JP2012041535A - 熱硬化性保護膜樹脂組成物 - Google Patents

熱硬化性保護膜樹脂組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、熱硬化性保護膜樹脂組成物に含まれるバインダー樹脂の分子量およびこれを含む各構成の含有量を最適化することにより、平坦化度に優れたオーバーコート膜を提供する。
【解決手段】本発明に係るオーバーコート膜はホワイト部(white portion)の役割までも遂行することができ、本発明に係るカラーフィルタは、白色光の導き出しのためにRGBピクセルを全て点灯させるか、別途のホワイト部の塗布工程が必要でない。
【選択図】図1

Description

本発明は、平坦化度に優れ、追加的な塗布工程がなくても白色光を導光することができるホワイト部(white portion)としての役割が可能な保護膜を提供できる熱硬化性保護膜樹脂組成物に関する。
カラー液晶表示素子(Color Liquid Crystal Display、LCD)において、カラーフィルタ(color filter)は、ガラス、プラスチック又はシリコンウェハー(silicon wafer)等の基板上に、ブラックマトリックス(Black matrix)をパターニング(patterning)した後、赤色(Red)、緑色(Green)および青色(Blue)のピクセル着色層を形成し、その上にオーバーコート膜を形成して製造する。
カラー液晶表示素子は、上記RGB(Red、Green、Blue)の三原色のピクセルに照らす光の量を調節して様々な色相を出すことができる。しかしながら、白色(white)の導き出しが要求される状況では、上記RGBピクセルを全て点灯させるか、別途のホワイト部を塗布する工程を経なければならないので、これに対する研究が要望されている。
なお、近年、カラー液晶表示素子(LCD)などの表示素子の大型化に伴い、用いられる基板のサイズも大型化されている。これにより、カラーフィルタ層の平坦化が必要であるが、このようなLCDの大面積化のためにカラーフィルタ層の平坦化のための保護膜材料の開発が要求されている。
本発明は、平坦化度に優れ、RGBピクセルを全て点灯させるか、別途のホワイト部の塗布工程がなくても、カラーフィルタで白色の導き出しを可能にするオーバーコート膜を提供できる熱硬化性保護膜樹脂組成物を提供することにその目的がある。
なお、本発明は、上記熱硬化性保護膜樹脂組成物から形成されたカラーフィルタの保護膜を提供することにその目的がある。
なお、本発明は、上記カラーフィルタを含む液晶表示素子を提供することにその目的がある。
本発明の熱硬化性保護膜樹脂組成物は、全固形分に対し、バインダー樹脂1〜28重量%、多官能性モノマー68〜95重量%およびその他の添加剤4〜31重量%を含む。
上記熱硬化性保護膜樹脂組成物の固形分の濃度は、10〜30重量%であり、室温での粘度が2〜4cpsであることが、上記組成物の流動性を向上させることができる範囲として適切である。
上記バインダー樹脂は、エポキシ基含有不飽和化合物およびエチレン性不飽和化合物の共重合体であり、上記エポキシ基含有不飽和化合物および上記エチレン性不飽和化合物を25:75〜60:40の重量比で含む混合物を共重合して得たものであって、その重量平均分子量(Mw)は5,000〜10,000以内である。
上記エポキシ基含有不飽和化合物は、公知のものを制限なく使用できるが、非制限的な例として、エポキシアルキル(メタ)アクリレート、アリルグリシジルエーテル、アリルグリシジルエステル、アリールグリシジルエーテル、アリールグリシジルエステル、グリシジル5-ノルボルネン-2-メチル-2-カルボキシレート(エンド、エキソ混合物)、1,2-エポキシ-5-へキセン、1,2-エポキシ-9-デセン、グリシジル(メタ)アクリレート、グリシジルα-エチル(メタ)アクリレート、グリシジルα-n-プロピル(メタ)アクリレート、グリシジルα-n-ブチル(メタ)アクリレート、メチルグリシジル(メタ)アクリレート、3,4-エポキシブチル(メタ)アクリレート、4,5-エポキシペンチル(メタ)アクリレート、5,6-エポキシヘプチル(メタ)アクリレート、6,7-エポキシヘプチルα-エチルアクリレートおよびこれらの混合物などが挙げられる。
上記エチレン性不飽和化合物は、公知のものを制限なく使用できるが、非制限的な例として、ベンジル(メタ)アクリレート、フェニル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n-ブチル(メタ)アクリレート、2-エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ジシクロフェンタニル(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性(メタ)アクリレート、スチレン、4-メトキシスチレン、4-メチルスチレン、1,3-ブタジエン、イソプレンおよびこれらの混合物などが挙げられる。
上記エチレン性不飽和化合物は、ヒドロキシ基、シリル基、加水分解によって酸基が形成される官能基、カルボキシル基およびカルボン酸無水物基からなる群より選ばれる1種以上の官能基をさらに含むことができる。
上記1種以上の官能基をさらに含むエチレン性不飽和化合物は、公知のものを制限なく使用できるが、具体的に、ヒドロキシ基を含むエチレン性不飽和化合物の例としては、2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートなどが挙げられ、シリル基を含むエチレン性不飽和化合物の例としては、ビニルトリメトキシシランおよびビニルトリエトキシシランなどのビニルトリアルコキシシラン又はビニルトリス(β-メトキシエトキシ)シラン、メチルビニルジメトキシシラン、β-(メタ)アクリルオキシエチルトリメトキシシラン、β-(メタ)アクリルオキシエチルトリエトキシシラン、3-(メタ)アクリルオキシプロピルトリメトキシシラン、3-(メタ)アクリルオキシプロピルトリエトキシシラン、γ-(メタ)アクリルオキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ-(メタ)アクリルオキシプロピルジメチルメトキシシラン、γ-(メタ)アクリルオキシプロピルメチルジエトキシシラン、3-(メタ)アクリルオキシプロピルジメチルエトキシシラン、3-(メタ)アクリルオキシプロピルトリメトキシシランなどの(メタ)アクリルオキシシランが挙げられ、加水分解によって酸基が形成される官能基を含むエチレン性不飽和化合物の例としては、テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル(メタ)アクリレート、t-ブチル(メタ)アクリレートなどが挙げられ、カルボキシル基を含むエチレン性不飽和化合物の例としては、(メタ)アクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸、メサコン酸、イソプレンスルホン酸、スチレンスルホン酸、ノルボルネン-2-カルボン酸などが挙げられ、カルボン酸無水物基を含むエチレン性不飽和化合物の例としては、(メタ)アクリル酸無水物、クロトン酸無水物、イタコン酸無水物、マレイン酸無水物、フマル酸無水物、シトラコン酸無水物、メサコン酸無水物、イソプレンスルホン酸無水物、スチレンスルホン酸無水物、ノルボルネン-2-カルボン酸無水物などが挙げられる。
上記多官能性モノマーは、公知のものを制限なく使用できるが、非制限的な例として、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、エチレン基の数が2〜14であるポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレン基の数が2〜14であるプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,3-ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、1,6-ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレートなどの多価アルコールをα、β-不飽和カルボン酸でエステル化して得られる化合物および上記化合物をコハク酸でエステル化して得られるペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート-コハク酸エステル、ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート-ジコハク酸エステル、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート-コハク酸エステルなどおよびこれらの混合物などが挙げられる。
上記多官能性モノマーは、1種以上を用いることができ、特に2種以上を用いることが、熱硬化性保護膜樹脂組成物から形成された保護膜の透明性が向上するため、より望ましい。
本発明に係る熱硬化性保護膜樹脂組成物は、必要に応じてその他の添加剤を添加でき、上記その他添加剤は、硬化剤、接着助剤、界面活性剤、開始剤、保存安定剤、ストライエーション(striation)防止剤、硬化促進剤、熱重合抑制剤および可塑剤からなる群より選ばれる1種以上でありうる。
上記硬化剤としては、フタル酸無水物、テトラ-ヒドロフタル酸無水物、ヘキサ-ヒドロフタル酸無水物、メチルテトラ-ヒドロフタル酸無水物、メチルエンドメチレンテトラ-ヒドロフタル酸無水物、ヘキサクロロエンドメチレンテトラ-ヒドロフタル酸無水物、ドデシルコハク酸無水物、トリメリット酸無水物およびこれらの混合物を用いることができるが、これに限定されない。
上記接着助剤としては、ビフェニル基を有するエポキシ化合物又はシリル基を有するエポキシ化合物およびアルコキシシランを反応させて得られるアルコキシ基含有シラン変性エポキシ樹脂を用いることが適切である。
上記シリル基を有するエポキシ化合物は、公知のものであれば制限なく使用でき、非制限的な例として、3-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3-グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、3-グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、3-グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、3,4-エポキシシクロヘキシルエチルトリメトキシシランおよび3,4-エポキシシクロヘキシルエチルトリエトキシシランなどが挙げられるが、これに限定されるのではない。
上記アルコキシシランは、公知のものであれば制限なく使用でき、非制限的な例として、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、メチルトリプロポキシシラン、メチルトリブトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、エチルトリエトキシシラン、n-プロピルトリメトキシシラン、n-プロピルトリエトキシシラン、イソプロピルトリメトキシシラン、イソプロピルトリエトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、3-メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3-メルカプトプロピルトリエトキシシランおよびこれらの部分縮合物が挙げられるが、これに限定されるのではない。
上記界面活性剤はフッ素系界面活性剤又はシリコン系界面活性剤などを用いることができる。
上記熱硬化性保護膜樹脂組成物は、ベンゼン、トルエン、エチルベンゼン、キシレン、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、テトラグリコール、メトキシプロパノール、エトキシプロパノール、ブトキシプロパノール、ベンジルアルコール、モノメチルアミン、モノエチルアミン、モノエタノールアミン、1-アミノ-2-プロパノール、2-メチルアミノエタノール、ジメチルエタノールアミノ、メチルピロリドン、ジエタノールアミン、ジエチルアミノエタノール、トリエタノールアミン、テトラヒドロフラン、1,4-ジオキサン、ブチルセロソルブ、2-メトキシエチルエーテル、1-メトキシ-2-プロパノール、メトキシベンゼン、ジブチルエーテル、ジフェニルエーテル、エチレングリコールエチルメチルエテール、エチレングリコールジエチルエテール、ジエチレングリコールエチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエテール、ジエチレングリコールエチルメチルエテール、ジエチレングリコールジエチルエテール、ジエチレングリコールブチルエテール、ジプロピレングリコールメチルエテール、ジプロピレングリコールエチルエーテル、ジプロピレングリコールブチルエテール、メチルエチルケトン、メチルブチルケトン、シクロヘキサノン、2-ヘプタノン、メチルセロソルブアセテート、エチルセロソルブアセテート、エチレングリコールブチルアセテート、ジエチレングリコールエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールブチルエテールアセテート、ジエチレングリコールブチルエテールアセテート、プロピレングリコールメチルエテールアセテート、プロピレングリコールエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールプロピルエーテルアセテート、ジプロピレングリコールメチルエテールアセテート、ブチロラクトン、エチルアセテート、2-メトキシエチルアセテート、2-エトキシエチルアセテート、プロピルアセテート、ブチルアセテート、3-メトキシブチルアセテート、エチルプロピオネート、メチル3-メトキシプロピオネート、ピルビン酸エチル、メチル-2-ヒドロキシイソブチレート、エチルラクテート、ブチルラクテート、エチル3-エトキシプロピオネート、エチレングリコールモノアセテート、エチレングリコールジアセテートおよびこれらの混合物などの溶媒を用いることができるが、これに限定されるのではない。
本発明は、上記熱硬化性保護膜樹脂組成物から形成されたカラーフィルタの保護膜を提供し、上記カラーフィルタの保護膜の段差は0〜5,000Å以内であることが特徴である。
なお、本発明は上記カラーフィルタ保護膜を含む液晶表示素子を提供する。
本発明に係る熱硬化性保護膜樹脂組成物から形成されたオーバーコート膜は、平坦化度に優れ、大面積のLCDの製造時に用いることができる。
なお、本発明に係る熱硬化性保護膜樹脂組成物から形成されたオーバーコート膜は、既存のオーバーコート膜の役割を遂行すると共に、白色光を導光することができるホワイト部(white portion)の役割まで遂行でき、本発明によるとカラーフィルタで白色を導き出すために、RGBピクセルを全て点灯させるか、別途のホワイト部の塗布工程を経る必要がない。
したがって、本発明に係る熱硬化性保護膜樹脂組成物を利用すると、LCDの生産において時間およびコスト低減の効果がある。
実施例1〜3の熱硬化性保護膜樹脂組成物で形成されたオーバーコート膜および比較例1の熱硬化性保護膜樹脂組成物で形成されたオーバーコートのプロファイルを概略的に示すグラフである。 実施例1〜3の熱硬化性保護膜樹脂組成物で形成されたオーバーコート(over coat、OC)の厚さが2.0μm、2.5μm、3.0μmと厚くなるに従ったプロファイルを概略的に示すグラフである。 実施例2〜3の熱硬化性保護膜樹脂組成物をガラス基板上に塗布して保護膜を形成した後、その透明度を比較した写真である。
本発明は、平坦化度に優れ、RGBピクセルを全て点灯させるか、別途のホワイト部の塗布工程がなくてもカラーフィルタで白色の導き出しが可能にするオーバーコート膜を提供できる熱硬化性保護膜樹脂組成物に関するものである。
本発明に係る熱硬化性保護膜樹脂組成物はバインダー樹脂および多官能性モノマーを含んでなる。
上記バインダー樹脂は、上記組成物内の全固形分100重量%に対し、1〜28重量%の範囲内であることが適当であり、特に、1〜16重量%の範囲内であることが望ましく、3〜14重量%であることがより望ましい。この範囲内で熱硬化性保護膜樹脂組成物の保存安定性および流動性が優れる。
上記多官能性モノマーは、68〜95重量%の範囲内であることが適当であり、特に、80〜95重量%の範囲内であることが望ましく、80〜91重量%であることがより望ましい。
上記多官能性モノマーが68重量%未満であると、組成物の最適化された流動性を確保できなく、95重量%を超えると、ガラス基板との接着性、塗膜性、透過度およびバインダー樹脂との混溶性において問題が生じるだけでなく、カラーフィルタ工程における焼成過程でヒューム(fume)が発生することがあり、浄化の観点でも望ましくない。
本発明に係る熱硬化性保護膜樹脂組成物は、流動性を向上させることから、これから形成された保護膜の平坦化度をよくし、ホワイト部の役割まで遂行するものであるので、上記熱硬化性保護膜樹脂組成物の固形分の濃度は10〜30重量%にし、その粘度は室温で2〜4cpsに調節し、望ましくは2〜2.5cpsの範囲に調節する。
上記熱硬化性保護膜樹脂組成物の流動性を最適化するためのバインダー樹脂の重量平均分子量(Mw)は、5,000〜10,000以内であり、望ましくは6,000〜8,000、最も望ましくは6,500〜7,500である。
上記バインダー樹脂は、エポキシ基含有不飽和化合物およびエチレン性不飽和化合物の共重合体であり、上記共重合体は、エポキシ基含有不飽和化合物およびエチレン性不飽和化合物を重量比25:75〜60:40の範囲内で混合して共重合したものである。
上記エポキシ基含有不飽和化合物は、公知のものであれば制限なく使用でき、非制限的な例として、エポキシアルキル(メタ)アクリレート、アリルグリシジルエーテル、アリルグリシジルエステル、アリールグリシジルエーテル、アリールグリシジルエステル、グリシジル5-ノルボルネン-2-メチル-2-カルボキシレート(エンド、エキソ混合物)、1,2-エポキシ-5-へキセン、1,2-エポキシ-9-デセン、グリシジル(メタ)アクリレート、グリシジルα-エチル(メタ)アクリレート、グリシジルα-n-プロピル(メタ)アクリレート、グリシジルα-n-ブチル(メタ)アクリレート、メチルグリシジル(メタ)アクリレート、3,4-エポキシブチル(メタ)アクリレート、4,5-エポキシペンチル(メタ)アクリレート、5,6-エポキシヘプチル(メタ)アクリレート、6,7-エポキシヘプチルα-エチルアクリレートおよびこれらの混合物などが挙げられる。
上記エチレン性不飽和化合物は、公知のものであれば制限なく使用でき、非制限的な例として、ベンジル(メタ)アクリレート、フェニル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n-ブチル(メタ)アクリレート、2-エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ジシクロフェンタニル(メタ)アクリレートなどの脂肪族又は芳香族(メタ)アクリレート;
TONE M-100、TONE M-101、TONE M-201(以上、DOW Chemical社製)、FM-1、FM-2、FM-3(以上、Daicel UCB社製)等のカプロラクトン変性(メタ)アクリレート;
スチレン、4-メトキシスチレン、4-メチルスチレンなどのスチレン系モノマー;
1,3-ブタジエンおよびイソプレンなどの共役ジエン系化合物およびこれらの混合物などが挙げられる。
本発明では、上記例を挙げたエチレン性不飽和化合物と共に、又は単独でヒドロキシ基、シリル基、加水分解によって酸基が形成される官能基、カルボキシル基およびカルボン酸無水物基などの官能基をさらに含むエチレン性不飽和化合物を用いる。
上記加水分解によって酸基が形成される官能基は、特定の温度範囲、望ましくは本発明の熱硬化性保護膜樹脂組成物のポストベーク(post-bake)が行われる150〜250℃の温度領域で分解されて、エポキシ基含有不飽和化合物のエポキシ基と反応できる酸(acid)を発生させることができるものをいう。
上記官能基をさらに含むエチレン性不飽和化合物は公知のものであれば制限なく使用できる。
具体的に、ヒドロキシ基を含むエチレン性不飽和化合物の例としては、2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートなどが挙げられ、
シリル基を含むエチレン性不飽和化合物の例としては、ビニルトリメトキシシランおよびビニルトリエトキシシランなどのビニルトリアルコキシシラン又はビニルトリス(β-メトキシエトキシ)シラン、メチルビニルジメトキシシラン、β-(メタ)アクリルオキシエチルトリメトキシシラン、β-(メタ)アクリルオキシエチルトリエトキシシラン、3-(メタ)アクリルオキシプロピルトリメトキシシラン、3-(メタ)アクリルオキシプロピルトリエトキシシラン、γ-(メタ)アクリルオキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ-(メタ)アクリルオキシプロピルジメチルメトキシシラン、γ-(メタ)アクリルオキシプロピルメチルジエトキシシラン、3-(メタ)アクリルオキシプロピルジメチルエトキシシラン、3-(メタ)アクリルオキシプロピルトリメトキシシランなどの(メタ)アクリルオキシシランが挙げられ、
加水分解によって酸基が形成される官能基を含むエチレン性不飽和化合物の例としては、テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル(メタ)アクリレート、t-ブチル(メタ)アクリレートなどが挙げられ、
カルボキシル基を含むエチレン性不飽和化合物の例としては、(メタ)アクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸、メサコン酸、イソプレンスルホン酸、スチレンスルホン酸、ノルボルネン-2-カルボン酸などが挙げられ、
カルボン酸無水物基を含むエチレン性不飽和化合物の例としては、(メタ)アクリル酸無水物、クロトン酸無水物、イタコン酸無水物、マレイン酸無水物、フマル酸無水物、シトラコン酸無水物、メサコン酸無水物、イソプレンスルホン酸無水物、スチレンスルホン酸無水物、ノルボルネン-2-カルボン酸無水物などが挙げられる。
本発明の熱硬化性保護膜樹脂組成物に含まれる多官能性モノマーは、公知のものであれば制限なく使用でき、非制限的な例として、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、エチレン基の数が2〜14であるポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレン基の数が2〜14であるプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,3-ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、1,6-ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレートなどの多価アルコールをα、β-不飽和カルボン酸でエステル化して得られる化合物および上記化合物をコハク酸でエステル化して得られるペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート-コハク酸エステル、ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート-ジコハク酸エステル、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート-コハク酸エステルなどおよびこれらの混合物などが挙げられる。
本発明の熱硬化性保護膜樹脂組成物は、上記多官能性モノマーを1種以上含み、図3に示すように、特に2種以上を混合して使用することが保護膜の透明性の観点で望ましい。
より具体的に図3の左側(実施例3)は1種の多官能性モノマーを含んだ熱硬化性保護膜樹脂組成物から形成された保護膜の写真であり、右側(実施例2)は2種の多官能性モノマーを含んだ熱硬化性保護膜樹脂組成物から形成された保護膜の写真であり、目視でも2種の多官能性モノマーを用いた右側の保護膜がさらに透明であることを確認することができる。
本発明に係る熱硬化性保護膜樹脂組成物に必要に応じて添加されるその他の添加剤は、製膜性能、基板との接着性、化学的安定性などその他の使用目的により公知のものであれば制限なく使用でき、非制限的な例として、硬化剤、接着助剤、界面活性剤、開始剤、保存安定剤、ストライエーション(striation)防止剤、硬化促進剤、熱重合抑制剤および可塑剤などのその他添加剤を上記組成物中の全固形分100重量%に対し4〜31重量%の範囲内で使用でき、望ましくは4〜19重量%、より望ましくは6〜17重量%の範囲内で使用できる。
上記その他の添加剤を4重量%未満で使用すると、熱硬化性保護膜樹脂組成物の熱硬化が円滑に行われないという問題点があり、その他添加剤が19重量%を超えて使用すると、バインダー樹脂および多官能性モノマーの含有量が相対的に少なくなり、膜強度および保護膜の保存安定性、ホワイト部の平坦化の観点で望ましくない。
上記硬化剤は、公知のものであれば制限なく使用でき、非制限的な例として、フタル酸無水物、テトラ-ヒドロフタル酸無水物、ヘキサ-ヒドロフタル酸無水物、メチルテトラ-ヒドロフタル酸無水物、メチルエンドメチレンテトラ-ヒドロフタル酸無水物、ヘキサクロロエンドメチレンテトラ-ヒドロフタル酸無水物、ドデシルコハク酸無水物、およびトリメリット酸無水物などが挙げられる。特に、バインダー樹脂との反応性が高く、混溶性にも優れたトリメリット酸無水物を用いることが望ましい。
上記接着助剤としては、ビフェニル基を有するエポキシ化合物又はシリル基を有するエポキシ化合物およびアルコキシシランを反応させて得られるアルコキシ基含有シラン変性エポキシ樹脂を用いることが適当である。
上記ビフェニル基を有するエポキシ化合物は、公知のものであれば制限なく使用でき、具体的にYX-4000H(油化シェルエポキシ(株)製)、NC-3000、NC-3000-L、NC-3000-H、CER-3000、CER-3000-L、CER-3000-H(以上、日本化学(株)製)等の商品名で市販されているエポキシ化合物などを用いることができるが、これに制限されるのではない。
上記シリル基を有するエポキシ化合物は、公知のものであれば制限なく使用でき、非制限的な例として、3-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3-グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、3-グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、3-グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、3,4-エポキシシクロヘキシルエチルトリメトキシシランおよび3,4-エポキシシクロヘキシルエチルトリエトキシシランなどが挙げられるが、これに限定されるのではない。
上記アルコキシシランは、公知のものであれば制限なく使用でき、非制限的な例として、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、メチルトリプロポキシシラン、メチルトリブトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、エチルトリエトキシシラン、n-プロピルトリメトキシシラン、n-プロピルトリエトキシシラン、イソプロピルトリメトキシシラン、イソプロピルトリエトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、3-メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3-メルカプトプロピルトリエトキシシランおよびこれらの部分縮合物が挙げられるが、これに限定されるのではない。
上記界面活性剤は、BM-1000(BM Chemie社製)、メガファックF142D、同F172、同F173、同F183(以上、大日本インキ化学工業(株)製)、フロラードFC-135、同FC-170C、フロラードFC-430、同FC-431(以上、住友スリーエム(株)製)、サーフロンS-112、同S-113、同S-131、同S-141、同S-145(以上、旭硝子(株)製)、SH-28PA、SH-190、SH-193、SZ-6032、SF-8428、DC-57、DC-190(以上、東レシリコン(株)製)、F-488(荒川社製)の商品名で市販されているフッ素系界面活性剤又はシリコン系界面活性剤を用いることができ、
上記開始剤は、熱重合開始剤のアゾ系化合物として、Wako Pure chemical Industris.Ltd.のアゾニトリル系のV-60、V-65、V-59、V-70、V-40とアゾエステル系のV-601、アゾアミド系のVA-086、VA-085、VA-080、Vam-110、Vam-111、VF-096、アゾアミジン系のV-50、VA-044、VA-046B、Aam-027、VA-060、VA-057、VA-061、マクロアゾ系開始剤のVPS-0501、VPS-1001、VPE-0201、VPE-0401、VPE-0601、VPTG-0301等を用いることができるが、これに限定されるのではない。
本発明に係る熱硬化性樹脂組成物に含まれる溶媒は、バインダー樹脂の溶解性および塗布性などを考慮して、ベンゼン、トルエン、エチルベンゼン、キシレンなどの芳香族炭化水素類;メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、テトラグリコール、メトキシプロパノール、エトキシプロパノール、ブトキシプロパノール、ベンジルアルコールなどのアルコール類;モノメチルアミン、モノエチルアミン、モノエタノールアミン、1-アミノ-2-プロパノール、2-メチルアミノエタノール、ジメチルエタノールアミノ、メチルピロリドン、ジエタノールアミン、ジエチルアミノエタノール、トリエタノールアミンなどのアミン類;テトラヒドロフラン、1,4-ジオキサン、ブチルセロソルブ、2-メトキシエチルエーテル、1-メトキシ-2-プロパノール、メトキシベンゼン、ジブチルエーテル、ジフェニルエーテル、エチレングリコールエチルメチルエテール、エチレングリコールジエチルエテール、ジエチレングリコールエチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエテール、ジエチレングリコールエチルメチルエテール、ジエチレングリコールジエチルエテール、ジエチレングリコールブチルエテール、ジプロピレングリコールメチルエテール、ジプロピレングリコールエチルエーテル、ジプロピレングリコールブチルエーテルなどのエーテル類;メチルエチルケトン、メチルブチルケトン、シクロヘキサノン、2-ヘプタノンなどのアルキルケトン類;メチルセロソルブアセテート、エチルセロソルブアセテート、エチレングリコールブチルエテールアセテート、ジエチレングリコールエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールブチルエテールアセテート、ジエチレングリコールブチルエテールアセテートなどのエチレングリコールアルキルエーテルアセテート類;プロピレングリコールメチルエテールアセテート、プロピレングリコールエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールプロピルエーテルアセテート、ジプロピレングリコールメチルエテールアセテートなどのプロピレングリコールアルキルエーテルアセテート類;ブチロラクトン、エチルアセテート、2-メトキシエチルアセテート、2-エトキシエチルアセテート、プロピルアセテート、ブチルアセテート、3-メトキシブチルアセテート、エチルプロピオネート、メチル3-メトキシプロピオネート、ピルビン酸エチル、メチル-2-ヒドロキシイソブチレート、エチルラクテート、ブチルラクテート、エチル3-エトキシプロピオネート、エチレングリコールモノアセテート、エチレングリコールジアセテートなどのエステル類;又はこれらの混合物などを用いることができる。
本発明に係る熱硬化性保護膜樹脂組成物を利用してカラーフィルタの保護膜を提供することができる。
上記熱硬化性保護膜樹脂組成物から保護膜を形成する方法は当技術分野において知られている通常の方法を用いることができる。
上記熱硬化性保護膜を形成する方法を一実施例により説明する。
上記熱硬化性保護膜樹脂組成物を基板の上に適切な方法で塗布した後、プリベーク(prebake)を行って溶媒を除去し塗布膜を形成した後、ポストベーク(postbake)を行うことにより熱硬化性保護膜を形成する。
上記塗布方法としては特に制限されないが、スプレー法、ロールコーティング法、スピンコーティング法、スリットノズルコーティング法などを用いることができ、一般的にスピンコーティング法を用いる。場合によって、塗布した後プリベーク前減圧下に残留溶媒を一部除去することができる。
プリベークおよびポストベークの条件は、組成物の組成と使用目的により異なる。例えば、プリベークは通常60〜130℃で0.5〜5分の範囲で実施できる。また、ポストベークは通常150〜250℃の温度範囲で10分〜2時間かけて行うことができる。また、それぞれのプリベークおよびポストベークは1段階あるいはそれ以上の組合せで行うことができる。
上記のような過程を経て形成された保護膜は、赤色、緑色および青色のピクセル着色層および空のピクセル部(blank pixel portion)の上面に形成される。
上記空のピクセル部の上面に形成された保護膜は、バックライト(back light)の白色光を受けて白色光を具現するホワイト部となり、上記赤色、緑色および青色のピクセル着色層の上面に形成された保護膜は、オーバーコート膜の役割を果たす。
この際、上記保護膜の段差は0〜5,000Å以内で、平坦化度に優れ、本発明の望ましい実施例によると上記段差は3,000Å未満であるので、別に空のピクセル部の上にフォトレジスト(Photoresist)を塗布する工程を経る必要がなく、上記ピクセル着色層および空のピクセル部が形成された基板上にオーバーコートを塗布する工程のみでもホワイト部の役割を遂行し、平坦化度に優れたオーバーコート膜を形成することができる。
即ち、本発明は、熱硬化性保護膜樹脂組成物に含まれるバインダー樹脂の分子量およびこれを含む各構成の含有量を最適化して流動性を向上させることにより、平坦化度に優れ、ホワイト部の役割まで遂行できるカラーフィルタの保護膜を提供することができる。
なお、本発明は、上記保護膜を含むカラーフィルタを備えた液晶表示素子を提供する。上記液晶表示装置は、ブラックマトリックスおよびカラーフィルタを備えるもので、当技術分野に知られている通常の方法により作製できる。
以下、本発明を実施例により詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。
合成例1
全モノマー100重量部に対し、グリシジルメタクリレート37.5重量部、スチレン37.5重量部、テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルメタクリレート7.5重量部、3-メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン17.5重量部を溶媒のプロピレングリコールメチルエテールアセテート(PGMEA)400重量部に投入し、窒素雰囲気下で機械的撹拌機(mechanical stirrer)を用いて30分間混合した。
窒素雰囲気下で反応器の温度を70℃に高め、混合物の温度が70℃になった時、熱重合開始剤の2,2'-アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)9重量部を入れ6時間撹拌して、重量平均分子量(Mw)が7000であるバインダー樹脂を得た。
実施例1
上記合成例1で得たバインダー樹脂6重量部(組成物の固形分100重量部基準)、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(DPHA)75重量部、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート-コハク酸エステル(TO-1382)10重量部、フッ素系界面活性剤(F-488)0.05重量部、硬化剤のトリメリット酸無水物0.95重量部およびビフェニルタイプのエポキシ接着助剤(CER-3000-L)8重量部をプロピレングリコールメチルエテールアセテートとジエチレングリコールジエチルエテールの60:40の混合溶媒に投入して撹拌した。
上記のような過程を経た全固形分の含有量が20%である混合物を、直径0.2μmのフィルタでろ過して熱硬化性保護膜樹脂組成物を得た。
ガラス基板上に顔料分散型カラーレジスト(R、G、B)を用いてストライプ状に赤色、緑色、青色の3色カラーフィルタを各々100μmの線幅で作製した。上記RGBカラーフィルタが作られた基板の上に上記製造された熱硬化性保護膜樹脂組成物を塗布した後、プリベークで90℃のホットプレート上で2分間乾燥した後、続いて220℃のクリーンなオーブンで30分程度ポストベークを行って2.0μm厚さのオーバーコート膜を製造した。
実施例2
上記合成例1で得られたバインダー樹脂21重量部、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート60重量部、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート-コハク酸エステル(TO-1382)10重量部を使用することを除いて、上記実施例1と同一な過程で熱硬化性保護膜樹脂組成物とカラーフィルタの上部にオーバーコート膜とを製造した。
実施例3
ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート-コハク酸エステル(TO-1382)を使用せず、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート70重量部を単独で使用することを除いて、上記実施例2と同一な過程で熱硬化性保護膜樹脂組成物とカラーフィルタの上部にオーバーコート膜とを製造した。
比較例1
上記合成例1で得られたバインダー樹脂71重量部、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート20重量部を使用することを除いて、上記実施例1と同一な過程で熱硬化性保護膜樹脂組成物とカラーフィルタの上部にオーバーコート膜とを製造した。
実験例
上記実施例1〜3および比較例1のプロファイルをアルファステッパーにて測定し、平坦化度(DOP、Degree of Planarization)を計算して、その結果を図1および2と表1に示した。
上記平坦化度は次の通り測定した。
レッド(Red)、グリーン(Green)、空のピクセル(white)のプロファイルを測定して、サブピクセルの中心部の段差中最も大きな値をD1にし、オーバーコートをコーティングして硬化させた後プロファイルを測定して、サブピクセルの中心部の段差中最も大きな値をD2にして平坦化度を下記の数式1を用いて求めた。
実施例1〜3および比較例1でのD1は22650Åとして同一である。
図1は、実施例1〜3の熱硬化性保護膜樹脂組成物で形成されたオーバーコート膜および比較例1の熱硬化性保護膜樹脂組成物で形成されたオーバーコートのプロファイルを概略的に示すものである。
実施例1〜3のオーバーコート膜は、カラーフィルタ層(red、green)上に塗布されたオーバーコート膜と空のピクセル部の上に塗布されたオーバーコート膜の高さがほぼ等しいことにより、平坦化度が優れるのに対して、比較例1のオーバーコート膜は、カラーフィルタ層の屈曲に沿って形成されることにより、平坦化度が劣り、特に空のピクセル部の上で凹んだ形状に形成され、比較例1の熱硬化性保護膜樹脂組成物ではホワイト部の役割まで遂行できるオーバーコート膜を形成できないことを確認することができた。
このような結果は表1のデータによって確認することができる。
上記表1から、実施例1〜3の場合、オーバーコート膜の段差が2,600〜4,300Åで、DOP値が81%以上であるのに対して、比較例1の場合、オーバーコート膜の段差は14,700Åで、DOP値が35.1%程度だけであって、実施例と比較例のオーバーコート膜の平坦化度に非常に大きな差があることを数値的に確認することができた。
このように、実施例および比較例のオーバーコート膜の平坦化度の差は、本発明に係る熱硬化性保護膜樹脂組成物に含まれる各構成の含有量が最適化され、上記熱硬化性保護膜樹脂組成物の流動性が大きく向上することに起因するものである。
図2は、実施例1〜3の熱硬化性保護膜樹脂組成物で形成されたオーバーコート(over coat、OC)の厚さが2.0μm、2.5μm 、3.0μmと厚くなるに従ったプロファイルを概略的に示すものである。
これにより、上記オーバーコートの厚さが2.0μmだけになっても平坦化度に優れることを確認することができた。
図3は、実施例2〜3の熱硬化性保護膜樹脂組成物をガラス基板上に塗布して保護膜を形成した後、その透明度を比較したものである。
実施例2は、多官能性モノマーとしてジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート(DPHA)とジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート-コハク酸エステル(TO-1382)を60:10の割合で混合して70重量部を使用したものであり、実施例3の場合、多官能性モノマーとしてDPHAを単独で70重量部を使用して熱硬化性保護膜樹脂組成物を製造した。
上記実施例3のように、多官能性モノマーを単独で使用して製造された熱硬化性保護膜樹脂組成物で保護膜が形成される場合、目視でも上記保護膜のヘイズ(haze)現象を確認することができた。
しかしながら、実施例2のように多官能性モノマーを2種以上混合して製造された熱硬化性保護膜樹脂組成物で保護膜が形成される場合は、上記保護膜が透明になる現象を確認することができた。
したがって、本発明に係る熱硬化性保護膜樹脂組成物の多官能性モノマーは、単独で使用する時より2種以上を混合して使用することが、本発明に係るオーバーコート膜が透明であるため、ホワイト部としての役割の遂行においてより一層望ましいことを確認することができた。

Claims (22)

  1. 全固形分に対し、
    バインダー樹脂1〜28重量%、多官能性モノマー68〜95重量%およびその他の添加剤4〜31重量%を含む熱硬化性保護膜樹脂組成物。
  2. 上記固形分の濃度は10〜30重量%であることを特徴とする請求項1に記載の熱硬化性保護膜樹脂組成物。
  3. 上記熱硬化性保護膜樹脂組成物の粘度は室温で2〜4cpsであることを特徴とする請求項1または2に記載の熱硬化性保護膜樹脂組成物。
  4. 上記バインダー樹脂は、エポキシ基含有不飽和化合物およびエチレン性不飽和化合物の共重合体であることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の熱硬化性保護膜樹脂組成物。
  5. 上記バインダー樹脂は、エポキシ基含有不飽和化合物およびエチレン性不飽和化合物を25:75〜60:40の重量比で含む混合物の共重合体であることを特徴とする請求項4に記載の熱硬化性保護膜樹脂組成物。
  6. 上記バインダー樹脂は、重量平均分子量(Mw)が5,000〜10,000以内であることを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の熱硬化性保護膜樹脂組成物。
  7. 上記エポキシ基含有不飽和化合物は、エポキシアルキル(メタ)アクリレート、アリルグリシジルエーテル、アリルグリシジルエステル、アリールグリシジルエーテル、アリールグリシジルエステル、グリシジル5-ノルボルネン-2-メチル-2-カルボキシレート(エンド、エキソ混合物)、1,2-エポキシ-5-へキセン、1,2-エポキシ-9-デセン、グリシジル(メタ)アクリレート、グリシジルα-エチル(メタ)アクリレート、グリシジルα-n-プロピル(メタ)アクリレート、グリシジルα-n-ブチル(メタ)アクリレート、メチルグリシジル(メタ)アクリレート、3,4-エポキシブチル(メタ)アクリレート、4,5-エポキシペンチル(メタ)アクリレート、5,6-エポキシヘプチル(メタ)アクリレートおよび6,7-エポキシヘプチルα-エチルアクリレートからなる群より選ばれる1種のエポキシ基含有不飽和化合物又はこれらの混合物であることを特徴とする請求項4に記載の熱硬化性保護膜樹脂組成物。
  8. 上記エチレン性不飽和化合物は、ベンジル(メタ)アクリレート、フェニル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n-ブチル(メタ)アクリレート、2-エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ジシクロフェンタニル(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性(メタ)アクリレート、スチレン、4-メトキシスチレン、4-メチルスチレン、1,3-ブタジエンおよびイソプレンからなる群より選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項4または5に記載の熱硬化性保護膜樹脂組成物。
  9. 上記エチレン性不飽和化合物は、ヒドロキシ基、シリル基、加水分解によって酸基が形成される官能基、カルボキシル基およびカルボン酸無水物基からなる群より選ばれる1種以上の官能基をさらに含むことを特徴とする請求項4または5に記載の熱硬化性保護膜樹脂組成物。
  10. 上記エチレン性不飽和化合物は、
    ヒドロキシ基を含むエチレン性不飽和化合物として2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート;
    ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリス(β-メトキシエトキシ)シラン、メチルビニルジメトキシシラン、β-(メタ)アクリルオキシエチルトリメトキシシラン、β-(メタ)アクリルオキシエチルトリエトキシシラン、3-(メタ)アクリルオキシプロピルトリメトキシシラン、3-(メタ)アクリルオキシプロピルトリエトキシシラン、γ-(メタ)アクリルオキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ-(メタ)アクリルオキシプロピルジメチルメトキシシラン、γ-(メタ)アクリルオキシプロピルメチルジエトキシシラン、3-(メタ)アクリルオキシプロピルジメチルエトキシシランおよび3-(メタ)アクリルオキシプロピルトリメトキシシランからなる群より選ばれる1種のシリル基を含むエチレン性不飽和化合物;
    テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル(メタ)アクリレートおよびt-ブチル(メタ)アクリレート中から選択される1種の加水分解によって酸基が形成される官能基を含むエチレン性不飽和化合物;
    (メタ)アクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸、メサコン酸、イソプレンスルホン酸、スチレンスルホン酸およびノルボルネン-2-カルボン酸からなる群より選ばれる1種のカルボキシル基を含むエチレン性不飽和化合物;および
    (メタ)アクリル酸無水物、クロトン酸無水物、イタコン酸無水物、マレイン酸無水物、フマル酸無水物、シトラコン酸無水物、メサコン酸無水物、イソプレンスルホン酸無水物、スチレンスルホン酸無水物およびノルボルネン-2-カルボン酸無水物からなる群より選ばれる1種のカルボン酸無水物基を含むエチレン性不飽和化合物;
    からなる群より選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項9に記載の熱硬化性保護膜樹脂組成物。
  11. 上記多官能性モノマーは、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、エチレン基の数が2〜14であるポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレン基の数が2〜14であるプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,3-ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、1,6-ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート-コハク酸エステル、ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート-ジコハク酸エステルおよびジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート-コハク酸エステルからなる群より選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項1から10の何れか1項に記載の熱硬化性保護膜樹脂組成物。
  12. 上記その他の添加剤は、硬化剤、接着助剤、界面活性剤、開始剤、保存安定剤、ストライエーション(striation)防止剤、硬化促進剤、熱重合抑制剤および可塑剤からなる群より選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項1から11の何れか1項に記載の熱硬化性保護膜樹脂組成物。
  13. 上記硬化剤は、フタル酸無水物、テトラ-ヒドロフタル酸無水物、ヘキサ-ヒドロフタル酸無水物、メチルテトラ-ヒドロフタル酸無水物、メチルエンドメチレンテトラ-ヒドロフタル酸無水物、ヘキサクロロエンドメチレンテトラ-ヒドロフタル酸無水物、ドデシルコハク酸無水物、およびトリメリット酸無水物からなる群より選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項12に記載の熱硬化性保護膜樹脂組成物。
  14. 上記接着助剤は、ビフェニル基を有するエポキシ化合物又はシリル基を有するエポキシ化合物およびアルコキシシランを反応させて得られるアルコキシ基含有シラン変性エポキシ樹脂であることを特徴とする請求項12または13に記載の熱硬化性保護膜樹脂組成物。
  15. 上記シリル基を有するエポキシ化合物は、3-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3-グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、3-グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、3-グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、3,4-エポキシシクロヘキシルエチルトリメトキシシランおよび3,4-エポキシシクロヘキシルエチルトリエトキシシランからなる群より選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項14に記載の熱硬化性保護膜樹脂組成物。
  16. 上記アルコキシシランは、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、メチルトリプロポキシシラン、メチルトリブトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、エチルトリエトキシシラン、n-プロピルトリメトキシシラン、n-プロピルトリエトキシシラン、イソプロピルトリメトキシシラン、イソプロピルトリエトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、3-メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3-メルカプトプロピルトリエトキシシランおよびこれらの部分縮合物からなる群より選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項14または15に記載の熱硬化性保護膜樹脂組成物。
  17. 上記界面活性剤は、フッ素系界面活性剤又はシリコン系界面活性剤であることを特徴とする請求項12から16の何れか1項に記載の熱硬化性保護膜樹脂組成物。
  18. 上記多官能性モノマーは2種以上を混合して使用することを特徴とする請求項1から17の何れか1項に記載の熱硬化性保護膜樹脂組成物。
  19. 上記熱硬化性保護膜樹脂組成物は、ベンゼン、トルエン、エチルベンゼン、キシレン、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、テトラグリコール、メトキシプロパノール、エトキシプロパノール、ブトキシプロパノール、ベンジルアルコール、モノメチルアミン、モノエチルアミン、モノエタノールアミン、1-アミノ-2-プロパノール、2-メチルアミノエタノール、ジメチルエタノールアミノ、メチルピロリドン、ジエタノールアミン、ジエチルアミノエタノール、トリエタノールアミン、テトラヒドロフラン、1,4-ジオキサン、ブチルセロソルブ、2-メトキシエチルエーテル、1-メトキシ-2-プロパノール、メトキシベンゼン、ジブチルエーテル、ジフェニルエーテル、エチレングリコールエチルメチルエテール、エチレングリコールジエチルエテール、ジエチレングリコールエチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエテール、ジエチレングリコールエチルメチルエテール、ジエチレングリコールジエチルエテール、ジエチレングリコールブチルエテール、ジプロピレングリコールメチルエテール、ジプロピレングリコールエチルエーテル、ジプロピレングリコールブチルエテール、メチルエチルケトン、メチルブチルケトン、シクロヘキサノン、2-ヘプタノン、メチルセロソルブアセテート、エチルセロソルブアセテート、エチレングリコールブチルエテールアセテート、ジエチレングリコールエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールブチルエテールアセテート、ジエチレングリコールブチルエテールアセテート、プロピレングリコールメチルエテールアセテート、プロピレングリコールエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールプロピルエーテルアセテート、ジプロピレングリコールメチルエテールアセテート、ブチロラクトン、エチルアセテート、2-メトキシエチルアセテート、2-エトキシエチルアセテート、プロピルアセテート、ブチルアセテート、3-メトキシブチルアセテート、エチルプロピオネート、メチル3-メトキシプロピオネート、ピルビン酸エチル、メチル-2-ヒドロキシイソブチレート、エチルラクテート、ブチルラクテート、エチル3-エトキシプロピオネート、エチレングリコールモノアセテート、エチレングリコールジアセテートおよびこれらの混合物からなる群より選ばれる1種以上の溶媒を使用することを特徴とする請求項1から18の何れか1項に記載の熱硬化性保護膜樹脂組成物。
  20. 請求項1から19の何れか1項に記載の熱硬化性保護膜樹脂組成物から形成されたカラーフィルタの保護膜。
  21. 上記カラーフィルタの保護膜の段差は0〜5,000Å以内であることを特徴とする請求項20に記載のカラーフィルタの保護膜。
  22. 請求項20または21に記載のカラーフィルタ保護膜を含む液晶表示素子。
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