JP2012047217A - シール構造 - Google Patents

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栗田洋孝
Kazuya Matsushima
松島一矢
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Abstract

【課題】
液状ガスケットを用いるシール構造であって、隙間が生じることによるシール性の低下や、油などの液体が液状ガスケットを伝うことで漏洩することを抑制するシール構造を提供する。
【解決手段】
合わせ面9を有するシリンダブロック2と、シリンダブロック2と締結され、合わせ面10を有するシリンダヘッド4と、シリンダブロック2及びシリンダヘッド4と締結され、合わせ面9及び合わせ面10と対向する合わせ面11を有するタイミングチェーンカバー8と、合わせ面9及び合わせ面10と、合わせ面11と、の間に介在する液状ガスケット30と、を備え、合わせ面9、合わせ面10、合わせ面11の少なくとものいずれか1つには、液状ガスケット30を分断する室27が形成されるシール構造。
【選択図】図3

Description

本発明はシール構造に関する。
従来技術としてガスケットを挟持した第1部材と第2部材との間隙を含んで、第1部材及び第2部材に対して第3部材が液状ガスケットを介して配置された部分の3面合わせ部のシール構造が知られている。
例えば、ガスケットを挟持し第1部材と第2部材とをボルトで締結した合わせ面のシール構造であって、第1部材と第2部材とのボルト締結部より離れて片持ち状態となった合わせ面端部に、主ビードと副ビードとを設けて2重となるようにした3面合わせ部のシール構造が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、第1部材及び第2部材と、第3部材と、を液状ガスケットを介して配置した部分のシール構造であって、第3部材のシール面は液状ガスケット誘導凹部を備え、この液状ガスケット誘導凹部は液状ガスケットで充填される3面合わせ部のシール構造が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特開平7−167302号公報 特開2009−264476号公報
しかしながら、特許文献1においては、ビードが部材合わせ部をまたぐ部位では、組み付け段差及び隙間により、また熱変形による部材間段差等のシール面の急激または局部的な変化にビードが追随できず隙間が生じることにより、シール性が低下する問題がある。
また、特許文献2においては、第1部材及び第2部材と、第3部材とのシール面でこの液状ガスケット誘導凹部は液状ガスケットで充填されるため、油が液状ガスケットを伝い漏れ出る問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みて成されたものであり、隙間が生じることによるシール性の低下や、油などの液体が液状ガスケットを伝うことで外部へ漏洩することを抑制するシール構造を提供することを目的とする。
本発明の第1の課題解決手段は、第1合わせ面を有する第1部材と、前記第1部材と接合され、第2合わせ面を有する第2部材と、前記第1部材及び前記第2部材と接合され、第3合わせ面を有する第3部材と、前記第1合わせ面及び前記第2合わせ面と、前記第3合わせ面と、の間に介在する液状ガスケットと、を備え、前記第1合わせ面、前記第2合わせ面、前記第3合わせ面の少なくとも何れか1つには、前記液状ガスケットを分断する室が形成されることである。
第2の課題解決手段は、前記第1部材は、前記第1合わせ面に第1凹部を有し、前記第2部材は、前記第2合わせ面に前記第1凹部と対向する第2凹部を有し、前記第3部材は、前記第3合わせ面に前記第1凹部及び前記第2凹部と対向する第3凹部を有し、前記室は、前記第1凹部と、前記第2凹部と、前記第3凹部と、から形成されることである。
第3の課題解決手段は、前記室には、前記液状ガスケットを有さない部分を備えることである。
第4の課題解決手段は、前記室は、前記室に流入した液体を前記室から排出する連通路を備えることである。
第5の課題解決手段は、前記第1部材は内燃機関のシリンダブロックであり、前記第2部材は前記内燃機関のシリンダヘッドであり、前記第3部材は前記内燃機関のタイミングチェーンカバーである。
第6の課題解決手段は、第1合わせ面を有する第1部材と、第2合わせ面を有する第2部材と、第3合わせ面を有する第3部材と、を備え、前記第1〜第3合わせ面は、対向する前記第1〜第3合わせ面と面接触可能な形状にて形成され、液状ガスケットを用いて前記第1〜第3部材を組付けるのに際し、前記液状ガスケットが前記第1〜第3合わせ面から外部に漏洩することを抑制すべく、前記液状ガスケットの一部が収容可能な室を前記第1〜第3合わせ面の少なくとも1つに形成したことである。
本発明の第1の課題解決手段によれば、第1合わせ面及び第2合わせ面と第3合わせ面との間に液状ガスケットを介在することで、合わせ面同士の組み付け段差及び隙間が埋まり、シール性が低下することを低減できる。また、第1合わせ面及び第2合わせ面と第3合わせ面との少なくとも何れか1つに液状ガスケットを分断する室を形成することにより、液状ガスケットを伝い漏洩してくる液体を室に留め、室から外部へ液体が漏洩することを抑制できる。
第2の課題解決手段によれば、第1凹部と第2凹部と第3凹部とから室を形成することで、より大きな空間を室に確保でき、第1部材及び第2部材と第3部材とを接合した際に室に漏れ出た液状ガスケット同士がつながることを抑制できる。
第3の課題解決手段によれば、室には液状ガスケットを有さない部分を備えることで、より好適に室から外部へ液体が漏洩することを抑制できる。
第4の課題解決手段によれば、室から液体を排出する連通路を備えることで、液状ガスケットを伝い漏洩してきた液体が室を満たすことを抑制できる。よって室に溜まった液体が液状ガスケットに触れて、液状ガスケットを伝い室から外へ漏れ出ることを抑制できる。
第5の課題解決手段によれば、第1部材はシリンダブロックで、第2部材はシリンダヘッドで、第3部材はタイミングチェーンカバーとすることで、シリンダブロック及びシリンダヘッドとタイミングチェーンカバーとから形成される空間のエンジンオイルがタイミングチェーンカバーの合わせ部から外部に漏れ出ることを抑制する。
第6の課題解決手段によれば、液状ガスケットを用いて第1〜第3部材を組付けるのに際し、液状ガスケットが第1〜第3合わせ面から外部に漏洩することを抑制すべく、液状ガスケットの一部が収容可能な室を形成した。従って、液状ガスケットを伝い漏洩してくる液体を室に収容し、室から外部へ液体が漏洩することを抑制できる。
本発明の第1実施形態に係るエンジンの斜視図 本発明の第1実施形態に係るエンジンのヘッドカバー、クランクケース、オイルパン、タイミングチェーンカバー、を外した状態の側面図 本発明の第1実施形態に係る3面合わせ部のシール構造の部分拡大図 (a)は本発明の第1実施形態に係るタイミングチェーンカバー組み付け前のA−A断面図、(b)はタイミングチェーンカバー組み付け後のA−A断面図 (a)は本発明の第1実施形態の第1変形例に係る3面合わせ部のシール構造の断面図、(b)はタイミングチェーンカバー組み付け後の断面図 本発明の第1実施形態の第2変形例に係る3面合わせ部のシール構造のタイミングチェーンカバー組み付け後の断面図 本発明の第1実施形態の第3変形例に係る3面合わせ部のシール構造のタイミングチェーンカバー組み付け後の断面図 本発明の第1実施形態の第4変形例に係る3面合わせ部のシール構造のタイミングチェーンカバー組み付け後の断面図 (a)は本発明の第2実施形態に係る3面合わせ部のシール構造の部分拡大図、(b)はタイミングチェーンカバー組み付け後のB−B断面図
本発明の実施形態は、第1合わせ面9を有する第1部材2と、前記第1部材2と接合され、第2合わせ面10を有する第2部材4と、前記第1部材2及び前記第2部材4と接合され、第3合わせ面11を有する第3部材8と、前記第1合わせ面9及び前記第2合わせ面10と、前記第3合わせ面11と、の間に介在する液状ガスケット30と、を備え、前記第1合わせ面9、前記第2合わせ面10、前記第3合わせ面11の少なくとも何れか1つには、前記液状ガスケット30を分断する室27が形成されるシール構造20である。
換言すれば、第1合わせ面9を有する第1部材2と、第2合わせ面10を有する第2部材4と、第3合わせ面11を有する第3部材8と、を備え、前記第1〜第3合わせ面9、10、11は、対向する前記第1〜第3合わせ面9、10、11と面接触可能な形状にて形成され、液状ガスケット30を用いて前記第1〜第3部材2、4、8を組付けるのに際し、前記液状ガスケット30が前記第1〜第3合わせ面9、10、11から外部に漏洩することを抑制すべく、前記液状ガスケット30の一部が収容可能な室27を前記第1〜第3合わせ面9、10、11の少なくとも1つに形成したシール構造20である。そして前記室27には、前記液状ガスケット30を有さない部分(例えば空気)を備える。以下、図面に基づき説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の実施形態に係るエンジン1の斜視図である。エンジン1は、シリンダブロック2(第1部材)の上部に板状ガスケット3を介在させてシリンダヘッド4(第2部材)が締結され、シリンダヘッド4の上部にヘッドカバー5が締結される。またシリンダブロック2の下部にクランクケース6が締結され、クランクケース6の下部にオイルパン7が締結される。組み立てられたシリンダブロック2、板状ガスケット3、シリンダヘッド4及びクランクケース6は、図1に向かって左側からタイミングチェーンカバー8(第3部材)と締結される。
図2は、ヘッドカバー5、クランクケース6、オイルパン7、タイミングチェーンカバー8、を取り外した状態のエンジン1の側面図である。シリンダブロック2とシリンダヘッド4とは、その間に板状ガスケット3を介在して組み立てられる。シリンダブロック2は、板状ガスケット3に垂直な合わせ面9(第1合わせ面)を有する。シリンダヘッド4は、板状ガスケット3に垂直かつ合わせ面9と面一な合わせ面10(第2合わせ面)を有する。タイミングチェーンカバー8は合わせ面11(第3合わせ面(図4(a)参照))を有し、合わせ面11は面一な合わせ面9及び合わせ面10と対向する。
図3は、図2における3面合わせ部のシール構造20の部分拡大図である。
シリンダブロック2及びシリンダヘッド4とタイミングチェーンカバー8とは、合わせ面9及び合わせ面10と合わせ面11との間に液状ガスケット30を介在し、複数のボルトにより締結される。なお合わせ面9はボルト穴21を有しボルトを設けられ、合わせ面10はボルト穴22を有しボルトを設けられる。エンジン内面40には、図示しないタイミングチェーンの回転により飛散したエンジンオイルが付着する。
図4(a)は、組み付けられるタイミングチェーンカバー8を含む組み付け前の図3におけるA−A断面図である。図4(b)は、組み付けられるタイミングチェーンカバー8を含む組み付け後の図3におけるA−A断面図である。
合わせ面10は、凹部24(第1凹部)を有する。合わせ面9は、凹部24の板状ガスケット3側の開口部断面形状と同じで、かつ、凹部24と対向する凹部25(第2凹部)を有する。合わせ面11は、凹部24及び凹部25の合わせ面9及び10の開口部断面形状と同じで、かつ、凹部24及び凹部25と対向する凹部26(第3凹部)を有する。
図4(b)に示すように、室27は、凹部24と、凹部25と、凹部26と、から形成される。室27は、内周面50、51、52、53、54、55を備える。図3に示すように、内周面50は、板状ガスケット3と垂直で、かつ、エンジン内面40側に設けられる。内周面51は、板状ガスケット3と垂直で、かつ、エンジン外面41側に設けられる。内周面52は、板状ガスケット3と並行で、かつ、ボルト穴21側に設けられる。内周面53は、板状ガスケット3と並行で、かつ、ボルト穴22側に設けられる。図4(b)に示すように、内周面54は、板状ガスケット3と垂直で、かつ、凹部24、25側に設けられる。内周面55は、板状ガスケット3と垂直で、かつ、凹部26側に設けられる。図3に示すように室27の周囲の合わせ面9、10上には、仮想線であるガスケット塗布線60、61、62、63が位置する。ガスケット塗布線60は、内周面50とエンジン内面40との中心にある。ガスケット塗布線61は、内周面51とエンジン外面41との中心にある。ガスケット塗布線62は、内周面52とボルト穴21との間で、内周面52からガスケット塗布線62までの距離は、内周面50からガスケット塗布線60までの距離と同じである。ガスケット塗布線63は、内周面53とボルト穴22との間で、内周面53からガスケット塗布線63までの距離は、内周面50からガスケット塗布線60までの距離と同じである。
本発明の第1実施形態の動作と効果について説明する。液状ガスケット30は、タイミングチェーンカバー8の合わせ面11上で、ガスケット塗布線60、61、62、63と対応する位置に塗布される。シリンダブロック2及びシリンダヘッド4とタイミングチェーンカバー8とを組み付けボルト穴21、22に設けたボルトを含む複数のボルトで締結すると、図4(b)に示すように合わせ面11の液状ガスケット塗布線60と対応する位置の液状ガスケット30は、合わせ面9及び合わせ面10と合わせ面11とによってエンジン内面40と室27の内周面50とにほぼ同量ずつ押し出される。同様に合わせ面11の液状ガスケット塗布線61と対応する位置の液状ガスケット30は、合わせ面9及び合わせ面10と合わせ面11とによってエンジン外面41と室27の内周面51とにほぼ同量ずつ押し出される。また合わせ面11の液状ガスケット塗布線62と対応する位置の液状ガスケット30は、合わせ面9及び合わせ面10と合わせ面11とによって室27の内周面52に一部が押し出される。また合わせ面11の液状ガスケット塗布線63と対応する位置の液状ガスケット30は、合わせ面9及び合わせ面10と合わせ面11とによって室27の内周面53に一部が押し出される。
合わせ面9及び合わせ面10と合わせ面11との間に液状ガスケット30を介在することで、合わせ面同士の組み付け段差及び隙間が埋まり、シール性が低下するのを低減できる。また、合わせ面9の凹部24と、合わせ面10の凹部25と、合わせ面11の凹部26と、から一つの室27を形成することで、押し出される液状ガスケット30より大きな空間を室27に確保できる。よって内周面50に押し出された液状ガスケット30と、内周面51に押し出された液状ガスケット30と、を分断する。エンジン内面40に付着したエンジンオイルは、エンジン内面40と内周面50との間の液状ガスケット30を伝い、室27に溜まる。室27に溜まったエンジンオイルは、内周面51とエンジン外面41との間の液状ガスケット30への付着が妨げられる。よって室27に溜まったエンジンオイルが、内周面51とエンジン外面41との間の液状ガスケット30を伝い、エンジン外面41に漏れ出ることを抑制できる。
図5(a)は、第1実施例の第1変形例のタイミングチェーンカバー8を含む3面合わせ部のシール構造20の組み付け前の断面図である。図5(b)は、タイミングチェーンカバー8を含む3面合わせ部のシール構造20の組み付け後の断面図である。第1実施例と同一の部品、同一の構成については、同一の符号を用いて説明する。
ガスケット塗布線60aは、ガスケット塗布線60よりエンジン内面40側に位置する。またガスケット塗布線61aは、ガスケット塗布線61よりエンジン外面41側に位置する。またガスケット塗布線62aは、ガスケット塗布線62よりボルト穴21側に位置する。またガスケット塗布線63aは、ガスケット塗布線63よりボルト穴22側に位置する。
本発明の第1実施形態の第1変形例の動作と効果について説明する。液状ガスケット30は、タイミングチェーンカバー8の合わせ面11上で、ガスケット塗布線60a、61a及び図示しないガスケット塗布線62a、63aと対応する位置に塗布される。
シリンダブロック2及びシリンダヘッド4とタイミングチェーンカバー8とを複数のボルトで締結すると、図5(a)に示すように合わせ面11の液状ガスケット塗布線60aと対応する位置の液状ガスケット30は、合わせ面9及び合わせ面10と合わせ面11とによって室27の内周面50より多くエンジン内面40に押し出される。同様に合わせ面11の液状ガスケット塗布線61aと対応する位置の液状ガスケット30は、室27の内周面51より多くエンジン外面41に押し出される。また合わせ面11の液状ガスケット塗布線62aと対応する位置の液状ガスケット30は、室27の内周面52に第1実施例より少ない量が押し出される。また合わせ面11の液状ガスケット塗布線63aと対応する位置の液状ガスケット30は、室27の内周面53に第1実施例より少ない量が押し出される。
第1実施例の第1変形例では、室27に押し出される液状ガスケット30の量が減ることで、室27の内周面50、51、52、53に押し出される液状ガスケット30が当接することを抑制できる。
図6は、第1実施例の第2変形例のタイミングチェーンカバー108を含む3面合わせ部のシール構造120の組み付け後の断面図である。
タイミングチェーンカバー108に形成される凹部126は、図4(a)の第1実施例の凹部26のA−A断面方向の幅を狭くした形状で、内周面150及び内周面151に段差を形成する。内周面150及び内周面151の段差は、タイミングチェーンカバー108が室127に迫り出す。
本発明の第1実施形態の第2変形例の動作と効果について説明する。液状ガスケット130は、タイミングチェーンカバー108の合わせ面111上に塗布される。シリンダブロック102及びシリンダヘッド104とタイミングチェーンカバー108とを複数のボルトで締結すると、図6に示すように液状ガスケット130は、合わせ面109及び合わせ面110と合わせ面111とによってエンジン内面140と室127の内周面150に押し出される。室127の内周面150に押し出された液状ガスケット130は、合わせ面111、内周面150、内周面154に接する。同様に液状ガスケット130は、合わせ面109及び合わせ面110と合わせ面111とによってエンジン外面141と室127の内周面151に押し出される。室127の内周面151に押し出された液状ガスケット130は、合わせ面111、内周面151、内周面154と接する。
内周面150に段差を設けることで、液状ガスケット130は、合わせ面111と内周面150と内周面154と、接することでシール面を形成する。同様に内周面151に段差を設けることで、液状ガスケット130は、合わせ面111と内周面151と内周面154と、接することでシール面を形成する。よって室127の内周面150の段差部と、内周面151の段差部と、のシール性が向上する。また本変形例では凹部126のA−A断面方向の幅を狭くしているが、逆に図4(a)の第1実施例の凹部24及び凹部25より広くしても良い。
図7は、第1実施例の第3変形例のタイミングチェーンカバー208を含む3面合わせ部のシール構造220の組み付け後の断面図である。
タイミングチェーンカバー208に形成される凹部226は、図4(a)の第1実施例の凹部26をエンジン外面方向へ平行移動されることで、内周面250及び内周面251に段差を形成する。内周面250側の段差は、タイミングチェーンカバー208が室227に迫り出す。内周面251側の段差は、シリンダブロック202及びシリンダヘッド204が室227に迫り出す。
本発明の第1実施形態の第3変形例の動作と効果について説明する。液状ガスケット230は、タイミングチェーンカバー208の合わせ面211上に塗布される。シリンダブロック202及びシリンダヘッド204とタイミングチェーンカバー208とを複数のボルトで締結すると、図7に示すように液状ガスケット230は、合わせ面209及び合わせ面210と合わせ面211とによってエンジン内面240と室227の内周面250に押し出される。室227の内周面250に押し出された液状ガスケット230は合わせ面211、内周面250、内周面254に接する。同様に液状ガスケット230は、合わせ面209及び合わせ面210と合わせ面211とによってエンジン外面241と室227の内周面251に押し出される。室227の内周面251に押し出された液状ガスケット230は、合わせ面209及び合わせ面210、内周面251、内周面255と接する。
内周面250に段差を設けることで、液状ガスケット230は、合わせ面211と内周面250と内周面254と、接することでシール面を形成する。同様に内周面251に段差を設けることで、液状ガスケット230は、合わせ面209と合わせ面210と内周面251と内周面255と、接することでシール面を形成する。よって室227の内周面250の段差部と、内周面251の段差部と、のシール性が向上する。また本変形例では凹部226がエンジン外面241方向へオフセットされているが、逆にエンジン内面240方向へオフセットさせても良い。
図8は、第1実施例の第4変形例のタイミングチェーンカバー308を含む3面合わせ部のシール構造320の組み付け後の断面図である。
合わせ面309及び合わせ面310と内周面350とが形成する角の面取り部70と、合わせ面309及び合わせ面310と内周面351とが形成する面取り部71と、合わせ面309及び合わせ面310とエンジン内面340とが形成する角の面取り部72と、合わせ面309及び合わせ面310とエンジン外面341とが形成する角の面取り部73と、を設ける。
本発明の第1実施形態の第4変形例の動作と効果について説明する。液状ガスケット330は、タイミングチェーンカバー308の合わせ面311上に塗布される。シリンダブロック302及びシリンダヘッド304とタイミングチェーンカバー308とを複数のボルトで締結すると、図8に示すように液状ガスケット330は、合わせ面309及び合わせ面310と合わせ面311とによってエンジン内面340側の面取り部72と室327の内周面350側の面取り部70とに押し出される。エンジン内面340側の面取り部72と室327の内周面350側の面取り部70とに押し出された液状ガスケット330は、合わせ面311と面取り部72と、合わせ面311と面取り部70と、に接する。同様に液状ガスケット330は、合わせ面309及び合わせ面310と合わせ面311とによってエンジン外面341側の面取り部73と室327の内周面351側の面取り部71とに押し出される。エンジン外面341側の面取り部73と室327の内周面351側の面取り部71とに押し出された液状ガスケット330は、合わせ面311と面取り部73と、合わせ面311と面取り部71と、に接する。
合わせ面309及び合わせ面310に面取り部70、面取り部71、面取り部72、面取り部73を設けることで、液状ガスケット330は、合わせ面311と面取り部70と、合わせ面311と面取り部71と、合わせ面311と面取り部72と、合わせ面311と面取り部73と、の各々でシール面を形成する。よってエンジン内側340と内周面350と、内周面351とエンジン外側341と、のシール性が向上する。また本変形例では合わせ面309及び合わせ面310に面取り部70、面取り部71、面取り部72、面取り部73を設けたが、合わせ面311に面取り部を設けても良い。
(第2実施形態)
図9(a)は、図2における3面合わせ部のシール構造420の部分拡大図である。図9(b)は、組み付けられるタイミングチェーンカバー408を含む組み付け前の図9(a)におけるB−B断面図である。
室427からエンジン内面440へ連通する連通路80は、シリンダブロック402及び室427の内周面450及び内周面452の突合せ部からエンジン内面440へ設けられる。連通路80は、室427側の開口部が重力方向上方にあり、エンジン内面440側が重力方向下方となるよう設けられる。またエンジン内面440は、連通路80のエンジン内面440側の重力方向下方が開放されるように囲うリブ81を備える。
本発明の第2実施形態の動作と効果について説明する。図示しないタイミングチェーンの回転により飛散してエンジン内面440に付着したエンジンオイルが、エンジン内面440と内周面450との間の図示しない液状ガスケットを伝い、室427に流入する。室427に流入したエンジンオイルは、内周面450を重力方向に伝い落ち、連通路80を通じてエンジン内面440に還流(排出)する。室427に流入したエンジンオイルは、適宜エンジン内面440に還流するため、室427に蓄積されない。また重力方向下方以外を囲ったリブ81は、エンジンオイルがエンジン内面440側から連通路80に流入するのを妨げる。
室427からエンジンオイルを排出する連通路80を備えることで、図示しない液状ガスケットを伝い漏洩してきたエンジンオイルが室427を満たすことを抑制できる。よって室427に溜まったエンジンオイルが、エンジン外面441側の図示しない液状ガスケットに触れて図示しない液状ガスケットを伝い室427からエンジン外面441へ漏れ出ることを抑制できる。本実施形態では連通路80をシリンダブロック402に設けたが、タイミングチェーンカバー408に設けても良い。また本実施形態では連通路80を室427の内周面450及び内周面452の突合せ部からエンジン内面440へ設けられるが、板状ガスケット403より下方に設ければ良い。
1・・・・エンジン(内燃機関)
2・・・・シリンダブロック(第1部材)
3・・・・板状ガスケット
4・・・・シリンダヘッド(第2部材)
5・・・・ヘッドカバー
6・・・・クランクケース
7・・・・オイルパン
8・・・・タイミングチェーンカバー(第3部材)
9・・・・合わせ面(第1合わせ面)
10・・・合わせ面(第2合わせ面)
11・・・合わせ面(第3合わせ面)
20・・・シール構造
21・・・ボルト穴
22・・・ボルト穴
24・・・凹部
25・・・凹部
26・・・凹部
27・・・室
30・・・液状ガスケット
40・・・エンジン内面
41・・・エンジン外面
50・・・内周面
51・・・内周面
52・・・内周面
53・・・内周面
60・・・ガスケット塗布線
61・・・ガスケット塗布線
62・・・ガスケット塗布線
63・・・ガスケット塗布線
70・・・面取り部
71・・・面取り部
72・・・面取り部
73・・・面取り部
80・・・連通路
81・・・リブ

Claims (6)

  1. 第1合わせ面を有する第1部材と、
    前記第1部材と接合され、第2合わせ面を有する第2部材と、
    前記第1部材及び前記第2部材と接合され、第3合わせ面を有する第3部材と、
    前記第1合わせ面及び前記第2合わせ面と、前記第3合わせ面と、の間に介在する液状ガスケットと、を備え、
    前記第1合わせ面、前記第2合わせ面、前記第3合わせ面の少なくとも何れか1つには、前記液状ガスケットを分断する室が形成されるシール構造。
  2. 前記第1部材は、前記第1合わせ面に第1凹部を有し、
    前記第2部材は、前記第2合わせ面に前記第1凹部と対向する第2凹部を有し、
    前記第3部材は、前記第3合わせ面に前記第1凹部及び前記第2凹部と対向する第3凹部を有し、
    前記室は、前記第1凹部と、前記第2凹部と、前記第3凹部と、から形成される請求項1に記載のシール構造。
  3. 前記室には、前記液状ガスケットを有さない部分を備える請求項1又は2に記載のシール構造。
  4. 前記室は、前記室に流入した液体を前記室から排出する連通路を備える請求項1〜3の何れかに記載のシール構造。
  5. 前記第1部材は内燃機関のシリンダブロックであり、前記第2部材は前記内燃機関のシリンダヘッドであり、前記第3部材は前記内燃機関のタイミングチェーンカバーである請求項1〜4の何れかに記載のシール構造。
  6. 第1合わせ面を有する第1部材と、
    第2合わせ面を有する第2部材と、
    第3合わせ面を有する第3部材と、を備え、
    前記第1〜第3合わせ面は、対向する前記第1〜第3合わせ面と面接触可能な形状にて形成され、
    液状ガスケットを用いて前記第1〜第3部材を組付けるのに際し、前記液状ガスケットが前記第1〜第3合わせ面から外部に漏洩することを抑制すべく、前記液状ガスケットの一部が収容可能な室を前記第1〜第3合わせ面の少なくとも1つに形成したシール構造。
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