JP2011253121A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トナーカートリッジを保持部材に着脱させる作業の煩わしさを軽減することができる、画像形成装置を提供する。
【解決手段】トナーカートリッジ11の内側筐体51には、内側開口53が形成されている。また、トナーカートリッジ11は、内側開口53を開放する開放位置と内側開口53を閉塞する閉塞位置とに移動可能な外側筐体52を備えている。そして、交換されるべきトナーカートリッジ11の外側筐体52を開放位置から閉塞位置に移動させ、それ以外のトナーカートリッジ11の外側筐体52を開放位置に維持するシャッタ閉機構が設けられている。押圧レバー62、軸64、モータMおよび制御部67は、そのシャッタ閉機構の一例を構成する。
【選択図】図11A

Description

本発明は、レーザプリンタなどの画像形成装置に関する。
レーザプリンタなどの画像形成装置の一例では、感光ドラムおよび現像器を保持するプロセスユニットが装置本体に着脱可能に設けられ、トナーを収容したトナーカートリッジがそのプロセスユニットに装着される。
トナーカートリッジは、たとえば、トナーが収容される内側円筒部材と、この内側円筒部材を回動可能に収容する外側円筒部材とを備えている。内側円筒部材および外側円筒部材の各周面には、孔が貫通して形成されている。これらの孔は、内側円筒部材の回動軸線と平行な方向における位置を合わせて配置されている。内側円筒部材の一方端面には、把持部が形成されている。この把持部を把持して行われる手動操作により、内側円筒部材は、内側円筒部材の孔が外側円筒部材の孔に対向する位置と、内側円筒部材の孔が外側円筒部材の孔と対向しない位置とに変位(回動)される。
トナーカートリッジがプロセスユニットから離脱した状態では、内側円筒部材は、内側円筒部材の孔と外側円筒部材の孔とが対向しない位置に位置している。このとき、内側円筒部材の孔に外側円筒部材の内周面が対向するので、内側円筒部材の内外が遮断される。これにより、内側円筒部材内のトナーが外部にこぼれることが防止される。
トナーカートリッジがプロセスユニットに装着されると、把持部の手動操作により、内側円筒部材が内側円筒部材の孔と外側円筒部材の孔とが対向する位置まで回動される。内側円筒部材の孔と外側円筒部材の孔とが対向すると、内側円筒部材の内外がそれらの孔を介して連通し、内側円筒部材内のトナーが現像器に供給される。そして、トナーカートリッジ内のトナーがなくなり、そのトナーカートリッジが新品との交換のためにプロセスユニットから離脱されるときには、把持部の手動操作により、内側円筒部材の内外が遮断された状態に戻される。
特開2009−288473号公報
このように、プロセスユニットに対するトナーカートリッジの着脱の際には、把持部の手動操作により内側円筒部材を回動させなければならず、その着脱作業を行う者(画像形成装置の使用者など)にとって非常に煩わしい作業を強いられる。
本発明の目的は、トナーカートリッジを保持部材に着脱させる作業の煩わしさを軽減することができる、画像形成装置を提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明は、画像形成装置であって、装置本体と、前記装置本体内に収容された収容位置と前記装置本体外に引き出された引出位置とに移動可能に設けられる保持部材と、前記保持部材に保持され、前記保持部材の移動方向に互いに間隔を空けて並列に配置される複数の像担持体と、各前記像担持体に対応して設けられ、前記保持部材に保持される複数の現像器と、各前記現像器に対応して設けられ、前記保持部材に対して着脱可能にそれぞれ構成されており、内部に収容されたトナーを対応する前記現像器に供給するための開口部が形成された筐体と、前記開口部を開放する開放位置と前記開口部を閉塞する閉塞位置とに開閉可能なシャッタとをそれぞれ有する複数のトナーカートリッジと、交換されるべき前記トナーカートリッジの前記シャッタを前記開放位置から前記閉塞位置に移動させ、それ以外の前記トナーカートリッジの前記シャッタを前記開放位置に維持するシャッタ閉機構とを備えることを特徴としている。
本発明によれば、保持部材は、装置本体内に収容された収容位置と装置本体外に引き出された引出位置とに移動可能に設けられている。保持部材には、複数の像担持体が保持部材の移動方向に互いに間隔を空けて並列に配置される状態で保持されている。また、保持部材には、複数の現像器がそれぞれ像担持体に対応して配置された状態で保持されている。さらに、保持部材には、各現像器に対応して、トナーボックスが着脱可能に保持される。
トナーボックスは、内部にトナーを収容する筐体を備えている。筐体には、トナーを現像器に供給するための開口部が形成されている。また、トナーボックスは、開口部を開放する開放位置と開口部を閉塞する閉塞位置とに開閉可能なシャッタを備えている。
そして、交換されるべきトナーカートリッジのシャッタを開放位置から閉塞位置に移動させ、それ以外のトナーカートリッジのシャッタを開放位置に維持するシャッタ閉機構が設けられている。そのため、トナーカートリッジを交換すべく、保持部材に対してトナーカートリッジを着脱させる際に、シャッタを手動で閉じなくてよい。
よって、トナーカートリッジを保持部材に着脱させる作業の煩わしさを軽減することができる。
しかも、交換されるべきトナーカートリッジのシャッタが選択的に閉じられ(閉塞位置に移動され)、それ以外のトナーカートリッジのシャッタは開放位置で維持されるので、シャッタの開閉の回数を減らすことができる。そのため、シャッタやシャッタを移動させるための機構、開口部の周囲に配置されるシールなどのシャッタの開閉による劣化を防止することができる。その結果、それらの部材の材料として、耐久性がそれほど高くない安価な材料を用いることができるので、画像形成装置のコストの低減を図ることができる。
また、保持部材が引出位置に引き出された状態でシャッタを閉じるための操作を行う必要がないので、その操作によるモーメントが装置本体に生じるおそれがない。よって、そのようなモーメントによる画像形成装置の転倒を防止することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るカラープリンタの斜視図である。 図2は、図1に示されるカラープリンタの断面図である。 図3は、図2に示されるドロワユニットに備えられるドロワフレームの斜視図であり、3つのトナーカートリッジが装着された状態を示す。 図4は、図3に示されるシャッタ駆動部材の斜視図である。 図5Aは、図2に示される現像器およびトナーカートリッジの断面図であり、外側筐体が閉塞位置に位置している状態を示す。 図5Bは、図2に示される現像器およびトナーカートリッジの断面図であり、外側筐体が開放位置に位置している状態を示す。 図6は、図1に示される本体ケーシングの斜視図であり、本体ケーシングの内部の構成を示す。 図7は、図6に示される押圧レバーおよび軸の斜視図であり、モータおよび制御部を併せて示す。 図8は、図7に示される押圧レバーの正面図である。 図9は、図3に示されるドロワフレームの右側面図である。 図10Aは、図1に示されるカラープリンタの断面図であり、ドロワユニットが引出位置に位置している状態を示す。 図10Bは、図1に示されるカラープリンタの断面図であり、ドロワユニットが引出位置と収容位置との中間位置に位置している状態を示す。 図10Cは、図1に示されるカラープリンタの断面図であり、ドロワユニットが収容位置に位置している状態を示す。 図11Aは、図2に示されるドロワユニットの斜視図であり、ラックギヤ、押圧レバーおよび軸を併せて示すとともに、いずれの押圧レバーも被押圧部を押圧していない状態を示す。 図11Bは、図2に示されるドロワユニットの右側面図であり、ラックギヤ、押圧レバーおよび軸を併せて示すとともに、いずれの押圧レバーも被押圧部を押圧していない状態を示す。 図12Aは、図2に示されるドロワユニットの斜視図であり、ラックギヤ、押圧レバーおよび軸を併せて示すとともに、軸が回動されている途中の状態を示す。 図12Bは、図2に示されるドロワユニットの右側面図であり、ラックギヤ、押圧レバーおよび軸を併せて示すとともに、軸が回動されている途中の状態を示す。 図13Aは、図2に示されるドロワユニットの斜視図であり、ラックギヤ、押圧レバーおよび軸を併せて示すとともに、最前方の押圧レバーが被押圧部を押圧している状態を示す。 図13Bは、図2に示されるドロワユニットの右側面図であり、ラックギヤ、押圧レバーおよび軸を併せて示すとともに、最前方の押圧レバーが被押圧部を押圧している状態を示す。 図14は、第2実施形態に係るドロワユニットの斜視図であり、トナーカートリッジが装着された状態を示す。 図15は、図14に示すドロワユニットの斜視図であり、トナーカートリッジが離脱された状態を示す。 図16は、図15に破線で示される円で囲まれる部分を示す斜視図である。 図17は、図13に示すトナーカートリッジの正面図である。 図18は、図17に示すトナーカートリッジの右側面図である。 図19は、図14に示されるドロワユニットが装着される本体ケーシングの斜視図であり、本体ケーシングの内部の構成を示す。 図20は、第2実施形態に係るカラープリンタの図解的な断面図である。 図21は、図14に示されるトナーカートリッジ、駆動ギヤおよび駆動力伝達機構の斜視図である。 図22Aは、図14に示されるドロワユニットに備えられる現像器およびトナーカートリッジの断面図であり、内側開口が閉塞された状態を示す。 図22Bは、図15に示される抜け止め用溝に対する図18に示される抜け止め用ボスの位置を図解的に示す左側面図であり、内側開口が閉塞された状態を示す。 図23Aは、図14に示されるドロワユニットに備えられる現像器およびトナーカートリッジの断面図であり、内側開口が開放された状態を示す。 図23Bは、図15に示される抜け止め用溝に対する図18に示される抜け止め用ボスの位置を図解的に示す左側面図であり、内側開口が開放された状態を示す。
<第1実施形態>
1.カラープリンタの全体構成
画像形成装置の一例としてのカラープリンタ1は、図1,2に示されるように、装置本体の一例としての本体ケーシング2を備えている。本体ケーシング2内には、図2に示されるように、ドロワユニット3が装着されている。本体ケーシング2の前面には、フロントカバー4が開閉可能に設けられている。そして、ドロワユニット3は、フロントカバー4を開けた状態で、本体ケーシング2内の収容位置(図1に示される位置)と本体ケーシング2外の引出位置との間で水平方向に移動させることができる。
なお、フロントカバー4が設けられている側(図2における左側)をカラープリンタ1の前側(正面側)とする。また、カラープリンタ1の上下左右に関しては、カラープリンタ1を前側から見たときを基準とする。また、ドロワユニット3およびこれに装着されるトナーカートリッジ11については、特に言及がない限り、本体ケーシング2に装着された状態での方向を基準として説明する。
図2に示されるように、カラープリンタ1は、タンデム型のカラープリンタである。ドロワユニット3には、4つの像担持体の一例としての感光ドラム5がそれぞれ左右方向に延びる回転軸線を中心に回転可能に保持されている。4つの感光ドラム5は、ブラック、イエロー、マゼンタおよびシアンの各色用として設けられ、前側からブラック、イエロー、マゼンタおよびシアンの順に前後方向に等間隔で並列に配置されている。
また、ドロワユニット3には、4つの帯電器6が保持されている。4つの帯電器6は、それぞれ感光ドラム5に対応して設けられ、その対応する感光ドラム5の後上方に配置されている。帯電器6は、たとえば、ワイヤおよびグリッドを備えるスコロトロン型帯電器である。
さらに、ドロワユニット3には、4つの現像器7が保持されている。4つの現像器7は、それぞれ感光ドラム5に対応して設けられ、その対応する感光ドラム5の前上方に配置されている。各現像器7は、現像フレーム8と、現像フレーム8に収容される現像ローラ9とを備えている。現像ローラ9は、左右方向に延びる回転軸線を中心に回転可能に設けられ、感光ドラム5に接触するように配置されている。
そして、ドロワユニット3において、各現像器7の上部には、トナーを収容するトナーカートリッジ11を装着するためのスペース12が設けられている。トナーカートリッジ11は、ドロワユニット3が引出位置に引き出された状態で、ドロワユニット3の上方から各現像器7の上方のスペース12に装着される。現像器7には、トナーカートリッジ11からトナーが供給される。
本体ケーシング2内において、ドロワユニット3の上方には、各色に対応した4本のレーザビームを出射する露光器13が配置されている。
感光ドラム5の回転に伴って、感光ドラム5の表面は、帯電器6からの放電によって一様に帯電された後、露光器13からのレーザビームにより選択的に露光される。この露光によって、感光ドラム5の表面から電荷が選択的に除去され、感光ドラム5の表面に静電潜像が形成される。静電潜像が現像ローラ9に対向すると、現像ローラ9から静電潜像にトナーが供給される。これによって、感光ドラム5の表面にトナー像が形成される。
なお、露光器13に代えて、4つのLEDアレイが各感光ドラム5に対応して設けられてもよい。
本体ケーシング2の底部には、用紙Pを収容する給紙カセット14が配置されている。給紙カセット14に収容されている用紙Pは、各種ローラにより、搬送ベルト15上に搬送される。搬送ベルト15は、4つの感光ドラム5に下方から対向して配置されている。感光ドラム5に対して搬送ベルト15の上側部分を挟んで対向する各位置には、転写ローラ16が配置されている。搬送ベルト15上に搬送された用紙Pは、搬送ベルト15の走行により、搬送ベルト15と各感光ドラム5との間を順次に通過する。そして、感光ドラム5の表面上のトナー像は、用紙Pと対向したときに、用紙Pに転写される。
搬送ベルト15に対して用紙Pの搬送方向における下流側には、定着器17が設けられている。トナー像が転写された用紙Pは、定着器17に搬送される。定着器17では、加熱および加圧により、トナー像が用紙Pに定着される。トナー像が定着した用紙Pは、各種ローラにより、本体ケーシング2の上面の排紙トレイ18に排出される。
2.ドロワユニット
(1)ドロワフレーム
ドロワユニット3は、図3に示されるように、保持部材の一例としてのドロワフレーム21を備えている。ドロワフレーム21は、左右方向に間隔を開けて対向する1対の側板22,23と、側板22,23の各前端部間に架設されるフロントビーム24と、側板22,23の各後端部間に架設されるリヤビーム25とを備え、全体として、平面視で四角枠状をなしている。
4つの感光ドラム5、4つの帯電器6および4つの現像器7(図1参照)は、側板22,23により、その左右両側から挟まれた状態で一括して保持されている。そして、側板22,23の間において、各現像器7の上方にトナーカートリッジ11を装着するためのスペース12が設けられている。言い換えれば、側板22,23は、各4つの感光ドラム5、帯電器6および現像器7を保持するとともに、トナーカートリッジ11を装着するためのスペース12を確保する間隔を左右方向に開けて、左右方向において互いに対向している。
(2)シャッタ駆動部材
右側の側板23には、各スペース12と対向する位置に、シャッタ駆動部材26が回動可能に保持されている。シャッタ駆動部材26は、図4に示されるように、扁平な円柱状の本体部27と、本体部27の一方面(右端面)に突設され、本体部27よりも小さい径を有する円柱状のギヤ形成部28と、ギヤ形成部28の周面に形成された欠け歯ギヤ29と、ギヤ形成部28の先端面に突設された矩形板状の被押圧部30とを一体的に備えている。
本体部27のギヤ形成部28が形成されている面と反対側の面(左端面)には、本体部27の周面から本体部27の直径上を延びる凹部であるガイド溝31が形成されている。ガイド溝31は、本体部27をその直径方向において貫通しておらず、直径方向の一端が開放され、他端が閉塞されている。
欠け歯ギヤ29は、ギヤ形成部28の周面における中心角が約85°をなす部分に形成されている。
側板23には、図3に示されるように、各スペース12と対向する位置に、シャッタ駆動部材26の本体部27よりも僅かに大きい径を有する保持孔32が貫通して形成されている。シャッタ駆動部材26は、本体部27が保持孔32に嵌合されて、ギヤ形成部28が側板23から外側(右側)に突出し、本体部27のガイド溝31の形成された面が側板23の内面(左側面)とほぼ面一をなす状態に設けられている。
また、側板23の上面と各保持孔32の上端との間は、側板23の内面から外側に向けて平面視四角形状に切り欠かれており、この切り欠かれた部分は、トナーカートリッジ11の突出部55(後述する)を導入するための導入口33をなしている。これにより、ガイド溝31が上下方向に延びる状態において、導入口33とガイド溝31とが上下に連通している。また、導入口33の前後方向の幅は、その下端においてガイド溝31の幅とほぼ同じであり、側板23の上面側ほど広がっている。これにより、トナーカートリッジ11の突出部55を導入口33にスムーズに導入することができ、さらに、その突出部55を導入口33からガイド溝31に良好に導入することができる。
また、ガイド溝31が上下方向に延びる状態において、被押圧部30は、図9に示されるように、最下方の位置で前下がりに傾斜した姿勢をなしている。さらに、4つのシャッタ駆動部材26の欠け歯ギヤ29は、その状態において、それぞれ一端部29Aが後述する第2中継ギヤ73、第3中継ギヤ74、第5中継ギヤ76および第7中継ギヤ78に噛合して、他端部29Bが一端部29Aの前方に位置するように形成されている。
さらに、ギヤ形成部28の周囲には、線ばね34が巻回されている。線ばね34の一端部は、側板23に係止されている。線ばね34の他端部は、ギヤ形成部28の周面に係止されている。線ばね34の弾性力により、シャッタ駆動部材26は、右側から見て反時計回りに付勢されている。
(3)現像フレーム
図2に示されるように、現像フレーム8は、前後方向に等間隔で配置され、側板22,23間に架設されている。トナーカートリッジ11を装着するための各スペース12は、現像フレーム8によって区切られている。
現像フレーム8には、現像ローラ9を収容する現像室41が形成されている。現像室41は、感光ドラム5側が開放されており、この現像室41における開放側の端部に、現像ローラ9が配置されている。また、現像室41には、図5A,5Bに示されるように、現像室41内のトナーを現像室41内の中央部から左右両側に搬送するためのオーガ42が設けられている。
現像フレーム8は、現像室41とトナーカートリッジ11を装着するためのスペース12との間に、現像室41側に向けて円弧状に凸湾曲した板状の仕切壁43を有している。この仕切壁43により、現像フレーム8内が現像室41とその上方のスペース12とに仕切られている。
仕切壁43には、矩形状の開口44が形成されている。開口44を介して、現像室41内とスペース12とが連通している。
仕切壁43上には、現像シャッタ45が仕切壁43に沿って前後方向にスライド可能に設けられている。現像シャッタ45は、左右方向に延び、仕切壁43に沿って湾曲する板状をなしている。
現像シャッタ45には、左右方向において開口44と同じ位置に、シャッタ開口46が形成されている。したがって、現像シャッタ45が前後方向にスライドされることにより、図5Bに示されるように、シャッタ開口46が開口44に対向する状態と、図5Aに示されるように、シャッタ開口46が仕切壁43の内面に対向する状態とを選択的に取り得る。
3.トナーカートリッジ
トナーカートリッジ11は、図5A,5Bに示されるように、中空円柱状の筐体の一例としての内側筐体51と、この内側筐体51を回動可能に収容し、中空円柱状のシャッタの一例としての外側筐体52とを備えている。
(1)内側筐体
内側筐体51の周面には、内側開口53が形成されている。内側開口53は、トナーカートリッジ11がスペース12に装着された状態で仕切壁43の開口44と対向する位置に形成されている。
(2)外側筐体
外側筐体52の周面には、外側開口54が左右方向に間隔を空けて形成されている。外側開口54は、トナーカートリッジ11がスペース12に装着された状態で現像シャッタ45のシャッタ開口46と対向する位置に形成されている。
また、外側筐体52の右端面には、図3に示されるように、ガイド溝31に嵌合可能な突条である突出部55が形成されている。突出部55の長手方向の長さは、ガイド溝31の長手方向の長さよりも短く、突出部55がガイド溝31に嵌合した状態で、突出部55は、ガイド溝31内に完全に収容される。
(3)トナーシール
内側筐体51の外周面には、図5A,5Bに示されるように、内側開口53の周囲を取り囲むようにトナーシール56が貼着されている。
4.本体ケーシング内の構成
(1)ラックギヤ
本体ケーシング2内の右端部には、ラックギア61が設けられている。ラックギヤ61は、前後方向に延び、歯を上方にむけた状態で配置されている。また、ラックギヤ61は、ドロワユニット3が収容位置と引出位置との間で移動されるときに、その移動の途中で、ドロワユニット3に設けられた入力ギヤ71が噛合する高さの位置に配置されている。
(2)押圧レバー
また、本体ケーシング2内の右端部には、4つの押圧レバー62が前後方向に等間隔を空けて設けられている。
具体的に、本体ケーシング2の右内側面には、収容位置に位置するドロワユニット3に対して右側から対向する位置に、前後方向に長い凹部63が形成されている。凹部63内には、軸64が前後方向に沿って配置されている。軸64は、本体ケーシング2に回転可能に支持されている。そして、押圧レバー62は、図7に示されるように、円筒部65および円筒部65の周面からその接線方向に延びるレバー部66を一体的に有している。軸64は、4つの押圧レバー62の円筒部65に相対回転不能に挿通されて、4つの押圧レバー62を等間隔を空けて保持している。
また、図8に示されるように、4つの押圧レバー62は、軸64の周方向において、レバー部66の位置が等角度でずれるように軸64に保持されている。より具体的には、最前方に配置される押圧レバー62のレバー部66(66K)が軸64の右側で水平に延びる状態のときに、前側から2つ目の押圧レバー62のレバー部66(66Y)が右上方に延び、前側から3つ目の押圧レバー62のレバー部66(66M)が上方に延び、最後方に配置される押圧レバー62のレバー部66(66C)が左上方に延びるように、4つの押圧レバー62が軸64に保持されている。
軸64には、本体ケーシング2内に設けられたモータMの駆動力が入力される。このモータMの駆動は、マイクロコンピュータを含む構成の制御部67により制御される。
5.駆動力伝達機構
そして、ドロワフレーム21の側板23の外側(右側)には、図9に示されるように、入力ギヤ71が設けられている。入力ギヤ71は、最後方のシャッタ駆動部材26の下方やや前側の位置において、その下部が側板23の下端縁よりも下方に突出するように配置され、左右方向に延びる軸を介して側板23に回転可能に支持されている。
入力ギヤ71には、前上方から第1中継ギヤ72が噛合している。第1中継ギヤ72は、左右方向に延びる軸を介して側板23に回転可能に支持されている。
第1中継ギヤ72の前後両側であって、最後方のシャッタ駆動部材26および後側から2つ目のシャッタ駆動部材26の各鉛直下方には、同径の出力ギヤの一例としての第2中継ギヤ73および第3中継ギヤ74が配置されている。第2中継ギヤ73および第3中継ギヤ74は、それぞれ左右方向に延びる軸を介して側板23に回転可能に支持されている。そして、第2中継ギヤ73および第3中継ギヤ74は、第1中継ギヤ72に噛合している。
第3中継ギヤ74には、第4中継ギヤ75が噛合している。第4中継ギヤ75は、第1中継ギヤ72と同径のギヤであり、第3中継ギヤ74の中心を通る鉛直線に対して、第1中継ギヤ72と線対称をなす位置に配置されている。第4中継ギヤ75は、左右方向に延びる軸を介して側板23に回転可能に支持されている。
第4中継ギヤ75には、出力ギヤの一例としての第5中継ギヤ76が噛合している。第5中継ギヤ76は、第3中継ギヤ74と同径のギヤであり、第4中継ギヤ75の中心を通る鉛直線に対して、第3中継ギヤ74と線対称をなし、かつ、後側から3つ目のシャッタ駆動部材26の鉛直下方の位置に配置されている。第5中継ギヤ76は、左右方向に延びる軸を介して側板23に回転可能に支持されている。
第5中継ギヤ76には、第6中継ギヤ77が噛合している。第6中継ギヤ77は、第4中継ギヤ75と同径のギヤであり、第5中継ギヤ76の中心を通る鉛直線に対して、第4中継ギヤ75と線対称をなす位置に配置されている。第6中継ギヤ77は、左右方向に延びる軸を介して側板23に回転可能に支持されている。
第6中継ギヤ77には、出力ギヤの一例としての第7中継ギヤ78が噛合している。第7中継ギヤ78は、第5中継ギヤ76と同径のギヤであり、第6中継ギヤ77の中心を通る鉛直線に対して、第5中継ギヤ76と線対称をなし、かつ、最前方のシャッタ駆動部材26の鉛直下方の位置に配置されている。第7中継ギヤ78は、左右方向に延びる軸を介して側板23に回転可能に支持されている。
なお、入力ギヤ71、第1中継ギヤ72、第2中継ギヤ73、第3中継ギヤ74、第4中継ギヤ75、第5中継ギヤ76、第6中継ギヤ77および第7中継ギヤ78は、駆動力伝達手段の一例としての駆動力伝達機構を構成している。
6.シャッタの開成時の動作
トナーカートリッジ11は、図10Aに示されるように、ドロワユニット3(ドロワフレーム21)が本体ケーシング2外の引出位置に引き出された状態で、ドロワフレーム21内の各スペース12に対して上方から着脱される。
図10Aに示されるドロワユニット3において、最前方のスペース12(図3参照)には、トナーカートリッジ11が装着されていない。このスペース12に対応して設けられたシャッタ駆動部材26は、被押圧部30が本体部27の最下方の位置で前下がりに傾斜し、欠け歯ギヤ29の一端部29Aが第7中継ギヤ78に噛合する姿勢をなしている。この姿勢をなすシャッタ駆動部材26の位置が第2位置の一例である。また、図3に示されるように、ガイド溝31が上下方向に延び、側板23の導入口33とガイド溝31とが上下に連通している。また、図5Aに示されるように、シャッタ開口46が仕切壁43の開口44に対して前方に位置し、開口44が現像シャッタ45により閉塞されている。
一方、トナーカートリッジ11がドロワユニット3から離脱した状態では、図5Aに示されるように、外側筐体52の外側開口54が内側筐体51の内側開口53に対して後方に位置し、内側開口53が外側筐体52により閉塞されている。このときの内側筐体51に対する外側筐体52の位置が、閉塞位置の一例である。また、外側筐体52の右端面に形成されている突出部55(図3参照)が上下方向に延びている。
トナーカートリッジ11がスペース12に装着されるときには、突出部55が側板23に形成されている導入口33を介してガイド溝31(図3参照)に導入される。このときの突出部55の位置が許容位置の一例である。図5Aに示されるように、外側筐体52が現像シャッタ45に接触すると、スペース12に対するトナーカートリッジ11の装着が完了であり、図3に示されるように、突出部55がガイド溝31内に完全に収容される。また、図5Aに示されるように、外側筐体52の周面に突設されたシャッタ駆動用ボス81が現像シャッタ45に形成されている嵌合孔(図示せず)に嵌合し、外側筐体52と現像シャッタ45とが相対移動不能に結合される。
この後、ドロワユニット3が本体ケーシング2内の収容位置(図2参照)に移動される。このドロワユニット3の移動の途中で、図10Bに示されるように、ドロワフレーム21に支持された入力ギヤ71が本体ケーシング2内のラックギヤ61に噛合する。この噛合後のドロワユニット3の移動に伴って、ラックギヤ61により入力ギヤ71が回転される。入力ギヤ71の回転は、駆動力として、第1中継ギヤ72、第3中継ギヤ74、第4中継ギヤ75、第5中継ギヤ76および第6中継ギヤ77を介して第7中継ギヤ78に伝達される。これにより、第7中継ギヤ78は、右側から見て時計回りに回動する。欠け歯ギヤ29の一端部29A(図4参照)が第7中継ギヤ78に噛合しているので、第7中継ギヤ78が回動すると、これに伴って、欠け歯ギヤ29を有するシャッタ駆動部材26が右側から見て反時計回りに回動する。
このシャッタ駆動部材26の回動により、ガイド溝31の側面から突出部55に対して右側から見て反時計回りの力が付与される。この力により、外側筐体52および現像シャッタ45が一体的に右側から見て反時計回りに回動する。シャッタ駆動部材26の回動が進むと、欠け歯ギヤ29が第7中継ギヤ78から離間(欠け歯ギヤ29と第7中継ギヤ78との噛合が解除)する。その結果、シャッタ駆動部材26、外側筐体52および現像シャッタ45が停止し、図5Bに示されるように、現像シャッタ45のシャッタ開口46および外側筐体52の外側開口54が仕切壁43の開口44および内側筐体51の内側開口53と対向し、内側開口53、外側開口54、シャッタ開口46および開口44を介して、内側筐体51内と現像室41内とが連通する。
なお、このときの内側筐体51に対する外側筐体52の位置が、開放位置の一例である。また、外側筐体52の回動により、突出部55の長手方向の両端部が保持孔32の内周面に対向する。このときの突出部55の位置が規制位置の一例である。そのため、保持孔32の内周面は、抜け止め部の一例として機能し、ドロワフレーム21からトナーカートリッジ11が離脱することが防止される。
ドロワユニット3が収容位置まで移動されると、図10Cに示されるように、ラックギヤ61と入力ギヤ71との噛合が解除されて、入力ギヤ71がラックギヤ61の後方に離間する。
7.シャッタ閉成時の動作
画像形成動作が繰り返されることにより、たとえば、最前方のトナーカートリッジ11の内側筐体51内のトナーがなくなると(トナーエンプティ状態になると)、制御部67によりモータMが制御されて、モータMが駆動される。このモータMの駆動により、軸64が前側から見て反時計回りに回動し、軸64の回転に伴って、4つの押圧レバー62が前側から見て反時計回りに回動する。
モータMの駆動開始前においては、図11Aに示されるように、いずれの押圧レバー62もトナーカートリッジ11の被押圧部30に接触していない。また、図11Bに示されるように、4つのシャッタ駆動部材26の欠け歯ギヤ29の他端部29B(図4参照)は、それぞれ第2中継ギヤ73、第3中継ギヤ74、第5中継ギヤ76および第7中継ギヤ78の後方に離間し、それらと噛合していない。
4つの押圧レバー62の回動により、各押圧レバー62(レバー部66)は、トナーカートリッジの被押圧部30に互いにタイミングを異ならせて当接する。図12A,12Bに示されるように、押圧レバー62が被押圧部30に当接すると、押圧レバー62により被押圧部30が下方に押圧され、線ばね34の付勢力に抗して、シャッタ駆動部材26が右側から見て時計回りに回動する。その後、押圧レバー62が被押圧部30から離脱すると、押圧レバー62の押圧によるシャッタ駆動部材26の回動が停止し、シャッタ駆動部材26は、線ばね34の付勢力により、右側から見て反時計回りに回動する。その結果、シャッタ駆動部材26は、押圧レバー62により被押圧部30が押圧される前の位置に戻る。
たとえば、図12Aに示されるように、最後方の押圧レバー62により被押圧部30が下方に押圧されると、最後方のシャッタ駆動部材26が右側から見て時計回りに回動する。このシャッタ部材26の回動により、図12Bに示されるように、欠け歯ギヤ29の他端部29Bが第2中継ギヤ73に噛合する。その後、押圧レバー62が被押圧部30から離脱すると、線ばね34の付勢力により、シャッタ駆動部材26が右側から反時計回りに回動し、欠け歯ギヤ29と第2中継ギヤ73との噛合が解除される。
そして、図13Aに示されるように、最前方の押圧レバー62が被押圧部30を押し下げた状態になると、モータMの駆動が停止される。これにより、図13Bに示されるように、最前方のシャッタ駆動部材26の欠け歯ギヤ29の他端部29B(図4参照)が第7中継ギヤ78に噛合した状態が維持される。このときのシャッタ駆動部材26の位置が第1位置の一例である。
その後、ドロワユニット3が収容位置から引出位置に向けて移動されると、ドロワフレーム21に支持された入力ギヤ71が本体ケーシング2内のラックギヤ61に噛合する。この噛合後のドロワユニット3の移動に伴って、ラックギヤ61により入力ギヤ71が回転される。入力ギヤ71の回転は、駆動力として、第1中継ギヤ72、第3中継ギヤ74、第4中継ギヤ75、第5中継ギヤ76および第6中継ギヤ77を介して第7中継ギヤ78に伝達される。これにより、第7中継ギヤ78は、右側から見て反時計回りに回動する。欠け歯ギヤ29の他端部29Bが第7中継ギヤ78に噛合しているので、第7中継ギヤ78が回動すると、これに伴って、欠け歯ギヤ29を有するシャッタ駆動部材26が右側から見て時計回りに回動する。
このシャッタ駆動部材26の回動により、ガイド溝31の側面から突出部55に対して右側から見て時計回りの力が付与される。この力により、外側筐体52および現像シャッタ45が一体的に右側から見て時計回りに回動する。シャッタ駆動部材26の回動が進むと、欠け歯ギヤ29が第7中継ギヤ78から離間(欠け歯ギヤ29と第7中継ギヤ78との噛合が解除)する。その結果、シャッタ駆動部材26、外側筐体52および現像シャッタ45が停止し、図5Aに示されるように、開口44が現像シャッタ45により閉塞されるとともに、内側開口53が外側筐体52により閉塞される。
7.作用効果
(1)作用効果1
以上のように、ドロワフレーム21は、本体ケーシング2内に収容された収容位置と本体ケーシング2外に引き出された引出位置とに移動可能に設けられている。ドロワフレーム21には、複数の感光ドラム5がドロワフレーム21の移動方向に互いに間隔を空けて並列に配置される状態で保持されている。また、ドロワフレーム21には、複数の現像器7がそれぞれ感光ドラム5に対応して配置された状態で保持されている。さらに、ドロワフレーム21には、各現像器7に対応して、トナーカートリッジ11が着脱可能に保持される。
トナーカートリッジ11は、内部にトナーを収容する内側筐体51を備えている。内側筐体51には、トナーを現像器7に供給するための内側開口53が形成されている。また、トナーカートリッジ11は、内側開口53を開放する開放位置と内側開口53を閉塞する閉塞位置とに移動可能な外側筐体52を備えている。外側筐体52は、シャッタ駆動部材26によって回動される。
本体ケーシング2内には、ラックギヤ61が設けられている。そして、ドロワフレーム21には、ラックギヤ61から発生される駆動力をシャッタ駆動部材26に伝達する駆動力伝達機構が設けられている。駆動力伝達機構により、ラックギヤ61から発生される駆動力がシャッタ駆動部材26に伝達され、その駆動力を受けたシャッタ駆動部材26により、外側筐体52が回動される。そのため、ドロワフレーム21に対してトナーカートリッジ11を着脱させる際に、シャッタを手動で開閉しなくてよい。
よって、トナーカートリッジ11をドロワフレーム21に着脱させる作業の煩わしさを軽減することができる。
(2)作用効果2
そして、交換されるべきトナーカートリッジ11の外側筐体52を開放位置から閉塞位置に移動させ、それ以外のトナーカートリッジ11の外側筐体52を開放位置に維持するシャッタ閉機構が設けられている。押圧レバー62、軸64、モータMおよび制御部67は、そのシャッタ閉機構の一例を構成する。そのため、トナーカートリッジ11を交換すべく、ドロワフレーム21に対してトナーカートリッジ11を着脱させる際に、外側筐体52を手動で回動させなくてよい。
よって、トナーカートリッジ11をドロワフレーム21に着脱させる作業の煩わしさを軽減することができる。
しかも、交換されるべきトナーカートリッジ11の外側筐体52が選択的に閉塞位置に移動され、それ以外のトナーカートリッジ11の外側筐体52は開放位置で維持されるので、外側筐体52の回動の回数を減らすことができる。そのため、内側開口53の周囲に配置されるトナーシール56などの劣化を防止することができる。その結果、それらの部材の材料として、耐久性がそれほど高くない安価な材料を用いることができるので、カラープリンタ1のコストの低減を図ることができる。
また、ドロワフレーム21が引出位置に引き出された状態で外側筐体52を閉じるための操作を行う必要がないので、その操作によるモーメントが本体ケーシング2に生じるおそれがない。よって、そのようなモーメントによるカラープリンタ1の転倒を防止することができる。
(3)作用効果3
ドロワフレーム21は、感光ドラム5および現像器7を挟んで対向する1対の側板22,23を有している。シャッタ駆動部材26および駆動力伝達機構は、それぞれ一方の側板23の内側および外側に配置されている。側板23の外側において、ラックギヤ61からの駆動力を駆動力伝達機構によって受けることができ、側板23の内側において、その駆動力をシャッタ駆動部材26によって受けることができる。
(4)作用効果4
駆動力伝達機構は、入力ギヤ71、第2中継ギヤ73、第3中継ギヤ74、第5中継ギヤ76および第7中継ギヤ78を含むギヤトレインである。したがって、ラックギヤ61からの駆動力をシャッタ駆動部材26に確実に伝達することができ、外側筐体52を確実に回動させることができる。
(5)作用効果5
ラックギヤ61には、入力ギヤ71が噛合する。そのため、ドロワフレーム21の収容位置と引出位置との間での移動に伴って、ラックギヤ61により入力ギヤ71が回転される。入力ギヤ71の回転は、駆動力として、シャッタ駆動部材26に伝達され、外側筐体52の回動に利用される。よって、外側筐体52の回動のためにモータを必要としないので、カラープリンタ1の構成の簡素化およびコストの低減を図ることができる。
(6)作用効果6
第2中継ギヤ73、第3中継ギヤ74、第5中継ギヤ76および第7中継ギヤ78は、各シャッタ駆動部材26に対応して設けられている。一方、入力ギヤ71は、1つだけ設けられている。したがって、駆動力伝達機構の構成が簡素でありながら、入力ギヤ71とラックギヤ61とを確実に噛合させることができる。
(7)作用効果7
シャッタ駆動部材26は、第1位置(図10Cに示される最前方のシャッタ駆動部材26の位置)と第2位置(図10Aに示される最前方のシャッタ駆動部材26の位置)との間で移動可能に設けられている。外側筐体52が開放位置に位置するときには、シャッタ駆動部材26が第1位置に位置し、外側筐体52が閉塞位置に位置するときには、シャッタ駆動部材26が第2位置に位置する。
そして、シャッタ駆動部材26は、ドロワフレーム21に回転可能に設けられ、所定の回転角度範囲内で第2中継ギヤ73、第3中継ギヤ74、第5中継ギヤ76および第7中継ギヤ78と噛合する欠け歯ギヤ29を有している。欠け歯ギヤ29の出力ギヤとの噛合およびその解除により、シャッタ駆動部材26への駆動力の伝達およびその遮断を切り替えることができる。よって、4つのトナーカートリッジ11の外側筐体52を選択的に回動させることができる。
(8)作用効果8
また、シャッタ駆動部材26には、直線状に延びるガイド溝31が形成されている。そして、トナーカートリッジ11には、ガイド溝31に嵌合する突出部55が形成されている。トナーカートリッジ11がドロワフレーム21に着脱されるときに、その突出部55がガイド溝31に沿って移動することにより、ドロワフレーム21に対するトナーカートリッジ11の着脱が案内される。その結果、トナーカートリッジ11をドロワフレーム21に容易かつ確実に着脱させることができる。
(8)作用効果8
しかも、突出部55が突条であるので、トナーカートリッジ11が突出部55を支点として揺動することが防止される。その結果、ドロワフレーム21に対するトナーカートリッジ11のさらに容易かつ確実な着脱を達成することができる。
(9)作用効果9
突出部55は、外側筐体52が開放位置に位置するときに規制位置に位置し、外側筐体52が閉塞位置に位置するときに許容位置に位置する。そして、突出部55が規制位置に位置するときには、突出部55の長手方向の両端部が保持孔32の内周面に対向し、ガイド溝31から突出部55が抜けることが防止される。よって、外側筐体52が開放位置に位置している状態で、ドロワフレーム21からトナーカートリッジ11が離脱されることを確実に防止することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。この第2実施形態に係るレーザプリンタ101の外観構成および中央断面(レーザプリンタの左右方向の中央部を前後方向に切断したときの断面)に示される構成は、第1実施形態に係るレーザプリンタ1のそれらと同じである。すなわち、レーザプリンタ101の外観構成および中央断面に示される構成は、それぞれ図1,2に示される構成と同一である。
1.ドロワユニット
(1)ドロワフレーム
図14に示されるように、ドロワユニット103は、保持部材の一例としてのドロワフレーム121を備えている。ドロワフレーム121は、左右方向に間隔を開けて対向する1対の側板122,123と、側板122,123の各前端部間に架設されるフロントビーム124と、側板122,123の各後端部間に架設されるリヤビーム125とを備え、全体として、平面視で四角枠状をなしている。
側板122,123は、トナーカートリッジ111を装着するためのスペース112を確保する間隔を左右方向に開けて、左右方向において互いに対向している。
各側板122,123の外側面には、その上端縁より少し下方の位置に、それぞれ前後方向に延びる突条をなす鍔部126,127が前後方向の全長にわたって形成されている。
右側の側板123の内側面(左側面)には、図15に示されるように、後述するトナーカートリッジ111の支持部159(図18参照)を受け入れて保持する保持部128が形成されている。保持部128は、側板123の上端縁から下方に切り欠かれたU字状の外形を有する凹部であり、前後方向に支持部159の外径とほぼ同じ幅を有し、その下端部が支持部159の外周面とほぼ同じ曲率で湾曲している。
また、右側の側板123の内側面には、保持部128の下方に、後述するトナーカートリッジ111の抜け止め用ボス158(図18参照)が嵌合する抜け止め用溝129が形成されている。抜け止め用溝129は、保持部128の下端縁と間隔を空けて、その下端縁に沿って湾曲する側面視C字状をなし、側板123の内側面から右側に窪んでいる。
そして、保持部128の最下端部と抜け止め用溝129との間には、それらを連通させる連通部130が貫通して形成されている。連通部130は、前後方向において、トナーカートリッジ111の抜け止め用ボス158が通過可能な幅を有している。
(2)現像フレーム
図15に示されるように、現像器107(図22A参照)の現像フレーム108は、前後方向に等間隔で配置され、側板122,123間に架設されている。トナーカートリッジ111を装着するための各スペース112は、現像フレーム108によって区切られている。
現像フレーム108には、現像ローラ109を収容する現像室141(図22A参照)が形成されている。現像室141は、下端が開放されており、この現像室141における開放側の端部に、現像ローラ109が配置されている。また、現像室141には、現像室141内のトナーを現像室141内の中央部から左右両側に搬送するためのオーガ142(図22A参照)が設けられている。
現像フレーム108は、現像室141とトナーカートリッジ111を装着するためのスペース112との間に、現像室141側に向けて円弧状に凸湾曲した板状の仕切壁143を有している。この仕切壁143により、現像フレーム108内が現像室141とその上方のスペース112とに仕切られている。
仕切壁143には、3つの矩形状の開口144(図22A参照)が左右方向に間隔を空けて形成されている。これらの開口144を介して、現像室141内とスペース112とが連通している。
(3)現像シャッタ
仕切壁143上には、図15に示されるように、現像シャッタ145が設けられている。現像シャッタ145は、左右方向に延び、仕切壁143に沿って湾曲する板状をなしている。現像シャッタ145の右端部には、図16に示されるように、右側に向けて延びる2つの凸部146が前後方向に間隔を空けて形成されている。また、図示されないが、現像シャッタ145の左端部には、左側に向けて延びる2つの凸部146が前後方向に間隔を空けて形成されている。そして、それらの凸部146が仕切壁143に形成された溝147に移動可能に受け入れられることにより、現像シャッタ145は、仕切壁143に沿って前後方向にスライド可能に設けられている。
現像シャッタ145には、図15に示されるように、3つの矩形状のシャッタ開口148が左右方向に間隔を空けて形成されている。また、現像シャッタ145には、左端のシャッタ開口148の左前方および右端のシャッタ開口148の右前方にそれぞれ間隔を空けた位置に、略正方形状の嵌合孔149が形成されている。
2.トナーカートリッジ
トナーカートリッジ111は、図22A,23Aに示されるように、中空円柱状の筐体の一例としての内側筐体151と、この内側筐体151を回動可能に収容し、中空円柱状のシャッタの一例としての外側筐体152とを備えている。
(1)内側筐体
内側筐体151の周面には、内側開口153が形成されている。内側開口153は、トナーカートリッジ111がスペース112に装着された状態で仕切壁143の開口144と対向する位置に形成されている。
内側筐体151の右端面には、円柱状の支持部159がそれらの中心を一致させて形成されている。支持部159は、次に述べる外側筐体152の右側板156を相対回転可能に貫通し、右側板156から外側に突出している。そして、その突出した部分には、突起部160が一体的に形成されている。
(2)外側筐体
外側筐体152の周面には、外側開口154が左右方向に間隔を空けて形成されている。外側開口154は、トナーカートリッジ111がスペース112に装着された状態で現像シャッタ145のシャッタ開口148と対向する位置に形成されている。
また、外側筐体152の周面の左右両端部には、図17に示されるように、シャッタ駆動用ボス155が形成されている。2つのシャッタ駆動用ボス155の間の間隔は、現像シャッタ145に形成されている2つの嵌合孔149の間の間隔と同じである。
外側筐体152の右端面には、円板状のシャッタ駆動部材の一例としての右側板156が設けられている。右側板156の周面には、ギヤ歯157がその全周にわたって形成されている。また、右側板156の右端面には、支持部159の周縁と右側板156の周縁との間に、円柱状の抜け止め用ボス158が突設されている。
(3)トナーシール
内側筐体151の内周面には、図22A,23Aに示されるように、内側開口153の周囲を取り囲むようにトナーシール161が貼着されている。
3.本体ケーシング内の構成
(1)ガイドレール
図19に示されるように、本体ケーシング102の左右両内面には、それぞれガイド171,172が形成されている。具体的には、本体ケーシング102の左内面(ドロワユニット103を収容する空間に対する左側の内面)には、前後方向に延びる溝173が形成されており、この溝173の下面は、ドロワフレーム121の側板122の鍔部126を下方から受けるガイド171をなしている。一方、本体ケーシング102の右内面(ドロワユニット103を収容する空間に対する右側の内面)には、前後方向に延びる断面矩形状の突条174が設けられている。突条174の上面は、ガイド171である溝173の下面と同じ高さの位置に形成され、ドロワフレーム121の側板123の鍔部127を下方から受けるガイド172をなしている。
鍔部126,127がそれぞれガイド171,172に下方から受けられることにより、ドロワユニット103は、ガイド171,172に保持される。そして、その状態で鍔部126,127がそれぞれガイド171,172上を摺動することにより、ドロワユニット103は、本体ケーシング102内の収容位置と本体ケーシング102外の引出位置との間で移動可能に設けられている。
(2)駆動ギヤ
また、本体ケーシング102内の右端部には、4つの駆動力発生手段の一例としての駆動ギヤ175が前後方向に等間隔を空けて配置されている。4つの駆動ギヤ175は、ガイド172よりも少し左側であって、ガイド172に対して下方にドロワフレーム121の上下方向の高さに対応する間隔を空けた位置において、その約上半分の部分がドロワユニット103を収容する空間に露出した状態に設けられている。
各駆動ギヤ175には、図20に示されるように、モータMの駆動力が入力されるようになっている。
カラープリンタ101には、マイクロコンピュータを含む構成の制御部176が備えられており、各モータMの駆動は、シャッタ閉機構の一例としての制御部176により制御されるようになっている。
4.駆動力伝達機構
そして、ドロワフレーム121には、ドロワユニット103が本体ケーシング102内の収容位置に位置した状態において、各モータMから各駆動ギヤ175に入力される駆動力を各現像シャッタ145に伝達するための駆動力伝達機構181が設けられている。
駆動力伝達機構181は、図21に示されるように、各駆動ギヤ175に対応して設けられた第1伝達ギヤ182と、第1伝達ギヤ182と噛合する第2伝達ギヤ183と、第2伝達ギヤ183と噛合する第3伝達ギヤ184と、第3伝達ギヤ184と同一の軸(図示せず)に取り付けられた第4伝達ギヤ186とを備えている。
第1伝達ギヤ182、第2伝達ギヤ183および第3伝達ギヤ184は、ドロワフレーム121の右側の側板123の外側(右側)に配置されて、側板123に回転可能に支持されている。第1伝達ギヤ182は、側板123の下端部に配置され、その約下半分の部分は、側板123の下端縁よりも下方に突出している。
第4伝達ギヤ186は、側板123の内側(左側)に配置されて、側板123に回転可能に支持されている。そして、第4伝達ギヤ186は、図15に示されるように、その上側部分が仕切壁143の右端縁と側板123との間から上方に露出するように設けられている。
5.トナーカートリッジの着脱時の動作
トナーカートリッジ111は、ドロワユニット103(ドロワフレーム121)が本体ケーシング102外の引出位置に引き出された状態で、ドロワフレーム121内の各スペース112に対して上方から着脱される。
スペース112にトナーカートリッジ111が装着されていない状態では、図22Aに示されるように、シャッタ開口148が仕切壁143の開口144に対して後方に位置し、開口144が現像シャッタ145により閉塞されている。
一方、トナーカートリッジ111がドロワユニット103から離脱した状態では、図22Aに示されるように、外側筐体152の外側開口154が内側筐体151の内側開口153に対して後方に位置し、内側開口153が外側筐体152により閉塞されている。このときの内側筐体151に対する外側筐体152の位置が、閉塞位置の一例である。
トナーカートリッジ111がスペース112に装着されるときには、トナーカートリッジ111は、突起部160が下方に向けて延び、突起部160と対向する位置(突起部160と内側筐体151の右端面との間)に抜け止め用ボス158が配置される姿勢とされる。そして、スペース112の鉛直上方からトナーカートリッジ111が下降され、図22Bに示されるように、突起部160が保持部128を通して連通部130に挿入される。また、抜け止め用ボス158が保持部128および連通部130を通して抜け止め用溝129内に配置される。
トナーカートリッジ111がスペース112に装着されると、図21に示されるように、右側板156の周面に形成されているギヤ歯157が第4伝達ギヤ186に上方から噛合する。また、トナーカートリッジ111のシャッタ駆動用ボス155が現像シャッタ145の嵌合孔149(図15参照)に嵌合する。
その後、ドロワユニット103が本体ケーシング102内の収容位置に移動される。ドロワユニット103が収容位置に位置すると、制御部176(図20参照)によりモータM(図20参照)が制御されて、モータMが予め定める回転量だけ正転駆動される。そして、モータMからの駆動力が駆動ギヤ175から第1伝達ギヤ182、第2伝達ギヤ183、第3伝達ギヤ184および第4伝達ギヤ186を介してギヤ歯157に伝達され、外側筐体152および現像シャッタ45が一体的に右側から見て時計回りに回動する。このとき、突起部160が連通部130に連通されているので、内側筐体151は回動しない。
これにより、図23Aに示されるように、現像シャッタ145のシャッタ開口148および外側筐体152の外側開口154が仕切壁143の開口144および内側筐体151の内側開口153と対向し、内側開口153、外側開口154、シャッタ開口148および開口144を介して、内側筐体151内と現像室141内とが連通する。
なお、このときの内側筐体151に対する外側筐体152の位置が、開放位置の一例である。
また、外側筐体152の回動により、図23Bに示されるように、抜け止め用ボス158が抜け止め用溝129内を前方に移動する。この移動により、抜け止め用ボス158は、抜け止め用溝129における連通部130よりも前方の部分に嵌合された状態となり、上下方向の移動が規制される。そのため、この状態では、トナーカートリッジ111をドロワフレーム121から離脱させることはできない。
画像形成動作が繰り返されることにより、トナーカートリッジ111の内側筐体151内のトナーがなくなると(トナーエンプティ状態になると)、制御部176により、そのトナーがなくなったトナーカートリッジ111に対応するモータMが制御されて、モータMが予め定める回転量だけ逆転駆動される。そして、モータMからの駆動力が駆動ギヤ175から第1伝達ギヤ182、第2伝達ギヤ183、第3伝達ギヤ184および第4伝達ギヤ186を介してギヤ歯157に伝達され、外側筐体152および現像シャッタ45が一体的に右側から見て反時計回りに回動する。このとき、突起部160が連通部130に連通されているので、内側筐体151は回動しない。
これにより、図22Aに示されるように、外側筐体152および現像シャッタ145が停止し、開口144が現像シャッタ145により閉塞されるとともに、内側開口153が外側筐体152により閉塞される。
この第2実施形態の構成によっても、第1実施形態の場合と同様の効果を奏することができる。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 カラープリンタ
2 本体ケーシング
5 感光ドラム
7 現像器
11 トナーカートリッジ
21 ドロワフレーム
22 側板
23 側板
26 シャッタ駆動部材
31 ガイド溝
32 保持孔
51 内側筐体
52 外側筐体
53 内側開口
55 突出部
61 ラックギヤ
62 押圧レバー
64 軸
67 制御部
71 入力ギヤ
72 第1中継ギヤ
73 第2中継ギヤ
74 第3中継ギヤ
75 第4中継ギヤ
76 第5中継ギヤ
77 第6中継ギヤ
78 第7中継ギヤ
101 カラープリンタ
102 本体ケーシング
107 現像器
111 トナーカートリッジ
121 ドロワフレーム
122 側板
123 側板
156 右側板
151 内側筐体
152 外側筐体
153 内側開口
175 駆動ギヤ
176 制御部
181 駆動力伝達機構
M モータ

Claims (15)

  1. 装置本体と、
    前記装置本体内に収容された収容位置と前記装置本体外に引き出された引出位置とに移動可能に設けられる保持部材と、
    前記保持部材に保持され、前記保持部材の移動方向に互いに間隔を空けて並列に配置される複数の像担持体と、
    各前記像担持体に対応して設けられ、前記保持部材に保持される複数の現像器と、
    各前記現像器に対応して設けられ、前記保持部材に対して着脱可能にそれぞれ構成されており、内部に収容されたトナーを対応する前記現像器に供給するための開口部が形成された筐体と、前記開口部を開放する開放位置と前記開口部を閉塞する閉塞位置とに開閉可能なシャッタとをそれぞれ有する複数のトナーカートリッジと、
    交換されるべき前記トナーカートリッジの前記シャッタを前記開放位置から前記閉塞位置に移動させ、それ以外の前記トナーカートリッジの前記シャッタを前記開放位置に維持するシャッタ閉機構とを備える、画像形成装置。
  2. 前記シャッタ閉機構は、
    駆動力を受けて、前記シャッタを開閉させるシャッタ駆動部材と、
    駆動力を発生する駆動力発生手段と、
    前記駆動力発生手段から発生される駆動力を前記シャッタ駆動部材に伝達する駆動力伝達手段とを含む、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記シャッタ駆動部材および前記駆動力伝達手段は、前記保持部材に設けられ、
    前記駆動力発生手段は、前記装置本体内に設けられている、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記駆動力伝達手段は、回転可能に設けられた入力ギヤおよび出力ギヤを含むギヤトレインである、請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記駆動力発生手段は、前記移動方向に延び、前記入力ギヤと噛合するラックギヤであり、前記収容位置と前記引出位置との間での前記保持部材の移動に伴って駆動力を発生する、請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記入力ギヤは、1つ設けられており、
    前記出力ギヤは、各前記シャッタ駆動部材に対応して複数設けられている、請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記シャッタ駆動部材は、第1位置と第2位置との間で移動可能に設けられ、前記シャッタが前記開放位置に位置するときに前記第1位置に位置し、前記シャッタが前記閉塞位置に位置するときに前記第2位置に位置する、請求項5または6に記載の画像形成装置。
  8. 前記シャッタ駆動部材は、前記保持部材に回転可能に設けられ、所定の回転角度範囲内で前記出力ギヤと噛合する欠け歯ギヤを有している、請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記シャッタ駆動部材を前記第2位置から前記第1位置に向かう方向に付勢する付勢部材を備える、請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記シャッタ閉機構は、前記装置本体内に設けられ、前記第1位置に位置している前記シャッタ駆動部材を前記付勢部材の付勢力に抗して押圧し、前記欠け歯ギヤを前記出力ギヤと噛合させる押圧部材を含む、請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記装置本体内に設けられ、前記シャッタ駆動部材の回転軸線と直交する方向に延びる軸を備え、
    前記押圧部材は、前記軸に取り付けられ、前記軸を中心とする回転により前記シャッタ駆動部材を押圧するレバーである、請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記駆動力発生手段は、モータである、請求項4に記載の画像形成装置。
  13. 前記出力ギヤは、前記シャッタ駆動部材に対応して複数設けられ、
    前記入力ギヤは、各前記出力ギヤに対応して複数設けられており、
    前記装置本体には、前記入力ギヤと噛み合い、前記駆動力発生手段から発生される駆動力により回転される本体側ギヤが設けられている、請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記シャッタ駆動部材には、直線状に延びるガイド溝が形成されており、
    前記トナーカートリッジには、前記ガイド溝に嵌合する突出部が形成されている、請求項1〜13のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  15. 前記突出部は、規制位置と許容位置との間で移動可能に設けられ、前記シャッタが前記開放位置に位置するときに前記規制位置に位置し、前記シャッタが前記閉塞位置に位置するときに前記許容位置に位置し、
    前記保持部材には、前記突出部が前記規制位置に位置するときに、前記突出部に対向し、前記ガイド溝から前記突出部が抜けるのを防止するための抜け止め部が形成されている、請求項14に記載の画像形成装置。
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