JP2011523694A - 複合材パイプ及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、複合材パイプ及びその製造方法に関し、本発明に係る複合材パイプは、第1のパイプと、第1のパイプに挿入され、第1のパイプに取り付けられる第2のパイプと、を含み、第2のパイプは、セラミック材料からなる多数個のセラミックタイルを含む。本発明に係る複合材パイプの製造方法は、マンドレルの外周面を離型処理する段階と、マンドレルの外周面に接着剤を塗布する段階と、マンドレルの外周面を覆うように、複数のセラミックタイルをマンドレルの外周面に取り付けて第2のパイプを形成する段階と、第2のパイプの外周面に接着剤を塗布する段階と、フィラメントのワインディング方法によって、接着剤が塗布された第2のパイプの外周面に、樹脂を含浸した連続繊維を多数回ワインディングする段階と、ワインディングされた連続繊維に含浸されている樹脂を硬化処理して第1のパイプを形成する段階と、マンドレルを第2のパイプから分離する段階と、を含む。本発明によれば、耐摩耗性に優れた複合材パイプが提供される。
【選択図】なし

Description

本発明は、複合材パイプに係り、更に詳しくは、耐摩耗性を改良した複合材パイプ及びそのパイプを製造する方法に関する。
一般的に、繊維材料に合成樹脂を含浸させて得られる繊維強化の複合材パイプは、樹脂及び繊維材料の基本的な特性から、どうしても金属製のパイプに比べて耐摩耗性能が劣るという欠点を有している。
そのため、複合材パイプにおいては、耐摩耗性を必要とするパイプに耐摩耗性を必要とする用途に使用すると、複合材パイプの耐久寿命が短くなるという根本的な問題を内包していた。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、優れた耐摩耗性を有する複合パイプ及びその製造方法を提供することにある。
上記本発明の目的を達成するために、本発明の第1の実施形態に係る複合材パイプは、複合材質で形成された第1のパイプと、第1のパイプに挿入した第2のパイプと、を含み、第2のパイプは、セラミック材料からなる多数個のセラミックタイルから構成されていることを特徴とする。
また、第1のパイプは、樹脂材質と該樹脂材質を含浸させた連続繊維とを含むことが望ましい。
本発明の第2の実施形態に係る複合材パイプは、第1のパイプと、第1のパイプに挿入され、第1のパイプに取り付けられる第2のパイプと、を含み、第2のパイプは、2つの材質領域から構成され、第1の材質領域は、樹脂材質と該樹脂材質を含浸させた連続繊維とからなり、第2の材質領域は、セラミック材質からなることを特徴とする。
また、第2の材質領域は、複数のセラミックタイルから構成させることができる。
本発明の第1の実施形態に係る複合材パイプの製造方法は、マンドレルの外周面を離型処理する段階と、マンドレルの外周面に接着剤を塗布する段階と、マンドレルの外周面を覆うように、複数のセラミックタイルをマンドレルの外周面に取り付けて第2のパイプを形成する段階と、第2のパイプの外周面に接着剤を塗布する段階と、フィラメントのワインディング工法によって、接着剤が塗布された第2のパイプの外周面に、樹脂を含浸した連続繊維を多数回ワインディングする段階と、ワインディングされた連続繊維に含浸されている樹脂を硬化処理して第1のパイプを形成する段階と、マンドレルを第2のパイプから分離する段階と、を含む。
また、本発明の第2の実施形態に係る複合材パイプの製造方法は、マンドレルの表面を離型処理する段階と、フィラメントのワインディング工法によって、マンドレルの外周面に、樹脂を含浸した連続繊維をワインディングする段階と、ワインディングされた連続繊維に含浸されている樹脂を硬化処理して第2のパイプを形成する段階と、第2のパイプの一部分を切開する段階と、第2のパイプの一部分を切開することによって露出されたマンドレルの外周面に接着剤を塗布する段階と、露出したマンドレルの外周面を覆うように、マンドレルの外周面に複数のセラミックタイルを取り付ける段階と、セラミックタイルが備えられた第2のパイプの外周面に接着剤を塗布する段階と、フィラメントのワインディング工法によって、セラミックタイルが備えられた第2のパイプの外周面に、樹脂を含浸した連続繊維をワインディングする段階と、ワインディングされた連続繊維に含浸されている樹脂を硬化処理して第1のパイプを形成する段階と、マンドレルを第2のパイプから分離する段階と、を含む。
以下、本発明の好ましい実施形態について、添付した図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る複合材パイプを示した斜視図であり、図2は、本発明の第1の実施形態に係る複合材パイプを示した断面図である。
図1、図2に示すように、本発明の第1の実施形態に係る複合材パイプ100は、第1のパイプ130と、第1のパイプ130の内側に挿入されて第1のパイプ130に取り付けられた第2のパイプ110を含んで構成され、第2のパイプ110は、セラミック材料からなる多数個のセラミックタイル113で構成されている。
第1のパイプ130の内周面と第2のパイプ110の外周面との間には、接着剤層120が備えられていることが好ましく、接着剤層を備えることにより、第1のパイプと第2のパイプの間の接着力が高められる。
第1のパイプ130は、樹脂材質と該樹脂材質を含浸させた連続繊維とを含んで構成されている。
第2のパイプを構成するセラミックタイル113は、好ましくは、アルミナ(Al)を主成分とするアルミナセラミック材質である。
第2のパイプを構成する多数個のセラミックタイル113の形状は、それぞれのタイルの形状及び大きさが、同じであることが望ましい。
また、第2のパイプ110の両端部に位置するセラミックタイルの大きさと形状はそれぞれ同じであり、第2のパイプ110の内部側に位置するセラミックタイルについても、それぞれの大きさと形状が同じであることが望ましいが、パイプの両端部のセラミックタイルと内部側のセラミックタイルの大きさと形状が、異なっていても良い。
セラミックタイル113の形状は、一定の厚さを持つ平面板(平板)形状であることができるが、図3に示すように、一定の厚さを持つ曲面板(曲板)形状であってもよく、セラミックタイル113の第2のパイプ110の長さ方向に位置する両端部の面が、垂直な平面であることが望ましく、セラミックタイル113の第2のパイプ110の円周方向に位置する両側面は、傾斜した平面であることが望ましい。
また、セラミックタイル113は、セラミックタイル113の第2のパイプ110の長さ方向に位置する両端部の面が、隣接したセラミックタイル113の端面と互いに接触し、長さ方向に位置する両端面のいずれかの面に、隣接する2つのセラミックタイル113の長さ方向に位置する端面が接触することが望ましい。
図4は、本発明の第2実施形態に係る複合材パイプを示した断面図である。
図4に示すように、本発明の第2実施形態に係る複合材パイプは、第1のパイプ230と、第1のパイプ230の内側に挿入されて第1のパイプ230に取り付けられる第2のパイプ210を含む構成であり、第2のパイプ210は、2つの材質領域を含んで構成される。
第2のパイプ210を構成する第1の材質領域211は、樹脂材質と該樹脂材質を含浸させた連続繊維とからなり、第2の材質領域は、セラミック材質からなる。
第1のパイプ230の内周面と第2のパイプ210の外周面との間には、接着剤層220が備えられていることが好ましく、接着剤層を備えることにより、第1のパイプと第2のパイプの間の接着力が高められる。
第2のパイプ210を構成する第2の材質領域は、多数個のセラミックタイル213から構成される。
セラミックタイル213は、好ましくは、アルミナ(Al)を主成分とするアルミナセラミック材質である。
第2のパイプ210を構成する多数個のセラミックタイル213の形状は、それぞれのタイルの形状及び大きさが、同じであることが望ましい。
セラミックタイル213の形状は、一定の厚みを有する平面板(平板)形状であってもよく、一定の厚みを有する曲面板(曲板)形状であってもよく、セラミックタイル213の第2のパイプ210の長さ方向に位置する両端部の面が、垂直な平面であることが望ましく、セラミックタイル213の第2のパイプ210の円周方向に位置する両側面は、傾斜した平面であることが望ましく、垂直な平面であってもよい。
また、セラミックタイル213は、第2のパイプ210の長さ方向に位置する両端面が、隣接したセラミックタイル213の端面と互いに接触し、長さ方向の両端面のいずれかの端面に、隣接する2つのセラミックタイル213の端面が接触することが望ましい。
本発明の第1の実施形態に係る複合材パイプの製造方法は、マンドレルの外周面を離型処理する段階(S102)、離型処理されたマンドレルの外周面に接着剤を塗布する段階(S104)、マンドレルの外周面を巻き取るように、複数のセラミックタイルを配列して第2のパイプを形成する段階(S106)、第2のパイプの外周面に接着剤を塗布する段階(S108)、フィラメントのワインディング方法により、接着剤が塗布された第2のパイプの外周面に、高分子樹脂を含浸した連続繊維を多数回ワインディングする段階(S110、S112)、ワインディングされた連続繊維に含浸させた高分子樹脂を硬化処理して第1のパイプを形成する段階(S114)、マンドレルを第2のパイプから分離する段階(S116)を含む。
図5は、本発明の第1の実施形態に係る複合材パイプの製造方法を説明するためのフローチャートである。
図6は、本発明の第1の実施形態に係る複合パイプの製造方法に適用される装置の概略構成図である。
図5、図6、及び図2を参照して、本発明の第1の実施形態に係る複合材パイプの製造方法を以下に詳細に説明する。
まず、複合材パイプ100を製造するために、回転可能なマンドレル10の外周面を離型処理する(S102)。例えば、マンドレル10の外周面に、自己集合単層膜(Self Assembled Monolayer:SAM)で形成された離型性コーティング膜を形成する方法等により、マンドレル10表面の離型処理をする。
次に、離型処理されたマンドレル10の外周面に、例えば、エポキシ樹脂などの接着剤を塗布して、マンドレル10が回転することによって発生する遠心力により、セラミクタイル113が離脱することを防止する(S104)。
マントレル10の外周面に接着剤を塗布する代わりに、外周面に粘着シートを張り付けても良い。
次に、図7に示すように、接着剤が塗布されたマンドレル10の外周面を覆うように、複数のセラミックタイル113を配列して第2のパイプ110を形成する(S106)。ここで、セラミックタイル113は、アルミナ(Al)が主成分であるタイプを採用することが好ましい。
また、図7に示すように、第2のパイプ110を形成する複数のセラミックタイル113は、第2のパイプ110の長さ方向に位置をずらして配列させて設置することが好ましい。このように設置することによって、複合材パイプ100を使用する際に、セラミックタイル113の接着部位に摩耗が集中することを防ぐことができる。
次に、第2のパイプ110の外周面に、例えば、エポキシ樹脂などの接着剤層120を塗布する(S108)。
続いて、フィラメントワインディング(filament winding)の方法により、接着剤層120が塗布された第2のパイプ110の外周面に、高分子樹脂20を含浸した、例えば、ガラス繊維などの連続繊維30を圧着ワインディングする(S110、S112)。
フィラメントのワインディング工法を行うために、本発明の第1実施形態に適用される製造装置には、フィラメントに高分子樹脂20を含浸させるための樹脂供給槽が用意される。
フィラメントに含浸させる高分子樹脂20には、例えば、ポリエステル樹脂などを用いることができ、パイプ100の特性に応じて、微量の添加剤を更に含んでも良い。
本発明の第1実施形態に係る複合材パイプの製造方法に基づいて作製された複合材のパイプは、S110及びS112段階の工程で、高分子樹脂20を含浸した連続繊維30が、フィラメントのワインディング工法により、圧着ワインディングされるので、第2のパイプ110を一定のテンションで加圧することになり、接着剤層120の気泡を抜くことができ、非接着部位を少なくすることができる。
このようにして、第2のパイプ110と、高分子樹脂20と連続繊維30からなる第1のパイプ130とは、完全に一体なものとして成型される。
また、フィラメントのワインディング工法による、連続繊維30の外周面に圧着ワインディングは、55°のワインディング角度で、所定の厚さになるまで行われることが好ましい。
次に、圧着ワインディングされた連続繊維30を、例えば、100℃以上の温度で硬化処理(S114)して、第1のパイプ130を形成する。
上記硬化処理(S114)において、マンドレル10の回転速度は、1〜5rpm程度を維持することが望ましい。
最後に、マンドレル10を第2のパイプ110から分離して、マンドレル10を脱型することにより、本発明の第1の実施形態に係る複合材パイプ100が完成する。
本発明に係る複合材パイプは、高い耐摩耗性が要求される灰(ash)の移送用パイプとして用いることができる。つまり、本発明の実施形態に係る複合材パイプは、耐摩耗性に優れたアルミナセラミックタイルで構成された第2のパイプと、連続繊維複合材である第1のパイプとが一体に成形されているので、優れた耐摩耗性を有し、第2のパイプを構成するセラミックタイルの離脱がない、軽量化された灰(ash)の移送用パイプを具現することができる。
本発明に係る複合材パイプは、優れた耐摩耗性能を有するので、パイプの交換寿命を延ばすことができ、修理費用を低減することができる。
以下に、本発明に係る複合材パイプと従来のパイプについて、配管の寿命、物理的特性及び摩耗量特性の比較表を示す。
Figure 2011523694
Figure 2011523694
Figure 2011523694
以上、表1〜表3に示すように、本発明に係る複合材パイプは、従来のパイプに比べ、寿命が長く、物理的な特性(重量、流速係数など)が優れ、特に耐摩耗特性が顕著に改善されていることが分かる。
図8は、本発明の第2の実施形態に係る複合材パイプの製造方法を説明するためのフローチャートである。
図8に示すように、本発明の第2の実施例に係る複合材パイプの製造方法は、マンドレルの外周面を離型処理する段階(S501)、のフィラメントのワインディング工法によって、マンドレルの外周面に、高分子樹脂を含浸した連続繊維をワインディングする段階(S503、S505)、ワインディングした連続繊維に含浸させた高分子樹脂を硬化処理して、第2のパイプを形成する段階(S507)、第2のパイプの一部の部位を切開する段階(S509)、切開された一部の部位の露出されたマンドレルの外周面に接着剤を塗布する段階(S511)、露出されたマンドレルの外周面を覆うように複数のセラミックタイルを取り付ける段階(S513)、セラミックタイルが備えられた第2のパイプの外周面に接着剤を塗布する段階(S515)、フィラメントのワインディング工法により、セラミックタイルが備えられた第2のパイプの外周面に、高分子樹脂に含浸された連続繊維を圧着ワインディングする段階(S517)、ワインディングされた連続繊維に含浸させた高分子樹脂を硬化処理して第1のパイプを形成する段階(S519)、マンドレルを脱型する段階(S521)、を含んでいる。
以下、図8及び図4を参照して、本発明の第2の実施形態に係る複合材パイプの製造方法を更に詳細に説明する。
複合材パイプ200を製造するために、まず、回転可能なマンドレル10の外周面を離型処理する(S501)。
マンドレル10の外周面を離型処理する方法としては、例えば、マンドレル10の外周面に自己集合単層膜(Self Assembled Monolayer:SAM)で形成された離型性コーティング膜を形成する方法がある。
次に、フィラメントのワインディング工法により、マンドレル10の外周面に、高分子樹脂20を含浸させた、例えば、ガラス繊維などの連続繊維30をワインディングする(S503、S505)。
フィラメントのワインディング工法を行うために、本発明の第2の実施形態に適用される製造装置には、フィラメントに高分子樹脂20を含浸させるための樹脂供給槽が用意される。
フィラメントに含浸させる高分子樹脂20には、例えば、ポリエステル樹脂などを用いることができ、パイプ200の特性に応じて、微量の添加剤を更に含んでも良い。
次に、ワインディングした高分子樹脂20を含浸させた連続繊維30を硬化処理して、第2のパイプ210を形成する(S507)。
続いて、第2のパイプ210の脆弱な部位、つまり、複合材パイプ200の使用時に摩耗が集中的に発生する部位を切開し(S509)、切開して露出したマンドレル10の部位の表面に接着剤を塗布した後(S511)、切開して露出した部位を覆うように、複数のセラミックタイル213をマンドレル10の表面に取り付ける(S513)。
本発明の第2の実施形態に係る複合材パイプ200は、パイプ200の脆弱な部位のみにセラミックタイル213が取り付けられている点が、第1の実施形態に係る複合材パイプ100とは異なっている。
ここで、第2のパイプ210を構成するセラミックタイル213は、アルミナ(Al)が主成分であるタイプを採用することが好ましい。
次に、セラミックタイル213が備えられた第2のパイプ210の外周面に、例えば、エポキシ樹脂などの接着剤層220を塗布し(S515)、フィラメントのワインディング工法によって、部分的にセラミックタイル213が備えられた第2のパイプ210の外周面に、高分子樹脂20を含浸させた連続繊維30を、所定の厚さまで圧着ワインディングする(S517)。
続いて、圧着ワインディングされた連続繊維30を硬化処理して、第1のパイプ230を形成する(S519)。
最後にマンドレル10を脱型(S521)することにより、本発明の第2の実施形態に係る複合材パイプ200が完成する。
本発明によれば、パイプの寿命が延び、パイプの物理的な特性(重量、流速係数など)が向上し、特にパイプの耐摩耗性が顕著に改善される。
以上の説明は、本発明の技術思想を例示的に説明していることに過ぎないものであって、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、本発明の本質的な特性から逸脱しない範囲で多様な修正および変形が可能である。
したがって、開示した本発明の実施形態は、本発明の技術思想を説明するためのものであって、本発明の技術思想の範囲を限定するものではない。
また、本発明の権利範囲は、特許請求の範囲により解釈されるべきであり、それと同等の範囲内にあるすべての技術思想は、本発明の権利範囲に含まれるものと解釈されるべきである。
本発明の第1の実施形態に係る複合材パイプを示した斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る複合材パイプを示した断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る複合材パイプを構成する第2のパイプの一部斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る複合材パイプを示した断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る複合材パイプの製造方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の複合材パイプの製造方法に適用される装置の概略構成図である。 本発明に係る複合材パイプのセラミック層を構成する複数のセラミックタイルの配列を示す拡大図である。 本発明の第2の実施形態に係る複合材パイプの製造方法を説明するためのフローチャートである。

Claims (13)

  1. 第1のパイプと、
    前記第1のパイプに挿入され、前記第1のパイプに取り付けられた第2のパイプを含み、
    前記第2のパイプは、セラミック材料からなる多数個のセラミックタイルを含んでいることを特徴とする複合材パイプ。
  2. 前記第1のパイプと前記第2のパイプとの間に、前記第1のパイプと前記第2のパイプの接着を強化する接着剤層が備えられていることを特徴とする請求項1に記載の複合材パイプ。
  3. 前記セラミックタイルは、一定の厚さを有する平板であることを特徴とする請求項1に記載の複合材パイプ。
  4. 前記セラミックタイルは、一定の厚さを有する曲板であることを特徴とする請求項1に記載の複合材パイプ。
  5. 前記セラミックタイルは、前記第2のパイプの長さ方向に位置する両端面が、垂直な平面であり、前記第2のパイプの円周方向に位置する両側面は、傾斜した平面であることを特徴とする請求項1に記載の複合材パイプ。
  6. 前記セラミックタイルは、前第2のパイプの長さ方向の両端面が隣接するセラミックタイルの端面と互いに接触し、長さ方向の両端面のいずれかの端面に隣接する2つのセラミックタイルの長さ方向の端面が接触することを特徴とする請求項5に記載の複合材パイプ。
  7. 前記第1のパイプは、樹脂材質と該樹脂材質を含浸させた連続繊維とを含むことを特徴とする請求項1に記載の複合材パイプ。
  8. 第1のパイプと、
    前記第1のパイプの内部に挿入され、前記第1のパイプに取り付けられた第2のパイプと、を含み、
    前記第2のパイプは、2つの材質領域から構成され、
    第1の材質領域は、樹脂材質とその樹脂材質を含浸させた連続繊維とからなり、
    第2の材質領域は、セラミック材質からなることを特徴とする複合材パイプ。
  9. 前記第2の材質領域は、複数のセラミックタイルで構成されていることを特徴とする請求項8に記載の複合材パイプ。
  10. 前記第1のパイプと前記第2のパイプとの間に、前記第1のパイプと前記第2のパイプの接着を強化する接着剤層が備えられていることを特徴とする請求項8に記載の複合材パイプ。
  11. 前記第1のパイプは、樹脂材質と該樹脂材質を含浸させた連続繊維を含むことを特徴とする請求項8に記載の複合材パイプ。
  12. マンドレルの外周面を離型処理する段階と、前記マンドレルの外周面に接着剤を塗布する段階と、前記マンドレルの外周面を覆うように、複数のセラミックタイルをマンドレルの外周面に取り付けて第2のパイプを形成する段階と、前記第2のパイプの外周面に接着剤を塗布する段階と、フィラメントワインディング工法によって、前記接着剤が塗布された第2のパイプの外周面に、樹脂を含浸した連続繊維を多数回ワインディングする段階と、前記ワインディングされた連続繊維に含浸させている樹脂を硬化処理して第1のパイプを形成する段階と、前記マンドレルを第2のパイプから分離する段階と、を含む複合材パイプの製造方法。
  13. マンドレルの外周面を離型処理する段階と、フィラメントのワインディング工法によって、前記マンドレルの外周面に、樹脂に含浸された連続繊維をワインディングする段階と、前記ワインディングされた連続繊維に含浸させている樹脂を硬化処理して第2のパイプを形成する段階と、前記第2のパイプの一部分を切開する段階と、前記第2のパイプの一部分を切開することによって露出されたマンドレルの外周面に接着剤を塗布する段階と、前記露出されたマンドレルの外周面を覆うように、前記マンドレルの外周面に複数のセラミックタイルを取り付ける段階と、前記セラミックタイルが備えられた第2のパイプの外周面に接着剤を塗布する段階と、フィラメントのワインディング工法によって、前記セラミックタイルが備えられた第2のパイプの外周面に、樹脂を含浸した連続繊維をワインディングする段階と、前記ワインディングされた連続繊維に含浸させている樹脂を硬化処理して第1のパイプを形成する段階と、前記マンドレルを前記第2のパイプから分離する段階と、を含む複合材パイプの製造方法。
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