JPH03227616A - パイプ状構造物 - Google Patents

パイプ状構造物

Info

Publication number
JPH03227616A
JPH03227616A JP2210982A JP21098290A JPH03227616A JP H03227616 A JPH03227616 A JP H03227616A JP 2210982 A JP2210982 A JP 2210982A JP 21098290 A JP21098290 A JP 21098290A JP H03227616 A JPH03227616 A JP H03227616A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fiber
pipe
rubber
angle
principal axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2210982A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH078541B2 (ja
Inventor
Masahide Onuki
正秀 大貫
Tetsuo Yamaguchi
哲男 山口
Mitsunori Miki
光範 三木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to US07/617,877 priority Critical patent/US5242721A/en
Priority to DE1990617598 priority patent/DE69017598T2/de
Priority to EP19900122685 priority patent/EP0430188B1/en
Publication of JPH03227616A publication Critical patent/JPH03227616A/ja
Priority to US08/053,707 priority patent/US5348777A/en
Publication of JPH078541B2 publication Critical patent/JPH078541B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B2209/00Characteristics of used materials
    • A63B2209/02Characteristics of used materials with reinforcing fibres, e.g. carbon, polyamide fibres

Landscapes

  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
氾1上の利用分野 本発明は、パイプ状構造物に関し、詳しくは、PI目)
(繊維強化樹脂)及び/又は繊維強化ゴムの力学的異方
性を応用して、曲げるとねじれる一方、ねじると曲がる
といった特異な変形挙動を示すようにしたパイプ状構造
物で、上記特異な変形挙動を+11用して、機械産業分
野における作動アーム、宇宙産業分野におけるパイプ状
構造物、或いは特異な挙動を示す玩具、日用品等に利用
され得るものである。 従来の技術 従来、鉄、アルミ等の等方性材料からなるパイプ構造物
においては、その幾何学的主軸上の点に荷重をかけて曲
げのみを加えた場合はたわみのみを生じ、ねじれが生じ
ない。一方、幾何学的主軸上にない点に荷重をかけて曲
げねじりを加えると、たわみを生じると共にねじれが生
じる。 即ち、第42図及び第43図に示すように、上記等方性
材料からなるパイプ状構造物lの一端を固定端1a、他
端を自由端1bとして、該自由端lbに対して、図中矢
印Aで示すように、作用線がパイプ状構造物の幾何学的
主軸Gと交わるように荷重を加えると、図中、鎖線で示
すように、パイプ状構造物lは上記荷重によりたわみを
生じるが、ねじれることはない。 一方、第44図及び第45図に示すように、上記のパイ
プ状構造物置の自由端の任意の一点に、矢印Bで示すよ
うな作用線がパイプ状構造物1の幾何学的主軸Gと交わ
らない荷重を加えると、パイプ状構造物lは鎖線で示す
ように、たわみを生じると共にねじれが生じる。 発明が解決しようとする課題 等方性の材料からなるパイプ状構造物では、上記した変
形挙動を示すが、そのような挙動以外の特異な変形挙動
、例えば、曲げるとねじれる一方、ねじると曲がり、ま
た、曲げねじりするとたわみはするがねじれないような
ような変形挙動を生じ’t4+L4J−l−に…審/:
 t 1ところで、上記のような鉄、アルミ等の等方性
材料に対して、異方性材料としてはFRP(繊維強化樹
脂)が知られており、該FRPにおいては、繊維の方向
を制御することにより、等方性材料では得られがたい力
学的特性を与えることが可能である。 しかしながら、FRPは、従来、力学的特性以外の他の
特性、即ち、剛性、弾性率が高いことや、個々の構成材
料の熱力学的、電気的あるいは化学的特性を組み合わせ
ることにより利用され、更には、軽量化の目的では利用
されているが、FRPの異方性材料としての力学的特性
を積極的に応用する技術は少ない。 一方、上記FRPと同様に力学的異方性を有する材料と
して、繊維強化ゴムが提供されている。 該繊維強化ゴムは、PRPと比較して剛性、弾性率が低
く、小さい力で容易に変形すると共に破壊のびが大きく
、大きな変形が可能である等の特徴を有する。尚、配向
性を有するゴムも繊維強化ゴムと同繕lこ力堂灼見方性
を有する7これら該繊維強化ゴム及び配向性をaするゴ
ムも]−記F n f)と同様に、従来、異方性材料と
しての力学的特性は積極的に利用されていない。 本発明は、上記し八F RP及び繊維強化ゴムの力学的
特性を利用し、]二二足異な変形挙動、即ち、端を固定
端、他端を自由端として、作用線が弾性主軸と交イ′)
らないように荷重を加えると、たわみかつねしれる一方
、弾性上軸」−にある点に荷重を加えて、曲げねしりす
ると、たわみか生しるのみでねしれが生しないようなパ
イプ状摺迅物を提供4′ることを1」的とするらのであ
る。 尚、」二足弾性主軸とは、幾何学的主軸とは異なり、弾
性率を考慮した際の対称軸を指し、本発明の場合は、荷
重を加えてし、たわみはするが、ねじれない点と、パイ
プの固定端とを結ぶ軸のことを指している。 課題を解決するための手段 従って、本発明は、繊維強化樹脂からなるパイプ状構造
物の繊維角度を周方向で部分的に異ならせると共に、こ
の繊維角度が異なる部分か上記周方向の部分における厚
さ方向の少なくと6一部分であるI” IL P製のパ
イプ状構造物を提供するものである。 また、本発明は、繊維強化ゴムからなるパイプ状構造物
の繊維角度を周方向で部分的に異ならせると共に、この
繊維角度が異なる部分が上記周方向の部分におけろ厚さ
方向の少なくとし一部分である繊維強化ゴム製のパイプ
状構造物を提供するしのである。 −1:記したパイプ状構造物は、繊維を含有した樹脂ノ
ート(ブリプレグノート等)あるいはゴムシートを積層
して構成することが好ましい。 また、」−紀元方性を有する繊維強化樹脂製及び繊維強
化ゴム製のいずれのパイプ状構造物においてら、その繊
維角度が異なる部分は、パイプ状構造物の幾何学的主軸
に対して対称な部分であり、例えば、パイプ状構造物に
対して円柱座標をとった場合に、0° ≦0≦180゛
の部分と、+80’<θ<360”の部分との、幾何学
的主軸に対する繊維角度を異ならせ、かつ、上記0°≦
θ≦180°の部分の繊維角度を幾何学的主軸に対して
正の方向に配向させた時、180°〈θく360°の部
分の繊維角度が幾何学的主軸に対して負となる方向に配
向させることが好ましい。 さらに、本発明は、繊維強化樹脂、繊維強化ゴム、配向
性を有ずろゴムの3種類の異方性をaする材料のうちの
2種類以上の材料を組み合わせて構成したパイプ状構造
物ら含み、即し、a、繊維強化樹脂と繊維強化ゴム、 l)、繊維強化樹脂と配向性をfrするゴム、C繊維強
化樹脂と繊維強化ゴムと配向性をfrケるゴム、 d 繊維強化ゴムと配向性をaケるゴムからなる谷パイ
プ状構造物の繊維角度及び/又は配向性を有するゴムの
配向方向を周方向で部分的に異なら仕ると共に、この繊
維角度及び/又は配向方向が異なる部分か上記周方向の
部分における厚さ方向の少なくとも一部であるパイプ状
構造物を提供するものである。 さらにまた、本発明のパイプ状構造物は、繊維強化樹脂
、繊維強化ゴム、配向性を有するゴムの3種類の異方性
を汀する各材料に対して、あるいは上記した2種類以上
の材料を組み合わせたものに対して、さらに、繊維を含
有しない力学的に異方性を(i+ない樹脂(以下、等方
性樹脂と略称する。)あるいは繊維を含有しない力学的
に異方性を有しないゴム(以下、等方性ゴムと略称する
。)のいずれか一方を組み合わけて構成するパイプ状構
遺物乙含み、例えば、 a 繊維強化樹脂と等方性樹脂、 b、繊維強化樹脂と等方性ゴム、 C繊維強化ゴムと等方性樹脂、 d、繊維強化ゴムと等方性ゴム、 e、繊維強化ゴムと配向性を有するゴムと等方性ゴム、 「、繊維強化樹脂と配向性を有するゴムと等方性樹脂 等であって、繊維角度及び/又は配向方向を周方向で部
分的に異ならせると共に、この繊維角度及び/又は配向
方向が異なる部分が上記周方向7こおける厚さ方向の少
なくとし一部分であるパイプ状構造物を提供するもので
ある。 上記繊維強化樹脂(1”RP)としては、補強繊維材と
してガラス繊維、炭素繊維、3種a機繊維、アルミナ繊
維、炭化ケイ素繊維、金属繊維及び/又はそれらの混合
物からなる繊維、繊布あるいはマプト等を用い、樹脂と
してポリアミド、エボキン、ポリエステル等の樹脂を用
いている。 また、上記繊維強化ゴムは、例えば、強化繊維としてガ
ラス繊維、炭素繊維、6種f丁機繊維、アルミナ繊イt
、炭化ケイ素繊維、金属繊維及び/又はそれらの混合物
からなる繊維、繊布マy I・等を用い、ゴムとしてN
R1CR%NL31?、[(Tl、f)IフDM、 5
I(It等のゴム、あるいは、それらのブレンドゴム、
共重合ゴム等を用いた乙のが好適に用いられる。 更に、上記配向性を有するゴムは、例えば、基材ゴム1
00重量部、α、β−不飽和脂肪酸の金属塩3〜100
重量部、有機過酸化物0.5〜5.0mm部を含み、他
の配向性付与剤を含まないゴム組成物を一方向に剪断力
をかけて混練した後、加硫することにより得られるらの
が好適に用いられろ。 一方、等方性樹脂としては、ポリアミド、エボキノ、ポ
リエステル等の樹脂が好適に用いられ、等方性ゴムとし
てはNR,CIえ、NB11.BR。 1> I’ l) M、 S B It等のゴム、ある
いは、それらのブレンドゴム、共重合ゴム等が好適に用
いられろ。 作埋− 本発明に係るパイプ状構造物では、繊維11度及び/又
は配向方向を周方向で部分的に異ならせると」(に(好
ましくは、幾何学的主軸に対して対称な部分)、この繊
維β1度及び/又は配向方向か異なる部分が上記周方向
の部分における厚さ方向の少なくとも一部分としている
ため、F l1I)、繊維強化ゴム又は配向性を有する
ゴムの公知の力学的異方性の特性を積極的に利用t−ろ
ことか出来ろ。 該構成とすることにより、幾何学的主軸に対して弾性主
軸にずれを生じさせ、一端を固定端、他端を自由端とし
た場合に、弾性主軸」−の点を通らないように荷重をか
けた場合にはたわむと共にねしれる一方、弾性主軸上の
任意の一点を通るように荷重をかけた場合にはたわむの
みでねじれない特有の変形挙動を生じさけることができ
る。 衷★桝 本発明は、材料の組合わせにより種々の聾様での実施例
があるが、理解を容易とするために、材料の組合わせご
とに本発明の詳細な説明する。 尚、r記の実施例で使用する異方性をHする材料は、 (A)繊維強化樹脂(P[’) ([3)繊維強化ゴム(F’1tll)(C)配向性を
aするゴノ、 の3種類の材料を使用する。 また、等方性を有する材料としては、 (D)等方性樹脂(繊維を含有せず、異方性をaしない
通常のタイプの乙の) (E)等方性ゴム(繊維を含有せず、異方性をaしない
通常のタイプのもの) (1)2種類を使用ずろ。 −F記の材料の組合わせからなる本発明のパイプ状構造
物の実施例は以下の5つのタイプに類型される。 1)1種類の異方性を打する材料からなる場合即ち、上
記(A)のF RI)のみから場合、同様に、(■3)
の繊維強化ゴムのみからなる場合、2)2種類の異方性
を有する材料からなる場合即ち、上記(A)のF [’
j Pと(B)の繊維強化ゴムとからなる場合、同様に
(Δ)と(C)、(n)と(C)とからなる場合、 3)3種類の異方性をaする材料からなる場合即ち、上
記(A)と(1”()と(C)からなる場合、4)同一
の素材からなる異方性を有する材料と等方性を有する材
料を組み合わせてなる場合、即ち、上記(A)のFRP
と(D)の等方性樹脂の組み合わせからなる場合、同様
に(B)と(E)、(B)と(C)と(E)の組合わせ
からなる場合、 5)樹脂又はゴムからなる配向性を有する材料と、樹脂
又はゴムからなる等方性をGする材料とのうち、異なる
素材からなる樹脂とゴムとの組合わせからなる場合、 即ち、上記(A)と(E)、([3)と(D)、(A)
と([3)と(D)等。 以下、」−記の5つの類型の順に本発明の詳細な説明4
〜る。 尚、以Fに示す実施例において、パイプ状構造物の形状
は全て同一の形状であり、第1図に示よ−)な断面形状
において内周と外周とか2−ノの同心な円からなる円筒
状である。また、説明の便宜のため、パイプ状構造物の
幾何学的主軸GがZ軸となるように円柱座標
【(r、θ
、Z)】を取る。更に、凸断面図中のハツチングは繊維
等の方向とは無関係であり、夫々の線は下記のヰ4料等
を表している。 ・大実線・・・繊維: ・細実線・ゴム: ・細破線・・配向性をffするゴムの配向方向:・細−
・点鎖線・・樹脂。 1月種類の異方性を有する材料からなる場合■F II
Pのみからなる場合 第2図から第4図に示す本発明に係るパイプ状構造物の
【実施例では、パイプ状構造物11は1” TI り
のみからなる。また、第1実施例では、上記パイプ状構
造物+1は、幾何学的主軸G(即ち、1−記した円柱座
標のZ軸)に対して所望の角度をf「4′るように繊維
を含有した樹脂のシートであるプリプレグシートを切断
したものを積層する方法により製造している。尚、第1
実施例のパイプ状構造物11の製造法は、上記プリプレ
グシートを積層ずろ方法に限定されず、連続繊維に樹脂
を含浸し、マンドレル上で軸方向に所定の角度をつけな
がら配置するFW法(フィラメント・ワインデイノブ法
)により製造してしよい。 第2図から第4図に示すように、上記したパイプ状構造
物11を構成するF’RPの、0゛≦θ≦180°の部
分11aではr及びZに関係なくすべての繊維11度は
Z軸に対して、本実施例では、正方向のα、−30°な
る角度としている。しかし、α、の大きさは上記の値に
限定されず、α、〉0゛かつα1≠180°なる関係を
満た仕ばよい。 方、第4図に示す180°くθ〈360°の部分11b
では、すべての繊維Fの角度がZ軸に対して、負の方向
であるβ、=−30°なる角度としている。即ち、β1
はβ1−一α1となるように定めている。 」−記のようにパイプ状構造物11の周方向の一部分の
繊維Fの幾何学的主軸Gに対する角度を、該幾何学的主
軸Gに対して対称な部分と異ならせることにより、F 
17 Pの公知のSv方性の特性をIII用して、本実
施例のパイプ状構造物11では、幾FiJ学的4ミ軸G
と弾性主軸ICの間にすれを生じさl−ている。 次に、上記構成からなるパイプ状構造物の作用的特性に
ついて説明する。 まず、第5図に示すようにパイプ状構造物IIの一端を
固定端11c、他端を自由端lidとして長さ夏7°の
片持梁とする。図中点Qは、弾性主軸Eとパイプ状構造
物IIの自由端lid側の端面との交点を示している。 に記の状態で、第6図に示ずように治具I2をパイプ1
1の先端にはめ込み、該治具I2に重り13をルら4−
ことにより、弾性主軸E上にある点を通らない荷重を下
方に加えると、第8図及び第9図に示すようにパイプ状
構造物11は、鎖線で示すように、たわみを生しると共
にねじれが生じる。 一方、第7図で示すように、治具15をパイプIIの先
端にはめ込み、該治具15の突出した棒状部分15aに
重り16を垂らずことにより、−F記した弾性主軸E 
t:にある点Qを通るように下方に6rl ’Qを加え
ると、第10図及び第11図の!′1線で示4−ように
、たわみを生じるか、ねじれが生しることかない。 即ち、本実施例のパイプ状構造物11は、弾性主軸E上
にない点を通るように荷重を加えた場合にはたわみかつ
ねじれ、一方、弾性主軸E上の点に荷重をかけることに
より、曲げねじりを加えてら、たわみが生じるがねじれ
ることはない。 尚、第1実施例では、上記α1とβ、の関係をβ1;−
α1としたが、α1とβ、の関係はこの関係に限定され
るものではなく、α1≠β1なる関係を満たしていれば
良い。 また、第1実施例のパイプ状構造物において、一端を固
定端、他端を自由端とした場合の、パイプ状構造物のた
わみ噴δ、ねじれmτ及び自由端での幾何学的主軸に対
する弾性主軸の4゛れε(第39図に図示)は以下の近
似式に表現されろ。 上記式において、 1し・・パイプ状構造物の肉摩中央部での半径、Lo・
・・パイプ状構造物の固定端から突出した部分の長さ、 P・・・先端に加える荷重、 ′r・・・先端に加えるトルク、 So、S16及びSeaはFlえPを構成する繊維、樹
脂及び積層の構成により定まる定数である。 第12図から第14図は、上記第1実施例の第1変形例
を示し、該第1変形例では、パイプ状構造物21は10
’ ≦θ≦150°の部分21aでは第13図に示すよ
うに、全ての繊維の向きか幾何学的主軸Gに対してα、
−60°であり、それ以外の部分、即ち、0°≦θ〈I
O゛ 及び150°〈θ〈360°の部分21bでは全
ての繊維の向きが幾何学的主軸Gに対してβ、・20゜
である。上記α、とβ、との関係は上記の値に限定され
るものではなく、α、≠β、なる関係をみたしていれば
よい。また、上記部分21a、21bの分すかたも上記
の角度に限定されない。 上記第1変形例においても、上記のようにパイプ状構造
物21の周方向の一部分の繊維Fの幾1tJ学的主軸に
対する角度が、該幾何学的主軸に対して対称な部分と異
なるため幾何学的主軸と弾性主軸にずれが生じている。 そのため、第1実施例と同様の作用効果を生じる。 次に、第15図から第18図に示す上記第1実施例の第
2変形例では、パイプ状構造物31は60°≦θ≦+2
0°の部分31aでは第16図に示すように、全ての繊
維Fの方向は幾何学的主軸Gに対してα、−60°であ
り、240°≦θ≦300”の部分31bでは第17図
に示すように、全ての繊維Fの方向はすべて幾何学的主
軸に対してβ、=−60°である。α3とβ、の値は1
−記のものに限定されず、α3≠β3なる関係を満たし
ていればよい。 上記部分31a、31b以外の部分、即ち、Oaく0く
60゛及び120°くθ〈300°の部分31c、31
cでは第18図に示すように、繊維Fの方向は全て幾何
学的主軸Gに対してγ・ 180’である。ここで、γ
はγ≠α3かっγ≠β3なる関係を満たす任きの角度で
あればよい。 上記第2変形例においてら、上記のようにパイプ状構造
物31の繊維の幾何学的主軸に対する角度を周方向で部
分的に異ならせ、該角度を該幾何学的主軸に対して対称
な部分と異ならせるため幾何学的主軸と弾性主軸にはず
れが生じている。そのため、第1実施例及び第2実施例
と同様の作用効果を生しろ。 第19図に示す第3変杉例のパイプ状構造物41は第1
実施例と同一・の形状で、プリプレグシートを12層積
層してなる。該パイプ状構造物41では、30゛ ≦0
<360°の部分41aでは、早さ方向(r方向)に積
層する全ての層の繊維角度はZ軸に対して30°である
。 一方、0°≦θ〈30°の部分41bではパイプ状構造
物41の厚さ方向(r方向)で繊維角度を異ならせてい
る。即ち、プリプレグシートのパイプ内側の第1層目か
ら第4層目までの部分41cでは、繊維角度はZ軸に対
して30°で、プリプレグノートの内側から第5層目か
ら第12層目の部分tldでは一30°である。尚、繊
維角度の大きさは、上記の値に限定されず、異なる関係
を満たせばよく、また、第何層目において繊維角度を異
なら仕るかも、上記の例に限定されない。 L記第3変杉例においても、上記のようにパイブ状構造
物41の繊維角度を周方向で部分的に異ならせると共に
、この繊維角度が異なる部分を上記周方向の部分におけ
る厚さ方向の一部分としているため、幾何学的主軸と弾
性主軸との間にずれか生しており、第1実施例と同様の
作用効果を生しろ。 第20図に示す第4変形例ではパイプ状構造物51はブ
リプレダン−112層を積層してなり、すさ方向(r方
向)で繊維角度は異なる。即し、プリプレグノートの内
側の第11目から第6層目までの範囲の部分51aでは
Oに関係なく繊維g1度はZ軸(幾何学的主軸)に対し
て60°であり、方、プリプレグノートの第6層1]1
から第12層[]の範囲の部分51bでは周方向により
繊維角度が異なり、0゛≦θ<180’の部分51cで
は繊維1′?1度はZ軸に対して一30°て、180°
≦0〈360°の部分51dでは繊維角度は30゛であ
る。 尚、上記繊維角度は上記の値に限定されず、互いに異な
っていればよく、また、何層目において繊維角度を異な
らυ゛るか乙上記の例に限定されるしのではない。 」二足第4変形例においてら上記したように、パイプ状
構造物51の繊維Fi1度を周方向で部分的に異ならせ
ると共に、この繊維角度が異なる部分が−に記周方向の
部分における厚さ方向の少なくとも一部分であるため、
弾性主軸の幾何学的主軸に対してずれが生し第1実施例
と同様の作用効果を生じる。 ■繊維強化ゴムのみからなる場合 第21図に示す本発明の第2実施例では、パイプ状構造
物61は繊維強化ゴムのみからなる。繊維強化ゴムは第
22図に示すように、繊維Fを含f’7したゴムノート
62の状態で、繊維Fの方向Xには高弾性率を打し、繊
維Fに直交する方向Yは比較的低い弾性率を有しており
、力学的な異方性を有している。尚、繊維強化ゴムは上
記したFIPと比較すると、低弾性率、低剛性であって
、小さい力により大きく変形する。上記パイプ状構造物
61は、第23図に示すように、該パイプ状構造物61
を周方向で部分したゴムノート62をマンドレル63」
二で積層し、その後、布製のラッピングテープ(図示せ
ず)を巻付けて加圧した後、加硫、成形してパイプ状構
造物としている。 第2実施例のペイプ状構造物61では、繊維強化ゴムの
繊維Fの角度は−に記した第1実施例と同様であり、0
゛ ≦θ≦180°の部分61aではR及びZに関係な
くすべての繊維角度はZ軸に対して30°  180°
〈θく360°の部分61bでは一30°であり、Fl
l Pの場合と同様に繊維角度は上記の値に限定されず
、部分61aと部分611)の繊M ff1度が異なる
関係を満たしていればよく、また、上記繊維角度を異な
らせろ部分の分IFかたら上記の例に限定されるもので
はない。 次に、第2実施例の作動的特徴について説明する。 上記した第1実施例の場合と同様に、前記第5図に示す
ように、パイプ状構造6Iの一端を固定端61c、他端
を自由端61dとして、第6図に示すような治具12を
先端にはめ込み、該治具12に重り13を爪らすことに
より、弾性主軸E iにある点を通らない411重を下
方に加えると、第8図及び第9図に示すようにパイプ状
構造物61は、鎖線で示すように、たわみを生じる。 また、第7図に示すように、治具15を先端にはめ込ん
で該治具15により重りを垂らずことにより弾性主軸E
上にある点Qを通るように下方に荷重を加えろと、第1
0図及第11図の鎖線で示すように、たわみを生じるが
、ねじれを生じることかない。 この時、第2実施例のパイプ状構造物61は繊維強化ゴ
ムのみからなるため、上記した第1実施例(FRPのみ
からなる)と比較して小さい荷重で大きく変形すること
ができる。 上記繊維強化ゴムのみからなるパイプ状構造物において
も、前記1” RI’のみからなるパイプ状構造物の第
1変形例から第4変形例に示す場合と同様に繊維角度、
繊維角度を異ならせる部分の分けかたを相違させること
ができる。 ■繊維強化ゴムと配向性を有するゴムからなる場合 第24図から第26図に示す本発明のパイプ状構造物の
第3実施例を示し、該パイプ状構造物65ではO°≦θ
≦180°の部分65aは第25図に示゛4゛ように、
繊維ff1度かα、、=30°の繊維強化ゴムからなり
、一方、180°〈θ〈360°の部分65bは第26
図に示すように配向方向■!がZ軸となす角度がβ、、
= −30°の配向性をaするゴムからなる。 上記配向性を有するゴムは、配向方向には高弾性率、高
剛性であり、該配向方向と直交する方向には低弾性率、
低剛性であるゴムである。本実施例では、配向性を有す
るゴムは、基材ゴム100市量部、α、β−不飽和脂肪
酸の金属塩3〜100重量部、6機過酸化物0.5〜5
.0重量部含み、他の配向性付与剤を含まないゴム組成
物を、一方向に剪断力をかけて混錬した後、加硫して得
られるしのを使用している。 上記のパイプ状構造物65は、」二足した第23図に示
す製造方法と同様に夫々シート状の繊維強化ゴム及び配
向性を有するゴムをマンドレル上に積層して金型内に仕
込み、その後加硫、成型してパイプ状に形成している。 第3実施例のパイプ状構造物65も上記した第1実施例
と同様に、曲げるとねしれ、ねしろと曲がる特殊な変形
挙動を示す。 第27図は第3実施例の変形例を示し、該変形例に係る
パイプ状構造物66は、5層のシートを積層してなり、
0° ≦θ≦60及び120° ≦θ<360”の部分
66aは配向方向が30゛の配向性を有するゴノ、のシ
ートを1層から5層まで配置している。一方、60°〈
θ〈120°の部分66bでは、1層から2層までの部
分66cでは配向方向か30゛の配向性をaケるゴムを
配置しているが、3層から5層の部分66dは、繊維f
f1度と幾何学的主軸のなす角度が一30°の繊維強化
ゴムを積層している。 この第3実施例の変形例も、」二足した第1実施例と同
様の特殊な変形挙動を示す。 上記繊維強化ゴムと配向性を有するゴムとの組み合わせ
からなるパイプ状構造物においてら、上記変形例のみな
らず、第1実施例の第1変形例から第4変形例に示す場
合と同様に、繊維強化ゴムの繊維角度及び配向性を有す
るゴムの配向方向、上記繊維角度と配向方向を異ならせ
る部分の分けがたを種々に相違さけることかでさる。 ■F n I)と繊維強化ゴムからなる場合第28図に
示す本発明の第4実施例に係るパイプ状構造物67では
、0゛≦θ≦180゛の部分67aは、繊維角度か30
°のFRI)からなり、一方、180°〈θ〈360°
の部分67bは繊維μm度が一30゛の繊維強化ゴムか
らなる。 該第4実施例のパイプ状構造物67も、L記した第1実
施例と同様に特殊な変形挙動を示す。 第29図は第4実施例の変形例を示し、該第4変形例の
パイプ状構造物68では0゛≦θ≦60°及び120”
 ≦θく360°の部分68aはrに関係なく繊維角度
が30’の繊維強化ゴムからなる。一方、60°〈θ<
120”の部分68bでは、内周側の部分68cには繊
維角度が30°の繊維強化ゴムのノートを配置している
が、外周側の部分68dは繊維角度か−30”のF’R
1)で構成している。 ■F RPと配向性を有するゴムとからなる場合第30
図に示す本発明の第5実施例に係るパイプ状構造物70
では、0° ≦0≦180°の部分70aは繊維角度が
30°のF I? Pからなり、方、180°くθく3
60°の部分70bは配向方向が一30°の配向性を有
4−るゴムからなる。 該第5実施例のパイプ状構造物ら萌記第1実施例と同様
に特殊な変形挙動を示す。 尚、第5実施例の場合も、繊維角度、配向方向および、
それらを異なら仕ろ分は方を、第1実施例と同様に種々
相違させることが出来る。 第31図は本発明の第6実施例を示し、該第6実施例に
係わるパイプ状構造物71は、10層のシートを積層し
たもので、0°≦θ≦!80°の内周から5層[]まで
の部分71aを繊維角度を30°としたF TI P、
6屓目から10層目までの0°≦0≦I80°の部分7
1bを繊維f11度が30°の繊維強化ゴ12.180
’<θく360゜部分71cは配向方向か一30°の配
向性を有ずろゴムからなる。 1−記該第6実施例のパイプ状構造物も11;I記第1
実施例と同様に特殊な変形挙動を示す。 尚、第6実施例の場合乙、繊維角度、配向方向及び、そ
れらを′)”4なら仕る分は方を、第1実施例と同様に
種々相違させるごとが出来る。 ■I” It Pと補強縁uLを含f了しない等方性樹
脂の組合わせからなる場合 第32図に示を本発明の第7実施例に係るパイプ状構造
物72では、0°≦θ≦180°の部分72aは通常の
繊維を含有什ず力学的に異方性をaしない等方性樹脂で
ある。一方、180°〈θく360°の部分72bは繊
維角度が30°のFRPである。 第33図に示す本発明の第7実施例の変形例に係るパイ
プ状構造物73では、0°≦O≦60゜及び120°≦
θく360°の部分73aは繊維を含有しない樹脂から
なる。一方、60°〈θ〈120°の部分73bでは外
周側の部分73cが繊角度30°のFRPであり他の部
分73dが繊維を含ITしない樹脂からなる。 ]二足第7実施例及びその変形例のペイプ状構造物72
.73は一上記した第1実施例と同様の特殊な変形挙動
を示す。 ■繊維強化ゴムと繊維を含有しない等方性ゴムを組み合
わけてなる場合 第34図に示す本発明の第8実施例に係るパイプ状構造
物74では、0° ≦θ≦180°の部分74aは上記
した通常の力学的に異方性を有しないゴムからなる。一
方、180° 〈θ〈360゜の部分74bは、繊維角
度が30゛の繊維強化ゴムからなる。 ■繊維強化ゴムと配向性を有するゴムと等方性ゴムの組
み合わせからなる場合 第35図は本発明の第9実施例に係るパイプ状構造物7
5を示し、該パイプ状構造物75ては、0°≦θ≦60
及び120°≦θ〈360°の部分75aは上記した力
学的に異方性を有しない通常のゴムからなる。一方、6
0°〈θくI20゜の部分75bは外周側の部分75c
が繊維角度30°の繊維強化ゴムからなり、他の部分7
5dカ(30°の配向方向の配向性を存するゴムからな
る。 −1−記第8実施例及び第9実施例のパイプ状構造物し
上記した第1実施例と同様の特殊な変形挙動を示す。 尚、−1−記同一素材からなる霞カ性材料と等方性材料
の組合わせからなる■、■及び■のいずれの場合も異方
性材料の繊維μj度及び配向方向、それらを異なら仕る
分は方は第1実施例と同様に種々相違させることが出来
る。 ■I” 11Pと繊維を含有しない等方性ゴムの組み合
イつせからなる場合 第36図は本発明の第10実施例を示し、該パイプ状構
造物80は、0°≦θ≦60°の部分80aは繊維角度
30″のPRP、+80°≦0≦240°の部分80b
は繊維角度−30°のF1z1〕、残りの部分、即ち、
60°くθく180°及び240°〈θ〈360°の部
分80cは力学的に異方性を有しないゴムからなる。 ■繊維強化ゴムと繊維を含有しない等方性樹脂の組み合
わ0゛からなる場合 第37図は本発明の第1+実施例を示し、該パイプ状構
造物81は、0°≦θ≦60°の部分81aは繊維角度
30°の繊維強化ゴム、180゜<θ≦240°の部分
81bti繊維11度−30゛の繊維強化ゴム、残りの
部分、即ち、60゛〈θ〈180°及び240°〈θ〈
360°は力学的に異方性を打しない樹脂からなる。 尚、上記■および■の組み合わせ以外の組み合わけにつ
いては、説明を省略する。 上記した異なる素材の異方性材料と等方性材料を組み合
わせた場合においても、パイプ状構造物の繊維角度及び
/又は配向方向を周方向で部分的に異ならせると共に、
この繊維fij度及び/又は配向方向が異なる部分が上
記周方向の部分における厚さ方向の少なくとも一部分で
あり、かつ、パイプ状構造物の幾何学的主軸に対して対
称な部分であるため、前記第1実施例と同様な特殊な変
形挙動を生じさせろことか出来る。 【実験例】 本発明に係るパイプ状構造物のツノ学的特性を調べるχ
−に、曲げを加えた場合の変杉屑を測定する実験を行−
た。 尚、本実験では、第1実施例のP EI I)のみから
なるパイプ状構造物と第2実施例の繊維強化ゴムのみか
らなるパイプ状構造物の2種類のパイプについて実験を
行った。 第1実施例については、上記した第2図の部分11aの
繊維の方向がすべて幾何学的主軸に対して夫々α、=2
0” 、30°、50°となるようにブリプレリグノー
トを12枚積層して構成し、他の部分11bは繊維の方
向が夫々β、−−20゜30°  −50°となるよう
に同じくブリプレリグノートを12枚積層して構成した
3本のパイプ状構造物について行った。また、パイプ状
構造物の寸法は夫々長さがL=450111m、内径が
φ+−l 6 +11111%外径がφ、=I9mmで
ある。 第2実施例については、上記した第21図の部分(il
aの繊維の方向かすべて幾何学的主軸に対して夫々20
’、30’ となるように厚さ0.8511Imのゴム
ノートを12枚積層ずろと共に、他の部分61bでは繊
維角度が夫々−20゜30° となるように同じくゴム
ノートを12枚積層し、加硫缶を使用して140℃、1
時間の条件で加硫して構成した2本のパイプ状構造物に
ついておこなった。また、パイプ状構造物の・r法は、
L=400LRI11.内径がφ、=IGmWm、外径
かφ。 36mmである。 実験方法は、第38図に示すように、パイプ状構造物I
I、61の一端をヂャックによりしっかりと締付けて固
定端11c、61cとし、他端を自由端11d、61d
として、固定端11c、61cよリパイプ状構造物■1
がL′・400mm(第1実施例)、350 ms(第
2実施例)突出した状態とした。 そして、第6図に示す治具■2を用いて上記自由端 1
1d、61dと幾何学的主軸Gの交点を着力点として、
鉛直方向に重りWによりFRPのみからなるパイプ状構
造物には荷重P = 2 、7.6.3kg、繊維強化
ゴムからなるパイプ状構造物には荷重P=0.5に9.
1.Okgを加え、上記自由端11d、61dに水平に
取付けた指針14の先端の垂直方向の変位からたわみ屑
及びねしれfllを算出した。 上記した実験の結果は、第1実施例のFRPのみからな
るパイプ状構造物については表1に、第2実施例の繊維
強化ゴムのみからなるパイプ状構造物については表2に
示す。 (以 下 余 白) (以 丁 余 白) 上記実験結果を示す表より明らかなように、第1実施例
のF I? Pのみからなる場合、および第2実施例の
繊維強化ゴムのみからなる場合のいずれら、曲げのみを
かけたにもかかわらず、たわみかつ、ねじれることが確
認できた。 また、実験結果より、幾何学的主11hGに対する弾性
主軸Eのずれε(第39図に図示)は、繊維の配向fQ
度に応じて、表1、表2に示すような値であることが判
明した。 −に記の結果より、繊維の角度を制御することにより、
たわみ量、ねじれ角及び弾性主軸のずれを調節4゛るこ
とか出来ることが確認できた。 更に、表1、表2のたわみ量及びねじれ角を比較すると
、F RI)のみからなるパイプ状構造物と比較して、
繊維強化ゴムのみからなるパイプ状構造物は、小さい荷
重でより大きく変形しており、繊維強化ゴムからなるパ
イプ状構造物は小さい力で大きな変形を得られることが
確認できた。 第40図及び第41図は、上記第1実施例のFlli)
のみからなるパイプ状構造物(固定端から自由端までの
距離:L’−4001、内径・φ1−16m−1外径:
φ、−19+ns)と上記第2実施例の繊維強化ゴム(
F RR)のみからなるパイプ状構造(固定端から自由
端までの距離:  L’−350mm、内径:φ、−1
6mm、外径:φ、=36mm)に同−荷ff’((P
O,5,2、7&F/)を荷重をかけた場合の配向角と
ねじれ角及びたわみ量の関係を示している。 上記パイプ状構造物の肉厚は、繊維強化ゴムで10m−
1F’ RI)が1 、5 amで、繊維強化ゴムはF
RI)に比較して6.6倍であるが、第40図及び第4
1図に示すように、繊維強化ゴムに対して荷重(P)0
.5kg、FRPに対して荷重(P)2.7&yを加え
た場合、即ち、繊維強化ゴムに対してPI?Pの約11
5の荷重しか加えなかった場合を比較してし、ねじれ及
びたわみは繊維強化ゴムの方がFRPよりはるかに大き
く、繊維強化ゴムのみからなるパイプ状構造物はF R
Pのみからなるパイプ状構造物と比較して容易に変形ず
ろことが確認された。 以」−の説明から明らかなように、本発明に係るパイプ
状構造物は、繊維角度及び/又は配向方向を周方向で部
分的に異ならせると共に、この繊維角度及び/又は配向
方向が異なる部分が上記周方向の部分における厚さ方向
の少なくとも一部分としており、たとえば、幾何学的主
軸の対して対称な部分の繊維角度を相違させ、あるいは
、上記−部分のみを配向性を有する材料により構成して
他の部分を異方性を有しない材料から構成しているため
、幾何学的主軸と弾性主軸にずれが生し、端を固定端、
他端を自由端とした場合に、弾性−L軸1−にある点を
通らない荷重を加えた場合にはたイつみが生じると共に
ねじれが生し、弾性主軸上にある点を通るように荷重を
加えた場合にはたわみが生じるのみでねじれないという
、特殊な変形挙動を生じさせることが出来る。 また、本発明に係るパイプ状構造物は、繊維の幾何学的
主軸に対する角度や、繊維の幾何学的主軸に対する角度
が等しい部分の周方向の部分の分けがたを変えることに
より、上記の幾何学的主軸に対する弾性主軸のずれの量
を容易に変えることが可能である。よって、繊維を含存
して強化された異方性材料の力学的特性による特異な変
形挙動を利用して、種々の産業上の分野に利用出来るも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るパイプ状構造物の実施例を表す斜
視図、第2図は本発明の第1実施例を示す第1図のC−
C線での断面図、第3図及び第4図は第1実施例の繊維
方向を示す概略図、第5図はパイプ状構造物の一端を固
定端とした状態を示す斜視図、第6図及び第7図は治具
の取付けを示す斜視図、第8図から第11図はパイプ状
構造物の自由端に荷重を加えた場合の変形を示す概略図
、第12図は第1実施例の第1変形例を示す第1図のC
−C線での断面図、第13図及び第14図は第1変形例
の繊維方向を示す概略図、第15図は第1実施例の第2
変形例を示す第1図のC−C@での断面図、第16図か
ら第18図は第2変形例の繊維方向を示す概略図、第1
9図及び第20図は夫々第1実施例の第3変形例及び第
4変形例を示す第1図のC−C線での断面図、第21図
は第2実施例示す第1図のC−C線での断面図、第22
図は繊維強化ゴムのゴムノートを示す斜視図、第23図
はマノトレルへのゴムノートの積層を示4゛斜視図、第
24図は第3実施例を示す第1図のC−C線での断面図
、第25図及び第26図は第3実施例の繊維rり度及び
配向方向を示す概略図、第27図は第3実施例の変形例
を示す第1図のCC線での断面図、第28図及び第29
図は第4実施例及びその変形例を示す第1図のC−C線
での断面図、第30図及び第31図は夫々第5及び第6
実施例を示4−第1図のC−C線での断面図、第32図
及び第33図は第7実施例及びその変形例を示す第1図
のC−C線での断面図、第34図から第37図は夫々第
8実施例から第11実施例を示す第1図のC−C線での
断面図、第38図は本発明に係るパイプ状構造物の実験
装置を示す概略図、第39図は自由端での幾何学的主軸
の弾性主軸に対するずれを示す概略図(第38図を上方
から見た図)、第40図及び第41図はそれぞれ配向角
とねしれ角反びたイつみ量の関係を示す線図、第42図
から第45図は等方性材料からなるパイプ状構造物の自
由端に荷重を加えた場合の変形を示す概略図である。 11.2!、31.41.51.61 65.66.67.68.70. 71.72.73.74.75. 80.81・・・パイプ状構造物、 I Ic、 61c・−固定端、 11d、61d・・・自由端、 G・・幾何学的主軸、E・・・弾性主軸、F・・・繊維
■1・・配向方向。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、繊維強化樹脂からなるパイプ状構造物の繊維角度を
    周方向で部分的に異ならせると共に、この繊維角度が異
    なる部分が上記周方向の部分における厚さ方向の少なく
    とも一部分であるFRP製のパイプ状構造物。 2、繊維強化ゴムからなるパイプ状構造物の繊維角度を
    周方向で部分的に異ならせると共に、この繊維角度が異
    なる部分が上記周方向の部分における厚さ方向の少なく
    とも一部分である繊維強化ゴム製のパイプ状構造物。 3、上記パイプ状構造物は、繊維を含有した樹脂シート
    あるいは繊維を含有したゴムシートを積層して構成した
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれか1項
    に記載のパイプ状構造物。 4、上記繊維角度が異なる部分は、パイプ状構造物の幾
    何学的主軸に対して対称な部分である請求項1から請求
    項3のいずれか1項に記載のパイプ状構造物。 5、上記パイプ状構造物に対して円柱座標をとった場合
    に、0°≦θ≦180°の部分と、 180°<θ<360°の部分との、幾何学的主軸に対
    する繊維角度を異ならせる請求項4に記載のパイプ状構
    造物。 6、上記0°≦θ≦180°の部分の繊維角度を幾何学
    的主軸に対して正の方向に配向させた時、180°<θ
    <360°の部分の繊維角度が幾何学的主軸に対して負
    となる方向に配向させている請求項5に記載のパイプ状
    構造物。 7、繊維強化樹脂、繊維強化ゴム、配向性を有するゴム
    の3種類の異方性を有する材料のうちの2種類以上の材
    料を組み合わせたパイプ状構造物であって、該パイプ状
    構造物の繊維角度及び/又は配向性を有するゴムの配向
    方向を周方向で部分的に異ならせると共に、この繊維角
    度及び/又は配向方向が異なる部分が上記周方向の部分
    における厚さ方向の少なくとも一部分であるパイプ状構
    遺物。 8、繊維強化樹脂、繊維強化ゴム、配向性を有するゴム
    の3種類の異方性を有する各材料に対して、あるいは2
    種順以上の材料を組み合わせたものに対して、繊維を含
    有しない樹脂、あるいは繊維を含有しないゴムのいずれ
    か一方を組み合わせて構成するパイプ状構造物であって
    、 該パイプ状構造物の繊維角度/及び又は配向性を有する
    ゴムの配向方向を周方向で部分的に異ならせると共に、
    この繊維角度及び/又は配向方向が異なる部分が上記周
    方向の部分における厚さ方向の少なくとも一部分である
    FRP製のパイプ状構造物。 9、上記パイプ状構造物の繊維角度及び/又は配向方向
    を周方向で部分的に異ならせると共に、この繊維角度及
    び/又は配向方向が異なる部分を上記周方向の部分にお
    ける厚さ方向の少なくとも一部分として、パイプ状構造
    物の弾性主軸を所望の位置に設定していることを特徴と
    する請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のパイ
    プ状構造物。
JP2210982A 1989-11-27 1990-08-08 パイプ状構造物 Expired - Fee Related JPH078541B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/617,877 US5242721A (en) 1989-11-27 1990-11-26 Structural member of pipe shape
DE1990617598 DE69017598T2 (de) 1989-11-27 1990-11-27 Rohrförmiges Strukturelement.
EP19900122685 EP0430188B1 (en) 1989-11-27 1990-11-27 Structural member of pipe shape
US08/053,707 US5348777A (en) 1989-11-27 1993-04-29 Structural member of pipe shape

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1-307050 1989-11-27
JP30705089 1989-11-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03227616A true JPH03227616A (ja) 1991-10-08
JPH078541B2 JPH078541B2 (ja) 1995-02-01

Family

ID=17964447

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2210982A Expired - Fee Related JPH078541B2 (ja) 1989-11-27 1990-08-08 パイプ状構造物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH078541B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6533677B1 (en) 1998-09-17 2003-03-18 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. Golf club shaft
US6773358B1 (en) 1998-04-20 2004-08-10 Sumitomo Rubber Industries., Ltd Golf club shaft
JP2009090603A (ja) * 2007-10-11 2009-04-30 Sri Sports Ltd 管状体の製造方法及び管状体
JP2009166444A (ja) * 2008-01-21 2009-07-30 Sri Sports Ltd 管状体の製造方法及び管状体
JP2009202516A (ja) * 2008-02-29 2009-09-10 Sri Sports Ltd 管状体の製造方法及び管状体
JP2010120189A (ja) * 2008-11-17 2010-06-03 Sri Sports Ltd 管状体及びその製造方法
JP2011523694A (ja) * 2009-07-09 2011-08-18 シエスピ カンパニー リミテッド 複合材パイプ及びその製造方法
US8821668B2 (en) 2007-10-11 2014-09-02 Sri Sports Limited Tubular body manufacturing method and tubular body
US9339700B2 (en) 2010-03-08 2016-05-17 Dunlop Sports Co., Ltd. Golf club
JP2020142408A (ja) * 2019-03-05 2020-09-10 藤倉コンポジット株式会社 Frp複合成形品及びその製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52126473A (en) * 1976-04-16 1977-10-24 Somar Mfg Method of continuous formation of base body of pipe by filament winding

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52126473A (en) * 1976-04-16 1977-10-24 Somar Mfg Method of continuous formation of base body of pipe by filament winding

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6773358B1 (en) 1998-04-20 2004-08-10 Sumitomo Rubber Industries., Ltd Golf club shaft
US6533677B1 (en) 1998-09-17 2003-03-18 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. Golf club shaft
JP2009090603A (ja) * 2007-10-11 2009-04-30 Sri Sports Ltd 管状体の製造方法及び管状体
US8821668B2 (en) 2007-10-11 2014-09-02 Sri Sports Limited Tubular body manufacturing method and tubular body
JP2009166444A (ja) * 2008-01-21 2009-07-30 Sri Sports Ltd 管状体の製造方法及び管状体
JP2009202516A (ja) * 2008-02-29 2009-09-10 Sri Sports Ltd 管状体の製造方法及び管状体
JP2010120189A (ja) * 2008-11-17 2010-06-03 Sri Sports Ltd 管状体及びその製造方法
JP2011523694A (ja) * 2009-07-09 2011-08-18 シエスピ カンパニー リミテッド 複合材パイプ及びその製造方法
US9339700B2 (en) 2010-03-08 2016-05-17 Dunlop Sports Co., Ltd. Golf club
JP2020142408A (ja) * 2019-03-05 2020-09-10 藤倉コンポジット株式会社 Frp複合成形品及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH078541B2 (ja) 1995-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Di Sciuva et al. Bending, free vibration and buckling of functionally graded carbon nanotube-reinforced sandwich plates, using the extended Refined Zigzag Theory
JPH03227616A (ja) パイプ状構造物
US6811877B2 (en) Reinforcing structure
Kretsis A review of the tensile, compressive, flexural and shear properties of hybrid fibre-reinforced plastics
KR20020093792A (ko) 콘크리트 구조물용 강화 바
Shen et al. Assessment of negative Poisson’s ratio effect on the postbuckling of pressure-loaded FG-CNTRC laminated cylindrical shells
JP3669143B2 (ja) ゴルフクラブシャフト及びその製造方法
Naaman 31 FIBERS WITH SLIP-HARDENING BOND
Ru Chirality-dependent mechanical behavior of carbon nanotubes based on an anisotropic elastic shell model
Lee et al. Free vibration analysis of symmetrically laminated composite rectangular plates
JP2000153009A (ja) ゴルフクラブ用シャフト
EP1651429A1 (en) Multi-layer tube of improved physical properties
JP2846742B2 (ja) ゴルフクラブシャフトおよびその製造方法
JP3296970B2 (ja) テーパ付き中空シャフト
SE527177C2 (sv) Användning av ett austenitiskt rostfritt stål
Chhorn et al. Effects of elliptical hole on the correlation of natural frequency with buckling load of basalt laminates composite plates
EP0028867A2 (en) Composites of water-hardening substance and organic film networks and method of producing these composites
JP4157357B2 (ja) ゴルフクラブシャフト
JP2981151B2 (ja) 鉄筋コンクリート杭
JPH09164600A (ja) テーパ付き中空シャフト
Gentilinia et al. Numerical analysis of morphing corrugated plates
JPH0768651A (ja) 管状体
JPH11201231A (ja) 免震構造体及びその製造方法
JP2568028B2 (ja) Frp製のパイプ状構造物
Bert et al. Dynamic stability of thick, orthotropic, circular cylindrical shells

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080201

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090201

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100201

Year of fee payment: 15

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees