発明組成物の主剤(ベースポリマー)として作用するものであり、このオルガノポリシロキサンとしては、通常、下記平均組成式(1)で示されるものを用いることができる。
1 aSiO(4-a)/2 (1)
(式中、R1は互いに同一又は異種の炭素数1〜10、好ましくは1〜8の非置換又は置換の一価炭化水素基であり、aは1.5〜2.8、好ましくは1.8〜2.5、より好ましくは1.95〜2.05の範囲の正数である。)
ここで、上記R1で示される珪素原子に結合した非置換又は置換の一価炭化水素基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ネオペンチル基、ヘキシル基、シクロヘキシル基、オクチル基、ノニル基、デシル基等のアルキル基、フェニル基、トリル基、キシリル基、ナフチル基等のアリール基、ベンジル基、フェニルエチル基、フェニルプロピル基等のアラルキル基、ビニル基、アリル基、プロペニル基、イソプロペニル基、ブテニル基、ヘキセニル基、シクロヘキセニル基、オクテニル基等のアルケニル基や、これらの基の水素原子の一部又は全部をフッ素、臭素、塩素等のハロゲン原子、シアノ基等で置換したもの、例えばクロロメチル基、クロロプロピル基、ブロモエチル基、トリフロロプロピル基、シアノエチル基等が挙げられるが、全R1の90モル%以上がメチル基であること、特には、アルケニル基以外の全てのR1がメチル基であることが好ましい。
また、R1のうち、少なくとも2個(通常、2〜50個)、特には2〜20個程度はアルケニル基(炭素数2〜8のものが好ましく、更に好ましくは2〜6であり、特に好ましくはビニル基である。)であることが必要である。なお、このアルケニル基は、全R1基に対して0.05〜20モル%、好ましくは0.1〜10モル%、より好ましくは0.1〜5モル%程度とすることができる。
なお、アルケニル基の含有量は、オルガノポリシロキサン中5×10-6〜5×10-3mol/g、特に1×10-5〜1×10-3mol/gとすることが好ましい。アルケニル基の量が5×10-6mol/gより少ないと得られる硬化物のゴム硬度が低く、十分なシール性が得られなくなってしまうおそれがあり、また5×10-3mol/gより多いと得られる硬化物の架橋密度が高くなりすぎて、脆いゴムとなってしまうおそれがある。
このアルケニル基は、分子鎖末端の珪素原子に結合していても、分子鎖途中(非末端)の珪素原子に結合していても、両者に結合していてもよい。
このオルガノポリシロキサンの構造は、通常、主鎖がジオルガノシロキサン単位(R1 2SiO2/2)(R1は上記と同じ)の繰返しからなり、分子鎖両末端がトリオルガノシロキシ基で封鎖された基本的に直鎖状のジオルガノポリシロキサンであることが一般的であるが、部分的には少量の分岐単位(R1SiO3/2)(R1は上記と同じ)を含有する分岐鎖状の構造や環状構造などであってもよい。
本発明においては、上記(A)成分の一分子中にアルケニル基を平均2個以上有するオルガノポリシロキサンに加えて、必要に応じて任意成分として、(F)一分子中にアルケニル基を平均1個有するオルガノポリシロキサンを併用することができる。この(F)成分のオルガノポリシロキサンとしては、下記平均組成式(2)で示されるものが挙げられる。
2 bSiO(4-b)/2 (2)
(式中、R2は互いに同一又は異種の炭素数1〜10、好ましくは1〜8の非置換又は置換の一価炭化水素基であり、bは1.5〜2.8、好ましくは1.8〜2.5、より好ましくは1.95〜2.05の範囲の正数である。)
この場合、R2としてはR1と同様のものが挙げられるが、一分子中に含まれるビニル基等のアルケニル基は平均1個である。bは上記の通りであるが、直鎖状のものが好ましいことから、bは1.95〜2.05が特に好ましい。
このような(F)成分の一分子中に平均1個のアルケニル基を有するオルガノポリシロキサンとしては、例えば分子鎖片末端がジオルガノアルケニルシロキシ基で封鎖され、他方の末端がトリオルガノシロキシ基で封鎖された主鎖がジオルガノシロキサン単位からなる直鎖状オルガノポリシロキサン(この場合のオルガノ基は、上記R2において、アルケニル基以外の非置換又は置換の一価格炭化水素基を意味する)などが挙げられる。このような一分子中にアルケニル基を1個だけ含有するオルガノポリシロキサンを、(A)成分と併用して配合することが、硬化したシリコーンゴムの常温収縮性や耐カーボン脱落性等の点から望ましい。(A),(F)成分を併用する場合の配合比率(質量比)は、(A)成分:(F)成分が80:20〜20:80、特に、75:25〜50:50程度であることが好ましい。
なお、(A)成分のオルガノポリシロキサン及び(F)成分のオルガノポリシロキサンのいずれにおいても、分子量については、平均重合度が1,500以下、通常100〜1,500であることが好ましく、より好ましくは150〜1,000である。100未満では、十分なゴム感が得られない場合があり、1,500より高いと粘度が高くなり、成形が困難になってしまう場合がある。なお、本発明において、重合度(又は分子量)は、通常、トルエン等を展開溶媒としたゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)分析におけるポリスチレン換算の重量平均重合度(又は重量平均分子量)として求めることができる。
(B)成分は、一分子中に珪素原子と結合する水素原子(SiH基)を少なくとも2個、好ましくは3個以上有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンである。分子中のSiH基が前記(A)成分中の珪素原子に結合したアルケニル基とヒドロシリル化付加反応により架橋し、組成物を硬化させるための硬化剤(架橋剤)として作用するものである。この(B)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサンは、下記平均組成式(3)
3 cdSiO(4-c-d)/2 (3)
(式中、R3は互いに同一又は異種の炭素数1〜10、好ましくは1〜8の非置換又は置換の一価炭化水素基である。また、cは0.7〜2.1、dは0.001〜1.0、かつc+d=0.8〜3.0を満足する正数である。)
で示され、一分子中に少なくとも2個(通常、2〜300個)、好ましくは3個以上(例えば3〜100個)、より好ましくは3〜50個程度の珪素原子に結合した水素原子(SiH基)を有するものが好適に用いられる。ここで、上記式(3)中、R3の非置換又は置換の一価炭化水素基としては、前述のR1で例示したものと同様のものを挙げることができるが、アルケニル基等の脂肪族不飽和結合を有しないものが好ましい。また、cは好ましくは0.8〜2.0、dは好ましくは0.01〜1.0、c+dは好ましくは1.0〜2.5である。
また、オルガノハイドロジェンポリシロキサンの分子構造は、直鎖状、環状、分岐鎖状又は三次元網目状のいずれの構造であってもよく、一分子中の珪素原子の数又は重合度が2〜300(個)、特に4〜150(個)程度の室温(25℃)で液状(通常、25℃で1,000mPa・s以下、好ましくは0.1〜500mPa・s程度)のものが好適に用いられる。ここで、この粘度値は、回転粘度計(例えば、BL型、BH型、BS型、コーンプレート型、レオメータ等)による値である。
なお、珪素原子に結合する水素原子は、分子鎖末端、分子鎖の途中のいずれに位置していてもよく、両方に位置するものであってもよい。
上記(B)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサンとしては、1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン、1,3,5,7−テトラメチルシクロテトラシロキサン、トリス(ハイドロジェンジメチルシロキシ)メチルシラン、トリス(ハイドロジェンジメチルシロキシ)フェニルシラン、メチルハイドロジェンシクロポリシロキサン、メチルハイドロジェンシロキサン・ジメチルシロキサン環状共重合体、両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンポリシロキサン、両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体、両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン、両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体、両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンシロキサン・ジフェニルシロキサン共重合体、両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンシロキサン・ジフェニルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体、両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンシロキサン・メチルフェニルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体、両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンシロキサン・ジメチルシロキサン・ジフェニルシロキサン共重合体、両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンシロキサン・ジメチルシロキサン・メチルフェニルシロキサン共重合体、(CH32HSiO1/2単位と(CH33SiO1/2単位とSiO4/2単位とからなる共重合体、(CH32HSiO1/2単位とSiO4/2単位とからなる共重合体、(CH32HSiO1/2単位とSiO4/2単位と(C653SiO1/2単位とからなる共重合体や、上記の例示化合物において、メチル基の一部又は全部が他のアルキル基やフェニル基等で置換されたものなどが挙げられる。
(B)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサンの配合量は、(A)成分100質量部に対して0.5〜20質量部であり、好ましくは0.6〜15質量部である。また、組成物全体中に含まれる珪素原子結合アルケニル基の合計に対する(B)成分中の珪素原子結合水素原子(SiH基)のモル比、特には(A)成分及び(F)成分中のアルケニル基に対する(B)成分中の珪素原子と結合する水素原子(SiH基)のモル比が、珪素原子と結合する水素原子(SiH基)/アルケニル基=0.8〜5.0、特に1.0〜3.0になるように(B)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサンを配合することが好ましい。(B)成分の配合量(質量)が少なすぎる場合、あるいはこの比が0.8より小さい場合には、得られる硬化物において十分なゴム硬度が得られず、B)成分の配合量(質量)が多すぎる場合、あるいはこの比が5.0より大きい場合には、得られるゴムの発泡が見られたり、金型からの離型が困難になる可能性がある。
(C)成分のヒュームドシリカ(乾式シリカ)は、得られるシリコーンゴムに十分な強度を与えるために必須なものである。ヒュームドシリカのBET法による比表面積は、通常、50m2/g以上(例えば、50〜400m2/g)、好ましくは150〜350m2/gで、BET比表面積が小さ過ぎると得られる硬化物のゴム強度が悪くなり、BET比表面積が大き過ぎるとゴムの配合が困難になったり、変色してしまう可能性がある。
(C)成分のヒュームドシリカ(乾式シリカ)は、親水性のシリカ(即ち、表面未処理のシリカ)として、Aerosil 130,200,300(日本アエロジル社製、Degussa社製)、Cabosil MS−5,MS−7(Cabot社製),Rheorosil QS−102,103(トクヤマ社製)等が、疎水性のシリカとして、Aerosil R−812,R−812S,R−972,R−974(Degussa社製)、Rheorosil MT−10(トクヤマ社製)等が挙げられる。表面疎水化処理剤で予め処理したものを使用したり、あるいはシリコーンオイル(例えば、(A)成分のアルケニル基含有オルガノポリシロキサン)との混練時に表面処理剤を添加して処理したりすることにより使用することが好ましい。これら表面処理剤は、アルキルアルコキシシラン、アルキルクロロシラン、アルキルシラザン、シランカップリング剤、チタネート系処理剤、脂肪酸エステルなど、公知の表面処理剤を1種で用いてもよく、また2種以上を同時又は異なるタイミングで用いても構わない。また、シリコーンオイル(例えば、(A)成分のアルケニル基含有オルガノポリシロキサン)との混練時に、表面処理剤を添加して予め表面処理したシリカを、上記表面処理剤により再度、表面処理してもよい。
また、ヒュームドシリカの配合量は、(A)成分100質量部に対し、10〜40質量部であり、15〜35質量部であることが好ましい。配合量が10質量部より少ないと得られる硬化物において十分なゴム強度が得られず、また40質量部を超える量では、得られるゴム硬度が高くなってしまう。
(D)成分の平均粒径2μm以下の湿式シリカは、本発明の特徴となる成分であるが、従来シリコーンゴム組成物に通常使用されているものを使用でき、平均粒径2μm以下(通常、0.01〜2μm、好ましくは0.1〜2μm)の湿式シリカが必須である。2μmより大きい湿式シリカの場合、配合量によらず引裂き強度が向上しない。なお、この平均粒子径は、例えば、レーザー光回折法による粒度分布測定における累積質量平均径D50(又はメジアン径)等として求めることができる。
(D)成分の平均粒径2μm以下の湿式シリカの添加量は、(A)成分と(B)成分と(C)成分の合計質量に対して2.5〜3.5質量%が必須である。2.5質量%に満たないと、引裂き強度が向上しない。また、3.5質量%を超えると、同様に引裂き強度が向上しない。なお、この(A)〜(C)成分の合計質量に対する(D)成分の配合比率2.5〜3.5質量%は、通常、(A)成分100質量部に対して(D)成分が約2.75〜5.60質量部、好ましくは約3.0〜5.0質量部、より好ましくは約3.2〜4.8質量部程度に相当する極めて局所的な範囲のものである。
湿式シリカは、親水性湿式シリカ又は疎水性湿式シリカのいずれでもよく、親水性湿式シリカとして、ファインシールUS−F(トクヤマ社製),Nipsil LP(日本シリカ社製)等が、疎水性湿式のシリカとして、Nipsil SSシリーズ(日本シリカ社製)等が挙げられる。これらシリカ系充填剤はそのまま用いても構わないが、シリル化剤(表面処理剤)で予め表面処理したものを使用したり、あるいはシリコーンオイル(例えば、(A)成分のアルケニル基含有オルガノポリシロキサン)との混練時にシリル化剤を添加して表面処理したものを使用することができる。これらシリル化剤は、アルキルアルコキシシラン、アルキルクロロシラン、アルキルシラザン、シランカップリング剤、チタネート系処理剤、脂肪酸エステルなど公知のものであればいかなるものを用いてもよく、1種又は2種以上を同時又は異なるタイミングで用いても構わない。また、シリコーンオイル(例えば、(A)成分のアルケニル基含有オルガノポリシロキサン)との混練時にシリル化剤を添加して予め表面処理したシリカを、上記シリル化剤により再度、表面処理してもよい。
(E)成分の付加反応触媒は、(A)成分又は(A),(F)成分中の珪素原子結合アルケニル基と(B)成分中の珪素原子に結合した水素原子(SiH基)とをヒドロシリル化付加反応させるための触媒である。この付加反応触媒としては、白金黒、塩化第2白金、塩化白金酸、塩化白金酸と一価アルコールとの反応物、塩化白金酸とオレフィン類との錯体、白金ビスアセトアセテート等の白金系触媒、パラジウム系触媒、ロジウム系触媒などの白金族金属触媒等が挙げられるが、特に白金系触媒が好ましい。
この付加反応触媒の配合量は触媒量とすることができ、通常、(A)成分又は(A),(F)成分の合計に対し、白金族金属の質量換算で、0.5〜500ppm、特に1〜100ppm程度とすることができる。
これら(A)〜(E)成分又は(A)〜(F)成分を含有してなる本発明の液状シリコーンゴム組成物において、当該組成物を実用に供するため硬化時間(可使時間)の調整を行う必要がある場合には、ヒドロシリル化付加反応の反応制御剤(反応抑制剤)として、テトラメチルテトラビニルシクロテトラシロキサンなどのようなビニル基高含有の低分子(環状)シロキサンオリゴマー、トリアリルイソシアヌレート、テトラメチルエチレンジアミン、ベンゾトリアゾール等の窒素含有化合物、アルキルマレエート、アセチレンアルコール類やそのシラン又はシロキサン変性物、ハイドロパーオキサイド、及びそれらの混合物からなる群から選んだ化合物などを使用しても差し支えない。
更に、必要に応じて、コバルトブルー、ウルトラマリンブルー等の無機顔料、有機染料などの着色剤、酸化セリウム、炭酸亜鉛、炭酸マンガン、酸化チタン、酸化鉄等の耐熱性、難燃性向上剤や、シリコーンゴム組成物の粘度調整や硬化後のシリコーンゴムの硬度調整等を目的として、分子中に平均1個未満のアルケニル基を含有するオルガノポリシロキサン等の添加も可能である。
本発明においては、圧縮成形、注入成形、射出成形、トランスファー成形などの成形方法で本発明の液状付加硬化型シリコーンゴム組成物を加熱硬化(成形)させることにより、シリコーンゴム硬化物を得ることができる。なお、液状付加硬化型シリコーンゴム組成物の硬化条件(1次硬化)としては、温度100〜200℃、特に120〜180℃で30秒〜30分間、特に1〜15分間の範囲が好ましい。
なお、得られた導電性シリコーンゴムは、必要に応じて、例えば150〜220℃、特には180〜200℃で30分〜6時間、特には1〜4時間程度ポストキュアー(2次硬化)してもよい。
以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。なお、下記例中の%はいずれも質量%である。また、重合度はトルエンを展開溶媒としたゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)分析におけるポリスチレン換算の重量平均重合度である。
[実施例1]
両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された平均重合度が750であるジメチルポリシロキサン(ビニル基含有量=0.000034モル/g)84質量部、両末端がトリメチルシロキシ基で封鎖された平均重合度が約230であり、側鎖に5モルのビニル基を有するジメチルポリシロキサン(ビニル基含有量=0.00065モル/g]5部、BET比表面積が300m2/gであるヒュームドシリカ40質量部、ヘキサメチルジシラザン8質量部、水2.0質量部を室温で30分混合後、150℃に昇温し、3時間攪拌を続け、冷却し、シリコーンゴムベースを得た。
このシリコーンゴムベース128質量部に、平均粒径2μmの湿式シリカ(ファイルシールUS−F トクヤマ製)4.4質量部((A)〜(C)成分の合計に対して2.5質量%に相当する、以下同様。)、両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された平均重合度が750であるジメチルポリシロキサン46質量部、側鎖にSiH基を20個有する分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体(重合度38、SiH基量0.0074モル/g)を1.75質量部、両末端にSiH基を有するメチルハイドロジェンシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体(重合度18、SiH基量0.0014モル/g)を1.75質量部、このシリコーンゴム組成物中の全アルケニル基に対する全SiH官能基のモル比はSiH基/アルケニル基=2.0、反応制御剤として、エチニルシクロヘキサノール0.06質量部、白金触媒(Pt濃度1質量%)0.1質量部を添加し、15分間攪拌混合し、シリコーンゴム組成物を得た。このシリコーンゴム組成物の粘度を精密回転式粘度計HAAKEロトビスコRV−1(Thermo scientific社製)のコーン&プレートの測定治具を使用し、23℃におけるせん断速度0.9s-1の粘度として測定した。得られた結果を表1に示した。
また、このシリコーンゴム組成物を120℃で10分間プレスキュアし、更に150℃で1時間オーブン中ポストキュアを実施して、厚さ2mmのシリコーンゴム硬化物シートを作成し、得られたシリコーンゴム硬化物シートより、JIS−K6249に基づき、硬さ、引張り強さ、切断時伸び、引裂き強さ(クレセント)を測定した結果を表1に示す。
[実施例2]
実施例1において、平均粒径2μmの湿式シリカ(ファイルシールUS−Fトクヤマ製)を6.2質量部(3.5質量%)に変更した以外は、実施例1と同様にして粘度、硬さ、引張り強さ、切断時伸び、引裂き強さ(クレセント)を測定した結果を表1に示す。
[比較例1]
実施例1において、平均粒径2μmの湿式シリカ(ファイルシールUS−Fトクヤマ製)を0質量部に変更した以外は、実施例1と同様にして粘度、硬さ、引張り強さ、切断時伸び、引裂き強さ(クレセント)を測定した結果を表1に示す。
[比較例2]
実施例1において、平均粒径2μmの湿式シリカ(ファイルシールUS−Fトクヤマ製)を3.6質量部(2.0質量%)に変更した以外は、実施例1と同様にして粘度、硬さ、引張り強さ、切断時伸び、引裂き強さ(クレセント)を測定した結果を表1に示す。
[比較例3]
実施例1において、平均粒径2μmの湿式シリカ(ファイルシールUS−Fトクヤマ製)を7.1質量部(4.0質量%)に変更した以外は、実施例1と同様にして粘度、硬さ、引張り強さ、切断時伸び、引裂き強さ(クレセント)を測定した結果を表1に示す。
[比較例4]
実施例1において、平均粒径2μmの湿式シリカ(ファイルシールUS−Fトクヤマ製)を8.9質量部(5.0質量%)に変更した以外は、実施例1と同様にして粘度、硬さ、引張り強さ、切断時伸び、引裂き強さ(クレセント)を測定した結果を表1に示す。
[比較例5]
実施例1において、平均粒径2μmの湿式シリカを平均粒径8μmの湿式シリカ(ニップシルLP 日本シリカ製)4.4質量部(2.5質量%)に変更した以外は、実施例1と同様にして粘度、硬さ、引張り強さ、切断時伸び、引裂き強さ(クレセント)を測定した結果を表1に示す。
[比較例6]
実施例1において、平均粒径2μmの湿式シリカを平均粒径8μmの湿式シリカ(ニップシルLP 日本シリカ製)6.2質量部(3.5質量%)に変更した以外は、実施例1と同様にして粘度、硬さ、引張り強さ、切断時伸び、引裂き強さ(クレセント)を測定した結果を表1に示す。
Figure 0006245119

Claims (4)

  1. (A)一分子中に珪素原子と結合するアルケニル基を少なくとも平均2個含有するオルガノポリシロキサン:100質量部、
    (B)一分子中に珪素原子と結合する水素原子を少なくとも2個含有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン:0.5〜20質量部、
    (C)BET法による比表面積が50〜400m2/gであるヒュームドシリカ(乾式シリカ):10〜40質量部、
    (D)平均粒径2μm以下の湿式シリカ:(A)成分と(B)成分と(C)成分の合計質量に対して2.5〜3.5質量%、
    (E)付加反応触媒:触媒量
    を含有する液状付加硬化型シリコーンゴム組成物。
  2. JIS−K6249に基づく引裂き強さ(クレセント)が30kN/m以上であるシリコーンゴム硬化物を与える請求項1記載の液状付加硬化型シリコーンゴム組成物。
  3. (A)一分子中に珪素原子と結合するアルケニル基を少なくとも平均2個含有するオルガノポリシロキサン:100質量部、
    (B)一分子中に珪素原子と結合する水素原子を少なくとも2個含有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン:0.5〜20質量部、
    (C)BET法による比表面積が50〜400m2/gであるヒュームドシリカ(乾式シリカ):10〜40質量部、
    (D)平均粒径2μm以下の湿式シリカ:(A)成分と(B)成分と(C)成分の合計質量に対して2.5〜3.5質量%、
    (E)付加反応触媒:触媒量
    を含有する液状付加硬化型シリコーンゴム組成物を加熱硬化してシリコーンゴム硬化物を得ることを特徴とするシリコーンゴム硬化物の引裂き強度を向上させる方法。
  4. JIS−K6249に基づく引裂き強さ(クレセント)が30kN/m以上であるシリコーンゴム硬化物を与えるものである請求項記載のシリコーンゴム硬化物の引裂き強度を向上させる方法。
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