JPH0215187A - 塩化鉄含有水溶液から鉄と塩素を製造する方法 - Google Patents

塩化鉄含有水溶液から鉄と塩素を製造する方法

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JPH0215187A
JPH0215187A JP63166467A JP16646788A JPH0215187A JP H0215187 A JPH0215187 A JP H0215187A JP 63166467 A JP63166467 A JP 63166467A JP 16646788 A JP16646788 A JP 16646788A JP H0215187 A JPH0215187 A JP H0215187A
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JP
Japan
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iron
chamber
chlorine
soln
aqueous solution
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Pending
Application number
JP63166467A
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English (en)
Inventor
Tadashi Ogasawara
忠司 小笠原
Kenji Fujita
健治 藤田
Yoshitake Natsume
義丈 夏目
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Osaka Titanium Co Ltd
Original Assignee
Osaka Titanium Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/20Recycling

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  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
  • Electrolytic Production Of Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は鋼材酸洗廃液や、鉄含有鉱石を塩素あるいは塩
酸で処理したときに生成する塩化鉄含有水溶液から、電
気分解によって金属鉄及び塩素を得る方法に関するもの
である。
(従来技術) 例えば、製鉄工場において鋼材の脱スケールのために塩
酸による酸洗が行われるが、その際塩化鉄を含む酸洗廃
液が多量に発生する。また、例えばチタン鉱石を塩素処
理して四塩化チタン(TiC1<)或いは脱鉄チタン鉱
石を製造する過程でも鉱石中のFeに起因する塩化鉄を
含む水溶液が発生する。
上記のような水溶液に含まれるのは主に塩化第一鉄(F
eC12)であるが、かかる水溶液から鉄分および塩素
骨を回収することは、資源の有効利用と廃液処理の両面
から、極めて重要なことである。
塩化鉄含有水溶液からの鉄と塩素の回収は、通常、電気
分解法によって行われる。そのプロセスは、例えばステ
ンレス等の金属製陰極と黒鉛等の不溶性陽極を用い、両
極の間は陰イオン交換膜で隔て、陽極室に塩酸、陰極室
に塩化鉄含有水溶液を供給して電解を行い、陰極に鉄、
陽極に塩素を析出させる。しかし、この方法を実施する
場合、次のような問題点がある。
第一に、電析する鉄の問題である。純粋な試薬級の塩化
第一鉄水溶液であれば電析した鉄は非常に純度の高いも
のであるが、ここで対象としている電解液はそれほど純
粋なものではない。しかし、幸いなことに鋼材酸洗廃液
等においては電極電位が鉄よりも責な金属、例えばCu
などは含有量が比較的少ない。従って電析鉄の純度は十
分高(なることが期待される。しかし、鋼材酸洗廃液等
には様々な不純物が懸濁しているから、前記のような通
常の方法によってはそれらの懸濁物の電析鉄への巻き込
み、付着などで電析鉄の純度が低下する。
また電解の進行に伴い、pl+が上がって(るが、pl
+が2を越えると電解液中に水酸化物が懸濁し、電析鉄
に巻き込まれる。さらに、導電性を良(するためにかな
り高温度で電解操作を行うが、そのため当然液は酸化さ
れ易く、その結果体した酸化物などが同様に電析鉄に巻
き込まれたりする。また、鋼材酸洗液等はpl+が低い
ので陰極での水素放電が多くなる。そのため特公昭46
−15636号公報に提案されているように陰極室液を
p113〜5に保つため、常にアンモニアでpl!調整
を行わねばならない。
第二の問題点は、鋼材酸洗廃液等をそのまま陰極室へ導
くと、懸濁物質が沈降堆積し電解液流通を妨げたり、電
解終了後電析鉄の表面に付着してこれを汚染してしまう
ということである。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、塩化鉄含有水溶液から電気分解によって鉄と
塩素を回収する従来の方法におりる前記の問題点を解決
することを課題とし、特に、電析する鉄の汚染を防止し
、かつ電極室中での懸濁物質等の堆積がなく、円滑に電
解操作を行うことのできる新しい電解方法を提供するこ
とを目的とする。
(課題を解決するだめの手段) 本発明者は、塩化鉄含有水溶液の電気分解において、従
来陰イオン交換膜だけで2室に区分していた電解槽を、
陰イオン交換膜と陽イオン交換膜を併用して3室に区分
し、これら両イオン交換膜で囲まれる室に電解すべき水
溶液を供給すれば、前記の問題点が解決できることを見
出し、本発明をなすに到った。かくして、本発明の要旨
は、[塩化鉄含有水溶液を電気分解して鉄と塩素を製造
する方法において、陰イオン交換膜と陽イオン交換膜を
用いて電解槽を3室に区分し、電解される塩化鉄含有水
溶液を両イオン交換膜の間に供給することを特徴とする
塩化鉄含有水溶液から鉄と塩素を製造する方法」にある
(作用) 以下に図面を参照して本発明を具体的に説明する。
添イ」の図は、本発明の方法を実施するだめの電解装置
の一例を示す略式断面図である。電解液フィードタンク
1には処理すべき塩化鉄含有水溶液が系外から供給され
、また電解槽2からも未電解の液が循環されてくる。電
解槽2は陽イオン交換膜5および陰イオン交換膜6で区
分され木質的に3室構造となっている。
陽イオン交換膜5で仕切られた陰極室7には金属製陰極
3が設置される。電析鉄を陰極と同時に利用する場合に
は陰極は高純度鉄が望ましく、電析鉄を陰極から剥離し
て使用するときは陰極はステンレス鋼やチタンまたはチ
タン合金製とするのが望ましい。陰極室液としては純粋
な塩化第一鉄水溶液が望まし7いが、導電性向上あるい
は電析鉄の性質向上のため塩化第一鉄の他にアルカリ又
はアルカリ土類元素の塩化物を溶解してもさしつかえな
い。pl+は3〜5に調整しておく。
陰イオン交換膜6で仕切られた陽極室9には黒鉛等の不
溶解性陽極4が設置され、陽極室液としては塩酸あるい
はアルカリ又はアルカリ土類元素の塩化物水溶液あるい
はこれらの混合液を用いる。
両イオン交換膜で仕切られた電解液室日へは電解液フィ
ードタンク1から電解液が供給される。
この電解室8の巾はできるだけ狭い方がオーム損が少な
くて済み、また電解液の通過速度が速くなるため懸濁物
質の沈積等も無くなる。さらには強い攪拌効果が生じイ
オン交換膜近傍でのpnの変化による膜の劣化といった
ことも少なくなる。
電解槽2においては当然のことながら操業上、装置構成
上杵される範囲内でできるだけ陽極4と陰極3の距離を
小さくすることが望ましい。電解槽2および電解液フィ
ードタンク1は密閉構造とし、できれば上部の空間を不
活性ガス雰囲気にして第二鉄の生成を防止するのがよい
。液が酸化されると第二鉄が生成し、第二鉄は第一鉄に
比べ溶解度も小さく酸性域で水酸化物を生しさせ、電流
ロスを招くからである。
陽イオン交換膜および陰イオン交換膜としては従来から
知られているものが使用できる。しかし、電解液がC!
−を含む腐食性の強いものであることから、例えば特開
昭63−11683号公報に示されているようなフッ素
系陰イオン交換膜を用いるのがよい。
上記のように構成した電解槽で、電解液を両交換膜で仕
切られた部分8に供給すれば、陰極室7には陽イオン(
Fe”)だけが移行し液中の懸濁物はこの室8内に留ま
るので、電析する鉄への懸濁物の巻き込みや付着は防止
される。電解槽および電解液タンクを密閉構造にすれば
、電解操作中の酸化物の生成も殆どなくなり、電析鉄の
純度は一層向上する。
次に実施例によって本発明の効果を具体的に説明する。
(実施例) 添付図に示した構造の設備を使用し、下記の条件で電解
を行った。
電解条件: 陽極・・・グラファイト、  陰極・・・鉄陰イオン交
換膜・・・東ソー■製5A−48陽イオン交換膜・・・
デュポン社製Nafion 417陽極液・・・塩化ナ
トリウム20%水溶液、 p117陰極液・・・塩化第
一鉄(試薬特級)17%水溶液、pl+3電流密度・・
・0.3 A/c+fl、    浴温・・・65°C
電解液:四塩化チタン製造後の廃液、pH1,](粒子
を除去した後の主成分が塩化第一鉄の水溶液。組成を第
1表に示す。) 以上の条件で2時間の電解を行った結果、電流効率は9
5.4%で、得られた電析鉄は第2表に分析結果を示す
とおり、極めて純度の高いものであった。
第1表 電解液の組成(wt%) 第2表 電析鉄の組成(wt%) なお、陽極室から発生ずる塩素は通常の吸引法によって
回収した。
(比較例) 陽イオン交換膜を用いず、陰イオン交換膜だけで2室に
区分した従来の形式の電解槽を用い、実施例と同し条件
で電解を行った。
ただし、陽極室液は塩化ナトリウム20%水溶液とし、
陰極室に前記の四塩化チタン製造廃液を供給した。
この電解法による電流効率は48.3%であり、陰極に
電析した鉄は不純物の汚染により黒色化していた。
(発明の効果) 実施例に示したように、電解層を3室構造にし、電解す
べき塩化鉄含有溶液を電極と隔離した部分(陰イオン交
換膜と陽イオン交換膜で囲まれた室)に供給して電解を
行うことにより、純度の高い電析鉄が高い効率で得られ
る。このように本発明によれば、を用な高純度鉄および
塩素が製造できるということだけでなく、廃液はその中
の塩化鉄が充分に除去されたものとなるので、その中和
処理も大幅に軽減できる。
【図面の簡単な説明】
添付図は、本発明方法を実施する電解設備の一例を示す
略式断面図である。 出願人 大阪チタニウム製造株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 塩化鉄含有水溶液を電気分解して鉄と塩素を製造する方
    法において、陰イオン交換膜と陽イオン交換膜を用いて
    電解槽を3室に区分し、電解される塩化鉄含有水溶液を
    両イオン交換膜の間に供給することを特徴とする塩化鉄
    含有水溶液から鉄と塩素を製造する方法。
JP63166467A 1988-07-04 1988-07-04 塩化鉄含有水溶液から鉄と塩素を製造する方法 Pending JPH0215187A (ja)

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