JP2011500913A - 加圧された蝋質固体清浄組成物、及びそれらの製造方法 - Google Patents

加圧された蝋質固体清浄組成物、及びそれらの製造方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、固体清浄組成物の製造方法に関する。上記方法は、蝋質清浄組成物の流動性蝋質粒子を加圧及び/又は振動することを含むことができる。蝋質清浄組成物において、流動性蝋質粒子を加圧及び/又は振動することにより、上記固体の形状及び密度が決定されるが、固体を形成することは要求されない。上記方法は、加圧及び/又は振動のためのコンクリートブロック装置を用いることができる。本発明はまた、上記方法により製造された固体清浄組成物、及び結合剤により共に結合された粒子を含む固体清浄組成物に関する。

Description

本発明は、固体清浄組成物の製造方法に関する。上記方法は、蝋質清浄組成物の流動性蝋質粒子を加圧及び/又は振動することを含むことができる。蝋質清浄組成物において、流動性蝋質粒子を加圧及び/又は振動することにより、上記固体の形状及び密度が決定される。上記方法は、加圧及び/又は振動のためにコンクリートブロック装置及び/又はターンテーブルプレスを用いることができる。本発明はまた、上記方法により製造された固体清浄組成物、及び共に結合された蝋質粒子を含む固体清浄組成物に関する。
固化技術及び固体ブロック洗浄剤の施設及び産業でのオペレーションにおける使用は、Fernholzらの、米国再発行特許第32,762号明細書及び同第32,818号明細書に主張される、SOLID POWER(商標)ブランド技術において開拓されている。蝋質固体清浄組成物において、同様の進歩は達成されていない。
一般的な蝋質固体組成物は、溶融された組成物を注入成形し、そして押し出すことにより製造されうる。高価なタブレットプレスが、タブレット又はパックサイズ化固体(puck sized solid)を形成するためにのみ、その高圧を適用する場合がある。タブレットプレスは、固体ブロックを製造するために好適ではない。注入成形は、液体を形成するために、組成物を溶融させることを要求する。溶融は、エネルギーを消費し、そしていくつかの清浄生成物において、一定の望ましい材料を破壊する場合がある。押出しは、高価な装置と、進化した技術的なノウハウとを要求する。
蝋質固体清浄組成物を製造するための追加の方法、及びこれらの方法により製造されうる組成物に関する必要性がある。
本発明は、固体清浄組成物の製造方法に関する。上記方法は、蝋質清浄組成物の流動性蝋質粒子を加圧及び/又は振動することを含むことができる。蝋質清浄組成物において、流動性蝋質粒子を加圧及び/又は振動することにより、上記固体の形状及び密度が決定される。上記方法は、加圧及び/又は振動のためのコンクリートブロック装置を用いることができる。本発明はまた、上記方法により製造された固体清浄組成物、及び共に結合された蝋質粒子を含む固体清浄組成物に関する。
本発明の方法は、固体清浄組成物を製造するための方法に関する。この方法は、蝋質固化剤、アルカリ源、金属イオン封鎖剤、又はそれらの混合物を含む流動性蝋質粒子を準備することを含む。上記方法は、所望の材料を混合し、流動性蝋質粒子を形成することを含むことができる。上記方法はまた、流動性蝋質粒子を、一定の型に配置することを含む。上記方法は、上記流動性蝋質粒子を、上記型内で穏やかに加圧し、振動し、又はその組み合わせを実施することを含み、上記固体清浄組成物を製造することを含むことができる。
穏やかに加圧すること、振動すること、又はその組み合わせを実施することは、コンクリート製品用装置又はメーソンリー製品用装置としても知られているコンクリートブロック装置又はターンテーブルプレスによりなされうる。固体清浄組成物の製造方法は、蝋質固化剤、金属イオン封鎖剤、又はそれらの混合物を含む流動性蝋質粒子を準備することを含むことができる。上記方法のこの実施形態は、上記流動性蝋質粒子を、コンクリートブロック装置のホッパー又はドロア(drawer)に置き、そしてコンクリートブロック装置を操作して、固体清浄組成物を製造することを含む。
いくつかの実施形態では、上記方法は、上記流動性蝋質粒子を、コンクリートブロック装置のドロア内に置き、そして上記ドロア内で上記流動性蝋質粒子を振動することを含む。上記方法はまた、上記流動性蝋質粒子を、上記ドロアから、一定の型内に移動させることを含む。上記型においてすぐに、上記方法は、上記流動性蝋質粒子を、上記型内で穏やかに加圧して、上記固体清浄組成物を製造し、上記流動性蝋質粒子を振動し、上記固体清浄組成物を製造し、又はその組み合わせを含む。次いで、上記方法は、上記型から、上記固体清浄組成物を取り出すことを含む。
穏やかに加圧することは、上記流動性蝋質粒子に、約1〜約1000psiの圧力を適用することを含むことができる。振動は、約3000〜約6000rpmで生じうる。振動は、約1500〜約3000rpmで生じうる。振動は、約1〜約10秒間生じうる。
本発明はまた、固体清浄組成物に関する。上記固体清浄組成物は、蝋質固化剤、アルカリ源、金属イオン封鎖剤、又はそれらの混合物を含むことができる。上記固体清浄組成物は、内部及び表面を含む清浄組成物の粒子を含むことができる。上記固体清浄組成物では、隣接する粒子の表面は、隣接する粒子の十分な接触を提供し、安定な固体清浄組成物を提供するようにまさに十分に、お互いを接触することができる。上記固体清浄組成物は、本発明の方法により製造されうる。
図1は、本発明の組成物を穏やかに加圧するために好適な機器、コンクリートブロック装置を図解的に具体的に説明する。 図2は、本発明の組成物を穏やかに加圧するために好適な機器、ターンテーブルプレスを図解的に具体的に説明する。
[定義]
本明細書において、句「コンクリートブロック装置」は、コンクリートからコンクリート製品(例えば、ブロック又はペーバー)を形成し且つ型又はモールド内でコンクリート(又は本発明に係る流動性蝋質粒子)を加圧し、振動し、又はその組み合わせを実施するための機器を含む装置を指す。上記装置は、コンクリート製品用装置、コンクリートブロック装置、メーソンリー製品用装置等として、製品の文献において公知である。
他に記載がない限り、本明細書において、用語「psi」又は「1平方インチ当たりのポンド」は、加圧された(例えば、穏やかに加圧された)材料(例えば、本発明に係る流動性蝋質粒子)に適用された、又は複数の型内で材料に適用された実際の圧力を指す。本明細書において、psi又は1平方インチ当たりのポンドは、加圧すべき機器のあるポイントで測定されたゲージ圧又は液圧を指すものではない。機器内のあるポイントにおいて測定されたゲージ圧又は液圧は、本明細書において、「ゲージ圧」として言及される。
本明細書において、用語「ホスフェート−フリー」は、ホスフェート又はホスフェート含有化合物を含まない、あるいはホスフェート又はホスフェート含有化合物が添加されていない組成物、混合物又は材料を指す。ホスフェート又はホスフェート含有化合物が、ホスフェート−フリー組成物、混合物、又は材料の汚染を介して存在する場合には、ホスフェートの濃度は、0.5質量%未満であるべきであり、0.1質量%未満であることができ、そして0.01質量%未満であることができる。
本明細書において、用語「リン−フリー」は、リン又はリン含有化合物を含まない、あるいはリン又はリン含有化合物が添加されていない組成物、混合物又は材料を指す。リン又はリン含有化合物が、リン−フリー組成物、混合物又は材料の汚染を介して存在する場合には、リンの濃度は、0.5質量%未満であるべきであり、0.1質量%未満であることができ、そして0.01質量%未満であることができる。
用語「機能性材料」又は「機能性添加剤」は、上記固体又は溶解された組成物に望ましい特性を提供する活性化合物又は材料を指す。例えば、上記機能性材料は、上記固体組成物に、望ましい特性を提供する、例えば、固化特性又は希釈比を向上させることができる。上記機能性材料はまた、水性相に溶解又は分散した場合に、水性材料(用いられた場合)に有益な特性を付与することができる。機能性材料の例には、キレート/金属イオン封鎖剤、アルカリ源、界面活性剤、清浄剤、柔軟剤、緩衝剤、抗腐食剤、漂白活性剤、第2の固化剤又は溶解性調整剤、洗浄剤フィラー、消泡剤、再付着防止剤、抗微生物剤、すすぎ補助組成物、スレッシュホールド剤(threshould agent)又はシステム、美的強化剤(すなわち、染料、香料)、潤滑剤組成物、追加の漂白剤、機能性塩、固化剤、溶解性調整剤、酵素、他の上記添加剤又は機能性材料等、及びそれらの混合物が含まれる。組成物に添加される機能性材料は、製造すべき組成物の種類、及び組成物の目的とされる最終用途によって変わるであろう。
「清浄」は、汚染除去、漂白、微生物個体群減少、又はそれらの組み合わせにおける遂行又は助力を意味する。
本明細書において、「固体清浄組成物」は、蝋質粉末、フレーク、顆粒、ペレット、タブレット、ロゼンジ、パック、ブリケット、ブリック、固体ブロック、又は単位用量(それらに限定されるものではない)を含む固体上の清浄組成物を指す。さらに、用語「固体」は、上記固体清浄組成物の貯蔵及び使用の期待される条件下における上記清浄組成物の状態を指す。一般に、上記清浄組成物は、最大約100°F及び約120°F超の温度に暴露された場合に固形のままであることが期待される。
本明細書において、「微生物調製物」は、防腐剤内で提供されうる、1種又は2種以上の胞子(細菌又は菌の)、植物性細菌又は真菌を含む組成物を指す。本明細書において、「細菌調製物」は、防腐剤内で提供されうる、細菌の胞子及び/又は植物性細菌を含む組成物を指す。上記防腐剤は、商業的に供給される胞子(細菌又は菌の)、植物性細菌又は真菌の調製物に用いられている任意の又は種々の防腐剤組成物を含むことができる。上記防腐剤は、例えば、キレート化合物、界面活性剤、緩衝剤、水等を含むことができる。上記微生物調製物は、汚染、例えば、脂肪、オイル、グリース、糖、たんぱく質、炭水化物等を、例えば、消化又は分解することができる。
本明細書において、ホウ酸塩及びボラート塩は、塩、例えば、ホウ酸カリウム、ホウ酸モノエタノールアミン、あるいは購入される別の塩、又はホウ酸の中和反応により得られるような視覚されうるものを指すために交換可能に用いられる。本発明の組成物におけるホウ酸塩又はボレート塩の質量%は、イオンを含むマイナスに帯電したホウ素、例えば、ホウ酸塩及び/又はホウ酸部分のいずれかの質量%として、あるいはホウ酸塩全体(例えば、マイナスに帯電した部分及び正に帯電した部分の両方)の質量%としてのどちらかで表現されうる。好ましくは、質量%は、ホウ酸塩全体を指す。クエン酸塩、又は他の酸性塩の質量%はまた、これらの方式において、好ましくは、酸性塩全体に関連して表現されうる。本明細書において、用語「ホウ素化合物の合計」は、ボラート及びホウ酸部分の合計を指す。
本明細書において、「塩基性又はアルカリ性pH」は、7超、8以上、約8〜約9.5、約8〜約11、約9超、又は約9〜約10.5のpHを指す。
本明細書において、用語「フローリング」又は「床」は、人間が歩く水平面を指す。フローリング又は床は、無機材料、例えば、セラミックタイル又は天然石(例えば、クアリー(quarry)タイル)、あるいは有機材料、例えば、エポキシ、ポリマー、ゴム又は弾性材料から製造されうる。上記フローリング又は床は、種々の環境、例えば、飲食店(例えば、ファストフード店)、食品加工及び/又は調製施設、食肉処理場、食品包装工場、ショートニング製造装置、調理室等にあることができる。
本明細書において、句「摩擦係数」及び「滑り抵抗」は、種々の一般的な出版物、例えば、ASTM規格D−2047、「Static Coefficient of Friction of Polish Coated Floor Surfaces as Measured by the James Machine」、及びこの試験により測定される0.5以上の静止摩擦の係数を有する床が無害の歩道面を提供するとして認められているASTM Committee D−21による報告に規定されうる。この値は、Robert J.BrungraberのNBS Technical Note 895「An Overview of Floor Slip−Resistance,With Annotated Bibliography」において適切と認められ、そこでは、上記0.5の値は、安全の要因を提供し、そして通常の歩幅をとる大部分の人間は、上記値が0.3〜0.35より大きい場合に表面で滑らないであろうことを示している。他の関連性のあり且つ同様の規格には、ANSI 1264.2−2001,ASTM C 1028−89、ASTM D2047−93、ASTM F 1679−00(English XL Tribometerに関する)、ASTM Test Method F1677−96、及びUL 410(1992)が含まれる。このパラグラフにおいて、上記規格のそれぞれを、参照により本明細書に組み入れる。
本明細書において、質量%は、物質の質量を、組成物の総質量で割り、100を掛けた、物質の濃度を指す同義語である。
本明細書において、本発明の組成物における又は本発明の方法において用いられる材料の量を改変する用語「約」は、例えば、現実の世界における溶液の使用又は濃縮物を製造するために用いられる液体取り扱い手順及び典型的な評価を介して;これらの手順における不注意による誤りを介して;上記方法を実施するか、又は上記組成物を製造するために用いられる材料の製造、供給源又は純度における相違を介して生じうる数量の変動を指す。用語「約」はまた、特定の初期混合物から生じる、組成物に関する異なる平衡条件のために異なる量を包含する。用語「約」により改変されるか否かにかかわらず、特許請求の範囲は、均等の量を含む。
[組成物]
本発明は、固体清浄組成物及びそれらの製造方法に関する。本発明の方法は、蝋質清浄組成物の流動性蝋質粒子を、加圧すること、振動すること、又はそれらの組み合わせを実施すること(加圧及び振動すること)を含み、固体、例えば、ブロック又はパックを製造することができる。本明細書において、用語「蝋質」は、粒子、化合物又は組成物(例えば、蝋質粒子、蝋質固化剤)に関して用いられる場合、十分な量の粒子がお互いに接触する場合、共に固着する、例えば、結合する粒子若しくは化合物又は組成物を指す。それに適用される圧力又は振動無しで、型又はモールド内に単に置かれた場合、蝋質清浄組成物の流動性蝋質粒子は、脆い(砕けやすい)固体を形成する。上記流動性蝋質粒子を、モールド又は型内で、穏やかに加圧及び/又は振動することにより、安定な固体が製造される。安定な固体組成物は、上記組成物が貯蔵又は取り扱われる条件下でその形状を保持する。蝋質清浄組成物において、流動性蝋質粒子を加圧及び/又は振動することにより、安定な固体の形状及び密度が決定される。
上記蝋質固体組成物は、蝋質固化剤及び種々の清浄剤を含む。例えば、本発明の固体組成物は、酸性化剤(acidulant)、抗微生物薬(例えば、第4級アンモニウム化合物)、アルカリ源、キレート剤、又はそれらの組み合わせ、及び水を含むことができる。蝋質固化剤、アルカリ源、キレート剤、又はそれらの組み合わせを、水及び他の所望の清浄剤と混合することにより、流動性蝋質粒子(例えば、流動性蝋質粉末)が製造される。上記流動性蝋質粒子を、型(例えば、モールド又は容器)内に置き、そして上記蝋質粉末を穏やかに加圧及び/又は振動することにより、安定な固体が製造される。
穏やかに加圧することは、上記流動性蝋質粒子の十分な量の粒子(例えば、顆粒)をお互いに接触させるために有効な様式において、容器内で上記流動性蝋質粒子を圧縮することを指す。振動することは、上記流動性蝋質粒子の十分な量の粒子(例えば、顆粒)をお互いに接触させるために有効な様式において、容器内で上記流動性蝋質粒子を動かすか、又は振動エネルギーを与えることを指す。本発明の方法では、加圧及び振動することは、上記流動性蝋質粒子の十分な量の粒子(例えば、顆粒)をお互いに接触させるために有効な様式において、容器内で上記流動性蝋質粒子を、動かすか、又は振動エネルギーを与えること、及び圧縮することを指す。お互いに接触する十分な量の粒子(例えば、顆粒)が、安定な固体組成物を製造するためにお互いに有効な粒子の結合を提供する。
本発明の方法は、一般的なタブレット形成において用いられる高圧の圧縮無しで、安定な固体を製造することができる。一般的なタブレットプレスは、固体に、少なくとも約5000psi、及び約30,000〜100,000psi以上の圧力を適用し、タブレットを製造する。対照的に、本発明の方法は、上記固体に約1000psi以下のみの圧力を用いる。ある実施形態では、本発明の方法は、約300psi以下、約200psi以下、又は約100psi以下の圧力を用いる。ある実施形態では、本発明の方法は、約1psi以上、約2psi以上、約5psi以上又は約10psi以上の低さの圧力を用いる。
本発明の方法は、タブレットプレスにおいて製造されうるものよりも大きなサイズを含む、種々のサイズの安定な固体を製造することができる。一般的なタブレットプレスは、より小さな固体製品のみ、例えば、ホッケーパックよりも小さいもの(又は約600g未満)のみを製造することができる。本発明の方法は、例えば、5ガロンの体積を有する、約3kg〜約6kgの重さ、又は、例えば、6×6インチ若しくはペーバー様スラブ、12インチの正方形の寸法を有する固体ブロックを製造するために用いられる。本発明の方法は、大きな安定な固体を提供するために、結合剤(圧力ではない)を用いる。
本発明の方法は、一般的な注入成形におけるような、溶融体及び溶融体の固化を用いずに安定な固体を製造することができる。溶融体を形成するためには、それを溶融させるために組成物に加熱することが要求される。熱は、外部から適用されることができ、又は化学系発熱量(例えば、苛性アルカリ(水酸化ナトリウム)及び水から)から生成されうる。組成物を加熱することにより、エネルギーが消費される。熱溶融液を取り扱うことにより、安全対策及び装置が必要とされる。さらに、溶融体の固化は、溶融体を凝固させ且つ鋳型の固体を形成するために容器内の溶融体を冷却することを要求する。冷却には、時間及び/又はエネルギーが必要である。対照的に、本発明の方法は、本発明の組成物の固化又は硬化の際、室温及び湿度を用いることができる。本発明の方法に従って製造される苛性組成物は、発熱量に起因するわずかな温度上昇のみを生ずる。本発明の固体は、溶融体からの固化だけでなく、上記流動性蝋質粒子において生成され且つ安定な固体を製造するために有効な結合剤により共に保持される。
本発明の方法は、ダイを介して混合物を圧縮する押出しなしで、安定な固体を製造することができる。固体清浄組成物を製造するための、ダイを介して混合物を押し出すための一般的な方法は、押し出された固体を製造するために、固体又はペーストに高圧を適用することである。対照的に、本発明の方法は、上記固体に、約1000psi以下、又は1psi程度の圧力を用いる。本発明の固体は、わずかな圧縮だけでなく、上記流動性蝋質粒子において生成され且つ安定な固体を製造するために有効な結合剤により共に保持される。
種々の流動性蝋質粒子が、本発明の方法において用いられうる。例えば、ある実施形態では、上記流動性蝋質粒子は、湿潤した砂と同様の粘稠度を有する。
[上記固体清浄組成物を製造する方法]
いくつかの態様では、本発明の組成物は、コンクリートブロック、コンクリートペーバー、又は他の形状のコンクリート製品を形成することができる機器内で、振動及び穏やかに加圧されうる。上記機器は、コンクリートブロック用装置、コンクリート製品用装置、メーソンリー製品用装置等として種々公知である。上記機器の別の形態は、気密性プレス、タンピング装置、ブリックプレス、ターンテーブルプレス、液圧プレス等として種々公知である。
上記方法は、上記固体清浄組成物を形成するために、コンクリートブロック装置を用いることを含むことができる。上記方法は、本発明に係る流動性蝋質粒子を提供することを含むことができる。上記流動性蝋質粒子は、上記装置のドロア内に置かれる又は供給される。上記流動性蝋質粒子は、上記ドロア内で振動されうる。次いで、上記流動性蝋質粒子は、上記ドロアから型に移動される。上記型の中では、上記流動性蝋質粒子は、上記型の中で、穏やかな加圧、振動、又はそれらの組み合わせを受け、上記固体清浄組成物を製造することができる。次いで、上記安定な固体組成物を、上記型から取り出すことができる。
上記コンクリートブロック装置は、モールド又は型内で、約200〜約6000rpm、約200〜約300rpm、約2500〜約3000(例えば、3100)rpm、約1500〜約3000rpm、又は約3000〜約6000rpmで振動されうる。
上記コンクリートブロック装置は、モールド内で、約1〜約10秒又は約1〜約6秒間、上記組成物を振動することができる。
上記コンクリートブロック装置は、約1〜約1000psi、約2〜約300psi、約5psi〜約200psi、又は約10psi〜約100psiの力で、モールド又は型の内容物を加圧することができる。ある実施形態では、本発明の方法は、約300psi以下、約200psi以下又は約100psi以下の圧力を用いる。ある実施形態では、本発明の方法は、約1psi以上、約2psi以上、約5psi以上又は約10psi以上の低さの圧力を用いることができる。
上記コンクリートブロック装置は、例えば、約2,000〜約6,500Lb、約3,000〜約9,000Lb,約4,000〜約13,000Lb、又は約5,000〜約15,000Lbの励振力(すなわち、振幅、遠心力)においてモールド内の上記組成物を振動する(及び上記型を振動することを含む)ことができる。ある実施形態では、振動力は、約2,000Lb、約3,000Lb、約4,000Lb、約5,000Lb、約6,000Lb、約7,000Lb、約8,000Lb、約9,000Lb、約10,000Lb、約11,000Lb、約12,000Lb、約13,000Lb、約14,000Lb、又は約15,000Lbであることができる。
ある実施形態では、上記方法は、約200〜約6,000rpmで、約1〜約10秒間、流動性蝋質粒子を含むドロアを振動することを含むことができる。ある実施形態では、上記方法は、約200〜約6,000rpmで、約1〜約10秒間、流動性蝋質粒子を含む型を振動することを含むことができる。ある実施形態では、上記方法は、約100〜約2,000Lbの質量で、上記型内の上記流動性蝋質粒子を振動することを含み、そして加圧することを含むことができる。
コンクリート製品用装置を用いる方法は、上記固体清浄組成物を形成するために有用な種々の追加の操作を含むことができる。例えば、上記方法は、上記流動性蝋質粒子をホッパー内に置くこと、そして/又は上記流動性蝋質粒子を、上記ホッパーから上記ドロア内に流動させる又は輸送することを含むことができる。上記流動性蝋質粒子は、上記ドロア内で重力の下で、又は上記ホッパー内で押し動かすことにより、上記ホッパーから流動させることができる。上記ホッパーが、上記ドロア上に直接位置する場合には、上記ホッパーの底部の入口を開けることにより、流動性蝋質粒子を上記ドロア内に落とすことができる。あるいは、上記ホッパーを、ランプ上に位置させることができ、そして上記流動性蝋質粒子を、上記ランプから上記ドロアに流すことができる。
上記方法は、上記流動性蝋質粒子を、上記ホッパー内で振動及び/又は撹拌することを含むことができ、というのは、それが、上記ホッパーから上記ドロア内に流動するか又は落下する(及びそれらの任意の組み合わせ)からであり、上記ドロア内では、それが上記ドロア内にある時点で、上記ドロア内で流動する。
上記方法は、上記流動性蝋質粒子を、上記ドロアから上記型内に移動させることを含む。上記流動性蝋質粒子を、上記ドロアから上記型内に移動させることは、重力により達成されうる。例えば、上記ドロアは、上記型の上(に配置された)の位置にあることができる。上記ドロアの底部は、上記ドロアの内部の下から側面に沿って移動するか、又はスライドするように構成されうる。従って、上記ドロア内の流動性蝋質粒子は、上記型、例えば、上記型の一又は複数の空洞に入るであろう。上記方法は、上記型の上に配置されたドロアを準備することを含むことができ、上記ドロアは、上記ドロアの内部及び上記型の間に配置されたパネルを含む。上記方法は、上記ドロアの内部及び上記型の間ではない位置まで、上記パネルを側面に沿って動かすことを含むことができる。従って、上記流動性蝋質粒子が、上記型内に落ちる。
上記方法は、上記型内で上記流動性蝋質粒子を振動することができ、というのは、それが、上記ドロアから上記型内に流動するか又は落下する(及びそれらの任意の組み合わせ)からであり、上記型では、それが上記型内にある時点で、上記型内で流動する。上記方法は、上記流動性蝋質粒子を、上記型内(例えば、上記型の一又は複数の空洞内)で加圧することを含むことができる。
加圧された及び/又は振動された流動性蝋質粒子を、種々の方法により、上記型から取り出すことができる。例えば、上記型から上記組成物を取り出すことには、上記型の底部に形成されているパレット上に残る組成物と共に上記型を上昇させること、又は上記ドロア及び型から上記パレットを水平に移動させることを含むことができる。
簡潔には、上記方法は、コンクリートブロック装置の構成要素であるドロア及び型を用いることができる。上記コンクリートブロック装置は、上記ドロア内で上記流動性蝋質粒子を振動すること;上記流動性蝋質粒子をドロアから型に移動させ、上記流動性蝋質粒子を上記型内で穏やかに加圧し、上記固体清浄組成物を製造すること、上記流動性蝋質粒子を振動させ、上記固体清浄組成物を製造すること、又はそれらの組み合わせ;及び上記型から上記固体清浄組成物を取り出すこと(すなわち、上記型を、上記組成物から移動すること)ができる。
[コンクリートブロック装置]
好適なコンクリートブロック装置は、例えば、Columbia,Besser,Masa,Omag,又はQuadraにより製造されるもの、及び、例えば、Columbia Model 15,21又は22;Besser SuperPac,BescoPac,又はVibraPac;又はMasa Extra−Large XL 6.0の型番を有するものを含む。これらの装置は、例えば、単一操作において、それぞれが、1.5〜3kgを計量する、6〜10ブロックの固体清浄組成物を製造することができる。
図1を参照すると、コンクリートブロック装置100は、上記流動性蝋質粒子を受け入れ且つ上記流動性蝋質粒子を型3に落とすように構成されたドロア1を含むことができる。上記型3は、所望の形状の固体清浄組成物を提供するように構成されている一又は複数の空洞5を規定することができる。例えば、型3は、開口頂部7、型側部9、及びパレット11を有する空洞5を規定することができる。
ドロア1は、ドロア側部13及び底部パネル15を含むことができる。底部パネル15は、ドロア側部13の真下から移動するように構成されうる。例えば、底部パネル15は、底部パネル15がドロア側部13により規定されるドロア内部17の下からスライドするように、ドロア側部13をスライド可能に作動させることができる。コンクリートブロック装置100は、型3上で、本発明に係る流動性蝋質粒子(図示せず)を含むドロア1を作動させるように構成されうる。コンクリートブロック装置100は、ドロア内部17の下から底部パネル15をスライドさせるように構成されうる。本発明に係る流動性蝋質粒子を含むドロア1が、型3上に位置し、そして底部パネル15が、ドロア内部17の下からスライドする場合には、上記流動性蝋質粒子は、一又は複数の空洞5に落ちる。
コンクリートブロック装置100はまた、振動システム19を含むことができる。振動システム19は、ドロアバイブレータ21を含むことができる。ドロアバイブレータ21は、ドロア1と、ドロア1が含む流動性蝋質粒子とを振動するように構成されうる。ドロアバイブレータ21は、上記ドロア内の上記流動性蝋質粒子に振動エネルギーを与えることができる。ドロアバイブレータ21は、ドロア1及びその内容物を、事前選択された振動数(rpm)及び事前選択された振幅(遠心力)で振動するように構成されうる。振動システム19が、型バイブレータ23を含むことができる。型バイブレータ23は、型3と、それが含む流動性蝋質粒子とを振動するように構成されうる。型バイブレータ23は、上記型内の上記流動性蝋質粒子に振動エネルギーを与えることができる。ドロアバイブレータ23は、型3及びその内容物を、事前選択された振動数(rpm)及び事前選択された振幅(遠心力)で振動するように構成されうる。
コンクリートブロック装置100はまた、加圧システム25を含むことができる。加圧システム25は、型3の一又は複数の空洞5内で、流動性蝋質粒子を加圧するように構成されうる。加圧システムは、例えば、一又は複数の空洞5内で流動性蝋質粒子上に移動するように構成される一又は複数のシュー27を含むことができる。加圧システム25は、事前選択された圧力(psi)で、型3の一又は複数の空洞5内の上記流動性蝋質粒子上で加圧するように構成されうる。
コンクリートブロック装置100はまた、型3に対してドロア1を移動するように構成された所望によるドロアトランスポート29を含むことができる。例えば、ドロアトランスポート29は、ホッパー31の下部から、型3上へドロア1を移動させるように構成されうる。あるいは、ドロア1及びホッパー31の両方を、型3上に位置させることができる。上記実施形態では、上記ドロアトランスポート29は、存在しなくともよく、又は、例えば、保守又は他の目的のために、型3上からドロア1を移動させるように構成されうる。ホッパー31は、ドロア1及び一又は複数の空洞5を繰り返して充填するために十分な流動性蝋質粒子を含むように構成されうる。
コンクリートブロック装置100はまた、型3をドロア1に対して動かすように構成される型トランスポート33を含むことができる。例えば、型トランスポート33は、型3を、ドロア1の下から、装置100の外面のところの位置に移動させるように構成されうる。例えば、型トランスポート33は、型側部9を上昇させる一方で、固体組成物をパレット11上に残すように構成されうる。次いで、パレット11を、上記固体組成物が装置から取り出されうるように、装置100の外側に移動されうる。
[ターンテーブルプレス]
好適なコンクリートブロック装置は、例えば、Schauer&Haeberle,Masa等により製造され、そして例えば、Multi−System−Press 970,RECORD Power WP−06 4D,UNI−2000,WKP 1200 S等の型名を有するものを含む。これらの装置は、例えば、単一操作において、それぞれが、1.5〜3kgを計量する、6〜10ブロックの固体清浄組成物を製造することができる。
図2を参照すると、ターンテーブルプレス200は、流動性固体を受け入れ且つ流動性固体を、モールド205内に落とすように構成された、シュート203を有するホッパー201を含むことができる。モールド205は、所望の形状の固体清浄組成物を提供するように構成されている一又は複数のチャンバー207を規定することができる。ターンテーブルプレス200は、上記ホッパー及び/又はモールドのそれぞれと、それらが含むことができる流動性固体とを振動する、ホッパーバイブレータ209及び/又はモールドバイブレータ211を含むことができる。
ターンテーブルプレス200は、ホッパー201内の流動性固体に振動エネルギーを与えることができる。ホッパーバイブレータ209は、事前選択された振動数(rpm)及び事前選択された振幅(遠心力)で、ホッパー201及びその内容物を振動するように構成されうる。モールドバイブレータ211は、モールド205内の流動性固体に振動エネルギーを与えることができる。モールドバイブレータ211は、事前選択された振動数(rpm)及び事前選択された振幅(遠心力)で、モールド205及びその内容物を振動するように構成されうる。
ターンテーブルプレス200はまた、プレス213を含むことができる。プレス213は、モールド205と、モールド205内にありうる一又は複数のチャンバー207との中で、流動性固体を加圧するように構成されうる。プレス213は、例えば、モールド205と、一又は複数のチャンバー207との中で流動性固体上に移動されるように構成されるラム215を含むことができる。プレス213は、事前選択された圧力(psi)で、モールド205と、一又は複数のチャンバー207との中の流動性固体を加圧するように構成されうる。
ターンテーブルプレス200はまた、モールド205を移動させるように構成されるターンテーブル217を含むことができる。例えば、ターンテーブル217は、シュート203の下から、ラム215の下の位置に、モールド205を移動させ、次いで、例えば、ターンテーブルで加圧された固体221が機器から取り出されうる取出し位置219に移動させるように構成されうる。
いくつかの態様では、安定な固体清浄組成物を製造するための方法は、固化剤;並びにアルカリ源、酸性化剤、安定化された微生物又は酵素組成物、界面活性剤、金属イオン封鎖剤、及びそれらの混合物から成る群から選択される材料を含む流動性蝋質粒子を準備することを含む。上記流動性蝋質粒子は、保持用ホッパーに移動される。上記保持用ホッパーは、上記蝋質粒子が凝固又は接合することを予防し、上記保持用ホッパー内に残すための撹拌ブレードを含むことができる。次いで、上記流動性蝋質粒子を、上記保持用ホッパーからランホッパー内に供給する。上記ランホッパーは、上記蝋質粒子が凝固又は接合することを予防し、上記ランホッパー内に存在させるための撹拌ブレードを含むことができる。次いで、上記流動性蝋質粒子を、上記ランホッパーから空洞内に、ロードセル上で移動させる。所望の量の流動性粒子を、空洞内に置くことができる。上記空洞内に置かれる流動性蝋質粒子の量は、ロードセルにより測定されうる。次いで、上記流動性蝋質粒子は、穏やかな加圧、振動又は両方の組み合わせを、上記空洞内で受け、安定な固体清浄組成物を製造する。次いで、安定な固体清浄組成物を、上記空洞から取り出す。
[加圧及び/又は振動のための追加の方法]
本発明の固体組成物は、上記固体組成物を加圧及び/又は振動する有利な方法により製造されうる。上記組成物を加圧及び/又は振動する方法は、所望の割合における所望の材料を、例えば、リボン又は他の公知のブレンダーを用いて混合し、上記流動性蝋質粒子を形成することを含む。ある実施形態では、次いで、上記方法は、上記流動性蝋質粒子をモールド内に置き、上記流動性蝋質粒子を加圧及び/又は振動し、安定な固体組成物を形成し、そしてモールドから上記組成物を回収することにより、混合された材料から上記固体清浄組成物を形成することを含む。
加圧には、タブレット又は他の一般的な固体清浄組成物を形成するために用いられる一般的な圧力と比較して低い圧力が用いられうる。例えば、ある実施形態では、本発明の方法は、上記固体上で、約1000psi以下のみの圧力を用いる。ある実施形態では、本発明の方法は、約300psi以下、約200psi以下又は約100psi以下の圧力を用いる。ある実施形態では、本発明の方法は、約1psi以上、約2psi以上、約5psi以上又は約10psi以上の低さの圧力を用いることができる。ある実施形態では、本発明の方法は、約1〜約1000psi、約2〜約300psi、約5psi〜約200psi、又は約10psi〜約100psiの圧力を用いることができる。上記加圧は、本明細書において、「穏やかな加圧」と称される。
いくつかの実施形態では、上記固体組成物は、振動を含む方法により形成される。この実施形態は、上記流動性蝋質粒子をモールド内に置き、上記流動性蝋質粒子を含むモールドを振動させ、それがモールド内に置かれる前若しくはそれがモールド内に置かれたら上記流動性蝋質粒子を振動させ、又はそれらの組み合わせにより上記組成物を形成し、そしてモールドから加圧及び/又は振動された組成物を回収することにより、混合された材料から上記固体清浄組成物を形成することを含む。
振動は、混合された材料のモールドに振動エネルギーを与えるための種々の方法を含むことができる。例えば、振動は、プラットフォーム上で、混合された材料を含む複数のモールドを振動することを含むことができる。例えば、振動は、モールド内の混合された材料内に振動プローブを挿入することを含むことができる。例えば、振動は、モールド内の混合された材料に、振動面又は振動する物体を置くことを含むことができる。
振動はまた、上記流動性蝋質粒子がモールド内に置かれる前、又は実質的に同時に、上記流動性蝋質粒子を振動することを含むことができる。上記流動性蝋質粒子は、数百ポンド又は数千ポンドの固体清浄組成物を製造するために十分な量で保管又は供給されうる。例えば、いくつかのモールド又は型を満たすために十分な量の流動性蝋質粒子が、容器(例えば、ドロア)内に置かれ、そして当該容器内で振動されうる。上記流動性蝋質粒子を、当該粒子が、上記容器からモールド又は型に移動された(例えば、落下された)際に振動することができる。
本発明に係る固体を形成するために有効な振動は、約200〜約6000rpm、約200〜約300rpm、約2500〜約3000(例えば、3100)rpm、約1500〜約3000rpm、又は約3000〜約6000rpmで振動することを含む。
振動は、約1〜約10秒又は約1〜約6秒間実施されうる。上記組成物を振動するために好適な機器には、コンクリートブロック装置又はコンクリート製品用装置が含まれる。
ある実施形態では、振動は、上記流動性蝋質粒子、モールド又は型に適用され、機器の一部を動かす振動エネルギー−遠心力の量として定量化されうる。ある実施形態では、振動力の量は、約100Lb、約200Lb、約300Lb、約400Lb、約500Lb、約600Lb、約700Lb、約800Lb、約900Lb又は約1,000である。ある実施形態では、振動力の量は、約2,000Lb、約3,000Lb、約4,000Lb、約5,000Lb、約6,000Lb、約7,000Lb、約8,000Lb、約9,000Lb、約10,000Lb、約11,000Lb、約12,000Lb、約13,000Lb、約14,000Lb又は約15,000Lbである。ある実施形態では、振動力の量は、約100Lb、約200Lb、約300Lb、約400Lb、約500Lb、約600Lb、約700Lb、約800Lb、約900Lb、約1,000、約1,500Lb、約2,000Lb、約3,000Lb、約4,000Lb、約5,000Lb、約6,000Lb、約7,000Lb、約8,000Lb、約9,000Lb、約10,000Lb、約11,000Lb、約12,000Lb、約13,000Lb、約14,000Lb又は約15,000Lbである。コンクリート製品用装置を用いる場合には、上記流動性蝋質粒子、モールド又は型に適用され、且つ装置の一部を動かす振動力の量は、約2,000〜約6,500Lb、約3,000〜約9,000Lb、約4,000〜約13,000Lb、又は約5,000〜約15,000Lbであることができる。
モールドは、上記固体組成物をモールドから簡易に離型させるための離型層でコーティングされうる。
上記方法は、種々の蝋質組成物上で作動しうる。上記組成物は、例えば、流動性蝋質粉末又は蝋質ペーストであることができる。好適な流動性蝋質粉末には、蝋質粉末及び湿潤した蝋質粉末が含まれる。上記方法は、モールド内に流動又は落下し且つモールドを満たすことができる蝋質組成物上で作動することができる。
[固体清浄組成物]
いくつかの態様では、本発明は、蝋質固化剤、及び他の材料を含む固体清浄組成物を提供する。本発明の組成物の実施形態に関する典型的な成分濃度に関するいくつかの例を、表Aに見出すことができ、そこでは、組成物の総質量に関して、材料の質量%における値が与えられている。ある実施形態では、表Aにおける割合及び量は、「約」により改変されうる。
Figure 2011500913
上記蝋質固化剤は、アニオン性界面活性剤、例えば、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム単体、あるいはラウリル硫酸ナトリウム及び/又はラウリルエーテル硫酸ナトリウムとの混合物であることができる。上記蝋質固化剤は、ウレアであることができる。
本発明に係る固体製品は、例えば、芳香剤、小便器用ブロック、ドレインリング、又は洗濯用バーとして用いるための材料と配合されうる。
[固化剤]
上記蝋質固体組成物は、蝋質固化剤を含むことができる。本発明の組成物における蝋質固化剤は、上記組成物を固形に保持することに参画する。上記固体組成物の他の成分がまた固体でありうるが、上記固化剤は、固体及び液体を含む組成物全体を固形に保持することができる。蝋質固化剤は、上記組成物の均一な固化に有意に寄与する化合物又は化合物系であることができる。上記蝋質固化剤はまた、使用の際に上記固体清浄組成物からの清浄剤の均一な溶解を提供するために、混合及び凝固される場合に、清浄剤及び他の材料とマトリックスを形成することができるべきである。上記固化剤はまた、上記組成物に清浄力又は抗微生物活性を提供することができる。
上記固体清浄組成物に含まれる固化剤の量は、下記を含む(それらに限定されるものではない)要因に従って変わるであろう:調製すべき固体清浄組成物の種類、上記固体清浄組成物の材料、上記組成物の目的とされる使用、使用の際、長期にわたり上記固体組成物に適用される調剤液体の量、調剤液体の温度、調剤液体の硬さ、上記固体清浄組成物の物理的サイズ、他の材料の濃度、及び上記組成物中の清浄剤の濃度。上記固体清浄組成物に含まれる固化剤の量は、連続混合条件及び上記固化剤の溶融温度以下の温度の下、均質な混合物を形成するために上記組成物の清浄剤及び他の材料と混合するために有効であることが好ましい。
上記固体清浄組成物に含まれる固化剤の量は、使用の際、凝固された組成物から清浄剤を調剤する所望の速度を得るために、水性媒体中に置かれた場合に、処理された組成物の、所望の速度の制御された溶解性及び所望の硬さを提供するために有効である。いくつかの実施形態では、上記固化剤は、上記固体清浄組成物を固形に保持する上で、アルカリ源を補助することができる。他の実施形態では、上記固化剤は、上記組成物の清浄剤及び他の活性成分と相溶し、そして処理された組成物に、効果的な量の硬さ及び/又は水溶解度を付与することができる。
好適な蝋質固化剤には、下記が含まれるが、これらに限定されるものではない:固体のポリエチレングリコール(PEG);アニオン性界面活性剤;固体のEO/POブロックコポリマー等;アミド、例えば、ステアリン酸のモノエタノールアミド、ラウリン酸のジエタノールアミド、アルキルアミド等;高融点(high melt)アルコールエトキシレート(例えば、12,14,16,18又は20モルのエトキシレートを有するC12〜C14アルコールエトキシレート、20モのエトキシレートを有するC12〜15アルコールエトキシレート、13モルのエトキシレートを有するC14〜15アルコールエトキシレート、20モルのエトキシレートを有するC6アルコールエトキシレート)等;ワックス、例えば、パラフィン;他の一般的な機能性又は不活性材料(高融点を有する)等。追加の好適な固化剤には、EO/POブロックコポリマー、例えば、商品名Pluronic 108、Pluronic F68の下で市販されるもの;アミド、例えば、ラウリン酸のジエタノールアミド又はココジエチレンアミド;等が含まれる。
[ポリエチレングリコール]
上記蝋質固化剤は、有機蝋質固化剤であることができる。好適な有機固化剤は、ポリエチレングリコール(PEG)化合物である。ポリエチレングリコール固化剤を含む固体清浄組成物の固化速度は、上記組成物に添加されたポリエチレングリコールの量及び分子量に従って、少なくとも部分的に変わるであろう。好適なポリエチレングリコールの例には、下記が含まれるが、これらに限定されるものではない:一般式H(OCH2CH2nOH(式中、nは15超、特に約30〜約1700である)の固体のポリエチレングリコール。概して、上記ポリエチレングリコールは、約1,000〜約100,000の分子量を有し、特に少なくとも約1,450〜約20,000、詳細には、約1,450〜約8,000の分子量を有する、易流動性の粉末又はフレークの状態の固体である。
いくつかの実施形態では、上記ポリエチレングリコールは、約1質量%〜75質量%、そして特に約3質量%〜約15質量%の濃度で存在する。好適なポリエチレングリコール化合物は、PEG4000、PEG1450、特にPEG8000を含む。一定の実施形態は、PEG4000又はPEG8000を用いる。市販の固体ポリエチレングリコールの例には、Union Carbide Corporation,Houston,TXから市販されるCARBOWAXが含まれるが、これに限定されない。
ある実施形態では、上記固化剤は、固体PEG、例えば、PEG1500から、最大PEG20,000を含む。ある実施形態では、上記PEGは、PEG1450、PEG3350、PEG4500,PEG8000,PEG20,000等を含む。ある実施形態では、上記固化剤は、固化剤の組み合わせ、例えば、PEG及びEO/POブロックコポリマー(例えば、Pluronic)の組み合わせ、並びにPEG及びアミド(例えば、ラウリン酸のジエタノールアミド又はステアリン酸のモノエタノールアミド)の組み合わせを含む。
[アニオン性界面活性剤]
本発明の組成物は、固化剤としてアニオン性界面活性剤を含むことができる。好適なアニオン性界面活性剤には、有機スルホネート界面活性剤、有機スルフェート界面活性剤、ホスフェートエステル界面活性剤、カルボキシレート界面活性剤、それらの混合物等が含まれる。ある実施形態では、上記アニオン性界面活性剤は、アルキルスルホネート、アルキルアリールスルホネート、アルキル化ジフェニルオキシドジスルホネート、アルキル化ナフタレンスルホネート、アルコールアルコキシル化カルボキシレート、サルコシネート(sarcosinate)、タウレート、アシルアミノ酸、アルカノイック(alkanoic)エステル、ホスフェートエステル、硫酸エステル、それらの塩又は酸性形態、あるいはそれらの混合物を含む。特定の塩が、特定の配合、及びそれら内の必要性によって好適に選択されるであろう。
好適なアニオン性界面活性剤には、スルホン酸(及び塩)、例えば、イセチオネート(例えば、アシルイセチオネート)、アルキルアリールスルホン酸及びそれらの塩、アルキルスルホネート等が含まれる。
好適な合成の水溶性アニオン性清浄化合物の例には、アルキル単核性芳香族スルホネートのアンモニウム及び置換されたアンモニウム(例えば、モノ−、ジ−及びトリエタノールアミン)、並びにアルカリ金属(例えば、ナトリウム、リチウム及びカリウム)塩、例えば、直鎖又は分岐鎖におけるアルキル基において約5〜約18個の炭素原子を含むアルキルベンゼンスルホン酸塩、例えば、アルキルベンゼンスルホネート又はアルキルトルエン、キシレン、クメン及びフェノールスルホネートの塩;アルキルナフタレンスルホネート、ジアミルナフタレンスルホネート、及びジノニルナフタレンスルホネート及び、それらのアルコキシル化誘導体又はそれらの遊離酸が含まれる。好適なスルホネートには、オレフィンスルホネート、例えば、長分子鎖アルケンスルホネート、長分子鎖ヒドロキシアルカンスルホネート、又はアルケンスルホネート及びヒドロキシアルカン−スルホネートの混合物が含まれる。
ある実施形態では、アニオン性界面活性剤(例えば、通常のC8スルホネート)を含む本発明の組成物は、非起泡性又は低起泡性組成物であることができる。上記組成物は、例えば、定置清浄、装置のウェアウォッシング、脱汚染及び衛生化、ラウンドリーウォッシング、脱汚染及び衛生化等の用途に有利であることができる。
本発明の組成物において用いるために好適なアニオン性スルフェート界面活性剤には、アルキルエーテルスルフェート、アルキルスルフェート、直鎖及び分岐鎖の第1級及び第2級アルキルスルフェート、アルキルエトキシスルフェート、脂肪オレイルグリセロールスルフェート、アルキルフェノールエチレンオキシドエーテルスルフェート、C5〜C17アシル−N−(C1〜C4アルキル)及び−N−(C1〜C2ヒドロキシアルキル)グルカミンスルフェート、及びアルキル多糖類のスルフェート、例えば、アルキルポリグルコシドのスルフェート等が含まれる。アルキルスルフェート、アルキルポリ(エチレンオキシ)エーテルスルフェート及び芳香族ポリ(エチレンオキシ)スルフェート、例えば、エチレンオキシド及びノニルフェノールのスルフェート又は縮合生成物(通常、1分子当たり、1〜6個のオキシエチレン基を有する)がまた含まれる。
[ウレア]
ウレア粒子はまた、上記固体清浄組成物内の固化剤及び/又は硬化剤として用いられうる。上記組成物の固化速度は、少なくとも部分的に、下記の要因(それらに限定されるものではない)により変わるであろう:上記組成物に添加されたウレアの量、粒径、及び形状。例えば、微粒子型のウレアが、清浄剤及び他の材料、並びに好ましくは少量であるが効果的な量の水と混合されうる。上記ウレアの量及び粒径は、溶融された段階に上記ウレア及び他の材料を溶融させるために外部源から熱を適用することなく、均質の混合物を形成するための清浄剤及び他の材料と混合するために有効である。上記固体清浄組成物に含まれるウレアの量は、使用の際、凝固された組成物から上記清浄剤を調剤する所望の速度を達成するために水性媒体内に置かれた場合に、上記組成物の溶解性の所望の速度及び所望の硬さを付与するために有効であることが好ましい。いくつかの実施形態では、上記組成物は、約5質量%〜約90質量%のウレア、特に約8質量%〜約40質量%のウレア、及び詳細には約10質量%〜約30質量%のウレアを含む。
上記ウレアは、少球化ビーズ又は粉末の形状であることができる。少球化ウレアは、例えば、Arcadian Sohio Company,Nitrogen Chemicals Divisionから、約8〜15U.S.メッシュの範囲にわたる粒径の混合物として市販されている。少球化型のウレアは、好ましくは、ウェットミル、例えば、シングル又はツインスクリューエクストルーダー、Teledyneミキサー、Ross乳化剤等を用いて、約50U.S.メッシュ〜約125U.S.メッシュ、特に約75〜100U.S.メッシュに粒径を小さくするように微粉砕されることが好ましい。
[アルカリ源]
本発明に従う固体清浄組成物は、基剤の清浄性を強化するため且つ上記組成物の汚染除去性能を改良するために、効果的な量の1種又は2種以上のアルカリ源を含む。一般に、効果的な量の1種又は2種以上のアルカリ源は、少なくとも約8のpHを有する使用組成物を提供する量とみなされるべきである。使用組成物が、約8〜約10のpHを有する場合、それは、穏やかなアルカリ性とみなされることができ、そしてpHが約12を超えると、使用組成物は、苛性アルカリとみなされることができる。一般に、穏やかなアルカリ性清浄組成物として使用組成物を提供することが望ましい。というのは、それが、苛性アルカリ系使用組成物よりも安全であると考えられるからである。
上記固体清浄組成物は、炭酸アルカリ金属及び/又はアルカリ金属水酸化物を含むことができる。用いられうる好適な炭酸金属は、例えば、炭酸、重炭酸、セスキ炭酸のナトリウム又はカリウム塩、それらの混合物を含む。用いることができる好適なアルカリ金属水酸化物には、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、又は水酸化カリウムが含まれる。アルカリ金属水酸化物は、水性溶液内に溶解された固体ビーズ、又はその組み合わせの形状で上記組成物に添加されうる。アルカリ金属水酸化物は、少球化固体の形状の固体として、又は約12〜100U.S.メッシュの範囲にわたる粒径の混合物を有するビーズとして、あるいは、例えば、50質量%及び73質量%溶液としての水性溶液として市販されている。
上記固体清浄組成物は、少なくとも約8のpHを有する使用組成物を提供するために十分な量のアルカリ源を含むことができる。上記アルカリ源は、基材の清浄性を強化し且つ上記組成物の汚染除去性能を改良するための量であることが好ましい。一般に、濃縮物が、少なくとも約5質量%,少なくとも約10質量%、又は少なくとも約15質量%の量で上記アルカリ源を含むであろうことが期待される。上記固体清浄組成物は、約10質量%〜約80質量%、好ましくは約15質量%〜約70質量%、そしてさらにいっそう好ましくは約20質量%〜約60質量%の上記アルカリ源を含むことができる。上記アルカリ源は、上記アニオン性界面活性剤を中和する量でさらに提供されることができ、そして上記組成物の固化を助力するために用いられうる。
上記濃縮物内に他の成分のための十分な余地を提供するために、上記アルカリ源は、約60質量%未満の量において上記濃縮物内で提供されうる。さらに、上記アルカリ源は、約40質量%未満、約30質量%未満又は約20質量%未満の濃度で提供されうる。ある実施形態では、上記固体清浄組成物が、約8未満のpH水準で有用である使用組成物を提供することができることが期待される。上記組成物では、アルカリ源は省略されることができ、そして追加のpH調整剤が、所望のpHを有する使用組成物を提供するために用いられうる。従って、上記アルカリ源は、所望による成分として特徴付けられうることが理解されるべきである。
上記結合剤の成分としてカルボキシレートを含む組成物の場合、上記固体清浄組成物は、約75質量%、約60質量%未満、約40質量%未満、約30質量%未満又は約20質量%未満を含むことができる。アルカリ源は、上記固体清浄組成物の総質量の、約0.1〜約90質量%、約0.5〜約80質量%、又は約1〜約60質量%を構成することができる。
[第2のアルカリ源]
いくつかの実施形態では、本発明の固体は、基材の清浄性を強化し且つ上記組成物の汚染除去性能を改良するために、効果的な量の1種又は2種以上の無機系洗浄剤又はアルカリ源を含むことができる。上記のように、アルカリ金属塩(例えば、炭酸アルカリ金属)を含む実施態様において、上記アルカリ金属塩は、アルカリ源として作用することができる。上記組成物は、上記アルカリ源と別個の第2のアルカリ源を含むことができ、そして第2のアルカリ源は、組成物の総計の約0〜75質量%、約0.1〜70質量%、1〜25質量%、若しくは約20〜60質量%、又は30〜70質量%を構成することができる。
追加のアルカリ源は、例えば、無機系アルカリ源、例えば、アルカリ金属水酸化物又はシリケート等を含むことができる。好適なアルカリ金属水酸化物には、例えば、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウムが含まれる。アルカリ金属水酸化物は、例えば、水性溶液に溶解された固体ビーズの状態を含む種々の形態、又はその組み合わせで、上記組成物に添加されうる。アルカリ金属水酸化物は、少球化固体の状態の固体として、又は約12〜100U.S.メッシュの範囲にわたる粒径の混合物を有するビーズとして、あるいは、例えば、50質量%及び73質量%溶液としての水性溶液として市販されている。
有用なケイ酸アルカリ金属の例には、ケイ酸ナトリウム又はカリウム(1:2.4〜5:1のM2O:SiO2比を有する、Mは、アルカリ金属を表す)又はメタケイ酸ナトリウム又はカリウムが含まれる。
他のアルカリ源には、ホウ酸金属、例えば、ホウ酸ナトリウム又はカリウム等;エタノールアミン及びアミン;並びに他の同様のアルカリ源が含まれる。
[有機金属イオン封鎖剤]
好適な有機金属イオン封鎖剤には、有機ホスホネート、アミノカルボン酸、又はそれらの混合物が含まれる。
[有機ホスホネート]
適切な有機ホスホネートは、上記アルカリ源及び水を有する凝固された組成物の形成に用いるために好適であるものを含む。有機ホスホネートは、有機ホスホン酸、及びそのアルカリ金属塩を含む。好適な有機ホスホネートのいくつかの例には、下記が含まれる:1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸:CH3C(OH)[PO(OH)22;アミノトリ(メチレンホスホン酸):N[CH2PO(OH)23;アミノトリ(メチレンホスホネート)、ナトリウム塩:
Figure 2011500913
2−ヒドロキシエチルイミノビス(メチレンホスホン酸):HOCH2CH2N[CH2PO(OH)22;ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸):(HO)2POCH2N[CH2CH2N[CH2PO(OH)222;ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホネート)、ナトリウム塩:C9(28-x)3Nax155(x=7);ヘキサメチレンジアミン(テトラメチレンホスホネート)、カリウム塩:C10(28-x)2x124(x=6);ビス(ヘキサメチレン)トリアミン(ペンタメチレンホスホン酸):(HO2)POCH2N[(CH26N[CH2PO(OH)222;及びリン酸H3PO3;及び他の類似の有機ホスホネート、及びそれらの混合物。
これらの材料は、周知の金属イオン封鎖剤であるが、アルカリ源を含む固化複合材料内の成分として報告されていない。
好適な有機ホスホネートの組み合わせには、ATMP及びDTPMPが含まれる。中和された又はアルカリ性のホスホネート、あるいは中和反応により生成される熱又は気体の発生がほとんど又は全くないように、上記混合物に添加される前にホスホネートをアルカリ源と組み合わせることが好適である。
[アミノカルボン酸]
上記有機金属イオン封鎖剤はまた、アミノカルボン酸型金属イオン封鎖剤を含むことができる。適切なアミノカルボン酸型金属イオン封鎖剤には、上記アルカリ源及び水を有する凝固された組成物の形成において用いるために好適なものが含まれる。アミノカルボン酸型金属イオン封鎖剤は、酸又はそれらのアルカリ金属塩を含むことができる。アミノカルボン酸材料のいくつかの例には、アミノアセテート及びその塩が含まれる。いくつかの例には、下記:N−ヒドロキシエチルアミノ二酢酸;ヒドロキシエチレンジアミン四酢酸、ニトリロ三酢酸(NTA);エチレンジアミン四酢酸(EDTA);N−ヒドロキシエチル−エチレンジアミン三酢酸(HEDTA);ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA);及びアラニン−N,N−二酢酸等;及びそれらの混合物が含まれる。
ある実施形態では、上記有機金属イオン封鎖剤は、2種若しくは3種以上の有機ホスホネート化合物を含む、又は2種若しくは3種以上のアミノアセテート化合物を含む、又は少なくとも1種の有機ホスホネート及びアミノアセテート化合物を含む、混合物又はブレンドを含む。
有用なアミノカルボン酸には、例えば、n−ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、ニトリロ三酢酸(NTA)、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、N−ヒドロキシエチル−エチレンジアミン三酢酸(HEDTA)、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)等が含まれる。
NTAをほとんど又は全く含まず且つリンを含まない有用なアミノカルボン酸材料には、下記:N−ヒドロキシエチルアミノ二酢酸、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ヒドロキシエチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、N−ヒドロキシエチル−エチレンジアミン三酢酸(HEDTA)、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、及びカルボン酸置換基を有するアミノ基を有する他の類似の酸が含まれる。
好適な生分解性アミノカルボキシレートの例には、下記:エタノールジグリシン、例えば、エタノールジグリシンのアルカリ金属塩、例えば、エタノールジグリシン二ナトリウム(Na2EDG);メチルグリシン二酢酸、例えば、メチルグリシン二酢酸のアルカリ金属塩、例えば、メチルグリシン二酢酸三ナトリウム;イミノジコハク酸、例えば、イミノジコハク酸のアルカリ金属塩、例えば、イミノジコハク酸ナトリウム塩;N,N−ビス(カルボキシラトメチル)−L−グルタミン酸(GLDA)、例えば、N,N−ビス(カルボキシラトメチル)−L−グルタミン酸のアルカリ金属塩、例えば、イミノジコハク酸ナトリウム塩(GLDA−Na4);[S−S]−エチレンジアミンジコハク酸(EDDS)、例えば、[S−S]−エチレンジアミンジコハク酸のアルカリ金属塩、例えば、[S−S]−エチレンジアミンジコハク酸のナトリウム塩;3−ヒドロキシ−2,2’−イミノジコハク酸(HIDS)、例えば、3−ヒドロキシ−2,2’−イミノジコハク酸のアルカリ金属塩、例えば、3−ヒドロキシ−2,2’−イミノジコハク酸四ナトリウムが含まれる。
好適な市販の生分解性アミノカルボキシレートの例には、下記:Versene HEIDA(52%)(Dow Chemical,Midland,MIから入手可能);Trilon M(40%MGDA)(BASF Corporation,Charlotte,NCから入手可能);IDS(Lanxess,Leverkusen,Germanyから入手可能);Dissolvine GL−38(38%)(Akzo Nobel,Tarrytown,NJから入手可能);Octaquest(37%)( から入手可能);及びHIDS(50%)(Innospec Performance Chemicals(Octel Performance Chemicals)、Edison,NJから入手可能)が含まれる。
[酸性化剤]
ある実施形態では、本発明の組成物は、酸性化剤を含む。上記酸性化剤は、固体酸であることができる。上記酸性化剤は、約5、約5以下、約4、約4以下、約3、約3以下、約2、約2以下等のpHを有する使用組成物を生成するために有効でありうる。ある実施形態では、上記酸性化剤は、無機酸を含む。好適な無機酸には、硫酸、リン酸、硝酸、塩酸、スルファミン酸、それらの混合物等が含まれる。ある実施形態では、上記酸性化剤は、4未満のpKaを有するカルボン酸が含まれる。4未満のpKaを有する好適なカルボン酸には、ヒドロキシ酢酸、ヒドロキシプロピオン酸、他のヒドロキシカルボン酸、それらの混合物等が含まれる。追加の好適なカルボン酸には、二塩基酸が含まれる。好適な有機酸には、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、プロパンスルホン酸、ブタンスルホン酸、キシレンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、それらの混合物等が含まれる。好適な有機酸には、酢酸、ヒドロキシ酢酸、クエン酸、酒石酸等が含まれる。有用であることが見出された酸性化剤には、有機酸及び無機酸、例えば、クエン酸、乳酸、酢酸、グリコール酸、アジピン酸、酒石酸、コハク酸、プロピオン酸、マレイン酸、アルカンスルホン酸、シクロアルカンスルホン酸、並びにリン酸等、又はそれらの混合物が含まれる。
[水]
固体清浄組成物は、水を含むことができる。水は、上記清浄組成物に独立して添加されることができるか、又は上記組成物に添加される水性材料におけるその存在の結果として上記組成物内に供給されうる。概して、水が、固化の前に所望の流動性清浄組成物を提供するために、そして所望の固化速度を提供するために、清浄組成物内に導入されうる。上記固体清浄組成物のある実施形態では、水が、約0〜約10質量%,約0.1〜約10質量%、約2〜約10質量%、約1〜約5質量%、又は約2〜約3質量%で存在することができる。
[安定化された微生物調製物及び/又は酵素を含む固体組成物]
本発明に係る固体組成物は、ボレート塩及び胞子(細菌又は菌の)、植物性細菌、真菌又は酵素を含むことができる。本発明に係る固体組成物は、例えば、固化剤及び安定化された微生物調製物を含むことができる。本発明に係る固体組成物は、例えば、固化剤及び安定化された酵素調製物を含むことができる。本発明に係る固体組成物は、例えば、固化剤、安定化された微生物調製物、及び安定化された酵素調製物(例えば、安定化された微生物調製物及び酵素調製物)を含むことができる。本発明の組成物はまた、1種又は2種以上の界面活性剤又は界面活性剤ブレンド、キレート剤、炭酸ナトリウム、又は清浄のために有用な他の材料を含むことができる。本発明はまた、これらの組成物を用いる方法を含む。
本発明の組成物は、胞子(細菌又は菌の)、植物性細菌、真菌又は酵素の有利な安定性を提供することができる。ある実施形態では、本発明に係るボレート塩を含む固体は、上記固体組成物における胞子(細菌又は菌の)、植物性細菌、真菌又は酵素の有利な安定性を提供することができる。例えば、上記固体は、1年、2年、又はそれ超の間、活性な/生きている胞子(細菌又は菌の)、植物性細菌、真菌又は酵素の許容可能な水準(例えば、≧70%初期活性)を保持することができる。
本発明の固体組成物は、ボレート塩及び微生物を含む安定化された微生物調製物を含むことができる。上記微生物は、胞子(細菌又は菌の)、植物性細菌又は真菌の状態であることができる。上記微生物調製物は、汚染、例えば、グリース、オイル(例えば、植物油又は動物性脂肪)、たんぱく質、炭水化物等を消化するか又は分解することができる、例えば、胞子又は胞子ブレンドを含むことができる。上記微生物調製物はまた、汚染、例えば、グリース、オイル、脂肪、たんぱく質、炭水化物等の分解を補助する酵素を製造することができる。上記ボレート塩は、ホウ酸の種々の塩、例えば、アルカリ金属塩又はアルカノールアミン塩を含むことができる。上記ホウ酸塩は、安定化された微生物調製物を含む固体清浄組成物のためのアルカリ源を提供することができる。
ある実施形態では、本発明に係る安定化された微生物調製物は、清浄組成物の成分である。本発明を制限するものではないが、上記微生物調製物は、上記清浄組成物の洗浄性酵素の供給源として考えられうる。上記清浄組成物はまた、in situで上記微生物調製物により製造されない、追加の酵素を含むことができる。上記微生物調製物は、例えば、酵素、例えば、プロテアーゼ、リパーゼ、及び/又はアミラーゼを生産することができる。上記組成物はまた、添加された他の酵素、例えば、プロテアーゼ、リパーゼ、及び/又はアミラーゼを含むことができる。本発明を制限するものではないが、添加された酵素は、上記清浄組成物の適用の際に即時の清浄性を提供するものと考えることができ、そして上記微生物調製物は、上記微生物が、すすぎ後でさえも清浄すべき製品上に残るので永続性の清浄性を提供するものと考えることができる。
大部分の清浄剤は、上記汚染を、ある表面又は位置(例えば、床)から他(例えば、下水管)にまさに実際に移動させる汚染除去を提供することのみが可能である。ある実施形態では、本発明に係る安定化された微生物調製物を含む清浄組成物は、永続性の酵素が汚染を破壊することにより、汚染除去と、永続性の汚染減少との両方を提供することができる。
本発明の固体組成物は、ボレート塩及び酵素を含む安定化された酵素調製物を含むことができる。上記酵素は、洗浄性酵素であることができる。上記酵素調製物は、汚染、例えば、グリース、オイル(例えば、植物油又は動物性脂肪)、たんぱく質、炭水化物等を消化又は分解することができる、例えば、酵素又は酵素ブレンドを含むことができる。上記ボレート塩は、ホウ酸の種々の塩、例えば、アルカリ金属塩又はアルカノールアミン塩を含むことができる。上記ホウ酸塩は、安定化された酵素調製物を含む清浄組成物用のアルカリ源を提供することができる。
本発明に係る安定化された酵素又は微生物調製物を含む固体清浄組成物は、例えば、床清浄剤として、グラウト清浄剤として、床及び排水管清浄剤の組み合わせとして、及び油とり/グリース消化剤、グリーストラップ内のグリース消化剤として、流出液及び/又は排水処理(例えば、脂肪、オイル、及びグリースの減少)のため、地方自治体の廃棄物処理において、脂肪精製工場におけるグリース消化剤として、又はクルーズ船の排水処理及び中水道水処理のために、種々の用途において用いられうる。
特定の理論に結びつけられることを望まないが、微生物又は酵素組成物を含む本発明の安定な固体清浄組成物が、表面のグリース又はオイルを分解することができることが教示される。グリース又はオイルを分解することにより、グリース又はオイル内に固着されている他の汚染物を剥離することができる。従って、本発明の固体組成物は、表面を清浄することができる。ある実施形態では、本発明は、本発明の固体の安定な微生物又は酵素組成物を繰返し適用することを含む方法を含む。例えば、本発明の方法は、毎日の適用を含むことができる。5〜21日、又は一定の環境5〜14日間の適用により、軽く汚染された表面を清浄することができる。3〜6週間の適用により、激しく汚染された表面を清浄することができる。
ある実施形態では、本発明の組成物は、以下の表に列挙される材料及び量により記載されうる。安定化された微生物組成物及び/又は安定化された酵素組成物の材料は、以下の表に列挙されていないが、本明細書に記載されている。これらの表における量及び範囲はまた、「約」により改変されうる。
Figure 2011500913
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[微生物調製物]
種々の胞子(細菌又は菌の)、植物性細菌又は真菌を、本発明の安定化された細菌組成物を含む固体清浄組成物において用いることができる。例えば、本発明の固体組成物は、配合及び目的とする使用環境を生き抜くことができるか、あるいは家庭、施設及び工業汚染又は流出液等に共通の脂質、たんぱく質、炭水化物、他の有機物等を消化する、分解する又は分解を促進することができる生存可能な微生物又はその混合物を含むことができる。複数の好適な系統及び種が公知である。
好適な胞子(細菌又は菌の)、植物性細菌又は真菌には、バシラス(Bacillus)、シュードモナス(Pseudomonas)、アルトロバクター(Arthrobacter)、エンテロバクター(Enterobacter)、シトロバクター(Citrobacter)、コロニバクター(Corynebacter)、ニトロバクター(Nitrobacter)、それらの混合物等;アシネトバクター(Acinetobacter)、アスペルギウス(Aspergillus)、アゾスピリルム(Azospirillum)、ブルコルデリア(Burkholderia)、セリポリオプシス(Ceriporiopsis)、エシェリキア(Escherichia)、乳酸菌(Lactobacillus)、パエンバシラス(Paenebacillus)、パラコッカス(Paracoccus)、ロドコッカス(Rhodococcus)、シフィンゴモナス(Syphingomonas)、連鎖球菌(Streptococcus)、チオバシラス(Bacillus)、トリコデルマ(Trichoderma)、キサントモナス(Xanthomonas)、乳酸菌(Lactobacillus)、ニトロソモナス(Nitrosomonas)、アルカリアエンス(Alcaliaens)、クレブシエラ(Klebsiella)、それらの混合物等;それらの混合物等が含まれる。
好適なバシラス(Bacillus)には、リケニホルミス菌(Bacillus licheniformis)、枯草菌(Bacillus subtilis)、ポリミキサ菌(Bacillus polymyxa)、それらの混合物等;バシラス・メタノリクス(Bacillus methanolicus)、バシラス・アミロキクエファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)、バシラス・パステウリ(Bacillus pasteurii)、バシラス・ラエボラクティクス(Bacillus laevolacticus)、巨大菌(Bacillus megaterium)、それらの混合物等;それらの混合物等が含まれる。好適なシュードモナス(Pseudomonas)には、シュードモナス・アエルジノサ(Pseudomonas aeruginosa)、シュードモナス・アルカノリティカ(Pseudomonas alkanolytica)、シュードモナス・デントリフィカンス(Pseudomonas dentrificans)、それらの混合物等が含まれる。好適なアルトロバクター(Arthrobacter)には、アルトロバクター・パラフィネウス(Arthorobacter paraffineus)、アルトロバクター・ペトロレオファガス(Arthorobacter Petroleophagus)、アルトロバクター・ルベルス(Arthorobacter rubellus)、アルトロバクター(Arthrobacter)sp.、それらの混合物等が含まれる。好適なエンテロバクター(Enterobacter)には、エンテロバクター・クロアカエ(Enterobacter cloacae)、エンテロバクター(Enterobacter)sp.、それらの混合物等が含まれる。好適なシトロバクターには、シトロバクター・アマロナティクス(Citrobacter amalonaticus)、シトロバクター・フレウンディ(Citrobacter freundi)、それらの混合物等が含まれる。好適なコリネバクテリアには、コリネバクテリア・アルカナム(Corynebacterium alkanum)、コリネバクテリア・フジオケンセ(Corynebacterium fujiokense)、コリネバクテリア・ヒドロカルボオキシダノ(Corynebacterium hydrocarbooxydano)、コリネバクテリア(Corynebacterium)sp.それらの混合物等が含まれる。
好適な胞子(細菌又は菌の)、植物性細菌又は真菌には、ATCC受入番号21417,21424,27811,39326,6051a,21228,21331,35854,10401,12060,21551,21993,21036,29260,21034,13867,15590,21494,21495,21908,962,15337,27613,33241,25405,25406,25407,29935,21194,21496,21767,53586,55406,55405,55407,23842,23843,23844,23845,6452,6453,11859,23492,それらの混合物等を有するものが含まれる。
本発明において用いられうる好適な微生物には、米国特許第4,655,794号明細書,同第5,449,619号明細書,及び同第5,863,882号明細書;及び米国特許出願公開第20020182184号明細書,同第20030126688号明細書,及び同第20030049832号明細書に開示されるものが含まれる(当該公表を参照することにより本明細書に援用する)。
好適な胞子(細菌又は菌の)、植物性細菌又は真菌は、種々の供給源(例えば、Sybron Chemicals,Inc.,Semco Laboratories,Inc.,or Novozymes)から市販されている。上記製品に関する商品名には、SPORZYME(商標)1B,SPORZYME(商標)Ultra Base 2,SPORZYME(商標)EB,SPORZYME(商標)BCC,SPORZYME(商標)WC Wash,SPORZYME(商標)FE,BI−CHEM(商標)MSB,BI−CHEM(商標)Purta Treat,BI−CHEM(商標)BDO,BI−CHEM(商標)SANI−BAC(商標),BI−CHEM(商標)BIO−SCRUB(商標),BI−CHEM(商標)GC600L(商標),BI−CHEM(商標)Bioclean,GREASE GUARD(商標)等が含まれる。
ある実施形態では、上記胞子(細菌又は菌の)、植物性細菌又は真菌は、細胞外酵素、特にプロテアーゼ、アミラーゼ及びセルラーゼの高い生産性に関して特に適合されたバシラス(Bacillus)の系統を含む。上記系統は、廃棄物処理製品において一般的である。この混合物は、リケニホルミス菌(Bacillus licheniformis)、枯草菌(Bacillus subtilis)、及びポリミキサ菌(Bacillus polymyxa)を含むことができる。さらなる例の目的で、バシラス・パステウリ(Bacillus pasteurii)が、高水準のリパーゼ生産性を示すことができる;バシラス・ラエボラクティクス(Bacillus laevolacticus)が、より早い発芽サイクルを示すことができる;バシラス・アミロキクエファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)が、高い水準のプロテアーゼ生産性を示すことができる。
処方における上記胞子(細菌又は菌の)、植物性細菌又は真菌の好適な濃度は、約1×103〜約1×109CFU/mL、約1×104〜1×108CFU/mL、約1×105CFU/mL〜1×107CFU/mL等を含む。市販の胞子(細菌又は菌の)、植物性細菌又は真菌の組成物を、有効な清浄組成物、例えば、約0.5〜約10質量%、約1〜約5(例えば、4)質量%、約2〜約10質量%、約1〜約3質量%、約2質量%、約3質量%又は約4質量%において、本発明の固体組成物中で用いることができる。本発明の固体組成物は、「約」により改変されないこれらの量又は範囲を含むことができる。
[酵素]
本発明の清浄組成物は、清浄、汚染除去、及び予浸のために、基材からたんぱく質系、炭水化物系、又はトリグリセリド系汚染を除去するための望ましい活性を付与することができる、1種又は2種以上の酵素を含むことができる。本発明を制限するものではないが、本発明の清浄組成物のために好適な酵素は、表面又はテキスタイル上で遭遇された1種又は2種以上の汚染残差を分解するか又は変化させ、それにより汚染を除去するか、あるいは上記清浄組成物の界面活性剤又は他の成分により汚染をさらに除去可能とすることにより作用することができる。汚染残差の分解及び変化の両方は、清浄すべき表面又はテキスタイルに汚染を結合させる物理化学的力を小さくすることにより、洗浄力を改良することができ、すなわち、汚染物がさらに水溶性になる。例えば、1種又は2種以上のプロテアーゼが、汚染残差に存在する複雑な高分子タンパク質構造を、表面から、それら自体、簡易に脱着するか、可溶化するか、又は上記プロテアーゼを含む洗浄性溶液によりさらに容易に除去される簡素な短鎖分子に開裂させることができる。
好適な酵素には、好適な起源、例えば、野菜、動物、細菌、菌又は酵母起源のプロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、グルコナーゼ(gluconase)、セルラーゼ、ペルオキシダーゼ、又はそれらの混合物が含まれる。好ましい選択は、例えば、pH活性及び/又は安定性最適条件、熱安定性、並びに活性な洗浄剤に対する安定性、ビルダー等の要因により影響を受ける。この点では、細菌又は菌の酵素、例えば、細菌のアミラーゼ及びプロテアーゼ、並びに菌のセルラーゼが好ましい。好ましくは、上記酵素は、プロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼ、又はそれらの組み合わせである。
本明細書において、「洗浄性酵素」は、洗濯物、テキスタイル、ウェアウォッシング、定置洗浄(cleaning−in−place)、配水管、床、カーペット、医療又は歯科医療機器、食肉用刃物、硬質面、パーソナルケア等に関して、組成物の成分として、清浄性、汚染除去性、又は有益な硬化を有する酵素を意味する。好適な洗浄性酵素には、ヒドロラーゼ、例えば、プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、又はそれらの組み合わせが含まれる。
酵素は、洗浄又は予浸手順の際、有効な清浄を生じさせるために十分な量で、本発明に従う組成物に導入されるのが一般的である。清浄に有効な量は、清浄すべき材料の、清浄な、清潔な、そして好ましくは腐食を含まない外観を生じさせる量を指す。清浄に有効な量はまた、基材に、清浄性、汚れ除去、汚染除去、ホワイトニング、脱臭性、又は新しさを改良する効果を生じさせる量を指すことができる。概して、上記清浄効果は、上記清浄組成物の約0.1質量%〜約3質量%、好ましくは約1質量%〜約3質量%の酵素の量を用いて達成されうる。より高い活性水準はまた、高度に濃縮された清浄配合物において望ましい場合がある。
市販の酵素、例えば、アルカリプロテアーゼが、液体形態又は乾燥された形態において購入することができ、未精製の水性溶液として、又は分類され、精製され、処理され、そして調合された形態で市販され、そして、一般的に、安定化剤、緩衝剤、補因子、不純物及び不活性なビヒクルと組み合わせて、約2質量%〜約80質量%の活性酵素を含む。実際の活性酵素含有率は、製造の方法によって決まり、そして重要ではなく、上記組成物が所望の酵素活性を有することを想定する。本発明の方法及び生成物において用いるために選択される特定の酵素は、物理的な製品形態、使用pH、使用温度、及び消化、分解又は変化させるべき汚染種を含む最終的な実用性の条件によって決まる。上記酵素は、所与の一式の実用性条件に関する最適な活性及び安定性を提供するために選択されうる。
本発明の組成物は、好ましくは、少なくともプロテアーゼを含む。本発明の組成物は、驚くべきことに、実質的に延びた貯蔵寿命に関するプロテアーゼを安定化することだけでなく、タンパク質を消化する方向にプロテアーゼ活性を有意に強化し且つ汚染除去を強化することが見出された。さらに、強化されたプロテアーゼ活性が、1種又は2種以上の追加の酵素、例えば、アミラーゼ、セルラーゼ、リパーゼ、ペルオキシダーゼ、エンドグルカナーゼ酵素及びそれらの混合物、好ましくはリパーゼ又はアミラーゼ酵素の存在下で生じる。
上記酵素は、清浄すべき表面又は部位に存在するか、又は上記清浄組成物により目標とされる汚染の種類に関して選択されうる。本発明を制限するものではないが、アミラーゼは、でん粉、例えば、ジャガイモ、パスタ、オートミール、ベビーフード、肉汁、チョコレート等を含む汚染を清浄するために有利でありうると考えられる。本発明を制限するものではないが、プロテアーゼは、たんぱく質、例えば、血液、皮膚の垢、粘液、草、食品(例えば、卵、ミルク、ホウレンソウ、食肉残差、トマトソース)等を含む汚染を清浄するために有利でありうると考えられる。本発明を制限するものではないが、リパーゼは、脂肪、オイル又はワックス、例えば、動物又は植物性脂肪、植物性油又は植物性ワックス(例えば、サラダ用ドレッシング、バター、ラード、チョコレート、リップスティック)を含む汚染を清浄するために有利であると考えられる。本発明を制限するものではないが、セルラーゼは、他の汚染に関する付着点としてはたらくセルロース又はセルロース繊維を含む汚染を清浄するために有利であることができると考えられる。
上記酵素は、洗浄性酵素を含むことができる。上記洗浄性酵素は、プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、セルラーゼ、ペルオキシダーゼ、グルコナーゼ、又はそれらの混合物を含むことができる。上記洗浄性酵素は、アルカリプロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼ、又はそれらの混合物を含むことができる。
酵素に関する有用な参考文献は、「Industrial Enzymes」,Scott,D.,in Kirk−Othmer Encyclopedia of Chemical Technology,3rd Edition,(editors Grayson,M.and EcKroth,D.)Vol.9,pp.173−224,John Wiley&Sons,New York,1980である。
[プロテアーゼ]
本発明の組成物のために好適なプロテアーゼは、植物、動物又は微生物に由来することができる。好ましくは、上記プロテアーゼは、微生物、例えば、酵母、カビ又はバクテリアに由来する。好ましいプロテアーゼには、アルカリ性pHで活性であり、好ましくは、バシラス(Bacillus)、例えば、枯草菌(Bacillus subtilis)又はリケニホルミス菌(Bacillus licheniformis)の系統に由来するセリンプロテアーゼ含まれる;これらの好ましいプロテアーゼには、天然及び組換型サブチリシンが含まれる。上記プロテアーゼは、精製されるか、又は微生物抽出物の成分であり且つ野生型若しくは変異体(化学系又は組換型のどちらか)のどちらかであることができる。好ましいプロテアーゼは、金属キレート剤(金属イオン封鎖剤)又はチオール毒により阻害されず、且つ金属イオン又は還元剤により活性化されず、広い基質特異性を有し、ジイソプロピルフルオロホスフェート(DFP)により抑制され、エンドペプチターゼであり、約20,000〜約40,000の範囲における分子量を有し、そして約6〜約12のpH及び約20℃〜約80℃の範囲における温度において活性である。
本発明の組成物において用いられうるたんぱく質分解酵素の例(商標名を伴う)には、Savinase(商標);バシラス・レンタス(Bacillus lentus)種に由来するプロテアーゼ、例えば、Maxacal(商標),Opticlean(商標),Durazym(商標)、及びProperase(商標);リケニホルミス菌(Bacillus licheniformis)に由来するプロテアーゼ、例えば、Alcalase(商標)及びMaxatase(商標);並びにバシラス・アミロキクエファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)に由来するプロテアーゼ、例えば、Primase(商標)が含まれる。好ましい市販のプロテアーゼ酵素には、Novo Industries A/S(Denmark)により、商標名Alcalase(商標),Savinase(商標),Primase(商標),Durazym(商標),又はEsperase(商標)で市販されるもの;Gist−Brocades(Netherlands)により、商標名Maxatase(商標),Maxacal(商標),又はMaxapem(商標)で市販されるもの;Genencor Internationalにより、商標名Purafect(商標),Purafect OX、及びProperaseで市販されるもの;Solvay Enzymesにより、商標名Opticlean(商標)又はOptimase(商標)等の下で市販されるものが含まれる。
上記プロテアーゼの混合物をまた、用いることができる。例えば、Purafect(商標)が、約30℃〜約65℃のより低い温度の清浄プログラムにおける用途を有する本発明の清浄組成物において用いるための好ましいアルカリプロテアーゼ(サブチリシン)である一方、Esperase(商標)が、約50℃〜約85℃のより高い温度の洗浄性溶液におけるアルカリプロテアーゼの選択である。好適な洗浄性プロテアーゼは、下記の特許公報に記載されている:Novoの英国特許第1,243,784号明細書,国際公開第9203529号パンフレット(酵素/インヒビター系)、同第9318140号パンフレット、及び同第9425583号パンフレット(組換型トリプシン様プロテアーゼ);Procter&Gambleの国際公開第9510591号パンフレット,同第9507791号パンフレット(低い吸着性及び高い加水分解性を有するプロテアーゼ)、同第95/30010号パンフレット,同第95/30011号パンフレット,同第95/29979号パンフレット;Genencor Internationalの国際公開第95/10615号パンフレット(バシラス・アミロキクエファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)サブチリシン);欧州特許出願公開第130,756号明細書(プロテアーゼA);欧州特許出願公開第303,761号明細書(プロテアーゼB);及び欧州特許出願公開第130,756号明細書。本発明の固体組成物に用いられる変異体プロテアーゼは、好ましくは少なくとも80%相同であり、好ましくは、これらの参考文献におけるプロテアーゼのアミノ酸配列と少なくとも80%の配列同一性を有する。
いくつかの実施形態では、本発明の組成物に存在する市販のアルカリプロテアーゼの量は、洗浄性溶液の約0.1質量%〜3質量%、好ましくは約1質量%〜約3質量%、好ましくは、約2質量%の市販の酵素製品の液体の範囲にわたる。典型的な市販の洗浄性酵素は、約5〜10%の活性酵素を含む。
一方、必要とされる市販のアルカリプロテアーゼの質量%を確立することは、本発明の教示の製造の実施形態、市販のプロテアーゼ濃縮物における相違、及びin situでの環境の添加剤に関して経験的に便利であり、そしてプロテアーゼ活性に対する悪影響は、酵素活性を定量化し、そして好ましい実施形態における汚染残差除去性能及び酵素安定性(そして濃縮物の場合には、使用希釈溶液)に関する相関を確立するプロテアーゼアッセイに関する分析技術をさらに識別することを必要とする。本発明において用いるためのプロテアーゼの活性は、活性単位、さらに具体的には、当業者に周知であるアゾカゼインアッセイ活性単位であるKilo−Novo Protease Units(KNPU)に関して簡易に表現される。アゾカゼインアッセイ手順のさらに詳細な手順は、「The Use of Azoalbumin as a Substrate in the Colorimetric Determination of Peptic and Tryptic Activity」,Tomarelli,R.M.,Charney,J.,及びHarding,MX.,J.Lab.Clin.Chem.34,428(1949)と題する出版物に見出されうる。
いくつかの実施形態では、使用溶液範囲に存在するプロテアーゼの活性は、約1×10-5KNPU/gm溶液〜約4×10-3KNPU/gm溶液の範囲にわたる。
種々のたんぱく質分解酵素の混合物が、本発明に導入されうる。種々の特定の酵素を説明してきたが、上記組成物に所望のたんぱく分解活性を付与しうる任意のプロテアーゼを用いることができ、そして本発明のこの実施形態が、たんぱく質分解酵素の特定の選択により決して制限されないことを理解すべきである。
[アミラーゼ]
本発明の組成物のために好適なアミラーゼは、植物、動物又は微生物に由来することができる。好ましくは、上記アミラーゼは、微生物、例えば、酵母、カビ又は細菌に由来する。好ましいアミラーゼには、バシラス(Bacillus)、例えば、リケニホルミス菌(B.licheniformis)、バシラス・アミロキクエファシエンス(B.amyloliquefaciens)、枯草菌(B.subtilis)、又はバシラス・ステアロセルモフィルス(B.stearothermophilus)に由来するものが含まれる。上記アミラーゼは、精製されるか、又は微生物抽出物の成分であり且つ野生型若しくは変異体(化学系又は組換型のどちらか)のどちらかであることができ、洗浄又は予浸条件下で野生型アミラーゼよりも安定である変異体が好ましい。
本発明の組成物において用いられうるアミラーゼ酵素の例には、Gist−Brocades(商標)(オランダ)による、商標名Rapidaseの下で市販されるもの;Novoにより、商標名Termamyl(商標),Fungamyl(商標)又はDuramyl(商標)の下で市販されるもの;Genencorによる、Purastar STL又はPurastar OXAM等が含まれる。好ましい市販のアミラーゼ酵素には、Novoにより商標名Duramyl(商標)の下で市販される安定性強化型変異体が含まれる。アミラーゼの混合物をまた、用いることができる。
本発明の組成物のために好適なアミラーゼには、下記が含まれる:Novoの国際公開第95/26397号パンフレット,国際特許出願第PCT/DK96/00056号、及び英国特許第1,296,839号明細書に記載されるα−アミラーゼ;及びJ.Biol.Chem.,260(11):6518−6521(1985)に記載される安定性が強化されたアミラーゼ;Novoの国際公開第95/10603号パンフレット,同第95/09909号パンフレット及び同第9402597号パンフレット;国際公開第94/02597号パンフレットに開示される参考文献;並びにGenencor Internationalの国際公開第94/18314号パンフレット。本発明の固体組成物に用いられる変異体α−アミラーゼは、少なくとも80%相同であり、好ましくは、これらの参考文献のアミノ酸配列と少なくとも80%の配列同一性を有する。
本発明の組成物において用いるための好適なアミラーゼは、一定のアミラーゼ、例えば、Termamyl(商標)と比較して強化された安定性を有する。強化された安定性は、下記の1種又は2種以上における重大な又は適度な改良を指す:酸化安定性、例えば、pH9〜10における緩衝溶液内の過酸化水素/テトラアセチルエチレンジアミンに対するもの;熱安定性、例えば、一般の洗浄温度、例えば、約60℃におけるもの;及び/又はアルカリ性安定性、例えば、約8〜約11のpHにおけるもの;それぞれは、好適な対照アミラーゼ、例えば、Termamyl(商標)と比較される。安定性は、当業者に公知の方法により評価されうる。本発明の組成物において用いるために好適な強化された安定性アミラーゼは、25℃〜55℃の範囲における温度及び約8〜約10の範囲におけるpHにおいて、Termamyl(商標)の比活性度よりも少なくとも25%高い比活性度を有する。上記比較におけるアミラーゼ活性は、当業者に公知のアッセイ及び/又は市販のアッセイ、例えば、Phadebas(商標)I−アミラーゼアッセイにより評価されうる。
いくつかの実施形態では、本発明の組成物中に存在する市販のアミラーゼの量は、洗浄性溶液の、約0.1質量%〜約3質量%、好ましくは約1質量%〜約3質量%、好ましくは約2質量%の市販の酵素製品の溶液の範囲にわたる。典型的な市販の洗浄性酵素は、約0.25〜5%の活性なアミラーゼを含む。
一方、必要とされるアミラーゼの質量%を確立することは、本発明の教示の製造の実施形態、市販のアミラーゼ濃縮物における相違、及びin situでの環境の添加剤に関して経験的に便利であり、そしてアミラーゼ活性に対する悪影響は、酵素活性を定量化し、そして好ましい実施形態における汚染残差除去性能及び酵素安定性(そして濃縮物の場合には、使用希釈溶液)に関する相関を確立するアミラーゼアッセイに関する分析技術をさらに識別することを必要とする。本発明において用いるためのアミラーゼの活性は、公知のユニットにおいて、又は公知のアミラーゼアッセイ及び市販のアッセイ、例えば、Phadebas(商標)α−アミラーゼアッセイにより表現されうる。
種々のアミラーゼ酵素の混合物を、本発明に導入することができる。種々の特定の酵素を説明してきたが、上記組成物に所望のアミラーゼ活性を付与しうる任意のアミラーゼを用いることができ、そして本発明のこの実施形態が、アミラーゼ酵素の特定の選択により決して制限されないことを理解すべきである。
[セルラーゼ]
本発明の組成物のために好適なセルラーゼは、植物、動物又は微生物に由来することができる。上記セルラーゼは、微生物、例えば、真菌又はバクテリアに由来することができる。好適なセルラーゼは、真菌、例えば、ヒュミコラ・インソレンズ(Humicola insolens)、ヒュミコラ(Humicola)系統DSM1800、又はアエロモナス(Aeromonas)属に属するセルラーゼ212製造真菌に由来するもの、及び海洋性軟体動物の肝すい臓、ドラベルラ・アウリクラ・ソランダー(Dlaberlla Auricula Solander)に由来するものを含む。上記セルラーゼは、精製されるか、又は微生物抽出物の成分であり且つ野生型若しくは変異体(化学系又は組換型のどちらか)のどちらかであることができる。
本発明の組成物において用いられうるセルラーゼ酵素の例には、Novoにより,商標名Carezyme(商標)又はCelluzyme(商標)の下で市販されるもの、又はGenencorによる、Cellulase等が含まれる。セルラーゼの混合物をまた、用いることができる。好適なセルラーゼは、下記を含む特許に記載されている:Novoの米国特許第4,435,307号明細書,英国特許出願公開第2.075.028号明細書,同第2.095.275号明細書,ドイツ国−OS−2.247.832,国際公開第91/17243号パンフレット,及び同第94/14951号パンフレット(安定化されたセルラーゼ)。
いくつかの実施形態では、本発明の組成物中に存在する市販のセルラーゼの量は、洗浄性溶液の約0.1質量%〜約3質量%、好ましくは約1質量%〜約3質量%の市販の酵素製品の溶液の範囲にわたる。典型的な市販の洗浄性酵素は、約5〜10%の活性酵素を含む。
一方、必要とされるセルラーゼの質量%を確立することは、本発明の教示の製造の実施形態、市販のセルラーゼ濃縮物における相違、及びin situでの環境の添加剤に関して経験的に便利であり、そしてセルラーゼ活性に対する悪影響は、酵素活性を定量化し、そして好ましい実施形態における汚染残差除去性能及び酵素安定性(そして濃縮物の場合には、使用希釈溶液)に関する相関を確立するセルラーゼアッセイに関する分析技術をさらに識別することを必要とする。本発明において用いるためのセルラーゼの活性は、公知のユニットにおいて、又は公知のセルラーゼアッセイ及び市販のアッセイにより表現されうる。
種々のアミラーゼ酵素の混合物を、本発明に導入することができる。種々の特定の酵素を説明してきたが、上記組成物に所望のセルラーゼ活性を付与しうる任意のセルラーゼを用いることができ、そして本発明のこの実施形態が、セルラーゼ酵素の特定の選択により決して制限されないことを理解すべきである。
[リパーゼ]
本発明の組成物のために好適なリパーゼは、植物、動物又は微生物に由来することができる。ある実施形態では、上記リパーゼは、微生物、例えば、真菌又はバクテリアに由来する。好適なリパーゼには、シュードモナス(Pseudomonas)、例えば、シュードモナス・スツツゼリ(Pseudomonas stutzeri)ATCC 19.154に由来するもの、又はヒュミコラ(Humicola)、例えば、ヒュミコラ・ラヌギノサ(Humicola lanuginosa)(概して、こうじ菌(Aspergillus oryzae)における組み替えにより製造される)に由来するものが含まれる。上記リパーゼは、精製されるか、又は微生物抽出物の成分であり且つ野生型若しくは変異体(化学系又は組換型のどちらか)のどちらかであることができる。
本発明の組成物に用いることができるリパーゼ酵素の例には、Amano Pharmaceutical Co.Ltd.,Nagoya,Japanにより、商標名Lipase P「Amano」又は「Amano−P」の下で市販されるもの、又はNovoにより、商標名Lipolase(商標)の下で市販されるものが含まれる。本発明の固体組成物に用いられうる他の市販のリパーゼには、Amano−CES、以下に由来するリパーゼ、クロモバクテルビスコスム(Chromobacter viscosum)、例えば、クロモバクテルビスコスム・バール・リポリクタム(Chromobacter viscosum var. lipolyticum)NRRLB 3673(Toyo Jozo Co.,Tagata,Japan);クロモバクテルビスコスム(Chromobacter viscosum)リパーゼ(U.S.Biochemical Corp.,U.S.A.及びDisoynth Co.,)及び以下に由来するリパーゼ、シュードモナス・グラディオリ(Pseudomonas gladioli)又はヒュミコラ・ラヌギノサ(Humicola lanuginosa)が含まれる。
好適なリパーゼは、Novoにより、商標名Lipolase(商標)の下で市販される。好適なリパーゼは、下記を含む特許書類に記載されている:国際公開第94/14951号パンフレット(安定化されたリパーゼ)(Novo)、国際公開第92/05249号パンフレット,RD94359044,英国特許第1,372,034号明細書、日本国特許出願53,20487号明細書(1978年2月24日に出願公開、Amano Pharmaceutical Co.Ltd.,)及び欧州特許第341,947号明細書。
ある実施形態では、本発明の組成物中に存在する市販のリパーゼの量は、洗浄性溶液の約0.1質量%〜約3質量%、好ましくは約1質量%〜約3質量%の市販の酵素製品の溶液の範囲にわたる。典型的な市販の洗浄性酵素は、約5〜10%の活性酵素を含む。
一方、必要とされるリパーゼの質量%を確立することは、本発明の教示の製造の実施形態、市販のリパーゼ濃縮物における相違、及びin situでの環境の添加剤に関して経験的に便利であり、そしてリパーゼ活性に対する悪影響は、酵素活性を定量化し、そして好ましい実施形態における汚染残差除去性能及び酵素安定性(そして濃縮物の場合には、使用希釈溶液)に関する相関を確立するリパーゼアッセイに関する分析技術をさらに識別することを必要とする。本発明において用いるためのリパーゼの活性は、公知のユニットにおいて、又は公知若しくは市販のリパーゼアッセイにより表現されうる。
種々のリパーゼ酵素の混合物を、本発明に導入することができる。種々の特定の酵素を説明してきたが、上記組成物に所望のリパーゼ活性を付与しうる任意のリパーゼを用いることができ、そして本発明のこの実施形態が、リパーゼ酵素の特定の選択により決して制限されないことを理解すべきである。
[追加の酵素]
本発明の固体組成物に用いるために好適な追加の酵素には、クチナーゼ、ペルオキシダーゼ、グルコナーゼ等が含まれる。好適なクチナーゼ酵素は、国際公開第8809367号パンフレット(Genencor)に記載されている。公知のペルオキシダーゼには、セイヨウワサビペルオキシダーゼ、リグニナーゼ、及びハロペルオキシダーゼ、例えば、クロロ−又はブロモ−ペルオキシダーゼが含まれる。上記組成物用に好適なペルオキシダーゼは、国際公開第89099813号パンフレット及び同第8909813号パンフレット(Novo)に開示されている。ペルオキシダーゼ酵素は、酸素源、例えば、過炭酸塩、過ホウ酸塩、過酸化水素等と組み合わせて用いられうる。本発明の固体組成物に導入するために好適な追加の酵素は、国際公開第9307263号パンフレット及び同第9307260号パンフレット(Genencor International)、同第8908694号パンフレット(Novo)、及び米国特許第3,553,139号明細書(McCartyら)、同第4,101,457号明細書(Placeら)、同第4,507,219号明細書(Hughes)及び同第4,261,868号明細書(Horaら)に開示されている。
本発明の組成物のために好適な追加の酵素、例えば、クチナーゼ又はペルオキシダーゼは、植物、動物又は微生物に由来することができる。好ましくは、上記酵素は、微生物に由来する。上記酵素は、精製されるか、又は微生物抽出物の成分であり且つ野生型若しくは変異体(化学系又は組換型のどちらか)のどちらかであることができる。本発明の好ましい実施形態では、本発明の組成物中に存在する市販の追加の酵素、例えば、クチナーゼ又はペルオキシダーゼの量は、洗浄性溶液の約0.1質量%〜約3質量%、好ましくは約1質量%〜約3質量%の市販の酵素製品の溶液の範囲にわたる。典型的な市販の洗浄性酵素は、約5〜10%の活性酵素を含む。
一方、必要とされる追加の酵素、例えば、クチナーゼ又はペルオキシダーゼの質量%を確立することは、本発明の教示の製造の実施形態、市販の追加の酵素濃縮物における相違、及びin situでの環境の添加剤に関して経験的に便利であり、そしてそれらの活性に対する悪影響は、酵素活性を定量化し、そして好ましい実施形態における汚染残差除去性能及び酵素安定性(そして濃縮物の場合には、使用希釈溶液)に関する相関を確立する上記酵素アッセイに関する分析技術をさらに識別することを必要とする。本発明において用いるための追加の酵素、例えば、クチナーゼ又はペルオキシダーゼの活性は、公知のユニットにおいて、又は公知若しくは市販のアッセイにより表現されうる。
当然に、種々の追加の酵素の混合物を、本発明に導入することができる。種々の特定の酵素を説明してきたが、上記組成物に所望の酵素活性を付与しうる任意の追加の酵素を用いることができ、そして本発明のこの実施形態が、酵素の特定の選択により決して制限されないことを理解すべきである。
[酵素安定系]
本発明の固体組成物はまた、1種又は2種以上の酵素を安定化するための材料を含むことができる。例えば、本発明の清浄組成物は、カルシウムイオン及び/又はマグネシウムイオンの水溶性供給源を含むことができる。概して、カルシウムイオンは、マグネシウムイオンよりも有効であり、そして1種のみのカチオンが用いられる場合には、本明細書において好ましい。組成物、特に液体は、最終組成物1L当たり、約1〜約30、好ましくは約2〜約20、さらに好ましくは約8〜約12ミリモルのカルシウムイオンを含むことができるが、導入される酵素の多様性、種類及び水準を含む要因によって変化しうる。好ましくは、水溶性カルシウム又はマグネシウム塩、例えば、塩化カルシウム、水酸化カルシウム、蟻酸カルシウム、リンゴ酸カルシウム、マレイン酸カルシウム、水酸化カルシウム及び酢酸カルシウムが用いられる;さらに一般的には、列挙されたカルシウム塩に対応する硫酸カルシウム又はマグネシウム塩を用いることができる。例えば、一定の種類の界面活性剤の油落とし(grease−cutting)作用を促進する場合には、カルシウム及び/又はマグネシウムのさらに高い水準が、当然ながら有用であることができる。
一定の清浄組成物、例えば、ウェアウォッシング組成物の安定系は、特にアルカリ性条件下で、複数の給水中に存在する塩素漂白剤が、上記酵素を攻撃し且つ不活性化することを予防するために添加される、0〜約10質量%、好ましくは約0.01質量%〜約6質量%の塩素漂白剤捕捉剤をさらに含むことができる。水中の塩素濃度は低い、概して約0.5ppm〜約1.75ppmの範囲内であるが、例えば、ウェアウォッシングの際、上記酵素と接触する水の総体積中の有効な塩素は比較的大きい場合がある;従って、使用時の塩素に対する酵素の安定性が問題となる場合がある。
好適な塩素捕捉剤アニオンは広く公知であり、そして簡易に入手することができ、そして用いられる場合には、スルファイト、ビスルファイト、チオスルファイト、チオスルフェート、ヨージド等と共にアンモニウムカチオンを含む塩であることができる。酸化防止剤、例えば、カルバメート、アスコルベート、有機アミン、例えば、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)又はそのアルカリ金属塩、モノエタノールアミン(MEA)、及びそれらの混合物が、同様に用いられうる。同様に、特別の酵素抑制系を、種々の酵素が最高の適合性を有するように導入することができる。他の一般的な捕捉剤、例えば、ビスルフェート、ニトレート、塩化物、過酸化水素の供給源、例えば、ペルオキソホウ酸ナトリウム四水和物、過ホウ酸ナトリウム一水和物及び過炭酸ナトリウム、並びにホスフェート、濃縮されたホスフェート、アセテート、ベンゾエート、シトレート、ホルメート、ラクテート、マレート、タルトレート、サリチレート等、及びそれらの混合物を、必要に応じて用いることができる。
一般に、塩素捕捉剤作用は、より良好に評価された作用の下で、単独で列挙された材料により実施されうるので、その作用を所望の程度まで実施する化合物が本発明の酵素を含む実施形態にないのではない限り、別個の塩素捕捉剤を添加する要件はない;その場合でも、上記捕捉剤は、最適な結果のためにのみ添加される。さらに、配合者は、他の反応性成分と配合する際、容認できない不相溶の酵素捕捉剤又は安定化剤の使用を避けるために、化学者の通常の技量を行使するであろう。アンモニウム塩の使用に関して、上記塩は、上記組成物と単に混合することができるが、貯蔵の際、水の吸着及び/又はアンモニアの遊離を受けやすい。従って、上記材料は、存在する場合には、粒子、例えば、米国特許第4,652,392号明細書(Baginskiら)に記載されるもののなかで保護されることが望ましい。
[ホウ酸塩]
いくつかの実施形態では、本発明は、塩基性pHでさえ、又は上記固体組成物から調製された水性濃縮物において、上記微生物調製物の安定性を改良するために、1種又は2種以上のホウ酸塩を用いる、安定な微生物の清浄組成物を含む固体清浄組成物に関する。ホウ酸塩は、アルカリ性を付与することができることが好適である。上記塩には、アルカリ金属ホウ酸塩;アミンホウ酸塩、好ましくはアルカノールアミンホウ酸塩等;又はそれらの組み合わせが含まれる。ある実施形態では、上記ホウ酸塩には、ホウ酸カリウム、ホウ酸モノエタノールアンモニウム、ホウ酸ジエタノールアンモニウム、ホウ酸トリエタノールアンモニウム等、又はそれらの組み合わせが含まれる。ある実施形態では、上記ホウ酸塩には、ホウ酸モノエタノールアミンが含まれる。
上記ホウ酸塩、例えば、ホウ酸カリウム又はモノエタノールアミンを、種々の経路から得ることができる。例えば、市販のホウ酸塩、例えば、ホウ酸カリウムを上記組成物に添加することができる。あるいは、上記ホウ酸塩、例えば、ホウ酸カリウム又はモノエタノールアミンは、ホウ酸を、塩基、例えば、カリウム含有塩基、例えば、水酸化カリウム又は塩基、例えば、モノエタノールアミンで中和することにより得られうる。
ある実施形態では、上記ホウ酸塩は、5又は10質量%超、例えば、11,12,13,14,15,16,17,18,19又は20質量%超の濃度において、上記固体組成物から調製された水性濃縮物に可溶である。ある実施形態では、上記ホウ酸塩は、最大35質量%、例えば、最大25,30又は35質量%の濃度において、上記固体組成物から調製された水性濃縮物に可溶であることができる。ある実施形態では、上記ホウ酸塩は、12〜35質量%,15〜30質量%,又は20〜25質量%、例えば、20〜25質量%において可溶であることができる。本発明の固体組成物はまた、用語「約」により改変されたホウ酸塩の量及び範囲を含むことができる。
いくつかの実施形態では、ホウ酸アルカノールアミン、例えば、ホウ酸モノエタノールアミンが、他のホウ酸塩、特にホウ酸ナトリウムよりも高い濃度で可溶である。ホウ酸アルカノールアミン、例えば、ホウ酸モノエタノールアミンが用いられることができ、そして上記列挙された濃度、好ましくは最大約30質量%、好ましくは約20〜約25質量%の濃度で、上記固体組成物から調製された水性濃縮物に可溶である。ある実施形態では、この高い溶解性を、アルカリ性pH、例えば、pH約9〜約10.5において得ることができる。
いくつかの実施形態では、ホウ酸カリウムは、他の金属ホウ酸塩、特に他のアルカリ金属ホウ酸塩、特にホウ酸ナトリウムよりの高い濃度で可溶である。ホウ酸カリウムを用いることができ、そしてホウ酸カリウムは、上記列挙された濃度、好ましくは最大約25質量%、好ましくは約15〜約25質量%の濃度で、上記固体組成物から調製された水性濃縮物に可溶である。ある実施形態では、この高い溶解性を、アルカリ性pH、例えば、pH約9〜約10.5で得ることができる。
上記ホウ酸塩は、約7超、約8超、約8〜約11、又は約9〜約10.5のpHを維持するために好適な他の緩衝剤系と比較して、塩基性のpHにおいて微生物調製物の安定性における望ましい増加を提供することができる。アルカリ性pHを維持することにより、顕著な清浄力が提供されうる。
ある実施形態では、本発明の清浄組成物は、胞子、細菌又は真菌;及びホウ酸アルカノールアミンを含む。ある実施形態では、上記組成物は、使用組成物又は濃縮組成物として溶解された場合に、9以上、例えば、約9〜約10.5のpHを有する組成物を提供する材料を含むことができる。ある実施形態では、使用組成物又は濃縮組成物は、8以上、例えば、約8〜約9.5のpHを有することができる。
ある実施形態では、本発明の固体組成物は、約2質量%〜約10質量%、約5〜約35質量%、約5質量%〜約20質量%、約5質量%〜約15質量%、約10質量%〜約30質量%、約10〜約20質量%、又は約25質量%〜約30質量%で、ホウ酸塩(例えば、ホウ酸アルカノールアミン、例えば、ホウ酸モノエタノールアミン又はホウ酸ナトリウム)を含む。ある実施形態では、ボレート塩は、上記組成物の約5質量%、約10質量%、約15質量%、約20質量%、約25質量%又は約30質量%で存在する。本発明の固体組成物はまた、用語「約」により改変されないホウ酸モノエタノールアミンの量及び範囲を含むことができる。
[追加の材料]
本発明に従って製造された固体清浄組成物は、例えば、特定の使用のために、例えば、固形における組成物、又は水性溶液に分散若しくは溶解された上記組成物に有益な特性を付与する追加の機能性材料又は添加剤をさらに含むことができる。一般的な添加剤の例は、塩、アルカリ源、界面活性剤、洗浄性ポリマー、清浄剤、すすぎ補助組成物、柔軟剤、pH調整剤、酸性源、抗腐食剤、第2の固化剤、溶解性調整剤、洗浄剤ビルダー、洗浄剤フィラー、消泡剤、再付着防止剤、抗微生物剤、すすぎ補助組成物、スレッシュホールド剤又は系、美的強化剤(すなわち、染料、着臭剤、香料)、蛍光増白剤、潤滑剤組成物、漂白剤又は追加の漂白剤、酵素、発泡性薬剤、アルカリ源用の活性剤、他の添加剤又は機能性材料等、及びそれらの混合物を、それぞれの1種又は2種以上で含む。本発明の固体製品は、例えば、芳香剤、小便器ブロック、ドレインリング、又は洗濯用バーとして用いるための材料と配合されうる。
アジュバント及び他の添加剤材料は、製造すべき組成物の種類、及び上記組成物の目的とする最終用途に従って変わるであろう。ある実施形態では、上記組成物は、添加剤として、1種又は2種以上のアルカリ源、界面活性剤、洗浄剤ビルダー、清浄用酵素、洗浄性ポリマー、抗微生物剤、アルカリ源用の活性剤、又はそれらの混合物を含む。
安定化された微生物調製物を含む実施形態では、好適な追加の材料は、ヒドロトロープ、キレート剤、二価のカチオン、ポリオール、抗微生物薬、美的強化剤、防腐剤等を含むことができる。ある実施形態では、上記組成物はまた、効果的な量の1種又は2種以上の抗微生物剤;効果的な量の1種又は2種以上のキレート剤;又はそれらの混合物を含むことができる。上記組成物は、約0.1〜30質量%のキレート剤を含むことができる。上記キレート剤は、カルボキシル基を有する、小さな又は高分子量化合物を含むことができる。ある実施形態では、上記組成物はまた、カルシウムイオンの供給源、ポリオール、ビルダー、染料、又はそれらの組み合わせ若しくは混合物を含むことができる。
[二価のイオン]
本発明の清浄組成物は、二価のイオン、例えば、カルシウムイオン及びマグネシウムイオンを、上記組成物の0.05質量%〜5質量%、0.1質量%〜1質量%、又は約0.25質量%の濃度で含むことができる。ある実施形態では、本発明の固体組成物は、カルシウムイオンを含むことができる。上記カルシウムイオンは、例えば、塩化物、水酸化物、酸化物、蟻酸塩若しくは酢酸塩、又は硝酸塩として、好ましくは、塩化物、塩として添加されうる。
いくつかの実施形態では、上記清浄組成物は、マグネシウムイオンを含む。上記マグネシウムイオン供給源は、水不溶性マグネシウムイオン供給源、水溶性マグネシウムイオン供給源、及びそれらの組み合わせであることができる。可溶性及び不溶性マグネシウムイオン供給源を含む例示的な清浄組成物は、例えば、米国特許出願第12/114,327号明細書;同第12/114,385号明細書;同第12/114,355号明細書;同第12/114,486号明細書;同第12/114,513号明細書;同第12/114,342号明細書;同第12/114,329号明細書;及び同第12/114,364号明細書(それぞれを参照し、本明細書に援用する)に記載されている。
[ポリオール]
上記固体清浄組成物はまた、ポリオールを含むことができる。上記ポリオールは、上記組成物に、例えば、追加の安定性及び屈水特性を付与することができる。好適なポリオールには、グリセリン;グリコール、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール又はヘキシレングリコール;ソルビトール;アルキルポリグリコシド;及びそれらの混合物が含まれる。いくつかの実施形態では、上記ポリオールは、プロピレングリコールを含む。
本発明に従うポリオールとして用いるために好適なアルキルポリグリコシドは、次の式:
(G)x−O−R
(式中、Gは、5又は6個の炭素原子を含む還元糖、例えば、ペントース又はヘキソースに由来する部分であり、Rは、6〜20個の炭素原子を含む脂肪族基であり、そしてxは、ポリグリコシドにおける単糖繰返し単位の数を表すポリグリコシドの重合度(DP)である)
を有するものを含む。
好ましくは、xは、約0.5〜約10である。ある実施形態では、Rは、10〜16個の炭素原子を含み、そしてxは0.5〜3である。
いくつかの実施形態では、上記ポリオールは、ポリエーテルの形態であることができる。好適なポリエーテルには、ポリエチレングリコールが含まれる。好適なポリエーテルは、溶媒又は共溶媒として下記に列挙されるものを含む。
ある実施形態では、本発明の固体組成物は、約2〜約30質量%のポリオール、約2〜約10質量%のポリオール、約5〜約20質量%のポリオール、約5〜約10質量%のポリオール、又は約10〜約20質量%のポリオールを含む。ある実施形態では、本発明に係る安定化された微生物調製物は、約2〜約40質量%のポリオール、約2〜約20質量%のポリオール、約2〜約15質量%のポリオール、約2〜約10質量%のポリオール、約3〜約10質量%のポリオール、約4〜約15質量%のポリオール、又は約4〜約8質量%のポリオール、約4質量%のポリオール、約8質量%のポリオール、又は約12質量%のポリオールを含む。上記組成物は、「約」により改変されないこれらの範囲又は量を含むことができる。
[金属保護シリケート]
効果的な量のケイ酸アルカリ金属又はその水和物を、本発明の組成物及び方法において用い、金属保護能力を有しうる安定な固体清浄組成物を形成することができる。本発明の組成物中で用いられるシリケートは、ウェアウォッシング配合物において通常用いられているものである。例えば、典型的なケイ酸アルカリ金属は、無水であるか、又は好ましくは水和の水を含む(5〜25質量%、好ましくは15〜20質量%の水和の水)かのどちらかである蝋質の粉末、微粒子又は粒状のシリケートである。これらのシリケートは、ケイ酸ナトリウムであり、そして典型的には、5〜約25質量%の量における、有効な結合された水を含むことができる。一般に、本発明のシリケートは、1:1〜約1:3.75、好ましくは約1:1.5〜約1:3.75、そして最も好ましくは約1:1.5〜約1:2.5のNa2O:SiO2比を有する。約1:2のNa2O:SiO2比を有し且つ約16〜22質量%の水和の水を有するシリケートが好適である。
例えば、上記シリケートは、GDシリケートとして蝋質粉末形態において、そしてPQ CorporationからのBritesil H−20としての顆粒形態において入手できる。これらの比は、単一のシリケート組成物、又は組み合わせの際に好ましい比を生ずるシリケートの組み合わせを用いて得られうる。好ましい比(Na2O:SiO2比、約1:1.5〜約1:2.5)におけるシリケート水和物(hydrated silicate)が、最適な金属保護、及び迅速に形成する固体ブロック清浄を提供することが見出された。本発明の組成物を形成する際に用いられるシリケートの量は、水和の程度にもよるが、10〜30質量%、好ましくは約15〜30質量%で変化する傾向がある。シリケート水和物が好ましい。
本発明の組成物において用いるために好適なシリケートには、ケイ酸ナトリウム、無水メタケイ酸ナトリウム、及び無水ケイ酸ナトリウムが含まれる。
[塩]
いくつかの実施形態では、塩、例えば、酸性の塩が、pH調整剤、酸性の供給源、起泡助剤、又は他の同様の用途として含まれうる。上記用途における使用のための塩の例には、重硫酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、クエン酸塩等及びそれらの混合物が含まれる。上記組成物は、0.1〜50質量%の範囲における上記材料を含むことができる。pH調整剤、酸性の供給源、起泡助剤等として作用する塩以外の薬剤がまた、本発明に関連して用いられうることを理解すべきである。
上記組成物において用いるための例示的な塩には、酢酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、無水硫酸マグネシウム、硫酸マグネシウム・七水和物、脱水クエン酸ナトリウム脱、及び塩化マグネシウムが含まれるが、これらに限定されるものではない。
[活性酸素化合物]
活性酸素化合物は、活性酸素源を供給するようにはたらくが、固化又は結合剤の少なくとも一部を形成するようにはたらくことができる。上記活性酸素化合物は、無機又は有機であることができ、そしてそれらの混合物を含むことができる。活性酸素化合物のいくつかの例には、上記結合剤を形成するために用いるために好適な過酸素(peroxygen)化合物、及び過酸素化合物付加体が含まれる。
複数の活性酸素化合物は、過酸素化合物である。一般的に公知であり且つ、例えば、上記結合剤の一部として作用しうる過酸素化合物が用いられうる。好適な過酸素化合物の例には、無機系及び有機系過酸素化合物、又はそれらの混合物が含まれる。
[無機活性酸素化合物]
無機活性酸素化合物の例は、次の種類の化合物又はこれらの化合物の供給源、あるいはこれらの種類の化合物を含むか又はそれらとの付加体を形成するアルカリ金属塩を含む:過酸化水素;第1(IA)族の活性酸素化合物、例えば、過酸化リチウム、過酸化ナトリウム等;第2(IIA)族の活性酸素化合物、例えば、過酸化マグネシウム、過酸化カルシウム、過酸化ストロンチウム、過酸化バリウム等;第12(IIB)族の活性酸素化合物、例えば、過酸化亜鉛等;第13(IIIA)族の活性酸素化合物、例えば、ホウ素化合物、例えば、過ホウ酸塩、例えば、式Na2[Br2(O22(OH)4]・6H2Oの過ホウ酸ナトリウム六水和物(ペルオキソホウ酸ナトリウム四水和物とも称され、そして以前はNaBO3・4H2O記載された);式Na2Br2(O22[(OH)4]・4H2Oの過ホウ酸ナトリウム四水和物(過ホウ酸ナトリウム三水和物とも称され、そして以前は、NaBO3・3H2Oと記載された);式Na2[B2(O22(OH)4]のペルオキソホウ酸ナトリウム(過ホウ酸ナトリウム一水和物とも称され、そして以前はNaBO3・H2Oと記載された)等;例えば、過ホウ酸塩;第14(IVA)族の活性酸素化合物、例えば、過ケイ酸塩及びパーオキシ炭酸塩、いわゆる過炭酸塩とも称される、例えば、アルカリ金属の過ケイ酸塩又はパーオキシ炭酸塩等;例えば、過炭酸塩、例えば、過ケイ酸塩;第15(VA)族の活性酸素化合物、例えば、パーオキシ亜硝酸及びその塩;パーオキシリン酸及びそれらの塩、例えば、過リン酸塩等;例えば、過リン酸塩;第16(VIA)族の活性酸素化合物、例えば、パーオキシ硫酸及びそれらの塩、例えば、ペルオキソ一硫酸及びペルオキソ二硫酸、及びそれらの塩、例えば、過硫酸塩、例えば、過硫酸ナトリウム等;例えば、過硫酸塩;VIIa族の活性酸素化合物、例えば、過ヨウ素酸ナトリウム、過塩素酸カリウム等。
他の活性な無機酸素化合物は、遷移金属過酸化物;及び他の過酸素化合物、並びにそれらの混合物を含むことができる。
ある実施形態では、本発明の組成物及び方法は、上記に列挙される一定の無機活性酸素化合物を用いる。好適な無機活性酸素化合物には、過酸化水素、過酸化水素付加体、IIIA族の活性酸素化合物、VIA族の活性酸素化合物、VA族の活性酸素化合物、VIIA族の活性酸素化合物、又はそれらの混合物が含まれる。上記無機活性酸素化合物の例には、過炭酸塩、過ホウ酸塩、過硫酸塩、過リン酸塩、過ケイ酸塩、又はそれらの混合物が含まれる。過酸化水素は、無機活性酸素化合物の例をもたらす。過酸化水素を、過酸化水素及び水の混合物として、例えば、水性溶液中の液体の過酸化水素として配合することができる。溶液の混合物は、約5〜約40質量%の過酸化水素又は5〜50質量%の過酸化水素を含むことができる。
ある実施形態では、上記無機活性酸素化合物は、過酸化水素付加体を含む。例えば、上記無機活性酸素化合物は、過酸化水素、過酸化水素付加体、又はそれらの混合物を含むことができる。種々の過酸化水素付加体が、本発明の組成物及び方法において用いるために好適である。例えば、好適な過酸化水素付加体には、パーカーボネート塩、過酸化尿素、パーアセチルボラート、H22及びポリビニルピロリドンの付加体、過炭酸ナトリウム、過炭酸カリウム、それらの混合物等が含まれる。好適な過酸化水素付加体には、パーカーボネート塩、過酸化尿素、パーアセチルボラート、H22及びポリビニルピロリドンの付加体、又はそれらの混合物が含まれる。好適な過酸化水素付加体には、過炭酸ナトリウム、過炭酸カリウム、又はそれらの混合物、例えば、過炭酸ナトリウムが含まれる。
[有機活性酸素化合物]
種々の有機活性酸素化合物を、本発明の組成物及び方法において用いることができる。例えば、上記有機活性酸素化合物は、パーオキシカルボン酸、例えば、モノ−又はジ−パーオキシカルボン酸、これらの種類の化合物を含むアルカリ金属塩、又はこれらの種類の化合物の付加体であることができる。好適なパーオキシカルボン酸には、C1〜C24パーオキシカルボン酸、C1〜C24パーオキシカルボン酸の塩、C1〜C24パーオキシカルボン酸のエステル、ジパーオキシカルボン酸、ジパーオキシカルボン酸の塩、ジパーオキシカルボン酸のエステル、又はそれらの混合物が含まれる。
好適なパーオキシカルボン酸には、C1〜C10脂肪族パーオキシカルボン酸、C1〜C10脂肪族パーオキシカルボン酸の塩、C1〜C10脂肪族パーオキシカルボン酸のエステル、又はそれらの混合物;例えば、パーオキシ酢酸の塩又は付加体;例えば、パーオキシアセチルボラートが含まれる。好適なジパーオキシカルボン酸には、C4〜C10脂肪族ジパーオキシカルボン酸、C4〜C10脂肪族ジパーオキシカルボン酸の塩、あるいはC4〜C10脂肪族ジパーオキシカルボン酸のエステル、又はそれらの混合物;例えば、パーグルタル酸のナトリウム塩、パーコハク酸のナトリウム塩、パーアジピン酸のナトリウム塩、又はそれらの混合物が含まれる。
有機活性酸素化合物は、有機部分を含む他の酸を含む。好適な有機活性酸素化合物には、パーホスホン酸、パーホスホン酸塩、パーホスホン酸エステル、又はそれらの混合物若しくは組み合わせが含まれる。
[活性酸素化合物付加体]
活性酸素化合物付加体は、一般的に公知であり且つ、例えば、活性酸素の供給源及び凝固された組成物の一部として作用しうるものを含む。過酸化水素付加体、又はパーオキシハイドレートが好適である。アルカリ源付加体のいくつかの例には、下記:過炭酸アルカリ金属、例えば、過炭酸ナトリウム(炭酸ナトリウムパーオキシハイドレート)、過炭酸カリウム、過炭酸ルビジウム、過炭酸セシウム等;炭酸アンモニウムパーオキシハイドレート等;ウレアパーオキシハイドレート、パーオキシアセチルボラート;H22ポリビニルピロリドンの付加体等、及び上記の任意の混合物が含まれる。
[キレート/金属イオン封鎖剤]
キレート/金属イオン封鎖剤が、上記組成物に添加されることができ、そしてそれらの隔離特性のために有用である。一般に、キレート/金属イオン封鎖剤は、洗浄組成物の他の洗浄性材料の作用を妨げる金属イオンと配位結合する(すなわち、結合する)ことができる分子である。キレート/金属イオン封鎖剤はまた、効果的な量において含まれる場合に、スレッシュホールド剤として機能することができる。ある実施形態では、清浄組成物は、約0.1〜70質量%又は約5〜60質量%のキレート/金属イオン封鎖剤を含む。キレート/金属イオン封鎖剤の例には、アミノカルボン酸、縮合リン酸塩、高分子量ポリカルボキシレート等が含まれる。
縮合リン酸塩の例には、オルトリン酸ナトリウム及びカリウム、ピロリン酸ナトリウム及びカリウム、トリポリリン酸ナトリウム及びカリウム、ヘキサメタリン酸ナトリウム等が含まれる。縮合リン酸塩はまた、水和の水として上記組成物中に存在する遊離の水を固定することにより、制限された範囲まで、上記組成物の固化を助力することができる。
水質調節ポリマーが、リン非含有ビルダーとして用いられうる。好適な水質調節ポリマーには、ポリカルボキシレートが含まれるが、これらに限定されるものではない。ビルダー及び/又は水質調節ポリマーとして用いられうる好適なポリカルボキシレートには、下記が含まれるが、これらに限定されるものではない:ペンダント型カルボキシレート(−CO2 -)基を有するもの、例えば、ポリアクリル酸、マレイン酸、マレイン酸/オレフィンコポリマー、スルホン化コポリマー又はターポリマー、アクリル/マレイン酸コポリマー、ポリメタクリル酸、アクリル酸−メタクリル酸コポリマー、加水分解化ポリアクリルアミド、加水分解化ポリメタクリルアミド、加水分解化ポリアミド−メタクリルアミドコポリマー、加水分解化ポリアクリロニトリル、加水分解化ポリメタクリロニトリル、及び加水分解化アクリロニトリル−メタクリロニトリルコポリマー。キレート剤/金属イオン封鎖剤のさらなる考察のために、Kirk−Othmer,Encyclopedia of Chemical Technology,Third Edition,volume 5,pages 339−366及びvolume 23,pages 319−320(当該公表を、参照により本明細書に援用する)を参照せよ。これらの材料はまた、結晶調整剤として機能するために、半化学量論的な水準で用いられうる。
ある実施形態では、有機金属イオン封鎖剤には、アミノトリメチレンホスホン酸、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸、ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホン酸、アラニン−N,N−二酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、若しくはそれらのアルカリ金属塩、又はそれらの混合物が含まれる。この実施形態では、アルカリ金属塩には、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、又はそれらの混合物が含まれる。上記有機金属イオン封鎖剤は、1種又は2種以上の1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸;又はジエチレントリアミンペンタメチレンホスホン酸;又はアラニン−N,N−二酢酸;又はジエチレントリアミン五酢酸を含むことができる。
上記結合剤の成分としてカルボキシレートを含む組成物において、キレート又は金属イオン封鎖剤であることができるビルダーに関する好適な添加の濃度は、約0.1〜約70質量%、約1〜約60質量%、又は約1.5〜約50質量%である。上記固体洗浄剤は、約1〜約60質量%、約3〜約50質量%、又は約6〜約45質量%のビルダーを含むことができる。上記ビルダーの追加の範囲には、約3〜約20質量%、約6〜約15質量%、約25〜約50質量%、又は約35〜約45質量%が含まれる。
[ガラス及び金属腐食防止剤]
上記固体清浄組成物は、最大約50質量%、約1〜約40質量%、又は約3〜約30質量%の量において、金属腐食防止剤を含むことができる。上記腐食防止剤は、腐食防止剤が存在しないことを除いてその他が同一の使用溶液におけるガラスの腐食及び/又はエッチングの速度未満である、ガラスの腐食及び/又はエッチングの速度を示す使用溶液を提供するために十分な量において上記固体清浄組成物中に含まれる。上記使用溶液は、所望の腐食抑制特性を提供するために、少なくとも約6ppm(百万分の一)の腐食防止剤を含むであろう。有害な影響なしで、より大量の腐食防止剤を、上気使用溶液内で用いることができる。しかし、ある点において、高い腐食及び/又はエッチング抵抗性の、高い腐食防止剤濃度との相加的作用が失われ、そして追加の腐食防止剤が、単に固体清浄組成物の使用のコストを高くするであろう。上記使用溶液は、約6ppm〜約300ppmの腐食防止剤又は約20ppm〜約200ppmの腐食防止剤を含むことができる。好適な腐食防止剤の例には、下記が含まれるが、これらに限定されるものではない:アルミニウムイオンの供給源及び亜鉛イオンの供給源の組み合わせ、並びにケイ酸アルカリ金属又はそれらの水和物。
上記腐食防止剤は、アルミニウムイオンの供給源及び亜鉛イオンの供給源の組み合わせを指す場合がある。上記アルミニウムイオンの供給源及び上記亜鉛イオンの供給源は、上記固体清浄組成物が、使用溶液の状態で提供されると、それぞれ、アルミニウムイオン及び亜鉛イオンを供給する。上記腐食防止剤の量は、上記アルミニウムイオンの供給源及び上記亜鉛イオンの供給源の併用量に基づいて計算される。使用溶液中で提供される場合に、使用溶液中にアルミニウムイオンを供給するものは全て、アルミニウムイオンの供給源と称することができ、そして亜鉛イオンを供給するものは全て、亜鉛イオンの供給源と称することができる。上記アルミニウムイオンの供給源及び/又は上記亜鉛イオンの供給源において、アルミニウムイオン及び/又は亜鉛イオンを生成するように反応することは必要ない。アルミニウムイオンを、アルミニウムイオンの供給源とみなすことができ、そして亜鉛イオンを、亜鉛イオンの供給源とみなすことができる。上記アルミニウムイオンの供給源及び上記亜鉛イオンの供給源は、有機塩、無機塩、及びそれらの混合物として供給されうる。アルミニウムイオンの好適な供給源には、下記が含まれるが、これらに限定されるものではない:アルミニウム塩、例えば、アルミン酸ナトリウム、臭化アルミニウム、塩素酸アルミニウム、塩化アルミニウム、ヨウ化アルミニウム、硝酸アルミニウム、硫酸アルミニウム、酢酸アルミニウム、蟻酸アルミニウム、酒石酸アルミニウム、乳酸アルミニウム、オレイン酸アルミニウム、臭素酸アルミニウム、ホウ酸アルミニウム、硫酸アルミニウムカリウム、硫酸アルミニウム亜鉛、及びアルミニウムホスフェート。亜鉛イオンの好適な供給源には、下記が含まれるが、これらに限定されるものではない:亜鉛塩、例えば、塩化亜鉛、硫酸亜鉛、硝酸亜鉛、ヨウ化亜鉛、チオシサン酸亜鉛、フルオロケイ酸亜鉛、クロム酸亜鉛、塩素酸亜鉛、亜鉛酸ナトリウム、グルコン酸亜鉛、酢酸亜鉛、安息香酸亜鉛、クエン酸亜鉛、乳酸亜鉛、蟻酸亜鉛、臭素酸亜鉛、臭化亜鉛、フッ化亜鉛、フルオロケイ酸亜鉛及びサリチル酸亜鉛。
上記使用溶液において、アルミニウムイオンの、亜鉛イオンに対する比を制御することにより、いずれかの成分単体と比較して、ガラス製品及びセラミックの腐食及び/又はエッチングを減らすことができる。すなわち、アルミニウムイオン及び亜鉛イオンの組み合わせにより、腐食及び/又はエッチングの減少における相乗効果が提供されうる。アルミニウムイオン供給源の、亜鉛イオン供給源に対する比は、相乗効果を奏するように制御されうる。一般に、アルミニウムイオン:亜鉛イオンの質量比は、約6:1未満であることができ、約1:20未満であることができ、そして約2:1及び約1:15であることができる。
効果的な量のケイ酸アルカリ金属又はその水和物を、本発明の組成物及び方法において用いて、金属保護能力を有する安定な固体清浄組成物を生成させることができる。本発明の組成物において用いられるシリケートは、固体清浄配合物において通常用いられるものである。例えば、典型的なケイ酸アルカリ金属は、無水であるか、又は好ましくは水和の水(約5%〜約25質量%、約15%〜約20質量%の水和の水)を含むかのどちらかである、蝋質の、粉末化された、微粒子又は粒状のシリケートである。これらのシリケートは、好ましくはケイ酸ナトリウムであり、そして約1:1〜約1:5のNa2O:SiO2比を有し、そして典型的には、約5%〜約25質量%の使用できる水を含む。一般に、上記シリケートは、約1:1〜約1:3.75、約1:1.5〜約1:3.75、そして大抵は約1:1.5〜約1:2.5のNa2O:SiO2比を有する。約1:2のNa2O:SiO2比と、約16%〜約22質量%の水和の水とを有するシリケートが最も好ましい。例えば、上記シリケートは、GD Silicateとして蝋質粉末型で、そしてBritesil H−20として顆粒型で入手できる(PQ Corporation,ValleyForge,PAから入手できる)。これらの比は、単一のシリケート組成物、又は組み合わせの際好ましい比を生ずるシリケートの組み合わせを用いて得られうる。好ましい比、約1:1.5〜約1:2.5のNa2O:SiO2比におけるシリケート水和物が、最適な金属保護を提供し、そして固体清浄剤を迅速に形成することが見出された。シリケート水和物が好ましい。
シリケートが、金属保護を提供するために上記固体洗浄剤組成物中に含まれうるが、アルカリ性を付与し、さらに再付着防止剤として機能することがさらに知られている。好適なシリケートには、ケイ酸ナトリウム及びケイ酸カリウムが含まれるが、これらに限定されるものではない。上記固体清浄組成物は、シリケートなしで提供されうるが、シリケートが含まれる場合には、シリケートは、所望の金属保護を提供する量で含まれうる。上記組成物は、少なくとも約1質量%、少なくとも約5質量%、少なくとも約10質量%、そして少なくとも約15質量%の量でシリケートを含むことができる。さらに、上記組成物中の他の成分のための十分な余地を提供するために、上記シリケート成分は、約35質量%未満、約25質量%未満、約20質量%未満又は約15質量%未満の濃度で提供されうる。
[抗微生物薬]
抗微生物薬は、単体で、又は市販の製品材料系、表面等の微生物の汚染及び劣化を低減若しくは予防するためにはたらく他の成分と組み合わせて、固体機能性材料内で用いられる化学組成物である。いくつかの態様では、これらの材料は、フェノール、ハロゲン化合物、第4級アンモニウム化合物、金属誘導体、アミン、アルカノールアミン、ニトロ誘導体、アニリド(analide)、有機硫黄及び硫黄−窒素化合物、並びにその他の化合物を含む特定の分類の範囲にある。
ある実施形態では、本発明の組成物は、抗微生物薬を含むことができる。例えば、酵素含有組成物は、上記酵素及び酵素活性との相性がよい種々の抗微生物薬を含むことができる。例えば、胞子含有組成物は、胞子との相性のよい種々の抗微生物薬を含むことができる。上記抗微生物薬は、胞子よりもより短い時間存続するように選択されうる。上記抗微生物薬が十分に消費された後、胞子が発芽して、微生物が上記抗微生物薬により殺傷されるか又は抑制されることなく微生物を生成することができる。例えば、微生物含有組成物は、その微生物に対して有効でない抗微生物薬を含むことができる。
種々の好適な抗微生物薬を、有効な抗微生物剤濃度で用いることができる。抗微生物薬は、活性酸素化合物(例えば、過酸化水素、過炭酸塩、過ホウ酸塩等)、ハロゲン含有化合物、アミン又は第4級アンモニウム化合物等を含む。好適な抗微生物薬には、脂肪族アミン、エーテルアミン又はジアミンが含まれる。一般の抗微生物薬には、フェノール系抗微生物剤、例えば、ペンタクロロフェノール、オルトフェニルフェノール、クロロ−p−ベンジルフェノール、p−クロロ−m−キシレノールが含まれる。ハロゲン含有抗菌薬には、トリクロロイソシアヌル酸ナトリウム、ジクロロイソシアン酸ナトリウム(無水又は二水和物)、ヨウ素−ポリ(ビニルピロリジノン)錯体、臭素化合物、例えば、2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジオール、及び4級の抗微生物薬、例えば、ベンズアルコニウムクロリド、ジデシルジメチル塩化アンモニウム、コリンジヨードクロリド、テトラメチルホスホニウムトリブロミドが含まれる。他の抗微生物剤組成物、例えば、ヘキサヒドロ−1,3,5−トリス(2−ヒドロキシエチル)−s−トリアジン、ジチオカルバメート、例えば、ジメチルジチオカルバミド酸ナトリウム、及び種々の他の材料が、それらの抗微生物剤特性に関して当技術分野で公知である。いくつかの実施形態では、抗微生物剤成分、例えば、TAEDが、上記組成物の0.001〜75質量%、約0.01〜20質量%、又は約0.05〜約10質量%の範囲で含まれうる。
ある実施形態では、本発明の組成物は、効果的な量(例えば、抗微生物量)の、次の式1:
1−O−R2−NH2
次の式2:
1−O−R2−NH−R3−NH2
又はそれらの混合物を含むことができる。
式1及び式2では、(独立して)R1は、直鎖の飽和又は不飽和のC6〜C18アルキルであることができ、R2は、直鎖又は分岐鎖のC1〜C8アルキルであることができ、そしてR3は、直鎖又は分岐鎖のC1〜C8アルキルであることができる。ある実施形態では、R1は、直鎖のC12〜C16アルキルであり;R2は、C2〜C6の直鎖又は分岐鎖のアルキルであり;そしてR3は、C2〜C6の直鎖又は分岐鎖のアルキルである。ある実施形態では、本発明の組成物は、式2(R1がC12〜C16であり、R2がC3であり、そしてR3がC3である)の直鎖のアルキルエーテルジアミン化合物を含む。ある実施形態では、R1は、直鎖のC12〜C16アルキル、又は直鎖のC10〜C12及びC14〜C16アルキルの混合物のどちらかである。好適なエーテルアミンは、PA−19,PA−1618,PA−1816,DA−18,DA−19,DA−1618,DA−1816等として、Tomah Products Incorporatedから入手できる。
ある実施形態では、上記抗微生物薬は、ジアミン、例えば、ジアミンアセテートであるか、又はそれを含むことができる。
アセテートとして示される好適なジアミンは、次の式:
[(R1)NH(R2)NH3+(CH3COO)-
又は
[(R1)NH2(R2)NH3 ++](CH3COO)2 -
(式中、R1は、C10〜C18脂肪族基、又は式R10OR11(式中、R10はC10〜C18脂肪族基であり、そしてR11はC1〜C5アルキル基である)を有するエーテル基であり;そしてR2はC1〜C5アルキレン基である)
を有するものを含む。
好適なジアミンアセテートには、R1が脂肪酸に由来するC10〜C18脂肪族基であり、そしてR2がプロピレンであるものが含まれる。ジアミンは、アセテート以外の対イオンを有することができる。
有用なジアミンの典型例には、N−ココ−1,3−プロピレンジアミン、N−オレイル−1,3−プロピレンジアミン、N−獣脂−1,3−プロピレンジアミン、及びそれらの混合物が含まれる。上記N−アルキル−1,3−プロピレンジアミンは、商標Duomeenの下、Akzo Chemie America,Armak Chemicalsから入手できる。
上記組成物内のアミン化合物の量は、約0.1質量%〜90質量%、約0.25質量%〜75質量%、又は約0.5質量%〜50質量%であることができる。使用組成物中のアミン化合物の量は、約10ppm〜10000ppm、約20ppm〜7500ppm、及び約40ppm〜5000ppmであることができる。
ある実施形態では、本発明の組成物は、5分の接触時間内で、細菌の3log10超の減少を提供することができる。ある実施形態では、本発明の組成物は、微生物の5log10の減少を提供することができる。これは、食品調製及び食品加工、並びにトリグリセリド脂肪及び脂質が汚染成分である他の領域で有利でありうる。
ある実施形態では、上記抗微生物薬は、上記組成物の約0.01〜約30質量%、0.05〜約10質量%、又は約0.1〜約5質量%であることができる。使用溶液では、追加の抗微生物薬は、上記組成物の約0.001〜約5質量%、約0.01〜約2質量%、又は約0.05〜約0.5質量%であることができる。
[活性剤]
いくつかの実施形態では、上記組成物の抗微生物活性又は漂白活性は、上記組成物が使用に置かれた場合に、活性酸素と反応して、活性化された成分を形成する材料を添加することにより強化されうる。例えば、いくつかの実施形態では、過酸又は過酸塩が生成する。例えば、いくつかの実施形態では、テトラアセチルエチレンジアミンが、上記組成物内に含まれ、活性酸素と反応し、そして抗微生物薬としてはたらく過酸又は過酸塩を生成することができる。活性酸素活性剤の他の例には、遷移金属及びそれらの化合物、カルボン酸、ニトリル若しくはエステル部分を含む化合物、又は他の当業界に公知の化合物が含まれる。ある実施形態では、上記活性剤は、テトラアセチルエチレンジアミン;遷移金属;カルボン酸、ニトリル、アミン若しくはエステル部分を含む化合物;又はそれらの混合物を含む。
いくつかの実施形態では、活性剤成分は、上記組成物の0.001〜75質量%、上記組成物の約0.01〜約20、又は約0.05〜約10質量%の範囲において包含することができる。
他の実施形態では、アルカリ源用の活性剤が、活性酸素と混合され、抗微生物薬を生成する。
上記固体組成物は、アルカリ源の活性剤の存在下で、安定のまま残るのが典型的である。複数の組成物が、上記アルカリ源と反応し、そして上記アルカリ源を不安定化し、又は上記アルカリ源の形態を変化させることが期待されるであろう。対照的に、本発明のある実施形態では、上記組成物は、固体のままであり;上記組成物は、上記アルカリ源が上記活性剤と反応した場合に、膨潤するか、クラックするか、又は大きくなることはない。
いくつかの実施形態では、上記組成物は、固体ブロックを含み、そして活性酸素用の活性剤材料が、上記固体ブロックにカップリングされる。上記活性剤は、固体清浄組成物をそれ以外にカップリングするための種々の方法により、上記固体ブロックにカップリングされうる。例えば、上記活性剤は、上記固体ブロックに結合され、添加され、接着され、又は付着される固体の状態であることができる。あるいは、上記固体活性剤は、上記ブロックの周りに形成され、そして上記ブロックを覆うことができる。さらなる例の目的で、上記固体活性剤は、上記清浄組成物用の容器又は包装、例えば、プラスチック又は収縮包装又はフィルムにより、上記固体ブロックにカップリングされうる。
[すすぎ補助機能性材料]
本発明の組成物内で用いるための機能性材料は、本発明の複合体を用いて製造された固体内で、他の所望による材料と混合された湿潤剤又はシート化剤(sheeting agent)を含む、配合されたすすぎ補助組成物を含むことができる。本発明のすすぎ補助成分は、すすぎが完了した後の玉になった水により生じたスポット又は筋を予防し且つシート化作用を促進するために、すすぎ水の表面張力を下げることができる水溶性又は分散性低起泡性有機材料を含むことができる。これは、ウェアウォッシング工程において用いられることが多い。上記シート化剤は、特有の曇点を有する有機系界面活性剤用材料であることが典型的である。界面活性剤すすぎ又はシート化剤の曇点は、界面活性剤の1質量%水性溶液が、温めた場合に濁る温度として規定される。
市販のウェアウォッシング装置において、2種類の一般的なすすぎサイクルがあり、消毒すすぎサイクルを考慮に入れる第1の種類は、約180°F、約80℃以上の温度で、すすぎ水を用いる。第2の種類の非消毒装置は、典型的には、約125°F、約50℃以上の温度で、より低い温度の非消毒すすぎを用いる。これらの用途において有用な界面活性剤は、使用可能な熱い水道水よりも高い曇点を有する水性すすぎ物である。従って、本発明の界面活性剤に関して測定される最も低い有用な曇点は、約40℃である。上記曇点はまた、使用位置の温水、並びにすすぎサイクルの温度及び型にもよるが、60℃以上、70℃以上、80℃以上等であることができる。
好適なシート化剤は、概して、エチレンオキシド、プロピレンオキシドから調製されたポリエーテル化合物、あるいはホモポリマー又はブロック若しくはヘテロ(heteric)コポリマー構造体を含む。上記ポリエーテル化合物は、ポリアルキレンオキシドポリマー、ポリオキシアルキレンポリマー又はポリアルキレングリコールポリマーとして公知である。上記シート化剤は、分子に界面活性剤特性を付与するために、比較的疎水性の部位と、比較的親水性の部位とを要求する。上記シート化剤は、約500〜15,000の範囲における分子量を有する。ポリマー分子中に、ポリ(PO)の少なくとも1つのブロックと、ポリ(EO)の少なくとも1つのブロックとを含む一定の型の(PO)(EO)高分子量すすぎ助剤が有用であることが見出された。ポリ(EO)、ポリPO又はランダム重合された部位の追加のブロックが、上記分子内で生成されうる。
特に有用なポリオキシプロピレンポリオキシエチレンブロックコポリマーは、ポリオキシプロピレン単位の中心ブロックと、当該中心ブロックの両側部のポリオキシエチレン単位のブロックとを含むものである。
上記ポリマーは、以下に示される式:
(EO)n−(PO)m−(EO)n
(式中、nは20〜60の整数であり、各端部は、独立して、10〜130の整数である)
を有する。
別の有用なブロックコポリマーは、ポリオキシエチレン単位の中心ブロックと、当該中心ブロックの両側部のポリオキシプロピレン単位のブロックとを含むものである。
上記コポリマーは、次の式:
(PO)n−(EO)m−(PO)n
(式中、mは、15〜175の整数であり、そして各端部は、独立して、約10〜30の整数である)
を有する。
本発明の固体機能性材料は、シート化剤又は湿潤剤の溶解性を保持することを補助するヒドロトロープを用いることができることが多い。ヒドロトロープは、水性溶液を改良するために用いられ、有機材料に関する溶解性を高めることができる。好適なヒドロトロープは、低分子量芳香族スルホネート材料、例えば、キシレンスルホネート及びジアルキルジフェニルオキシドスルホネート材料である。
いくつかの実施形態では、本発明に従う組成物は、すすぎサイクルにおいて別個のすすぎ薬剤を用いることなく、ウェアウォッシングにおける望ましいすすぎ特性を提供する。例えば、良好なすすぎは、すすぎにまさに軟水が用いられる場合に、洗浄サイクルにおいて上記組成物を用いることにより生じる。
[追加の漂白剤]
基材を明るくする又は白くするための、本発明の配合物中で用いるための追加の漂白剤は、概して清浄工程の際に遭遇する条件下で、活性なハロゲン種を遊離させることができる漂白性化合物、例えば、Cl2,Br2,I2,ClO2,BrO2,IO2,−OCl-,−OBr-及び/又は、−OI-を含む。本発明の清浄組成物中で用いるために好適な漂白剤は、例えば、塩素含有化合物、例えば、亜塩素酸塩、次亜塩素酸塩、クロラミンを含む。好適なハロゲン放出化合物には、ジクロロイソシアヌル酸アルカリ金属、塩素化トリリン酸ナトリウム、次亜塩素酸アルカリ金属、亜塩素酸アルカリ金属、モノクロラミン及びジクロラミン等、及びそれらの混合物が含まれる。封入された塩素供給源がまた、上記組成物中に塩素供給源の安定性を強化するために用いられうる(例えば、米国特許第4,618,914号明細書及び同第4,830,773号明細書を参照せよ、当該公表を参照により本明細書に援用する)。漂白剤、例えば、過酸化水素、過ホウ酸塩、例えば、過ホウ酸ナトリウム一及び四水和物、炭酸ナトリウムパーオキシハイドレート、リン酸塩パーオキシハイドレート、及びパーモノ硫酸カリウムがまた、活性剤、例えば、上述のテトラアセチルエチレンジアミン等を伴って、又は伴わずに、追加の過酸素又は活性酸素供給源であることができる。
清浄組成物は、少量であるが、有効な追加の量(約0.1〜10質量%又は約1〜6質量%)の、安定化されたアルカリ源から使用できる上述の漂白剤を含むことができる。本発明の固体組成物は、約0.1〜約60質量%、約1〜約20質量%、約3〜約8質量%、又は約3〜約6質量%の量における漂白剤を含むことができる。
[第2の固化剤/溶解性調整剤]
本発明の組成物は、少量であるが、効果的な量の第2の固化剤、例えば、アミド、例えば、ステアリン酸のモノエタノールアミド又はラウリン酸のジエタノールアミド、又はアルキルアミド等;固体ポリエチレングリコール、又は固体EO/POブロックコポリマー等;酸又はアルカリ処理により水溶化されたでん粉;冷却の際に加熱された組成物に凝固特性を付与する種々の無機物等を含むことができる。上記化合物はまた、上記清浄剤及び/又は他の活性成分が、長期間、上記固体組成物から調剤されることができるように、使用の際、上記組成物の水性媒体への溶解性を変化することができる。上記組成物は、約5〜20質量%又は約10〜15質量%の量における第2の固化剤を含むことができる。
[洗浄剤フィラー]
清浄組成物は、それ自体は清浄剤として実行しないが、清浄剤と協力して上記組成物の総合的な処理可能性を強化する、効果的な量の1種又は2種以上の洗浄剤を含むことができる。本発明の清浄組成物において用いるために好適なフィラーの例には、硫酸ナトリウム、塩化ナトリウム、でん粉、糖、C1〜C10アルキレングリコール、例えば、プロピレングリコール等が含まれる。フィラー、例えば、糖(例えば、サッカロース)が、崩壊剤として作用することにより、固体組成物の溶解を手助けすることができる。洗浄剤フィラーが、最大約50質量%、約1〜約20質量%、約3〜約15質量%、約1〜約30質量%、又は約1.5〜約25質量%の量で含まれうる。
[消泡剤]
泡の安定性を下げるための効果的な量の消泡剤がまた、本発明の清浄組成物に含まれうる。上記清浄組成物は、約0.0001〜5質量%、例えば、約0.01〜3質量%の消泡剤を含むことができる。上記消泡剤は、約0.0001質量%〜約10質量%、約0.001質量%〜約5質量%、又は約0.01質量%〜約1.0質量%の量において提供されうる。
本発明の組成物において用いるために好適な消泡剤の例には、シリコーン化合物、例えば、ポリジメチルシロキサン中に分散されたシリカ、EO/POブロックコポリマー、アルコールアルコキシレート、脂肪アミド、炭化水素ワックス、脂肪酸、脂肪エステル、脂肪アルコール、脂肪酸石けん、エトキシレート、鉱物油、ポリエチレングリコールエステル、アルキルホスフェートエステル、例えば、モノステアリルホスフェート等が含まれる。消泡剤の考察は、例えば、米国特許第3,048,548号明細書(Martinら)、同第3,334,147号明細書(Brunelleら)、及び同第3,442,242号明細書(Rueら)に見出すことができる(当該公表を、参照により本明細書に援用する)。
[再付着防止剤]
清浄組成物はまた、清浄溶液中の汚染物の持続された懸濁液を促進することができ且つ清浄すべき基材上に汚染物が再堆積することを予防することができる再付着防止剤を含むことができる。好適な再付着防止剤の例には、脂肪酸アミド、フルオロカーボン界面活性剤、複合ホスフェートエステル、スチレン無水マレイン酸コポリマー、及びセルロースの誘導体、例えば、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等が含まれる。清浄組成物は、約0.5〜約10質量%、例えば、約1〜約5質量%の再付着防止剤を含むことができる。
[蛍光増白剤]
蛍光増白剤(optical brightener)はまた、布帛材料内のイエローキャストに関する光学的な補正を提供する蛍光増白剤(fluorescent whitening agent)又は蛍光漂白剤(fluorescent brightening agent)と称される。蛍光増白剤を用いて、黄変が、黄色を有する範囲に相応する領域内に存在する蛍光増白剤から発せられた光に置き換えられる。蛍光増白剤により供給されたバイオレットからブルーの光が、当該位置から反射された他の光と混合され、実質的に完全な又は強化された、明るい白の外観が提供される。この追加の光は、蛍光を介して増白剤により生成される。蛍光増白剤は、275〜400nmの紫外線範囲における光を吸収し、そして400〜500nmの紫外線ブルー範囲における光を発する。
蛍光増白剤系に属する蛍光化合物は、縮合環系を含むことが多い、芳香族又は芳香族複素環式材料であるのが典型的である。これらの化合物の重要な特徴は、芳香環に関連した、共役二重結合の連続した(uninterrupted)鎖の存在である。上記共役二重結合の数は、分子の蛍光部分の置換基並びに平面性に依存する。大部分の増白剤化合物は、スチルベン又は4,4’−ジアミノスチルベン、ビフェニルの誘導体、5員複素環(トリアゾール、オキサゾール、イミダゾール等)又は6員複素環(クマリン、ナフタルアミド(naphthalamide)、トリアジン等)である。清浄組成物内で用いるための蛍光増白剤の選択は、複数の要因、例えば、洗浄剤の種類、清浄組成物中に存在する他の成分の性質、洗浄水の温度、攪拌の程度、及び材料の桶サイズに対する比によって決まるであろう。増白剤の選択はまた、清浄すべき材料の種類、例えば、綿、合成品等に依存する。大部分の洗濯物清浄製品は、種々の布帛を清浄するために用いられるので、上記清浄組成物は、種々の布帛のために有効な増白剤の混合物を含むであろう。上記増白剤の個々の成分が、混合性を有することが、当然ながら必要である。
本発明に有用な蛍光増白剤は、市販されており、そして当業者に十分理解されるであろう。本発明に有用であることができる市販の蛍光増白剤は、スチルベン、ピラゾリン、クマリン、カルボン酸、メチンシアニン、ジベンゾチオフェン−5,5−ジオキシド、アゾール、5−及び6−員環の複素環、並びに他の多岐にわたる薬剤の誘導体を含む(それらに限定されるものでは無い)下位群に分類されることができる。これらの種類の増白剤の例は、John Wiley&Sons,New York(1982)により出版された「The Production and Application of Fluorescent Brightening Agents」M.Zahradnik(当該公表を参照して、本明細書に援用する)に開示されている。
本発明に有用でありうるスチルベン誘導体には、下記:ビス(トリアジニル)アミノ−スチルベンの誘導体;スチルベンのビスアシルアミノ誘導体;スチルベンのトリアゾール誘導体;スチルベンのオキサジアゾール誘導体;スチルベンのオキサゾール誘導体;及びスチルベンのスチリル誘導体が含まれるが、それらに限定されるものではない。
洗濯物清浄又は消毒組成物において、好適な蛍光増白剤には、最大1質量%の濃度で用いることができるスチルベン誘導体が含まれる。
[安定剤]
上記固体清浄組成物はまた、安定剤を含むことができる。好適な安定剤の例には、下記:ボラート、カルシウム/マグネシウムイオン、プロピレングリコール、及びそれらの混合物が含まれるが、これらに限定されるものではない。上記組成物は、安定剤を含む必要はないが、上記組成物が安定剤を含む場合には、安定剤は、上記組成物に所望の水準の安定性を付与する量で含まれうる。上記安定剤の好適な範囲には、最大約20質量%、約0.5〜約15質量%、又は約2〜約10質量%が含まれる。
[分散剤]
上記固体清浄組成物はまた、分散剤を含むことができる。上記固体清浄組成物において用いることができる好適な分散剤の例には、下記:マレイン酸/オレフィンコポリマー、ポリアクリル酸、及びそれらの混合物が含まれるが、これらに限定されるものではない。上記組成物は分散剤を含む必要はないが、分散剤が含まれる場合には、分散剤は、所望の分散剤特性を付与する量において含まれうる。上記組成物中の分散剤の好適な範囲は、最大約20質量%、約0.5〜約15質量%、又は約2〜約9質量%であることができる。
[増粘剤]
上記固体清浄組成物は、レオロジー調整剤又は増粘剤を含むことができる。上記レオロジー調整剤は、次の機能:上記組成物の粘度の上昇;スプレーノズルにより調剤した際に、液状の使用溶液の粒径の増大;表面への垂直付着性(cling)を有する使用溶液の提供;使用溶液内の粒子浮遊性の提供;又は上記使用溶液の蒸発速度の減少を提供することができる。
上記レオロジー調整剤は、偽塑性、還元すると、配置を換えない場合(せん断モードにおいて)、高粘度を保持する使用組成物を提供することができる。しかし、せん断が加わると、材料の粘度が大きく、しかし可逆的に減少する。せん断作用が取り除かれると、粘度が元に戻る。これらの特性により、スプレーヘッドを介した材料の適用が可能になる。ノズルを介してスプレーされた場合、材料は、圧力の作用の下、供給チューブから、スプレーヘッドに引き上げられ、そしてポンプアクションの噴霧器内のポンプの作用によりせん断されるので、材料がせん断を受ける。いずれにせよ、粘度は、多くの量の材料が、材料を汚染された表面に適用するために用いられるスプレー装置を用いて適用されうるような点まで落ちることができる。しかし、一度、材料が汚染された表面上で静止すると、当該材料は、高粘度を回復し、材料が汚染物の上の所定の位置に残ることができる。好ましくは、材料が、十分な濃度で清浄成分を供給する、材料の実施的なコーティングを生じる表面に適用され、固化された又は焼き付いた汚染を浮かせ且つ剥離させることができる。垂直又は傾斜した表面の汚染と接しながら、上記増粘剤は、重力の作用の下、クリーナーの他の成分と共に、上記材料のしたたり、タレ、落ち込み、又は他の運動を最小化する。上記材料は、上記材料の粘度が、上記材料の実質的な量の膜が、少なくとも1分、5分以上、上記汚染物との接触を維持するために適切であるように配合されるべきである。
好適な増粘剤又はレオロジー調整剤の例は、下記:ポリマー若しくは天然ポリマー、又は植物若しくは動物源に由来するガムを含む高分子量増粘剤であるが、それらに限定されるものではない。上記材料は、多糖類、例えば、高い増粘容量を有する大きな多糖類分子であることができる。増粘剤又はレオロジー調整剤はまた、粘土を含む。
可溶性の高い高分子量増粘剤を用いて、上記使用組成物に高い粘度又は高い導電性を付与することができる。本発明の水性組成物のための高分子量増粘剤の例には、下記:カルボキシル化ビニルポリマー、例えば、ポリアクリル酸及びそのナトリウム塩、エトキシ化セルロース、ポリアクリルアミド増粘剤、架橋されたキサンタン組成物、アルギン酸ナトリウム及びアルギン生成物、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、及び高い割合の水溶性を有する他の類似の水性増粘剤が含まれるが、これらに限定されるものではない。好適な市販の増粘剤の例には、下記:Rohm&Haas Company,Philadelphia,PAから購入できるAcusol;及びB.F.Goodrich,Charlotte,NCから購入できるCarbopolが含まれるが、これらに限定されるものではない。
好適な高分子量増粘剤の例には、多糖類が含まれるが、それらに限定されるものではない。好適な市販の多糖類の例には、Kelco Division of Merck,San Diego,CAから入手できるDiutanが含まれるが、これに限定されるものではない。上記固体清浄組成物において用いるための増粘剤は、ポリビニルアルコール増粘剤、例えば、完全に加水分解されたもの(98.5mol超のアセテートを、−OH官能基で置換)を含む。
好適な多糖類の例には、キサンタンが含まれるが、これに限定されない。上記キサンタンポリマーは、それらの高い水溶性、及び顕著な増粘力のために好ましい。キサンタンは、キサントモナス・カンペストラス(Xanthomonas campestras)の細胞外多糖類である。キサンタンは、コーンシュガー又は他のコーン甘味料副生成物に基づいた発酵により製造されうる。キサンタンは、セルロース中に見出されるものと同様である、ポリβ−(1−4)−D−グルコピラノシル主鎖を含む。キサンタンガム及びその誘導体の水性分散系は、新規且つ注目に値するレオロジー特性を示す。低濃度のガムが、それが経済的に用いられることを可能とする比較的高い粘度を有する。キサンタンガム溶液は、高い偽可塑性、すなわち、広範囲の濃度にわたり、即座に可逆性となることが一般的に理解されている迅速なせん断減粘を示す。非せん断化材料は、広範囲にわたり、pHに依存せず且つ温度に依存しないように見える粘度を有する。好ましいキサンタン材料には、架橋されたキサンタン材料が含まれる。
キサンタンポリマーを、大きな多糖類分子のヒドロキシル官能基と反応性を有する、種々の公知の共有結合性反応性架橋剤と架橋させることができ、そしてまた、2価、3価、又は多価金属イオンを用いて架橋させることができる。架橋されたキサンタンゲルは、米国特許第4,782,901号明細書(参照により、本明細書に援用する)に開示されている。キサンタン材料向けの好適な架橋剤には、下記:金属カチオン、例えば、Al+3,Fe+3,Sb+3,Zr+4及び他の遷移金属が含まれるが、これらに限定されるものではない。好適な市販のキサンタンの例には、下記:KELTROL(商標),KELZAN(商標)AR,KELZAN(商標)D35,KELZAN(商標)S,KELZAN(商標)XZ(Kelco Division of Merck,San Diego,CAから購入可能である)が含まれるが、これらに限定されるものではない。公知の有機系架橋剤がまた、用いられうる。好ましい架橋されたキサンタンは、スプレーされる場合に、大粒径のミスト又はエアロゾルを生成することができる偽塑性使用溶液を提供する、KELZAN(商標)ARである。
[染料/着臭剤]
種々の染料、香料を含む着臭剤、及び他の美的強化剤がまた、上記組成物に含まれうる。染料、例えば、Direct Blue 86(Miles),Fastusol Blue(Mobay Chemical Corp.),Acid Orange 7(American Cyanamid),Basic Violet 10(Sandoz),Acid Yellow 23(GAF),Acid Yellow 17(Sigma Chemical),Sap Green(Keyston Analine and Chemical),Metanil Yellow(Keystone Analine and Chemical),Acid Blue 9(Hilton Davis),Sandolan Blue/Acid Blue 182(Sandoz),Hisol Fast Red(Capitol Color and Chemical),Fluorescein (Capitol Color and Chemical),Acid Green 25(Ciba−Geigy)等がまた、上記組成物の外観を変えるために含まれうる。
上記組成物に含まれうる芳香剤又は香料には、例えば、テルペノイド、例えば、シトロネロール、アルデヒド、例えば、アミルシンナムアルデヒド、ジャスミン、例えば、C1S−ジャスミン又はジャスマル(jasmal)、バニリン等が含まれる。
[界面活性剤]
本発明の清浄組成物は、界面活性剤又は界面活性剤混和材料を含むことができる。上記組成物中で用いるために好適な界面活性剤は、水溶性又は水分散性の非イオン性界面活性剤、半極性の非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、又は双極性界面活性剤;又はそれらの任意の組み合わせから選択されうる。本発明の方法及び生成物において用いるために選択される特定の界面活性剤又は界面活性剤混合物は、製造の方法、物理的な製品の形態、使用pH、使用温度、泡制御、及び汚染種を含む最終的な実用性の条件によって決まることができる。
本発明の清浄組成物中に導入される界面活性剤は、上記組成物内の酵素に関する基質ではなく、そして存在する酵素のインヒビター又は不活性化因子ではなく、酵素適合性であることができる。例えば、本発明の固体組成物において、プロテアーゼ及びアミラーゼが用いられる場合には、上記界面活性剤は、ペプチド及びグリコシド結合を含まないことが好ましい。さらに、一定のカチオン性界面活性剤は、酵素の作用を低下させることが知られている。
概して、本発明の清浄組成物に有用な界面活性剤又は界面活性剤混合物の濃度は、上記組成物の約0.5質量%〜約40質量%、好ましくは約2質量%〜約10質量%、好ましくは約5質量%〜約8質量%の範囲にある。これらのパーセンテージは、実際の界面活性剤に加えて、溶媒、染料、着臭剤等を含むことができる、市販の界面活性剤組成物のパーセンテージを指す場合がある。この場合には、実際の界面活性剤化学物質のパーセンテージは、列挙されるパーセンテージ未満であることができる。これらのパーセンテージは、実際の界面活性剤化学物質のパーセンテーを指す場合がある。
[アニオン性界面活性剤]
また、本発明において有用なのは、アニオン性と分類される表面活性物質である。というのは、疎水性物質上の電荷は、マイナスであるからである;又は上記分子の疎水性部分は、pHが中性以上に高められない限り電荷を保持しないからである(例えば、カルボン酸)。カルボキシレート、スルホネート、スルフェート及びホスフェートが、アニオン性界面活性剤中に見出される極性(親水性)可溶化基である。これらの局性基と結合するカチオン(対イオン)、ナトリウム、リチウム及びカリウムが水溶性を付与し;アンモニウム及び置換されたアンモニウムイオンが、水溶性及び油溶性の両方を提供し;そしてカルシウム、バリウム、及びマグネシウムが油溶性を促進する。
アニオン性界面活性剤は、優れた洗浄性の界面活性剤であり、従って、強力な清浄組成物に添加されるのが有利である。しかし、概して、アニオン性界面活性剤は、清浄システム、例えば、厳しい泡の制御が要求されるCIP回路に単体で又は高濃度水準で使用されることが制限される、高いフォームプロファイルを有する。さらに、アニオン性表面活性化合物は、上記組成物中で清浄性以外の特別の化学的性質又は物理的性質を付与することができる。アニオン性界面活性剤を、ゲル化剤として、又はゲル化若しくは増粘系の一部として用いることができる。アニオン性界面活性剤は、優れた可溶化剤であり、そしてヒドロトロープ作用及び曇点制御のために用いられうる。
大量の市販のアニオン性界面活性剤を、「Surfactant Encyclopedia」,Cosmetics&Toiletries.Vol.104(2)71−86(1989)に記載されている、5つの主要な化学的分類及び追加の下位群に細分化することができる。第1の分類には、アシルアミノ酸(及び塩)、例えば、アシルグルタメート(acylgluamate)、アシルペプチド、サルコシネート(例えば、N−アシルサルコシネート)、タウレート(例えば、N−アシルタウレート及びメチルタウリド(tauride)の脂肪酸アミド)等が含まれる。第2の分類には、カルボン酸(及び塩)、例えば、アルカン酸(及びアルカノエート)、カルボン酸のエステル(例えば、コハク酸塩アルキル)、エーテルカルボン酸等が含まれる。第3の分類には、リン酸エステル及びそれらの塩が含まれる。第4の分類には、スルホン酸(及び塩)、例えば、イセチオネート(例えば、アシルイセチオネート)、アルキルアリールスルホネート、アルキルスルホネート、スルホスクシネート(例えば、スルホスクシネートのモノエステル及びジエステル)等が含まれる。第5の分類には、硫酸エステル(及び塩)、例えば、アルキルエーテルスルフェート、アルキルスルフェート等が含まれる。本発明の固体組成物において、これらの分類のアニオン性界面活性剤を用いることができるが、一定のこれらのアニオン性界面活性剤は、上記酵素と適合しない場合があることに留意すべきである。例えば、アシル−アミノ酸及び塩は、それらのペプチド構造のために、たんぱく質分解酵素と適合しない場合がある。
アニオン性のスルフェート界面活性剤が、本発明の固体組成物において用いるために好適であり、そして直鎖及び分岐鎖の第1級及び第2級のアルキルスルフェート、アルキルエトキシスルフェート、脂肪オレイルグリセロールスルフェート、アルキルフェノールエチレンオキシドエーテルスルフェート、C5〜C17アシル−N−(C1〜C4アルキル)及び−N−(C1〜C2ヒドロキシアルキル)グルカミンスルフェート、及びアルキル多糖類のスルフェート、例えば、アルキルポリグルコシドのスルフェート(非イオン性非硫酸型化合物が、本明細書に記載されている)を含む。
好適な合成の水溶性アニオン性洗浄剤化合物の例には、アンモニウム及び置換されたアンモニウム(例えば、モノ−、ジ−及びトリエタノールアミン)及びアルキル単核性芳香族スルホネートのアルカリ金属(例えば、ナトリウム、リチウム及びカリウム)塩、例えば、直鎖又は分岐鎖内のアルキル基内に約5〜約18個の炭素原子を含むアルキルベンゼンスルホネート、例えば、アルキルベンゼンスルホネート又はアルキルトルエン、キシレン、クメン及びフェノールスルホネートの塩;アルキルナフタレンスルホネート、ジアミルナフタレンスルホネート、及びジノニルナフタレンスルホネート及びアルコキシル化誘導体が含まれる。
本発明の固体組成物に用いるために好適なアニオン性カルボキシレート界面活性剤には、アルキルエトキシカルボキシレート、アルキルポリエトキシポリカルボキシレート界面活性剤及び石けん(例えば、アルキルカルボキシル)が含まれる。本発明の固体組成物において有用な第2の石けん界面活性剤(例えば、アルキルカルボキシル界面活性剤)には、第2級炭素に連結されたカルボキシル単位を含むものが含まれる。上記第2級炭素は、環構造、例えば、p−オクチル安息香酸、又はアルキル−置換されたシクロヘキシルカルボキシレート内にあることができる。上記第2の石けん界面活性剤は、概して、エーテル結合を含まず、エステル結合を含まず、そしてヒドロキシル基を含まない。さらに、それらは、頭部基(両親媒性部分)内に窒素原子を欠くのが典型的である。好適な第2の石けん界面活性剤は、概して、11〜13個の総炭素原子を含むが、それ超の炭素原子(例えば、最大16個)が存在することができる。
本発明の固体組成物において用いるために好適な他のアニオン性洗浄剤には、オレフィンスルホネート、例えば、長分子鎖アルケンスルホネート、長分子鎖ヒドロキシアルカンスルホネート、又はアルケンスルホネート及びヒドロキシアルカン−スルホネートの混合物が含まれる。アルキルスルフェート、アルキルポリ(エチレンオキシ)エーテルスルフェート及び芳香族ポリ(エチレンオキシ)スルフェート、例えば、エチレンオキシド及びノニルフェノールの縮合生成物又はスルフェート(通常、1分子当たり1〜6個のオキシエチレン基を有する)がまた含まれる。樹脂酸及び水素化樹脂酸、例えば、ロジン、水素化ロジン、並びに獣脂油内に存在するか又はそれに由来する樹脂酸及び水素化樹脂酸が好適である。
特定の塩が、特定の配合物及びその中の必要性に基づいて好適に選択されるであろう。
好適なアニオン性界面活性剤のさらなる例は、「Surface Active Agents and Detergents」(Vol.I and II by Schwartz,Perry and Berch)に記載されている。種々の上記界面活性剤がまた、1975年12月30日に発行された米国特許第3,929,678号明細書(Laughlinら)のカラム23、58行目から、カラム29の23行目に概して記載されている。
いくつかの実施形態では、本発明の固体組成物が、アルキル又はアルキルアリールスルホネート又は置換されたスルフェート及び硫酸化生成物を含む。ある実施形態では、本発明の固体組成物が、直鎖のアルカンスルホネート、直鎖のアルキルベンゼンスルホネート、α−オレフィンスルホネート、アルキルスルフェート、第2級アルカンスルフェート若しくはスルホネート、又はスルホスクシネートを含む。
ある実施形態では、上記組成物は、約0.003〜約35質量%のアニオン性界面活性剤、例えば、約5〜約30質量%のアニオン性界面活性剤を含むことができる。上記アニオン性界面活性剤は、直鎖のアルキルベンゼンスルホネート;α−オレフィンスルホネート;アルキルスルフェート;第2級アルカンスルホネート;スルホスクシネート;又はそれらの混合物を含むことができる。上記アニオン性界面活性剤は、アルカノールアンモニウムアルキルベンゼンスルホネートを含むことができる。上記アニオン性界面活性剤は、モノエタノールアンモニウムアルキルベンゼンスルホネートを含むことができる。
[非イオン性界面活性剤]
本発明において有用な非イオン性界面活性剤は、有機系疎水性基及び有機系親水性基の存在により特徴付けられるのが一般的であり、そして有機脂肪族、アルキル芳香族又はポリオキシアルキレン疎水性化合物を、親水性アルカリ性オキシド部分(一般的には、エチレンオキシド又はその多水和生成物、ポリエチレングリコールである)と縮合することにより製造されるのが典型的である。実際には、反応性水素原子を有するヒドロキシル、カルボキシル、アミノ又はアミド基を有する疎水性化合物を、エチレンオキシド、若しくはその多水和付加体、又はそのアルコキシレン(alkoxylene)を有する混合物、例えば、プロピレンオキシドと縮合し、非イオン性界面活性剤を形成することができる。特定の疎水性化合物と縮合された親水性ポリオキシアルキレン部分の長さを簡易に調整して、所望の程度の親水特性及び疎水特性のバランスを有する水分散性又は水溶性化合物を生じさせることができる。
ある実施形態では、本発明の清浄組成物は、固化剤;胞子、細菌又は真菌;及びホウ酸塩、例えば、ホウ酸アルカノールアミンを含む。ある実施形態では、上記組成物はまた、約0.003〜約35質量%の非イオン性界面活性剤、例えば、約5〜約20質量%の非イオン性界面活性剤を含むことができる。上記非イオン性界面活性剤は、少なくとも(EO)y(PO)zを含む非イオン性ブロックコポリマー(式中、y及びzは、独立して、2〜100である);2〜15モルのエチレンオキシドを有するC6〜24アルキルフェノールアルコキシレート;2〜15モルのエチレンオキシドを有するC6〜24アルコールアルコキシレート;2〜20モルのエチレンオキシドを有するアルコキシル化アミン;又はそれらの混合物を含むことができる。
[EO/PO非イオン性界面活性剤]
シリコーン界面活性剤と共に用いられる有用な非イオン性界面活性剤の例は、グラフト部分ホモポリマー、又はブロック若しくはヘテロコポリマー(heteric copolymer)内で、エチレンオキシド、プロピレンオキシドから調製されたポリエーテル化合物である。上記ポリエーテル化合物は、ポリアルキレンオキシドポリマー、ポリオキシアルキレンポリマー又はポリアルキレングリコールポリマーとして公知である。上記非イオン性界面活性剤は、約500〜約15,000の範囲における分子量を有する。一定の種類のポリオキシプロピレン−ポリオキシエチレングリコールポリマー非イオン性界面活性剤が、特に有用であることが見出された。少なくとも1つのポリオキシプロピレンのブロックを含み、そしてポリオキシプロピレンブロックに結合された少なくとも1つの他のポリオキシエチレンのブロックを有する界面活性剤が用いられうる。ポリオキシエチレン又はポリオキシプロピレンの追加のブロックが、分子中に存在していてもよい。約500〜約15,000の範囲にわたる平均分子量を有するこれらの材料は、BASF Corporationから製造されるPLURONIC(商標)として一般的に入手することができ、そしてそれらの化学物質供給者の種々の他の商標の下で入手できる。さらにPLURONIC(商標)R(逆のPLURONIC構造体)がまた、本発明の組成物に有用である。
さらに、アルコール及びアルキルフェノール、脂肪酸又は他の上記基を有するアルキレンオキシド基が有用であることができる。有用な界面活性剤は、キャップ化ポリアルコキシル化C6〜24直鎖アルコールを含むことができる。上記界面活性剤は、ポリオキシエチレン又はポリオキシプロピレン単位でキャップ化されることができ、そしてエーテル末端基を形成する一般的な薬剤でキャップ化されることができる。この界面活性剤の有用な種は、(PO)x化合物又はベンジルエーテル化合物ポリエトキシ化C12〜14直鎖アルコールである;米国特許第3,444,247号明細書を参照せよ。特に有用なポリオキシプロピレンポリオキシエチレンブロックポリマーは、ポリオキシプロピレン単位の中心ブロックと、当該中心ブロックの両側部へのポリオキシエチレン単位とを含むものである。
これらのコポリマーは、下記:
(EO)n−(PO)m−(EO)n
(式中、mは、21〜54の整数であり;nは、7〜128の整数である)
により示される式を有する。
追加の有用なブロックコポリマーは、ポリオキシエチレン単位の中心ブロックを有し、そして当該中心ブロックの両側部にポリオキシプロピレン単位のブロックを有するブロックポリマーである。
上記コポリマーは、下記:
(PO)n−(EO)m−(PO)n
(式中、mは、14〜164の整数であり、そしてnは9〜22の整数である)
に示される式を有する。
本発明の組成物において用いるために好適な非イオン性界面活性剤の一つには、次の式:
Figure 2011500913
(式中、R’は、C2〜24脂肪族基を含み、そしてAOは、エチレンオキシド基、プロピレンオキシド基、ヘテロ(heteric)混合化EOPO基又はブロックEO−PO,PO−EO,EOPOEO若しくはPOEOPO基を表し、及びZは、H若しくは(AO)、ベンジル又は他のキャップを表す)
のアルキルフェノールアルコキシレートが含まれる。
好適な非イオン性界面活性剤には、次の式:
Figure 2011500913
(式中、R1は、C6〜18脂肪族基、好ましくはC6〜12脂肪族基を含み、そしてnは、約2〜約24の整数である)
のアルキルフェノールエトキシレートが含まれる。
上記界面活性剤の第1の例は、エトキシレート基内に、2.5〜14.5モルのEOを有するノニルフェノールエトキシレートである。上記エトキシレート基は、(PO)x基(xは、2.5〜12.5である)又はベンジル部分でキャップ化されうる。
[アルコキシル化アミン]
本発明の固体組成物は、種々のアルコキシル化アミンを含むことができる。
ある実施形態では、上記アルコキシル化アミンは、次の一般式I:
N(R1)(R2)(R3)(R4
(R1、R2又はR3の少なくとも1つは、アルコキシレート又はエーテル部分を含む)
を有する。
4は、水素、直鎖若しくは分岐鎖のアルキル、又は直鎖若しくは分岐鎖のアルキルアリールであることができる。上記アルコキシル化アミンは、第1級、第2級又は第3級アミンであることができる。ある実施形態では、上記アルコキシル化アミンは、第3級アミンである。ある実施形態では、R2及びR3のそれぞれは、アルコキシレート部分、例えば、1又は2以上のエトキシレート部分、1又は2以上のプロポキシレート部分、あるいはそれらの組み合わせを含み、そしてR4は水素である。例えば、R1、R2又はR3の1つは、エーテル部分を含むことができ、そして他の2つは、1又は2以上のエトキシレート部分、1又は2以上のプロポキシレート部分、あるいはそれらの組み合わせを含むことができる。
さらなる例の目的で、アルコキシル化アミンは、それぞれ、次の一般式IIa,IIb又はIIc:
Figure 2011500913
(式中、R5は、アルキル、アルケニル若しくは他の脂肪族基、又は8〜20個若しくは12〜14個の炭素原子のアルキル−アリール基であることができ、EOは、オキシエチレンであり、POは、オキシプロピレンであり、sは、1〜20,2〜12又は2〜5であり、tは、1〜20,1〜10,2〜12又は2〜5であり、そしてuは、1〜20,1〜10,2〜12又は2〜5である)
により表されうる。
これらの化合物の領域に対する他の変形は、次の式IId:
5−(PO)V−N[(EO)WH][(EO)ZH]
により表されることができ、そこでは、R5は、上記規定の通りであり、vは、1〜20(例えば、1、2、3若しくは4、又はある実施形態では、2)であり、そしてw及びzは、独立して、1〜20,1〜10,2〜12又は2〜5である。
いくつかの実施形態では、上記アルコキシル化アミンは、エーテルアミンアルコキシレートである。
エーテルアミンアルコキシレートは、次の式III:
Figure 2011500913
を有することができる。
式IIIでは、R1は、直鎖又は分岐鎖のアルキル又はアルキルアリールであることができ;R2は、独立して、各存在において、水素又は1〜6個の炭素のアルキルであることができ;R3は、独立して、各存在において、水素又は1〜6個の炭素のアルキルであることができ;mは、平均して、約1〜約20となることができ;x及びyは、それぞれ、独立して、平均して、1〜約20となることができ;そしてx+yは、平均して、約2〜約40となることができる。
式IIIにおけるいくつかの実施形態では、R1は、8〜24個の炭素原子のアルキル、アルキルアリール(約7〜約30個の炭素原子を含む)、又はアルキルアリール(例えば、アルキル基で二置換されたアルキルアリール)であることができ;R2は、1又は2個の炭素原子を含むことができるか、あるいは水素であることができ;R3は、水素、1又は2個の炭素を含むアルキルであることができ;そしてx+yは、約1〜約3の範囲にわたることができる。
上記エーテルアミンアルコキシレートは、米国特許第6,060,625号明細書及び同第6,063,145号明細書に記載されている。
式IIIにおけるいくつかの実施形態では、R1は、6〜24個の炭素原子のアルキル、アルキルアリール(約7〜約30個の炭素原子を含む)、又はアルキルアリール(例えば、アルキル基で二置換されたアルキルアリール)であることができ;R2は、1又は2個の炭素原子を含むことができるか、あるいは水素であることができ;R3は、水素、1又は2個の炭素を含むアルキルであることができ;そしてx+yは、約1〜約20の範囲にわたることができる。
式IIIにおけるいくつかの実施形態では、mは、0〜約20であることができ、そしてx及びyは、それぞれ独立して、平均して、0〜約20となることができる。ある実施形態では、上記アルコキシ部分を、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、又はブチレンオキシド単位でキャップ化するか、又は停止することができる。
式IIIにおけるいくつかの実施形態では、R1は、C6〜C20アルキル又はC9〜C13アルキル、例えば、直鎖のアルキルであることができ;R2は、CH3であることができ;mは、約1〜約10であることができ;R3は、水素であることができ;そしてx+yは、約5〜約12の範囲にわたることができる。
式IIIにおけるいくつかの実施形態では、R1は、C6〜C14アルキル又はC7〜C14アルキル、例えば、直鎖のアルキルであることができ;R2は、CH3であることができ;mは、約1〜約10であることができ;R3は、水素であることができ;そしてx+yは、約2〜約12の範囲にわたることができる。ある実施形態では、上記エーテルアミンアルコキシレートは、低起泡組成物を提供することができる、プロピレンオキシド又はブチレンオキシド単位で停止されたアルコキシレート部分を含むことができる。
式IIIにおけるいくつかの実施形態では、R1は、C6〜C14アルキル、例えば、直鎖のアルキルであることができ;R2は、CH3であることができ;mは、約1〜約10であることができ;R3は、水素であることができ;そしてx+yは、約2〜約20の範囲にわたることができる。
いくつかの実施形態では、上記アルコキシル化アミンは、C12〜C14プロポキシアミンエトキシレートであることができ、そこでは、式IIIにおいて、R1は、C12〜C14アルキル、例えば、直鎖のアルキルであることができ;R2は、CH3であることができ;mは、約10であることができ;R3は、水素であることができ;xは、約2.5であることができ、そしてyは、約2.5であることができる。
いくつかの実施形態では、上記アルコキシル化アミンは、C12〜C14プロポキシアミンエトキシレートであることができ、そこでは、式IIIにおいて、R1は、C12〜C14アルキル、例えば、直鎖のアルキルであることができ;R2は、CH3であることができ;mは、約5であることができ;R3は、水素であることができ;xは、約2.5であることができ、そしてyは、約2.5であることができる。
いくつかの実施形態では、上記アルコキシル化アミンは、C12〜C14プロポキシアミンエトキシレートであることができ、そこでは、式IIIにおいて、R1は、C12〜C14アルキル、例えば、直鎖のアルキルであることができ;R2は、CH3であることができ;mは、約2であることができ;R3は、水素であることができ;xは、約2.5であることができ、そしてyは、約2.5であることができる。
式IIIにおけるいくつかの実施形態では、R1は、分岐鎖のC10アルキルであることができ;R2は、CH2であることができ;mは、1であることができ;R3は、水素であることができ;そしてx+yは、約5であることができる。上記アルコキシル化アミンは、ポリ(5)オキシエチレンイソデシルオキシプロピルアミンとして知られている第3級エトキシ化アミンであることができる。
いくつかの実施形態では、上記アルコキシル化アミンは、次の式:
R−(PO)−N−(EO)x
(式中、x=1〜7モルのエチレンオキシドである)
により記載されうる第2級エトキシ化アミンであることができる。
いくつかの実施形態では、上記アルコキシル化アミンは、次の式:
R−O−CH2CH2CH2N(H)(CH2CH2CH2NH2
により記載されうるジアミンであることができ、Rは、例えば、分岐鎖のC10アルキルである。
いくつかの実施形態では、式IIIのエーテルアミンアルコキシレートは、次の式IV:
Figure 2011500913
のエーテルアミンエトキシレートプロポキシレートである。
式IVにおいて、R6は、直鎖又は分岐鎖のアルキル又はアルキルアリールであることができ;aは、平均して、約1〜約20となることができ;x及びyは、それぞれ独立して、平均して、0〜約10となることができ;そしてx+yは、平均して、約1〜約20となることができる。上記エーテルアミンアルコキシレートは、エーテルアミンエトキシレートプロポキシレートと称されうる。ある実施形態では、上記アルコキシ部分を、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、又はブチレンオキシド単位でキャップ化するか、又は停止することができる。
いくつかの実施形態では、上記アルコキシル化アミンは、次の式:
R−(PO)2N[EO]2.5−H[EO]2.5−H
により記載されうるC12〜C14プロポキシアミンエトキシレートであることができる。
ある実施形態では、上記アルコキシル化アミンは、次の式:
R−(PO)10N[EO]2.5−H[EO]2.5−H
により記載されうるC12〜C14プロポキシアミンエトキシレートであることができる。
ある実施形態では、上記アルコキシル化アミンは、次の式:
R−(PO)5N[EO]2.5−H[EO]2.5−H
により記載されうるC12〜C14プロポキシアミンエトキシレートであることができる。
ある実施形態では、上記アルコキシル化アミンは、エーテル酸素から分岐鎖のC1021アルキル基を有する、ポリ(5)オキシエチレンイソデシルオキシプロピルアミンとして知られている第3級エトキシ化アミンであることができる。
ある実施形態では、上記アルコキシル化アミンは、次の式:
R−O−CH2CH2CH2N(H)(CH2CH2CH2NH2
により記載されうるジアミンであることができ、Rは、分岐鎖のC10アルキルである。
ある実施形態では、上記アルコキシル化アミンは、エーテル酸素から分岐鎖のC1021アルキル基を有する、イソ−(2−ヒドロキシエチル)イソデシルオキシプロピルアミンとして知られている第3級エトキシ化アミンであることができる。
エーテルアミンアルコキシレートは、例えば、Surfonic(Huntsman Chemical)、又はTomah Ether若しくはEthoxylated Aminesの商品名の下で市販されている。
いくつかの実施形態では、上記アルコキシル化アミンは、アルキルアミンアルコキシレートである。
好適なアルキルアミンアルコキシレートは、次の式V:
Figure 2011500913
を有することができる。
式Vにおいて、R1は、直鎖又は分岐鎖のアルキル又はアルキルアリールであることができ;R3は、独立して、各存在において、水素又は1〜6個の炭素のアルキルであることができ;x及びyは、それぞれ独立して、平均して、0〜約25となることができ;そしてx+yは、平均して、約1〜約50となることができる。式Vにおけるある実施形態では、x及びyは、それぞれ独立して、平均して、0〜約10となることができ;そしてx+yは、平均して、約1〜約20となることができる。ある実施形態では、上記アルコキシ部分を、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、又はブチレンオキシド単位でキャップ化するか、又は停止することができる。
いくつかの実施形態では、式Vのアルキルアミンアルコキシレートは、次の式VI:
Figure 2011500913
のアルキルアミンエトキシレートプロポキシレートである。
式VIにおいて、R6は、直鎖又は分岐鎖のアルキル又はアルキルアリール(例えば、C18アルキル)であることができ;x及びyは、それぞれ独立して、平均して、0〜約25となることができ;そしてx+yは、平均して、約1〜約50となることができる。式VIにおけるある実施形態では、x及びyは、それぞれ独立して、平均して、0〜約10又は20となることができ;そしてx+yは、平均して、約1〜約20又は40となることができる。上記エーテルアミンアルコキシレートは、アミンエトキシレートプロポキシレートと称されうる。
上記アルキルアミンエトキシレートプロポキシレートの一つは、化学名N,N−ビス−2(ω−ヒドロキシポリオキシエチレン/ポリオキシプロピレン)エチルアルキルアミン若しくはN,N−ビス(ポリオキシエチレン/プロピレン)獣脂アルキルアミンにより、CAS No.68213−26−3により、そして/又は化学式C6413018により記載されうる。
アルキルアミンアルコキシレートは、例えば、Armoblen(Akzo Nobel)の商品名の下で市販されている。Armoblen 600は、アルキルアミンエトキシレートプロポキシレートと称されている。
いくつかの実施形態では、上記アルコキシル化アミンは、エーテルアミンである。
好適なエーテルアミンは、次の一般式VII:
N(R1)(R2)(R3
を有することができ、そこでは、R1、R2又はR3の少なくとも1つは、エーテル部分を含む。
ある実施形態では、R1は、エーテル部分を含み、そしてR2及びR3は、水素である。
上記エーテルアミンは、次の式VIII:
4O(R5)NH2
を有することができる。
式VIIIにおいて、R4は、C1〜C13アリールアルキル又はアルキル、直鎖又は分岐鎖であることができ、そしてR5は、C1〜C6アルキル、直鎖又は分岐鎖であることができる。
エーテルアミンは、例えば、Tomah3 Productsから市販されている。
好適なアルコキシル化アミンには、エトキシ化アミン、プロポキシ化アミン、エトキシ化プロポキシ化アミン、アルコキシル化アルキルアミン、エトキシ化アルキルアミン、プロポキシ化アルキルアミン、エトキシ化プロポキシ化アルキルアミン、エトキシ化プロポキシ化第4級アンモニウム化合物、エーテルアミン(第1級、第2級又は第3級)、エーテルアミンアルコキシレート、エーテルアミンエトキシレート、エーテルアミンプロポキシレート、アルコキシル化エーテルアミン、アルキルエーテルアミンアルコキシレート、アルキルプロポキシアミンアルコキシレート、アルキルアルコキシエーテルアミンアルコキシレート等として知られているアミンが含まれうる。
[追加の非イオン性界面活性剤]
本発明における追加の有用な非イオン性界面活性剤には、約8〜約18個の炭素原子を有する、飽和又は不飽和の、直鎖又は分岐鎖のカルボン酸1モルと、エチレンオキシド約6〜約50モルとの縮合生成物が含まれる。当該酸部分は、上記規定の炭素原子範囲内の酸の混合物から成ることができ、又は当該酸部分は、上記範囲内の特定の炭素原子数を有する酸から成ることができる。この化学的性質の市販の化合物の例は、Henkel Corporationにより製造される商標名Nopalcol(商標)、及びLipo Chemicals,Incにより製造されるLipopeg(商標)の下で市販されている。
エトキシ化カルボン酸に加えて、一般にポリエチレングリコールエステルと呼ばれている、グリセリド、グリセリン、及び多水酸基(糖又はソルビタン/ソルビトール)アルコールとの反応により形成された、他のアルカン酸エステルが、本発明において、専門の実施形態、特に、間接食品添加物用途に関する用途を有する。これらのエステル部分は、全て、これらの物質の親水性を制御するために、さらにアシル化又はエチレンオキシド(アルコキシド)付加を受けることができる、それらの分子上の1又は2以上の反応性水素位置を有する。これらの脂肪エステル又はアシル化炭水化物を、アミラーゼ及び/又はリパーゼ酵素を含む本発明の組成物に添加する場合には、適合性の可能性のために、注意しなければならない。
非イオン性の低起泡性界面活性剤の例には、起泡性を低減させるために、疎水性小分子、例えば、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、ベンジルクロリド;及び、短分子鎖脂肪酸、アルコール又は1〜約5個の炭素原子を含むアルキルハライド;並びにそれらの混合物との反応により、一又は複数の末端ヒドロキシ基(複数の官能性部分の)を「キャップ化」又は「エンドブロック化」することにより改良された非イオン性界面活性剤が含まれる。末端ヒドロキシ基を、クロリド基に転換する塩化チオニル等の反応物質がまた含まれる。末端ヒドロキシ基への変性により、全ブロック、ブロック−ヘテロ、ヘテロ−ブロック又は全ヘテロ非イオン性界面活性剤がもたらされうる。
本発明の固体組成物において用いるために好適なポリヒドロキシ脂肪酸アミド界面活性剤は、構造式R2CONR1Zを有するものを含み、そこでは、R1は、H、C1〜C4ヒドロカルビル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、エトキシ、プロポキシ基、又はそれらの混合物であり;R2は、直鎖であることができるC5〜C31ヒドロカルビルであり;そしてZは、鎖に直接連結された、少なくとも3つのヒドロキシルを有する直鎖のヒドロカルビルを有するポリヒドロキシヒドロカルビル、又はそのアルコキシル化誘導体(好ましくは、エトキシ化されている又はプロポキシ化されている)である。Zは、還元性アミノ化反応における還元糖に由来することができる(例えば、グリシチル(glycityl)部分)。
特に、本発明の固体組成物において用いるために好適な非イオン性のアルキル多糖類界面活性剤には、1986年1月21日に発行された、米国特許第4,565,647号明細書(Llenado)に開示されているものが含まれる。これらの界面活性剤は、約6〜約30個の炭素原子を含む疎水性基と、約1.3〜約10個の糖単位を含む、多糖類、例えば、ポリグリコシド、親水性基とを含む。5又は6個の炭素原子を含む還元糖を用いることができ、グルコシル部分の代わりに、例えば、グルコース、ガラクトース及びガラクトシル部分を用いることができる(所望により、上記疎水性基を、2−,3−,4−等の位置のところで結合し、それにより、グルコシド又はガラクトシドとは対照的に、グルコース又はガラクトースを得ることができる。)。糖間(intersaccharide)結合は、例えば、追加の糖単位の1位と、上述の糖単位上の2−,3−,4−及び/又は6−位との間の結合であることができる。
本発明の固体組成物において用いるために好適な脂肪酸アミド界面活性剤は、次の式:
6CON(R72
(式中、R6は、7〜21個の炭素原子を含むアルキル基であり、そして各R7は、独立して、水素、C1〜C4アルキル、C1〜C4ヒドロキシアルキル、又は−(C24O)xH(xは、1〜3の範囲である)である)
を有するものを含む。
Schick,M.J.により編集された論文「Nonionic Surfactants」Vol.1,Surfactant Science Series,Marcel Dekker,Inc.,New York,1983が、本発明の実施に一般的に用いられる多種多様の非イオン性化合物に関する優れた参考文献である。これらの界面活性剤の非イオン性の分類及び種の典型的な列挙は、1975年12月30日に発行された米国特許第3,929,678号明細書(Laughlin及びHeuring)に記載されている。さらなる例は、「Surface Active Agents and Detergents」(Schwartz,Perry and BerchによるVol.I及びII)に記載されている。
[半極性非イオン性界面活性剤]
半極性型の非イオン性界面活性剤が、本発明の組成物において有用な別の種類の非イオン性界面活性剤である。一般的に、半極性非イオン性界面活性剤は、CIPシステムにおけるそれらの用途を制限する場合がある、高い起泡剤(foamer)及び泡安定化剤である。しかし、高い泡清浄方法論に関して設計された、本発明の複合の実施形態において、半極性非イオン性界面活性剤は、即時の実用性を有するであろう。上記半極性非イオン性界面活性剤には、アミンオキシド、ホスフィンオキシド、スルホキシド及びそれらのアルコキシル化誘導体が含まれる。
アミンオキシドは、次の一般式:
Figure 2011500913
(式中、矢印は、半極性結合の一般描写であり;そして、R1、R2及びR3は、脂肪族、芳香族、複素環式、脂環式、又はそれらの組み合わせであることができる)
に対応する第3級アミンオキシドである。
一般的に、関心のあるアミンオキシドの洗浄剤において、R1は、約8〜約24個の炭素原子のアルキル基であり;R2及びR3は、1〜3個の炭素原子のアルキル若しくはヒドロキシアルキル、又はそれらの混合物であり;R2及びR3は、お互いに、例えば、酸素又は窒素原子を介して結合して、環構造を形成することができ;R4は、2〜3個の炭素原子を含むアルカリ性又はヒドロキシアルキレン基であり;そしてnは、0〜約20の範囲にわたる。
有用な水溶性アミンオキシド界面活性剤は、ココナッツ又は獣脂アルキルジ−(低級アルキル)アミンオキシドから選択され、それらの具体例は、ドデシルジメチルアミンオキシド、トリデシルジメチルアミンオキシド、テトラ(etra)デシルジメチルアミンオキシド、ペンタデシルジメチルアミンオキシド、ヘキサデシルジメチルアミンオキシド、ヘプタデシルジメチルアミンオキシド、オクタデシルジメチルアミン(aine)オキシド、ドデシルジプロピルアミンオキシド、テトラデシルジプロピルアミンオキシド、ヘキサデシルジプロピルアミンオキシド、テトラデシルジブチルアミンオキシド、オクタデシルジブチルアミンオキシド、ビス(2−ヒドロキシエチル)ドデシルアミンオキシド、ビス(2−ヒドロキシエチル)−3−ドデコキシ−1−ヒドロキシプロピルアミンオキシド、ジメチル−(2−ヒドロキシドデシル)アミンオキシド、3,6,9−トリオクタデシルジメチルアミンオキシド及び3−ドデコキシ−2−ヒドロキシプロピルジ−(2−ヒドロキシエチル)アミンオキシドである。
有用な半極性非イオン性界面活性剤はまた、次の構造:
Figure 2011500913
(式中、矢印は、半極性結合の一般描写であり;そしてR1は、鎖長において10〜約24個の炭素原子の範囲にわたるアルキル、アルケニル又はヒドロキシアルキル部分であり;そしてR2及びR3は、それぞれ、1〜3個の炭素原子を含むアルキル又はヒドロキシアルキル基から単独で選択されるアルキル部分である)
を有する水溶性ホスフィンオキシドを含む。
有用なホスフィンオキシドの例には、ジメチルデシルホスフィンオキシド、ジメチルテトラデシルホスフィンオキシド、メチルエチルテトラデシルホスホン(phosphone)オキシド、ジメチルヘキサデシルホスフィンオキシド、ジエチル−2−ヒドロキシオクチルデシルホスフィンオキシド、ビス(2−ヒドロキシエチル)ドデシルホスフィンオキシド、及びビス(ヒドロキシメチル)テトラデシルホスフィンオキシドが含まれる。
本明細書において有用な半極性非イオン性界面活性剤にはまた、次の構造:
Figure 2011500913
(式中、矢印は、半極性結合の一般描写であり;そしてR1は、約8〜約28個の炭素原子、0〜約5個のエーテル結合、及び0〜約2個のヒドロキシル置換基のアルキル又はヒドロキシアルキル部分であり;そしてR2は、1〜3個の炭素原子を有するアルキル及びヒドロキシアルキル基から成るアルキル部分である)
を有する水溶性スルホキシド化合物が含まれる。
これらのスルホキシドの有用な例には、ドデシルメチルスルホキシド;3−ヒドロキシトリデシルメチルスルホキシド;3−メトキシトリデシルメチルスルホキシド;及び3−ヒドロキシ−4−ドデコキシブチルメチルスルホキシドが含まれる。
本発明の組成物のために好ましい半極性非イオン性界面活性剤には、ジメチルアミンオキシド、例えば、ラウリルジメチルアミンオキシド、ミリスチルジメチルアミンオキシド、セチルジメチルアミンオキシド、それらの組み合わせ等が含まれる。
[シリコーン界面活性剤]
上記シリコーン界面活性剤は、変性されたジアルキル、例えば、ジメチルポリシロキサンを含むことができる。ポリシロキサン疎水性基を、1又は2以上のペンダント親水性ポリアルキレンオキシド基を用いて変性することができる。上記界面活性剤は、低表面張力、高湿潤性、広展開性、消泡性及び優れた汚染除去性を提供することができる。本発明のシリコーン界面活性剤には、ポリジアルキルシロキサン、例えば、ポリエーテル(概して、ポリアルキレンオキシド)基がヒドロシリル化(hydrosilation)反応によりグラフト化されたポリジメチルシロキサンが含まれる。上記方法により、ポリアルキレンオキシド基が、一連の加水分解に安定なSi−C結合を介して、シロキサン主鎖に沿って結合されているアルキルペンダント(AP型)コポリマーが生ずる。
これらの非イオン性の置換されたポリジアルキルシロキサン生成物は、次の一般式:
Figure 2011500913
(式中、PEは、非イオン性基、例えば、−CH2−(CH2p−O−(EO)m(PO)n−Z、(EOは、エチレンオキシドを表わし、POは、プロピレンオキシドを表わす)を表わし、xは、約0〜約100の範囲にわたる数であり、yは、約1〜100の範囲にわたる数であり、m、n及びpは、約0〜約50の範囲にわたる数、m+n≧1であり、そしてZは、水素又はRを表わし、ここで、各Rは、独立して、低級(C1〜6)直鎖又は分岐鎖アルキルを表わす)
を有する。
上記界面活性剤は、約500〜20,000の分子量(Mn)を有する。
他のシリコーン非イオン性界面活性剤は、次の式:
Figure 2011500913
(式中、xは、約0〜約100の範囲にわたる数を表わし、yは、約1〜約100の範囲にわたる数を表わし、a及びbは、独立して、約0〜約60の範囲にわたる数、a+b≧1を表わし、そして各Rは、独立して、H又は低級の直鎖若しくは分岐鎖の(C1〜6)アルキルを表わす)
を有する。
第2の種類の非イオン性シリコーン界面活性剤は、好ましいほどではないアルコキシ−エンド−ブロック化(AEB型)である。というのは、Si−O−結合が、中性又は若干アルカリ性の条件下で加水分解に対して制限された抵抗性を示すが、酸性環境において直ちに切れるからである。
好適な界面活性剤は、SILWET(商標)商品名、TEGOPREN(商標)商標の下、又はABIL(商標)B商標の下で市販されている。
有用な界面活性剤の1つ、SILWET(商標)L77は、次の式:
(CH33Si−O(CH3)Si(R1)O−Si(CH33
(式中、R1=−CH2CH2CH2−O−[CH2CH2O]ZCH3であり、ここでzは、4〜16、好ましくは4〜12、最も好ましくは7〜9である)
を有する。
他の有用な界面活性剤には、TEGOPREN 5840(商標),ABIL B−8843(商標),ABIL B−8852(商標)及びABIL B−8863(商標)が含まれる。
ある実施形態では、上記組成物はまた、約0.0005〜約35質量%のシリコーン界面活性剤、例えば、約1〜約20質量%のシリコーン界面活性剤を含むことができる。上記シリコーン界面活性剤は、シリコーン主鎖と、約2〜100モルのアルキレンオキシドを有する少なくとも1つのペンダント型アルキレンオキシド基とを含むことができる。上記ペンダント型アルキレンオキシド基は、(EO)n(式中、nは3〜75である)を含むことができる。
[カチオン性界面活性剤]
表面活性物質は、当該分子のヒドロトロープ部分の電荷が正である場合に、カチオン性であると分類される。pHが低いから、中性以下に近くない限り、ヒドロトロープが電荷を保持しないが、次いでカチオン性となる(例えば、アルキルアミン)界面活性剤がまた、この群に含まれる。理論的には、カチオン性界面活性剤は、「オニウム」構造RnX+Y−を含む要素の組み合わせから合成することができ、そして窒素(アンモニウム)以外、例えば、リン(ホスホニウム)及び硫黄(スルホニウム)の化合物を含むことができる。実際には、上記カチオン性界面活性剤の分野は、窒素含有化合物により支配されている。というのは、含窒素カチオン性界面活性剤への合成ルートが簡易且つ直接的であり、そして安上がりになり得る、高収率の生成物が得られるからであろう。
カチオン性界面活性剤は、少なくとも1つの長炭素鎖疎水性基と、少なくとも1つの正に帯電した窒素とを好ましくは含み、さらに好ましくはそれを指す。長炭素鎖基は、単なる置換により窒素原子に直接的に;あるいはさらに好ましくは、架橋官能基又は中断されたアルキルアミン及びアミドアミンにおける基により間接的に結合されうる。上記官能基により、上記分子が、さらに親水性及び/又は水分散性になり、境界面活性剤混合物によりより簡易に水溶化され、そして/あるいは水溶性になることができる。高い水溶性のために、追加の第1級、第2級又は第3級アミノ基を導入することができ、あるいはアミノ窒素を低分子量アルキル基で4級化することができる。さらに、窒素が、種々の程度の不飽和度の若しくは飽和の分岐鎖若しくは直鎖部分の一部、又は不飽和の複素環の一部であることができる。さらに、カチオン性界面活性剤が、1つ超のカチオン性窒素原子を有する錯体結合を含むことができる。
アミンオキシド、両性界面活性剤及び双極性イオン界面活性剤と分類される界面活性剤化合物は、中性付近から酸性pH溶液において、概して、それら自体カチオン性であり、そして界面活性剤の分類が部分的に重なる場合がある。ポリオキシエチル化カチオン性界面活性剤は、概して、アルカリ性溶液内で非イオン性界面活性剤のように挙動し、そして酸性溶液内でカチオン性界面活性剤のように挙動する。
従って、最も簡素なカチオン性アミン、アミン塩及び第4級アンモニウム化合物を、下記:
Figure 2011500913
(式中、Rは、長鎖アルキル鎖を表し、R’,R’’及びR’’’は、長鎖アルキル鎖又は短鎖アルキル又はアリール基、あるいは水素のいずれかであることができ、そしてXはアニオンを表す)
に図解的に描写することができる。
アミン塩及び第4級アンモニウム化合物は、それらの高度の水溶性のため、有用であることができる。
大多数の市販のカチオン性界面活性剤は、当業者に公知の4つの主要な分類及び追加の下位群に細分化されることができ、そして「Surfactant Encyclopedia」,Cosmetics&Toiletries,Vol.104(2)86−96(1989)に記載されている。第1の分類には、アルキルアミン及びそれらの塩が含まれる。第2の分類には、アルキルイミダゾリンが含まれる。第3の分類には、エトキシ化アミンが含まれる。第4の分類には、第4級のもの、例えば、アルキルベンジルジメチルアンモニウム塩、アルキルベンゼン塩、複素環式アンモニウム塩、テトラアルキルアンモニウム塩等が含まれる。カチオン性界面活性剤は、本発明の固体組成物において有益であることができる種々の特性を有することが知られている。これらの望ましい特性には、中性pH以下の組成物における洗浄性、抗微生物剤効力、他の薬剤との連携における増粘又はゲル化が含まれうる。
本発明の組成物に有用なカチオン性界面活性剤は、次の式:
1 m2 xL
を有するものを含み、ここで、各R1は、最大3つのフェニル又はヒドロキシ基で所望により置換されている直鎖又は分岐鎖のアルキル又はアルケニル基を含み、そして最大4つの次の構造:
Figure 2011500913
又はこれらの構造の異性体若しくは混合物で所望により置換されており、そして約8〜22個の炭素原子を含む有機基である。
1基は、最大12個のエトキシ基をさらに含むことができ、mは1〜3の数である。好ましくは、mが2である場合には、分子内の1つ以下のR1基は、16個以上の炭素原子を有し、又はmが3である場合には12個超の炭素原子を有する。各R2は、1〜4個の炭素原子を含むアルキル若しくはヒドロキシアルキル基、又はベンジル基であり、そして分子内の1つ以下のR2はベンジルであり、そしてxは、0〜11、好ましくは0〜6の数である。Y基上に位置する炭素原子の残余は、水素で満たされている。
Yは、下記:
Figure 2011500913
又はそれらの混合物を含む基であることができるが、それらに限定されるものではない。
好ましくは、Lは1又は2であり、そしてY基は、Lが2である場合に、1〜約22個の炭素原子及び2つの遊離の炭素単結合を有するR1及びR2類似体(好ましくは、アルキレン又はアルケニレン)から選択される部分により分離される。Zは、水溶性アニオン、例えば、ハライド、スルフェート、メチルスルフェート、ヒドロキシド、又は硝酸塩アニオンであり、特に好ましいのは、カチオン性成分の電気的中性を与えるための数におけるクロリド、ブロミド、ヨージド、スルフェート又はメチルスルフェートアニオンである。
[両性界面活性剤]
両性(amphoteric)、又は両性(ampholytic)界面活性剤は、塩基性及び酸性の親水性基と、有機系疎水性基との両方を含む。これらのイオン性存在物は、他の種類の界面活性剤に関して本明細書に記載される、任意のアニオン性基又はカチオン性基であることができる。塩基性窒素及び酸性カルボキシレート基は、塩基性及び酸性親水性基として用いられる典型的な官能基である。いくつかの界面活性剤では、スルホネート、スルフェート、ホスホネート又はホスフェートが負電荷を供給する。
両性界面活性剤を、脂肪族第2級及び第3級アミンの誘導体として広く記載することができ、そこでは、脂肪族基は、直鎖又は分岐鎖であることができ、そして脂肪族置換基の1つは、約8〜18個の炭素原子を含み、そして1つは、アニオン性水可溶化基、例えば、カルボキシ、スルホ、スルファト、ホスファト又はホスホノを含む。両性界面活性剤は、当業者に公知の2つの主要な分類に細分化され、そして「Surfactant Encyclopedia」Cosmetics&Toiletries.Vol.104(2)69−71(1989)に記載されている。第1の分類には、アシル/ジアルキルエチレンジアミン誘導体(例えば、2−アルキルヒドロキシエチルイミダゾリン誘導体)及びそれらの塩が含まれる。第2の分類には、N−アルキルアミノ酸及びそれらの塩が含まれる。いくつかの両性界面活性剤は、両方の分類に適合するものとして構想されうる。
両性界面活性剤は、当業者に公知の方法により合成されうる。例えば、2−アルキルヒドロキシエチルイミダゾリンは、長分子鎖カルボン酸(又は誘導体)の、ジアルキルエチレンジアミンとの縮合及び閉環により合成される。市販の両性界面活性剤は、例えば、クロロ酢酸又はエチルアセテートを用いたアルキル化による、次の加水分解及びイミダゾリン環の開環により誘導される。アルキル化の際、1つ又は2つのカルボキシアルキル基が反応して、第3級アミンを形成し、そして異なるアルキル化剤とのエーテル結合により、異なる第3級アミンを生ずる。
本発明において実用性を有する長分子鎖イミダゾール誘導体は、概して、次の一般式:
Figure 2011500913
(式中、Rは、約8〜18個の炭素原子を含む非環式の疎水性基であり、そしてMは、アニオン、概してナトリウムの電荷を中和するためのカチオンである)。
本発明の固体組成物において用いることができる商業的に著名なイミダゾリン由来の両性界面活性剤には、例えば:ココアンホ(cocoampho)プロピオネート、ココアンホカルボキシ−プロピオネート、ココアンホグリシネート、ココアンホカルボキシ−グリシネート、ココアンホプロピル−スルホネート、及びココアンホカルボキシ−プロピオン酸が含まれる。好ましいアンホ(ampho)カルボン酸は、脂肪イミダゾリンから製造され、そこでは、アンホジカルボン酸のカルボン酸官能基は、二酢酸及び/又はジプロピオン酸である。
本明細書に頻繁に記載されるカルボキシメチル化化合物(グリシネート)は、ベタインと称される。ベタインは、本明細書の以下に、双極性イオン界面活性剤と題する区分において論ぜられる特別な両性の種類である。
長分子鎖N−アルキルアミノ酸が、RNH2(R=C8〜C18直鎖又は分岐鎖アルキル)脂肪アミンを、ハロゲン化カルボン酸と反応させることにより簡易に調製される。アミノ酸の第1級アミノ基のアルキル化により、第2級及び第3級アミンがもたらされる。アルキル置換基は、1つ超の反応性窒素中心を提供する追加のアミノ基を有していてもよい。大部分の市販のN−アルキルアミン酸は、β−アラニン又はβ−N(2−カルボキシエチル)アラニンのアルキル誘導体である。本発明における実用性を有する市販のN−アルキルアミノ酸両性電解質の例には、アルキルβ−アミノジプロピオネート、RN(C24COOM)2及びRNHC24COOMが含まれる。これらにおいて、Rは、好ましくは、約8〜約18個の炭素原子を含む非環式の疎水性基であり、そしてMは、アニオンの電荷を中和するためのカチオンである。
好ましい両性界面活性剤には、ココナッツ生成物に由来するもの、例えば、ココナッツ油又はココナッツ脂肪酸が含まれる。これらのココナッツ由来の界面活性剤のさらに好ましいものは、それらの構造の一部として、エチレンジアミン部分、アルカノールアミド部分、アミノ酸部分、好ましくはグリシン、又はそれらの組み合わせ;及び約8〜18(好ましくは12)個の炭素原子の脂肪族置換基を含む。上記界面活性剤はまた、アルキルアンホジカルボン酸を考慮に入れることができる。ココアンホジプロピオン酸ジナトリウムが、最も好ましい両性界面活性剤であり、そしてRhodia Inc.,Cranbury,N.J.から、商品名Miranol(商標)FBSの下で市販されている。化学名ココアンホジ酢酸二ナトリウムを有する、別の最も好ましいココナッツ由来の両性界面活性剤がまた、Rhodia Inc.,Cranbury,N.J.から、商品名Miranol(商標)C2M−SF Coneの下で市販されている。
これらの界面活性剤の両性の分類及び種の典型的な列挙は、1975年12月30日に発行された米国特許第3,929,678号明細書(Laughlin及びHeuring)に記載されている。さらなる例は、「Surface Active Agents and Detergents」(Schwartz,Perry and BerchによるVol.I及びII)に記載されている。
[双極性界面活性剤]
双極性界面活性剤は、上記両性界面活性剤のサブセットとして考えることができる。双極性界面活性剤は、第2級及び第3級アミンの誘導体、複素環式第2級及び第3級アミンの誘導体、又は第4級アンモニウム、4級ホスホニウム若しくは第3級スルホニウム化合物の誘導体と広く記載されうる。概して、双極性界面活性剤は、正に帯電した第4級アンモニウム、又はある場合では、スルホニウム又はホスホニウムイオン;負に帯電したカルボキシル基;及びアルキル基を含む。双極性界面活性剤は、概して、上記分子の等電領域においてほとんど等しい程度にイオン化し、且つ正−負電荷中心の間の強い「分子内塩」を生じさせる場合があるカチオン性基及びアニオン性基を含む。双極性合成界面活性剤の例には、脂肪族第4級アンモニウム、ホスホニウム、及びスルホニウム化合物の誘導体が含まれ、そこでは、脂肪族基は、直鎖又は分岐鎖であることができ、そして脂肪族置換基の一つは、8〜18個の炭素原子を含み、そして一つは、アニオン性水可溶化基、例えば、カルボキシ、スルホネート、スルフェート、ホスフェート又はホスホネートを含む。ベタイン及びスルタイン界面活性剤が、本明細書において用いるための例示的な双極性界面活性剤である。
これらの化合物に関する一般式は、下記:
Figure 2011500913
(式中、R1は、アルキル、アルケニル、又は0〜10個のエチレンオキシド部分及び0〜1個のグリセリル部分を有する8〜18個の炭素原子のヒドロキシアルキル基を含み;Yは、窒素、リン及び硫黄原子から成る群から選択され;R2は、1〜3個の炭素原子を含むアルキル又はモノヒドロキシアルキル基であり;xは、Yが硫黄原子である場合には1であり、そしてYが窒素又はリン原子である場合には2であり、R3は、1〜4個の炭素原子のアルキレン又はヒドロキシアルキレン又はヒドロキシアルキレンであり、そしてZは、カルボキシレート、スルホネート、スルフェート、ホスホネート及びホスフェート基から成る群から選択される基である)である。
上記列挙の構造を有する双極性界面活性剤の例には、下記:4−[N,N−ジ(2−ヒドロキシエチル)−N−オクタデシルアンモニオ]−ブタン−1−カルボキシレート;5−[S−3−ヒドロキシプロピル−S−ヘキサデシルスルホニオ]−3−ヒドロキシペンタン−1−スルフェート;3−[P,P−ジエチル−P−3,6,9−トリオキサテトラコサンホスホニオ]−2−ヒドロキシプロパン−1−ホスフェート;3−[N,N−ジプロピル−N−3−ドデコキシ−2−ヒドロキシプロピル−アンモニオ]−プロパン−1−ホスホネート;3−(N,N−ジメチル−N−ヘキサデシルアンモニオ)−プロパン−1−スルホネート;3−(N,N−ジメチル−N−ヘキサデシルアンモニオ)−2−ヒドロキシ−プロパン−1−スルホネート;4−[N,N−ジ(2(2−ヒドロキシエチル)−N(2−ヒドロキシドデシル)アンモニオ]−ブタン−1−カルボキシレート;3−[S−エチル−S−(3−ドデコキシ−2−ヒドロキシプロピル)スルホニオ]−プロパン−1−ホスフェート;3−[P,P−ジメチル−P−ドデシルホスホニオ]−プロパン−1−ホスホネート;及びS[N,N−ジ(3−ヒドロキシプロピル)−N−ヘキサデシルアンモニオ]−2−ヒドロキシ−ペンタン−1−スルフェートが含まれる。上記洗浄性界面活性剤に含まれるアルキル基は、直鎖又は分岐鎖、そして飽和又は不飽和であることができる。
本発明の固体組成物において用いるために好適な双極性界面活性剤は、次の一般構造:
Figure 2011500913
のベタインを含む。
これらの界面活性剤ベタインは、概して、極端なpHにおいて、強いカチオン性又はアニオン性の特性を示さず、あるいはそれらの等電範囲において、低い水溶性を示さない。「外側」の第4級アンモニウム塩とは違って、ベタインは、アニオン性界面活性剤に適合する。好適なベタインの例には、ココナッツアシルアミドプロピルジメチルベタイン;ヘキサデシルジメチルベタイン;C12〜14アシルアミドプロピルベタイン;C8〜14アシルアミドヘキシルジエチルベタイン;4−C14〜16アシルメチルアミドジエチルアンモニオ−1−カルボキシブタン;C16〜18アシルアミドジメチルベタイン;C12〜16アシルアミドペンタンジエチルベタイン;及びC12〜16アシルメチルアミドジメチルベタインが含まれる。
本発明に有用なスルタインは、次の式:
式(R(R12+2SO3-
(式中、Rは、C6〜C18ヒドロカルビル基であり、各R1は、概して、独立して、C1〜C3アルキル、例えば、メチルであり、そしてR2は、C1〜C6ヒドロカルビル基、例えば、C1〜C3アルキレン又はヒドロキシアルキレン基である)
を有するものを含む。
これらの界面活性剤の双極性の分類及び種の典型的な列挙は、1975年12月30日に発行された米国特許第3,929,678号明細書(Laughlin及びHeuring)に記載されている。さらなる例は、「Surface Active Agents and Detergents」(Schwartz,Perry and BerchによるVol.I及びII)に記載されている。
[界面活性剤組成物]
本明細書に記載される界面活性剤は、本発明の実施及び実用性において、単独又は組み合わせて用いられうる。特に、非イオン性及びアニオン性界面活性剤を、組み合わせて用いることができる。半極性非イオン性、カチオン性、両性及び双極性界面活性剤を、非イオン性又はアニオン性界面活性剤と組み合わせて用いることができる。上記例は、本発明の範囲内に適用性を見出すことができる、非常に多くの界面活性剤の単なる特定の具体的説明である。上述の有機界面活性剤化合物を、開示された実用性を有する、本発明のいくつかの商業的に望ましい組成物の形態に配合することができる。上記組成物は、濃縮された形態(水中に調剤又は溶解され、適応デバイスにより適切に希釈され、そして溶液、ゲル又は泡としてターゲット表面に供給される際に、清浄を提供する)において汚染された表面に関する清浄処理を構成する。上記清浄処理は、1つの製品から成るか、又はそれぞれの割合が利用される2つの製品系を含む。上記製品は、概して、液体の濃縮物又はエマルションである。
本発明の開示に用いられる固体清浄組成物は、例えば、固体、ペレット、ブロック及びタブレットを含む種々の形態を包含するが、蝋質粉末を包含しない。用語「固体」は、上記固体清浄組成物の貯蔵及び使用の期待される条件下における、上記清浄組成物の状態を指すことが理解されるべきである。一般に、上記清浄組成物は、最大約100°F又は120°F超の温度で提供される場合に、固体のまま残ることが期待される。
ある実施形態では、上記固体清浄組成物は、単位用量の形状で提供される。単位容量は、1回の洗浄サイクルの際に単位全体が用いられる大きさに形成された固体清浄組成物単位を指す。上記固体清浄組成物が単位用量として適用される場合に、それは、約1g〜約50gの質量を有することができる。他の実施形態では、上記組成物は、約50g〜250g、約100g以上、又は約40g〜約11,000gのサイズを有する固体、ペレット又はタブレットであることができる。
他の実施形態では、上記固体清浄組成物は、複数回使用の固体、例えば、ブロック、又は複数のペレットの形態で提供され、そして複数回の清浄サイクルにおいて、水性清浄組成物を生じさせるために繰り返して用いられうる。ある実施形態では、上記固体清浄組成物は、約5g〜10kgの成形された固体、押出されたブロック、又はタブレットとして提供される。ある実施形態では、複数回使用型の上記固体清浄組成物は、約1〜10kgの質量を有する。さらなる実施形態では、複数回使用型の上記固体清浄組成物は、約5kg〜約8kgの質量を有する。他の実施形態では、複数回使用型の上記固体清浄組成物は、約5g〜約1kg、又は約5g及び〜500gの質量を有する。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載される方法により形成された固体は、複数パーツ系を含む。上記固体は、例えば、2パーツ型、3パーツ型又は4パーツ型の系であることができる。いくつかの実施形態では、各パーツは、同一の組成物を含むであろう。他の実施形態では、各パーツは、異なる組成物を含むであろう。さらに別の実施形態では、いくつかのパーツは、同等の組成物を含む場合があり、そしていくつかのパーツは、異なる組成物を含む場合があり、例えば、3パーツ系では、当該パーツの2つが同一の組成物を含み、そして当該パーツの1つは、異なる組成物を含む。
上記パーツは、例えば、下記を含む種々の所望の特性を有する固体を提供するように形成されうる:複数の清浄配合物(例えば、パーツの1つは、酸性清浄剤を含み、そしてパーツの1つは、アルカリ性清浄剤を含み、そして第3の所望によるパーツは、緩衝材を含み、ここで、第3のパーツは、第1のパーツ及び第2のパーツの間に配置されうる);又は異なる溶出速度を有する種々のパーツを有するように設計された固体(例えば、パーツの1つは、溶解の早い固体を含み、そしてパーツの1つは、溶解のより遅い固体を含む)。
[包装系]
いくつかの実施形態では、上記固体組成物を包装することができる。包装容器又はコンテナは、硬質又は軟質であることができ、そして本発明に従って製造された組成物を包含するために好適な任意の材料、例えば、ガラス、金属、プラスチックフィルム又はシート、厚紙、厚紙複合材料、紙等から構成されうる。
有利には、上記組成物は、室温又は室温付近で処理されるので、処理された混合物の温度は、上記混合物が、構造的に材料にダメージを与えることなく、容器内又は他の包装系内で直接に形成されうるように十分に低い。結果として、溶融された条件下で処理され且つ調剤される組成物に関して用いられる材料よりも広範囲の種々の材料が、容器を製造するために用いられうる。
上記組成物を含むために用いられる好適な包装は、軟質の、容易に開封することができるフィルム材料から製造される。
いくつかの実施形態では、本発明の方法に従って形成された固体組成物は、形成の際に直接包装される。すなわち、固体組成物が、当該固体組成物が貯蔵又は調剤される包装内に形成される。いくつかの実施形態では、上記固体は、薄膜プラスチック又は収縮包装内で直接形成されるであろう。上記固体は、上記固体を貯蔵及び/又は調剤するために好適な包装内で形成されうる。
[上記組成物の調剤]
本発明に従って製造された清浄組成物は、概して公知の好適な方法において調剤することができる。上記清浄組成物は、スプレー型ディスペンサー、例えば、米国特許第4,826,661号明細書、同第4,690,305号明細書、同第4,687,121号明細書、同第4,426,362号明細書及び米国特許第Re32,763号明細書及び同第32,818号明細書に記載されるものから調剤することができる(当該公表を、参照により本明細書に組み入れる)。簡潔には、スプレー型ディスペンサーは、上記組成物の一部を溶解するために、上記固体組成物の暴露された表面に水スプレーを衝突させ、次いで、早急に、上記組成物を含む濃縮物溶液を、ディスペンサーから、貯蔵用リザーバに、又は直接ディスペンサーに向けることにより機能する。使用の際、上記生成物を、包装(例えば、フィルム)から取出し、そしてディスペンサーに挿入する。水のスプレーが、固体の形状に一致する形状におけるノズルにより製造されうる。上記ディスペンサーの囲いはまた、正しい清浄組成物の導入及び調剤を防止する、調剤システムにおける清浄組成物の形状にしっかりと適合することができる。水性濃縮物は、使用位置に向けられているのが一般的である。
いくつかの実施形態では、上記組成物は、これに関して、水性清浄操作の使用の際、清浄水が、約1〜約14、約6.5〜約11、又は7〜10.5のpHを有するように配合されるであろう。推奨される使用水準においてpHを制御するための技術には、緩衝剤、アルカリ、酸等の使用が含まれ、そして当業者に周知である。
ある実施形態では、本発明の組成物は、水に断続的に又は連続的に浸漬することにより調剤されうる。次いで、上記組成物を、制御された速度又は所定の速度で溶解することができる。上記速度は、清浄に有効である、溶解された清浄剤の濃度を保持するために有効でありうる。
ある実施形態では、本発明の組成物は、上記固体組成物から固体をこすり取り、そしてこすり落としたものを水と接触させることにより調剤されうる。上記こすり落としたものを水に添加し、清浄のために有効な、溶解された清浄剤の濃度を提供することができる。
[上記固体組成物を用いる方法]
本発明の清浄組成物が、広範囲の種々の工業用、家庭用、ヘルスケア用、乗り物ケア用、及び他の用途において用いられうることが企図される。いくつかの例には、表面殺菌剤、ウェア清浄、洗濯物清浄、洗濯物清浄又は衛生化、乗物清浄、床清浄、表面清浄、事前浸漬、所定の位置の清浄、及び広範囲の種々の他の上記用途が含まれる。本発明の固体製品は、例えば、芳香剤、小便器ブロック、ドレインリング、又は洗濯用バーとして構成されうる。
いくつかの実施形態では、本発明の固体組成物の水性分散系は、激しい汚染堆積物に直接適用し、軟化し、そして汚染除去を促進することを可能にする。一度、上記組成物が、汚染の際剥離性を強化することを可能にすると、清浄剤及び除去された汚染が、すすぎステップで容易に除去されうる。アニオン性界面活性剤を含む本発明の組成物を含む液体は、有機系、油性又は油脂性の汚染の除去のために、硬質表面と直接接触されることができる。基材にもよるが、上記組成物は、アニオン性界面活性剤及びキレート剤を含む最終配合物を有するように、キレート剤をさらに含むことができる。これらの組成物は、実質的に非腐食性の表面、例えば、プラスチック、木材、被覆された木材、ステンレス鋼、複合材料、布帛、セメント、及びその他に用いられうる。
いくつかの実施形態では、本発明の方法は、硬質表面を清浄する方法を含む。上記方法は、胞子、細菌又は酵素;ホウ酸塩;及びアニオン性界面活性剤を含む清浄組成物を、上記表面に適用することを含むことができる。上記方法は、上記組成物を、床、排水管、又はそれらの組み合わせに適用することを含むことができる。ある実施形態では、上記方法は、すすぎを省略する。すなわち、本発明の固体組成物の水性分散系を提供することができ、そして表面はすすがれない。
いくつかの実施形態では、本発明の方法は、床を清浄する方法を含む。上記方法は、床の摩擦係数を高くすることを含むことができる。上記方法は、タイル床のグラウトを清浄することを含むことができる。グラウトを清浄することには、その天然色をよりいっそう示させることを含むことができる。上記方法は、本発明に従う安定化された胞子を、床に適用することを含む。いくつかの実施形態では、上記方法は、すすぎを含まない(例えば、省略する)。いくつかの実施形態では、本発明の方法は、フローリング(例えば、タイル)から、湿潤した場合に滑りやすい膜を有効に除去することを含むことができる。上記方法は、上記フローリングを清浄し、そしてその摩擦係数を高くすることを含むことができる。
いくつかの実施形態では、本発明の硬質表面の清浄方法は、本発明の固体組成物の分散液を、浴室表面、例えば、壁、床、又は固定物に適用することを含むことができる。浴室表面は、シャワー壁又は表面であることができる。浴室表面は、タイル張りの壁であることができる。垂直面に使用するための組成物は、増粘剤、湿潤剤、又は起泡性界面活性剤を含むことができる。上記組成物を垂直面に適用することには、上記組成物を気泡することが含まれうる。いくつかの実施形態では、本発明の固体組成物は、上記組成物を水平面又は垂直面に保持することを補助することができる増粘剤又は湿潤剤を含む。他の実施形態では、本発明の硬質表面の清浄方法は、本発明の固体組成物の分散液をウェアに適用することを含むことができる。
いくつかの実施形態では、本発明の方法は、本発明の固体組成物の分散液を、その上にグリース又はオイルを有する表面に適用することを含むことができる。上記表面には、床、駐車場、ドライブスルーパッド、ガレージ床、パーキングランプ床等が含まれる。
いくつかの実施形態では、本発明の方法は、表面を、本発明の固体組成物の分散液でスプレー又はミスティングすることを含む。
いくつかの実施形態では、本発明の方法は、安定化された微生物組成物を、表面に適用し、そして表面の湿気を長期間(例えば、1又は2時間、最大約8〜約16時間)保持することを含む。表面の湿気を保持することは、上記組成物の繰返しの適用、例えば、ミスティングにより達成されうる。表面の湿気を保持することは、上記表面を、長期間、上記組成物で湿潤したスポンジ、布きれ又はモップと接触させることにより達成されうる。表面の湿気を保持することは、永続性の安定な微生物組成物を適用することにより達成されうる。永続性の安定な微生物組成物は、上記表面に残り、そして表面の湿気を保持することができる。例えば、増粘された組成物及び一定の気泡された組成物が、上記表面に残り、そして表面の湿気を保持することができる。本発明の固体組成物が拡張された存在により、乾燥し又は蒸発する組成物と比較して、迅速な清浄が提供されうる。
[気泡]
ある実施形態では、本発明の固体組成物を、希釈剤と混合し、フォーマーにおいて用いられる使用組成物を生成することができる。発泡の適用は、泡適用デバイス、例えば、タンクフォーマー又はアスピレーテッド・ウォール・マウンテッド・フォーマー(aspirated wall mounted foamer)を用いて、例えば、トリガー噴霧器のフォーマーノズルを用いて達成されうる。発泡の適用は、15ガロンの発泡適用圧力容器、例えば、混合プロペラを有する15ガロン容量のステンレス鋼圧力容器内に、上記使用組成物を置くことにより達成されうる。次いで、起泡性組成物を、起泡性トリガー噴霧器により調剤することができる。ウォール・マウンテッド・フォーマーは、空気を用いて、タンク又はラインから泡を放出することができる。ある実施形態では、圧縮空気を混合物に注入し、次いで、泡適用デバイス、例えば、タンクフォーマー又はアスピレーテッド・ウォール・マウンテッド・フォーマーにより対象に適用することができる。
泡の発生を提供するために、本発明に従って用いることができる機械的起泡ヘッドは、空気及び起泡性組成物を混合し且つ起泡された組成物を製造するヘッドを含む。すなわち、機械的起泡ヘッドが、混合チャンバー内で、空気及び起泡性組成物を混合し、次いで、開口部を通過させ、泡を生じさせる。
本発明に従って用いることができる好適な機械的起泡ヘッドは、Pompano Beach,FloridaのAirspray International,Inc.から、そしてZeller Plastik(Crown Cork and Seal Coの一部門)から入手できるものを含む。本発明に従って用いることができる好適な機械的起泡ヘッドは、米国特許第D452,822号明細書;同第D452,653号明細書;同第D456,260号明細書;及び同第6,053,364号明細書に記載されている。本発明に従って用いることができる機械的起泡ヘッドは、起泡性組成物及び空気を混合し且つ泡を生じさせるトリガーへの指の圧力の適用により作動されるか、又は作動されることを意図するヘッドを含む。すなわち、人の指の圧力が、トリガーを押し下げ、それにより、起泡性組成物及び空気をヘッドに吸い込み、そして起泡性組成物及び空気を混合し、そして泡を生じさせることができる。
本発明は、次の例を参照して、より良好に理解される。これらの例は、本発明の特定の実施形態を代表し、そして本発明を制限するものとして意図されない。
[例1−加圧された固体組成物の製造]
次の蝋質固体組成物が、カップの断面を満たすために十分な固体の物体を用いて、そして穏やかな加圧を用いるベンチトッププレスを用いて、カップ内で、手動で、混合された材料を加圧することにより製造された。
上記蝋質固化剤は、上記組成物のそれぞれにおいて、アニオン性界面活性剤であった。組成物A及びBは、蝋質固化剤として、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムを含んでいた。組成物Cは、蝋質固化剤として、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリルエーテル硫酸ナトリウムを含んでいた。
Figure 2011500913
次の固体組成物をまた製造した。消毒剤、酸性床清浄剤、アルカリ性床清浄剤及びすすぎ助剤が、それぞれ、混合された材料を加圧することにより製造された。ウレアが、酸性床清浄剤内の蝋質固化剤として含まれた。抗微生物薬及び蝋質固化剤の両方として、上記抗微生物薬として作用する、消毒剤組成物内の第4級アンモニウム抗微生物薬を、ウレア上で調製した。
上記酸性床清浄剤は、上記蝋質固化剤として、ウレア、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム及び高融点アルコールエトキシレートを含んでいた。上記アルカリ性床清浄剤は、上記蝋質固化剤として、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、高融点アルコールエトキシレート、及びEO/POポリマーを含んでいた。すすぎ補助のために、上記蝋質固化剤は、アミド化合物、ポリエチレングリコール化合物、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、アルキルポリグリコシド及び硫酸ナトリウム、及びラウリルエーテル硫酸ナトリウムの混合物を含んでいた。
Figure 2011500913
本明細書及び添付の特許請求の範囲において用いられる、単数形「a」、「an」及び「the」は、内容物がそれ以外を明示的に示さない限り、複数形の指示物を含むことに留意すべきである。従って、例えば、「化合物」を含む組成物への参照は、2種又は3種以上の化合物の混合物を含む。また、用語「又は」は、内容物がそれ以外を明示的に示さない限り、「及び/又は」を含むその意味において用いられるのが一般的である。
本発明は、種々の特定の及び好ましい実施形態及び技術に関連して記載してきたが、本発明の精神及び範囲内にありながら、複数の変形及び改良がなされうることを理解すべきである。

Claims (35)

  1. 安定な固体清浄組成物の製造方法であって、
    固化剤、並びにアルカリ源、酸性化剤、安定化された微生物又は酵素組成物、界面活性剤、金属イオン封鎖剤、及びそれらの混合物から成る群から選択される材料を含む流動性蝋質粒子を準備する工程、
    前記流動性蝋質粒子をドロア内に置く工程、
    前記流動性蝋質粒子を、前記ドロア内で振動させる工程、
    前記流動性蝋質粒子を、前記ドロアから型に移動する工程、
    前記安定な固体清浄組成物を製造するために、前記流動性蝋質粒子を前記型内で穏やかに加圧し、前記安定な固体清浄組成物を製造するために、前記流動性蝋質粒子を振動し、又はそれらの組み合わせを行う工程、
    前記型から前記固体清浄組成物を取り出す工程、
    を含む製造方法。
  2. 前記流動性蝋質粒子をドロア内に置く工程が、ホッパーから、前記ドロア内に前記流動性蝋質粒子を流動させることを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記流動性蝋質粒子を、前記ドロア内で振動させる工程が、前記流動性蝋質粒子を前記ドロア内に流動させながら振動させることを含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記流動性蝋質粒子を、前記ドロアから型に移動する工程が、
    前記型の上に配置されたドロアを準備すること、前記ドロアは、前記ドロアの内部及び前記型の間に配置されたパネルを含む、
    前記パネルを、前記ドロアの内部及び前記型の間ではない位置に、側面に沿って移動させ、それにより前記流動性蝋質粒子が、前記型内に落下すること、
    を含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記型が、複数の空洞を含み、各空洞が、固体清浄組成物を製造するように構成されている、請求項4に記載の方法。
  6. 加圧すること及び振動することを含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記型から前記固体清浄組成物を取り出す工程が、前記型の底部を形成するパレットの上に残る前記組成物と共に、前記型を上昇させることを含む、請求項1に記載の方法。
  8. 前記パレットを、前記ドロア及び型から水平に動かすことをさらに含む、請求項6に記載の方法。
  9. 前記ドロア及び型が、コンクリートブロック装置の構成要素であり、そして
    前記コンクリートブロック装置が、
    前記流動性蝋質粒子を前記ドロア内で振動させ、
    前記流動性蝋質粒子を、前記ドロアから型に移動させ、
    前記固体清浄組成物を製造するために、前記型内で前記流動性蝋質粒子を穏やかに加圧すること、前記固体清浄組成物を製造するために、前記流動性蝋質粒子を振動すること、又はその組み合わせを行い、そして
    前記固体清浄組成物を、前記型から取り出す、
    請求項1に記載の方法。
  10. 流動性蝋質粒子を含む前記ドロアを、約200〜約6,000rpmで、約1〜約10秒間振動することを含む、請求項1に記載の方法。
  11. 流動性蝋質粒子を含む前記型を、約200〜約6,000rpmで、約1〜約10秒間振動することを含む、請求項1に記載の方法。
  12. 前記流動性蝋質粒子を、前記型内で、約100〜約2000lbの質量で加圧することを含む、請求項8に記載の方法。
  13. 蝋質固化剤;及びアルカリ源、酸性化剤、安定化された微生物又は酵素組成物、界面活性剤、金属イオン封鎖剤、又はそれらの混合物を混合し、前記流動性蝋質粒子を製造することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  14. 追加の清浄剤、蝋質固化剤、アルカリ源、金属イオン封鎖剤、又はそれらの混合物を混合することをさらに含む、請求項13に記載の方法。
  15. 混合に、リボンブレンダーを用いる、請求項1に記載の方法。
  16. 前記蝋質固化剤が、ポリエチレングリコール、アニオン性界面活性剤、ウレア、又はそれらの混合物を含む、請求項1に記載の方法。
  17. 前記組成物が、約40〜約75質量%の蝋質固化剤を含む、請求項1に記載の方法。
  18. 前記組成物が、炭酸アルカリ金属、アミノカルボキシレート、クエン酸、両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、又はそれらの混合物を含む、請求項17に記載の方法。
  19. 前記組成物が、約0.5%未満のリン(phosphorous)を含む、請求項1に記載の方法。
  20. 前記組成物が、約0.5%未満のニトリロ三酢酸を含む、請求項1に記載の方法。
  21. 前記固体組成物が、1日間、120°Fで加熱された場合に、任意の寸法において、約3%未満膨張する、請求項1に記載の方法。
  22. 穏やかに加圧すること、振動すること、又はそれらの組み合わせを行うことにより、前記固体組成物が製造され、前記固体組成物が、前記固体組成物が安定な固体清浄組成物に固化する、前記流動性蝋質粒子を構成する粒子間の十分な表面接触を提供するように圧縮された流動性蝋質粒子を含む、請求項1に記載の方法。
  23. 前記流動性蝋質粒子が、蝋質粉末を含む、請求項1に記載の方法。
  24. 前記流動性蝋質粒子が、追加の清浄剤をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  25. 前記安定な固体清浄組成物が、複数パーツの清浄組成物である、請求項1に記載の方法。
  26. 蝋質固化剤、並びにアルカリ源、酸性化剤、安定化された微生物又は酵素組成物、界面活性剤、金属イオン封鎖剤、及びそれらの混合物から成る群から選択される材料を含む安定な固体清浄組成物であって、
    前記安定な固体清浄組成物が、内部及び表面を含む清浄組成物の粒子を含み、前記粒子が、結合剤を含み、
    隣接する粒子の表面が、安定な固体清浄組成物を提供するために前記隣接する粒子上で結合剤の十分な接触を提供するためにまさに十分にお互いに接触している、
    前記安定な固体清浄組成物。
  27. 前記蝋質固化剤が、ポリエチレングリコール、アニオン性界面活性剤、ウレア、又はそれらの混合物を含む、請求項26に記載の組成物。
  28. 約40〜約75質量%の蝋質固化剤を含む、請求項26に記載の組成物。
  29. 炭酸アルカリ金属、アミノカルボキシレート、クエン酸、両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、又はそれらの混合物を含む、請求項28に記載の組成物。
  30. 蝋質固化剤、並びにアルカリ源、酸性化剤、安定化された微生物又は酵素組成物、界面活性剤、金属イオン封鎖剤、及びそれらの混合物から成る群から選択される材料を含む安定な固体清浄組成物であって、
    前記安定な固体清浄組成物が、下記、
    固化剤、並びにアルカリ源、酸性化剤、安定化された微生物又は酵素組成物、界面活性剤、金属イオン封鎖剤、及びそれらの混合物から成る群から選択される材料を含む流動性蝋質粒子を準備すること、
    前記流動性蝋質粒子を、コンクリートブロック装置のホッパー又はドロア内に置くこと、
    前記コンクリートブロック装置を操作し、前記安定な固体清浄組成物を製造すること、
    を含む方法により製造された前記安定な固体清浄組成物。
  31. 前記流動性蝋質粒子が、下記:
    胞子、細菌、真菌又は酵素;
    ホウ酸アルカノールアミン;及び
    界面活性剤;
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  32. 前記流動性蝋質粒子が、下記:
    胞子、細菌、真菌又は酵素;
    ホウ酸アルカノールアミン;及び
    界面活性剤;
    をさらに含む、請求項26に記載の組成物。
  33. 下記:
    胞子、細菌、真菌又は酵素;
    ホウ酸アルカノールアミン;及び
    界面活性剤;
    をさらに含む、請求項30に記載の組成物。
  34. 安定な固体清浄組成物の製造方法であって、
    固化剤、並びにアルカリ源、酸性化剤、安定化された微生物又は酵素組成物、界面活性剤、金属イオン封鎖剤、及びそれらの混合物から成る群から選択される材料を準備する工程、
    前記流動性蝋質粒子を、保持用ホッパー内に移動する工程、ここで、前記保持用ホッパーは、前記蝋質粒子が凝固することを防ぐ撹拌ブレードを含む、
    前記流動性蝋質粒子を、前記保持用ホッパーからランホッパーに供給する工程、ここで、前記ランホッパーは、前記蝋質粒子が凝固することを防ぐ撹拌ブレードを含む、
    前記流動性蝋質粒子を、前記ランホッパーからロードセル上の第1の空洞に移動する工程、
    前記流動性蝋質粒子を、第2の空洞に移動し、そして穏やかに加熱し、前記安定な固体清浄組成物を製造する工程、
    前記安定な固体清浄組成物を第2の空洞から取り出す工程、
    を含む前記製造方法。
  35. 安定な固体清浄組成物の製造方法であって、
    固化剤、並びにアルカリ源、酸性化剤、安定化された微生物又は酵素組成物、界面活性剤、金属イオン封鎖剤、及びそれらの混合物から成る群から選択される材料を含む流動性蝋質粒子を準備する工程、
    前記流動性蝋質粒子を、型内に置く工程、
    前記流動性蝋質粒子を前記型内で穏やかに加圧して、前記安定な固体清浄組成物を製造する工程、
    を含む前記製造方法。
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