JP2008233841A - トナー補給装置及びこれを搭載した画像形成装置 - Google Patents

トナー補給装置及びこれを搭載した画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】トナーコンテナ交換時の周辺へのトナー飛散を防止でき、予備トナーコンテナの保管スペース確保の問題を解消することが可能なトナー補給装置を提供する。
【解決手段】トナー補給装置60は、トナーコンテナ62を並べて収容するコンテナ収容部61と、トナーコンテナ62をトナー補給位置Xに向かって搬送する搬送装置63と、コンテナ廃棄部68と、トナー補給位置Xに設けたトナー補給口64及びトナー残量検知手段66とを備え、トナー残量検知手段66が、使用中トナーコンテナ62Xが空になったことを検知したとき、搬送装置63を駆動して、使用中トナーコンテナ62Xをコンテナ廃棄部68へ送り、予備トナーコンテナ62Zをトナー補給位置Xに搬送する。これにより、自動的に、使用済みのトナーコンテナ62をユーザの手を煩わすことなく廃棄でき、予備トナーコンテナ62Zを新たにトナー補給位置Xに配置することが可能である。
【選択図】図6

Description

本発明は、複写機やプリンタに代表される画像形成装置に適用可能なトナーの補給装置に関する。また、このトナー補給装置を搭載した画像形成装置に関する。
複写機やプリンタ等の電子写真方式の画像形成装置においては、像担持体として感光体ドラムが広く用いられている。感光体ドラムを用いた一般的な画像形成動作は以下のようである。感光体ドラムの表面は帯電装置により所定電位で一様に帯電せしめられ、そこに露光装置のLED光等を照射することにより部分的に電位が光減衰して原稿画像の静電潜像が形成される。そして、この静電潜像を現像装置で現像することによってトナー像が形成される。用紙へのトナー像の転写後、感光体ドラムの表面においては、残留したトナーがクリーニング装置によりクリーニングされ、次回の画像形成動作に備えて除電装置により除電光が照射されて帯電電荷の除去が行われる。
上記のような画像形成動作の主要部である現像装置に対して、現像剤であるトナーは、トナーコンテナから補給される。このトナーコンテナは、内部に収容されたトナーが空になる度に、ユーザ自身によって簡単に交換することが可能である。これにより、画像形成装置が、トナー不足になることを防止して、円滑な画像形成動作を実行させることができる。
このようにして簡単に交換作業が可能なトナーコンテナではあるが、一方では不都合が生じる場合もある。トナーコンテナの交換作業は簡単ではあるものの、できるだけ交換回数を減らすことが望まれる。これにより、トナーコンテナのトナー収容量を多くする必要があり、必然的にトナーコンテナも大型化してしまう。その結果、使用済みトナーコンテナを廃棄するまでの保管場所や、その廃棄方法に問題が発生する。
そこで、このような問題を解決すべく、使用済みトナーコンテナの廃棄方法について様々な手法が提案され、その一例を特許文献1に見ることができる。この特許文献1に記載されたトナー補給容器では、トナー収容部が、収縮習性を付与された弱い弾力性を有する筒部で構成されている。
特開平4−276780号公報(第2頁、図1)
特許文献1に記載されたトナー補給容器は、トナー収容部を収縮させることにより、使用済みのトナー収納容体(トナーコンテナ)の容積をできるだけ小さくすることが可能であり、廃棄までの保管場所を要することもなく、廃棄方法も簡潔であるかのように考えられる。しかしながら、このトナー補給容器の使用済みトナー収納容体は、現像器から取り外すときに、トナー補給口付近に付着した残留トナーが飛散する恐れがある。これにより、ユーザの手や衣服、設置場所周辺がトナーで汚れてしまう可能性が高い。
また、特許文献1に記載されたトナー補給容器では、使用後のトナー収納容体のことについては考慮されているが、使用前のトナー収納容体に関しては考慮がなされていない。すなわち、画像形成装置において、トナー不足が発生することなく、円滑に画像形成動作を実行させるためには、予備のトナーコンテナを少なくとも1個は前もって準備しておく必要がある。そして、予備トナーコンテナは、新しいトナーが充填されているので、収縮させて保管しておくようなことは不可能である。したがって、使用前の予備トナーコンテナはどこかに保管しておく必要があり、その保管スペースの確保に問題が生じる。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、トナーコンテナ交換時の周辺へのトナーの飛散を防止できるとともに、予備トナーコンテナの保管スペース確保の問題を解消して、滞りなく好適なトナー補給動作を遂行することが可能なトナー補給装置を提供することを目的とする。また、このようなトナー補給装置を搭載した高性能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明は、トナー補給装置において、トナー補給位置に配置された使用中のトナーコンテナと、待機位置に配置された少なくとも1個以上の予備トナーコンテナと、これらのトナーコンテナを並べて収容するコンテナ収容部と、このコンテナ収容部内のトナーコンテナを前記トナー補給位置に向かって搬送する搬送装置と、トナー補給位置のコンテナ搬送方向下流に設けられたコンテナ廃棄部と、トナー補給位置に設けられたトナー補給口及びトナー残量検知手段とを備え、このトナー残量検知手段が、前記使用中トナーコンテナが空になったことを検知したときには、前記搬送装置を駆動し、使用中トナーコンテナを前記コンテナ廃棄部へ送り出すとともに、前記予備トナーコンテナを前記トナー補給位置に搬送することとした。
また、上記構成のトナー補給装置において、前記予備トナーコンテナ内のトナーを攪拌する攪拌装置を備えることとした。
また、上記構成のトナー補給装置において、前記攪拌装置は、前記予備トナーコンテナを回転させる回転装置を備えることとした。
また、上記構成のトナー補給装置において、前記攪拌装置は、前記予備トナーコンテナ内に設けられた攪拌部材を回転させる駆動機構を備えることとした。
また、上記構成のトナー補給装置において、前記攪拌装置は、前記予備トナーコンテナを振動させる加振装置を備えることとした。
また、上記構成のトナー補給装置において、使用済みトナーコンテナの容積を縮小させる圧縮装置を備えることとした。
また、上記構成のトナー補給装置において、前記予備トナーコンテナの数量を検知するコンテナ数量検知手段と、このコンテナ数量検知手段からの情報を受けて予備トナーコンテナの数を表示する表示部とを備えることとした。
また、上記構成のトナー補給装置において、複数色のカラートナーに対応して、前記コンテナ収容部、前記搬送装置、前記トナー補給口、及び前記トナー残量検知手段を複数個備えることとした。
また、上記構成のトナー補給装置において、前記コンテナ収容部のコンテナ搬送方向上流端にコンテナ挿入口を備え、複数色のカラートナーごとに、前記トナーコンテナ及び前記コンテナ挿入口の形状が異なることとした。
また本発明では、上記トナー補給装置を画像形成装置に搭載することとした。
また、上記構成の画像形成装置において、前記コンテナ数量検知手段からの情報を受けて、予備トナーコンテナの数を操作パネル上に表示することとした。
本発明の構成によれば、トナー補給装置において、トナー補給位置に配置された使用中のトナーコンテナと、待機位置に配置された少なくとも1個以上の予備トナーコンテナと、これらのトナーコンテナを並べて収容するコンテナ収容部と、このコンテナ収容部内のトナーコンテナを前記トナー補給位置に向かって搬送する搬送装置と、トナー補給位置のコンテナ搬送方向下流に設けられたコンテナ廃棄部と、トナー補給位置に設けられたトナー補給口及びトナー残量検知手段とを備え、このトナー残量検知手段が、前記使用中トナーコンテナが空になったことを検知したときには、前記搬送装置を駆動し、使用中トナーコンテナを前記コンテナ廃棄部へ送り出すとともに、前記予備トナーコンテナを前記トナー補給位置に搬送することとしたので、トナーが空になった使用済みのトナーコンテナを、ユーザの手を煩わすことなく自動的に廃棄することができる。さらにその後、自動的に、予備トナーコンテナを、新たにトナー補給位置に配置することが可能である。これにより、トナーコンテナ交換時の周辺へのトナーの飛散を防止できるとともに、予備トナーコンテナの保管スペース確保の問題を解消することも可能である。このようにして、ユーザの手や衣服、設置場所周辺への飛散トナーによる汚染を防止しながら、滞りなく好適なトナー補給動作を遂行することが可能なトナー補給装置を提供することができる。
また、前記予備トナーコンテナ内のトナーを攪拌する攪拌装置を備えることとしたので、予備トナーコンテナがトナー補給位置に到達する前に、その内部のトナーを攪拌することができる。これにより、予備トナーコンテナが、コンテナ収容部内に長期間置かれた場合であっても、その内部のトナーの凝集を防止することが可能になる。したがって、予備トナーコンテナを長期間保管することができ、且つその予備トナーコンテナを使用する際には円滑にトナーを補給することが可能なトナー補給装置を提供することができる。
また、前記攪拌装置は、前記予備トナーコンテナを回転させる回転装置を備えることとしたので、簡便な構成により、予備トナーコンテナ内のトナーを攪拌することができる。さらに、このような構成により、内部に攪拌部材を備えていないトナーコンテナのトナーを攪拌することが可能である。したがって、長期間保管した予備トナーコンテナから円滑にトナーを補給できるトナー補給装置を、簡便な構成で得られるのとともに、内部に攪拌部材を備えていないトナーコンテナにも対応させることができる。
また、前記攪拌装置は、前記予備トナーコンテナ内に設けられた攪拌部材を回転させる駆動機構を備えることとしたので、内部に攪拌部材を備えたトナーコンテナに対応でき、その攪拌部材を用いてトナーを攪拌することが可能である。したがって、攪拌部材の作用により、予備トナーコンテナ内の隅々まで均一にトナーを攪拌することができる。その結果、長期間保管した予備トナーコンテナから一層円滑にトナーを補給でき、滞りのない好適なトナー補給動作の向上を図ることが可能になる。
また、前記攪拌装置は、前記予備トナーコンテナを振動させる加振装置を備えることとしたので、振動を利用して、予備トナーコンテナ内のトナーを攪拌することができる。さらに、予備トナーコンテナ自体を回転させるような大きな動作や、予備トナーコンテナ内の攪拌部材を駆動機構に係合させるような正確な位置制御などを実行する必要がない、より一層簡便な構成で、予備トナーコンテナ内のトナーを攪拌することができる。したがって、攪拌装置に係るスペースの確保や複雑な制御、トナーコンテナの構造に対する制約など、様々な条件の付与を解消することができる。その結果、滞りなく好適なトナー補給動作を遂行することが可能な、汎用性の高いトナー補給装置を提供することができる。
また、使用済みトナーコンテナの容積を縮小させる圧縮装置を備えることとしたので、廃棄するトナーコンテナが占有するスペースを縮小することが可能である。これにより、廃棄部に溜めることができる廃棄トナーコンテナの量を増加させることができ、廃棄作業の高効率化を図ることができる。このようにして、廃棄トナーコンテナの保管に関する問題も解消することが可能である。
また、前記予備トナーコンテナの数量を検知するコンテナ数量検知手段と、このコンテナ数量検知手段からの情報を受けて予備トナーコンテナの数を表示する表示部とを備えることとしたので、表示部を見るだけで、トナー補給装置内に予備トナーコンテナがあと何個残っているかを簡単に確認することができる。これにより、予備トナーコンテナの補充作業の高効率化を図ることができる。したがって、滞りなく好適なトナー補給動作を遂行できるという効果を、一層向上させることが可能である。
また、複数色のカラートナーに対応して、前記コンテナ収容部、前記搬送装置、前記トナー補給口、及び前記トナー残量検知手段を複数個備えることとしたので、トナー補給装置を搭載した画像形成装置がカラー印刷対応の機種である場合でも、各色ごとに、使用済みのトナーコンテナをユーザの手を煩わすことなく自動的に廃棄することができ、さらにその後、自動的に予備トナーコンテナを新たにトナー補給位置に配置することが可能である。したがって、複数色のカラートナーに対応して、ユーザの手や衣服、設置場所周辺への飛散トナーによる汚染を防止しながら、滞りのない好適なトナー補給動作を、各色ごとに遂行することが可能である。
また、前記コンテナ収容部のコンテナ搬送方向上流端にコンテナ挿入口を備え、複数色のカラートナーごとに、トナーコンテナ及びコンテナ挿入口の形状が異なることとしたので、各色のトナーコンテナを、異なる色のコンテナ収容部に入れ間違うことがなく、必ず所定のコンテナ収容部に挿入することができる。これにより、複数色のトナーコンテナを使用する場合であっても、カラートナーが混ざってしまうような問題の発生を防止することができる。したがって、ユーザの操作性を向上させることが可能である。
また本発明では、上記トナー補給装置を画像形成装置に搭載することとしたので、トナーコンテナ交換時の周辺へのトナーの飛散を防止できるとともに、予備トナーコンテナの保管スペース確保の問題を解消して、滞りなく好適なトナー補給動作を遂行することが可能な高性能な画像形成装置を得ることができる。
また、上記構成の画像形成装置において、前記コンテナ数量検知手段からの情報を受けて、予備トナーコンテナの数を操作パネル上に表示することとしたので、操作パネルを見るだけで、トナー補給装置内に予備トナーコンテナがあと何個残っているかを簡単に確認することができる。これにより、画像形成装置の、予備トナーコンテナの補充作業の高効率化を図ることができる。したがって、滞りなく好適なトナー補給動作を遂行できるという効果を、一層向上させることが可能な画像形成装置を得ることができる。
以下、本発明の実施形態を図1〜図25に基づき説明する。
最初に、本発明の第1の実施形態に係るトナー補給装置を搭載した画像形成装置について、図1を用いてその構造の概略を説明しつつ、画像出力動作を説明する。図1は、画像形成装置の模型的垂直断面正面図である。この画像形成装置は、中間転写ベルトを用いてトナー像を用紙に転写するカラー印刷タイプのものである。
図1に示すように、画像形成装置1の本体2の下部には、用紙収容部であるカセット式給紙部3が配置されている。カセット式給紙部3には、印刷前のカットペーパー等の用紙Pが積載して収容され、ここから1枚ずつ分離して用紙Pが送り出される。カセット式給紙部3には、2段の給紙カセット4が備えられている。給紙カセット4は、本体2に対して前面側にスライドして引き出すことが可能である。
本体2の右側面上部の外部には、手差し給紙部5が備えられている。手差し給紙部5には、カセット式給紙部3に収容していないサイズの用紙Pや、OHPシートのように1枚ずつ送り込みたいものが載置される。
画像形成装置1は、その内部に用紙搬送部6を備えている。用紙搬送部6は、カセット式給紙部3に関して言えば、その給紙方向である右方に位置し、手差し給紙部5に関して言えば、その左方に位置する。カセット式給紙部3から送り出された用紙Pは用紙搬送部6により本体2の側面に沿って垂直上方に、手差し給紙部5から送り出された用紙Pは略水平左方に搬送される。
用紙搬送部6の用紙搬送方向下流端であって、二次転写部9のすぐ上流側には、レジストローラ7が備えられている。レジストローラ7は、用紙Pの斜め送りを矯正しつつ、中間転写ベルト8表面に形成されるトナー像と同期をとって、二次転写部9に向けて用紙Pを送り出す。
レジストローラ7の箇所の上方には、無端ベルトの形で用いた中間転写体である中間転写ベルト8が備えられている。中間転写ベルト8は、複数のローラに巻き掛けられて支持され、図示しない駆動装置により図1において時計方向に回転する。
中間転写ベルト8は、これを支持する各ローラの軸線方向と直角をなす断面形状が略三角形状になるようにして、各ローラに巻き掛けられている。中間転写ベルト8は上面が略水平になるようにして設けられ、その上面に計4台の画像形成部20が備えられている。4台の画像形成部20は、中間転写ベルト8の回転方向に沿って、回転方向上流側から下流側に向けて一列に並べて配置された所謂タンデム方式である。4台の画像形成部20とは、上流側から順に、マゼンタ用の画像形成部20M、シアン用の画像形成部20C、イエロー用の画像形成部20Y、及びブラック用の画像形成部20Bである。これらの画像形成部20には、各色に対応するトナー補給装置60から現像剤であるトナーが補給される。なお、以下の説明において、特に限定する必要がある場合を除き、「M」「C」「Y」「B」の識別記号は省略するものとする。
各画像形成部20では、露光装置23(図2参照)によって照射されたレーザ光により原稿画像の静電潜像が形成され、この静電潜像からトナー像が現像される。各画像形成部20が中間転写ベルト8と接触する箇所には一次転写部30が設けられ、この一次転写部30において、画像形成部20で形成されたトナー像が中間転写ベルト8表面に一次転写される。そして、中間転写ベルト8の回転とともに所定のタイミングで各画像形成部20のトナー像が中間転写ベルト8に順次転写されることにより、中間転写ベルト8表面にはマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの計4色のトナー像が重ね合わされた多重フルカラートナー像が形成される。
中間転写ベルト8が用紙搬送路に懸かる箇所には、二次転写部9が配置されている。中間転写ベルト8表面のカラートナー像は、レジストローラ7によって同期をとって送られてきた用紙Pに、二次転写部9において二次転写される。
トナー像の二次転写後、中間転写ベルト8表面に残留するトナーは、二次転写部9に対してベルト回転方向下流側に設けられたベルト用クリーニング装置10によってクリーニング、回収される。
二次転写部9の用紙搬送方向下流側には、定着部11が備えられている。二次転写部9にて未定着トナー像を担持した用紙Pは、定着部11へと送られ、熱ローラと加圧ローラとによりトナー像が加熱、加圧されて定着される。
定着部11の下流側であって、本体2の左側面の近傍には、分岐部12が備えられている。定着部11から排出された用紙Pは、両面印刷を行わない場合には、分岐部12から機外の用紙排出部である用紙受けトレイ13に排出される。
レジストローラ7の箇所から分岐部12にかけての部分の下方であって、カセット式給紙部3の上方には、両面印刷装置である両面印刷部14が備えられている。両面印刷を行う場合には、第一面の印刷が終了して定着部11から排出された用紙Pが、分岐部12を通って両面印刷部14へと送られる。両面印刷部14へ送られた用紙Pは、続いて第二面の印刷のために搬送方向が切り替えられ、再度用紙搬送部6、レジストローラ7を介して二次転写部9へと送られる。
一方、画像形成装置1の本体2の上部には、操作パネル15が備えられている。ユーザは、この操作パネル15を用いて、使用する用紙Pの種類や、その他の印刷条件を入力することが可能である。また、画像形成装置1内部で用紙ジャムや用紙切れなどが起こった場合、それらに関する情報が操作パネル15上に表示される。
続いて、画像形成装置1の画像形成部20周辺の詳細な構成について、図1に加えて、図2を用いて説明する。図2は、画像形成部周辺を示す垂直断面部分拡大図である。なお、4色の各画像形成部20は構造が共通するので、前述のように「M」「C」「Y」「B」の識別記号は省略するものとする。
図2に示すように、画像形成部20には、その中心に像担持体である感光体ドラム21が備えられている。そして、感光体ドラム21の近傍には、その回転方向に沿って順に、帯電装置22、露光装置23、現像装置40、除電装置24、及びドラム用のクリーニング装置50が配置されている。一次転写部30は、感光体ドラム21の回転方向に沿って、現像装置40と除電装置24との間に設けられている。
感光体ドラム21は、画像形成装置1内の用紙搬送方向と直角をなす用紙幅方向、すなわち図2の紙面奥行き方向に延び、その軸線方向を水平にして配置されている。感光体ドラム21は、アルミニウム等により構成される導電性ローラ状基体の外側に、真空蒸着等によって無機光導電性材料であるアモルファスシリコンの感光層を設けた無機感光体のドラムで、直径が30mmである。感光体ドラム21は、図示しない駆動装置によって、その周速度が用紙搬送速度とほぼ同じになるように回転せしめられている。
帯電装置22は、コロナ放電帯電器を用いたスコロトロン帯電装置である。なお、同じくコロナ放電帯電器を用いたコロトロン帯電装置であっても構わない。この帯電装置22により、感光体ドラム21の表面が所定の極性及び電位で一様に帯電せしめられる。
露光装置23は、その内部に光源を備えている。光源は、LED(発光ダイオード)で構成されている。この露光装置23により、レーザ光が感光体ドラム21表面に照射され、感光体ドラム21表面上の帯電領域が部分的に光減衰し、原稿画像の静電潜像が形成される。
現像装置40は、そのハウジング41の内部に、現像ローラ42と、供給スクリュー43とを備えている。現像ローラ42は、現像方式が接触、或いは非接触であって、感光体ドラム21の近傍に設けられている。現像ローラ42には、感光体ドラム21の帯電極性と同極性のバイアスが印加される。この現像ローラ42により、現像剤であるトナーが帯電せしめられるとともに、感光体ドラム21の表面の静電潜像に移動せしめられ、静電潜像が現像される。
トナーは、画像形成部20の上方に配置されたトナー補給装置60のトナーコンテナ62内に収容され、トナー補給装置60によって現像装置40の箇所まで搬送されて、供給スクリュー43によりハウジング41の内部に補給される。なお、トナー補給装置60の構成については、後に詳述する。
一次転写部30には、中間転写ベルト8を介して感光体ドラム21に接触する一次転写ローラ31が設けられている。一次転写ローラ31は、駆動装置を有することなく、中間転写ベルト8に接触することによって、中間転写ベルト8の回転に従って回転する。また、一次転写ローラ31には、必要に応じて、感光体ドラム21やトナーの帯電極性とは異なる極性の一次転写バイアスが印加される。
なお、中間転写ベルト8は、図1に示すように、複数のローラに巻き掛けられ、支持されている。中間転写ベルト8は、合成樹脂からなる基層表面にゴム層を積層した弾性ベルトで構成される。材質としては、基層にポリフッ化ビニリデン(PVDF)とクロロプレンゴム(CR)、コーティングにシリコンとウレタン、及びポリテトラフルオロエチレン(PTFE)とウレタンを使用している。
除電装置24は、感光体ドラム21の回転方向に沿って、一次転写部30の下流側に配置されている。除電装置24は、LED(発光ダイオード)やEL(エレクトロルミネッセンス)光源、蛍光灯などといった光源を備え、クリーニング装置50のハウジング51の底面に取り付けられている。除電装置24は、光源から発せられる除電光を感光体ドラム21に照射することにより、その表面の帯電電荷を除去し、次回の画像形成動作時における帯電工程のための準備を整える。
クリーニング装置50は、感光体ドラム21の回転方向に沿って、一次転写部30、除電装置24のさらに下流側に配置されている。クリーニング装置50は、そのハウジング51の内側に、クリーニングローラ52、クリーニングブレード53、及び排出スクリュー54を備えている。クリーニングローラ52及びクリーニングブレード53は、感光体ドラム21に圧接し、感光体ドラム21表面のトナー像が中間転写ベルト8に転写された後、感光体ドラム21表面に残留したトナーを除去してクリーニングする。感光体ドラム21表面から除去されたトナーは、ハウジング51内に一旦回収され、排出スクリュー54によりクリーニング装置50の外部の図示しない廃トナー回収容器に排出される。
続いて、現像装置40にトナーを補給するトナー補給装置60の詳細な構成について、図1及び図2に加えて、図3〜図6を用いて説明する。図3は画像形成装置上部を示す部分拡大正面図にして、前カバーを開放した状態を示すもの、図4は画像形成装置の模型的水平断面上面図、図5は画像形成装置の模型的垂直断面左側面図、図6はトナー補給装置周辺を示す垂直断面部分拡大左側面図である。なお、4色の各画像形成部20に対応したトナー補給装置60は、各々、基本的な構造が共通するので、図2、図5、及び図6では「M」「C」「Y」「B」の識別記号は省略している。
トナー補給装置60は、トナーコンテナ62を収容するコンテナ収容部61を備えている。コンテナ収容部61は、画像形成装置1の正面から背面に向かって延びる、角筒状の構成になっている。1個のコンテナ収容部61には、図4〜図6に示すように、3個のトナーコンテナ62が並べて収容されている。これら3個のトナーコンテナ62のうち、コンテナ収容部61の最も背面側に設けられたトナー補給位置Xに存在するのが、使用中トナーコンテナ62Xである。残り2個のトナーコンテナ62は、予備トナーコンテナ62Zであって、コンテナ収容部61の待機位置Zに存在する。なお、以下の説明において、特に限定する必要がない限り、使用中トナーコンテナ62Xと予備トナーコンテナ62Zとの区別は省略し、トナーコンテナ62と称する。
コンテナ収容部61の底面の箇所には、図2、図5及び図6に示すように、搬送装置63が備えられている。搬送装置63は、搬送ベルト63aと、モータ63bとを備えている。搬送ベルト63aは、図5及び図6に示すように、2個のローラに巻き掛けられてコンテナ収容部61の前後方向に延び、その上面にトナーコンテナ62が載置されている。モータ63bは、搬送ベルト63aが巻き掛けられたローラのうちの一方に連結されている。搬送ベルト63aは、モータ63bに回転せしめられ、コンテナ収容部61内のトナーコンテナ62をトナー補給位置Xに向かって、すなわち図5及び図6において左方に搬送する。
コンテナ収容部61のトナー補給位置Xには、その底面にトナー補給口64が設けられている。そして、トナー補給口64から下方に、トナー補給管65が現像装置40にまで延び、そのハウジング41に連結されている。トナーコンテナ62の底面には、トナー補給位置Xにおけるトナー補給口64に対応する箇所に、補給ノズル62aが設けられている。このような構成により、トナー補給位置Xに存在する使用中トナーコンテナ62Xから、現像装置40に対してトナーが補給される。
コンテナ収容部61の、トナー補給位置Xの側面には、図2に示すように、トナー残量検知手段66が備えられている。トナー残量検知手段66は、光センサで構成され、これに対応するトナーコンテナ62側面に設けられた窓部(図示せず)を通してトナーコンテナ62内部に向かって光を照射し、その反射光を検知することにより、トナーコンテナ62内のトナー残量を識別する。
コンテナ収容部61の、トナー補給位置Xの上方には、図2、図5及び図6に示すように、圧縮装置67が備えられている。圧縮装置67は、圧縮板67a、昇降機構67b、及びモータ67cを備えている。圧縮板67aは、トナーコンテナ62の平面外形とほぼ同じ大きさの直方体形状をなし、使用中トナーコンテナ62Xのすぐ上方に配置されている。昇降機構67bは、スライダクランク機構で構成され、モータ67cの回転運動を圧縮板67aの上下方向のスライド移動に変換するものである。圧縮板67aは、図示しないスライドユニットによって上下方向にのみ移動し、水平方向には移動しない。圧縮装置67は、モータ67cを駆動することにより昇降機構67bを介して圧縮板67aを下方に移動せしめ、その下方に配置された使用中トナーコンテナ62Xを、容積が小さくなるように圧縮する。
コンテナ収容部61の、画像形成装置1背面側の端部より後方には、図4〜図6に示すように、コンテナ廃棄部68が備えられている。コンテナ廃棄部68は、画像形成装置1の本体2の背面に密着させて配置され、図4に示すように、4箇所のトナー補給装置60に対して1個備えられている。使用済みのトナーコンテナ62は、搬送装置63によってトナー補給位置Xからさらに後方に搬送されると、コンテナ廃棄部68内に落下し、廃棄される(図9及び図10参照)。
コンテナ収容部61の、画像形成装置1正面側の端部には、図3〜図6に示すように、コンテナ挿入口69が設けられている。コンテナ挿入口69は、図3に示すように、画像形成装置1の本体2の前カバー16(図4及び図5参照)を開放することにより見ることができる。したがって、ユーザがトナーコンテナ62をコンテナ収容部61に挿入する際には、前カバー16を開放する必要がある。
コンテナ収容部61、トナーコンテナ62及びコンテナ挿入口69を正面から見た垂直断面形状は、図3に示すように、4色のカラートナーごとに異なっている。そして、コンテナ挿入口69の上方には、表示部70が設けられている。表示部70は、各コンテナ収容部61に収容された予備トナーコンテナ62Zの数を表示している。図2及び図6に示すように、コンテナ収容部61の底面近傍の各所には、コンテナ数量検知手段71が配置され、このコンテナ数量検知手段71からの情報を受けて予備トナーコンテナ62Zの数が表示部70に表示される。また、この予備トナーコンテナ62Zの数は、コンテナ数量検知手段71からの情報を受けた画像形成装置1の本体2の操作パネル15上にも表示することが可能である。
上記構成のようなトナー補給装置60は、画像形成装置1で使用する4色のカラートナーに対応して、コンテナ収容部61、搬送装置63、トナー補給口64、トナー補給管65、トナー残量検知手段66、及び圧縮装置67を各々1個ずつ備えている。
続いて、トナー補給装置60による、現像装置40へのトナー補給動作について、図2、図3及び図6に加えて、図7〜図10を用いて説明する。図7は図6と同様のトナー補給装置周辺を示す垂直断面部分拡大左側面図にして、圧縮装置を作動させた状態を示すもの、図8は図7と同様のトナー補給装置周辺を示す垂直断面部分拡大左側面図にして、圧縮板を上昇させる途中の状態を示すもの、図9は図8と同様のトナー補給装置周辺を示す垂直断面部分拡大左側面図にして、使用済みのトナーコンテナをやや後方へ搬送した状態を示すもの、図10は図9と同様のトナー補給装置周辺を示す垂直断面部分拡大左側面図にして、トナー補給位置に予備トナーコンテナを搬送し、使用済みのトナーコンテナを廃棄した状態を示すものである。
図6に示す状態において、トナー補給装置60のコンテナ収容部61内には、1個の使用中トナーコンテナ62Xと、2個の予備トナーコンテナ62Zとが存在している。これにより、図3に示す表示部70には「2」の数字が表示されている。
これらのトナーコンテナ62のうち、現像装置40(図2参照)へのトナー補給は、図6に示すコンテナ収容部61のトナー補給位置Xに存在する使用中トナーコンテナ62Xから行われる。使用中トナーコンテナ62X内のトナーは、図2に示す補給ノズル62a及びトナー補給口64を通してトナー補給管65に導かれ、現像装置40のハウジング41内に落下、搬送される。
使用中トナーコンテナ62X内のトナー残量は、図2に示すトナー残量検知手段66によって検知される。このトナー残量検知手段66が、使用中トナーコンテナ62Xが空になったことを検知したときには、図7に示すように、圧縮装置67が作動し、圧縮板67aが押し下げられる。これにより、使用中トナーコンテナ62Xは容積が半分程度になるまで縮小され、使用済みとなる。その後、図8に示すように、圧縮装置67の圧縮板67aが上昇し、元の位置に戻る。なお、圧縮板67aの上下移動、すなわち圧縮板67aによる使用中トナーコンテナ62Xの圧縮は、図2に示すモータ67cの軸を軸線回りに1回転させることにより完了する。
トナーコンテナ62の圧縮が完了すると、搬送装置63が駆動せしめられ、搬送ベルト63aが図8において反時計方向に回転する。これにより、図9に示すように、トナーコンテナ62が、徐々に後方に向かって送り出される。
さらにトナーコンテナ62の搬送が進み、図9において、コンテナ収容部61のトナー補給位置Xに対して、コンテナ搬送方向のすぐ上流に存在していた予備トナーコンテナ62Zがトナー補給位置Xに到達すると、搬送装置63によるトナーコンテナ62の搬送が停止する。これにより、図10に示すように、新たな使用中トナーコンテナ62Xがトナー補給位置Xにセットされたこととなり、トナーの補給が再開される。なおこのとき、使用済みとなったトナーコンテナ62は、コンテナ廃棄部68に送り込まれ、下方に向かって落下する。
図10に示すように、従前の予備トナーコンテナ62Zが、新たな使用中トナーコンテナ62Xとなることにより、予備トナーコンテナ62Zは1個になる。ここで、コンテナ収容部61内の搬送方向最上流のコンテナ数量検知手段71は、予備トナーコンテナ62Zの存在を検知しなくなり、図3に示す表示部70には、「1」の数字が表示されることとなる。また、ユーザは、予備トナーコンテナ62Zの数を、コンテナ数量検知手段71からの情報を受けた画像形成装置1の本体2の操作パネル15でも確認することが可能である。
上記のようにして、トナー補給装置60において、トナー補給位置Xに配置された使用中トナーコンテナ62Xと、待機位置Zに配置された少なくとも1個以上の予備トナーコンテナ62Zと、これらのトナーコンテナ62を並べて収容するコンテナ収容部61と、このコンテナ収容部61内のトナーコンテナ62をトナー補給位置Xに向かって搬送する搬送装置63と、トナー補給位置Xのコンテナ搬送方向下流に設けられたコンテナ廃棄部68と、トナー補給位置Xに設けられたトナー補給口64及びトナー残量検知手段66とを備え、このトナー残量検知手段66が、使用中トナーコンテナ62Xが空になったことを検知したときには、搬送装置63を駆動し、使用中トナーコンテナ62Xをコンテナ廃棄部68へ送り出すとともに、予備トナーコンテナ62Zをトナー補給位置Xに搬送するので、トナーが空になった使用済みのトナーコンテナ62を、ユーザの手を煩わすことなく自動的に廃棄することができる。さらにその後、自動的に、予備トナーコンテナ62Zを、新たにトナー補給位置Xに配置することが可能である。これにより、トナーコンテナ62交換時の周辺へのトナーの飛散を防止できるとともに、予備トナーコンテナ62Zの保管スペース確保の問題を解消することも可能である。このようにして、ユーザの手や衣服、設置場所周辺への飛散トナーによる汚染を防止しながら、滞りなく好適なトナー補給動作を遂行することが可能なトナー補給装置60を提供することができる。
また、使用済みトナーコンテナ62の容積を縮小させる圧縮装置67を備えているので、廃棄するトナーコンテナ62が占有するスペースを縮小することが可能である。これにより、コンテナ廃棄部68に溜めることができる廃棄トナーコンテナ62の量を増加させることができ、廃棄作業の高効率化を図ることができる。このようにして、廃棄トナーコンテナ62の保管に関する問題も解消することが可能である。
そして、予備トナーコンテナ62Zの数量を検知するコンテナ数量検知手段71と、このコンテナ数量検知手段71からの情報を受けて予備トナーコンテナ62Zの数を表示する表示部70とを備えているので、表示部70を見るだけで、トナー補給装置60内に予備トナーコンテナ62Zがあと何個残っているかを簡単に確認することができる。これにより、予備トナーコンテナ62Zの補充作業の高効率化を図ることができる。したがって、滞りなく好適なトナー補給動作を遂行できるという効果を、一層向上させることが可能である。
また、複数色のカラートナーに対応して、コンテナ収容部61、搬送装置63、トナー補給口64、及びトナー残量検知手段66を複数個備えているので、トナー補給装置60を搭載した画像形成装置1がカラー印刷対応の機種である場合でも、各色ごとに、使用済みのトナーコンテナ62をユーザの手を煩わすことなく自動的に廃棄することができ、さらにその後、自動的に予備トナーコンテナ62Zを新たにトナー補給位置Xに配置することが可能である。したがって、複数色のカラートナーに対応して、ユーザの手や衣服、設置場所周辺への飛散トナーによる汚染を防止しながら、滞りのない好適なトナー補給動作を、各色ごとに遂行することが可能である。
さらに、コンテナ収容部61のコンテナ搬送方向上流端にコンテナ挿入口69を備え、複数色のカラートナーごとに、トナーコンテナ62及びコンテナ挿入口69の形状が異なるので、各色のトナーコンテナ62を、異なる色のコンテナ収容部61に入れ間違うことがなく、必ず所定のコンテナ収容部61に挿入することができる。これにより、複数色のトナーコンテナ62を使用する場合であっても、カラートナーが混ざってしまうような問題の発生を防止することができる。したがって、ユーザの操作性を向上させることが可能である。
また本発明では、上記トナー補給装置60を画像形成装置1に搭載したので、トナーコンテナ62交換時の周辺へのトナーの飛散を防止できるとともに、予備トナーコンテナ62Zの保管スペース確保の問題を解消して、滞りなく好適なトナー補給動作を遂行することが可能な高性能な画像形成装置1を得ることができる。
また、上記構成の画像形成装置1において、コンテナ数量検知手段71からの情報を受けて、予備トナーコンテナ62Zの数を操作パネル15上に表示するので、操作パネル15を見るだけで、トナー補給装置60内に予備トナーコンテナ62Zがあと何個残っているかを簡単に確認することができる。これにより、画像形成装置1の、予備トナーコンテナ62Zの補充作業の高効率化を図ることができる。したがって、滞りなく好適なトナー補給動作を遂行できるという効果を、一層向上させることが可能な画像形成装置1を得ることができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係るトナー補給装置について、その詳細な構成を、図11〜図13を用いて説明する。図11はトナー補給装置周辺を示す垂直断面部分拡大正面図、図12はトナー補給装置周辺を示す垂直断面部分拡大左側面図、図13はトナー補給装置周辺を示す水平断面部分拡大上面図である。なお、この実施形態の基本的な構成は、図1〜図10を用いて説明した前記第1の実施形態と同じであるので、第1の実施形態と共通する構成については図面の記載、及びその説明を省略するものとする。
第2の実施形態に係るトナー補給装置60は、攪拌装置72を備えている。攪拌装置72は、図12及び図13に示すように、コンテナ収容部61のトナー補給位置Xに対して、コンテナ搬送方向のすぐ上流に位置する待機位置Z1の箇所に配置され、回転装置73を備えている。
回転装置73は、図11に示すように、コンテナ収容部61のコンテナ搬送方向と直角をなす幅方向に関して、その幅方向中央部に配置されている。このため、コンテナ収容部61の下部において、搬送装置63は、回転装置73を挟む形でコンテナ収容部61の幅方向に並べて配置された、2本の搬送ベルト63cを備えている。
回転装置73は、モータ73a、台座73b、当接パッド73c、及び上部受けパッド73dを備えている。
モータ73aは、コンテナ搬送空間の下方であって、コンテナ収容部61の底面の箇所に配置されている。モータ73aは、台座73bの上面に取り付けられ、その回転軸線を略垂直にして設けられている。モータ73aの軸部は上方に向かって延び、その先端に当接パッド73cが設けられている。当接パッド73cは、円盤形状をなし、その端面を略水平にした形でモータ73aの軸部先端に設けられている。モータ73aを駆動すると、当接パッド73cが水平面内で回転する。
一方、コンテナ搬送空間の上方であって、コンテナ収容部61の天井の箇所には、上部受けパッド73dが配置されている。上部受けパッド73dは、当接パッド73cと同様の円盤形状をなし、その端面を略水平にした形でコンテナ収容部61の天井に設けられている。そして、上部受けパッド73dと当接パッド73cは、図11及び図12に示すように、互いに対向する位置関係にある。上部受けパッド73dの下部は、円盤の中心部に位置する略垂直な軸線を中心として、水平面内で回転自在な形にして構成されている。
そして、モータ73a及び台座73bは、図示しない昇降機構により、上下方向に移動させることが可能である。これにより、モータ73aを上昇させると、その軸部先端の当接パッド73cの上面が予備トナーコンテナ62Zの底面に接触する。さらにモータ73aを上昇させると、予備トナーコンテナ62Zを押し上げ、搬送ベルト63cと離間させることができる。引き続きモータ73aを上昇させると、予備トナーコンテナ62Zの上面が上部受けパッド73dの下面に接触し、予備トナーコンテナ62Zを当接パッド73cと上部受けパッド73dとで挟むことができる(図14参照)。
なお、昇降機構は緩衝装置やストッパを備えているので、予備トナーコンテナ62Zを当接パッド73cと上部受けパッド73dとで挟む際、それらに過度の負荷が掛かることはなく、予備トナーコンテナ62Zや攪拌装置72の破損を防止することができる。また、コンテナ搬送時など通常状態においては、昇降機構によりモータ73aを十分に降下させ、当接パッド73cがコンテナ搬送の邪魔にならないようになっている(図11及び図12参照)。
続いて、トナー補給装置60による、現像装置40へのトナー補給動作について、図11〜図13に加えて、図14及び図15を用いて説明する。図14は図12に示すトナー補給装置の垂直断面部分拡大左側面図にして、予備トナーコンテナを上昇させた状態を示すもの、図15は図13と同様のトナー補給装置周辺を示す水平断面部分拡大上面図にして、予備トナーコンテナの回転状態を示すものである。
図12及び図13に示す状態において、トナー補給装置60のコンテナ収容部61内には、1個の使用中トナーコンテナ62Xと、3個の予備トナーコンテナ62Zとが存在している。
これらのトナーコンテナ62のうち、現像装置40(図11参照)へのトナー補給は、トナー補給位置Xに存在する使用中トナーコンテナ62Xから行われる。使用中トナーコンテナ62X内のトナーは、補給ノズル62a及びトナー補給口64を通してトナー補給管65に導かれ、現像装置40のハウジング41内に落下、搬送される。
3個の予備トナーコンテナ62Zのうち1個は、トナー補給位置Xのすぐ上流に位置する待機位置Z1の箇所に存在する。待機位置Z1は、図12及び図13に示すように、その上流及び下流のトナーコンテナ62との間隔が他より広くとられている。
待機位置Z1の箇所に予備トナーコンテナ62Zが存在するとき、攪拌装置72が作動し、図示しない昇降機構により、回転装置73のモータ73aが上昇せしめられる。そして、待機位置Z1にある予備トナーコンテナ62Zは、図14に示すように、搬送ベルト63cと離間され、当接パッド73cと上部受けパッド73dとに挟まれる。これにより、予備トナーコンテナ62Zは宙に浮いたような状態になる。
その後、モータ73aを駆動すると、図15に示すように、待機位置Z1にある予備トナーコンテナ62Zが水平面内で回転する。なお、予備トナーコンテナ62Zは宙に浮いたような状態にあるので、搬送ベルト63cが回転する予備トナーコンテナ62Zの邪魔になることはない。また、コンテナ収容部61は、予備トナーコンテナ62Zが水平面内で回転できるよう、幅方向が広く構成されている。攪拌装置72を作動させるタイミングや、モータ73aの回転方向、回転時間は任意に設定することができる。
このようにして、攪拌装置72は、回転装置73を用いて予備トナーコンテナ62Zを水平面内で回転させることにより、予備トナーコンテナ62Z内のトナーを攪拌する。
上記のように、トナー補給装置60は、予備トナーコンテナ62Z内のトナーを攪拌する攪拌装置72を備えているので、予備トナーコンテナ62Zがトナー補給位置Xに到達する前に、その内部のトナーを攪拌することができる。これにより、予備トナーコンテナ62Zが、コンテナ収容部61内に長期間置かれた場合であっても、その内部のトナーの凝集を防止することが可能になる。したがって、予備トナーコンテナ62Zを長期間保管することができ、且つその予備トナーコンテナ62Zを使用する際には円滑にトナーを補給することが可能なトナー補給装置60を提供することができる。
そして、攪拌装置72は、予備トナーコンテナ62Zを回転させる回転装置73を備えているので、簡便な構成により、予備トナーコンテナ62Z内のトナーを攪拌することができる。さらに、このような構成により、内部に攪拌部材を備えていないトナーコンテナのトナーを攪拌することが可能である。したがって、長期間保管した予備トナーコンテナ62Zから円滑にトナーを補給できるトナー補給装置60を、簡便な構成で得られるのとともに、内部に攪拌部材を備えていないトナーコンテナにも対応させることができる。
次に、本発明の第3の実施形態に係るトナー補給装置について、その詳細な構成を、図16及び図17を用いて説明する。図16はトナー補給装置を示す垂直断面部分拡大左側面図、図17はトナーコンテナと駆動機構との連結部を示す部分拡大斜視図である。なお、この実施形態の基本的な構成は、図1〜図10を用いて説明した前記第1の実施形態と同じであるので、第1の実施形態と共通する構成については図面の記載、及びその説明を省略するものとする。
第3の実施形態に係るトナー補給装置60において、トナーコンテナ62は、図16に示すように、その内部に攪拌部材62bを備えている。攪拌部材62bは、トナーコンテナ62内の下部に配置されている。そして、攪拌部材62bは、軸部がコンテナ搬送方向に延び、軸部から径方向外側に延びる複数の攪拌羽根を備えている。攪拌部材62bは、その軸部の軸線を中心として回転することにより、トナーコンテナ62内のトナーを攪拌する。
図16及び図17に示すように、トナーコンテナ62の背面外側の上部には、カップリング62cが備えられている。カップリング62cは、係合歯の部分が後方を向くように配置されている。トナーコンテナ62内の攪拌部材62bは、プーリ62d及び無端状のベルト62eを介してカップリング62cに連結され、このカップリング62cから動力を得る。
一方、トナー補給装置60は、図16に示すように、攪拌装置74を備えている。攪拌装置74は、コンテナ収容部61のトナー補給位置Xに対して、コンテナ搬送方向のすぐ下流の箇所に配置され、トナーコンテナ62内に設けられた攪拌部材62bを回転させる駆動機構75を備えている。
駆動機構75は、コンテナ収容部61の上部からさらにその上方にかけての部分に配置されている。そして、駆動機構75は、モータ75a、ベース部材75b、プーリ75c、ベルト75d、ガイド板75e、及びカップリング75fを備えている。
モータ75aは、コンテナ収容部61の上方の箇所に配置されている。モータ75aは、ベース部材75bに取り付けられ、その回転軸線がコンテナ搬送方向に沿うように略水平にして設けられている。モータ75aの軸部は背面側に向かって延び、その先端にプーリ75cが設けられている。プーリ75cには、無端状のベルト75dが巻き掛けられている。
なお、ベース部材75bは、上方から下方に向かってコンテナ収容部61内に突出する形にして構成されている。ベース部材75bの下端は、コンテナ収容部61の内底面から天井までの高さの、半分程度の高さの箇所に位置する。ベース部材75bの下端には、略水平にして配置されたガイド板75eが設けられている。
ベース部材75bの上部でプーリ75cに巻き掛けられたベルト75cは、ベース部材75bに沿ってまっすぐ下方に向かって延びている。ベース部材75bの下部にはカップリング75fが回転自在にして設けられ、ベルト75cが巻き掛けられている。そして、駆動機構75のカップリング75fは、水平及び垂直方向の位置に関して、トナーコンテナ62のカップリング62cに対応した箇所に配置されている。駆動機構75のカップリング75fは、図17に示すように、トナーコンテナ62のカップリング62cと対向するように、係合歯の部分が前方を向く形で配置されている。
続いて、トナー補給装置60による、現像装置40へのトナー補給動作について、図16に加えて、図18〜図20を用いて説明する。図18は図16と同様のトナー補給装置を示す垂直断面部分拡大左側面図にして、予備トナーコンテナを駆動機構に係合させた状態を示すもの、図19は図18と同様のトナー補給装置を示す垂直断面部分拡大左側面図にして、圧縮装置を作動させた状態を示すもの、図20は図19と同様のトナー補給装置を示す垂直断面部分拡大左側面図にして、使用済みのトナーコンテナをやや後方へ搬送した状態を示すものである。
図16は、トナー補給装置60のコンテナ収容部61内において、最も後方に位置する予備トナーコンテナ62Zが、今まさにトナー補給位置Xに到達した状態を描画したものである。ここで、搬送装置63は、搬送ベルト63aの回転を止めることなく、さらに後方へと予備トナーコンテナ62Zを送り出す。
引き続き後方に向かって予備トナーコンテナ62Zの搬送を進めると、予備トナーコンテナ62Zは、図18に示すように、攪拌装置74の駆動機構75の箇所に到達する。
そして、予備トナーコンテナ62Zの搬送の最終段階において、予備トナーコンテナ62Zと駆動機構75とが係合する。この状態において、予備トナーコンテナ62Zのカップリング62cと、駆動機構75のカップリング75fとがぴったりと係合し、これら2個のカップリングは互いに回転不能に連結している。
予備トナーコンテナ62Zと駆動機構75とが係合すると、予備トナーコンテナ62Zの搬送は停止し、駆動機構75のモータ75aが駆動する。このようにして、攪拌装置74は、駆動機構75を用いて予備トナーコンテナ62Z内に設けられた攪拌部材62bを回転させることにより、予備トナーコンテナ62Z内のトナーを攪拌する。
予備トナーコンテナ62Z内のトナーの攪拌が終了すると、搬送装置63は、予備トナーコンテナ62Zを、再び図16に示すトナー補給位置Xに戻す。これにより、新たな使用中トナーコンテナがトナー補給位置Xにセットされたこととなり、トナーの補給が開始される。
使用中トナーコンテナ62Xが空になると、図19に示すように圧縮装置67が作動し、使用中トナーコンテナ62Xは容積が半分程度になるまで縮小され、使用済みとなる。その後、使用済みのトナーコンテナ62は、廃棄のため、搬送装置63によって後方に向かって送り出される。
攪拌装置74の駆動機構75の箇所に到達した使用済みのトナーコンテナ62は、圧縮されているので、図20に示すように、駆動機構75のベース部材75bの下方を通過する。このとき、ガイド板75eが、コンテナ廃棄部68に向かって姿勢を変えたトナーコンテナ62とカップリング75fとの接触を防止する。
このようにして、トナー補給装置60の攪拌装置74は、予備トナーコンテナ62Z内に設けられた攪拌部材62bを回転させる駆動機構75を備えているので、内部に攪拌部材62bを備えたトナーコンテナ62に対応でき、その攪拌部材62bを用いてトナーを攪拌することが可能である。したがって、攪拌部材62bの作用により、予備トナーコンテナ62Z内の隅々まで均一にトナーを攪拌することができる。その結果、長期間保管した予備トナーコンテナ62Zから一層円滑にトナーを補給でき、滞りのない好適なトナー補給動作の向上を図ることが可能になる。
次に、本発明の第4の実施形態に係るトナー補給装置について、その詳細な構成を、図21〜図25を用いて説明する。図21はトナー補給装置周辺を示す垂直断面部分拡大正面図、図22はトナー補給装置周辺を示す垂直断面部分拡大左側面図、図23は図22のトナー補給装置の下部を示す垂直断面部分拡大左側面図、図24は図22に示す攪拌装置の、加振装置の回転装置の箇所を前方上方から見た概略斜視図、図25は図22に示す攪拌装置の、加振装置の加振板の箇所を前方上方から見た概略斜視図である。なお、この実施形態の基本的な構成は、図1〜図10を用いて説明した前記第1の実施形態と同じであるので、第1の実施形態と共通する構成については図面の記載、及びその説明を省略するものとする。
第4の実施形態に係るトナー補給装置60は、攪拌装置76を備えている。攪拌装置76は、図22に示すように、コンテナ収容部61の待機位置Zの箇所に配置され、加振装置77を備えている。加振装置77は、回転装置78と、加振板79とを備えている。
回転装置78は、待機位置Z1の箇所に配置されている。また、回転装置78は、図21に示すように、コンテナ搬送空間の下方であって、コンテナ収容部61の、幅方向中央部の底面の箇所に配置されている。このため、コンテナ収容部61の下部において、搬送装置63は、回転装置78を挟む形でコンテナ収容部61の幅方向に並べて配置された、2本の搬送ベルト63cを備えている。
回転装置78は、モータ78a、フライホイール78b、及び突起78cを備えている。
モータ78aは、その回転軸線を略垂直にして設けられている。モータ78aの軸部は上方に向かって延び、その先端にフライホイール78bが設けられている。フライホイール78bは、円盤形状をなし、その端面を略水平にした形でモータ78aの軸部先端に設けられている。モータ78aを駆動すると、フライホイール78bが水平面内で回転する。
フライホイール78bの上面には、図23及び図24に示すように、突起78cが備えられている。突起78cは、フライホイール78bの表面から上方に向かって突出する半球形状をなし、径方向外側の周縁近傍に配置されている。
一方、トナーコンテナ62の外底面にも、図21、図23、及び図24に示すように、突起62fが設けられている。突起62fは、トナーコンテナ62の外底面から下方に向かって突出し、回転装置78の突起78cに対応する箇所に配置されている。
これにより、回転装置78のモータ78aを駆動すると、回転装置78の突起78cがトナーコンテナ62の突起62fに接触する。したがって、加振装置77は、モータ78cの回転により、待機位置Z1にある予備トナーコンテナ62Zに衝撃を与えて加振することができる。
また、加振板79は、図22に示すように、コンテナ収容部61の底面の箇所であって、搬送装置63によって移動する予備トナーコンテナ62Zが通過する箇所に、複数配置されている。加振板79は、コンテナ搬送方向に向かって延びる形をなして固定され、図25に示すように、その上面に複数の突起79aを備えている。複数の突起79aは、コンテナ搬送方向に一列に並べて配置されている。
加振板79の突起79aは、フライホイール78の突起78cと同様に、加振板79の表面から上方に向かって突出する半球形状をなし、トナーコンテナ62の外底面から下方に向かって突出する突起62fに対応する箇所に配置されている。また、加振板79の突起79aは、フライホイール78の突起78cとほぼ同じ高さになるように配置されている。
これにより、搬送装置63によって予備トナーコンテナ62Zが移動すると、トナーコンテナ62の突起62fが、加振板79の複数の突起79aに連続して接触する。したがって、加振装置77は、予備トナーコンテナ62Zが移動することを利用して、予備トナーコンテナ62Zに衝撃を与えて加振することができる。
上記のように、攪拌装置76は、加振装置77の回転装置78及び加振板79を用いることにより予備トナーコンテナ62Zに衝撃を与えて振動させ、予備トナーコンテナ62Z内のトナーを攪拌する。
このようにして、トナー補給装置60の攪拌装置76は、予備トナーコンテナ62Zを振動させる加振装置77を備えているので、振動を利用して、予備トナーコンテナ62Z内のトナーを攪拌することができる。さらに、予備トナーコンテナ62Z自体を回転させるような大きな動作や、予備トナーコンテナ62Z内の攪拌部材を駆動機構に係合させるような正確な位置制御などを実行する必要がない、より一層簡便な構成で、予備トナーコンテナ62Z内のトナーを攪拌することができる。したがって、攪拌装置76に係るスペースの確保や複雑な制御、トナーコンテナの構造に対する制約など、様々な条件の付与を解消することができる。その結果、滞りなく好適なトナー補給動作を遂行することが可能な、汎用性の高いトナー補給装置60を提供することができる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
例えば、本発明の実施形態においては、画像形成装置1を、中間転写ベルト8を用いて複数色のトナー像を用紙Pに転写するカラー印刷タイプのものとしたが、画像形成装置の種類はこれに限定されるものではなく、中間転写ベルトを用いない機種や、モノクロ印刷用の機種であっても構わない。
また、トナー補給装置60の攪拌装置の構成については、上記第2〜第4の実施形態で説明した構成に限定されるものではない。例えば、第2の実施形態のようにトナーコンテナを回転させる際、略水平な軸線を中心として垂直面内でトナーコンテナを回転することとしても構わない。この場合、トナーコンテナ内のトナーが上下に大きく移動するので、トナーの攪拌作用を大幅に向上させることが可能になる。
また、攪拌装置の配置箇所は、上記実施形態で説明した場所に限定されるわけではなく、他の場所に配置しても構わない。
本発明は、画像形成装置に適用可能なトナー補給装置全般において利用可能である。
本発明の第1の実施形態に係るトナー補給装置を搭載した画像形成装置の模型的垂直断面正面図である。 図1の画像形成装置の画像形成部周辺を示す垂直断面部分拡大図である。 図1の画像形成装置上部を示す部分拡大正面図にして、前カバーを開放した状態を示すものである。 画像形成装置の模型的水平断面上面図である。 画像形成装置の模型的垂直断面左側面図である。 図5のトナー補給装置周辺を示す垂直断面部分拡大左側面図である。 図6と同様のトナー補給装置周辺を示す垂直断面部分拡大左側面図にして、圧縮装置を作動させた状態を示すものである。 図7と同様のトナー補給装置周辺を示す垂直断面部分拡大左側面図にして、圧縮板を上昇させる途中の状態を示すものである。 図8と同様のトナー補給装置周辺を示す垂直断面部分拡大左側面図にして、使用済みのトナーコンテナをやや後方へ搬送した状態を示すものである。 図9と同様のトナー補給装置周辺を示す垂直断面部分拡大左側面図にして、トナー補給位置に予備トナーコンテナを搬送し、使用済みのトナーコンテナを廃棄した状態を示すものである。 本発明の第2の実施形態に係るトナー補給装置周辺を示す垂直断面部分拡大正面図である。 図11のトナー補給装置周辺を示す垂直断面部分拡大左側面図である。 図12に示すトナー補給装置周辺の水平断面部分拡大上面図である。 図12に示すトナー補給装置の垂直断面部分拡大左側面図にして、予備トナーコンテナを上昇させた状態を示すものである。 図13と同様のトナー補給装置周辺の水平断面部分拡大上面図にして、予備トナーコンテナの回転状態を示すものである。 本発明の第3の実施形態に係るトナー補給装置を示す垂直断面部分拡大左側面図である。 図16のトナーコンテナと駆動機構との連結部を示す部分拡大斜視図である。 図16と同様のトナー補給装置を示す垂直断面部分拡大左側面図にして、予備トナーコンテナを駆動機構に係合させた状態を示すものである。 図18と同様のトナー補給装置を示す垂直断面部分拡大左側面図にして、圧縮装置を作動させた状態を示すものである。 図19と同様のトナー補給装置を示す垂直断面部分拡大左側面図にして、使用済みのトナーコンテナをやや後方へ搬送した状態を示すものである。 本発明の第4の実施形態に係るトナー補給装置周辺を示す垂直断面部分拡大正面図である。 図21のトナー補給装置周辺を示す垂直断面部分拡大左側面図である。 図22のトナー補給装置の下部を示す垂直断面部分拡大左側面図である。 図22に示す攪拌装置の、加振装置の回転装置の箇所を前方上方から見た概略斜視図である。 図22に示す攪拌装置の、加振装置の加振板の箇所を前方上方から見た概略斜視図である。
符号の説明
1 画像形成装置
2 本体
8 中間転写ベルト
15 操作パネル
20 画像形成部
40 現像装置
41 ハウジング
60 トナー補給装置
61 コンテナ収容部
X トナー補給位置
Z 待機位置
62 トナーコンテナ
62X 使用中トナーコンテナ
62Z 予備トナーコンテナ
62b 攪拌部材
63 搬送装置
64 トナー補給口
65 トナー補給管
66 トナー残量検知手段
67 圧縮装置
68 コンテナ廃棄部
69 コンテナ挿入口
70 表示部
71 コンテナ数量検知手段
72、74、76 攪拌装置
73 回転装置
75 駆動機構
77 加振装置
78 回転装置
79 加振板

Claims (11)

  1. トナー補給位置に配置された使用中のトナーコンテナと、待機位置に配置された少なくとも1個以上の予備トナーコンテナと、これらのトナーコンテナを並べて収容するコンテナ収容部と、このコンテナ収容部内のトナーコンテナを前記トナー補給位置に向かって搬送する搬送装置と、トナー補給位置のコンテナ搬送方向下流に設けられたコンテナ廃棄部と、トナー補給位置に設けられたトナー補給口及びトナー残量検知手段とを備え、このトナー残量検知手段が、前記使用中トナーコンテナが空になったことを検知したときには、前記搬送装置を駆動し、使用中トナーコンテナを前記コンテナ廃棄部へ送り出すとともに、前記予備トナーコンテナを前記トナー補給位置に搬送することを特徴とするトナー補給装置。
  2. 前記予備トナーコンテナ内のトナーを攪拌する攪拌装置を備えることを特徴とする請求項1に記載のトナー補給装置。
  3. 前記攪拌装置は、前記予備トナーコンテナを回転させる回転装置を備えることを特徴とする請求項2に記載のトナー補給装置。
  4. 前記攪拌装置は、前記予備トナーコンテナ内に設けられた攪拌部材を回転させる駆動機構を備えることを特徴とする請求項2に記載のトナー補給装置。
  5. 前記攪拌装置は、前記予備トナーコンテナを振動させる加振装置を備えることを特徴とする請求項2に記載のトナー補給装置。
  6. 使用済みトナーコンテナの容積を縮小させる圧縮装置を備えることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のトナー補給装置。
  7. 前記予備トナーコンテナの数量を検知するコンテナ数量検知手段と、このコンテナ数量検知手段からの情報を受けて予備トナーコンテナの数を表示する表示部とを備えることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載のトナー補給装置。
  8. 複数色のカラートナーに対応して、前記コンテナ収容部、前記搬送装置、前記トナー補給口、及び前記トナー残量検知手段を複数個備えることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載のトナー補給装置。
  9. 前記コンテナ収容部のコンテナ搬送方向上流端にコンテナ挿入口を備え、複数色のカラートナーごとに、前記トナーコンテナ及び前記コンテナ挿入口の形状が異なることを特徴とする請求項8に記載のトナー補給装置。
  10. 請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載のトナー補給装置を搭載したことを特徴とする画像形成装置。
  11. 前記コンテナ数量検知手段からの情報を受けて、予備トナーコンテナの数を操作パネル上に表示することを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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