JP2006267607A - 現像剤容器 - Google Patents

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学 神羽
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磯村  哲朗
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Abstract

【課題】画像形成装置のコンパクト化を図ること。
【解決手段】現像剤容器を画像形成装置本体に非装着時には、ハンドルとシャッターは、規制部による規制と前記係合部と被係合部による係合によって相互に位置関係を規制し合い、現像剤容器を画像形成装置本体装着の際には、現像剤容器の装着動作に伴って、突き当て部が画像形成装置本体に設けられた係合解除部へ突き当たり弾性変形し、前記ハンドルと前記シャッターの前記係合が解除されることによって、前記ハンドルと前記シャッターの各々が前記規制部によって規制される方向とは逆方向に変位可能となるよう構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子写真方式を用いて画像を形成する、例えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えば、レーザ―ビームプリンタ、LEDプリンタ等)、ファクシミリ装置、ワードプロセッサ等に着脱可能に設けられた現像剤を補給する現像剤容器に関するものである。
電子写真複写機やレーザービームプリンター等の電子写真画像形成装置は、一様に帯電させた感光体ドラムに選択的な露光を行う。そして、静電潜像を形成する。次に、その静電潜像を現像剤で現像して像を形成する。その後、該像を記録媒体に転写して画像記録を行う。このような装置にあっては、現像剤が無くなる度に現像剤を補給しなければならない。
ここで、画像形成装置に現像剤を補給するための現像剤容器は、収納した現像剤を画像形成装置本体の現像剤受け入れ容器に一度に全量補給する所謂補給型容器と、画像形成装置本体に容器を装着後、そのまま該容器を据え置く所謂据え置き型容器とに大別される。ここで、据え置き型容器は現像剤を使い切るまで徐々に現像装置に現像剤を補給する。
近年、現像剤容器は据え置き型が使用される傾向にある。前記据え置き型容器においては、徐々に現像装置に現像剤を補給させるため、前記容器内に撹拌部材を設け、画像形成装置本体側の駆動を受け、前記撹拌部材を回転させることで、現像剤を現像装置に補給する構成がある。
又、別の構成としては、前記現像剤容器内部に直線状又は螺旋状の突起を一体的に設け、画像形成装置本体側の駆動を受け、前記現像剤容器自体を回転させることで現像剤を現像装置へ補給する構成がある。これらの現像剤容器には現像剤を画像形成装置本体に補給するための補給口が設けられており、更に現像剤容器を交換する際に、容器内に残留する現像剤が補給口から飛散するのを防止するために、該補給口を封止するための開閉部材(以下、シャッター)を設けている。
ここで、前記シャッターを開閉する方法の一例として、現像剤容器の容器本体に回転部材(以下、ハンドル)を回転自在に嵌合し、前記現像剤容器を画像形成装置に装着し、前記ハンドルをオペレーターが回転させると、前記ハンドルの回転駆動力が画像形成装置本体の駆動伝達部材(駆動伝達ギア)を介して前記シャッターに駆動伝達させ、前記シャッターを前記補給口の開閉方向にスライド自在に開閉させる方法が提案されている。
又、ここで示した駆動の伝達は全てギアを用いている(特許文献1,2参照)。
更に、前記ハンドルと前記シャッターとは、画像形成装置本体に据え付けられた駆動伝達部材を介して駆動を伝達されるように連結されていることから、画像形成装置本体に装着された状態ではハンドルとシャッターとの回動関係位置は前記駆動伝達部材を介して拘束されている。
又、画像形成装置本体から脱着するとハンドルとシャッターは上記駆動伝達部材との拘束を解かれ、各々が自在に回転、スライド可能となる。この構成において、該本体側に据え付けられた駆動伝達部材に駆動を伝達する前記ハンドルに設けられた駆動伝達ギア部や前記本体側に別途設けられた駆動伝達部材から駆動を受ける。前記ハンドルに設けられた駆動受けギア部は、省スペース化のために全周には歯が設けられておらず、前記補給口を開閉するに必要なスライド量を維持できる最小限の歯数を有するセグメント(弓形)ギアとなっている。
そのため、前記ハンドルの駆動伝達ギア部を画像形成装置本体の駆動伝達ギアに係合させ、ハンドルの限られた範囲の回転によって前記シャッターを開閉させ、前記補給口を開封・封止させるためには、ハンドルの駆動伝達ギア部と画像形成装置本体に設けられた第1の駆動伝達ギア、画像形成装置本体に設けられた第2の駆動伝達ギアとシャッターに設けられた駆動受けギア部との位置関係を画像形成装置本体に装着していない状態においても規制することが重要である。
そこで、現像剤補給時以外のハンドル、シャッターをユーザーが誤って回転若しくは補給口の開方向へスライドさせてしまうことを防ぐ、即ち、各々の位置関係のズレることを防ぐためにはロック手段を設ける必要がある。
ここで、前記ハンドル、前記シャッターを有する現像剤容器において、前記現像剤容器非装着時は前記ハンドルを回転不可とするロック手段を有する現像剤容器及びこの現像剤容器が装着されるとロック手段を解除できる電子写真画像形成装置及びロック手段を構成するロック部材が提案されている(特許文献1)。
又、前記シャッターを予め現像剤容器に前記補給口の開閉方向にスライド不可にロックし、前記ハンドルを前記シャッターに係合させることによりハンドルを回動不可に規制し、画像形成装置本体に装着時に前記シャッターを開閉方向と異なる方向にスライドさせることで、前記シャッターを補給口の開閉方向にスライド可能にさせると共に、前記ハンドルと前記シャッターの前記係合関係が解除されるため、前記ハンドルが回動可能になる構成が提案されている(特許文献2)。
特開2000−275944号公報 特開2004−101789号公報
しかしながら、前記従来例においては以下に示すような問題がある。
即ち、特許文献2に開示されている現像剤容器の場合には、容器の装着方向に往復運動自在のリング状のロック部材を設け、これをロック方向(装着方向)に付勢してロックしておき、画像形成装置に装着する動作によって前記リング状のロック部材をロック解除方向に付勢力に抗して移動することでロックを解除していた。
このような構成においては、現像剤容器本体と、シャッター、ハンドルの他にロック部材が別部材として存在しており、部品点数が多いために組み立て工数が余計に掛かり、製造コストが高くなるという問題があった。そして、製造工程においては、ロック部材を組み忘れることも稀にあり、このため、ロック部材の有無を検査する工程も必要になっていた。
リング状のロック部材は、ハンドルに内装されるように構成していたが、それでも装着方向へ移動する部分も含めてスペースが必要であり、現像剤容器、延てはこれを装着する画像形成装置のコンパクト化を図る上で不利になっていた。
更に、リング状のロック部材を安定して移動させるため、ロック解除部をハンドルの周方向に対して複数設け、ロック部材が装着方向に相対移動する際に偏荷重を少なくなるようにしていた。ロック解除部が1箇所のみでは、ロック部材が斜めに傾いて移動できなくなるという不具合が発生する場合もあった。
このようにロック解除部を複数設けると、画像形成装置側にもこれに対応してロック解除部を誘うための係合部を複数設ける必要がある。これも画像形成装置のコンパクト化にとって不利になる場合がある。
又、特許文献2に開示されている現像剤容器においては、図14に示すように補給口の開閉方向(第1の方向)と異なる方向(第2の方向)にシャッター41の開閉方向スライドを規制するロック部46が現像剤容器、前記ロック部46に対応する被ロック部47がシャッター41に設けられている。
画像形成装置本体に非装着時には、シャッター41が図14(a)に示すように開閉方向にスライド不可にロックされている(ロック部係合量λ)。その際、図15(a)に示すように、シャッター41に設けられたロック部43がハンドル45のロック部44と係合し、画像形成装置本体に非装着時にはハンドル45も回転不可となる。
画像形成装置本体に装着時に、図14(b)に示すように、第2の方向にシャッター41をロック部係合量λよりも十分多い量σだけスライドさせることによりロックが解除され、図14(c)に示すように、シャッター41を開閉方向(第1の方向)にスライド可能になる。
更に、図15(b)に示すようにシャッター41を開閉方向と異なる方向(第2の方向)へスライドさせると、ハンドル45とシャッター41とのロックが解除され、ハンドル45が回転可能になる構成である。この構成においては、シャッター41のロック解除及びハンドル45のロック解除を行うために、シャッター41を開閉方向とは異なる方向(第2の方向)にλ以上スライドさせることが必須である。そのため、シャッター41を開閉方向(第1の方向)にスライドさせるためのガイドレール42に、シャッター41が開閉方向とは異なる方向(第2の方向)にスライド自在なロック解除に必要な十分なスペースσ(σ>λ)を設ける必要があった。
しかしながら、このスペースを設けるとシャッター41が開閉方向(第1の方向)にスライドする際、ガイドレール42に対して平行にガイドされにくくなる。つまり、シャッター41が開閉方向(第1の方向)にスライドする際に、シャッターがガイドレールに対して傾いてスライドするヨーイングを引き起こす懸念があり、それによってユーザーがシャッター41を開閉する際の操作力の増加や、確実な開閉操作を行うに不利になる恐れがあった。
又、この構成においては、現像剤容器を交換する際に、前記ハンドル45と前記シャッター41を再ロックするためには、シャッター41を開閉方向(第1の方向)にスライド不可の位置まで、即ち図14(a)の位置まで戻す必要がある。その構成として、シャッター41に第2の方向へ戻すための突起を設けることが提案されているが、突起によってシャッター41がハンドル45を再ロックする位置に戻す際に、ガイドレール42に対して斜めのスライドを伴うため、シャッター41の開閉操作力の増加やシャッター41の開閉操作が不安的になることが懸念された。
本発明は以上の問題点に鑑みてなされたものであり、その第1の目的は、現像剤容器を画像形成装置本体に非装着時において、前記ハンドルと前記シャッターの相互の位置関係を確実に規制するより簡易な機構を設けることであり、前記シャッターの開閉方向と異なる方向(第2の方向)の前記ロック解除に必要なスペースσが不要になることで、画像形成装置のコンパクト化を図ることにある。
又、本発明の第2の目的は、シャッターが開閉方向(第1の方向)にスライドする際のヨーイングを最小限に制御することで、ユーザーがシャッターの開閉動作を行う際の操作力を低減させることにある。
更に、本発明の第3の目的は、現像剤容器を非装着の際にハンドルとシャッターの位置関係を相互に規制し合うことによって、ハンドルに設けられた弾性変形部を操作しながらシャッターを操作しない限り、つまり各々単独では位置がズレないようにすることで、ユーザーがシャッターを誤開封することを防ぐことにある。
又、本発明の第4の目的は、ユーザーが現像剤容器を脱着する際に、ハンドルに設けられたシャッターとの係合部が弾性変形部となっているため、ハンドルが元の位置(非装着時)に確実に戻れば、ハンドルとシャッターは確実に再ロックされるので、使用済みの現像剤容器を処分する時等にユーザーが誤ってシャッターを開封してしまい、現像剤容器の中に残存した現像剤の漏れによって手や衣服等が汚れることを防ぐことにある。
上記目的を達成するため、本発明は、画像形成装置本体に装脱着可能な現像剤補給容器(以下、現像剤容器)であって、前記現像剤容器は、現像剤を収容する現像剤収容部と、収容された現像剤を補給するために前記現像剤収容部に設けられた開口部と、前記開口部を開閉するシャッターと、前記現像剤収容部に回動可能に取り付けられたハンドルとを有し、前記ハンドルを回転させることで画像形成装置本体に設けられた駆動伝達部材を介して前記シャッターを前記補給口の開閉方向に変位可能に構成する前記現像剤容器において、前記ハンドルは前記シャッターと係合可能な係合部と、前記係合部近傍に弾性変形可能な突き当て部を、前記シャッターは前記ハンドルの前記係合部に対応する被係合部を有し、前記現像剤収容部は、前記ハンドルの前記係合部と前記シャッターの前記被係合部が係合可能な位置(初期位置)において、前記シャッターと前記ハンドル各々の一方向の変位を規制する「規制部」を有し、前記現像剤容器を画像形成装置本体に非装着時には、前記ハンドルと前記シャッターは、前記規制部による規制と前記係合部と被係合部による係合によって相互に位置関係を規制し合い、前記現像剤容器を画像形成装置本体装着の際には、前記現像剤容器の装着動作に伴って、前記突き当て部が画像形成装置本体に設けられた係合解除部へ突き当たり弾性変形し、前記ハンドルと前記シャッターの前記係合が解除されることによって、前記ハンドルと前記シャッターの各々が前記規制部によって規制される方向とは逆方向に変位可能となることを特徴とする。
本発明によれば、現像剤容器において画像形成装置非装着時にはハンドルとシャッターを複雑な構成を用いることなく少なくとも1箇所以上で係合させることによって、確実にハンドルを回転方向にロック、シャッターを開閉方向にスライド不可にロックできる。
又、シャッターのロックとハンドルロックとを一体化することによって、従来までの現像剤容器が有する、別途のシャッターのロックを設ける必要がなくなり、それに伴って前記ロック解除に必要なガイドのスペースを設ける必要がないため、シャッターを確実に開閉方向にスライドさせることができ、ユーザーが現像剤交換を行う際のハンドル操作力を積極的に低減させることができる。
更に、シャッターロックとハンドルロックとを一体化することで、ハンドルロックが解除されない限りシャッターロックが解除されないため、現像剤容器脱着の際にユーザーが誤ってシャッターを開封することを積極的に防ぐことができる。又、画像形成装置本体に装着する際にシャッターロック解除とハンドルロック解除を1箇所で行えるため、本体側のロック解除部を各々設ける必要がなくなり、画像形成装置本体のコンパクト化にも寄与できる。
以下、本発明を画像形成装置である電子写真複写機に用いられる現像剤容器及び前記現像剤容器を装着する現像剤補給装置の関係について説明する。
[画像形成装置]
先ず、図1を用いて画像形成装置の概略を説明する。
リーダ部において読取られた画像情報は、レーザー出力部にて各色毎(各色ステーション毎)に光信号(レーザー光)に変換されてポリゴンミラーで反射され、レンズ及び折り返しミラーを経て感光ドラム1の面に露光される。
感光ドラム1の周りには、帯電器、現像ロータリー4内に構成された各々の現像器(5a,5b,5c,5d)、クリーニング装置が配置され、感光ドラム1上の露光は現像ロータリー4を回転させて現像器をその都度切り替える行程を必要色の分繰り返すことで各色現像し、その都度中間転写ベルト6上に転写し、必要色を中間転写ベルト6上に画像を重ね合わせた後、用紙への転写部8に搬送される。
用紙は、カセット10a,10b,10c或はマルチ手差し11より繰り出し、搬送され、レジストローラ7で斜行補正及びタイミング取りを行った後、画像転写部8に向けて搬送される。
画像転写部を抜けた用紙は、定着部9にて現像剤を熱定着し、排出或は両面画像形成行程に向かう。
ここで、現像器5内の現像剤は、ホッパー3内に収められた現像剤容器2a,2b,2c,2dよりそれぞれの必要量だけ、現像ロータリー4にて現像位置に回転して来た現像器5に補給される。
このとき、現像ロータリー、つまり回転式現像構成であることから、現像位置(或は何れか特定の位置)の姿勢でしか現像剤を受け取ることができない構成であるため、現像器及び現像ロータリーへの現像剤の受け渡しは、図2で示されるような、現像ロータリー手前側に色数の分、奥・手前方向に区切られ固定された現像剤供給部15を介して、現像器に送られる構成となっている。
次に、現像剤容器2から現像剤供給部15までの現像剤補給の概略について、図2(a)を用いて説明する。尚、図2(a)はホッパー3と現像剤供給部15の正面図である。
ホッパー3は、現像剤供給部15の上方且つ画像形成装置の手前側に設けられており、現像剤容器2、現像剤補給部13、補給パイプ14から構成されている。
現像剤容器(2a〜2d)内に入っている現像剤は、現像剤補給部(13a〜13d)へと現像剤を搬送する
現像剤補給部(13a〜13d)は、一定量の現像剤を蓄えており、画像形成装置から現像剤補給信号を受け取った際に、上記現像位置に現像ロータリー4が停止している間、所定量だけ現像剤補給部13内の補給口から補給パイプ14へと現像剤を排出する。
補給パイプ14は、現像剤補給部13と同一駆動により駆動されており、上記現像剤補給部13から現像剤を受け取ると共に、現像剤供給部15へと現像剤を排出する。
現像剤供給部15は、現像ロータリー4の手前側に設けられ、図2(b)に示すように、奥・手前方向に区切られた4つの補給口(12a12d)を有しており、各補給口は、現像ロータリー4内に設けられたぞれぞれの現像器5に連通している。
本実施の形態において、補給口12は、画像形成装置奥側から順に、イエロー12a、マゼンタ12b、シアン12c、ブラック12dという配置になっている。
又、現像器5は、回転現像方式であることから、現像位置(或は何れか特定の1位置)の姿勢でしか現像剤を受け取ることができない。そのため、上記補給動作は、各色ごとに現像ロータリー4が回転して順次動作を繰り返していく。
[現像剤補給装置及び現像剤容器]
次に、本発明における現像剤容器及び現像剤補給装置の実施形態の詳細について説明する。
本発明における現像剤容器2の概略構成を図3に示す。
現像剤容器2は、内部に不図示の現像剤が充填された現像剤収容部16と、前記現像剤収容部16から現像剤を本体へ補給するための補給口17が設けられている。又、前記補給口17へ現像剤を搬送する不図示の撹拌部材を有し、前記現像剤収容部16に回転可能に嵌合されたハンドル18と前記補給口17を開閉方向にスライド自在なシャッター19から成る。
次に、図4に現像剤収容部16の詳細を示す。
現像剤収容部16は、ハンドル18の嵌合部25が設けられており、前記嵌合部25にはハンドル18の回転量を規制する回転量規制部29が設けられている。又、前記補給口近傍の湾曲部にはシャッター19の補給口開閉方向のスライドをガイドするためのガイドレール26が設けられている。
続いて、図5に前記ハンドル18の詳細を示す。
ハンドル18は、ユーザーが回転力を加える操作ノブ20と、図6に示すシャッター19に設けられた被係合部21と現像剤容器2が組み立てられた時に係合可能な係合部22、又、前記回転力を図11に示す本体側現像剤容器装着部32(以下、容器装着部)に設けられた第1の駆動伝達ギア31aに伝達するセグメント形状の駆動伝達ギア部23が設けられている。又、前記現像剤収容部16に設けられた回転量規制部29に係合可能な突き当てリブ30が設けられている。
次に、図6に前記シャッターの詳細を示す。
シャッター19は、現像剤収容部16のシャッター取り付け面と同様の湾曲した形状をしており、図11に示す容器装着部32に設けられた第2の駆動伝達ギア31bから駆動を受ける駆動受けギア部24と、図5に示したハンドル18の係合部22と係合可能な被係合部21が設けられている。又、シャッター19を補給口17の開閉方向にスライドさせるために必要なガイドリブ27が設けられている。
続いて、現像剤容器2における現像剤収容部16とハンドル18の詳細な関係について図7に示す。
ハンドル18は、現像剤容器2の組み立て後、現像剤収容部16の嵌合部25に嵌合されており、嵌合部中心を軸としてa方向に回転自在となっている。又、ハンドル18は、現像剤収容部16に設けられた前記嵌合部25内の回転量規制部29と、図5に示したハンドル18に設けられた規制リブ30と係合関係にある。そのため、現像剤容器2の組み立て後、ハンドル18は、予め図8(a)…(X)から図8(b)…(Y)の範囲の回転量(シャッター19が補給口17を開閉するに十分な回転量であって、本実施の形態では約90°)に規制されている。
次に、現像剤容器2における現像剤収容部16とシャッター19の詳細な関係について図9に示す。
シャッター19は、現像剤収容部16に設けられたガイドレール26とシャッター19に設けられたガイドリブ27によって、前記補給口17を図10に示すようにb1又はb2方向に開閉自在にスライド可能である。但し、シャッター19は、ガイドレール26に突き当て部28があることから突き当て部よりもb1方向側には予めスライド不可となっているため、図8(c)…Xから図8(d)…Yの範囲のスライド量に規制されている。
続いて、本発明における現像剤容器2と容器装着部32との関係について図11を用いて説明する。
本実施の形態での現像剤容器2を用いて現像剤を画像形成装置に供給するには、図11に示すように、現像剤容器2を容器装着部32にA方向へ装着後、ハンドル18をa1方向に回転させ、得られた回転力をハンドル18に設けられた駆動伝達ギア部23から容器装着部32に設けられた第1の駆動伝達ギア31aに伝達し、第1の駆動伝達ギア31aと第2の駆動伝達ギア31bが連結しているため、第2の駆動伝達ギア31bを介して、シャッター19の駆動受けギア部24に駆動が伝達されシャッター19をb2方向にスライドさせることができ、補給口17を開封することができる(補給口を閉じる場合はハンドルがa2方向、シャッターがb1方向へスライド)。
ここで、現像剤容器2が容器装着部32に非装着時に、ハンドル18がa方向に回転自在であり、シャッター19が補給口17の開閉方向(b1又はb2方向)に自在にスライド可能であると、先に示したハンドル18に設けられた駆動伝達ギア部23と第1の駆動伝達ギア31a、シャッター19に設けられた駆動受けギア部24と第2の駆動伝達ギア31bとの位置関係のズレを起こす恐れがある。
仮に前記したズレが起こると、ハンドル18とシャッター19に設けられた駆動ギア部は補給口を開閉するに必要最低限の歯数を有するセグメントギアであるため、シャッター19を補給口17が十分に開くまでスライドさせることができなくなり、補給口17を完全に開くことができない。その結果、画像形成装置本体が所望とする現像剤補給量を十分に補給できなくなり、画像の欠陥に影響を及ぼす等の問題が生ずる恐れがある。そのため、確実に補給口17を開閉するためには、現像剤容器2を容器装着部32に装着する際に、ハンドル18とシャッター19と容器装着部32の駆動伝達ギア31との位置関係を、ほぼ一定の位置関係に保つ必要があり、現像剤容器非装着時において、ハンドル18のa方向(a1又はa2)回転を規制、シャッター19のb方向(b1はb2)のスライドを規制しなければならない。
次に、本発明におけるハンドル18とシャッター19の非装着時における回転及びスライドを規制する機構について図12を用いて説明する。
図12に示すように、現像剤容器2が容器装着部32に非装着時において、ハンドル18に設けられた係合部22とシャッター19に設けられた係合突起部21が係合関係にあり、ハンドル18をa1方向に回転させようとすると、前記係合部22から前記被係合部21を介してシャッター19にb1方向に力が働く。ここで、シャッター19は、先に示したように予めXの位置よりもガイドレール26の突き当て部28によって、b1方向にはスライド不可となっているため、ハンドル18のa1方向の回転を規制する働きを行う。
又、更にシャッター19がb2方向にスライドしようとすると、今度は逆にハンドル18が現像剤収容部16のハンドル嵌め合い部25に設けられた回転量規制部29によって、予めa2方向には回転不可に規制されているため、前記被係合部21と前記係合部22を介してシャッター19のb2方向へのスライドを規制する。即ち、現像剤容器2が非装着時において、ハンドル18の係合部22とシャッター19の被係合部21を介して、ハンドル18はXの位置よりもa1方向に回転不可、シャッター19はXの位置よりもb2方向にスライド不可となっており、ハンドル18とシャッター19は相互の初期位置(補給口閉の位置…X:図8参照)を規制し合う。
又、現像剤容器2をA方向から容器装着部32に装着する際の一連の流れを図13(装着操作は(a)→(b)→(c),(d)の順)に示す。容器装着部32に設けられたロック解除突起33がハンドル18の突き当て部34に突き当たり、ハンドル18に設けられた係合部22付近がc方向に弾性変形し、シャッター19に設けられた被係合部21との係合関係が解除されるため、ハンドル18がa1方向に回転可能、シャッター19がそれに伴ってb2方向にスライド可能となり、容器装着部32の第2の駆動伝達ギア31bから駆動を受け、補給口17が開封され、現像剤を画像形成装置本体へ供給することが可能となる。
又、現像剤容器2を交換する際に、シャッター19の閉操作を行うためにハンドル18をYの位置からa2方向へ回転させると、シャッター19が元の位置(Xの位置)に戻り、容器装着部32から現像剤容器2を引き抜くと、容器装着部32に設けられたのロック解除突起33とハンドル18の突き当て部34の突き当て関係が解除されることによって前記突き当て部が弾性力によって付勢され元の位置に戻るため、ハンドル18に設けられた係合部22と再びシャッター19の被係合部21との係合関係が形成され、ハンドル18とシャッター19は移動不可に再ロックし、相互に位置を規制し合う。従って、現像剤容器交換後にユーザーが誤ってシャッター19に触れた際にも該シャッター19が開閉方向にスライド不可となり、補給口17が確実に閉状態となっているため、内部に残存した現像剤によってユーザーが手や衣服を汚すことを未然に防ぐことができる。
以上説明したように本構成の現像剤補給容器2においては、簡単な構成によってハンドル18とシャッター19の非装着時の位置関係を相互に規制することができると共に、現像剤補給口17の開閉操作をユーザーに行わせる際の操作力の低減や、誤操作による補給口17の誤開封を未然に防ぐことができ、現像剤漏れによる汚れ等の課題を積極的に防ぐことができる。
又、現像剤容器交換の際に、補給口17の閉操作を行えば、自ずとハンドル18とシャッター19が確実に元の位置に戻り、ハンドル18に設けられたシャッター19との係合部は弾性変形部であるため、確実に再ロックされる。そのため、補給口17は、シャッター19によって確実に封止されているため、現像剤容器2内に残存した現像剤が漏れる懸念がなく、ユーザーの手や衣服を汚す心配をなくすことができる。
画像形成装置本体の概略図である。 ホッパーの概略図である。 現像剤補給容器(現像剤容器)の概略図である。 現像剤収容部の詳細図((a)斜視図、(b)側面図)である。 ハンドルの詳細図((a)正面斜視図、(b)裏面斜視図)である。 シャッター詳細図((a)正面斜視図、(b)裏面斜視図)である。 ハンドル取り付け図((a)取り付け部断面図、(b)ハンドル)である。 現像剤容器補給口の開閉状態におけるハンドルとシャッターを示す図である。 シャッター取り付け図((a)現像剤容器略図、(b)シャッター取り付け部断面図)である。 シャッター取り付け図((a)現像剤容器略図、(b)シャッター取り付け部断面図)である。 現像剤容器装着図((a)装着部と現像剤容器、(b)駆動伝達関係)である。 ハンドルとシャッターのロック機構((a)画像形成装置非装着時におけるハンドルとシャッターとの関係、(b)画像形成装置本体装着時におけるハンドルとシャッターとの関係)を示す図である。 ハンドル・シャッターロック解除操作図((a)容器装着部、(b)現像剤容器装着方向、(c)ロック解除状態図、(d)ロック解除部詳細図)である。 従来のシャッターロック機構の構成図である。 従来のハンドルロック機構の構成図である。
符号の説明
1 感光ドラム
2 現像剤補給容器
3 ホッパー
4 現像ロータリー
5 現像器
6 中間転写ベルト
7 レジストローラ
8 転写部
9 定着器
10 カセット
11 マルチ手差し
12 現像剤供給部
13 現像剤補給部
14 補給パイプ
15 現像剤供給部
16 現像剤収容部
17 現像剤補給口
18 ハンドル
19 シャッター
20 ノブ
21 被係合部
22 係合部
23 駆動伝達ギア部
24 駆動受けギア部
25 ハンドル嵌合部
26 ガイドレール
27 ガイドリブ
28 シャッター突き当て部
29 回転量規制部
30 規制リブ
31 駆動伝達ギア
32 本体側現像剤容器装着部(容器装着部)
33 ロック解除突起
34 突き当て部
40 現像剤容器
41 シャッター
42 シャッターガイドレール
43 ハンドルロック突起
44 突起係合部
45 ハンドル
46 ロック部
47 被ロック部
λ ロック部係合量
σ シャッターロック解除のために設けられたスペース

Claims (4)

  1. 画像形成装置本体に装脱着可能な現像剤補給容器(以下、現像剤容器)であって、前記現像剤容器は、現像剤を収容する現像剤収容部と、収容された現像剤を補給するために前記現像剤収容部に設けられた開口部と、前記開口部を開閉するシャッターと、前記現像剤収容部に回動可能に取り付けられたハンドルとを有し、前記ハンドルを回転させることで画像形成装置本体に設けられた駆動伝達部材を介して前記シャッターを前記補給口の開閉方向に変位可能に構成する前記現像剤容器において、
    前記ハンドルは前記シャッターと係合可能な係合部と、前記係合部近傍に弾性変形可能な突き当て部を、前記シャッターは前記ハンドルの前記係合部に対応する被係合部を有し、前記現像剤収容部は、前記ハンドルの前記係合部と前記シャッターの前記被係合部が係合可能な位置(初期位置)において、前記シャッターと前記ハンドル各々の一方向の変位を規制する「規制部」を有し、前記現像剤容器を画像形成装置本体に非装着時には、前記ハンドルと前記シャッターは、前記規制部による規制と前記係合部と被係合部による係合によって相互に位置関係を規制し合い、前記現像剤容器を画像形成装置本体装着の際には、前記現像剤容器の装着動作に伴って、前記突き当て部が画像形成装置本体に設けられた係合解除部へ突き当たり弾性変形し、前記ハンドルと前記シャッターの前記係合が解除されることによって、前記ハンドルと前記シャッターの各々が前記規制部によって規制される方向とは逆方向に変位可能となることを特徴とする現像剤容器。
  2. 前記ハンドルには、画像形成装置本体の前記駆動伝達部材に回転駆動伝達可能な駆動伝達ギア部を有することを特徴とする請求項1記載の現像剤容器。
  3. 前記シャッターには、画像形成装置本体の前記駆動伝達部材から回転駆動伝達可能な駆動受けギア部を有することを特徴とする請求項1記載の現像剤容器。
  4. 画像形成装置から脱着する際には、前記ハンドルに設けられた前記突き当て部と画像形成装置本体に設けられた前記係合解除部との突き当て関係が解除されることによって前記係合部と前記被係合部は再び係合関係を形成し、前記ハンドルと前記シャッターが前記係合関係と前記現像剤収容部が有する前記規制部によって、相互に位置関係を再び規制し合うことを特徴とする請求項1記載の現像剤容器。
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