JP2011216616A - 部品実装装置および部品実装方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の吸着ノズルと認識カメラ装置とを装備する実装ヘッドを備える構成において、部品実装の生産性を向上させる。
【解決手段】部品実装装置において、複数の吸着ノズルを装備する実装ヘッドと、実装ヘッドを移動させるヘッド移動装置と、複数の吸着ノズルに個別に対応するように実装ヘッドに設けられ、撮像視野内に位置された実装位置の画像を撮像して認識する複数の認識カメラ装置とを備え、実装ヘッドは、互いに対応する吸着ノズルと認識カメラ装置との組において、部品の基板への実装位置が撮像視野内に位置された状態にて、認識カメラ装置の撮像視野内の位置である第1作業位置と、認識カメラ装置の撮像視野内からの退避位置である第2作業位置との間で、吸着ノズルを進退移動させるノズル移動装置を装備する。
【選択図】図3
【解決手段】部品実装装置において、複数の吸着ノズルを装備する実装ヘッドと、実装ヘッドを移動させるヘッド移動装置と、複数の吸着ノズルに個別に対応するように実装ヘッドに設けられ、撮像視野内に位置された実装位置の画像を撮像して認識する複数の認識カメラ装置とを備え、実装ヘッドは、互いに対応する吸着ノズルと認識カメラ装置との組において、部品の基板への実装位置が撮像視野内に位置された状態にて、認識カメラ装置の撮像視野内の位置である第1作業位置と、認識カメラ装置の撮像視野内からの退避位置である第2作業位置との間で、吸着ノズルを進退移動させるノズル移動装置を装備する。
【選択図】図3
Description
本発明は、複数の吸着ノズルを装備する実装ヘッドを用いて、基板上の実装位置に部品を実装する部品実装装置および部品実装方法に関する。
回路基板上の複数の電子部品の実装位置に電子部品を実装することで電子回路を形成する部品実装装置としては、様々な構成のものが知られている。このような従来の部品実装装置の中で、例えば、特許文献1に開示の部品実装装置では、ヘッドユニット(実装ヘッド)に吸着ノズルを複数本装備させるとともに、基板の状態などを認識する基板撮影カメラ(認識カメラ装置)をヘッドユニットに装備させている。このような部品実装装置では、基板撮像カメラが基板上の実装位置の上方へ位置されるようにヘッドユニットを基板の上方に移動させた後、基板上の実装位置を基板撮影カメラにより認識し、その後、その認識結果に基づいて、吸着ノズルが実装位置の上方に位置されるようにヘッドユニットを移動させて、吸着ノズルにより部品を実装位置に実装することができる。
また、例えば、特許文献2に開示の部品実装装置では、複数の吸着ノズルを備える実装ヘッドにおいて、基板表面に対して傾斜した方向から光(傾斜光)を照射する光照射部と、基板表面に対して傾斜した方向をその撮像方向として、光照射部から照射された傾斜光の反射光を受光する認識カメラとが、実装ヘッドに装備された構成が採用されている。このような部品実装装置では、吸着ノズルを実装位置の上方に位置させた状態にて、光照射部から実装位置に対して傾斜光を照射して、認識カメラにてその反射光を受光することで実装位置を認識して、その認識結果に基づいて、吸着ノズルに保持された部品を実装位置に実装することができる。
しかしながら、特許文献1の部品実装装置では、ヘッドユニットに装備された基板撮影カメラの撮像視野は鉛直下向きに配置されるため、まず、基板撮影カメラを実装位置の上方に位置合わせするようにヘッドユニットの水平移動を行って実装位置の認識を行った後、ヘッドユニットを再び水平移動させて、吸着ノズルと実装位置との位置合わせを行う必要がある。すなわち、実装位置に部品を実装するには、基板撮像カメラと実装位置との位置合わせ、および吸着ノズルと実装位置との位置合わせを行う必要がある。そのため、部品実装装置におけるさらなる生産性の向上を図ることができない。
また、このような課題は、部品を実装位置に実装する場合だけでなく、カセットフィーダなどの部品供給装置の部品供給位置に配置された部品を、吸着ノズルにより吸着して取り出す部品取り出し動作を行う際にも生じる。すなわち、部品供給位置に配置された部品を吸着取り出しするには、基板撮像カメラと部品供給位置との位置合わせ、および吸着ノズルと部品供給位置との位置合わせを行う必要があり、さらなる生産性の向上を図ることができない。
また、特許文献2の部品実装装置では、認識カメラの撮像方向が基板に対して傾斜された方向に配置された構成が採用されているため、認識カメラにより撮像できる領域が限られ、十分に認識できない場合がある。さらに、このように斜めから撮像しているため、認識(検査)処理のアルゴリズムが複雑になるという課題もある。
従って、本発明の目的は、上記問題を解決することにあって、複数の吸着ノズルを装備するとともに、基板の表面に直交する方向を実質的な撮像方向とする認識カメラ装置を装備する実装ヘッドを備える構成において、部品実装の生産性を向上させることができる部品実装装置および部品実装方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は以下のように構成する。
本発明の第1態様によれば、基板上の実装位置に部品を実装する部品実装装置において、部品を吸着保持する複数の吸着ノズルを装備する実装ヘッドと、基板の表面沿いの方向に実装ヘッドを移動させるヘッド移動装置と、複数の吸着ノズルに個別に対応するように実装ヘッドに設けられ、基板の表面に直交する方向を実質的な撮像方向とする撮像視野内に位置された実装位置の画像を撮像して、実装位置を認識する複数の認識カメラ装置と、を備え、互いに対応する吸着ノズルと認識カメラ装置との組において、吸着ノズルにより吸着保持された部品の基板への実装動作が行われる実装位置が、実装ヘッドに設けられた認識カメラ装置の撮像視野内に位置された状態にて、認識カメラ装置の撮像視野内の位置である第1作業位置と、認識カメラ装置の撮像視野内からの退避位置である第2作業位置との間で、吸着ノズルを進退移動させるノズル移動装置が、実装ヘッドにさらに装備されている、部品実装装置を提供する。
本発明の第2態様によれば、複数の部品を収容するとともに、収容された部品を部品供給位置に配置させる部品供給装置をさらに備え、実装ヘッドに設けられた認識カメラ装置の撮像視野内に部品供給装置の部品供給位置が位置された状態にて、互いに対応する吸着ノズルと認識カメラ装置との組において、部品供給位置に配置された部品を認識カメラ装置により認識し、ノズル移動装置により吸着ノズルが第1作業位置に移動されることで、部品供給位置に配置された部品が吸着ノズルにより吸着保持される、第1態様に記載の部品実装装置を提供する。
本発明の第3態様によれば、互いに対応する吸着ノズルと認識カメラ装置との複数の組に個別に対応するように、複数のノズル移動装置が実装ヘッドに装備されている、第1または第2態様に記載の部品実装装置を提供する。
本発明の第4態様によれば、実装ヘッドにおいて、複数の吸着ノズルが一列に配列されて装備され、互いに対応する吸着ノズルと認識カメラ装置との組において、ノズル移動装置は、吸着ノズルの配列方向に交差する方向に吸着ノズルを進退移動させることで、認識カメラ装置の撮像視野内の位置である第1作業位置に吸着ノズルを位置させる、第1から第3態様のいずれか1つに記載の部品実装装置を提供する。
本発明の第5態様によれば、互いに対応する吸着ノズルと認識カメラ装置との組において、ノズル移動装置は、基板の表面に直交する方向に吸着ノズルを移動させる1軸移動装置と、認識カメラ装置の撮像視野内からの退避位置である第2作業位置に位置された状態の吸着ノズルが、基板の表面に近接するように1軸移動装置により移動される移動過程において、認識カメラ装置の撮像視野内の位置である第1作業位置に吸着ノズルを位置させるように、少なくとも基板の表面沿いの方向において吸着ノズルの移動を案内するカム機構とを備える、第1から第4態様のいずれか1つに記載の部品実装装置を提供する。
本発明の第6態様によれば、ノズル移動装置は、認識カメラ装置の撮像視野内の位置である第1作業位置に位置される吸着ノズルを、認識カメラ装置により認識された実装位置に一致させるように、吸着ノズルの移動位置を補正する位置補正装置を備える、第1から第5態様のいずれか1つに記載の部品実装装置を提供する。
本発明の第7態様によれば、複数の吸着ノズルとそれぞれの吸着ノズルに個別に対応する複数の認識カメラ装置とが装備された実装ヘッドを、基板の表面沿いの方向に移動させて、基板の表面に直交する方向を実質的な撮像方向とする少なくとも1台の認識カメラ装置の撮像視野内に、基板上の実装位置を位置させて、前記1台の認識カメラ装置により実装位置の認識を行い、前記1台の認識カメラ装置の撮像視野外に位置されている前記1台の認識カメラ装置に対応する吸着ノズルを、実装ヘッドに設けられた前記1台の認識カメラ装置の撮像視野内に位置された状態の実装位置の上方に位置させて、前記吸着ノズルに吸着保持されている部品を基板に実装し、その後、前記吸着ノズルを撮像視野外に退避移動させた後、前記1台の認識カメラ装置により実装位置における部品の実装状態を認識する、部品実装方法を提供する。
本発明の第8態様によれば、複数の吸着ノズルとそれぞれの吸着ノズルに個別に対応する複数の認識カメラ装置とが装備された実装ヘッドを、基板の表面沿いの方向に移動させて、基板の表面に直交する方向を実質的な撮像方向とする少なくとも1台の認識カメラ装置の撮像視野内に、部品供給装置の部品供給位置を位置させて、前記1台の認識カメラ装置により部品供給位置に配置された部品の認識を行い、前記1台の認識カメラ装置の撮像視野外に位置されている前記1台の認識カメラ装置に対応する吸着ノズルを、前記1台の認識カメラ装置により認識された部品を取り出す位置に一致させるようにその移動位置を補正しながら、実装ヘッドに設けられた前記1台の認識カメラ装置の撮像視野内に位置された状態の部品供給位置の上方に位置させて、部品供給位置に位置されている部品を前記吸着ノズルにより吸着保持して取り出し、その後、基板の表面沿いの方向に実装ヘッドを移動させて、吸着ノズルに吸着保持されている部品を基板上に実装する、部品実装方法を提供する。
本発明によれば、複数の吸着ノズルと、基板の表面に直交する方向を実質的な撮像方向とする撮像視野を有する複数の認識カメラ装置とが設けられた実装ヘッドを備える構成において、吸着ノズルにより吸着保持された部品の基板への実装動作が行われる実装位置が、実装ヘッドに設けられた認識カメラ装置の撮像視野内に位置された状態にて、認識カメラ装置の撮像視野内の位置である第1作業位置と、認識カメラ装置の撮像視野内からの退避位置である第2作業位置との間で、吸着ノズルを進退移動させるノズル移動装置を実装ヘッドがさらに装備していることにより、部品実装の生産性を向上させることができる。
また、部品供給装置の部品供給位置に配置された部品を撮像視野内に位置させて、認識カメラにより部品の位置の認識を行った後、撮像視野内から退避された第2作業位置に位置された状態の吸着ノズルを、撮像視野内の第1作業位置にノズル移動装置により移動させることで、部品の認識動作後、実装ヘッドを実質的に移動させることなく、部品の吸着取り出しを行うことができる。
さらに、実装ヘッドに設けられた認識カメラ装置の撮像方向は、基板の表面に直交する方向に配置されているため、斜めから撮像するような場合と比べて、より精確な認識を行うことができ、また複雑なアルゴリズムも要求されることがない。
また、実装ヘッドにおいて、吸着ノズルと、前記吸着ノズルに対応する認識カメラ装置とが、複数組備えられていることにより、さらに効率的な部品取り出しおよび部品実装を行うことができる。
よって、部品実装における生産性を向上させることができる部品実装装置および部品実装方法を提供することができる。
以下に、本発明にかかる実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の実施形態にかかる部品実装装置の主要な構成の模式平面図を図1に示す。
図1に示すように、本実施形態の部品実装装置1は、部品を吸着保持する複数のノズルユニット11が装備された実装ヘッド10と、実装ヘッド10を支持するとともに実装ヘッド10をX方向に沿って進退移動させるXビーム20と、Xビーム20の両端を支持するように基台24の互いに対向する縁部上に配置され、Xビーム20をY方向に沿って進退移動させるYビーム22とを備えている。さらに部品実装装置1は、基台24の略中央に配置され、基板3を保持する基板保持部26と、Y方向に沿って基板3を搬送して、基板保持部26に対する基板3の搬入および搬出を行う基板搬送装置28と、複数の部品を供給可能に収容する部品供給装置30とを備えている。なお、X方向およびY方向は、基板3の表面に沿った方向であり、かつ互いに直交する方向である。また、X方向およびY方向に対して直交する方向(すなわち、基板3の表面に直交する方向)がZ方向となっている。
ここで、実装ヘッド10の詳細な構成を示す模式正面図を図2に示し、側面図を図3に示す。
図2および図3に示すように、実装ヘッド10は、複数のノズルユニット11として、例えば、2台のノズルユニット11をX方向に所定の間隔にて配列させた状態にて備えている。個々のノズルユニット11には、その先端部にて部品を解除可能に吸着保持する吸着ノズル12と、Z方向に配置された吸着ノズル12の軸芯周りに吸着ノズル12を回転(θ回転)させるノズル回転部13と、吸着ノズル12を昇降させるノズル昇降部14とを備えている。なお、以降の説明にて、それぞれのノズルユニット11を区別する場合には、ノズルユニット11A、11Bと称するものとし、それぞれの吸着ノズル12を区別する場合には、吸着ノズル12A、12Bと称するものとする。
また、図2および図3に示すように、それぞれのノズルユニット11において、ノズル昇降部14は、ノズル昇降モータ15と、ノズル昇降モータ15の駆動力により回転駆動されるボールネジ軸16と、ボールネジ軸16に沿って昇降可能に係合された昇降ブロック17とを備えている。これにより、ノズル昇降モータ15によりボールネジ軸16を回転駆動させることにより、その回転駆動方向に応じて、昇降ブロック17を上昇または下降させることができる。また、ノズル昇降モータ15およびボールネジ軸16は、剛体部材であるヘッドブロック32に支持されており、このヘッドブロック32が、X方向に進退移動可能にXビーム20に支持されている。
さらに、図3に示すように、昇降ブロック17には、Y方向にスライド移動可能にガイド19(LMガイド等)を介してスライドブロック18が支持されている。また、このスライドブロック18には、吸着ノズル12およびノズル回転部13が支持されている。また、図2および図3に示すように、それぞれのノズルユニット11には、Y方向およびZ方向(すなわちYZ平面)に沿って配置されたプレート33をヘッドブロック32に支持させた状態にて備えている。このプレート33には、溝カム34が形成されており、スライドブロック18に設けられたカムフォロア35が溝カム34により案内可能に係合されている。これにより、ノズル昇降部14により、昇降ブロック17が上昇または下降される際に、溝カム34によりカムフォロア35のY方向の位置が案内されて、スライドブロック18が、Y方向に前進または後退移動されるように構成されている。すなわち、それぞれのノズルユニット11において、ノズル昇降部14による吸着ノズル12の昇降動作を行うことで、吸着ノズル12は、昇降動作とともにY方向の移動動作も併せて行われることになる。このような吸着ノズル12の動作の詳細については後述する。なお、本実施形態では、このノズル昇降部14、溝カム34、カムフォロア35、およびスライドブロック18が、ノズル移動装置の一例となっている。また、溝カム34およびカムフォロア35がカム機構の一例となっており、ノズル昇降部14が1軸移動装置の一例となっている。
また、ヘッドブロック32には、それぞれのノズルユニット11に個別に対応するように、基板3上の実装位置などの画像を撮像するヘッド搭載カメラ36が装備されている。ヘッド搭載カメラ36は、Z方向下方向き(直下方向)をその実質的な撮像方向とする撮像視野Sを有している。なお、本実施形態では、ヘッド搭載カメラ36が、認識カメラ装置の一例となっている。
また、Xビーム20は、実装ヘッド10をX方向に沿って進退移動させるX方向移動部21を備えている。Yビーム22は、Yビーム22AおよびYビーム22Bの一対の部材として備えられ、一方のYビーム22Aには、Xビーム20をY方向に進退移動させるY方向移動部23が備えられている。なお、X方向移動部21およびY方向移動部23は、例えば、駆動モータ、ボールネジ機構、およびLMガイドレールなどにより構成される。なお、本実施形態では、Xビーム20およびYビーム22が、ヘッド移動装置の一例となっている。
部品供給装置30は、例えば、複数の部品を収容するカセットフィーダが複数台、X方向に配列されて構成されており、それぞれのカセットフィーダが有する部品供給位置31が、X方向に沿って一列に配列されている。この部品供給位置31には、吸着ノズル12により吸着保持されて取り出される1つの部品が配置される。また、それぞれのノズルユニット11の配置間隔、すなわち吸着ノズル12の配置間隔は、部品供給装置30の部品供給位置31の配置間隔の整数倍の間隔に設定されていることが好ましい。
また、図1に示すように、部品供給装置30と基板保持部26との間における基台24上には、実装ヘッド10の吸着ノズル12により吸着保持された状態の部品の画像を撮像することで、部品の吸着保持姿勢などを認識する部品認識カメラ37が配置されている。部品認識カメラ37は、Z方向上向きをその撮像方向として、吸着ノズル12に吸着保持された状態の部品の下方側からの画像を撮像することができる。
また、部品実装装置1には、上述したそれぞれの構成装置の動作を互いに関連付けながら、基板3における実装位置に部品を実装する動作を統括的に制御する制御装置9が備えられている。制御装置9では、ヘッド搭載カメラ36により撮像された画像、あるいは部品認識カメラ37により撮像された画像の認識処理を行うことで、部品の位置や姿勢などを認識することができる。制御装置9では、このような認識処理結果に基づいて、ノズルユニット11などの位置補正制御を行う。
ここで、部品実装装置1の実装ヘッド10に装備されているそれぞれのノズルユニット11において、吸着ノズル12が、その昇降動作とともにY方向への進退移動が行われる構成が採用されている点について、さらに詳細に説明する。この説明にあたって、実装ヘッド10において、ノズルユニット11において、ヘッド搭載カメラ36の撮像視野S内より吸着ノズル12が退避された状態の実装ヘッド10の模式側面図を図4Aに示し、ヘッド搭載カメラ36の撮像視野S内に吸着ノズル12が位置された状態の実装ヘッド10の模式側面図を図4Bに示す。
まず、図4Bに示すように、ノズルユニット11において、ノズル昇降部14により吸着ノズル12が、その昇降移動の範囲における下降位置H1に位置された状態にて、この吸着ノズル12は、ヘッド搭載カメラ36の直下の位置に位置されてように、プレート33に溝カム34が形成されている。このヘッド搭載カメラ36の直下位置が、第1作業位置P1となっている。また、この第1作業位置P1は、ヘッド搭載カメラ36の撮像視野S内に配置されている。一方、図4Aに示すように、ノズルユニット11において、ノズル昇降部14により吸着ノズル12が、その昇降移動の範囲における上昇位置H2に位置された状態にて、この吸着ノズル12は、ヘッド搭載カメラ36の撮像視野S内から退避された位置である第2作業位置P2(退避位置)に位置されるように、溝カム34が形成されている。なお、第1作業位置P1と第2作業位置P2は、Y方向において互いに離間された位置である。また、図4Aおよび図4Bに示すように、第2作業位置P2に位置された状態の吸着ノズル12は、ヘッドブロック32およびプレート33などにより囲まれた空間に位置された状態にあり、第1作業位置P1に位置された状態の吸着ノズル12は、同空間の外側に配置されて、ヘッド搭載カメラ36の直下に位置された状態にある。
より具体的には、図4Bに示す状態では、吸着ノズル12は、ヘッド搭載カメラ36の光軸Q上に、その軸芯(例えば、吸着ノズル12のθ回転中心)が位置されるように、ヘッド搭載カメラ36の撮像視野S内に位置された状態にあり、この位置が第1作業位置P1となっている。なお、第1作業位置P1では、吸着ノズル12において部品を吸着保持する部分(先端)のみがヘッド搭載カメラ36の撮像視野S内に位置されているような場合であっても良く、また、ヘッド搭載カメラ36の光軸Qと吸着ノズル12の軸芯と必ずしも一致していないような場合であっても良い。
また、この第1作業位置P1に位置された吸着ノズル12では、吸着保持されている部品を基板3の実装位置に実装する部品実装動作、あるいは、部品供給装置30の部品供給位置31に配置されている部品を吸着保持により取り出す部品取り出し動作を行うことが可能となっている。
実装ヘッド10では、2台のノズルユニット11それぞれにおいて、吸着ノズル12を第1作業位置P1または第2作業位置P2に選択的かつ独立した動作にて位置させることが可能となっている。
(部品取り出し動作および部品実装動作)
次に、このような構成を有する本実施形態の部品実装装置1において、部品供給装置30の部品供給位置31からの部品取り出し動作、および基板3上の実装位置への部品実装動作の手順について、図面を用いて詳細に説明する。
次に、このような構成を有する本実施形態の部品実装装置1において、部品供給装置30の部品供給位置31からの部品取り出し動作、および基板3上の実装位置への部品実装動作の手順について、図面を用いて詳細に説明する。
まず、実装ヘッド10が装備する2台のノズルユニット11の中の1台のノズルユニット11(例えば、11A)において、装備する吸着ノズル12Aにより、部品供給装置30の部品供給位置31から部品を取り出す部品取り出し動作の手順について説明する。
図1において、Xビーム20およびYビーム22により実装ヘッド10のX方向およびY方向の移動(XY移動)が行われて、部品供給装置30の部品供給位置31の上方に実装ヘッド10が移動される。
一方、実装ヘッド10では、このXY移動が行われる際に、それぞれのノズルユニット11(11A、11B)において、吸着ノズル12が第2作業位置P2に位置されるように、ノズル昇降部14により吸着ノズル12が上昇されて、その昇降移動の範囲における上昇位置H2に位置された状態とされる。その結果、図5Aに示すように、ノズルユニット11Aにおける互い対応する吸着ノズル12Aとヘッド搭載カメラ36との組において、吸着ノズル12Aが第2作業位置P2に位置された状態とされ、ヘッド搭載カメラ36の撮像視野S内から吸着ノズル12Aが退避された状態とされる。その後、部品供給装置30の1つの部品供給位置31が、ヘッド搭載カメラ36の撮像視野S内に位置されるように、実装ヘッド10のXY移動による位置決めが行われる。
図5Aに示す状態にて、ヘッド搭載カメラ36の撮像視野S内に位置されている部品供給位置31の画像データG1が撮像されて取得される。ここで、この画像データG1のサンプルを図6に示す。図6に示すように、画像データG1では、部品2が取り出し可能に配置された状態の1つの部品供給位置31およびその周辺の画像が含まれている。この画像データG1はヘッド搭載カメラ36から制御装置9に出力されて、制御装置9にて、この部品供給位置31から部品2を取り出すために必要な吸着ノズル12Aの位置補正量が算出される。ここで31aは、部品2を収納している部品供給装置30のカセットフィーダにセットされたキャリアテープに備えられた部品収納ポケットである。
その後、図5Bに示すように、ノズル昇降部14により上昇位置H2から下降位置H1へと向けて吸着ノズル12Aの下降移動が開始される。このとき、プレート33の溝カム34によりカムフォロア35が案内されて、吸着ノズル12AがY方向にも移動されて、第2作業位置P2から、ヘッド搭載カメラ36の直下位置である第1作業位置P1へと移動される。また、この際、制御装置9にて算出された位置補正量が考慮されて、ノズル回転部13による吸着ノズル12Aのθ回転が行われる。
なお、吸着ノズル12と部品供給位置31とのY方向の位置補正を行う場合には、例えば、部品供給装置30のカセットフィーダの送りモータを正方向または逆方向に回転駆動させることにより、キャリアテープをY方向に移動させることで行うことができる。また、その他、Y方向移動部23によりXビーム20をY方向に移動させることで実装ヘッド10をY方向に移動させて、Y方向の位置補正を行うこともできる。
また、本明細書において、「実装ヘッドの実質的な移動」とは、例えば、基板3の上方から部品供給装置30の上方への実装ヘッド10の移動、あるいは、部品供給装置30から基板3の上方への実装ヘッド10の移動などのような実装ヘッド10の移動のような大きな移動を意味する。例えば、従来の構成の部品実装装置において、実装ヘッドに搭載されたヘッド搭載カメラにて部品の画像を撮像した後、ヘッド搭載カメラの直下に位置されていない状態の吸着ノズルにより部品を取り出すために行われる実装ヘッド自体の移動(例えば、移動量10mm以上)、あるいは、実装ヘッドの吸着ノズルに吸着保持された部品を基板上に実装し、実装ヘッドに搭載されたヘッド搭載カメラにより、実装された部品の画像を撮像するために行われる実装ヘッド自体の移動(例えば、移動量10mm以上)は、実装ヘッドの実質的な移動に該当する。一方、既に部品供給装置30の部品供給位置31の上方に位置された状態の吸着ノズル12と、部品供給位置31に位置されている部品2との相対的な位置関係の補正するための実装ヘッド10の微少量の移動は、実質的な移動には含まれない。同様に、後述する基板3上の実装位置4の上方に既に位置された状態の吸着ノズル12と、基板3の実装位置4との相対的な位置関係の補正するための実装ヘッド10の微少量の移動も、実質的な移動には含まれない。すなわち、ヘッド搭載カメラ36でその直下にある対象物(部品など)の画像を撮像して対象物の位置認識処理を行った後、ヘッド搭載カメラ36の直下位置である第1作業位置P1に吸着ノズル12を位置させる際に、対象物の位置認識処理結果に基づいて、吸着ノズル12の移動目標値を補正するための微少量の移動は、実質的な移動には含まれない。
その後、第1作業位置P1に位置された状態の吸着ノズル12Aにより、部品供給位置31に配置されている部品2が吸着保持される。この時、吸着ノズル12と部品2との相対的な位置関係を補正することにより、キャリアテープ内の部品2の位置の中心あるいは部品2の吸着に一番好ましい位置(予め制御装置9に記憶されている)を吸着することができる。
その後、図5Cに示すように、吸着ノズル12Aが下降位置H1から上昇位置H2に上昇されることで、ヘッド搭載カメラ36の撮像視野S内から退避された第2作業位置P2に吸着ノズル12Aが位置され、部品供給位置31から部品2が吸着ノズル12Aにより取り出される。このとき、例えば、ヘッド搭載カメラ36により、部品2が取り出された部品供給位置31の画像を取得することで、吸着ノズル12Aにより部品2が吸着保持されたかどうかを確認することもできる。例えば、部品取り出し動作が行われた後、部品供給位置に部品が残っているような場合には、部品取り出し動作を不良と判定することができる。このように部品供給装置30にて、ヘッド搭載カメラ36により部品供給位置31に位置されている部品2の画像を撮像し、撮像された結果に基づいて吸着ノズル12Aと部品2との相対的な位置関係を補正することにより、キャリアテープ内にて位置のバラツキがある部品2の中心位置を吸着することができるため、部品の吸着率を向上させることが可能となるとともに、実装品質の向上させることが可能となる。
その後、実装ヘッド10が備える他のノズルユニット11Bにおいても、上述と同様な手順にて部品取り出し動作が行われる。同じ部品供給位置31から部品2の取り出しが行われるような場合には、部品供給装置30のカセットフィーダには、次の吸着対象となる部品2が部品供給位置31に位置決めされるように、部品2を収納したキャリアテープのY方向のフィード動作が行われる。なお、実装ヘッド10において、それぞれのノズルユニット11(11A、11B)の配置間隔が、部品供給装置30の部品供給位置31の配置間隔の整数倍に設定されているような場合にあっては、それぞれのノズルユニット11において、上述のような部品の取り出し動作を同時的に行うこともできる。なお、それぞれのノズルユニット11(11A、11B)毎に別のタイミングにて部品の取り出し動作が行われるような場合であっても良い。
このような実装ヘッド10による部品の取り出し動作では、実装ヘッド10が装備するそれぞれのノズルユニット11(11A、11B)において、ヘッド搭載カメラ36による部品取り出し動作のための画像撮像動作の実施と、吸着ノズル12による部品取り出し動作の実施との間に、実装ヘッド10自体の実質的な移動動作(水平移動など)は行われなくても良い。すなわち、図5A〜図5Cに示すように、部品供給位置31に対してヘッド搭載カメラ36を位置決めした後は、ノズル昇降部14による吸着ノズル12の昇降動作(さらに、Y方向の移動動作)が行われるだけである。したがって、吸着ノズル12が第2作業位置P2に位置された状態(すなわち、ヘッド搭載カメラ36により部品供給位置31の画像を撮像可能な状態)と、吸着ノズル12がヘッド搭載カメラ36の直下位置である第1作業位置P1に位置された状態(すなわち、吸着ノズル12により部品2の部品取り出し動作を実施可能な状態)とを効率的に切り替えることができる。
次に、実装ヘッド10が装備するそれぞれの吸着ノズル12により吸着保持された部品2を、基板保持部26に保持された状態の基板3上の実装位置に実装する部品実装動作の手順について説明する。
それぞれの吸着ノズル12による部品取り出し動作が行われた後、Xビーム20およびYビーム22による実装ヘッド10のXY移動が行われ、実装ヘッド10が基板保持部26に保持された状態の基板3の上方へ向けての移動が開始される。この移動の過程において、実装ヘッド10のそれぞれの吸着ノズル12が、部品認識カメラ37の真上に位置される撮像視野内を通過するように、実装ヘッド10のXY移動が行われ、部品認識カメラ37の撮像視野内を通過する際に、吸着ノズル12による部品の吸着保持姿勢の画像が撮像される。この画像データは制御装置9に送信されて、制御装置9にて画像データの認識処理が行われる。
実装ヘッド10では、このXY移動が行われる際に、図7Aに示すように、それぞれのノズルユニット11において、吸着ノズル12が第2作業位置P2に位置されて、ヘッド搭載カメラ36の撮像視野Sから退避した状態とされている。その後、基板3上の1つの実装位置4Aが、実装ヘッド10が装備する1つのノズルユニット11(例えば、11A)においけるヘッド搭載カメラ36の撮像視野S内に位置されるように、実装ヘッド10のXY移動による位置決めが行われる。
その後、図7Aに示す状態にて、このノズルユニット11Aにおいて、ヘッド搭載カメラ36の撮像視野S内に位置されている実装位置4Aの画像が撮像されて取得される。ここで、この画像データG2のサンプルを図8Aに示す。図8Aに示すように、画像データG2では、基板2上における1つの実装位置4Aの画像が含まれている。実装位置4Aでは、基板電極5が配置されており、この基板電極5上にはクリーム半田(接合材料)6が配置されている。この画像データG2は、ヘッド搭載カメラ36から制御装置9に出力されて、制御装置9にて、この実装位置4Aに精確に部品2を実装するために必要な吸着ノズル12の微小な位置補正量が算出される。
その後、図7Bに示すように、ノズルユニット11Aにおいて、第2作業位置P2(上昇位置H2)に位置されている状態の吸着ノズル12Aが、ノズル昇降部14により下降されて、ヘッド搭載カメラ36の撮像視野S内の位置である第1作業位置P1(下降位置H1)に位置される。また、この吸着ノズル12Aの移動動作の際に、制御装置9にて算出された位置補正量が考慮されて、ノズル回転部13による吸着ノズル12Aのθ回転が行われる。これにより、図7Bに示すように、第1作業位置P1に位置された状態の吸着ノズル12Aに吸着保持されている部品2が、実装位置4Aにおける基板電極5上に、クリーム半田6を介して配置される。その後、吸着ノズル12Aによる部品2の吸着保持を解除するとともに吸着ノズル12Aが上昇されることで、基板3の実装位置4Aに部品2が実装される。上昇された吸着ノズル12Aは、図7Cに示すように、ヘッド搭載カメラ36の撮像視野Sから退避された第2作業位置P2に位置される。なお、Y方向の位置補正は、Y方向移動部23によるXビーム20のY方向の移動により行われても良い。
次に、図7Cに示す状態において、ノズルユニット11Aにおいて、ヘッド搭載カメラ36の撮像視野S内に位置されている実装位置4Aの画像、すなわち、実装位置4Aへの部品2の実装状態の画像が撮像され、撮像された画像データの認識処理が制御装置9にて行われる。制御装置9では、この認識処理の結果に基づいて、部品2の実装状態の良否判定を行う。なお、この画像データG3のサンプルを図8Bに示す。
その後、Xビーム20およびYビーム22による実装ヘッド10のXY移動が行われて、基板3上の別の実装位置4Bが、別のノズルユニット11Bにおけるヘッド搭載カメラ36の撮像視野S内に位置されるように、基板3に対する実装ヘッド10の位置決めが行われる。
その後、上述したノズルユニット11Aについての部品実装動作と同様な手順にて、ノズルユニット11Bによる部品実装動作が行われる。
このように、実装ヘッド10が備えるノズルユニット11Aにおいて、基板3上の実装位置4Aの画像のヘッド搭載カメラ36による撮像を開始してから、吸着ノズル12Aによる実装位置4Aへの部品2の実装動作を行い、その後、実装位置4Aに実装された状態の部品2の画像のヘッド搭載カメラ36による撮像を完了させるまでの間、実装ヘッド10自体の微小な位置補正動作を除き、実装ヘッド10の実質的な移動動作(XY移動など)は行われなくても良い。また、ノズルユニット11Bによる部品実装動作およびそれに関連する画像撮像動作が行われる際においても、実装ヘッド10自体の微小な位置補正動作を除き、実装ヘッド10の実質的な移動動作(XY移動など)は行われることはない。すなわち、図7A〜図7Cに示すように、個々のノズルユニット11における部品実装動作を開始するために、個々の実装位置4A、4B等に対してヘッド搭載カメラ36を位置決めした後は、X、Y方向の平面移動において、Y方向移動部23によるY方向の微小位置補正動作を行う場合を除き、ノズル昇降部14による吸着ノズル12の昇降動作およびY方向の移動動作のみが行われて、実装位置4A、4B等への部品2の実装状態の画像の撮像までを完了させることができる。
したがって、それぞれの実装位置への部品2の部品実装動作を行う際に、吸着ノズル12が第2作業位置P2に位置された状態(すなわち、ヘッド搭載カメラ36により実装位置の画像を撮像可能な状態)と、吸着ノズル12がヘッド搭載カメラ36の直下位置である第1作業位置P1に位置された状態(すなわち、吸着ノズル12により部品2の部品実装動作が実施される状態)とを効率的に切り替えることができる。
また、基板3の実装位置4A等へ部品2を実装した後、ヘッド搭載カメラ36を実質的に移動させることなく、この部品2の実装状態の画像を撮像することができるため、部品の実装精度や部品の実装動作が正常に終了しているかどうかを確実に確認することができる。したがって、部品実装における精度を向上させることができる。
本実施形態によれば、実装ヘッド10が備える個々のノズルユニット11(11A、11B)において、実装ヘッド10を移動させて、実装ヘッド10に搭載されたヘッド搭載カメラ36を対象位置(部品供給位置および実装位置)の上方(真上)に位置決めした後、ヘッド搭載カメラ36により対象位置の画像を撮像し、その後、微小な位置補正動作を除き、実装ヘッド10の実質的なXY移動を伴うことなく、ヘッド搭載カメラ36と対象位置との相対的位置関係を保持した状態にて、ヘッド搭載カメラ36の撮像視野S内より退避された位置である第2作業位置P2から、撮像視野S内の第1作業位置P1に、実装ヘッド10に備えられた吸着ノズル12のみを、実装ヘッド10に搭載されたヘッド搭載カメラ36に対して移動させることで、対象位置の画像を撮像する位置に位置させて、この吸着ノズル12により対象位置に対する動作(部品取り出し動作および部品実装動作)を行うことができる。また、この吸着ノズル12を第1作業位置P1から第2作業位置P2に退避移動させることで、実装ヘッド10の実質的なXY移動を伴うことなく、ヘッド搭載カメラ36により対象位置(実装位置)の画像を再び撮像することもできる。
したがって、実装ヘッド10にヘッド搭載カメラ36が搭載された構成において、部品取り出し動作および部品実装動作における画像撮像動作および吸着ノズル12による一連の動作を高品質で、効率的に行うことができる。また、ヘッド搭載カメラ36を移動せず、ヘッド搭載カメラ36による画像の取得中に、ノズル昇降部14による吸着ノズル12の移動を開始させることで、さらに効率的な高生産性動作を行うこともできる。
また、吸着ノズル12による部品実装動作の前後におけるヘッド搭載カメラ36による実装位置の画像の撮像(すなわち、実装前の実装位置の画像撮像と実装後の実装位置の画像撮像)において、実装ヘッド10の実質的なXY移動を伴うことなく、ヘッド搭載カメラ36の位置を不変とすることができる。したがって、例えば、撮像された画像データより部品2の実装高さなどを認識して、その良否判定を行うような場合には、実装ヘッド10の実質的なXY移動を伴うことなく、実装前後のヘッド搭載カメラ36の位置が不変であることから、認識精度を向上させることができる。
さらに、実装ヘッド10に設けられたヘッド搭載カメラ36の撮像方向は、Z方向下向きに配置されているため、斜めから撮像するような場合と比べて、より精確な認識を行うことができ、複雑なアルゴリズムも要求されることがない。部品および/または基板の表面に対して鉛直方向(Z方向下向き)に実装ヘッド10に搭載されたヘッド搭載カメラ36の撮像方向が配置される構成(ヘッド搭載カメラ36の直下位置にヘッド搭載カメラ36の撮像視野が位置される構成)が採用されているため、例えば、部品供給装置30のカセットフィーダに配置されたキャリアテープの部品収納ポケットが深い場合、部品の電極表面の光の反射が強いまたは一様でない場合、基板に実装される部品が高密度に実装されている場合、あるいは、隣接する実装済み部品の高さが高く、認識対象となる部品が影になり易い場合などは、特により精確な部品の認識を行うことができる。
さらに、ヘッド搭載カメラの撮像方向を斜め方向とするような場合にあっては、ヘッド搭載カメラおよび必要な照明装置をノズルユニットのθ回転中心に対して傾斜された方向において、互いに対向するように設置する必要がある。そのため、斜めから撮像する構成では、実装ヘッドのXY平面視(上面視)におけるサイズを小型化することができない。これに対して、上記実施形態の構成では、部品および/または基板の表面に対して鉛直方向に実装ヘッド10のヘッド搭載カメラ36の撮像方向が配置される構成が採用されているため、特にY方向における実装ヘッド10の小型化を図ることができる。
また、実装ヘッド10において、吸着ノズル12とヘッド搭載カメラ36とが複数組装備されていることにより、部品取り出し動作および部品実装動作をさらに効率的なものとすることができる。
したがって、部品実装における生産性を向上させることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施できる。
例えば、実装ヘッドにおいて、同じ仕様のノズルユニットを複数台装備させるような場合について説明したが、このような場合に代えて、それぞれのノズルユニットにおいて、異なる仕様、機種の吸着ノズルを装備させるようにしても良い。
また、実装ヘッドにおいて、複数のノズルユニットが一列に配列されているような場合について説明したが、このような場合に代えて、それぞれのノズルユニットを円周上に配列させるようにして、この円周上にてそれぞれのノズルユニットを回転移動可能とするような構成を採用することもできる。
また、第1作業位置P1と第2作業位置P2との間での吸着ノズルの進退移動が、溝カムとカムフォロアとを用いて、ノズル昇降部により行われるような場合を例として説明したが、吸着ノズルの進退移動を行うための構成としては、その他様々な構成を採用することができる。例えば、ノズル昇降部とは別に、第1作業位置P1と第2作業位置P2との間での吸着ノズルの進退移動を行うための専用のノズル移動装置を設けても良い。ただし、ノズル昇降部にて、吸着ノズルの昇降動作とY方向の移動とを同時に実現できる上記実施形態の構成を採用することにより、実装ヘッドの構成を簡単なものにすることができる。
また、それぞれのノズルユニットにおいて、吸着ノズルをY方向に移動させることで、第1作業位置と第2作業位置との間の吸着ノズルの移動が行われるような場合について説明したが、吸着ノズルの移動方向としてはその他様々な方向に行うことができる。すなわち、ヘッド搭載カメラの撮像視野内から退避される位置であれば、第1作業位置に対して第2作業位置はどのような方向(例えばX方向、あるいはY方向に対して傾斜された方向など)に設定しても良い。ただし、上記実施形態のように、第1作業位置と第2作業位置とをY方向に配列させるように設定することで、実装ヘッドのX方向の幅寸法をコンパクトにすることができる。
また、上述の実施形態において、例えば、基板3の実装位置の真上に位置されたヘッド搭載カメラ36により、実装位置の高さ認識(あるいは部品実装高さの認識)を行う場合について以下に説明する。実装位置の高さ認識方法としては、様々な方法を適用できる。例えば、実装ヘッドにおいて、ヘッド搭載カメラ36の撮像対象位置に対して、傾斜した方向から傾斜光(例えば、レーザ光)を照射する傾斜光照射部を備えさせるようにしても良い。この場合、傾斜光照射部から撮像対象位置に対して傾斜光を照射して、その反射光により形成される画像をヘッド搭載カメラ36にて撮像することにより、部品供給位置から取り出される部品の吸着高さ、基板の実装位置での基板の高さ、および実装位置での部品実装高さなどを3次元的に認識することができる。この場合、撮像対象位置に対するヘッド搭載カメラおよび傾斜光照射部の相対位置を固定した状態にて、吸着ノズルによる動作を行うことができるため、高精度な認識を行うことができる。
また、ヘッド搭載カメラは、その撮像方向がZ方向下向き(すなわち、直下方向)となる撮像視野を有するような場合について説明したが、撮像方向は、完全に直下方向でなくても良く、僅かに傾斜されているような場合であっても良い。すなわち、撮像方向が実質的にZ方向下向きであれば良い。
また、実装ヘッドにおける第1作業位置P1は、ヘッド搭載カメラの撮像視野内に含まれる位置であれば良く、必ずしも撮像視野の中心に位置されている必要はない。
さらに、ヘッド搭載カメラにより撮像された対象位置(実装位置など)の画像データを認識処理して、その結果に基づいて、第1作業位置P1に位置される吸着ノズルの位置を微少量補正するような場合、例えば、第1作業位置P1に位置された吸着ノズルの移動位置を微少量(例えば、XY方向に)補正する位置補正装置をそれぞれのノズルユニットに備えさせるようにしても良い。このような微少量の位置補正装置としては、例えば、ピエゾ素子を用いることができる。また、吸着ノズルを微少量だけ、X方向またはY方向に移動させる機構を位置補正装置として適用することもできる。
なお、上記様々な実施形態のうちの任意の実施形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
1 部品実装装置
2 部品
3 基板
4 実装位置
10 実装ヘッド
11(11A、11B) ノズルユニット
12(12A、12B) 吸着ノズル
13 ノズル回転部
14 ノズル昇降部(ノズル移動装置、1軸移動装置)
15 ノズル昇降モータ
16 ボールネジ軸
17 昇降ブロック
18 スライドブロック
19 ガイド
20 Xビーム(ヘッド移動装置)
22 Yビーム(ヘッド移動装置)
24 基台
26 基板保持部
28 基板搬送装置
30 部品供給装置
31 部品供給位置
32 ヘッドブロック
33 プレート
34 溝カム
35 カムフォロア
36 ヘッド搭載カメラ(認識カメラ装置)
37 部品認識カメラ
H1 下降位置
H2 上昇位置
P1 第1作業位置
P2 第2作業位置
Q 光軸
S 撮像視野
2 部品
3 基板
4 実装位置
10 実装ヘッド
11(11A、11B) ノズルユニット
12(12A、12B) 吸着ノズル
13 ノズル回転部
14 ノズル昇降部(ノズル移動装置、1軸移動装置)
15 ノズル昇降モータ
16 ボールネジ軸
17 昇降ブロック
18 スライドブロック
19 ガイド
20 Xビーム(ヘッド移動装置)
22 Yビーム(ヘッド移動装置)
24 基台
26 基板保持部
28 基板搬送装置
30 部品供給装置
31 部品供給位置
32 ヘッドブロック
33 プレート
34 溝カム
35 カムフォロア
36 ヘッド搭載カメラ(認識カメラ装置)
37 部品認識カメラ
H1 下降位置
H2 上昇位置
P1 第1作業位置
P2 第2作業位置
Q 光軸
S 撮像視野
Claims (8)
- 基板上の実装位置に部品を実装する部品実装装置において、
部品を吸着保持する複数の吸着ノズルを装備する実装ヘッドと、
基板の表面沿いの方向に実装ヘッドを移動させるヘッド移動装置と、
複数の吸着ノズルに個別に対応するように実装ヘッドに設けられ、基板の表面に直交する方向を実質的な撮像方向とする撮像視野内に位置された実装位置の画像を撮像して、実装位置を認識する複数の認識カメラ装置と、を備え、
互いに対応する吸着ノズルと認識カメラ装置との組において、吸着ノズルにより吸着保持された部品の基板への実装動作が行われる実装位置が、実装ヘッドに設けられた認識カメラ装置の撮像視野内に位置された状態にて、認識カメラ装置の撮像視野内の位置である第1作業位置と、認識カメラ装置の撮像視野内からの退避位置である第2作業位置との間で、吸着ノズルを進退移動させるノズル移動装置が、実装ヘッドにさらに装備されている、部品実装装置。 - 複数の部品を収容するとともに、収容された部品を部品供給位置に配置させる部品供給装置をさらに備え、
実装ヘッドに設けられた認識カメラ装置の撮像視野内に部品供給装置の部品供給位置が位置された状態にて、互いに対応する吸着ノズルと認識カメラ装置との組において、部品供給位置に配置された部品を認識カメラ装置により認識し、ノズル移動装置により吸着ノズルが第1作業位置に移動されることで、部品供給位置に配置された部品が吸着ノズルにより吸着保持される、請求項1に記載の部品実装装置。 - 互いに対応する吸着ノズルと認識カメラ装置との複数の組に個別に対応するように、複数のノズル移動装置が実装ヘッドに装備されている、請求項1または2に記載の部品実装装置。
- 実装ヘッドにおいて、複数の吸着ノズルが一列に配列されて装備され、
互いに対応する吸着ノズルと認識カメラ装置との組において、ノズル移動装置は、吸着ノズルの配列方向に交差する方向に吸着ノズルを進退移動させることで、認識カメラ装置の撮像視野内の位置である第1作業位置に吸着ノズルを位置させる、請求項1から3のいずれか1つに記載の部品実装装置。 - 互いに対応する吸着ノズルと認識カメラ装置との組において、ノズル移動装置は、
基板の表面に直交する方向に吸着ノズルを移動させる1軸移動装置と、
認識カメラ装置の撮像視野内からの退避位置である第2作業位置に位置された状態の吸着ノズルが、基板の表面に近接するように1軸移動装置により移動される移動過程において、認識カメラ装置の撮像視野内の位置である第1作業位置に吸着ノズルを位置させるように、少なくとも基板の表面沿いの方向において吸着ノズルの移動を案内するカム機構とを備える、請求項1から4のいずれか1つに記載の部品実装装置。 - ノズル移動装置は、認識カメラ装置の撮像視野内の位置である第1作業位置に位置される吸着ノズルを、認識カメラ装置により認識された実装位置に一致させるように、吸着ノズルの移動位置を補正する位置補正装置を備える、請求項1から5のいずれか1つに記載の部品実装装置。
- 複数の吸着ノズルとそれぞれの吸着ノズルに個別に対応する複数の認識カメラ装置とが装備された実装ヘッドを、基板の表面沿いの方向に移動させて、基板の表面に直交する方向を実質的な撮像方向とする少なくとも1台の認識カメラ装置の撮像視野内に、基板上の実装位置を位置させて、前記1台の認識カメラ装置により実装位置の認識を行い、
前記1台の認識カメラ装置の撮像視野外に位置されている前記1台の認識カメラ装置に対応する吸着ノズルを、実装ヘッドに設けられた前記1台の認識カメラ装置の撮像視野内に位置された状態の実装位置の上方に位置させて、前記吸着ノズルに吸着保持されている部品を基板に実装し、
その後、前記吸着ノズルを撮像視野外に退避移動させた後、前記1台の認識カメラ装置により実装位置における部品の実装状態を認識する、部品実装方法。 - 複数の吸着ノズルとそれぞれの吸着ノズルに個別に対応する複数の認識カメラ装置とが装備された実装ヘッドを、基板の表面沿いの方向に移動させて、基板の表面に直交する方向を実質的な撮像方向とする少なくとも1台の認識カメラ装置の撮像視野内に、部品供給装置の部品供給位置を位置させて、前記1台の認識カメラ装置により部品供給位置に配置された部品の認識を行い、
前記1台の認識カメラ装置の撮像視野外に位置されている前記1台の認識カメラ装置に対応する吸着ノズルを、前記1台の認識カメラ装置により認識された部品を取り出す位置に一致させるようにその移動位置を補正しながら、実装ヘッドに設けられた前記1台の認識カメラ装置の撮像視野内に位置された状態の部品供給位置の上方に位置させて、部品供給位置に位置されている部品を前記吸着ノズルにより吸着保持して取り出し、
その後、基板の表面沿いの方向に実装ヘッドを移動させて、吸着ノズルに吸着保持されている部品を基板上に実装する、部品実装方法。
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