JP2011514446A - 鉄に富む金属塩化物の廃棄物から金属鉄及び塩素の価値を回収するための電気化学的処理方法 - Google Patents
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Abstract
Description
a)鉄に富む金属塩化物溶液を供給する工程、
b)鉄の水素過電圧よりも高い水素過電圧を有するカソードを備えて約2以下のpHを有するカソーライトを含有するカソード室、アノードを備えてアノーライトを含有するアノード室、及びアニオン通過を可能とするセパレーターを含む電解槽で鉄に富む金属塩化物溶液を電解する工程であって、電解する工程が鉄に富む金属塩化物溶液を非アノード室で循環させて、それによって鉄をカソードに電着させて塩素ガスをアノードから発生させて、そして鉄が除去された溶液となる、工程、
c)電着した鉄と塩素ガスとを別個独立に回収する工程、並びに、
d)a)鉄に富む金属塩化物溶液を供給して、鉄に富む金属塩化物溶液中で鉄が除去された溶液の少なくとも一部分を再循環する工程、
を含む。
a1)固体状の炭素塩素化廃棄物を熱水溶液で溶脱して、それによって、水性スラリーを形成する工程、及び
a2)水性スラリーについて固体を分離させて、それによって、不溶性固形物を形成して、そして鉄に富む金属塩化物溶液を分離する工程、
を含む。
a)鉄に富む金属塩化物溶液を供給する工程、
b)鉄の水素過電圧よりも高い水素過電圧を有するカソードを備えたカソード室、及びアノードを備えてアノーライトを含有するアノード室を含む2つに区分された電解槽で該鉄に富む金属塩化物溶液を電解する工程であって、該電解する工程が鉄に富む金属塩化物溶液を、カソーライトを約2以下のpHに調節させて、該電解槽の該カソード室で循環させて、それによって鉄を該カソードに電着させて塩素ガスを該アノードから発生させて、そして鉄が除去された溶液となることを含む、工程、
c)該電着した鉄と該塩素ガスとを別個独立に回収する工程、並びに、
d)a)該鉄に富む金属塩化物溶液を供給して、該鉄に富む金属塩化物溶液中で該鉄が除去された溶液の少なくとも一部分を再循環する工程、
を含む。
鉄に富む金属塩化物溶液が調製されて、未反応の固体が分離された。10キログラムの無水の塩素発生の塵埃のバッチ、アップグレードされたチタニアに富むスラグ(UGS)の炭素塩素化の副生成物が、二酸化チタン顔料の生産者によって提供された。全ての可溶性金属塩化物材料を濾し出すために、まず、10g/Lのフリーな塩酸(HCL)を最初に含んだ8O0Cの酸性の熱水とその材料を混合した。可溶性塩を完全に溶解した後、結果物の温かく、かつ、濃厚なスラリーを、4.5リットルの容量を有する、240mmの大きさの内径のBuchner funnels (CoorsTek)を用いて真空下でろ過をした。真空ポンプに連結された10リットルのErlenmeyerの真空フラスコ(Kimax)の上部にBuchnersを据え付けた。用いられたフィルター媒体は、円盤状の無灰のフィルターペーパーNo.42(Whatman)であった。処理能力を増加させるために、これらの4つのBuchner-Erlenmeyerアセンブリーを同時に並行に運転した。
実施例2a(pH1.1における初期状態の濃縮した鉄に富む金属塩化物溶液の電気分解)
実施例1から得られた、先の鉄に富む金属塩化物の濃縮溶液を、微量のマグネシア(酸価マグネシウム)を添加することによってpH1.1に簡単に調節し、その後電解槽のカソード室の中で循環させた。電解槽は、ExcellionTMI-200(SnowPure LLC)から作製されたアニオン交換膜によって分離された2つの区画室を有するElectrocell AB (Sweden)製のフィルタープレス設計モデルのMPセルから構成された。形状的な電極と膜表面との面積は100cm2であり、そして、各々の電極とセパレーターとの間隔は6mmであった。
実施例2aの代替として、実施例1から得られた、鉄に富む金属塩化物の濃縮溶液を、やや低めのpH0.30に調節し、カソード表面における五酸化バナジウムの沈殿pHより大きいpHに増大することを防ぐことになったが、あまり低くなく調節されると、一方では、水素の発生を促進しないこととなった。このことは電解槽のカソード室に塩酸を加えて循環させることによって成された。電解槽は、実施例2aで述べられた電解槽と同一であったが、この場合、電気分解を1000A/m2の電流密度の定電流で実行した。その電流密度と低pHで、測定されたセル電圧は2.865Vであった。1時間後、鮮やかであって滑らかな電着をチタンカソードから容易に剥ぎ取った(図9参照)。それはたった6.24gの質量であった。それは99.88質量%の鉄と、たった0.12質量%の五酸化バナジウム(V2O5)とから構成された。これらの実験結果から、見積もられたファラデー電流効率は60%であり、1000A/m2における具体的なエネルギー消費は、鉄1kgあたり4.584kWhであった。
実施例2aの鉄-バナジウム沈着から鉄とバナジウムとの回収
金属沈着をプルヴアリセッテ(pulverisette)ミル(Fritsch)中で粉砕し、そして、結果として得られた粉末を、125mLのPTFEを裏打ちした分解容器(Parr Company)中で、2時間100℃で水酸化ナトリウム(NaOH50質量%)苛性アルカリ溶液を用いて加圧下で処理をした。冷却して、溶液をろ過して不溶性鉄金属微粒子を回収した。その後、過剰量の塩化アンモニウム(NH4Cl)を、純メタバナジン酸アンモニウム(NH4VO3)を沈殿させるためにバナジウムに富んだ液に添加した。その後、純メタバナジン酸アンモニウムを、ボックス加熱炉(Fisher Isotemp)中で、400℃の乾燥空気で磁器の舟形皿の中でか焼して、アンモニア(NH3)及び水蒸気(H2O)を放出させて、それによって五酸化バナジウムの赤橙色の粉末を得た。その後、その粉末をインコネル(lnconel)のるつぼに移して、700℃の空気中で溶融した。その溶融物を冷却したスチールプレートに流し込んだ。結果として得られた固化した亜金属光沢を有する黒色の塊物を、その後、粉砕助剤及び冷却剤としてのアセトンを用いてハードメタル(hardmetal)の裏地を有する2つのディスクのバイブレーターカップミル(Fritsch GmbH)中で粉砕した。このようにして得られた生成物は工業グレードの五酸化バナジウム粉末であった。
電気分解前の実施例1から得られた鉄に富む金属塩化物溶液からのバナジウムの除去
塩素酸ナトリウム(NaClO3)の化学量論量を実施例1で調製された初期状態の溶液に添加して、次の反応にしたがって酸化させて、全てのバナジウムカチオン(V4+、V5+)を5価のバナジウム(V5+)にした。
実施例4から得られたバナジウムがない鉄に富む溶液の電気分解
実施例4でバナジウムが取り除かれた鉄に富む金属塩化物溶液を、微量のマグネシア(酸価マグネシウム)を添加することによってpH0.9に調節して電解槽のカソード室の中で循環させた。電気分解前のその組成は表4の最後の列に示される。電解槽は、実施例2a及び2bで述べられた電解槽と同一であった。また、電気分解を200A/m2の電流密度の定電流で実行した。運転温度は85℃であり、カソーライト及びアノーライトの両方の体積流量は1L/minであった。その電流密度で、測定されたセル電圧は1.85Vであった。5時間の連続的な電気分解の後、運転を停止して電解槽を開放した。機械的な手段によって、電着して厚みが薄い鉄金属のプレートを素早くチタンカソードから剥ぎ取った。厚みは0.126mmであり、その質量は10.20gであった(図10を参照)。それは、おそらく水素の泡のために窪みがある滑らかで、かつ、軟らかい材料であった。これらの実験結果から、見積もられたファラデー電流効率は97.9%であり、200A/m2における具体的なエネルギー消費は、鉄1kgあたりたった1.87kWhであった。鉄の純度は、他の微量の金属元素を有さない99.99質量%のFeであった。
3つに区分された電解槽についての鉄に富む金属塩化物溶液の電気分解
実施例1から得られた、鉄に富む金属塩化物の濃縮溶液を、微量のマグネシア(酸価マグネシウム)を添加することによってpH1.1に簡単に調節し、その後電解槽の中央区画室の中で循環させた。電解槽は、Snowpure LLCに製作されたアニオン交換膜(ExcellionTMI-200)及びカチオン交換膜(ExcellionTMI-100)によって分離された3つの区画室を有するElectrocell AB (Sweden)製のフィルタープレス設計モデルのMPセルから構成された。形状的な電極と膜表面との面積は100cm2であり、そして、各々の電極とセパレーターとの間隔は6mmであり、また、両膜間の間隔も6mmであった。
再循環によって濃縮される鉄に富む金属塩化物溶液の電気分解
この実施例において、再循環の状況下で、2つに区分された電解槽中を通過する鉄に富む金属塩化物溶液の理論上の組成は、表1の範囲に合致する組成を有する原料に基づいたマスバランスの計算によって決定された。特に、この実施例で用いられた塩素発生の塵埃は、92.0質量%のFeCl2、4.8質量%のAlCl3、2.0質量%のMgCl2及び1.2質量%のMnCl2を含む。この原料について、目標のシングルパスの約30%変換、目標の全ての鉄の約90%変換及び、図4に表されているような方法における約20%の電解槽に投入するFeCl2濃度に対するマスバランスの計算は96.7%の再循環速度を示した(再循環の流量、すなわち、鉄が除去された溶液が上流の貯留層中で再循環される流量と、(1)再循環の流量及び(2)ブリードの流量の合計との質量比として表現される。)。鉄に富む金属塩化物溶液に対する組成は以下のとおりである。
鉄が除去された電解液からのカルシウムの除去
実施例2a、2b、5及び6が終了した後、沈殿した不溶性の硫酸カルシウム2水和物(CaSO4 2H2O)としてカルシウムを除去するために、電解槽から排出する鉄と、おそらくバナジウムが除去された溶液に濃硫酸を添加した。沈殿物をろ過によって取り除いた。塩化マグネシウム及び/又は塩化アルミニウムのみを含有した澄んだ溶液は熱加水分解のために用意された。
実施例2a、2b、5、6及び7で電気分解を実行するためのカソード材料の選択
カソード材料の選択は、実施例2aで利用されたものと同一である電解槽とセットアップ品を用いたが、ループ状態で循環する合成カソーライトについては、pH1.1に調節された350g/Lの塩化鉄(II)と300g/Lの塩化マグネシウム(II)との水溶液から作製されたものを用い、一方では、ループ状態で循環するアノーライトについては、17質量%の塩化マグネシウム(MgCl2)と腐食防止剤としての10,000ppmの第二鉄(Fe3+)とを有する20質量%の塩酸の水溶液から構成され、脱イオン化水で調整されたものを用いて実行した。分極曲線、すなわち、セル電圧vs.電流密度の曲線データを各々のカソード材料に対して記録した。試験した材料は、Titanium Industries製のチタンパラジウム合金、ASTMグレード7(Ti-0.15Pd)、Wah Chang製のZircadyneTM 702、オーステナイト系のステンレススチールAISIグレード316L、アルミニウムグレード6061 T6及び純銅であった。予期されるように、チタン及びジルコニウムのみが、鉄沈着物を容易に剥ぎ取ることを可能にさせた。分極曲線を図13に示す。
実施例2a、2b、5、6及び7で電気分解を実行するためのアニオン交換膜の選択
アニオン交換膜の選択は、実施例2aで利用されたものと同一である電解槽とセットアップ品を用いて実行した。カソード室で、ループ状態で循環する合成カソーライトは、pH1.1に調節された350g/Lの塩化鉄(II)と300g/Lの塩化マグネシウム(II)との水溶液から作製され、一方では、アノード室で、ループ状態で循環するアノーライトは、17質量%の塩化マグネシウム(MgCl2)と腐食防止剤としての10,000ppmの第二鉄(Fe3+)とを有する20質量%の塩酸の水溶液から構成され、脱イオン化水で調整された。電気分解は2時間80℃の定電流で実行した。分極曲線、すなわち、セル電圧vs.電流密度の曲線データを各々のアニオン交換膜に対して記録した。試験した膜は、ExcellionTMI-100 (SnowPure LLC)、NeoseptaTMAMH、ACM、AHA(Tokuyama Co. Ltd.-Eurodia)、Selemion (Asahi Glass)、及びUltrexTMAMI-7001(Membrane International)であった。分極曲線を図14に示す。
実施例2a、2b、5、6及び7で電気分解を実行するためのアノーライト組成物の選択
アノーライトの選択は、実施例10で利用されたものと同一である電解槽とセットアップ品を用いたが、カソード室で、ループ状態で循環する合成カソーライトについては、pH1.1に調節された350g/Lの塩化鉄(II)と300g/Lの塩化マグネシウム(II)との水溶液から作製されたものを用い、アノード室で、ループ状態で循環するアノーライトについては、以下のように変化する組成、すなわち、(i)20質量%MgCl2+2質量%HCLであるか、(ii)20質量%MgCl2+5質量%HCLであるか、(iii)17質量%MgCl2+20質量%HClであるか、(iv)20質量%HClであるかの組成であって、腐食防止剤としての10,000ppmの第二鉄(Fe3+)とを有するものを用いて実行した。電気分解は2時間80℃の定電流で実行した。分極曲線、すなわち、セル電圧vs.電流密度の曲線データを各々のアノーライト組成物に対して記録した。分極曲線を図15に示す。
Claims (38)
- 鉄に富む金属塩化物溶液から金属鉄と塩素ガスとの回収のための電気化学的処理方法であって、
a)鉄に富む金属塩化物溶液を供給する工程、
b)鉄の水素過電圧よりも高い水素過電圧を有するカソードを備えて約2以下のpHを有するカソーライトを含有するカソード室、アノードを備えてアノーライトを含有するアノード室、及びアニオン通過を可能とするセパレーターを含む電解槽で該鉄に富む金属塩化物溶液を電解する工程であって、該電解工程が鉄に富む金属塩化物溶液を非アノード室で循環させて、それによって鉄を該カソードに電着させて塩素ガスを該アノードから発生させて、そして鉄が除去された溶液となることを含む、工程、
c)該電着した鉄と該塩素ガスとを別個独立に回収する工程、並びに、
d)a)該鉄に富む金属塩化物溶液を供給して、該鉄に富む金属塩化物溶液中で該鉄が除去された溶液の少なくとも一部分を再循環する工程、
を含む、電気化学的処理方法。 - 前記カソーライトが非鉄金属塩化物として主にAlCl3を含有する場合に、前記カソーライトの前記pHが、定期的に、約-1〜約2の範囲に及ぶ所定のpHに調節され、好ましくは約-1〜約-0.1の範囲に及ぶ所定のpHに調節され、より好ましくは約-0.6〜約-0.3の範囲に及ぶ所定のpHに調節される、請求項1に記載の電気化学的処理方法。
- 前記カソーライトが、非鉄金属塩化物として主にMgCl2を含有する場合に、前記カソーライトの前記pHが、定期的に、約0.3〜約1.8の範囲に及ぶ所定のpHに調節され、好ましくは約0.6〜約1.5の範囲に及ぶ所定のpHに調節され、より好ましくは約0.6〜約1.1の範囲に及ぶ所定のpHに調節され、最も好ましくは約0.9〜約1.1の範囲に及ぶ所定のpHに調節される、請求項1に記載の電気化学的処理方法。
- 前記カソーライトの前記pHが前記電解工程b)の上流側で調節される、請求項2又は3に記載の電気化学的処理方法。
- 前記再循環工程d)が約60%超の再循環速度で実行され、好ましくは約80%超の再循環速度で実行され、より好ましくは約95%超の再循環速度で実行される、請求項1から4のいずれか1項に記載の電気化学的処理方法。
- 前記カソードが、200A.m2で、かつ、250Cの0.5mol.dm-3HClで、約425mV超の過電圧を有する、請求項1から5のいずれか1項に記載の電気化学的処理方法。
- 前記カソードが、チタン、チタン合金、ジルコニウム、ジルコニウム合金、亜鉛、亜鉛合金、カドミウム、カドミウム合金、スズ、スズ合金、銅、銅合金、鉛、鉛合金、ニオブ、ニオブ合金、金、金合金、水銀若しくは水銀を有する金属アマルガムの一つである材料から構成されるか、又はコーティングされる、請求項6に記載の電気化学的処理方法。
- 前記材料が、チタン又はチタン合金から成り、好ましくはチタンパラジウムASTMグレード7から成る、請求項7に記載の電気化学的処理方法。
- 前記カソードが前記電解工程前にプレ処理され、好ましくは、フルオロ-硝酸混合物に含浸することによって化学的にエッチング処理を施され、そして、微量の酸を取り除くために脱イオン化水で徹底的にリンスされ、該フルオロ-硝酸混合物が、好ましくは、約70vol%濃度HNO3、約20vol%濃度HF及び約10vol%H2Oである組成を有する、請求項1から8のいずれか1項に記載の電気化学的処理方法。
- 前記アノーライトが前記電解槽の前記アノード室内をループ状態で循環する、請求項1から9のいずれか1項に記載の電気化学的処理方法。
- 前記アノーライトが、HClを含み、好ましくは約10から37質量%の塩酸を含み、より好ましくは約20質量%の塩酸を含み、MgCl2、NaCl、LiCl、KCl又はCaCl2の少なくとも1つの塩を含み、好ましくは1から約20質量%の該塩を含み、より好ましくは約16質量%の該塩を含み、そして、腐食防止剤としてFe(III)を含み、好ましくは10から約12000質量ppmの該Fe(III)を含み、より好ましくは約8000から約10000質量ppmの該Fe(III)を含む、請求項1から10のいずれか1項に記載の電気化学的処理方法。
- 前記アノードがタイプ[M/MxOy-AzOt]の寸法的に安定であるアノードであって、Mは、弁作用特性を有する耐熱性の金属又は合金であり、チタン、チタン合金、ジルコニウム、ジルコニウム合金、ハフニウム、ハフニウム合金、バナジウム、バナジウム合金、ニオブ、ニオブ合金、タンタル、又はタンタル合金を含み、MxOyは、ベースメタル(卑金属)を保護する薄手で、かつ、不浸透性の層を形成するバルブメタルの金属酸化物であり、TiO2、ZrO2、HfO2、NbO2、Nb2O5、TaO2又はTa2O5を含み、そして、AzOtは、貴金属の電解触媒の金属酸化物、RuO2、IrO2、若しくはPtOxを含む白金族金属(PGMs)の酸化物、又はSnO2、Sb2O5、若しくはBi2O3を含む金属酸化物である、請求項1から11のいずれか1項に記載の電気化学的処理方法。
- 前記アノードがバルクの電子導電性のセラミックから構成され、該セラミックが、一般式TinO2n-1(nは整数であり、3以上である。)として有する準化学量論的な酸化チタンであるか、スピネル構造AB2O4を有して、AはFe(II)、Mn(II)若しくはNi(II)であり、BはAl、Fe(III)、Cr(III)若しくはCo(III)である、導電性酸化物であるか、ペロブスカイト構造ABO3を有して、AはFe(II)、Mn(II)、Co(II)若しくはNi(II)であり、BはTi(IV)である導電性酸化物であるか、又はパイロクロア構造AB2O7を有する導電性酸化物を含む、請求項1から11のいずれか1項に記載の電気化学的処理方法。
- 前記アノードが、カーボンを基本とした材料、例えば、グラファイト、不浸透性グラファイト又はガラス質のカーボンから構成される、請求項1から11のいずれか1項に記載の電気化学的処理方法。
- 前記電解工程が2つに区分された電解槽で実行され、該電解槽の前記セパレーターがイオン交換膜であり、好ましくはアニオン交換膜であり、前記鉄に富む金属塩化物溶液が該電解槽の前記カソード室内をループ状態で循環し、カソーライトとして作用する、請求項1から14のいずれか1項に記載の電気化学的処理方法。
- 前記電解工程が3つに区分された電解槽で実行され、該電解槽の前記アノード室及び前記カソード室が、アニオン交換膜とカチオン交換膜との各々によって中央区画室から分離され、前記鉄に富む金属塩化物溶液が該電解槽の該中央区画室内をループ状態で循環する、請求項1から14のいずれか1項に記載の電気化学的処理方法。
- 前記カソーライトが前記カソード室内をループ状態で循環する、請求項16に記載の電気化学的処理方法。
- 前記カソーライトが、約1〜約450g/L、好ましくは約335g/Lの塩化鉄(II)含むか、又は約1〜約350g/L、好ましくは約250g/LのMgCl2、CaCl2若しくはそれらの混合物、好ましくはをMgCl2を含むか、選択的に、約1〜約350g/L、好ましくは約250g/LのAlCl3、及び0〜約10g/Lのフリー(遊離)HClを含む、請求項16又は17に記載の電気化学的処理方法。
- 前記電解工程が約50から約5000A/m2の範囲に及ぶ電流密度の一定電流で実行される、請求項1から18のいずれか1項に記載の電気化学的処理方法。
- 前記電解工程が約50から約1000A/m2の範囲に及ぶ電流密度、好ましくは約500A/m2の電流密度の一定電流で実行され、それによって本質的に樹枝状ではない滑らかな鉄の沈着物を得る、請求項19に記載の電気化学的処理方法。
- 前記電解工程が約3000から約5000A/m2の範囲に及ぶ電流密度、好ましくは約4000A/m2の電流密度の一定電流で実行され、それによって本質的に粉末状の鉄を得る、請求項19に記載の電気化学的処理方法。
- 前記電解工程が約40〜約11O℃の範囲に及ぶ運転温度で実行され、好ましくは約80℃〜9℃の範囲に及ぶ運転温度で実行され、より好ましくは約85℃と等しい温度で実行される、請求項1から21のいずれか1項に記載の電気化学的処理方法。
- 前記鉄に富む金属塩化物溶液が、炭素塩素化廃棄物、廃酸溶脱液又はピクリング液に由来する、請求項1に記載の電気化学的処理方法。
- 前記鉄に富む金属塩化物溶液を供給する工程a)が、
a1)固体状の炭素塩素化廃棄物を熱水溶液で溶脱して、それによって、水性スラリーを形成する工程、及び
a2)水性スラリーについて固体を分離させて、それによって、不溶性固形物を形成して、そして鉄に富む金属塩化物溶液を分離する工程、
を含む、請求項23に記載の電気化学的処理方法。 - 前記熱水溶液が、熱処理水、熱希塩酸、熱廃溶脱酸又は廃ピクリング液である、請求項24に記載の電気化学的処理方法。
- 前記固体を分離する工程が物理的な分離方法によって実行され、好ましくはデカンテーション、ろ過又は遠心分離によって実行される、請求項24又は25に記載の電気化学的処理方法。
- 前記鉄に富む金属塩化物溶液がバナジウムを含み、前記処理方法が、前記電解工程b)の上流、中流又は下流にバナジウム分離工程を更に含む、請求項1から26のいずれか1項に記載の電気化学的処理方法。
- 前記バナジウム分離工程が前記電解工程b)の上流に存在する、請求項27に記載の電気化学的処理方法。
- 前記バナジウム分離工程が約0.5から約3.0の範囲に及ぶpHで共沈殿によってクロムと同時に前記鉄に富む金属塩化物溶液からバナジウムを取り除くことから成る、請求項28に記載の電気化学的処理方法。
- 前記カソーライトの前記pHが約0.3から約0.5の範囲に及び、鉄が電着するとともにバナジウムを前記カソードで沈殿させて、前記バナジウム分離工程が前記電解工程b)の下流に存在する、請求項27に記載の電気化学的処理方法。
- 前記カソーライトの前記pHが約0.6から約1.8の範囲に及び、循環する前記鉄に富む金属塩化物溶液鉄内にバナジウムを実質的に残存させ、一方では鉄が前記カソードに電着して、その後、前記電解槽から排出した前記鉄が除去された溶液からバナジウムが回収され、それにしたがって、前記バナジウム分離工程が前記電解工程b)の間に存在する、請求項27に記載の電気化学的処理方法。
- 前記c)工程における鉄の前記回収が前記カソードに電着した該鉄を物理的に剥ぎ取ることによって実行され、塩素の前記回収が前記アノード室上の塩素ガスを吸引することによって実行される、請求項1から31のいずれか1項に記載の電気化学的処理方法。
- 前記アノードから回収された前記塩素ガスが更に乾燥されて液化される、請求項1から32のいずれか1項に記載の電気化学的処理方法。
- 前記電解槽から排出した前記鉄が除去された溶液が回収されて、硫酸を添加することによってカルシウムと放射線とを取り除くために更に処理され、それによって、マグネシウム及びアルミニウムに富む塩水を生産する、請求項1から33のいずれか1項に記載の電気化学的処理方法。
- 前記マグネシウム及びアルミニウムに富む塩水を流動層熱加水分解装置で熱加水分解をする工程を更に含み、それによって共沸性塩酸とスピネルビーズとを生産する、請求項34に記載の処理方法。
- 前記共沸性塩酸を輸出のために回収することを更に含む、請求項35に記載の処理方法。
- 前記処理方法中に形成されたブリード溶液がシングルパスの電解槽で電解されて、それによって、更なる鉄及び塩素の価値を回収する、請求項1から36のいずれか1項に記載の電気化学的処理方法。
- 鉄に富む金属塩化物溶液から金属鉄と塩素ガスとの回収のための電気化学的処理方法であって、
a)鉄に富む金属塩化物溶液を供給する工程、
b)鉄の水素過電圧よりも高い水素過電圧を有するカソードを備えたカソード室、及びアノードを備えてアノーライトを含有するアノード室を含む2つに区分された電解槽で該鉄に富む金属塩化物溶液を電解する工程であって、該電解工程が鉄に富む金属塩化物溶液を、カソーライトを約2以下のpHに調節させて、該電解槽の該カソード室で循環させて、それによって鉄を該カソードに電着させて塩素ガスを該アノードから発生させて、そして鉄が除去された溶液となることを含む、工程、
c)該電着した鉄と該塩素ガスとを別個独立に回収する工程、並びに、
d)a)該鉄に富む金属塩化物溶液を供給して、該鉄に富む金属塩化物溶液中で該鉄が除去された溶液の少なくとも一部分を再循環する工程、
を含む、電気化学的処理方法。
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