JP5479961B2 - 電子部品の実装装置及び実装方法 - Google Patents

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この発明は実装ツールによって基板に電子部品を実装する電子部品の実装装置及び実装方法に関する。
キヤリアテープやリードフレームなどの基板に電子部品としての半導体チップを実装する実装装置は、半導体チップの供給部となるウエハステージを備えている。このウエハステージには粘着シートに貼られた半導体ウエハが保持されている。この半導体ウエハはさいの目状の多数の半導体チップに切断されている。
上記ウエハステージからは半導体チップが1つずつ吸着されて取り出される。ウエハステージから取り出された半導体チップは上記基板に実装される。半導体チップを基板に実装するにあたっては、半導体チップを上下逆方向に180度反転させて実装したり、半導体チップの上下の向きを変えずに実装するということが知られている。
いずれの実装方式であっても、基板に半導体チップを実装する際、要求される主要な実装条件に応じて異なる実装装置が採用される。たとえば、半導体チップを基板に精密に実装することと、高速度で実装してタクトタイムの短縮を図ることのいずれの条件を優先するのかによって実装装置が選択されるということがある。
特許文献1に示された実装装置では、供給部から吸着ノズルによって取り出された半導体チップは中間ステージ(載置台)に供給載置される。中間ステージに供給載置された半導体チップは撮像カメラによって撮像され、その撮像信号によって上記載置台上の半導体チップのX、Y及びθ座標が算出される。
ついで、載置台上の半導体チップは実装ツールによって取り出される。半導体チップを取り出した実装ツールは上記撮像カメラの撮像信号によって算出された上記半導体チップのX、Y及びθ座標に基いて、この半導体チップを基板に対して位置決めして実装するようになっている。
特開2009−259917号公報
このようにして半導体チップを基板に実装すれば、半導体チップを供給部から吸着ノズルによって取り出したときに位置ずれが生じても、上記半導体チップは中間ステージに載置されて位置認識されてから、実装ツールによって中間ステージから取り出しされて基板に実装される。
そのため、半導体チップは中間ステージ上での位置認識に基いて位置補正されて基板に実装されるから、上記半導体チップを基板に精密に位置決めして実装する、精密実装が可能となる。
一方、基板に対する半導体チップの実装に要するタクトタイムの短縮や半導体チップが微小なために中間ステージに載置した状態が不安定になり易いなどの場合には、半導体チップを中間ステージに載置せずに、供給部から吸着ノズルによって取り出した半導体チップを基板に直接実装する、高速実装が要求されることがある。つまり、上記吸着ノズルは実装ツールを兼ねることになる。
しかしながら、特許文献1に示されるように吸着ノズルによって供給部から取り出された半導体チップを中間ステージに載置した後、その半導体チップを実装ツールで取り出して基板に実装する構成の実装装置では、実装精度の向上を図る精密実装は可能であっても、実装速度の向上を図る高速実装を行なうことができないということがある。
そのため、特許文献1に示された実装装置では、半導体チップの精密実装は可能であるものの、高速実装はできないため、汎用性に劣るということがあった。
この発明は、基板に電子部品を実装する際、その電子部品の実装を精密実装或いは高速実装のいずれかを選択して行なうことができる電子部品の実装装置及び実装方法を提供することにある。
この発明は、基板に電子部品を実装する実装装置であって、
上記基板を搬送して実装位置に位置決めする搬送手段と、
この搬送手段によって搬送される上記基板の搬送方向と交差する方向に配置された上記電子部品の供給部と、
この供給部と上記搬送手段の間に配置された中間ステージと、
上記基板の搬送方向と交差する方向に沿って駆動可能に設けられた第1の実装ツール及び第2の実装ツールと、
上記第1の実装ツール及び第2の実装ツールの駆動を制御し、上記電子部品を上記基板に精密実装するときには上記第1の実装ツールと第2の実装ツールのどちらか一方によって上記供給部から上記電子部品を取り出させて上記中間ステージに載置させた後、他方の実装ツールによって上記中間ステージの上記電子部品を取り出させて上記基板に実装させ、上記電子部品を上記基板に高速実装するときにはどちらか一方の実装ツールによって上記供給部から上記電子部品を取り出させて上記基板に実装させる制御装置と
を具備したことを特徴とする電子部品の実装装置にある。
上記基板の搬送方向と交差する方向に沿って実装ユニットが配置されていて、
この実装ユニットはユニット本体を有し、
このユニット本体には軸線を上記基板の搬送方向と交差する方向に沿わせて平行に配置された一対のガイド手段が設けられ、一方のガイド手段には上記第1の実装ツールと上記第2の実装ツールのどちらか一方が上記供給部と上記中間ステージの間及び上記供給部と上記基板との間で選択的に駆動制御可能に設けられ、他方のガイド手段には他方の実装ツールが上記供給部と上記基板との間で駆動制御可能に設けられることが好ましい。
上記中間ステージは水平方向と直交する垂直方向の軸線を中心にして回転方向に駆動可能に設けられていて、
上記第1の実装ツールと第2の実装ツールのどちらか一方によって上記中間ステージに載置された電子部品は撮像手段によって撮像され、
上記制御装置は上記撮像手段の撮像信号に基いて上記中間ステージを回転駆動して上記電子部品の回転角度を補正するとともに、上記中間ステージから上記電子部品を取り出して上記基板に実装する他方の実装ツールの水平方向の位置を補正することが好ましい。
この発明は、所定方向に沿って搬送されて実装位置に位置決めされた基板に、上記基板の搬送方向と交差する方向に対向して配置された供給部の電子部品を、上記基板の搬送方向と交差する方向に沿って駆動可能に設けられた第1の実装ツール及び第2の実装ツールによって実装する実装方法であって、
上記第1の実装ツールによって上記供給部から電子部品を取り出して上記供給部と上記実装位置に位置決めされた基板との間に配置された中間ステージに載置した後、上記第2の実装ツールによって上記中間ステージの上記電子部品を取り出して上記基板に実装する精密実装工程と、
上記第1の実装ツールによって上記供給部から上記電子部品を取り出し上記基板に実装する高速実装工程を有し、
上記精密実装工程と高速実装工程のどちらかによって上記電子部品を上記基板に実装することを特徴とする電子部品の実装方法にある。
上記第1の実装ツールと第2の実装ツールのどちらか一方によって上記中間ステージに載置された上記電子部品を位置認識し、他方の実装ツールは上記位置認識に基いて上記電子部品を上記基板に実装することが好ましい。
この発明によれば、供給部から取り出した電子部品を中間ステージに供給してから基板に実装する精密実装と、供給部から取り出した電子部品を基板に直接実装する高速実装を選択的に行なうことができるから、基板に対して半導体チップを実装する際に要求される実装条件に応じて使い分けることが可能となる。
この発明の第1の実施の形態を示す実装装置の一部省略した概略的構成の平面図。 実装ユニットを示す側面図。 図2に示す実装ユニットの縦断面図。 制御系統を示すブロック図。 この発明の第2の実施の形態を示す実装ユニットの側面図。 図5に示す実装ユニットの縦断面図。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1乃至図4はこの発明の第1の実施の形態を示す。図1は実装装置の平面図であって、この実装装置は所定間隔で平行に離間対向して配置された一対の搬送レール1を備えている。この搬送レール1には複数の基板Wが一列に供給される。搬送レール1に供給された基板Wは上記搬送レール1とで搬送手段を構成するチャック2によって同図に矢印Xで示す方向にピッチ搬送されるようになっている。
上記搬送レール1に沿って搬送される基板Wは図1にBで示す実装位置に位置決めされ、ここで後述するように電子部品としての半導体チップ3aが実装される。
上記基板Wの搬送方向と直交する方向、つまり上記X方向と直交するY方向の上記搬送レール1の一側(−Y方向)には上記半導体チップ3aの供給部4が対向して設けられている。この供給部4は図示しないXYテーブルに載置されてX、Y方向に駆動されるウエハリング5を有する。このウエハリング5には樹脂製のシート7が張設されている。このシート7の上面には多数の半導体チップ3aに分割された半導体ウエハ3が貼着されている。
図2に示すように、上記ウエハリング5の上方には第1の撮像カメラ8が設けられている。この第1の撮像カメラ8は上記半導体ウエハ3を撮像する。第1の撮像カメラ8の撮像信号は図4に示す画像処理部11でデジタル信号に変換されて制御装置12に出力され、ここで画像処理される。それによって、ウエハリング5に保持された半導体チップ3aのうち、ピックアップ位置に位置決めされた半導体チップ3aのX、Yの座標が認識され、その位置認識に基いて後述するようにピックアップされるようになっている。
上記搬送レール1と上記供給部4の間には中間ステージ14が配置されている。この中間ステージ14は図2に示すようにθ駆動源15によって水平面と直交する軸線を中心にして回転方向に駆動可能となっている。上記θ駆動源15は上記制御装置12によって駆動が制御されるようになっている。
上記中間ステージ14の上方には第2の撮像カメラ16が配置されている。この第2の撮像カメラ16は、後述するように上記供給部4からピックアップされて上記中間ステージ14上に載置された半導体チップ3aを撮像するようになっている。
上記第2の撮像カメラ16の撮像信号は画像処理部11でデジタル信号に変換されて上記制御装置12に出力されて画像処理される。それによって、中間ステージ14に載置された半導体チップ3aのX、Y及びθ方向の位置情報が算出され、そのうちのθ方向の位置情報に基いて上記制御装置12は上記θ駆動源15を駆動して上記中間ステージ14上の半導体チップ3aの回転角度を補正する。
上記実装位置Bの上方には、図1に鎖線で示すように上記基板Wの搬送方向であるX方向と交差するY方向に沿って実装ユニット17が配置されている。この実装ユニット17は図2に示すように側面形状がL字状のユニット本体18を有する。このユニット本体18の一辺(短辺)の下端はXテーブル19の上面に取付け固定されている。
上記Xテーブル19は、上記Y方向の上記搬送レール1を挟んで上記供給部4とは反対側の+Y方向側にX方向に沿って配置されたベース盤20上のガイド20aによってX方向に沿って移動可能に設けられている。そして、図示せぬ駆動源により回転駆動される駆動軸21によってX方向に駆動位置決めされるようになっている。
上記ユニット本体18の他辺(長辺)には図3に示すように一方の側面に開放し周囲の全長が周壁によって囲まれた収容凹部18aが形成されている。そして、ユニット本体18の他辺は、上記基板Wが位置決めされる実装位置Bの上方にY方向に沿って水平に配置されている。
上記ユニット本体18の収容凹部18aには、軸線を上下方向に所定間隔で平行に離間させた第1のねじ軸22と第2のねじ軸23とがY方向全長にわたって設けられている。上記第1のねじ軸22と第2のねじ軸23の両端は、上記ユニット本体18のY方向に沿う一端と他端とにそれぞれ回転可能に支持されている。
図2に示すように、上記ユニット本体18の+Y方向側の端面には上記第1のねじ軸22を回転駆動する第1のY駆動源24と、上記第2のねじ軸23を回転駆動する第2のY駆動源25が設けられている。上記第1のY駆動源24と第2のY駆動源25は上記制御装置12によって後述するように駆動が制御されるようになっている。
図3に示すように、上記ユニット本体18の上記収容凹部18aの内面には、上記第1のねじ軸22と対向する位置に第1のガイド部材26が設けられ、第2のねじ軸23に対向する位置に第2のガイド部材27が設けられている。
上記第1のねじ軸22には第1の実装ヘッド31の基部31aが螺合され、上記第2のねじ軸23には第2の実装ヘッド32の基部32aが螺合されている。図3に示すように、第1の実装ヘッド31の基部31aの側面には上記第1のガイド部材26に移動可能に係合する第1のスライダ31bが設けられ、第2の実装ヘッド32の基部32aの側面には上記第2のガイド部材27に移動可能に係合する第2のスライダ32bが設けられている。
それによって、上記第1のねじ軸22が上記第1のY駆動源24によって回転駆動されれば、上記第1の実装ヘッド31が上記第1のねじ軸22に沿ってY方向に移動し、上記第2のねじ軸23が上記第2のY駆動源25によって回転駆動されれば、上記第2の実装ヘッド31が上記第2のねじ軸23に沿ってY方向に移動するようになっている。
つまり、上記第1、第2の実装ヘッド31,32は上記実装位置Bの上方でY方向に沿って駆動可能となっている。
図3に示すように、上記第1、第2の実装ヘッド31,32の基部31a,32aの下面には逆U字状の支持部材33が設けられている。各ヘッド31,32の支持部材33には駆動ねじ34が軸線を上記ねじ軸22,23の軸線と水平方向において直交するX方向に沿わせて回転可能に設けられている。このX方向を図3に矢印で示す。各駆動ねじ34には、それぞれアーム31c,32cの一端がそれぞれ上記駆動ねじ34に螺合されて設けられている。
図2に示すように、各アーム31c,32cの他端には筒状の支持部31d,32dが軸線を垂直にして設けられている。第1の実装ヘッド31の支持部31dには第1の実装ツール31eがZ方向に移動可能に支持されている。この第1の実装ツール31eは第1のZ駆動源35によって上下方向である、Z方向に駆動されるようになっている。
第2の実装ヘッド32の支持部32dには第2の実装ツール32eがZ方向に移動可能に支持されている。この第2の実装ツール32eは第2のZ駆動源36によって上下方向である、Z方向に駆動されるようになっている。
各アーム31c,32cの一端に螺合した駆動ねじ34は各実装ヘッド31,32を構成する上記支持部材33の側面にそれぞれ設けられた第1のX駆動源37と第2のX駆動源38によって回転駆動されるようになっている。
上記第1のX駆動源37によって駆動ねじが回転駆動されると、第1の実装ヘッド31のアーム31cがX方向に移動し、第2のX駆動源38によって駆動ねじが回転駆動されると、第2の実装ヘッド32のアーム32eがX方向に移動するようになっている。つまり、上記第1、第2の実装ヘッド31,32の各実装ツール31e,32eはX、Y及びZ方向に駆動されるようになっている。
なお、第1の実装ツール31eと第2の実装ツール32eはY方向と交差するX方向において同じ座標になるよう設定されているとともに、図2に示すように第1の実装ツール31eは第2の実装ツール32eよりもY方向の前方である−Y方向側に位置している。
図4に示すように、上記第1、第2のY駆動源24,25、上記第1、第2のZ駆動源35,36及び上記第1、第2のX駆動源37,38は上記制御装置12によって駆動が制御されるようになっている。
上記制御装置12は、上記第1の実装ヘッド31の実装ツール31dのY方向の駆動を、上記供給部4の半導体チップ3aをピックアップする図1にPで示すピックアップ位置とピックアップした半導体チップ3aを上記中間ステージ14に載置する間の移動範囲S、及び上記供給部4の半導体チップ3aをピックアップするピックアップ位置Pとピックアップした半導体チップ3aを実装位置Bの基板Wに実装する実装位置Bとの間を移動する第1の実装範囲S2の2つのストロークに設定している。そして、半導体チップ3aの実装形態に応じて2つのストロークの一方が選択的に設定される。
さらに、制御装置12は、上記第2の実装ヘッド32のY方向の駆動範囲を、上記第2の実装ヘッド32によって中間ステージ14に載置された半導体チップ3aを取り出す取り出し位置と中間ステージ14から取り出した半導体チップ3aを実装位置Bの基板Wに実装する間の第1の実装範囲S1のストロークに設定している。
図2に示すように、上記実装位置Bの上方には、この実装位置Bに位置決めされた基板Wを撮像する第3の撮像カメラ41が配置されている。この第3の撮像カメラ41は実装位置Bに位置決めされた基板Wの半導体チップ3aが実装される箇所を撮像し、その撮像信号を上記画像処理部11を介して制御装置12に出力する。
それによって、制御装置12は上記第2の撮像カメラ16の撮像信号によって得られた半導体チップ3aの位置情報と、上記第3の撮像カメラ41によって得られる基板Wの位置情報に基いて、上記第1、第2のY駆動源24,25及び上記第1、第2のX駆動源37,38の駆動を制御して上記第1の実装ツール31e或いは第2の実装ツール32eのX、Y方向の位置を補正する。
それによって、上記第1の実装ツール31e或いは第2の実装ツール32eに保持された半導体チップ3aは上記基板Wの所定の位置に位置決めされて実装されるようになっている。
なお、上記ユニット本体18の収容凹部18aが開口した側面の下部には第1、第2の実装ヘッド31,32のアーム31c,32cに逃げ部18bが形成されている。それによって、各アーム31c,32cはユニット本体18の側面に干渉することなく、Y方向に移動可能となっている。
つぎに、上記構成の実装装置によって実装位置Bに搬送位置決めされた基板Wに半導体チップ3aを実装するときの動作について説明する。
まず、基板Wに半導体チップ3aを精密実装する場合には、制御装置12に設けられた図示しない精密実装のスイッチによって精密実装を指定した後、動作を開始させる。精密実装が開始されると、まず、第1の実装ヘッド31のストロークが、供給部4の半導体チップ3aをピックアップするピックアップ位置Pとピックアップした半導体チップ3aを上記中間ステージ14に載置する間の移動範囲Sに設定される。
ついで、第1の実装ヘッド31は供給部4のピックアップ位置に位置決めされた半導体チップ3aの上方に駆動位置決めされる。上記第1の実装ヘッド31のピックアップ位置Pに対する位置決めは、供給部4を上方から撮像する第1の撮像カメラ8の撮像信号に基いて設定される。
上記第1の実装ヘッド31がピックアップ位置Pに位置決めされると、ピックアップ位置Pの位置に位置決めされた供給部4の半導体チップ3aが図示しない突き上げピンによって突き上げられる。それによって、突き上げられた半導体チップ3aは上記第1の実装ヘッド31の第1の実装ツール31eによって吸着保持される。
供給部4の半導体チップ3aを吸着保持した第1の実装ヘッド31の第1の実装ツール31eは、Y方向後方である+Y方向に駆動されて中間ステージ14の上方に位置決めされる。ついで、第1の実装ツール31eは第1のZ駆動源35によって下降方向に駆動されてから、半導体チップ3aの吸着保持状態を開放する。それによって、半導体チップ3aは中間ステージ14上に載置される。
上記第1の実装ツール31eが半導体チップ3aを中間ステージ14上に載置すると、供給部4の上方に移動して待機する。それと同時に、上記中間ステージ14に載置された半導体チップ3aは第2の撮像カメラ16によって撮像される。それによって、中間ステージ14上の半導体チップ3aのX、Y及びθ方向の位置が制御装置12によって認識される。ついで、上記中間ステージ14がθ駆動源15によって回転方向に駆動され、中間ステージ14上の半導体チップ3aのθ方向の位置が補正される。
ついで、上記第2の撮像カメラ16の位置認識に基いて上記半導体チップ3aの上方に第2の実装ヘッド32の第2の実装ツール32eが位置決めされた後、第2の実装ツール32eが第2のZ駆動源36によって下降方向に駆動されて上記半導体チップ3aを中間ステージ14から吸着して上昇してから、Y方向後方である+Y方向へ駆動される。
+Y方向へ駆動された第2の実装ツール32eは、上記第2の撮像カメラ16の撮像に基いて算出された中間ステージ14上における半導体チップ3aのX、Y座標及び上記第3の撮像カメラ41の撮像に基いて算出された上記基板Wの半導体チップ3aが実装される箇所のX、Y座標に基いて、上記半導体チップ3aが上記基板Wの実装位置Bに位置決めされる。
ついで、第2の実装ツール32eは第2のZ駆動源36によって下方へ駆動される。それによって、基板Wの実装位置Bに半導体チップ3aが実装されることになる。
このように、第1の実装ヘッド31によって供給部4の半導体チップ3aを中間ステージ14に載置して第2の撮像カメラ16によって位置認識をしてから、その半導体チップ3aを第2の実装ヘッド32によって中間ステージ14から取り出して基板Wに実装するようにした。
そのため、供給部4から半導体チップ3aを第1の実装ヘッド31によって取り出す際、半導体チップ3aが突き上げられることで位置ずれが生じても、その位置ずれは中間ステージ14に載置された後、第2の撮像カメラ16で撮像され、その撮像に基いて位置補正されて基板Wに実装される。したがって、半導体チップ3aを基板Wの実装位置Bに精密に実装することができる。
つぎに、半導体チップ3aの品種が変わり、その半導体チップ3aを基板Wに高速実装する場合、制御装置12に設けられた図示しない高速実装のスイッチによって高速実装を指定した後、動作を開始させる。
高速実装を指定することで、制御装置12は第1の実装ツール31eを、供給部4から半導体チップ3aをピックアップするピックアップ位置Pと、ピックアップした半導体チップ3aを基板Wに実装する実装位置Bとの間で駆動する第2の実装範囲S2のストロークに設定する。それと同時に、第2の実装ツール32eが第2の実装範囲S2で駆動される第1の実装ツール31eに干渉することのないよう、図2に鎖線で示すように+Y方向の待機位置に駆動して待機させる。
上記第2の実装ツール32eが待機位置に退避させられると、第1の実装ツール31eはピックアップ位置Pで供給部4から半導体チップ3aをピックアップした後、その半導体チップ3aを実装位置Bに位置決めされた基板Wの上方に搬送する。
このとき、第1の実装ツール31eは、供給部4からピックアップされる半導体チップ3aを撮像した第1の撮像カメラ8の撮像信号と、実装位置Bで基板を撮像した第3の撮像カメラ41の撮像信号に基いて上記制御装置12によってX、Y方向に対して位置決めされる。
ついで、半導体チップ3aを保持した第1の実装ツール31eは第1のZ駆動源35によって下降方向に駆動される。それによって、第1の実装ツール31eに保持された半導体チップ3aが基板Wに実装されることになる。
このような高速実装によれば、供給部4からピックアップした半導体チップ3aを、精密実装の場合のように、中間ステージ14に載置することなく、直ちに実装位置Bに位置決めされた基板Wの上方に搬送して実装するため、実装に要するタクトタイムを短縮することができる。
上述したように、上記構成の実装装置によれば、供給部4の半導体チップ3aを基板Wに実装する際、上記半導体チップ3aを基板Wに精密に実装することが要求されている場合と、高速で実装することが要求されている場合とに応じて実装形態を精密実装或いは高速実装のいずれかを選択することができる。
半導体チップ3aを高速実装するときには、Y方向の前方に位置する第1の実装ツール31eを供給部4のピックアップ位置と実装位置Bとの間、つまり第2の実装範囲S2のストロークで駆動するようにした。
その際、Y方向の後方である+Y方向に位置する第2の実装ツール32eは、上記第1の実装ツール31eが第1の実装範囲S1のストロークで移動するときに干渉しないよう待機させられる。
したがって、実装ユニット17のユニット本体18に第1の実装ヘッド31と第2の実装ヘッド32を同じX座標上に位置するよう設けることができるから、第1実装ヘッド31と第2の実装ヘッド32を異なるX座標に設ける場合に比べて上記実装ユニット17のユニット本体18のX方向の幅寸法を小さくすることができる。
つまり、1つのユニット本体18内に2つの実装ヘッド31,32を設け、しかも2つの実装ヘッド31,32を同じX座標上でY方向に沿って移動するように設けたことで、上記実装ユニット17の小型化を図ることができる。
なお、上記第1の実施の形態において、半導体チップ3aを高速実装するときには第1の実装ツール31eで行うようにしたが、第1の実装ツール31eを第2の実装ツール32eと干渉しない−Y方向に移動させて待機させ、第2の実装ツール32eで半導体チップ3aを供給部4からピックアップして基板Wに実装するようにしてもよい。
その場合、上記第2の実装ツール32eを駆動する第2のねじ軸23は、上記第1の実装ツール31eを駆動する第1のねじ軸22よりも低い位置にあるから、第2の実装ツール32eのアーム部32cを第1の実装ツール31eのアーム部31cよりも短くすることができる。
そのため、第2の実装ツール32eによって半導体チップ3aを高速実装させれば、アーム部32cが短い分だけ、この第2の実装ツール32eの振動や慣性が小さくなるので、基板W上に半導体チップ3aを精度よく実装することができる。
上記第1の実施の形態では、第1の実装ヘッド31と第2の実装ヘッド32をユニット本体18の水平な辺に形成された収容凹部18aの垂直な底面に沿ってY方向に駆動できるように設けたが、図5と図6に示す第2の実施の形態のように、実装ユニット17Aのユニット本体18Aを、このユニット本体18Aに形成された収容凹部118aの開口面を下方に向けて配置する。
上記ユニット本体18Aの内部には、Y方向に沿う第1のガイド部材26と第2のガイド部材27をX方向に対して所定の間隔で離間させて配置する。
第1のガイド部材26には第1のねじ軸22によってY方向に駆動される第1の実装ヘッド31を移動可能に設け、第2のガイド部材27には第2のねじ軸23によってY方向に駆動される第2の実装ヘッド32を移動可能に設ける。
第1の実装ヘッド31のアーム31cと第2の実装ヘッド32のアーム32cは図5に示す側面において同方向のL字状であって、図6に示す正面において逆方向に折曲されたL字状をなしている。それによって、第1の実装ヘッド31のアーム31cの先端の支持部31dに支持された実装ツール31eと、第2の実装ヘッド32のアーム32cの先端の支持部32eに支持された実装ツール32eはX方向において同じ位置にある。
なお、この第2の実施の形態において、第1の実施の形態と同一部分には同一記号を付して説明を省略する。
したがって、このような構成の実装ユニット17Aであっても、上記第1の実施の形態の実装ユニット17と同様、第1、第2の実装ヘッド31,32のY方向に沿うストロークを精密実装と高速実装に応じて設定することができるばかりか、その実装ユニット17Aの小型化を図ることが可能である。
この第2の実施の形態においても、半導体チップ3aを高速実装する実装ツールは、第1の実装ツール31eと第2の実装ツール31eのどちらであっても差し支えない。
1…搬送レール(搬送手段)、2…チャック(搬送手段)、4…供給部、11…画像処理部、12…制御装置、14…中間ステージ、17…実装ユニット、18…ユニット本体、31…第1の実装ヘッド、32…第2の実装ヘッド、31c,32c…アーム、31d,32e…実装ツール。

Claims (5)

  1. 基板に電子部品を実装する実装装置であって、
    上記基板を搬送して実装位置に位置決めする搬送手段と、
    この搬送手段によって搬送される上記基板の搬送方向と交差する方向に配置された上記電子部品の供給部と、
    この供給部と上記搬送手段の間に配置された中間ステージと、
    上記基板の搬送方向と交差する方向に沿って駆動可能に設けられた第1の実装ツール及び第2の実装ツールと、
    上記第1の実装ツール及び第2の実装ツールの駆動を制御し、上記電子部品を上記基板に精密実装するときには上記第1の実装ツールと第2の実装ツールのどちらか一方によって上記供給部から上記電子部品を取り出させて上記中間ステージに載置させた後、他方の実装ツールによって上記中間ステージの上記電子部品を取り出させて上記基板に実装させ、上記電子部品を上記基板に高速実装するときにはどちらか一方の実装ツールによって上記供給部から上記電子部品を取り出させて上記基板に実装させる制御装置と
    を具備したことを特徴とする電子部品の実装装置。
  2. 上記基板の搬送方向と交差する方向に沿って実装ユニットが配置されていて、
    この実装ユニットはユニット本体を有し、
    このユニット本体には軸線を上記基板の搬送方向と交差する方向に沿わせて平行に配置された一対のガイド手段が設けられ、一方のガイド手段には上記第1の実装ツールと上記第2の実装ツールのどちらか一方が上記供給部と上記中間ステージの間及び上記供給部と上記基板との間で選択的に駆動制御可能に設けられされ、他方のガイド手段には他方の実装ツールが上記供給部と上記基板との間で駆動制御可能に設けられていることを特徴とする請求項1記載の電子部品の実装装置。
  3. 上記中間ステージは水平方向と直交する垂直方向の軸線を中心にして回転方向に駆動可能に設けられていて、
    上記第1の実装ツールと第2の実装ツールのどちらか一方によって上記中間ステージに載置された電子部品は撮像手段によって撮像され、
    上記制御装置は上記撮像手段の撮像信号に基いて上記中間ステージを回転駆動して上記電子部品の回転角度を補正するとともに、上記中間ステージから上記電子部品を取り出して上記基板に実装する他方の実装ツールの水平方向の位置を補正することを特徴とする請求項1記載の電子部品の実装装置。
  4. 所定方向に沿って搬送されて実装位置に位置決めされた基板に、上記基板の搬送方向と交差する方向に対向して配置された供給部の電子部品を、上記基板の搬送方向と交差する方向に沿って駆動可能に設けられた第1の実装ツール及び第2の実装ツールによって実装する実装方法であって、
    上記第1の実装ツールと第2の実装ツールのどちらか一方によって上記供給部から電子部品を取り出して上記供給部と上記実装位置に位置決めされた基板との間に配置された中間ステージに載置した後、他方の実装ツールによって上記中間ステージの上記電子部品を取り出して上記基板に実装する精密実装工程と、
    上記第1の実装ツールと第2の実装ツールのどちらか一方によって上記供給部から上記電子部品を取り出し上記基板に実装する高速実装工程を有し、
    上記精密実装工程と高速実装工程のどちらかによって上記電子部品を上記基板に実装することを特徴とする電子部品の実装方法。
  5. 上記第1の実装ツールと第2の実装ツールのどちらか一方によって上記中間ステージに載置された上記電子部品を位置認識し、他方の実装ツールは上記位置認識に基いて上記電子部品を上記基板に実装することを特徴とする請求項4記載の電子部品の実装方法。
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