JP2011251367A - 穿孔装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化を図ることが可能な穿孔装置を提供する。
【解決手段】2段連結される第1アーム110及び第2アーム120と、各アームを水平方向に回転させる各アーム駆動モーター160,170と、第2アーム120の第2アーム先端側回転軸150を水平方向に回転させる先端側モーター180とを有するアーム機構部100と、パンチ210とダイ220を備える穿孔機構部200と、第2アーム先端側回転軸150に保持されて回路基板600を保持するシート状部材保持部400と、回路基板600を認識可能な画像認識カメラ500とを備え、各アーム駆動モーター160,170及び先端側モーター180は、回路基板600の所定穿孔位置が穿孔機構部200の平面位置に合致するまで回路基板600を移動駆動する穿孔装置10。
【選択図】図1

Description

本発明は、穿孔装置に関する。
従来、ワークとしての短冊状の被加工物Wに穿孔を施す穿孔装置として、被加工物Wを穿孔機構の平面所定位置に搬送するワーク送り装置を備える穿孔装置及び穿孔用金型を所定平面位置に搬送する穿孔用金型送り装置を備える穿孔装置が知られている(例えば特許文献1及び2参照)。
図6は、特許文献1に記載された穿孔装置1000の平面図である。従来の穿孔装置1000は、図6に示すように、被加工物Wを一方方向(Y軸方向)に移動させるワーク送り装置(第1ワーク送り装置1310及び第2ワーク送り装置1320)と、第1ワーク送り装置310及び第2ワーク送り装置320を載置し被加工物Wを前記一方方向(Y軸方向)に垂直な他方方向(X軸方向)に移動可能なテーブル1200とを有する。
国際公開第WO2005/118239号パンフレット 国際公開第WO2004/110665号パンフレット
従来の穿孔装置1000においては、一方方向(Y方向)の送り装置(第1ワーク送り装置1310及び第2ワーク送り装置1320)と他方方向(X軸方向)に移動可能なテーブル1200とを用いているため、穿孔装置1000が大型化するといった課題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、小型化を図ることが可能な穿孔装置を提供することを目的とする。
[1]本発明の穿孔装置は、多段連結された複数のアームと各々のアームの回転軸を中心に当該アームを回転させるアーム駆動モーターと前記多段連結の最先端アームの先端側に配置された先端側回転軸を回転させる先端側モーターとを有するアーム機構部と、シート状部材に穿孔を施すパンチとダイとを備える穿孔機構部と、少なくとも前記アーム機構部を保持する基台と、前記先端側回転軸に保持されて前記シート状部材を着脱可能に保持するシート状部材保持部と、前記シート状部材の平面位置を認識可能な画像認識部と、前記画像認識部により認識された前記シート状部材の現在平面位置に基づいて、当該シート状部材の所定穿孔位置が前記穿孔機構部の平面位置に合致するまで当該シート状部材を移動させる前記アーム駆動モーターと前記先端側モーターとを駆動制御する制御部とを備えることを特徴とする。
このため、本発明の穿孔装置によれば、前記シート状部材の現在平面位置からシート状部材の所定穿孔位置を前記穿孔機構部の平面位置に合致させるまで当該シート状部材を移動(搬送)する手段として、いわゆる多関節式のアーム機構を用いているため、穿孔装置の小型化が可能である。
また、本発明の穿孔装置によれば、シート状部材を高速度で移動させることが可能となる。特に移動量が大きい場合に効果が顕著である。
また、本発明の穿孔装置によれば、穿孔装置が小型化が可能であることにより、その分消費電力が低減する。
また、本発明の穿孔装置によれば、アーム機構部は、多段連結された複数のアームと各々のアームの回転軸を中心に当該アームを回転させるアーム駆動モーターと前記多段連結の最先端アームの先端側に配置された先端側回転軸を回転させる先端側モーターとを有しているため、シート状部材を移動する前後において、シート状部材を平面方向に回転させることがなく平行移動することが可能である。従って、移動後のシート状部材の所定穿孔位置を前記穿孔機構部の平面位置に合致させることが容易であり、前述の従来の穿孔装置と同様にシート状部材の穿孔位置を正確な位置で行うことが可能である。
本発明のシート状部材は、穿孔可能であればどのような材料でもよく、どのような用途にも適用できる。例えば、樹脂シートでも金属薄板でもよい。好適には樹脂シートを用いた回路基板に適用される。また本発明のシート状部材は、短冊状や角形状のものでもよく、あるいはテープ状でもよい。
本発明の多段連結された複数のアームとは、アームが2本、3本等複数のアームを意味する。その場合、各アームは互いに連結されている。
[2]本発明の穿孔装置においては、前記シート状部材保持部は、前記シート状部材を垂直方向の上方側に吸着する吸着部を備えることが好ましい。
このように構成することにより、前記シート状部材を待機位置から所定穿孔位置に移動する際、及び当該位置での穿孔の後、次の所定位置に移動する際に、シート状部材がダイや基台等と接触することを防止できる。従って、移動時にシート状部材に損傷をもたらすことを防止できる。
[3]本発明の穿孔装置においては、前記シート状部材保持部は、前記先端側回転軸に固定されている枠部材を備え、前記吸着部は前記枠部材に保持されていることが好ましい。
このように構成することにより、枠部材は前記先端側回転軸に固定されているため、先端側モーターの駆動制御により移動後の枠部材の平面角度位置は容易に定まる。従ってその平面角度位置のバラツキは少なくなる。このため、移動前後の吸着部の平面位置がバラツくことがなく、吸着部によるシート部材の各吸着場所が安定し、シート部材の吸着歪み及び吸着剥がれを防止できる。
[4]本発明の穿孔装置においては、前記シート状部材を前記移動させる際及び前記穿孔機構部が前記シート状部材を穿孔している際には、前記シート状部材を垂直方向の上方側に吹き上げるシート状部材吹上装置をさらに備えることが好ましい。
このような構成とすることにより、シート状部材が前記移動する際に、当該シート状部材をテーブル等の基台表面に接触させずシート状部材の損傷を防止することができる。また穿孔機構部が前記シート状部材を穿孔している際にも、穿孔箇所の周囲の領域をダイ等の基台表面に接触させることがなく、従って穿孔機構部による大きな圧力が働かないようにすることも可能である。従って、シート状部材の穿孔箇所の周囲の損傷を防止することができる。
[5]本発明の穿孔装置においては、前記アーム機構部を垂直方向に移動させるアーム機構部駆動モーターをさらに備えることが好ましい。
本発明の穿孔装置においては、アーム機構部駆動モーターによりアーム機構部が垂直方向に移動することに連動してシート状部材保持部も垂直方向に移動させることが可能である。従って、シート状部材を穿孔する前に、ダイ表面に対してシート状部材の垂直方向高さを最適に調整することができる。例えば、ダイ表面に対してシート状部材を多少垂直方向に高く保持させた上で、ダイに向かってパンチを降下して穿孔することもできる。
さらに、シート状部材保持部が保持しているシート状部材を垂直方向に多少上昇させることにより、前記シート状部材を待機位置から所定穿孔位置に移動する際、及び当該位置での穿孔の後に次の所定位置に移動する際に、シート状部材がダイや基台等と接触することを防止することができる。従って、搬送時にシート状部材に損傷をもたらすことを防止できる。また、穿孔箇所の周辺の領域は、パンチが降下して穿孔する際に、ダイと接触せずにシート状部材の下面の損傷を防止することも可能である。
[6]本発明の穿孔装置においては、前記パンチ及び当該パンチを垂直方向に移動可能なパンチ駆動部を備えるパンチングユニットを垂直方向に移動させるパンチングユニット駆動モーターをさらに備えることが好ましい。
このような構成とすることにより、パンチを垂直方向の上昇位置に退避させることが可能である。その場合、前記シート状部材を待機位置から最初の所定穿孔位置に移動する際に、アーム機構部及びシート状部材保持部の動作を妨げることがない。
また、ダイに対するパンチの垂直方向の位置を調整することができるため、シート状部材の材質、厚さ、穿孔径等の穿孔条件の変化に応じて、最適なパンチ高さを得ることができる。
[7]本発明の穿孔装置においては、前記基台は、前記シート状部材が穿孔される前の待機状態で当該シート状部材が載置され且つ前記ダイが取付けられたテーブル及び前記基台から垂直方向に突出した主柱部を備えており、前記主柱部には、水平方向の一方側に前記アーム機構部が水平方向に揺動可能に軸支され、他方側に水平部が突出構成されており、前記主柱部には、前記アーム機構部駆動モーターが配置され、前記水平部には、前記パンチングユニット駆動モーターが配置され、前記水平部の先端側には、前記パンチングユニットが垂直方向に移動可能に配置されており、前記パンチングユニットには前記パンチの近傍に前記画像認識部が配置されていることが好ましい。
このように基台には、テーブル及び主柱部が構成されている。ここでテーブルにはダイが配置されている。主柱部の一方側には水平方向に揺動可能に軸支されたアーム機構部が、他方側には水平部が構成されている。当該水平部の先端側にはパンチングユニットが配置され、当該パンチングユニットにパンチ及び画像認識部等が配置されている。このため、アーム機構部の各アームの回転動作は、パンチ及び画像認識部等に妨げられることがなく自在に行うことが可能である。従って、シート状部材に対して高範囲に渡って穿孔することができる。また平面面積が大きいシート状部材の穿孔も容易である。
また主柱部に配置されているアーム機構部駆動モーターはアーム機構部の近傍に配置することが可能なため、アーム機構部駆動モーターによるアーム機構部の垂直方向への移動機構は容易に構成できる。同様に、水平部に配置されているパンチングユニット駆動モーターはパンチングユニットの近傍に配置することが可能なため、パンチングユニット駆動モーターによるパンチングユニットの垂直方向への移動機構は容易に構成できる。あわせて、パンチの近傍に画像認識部が配置されており、パンチが垂直方向に移動しても画像認識部も同様に移動するため、画像認識部がパンチの近傍でシート状部材の位置を正確に認識することができる。
実施形態に係る穿孔装置10の斜視図。 実施形態に係る穿孔装置10の平面図。 実施形態に係る穿孔装置10における穿孔機構部200周辺の主要部断面図。 実施形態に係る穿孔装置10における穿孔機構部200及びシート状部材保持部400の周辺部の断面図。 実施形態に係る穿孔装置10におけるアーム機構部100の動作図。 特許文献1に記載された穿孔装置1000の平面図。
以下、本発明の穿孔装置について、図に示す実施の形態に基づいて説明する。
[実施形態]
図1は、実施形態に係る穿孔装置10の斜視図である。図2は実施形態に係る穿孔装置10の平面図である。図なお、2においては、アーム機構部100が初期位置に移動した状態を示す。図3は、実施形態に係る穿孔装置10における穿孔機構部200周辺の主要部断面図である。図4は、実施形態に係る穿孔装置10における穿孔機構部200及びシート状保持部400の周辺部の断面図である。
まず、実施形態に係る穿孔装置10の構成を説明する。
実施形態に係る穿孔装置10は、図1及び図2に示すように、アーム機構部100と、穿孔機構部200と、少なくとも前記アーム機構部100を保持する基台300と、シート状部材である回路基板600(図4を参照。図1及び図2では図示せず。)を着脱可能に保持するシート状部材保持部400と、回路基板600の平面位置を認識可能な画像認識部である画像認識カメラ500と、画像認識カメラ500により認識された回路基板600の現在平面位置に基づき当該回路基板600の所定穿孔位置が穿孔機構部200の平面位置に合致するまで当該回路基板600を移動させるアーム駆動モーターである第1アーム駆動モーター160及び第2アーム駆動モーター170と、先端側モーター180とを駆動制御する制御部(図示せず)とを備える。
アーム機構部100は、第1アーム110と第2アーム120及び第1アーム110の一端側に配置された第1アーム回転軸130と第1アーム110の他端側であり第2アーム120の一端側(第1アーム110側)に配置された第2アーム回転軸140及び第2アーム120の他端(先端)に配置された第2アーム先端側回転軸150を備えている。第1アーム110は、一端側で第1アーム回転軸130により水平方向(図2の紙面と平行方向)に回転可能に軸支され、第2アーム120は、一端側で第2アーム回転軸140により水平方向に回転可能に軸支されている。
アーム機構部100は、第1アーム回転軸130と同軸に配置された第1アーム駆動モーター160と第2アーム回転軸140と同軸に配置された第2アーム駆動モーター170及び第2アーム先端側軸150と同軸に配置された先端側モーター180とをも備えている。
第1アーム110は、第1アーム回転軸130を回転軸にして第1アーム駆動モーター160により水平方向に回転可能である。第2アーム120は、第2アーム回転軸140を回転軸にして第2アーム駆動モーター170により水平方向に回転可能である。第2アーム先端側回転軸150は、第1アーム110と第2アーム120の水平方向の回転により定まる平面位置に移動される。また第2アーム先端側回転軸150は、先端側モーター180の駆動により水平方向の左右に回転可能である。
本発明の実施形態のアーム機構部100のアームは、第1アーム110と第2アーム120によるアーム2段で構成されている。第2アーム120は、多段連結の最先端アームに相当する。
第1アーム110と第2アーム120の水平方向の回転は、第2アーム先端側回転軸150が所定の平面位置に達するまで、第1アーム駆動モーター160と第2アーム駆動モーター170の駆動により継続する。また第2アーム先端側回転軸150の回転は、第2アーム先端側回転軸150の平面位置が所定平面位置に達するまで、先端側モーター180の駆動により継続する。この第1アーム駆動モーター160と第2アーム駆動モーター170及び先端側モーター180の駆動は、制御部である制御コントローラー(図示省略)のプログラムによって制御される。この第2アーム先端側回転軸150の垂直方向の下端に、後述するシート状部材保持部400が保持されている。
以上のアーム機構部100は、水平多関節型ロボットと言われ、SCARA(Serective Compliance Assembly Robot Arm)と称されている。
穿孔機構部200は、詳細を後述するが、図3の様にパンチ210とダイ220及びパンチを垂直方向に駆動するパンチ駆動部211を備え、シート状部材である回路基板600を所定箇所で穿孔する。パンチングユニット710は、パンチ210及びパンチ駆動部211を備える。
回路基板600は、表面または裏面に半導体素子等の電子回路素子を実装し、各電子回路素子の導通及び外部電子装置との導通を図る導電パターンを表面に形成したエポキシ樹脂を主成分とした合成樹脂シートである。本実施形態の回路基板600は、平面形状が矩形状で横250mm、縦250mm程度から、横500mm縦600mm程度までの大きさのものを使用することが好ましい。上記回路基板600の厚さは、300μm程度が好適である。本発明の穿孔装置10は、この回路基板600の所定箇所を穿孔するものである。回路基板600の上記所定箇所は、予め複数個所が設定されている。
基台300は、テーブル310及び主柱部320を備える。
テーブル310は、基台300の平面の大半を占めており、回路基板600が穿孔される前の待機状態で当該回路基板600を載置する。
主柱部320は、基台300から垂直方向(図2の紙面に対し直角方向、水平方向の直行方向)に突出構成されている。主柱部320は、その水平方向の一方側にアーム機構部100が水平方向に揺動可能に軸支されて配置され、アーム機構部100の配置方向に対してほぼ直角方向に水平部330が突出構成されている。アーム機構部100は、前記第1アーム回転軸130により主柱部320に対し揺動可能に軸支されている。
主柱部320の平面のほぼ中央には、アーム機構部100を垂直方向に移動可能に駆動させるアーム機構部駆動モーター700が配置されている。また水平部330の先端側には、パンチングユニット710が水平部330に対して垂直方向に移動可能に配置されている。このパンチングユニット710は、水平部330の先端側側壁に対して互いにアリ溝構造により連結され、パンチングユニット駆動モーター711により垂直方向に移動される。なお、パンチングユニット710が水平部330の先端側側壁に対して垂直方向に移動可能に構成されていれば、上記アリ溝構造以外の構造を採用してもよい。
パンチングユニット710が前述のように水平部330の先端側側壁に対して垂直方向に移動可能な詳細な構造は、次の通りである。すなわち、図3の様に、水平部330には、まずパンチングユニット710を垂直方向に移動させるパンチグユニット駆動モーター711が配置されている。このパンチグユニット駆動モーター711が回転することにより、伝達機構(図示省略)によりパンチングユニット710を垂直方向に移動する。
パンチングユニット710は水平部330の一部を構成しているが、パンチングユニット710の垂直方向の下面側には、パンチ210が同方向の下側に向かって突出配置されている。
パンチ210は、パンチ駆動部211により垂直方向の上下に移動し、回路基板600を穿孔する。このパンチ駆動部211は、例えばパンチ駆動モーターを有し、パンチ駆動モーターの回転により往復運動する往復運動変換機構を備えている。この往復運動変換機構の往復運動によりパンチ210が垂直方向に往復駆動する。パンチ210は、パンチングユニット710の下端に突出しており、本実施形態では2本のパンチ210,210が交互に2つのダイ220、220の開口にそれぞれ挿入して回路基板600を穿孔する。本実施形態ではパンチ210とダイ220の組み合わせは二対であるが、一対でも三対以上であっても差し支えない。
穿孔機構部の一部を構成する2つのダイ220、220は、2つのパンチ210、210に対応した平面位置の基台300側に配置されている。ダイ220,220は、基台300、特にテーブル310に固定保持されている。ダイ220,220は、テーブル310のほぼ中央箇所の切り欠き部に露出しており、その表面がテーブル310の表面とほぼ同一高さとなるように配置されている。
パンチ駆動部211によりパンチ210がダイ220の中まで降下することにより、パンチ210とダイ220と間に配置された回路基板600を穿孔する。
画像認識部としての画像認識カメラ500は、CCDやCMOSの撮像素子等を用いて構成されており、パンチングユニット710に配置されている。画像認識カメラ500は、パンチングユニット710の垂直方向の下面側で、パンチ210の近傍に配置されている。画像認識カメラ500は、パンチ210とともに垂直方向に移動しても常にパンチ210の近傍で回路基板500の平面位置を正確に認識できる。従ってパンチ210の平面位置を基準として回路基板600の現在平面位置を正確に認識でき、アーム機構部100により回路基板600の所定穿孔位置をパンチ210の平面位置に正確に合わせることが可能である。
シート状部材保持部400は、シート状部材である回路基板600を着脱可能に保持するもので、回路基板600を穿孔の待機位置から穿孔機構部200のパンチ210及びダイ220の平面位置まで移動(搬送)するものである。シート状部材保持部400は、アーム機構部100の第2アーム先端側回転軸150の下面側に固定されている。
シート状部材保持部400は、図1及び図2に図示されている。シート状部材保持部400は、外形形状が矩形で板状の枠部材410及びを枠部材410の4隅付近に配置された吸着部420(図4参照)を備える。
枠部材410は、図2の様に、連結板430により第2アーム先端側回転軸150の下面に固定されている。連結板430は、図2の様に枠部材410の一辺を固定し。第2アーム先端側回転軸150の下面に固定されている。従って、枠部材410は、第2アーム先端側回転軸150と一体の動作をし、第2アーム先端側回転軸150が先端側モーター180により回転すると、その回転に応じて枠部材410も回転する。
吸着部420は、枠部材410の四隅に配置され、図4に示すように、吸着部420の吸着パット421が枠部材410の下面から下側(テーブル310側)に突出し、吸着パット421に対して上方(テーブル310の反対側)のチューブ422が枠部材410の四隅の孔411(図2参照)に圧入されて上方に伸びている。チューブ422の上方先端側は、真空引き装置に接続している。従って、吸着パット421の下面側が回路基板600の表面付近に近づくと、吸着パット421が回路基板600を吸引して吸着パット421の下面に保持する。なお、図1、図2、図5では、吸着部420の図示を省略してある。
なお、枠部材410は、その一端に、図2及び図5に示すように、L型部材412を取り付けている。このL型部材412は、図5の様に、回路基板600をテーブル310に仮置きする際に、回路基板600の仮置き位置を確定するために用いられる。即ち、作業者が回路基板600の一隅をL型部材412に当て、回路基板600の各辺を枠部材410の対応する辺に目合わせると、上記仮置き位置が画定する。
基台300には、シート状部材吹上装置800が構成されている。シート状部材吹上装置800は、図4に図示されている。
シート状部材吹上装置800は、図4に示すように、テーブル310に多数の小孔311が明けられ、この小孔311から、図示していない圧縮空気供給部より供給された圧縮空気が吹き上げられて、構成されている。小孔311から空気が吹き上げられると、テーブル310に置かれた回路基板600がテーブル310の表面から上方に持ち上げられる。回路基板600が持ち上げられると、回路基板600をアーム機構部100により所定箇所に移動する際に、回路基板600の下面がテーブル310の表面に接触しないか、接触箇所を少なくする。また回路基板600を穿孔する際、回路基板600がテーブル310から持ち上げられていると、穿孔の際、パンチ210が降下する箇所の回路基板600部分がテーブル310表面側に撓むとしても、その周辺の回路基板600はその下面がテーブル310の表面に接触しない。従って、回路基板600の下面の損傷や配線パターンの断線及びショートを防止することができる。回路基板600が上記の様に持ち上げられるとテーブル310の表面とは多少の隙間tを有する。この隙間tは、回路基板600の場所により多少は異なるものの平均的には0.2〜0.3mm程度が好ましい。
なお、回路基板600は、図4に示すように、吸着部420で吸着されることによってもテーブル310の表面から持ち上げられ、上記隙間tを有する。この場合、吸着パッド421の平面配置場所は枠部材410の四隅であるが、吸着パッド421による持ち上げはその四隅だけである。従って、各吸着パッド421が配置されていない領域では、回路基板600がテーブル310の表面側に弛むことがありうる。そこで、吸着パッド421の配置されていない領域で小孔311を多数個配置すると、回路基板600に上記弛みが生じても吹き上げる空気により回路基板600下面がテーブル310表面と隙間tを確保することができる。そこで、小孔311は、枠部材410に配置された吸着パッド421同士の間隔よりも狭く、吸着パッド421の数より多く明けておくことが好ましい。
次に穿孔装置10の動作について説明する。その動作は、図5に図示されている。
まず穿孔装置10において、アーム機構部100及び枠部材410が待機位置Aに移動する。この待機位置Aは、図5の実線の各アーム110、120及び枠部材410の位置で、予め設定された位置である。アーム機構部100の各アーム110、120は、制御コントローラーのプログラムに基づく各モーター160、170、180の駆動により上記待機位置Aまで移動する。従って、シート状部材保持部400の枠部材410も、待機位置Aに移動する。なお、アーム機構部100が待機位置Aに移動する前に、アーム機構部100は、アーム機構部駆動モーター700により垂直方向の上側所定位置に上昇している。従って、枠部材410も上記所定位置に上昇している。
アーム機構部100が待機位置Aに移動する前に、パンチングユニット710はパンチングユニット駆動モーター711により垂直方向の上側(テーブル310から離れる方向)に移動し、待機高さ位置で待機する。従って、パンチ210及び画像認識カメラ500も同様に上側に待機している。なお、パンチングユニット710が上記上側に待機するのは、アーム機構部100が待機位置Aに移動する途上であっても、あるいはアーム機構部100が待機位置Aに移動した後でもよい。上記待機高さ位置は、図4のパンチ210の高さよりも上側である。
ここで穿孔対象の回路基板600をテーブル310上の枠部材410の待機位置Aにセットする。セットされた回路基板600は、二点鎖線で図示されている。このセットは、作業者が回路基板600の矩形状平面の一つの角を、待機位置Aにおける枠部材410のL型部材412の直角部に合わせ、回路基板600の前記一つの角を挟んだ2つの辺を各々テーブル310のX軸、Y軸に平行に合わせることにより行う。なお、回路基板600を枠部材410の待機位置Aにセットするのは、別途のセット装置を用いて行ってもよい。枠部材410の上記待機位置Aにセットされた回路基板600は、図5の二点鎖線で表示されている。
次に、アーム機構部100及び枠部材410を回路基板600の吸着位置Bに移動する。この吸着位置Bは、図5の一点鎖線の各アーム110、120及び枠部材410の位置で、予め設定された位置である。各アーム110、120及び第2先端側回転軸150は、前述の様にプログラムによって各モーター160、170、180の駆動により上記位置まで移動する。シート状保持部材400の枠部材410も、吸着位置Bに移動する。移動後の枠部材410は、移動前の枠部材410に対して平面的に平行移動した位置である。この平行移動は、前記各モーター160、170、180の駆動によりなされる。以下、回路基板600の各所定穿孔箇所がパンチ210とダイ220の配置位置に一致するように回路基板600を移動する際も、枠部材410が上記のように平行移動する。この平行移動により、移動後の平面位置が正確になる。
次に吸着位置Bにおいて、アーム機構部100はアーム機構移動モーター700の駆動によりテーブル310側に降下し、吸着パッド421が回路基板600の表面にほぼ接触するまで近づく。この時、吸着パッド421は、チューブ422が真空引きされているため、回路基板600を吸着する。この際、制御コントローラーのプログラムに従って、画像認識カメラ500が回路基板600の現在平面位置を認識する。すなわち、画像認識カメラ500は、回路基板600の基準孔等の複数の基準位置を読み取り、回路基板600の現在位置を認識する。上記降下後に画像認識カメラ500が回路基板600の現在位置を認識するが、互いの距離が近づいているため、現在位置の認識精度が向上する。
この後、アーム機構部100はアーム機構移動モーター700の駆動によりテーブル310の表面から所定高さまで上昇する。従って吸着パッド421に吸着されて回路基板600も所定高さまで上昇する。この際、シート状部材吹上装置800の小孔311から空気が吹き上げられるため、回路基板600のほぼ全面がテーブル310の表面と隙間tを有する。なお、小孔311から空気が吹き上がるのは、アーム機構部100が上記所定高さに上昇する前であってもよく、あるいは上記所定高さに上昇した後であってもよい。なお、画像認識カメラ500が回路基板600の現在位置を認識するタイミングは、アーム機構部100が上記所定高さに上昇した後であってもかまわない。
次に、パンチングユニット710は、パンチングユニット駆動モーター711の駆動によりパンチ210とダイ220との隙間が約1mmになるまで降下する。
次に、回路基板600の最初の所定穿孔位置がパンチ210とダイ220の平面位置に合致するまで、各モーター160、170、180が各アーム110、120及び第2アーム先端側回転軸150を回転駆動する。この回転駆動は、吸着位置Bにおいて画像認識カメラ500が回路基板600の現在位置を認識し、回路基板600の最初の所定穿孔位置に至るまでのルートを制御コントローラーが割り出して行われる。。
次に、パンチ駆動部211の駆動により、パンチ210が降下する。降下したパンチ210のピンとダイ220の開口との間に回路基板600を挟んで穿孔する。この際、小孔311により空気が噴出して回路基板600を押し上げている。この際、回路基板600は、パンチ210がダイ220側に押し当てている付近ではダイ220側に撓むが、その周囲ではダイ220及びテーブル310の各表面とは多少の隙間を有している。この隙間により、回路基板600の下面がダイ220及びテーブル310の各表面に強圧されることがない。従って、回路基板600の下面及びその下面に実装された電子部品の損傷を防止可能であり、また導電パターンの断線及びショートを防止できる。
以上により最初の穿孔が終了する。次に回路基板600の2番目の穿孔動作に移行する。2番目の穿孔に移行する際、パンチ210の高さ位置は変更されない。すなわちパンチングユニット駆動モーター711は駆動しない。
この状態で、回路基板600の2番目の所定穿孔位置がパンチ210とダイ220の平面位置に合致するまで、アーム機構部100の各モーター160、170、180が駆動する。以下、最初の所定位置での穿孔動作と同様の穿孔動作が繰り返される。
以上の繰り返しにより回路基板600の全ての箇所の穿孔が終了すると、小孔311からの空気の噴出しは停止し、吸着部420の真空引きも停止する。全ての箇所が穿孔された回路基板600はテーブル310に載置される。更にパンチングユニット710がパンチングユニット駆動モーター711により所定高さまで上昇する。この後、アーム機構部100及び枠部材410が待機位置Aに移動する。作業者は、穿孔された回路基板600をテーブル310から取り外す。
作業者は、次に穿孔したい回路基板を待機位置Aに待機しているの枠部材410のL型部材412の位置に位置合わせし、前述のように一連の穿孔動作が行われてゆく。
実施形態に係る穿孔装置10によれば、次の作用効果を有する。
実施形態の穿孔装置10によれば、回路基板600の現在平面位置から回路基板600の所定穿孔位置を穿孔機構部の平面位置に合致させるまで当該回路基板600を移動(搬送)する手段として、いわゆる多関節式のアーム機構を用いているため、穿孔装置の小型化が可能である。
また、実施形態の穿孔装置10によれば、回路基板600を高速度で移動させることが可能となる。特に移動量が大きい場合に効果が顕著である。
また、実施形態の穿孔装置10によれば、穿孔装置が小型化が可能であることにより、その分消費電力が低減する。
また、実施形態の穿孔装置10によれば、アーム機構部100は、2段連結された2つのアーム110、120と各々のアームの回転軸130、140を中心に当該アームを回転させるアーム駆動モーター160,170と2段連結の最先端の第2アーム120の先端側に配置された第2アーム先端側回転軸150を回転させる先端側モーター180とを有する。このため、回路基板600を移動する前後において、回路基板600を平面方向に回転させることがなく平行移動することが可能である。従って、移動後の回路基板600の所定穿孔位置を前記穿孔機構部200の平面位置に合致させることが容易であり、前述の従来の穿孔装置と同様に回路基板600の穿孔位置を正確な位置で行うことが可能である。
また、実施形態の穿孔装置10によれば、シート状部材保持部400は、回路基板600を垂直方向の上方側に吸着する吸着部420を備えている。このため、回路基板600を待機位置Aから所定穿孔位置に移動する際、及び当該位置での穿孔の後、次の所定位置に移動する際に、回路基板600がダイ220や基台300等と接触することを防止できる。従って、移動時に回路基板600に損傷をもたらすことを防止できる。
また、実施形態の穿孔装置10によれば、シート状部材保持部400は、第2アーム先端側回転軸150に固定されている枠部材410を備え、前記吸着部420は前記枠部材410に保持されている。この構成により、枠部材410は第2アーム先端側回転軸150に固定されているため、先端側モーター180の駆動制御により移動後の枠部材410の平面角度位置は容易に定まる。従ってその平面角度位置のバラツキは少なくなる。このため、移動前後の吸着部420の平面位置がバラツくことがなく、吸着部420による回路基板600の各吸着場所が安定し、回路基板600の吸着歪み及び吸着剥がれを防止できる。
また、実施形態の穿孔装置10によれば、回路基板600を前記移動させる際及び前記穿孔機構部200が回路基板600を穿孔している際には、回路基板600を垂直方向の上方側に吹き上げるシート状部材吹上装置800をさらに備えている。この構成により、回路基板600が前記移動する際に、当該回路基板600をテーブル310等の基台300表面に接触させず回路基板600の損傷を防止することができる。また穿孔機構部200が回路基板600を穿孔している際にも、穿孔箇所の周囲の領域をダイ220等の基台300表面に接触させることがなく、従って穿孔機構部200による大きな圧力が働かないようにすることも可能である。従って、回路基板600の穿孔箇所の周囲の損傷を防止することができる。
また、実施形態の穿孔装置10によれば、アーム機構部100を垂直方向に移動させるアーム機構部駆動モーター700をさらに備えている。この構成により、アーム機構部駆動モーター700によりアーム機構部100が垂直方向に移動することに連動してシート状部材保持部400も垂直方向に移動させることが可能である。従って、回路基板600を穿孔する前に、ダイ220表面に対して回路基板600の垂直方向高さを最適に調整することができる。例えば、ダイ220表面に対して回路基板600を多少垂直方向に高く保持させた上で、ダイ220に向かってパンチ210を降下して穿孔することもできる。
また、シート状部材保持部400が保持している回路基板600を垂直方向に多少上昇させることにより、回路基板600を待機位置から所定穿孔位置に移動する際、及び当該位置での穿孔の後に次の所定位置に移動する際に、回路基板600がダイ220や基台300等と接触することを防止することができる。従って、搬送時に回路基板600に損傷をもたらすことを防止できる。また、穿孔箇所の周辺の領域は、パンチ210が降下して穿孔する際に、ダイ220と接触せずに回路基板600の下面の損傷を防止することも可能である。
また、実施形態の穿孔装置10によれば、パンチ210及び当該パンチ210を垂直方向に移動可能なパンチ駆動部211を備えるパンチングユニット710を垂直方向に移動させるパンチングユニット駆動モーター711をさらに備えている。この構成により、パンチ210を垂直方向の上昇位置に退避させることが可能である。その場合、回路基板600を待機位置から最初の所定穿孔位置に移動する際に、アーム機構部100及びシート状部材保持部400の動作を妨げることもない。
また、ダイ220に対するパンチ210の垂直方向の位置を調整することができるため、回路基板600の材質、厚さ、穿孔径等の穿孔条件の変化に応じて、最適なパンチ210の高さを得ることができる。
また、実施形態の穿孔装置10によれば、基台300は、回路基板600が穿孔される前の待機状態で当該回路基板600が載置され且つ前記ダイ220が取付けられたテーブル310及び前記基台300から垂直方向に突出した主柱部320を備えており、主柱部320には、水平方向の一方側にアーム機構部100が水平方向に揺動可能に軸支され、他方側に水平部330が突出構成されており、主柱部320には、アーム機構部駆動モーター700が配置され、水平部330には、パンチングユニット駆動モーター711が配置され、水平部330の先端側には、パンチングユニット710が垂直方向に移動可能に配置されており、パンチングユニット711にはパンチ210の近傍に画像認識カメラ500が配置されている。すなわち、主柱部320の一方側には水平方向に揺動可能に軸支されたアーム機構部100が、他方側には水平部330が構成され、水平部330の先端側にはパンチングユニット710が配置され、当該パンチングユニット710にパンチ210及び画像認識部カメラ500等が配置されている。このため、アーム機構部100の各アーム110、120の回転動作は、パンチ210及び画像認識カメラ500等に妨げられることがなく自在に行うことが可能である。従って、回路基板500に対して高範囲に渡って穿孔することができる。また平面面積が大きい回路基板500の穿孔も容易である。
また、主柱部320に配置されているアーム機構部駆動モーター700はアーム機構部100の近傍に配置することが可能なため、アーム機構部駆動モーター700によるアーム機構部100の垂直方向への移動機構は容易に構成できる。同様に、水平部330に配置されているパンチングユニット駆動モーター711はパンチングユニット710の近傍に配置することが可能なため、パンチングユニット駆動モーター711によるパンチングユニット710の垂直方向への移動機構は容易に構成できる。あわせて、パンチ210の近傍に画像認識カメラ500が配置されており、パンチ210が垂直方向に移動しても画像認識カメラ500も同様に移動するため、画像認識カメラ500がパンチ210の近傍で回路基板500の位置を正確に認識することができる。
以上、本発明を上記の実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。その趣旨を逸脱しない範囲において種々の様態において実施することが可能であり、例えば、次のような変形も可能である。
(1)実施形態においては、アーム機構部100は、2本のアームが連結された構成を有するが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、3本以上のアームが連結された構成を有してもよい。その場合、各アームのお互いの連結は、各回転軸による。各回転軸は各々のアーム駆動モーターで回転駆動される。最先端アームは、最終段のアームである。
(2)実施形態においては、シート状部材保持部400の枠部材410は、連結板430を介してアーム機構部100の第2アーム先端側回転軸150に固定されているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、枠部材410が直接に第2アーム先端側回転軸150に固定されてもよい。
(3)実施形態においては、シート状部材保持部400は吸着部420により真空引きするものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、他の保持手段でもよく、枠部材410に粘着材を配置しで粘着材がシート状部材を粘着して保持してもよい。
(4)実施形態においては、アーム機構部駆動モーター700は、主柱部320に配置されているが、本発明はこれに限定されるものではない。それ以外の箇所に配置されていてもよく、例えば、水平部330に配置されていてもよい。
(5)実施形態においては、パンチングユニット駆動モーター711は、水平部330に配置されているが、本発明はこれに限定されるものではない。それ以外の箇所に配置されていてもよく、例えば、主柱部320に配置されていてもよい。
(6)実施形態においては、パンチングユニット710は、水平部330に対して垂直方向に移動可能に構成されているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、水平部330に固定されていてもよい。その場合は、パンチングユニット710と水平部330は一体構成となる。
(7)実施形態においては、シート状部材として回路基板を用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、回路基板以外の穿孔可能なシート状部材を用いてもよい。例えば、樹脂シートでも金属薄板でもよい。また形状は、角形状や異形外形形状でもよく、あるいは短冊状やテープ状のものでもよい。
10…穿孔装置、100…アーム機構部、110…第1アーム、120…第2アーム、130…第1アーム回転軸、140…第2アーム回転軸、150…第2アーム先端側回転軸、160…第1アーム駆動モーター、170…第2アーム駆動モーター、180…先端側モーター、200…穿孔機構部、210…パンチ、211…パンチ駆動部、220…ダイ、300…基台、310…テーブル、311…小孔、320…主柱部、330…水平部。400…シート状部材保持部、410…枠部材、411…孔、412…L型部材、420…吸着部、421…吸着パッド、422…チューブ、430…連結板、500…画像認識カメラ、600…回路基板、700…アーム機構部駆動モーター、710…パンチングユニット。711…パンチングユニット駆動モーター、721…アリ溝、800…シート状部材吹上装置、A…待機位置、B…吸着位置

Claims (7)

  1. 多段連結された複数のアームと各々のアームの回転軸を中心に当該アームを回転させるアーム駆動モーターと前記多段連結の最先端アームの先端側に配置された先端側回転軸を回転させる先端側モーターとを有するアーム機構部と、
    シート状部材に穿孔を施すパンチとダイとを備える穿孔機構部と、
    少なくとも前記アーム機構部を保持する基台と、
    前記先端側回転軸に保持されて前記シート状部材を着脱可能に保持するシート状部材保持部と、
    前記シート状部材の平面位置を認識可能な画像認識部と、
    前記画像認識部により認識された前記シート状部材の現在平面位置に基づいて、当該シート状部材の所定穿孔位置が前記穿孔機構部の平面位置に合致するまで当該シート状部材を移動させる前記アーム駆動モーターと前記先端側モーターとを駆動制御する制御部とを備えることを特徴とする穿孔装置。
  2. 請求項1に記載の穿孔装置において、
    前記シート状部材保持部は、前記シート状部材を垂直方向の上方側に吸着する吸着部を備えることを特徴とする穿孔装置。
  3. 請求項2に記載の穿孔装置において、
    前記シート状部材保持部は、前記先端側回転軸に固定されている枠部材を備え、前記吸着部は前記枠部材に保持されていることを特徴とする穿孔装置。
  4. 請求項3に記載の穿孔装置において、
    前記シート状部材を前記移動させる際及び前記穿孔機構部が前記シート状部材を穿孔している際には、前記シート状部材を垂直方向の上方側に吹き上げるシート状部材吹上装置をさらに備えることを特徴とする穿孔装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の穿孔装置において、
    前記アーム機構部を垂直方向に移動させるアーム機構部駆動モーターをさらに備えることを特徴とする穿孔装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の穿孔装置において、
    前記パンチ及び当該パンチを垂直方向に移動可能なパンチ駆動部を備えるパンチングユニットを垂直方向に移動させるパンチングユニット駆動モーターをさらに備えることを特徴とする穿孔装置。
  7. 請求項6に記載の穿孔装置において、
    前記基台は、前記シート状部材が穿孔される前の待機状態で当該シート状部材が載置され且つ前記ダイが取付けられたテーブル及び前記基台から垂直方向に突出した主柱部を備えており、
    前記主柱部には、水平方向の一方側に前記アーム機構部が水平方向に揺動可能に軸支され、他方側に水平部が突出構成されており、
    前記主柱部には、前記アーム機構部駆動モーターが配置され、
    前記水平部には、前記パンチングユニット駆動モーターが配置され、
    前記水平部の先端側には、前記パンチングユニットが垂直方向に移動可能に配置されており、前記パンチングユニットには前記パンチの近傍に前記画像認識部が配置されていることを特徴とする穿孔装置。
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