JP6083175B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式が採用される画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置として、各色に対応する複数の感光体と、各感光体に現像剤を供給する複数の現像カートリッジとを備える画像形成装置が知られている。
例えば、複数の感光体ドラムを有し、プリンタ本体から引き出し可能な感光体ユニットと、感光体ユニットの下側に配置され、複数の現像器を支持し、プリンタ本体から引き出し可能な現像器ユニットと、現像器ユニットを感光体ユニットに対して昇降させるユニット昇降機構とを備えるプリンタが提案されている(たとえば、下記特許文献1参照。)。
このプリンタでは、画像形成時や待機時(コマンド待ち)などには、現像器の現像ローラを感光体に接触させるように、現像器ユニットを感光体ユニットに向けて上昇させている。そして、メンテナンス時など、感光体ユニットまたは現像器ユニットを引き出すときには、感光体ユニットと現像器ユニットとが互いに干渉しないように、現像器ユニットを感光体ユニットに対して大幅に下降させている。
特開2006−184552号公報
しかるに、上記した特許文献1に記載のプリンタにおいて、画像形成時や待機時に、所定の現像器を、対応する感光体ドラムからわずかに離間させることが検討される場合がある。
具体的には、所定の現像器が対応する感光ドラムに接触する画像形成モードと、すべての現像器が対応する感光ドラムから離間する待機モードとに、プリンタのモードを変更するために、各モードに応じて、所定の現像器を、対応する感光体ドラムに対して接離させることが検討される。
この場合、ユニット昇降機構とは別に、プリンタのモードを変更するための機構を設けることが検討されるが、ユニット昇降機構と、プリンタのモードを変更するための機構とを別々に設けると、プリンタの構成が複雑化するおそれがある。
そこで、本発明の目的は、簡易な構成で、支持部材の引き出し時における現像ローラと感光体との離間と、画像形成時や待機時における現像ローラと感光体との離間とを実現することができる画像形成装置を提供することにある。
(1)上記した目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、装置本体と、静電潜像を担持するように構成される感光体と、感光体に対向する現像ローラを有する現像カートリッジと、現像カートリッジを支持するように構成され、装置本体内に収容される内側位置と、内側位置から装置本体外に移動された外側位置とに移動可能な支持部材と、接離部材とを備える。
接離部材は、現像カートリッジを、現像ローラが感光体に対して接触する接触位置と、現像ローラが感光体から離間する第1離間位置と、現像ローラが感光体から第1離間位置よりも離間する第2離間位置と、に移動させるように構成される。
このような構成によれば、支持部材が内側位置に配置されている状態で、画像形成するときに、現像カートリッジを接触位置に配置させ、待機させるときに、現像カートリッジを第1離間位置に配置させることができる。
また、支持部材を外側位置へ移動させるときには、現像カートリッジを、第1離間位置よりも離間する第2離間位置に配置させることができる。
これにより、画像形成時や待機時に、現像ローラを感光体から比較的小さく退避させることができながら、支持部材を引き出すときに、現像ローラを感光体から比較的大きく退避させることができる。
つまり、画像形成時や待機時と、支持部材を引き出すときとのそれぞれにおいて、必要な距離、現像ローラを感光体から離間させることができる。
その結果、簡易な構成で、支持部材を引き出し時における現像ローラと感光体との離間と、画像形成時や待機時における現像ローラと感光体との離間とを実現することができる。
(2)また、感光体は、互いに間隔を隔てて、複数、並列配置されてもよい。また、現像カートリッジは、複数の感光体のそれぞれに対応するように、複数、設けられてもよい。
この場合、接触位置は、すべての現像ローラが対応する感光体に接触する第1接触位置と、一部の現像ローラが対応する感光体に接触するとともに、残りの現像ローラが対応する感光体から離間する第2接触位置と、を含んでもよい。
このような構成によれば、各色に対応する複数の感光体を有する構成において、接離部材を利用して、すべての色を印刷可能なモードと、一部の色のみを印刷可能なモードとに、プリンタの印刷モードを変更することができる。
そのため、別途、プリンタの印刷モードを変更する機構を設けることなく、簡易な構成で、プリンタの印刷モードを変更することができる。
(3)また、接離部材は、支持部材の移動方向に沿って移動可能であってもよい。
このような構成によれば、接離部材の移動方向と、支持部材の移動方向とをほぼ一致させることができる。
そのため、接離部材の移動方向と、支持部材の移動方向とが交差している場合と比べて、支持部材を移動させるときに接離部材が支持部材に干渉することを、容易に防止することができる。
(4)また、接離部材は、支持部材に設けられていてもよい。
このような構成によれば、支持部材を移動させるときに、接離部材も移動させることができる。
そのため、支持部材を移動させるときに接離部材が支持部材に干渉することを、確実に防止することができる。
(5)また、接離部材は、現像カートリッジの長手方向両側に配置されていてもよい。
このような構成によれば、接離部材を、現像カートリッジの長手方向両端部に作用させることができる。
そのため、現像カートリッジが接触位置に配置されている状態において、現像ローラを、その長手方向両端部にわたって、安定に感光体に接触させることができる。
(6)また、現像カートリッジは、現像ローラを支持するフレームと、接離部材に当接される当接部材と、当接部材とフレームとの間に介在される付勢部材とを備えてもよい。
この場合、現像カートリッジが接触位置に配置されたときに、フレームは、付勢部材の付勢力により、現像ローラが感光体に接触されるように、感光体へ向かって付勢されてもよい。
このような構成によれば、現像ローラは、現像カートリッジが接触位置に配置されたときに、付勢部材の付勢力により、弾性的に感光体に接触される。
そのため、画像形成時において、感光体および現像ローラが駆動された場合であっても、現像ローラを感光体に追従させることができる。
その結果、画像形成時において、現像ローラを感光体に対して安定に接触させることができる。
(7)また、支持部材は、現像カートリッジが第2離間位置に配置されているときに、内側位置から外側位置へ移動可能であってもよい。
このような構成によれば、現像カートリッジが第2離間位置に配置されてから、支持部材を内側位置から外側位置へ移動させることができる。
そのため、現像カートリッジが第2離間位置に配置される前に、支持部材が内側位置から外側位置へ移動されることを防止することができる。
その結果、支持部材を移動させるときに、現像ローラが周辺の部材に干渉することを確実に防止できる。
(8)また、支持部材は、接離部材を、現像カートリッジを第2離間位置に位置させる位置に固定する固定位置と、接離部材の固定を解除する固定解除位置とに移動可能な固定部材を備えてもよい。
このような構成によれば、固定部材により、現像カートリッジを第2離間位置に固定することができる。
そのため、支持部材を移動させるときに、現像カートリッジが第2離間位置から移動されることを防止することができる。
その結果、支持部材を移動させるときに、現像ローラが周辺の部材に干渉することをより確実に防止できる。
(9)また、装置本体は、支持部材を内側位置から外側位置へ通過させるための開口部と、開口部を開放する開位置と、開口部を閉鎖する閉位置とに移動可能な開閉部材とを有してもよい。
この場合、開閉部材は、閉位置に配置されているときに固定部材を固定解除位置に保持する固定解除部材を備えてもよい。
このような構成によれば、開閉部材の閉動作を利用して、接離部材の固定を解除することができる。
そのため、開閉部材を閉位置に配置させた状態において、確実に、接離部材を移動可能とすることができる。
(10)また、接離部材は、開閉部材の閉位置から開位置への移動に連動して、現像カートリッジを第1離間位置から第2離間位置へ移動させてもよい。
このような構成によれば、開閉部材の開動作を利用して、現像カートリッジを第2離間位置へ移動させることができる。
そのため、開閉部材を開位置に配置させた状態において、確実に、現像カートリッジを第2離間位置に配置することができる。
(11)また、支持部材は、支持部材を移動させるときに操作される操作部を備えてもよい。この場合、操作部は、接離部材に連結されていてもよい。また、接離部材は、支持部材を内側位置から外側位置へ移動させるように操作部が操作されることにより、現像カートリッジを第1離間位置から第2離間位置へ移動させてもよい。
このような構成によれば、支持部材を内側位置から外側位置へ移動させる動作を利用して、現像カートリッジを第2離間位置へ移動させることができる。
そのため、支持部材を移動させるときに、確実に、現像カートリッジを第2離間位置に配置することができる。
(12)また、現像カートリッジは、感光体に対して下側から接触されてもよい。この場合、支持部材は、感光体の下側に対向配置されてもよい。
このような構成によれば、重力を利用して、容易に現像カートリッジを下降させることができる。
本発明の画像形成装置によれば、簡易な構成で、支持部材の引き出し時における現像ローラと感光体との離間と、画像形成時や待機時における現像ローラと感光体との離間とを実現することができる。
図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態としてのプリンタの中央断面図である。 図2は、図1に示すドロワユニットの右上側から見た斜視図であって(a)は、直動カムが接触位置に配置されている状態を示し、(b)は、直動カムが第2離間位置に配置されている状態を示す。 図3は、図2に示すドロワフレームを説明する説明図であって、(a)は、ドロワフレームの右上側から見た斜視図であり、(b)は、直動カムの右上側から見た斜視図である。 図4は、図1に示す現像カートリッジの右下側から見た斜視図であって、(a)は、押圧部材が押圧位置に配置されている状態を示し、(b)は、押圧部材が押圧解除位置に配置されている状態を示す。 図5は、図4に示す押圧部材の右上側から見た斜視図である。 図6は、プリンタのモード変更を説明する説明図であって、(a)は、カラー印刷モード(直動カム:第1位置、現像カートリッジ:第1接触位置)を示し、(b)は、モノクロ印刷モード(直動カム:第2位置、現像カートリッジ:第2接触位置)を示し、 図7は、図6に続いて、プリンタのモード変更を説明する説明図であって、(a)は、印刷待機モード(直動カム:第3位置、現像カートリッジ:第1離間位置)を示し、(b)は、交換モード(直動カム:第4位置、現像カートリッジ:第2離間位置)を示す。 図8は、現像カートリッジの交換作業を説明する説明図であって、(a)は、フロントカバーが閉位置に配置され、ロック部材がロック解除位置に配置されている状態を示し、(b)は、フロントカバーが開位置に配置され、ロック部材がロック位置に配置されている状態を示す。 図9は、図8に続いて、現像カートリッジの交換作業を説明する説明図であって、ドロワユニットを本体ケーシングから引き出した状態を示す。 図10は、交換モード以外のモードでのドロワユニットの引き出しを説明する説明図であって、(a)は、フロントカバーが閉位置に配置され、ロック部材がロック位置に配置されている状態を示し、(b)は、フロントカバーが開位置に配置され、ロック部材がロック位置に配置されている状態を示す。
1.プリンタの全体構成
図1に示すように、画像形成装置の一例としてのプリンタ1は、横置きタイプの中間転写型カラープリンタである。
なお、以下の説明において、プリンタ1の方向に言及するときには、プリンタ1を水平に載置した状態を上下の基準とする。すなわち、図1の紙面上側が上側(上下方向(第1方向)一方側)であり、紙面下側が下側(上下方向他方側)である。また、図1の紙面左側が前側(前後方向(第2方向)一方側)であり、図1の紙面右側が後側(前後方向一方側)である。また、プリンタ1を前側から見たときを左右の基準とする。すなわち、図1の紙面手前側が右側(左右方向(第3方向)一方側)であり、紙面奥側が左側(左右方向他方側)である。
プリンタ1は、装置本体の一例としての本体ケーシング2内に、用紙Pに画像を形成するための画像形成部3を備えている。
本体ケーシング2は、略ボックス形状に形成されている。本体ケーシング2の前壁には、開口部の一例としての本体開口部24が形成されている。また、本体ケーシング2には、開閉部材の一例としてのフロントカバー4が、その下端部を支点として、本体開口部24を開放する開位置(図8(b)参照)と、本体開口部24を閉鎖する閉位置(図8(a)参照)とに揺動(移動)可能に設けられている。また、本体ケーシング2の底部には、用紙Pを収容する給紙トレイ5が着脱自在に装着されている。
画像形成部3は、給紙トレイ5の上側に配置されており、プロセス部6と、転写部7と、定着部8とを備えている。
プロセス部6は、複数(4つ)の感光体の一例としての感光ドラム9と、ドロワユニット10とを備えている。
複数の感光ドラム9は、前後方向に互いに間隔を隔てて並列配置されている。具体的には、前側から後側に向かって、ブラック感光ドラム9K、イエロー感光ドラム9Y、マゼンタ感光ドラム9Mおよびシアン感光ドラム9Cが、順次配置されている。感光ドラム9は、左右方向に長手の略円筒形状に形成されており、左右に沿って設けられている。なお、複数の感光ドラム9の周囲には、それぞれ、感光ドラム9の後側に対向配置される帯電器(図示せず)と、感光ドラム9の後下側に対向配置される露光器(図示せず)とが設けられている。
ドロワユニット10は、複数の感光ドラム9の下側に配置されている。ドロワユニット10は、支持部材の一例としてのドロワフレーム11と、複数(4つ)の現像カートリッジ12とを備えている。
ドロワフレーム11は、本体ケーシング2内に収容される内側位置(図10参照)と、本体ケーシング2外に引き出される外側位置(図12参照)とに、前後方向に沿ってスライド可能に設けられている。
複数の現像カートリッジ12のそれぞれは、複数の感光ドラム9のそれぞれの前下側に配置されている。現像カートリッジ12は、現像剤担持体の一例としての現像ローラ13を備えている。
現像ローラ13は、現像カートリッジ12の上端において、その上端部が上側へ露出されるように回転可能に支持されている。現像ローラ13は、感光ドラム9に対して下側から対向し、接触されている。
なお、現像カートリッジ12は、現像ローラ13にトナーを供給する供給ローラ14を備えている。また、現像カートリッジ12には、供給ローラ14の下側において、現像剤の一例としてのトナーが収容されている。
転写部7は、ベルトユニット15と二次転写ローラ16とを備えている。
ベルトユニット15は、プロセス部6の上側において、すべての感光ドラム9に上側から対向するように、前後方向に沿って配置されている。
ベルトユニット15は、駆動ローラ17、従動ローラ18、中間転写ベルト19、および、複数(4つ)の一次転写ローラ20を備えている。
駆動ローラ17および従動ローラ18は、前後方向に間隔を隔てて対向配置されている。
中間転写ベルト19は、その下側部分がすべての感光ドラム9に接触されるように、駆動ローラ17および従動ローラ18の周りに掛け渡されている。また、中間転写ベルト19は、駆動ローラ17の駆動、および、従動ローラ18の従動により、その下側部分が前側から後側に向かって移動するように、周回移動される。
一次転写ローラ20は、対応する感光ドラム9に対して、中間転写ベルト19の下側部分を挟んで対向配置されている。
二次転写ローラ16は、ベルトユニット15の後方に配置されている。二次転写ローラ16は、ベルトユニット15の駆動ローラ17に対して、中間転写ベルト19を挟んで対向されている。
定着部8は、二次転写ローラ16の上側に配置され、加熱ローラ21、および、加熱ローラ21に対向する加圧ローラ22を備えている。
そして、現像カートリッジ12内のトナーは、現像ローラ13と供給ローラ14との間で摩擦帯電され、一定厚さの薄層として現像ローラ13の表面に担持される。
一方、感光ドラム9の表面は、感光ドラム9の回転に伴って、帯電器(図示せず)により一様に正帯電された後、露光器(図示せず)により露光される。これにより、用紙Pに形成すべき画像に対応した静電潜像が感光ドラム9の表面に形成される。
感光ドラム9がさらに回転すると、現像ローラ13の表面に担持されているトナーが、感光ドラム9の表面に形成されている静電潜像に供給される。これにより、感光ドラム9の静電潜像は可視像化され、感光ドラム9の表面には、反転現像によるトナー像が担持される。
感光ドラム9の表面に担持されたトナー像は、前側から後側へ移動される中間転写ベルト19の下側部分に順次、一次転写される。これにより、中間転写ベルト19にカラー画像が形成される。
また、給紙トレイ5内に収容されている用紙Pは、各種ローラによって、後上側へUターンするように搬送されて、所定のタイミングで1枚ずつ、中間転写ベルト19と二次転写ローラ16との間に給紙される。そして、中間転写ベルト19に形成されたカラー画像は、用紙Pが中間転写ベルト19と二次転写ローラ16との間を通過するときに、用紙Pに二次転写される。
そして、用紙Pに転写されたカラー画像は、定着部8において、用紙Pが加熱ローラ21と加圧ローラ22との間を通過する間に、加熱および加圧されることによって用紙Pに熱定着される。
定着部8においてトナー像を定着された用紙Pは、本体ケーシング2の上面に形成される排紙トレイ23上に排紙される。
2.ドロワユニット
(1)ドロワフレーム
ドロワフレーム11は、図2および図3に示すように、フレーム本体31と、直動カム32とを備えている。
(1−1)フレーム本体
フレーム本体31は、図3(a)に示すように、枠体33と、固定部材の一例としてのロック部材34とを備えている。
枠体33は、平面視略矩形の有底枠形状に形成されている。枠体33には、カートリッジガイド溝35と、直動カム挿通穴36と、アーム支持ボス37とが形成されている。
カートリッジガイド溝35は、枠体33の左右両側壁の上端部に、それぞれ、前後方向に互いに間隔を隔てて4つずつ、設けられている。カートリッジガイド溝35は、枠体33の左右方向側壁の上端縁から下側へ切り欠かれるように、側面視略U字形状に形成されている。
直動カム挿通穴36は、枠体33の前後両側壁の下端部にそれぞれ設けられている。直動カム挿通穴36は、枠体33の前後方向側壁の下端部において、その左端部と右端部とに1つずつ設けられている。直動カム挿通穴36は、正面視略矩形状に形成されている。
アーム支持ボス37は、枠体33の左右両側壁の前端部にそれぞれ1つずつ設けられている。アーム支持ボス37は、枠体33の左右方向側壁の左右方向外面から左右方向外側へ向かって延びる略円柱形状に形成されている。
ロック部材34は、フレーム本体31の前端部に設けられている。ロック部材34は、左右1対のアーム38と、係合軸39とを備えている。
1対のアーム38のそれぞれは、左右方向に互いに間隔を隔てて対向配置されている。アーム38は、前後方向に延びる側面視略矩形の平板形状に形成されている。アーム38には、支持ボス挿通穴40と、係合軸挿通穴41とが形成されている。
支持ボス挿通穴40は、アーム38の後端部において、側面視略円形状に貫通形成されている。支持ボス挿通穴40の直径は、アーム支持ボス37の外径とほぼ同径である。支持ボス挿通穴40は、対応するアーム支持ボス37に、その径方向外側から回動可能に嵌合されている。
係合軸挿通穴41は、アーム38の前端部において、側面視略円形状に貫通形成されている。係合軸挿通穴41の直径は、係合軸39の外径とほぼ同径である。
係合軸39は、左右方向に延びる略円柱形状に形成されている。係合軸39の左右方向両端部は、それぞれ、対応するアーム38を貫通するように、対応するアーム38の係合軸挿通穴41内に嵌合されている。
ロック部材34は、アーム支持ボス37を支点として、アーム38が前後方向に水平に延びる固定位置(図8(b))と、アーム38が前側へ向かうに従って上側へ傾斜するように延びる固定解除位置(図8(a))とに揺動可能である。
(1−2)直動カム
直動カム32は、図3(a)および図3(b)に示すように、後側が開放された平面視略矩形の枠形状に形成されている。直動カム32は、左右1対の接離部材の一例としてのカム部51と、操作部52とを一体的に備えている。
1対のカム部51のそれぞれは、互いに左右方向に間隔を隔てて対向配置されている。カム部51は、前後方向に延びる略角柱形状に形成されている。カム部51は、複数(4つ)の変位部53と、ラック部54と、被ロック部55とを備えている。
複数の変位部53は、図3(b)において仮想線で区画するように、互いに前後方向に連続して直列配置されている。変位部53の上端部は、前側から後側へ向かうに従って段階的に下降するように、略階段形状に形成されている。変位部53の上面は、第1位置決め面56、第1変位面57、第2位置決め面58、第2変位面59、第3位置決め面60を有している。
第1位置決め面56は、変位部53の前端部の上面であり、前後方向に延びる水平面として形成されている。
第1変位面57は、第1位置決め面56の後端部に連続して、前側から後側へ向かうに従って下側へ傾斜する傾斜面として形成されている。
第2位置決め面58は、第1変位面57の後端部に連続して、前後方向に延びる水平面として形成されている。
第2変位面59は、第2位置決め面58の後端部に連続して、前側から後側へ向かうに従って下側へ傾斜する傾斜面として形成されている。
第3位置決め面60は、第2変位面59の後端部に連続して、前後方向に延びる水平面として形成されている。
また、最も前側に配置される変位部53においては、それ以外の変位部53に比べて、第1位置決め面56の前後方向長さが長く設定され、その分、第2位置決め面58の前後方向長さが短く設定されている。
ラック部54は、最も後側の変位部53の後端部から連続して後側へ延びる略角柱形状に形成されている。ラック部54の上端部には、ギア歯が形成されている。
被ロック部55は、最も前側の変位部53の前端部から連続して前側へ延びる略角柱形状に形成されている。被ロック部55には、ロック部材係合溝61が形成されている。
ロック部材係合溝61は、被ロック部55の後端部において、その上端部から下側へ向かって切り欠かれるように、上側が開放された側面視略U字形状の凹溝として形成されている。
操作部52は、1対のカム部51の前端部間に架設されている。操作部52は、左右方向に延びる略角柱形状に形成されている。操作部52には、取っ手62が形成されている。
取っ手62は、操作部52の左右方向略中央において、その前端部から前側へ突出するように、平面視略矩形の枠形状に形成されている。
そして、直動カム32は、1対のカム部51が、それぞれ、対応する直動カム挿通穴36に挿通されるように、枠体33に支持されている。
詳しくは、左側のカム部51は、ラック部54が枠体33から後側へ突出されるように、左側の直動カム挿通穴36に挿通され、枠体33の左側下端部内に、前後方向にスライド可能に配置されている。
また、右側のカム部51は、ラック部54が枠体33から後側へ突出されるように、右側の直動カム挿通穴36に挿通され、枠体33の右側下端部内に、前後方向にスライド可能に配置されている。
これにより、直動カム32は、枠体33の下端部に、前後方向にスライド可能に支持されている。
(2)現像カートリッジ
現像カートリッジ12は、図2および図4に示すように、フレームの一例としての現像フレーム71と、押圧部材72とを備えている。
現像フレーム71は、左右方向に長手の略ボックス形状に形成されている。現像フレームには、露出開口73(図2参照)と、現像ローラ軸支持穴74と、押圧部材収容部75とが形成されている。
露出開口73は、現像フレーム71の上壁において、左右方向に沿って延びる平面視略矩形状に貫通形成されている(図2参照)。露出開口73は、現像ローラ13の上端部を露出させる(図2参照)。
現像ローラ軸支持穴74は、現像フレーム71の左右方向両側壁の上端部に、1つずつ形成されている。現像ローラ軸支持穴74は、側面視略円形状に貫通形成されている。左右の現像ローラ軸支持穴74のそれぞれには、現像ローラ11の回転軸(以下、現像ローラ軸70とする。)の左右方向両端部のそれぞれが、左右方向外側へ突出するように、回転可能に支持されている。
押圧部材収容部75は、現像フレーム71の下壁の左右方向両端部に、1つずつ設けられている。押圧部材収容部75は、現像フレーム71の下壁から下側へ向かって延びる略角柱形状に形成されている。
押圧部材72は、図5に示すように、当接部材の一例としての押圧部材本体76と、付勢部材の一例としての圧縮ばね77とを備えている。
押圧部材本体76は、下端部が閉鎖された略角筒形状に形成されている。押圧部材本体76の下端部は、側面視略円弧形状に形成されている。押圧部材本体76の上下方向の外寸は、押圧部材収容部75の上下方向の内寸よりも短い。また、押圧部材本体76の左右方向の外寸は、押圧部材収容部75の左右方向の内寸よりも短い。そして、押圧部材本体76は、押圧部材収容部69内に、上下方向にスライド可能に収容されている。
圧縮ばね77は、前後方向に延びる圧縮コイルばねである。圧縮ばね77の下端部は、押圧部材本体76の下端部の内面に上側から当接されている。圧縮ばね77の上端部は、押圧部材収容部75内において、現像フレーム71の下壁に下側から当接されている。これにより、押圧部材本体76は、圧縮ばね77の付勢力により、常には、下側へ向かって付勢されている。
押圧部材72は、圧縮ばね77の付勢力により、常には、押圧部材本体76が押圧部材収容部75から下側へ突出される押圧解除位置(図4(b)参照)に配置され、圧縮ばね77の付勢力に抗して、押圧部材本体76が押圧部材収容部75内へ退避される押圧位置に配置される(図4(a)参照)。
そして、図2に示すように、現像カートリッジ12は、現像ローラ軸70の左右方向両端部のそれぞれが、枠体33の対応するカートリッジガイド溝35内に嵌合されるように、ドロワフレーム11内に支持されている。
このとき、現像カートリッジ12の左右の押圧部材72は、それぞれ、左右のカム部51に上側から当接されている。
3.本体ケーシングの構成
本体ケーシング2は、上記し、図8に示すように、フロントカバー4を備えている。
フロントカバー4は、左右方向に延びる略平板形状に形成されている。フロントカバー4は、固定解除部材の一例としてのロック解除カム83を備えている。
ロック解除カム83は、フロントカバー4の左右両端部に1つずつ配置されている。ロック解除カム83は、フロントカバー4が閉位置に配置されている状態において、フロントカバー4の上下方向略中央の後面から後側へ突出するように、側面視略矩形の平板形状に形成されている。ロック解除カム83の後端縁84は、上側へ向かうに従って前側へ傾斜している。
ロック解除カム83の後端縁84の上端部には、フロントカバー4が閉位置に配置されている状態において、ロック部材34の係合軸39が係合されている。これにより、ロック部材34は、固定解除位置に配置されている。
また、本体ケーシング2内には、直動カム駆動ギア81が設けられている。
直動カム駆動ギア81は、本体ケーシング2の後端部の上下方向略中央において、ドロワユニット10の後側に配置されている。直動カム駆動ギア81は、左右方向に互いに間隔を隔てて2つ設けられている。直動カム駆動ギア81は、左右方向に厚みを有する略円板形状に形成され、その外周面には、全周にわたってギア歯が形成されている。
2つの直動カム駆動ギア81のそれぞれは、左右方向に延びる1つの駆動軸82の左右方向両端部のそれぞれに、相対回転不能に支持されている。駆動軸82は、本体ケーシング2内の図示しない駆動源に駆動伝達可能に連結されている。
そして、2つの直動カム駆動ギア81のそれぞれは、ドロワフレーム11が内側位置に収容されているときに、左右のカム部51のラック部54のそれぞれに噛合される。
4.画像形成動作
このプリンタ1では、上記した画像形成動作において、カラー画像を形成するカラー印刷モードと、モノクロ画像を形成するモノクロ印刷モードと、画像形成の準備をする印刷待機モードとを切り替えることができる。
(1)カラー印刷モード
カラー画像を形成するときには、プリンタ1は、カラー印刷モードに設定される。
プリンタ1をカラー印刷モードに変更するには、図6(a)に示すように、直動カム駆動ギヤ81を右側面視反時計回りに回転させて、操作部52が枠体33の前面に当接されるまで、直動カム32を後側へ移動させる。
すると、直動カム32は、カム部51が最も後側まで押し込まれた第1位置に配置される(図3(a)参照)。
直動カム32が第1位置に配置されると、すべての現像カートリッジ13の押圧部材72が、カム部51の対応する第1位置決め面56に上側から当接される。
これにより、すべての現像カートリッジ12の現像ローラ13は、それぞれ、対応する感光ドラム9に対して下側から接触される。すなわち、複数の現像カートリッジ11は、第1接触位置に配置される。
また、すべての現像カートリッジ12の押圧部材本体76は、圧縮ばね77の付勢力に抗して押圧位置に配置される。これにより、すべての現像カートリッジ12の現像ローラ13は、圧縮ばね77の付勢力により、対応する感光ドラム9に対して弾性的に接触される。
これにより、プリンタ1がカラー印刷モードとなる。
(2)モノクロ印刷モード
モノクロ画像を形成するときには、プリンタ1は、モノクロ印刷モードに設定される。
プリンタ1をモノクロ印刷モードへ変更するには、図6(b)に示すように、カラー印刷モードの状態から、直動カム駆動ギア81を右側面視時計回りに回転させて、直動カム32を、第1位置から前側へ移動させる。
すると、直動カム32が第2位置に配置され、ブラック以外の現像カートリッジ12の押圧部材72が、それぞれ、カム部51の対応する第1変位面57の傾斜に案内されて、対応する第2位置決め面58に上側から当接される。このとき、ブラックの現像カートリッジ12の押圧部材72は、カム部51の対応する第1位置決め面56の前端部に上側から当接されている。
これにより、ブラック以外の現像カートリッジ12の現像ローラ13は、それぞれ、対応する感光ドラム9から下側へ離間される。また、ブラックの現像カートリッジ12の現像ローラ13は、対応する感光ドラム9に下側から接触されている。すなわち、複数の現像カートリッジ11は、第2接触位置に配置される。
また、ブラック以外の現像カートリッジ12の押圧部材本体76は、圧縮ばね77の付勢力により押圧解除位置に配置される。ブラックの現像カートリッジ12の押圧部材本体76は、圧縮ばね77の付勢力に抗して押圧位置に配置される。これにより、ブラックの現像カートリッジ12の現像ローラ13は、圧縮ばね77の付勢力により、対応する感光ドラム9に対して弾性的に接触される。
これにより、プリンタ1がモノクロ印刷モードとなる。
(3)印刷待機モード
カラー画像およびモノクロ画像のいずれの画像も形成しないで、画像形成の準備をするときには、プリンタ1は、印刷待機モードに設定される。
プリンタ1を印刷待機モードへ変更するには、図7(a)に示すように、モノクロ印刷モードの状態から、直動カム駆動ギア81を右側面視時計回りに回転させて、直動カム32を、第2位置から前側へ移動させる。
すると、直動カム32が第3位置に配置され、ブラックの現像カートリッジ12の押圧部材72が、カム部51の対応する第1変位面57の傾斜に案内されて、対応する第2位置決め面58に上側から当接される。このとき、ブラック以外の現像カートリッジ12の押圧部材72は、それぞれ、カム部51の対応する第2位置決め面58の前端部に上側から当接されている。
これにより、すべての現像カートリッジ12の現像ローラ13は、それぞれ、対応する感光ドラム9から下側へ離間される。すなわち、複数の現像カートリッジ11は、第1離間位置に配置される。なお、このとき、すべての現像カートリッジ12の現像ローラ13の上端部は、ドロワフレーム11の上端部とほぼ同じ位置に配置されている(図10(a)参照)。
また、すべての現像カートリッジ12の押圧部材本体76は、圧縮ばね77の付勢力により押圧解除位置に配置される。
これにより、プリンタ1が印刷待機モードとなる。
5.プリンタのメンテナンス作業
(1)現像カートリッジの交換作業
上記した画像形成動作において、いずれかの現像カートリッジ12内のトナーが消費された場合には、プリンタ1は、現像カートリッジ12を交換するための交換モードに切り替えられる。
プリンタ1を交換モードへ変更するには、図7(b)に示すように、印刷待機モードの状態から、直動カム駆動ギア81を右側面視時計回りに回転させて、直動カム32を、第3位置から前側へ移動させる。
すると、直動カム32が第4位置に配置され、すべての現像カートリッジ12の押圧部材72が、それぞれ、カム部51の対応する第2変位面59の傾斜に案内されて、対応する第3位置決め面60に上側から当接される。
これにより、すべての現像カートリッジ12は、印刷待機モードのときよりも感光ドラム9から離れるように、下側へ移動される。すなわち、複数の現像カートリッジ12は、第2離間位置に配置される。
すると、図8(a)に示すように、すべての現像カートリッジ12の現像ローラ13は、その上端部がドロワフレーム11の上端部よりも下側に配置されるように、ドロワフレーム11内に収容される。
なお、このとき、直動カム32は、ロック部材34の係合軸39がロック部材係合溝61内に係合できる位置まで、前側へ移動されている(図8(b)参照)。
これにより、プリンタ1が交換モードとなる。
そして、現像カートリッジ12を交換するには、まず、フロントカバー4を閉位置から開位置へ揺動させて、本体開口部24を開放する。
すると、フロントカバー4の揺動に伴って、ロック解除カム83が、ロック部材34の係合軸39から前側へ離間される。
すると、図8(b)に示すように、ロック部材34が、その自重により、固定解除位置から右側面視反時計回りに回動して、係合軸39がロック部材係合溝61内に上側から係合される。すなわち、フロントカバー4の閉位置から開位置への移動に連動して、ロック部材34が固定位置に配置される。
これにより、直動カム32は、ロック部材34との係合により、第4位置に固定される。すると、複数の現像カートリッジ12は、第2離間位置に維持される。
次いで、現像カートリッジ12を交換するには、取っ手62を把持して、ドロワユニット10を本体ケーシング2内から前側へ引き出す。
すると、図9に示すように、ドロワユニット10が外側位置に配置される。
その後、現像カートリッジ12を交換するには、トナーが消費された現像カートリッジ12を、ドロワユニット10から上側へ引き抜くように離脱させ、代わりに、新しい現像カートリッジ12をドロワユニット10に装着する。
そして、ドロワユニット10を、本体ケーシング2内に押し込んで、内側位置に収容し、フロントカバー4を開位置から閉位置へ移動させる。
すると、フロントカバー4のロック解除カム83の後端縁84が、ロック部材34の係合軸39の左右方向両端部に前側から当接される。
さらに、フロントカバー4を開位置から閉位置へ移動させると、係合軸39は、ロック解除カム83の後端縁84の傾斜によって上側へ押圧され、ロック部材34は、アーム支持ボス37を支点として、右側面視時計回りに回動される。
すると、ロック部材34の係合軸39は、ロック部材係合溝61から上側へ外れる。
これにより、直動カム32の第4位置への固定が解除され、直動カム32はスライド可能となる。
そして、フロントカバー4が閉位置に配置されると、ロック部材34の係合軸39が、ロック解除カム83の後端縁84の上端部に係合され、ロック部材34が固定解除位置に配置される。
これにより、現像カートリッジ12の交換作業が完了する。
(2)交換モード以外のモードでのドロワユニットの引き出し
また、上記した画像形成動作において、プリンタ1が交換モードに切り替えられていない状態でドロワユニット10を本体ケーシング2から引き出す場合がある。
例えば、図10(a)に示すように、プリンタ1が印刷待機モードに切り替えられている状態で、ドロワユニット10を本体ケーシング2から引き出すには、まず、フロントカバー4を閉位置から開位置へ揺動させて、本体開口部24を開放する。
すると、フロントカバー4の揺動に伴って、ロック解除カム83が、ロック部材34の係合軸39から前側へ離間される。
すると、図10(b)に示すように、ロック部材34が、その自重により、固定解除位置から右側面視反時計回りに回動する。
このとき、直動カム32は、第3位置に配置されているため、ロック部材34の係合軸39は、ロック部材係合溝61内に係合されることなく、ロック部材係合溝61の前側において、直動カム32の操作部52に上側から当接される。
次いで、ドロワユニット10を本体ケーシング2から引き出すには、取っ手62を把持して、直動カム32を前側へ引っ張る。
すると、直動カム32が、第3位置から前側へ移動されて、第4位置に配置される。
すると、図8(b)に示すように、ロック部材34が、その自重により、右側面視反時計回りに回動して、係合軸39がロック部材係合溝61内に上側から係合される。
これにより、直動カム32は、ロック部材34との係合により、第4位置に固定される。すると、複数の現像カートリッジ12は、第2離間位置に維持される。
そして、ドロワユニット10をさらに本体ケーシング2内から前側へ引き出すと、図9に示すように、ドロワユニット10が外側位置に配置される。
6.作用効果
(1)このプリンタ1によれば、図6および図7に示すように、ドロワフレーム11が内側位置(図1参照)に配置されている状態で、画像形成するとき(カラー印刷モード(図6(a)参照)およびモノクロ印刷モード(図6(b)参照))に、複数の現像カートリッジ12を、接触位置(第1接触位置(図6(a)参照)および第2接触位置(図6(b)参照))に配置させ、待機させるとき(印刷待機モード(図7(a)参照))に、現像カートリッジ12を第1離間位置(図7(a)参照)に配置させることができる。
また、ドロワフレーム11を外側位置(図9参照)へ移動させるときには、現像カートリッジ12を、第1離間位置よりも離間する第2離間位置(図7(b)参照)に配置させることができる。
これにより、モノクロ印刷モードや印刷待機モードにおいて、現像ローラ13を感光ドラム9から比較的小さく退避させることができながら、ドロワフレーム11を引き出すときに、現像ローラ13を感光ドラム9から比較的大きく退避させることができる。
つまり、モノクロ印刷モードや印刷待機モードの場合と、ドロワフレーム11を引き出すときとのそれぞれにおいて、必要な距離、現像ローラ13を感光ドラム9から離間させることができる。
その結果、簡易な構成で、ドロワフレーム11の引き出し時における現像ローラ13と感光ドラム9との離間と、モノクロ印刷モードや印刷待機モードにおける現像ローラ13と感光ドラム9との離間とを実現することができる。
(2)また、このプリンタ1によれば、図6に示すように、直動カム32のカム部51を利用して、カラー画像を印刷するカラー印刷モード(図6(a)参照)と、モノクロ画像を印刷するモノクロ印刷モード(図6(b)参照)とに、プリンタ1の印刷モードを変更することができる。
そのため、別途、プリンタ1の印刷モードを変更する機構を設けることなく、簡易な構成で、プリンタ1の印刷モードを変更することができる。
(3)また、このプリンタ1によれば、図6および図7に示すように、カム部51の移動方向と、ドロワフレーム11の移動方向とが一致している。
そのため、カム部51の移動方向と、ドロワフレーム11の移動方向とが交差している場合と比べて、ドロワフレーム11を移動させるときに直動カム32がドロワフレーム11に干渉することを、容易に防止することができる。
(4)また、このプリンタ1によれば、図3に示すように、直動カム32は、ドロワフレーム11に設けられていてもよい。
そのため、ドロワフレーム11を移動させるときに、直動カム32も移動させることができる。
そのため、ドロワフレーム11を移動させるときに直動カム32がドロワフレーム11に干渉することを、確実に防止することができる。
(5)また、このプリンタ1によれば、図3に示すように、直動カム32のカム部51は、現像カートリッジ12の左右方向両側に配置されている。
そのため、左右のカム部51のそれぞれを、現像カートリッジ12の左右方向両端部のそれぞれに作用させることができる。
そのため、現像カートリッジ12が接触位置に配置されている状態において、現像ローラ13を、その左右方向両端部にわたって、安定に感光ドラム9に接触させることができる。
(6)また、このプリンタ1によれば、図6に示すように、現像カートリッジ12が接触位置に配置されたときに、現像ローラ13は、圧縮ばね77(図5参照)の付勢力により、弾性的に感光ドラム9に接触される。
そのため、画像形成時において、感光ドラム9および現像ローラ13が駆動された場合であっても、現像ローラ13を感光ドラム9に追従させることができる。
その結果、画像形成時において、現像ローラ13を感光ドラム9に対して安定に接触させることができる。
(7)また、このプリンタ1によれば、図8(b)に示すように、複数の現像カートリッジ12が第2離間位置に配置されてから、ドロワユニット10を内側位置から外側位置へ移動させることができる。
そのため、複数の現像カートリッジ12が第2離間位置に配置される前に、ドロワユニット10が内側位置から外側位置へ移動されることを防止することができる。
その結果、ドロワユニット10を移動させるときに、現像ローラ13が周辺の部材に干渉することを確実に防止できる。
(8)また、このプリンタ1によれば、図8(b)に示すように、ロック部材34により、直動カム32を、現像カートリッジ12を第2離間位置に位置させる第4位置に固定することができる。
そのため、ドロワユニット10を移動させるときに、直動カム32が第4位置から移動されることを防止することができる。
その結果、ドロワユニット10を移動させるときに、現像ローラ13が周辺の部材に干渉することをより確実に防止できる。
(9)また、このプリンタ1によれば、図8(a)に示すように、フロントカバー4の閉動作を利用して、直動カム32の第4位置への固定を解除することができる。
そのため、フロントカバー4を閉位置に配置させた状態において、確実に、直動カム32を移動可能とすることができる。
(10)また、このプリンタ1によれば、図10(b)および図8(b)に示すように、ドロワユニット10を内側位置から外側位置へ移動させるように、操作部52を前側へ引っ張ることにより、直動カム32を、第4位置に移動させることができる。
そのため、ドロワユニット10を内側位置から外側位置へ移動させる動作を利用して、確実に、複数の現像カートリッジ12を第2離間位置に配置することができる。
(11)また、このプリンタ1によれば、図1に示すように、複数の現像カートリッジ12は、対応する感光ドラム9に対して下側から接触されている。
そのため、重力を利用して、容易に現像カートリッジ12を下降させることができる。
7.変形例
上記した実施形態において、フロントカバー4と直動カム32とを、フロントカバー4の閉位置から開位置への移動に連動して直動カム32が第4位置に移動されるように、構成することもできる。
この変形例によれば、フロントカバー4の開動作を利用して、直動カム32を第3位置へ移動させることができる。
そのため、フロントカバー4を開位置に配置させた状態において、確実に、複数の現像カートリッジ12を第2離間位置に配置することができる。
1 プリンタ
2 本体ケーシング
4 フロントカバー
9 感光ドラム
11 ドロワフレーム
12 現像カートリッジ
13 現像ローラ
24 本体開口部
51 カム部
52 操作部
71 現像フレーム
76 押圧部材本体
77 圧縮ばね
83 ロック解除カム

Claims (12)

  1. 装置本体と、
    静電潜像を担持するように構成される感光体と、
    前記感光体よりも上に配置され、前記感光体と接触するベルトと、
    前記感光体に対向する現像ローラを有する現像カートリッジと、
    前記現像カートリッジを支持するように構成され、前記装置本体内に収容される内側位置と、前記内側位置から前記装置本体外に移動された外側位置とに移動可能な支持部材と、
    前記現像カートリッジを上下方向に移動させるための接離部材であって、前記接離部材の上面は、前記現像ローラが前記感光体に対して接触する接触位置に前記現像カートリッジを位置させる第1位置決め面と、前記現像ローラが前記感光体から離間する第1離間位置に前記現像カートリッジを位置させる第2位置決め面と、前記現像ローラが前記感光体から前記第1離間位置よりも離間する第2離間位置に前記現像カートリッジを位置させる第3位置決め面を有し前記第1位置決め面よりも下に前記第2位置決め面があり、前記第2位置決め面よりも下に前記第3位置決め面があり、前記支持部材の移動方向において前記第1位置決め面と前記第3位置決め面との間に前記第2位置決め面がある接離部材と、
    を備え、
    前記現像カートリッジは、
    前記現像ローラを支持するフレームと、
    前記接離部材に当接される当接部材と、
    前記当接部材と前記フレームとの間に介在される付勢部材と
    を備え、
    前記現像カートリッジを支持する前記支持部材が前記内側位置にあるときに、前記現像カートリッジの前記当接部材が前記第1位置決め面と接触し、前記現像カートリッジが前記接触位置に配置された場合、前記フレームは、前記付勢部材の付勢力により、前記現像ローラが前記感光体に接触されるように、前記感光体へ向かって付勢され、
    前記現像カートリッジを支持する前記支持部材が前記内側位置にあるときに、前記現像カートリッジの前記当接部材が前記第2位置決め面と接触し、前記現像カートリッジが前記第1離間位置に配置された場合、前記フレームは、前記付勢部材によって付勢力されず、前記現像ローラが前記感光体から離間することを特徴とする、画像形成装置。
  2. 前記現像カートリッジは、前記フレームに設けられる収容部であって、前記当接部材と、前記付勢部材とを収容する収容部を備え、
    前記当接部材は、前記付勢部材の付勢力に抗して前記収容部内へ退避させられる押圧位置と、前記付勢部材の付勢力により前記収容部から下に向かって突出させられる押圧解除位置とを移動し、
    前記現像カートリッジが前記接触位置に配置された場合、前記当接部材が前記押圧位置に配置されており、
    前記現像カートリッジが前記第1離間位置に配置された場合、前記当接部材が前記押圧解除位置に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記接離部材は、前記支持部材の移動方向に沿って移動可能であり、
    前記第1位置決め面、前記第2位置決め面および前記第3位置決め面は、前記移動方向に沿って配置されることを特徴とする、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記接離部材は、
    前記移動方向において、前記第1位置決め面の一端から前記第2位置決め面の一端まで連続して、下側へ向かって傾斜する傾斜面である第1変位面と、
    前記移動方向において、前記第2位置決め面の他端から前記第3位置決め面の一端まで連続して、下側へ向かって傾斜する傾斜面である第2変位面と
    を有することを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記接離部材は、前記現像カートリッジの長手方向両側に配置されていることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記当接部材は、前記押圧位置と前記押圧解除位置とを上下方向にスライド可能であることを特徴とする、請求項2に記載の画像形成装置。
  7. 前記支持部材は、前記現像カートリッジが前記第2離間位置に配置されているときに、前記内側位置から前記外側位置へ移動可能であることを特徴とする、請求項1ないし6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 装置本体と、
    静電潜像を担持するように構成される感光体と、
    前記感光体に対向する現像ローラを有する現像カートリッジと、
    前記現像カートリッジを支持するように構成され、前記装置本体内に収容される内側位置と、前記内側位置から前記装置本体外に移動された外側位置とに移動可能な支持部材と、
    前記現像カートリッジを、前記現像ローラが前記感光体に対して接触する接触位置と、前記現像ローラが前記感光体から離間する第1離間位置と、前記現像ローラが前記感光体から前記第1離間位置よりも離間する第2離間位置と、に移動させるように構成される接離部材と、
    を備え、
    前記支持部材は、前記接離部材を、前記現像カートリッジを前記第2離間位置に位置させる位置に固定する固定位置と、前記接離部材の固定を解除する固定解除位置とに移動可能な固定部材を備えることを特徴とする、画像形成装置。
  9. 前記装置本体は、
    前記支持部材を前記内側位置から前記外側位置へ通過させるための開口部と、
    前記開口部を開放する開位置と、前記開口部を閉鎖する閉位置とに移動可能な開閉部材と
    を有し、
    前記開閉部材は、前記閉位置に配置されているときに前記固定部材を前記固定解除位置に保持する固定解除部材を備えることを特徴とする、請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記接離部材は、前記開閉部材の前記閉位置から前記開位置への移動に連動して、前記現像カートリッジを前記第1離間位置から前記第2離間位置へ移動させることを特徴とする、請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 装置本体と、
    静電潜像を担持するように構成される感光体と、
    前記感光体に対向する現像ローラを有する現像カートリッジと、
    前記現像カートリッジを支持するように構成され、前記装置本体内に収容される内側位置と、前記内側位置から前記装置本体外に移動された外側位置とに移動可能な支持部材と、
    前記現像カートリッジを、前記現像ローラが前記感光体に対して接触する接触位置と、前記現像ローラが前記感光体から離間する第1離間位置と、前記現像ローラが前記感光体から前記第1離間位置よりも離間する第2離間位置と、に移動させるように構成される接離部材と、
    を備え、
    前記支持部材は、前記支持部材を移動させるときに操作される操作部を備え、
    前記操作部は、前記接離部材に連結されており、
    前記接離部材は、前記支持部材を前記内側位置から前記外側位置へ移動させるように前記操作部が操作されることにより、前記現像カートリッジを前記第1離間位置から前記第2離間位置へ移動させることを特徴とする、画像形成装置。
  12. 前記感光体は、第1感光体および第2感光体を含み、
    前記現像カートリッジは、前記第1感光体と接触する第1現像カートリッジと、前記第2感光体と接触する第2現像カートリッジとを含み、
    前記接離部材の、前記第1位置決め面、前記第2位置決め面および前記第3位置決め面は、前記第1現像カートリッジの前記当接部材と接触し、
    前記接離部材の上面は、さらに、前記現像ローラが前記感光体に対して接触する接触位置に前記第2現像カートリッジを位置させる第4位置決め面と、前記現像ローラが前記感光体から離間する第1離間位置に前記第2現像カートリッジを位置させる第5位置決め面と、前記現像ローラが前記感光体から前記第1離間位置よりも離間する第2離間位置に前記第2現像カートリッジを位置させる第6位置決め面とを有し、前記第4位置決め面よりも下に前記第5位置決め面があり、前記第5位置決め面よりも下に前記第6位置決め面があり、前記支持部材が移動する方向において前記第4位置決め面と前記第6位置決め面との間に前記第5位置決め面があり、
    カラー印刷モードのときに、前記第1現像カートリッジの前記当接部材が前記第1位置決め面と接触して、前記第1現像カートリッジの前記現像ローラが前記第1感光体に接触し、前記第2現像カートリッジの前記当接部材が前記第4位置決め面と接触して、前記第2現像カートリッジの前記現像ローラが前記第2感光体に接触し、
    モノクロ印刷モードのときに、前記第1現像カートリッジの前記当接部材が前記第1位置決め面と接触して、前記第1現像カートリッジの前記現像ローラが前記第1感光体に接触し、前記第2現像カートリッジの前記当接部材が前記第5位置決め面と接触して、前記第2現像カートリッジの前記現像ローラが前記第2感光体から離間することを特徴とする、請求項1ないし7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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