JP2012075358A - 肉様食品の製造法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 大豆蛋白を主原料として用い、肉様食品を提供すること。
【解決手段】 湯戻しした粒状大豆蛋白と、分離大豆蛋白に対し重量で3〜5倍量の水を加え混練したゲル状物と、玉葱、調味料などを混合した試料を成型し、加熱乾燥機を用いて100℃以下で3時間以下加熱乾燥し水分含量が75〜60%になるようにした後で、次いで水分含量が60〜30%になるようにマイクロ波を照射して肉代替物を結着する。その後、調味料を含む液で湯戻しし、更に焼成または油ちょうして肉様食感を有するハンバーグなどを得る。
【選択図】なし

Description

本発明は、肉様の食感・風味を有する加工食品を簡便に提供できる肉様食品の製造法に関する。
ハンバーグやミートボールなど、ミンチ状の肉を含む加工食品は広く一般に消費されている食品である。近年、健康に対する関心が高まり、肉含有量を軽減することにより、動物脂肪、コレステロールやカロリーを減らした加工食品を好む消費者が増えている。これらの製品は肉の代わりに、おから、こんにゃく、大豆蛋白や小麦グルテンを混合して、肉の食感を出来るだけ損なわずに加工されたものである。また、単に豆腐と挽肉をミキサー等で混練して加工する豆腐ハンバーグなどもスーパーでごく普通に売られるようになった。
植物蛋白質を組織化する方法としては冷却ダイ付二軸エクストルーダーが主によく使用されている。二軸エクストルーダーによる方法では、水と混合し、加圧加熱下で混練された原料が冷却ダイで冷却され、膨化することなく緻密で方向性のある繊維状物を作ることができる(特許文献1)。またこの方法によって加工された乾燥大豆蛋白は、粒状大豆蛋白として市販されており、それらを湯戻しし、油ちょうすることによって、鶏肉から揚げの代替食品として使用されている。また解繊し、混練してソーセージやハム様の食品として市販されている。しかしそれらは本物の肉とは若干食感が異なり、多少弾力感やジューシー感に欠け、一般消費者までに幅広く受け入れられる程の品質ではない。
ハンバーグは牛肉、豚肉の挽き肉を小麦粉、パン粉や卵でつないだ食品であり、一般消費者に広く受け入れられている食品であるが、大豆ハンバーグは一般の肉含有ハンバーグと比較して味、風味、食感、いずれも劣るものである。したがって、より本物の肉に近い品質を有する肉代替ハンバーグへの需要は大きいと考えられる。また一方で、近年食品アレルギー患者が増えている。小麦アレルギー患者は全アレルギー患者の10%であり卵、乳製品アレルギー患者に次いで3番目に多い。一方大豆アレルギー患者は全体の2%と低く、大豆のみからなるハンバーグは、これらアレルギー患者向けの食品としてもその需要が期待される。
食感を損なうことなく、肉含有量を減らして肉や野菜をまとめるいわゆるつなぎとして用いられているものとしては、先に挙げた大豆蛋白、小麦蛋白、卵白、加工でんぷんなどである。これらを用いる場合、たとえば小麦粉やパン粉、加工でんぷんなどはミンチ状肉と野菜に直接練りこめば結着をする。また、大豆蛋白の場合は水を加え、単独でサイレントカッター等を用いて混練し、ゲル状にしてから肉や野菜と混練すると結着することが知られている。
これまで植物性蛋白成分を主とするハンバーグ製造に関する発明は以下のものが知られている。特許文献2においては、フレーバー含有エマルジョンカードと粉末状大豆蛋白質を用いて植物素材を主とするハンバーグ様加工食品の製造法の発明が紹介されている。また特許文献3及び特許文献4においては、食感と風味改良の手段として湯葉を用いている。特に特許文献4においては、実施例として湯葉を全重量の10%添加し、完全植物由来成分からなるハンバーグ製造法が開示されている。また、マイクロ波を用いて大豆蛋白、小麦蛋白、デンプンの混合物を用いて組織状大豆蛋白を結着させることを特徴とする大豆ハンバーグ製造法も既に開示されている。(特許文献5)
特開昭64−23855号公報 特開2004−129657号公報 特開平10−179098号公報 特開平11−332516号公報 特開2008−061592号公報 特開昭64−30544号公報 特開平1−144936号公報 特開平2−5828号公報 特開平1−171156号公報 特開平1−171155号公報
上記の技術は必ずしも目的のハンバーグ状食品を製造するための十分な方法ではない。特許文献2及び特許文献3においては、湯葉の他、粉末状大豆たん白、パン粉、でんぷんを併用しながら成型をしているが、デンプンをそのまま添加する場合では粘性が高くなるだけであり、肉様の食感ではなくなるという問題点がある。また、畜肉類を含まず、大豆蛋白のみをパン粉で結着させた場合はパン様の食感が強くなり、これも肉様食感から遠ざかるという問題点がある。また特許文献5ではマイクロ波照射時間が長いため、高価なマイクロ波装置を多数連結使用する必要があった。
さらに、特許文献5においては、つなぎ成分を調製するためには大豆蛋白と小麦粉をエクストルーダーで加工しなければならず、その後の工程ではマイクロ波で加熱後水分含量を60%以下にしなければ十分な結着能力が得られない。また、植物原料のみを用いた場合には十分な弾力感が得られず、かつ耐冷凍性に欠けるため、用途は非常に限られるという問題点があった。このため本発明では植物性蛋白をつなぎの原料とし、調理後も型崩れのしない、弾力感を有する肉粒状蛋白含有食品を製造可能にすることを目的とする。
なお、大豆蛋白にマイクロ波を照射して加工する技術はすでに知られている。例えば、大豆蛋白に起泡剤を加えてマイクロ波を照射し、パン、クッキーやケーキなどの膨化食品を生成する方法(特許文献6〜9)や、大豆蛋白と乳化剤を混合し、マイクロ波を照射し、湯葉代替用の膜状食品を製造する方法(特許文献10)などが挙げられる。しかし、マイクロ波を照射して膨化を抑えながら大豆タンパクを結着する方法はこれまでに例がない。
そこで本発明者らは、種々検討の結果、粉末状分離大豆蛋白を水と混練しゲル化させたもの(以下「大豆つなぎ」という)に、湯戻しした粒状大豆蛋白(以下「大豆そぼろ」という)と混合し、成型後、まず加熱乾燥を行い、次いでマイクロ波照射で結着させた後焼成することで食感・風味のよい肉粒状蛋白含有加工食品が簡便に製造できることを見出し、本発明を完成した。
すなわち本発明の第一は(1)湯戻しした粒状大豆蛋白と、(2)分離大豆蛋白に対し重量で3〜5倍量の水を加え混練したゲル状物とを、混合成型した後、(3)100℃以下で、3時間以下の加熱乾燥し水分含量が75〜60%になるようにした後で、水分含量が60〜30%になるようにマイクロ波照射により加熱結着させることを特徴とする肉様食品の製造方法。さらには、本発明の第二は、加熱結着させた上記の肉様食品を、調味液中で湯戻しし、更に焼成または油ちょうすることを特徴とする肉様食品の製造法である。さらには、本発明の第三は、粒状大豆蛋白に対し、分離大豆蛋白が0.2〜1.0重量部(共に乾燥重量換算)である上記に記載の肉様食品の製造法である。
本発明によれば畜肉、魚肉、卵、乳製品、小麦を使用することなく、大豆そぼろと大豆つなぎを組み合わせ、加熱乾燥とマイクロ波照射を併用することにより、従来よりもマイクロ波照射時間を減らしても肉含有加工食品と同等の肉粒感、弾力感を有する耐冷凍性肉粒状蛋白含有食品が得られる。
本発明に用いる大豆そぼろは、脱脂大豆を二軸エクストルーダーで加熱加圧して加工された粒状大豆蛋白を原料にしたものであり、乾燥されて市販品として出回っている。これを湯戻しにより大豆臭を消去し、調湿して用いる。このとき、重曹など弱アルカリを添加してゆでると多少柔らかくなるが、ハンバーグはジューシーになり、且つ大豆臭が大幅に軽減されるので、場合によってはこの方法を用いても良い。弱アルカリの添加量は、粒状大豆蛋白に対して、0.3〜1%程度で充分である。
本発明に用いる大豆つなぎは、大豆または脱脂大豆から抽出されるいわゆる分離大豆蛋白を原料としたものであり、蛋白濃度が高まったものであればよく、市販品でも新たに調製した物でも良い。この粉末状の分離大豆蛋白1重量部に対し3〜5重量部、好ましくは3.5重量部の水を加えて混練し、ゲル状にしてから粒状蛋白含有物に添加し混練することが望ましい。混練にはサイレントカッターがよく用いられるが、小規模スケールで調製する際には小型のハンディタイプのフードプロセッサーなどの攪拌機を用いることもできる。
次に、ハンバーグ様食品の製造工程を例にして述べる。先ず、 乾燥粒状大豆蛋白を沸騰水に加え5〜10分間煮沸する。 このとき、沸騰水に重曹を加えて茹でると粒状大豆蛋白が柔らかくなるが、大豆臭が著しく軽減されるので必要に応じて重曹を添加するとよい。次いで水切りし、水で十分に洗浄し、水を切る。このようにして得られた大豆そぼろに、玉葱のみじん切り炒めを、水を含む大豆そぼろに対してなら8〜40重量%、大豆そぼろの乾物重量に対してなら30〜160重量%加え、さらに酵母エキスを含む調味料を加える。
これに大豆つなぎを加えるが、大豆そぼろに対して乾物換算とした場合は0.2〜1重量部、好ましくは0.3〜0.4重量部の割合で混錬し、成型する。大豆つなぎを加える際には、前述の通り、予め粉末状大豆蛋白1重量部に対し3〜5重量部、好ましくは3.5重量部の水を加え、混練しゲル状にして大豆そぼろに添加する。
本発明に用いる加熱乾燥機は、家庭用であれば市販のオーブントースターや、食器乾燥機など100℃以下に設定できる機器なら何でも良く、特に60℃程度で温風を出すことができる果物・野菜乾燥機は適している。工業用には温風加熱する機械は多く販売されており、それらをそのまま使用することができる。
混練後の大豆蛋白からなる成型物の水分含量は、およそ85〜75%である。ついでこの仕込み品を任意の重量に分割し、まず加熱乾燥する。乾燥温度は100℃以下が望ましく、好ましくは50℃〜90℃である。50℃以下では乾燥時間が長くなりすぎ、100℃を超えると表面が焦げて硬くなり、一方で中心部分が乾燥されずに脆くなり、食感も好ましくない。乾燥時間は乾燥温度にもよるが、40分〜3時間程度である。乾燥後の水分含量が75%〜60%となるように乾燥するのが望ましい。
次いで、加熱乾燥された成型物をマイクロ波で照射する。マイクロ波照射は、上記水分含量が60〜30%になれば十分に結着する。1個あたり80gに分割した場合、2.45GHz、700Wの市販の家庭用電子レンジを用いた場合の照射時間は加熱乾燥無しの場合、片面約2分で両面行う必要がある。しかし、加熱乾燥処理後のマイクロ波照射時間は片面1分30秒〜1分と、25%〜50%も短縮できる。なお、照射出力はこの値に限るものではなく、必要に応じで照射時間を変えて大豆蛋白の水分含量を調整すれば十分に結着することができる。
このマイクロ波照射によってハンバーグの結着力が強まるが、マイクロ波照射により水分が蒸発し、ハンバーグは硬いものになる。照射後の硬さは照射時間を変えることによって任意に調整可能である。しかしこの操作により、次工程の湯戻し時に沸騰水中に長時間浸漬してもフライパンで焼いても、さらには油ちょうしても形が崩れることがない。また更に次工程でのフライパンでの焼成においても形が崩れることがない。さらに冷凍後解凍しても離水することなく、弾力感を保持でき食感も良好である。
これにマイクロ波照射後の乾燥したハンバーグにジューシー感と弾力感を与えるため、調味液中で湯戻しする。用いる調味液には酵母エキスの希釈液をそのまま用いても構わないが、何ら制限はない。湯戻し時間は、沸騰した調味液中で5〜20分ぐらいで十分である。通常の大豆ハンバーグであれば10分程度で十分である。この湯戻しによって、水分を再び多く含み、ジューシー感を有する食べやすいハンバーグになる。
マイクロ波を照射する代わりに蒸し器で蒸すと柔らかくなる。また、オーブンで100℃以上に加熱しても表面だけが焦げ、熱が中まで通らず結着しない。さらにマイクロ波を照射せずフライパンで焼いても表面だけが焦げて中身が柔らかく、食感が劣る。マイクロ波照射をする前に温風乾燥機などで多少乾燥させてからマイクロ波を照射すると、乾燥時間が短縮できるが、マイクロ波を全く使用せずに乾燥させても得られた大豆ハンバーグはとても脆く、湯戻しすると壊れる。このためマイクロ波で照射することは必須工程であるが、本発明のように温風乾燥機などの乾燥機を併用することで高価なマイクロ波装置数を減らすことが可能となる。
湯戻しの後、焼成により表面を焦がすことによって本物のハンバーグらしい外観にする。フライパンで焼いてもよいし、グリルを用いても良い。焼成時間は弱火で片面1分〜4分、通常は約2分ずつ両面焼くことが好ましい。さらにこれらを実際に製造するには冷凍食品などの保存形態が考えられるが、本発明品は急速冷凍機で−40℃、60分で冷凍後、そのままフライパンで焼いても全く形が崩れない、ジューシーなハンバーグを得ることができる。また長期間冷凍保存が可能である。
これらの素材を用いれば、小麦、卵、乳製品アレルギー患者や、食事制限を強いられている方への医療食品としても提供可能である。また、カロリーを制限している消費者や健康志向の高い消費者、さらには大豆蛋白摂取を必要としている高齢者にも提供可能である。
以下に大豆ハンバーグ製造方法を、実施例をあげて説明する。
<ベジタリアン向けハンバーガーパテの調製法:温風乾燥機とマイクロ波装置の併用法>
粒状脱脂大豆蛋白「ニューフジニック29N」(不二製油(株)製)87gを、重曹0.6gを含む沸騰水870mLに加え、10分間茹でた。次いで水道水で洗浄し、十分に水切りし、279g得た。これに醤油15g、みりん30g、酵母エキスNo.1(味の素(株)製)6g、ビール酵母(アサヒビール(株)製)6g、スーパー酵母エキス(味の素(株)製)6g、ブラックペパー0.9g、ナツメグ0.2g、ホワイトペパー0.2g、チリパウダー0.1g、ガーリックパウダー1.5g、食塩1.2g、玉葱微塵切り60g、ひまわり油(昭和産業(株)製)12gを加え、484gの大豆そぼろを得た。分離大豆蛋白「フジプロSEH」(不二製油(株)製)30gに水105gを加え、ミキサー(バーミクス、ガストロ200)で約1分攪拌し、ゲル状の大豆つなぎを得た。得られた大豆そぼろ、大豆つなぎ及び玉葱のみじん切りの重量比を50:20:10に定めて混合した。
ついでこの混合物80gをパテ用型枠(直径93mm、厚さ11mm)に入れて成型した。このとき水分含量は77.5%であった。表1に示すとおり、温風乾燥機(東京ユニコム(株)KN128E)でまず乾燥させた。乾燥温度は56℃であった。乾燥は途中反転させた。次いでマイクロ波照射した。マイクロ波照射後の水分含量は(株)島津製作所MOC−120Hを用いて測定した。マイクロ波照射も片面ずつ両面をマイクロ波照射加熱した(2.45GHz、700W)。次いでパテを1%スーパー酵母エキス水溶液中で10分茹でた後、フライパン上にて弱火で片面2分ずつ両面焼き、直径約9cm、厚さ約1cmのパテを調製した。乾燥機による乾燥時間とマイクロ波照射時間を変えてパテを調製し、食感を比較した。
Figure 2012075358
<官能評価>
官能評価は3名で行った。評価結果を表1に示す。マイクロ波照射のみでは4分(2分×2)の照射が必要であったが、56℃において、乾燥時間を1時間から3時間までに設定した場合、その後のマイクロ波加熱時間は1〜2分短縮でき、マイクロ波照射のみと同様の肉様食感が得られた。温風乾燥時間を3時間30分にした場合、マイクロ波照射を1分×2(2分)に短縮したが水分含量は25.1%となり、湯戻ししても外側がパサパサした食感になり、好ましくなかった。
<ベジタリアン向けハンバーガーパテの調製法:オーブントースターとマイクロ波照射装置の併用法>
実施例1と同じ方法で大豆パテを成型した。これを表2に示すとおり、オーブントースター(東芝HTR-6H)でまず乾燥させた。乾燥温度は86℃〜110℃に調整し、乾燥時間も変えた。乾燥は途中反転させた。次いでマイクロ波照射した。マイクロ波照射後の水分含量は(株)島津製作所MOC−120Hを用いて測定した。マイクロ波照射も片面ずつ両面をマイクロ波照射加熱した(2.45GHz、700W)。次いでパテを1%スーパー酵母エキス(味の素(株))水溶液中で10分茹でた後、フライパン上にて弱火で片面2分ずつ両面焼き、直径約9cm、厚さ約1cmのパテを調製した。乾燥機による乾燥時間とマイクロ波照射時間を変えてパテを調製し、食感を比較した。
Figure 2012075358
<官能評価>
官能評価は3名で行った。評価結果を表2に示す。86℃においては乾燥時間を1時間から2時間までにした場合、その後のマイクロ波加熱時間は1分から2分短縮でき、マイクロ波照射のみと同様の肉様食感が得られた。
乾燥温度を95℃に上げた場合、良好な食感が得られるのは最大1時間までで、それ以上乾燥時間を延長すると湯戻ししても外側がパサパサした食感になり、好ましくなかった。
乾燥温度を110℃にした場合、乾燥時間を40分と短く行ったにもかかわらず、マイクロ波照射後湯戻ししても外側がパサパサした食感になり、好ましくなかった。
温風乾燥機と比較すると、オーブントースターでは加熱のみで温風が出ないため、
表面のみが硬くなる傾向が強かった。
本発明によれば、畜肉代替として大豆蛋白を用い、大豆つなぎとして卵、乳製品、小麦を一切使用することなく、肉粒の食感を有する食品を製造できる。非常に肉風味に近い、好ましい食感を有する粒状蛋白食品素材を得ることができる。この大豆そぼろと分離大豆蛋白を大豆つなぎとして組み合わせ加工することにより、従来の製品よりも肉に近い風味と食感を有する耐冷凍性の完全肉代替ハンバーグ様食品が製造できる。

Claims (5)

  1. (1)湯戻しした粒状大豆蛋白と、(2)分離大豆蛋白に対し重量で3〜5倍量の水を加え混練したゲル状物とを、混合成型した後、(3)100℃以下で、3時間以下加熱乾燥し水分含量が75〜60%になるようにした後で、次いで水分含量が60〜30%になるようにマイクロ波照射により加熱結着させることを特徴とする肉様食品の製造法。
  2. 加熱結着させた請求項1の肉様食品を、調味液中で湯戻しし、更に焼成または油ちょうすることを特徴とする肉様食品の製造法。
  3. 粒状大豆蛋白に対し、分離大豆蛋白が0.2〜1.0重量部(共に乾燥重量換算)である請求項1に記載の肉様食品の製造法。
  4. 粒状大豆蛋白を湯戻しする際に、弱アルカリを添加したものである請求項1に記載の肉様食品の製造法。
  5. 肉様食品がハンバーグである請求項1に記載の肉様食品の製造法。
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