JP2020085929A - コンテンツ再生システムおよびプログラム - Google Patents

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湯浅 健一郎
Kenichiro Yuasa
健一郎 湯浅
愛美 篠原
Manami Shinohara
愛美 篠原
彩乃 山口
Ayano Yamaguchi
彩乃 山口
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Abstract

【課題】通勤等の移動時に音響コンテンツを再生させる場合に、移動時間や移動手段に合わせて再生する音響コンテンツの種類や再生時間を制御する。【解決手段】ユーザの移動に要する時間である移動時間を特定する再生条件設定部120と、この再生条件設定部120により特定された移動時間と通常再生した際に要する時間である通常再生時間との差分が予め定められた第1範囲内であるコンテンツを取得するコンテンツ取得部130と、このコンテンツ取得部130により取得されたコンテンツを再生し、移動時間とコンテンツの再生時間との差分が第1範囲よりも小さい予め定められた第2範囲内となるようにコンテンツの再生を制御する再生制御部140と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、コンテンツ再生システムおよびプログラムに関する。
音響データを含むコンテンツ(以下、音響コンテンツ)を再生する際に、ユーザの状況等に応じて音響コンテンツの再生時間が制限される場合がある。このような場合、制限された再生時間に応じた長さの音響コンテンツを選択して再生することが要請される場合がある。
特許文献1には、設定された持続時間または可変持続時間中にコンテンツを消費しコンテンツアイテムの一部分が、ユーザがコンテンツを消費する、設定された持続時間内に伝送されるコンテンツペーシングサービスが開示される。特に、コンテンツアイテム内の標点が、ユーザのコンテンツ消費の持続時間が終わる前後に到達されるように、コンテンツが伝送されるレートが増加または減少されることが開示されている。
特表2015−530769号公報
ユーザの状況等に応じて音響コンテンツの再生時間が制限され、その制限時間の長さが様々である場合、常に適当な長さの音響コンテンツがあるとは限らない。例えば、通勤時間や通勤中の電車に乗っている時間に合わせて音響コンテンツを再生しようとする場合、通勤時間や電車に乗っている時間は経路によってまちまちであり、また日々微妙に変化するので、再生時間が通勤時間や電車に乗っている時間に対応する音響コンテンツが取得できない場合がある。
本発明は、通勤等の移動時に音響コンテンツを再生させる場合に、移動時間や移動手段に合わせて再生する音響コンテンツの種類や再生時間を制御することを目的とする。
上記の目的を達成する本発明は、ユーザの移動に要する時間である移動時間を特定する移動時間特定手段と、この移動時間特定手段により特定された移動時間と通常再生した際に要する時間である通常再生時間との差分が予め定められた第1範囲内であるコンテンツを取得するコンテンツ取得手段と、このコンテンツ取得手段により取得されたコンテンツを再生し、移動時間とコンテンツの再生時間との差分が第1範囲よりも小さい予め定められた第2範囲内となるようにコンテンツの再生を制御する再生制御手段と、を備えることを特徴とする。
より詳細には、再生制御手段により制御されたコンテンツの再生時間が移動時間特定手段により特定された移動時間よりも短くなるように、第2範囲が設定される。
また、好ましくは、再生制御手段は、コンテンツの再生の制御として、コンテンツの再生速度を変更し、または、コンテンツにおける無音区間の長さを変更し、または、コンテンツにおける有音区間の一部を削除する。
本発明は、コンピュータを制御して上述したシステムの各機能を実現するプログラム、またはコンピュータに上記の方法における各ステップに対応する処理を実行させるプログラムとしても実現される。このプログラムは、磁気ディスクや光ディスク、半導体メモリ、その他の記録媒体に格納して配布したり、ネットワークを介して配信したりすることにより、提供することができる。
本発明によれば、通勤等の移動時に音響コンテンツを再生させる場合に、移動時間や移動手段に合わせて再生する音響コンテンツの種類や再生時間を制御することができる。
本実施形態によるコンテンツ再生システムの全体構成を示す図である。 端末装置の機能構成を示す図である。 コンテンツサーバの機能構成を示す図である。 再生条件として設定された時間と音響コンテンツの再生時間との関係を示す図であり、図4(A)は、第1範囲を示す図であり、図4(B)は、第1範囲と第2範囲の例を示す図であり、図4(C)は、第1範囲と第2範囲の他の例を示す図である。 端末装置による音響コンテンツ取得時の動作を示すフローチャートである。 音響コンテンツを取得する際の操作画面の例を示す図であり、図6(A)は、音響コンテンツの取得要求を行う際の操作画面の例を示す図であり、図6(B)は、リストから音響コンテンツを選択する際の操作画面の例を示す図である。 端末装置による音響コンテンツ再生時の動作を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<システム構成>
図1は、本実施形態によるコンテンツ再生システムの全体構成を示す図である。コンテンツ再生システムは、端末装置100と、コンテンツサーバ200とを備える。端末装置100とコンテンツサーバ200とは、ネットワーク300を介して接続されている。端末装置100は、音響コンテンツを再生するデータ処理装置である。本実施形態において音響コンテンツとは、音響データを含むコンテンツであり、音響データと共に動画データや静止画データを有するコンテンツであっても良い。コンテンツサーバ200は、音響コンテンツを管理し、端末装置100からの要求に応じて提供するサーバである。
ネットワーク300は、各装置の間のデータ通信に用いられる通信ネットワークであれば、その種類は特に限定されず、例えばLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット等として良い。データ通信に用いられる通信回線は、有線か無線かを問わず、これらを併用しても良い。また、ゲートウェイ装置やルータ等の中継装置を用い、複数のネットワークや通信回線を介して各装置を接続するように構成しても良い。
<端末装置の構成>
端末装置100は、コンテンツサーバ200から音響コンテンツを取得して再生する装置である。端末装置100は、ネットワーク300を介してコンテンツサーバ200とデータ交換することが可能な種々の情報機器により実現される。例えばパーソナル・コンピュータ(PC)、タブレット型端末やスマートフォン等の携帯型情報機器などであっても良いし、専用端末であっても良い。
図2は、端末装置100の機能構成を示す図である。端末装置100は、コンテンツ選択部110と、再生条件設定部120と、コンテンツ取得部130と、再生制御部140と、音響出力部141と、表示部150と、操作受け付け部160と、通信部170とを備える。
コンテンツ選択部110は、ユーザによる音響コンテンツの選択を受け付ける。コンテンツ選択部110は、表示部150にコンテンツ選択画面を表示させ、ユーザの選択操作を受け付けて、取得対象の音響コンテンツ(再生しようとする音響コンテンツ)またはその種別を特定する。ここで、音響コンテンツの種別は、コンテンツサーバ200における音響コンテンツの管理で用いられる分類に対応する。音響コンテンツの種別は、例えば、楽曲か音声コンテンツか環境音かといった大まかな分類に基づく種別であっても良い。楽曲であれば、クラシックやポップスといった音楽の種類、作曲者、演奏者、楽曲名等の分類に基づく種別を含んでも良い。音声コンテンツであれば、朗読やスピーチといったコンテンツの種類、物語や報道コンテンツといった内容に基づく分類、話者、タイトル、タイトルに含まれる特定の語(キーワード)による分類等に基づく種別を含んでも良い。
再生条件設定部120は、音響コンテンツの再生条件を設定する。再生条件とは、具体的には、音響コンテンツを再生する時間を特定する条件である。再生条件設定部120は、ユーザが移動に要する時間(移動時間)を特定する情報の入力を受け付け、入力情報に基づいて特定される移動時間を再生条件として設定する。すなわち、再生条件設定部120は、移動時間特定手段の一例である。移動時間を特定する情報としては、例えば、移動経路、移動手段(徒歩か乗り物を利用するか、利用する乗り物の種類、乗り物を利用する区間等)、移動する時間帯等が挙げられる。設定された再生条件は、例えば、端末装置100に設けられた記憶装置(磁気ディスク装置や不揮発性メモリ等)に保持される。移動経路や移動手段等の入力情報に基づく再生条件(移動時間)の特定には、外部のウェブサービス等を利用しても良い。
コンテンツ取得部130は、コンテンツ選択部110で特定された音響コンテンツの種別および再生条件設定部120で設定された再生条件に該当する音響コンテンツをコンテンツサーバ200から取得する。コンテンツ取得部130は、まず、音響コンテンツの種別の情報および再生条件をコンテンツサーバ200へ送信し、これらの情報に対応する音響コンテンツの情報(例えばリスト)をコンテンツサーバ200から取得する。これらの情報に対応する音響コンテンツとは、通常再生した際の長さ(時間)と再生条件との差分が一定時間(第1範囲)以内であるような音響コンテンツである。コンテンツ取得部130は、コンテンツサーバ200から受信した音響コンテンツの情報をユーザに提示し、ユーザによる選択を受け付ける。そして、コンテンツ取得部130は、ユーザにより選択された音響コンテンツをコンテンツサーバ200から取得する。
再生制御部140は、コンテンツ取得部130により取得された音響コンテンツを再生する。また、再生制御部140は、取得した音響コンテンツの長さ(通常再生した際の再生時間)と再生条件設定部120で設定された再生条件とに基づき、音響コンテンツの再生時間が再生条件により要請される時間に対して一定の時間(第2範囲)以内となるように、音響コンテンツの再生時間を制御する。具体的な再生時間の制御方法としては、再生制御部140は、例えば、音響コンテンツの再生速度を変更しても良い。また、再生制御部140は、音響コンテンツの無音区間(音声や楽曲等の音が収録されていない区間)を短縮したり伸張したりしても良い。さらに、再生制御部140は、音響コンテンツの有音区間(音声や楽曲等の音が収録されている区間)を部分的に飛ばすことで再生時間を短縮しても良い。その他、再生時間の制御方法として、音響コンテンツの再生時間を変化させ得る既存の種々の手法を適用して良い。いずれの制御方法を用いるかは、ユーザが選択しても良い。また、これらの制御方法を、予め設定されたまたはユーザにより設定された割合で混在させて用いても良い。
音響出力部141は、再生制御部140により再生された音響コンテンツの音響出力を行う。音響出力部141は、例えば、端末装置100の内蔵スピーカにより実現される。また、音響出力部141を、ライン出力機構として構成し、外部スピーカやヘッドホン等を接続して音響出力を行うようにしても良い。
表示部150は、コンテンツ取得部130によりコンテンツサーバ200から取得された音響コンテンツの情報(例えばリスト)やその他の種々の情報を表示する情報表示画面と、上記の各機能に対する実行指示の入力や設定の操作を受け付ける操作画面とを表示する装置である。表示部150は、例えば、液晶ディスプレイ等のディスプレイ装置により実現される。
操作受け付け部160は、表示部150に表示された操作画面に基づいてユーザが行う操作を受け付ける。操作受け付け部160は、ユーザによる操作デバイスに対する操作を受け付ける。操作デバイスとしては、例えば、マウス等のポインティング・デバイス、キーボード、タッチパネル等の既存の各種のデバイスを用いて良い。
通信部170は、ネットワーク300を介してコンテンツサーバ200に接続するためのネットワーク・インターフェイスである。通信部170としては、利用可能なネットワークへの接続回線の種類に応じて、無線通信機や有線によるインターフェイスが用いられる。
端末装置100は、データ処理および装置制御を行う処理装置を備える。処理装置は、例えば、CPU、ROM(Read Only Memory)および作業メモリであるRAMにより実現される。ROMには端末装置100の動作を制御するためのプログラムが記憶されており、CPUはROMからプログラムを読み込んで実行することにより各種の動作制御や処理を実行する。コンテンツ選択部110、再生条件設定部120、コンテンツ取得部130および再生制御部140の各機能は、この処理装置により実現される。
<コンテンツサーバの構成>
コンテンツサーバ200は、音響コンテンツを管理し、端末装置100に提供するサーバである。コンテンツサーバ200は、ネットワーク300に接続された単体のサーバマシンにより実現しても良いし、ネットワーク300上に設けられた複数のサーバに機能を分散させた、いわゆるクラウド・サーバとして実現しても良い。
図3は、コンテンツサーバ200の機能構成を示す図である。コンテンツサーバ200は、通信制御部210と、コンテンツ保持部220と、コンテンツ管理部230と、コンテンツ配信制御部240と、通信部250とを備える。
通信制御部210は、端末装置100との間の通信を制御する。通信制御部210は、端末装置100から音響コンテンツの種別の情報および再生条件と、音響コンテンツの要求とを受信する。また、通信制御部210は、端末装置100に対して音響コンテンツの情報(例えばリスト)や音響コンテンツを送信する。
コンテンツ保持部220は、音響コンテンツを保持する。コンテンツ保持部220により保持される音響コンテンツは、楽曲、音声コンテンツ、環境音等の様々な種類の音響データを含んで良い。
コンテンツ管理部230は、コンテンツ保持部220に保持されている音響コンテンツを分類して管理する。音響コンテンツの分類は、端末装置100のコンテンツ選択部110により選択される音響コンテンツの種別に対応している。また、コンテンツ管理部230は、各音響コンテンツを通常再生した場合の再生時間の情報を管理する。
コンテンツ配信制御部240は、端末装置100からの要求に応じて、要求された条件に対応する音響コンテンツの情報(例えばリスト)を端末装置100へ返送する。すなわち、端末装置100から受信した音響コンテンツの種別の情報および再生条件に基づき、要求された種別に属し、通常再生した場合の長さ(再生時間)と再生条件の移動時間との差分が第1範囲以内である音響コンテンツの情報(例えばリスト)を抽出する。また、コンテンツ配信制御部240は、端末装置100からの要求に応じて、指定された音響コンテンツをコンテンツ保持部220から読み出し、端末装置100へ返送する。
通信部250は、ネットワーク300を介して端末装置100に接続するためのネットワーク・インターフェイスである。通信部250としては、利用可能なネットワークへの接続回線の種類に応じたインターフェイスが用いられる。
<音響コンテンツの再生制御>
音響コンテンツの再生制御について、さらに説明する。本実施形態において、端末装置100は、再生条件として音響コンテンツを再生しようとする時間(ユーザの移動時間)を設定し、この再生条件として設定された時間と通常再生した場合の長さ(再生時間)との差分が第1範囲以内であるコンテンツを再生対象として取得する。そして、端末装置100は、音響コンテンツの再生時間が再生条件として設定された時間に対して第2範囲以内となるように制御しながら音響コンテンツを再生する。
図4は、再生条件として設定された時間と音響コンテンツの再生時間との関係を示す図である。図4(A)は、第1範囲を示す図であり、図4(B)は、第1範囲と第2範囲の例を示す図であり、図4(C)は、第1範囲と第2範囲の他の例を示す図である。図4において、再生条件として設定された時間をL0とし、時間L0の開始位置をT1、終了位置をT2とする。また、第1範囲をD1、第2範囲をD2とする。
図4(A)に示すように、第1範囲D1は、再生条件の時間L0よりも長い方向(T2に対してプラス方向(図の右方向))と、再生条件の時間L0よりも短い方向(T2に対してマイナス方向(図の左方向))の双方に対して設定される。したがって、再生条件に対応する音響コンテンツは、長さL0+D1から長さL0−D1の音響コンテンツである。図4(A)に示す例において、音響コンテンツC1の通常再生時の長さCL1は、CL1=L0+D1であり、音響コンテンツC1の長さCL1と再生条件の時間L0との差分Dは、D=D1である。また、音響コンテンツC2の通常再生時の長さCL2は、CL2=L0−D1であり、音響コンテンツC2の長さCL2と再生条件の時間L0との差分Dは、D=−D1である。
上記のように、第1範囲D1は、マイナス方向とプラス方向の双方に対して設定されているが、第2範囲D2は、再生条件の時間L0の終了位置T2に対してマイナス方向のみに対して設定される。したがって、再生制御部140により制御された音響コンテンツの再生時間LPは、L0−D2≦LP<L0である。
図4(B)に示すように、音響コンテンツC1の通常再生時の長さCL1は、CL1=L0+D1であるので、再生制御部140は、音響コンテンツC1の再生時間がL0−D2〜L0の範囲に収まるように制御して音響コンテンツC1を再生する。言い換えれば、再生制御部140は、音響コンテンツC1の再生時間をD1〜D1+D2だけ短縮させて再生する。
図4(C)に示すように、音響コンテンツC2の通常再生時の長さCL2は、CL2=L0−D1であるので、再生制御部140は、音響コンテンツC1の再生時間がL0−D2〜L0の範囲に収まるように制御して音響コンテンツC2を再生する。言い換えれば、再生制御部140は、音響コンテンツC2の再生時間をD1−D2〜D1だけ伸張させて再生する。
第1範囲D1および第2範囲D2の具体的な値は特に制限されないが、人の心理的な影響を考慮した評価により設定しても良い。例えば、第2範囲D2は、音響コンテンツの再生終了後、時間が余り過ぎと感じない程度に設定される。一例として、第2範囲D2を1分程度に設定し得る。また、第1範囲D1は、再生時の長さと再生条件の時間L0との差分が第2範囲D2以内となるように制御して再生しても違和感を感じない程度に設定される。一例として、第1範囲D1を、再生条件の時間L0に対して+10分〜−10分程度に設定し得る。なお、このような心理的な影響に基づく評価は、個人差があるので、ユーザ自身が設定するようにしても良い。
また、音響コンテンツの種類によって、適当な第1範囲D1は異なる。例えば、朗読やスピーチ等の音声コンテンツであれば、発話区間と発話されていない無音区間の差異が明確であり、無音区間の長さが大きく変化してもあまり違和感を生じないと考えられる。したがって、第1範囲D1を広く取ることができる。一方、楽曲等では、無音区間が少なく、また無音区間の長さを変更したり、再生速度を変化させたりすると、違和感を生じやすいと考えられる。したがって、曲と曲の合間等の長さを調整する程度の制御しかできないため、第1範囲D1の取り得る幅は狭くなる。
<端末装置の音響コンテンツ取得時の動作>
図5は、端末装置100による音響コンテンツ取得時の動作を示すフローチャートである。端末装置100は、表示部150に操作画面を表示し、音響コンテンツの取得条件の入力を受け付ける(S501)。取得条件としては、再生しようとする音響コンテンツの種別の情報(音響コンテンツの分類に用いられる情報)および再生条件(ユーザの移動時間)が入力される。端末装置100のコンテンツ取得部130は、入力された取得条件と共に、音響コンテンツの取得要求をコンテンツサーバ200へ送信する(S502)。
コンテンツサーバ200は、端末装置100から音響コンテンツの取得要求を受信すると、コンテンツ配信制御部240が、要求と共に受信した取得条件に基づき、通常再生した場合の長さ(再生時間)と再生条件の移動時間との差分が第1範囲以内である音響コンテンツのリストを作成し、端末装置100へ返送する。端末装置100は、コンテンツサーバ200から音響コンテンツのリストを受信すると、このリストを含む操作画面を表示部150に表示する(S503、S504)。ユーザは、表示部150に表示されたリストを参照し、再生する音響コンテンツを選択することができる。
コンテンツ取得部130は、ユーザによる音響コンテンツの選択を受け付けると(S505)。選択された音響コンテンツの情報をコンテンツサーバ200へ送信する(S506)。これに応じて、コンテンツサーバ200は、選択された音響コンテンツをコンテンツ保持部220から読み出して端末装置100へ送信する。端末装置100のコンテンツ取得部130は、コンテンツサーバ200から送信された音響コンテンツを受信して記憶装置に保持する(S507)。
<操作画面の例>
図6は、音響コンテンツを取得する際の操作画面の例を示す図である。図6(A)は、音響コンテンツの取得要求を行う際の操作画面の例を示す図であり、図6(B)は、リストから音響コンテンツを選択する際の操作画面の例を示す図である。
音響コンテンツの取得要求を行う際に取得条件を入力するための操作画面151は、図6(A)に示すように、条件表示部151aと、決定ボタン151bと、終了ボタン151cとを有する。条件表示部151aには、ユーザが操作デバイスを操作して入力した取得条件が表示される。図6(A)に示す例では、ユーザの識別情報(図では「ユーザ」と表記された欄)と、音響コンテンツの識別情報(図では「コンテンツ」と表記された欄)と、再生条件(図では「再生時間」と表記された欄)が入力された取得条件として表示される。
音響コンテンツの識別情報は、特定の音響コンテンツを指定する情報でも良いし、音響コンテンツの種類等の分類を特定する情報であっても良い。音響コンテンツの識別情報を入力する際には、例えば、コンテンツサーバ200のコンテンツ管理部230による分類に対応する分類リストをプルダウンメニュー等で表示し、表示された分類リストからユーザが特定の分類を選択するようにしても良い。
再生条件は、入力操作においては、移動経路や移動手段等の移動時間を特定するための情報が入力される。そして、再生条件設定部120が入力された情報に基づいて特定した移動時間が、再生条件として操作画面151に表示される。
操作画面151において、取得条件が入力された後に決定ボタン151bが選択されると、入力された取得条件と共に、音響コンテンツの取得要求が、端末装置100からコンテンツサーバ200へ送信される。また、終了ボタン151cが選択されると、音響コンテンツの取得要求を送信することなく、操作画面151が閉じて操作が終了する。
リストから音響コンテンツを選択するための操作画面152は、図6(B)に示すように、リスト表示部152aと、決定ボタン152bと、終了ボタン152cとを有する。リスト表示部152aには、コンテンツサーバ200から受信した音響コンテンツのリストが表示される。このリストに含まれる音響コンテンツは、図6(A)に示した操作画面151により入力された取得条件に対応する音響コンテンツである。ユーザは、操作デバイスを操作して、リストの中から音響コンテンツを選択する。
操作画面152において、音響コンテンツが選択された後に決定ボタン152bが選択されると、選択された音響コンテンツを取得対象として指定する情報が、端末装置100からコンテンツサーバ200へ送信される。また、終了ボタン152cが選択されると、音響コンテンツを指定する情報を送信することなく、操作画面152が閉じて操作が終了する。
<端末装置の音響コンテンツ再生時の動作>
図7は、端末装置100による音響コンテンツ再生時の動作を示すフローチャートである。端末装置100の再生制御部140は、ユーザによる音響コンテンツの再生開始の指示を受け付けると(S701)、音響コンテンツの長さCLと再生条件として設定された時間L0とを比較し、差分Dを抽出する(S702)。そして、再生制御部140は、音響コンテンツの長さCLと再生条件の時間L0とを比較し、長さCLが時間L0以下である場合(S703でNO)、次に再生制御部140は、S702で抽出した差分Dと第2範囲D2とを比較する。
差分Dが第2範囲D2以下である場合(S704でNO)、再生制御部140は、この音響コンテンツを通常再生する(S705)。一方、音響コンテンツの長さCLが再生条件の時間L0よりも大きい場合(S703でYES)、または、差分Dが第2範囲D2よりも大きい場合(S704でYES)、再生制御部140は、長さCLが時間L0以下で、かつ、差分Dが第2範囲D2以下となるように制御して音響コンテンツを再生する(S706)。そして、音響コンテンツの再生が終了したならば、再生制御部140は、再生時の動作を終了する(S707)。
<適用例>
本実施形態のコンテンツ再生システムは、通勤等の移動時、いわゆるオーディオ・ブック等のテキストが朗読された音声コンテンツや、心身をリラックスさせる楽曲等の音響コンテンツを再生する場合に適用し得る。通勤の場合、経路がある程度特定されるため、通勤全体に要する時間や通勤中に交通機関を利用する場合の利用時間を予想しやすい。したがって、再生条件を設定し音響コンテンツを選択することが容易である。また、頻繁に利用される移動の履歴データを蓄積し、統計的手法により移動時間を推定し、再生条件を設定しても良い。
音響コンテンツとしてニュース等の報道コンテンツ等を選択する場合、複数のニュースサイト等から同一内容の音響コンテンツが提供され、コンテンツサーバ200において取得可能である場合があり得る。このような場合、音響コンテンツの要求時に取得条件における識別情報としてニュースの内容を特定する情報を入力すれば、同一のニュースに関する複数の音響コンテンツのうち、再生条件の時間に対応する長さの音響コンテンツが選択されて再生されることとなる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態には限定されない。例えば、上記の実施形態では、端末装置100が、ユーザが移動に要する時間(移動時間)を特定する情報の入力を受け付け、入力情報に基づいて特定される移動時間を再生条件として設定する構成とした。これに対し、ユーザが音響コンテンツを再生する時間を手入力にて直接入力することが可能な構成としても良い。
また、上記の実施形態では、端末装置100からの音響コンテンツの取得要求に対し、コンテンツサーバ200は、まず、取得条件に該当する音響コンテンツのリストを端末装置100へ返送し、このリストの中から選択された音響コンテンツを送信した。これに対し、音響コンテンツのリストを用いず、最初から端末装置100において特定の音響コンテンツを指定し、コンテンツサーバ200から取得するようにしても良い。また、端末装置100からの音響コンテンツの取得要求に対し、コンテンツサーバ200が、リストを作成せずに、提供する音響コンテンツを特定して端末装置100へ送信するようにしても良い。その他、本発明の技術思想の範囲から逸脱しない様々な変更や構成の代替は、本発明に含まれる。
100…端末装置、110…コンテンツ選択部、120…再生条件設定部、130…コンテンツ取得部、140…再生制御部、150…表示部、160…操作受け付け部、170…通信部、200…コンテンツサーバ、210…通信制御部、220…コンテンツ保持部、230…コンテンツ管理部、240…コンテンツ配信制御部、250…通信部、300…ネットワーク

Claims (6)

  1. ユーザの移動に要する時間である移動時間を特定する移動時間特定手段と、
    前記移動時間特定手段により特定された前記移動時間と通常再生した際に要する時間である通常再生時間との差分が予め定められた第1範囲内であるコンテンツを取得するコンテンツ取得手段と、
    前記コンテンツ取得手段により取得された前記コンテンツを再生し、前記移動時間と当該コンテンツの再生時間との差分が前記第1範囲よりも小さい予め定められた第2範囲内となるように当該コンテンツの再生を制御する再生制御手段と、
    を備えることを特徴とする、コンテンツ再生システム。
  2. 前記再生制御手段により制御された前記コンテンツの再生時間が前記移動時間特定手段により特定された前記移動時間よりも短くなるように、前記第2範囲が設定されることを特徴とする、請求項1に記載のコンテンツ再生システム。
  3. 前記再生制御手段は、前記コンテンツの再生の制御として、当該コンテンツの再生速度を変更することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のコンテンツ再生システム。
  4. 前記再生制御手段は、前記コンテンツの再生の制御として、当該コンテンツにおける無音区間の長さを変更することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のコンテンツ再生システム。
  5. 前記再生制御手段は、前記コンテンツの再生の制御として、当該コンテンツにおける有音区間の一部を削除することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のコンテンツ再生システム。
  6. コンピュータに、
    ユーザの移動に要する時間である移動時間を特定する機能と、
    前記移動時間と通常再生した際に要する時間である通常再生時間との差分が予め定められた第1範囲内であるコンテンツを取得する機能と、
    取得された前記コンテンツを再生し、前記移動時間と当該コンテンツの再生時間との差分が前記第1範囲よりも小さい予め定められた第2範囲内となるように当該コンテンツの再生を制御する機能と、
    を実現させることを特徴とする、プログラム。
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