JP2011242145A - ガスセンサ素子及びガスセンサ - Google Patents

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【課題】活性温度が低くて低温で作動し、ヒータによる急熱が可能で早期活性を実現したガスセンサ素子及びガスセンサを提供する。
【解決手段】酸素イオン伝導性の固体電解質体と、該固体電解質体の表面に設けられて被測定ガスに曝される検知電極と、固体電解質体を介して検知電極に対向する基準電極とを有するガスセンサ素子であって、固体電解質体はZrOを80質量%以上含み、ZrOは、Ybを最も多く固溶する立方晶ZrOと、Scを最も多く固溶する正方晶ZrOとを含有し、固体電解質体のX線回折において、回折角2θ=73.2〜73.6度のピーク強度(Ia)と、回折角2θ=73.9〜74.3度のピーク強度(Ib)との比(Ia/Ib)が0.71〜0.86である。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば燃焼器や内燃機関等の燃焼ガスや排気ガス中に含まれる特定ガスの測定に好適に用いられるガスセンサ素子及びガスセンサに関する。
従来から、自動車等の内燃機関の燃費向上や燃焼制御を行うガスセンサとして、排気ガス中の酸素濃度を検出する酸素センサや全領域空燃比センサが知られている。これらガスセンサは、酸素イオン透過性のZrOからなる固体電解質体の表面に検知電極と基準電極とを設けている。そして、検知電極を排気ガスに曝し、基準電極を基準ガスの雰囲気に曝したときに、排気ガス中の酸素濃度に応じて各電極間の起電力が変化することに基づき、酸素濃度を検出している。
ところで、自動車に搭載した内燃機関の排気系統から排出される排気ガスは未燃焼ガス成分を含むことが多く、近年では未燃焼ガス成分に対する濃度規制が厳しくなってきている。そのため、内燃機関の動作中に常に動作するよう、活性温度の低いガスセンサ、つまりは低温作動性がよく、ガス応答性に優れたガスセンサが求められている。
このようなことから、ZrOにSc及びYbを添加し、インピーダンスを低減して電気伝導度を高めた固体電解質体が開発されている(特許文献1,2)。
特公昭58−33190号公報 特許第3034132号公報
しかしながら、内燃機関の動作中にガスセンサを常に動作させるためには、固体電解質体のインピーダンスを低減して低温作動性を向上させるだけでなく、ヒータによる固体電解質体の急熱に対する強度向上が求められる。
従って、本発明は、活性温度が低く低温作動性に優れており、且つヒータによる急熱に耐え得る強度を有する、早期活性を実現したガスセンサ素子及びガスセンサを提供することを目的とする。
本発明のガスセンサ素子は、酸素イオン伝導性の固体電解質体と、該固体電解質体の表面に設けられて被測定ガスに曝される検知電極と、前記固体電解質体を介して前記検知電極に対向する基準電極とを有するガスセンサ素子であって、前記固体電解質体はZrOを80質量%以上含み、前記ZrOは、Ybを最も多く固溶する立方晶ZrOと、Scを最も多く固溶する正方晶ZrOとを含有し、かつ前記固体電解質体のX線回折において、回折角2θ=73.2〜73.6度のピーク強度(Ia)と、回折角2θ=73.9〜74.3度のピーク強度(Ib)との比(Ia/Ib)が0.71〜0.86である。
Ybを最も多く固溶する立方晶ZrOの影響により固体電解質体のインピーダンスを低減させる事ができ、Scを最も多く固溶する正方晶ZrOの影響により強度を向上させることができる。Ybを最も多く固溶する立方晶ZrOと、Scを最も多く固溶する正方晶ZrOとを、ビーク強度比が0.71〜0.86となるように混合し固体電解質体を形成することにより、固体電解質体のインピーダンスを低減させつつ、強度をも向上させることが出来る。
前記ガスセンサ素子に一体に積層されたヒータをさらに備え、前記ヒータはヒータ素子をアルミナで囲んでなり、前記固体電解質体は、単斜晶ZrOを10〜20質量%含むことが好ましい。
このような構成により、固体電解質体とAlからなる層とを同時焼成して形成した際、両者の熱膨張係数の値が近くなるので、ガスセンサ素子100が割れたり、反りが発生することを防止することができる。
前記検知電極は、単斜晶ZrOを含むことが好ましい。このような構成により、特に低温域でのガスセンサの応答時間を短くすることができ、応答性に優れたガスセンサにできる。
本発明のガスセンサは、前記ガスセンサ素子を有する。
この発明によれば、活性温度が低く低温作動性に優れており、且つヒータによる急熱に耐え得る強度を有する、早期活性を実現したガスセンサ素子及びガスセンサが得られる。
本発明の第1の実施形態に係るガスセンサの構成を示す断面図である。 第1の実施形態に係るガスセンサ素子の構成を示す断面図である。 第1の実施形態に係るガスセンサ素子の構成を示す分解斜視図である。 実施例1の固体電解質体の焼結体のX線回折チャートを示す図である。 図5は、実施例1及び比較例3の固体電解質体を用いたガスセンサのライトオフ時間を示す図である。 実施例1の固体電解質体の組織のSEM像を示す図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るガスセンサ300の長手方向に沿った断面図を示す。このガスセンサ300は、自動車の排気管(図示しない)に取り付けられ、排気ガス中の酸素濃度を検知するものであり、図1の下方(プロテクタ24側)をガスセンサ300の先端側とし、上方を基端側とする。
ガスセンサ300は、ガスセンサ素子100、ガスセンサ素子100を内側に保持する筒状の主体金具30、主体金具30の先端側の所定部位に装着されたプロテクタ24、主体金具30の基端側の所定部位に接続された筒状の外筒25等から構成されている。
ガスセンサ素子100は、後述するセラミック絶縁層と固体電解質体(固体電解質層)とを積層してなる長尺板状の積層型素子であり、検出部を先端側に備えている。
主体金具30は、SUS430等のステンレスからなり、ガスセンサ100を排気管に取り付けるための雄ネジ部31と、取り付け時に工具を係合させる六角係合部32とを外側に有する。また、主体金具30の内側には、径方向内側に向かって突出する内側段部33が設けられ、内側段部33は、ガスセンサ素子100を保持する有底円筒状の金属ホルダ34を外側から支持している。
そして、この金属ホルダ34の内側には、ガスセンサ素子100を金属ホルダ34内に保持するためのセラミックホルダ35及び第1滑石充填層37とが先端側から順に配置されている。さらに主体金具30の内側のうち、第1滑石充填層37の基端側には、主体金具30とガスセンサ素子100との間の気密性(シール性)を確保するための第2滑石充填層38が配置されている。第2滑石充填層38の基端側には、アルミナ製の多段円筒状のスリーブ39が配置されている。そして、セラミックホルダ35、第1滑石充填層37、第2滑石充填層38及びスリーブ39の軸孔391にガスセンサ素子100が内挿されている。主体金具30の基端には、スリーブ39の基端に被さるように加締部301が延びており、加締部301を内側に折り曲げることにより、ステンレス製のリング部材40を介して、スリーブ39が主体金具30の先端側に押圧され、セラミックホルダ35や第2滑石充填層38等によってガスセンサ素子100が主体金具30内に保持されるようになっている。
一方、主体金具30の先端外周には、主体金具30の先端から突出するガスセンサ素子100の先端部を覆うようにして、金属製のプロテクタ24が溶接されている。プロテクタ24は、有底円筒状で外側に位置する外側プロテクタ41と、有底円筒状で内側に位置する内側プロテクタ42とからなる二重構造をなし、外側プロテクタ41及び内側プロテクタ42には、それぞれ排気ガスを内側に取り入れるためのガス取入穴241が複数設けられている。
なお、図1において、ガスセンサ素子100はセラミックホルダ35より先端側がプロテクタ24内に突出し、プロテクタ24に導入された被測定ガスに曝される。従って、ガスセンサ素子100のうち、金属ホルダ34の先端面Sより先端側が被測定ガスに曝されることになる。
主体金具30の基端側外周には、金属製の筒状の外筒25が溶接され、外筒25の内側には、円筒状のセパレータ50が配置されている。セパレータ50は、5本のリード線111〜113(図1では、5本のうちの3本が図示されている)をそれぞれ分離して保持する挿通孔を有すると共に、セパレータ50先端側にガスセンサ素子100の基端側を収容する中心孔502を有する。セパレータ50の中心孔502を囲むように複数の接続端子金具116が配置され、接続端子金具116はガスセンサ素子100の基端側表面に形成された後述する電極パッドと接触するようになっている。又、各接続端子金具116から延びる5本のリード線111〜113(リード線のうちの2本はリード線111の紙面奥に配置される関係から図示されていない)がガスセンサ100の基端側外部に取出されている。なお、セパレータ50先端の外周には、バネ状の保持部材51が配置され、保持部材51が拡開して外筒25内面に当接すると共に、セパレータ50の突出部501を基端側に押圧することにより、この保持部材51と後述するゴムキャップ52の先端面との間でセパレータ50が挟持固定されている。
セパレータ50の基端には、外筒25の基端側開口252を閉塞する円柱状のゴムキャップ52が配置され、ゴムキャップ52が外筒25に装着された状態で外筒25の外周を径方向内側に加締めることにより、外筒25にゴムキャップ52が固定されている。ゴムキャップ52には、5本のリード線111〜113を挿通するための複数の挿通孔521が設けられている。
次に、図2、図3を参照してガスセンサ素子100の構成について説明する。
図2は、ガスセンサ素子100の長手方向に直交する断面図を示す。ガスセンサ素子100は、酸素濃度を検知可能なセル(酸素濃淡電池素子)1と、セル1を加熱するヒータ2とを備える。
セル1は、後述する酸素イオン伝導性の固体電解質体11と、固体電解質体11の表面(図2の上方を便宜上、表面とする)に形成された検知電極131と、固体電解質体11の裏面に形成された基準電極132とを有する。
一方、ヒータ2は、抵抗発熱体(特許請求の範囲の「ヒータ素子」に相当)21と、抵抗発熱体21を挟持する1対のセラミック絶縁層22、23とを有し、セラミック絶縁層22側が固体電解質体11の裏面に積層されている。
そして、検知電極131の表面を覆うように多孔質からなる電極保護層5が形成されている。電極保護層5は、検知電極131の被毒を防止し、外部と酸素を出入させる。さらに、これらの積層体の排気ガスに晒されることになる先端側の露出部分をすべて覆う多孔質保護層4が形成されている。この多孔質保護層4は、排気ガス中に含まれる凝縮水等の水滴が、積層体の表面に直に接触するのを防止するための機能を果たすものである。
なお、この実施形態では、セラミック絶縁層22、23はアルミナ(Al)からなる。
ここで、検知電極131、基準電極132は、多孔質状の電極からなり、例えば金、白金、ロジウム、パラジウム、ルテニウム又はこれらの合金を用いることができ、さらに、固体電解質体を構成する主成分材料を共材として混合してもよい。抵抗発熱体21は、例えば、白金、ロジウム、タングステン、レニウム又はこれらの合金を用いることができ、さらに、セラミック絶縁層を構成する主成分材料を共材として混合してもよい。
なお、後述する理由により検知電極131が単斜晶ZrOを含むと好ましい。
又、多孔質保護層4、電極保護層5としては、ジルコニア、アルミナ、スピネル等の多孔質体を用いることができる。なお、多孔質保護層4及び電極保護層5は、本発明において必須の構成ではない。
図3は、ガスセンサ素子100の分解斜視図である。矩形状をなす検知電極131、基準電極132は、それぞれ固体電解質体11の先端側に対向して配置されている。そして、検知電極131、基準電極132から基端に向いたガスセンサ素子100の長手方向に、それぞれリード部133、134が一体に形成されている。リード部133の基端は接続端子金具116と接続される電極パッド18となる。又、リード部134の基端は、固体電解質体11を貫通するスルーホール導体15を介して、電極パッド151cに接続されている。
一方、抵抗発熱体21は、検知電極131及び基準電極132の直下に配置され蛇行状に延びる発熱部212と、発熱部212の端部にそれぞれ接続され、ガスセンサ素子100の長手方向に延びるヒータリード部213とを有している。ヒータリード部213の各基端211は、セラミック絶縁層23を貫通する2個のスルーホール導体231を介して、2個の電極パッド232にそれぞれ接続されている。
なお、矩形状の電極保護層5は検知電極131の周囲を覆い、固体電解質体11の表面(リード部133を含む)のうち、電極保護層5で覆われていない部分は強化保護層52で覆われている。但し、電極パッド18、151cは強化保護層52で覆われずに露出している。
次に、固体電解質体11の組成について説明する。固体電解質体11はZrOを80質量%以上含み、ZrOは、Ybを最も多く固溶する立方晶ZrOと、Scを最も多く固溶する正方晶ZrOとを含有し、かつ固体電解質体11のX線回折において、回折角2θ=73.2〜73.6のピーク強度(Ia)と、回折角2θ=73.9〜74.3のピーク強度(Ib)との比(Ia/Ib)が0.71〜0.86である。
固体電解質体11は、ZrOを主成分とし、その安定化成分としてYb及びScを含む。
本発明者らは固体電解質体の組成について検討した結果、Ybを最も多く固溶する立方晶ZrOと、Scを最も多く固溶する正方晶ZrOとを所定の割合で含有すると、固体電解質体のインピーダンスを低減し、強度をも向上させることができることを見出した。
ここで、Ybで完全安定化されたZrOは、8mol%Yb−92mol%ZrO(22wt%Yb−78wt%ZrO;以下、必要に応じて「8YbSZ」と表記する)であって立方晶を示すが、このYbSZ中にもScが若干固溶するので、固体電解質体11の組成を8YbSZで規定することはできない。そのため、YbSZ中にScが固溶した組成を「Ybを最も多く固溶する立方晶ZrO」と称する。
同様に、Scで部分安定化されたZrOは、6mol%Yb−94mol%ZrO(7wt%Sc−93wt%ZrO;以下、必要に応じて「6ScSZ」と表記する)であって正方晶を示すが、この6ScSZ中にもYbが若干固溶するので、固体電解質体11の組成を6ScSZで規定することはできない。そのため、6ScSZ中にYbが固溶した組成を「Scを最も多く固溶する正方晶ZrO」と称する。
なお、固体電解質体11の各領域を透過型電子顕微鏡(TEM)で観察し、エネルギー分散型X線分析装置(EDS;通常、TEMに付随するEDS装置)による元素分析を行うと、ZrO中の固溶種(安定化剤、Yb、Sc等)を知ることができる。この方法により、固体電解質体11の各領域において、ZrO中に最も多く固溶している安定化剤を同定可能である。
ここで、Scを最も多く固溶する正方晶ZrOは、固体電解質体11のX線回折において、回折角2θ=73.2〜73.6度のピーク強度(Ia)に対応すると考えられる。又、Ybを最も多く固溶する立方晶ZrOは、固体電解質体11のX線回折において、回折角2θ=73.9〜74.3度のピーク強度(Ib)に対応すると考えられる。
従って、固体電解質体11中において、Ybを最も多く固溶する立方晶ZrOと、Scを最も多く固溶する正方晶ZrOとの含有割合を、比(Ia/Ib)によって求めることができる。そして、(Ia/Ib)を0.71〜0.86の範囲内に管理することにより、固体電解質体のインピーダンスを低減し、強度をも向上させることができる。
図4は、後述する実施例1の固体電解質体の焼結体のX線回折チャートを示す。回折角2θ=70〜77度の範囲に、ピーク強度Ia、Ibが存在することがわかる。
(Ia/Ib)が0.71未満であると、Scを最も多く固溶する正方晶ZrOの割合が少なくなり、固体電解質体11の強度が低下する。このとき、ヒータによる急加熱を行うと固体電解質体にクラックが発生する可能性がある。そのため、ヒータによる急加熱が出来ないためライトオフ特性も劣化する。一方、(Ia/Ib)が0.86を超えると、Ybを最も多く固溶する立方晶ZrOの割合が少なくなる。Scを最も多く固溶する正方晶ZrOのほうがYbを最も多く固溶する立方晶ZrOよりもインピーダンスが高い為、固体電解質体11全体としてはインピーダンスが増大する。
なお、ライトオフ時間は、ガスセンサのヒータの通電を開始してから、特性が安定し測定可能となるまでに要する時間であり、ライトオフ時間が短いほどガスセンサの早期活性が優れている。
固体電解質体11の製造方法としては、8YbSZ、6ScSZ、及び単斜晶ZrOの各粉末を所定割合で混合し、さらに必要に応じてバインダーおよび可塑剤等を加え、スラリーを調製する。そして、得られたスラリーをドクターブレード法等により成形し、グリーンシートを作製した後、脱脂および焼成する方法が挙げられる。予め8YbSZ及び6ScSZになっている粉末を混合することで、Ybを最も多く固溶する立方晶ZrOと、Scを最も多く固溶する正方晶ZrOとが共に固体電解質体11中に存在するようになる。
これに対し、Yb、Sc、及び単斜晶ZrOの各粉末を混合して焼成した場合では、固体電解質中のZrOには、Yb及びScが粉末の混合比と略同じ割合のままで固溶している。つまり、Ybを最も多く固溶する立方晶ZrOと、Scを最も多く固溶する正方晶ZrOとの両者が共に存在するような、各ZrOに固溶するYb及びScの割合が異なる固体電解質体を得ることは出来ない。
(Ia/Ib)を0.71〜0.86の範囲内に管理する方法としては、8YbSZ、6ScSZ、及び単斜晶ZrOの各粉末を混合する際、単斜晶ZrOの配合割合をほぼ一定にし、8YbSZと6ScSZの配合割合を変えることが挙げられる。この場合、8YbSZの配合割合を多くするほど(Ia/Ib)が小さくなり、6ScSZの配合割合を多くするほど(Ia/Ib)が大きくなるので、(Ia/Ib)が0.71〜0.86となる範囲内で8YbSZと6ScSZの配合割合を調整すればよい。
例えば、表1においては、単斜晶ZrOの配合割合が24〜30質量%の間で一定であり、この場合に8YbSZの配合割合を多くするほど(Ia/Ib)が小さくなる傾向が見られる。なお、固体電解質体11の原料である8YbSZ、6ScSZ、及び単斜晶ZrOの合計量に対し、単斜晶ZrOの配合割合を20〜32質量%とするのが好ましい。又、この単斜晶ZrOの配合割合は、固体電解質体11の原料としての単斜晶ZrOの割合であり、焼成後の固体電解質体11中の単斜晶ZrOの割合と同一ではない。
なお、この実施形態では、ガスセンサ素子100(つまり、固体電解質体11)にヒータ2が一体に積層されている。又、ヒータ2はヒータ素子21をアルミナ(Al)製のセラミック絶縁層22、23で囲んでなる。従って、ガスセンサ素子100とヒータ2との積層界面において、固体電解質体11とセラミック絶縁層22とが接しており、これらは同時焼成して形成される。そのため、固体電解質体11とセラミック絶縁層22の熱膨張係数の値が近いほど、焼成時の膨張の度合いに差が生じてガスセンサ素子100が割れたり、反りが発生することを防止する。
このようなことから、固体電解質体11に含まれる全ZrOに対して、固体電解質体11が単斜晶ZrOを10〜20質量%含むと、アルミナ製のセラミック絶縁層22と熱膨張係数の値が近くなるので好ましい。
固体電解質体11中の単斜晶ZrOの含有割合が10質量%未満であると、固体電解質体11の熱膨張係数がセラミック絶縁層22の熱膨張係数と大きく変わり、これらを同時焼成した際にガスセンサ素子100が割れたり、反りが発生することがある。固体電解質体11中の単斜晶ZrOの含有割合が20質量%を超えると、上記したYbを最も多く固溶する立方晶ZrOとScを最も多く固溶する正方晶ZrOが固体電解質体11中に占める割合が少なくなり、固体電解質体のインピーダンスを低減し、強度を向上させることが困難になる場合がある。
検知電極131が単斜晶ZrOを含むと、特に低温域でのガスセンサの応答時間が短くなり、応答性が優れるので好ましい。例えば、検知電極131として、Pt100質量部に対して5質量部以上の単斜晶ZrOを含む組成とすることができる。
次に、ガスセンサ素子100の製造方法の一例を説明する。
まず、セルを構成することになる固体電解質体11のグリーンシートを作製し、このグリーンシートの両面に、検知電極、基準電極、素子配線部、それらのリード、電極パッド、スルーホール導体などを、導体ペーストをスクリーン印刷して形成し、セル1の未焼成体を作製する。
同様に、ヒータ2を構成するセラミック絶縁層23のグリーンシートを作製し、このグリーンシート表面に、抵抗発熱体及びリードなどを、導体ペーストをスクリーン印刷して形成する。同様にセラミック絶縁層22のグリーンシートを作製し、セラミック絶縁層22,23となる各グリーンシートを積層して、ヒータ2の積層体を作製する。
そして、セル1の未焼成体とヒータ2の積層体を圧着し、両者を一体に積層した後、全体を焼成(同時焼成)する。焼成条件は、例えば、大気中(または不活性ガス雰囲気中)、焼成温度1300〜1700℃、焼成時間1〜10時間とすることができる。これにより、ガスセンサ素子100が得られる。
本発明は上記した実施形態に限定されず、本発明の思想と範囲に含まれる様々な変形及び均等物に及ぶことはいうまでもない。例えば、本発明のガスセンサとしては酸素センサ、酸素濃度に応じてリニアに出力が変化する全領域空燃比センサ、NOxセンサ、COセンサなどが挙げられる。
以下、実施例を挙げて、本発明を具体的に説明するが、本発明は勿論これらの例に限定されるものではない。
8YbSZ、6ScSZ、及び単斜晶ZrOの各粉末を表1に示す割合で混合し、さらにバインダーおよび可塑剤等を加え、スラリーを調製した。得られたスラリーをドクターブレード法により厚み200μmのグリーンシートに成形した。このグリーンシートを420℃で4時間脱脂した後、1525℃で1時間焼成して厚み160μmの固体電解質体を得た。
比較例1として、8YbSZ粉末の配合割合を多くし、同様に固体電解質体を得た。
比較例2として、8YbSZ粉末の配合割合を少なくし、同様に固体電解質体を得た。
比較例3として、6ScSZ粉末の代わりにAl粉末を配合し、また8YbSZ粉末の代わりに8YSZ(8mol%Yb−92mol%ZrO)粉末を配合して、固体電解質体を得た。
得られた固体電解質体について、以下の測定及び評価を行った。
得られた固体電解質体のX線回折を行い、回折角2θ=73.2〜73.6のピーク強度(Ia)と、回折角2θ=73.9〜74.3のピーク強度(Ib)との比(Ia/Ib)を求めた。
又、得られた固体電解質体のX線回折を行い、次式
を用いて固体電解質体中の単斜晶ZrOの割合を算出した。ここで、Im(−111)は単斜晶ZrOの回折ピーク(−111)のピーク高さ、Im(111)は単斜晶ZrOの回折ピーク(111)のピーク高さ、Ict(111)は正方晶ZrOおよび立方晶ZrOの回折ピーク高さを表す。
なお、比較例3の固体電解質体中のAlの割合は、固体電解質体用の各粉末の配合割合と同じとみなした。
又、得られた固体電解質体の両面にPtペーストをスクリーン印刷し、1200℃で1時間熱処理し、面積3mmのPt電極の焼付を行った。交流インピーダンス法により、各Pt電極間の固体電解質体の内部抵抗を測定した。測定条件は、試験温度500℃、振幅電圧10mVとした。
又、上記した固体電解質体用のグリーンシートと、所定のアルミナグリーンシートとをアルミナペーストを用いて貼り合わせ、420℃で4時間脱脂した後、1525℃で1時間焼成した。焼成体のレッドチェックを行い、固体電解質体のクラック(キレ)の有無を調査した。レッドチェックは染色浸透探傷法とも称され、肉眼で見えないような傷の発見に用いられる。対象部位に着色した浸透剤を吹き付けた後、浸透剤を洗浄し、現像液を吹き付けると、クラックが生じた部分が着色されて浮き出る。
次に、上記した各実施例及び比較例1〜3の固体電解質体の製造に用いたのと同じ混合粉末をボールミルで20時間混合、湯煎乾燥した。この混合粉末を一軸加圧により仮成形した後、150MPaの静水圧プレスで成形し、大気中、1525℃で1時間焼成した。得られた焼結体を研磨加工後、JIS−R−1601の3点曲げ強度試験を行った。
さらに、上記した各実施例及び比較例1〜3の固体電解質体を用いて図1〜図3のガスセンサ(λセンサ)を製造し、以下のライトオフ特性(時間)の評価を行った。ライトオフ時間は、ガスセンサのヒータの通電を開始してから、特性が安定し測定可能となるまでに要する時間であり、ライトオフ時間が短いほどガスセンサの早期活性が優れている。
ここで、λセンサでは、リッチ側からリーン側に排気ガスの空燃比が変化する場合と、リーン側からリッチ側に排気ガスの空燃比が変化する場合とでそれぞれセンサ出力が変化する。そのため、これら2つの状態を共に再現するよう、空燃比を一定の周期でリッチ側およびリーン側に交番させて排気ガスを検出した。具体的には、エンジンの排気管にガスセンサを取付け、ヒータに通電すると共に、エンジンのECUを制御して排気ガスの空燃比をリッチ側(空燃比0.97)とリーン側(空燃比1.03)との間で周波数1Hzで交番させた。そして、ヒータに通電してからセンサ出力が800mVに到達するまでの時間を活性時間(ライトオフ時間)とした。
なお、エンジン制御用PCをECUに接続し、ECUが燃料噴射量と吸気通路への空気の吸入量とを調整することで、空燃比を上記周波数毎にリッチ側とリーン側とに交番させた。又、排気ガス温度を350℃とし、ヒータ(抵抗9Ω)に直流14Vの電圧を印加して通電を行った。
得られた結果を表1及び図4〜図6に示す。
表1及び図4〜図6から明らかなように、ガスセンサ素子の固体電解質体のX線回折において、(Ia/Ib)が0.71〜0.86である各実施例の場合、固体電解質体のインピーダンス(内部抵抗)が低減し、強度も向上した。又、各実施例の場合、固体電解質体をアルミナ層と同時焼成しても固体電解質体にクラックが発生しなかった。これより、固体電解質体中の単斜晶ZrOの含有割合を10〜20質量%とするのが好ましいことがわかる。
一方、ガスセンサ素子の固体電解質体のX線回折において、(Ia/Ib)が0.71未満である比較例1の場合、固体電解質体の強度が低下した。
ガスセンサ素子の固体電解質体のX線回折において、(Ia/Ib)が0.86を超えた比較例2の場合、固体電解質体の内部抵抗が増大した。
又、ガスセンサ素子の固体電解質体のX線回折において、(Ia/Ib)が0.71未満である比較例3の場合、実施例1に比べてライトオフ時間が約2倍長くなった。なお、強度が向上すれば、ヒータによる昇温速度も上げることができ、活性化温度まで素早く上げることが出来るので、ライトオフ時間が短くなる。
なお、図4は、実施例1の固体電解質体の焼結体のX線回折チャートを示す。回折角2θ=70〜77度の範囲に、ピーク強度Ia、Ibが存在することがわかる。
又、図5は、実施例1及び比較例3の固体電解質体を用いたガスセンサのライトオフ時間を示す。
図6は、実施例1の固体電解質体の組織のSEM像である。大径の粒子がYbを最も多く固溶する立方晶ZrOであり、それより小径の粒子がScを最も多く固溶する正方晶ZrO及び単斜晶ZrOである。正方晶ZrOは一般に粒成長しにくい材料であるため、微細結晶となりやすく、高強度の固体電解質体を形成しやすい。一方、立方晶ZrOは一般に粒成長しやすいため、粗大結晶粒となりやすく、固体電解質体の強度を低下させやすい。つまり、実施例1の固体電解質体では、Scを最も多く固溶する正方晶ZrO自身が高強度であることに加えて、Scを最も多く固溶する正方晶ZrOの存在により、Ybを最も多く固溶する立方晶ZrOの粒成長を抑制することが出来る。このため、固体電解質体中のZrOを比較的微細な結晶粒構造とすることができ、固体電解質体の強度を向上させることが出来る。
1 セル
2 ヒータ
11 固体電解質体
21 ヒータ素子
22 Alからなる層
100 ガスセンサ素子
131 検知電極
132 基準電極
300 ガスセンサ

Claims (4)

  1. 酸素イオン伝導性の固体電解質体と、該固体電解質体の表面に設けられて被測定ガスに曝される検知電極と、前記固体電解質体を介して前記検知電極に対向する基準電極とを有するガスセンサ素子であって、
    前記固体電解質体はZrOを80質量%以上含み、
    前記ZrOは、Ybを最も多く固溶する立方晶ZrOと、Scを最も多く固溶する正方晶ZrOとを含有し、
    かつ前記固体電解質体のX線回折において、回折角2θ=73.2〜73.6度のピーク強度(Ia)と、回折角2θ=73.9〜74.3度のピーク強度(Ib)との比(Ia/Ib)が0.71〜0.86であるガスセンサ素子。
  2. 前記ガスセンサ素子に一体に積層されたヒータをさらに備え、前記ヒータはヒータ素子をAlからなる層で囲んでなり、
    前記固体電解質体は、単斜晶ZrOを10〜20質量%含む請求項1記載のガスセンサ素子。
  3. 前記検知電極は、単斜晶ZrOを含む請求項1又は2記載のガスセンサ素子。
  4. 請求項1〜3のいずれか記載のガスセンサ素子を有するガスセンサ。
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