JP2010087556A - 録画再生装置、録画再生プログラム、録画再生方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】録画容量を節約して、録画可能な番組数の増大を図る。
【解決手段】録画再生装置(パーソナルコンピュータ)は、ネットワークを介して接続された他の録画再生装置と通信することができる。録画再生装置は、番組の録画予約が設定されると、この録画予約が設定された番組と同じ番組を録画予約している他の録画再生装置を通信により探索し、他の録画再生装置との間で、番組を分割して得られる複数の録画対象部分のうち自機において録画する部分を決定する。録画再生装置は、録画予約が設定された番組について、決定された録画対象部分の分割データのみを録画する。番組の再生時には、他の録画再生装置において録画された分割データを受信する。
【選択図】 図1
【解決手段】録画再生装置(パーソナルコンピュータ)は、ネットワークを介して接続された他の録画再生装置と通信することができる。録画再生装置は、番組の録画予約が設定されると、この録画予約が設定された番組と同じ番組を録画予約している他の録画再生装置を通信により探索し、他の録画再生装置との間で、番組を分割して得られる複数の録画対象部分のうち自機において録画する部分を決定する。録画再生装置は、録画予約が設定された番組について、決定された録画対象部分の分割データのみを録画する。番組の再生時には、他の録画再生装置において録画された分割データを受信する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、テレビ放送番組等を録画再生するための録画再生装置、録画再生プログラム、録画再生方法に関する。
近年、テレビ放送受信用のチューナが搭載されたHDDレコーダ(ハードディスク装置が搭載された録画再生装置)が広く普及している。HDDレコーダでは、テレビ放送番組を番組表(EPG(Electronic Program Guide))から指定したり、番組に関係するキーワードを指定したりすることで、自動予約録画を設定することができる。自動予約録画の設定では、複数の番組を予約することができる。特にキーワードを指定した場合には、その後、ユーザが何もすることなく、キーワードに該当する全ての番組を自動的に検索して自動録画することができる。
さらに近年のHDDレコーダは、他の録画再生装置とネットワーク接続することができる。従来では、ネットワーク接続された複数の録画再生装置からなるシステムにおいて、重複した録画が行われないようにすることで、記録媒体の利用効率を向上させることが考えられている(特許文献1参照)。
特開2004−222014号公報
従来のHDDレコーダでは、自動予約録画をすることで簡単に多数の番組を録画することができる。一方、録画が可能な記憶容量が限られているため、キーワードの指定により多数の番組を自動予約録画してしまうと、不要な番組も録画されることで直ぐに記憶容量を費やしてしまい、本来、録画しようとする番組の録画ができなくなってしまう場合があった。
特許文献1に記載されたシステムでは、システム全体からみると記憶容量を有効に利用することができるものの、番組を録画する1つの録画再生装置では、番組全体を録画しているため録画可能な番組数が増えるわけではなかった。
本発明は上述の事情を考慮してなされたものであり、録画容量を節約して、録画可能な番組数の増大を図ることが可能な録画再生装置、録画再生プログラム、録画再生方法を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、本発明は、映像を録画再生する録画再生装置において、ネットワークを介して接続された録画再生装置と通信する通信手段と、番組の録画予約を設定する設定手段と、前記設定手段により録画予約が設定された番組と同じ番組を録画予約している他の録画再生装置を前記通信手段による通信により探索する探索手段と、前記探索手段により探索された他の録画再生装置との間で、前記番組を分割して得られる複数の録画対象部分のうち自機において録画する部分を決定する録画部分決定手段と、前記設定手段により録画予約が設定された番組について、前記決定手段により決定された録画対象部分の分割データのみを録画する分割録画手段とを具備したことを特徴とする。
本発明によれば、録画容量を節約して、録画可能な番組数の増大を図ることが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本実施形態における録画再生装置を用いたシステム構成の一例を示している。図1におけるシステムでは、録画再生装置である例えばテレビ録画機能付きパーソナルコンピュータ2(2−1,2−2,…,2−n)、HDDレコーダ3(3−1,…,3−m)がネットワーク1を介して接続されている。なお、録画再生装置は、パーソナルコンピュータ2やHDDレコーダ3に限るものではなく、ネットワーク1を介して通信を行う通信機能が搭載されていれば他の機器により実現されても良い。
図1は、本実施形態における録画再生装置を用いたシステム構成の一例を示している。図1におけるシステムでは、録画再生装置である例えばテレビ録画機能付きパーソナルコンピュータ2(2−1,2−2,…,2−n)、HDDレコーダ3(3−1,…,3−m)がネットワーク1を介して接続されている。なお、録画再生装置は、パーソナルコンピュータ2やHDDレコーダ3に限るものではなく、ネットワーク1を介して通信を行う通信機能が搭載されていれば他の機器により実現されても良い。
本実施形態における録画再生装置(パーソナルコンピュータ2、HDDレコーダ3)は、ネットワーク1を介して接続された他の録画再生装置と協働して、番組を複数の録画再生装置において分割して録画して共有する分割録画機能を有している。分割録画機能では、複数の他の録画再生装置と共通して録画予約の対象となっている番組について、番組を分割して得られる複数の録画対象部分の分割データを各録画再生装置においてそれぞれ担当分を録画し、再生時には他の録画再生装置に録画された分割データを集めて番組全体を視聴できるようにするものである。1つの録画再生装置で録画された分割データは、複数の録画再生装置によって共有され、また状況に応じて移動(ムーブ)、あるいはコピーすることができる。詳細については後述する。
図2は、本実施形態におけるパーソナルコンピュータ2の構成を示すブロック図である。パーソナルコンピュータ2は、テレビ放送を受信して録画/再生する機能が搭載されている。また、パーソナルコンピュータ2は、ネットワーク1を介して、他の録画再生装置と通信可能な通信機能が搭載されている。本実施形態では、ピアツーピアにより他の録画再生装置との間で通信を行い、番組の録画データ(分割データ)を送受信することができるものとする。
図2に示すように、パーソナルコンピュータ2は、CPU111、ノースブリッジ114、主メモリ115、グラフィクスプロセッシングユニット(GPU)116、サウスブリッジ117、BIOS−ROM120、ハードディスクドライブ(HDD)121、光ディスクドライブ(ODD)122、サウンドコントローラ123、TVチューナ124、ネットワークコントローラ125、エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)140、及び電源回路141等を備えている。
CPU111は、パーソナルコンピュータ2の動作を制御するために設けられたプロセッサであり、HDD121から主メモリ115にロードされる、オペレーティングシステム(OS)112a、各種アプリケーションプログラムなどを実行する。アプリケーションプログラムには、TVチューナ124により受信したテレビ放送番組をHDD121に録画し、このHDD121に録画された番組を再生するための録画再生プログラム112bが含まれている。録画再生プログラム112bは、複数の他の録画再生装置と共通して録画予約の対象となっている番組について、他の録画再生装置との通信により決定された自機に割り当てられた録画対象部分の分割データのみを録画する録画処理を実行する。また、録画再生プログラム112bは、他の録画再生装置において録画されている番組の分割データを、ネットワーク1を通じて受信して再生する再生処理を実行する。
ノースブリッジ114はCPU111のローカルバスとサウスブリッジ117との間を接続するブリッジデバイスである。ノースブリッジ114には、主メモリ115をアクセス制御するメモリコントローラも内蔵されている。また、ノースブリッジ114は、グラフィクスプロセッシングユニット(GPU)116との通信を実行する機能も有している。
グラフィクスプロセッシングユニット(GPU)116は、本コンピュータ2のディスプレイモニタとして使用されるLCD17を制御する表示コントローラである。GPU116は、OSまたはアプリケーションプログラムによってビデオメモリ(VRAM)116Aに書き込まれた表示データから、LCD17に表示すべき画面イメージを形成する映像信号を生成する。
サウスブリッジ117は、ハードディスクドライブ(HDD)121及び光ディスクドライブ(ODD)122を制御するためのコントローラを内蔵している。
HDD121は、各種プログラム及びデータを格納する記憶装置である。HDD121には、例えばOS、各種アプリケーションプログラム(録画再生プログラム112b)などが記憶されている。また、HDD121は、録画再生プログラム112bによるTV放送番組を録画再生するための処理に伴い、録画データ121a、共有データリスト121b、分割管理リスト121c、予約データ121dなどの各データが記録される。
録画データ121aは、録画された番組についてデータであり、映像及び音声のデータを含んでいる。また、録画データ121aは、一般的な番組単位で録画されたデータだけでなく、分割録が機能によって録画された番組の一部(録画対象部分)の分割データが含まれる。また、録画対象となる番組には、他の録画再生装置へのコピーや移動の回数に制限があるもの(いわゆるダビング10の対象)が含まれているものとする。
共有データリスト121bは、分割録画機能によって録画された、他の録画再生装置と共有されている番組を管理するためのデータである(図3に詳細を示す)。
分割管理リスト121cは、共有データリスト121bにより管理された番組について、他の録画再生装置において録画されている分割データを管理するためのデータである(図4に詳細を示す)。
予約データ121dは、録画予約された番組を示すデータである。テレビ放送番組の録画予約は、例えばユーザが番組表(EPG)から指定したり、番組に関係するキーワードを指定したりすることにより設定することができる。キーワードが指定された場合には、キーワードに関係する番組をEPGから検索し、該当する番組を録画予約する。
光ディスクドライブ(ODD)122は、ビデオコンテンツが格納されたDVDなどの記憶メディアを駆動するためのドライブユニットである。
サウンドコントローラ123は、音源デバイスであり、各種オーディオデータに対応する音をスピーカ19から出力するための処理を実行する。
TVチューナ124は、TV放送信号によって放送される放送番組データを受信する。
サウンドコントローラ123は、音源デバイスであり、各種オーディオデータに対応する音をスピーカ19から出力するための処理を実行する。
TVチューナ124は、TV放送信号によって放送される放送番組データを受信する。
エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)140は、電力管理のためのエンベデッドコントローラと、キーボード(KB)13及びタッチパッド15を制御するためのキーボードコントローラとが集積された1チップマイクロコンピュータである。EC/KBC140には、パーソナルコンピュータ2が電源オフされた状態においても、電源回路141から常に動作電源が供給される。また、EC/KBC140は、AV操作パネル16を制御するためのコントローラとして機能する。AV操作パネル16においてTV放送番組の受信や、番組の録画/再生などを指示することができる。
またEC/KBC140は、ユーザによるパワーボタンスイッチ14の操作に応じてパーソナルコンピュータ2をパワーオン/パワーオフする機能を有している。パーソナルコンピュータ2のパワーオン/パワーオフの制御は、EC/KBC140と電源回路141との共同動作によって実行される。電源回路141は、コンピュータ本体11に装着されたバッテリ142からの電力、またはコンピュータ本体11に外部電源として接続されるACアダプタ143からの電力を用いて、各コンポーネントへの動作電源を生成する。
なお、図2においては、録画再生装置をパーソナルコンピュータ2によって実現する例を示しているが、HDDレコーダ3や他の機器においても、前述した分割録画機能を含む各機能が搭載されて実現されるものとして詳細な説明を省略する。
図3は、本実施形態の録画再生装置における共有データリスト121bの一例を示す図である。
図3に示すように、共有データリスト121bには、分割録画機能により録画した番組のそれぞれについて、同番組の自機において記録している録画対象部分を示すデータと、録画対象部分の録画時間などのデータが含まれる。例えば番組「X」については、録画対象部分として番組全体を10分割したうちの3番目の録画対象部分についてのデータ(分割データ)を自機において録画していることを示している。また、記録時間は「6分1秒」であることを示している。削除可能フラグは、番組の録画データ(分割データ)が削除可能な状態にあることを示す。削除可能フラグは、例えば自機において番組が再生済みとなった場合や、ユーザにより削除が指定された場合に設定される。他の録画再生装置と分割データが共有された番組については、全ての録画再生装置において削除可能フラグがセットされた場合に分割データが削除される。また、共有データリスト121bには、番組が最後に再生された日時を示すデータが設定されるようにしても良い。
図3に示すように、共有データリスト121bには、分割録画機能により録画した番組のそれぞれについて、同番組の自機において記録している録画対象部分を示すデータと、録画対象部分の録画時間などのデータが含まれる。例えば番組「X」については、録画対象部分として番組全体を10分割したうちの3番目の録画対象部分についてのデータ(分割データ)を自機において録画していることを示している。また、記録時間は「6分1秒」であることを示している。削除可能フラグは、番組の録画データ(分割データ)が削除可能な状態にあることを示す。削除可能フラグは、例えば自機において番組が再生済みとなった場合や、ユーザにより削除が指定された場合に設定される。他の録画再生装置と分割データが共有された番組については、全ての録画再生装置において削除可能フラグがセットされた場合に分割データが削除される。また、共有データリスト121bには、番組が最後に再生された日時を示すデータが設定されるようにしても良い。
図4は、本実施形態の録画再生装置における分割管理リスト121cの一例を示す図である。
図4に示すように、分割管理リスト121cには、分割録画機能により録画した番組のそれぞれについて、分割データを共有している他の録画再生装置(共有録画機器)を示すデータと、各録画再生装置において記録されている録画対象部分を示すデータなどが含まれる。分割管理リスト121cは、複数の録画再生装置において、ある番組について分割録画機能によって録画する場合に設定される。録画再生装置は、分割録画機能によって録画された番組を再生する場合に、分割管理リスト121cが示す各録画再生装置(共有録画機器)から各録画対象部分の分割データを受信する。
図4に示すように、分割管理リスト121cには、分割録画機能により録画した番組のそれぞれについて、分割データを共有している他の録画再生装置(共有録画機器)を示すデータと、各録画再生装置において記録されている録画対象部分を示すデータなどが含まれる。分割管理リスト121cは、複数の録画再生装置において、ある番組について分割録画機能によって録画する場合に設定される。録画再生装置は、分割録画機能によって録画された番組を再生する場合に、分割管理リスト121cが示す各録画再生装置(共有録画機器)から各録画対象部分の分割データを受信する。
次に、本実施形態における録画再生装置の動作について説明する。
はじめに、本実施形態の録画再生装置における録画処理について、図5に示すフローチャートを参照しながら説明する。CPU111は、録画再生プログラム112bを実行することにより、以下に説明する録画処理を実行する。
はじめに、本実施形態の録画再生装置における録画処理について、図5に示すフローチャートを参照しながら説明する。CPU111は、録画再生プログラム112bを実行することにより、以下に説明する録画処理を実行する。
自動予約録画をする場合には、ユーザは、番組表(EPG)から録画対象とする番組を指定したり、番組に関係するキーワードを指定したりする。録画再生装置は、録画対象とする番組あるいはキーワードの指定を入力すると録画番組を決定する(ステップA1,A2)。なお、キーワードが指定された場合には、キーワードに関係する番組をEPGから検索して録画番組とする。
ここで、録画再生装置では、自動予約録画の対象として設定した番組について、自機において番組全体を録画する通常録画をするか、あるいは他の録画再生装置と分割して録画する分割録画の何れかを任意に設定することができる。
ここで、通常録画が設定された場合には(ステップA3、No)、録画再生装置は、自動予約録画が設定された番組の受信時刻になると(ステップA4、Yes)、TVチューナ124によって受信される対象とする番組全体を録画する。すなわち、TVチューナ124によって受信された放送番組データを、HDD121において録画データ121aとして記録する(ステップA5)。
一方、分割録画が設定された場合には(ステップA3、Yes)、録画再生装置は、同じ番組を自動予約録画している他の録画再生装置を、通信機能によりネットワークコントローラ125を通じて探索する(ステップA6)。
同じ番組を自動予約録画している他の録画再生装置を探索する方法としては、例えば(1)自動予約録画が設定された場合に逐次探索する第1の方法、(2)録画予約番組された番組のリスト(番組リスト)を所定のタイミングで他の録画再生装置に配布する第2の方法などがある。以下、第1の方法を例にして説明する。
録画再生装置は、ネットワーク1を通じて、同じ分割録画機能が搭載された録画再生装置に対して、自動予約録画を設定している番組の問い合わせを行う。ここで、多数の録画再生装置が存在する場合には、必要な台数の録画再生装置のみを探索するものとする。
また、基本的には、ネットワーク的に近い録画再生装置に対して、優先的に問い合わせをするものとする。例えば、同じLANにおいて複数の録画再生装置が接続されている場合には、この同じLANに接続された録画再生装置を優先的に探索の対象とする。すなわち、同じ番組を分割録画した場合に、番組の再生時に、ネットワーク的に近い録画再生装置間で分割データが送受信されることになり、安定した通信を可能とし、また通信速度の向上を図ることができる。また、分割録画機能では、番組を分割した録画対象部分を、それぞれ異なる録画再生装置において録画するため、同じLANに接続された複数の録画再生装置において同じ部分のデータを録画することがなくなり、HDD121における録画容量を有効に利用することができる。
また、録画再生装置は、時間優先あるいは台数優先の何れかの条件に基づいて、必要な台数が探索されるものとする。
時間優先による探索では、例えば1台の録画再生装置に録画される時間(録画対象部分の時間)を予め決められた時間(例えば1分)とし、この時間により自動予約録画の対象となった番組の録画に必要な台数を決定する。例えば、1台の録画再生装置に録画される時間を1分とした場合、60分の番組が自動予約録画の対象となっていれば60台の録画再生装置が探索されることになり、同様に録画される時間を5分とした場合、30分の番組が自動予約録画の対象となっていれば6台の録画再生装置が探索されることになる。
時間優先による探索では、例えば1台の録画再生装置に録画される時間(録画対象部分の時間)を予め決められた時間(例えば1分)とし、この時間により自動予約録画の対象となった番組の録画に必要な台数を決定する。例えば、1台の録画再生装置に録画される時間を1分とした場合、60分の番組が自動予約録画の対象となっていれば60台の録画再生装置が探索されることになり、同様に録画される時間を5分とした場合、30分の番組が自動予約録画の対象となっていれば6台の録画再生装置が探索されることになる。
なお、1台の録画再生装置に録画される時間については、予め録画再生装置(録画再生プログラム112b)において設定されていても良いし、番組の時間に応じて動的に設定されていても良い。さらに、録画再生装置のユーザ(例えば、最初に自動予約録画を設定したユーザ)が時間を設定するようにしても良い。
また、録画された番組の再生条件に応じて、1台の録画再生装置に録画される時間を決めることができる。例えば、各録画再生装置に録画された分割データの移動のみが可能な(コピーができない)条件では、同じ番組について分割録画をした複数の録画再生装置において、それぞれのユーザが録画した番組をほぼ同時に再生要求した場合に、後に再生要求した録画再生装置における待ち時間を短くするためには、各録画再生装置に録画される時間を短く(待ちを許容可能な時間に)設定する。一方、各録画再生装置に録画された分割データのコピーが可能な条件では、複数の録画再生装置において同時に再生要求があったとしても、同じ録画対象部分の分割データを複数設けることができるので、各録画再生装置に録画される時間を長く設定することができる。
台数優先による探索では、例えば録画対象とする番組にコピーと移動の回数が制限されている場合には、この制限に応じた台数の録画再生装置が探索される。例えば、ダビング10の対象となる番組(録画データを9回のコピーと1回の移動のみが可能な番組)については、自機を含めて最大10台の録画再生装置を探索するものとする。
録画再生装置は、同じ番組を自動予約録画している他の録画再生装置を探索できた場合、この録画再生装置との間で、各録画再生装置が番組のどの部分(録画対象部分)を録画するかを決定する(ステップA7)。例えば、自動予約録画を設定した時刻が早い順に、番組の先頭から録画対象部分を割り当てることができる。他の方法により録画対象部分の割当てをすることも可能である。録画再生装置は、探索した他の録画再生装置と割り当てられた録画対象部分を示すデータを、自動予約録画された番組と対応付けて分割管理リスト121cに設定する(図4参照)。
なお、自機において自動予約録画が設定された際に、他の録画再生装置において同じ番組の自動予約録画が設定されていなければ、録画再生装置は、該当する他の録画再生装置を探索できない。この場合、録画再生装置は、他の録画再生装置からの問い合わせの待ち状態となる。録画再生装置は、同じ番組を自動予約録画している他の録画再生装置から問い合わせがあった場合に、この他の録画再生装置との間で分割対象部分を決定し、分割管理リスト121cに共有録画機器と分割対象部分を示すデータを設定する。
また、他の録画再生装置において既に同じ番組について分割管理リスト121cが設定されていた場合には、この分割管理リスト121cに設定された共有録画機器の台数が必要台数を満たしていなければ、この既に設定されているグループに自機を登録する。すなわち、分割管理リスト121cを受信して、自機を共有録画機器として登録すると共に、自機に割り当てられた録画対象部分を示すデータを追加設定する。また、既に分割管理リスト121cに設定された他の録画再生装置のそれぞれに通知して、新規追加された録画再生装置と録画対象部分を追加させる。
また、複数の録画再生装置において分割録画する場合、基本的には、各録画再生装置において録画される時間を同じ(番組の時間を等分割)とするが、例えば各録画再生装置の録画容量の残量に応じて、録画再生装置毎に録画時間を設定しても良い。例えば、録画容量の残量が少ない録画再生装置に対しては録画対象部分の時間を短くし、録画容量の残量が多い録画再生装置に対しては録画対象部分の時間を長くすることができる。この場合、複数の録画再生装置の間で、それぞれの空き録画容量のデータを送受信して、録画対象部分の時間の割当てを調整する。
なお、(2)番組リストを配布する第2の方法を用いた場合には次のようにして実行することができる。
録画再生装置では、自動予約録画が設定された番組についての番組リストを生成して、所定のタイミングで、ネットワーク1を介して接続された他の録画再生装置に配布する。例えば、録画再生装置は、番組リストに設定された番組の最初の録画開示時刻の1時間前、30分前などのタイミングで番組リストを配布し、分割録画に必要な台数の録画再生装置を相互に探索する。例えば、録画データを9回のコピーと1回の移動のみが可能な番組については、自機を含めて最大10台の録画再生装置を探索する。
録画再生装置では、自動予約録画が設定された番組についての番組リストを生成して、所定のタイミングで、ネットワーク1を介して接続された他の録画再生装置に配布する。例えば、録画再生装置は、番組リストに設定された番組の最初の録画開示時刻の1時間前、30分前などのタイミングで番組リストを配布し、分割録画に必要な台数の録画再生装置を相互に探索する。例えば、録画データを9回のコピーと1回の移動のみが可能な番組については、自機を含めて最大10台の録画再生装置を探索する。
なお、分割録画に必要とする台数の録画再生装置が録画開始時刻までに探索できなかった場合には、探索された台数で番組を等分割した録画対象部分をそれぞれの録画再生装置に割り当てるものとする。
こうして、分割録画を行う複数の録画再生装置が探索されると(分割管理リスト121cが設定されると)、録画再生装置は、録画開始時刻まで待ち状態となる。録画開始時刻となると(ステップA8、Yes)、録画再生装置は、分割管理リスト121cを参照して、自機に割り当たられた録画対象部分のみを対象として録画を実行する(ステップA9)。
録画再生装置は、自機において分割録画した録画番組を、共有データリスト121bに記録する(ステップA10)。すなわち、図3に示すように、録画対象部分と録画時間などのデータを記録する。
このように、本実施形態における分割録画では、番組全体を録画せずに、他の録画再生装置との間で割り当てた録画対象部分のみを対象として録画するので録画容量が少なくてすむ。例えば、1つの番組を10台の録画再生装置により分割して録画した場合には、分割録画に参加した全ての録画再生装置において、それぞれ録画に要する録画容量が10分の1で済む。従って、より多くの番組の録画が可能となる。
なお、分割録画された分割データに対しては、通常録画された録画データに対して実行可能な編集操作に制限を加えるものとする。すなわち、分割データは、他の録画再生装置と共有されているデータであるため、他の録画再生装置においても不要と判別されるまでは、記録されていることを保証するものとする。例えば、制限される編集操作としては、削除、他の記録媒体への移動がある。また、コピー回数に制限がある場合には、コピーについても制限されるものとする。
図6は、本実施形態における録画処理によって番組が分割録画された概念を示す図ある。
図6では、10台の録画再生装置により番組「X」について分割録画した例を示している。10台の録画再生装置は、それぞれに割り当てられた録画対象部分の録画データ(X1/10、X2/10、…、X10/10)を記録している。各録画再生装置に記録された録画データ(分割データ)は、全ての録画再生装置により共有されており、何れかの録画再生装置において録画番組を再生する場合に、この録画再生装置に集められる。
図6では、10台の録画再生装置により番組「X」について分割録画した例を示している。10台の録画再生装置は、それぞれに割り当てられた録画対象部分の録画データ(X1/10、X2/10、…、X10/10)を記録している。各録画再生装置に記録された録画データ(分割データ)は、全ての録画再生装置により共有されており、何れかの録画再生装置において録画番組を再生する場合に、この録画再生装置に集められる。
図7は、本実施形態における分割録画された番組を再生する場合の分割データの流れを説明するための図である。
例えば、録画再生装置(機器A)において、分割録画された番組を再生する場合、分割管理リスト121cにおいて設定されている各共有録画機器(機器B、…、J)から、それぞれに割り当てられた録画対象部分の分割データを受信して、自機において録画された分割データを含めて合成しながら再生出力する。すなわち、機器Cから受信した1/10の分割データを再生し、次に自機に録画された2/10の分割データを再生する。以下、同様にして、録画対象部分の順番に分割データを受信して再生していく。
例えば、録画再生装置(機器A)において、分割録画された番組を再生する場合、分割管理リスト121cにおいて設定されている各共有録画機器(機器B、…、J)から、それぞれに割り当てられた録画対象部分の分割データを受信して、自機において録画された分割データを含めて合成しながら再生出力する。すなわち、機器Cから受信した1/10の分割データを再生し、次に自機に録画された2/10の分割データを再生する。以下、同様にして、録画対象部分の順番に分割データを受信して再生していく。
次に、本実施形態における録画再生装置の再生処理について、図8に示すフローチャートを参照しながら説明する。
以下の再生処理についての説明では、各録画再生装置において録画された分割データは、何れか1つの録画再生装置のみに存在することが条件とする。すなわち、番組に対してコピー制限が設けられているために、何れかの他の録画再生装置において再生する場合には、分割データを移動させ、再生終了後に元の録画再生装置に戻す処理が必要とする。
以下の再生処理についての説明では、各録画再生装置において録画された分割データは、何れか1つの録画再生装置のみに存在することが条件とする。すなわち、番組に対してコピー制限が設けられているために、何れかの他の録画再生装置において再生する場合には、分割データを移動させ、再生終了後に元の録画再生装置に戻す処理が必要とする。
録画再生装置は、録画された番組のリストから再生対象とする番組をユーザにより選択させる。録画再生装置は、再生対象とする番組の選択指示を入力すると(ステップB1)、この番組が分割録画された番組であるか否かを判別する。分割録画されていない場合には(ステップB2、No)、録画再生装置は、HDD121に記録された、再生対象とする番組の録画データ121aを読み出して再生出力する(映像及び音声の出力)。
一方、分割録画されている番組である場合(ステップB2、Yes)、録画再生装置は、分割管理リスト121cを参照して、自機において分割録画した部分以外を録画している他の録画再生装置を探索する(ステップB3)。録画再生装置は、探索した他の録画再生装置に対して、それぞれに録画された分割データを受信するための予約調整処理(再生予約)を実行する(ステップB4)。複数の他の録画再生装置に対して番組の再生予約をしておくことで、分散して録画された分割データを連続して再生することを保証する。
図9は、本実施形態における予約調整処理を説明するためのフローチャートである。
再生要求側の録画再生装置は、分割録画している他の録画再生装置(例えば、番組先頭の録画対象部分の分割データを録画している録画再生装置)に対して、再生対象としている番組の再生予約を送信する(ステップC1)。他の録画再生装置では、番組の再生予約を受信すると(ステップD1)、対象番組の再生中でなければ(ステップD2、No)、再生要求側の録画再生装置に対して再生予約の完了を応答し(ステップD3)、他の録画再生装置からの再生要求に応じて分割データの送信をしないようにする。
再生要求側の録画再生装置は、分割録画している他の録画再生装置(例えば、番組先頭の録画対象部分の分割データを録画している録画再生装置)に対して、再生対象としている番組の再生予約を送信する(ステップC1)。他の録画再生装置では、番組の再生予約を受信すると(ステップD1)、対象番組の再生中でなければ(ステップD2、No)、再生要求側の録画再生装置に対して再生予約の完了を応答し(ステップD3)、他の録画再生装置からの再生要求に応じて分割データの送信をしないようにする。
再生要求側の録画再生装置は、再生予約の完了を受信すると(ステップC2)、その他の録画再生装置に対する予約調整処理が完了しているかを確認する。
一方、対象番組の再生中である場合には(ステップD2、Yes)、録画再生装置は、視聴終了予定時刻を再生要求側の録画再生装置に対して応答する(ステップD4)。すなわち、何れかの録画再生装置に分割データが送信(移動)されている場合には、移動先の録画再生装置において再生が完了し、分割データが戻されるまでに要する時間を考慮した視聴終了予定時刻を通知する。
再生要求側の録画再生装置は、視聴終了予定時刻を受信すると(ステップC3)、この視聴終了予定時刻となるのを待ってから(ステップC4、Yes)、再度、録画再生装置に対して番組の再生予約を送信する(ステップC5)。これにより、再生予約ができた場合には、連続再生が可能な状態になったものと判別する。
なお、前述したように、録画再生装置に分割録画された番組(分割データ)にコピー制限が設定されている場合には、ほぼ同時に複数の録画再生装置において再生要求があると、後に再生要求をした録画再生装置において再生開始が待たされることになる。しかしながら、複数の録画再生装置のそれぞれにおいて録画する録画時間を短くすることにより、待ち時間を短くすることができる。例えば、1台の録画再生装置に録画される録画対象部分の時間を1分とした場合には、先に再生要求をしてきた録画再生装置において1分の再生が完了するまで待つだけで良い。
予約調整処理によって連続再生が可能な状態になると(ステップB5、Yes)、録画再生装置は、番組先頭の録画対象部分から順番に、対応する分割データを受信して再生していく。すなわち、再生対しようとする部分が自機に録画されていなければ(ステップB6、No)、録画再生装置は、分割管理リスト121cに設定された録画対象部分の順番に従って、他の録画再生装置で分割録画された番組の分割データを受信する。ここでは、分割データを移動させる。
録画再生装置は、他の録画再生装置から受信した分割データを再生可能な録画データに合成し(ステップB9)、この合成された録画データをもとに番組の再生(映像及び音声の出力)をする(ステップB10)。
他の録画再生装置から受信した分割データ分の再生が終了すると(ステップB11)、録画再生装置は、この分割データを元の録画再生装置に送信(移動)する(ステップB12)。
ここで、番組の全てについての再生が完了していなければ(ステップB13、No)、録画再生装置は、前述と同様にして、他の録画再生装置から分割データを受信して再生する。なお、再生対象とする録画対象部分の分割データが自機において録画されている場合には(ステップB6、Yes)、自機のHDD121に記録されている分割データを読み出し(ステップB7)、先に他の録画再生装置から受信している分割データと合成して再生する(ステップB9,B10)。
こうして、番組全体の分割データの再生が完了すると(ステップA13、Yes)、ユーザによる番組の視聴が済んだものとして、録画再生装置は、共有データリスト121bの再生済みの番組に対して削除可能フラグをセットして再生処理を終了する(ステップA14)。
なお、前述した説明では、録画再生装置において録画された分割データは、コピー制限が設けられているために、他の録画再生装置で再生するためには移動の処理を必要としているが、コピー制限がない、あるいは複数回のコピーが可能な番組については、他の録画再生装置において再生中であっても、並行して分割データのコピーを受信して、再生することが可能である。
また、前述して説明では、他の録画再生装置から受信した分割データに対する再生が完了した後、元の録画再生装置に分割データを戻すとしているが(ステップB12)、再生完了後も戻さないようにしても良い。この場合、他の録画再生装置から再生要求があるまで記録しておき、再生要求があった場合に、元から自機において録画していた分割データと共に送信(移動)する。
また、前述した説明では、自機に番組を分割録画した録画再生装置において、ユーザからの要求に応じて番組を再生する場合について説明しているが、番組を分割録画していない他の機器において他の録画再生装置に録画された分割データを受信して、番組を再生出力できるようにしても良い。
また、前述した説明では、録画再生装置においてユーザにより番組の再生が指示された場合に、この要求に対して直ちに番組の再生が開始されるものとしているが、番組の再生時刻を事前に設定しておくことにより、この再生時刻に合わせて、予め他の録画再生装置の全てから分割データを受信して録画データを合成しておくようにしても良い。
このようにして、自機において番組全体を録画しておかなくても、他の録画再生装置に録画された分割データを受信して再生することができるので、番組録画に要する録画容量を削減して、多くの番組の録画が可能となる。
次に、本実施形態の録画再生装置における削除処理について、図10に示すフローチャートを参照しながら説明する。
録画再生装置は、録画対象としてキーワードが設定されている場合には、ユーザが録画を意図していない番組についても録画して、HDD121の録画容量を必要以上に消費してしまう。本実施形態における録画再生装置は、削除処理を実行することで、不要なデータを削除して録画容量の空きを確保する。
録画再生装置は、録画対象としてキーワードが設定されている場合には、ユーザが録画を意図していない番組についても録画して、HDD121の録画容量を必要以上に消費してしまう。本実施形態における録画再生装置は、削除処理を実行することで、不要なデータを削除して録画容量の空きを確保する。
まず、録画再生装置は、分割録画された分割データの移動要求があった場合には(ステップE1、Yes)、対象とする分割データを移動先の機器に送信する(ステップE2)。そして、分割録画された分割データを自機から削除すると共に(ステップE9)、共有データリスト121bから該当するデータを削除する(ステップE10)。
例えば、分割録画された番組に9回のコピーと1回の移動のみを可能とする制限がある場合に(ダビング10)、9回のコピーをした後に、他の録画再生装置に分割データの送信が必要な時には分割データの移動を実行する。
また、録画再生装置は、分割録画された番組に対して、例えばユーザから削除要求があった場合には(ステップE3、Yes)、共有データリスト121bの該当する番組に対して削除可能フラグをセットする(ステップE4)。そして、削除可能フラグをセットした番組を分割録画した他の全ての録画再生装置において、同番組について削除可能フラグがセットされているかを問い合わせる(ステップE5)。この結果、全ての録画再生装置において、同番組に対して削除可能フラグがセットされていた場合には(ステップE6、Yes)、録画再生装置は、分割録画された分割データを自機から削除すると共に(ステップE9)、共有データリスト121bから該当するデータを削除する(ステップE10)。この場合、同じ番組について分割録画していた他の録画再生装置に対して、分割データの削除が可能であることを通知して、同様にして分割データを削除させることができる。このように、分割データは複数の録画再生装置において共有されているため、全ての録画再生装置において削除可能となるまでは、何れの録画再生装置において録画された分割データも削除しないようにする。
一方、全ての録画再生装置において削除可能フラグが設定されていない場合(ステップE6、No)、録画再生装置は、最後に再生されてから一定時間が経過した分割データがあるかを、例えば共有データリスト121bに設定された番組が最後に再生された日時を示すデータをもとに検索する(ステップE7)。ここで、該当する番組が存在している場合には(ステップE9、Yes)、録画再生装置は、全ての録画再生装置において削除可能フラグがセットされていなくても、該当する番組の分割データを削除すると共に(ステップE9)、共有データリスト121bから該当するデータを削除する(ステップE10)。
このようにして、削除処理により不要となったデータを削除することにより録画容量を確保して、録画可能な番組の増大を図ることが可能となる。
なお、前述したシステム構成では、番組を分割録画することにより複数の録画再生装置により分割データを共有する構成とし、相互にデータを送受信することができる。そのため、各録画再生装置で自動予約録画のために設定されたキーワードや番組を示すデータを集計して、このデータを録画再生装置間で送受信することにより、全ての録画再生装置(複数の番組のそれぞれについて分割録画している録画再生装置)において共有することができる。これにより、例えば、全ての録画再生装置を対象とした録画データの視聴率や、自動予約録画に使用したキーワードのランキング情報を算出して共有することができる。これにより、他の録画再生装置を利用している他のユーザの番組やキーワードの趣向を参考にして、自分の趣向にあった番組を見つけやすくすることができる。
また、前述した説明では、録画再生装置において録画された番組を再生する場合について説明しているが、DVD(Digital Versatile Disc)などの記録メディアに対して録画された番組を保存する場合においても、複数の録画再生装置に分割録画された分割データを利用することができる。この場合、番組にダビング10(コピー9回+移動1回)の制限がある番組であっても、見かけ上のHDD121の録画容量を10倍にすることができる。
また、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に構成要素を適宜組み合わせてもよい。
また、前述した実施の形態において記載した処理は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、例えば磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリなどの記録媒体に書き込んで各種装置に提供することができる。また、通信媒体により伝送して各種装置に提供することも可能である。コンピュータは、記録媒体に記録されたプログラムを読み込み、または通信媒体を介してプログラムを受信し、このプログラムによって動作が制御されることにより、上述した処理を実行する。
2…パーソナルコンピュータ、3…HDDレコーダ、111…CPU、112b…録画再生プログラム、121…ハードディスクドライブ(HDD)、121a…録画データ、121b…共有データリスト、121c…分割管理リスト、121d…予約データ、125…ネットワークコントローラ。
Claims (9)
- 映像を録画再生する録画再生装置において、
ネットワークを介して接続された録画再生装置と通信する通信手段と、
番組の録画予約を設定する設定手段と、
前記設定手段により録画予約が設定された番組と同じ番組を録画予約している他の録画再生装置を前記通信手段による通信により探索する探索手段と、
前記探索手段により探索された他の録画再生装置との間で、前記番組を分割して得られる複数の録画対象部分のうち自機において録画する部分を決定する録画部分決定手段と、
前記設定手段により録画予約が設定された番組について、前記決定手段により決定された録画対象部分の分割データのみを録画する分割録画手段と
を具備したことを特徴とする録画再生装置。 - 前記分割録画手段により分割データが録画された番組の再生要求を入力する再生要求入力手段と、
前記再生要求された番組の分割データを複数の前記他の録画再生装置から受信する分割データ受信手段と、
前記分割データ受信手段により受信された複数の分割データをもとに番組を再生出力する再生手段と
をさらに具備したことを特徴とする請求項1記載の録画再生装置。 - 前記通信手段による通信により他の録画再生装置から番組の再生予約が受信された場合に、前記他の録画再生装置に対して、前記分割録画手段により録画された分割データを送信する分割データ送信手段をさらに具備したことを特徴とする請求項2記載の録画再生装置。
- 前記再生手段により番組が再生出力された後に、前記分割データ受信手段により受信された分割データを元の前記他の録画再生装置に返信する分割データ返信手段をさらに具備したことを特徴とする請求項2記載の録画再生装置。
- 前記分割データ受信手段により前記他の録画再生装置から受信された分割データを記録する分割データ記録手段をさらに具備し、
前記分割データ送信手段は、前記分割録画手段により録画された分割データを、前記他の録画再生装置に対して送信することを特徴とする請求項3記載の録画再生装置。 - 前記分割録画手段により分割データが録画された番組の削除要求を入力する削除要求入力手段と、
前記削除要求入力手段により入力された削除要求に対して、前記他の録画再生装置の全てにおいて削除要求された番組を削除可能であるかを確認する削除確認手段と、
前記削除確認手段により前記他の録画再生装置の全てにおいて前記番組を削除可能である場合に、前記削除要求された番組の分割データを削除する第1の削除手段と
をさらに具備したことを特徴とする請求項1記載の録画再生装置。 - 前記分割録画手段により録画されてから一定期間が経過した分割データがあるかを判別する判別手段と、
前記判別手段により該当する分割データがある場合に、この分割データを削除する第2の削除手段と
をさらに具備したことを特徴とする請求項1記載の録画再生装置。 - 映像を録画再生するコンピュータを、
ネットワークを介して接続された録画再生装置と通信する通信手段と、
番組の録画予約を設定する設定手段と、
前記設定手段により録画予約が設定された番組と同じ番組を録画予約している他の録画再生装置を前記通信手段による通信により探索する探索手段と、
前記探索手段により探索された他の録画再生装置との間で、前記番組を分割して得られる複数の録画対象部分のうち自機において録画する部分を決定する録画部分決定手段と、
前記設定手段により録画予約が設定された番組について、前記決定手段により決定された録画対象部分の分割データのみを録画する分割録画手段として機能させるための録画再生プログラム。 - 複数の録画再生装置がネットワークを介して接続されたシステムにおいて、
複数の録画再生装置において共通して録画予約の対象となっている番組について、前記番組を分割して得られる複数の録画対象部分の分割データを前記複数の録画再生装置において分割して録画し、
1つの録画再生装置において前記番組を再生する場合に、前記複数の録画再生装置において分割して録画した前記分割データを、前記番組を再生する前記録画再生装置に送信し、
前記複数の録画再生装置からの前記分割データを受信した前記録画再生装置において、複数の分割データを合成して再生出力させることを特徴とする録画再生方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008251024A JP2010087556A (ja) | 2008-09-29 | 2008-09-29 | 録画再生装置、録画再生プログラム、録画再生方法 |
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JP2008251024A Withdrawn JP2010087556A (ja) | 2008-09-29 | 2008-09-29 | 録画再生装置、録画再生プログラム、録画再生方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012175398A (ja) * | 2011-02-21 | 2012-09-10 | Funai Electric Co Ltd | 録画装置 |
JP2014116781A (ja) * | 2012-12-10 | 2014-06-26 | Toshiba Corp | 電子機器及び電子機器の制御方法 |
-
2008
- 2008-09-29 JP JP2008251024A patent/JP2010087556A/ja not_active Withdrawn
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