JPH05343502A - ダイボンディング装置 - Google Patents

ダイボンディング装置

Info

Publication number
JPH05343502A
JPH05343502A JP14778292A JP14778292A JPH05343502A JP H05343502 A JPH05343502 A JP H05343502A JP 14778292 A JP14778292 A JP 14778292A JP 14778292 A JP14778292 A JP 14778292A JP H05343502 A JPH05343502 A JP H05343502A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
collet
connection
bonding
connection object
camera
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14778292A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadahiro Yaginuma
禎浩 柳沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP14778292A priority Critical patent/JPH05343502A/ja
Publication of JPH05343502A publication Critical patent/JPH05343502A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】接続物を吸着し、接続物と対向する被接続物の
位置を認識して接続物と被接続物との位置合わせを行っ
た後、接続物と被接続物とを加熱圧接して接続を図るダ
イボンディング装置を、加熱圧接による接続の繰返しの
タクトタイムが短く、かつ接続物と被接続物との位置合
わせ精度の高い装置に構成する。 【構成】接続物1を吸着でピックアップするピックアッ
プコレット9と、移替えステージ10と、移替えステー
ジ10で接続物1を吸着して被接続物15に接続物1を
圧接するボンディングコレット21とを備えた装置とし
て両コレットの並列動作を可能にし、さらに、ボンディ
ングコレット21側と被接続物15側とに加熱ヒータを
設け、接続物1と被接続物15との加熱昇温後に両者の
位置合わせができるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、接続物を被接続部の
所望の位置に加熱圧接で接続を図るダイボンディング装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】ダイボンディング装置の従来の接続方法
の一例を図2に示す。粘着シート50上のチップ51を
第一のカメラ52a及び画像処理装置52bにより位置
を認識し、ピックアップできる位置にXYテーブル機構
部53で補正を行い、吸着コレット54と突き上げピン
機構部55により粘着シート50上のチップ51を突き
上げながら吸着で剥離させ、ボンディングヘッド56に
より粘着シート50からウエハ57まで移動を行い、第
二のカメラ58a及び画像処理装置58bによりウエハ
57の所望する位置を認識し、搭載する位置にXYテー
ブル機構部59で補正を行い、チップ51を搭載しウエ
ハ搭載ベース60の図示されない加熱機構によりチップ
とウエハとを所定温度に昇温し、チップ51をウエハ5
7に加熱圧接で接続を行っていた。接続が完了すると、
吸着コレット54の温度が室温まで戻ると同時に、粘着
シート50上の次のチップをピックアップし、次の接続
工程に入る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】チップとウエハとを接
続するためにろう材を使用しているが、ろう材としては
共晶はんだが用いられるため、チップとウエハとを約2
40℃に加熱する必要がありこのため、チップをウエハ
に搭載してから所定温度に到達するまでに時間がかかっ
ていた。
【0004】更に、チップとウエハとを所定温度に昇温
させると吸着コレットも加熱される。このため、粘着シ
ートの材質が塩化ビニル樹脂製なので、吸着コレットの
温度を室温に戻す必要があり、次のチップを粘着シート
から吸着コレットで剥離するまでに時間がかかってい
た。また、チップをウエハに搭載してから所定温度に昇
温させるため、機構部の部材の熱膨張、或いは熱応力に
より所定の位置に接続されず接続後の位置精度が悪かっ
た。
【0005】また、ウエハのみ加熱後位置補正しても、
吸着コレットに吸着したチップの位置精度が悪く、接続
後の位置精度を悪化させる原因になっていた。また、チ
ップの位置精度を向上させるために一般的に金属製補正
爪にて位置補正を行っているが、半導体チップのように
微細で脆い材質では、ダメージ (割れ、欠け、クラック
など)を与えやすく、高精度でしかも高信頼性の位置補
正は困難であった。
【0006】この発明の目的は上述の問題点を解決し、
微小な部品、特に半導体チップにダメージを与えず、高
精度でしかも効率良く、半導体チップを加熱圧接で固定
できるとともに、自動化にも適する構造のダイボンディ
ング装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、本発明が対象とするダイボンデ
ィング装置、すなわち、接続物を吸着し、接続物と対向
する被接続物の位置を認識して接続物と被接続物との位
置合わせを行った後、接続物と被接続物とを加熱圧接し
て接続を図るダイボンディング装置の基本構成を、粘着
シート上の前記接続物を吸着でピックアップするととも
に移替えステージに前記接続物を搭載するピックアップ
コレットと、このコレットを装着するとともに前記粘着
シートと前記移替えステージ間を移動するピックアップ
ヘッドと,前記移替えステージに搭載された前記接続物
を吸着で拾うとともに前記被接続物に前記接続物を加熱
圧接するボンディングコレットと、このコレットを装着
するとともに前記移替えステージと前記被接続物間を移
動するボンディングヘッドとを備えたものとして、ピッ
クアップコレットとボンディングコレットとの並列動作
と、ピックアップヘッドとボンディングヘッドとの直列
動作とが可能な装置とする。
【0008】そして、この基本構成の装置を、接続物を
所定温度に昇温加熱する第一のヒータ部をボンディング
ヘッドに備え、被接続部を所定温度に昇温加熱する第二
のヒータ部を被接続部を搭載するベースに備えたものと
する。また、上記基本構成の装置を、粘着シート上の接
続物の貼り付け部を撮像するとともに該接続物の粘着シ
ート上の位置を認識する第一のカメラ及び画像処理装置
と、ボンディングコレットの接続物の吸着状態を撮像す
るとともに接続物のボンディングコレット上の位置を認
識する第二のカメラ及び画像処理装置と、接続物が加熱
圧接される被接続物の搭載部を撮像するとともに被接続
物の搭載部上の位置を認識する第三のカメラ及び画像処
理装置とを備えたものとし、前記接続物を前記第一のカ
メラ及び画像処理装置で位置検出と位置認識とを行って
前記ピックアップコレットの中心に前記接続部の中心が
一致するように補正して移替えステージに搭載し、前記
ボンディングコレットが前記移替えステージから前記接
続物を吸着した状態を前記第二のカメラ及び画像処理装
置で位置検出と位置認識とを行って、前記被接続物の加
熱圧接位置と前記接続部とが一致するように接続物の軸
まわりの向きと接続物中心のボンディングコレット中心
からのずれとを補正し、かつ前記被接続物の加熱圧接部
を前記第三のカメラ及び画像処理装置で位置検出と位置
認識とを行って前記接続物と接続を図る前に加熱圧接部
を基準になる接続位置に補正するようにする。
【0009】なお、第二のカメラ及び画像処理装置によ
る位置検出と位置認識とにより、被接続物の加熱圧接位
置と接続部とを一致させる補正は、ボンディングヘッド
のθ軸テーブル機構部と、被接続部を被接続部搭載テー
ブルを介して搭載するXYテーブル機構部とを用いて行
うようにすれば好適である。また、第二のカメラ及び画
像処理装置で位置検出と位置認識とを行うタイミングと
して、第一の位置検出と位置認識とから接続物のθ方向
の補正量を求めてボンディングヘッドのθ軸テーブル機
構部でθ方向の補正を行い、所定の角度を確認した後、
第二の位置検出と位置認識とから前記接続物のXY方向
の補正量を求めてXYテーブル機構部でXY方向の補正
を行うようにすれば好適である。
【0010】
【作用】このように、ダイボンディング装置の基本構成
を、粘着シート上の前記接続物を吸着でピックアップす
るとともに移替えステージに前記接続物を搭載するピッ
クアップコレットと、このコレットを装着するとともに
前記粘着シートと前記移替えステージ間を移動するピッ
クアップヘッドと,前記移替えステージに搭載された前
記接続物を吸着で拾うとともに前記被接続物に前記接続
物を加熱圧接するボンディングコレットと、このコレッ
トを装着するとともに前記移替えステージと前記被接続
物間を移動するボンディングヘッドとを備えたものとす
れば、接続物を吸着するコレットがピックアップコレッ
トとボンディングコレットとに分けられ、移替えステー
ジを境にして接続物を粘着保持する粘着シート側でのピ
ックアップ動作と、被接続物を搭載する被接続物搭載ベ
ース側でのボンディング動作とが並列に進行可能とな
り、該ピックアップ動作とボンディング動作とが、移替
えステージを中継点としたピックアップヘッドとボンデ
ィングヘッドとの直列動作により接続し、加熱圧接によ
る接続の繰返しのタクトタイムが短縮され、装置の効率
が顕著に向上する。
【0011】そして、ボンディングヘッドと被接続物搭
載ベース双方にそれぞれヒータ部を設けると、ボンディ
ング工程開始と同時にこれらのヒータ部を作動させ、接
続部と被接続部とが所定温度に達してから両者の位置決
めを行うようにすることができるので、機構部部材の熱
膨張や熱応力の影響を受けることなく、位置精度の高い
ボンディングが可能となる。
【0012】そして、第一, 第二, 第三のカメラ及び画
像処理装置を用いて前述のような補正を行うようにすれ
ば、これらカメラと画像処理装置、および補正のために
駆動されるボンディングヘッド中の機構部や被接続物搭
載ベース側の機構部は中央で一括制御が可能となり、補
正を精度高くかつ効率よく、さらに接続物の破損の恐れ
なく行うことができる。
【0013】なお、第二のカメラ及び画像処理装置によ
る位置検出と位置認識とにより、被接続物の加熱圧接位
置と接続部とを一致させる補正を、ボンディングヘッド
のθ軸テーブル機構部と、被接続部を被接続部搭載テー
ブルを介して搭載するXYテーブル機構部とを用いて行
うようにすれば、ボンディングヘッドが行う補正はθ軸
の補正のみであるから、ボンディングヘッドの構造が複
雑化せず、またXYテーブル機構部が行う補正は、ボン
ディングコレット上での吸着位置のXY方向の補正と加
熱圧接位置の補正とであり、これらの補正は機構的には
同種の補正であるから、2つの補正機構を設けることな
くXYテーブルのみで補正が可能となり、装置を簡略化
することができる。
【0014】また、第二のカメラ及び画像処理装置で位
置検出と位置認識とを行うタイミングとして、第一の位
置検出と位置認識とから接続物のθ方向の補正量を求め
てボンディングヘッドのθ軸テーブル機構部でθ方向の
補正を行い、所定の角度を確認した後、第二の位置検出
と位置認識とから前記接続物のXY方向の補正量を求め
てXYテーブル機構部でXY方向の補正を行うようにす
れば、補正のための各部の動作が時系列に行われ、補正
のための各部の制御を確実に、かつ信頼性高く行うこと
ができる。
【0015】
【実施例】本発明によるダイボンディング装置の一実施
例を図1に示す。図1において、チップ1は粘着シート
2に貼り付けられており、粘着シート2はチップ搭載ベ
ース3に固定され、チップ搭載ベース3はチップ1の位
置補正機能を持つXYテーブル機構部4に取り付けら
れ、XYテーブル機構部4は、チップ1を突き上げる機
能を持つ突き上げピン機構部5に固定されている。な
お、XYテーブル機構部4と突き上げピン機構部5と
は、それぞれ、XYテーブル制御部6と突き上げピン制
御部7とで制御を行っている。また、粘着シート2上の
チップ1を認識できる位置に第一のカメラ8aが図示さ
れない部材で設置されており、カメラ8aには、チップ
1の位置認識精度を向上させるためレンズ8cが接続さ
れており、また、カメラ8aによるチップ1認識情報を
記憶演算することのできる画像処理装置8bが備えられ
ている。また、粘着シート2上のチップ1を吸着して剥
離させるピックアップコレット9が、粘着シート2上か
ら移替えステージ機構部10の間を移動するピックアッ
プヘッド11aに取り付けられている。なお、ピックア
ップコレット9には、チップ1を吸着するために、図示
されていない吸着穴と排気径路とを備えている。また、
ピックアップヘッド11aには、チップ1を粘着シート
2上から吸着して拾うとともに、移替えステージ機構部
10に搭載するためにピックアップコレット9をz軸方
向に移動を可能にするための、z軸テーブル機構部11
bを備えている。なお、ピックアップコレット9とピッ
クアップヘッド11a及びz軸テーブル機構部11b
は、ピックアップヘッド制御部12で制御を行ってい
る。また、ピックアップコレット9からチップ1を受取
る、移替えステージ機構部10には、チップ1を吸着す
るために、図示されていない吸着穴と排気経路を備えて
いる。なお、移替えステージ機構部10は、移替えステ
ージ制御部13により制御を行っている。また、ウエハ
15はウエハ搭載ベース16に吸着で固定されており、
ウエハ搭載ベース16はウエハ15の位置補正機構を持
つXYテーブル機構部17に取り付けられている。な
お、ウエハ搭載ベース16には、ウエハ15を吸着する
ために、図示されていない吸着穴と排気経路を、さら
に、ウエハ15を所定の温度に加熱するために、図示さ
れていないヒータ機構部とを備えている。なお、ウエハ
搭載ベース16とXYテーブル機構部17とは、それぞ
れベース制御部18とXYテーブル制御部19とで制御
を行っている。また、ウエハ15上のチップ1を搭載す
る位置が認識できる位置に第三のカメラ20aが図示さ
れない部材で設置されており、カメラ20aには、接続
位置の認識精度を向上させるためレンズ20cが接続さ
れており、また、カメラ20aによる接続位置認識情報
を記憶演算することのできる画像処理装置20bが備え
られている。また、移替えステージ機構部10上のチッ
プ1を吸着して拾うボンディングコレット21が、移替
えステージ機構部10からウエハ15のチップ1が搭載
される接続位置までの間を移動するボンディングヘッド
22aに取り付けられている。なお、ボンディングコレ
ット21には、チップ1を吸着するために、図示されて
いない吸着穴と排気経路を備えている。また、ボンディ
ングヘッド22aには、チップ1を移替えステージ機構
部10上から吸着して拾うとともに、ウエハ15のチッ
プ1が接続する位置にチップ1を搭載するためにボンデ
ィングコレット21をz軸方向に移動を可能にするため
のz軸テーブル機構部22cと、ボンディングコレット
21に吸着したチップ1のθ方向(ボンディングコレッ
トの軸芯を中心とした回転方向) の位置補正機能を持つ
θ軸テーブル機構部22bと、ボンディングコレット2
1に吸着したチップ1を所定の温度に加熱するための、
ヒータ機構部22dとを備えている。なお、ボンディン
グコレット21とボンディングヘッド22aおよびθ軸
テーブル機構部22b、z軸テーブル機構部22c、ヒ
ータ機構部22dは、ボンディングヘッド制御部23で
制御を行っている。また、ボンディングコレット21が
移替えステージ機構部10からウエハ15の間の所定の
位置で、ボンディングコレット21に吸着したチップ1
の吸着状態を認識できる位置に第二のカメラ24aが図
示されない部材で設置されており、カメラ24aには、
吸着位置の認識精度を向上させるためレンズ24cが接
続されており、また、カメラ24aによる吸着位置認識
情報を記憶演算することのできる画像処理装置24bが
備えられている。また、各制御部と画像処理装置とを並
列制御するために図示されない制御装置を備えている。
【0016】本実施例では、ダイボンディング装置は以
上の構成からなり、以下にその作用を説明する。まず、
ウエハ搭載ベース16の図示されていないヒータ機構部
と、ボンディングヘッド22aのヒータ機構部22dを
各所定の温度に加熱する。所定温度に達すると、カメラ
8aが粘着シート2上のチップ1を撮像する。画像処理
装置8bからチップ1をピックアップ位置に補正するた
めの補正量が出力され、XYテーブル機構部4によるそ
の補正量分移動を行い、ピックアップ位置に位置決めさ
れる。ピックアップヘッド11aが粘着シート2側に移
動を開始し、ピックアップ位置で停止した後、z軸テー
ブル機構部11bにより、ピックアップコレット9をピ
ックアップ可能な所定の位置に下降させる。次に、突き
上げピン機構部5から図示されない突き上げピンが上昇
し粘着シート2を突き上げ、ピックアップコレット9が
吸着で剥離させる。次に、z軸テーブル機構部11bに
より、ピックアップコレット9をピックアップヘッド1
1aが移動可能な所定位置まで上昇させる。次に、ピッ
クアップヘッド11aが移替えステージ機構部10まで
移動を行い、移替えステージ機構部10の図示されない
移替え位置で停止する。次に、z軸テーブル機構部11
bにより、ピックアップコレット9を移替え可能な所定
の位置に下降させる。次に、移替えステージ機構部10
の図示されない吸着穴を真空状態にし、チップ1を吸着
すると同時にピックアップコレット9の図示されない吸
着穴を大気に戻し、チップ1の吸着状態を開放する。次
に、z軸テーブル機構部11bにより、ピックアップコ
レット9をピックアップヘッド11aが移動可能な所定
位置まで上昇させる。この間に、カメラ8aが粘着シー
ト2上の次のチップを撮像し、ピックアップ位置補正を
行っているので、ピックアップヘッド11aが次のチッ
プをピックアップするために、粘着シート2側に移動を
する。次に、ボンディングヘッド22aが移替えステー
ジ機構部10まで移動を行い、移替えステージ機構部1
0の図示されない移替え位置で停止する。次に、z軸テ
ーブル機構部22cにより、ボンディングコレット21
を移替え可能な所定の位置に下降させる。次に、ボンデ
ィングコレット21の図示されない吸着穴を真空状態に
し、チップ1を吸着すると同時に移替えステージ機構部
10の図示されない吸着穴を大気に戻し、チップ1の吸
着状態を開放する。次に、z軸テーブル機構部22cに
より、ボンディングコレット21をボンディングヘッド
22aが移動可能な所定位置まで上昇させる。次に、ボ
ンディングヘッド22aはカメラ24a側に移動を開始
し、ボンディングヘッド22aは、カメラ24aのボン
ディングコレット21に吸着したチップ1を撮像できる
所定の位置で停止をする。次に、カメラ24aが、ボン
ディングコレット21に吸着したチップ1の吸着状態を
撮像し、画像処理装置24bから第一の位置検出で処理
されたθ方向の補正量 (接続位置と角度方向を一致させ
る量) が出力され、θ軸テーブル機構部22bによりそ
の補正量分回転移動を行う。次に、ボンディングコレッ
ト21に吸着したチップ1の吸着状態を撮像し、画像処
理装置24bから、第二の位置検出で処理されたXY方
向の補正量 (接続位置とXY方向を一致させる量)が出
力され、XYテーブル機構部17によりその補正量分移
動を行い、ウエハ15側の接続位置をチップ1と一致さ
せる。なお、ウエハ15の図示されない接続位置 (加熱
圧接部) は、カメラ8aが粘着シート2上のチップ1を
撮像するタイミングと同時に、カメラ20aが撮像し、
画像処理装置20bから、所定の接続位置に補正するた
めの補正量が出力され、XYテーブル機構部17により
その補正量分移動を行い、所定の接続位置に位置決めさ
れている。次に、ボンディングヘッド22aはウエハ1
5側に移動を開始し、ボンディングヘッド22aは、ウ
エハ15の図示されない所定の接続位置で停止する。次
に、z軸テーブル機構部22cにより、ボンディングコ
レット21をチップ1とウエハ15が接触できる所定の
位置に下降させ、チップ1とウエハ15との接触によ
り、図示されていない共晶はんだが溶融する。この溶融
直後に図示されない冷却導入部より冷却用窒素ガスが導
入され、チップ1がボンディングコレット21より剥離
されるのと同時に接合部を冷却する。その一方で、z軸
テーブル機構部22cにより、ボンディングコレット2
1の上昇が行われる。次に、ボンディングヘッド22a
は移替えステージ機構部10側に移動を開始し、次のチ
ップに入る。以上の動作を所定回数繰り返す。
【0017】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明において
は、ピックアップコレットとボンディングコレットに分
け、さらに、各工程を並列処理することで、従来の装置
では得られなかったタクトタイムを実現することができ
た。接合の繰り返し回数が多いので、タクトタイム短縮
により大きな経済効果が得られた。また、ボンディング
コレットとウエハ側とに加熱ヒータを備えたことによ
り、チップとウエハ双方を加熱することが可能となり、
接合材を短時間で溶融させることができるので作業効率
が向上した。また、両方からの加熱で溶融するためにボ
イド発生を防止することができたので、部品の歩留まり
が向上した。また、チップとウエハとを所定温度に達し
てからアライメントすることで、高精度のボンディング
位置決めを実現することができるので、部品の性能を維
持することができた。また、チップを吸着した状態でア
ライメントすることで、チップにダメージを与えないの
で、高信頼性の品質を確保することができた。また、量
産設備のための自動化が容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるダイボンディング装置構成の一実
施例を示す機能ブロック図
【図2】従来のダイボンディング装置構成の一例を示す
機能ブロック図
【符号の説明】
1 チップ(接続物) 2 粘着シート 8a カメラ(第1のカメラ) 8b 画像処理装置(第1の画像処理装置) 9 ピックアップコレット 10 移替えステージ 11a ピックアップステージ 15 ウエハ(被接続物) 16 ウエハ搭載テーブル(被接続部搭載テーブル) 17 XYテーブル機構部 20a カメラ(第3のカメラ) 20b 画像処理装置(第3の画像処理装置) 21 ボンディングコレット 22a ボンディングヘッド 22b θ軸テーブル機構部 22c z軸テーブル機構部 22d ヒータ機構部(ヒータ部) 24a カメラ(第2のカメラ) 24b 画像処理装置(第2の画像処理装置)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】接続物を吸着し、接続物と対向する被接続
    物の位置を認識して接続物と被接続物との位置合わせを
    行った後、接続物と被接続物とを加熱圧接して接続を図
    るダイボンディング装置において、粘着シート上の前記
    接続物を吸着でピックアップするとともに移替えステー
    ジに前記接続物を搭載するピックアップコレットと、こ
    のコレットを装着するとともに前記粘着シートと前記移
    替えステージ間を移動するピックアップヘッドと,前記
    移替えステージに搭載された前記接続物を吸着で拾うと
    ともに前記被接続物に前記接続物を加熱圧接するボンデ
    ィングコレットと、このコレットを装着するとともに前
    記移替えステージと前記被接続物間を移動するボンディ
    ングヘッドとを備え、ピックアップコレットとボンディ
    ングコレットとの並列動作と、ピックアップヘッドとボ
    ンディングヘッドとの直列動作とを可能にしたことを特
    徴とするダイボンディング装置。
  2. 【請求項2】請求項第1項に記載のダイボンディング装
    置において、接続物を被接続物に加熱圧接で接続する加
    熱機構として、接続物を所定温度に昇温加熱する第一の
    ヒータ部をボンディングヘッドに備え、被接続部を所定
    温度に昇温加熱する第二のヒータ部を被接続部を搭載す
    るベースに備えたことを特徴とするダイボンディング装
    置。
  3. 【請求項3】請求項第1項に記載のダイボンディング装
    置において、粘着シート上の接続物の貼り付け部を撮像
    するとともに該接続物の粘着シート上の位置を認識する
    第一のカメラ及び画像処理装置と、ボンディングコレッ
    トの接続物の吸着状態を撮像するとともに接続物のボン
    ディングコレット上の位置を認識する第二のカメラ及び
    画像処理装置と、接続物が加熱圧接される被接続物の搭
    載部を撮像するとともに被接続物の搭載部上の位置を認
    識する第三のカメラ及び画像処理装置とを備え、前記接
    続物を前記第一のカメラ及び画像処理装置で位置検出と
    位置認識とを行って前記ピックアップコレットの中心に
    前記接続部の中心が一致するように補正して移替えステ
    ージに搭載し、前記ボンディングコレットが前記移替え
    ステージから前記接続物を吸着した状態を前記第二のカ
    メラ及び画像処理装置で位置検出と位置認識とを行っ
    て、前記被接続物の加熱圧接位置と前記接続部とが一致
    するように接続物の軸まわりの向きと接続物中心のボン
    ディングコレット中心からのずれとを補正し、かつ前記
    被接続物の加熱圧接部を前記第三のカメラ及び画像処理
    装置で位置検出と位置認識とを行って前記接続物と接続
    を図る前に加熱圧接部を基準になる接続位置に補正する
    ようにしたことを特徴とするダイボンディング装置。
  4. 【請求項4】請求項第3項に記載のダイボンディング装
    置において、第二のカメラ及び画像処理装置による位置
    検出と位置認識とにより、被接続物の加熱圧接位置と接
    続部とを一致させる補正は、ボンディングヘッドのθ軸
    テーブル機構部と、被接続部を被接続部搭載テーブルを
    介して搭載するXYテーブル機構部とを用いて行うよう
    にしたことを特徴とするダイボンディング装置。
  5. 【請求項5】請求項第4項に記載のダイボンディング装
    置において、第二のカメラ及び画像処理装置で位置検出
    と位置認識とを行うタイミングとして、第一の位置検出
    と位置認識とから接続物のθ方向の補正量を求めてボン
    ディングヘッドのθ軸テーブル機構部でθ方向の補正を
    行い、所定の角度を確認した後、第二の位置検出と位置
    認識とから前記接続物のXY方向の補正量を求めてXY
    テーブル機構部でXY方向の補正を行うようにしたこと
    を特徴とするダイボンディング装置。
JP14778292A 1992-06-09 1992-06-09 ダイボンディング装置 Pending JPH05343502A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14778292A JPH05343502A (ja) 1992-06-09 1992-06-09 ダイボンディング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14778292A JPH05343502A (ja) 1992-06-09 1992-06-09 ダイボンディング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05343502A true JPH05343502A (ja) 1993-12-24

Family

ID=15438073

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14778292A Pending JPH05343502A (ja) 1992-06-09 1992-06-09 ダイボンディング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05343502A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002368493A (ja) * 2001-06-04 2002-12-20 Nec Corp 電子部品位置決め装置およびその方法
JP2010171301A (ja) * 2009-01-26 2010-08-05 Panasonic Corp 電子部品実装装置およびピックアップヘッドの高さティーチング方法
JP2010225956A (ja) * 2009-03-25 2010-10-07 Renesas Technology Corp 半導体集積回路装置の製造方法
JP2011192927A (ja) * 2010-03-16 2011-09-29 Shibaura Mechatronics Corp 電子部品の実装装置及び実装方法
JP6093481B2 (ja) * 2014-04-01 2017-03-08 ヤマハ発動機株式会社 基板処理装置
CN111816591A (zh) * 2020-07-24 2020-10-23 长电科技(滁州)有限公司 一种装片系统及装片方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002368493A (ja) * 2001-06-04 2002-12-20 Nec Corp 電子部品位置決め装置およびその方法
JP4617607B2 (ja) * 2001-06-04 2011-01-26 日本電気株式会社 電子部品位置決め装置およびその方法
JP2010171301A (ja) * 2009-01-26 2010-08-05 Panasonic Corp 電子部品実装装置およびピックアップヘッドの高さティーチング方法
JP2010225956A (ja) * 2009-03-25 2010-10-07 Renesas Technology Corp 半導体集積回路装置の製造方法
JP2011192927A (ja) * 2010-03-16 2011-09-29 Shibaura Mechatronics Corp 電子部品の実装装置及び実装方法
JP6093481B2 (ja) * 2014-04-01 2017-03-08 ヤマハ発動機株式会社 基板処理装置
CN111816591A (zh) * 2020-07-24 2020-10-23 长电科技(滁州)有限公司 一种装片系统及装片方法
CN111816591B (zh) * 2020-07-24 2023-05-16 长电科技(滁州)有限公司 一种装片系统及装片方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5427301A (en) Ultrasonic flip chip process and apparatus
KR100737039B1 (ko) 표시 패널의 조립 장치 및 조립 방법
TWI619181B (zh) Installation method and installation device
KR20180124077A (ko) 칩 패키징 장치 및 그 방법
JP2001060795A (ja) 電子部品実装装置
JP4482598B2 (ja) ボンディング装置、ボンディング装置の補正量算出方法及びボンディング方法
JP3596492B2 (ja) ボンディング方法
JPH05343502A (ja) ダイボンディング装置
JPH08130230A (ja) フリップチップの実装装置
JP3899867B2 (ja) 電子部品実装装置および電子部品実装方法
JP4589265B2 (ja) 半導体接合方法
JPH10163274A (ja) チップの実装装置
JPH0917809A (ja) 半導体セラミックパッケージの製造方法と装置
JPH09232407A (ja) ワーク搬送装置およびそれを用いた半導体製造装置
JP2001338946A (ja) チップ実装方法
JP2003174061A (ja) ボンディング装置及びボンディング方法
JP2003031599A (ja) ダイボンド方法および装置
JP2663921B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP4083533B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH06310569A (ja) 半導体素子のフェースダウンボンディング法
JPH03129844A (ja) インナーリードボンデイング装置
JPH09102572A (ja) チップ用基板の接着搭載装置
JPH11274240A (ja) 電子部品の実装装置および実装方法
CN117954336A (zh) 键合设备及键合方法
TW202412150A (zh) 晶粒鍵合裝置以及晶粒鍵合方法