JP2011249940A - コンテンツ再生装置、およびコンテンツ再生装置の動作方法 - Google Patents
コンテンツ再生装置、およびコンテンツ再生装置の動作方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】上記課題解決のため、本発明はコンテンツごとの再生時間長やコンテンツのシーン等ごとの再生時間長をデータベース化し、さらにユーザの視聴可能な時間長を取得することで、上記データベースを参照して当該時間内に視聴可能な再生長となるコンテンツ(あるいはコンテンツのシーン等)を選択し、再生する機能を備えるコンテンツ再生装置を提供する。
【選択図】図2
Description
<概要>
図1は、本実施例のコンテンツ再生装置におけるコンテンツ再生の一例を表す図である。この図1(a)にあるように、ある携帯型のコンテンツプレーヤにコンテンツA,B,Cが蓄積されている。そして映画コンテンツAは、オープニングシーンa1が1分、冒頭シーンa2が12分、・・・となっている。またテレビ録画コンテンツBは、オープニングb1が2分、ゲストトークコーナーb2が7分、・・・となっており、また音楽ビデオコンテンツCは3分となっている。そして、このようなコンテンツのシーン等ごとの再生時間長がデータベース化され携帯型コンテンツプレーヤにて保持されている。
図2は、本実施例のコンテンツ再生装置における機能ブロックの一例を表す図である。なお「コンテンツ」とは、例えばテキストや音楽/音声、静止画、動画、あるいはゲームなどが挙げられ、コンテンツ再生装置は、このような各種コンテンツを再生する機能を備え、さらに以下に示す各機能ブロック(構成要件)を備えることを特徴とするものである。そしてその機能ブロックは、ハードウェア及びソフトウェアの組み合わせとして実現され得る。
図5は、上記機能的な各構成要件をハードウェアとして実現した際の、コンテンツ再生装置における構成の一例を表す概略図である。この図を利用して視聴時間に応じたコンテンツの選択再生処理におけるそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。この図にあるように、コンテンツ再生装置は、第一取得部、第二取得部、および選択部であり、またその他の構成要件に係る各種演算処理などを実行するための「CPU」(0501)と、「主メモリ」(0502)と、を備えている。また時間長情報保持部である「フラッシュメモリ」(0503)や、時計部である「内蔵時計」(0504)、受付部である「入力デバイス」(0505)、再生部である「映像処理回路」(0506)や「ディスプレイ」(0507)なども備えている。そしてそれらが「システムバス」などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
図6は、本実施例のコンテンツ再生装置における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、上記のような計算機の各ハードウェア構成によって実行されるステップであっても良いし、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。この図にあるように、まず、コンテンツ識別情報と、これにより識別されるコンテンツの再生時間長とを関連付けた情報である再生時間長情報を時間長情報保持部に保持するため記録する(ステップS0601)。また、一のコンテンツをシーン等ごとに分割して、それぞれにコンテンツ識別情報を付与し再生時間長情報を関連付ける場合、例えばユーザの操作入力による指定やコンテンツのシーン検出処理などに応じてコンテンツを分割すると良い。
以上のように本実施例のコンテンツ再生装置によって、通勤時間などの空き時間内に最後まで視聴可能なコンテンツやコンテンツのシーン等が自動的に選択され再生される。したがって、ユーザは適切な再生速度でコンテンツをその最後まで(シーン等であればそのシーン等の最後まで)視聴することができ、快適な視聴をすることができる。またコンテンツ制作者にとっては、自らの意図に沿った形で表現されるコンテンツを提供することができる。
<概要>
本実施例は上記実施例を基本として、以前のコンテンツ再生が中途終了している場合に、その中途終了位置からの再生時間長情報を再生履歴として保持することで、いわゆる「レジューム再生」によって視聴時間内に再生可能なコンテンツを選択する機能をさらに備えるコンテンツ再生装置である。具体的に、図7(a)にあるように例えばコンテンツAの以前の再生は、通常再生モード(ユーザが再生コンテンツを指定し、かつ中途終了も許容する通常の再生モード)によってシーン1(再生開始0分から10分)の途中、4分のところで再生が終了している。その後、図7(b)に示すように、例えば出勤を前にした再生準備命令の入力によって、通勤の電車内時間(視聴時間長)が7分と算出されると、本実施例のコンテンツ再生装置は、上記コンテンツAのシーン1の残り再生時間が6分であるので、当該コンテンツの識別情報を(再生候補として)選択する、という具合である。
図8は、本実施例のコンテンツ再生装置における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように本実施例の「コンテンツ再生装置」(0800)は実施例1を基本として、「時計部」(0801)と、「受付部」(0802)と、「第一取得部」(0803)と、「第二取得部」(0804)と、「時間長情報保持部」(0805)と、「選択部」(0806)と、「再生部」(0807)と、を有する。なお、これらの構成要件については、上記実施例で記載済みであるのでその説明は省略する。そして、本実施例のコンテンツ再生装置は、さらに「再生履歴保持部」(0808)、「残り再生時間長記録部」(0809)と、を有する点と、選択部が「第二選択手段」(0810)を有する点を特徴とする。
図10は、本実施例のコンテンツ再生装置における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、上記のような計算機の各ハードウェア構成によって実行されるステップであっても良いし、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。この図にあるように、例えばユーザ操作などに応じてコンテンツの再生を実行する(ステップS1001)と、そのコンテンツの再生履歴をコンテンツ識別情報と関連付けて再生履歴保持部に保持するため記録する(ステップS1002)。
本実施例のコンテンツ再生装置によって、以前のコンテンツ再生が中途終了している場合に、いわゆる「レジューム再生」によって視聴時間内に再生可能なコンテンツを選択することができる。したがって、例えば視聴時間長が7分である場合などに本来ならば選択されないコンテンツBを、視聴時間内に視聴可能であるとして選択(候補)とすることができる。
0201 時計部
0202 受付部
0203 第一取得部
0204 第二取得部
0205 時間長情報保持部
0206 選択部
0207 再生部
Claims (6)
- 時計部と、
コンテンツを指定しない再生準備命令を受付ける受付部と、
再生準備命令に応じたコンテンツの再生開始時刻を取得する第一取得部と、
コンテンツの再生の終了をすべき時刻を取得する第二取得部と、
コンテンツ識別情報と、これにより識別されるコンテンツの再生時間長とを関連付けた情報である再生時間長情報を保持する時間長情報保持部と、
第一取得部にて取得した再生開始時刻から第二取得部にて取得した終了すべき時刻までの視聴時間長に応じた再生時間長のコンテンツ識別情報を時間長情報保持部から選択する選択部と、
選択部で選択されたコンテンツ識別情報で識別されるコンテンツを再生するための再生部と、
を有するコンテンツ再生装置。 - 前記受付部が受付ける命令を前記再生準備命令に代えて再生命令とした請求項1に記載のコンテンツ再生装置。
- 再生履歴をコンテンツ識別情報と関連付けて保持する再生履歴保持部と、
再生履歴に直近のコンテンツの再生の中断履歴がある場合には、中断後の残り再生時間長を時間長情報保持部のコンテンツ識別情報と関連付けて記録する残り再生時間長記録部と、を有し、
選択部は、視聴時間長に応じた再生時間長のコンテンツ識別情報の選択に際して、さらに視聴時間長に応じた残り再生時間長のコンテンツ識別情報をも選択する第二選択手段を有する請求項1又は2に記載のコンテンツ再生装置。 - 時計部を有するコンテンツ再生装置の動作方法であって、
コンテンツ識別情報と、これにより識別されるコンテンツの再生時間長とを関連付けた情報である再生時間長情報を時間長情報保持部に保持するため記録する記録ステップと、
コンテンツを指定しない再生準備命令を受付ける受付ステップと、
再生準備命令に応じたコンテンツの再生開始時刻を取得する第一取得ステップと、
コンテンツの再生の終了をすべき時刻を取得する第二取得ステップと、
第一取得ステップにて取得した再生開始時刻から第二取得ステップにて取得した終了すべき時刻までの視聴時間長に応じた再生時間長のコンテンツ識別情報を時間長情報保持部から選択する選択ステップと、
選択ステップで選択されたコンテンツ識別情報で識別されるコンテンツを再生するための再生ステップと、
を計算機に実行させるコンテンツ再生装置の動作方法。 - 前記受付ステップが受付ける命令を前記再生準備命令に代えて再生命令とした請求項4に記載のコンテンツ再生装置の動作方法。
- 再生履歴をコンテンツ識別情報と関連付けて再生履歴保持部に保持するため記録する履歴記録ステップと、
再生履歴に直近のコンテンツの再生の中断履歴がある場合には、中断後の残り再生時間長を時間長情報保持部のコンテンツ識別情報と関連付けて記録する残り再生時間長記録ステップと、をさらに計算機に実行させるとともに、
選択ステップは、視聴時間長に応じた再生時間長のコンテンツ識別情報の選択に際して、さらに視聴時間長に応じた残り再生時間長のコンテンツ識別情報をも選択する第二選択ステップを含む請求項4又は5に記載のコンテンツ再生装置の動作方法。
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