JP2011207260A - シートのスライドロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、常時、複数のロック片が複数の第2ロック部に同時に入り込むことができるようにしてロック片或いは第2ロック部が破損するおそれの少ないシートのスライドロック装置の提供を目的とする。
【解決手段】アッパーレール2に保持されたロック片3a〜3eと、ロアレール1に設けられた前記ロック片3a〜3eとロック・ロック解除可能にロックするロック孔14、14a、15aと、第1ロック不能手段5aとを備える。第1ロック不能手段5aは、最後方ロック片3eが最前方ロック孔15aに隣接した後方側のロック孔14aとロック可能位置Aよりも前方領域A1に入った場合に、前記最前方ロック孔15aといずれのロック片3a〜3eともロックできないようにする。
【選択図】図14

Description

本発明は、自動車等のシートのスライドロック装置に関するものである。
従来から、シートのスライドロック装置として、例えば特許文献1に、自動車用シートのスライドロック装置が開示されている。この従来のスライドロック装置は、床側に固定されるロアレールに、その長手方向に沿う前後方向に複数個の第2ロック部(凹所)を並設するとともに、シートに固定状に取り付けられたアッパーレールに、第2ロック部に嵌合する第1ロック部としてのロック片(爪)を1つ、設けたものである。そして、ロック片を第2ロック部の適宜な1つに入りこませることによりロック状態にして、シートを、前後位置に応じて固定できるようにしたものである。
実公昭47−39764号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のもののように、一つのロック片を1つの第2ロック部に嵌合させてロックさせたのでは、シートに大きな力がかかったような場合に、その力がロック片と第2ロック部の内壁との当接部の1箇所にかかり、ロック片と第2ロック部のロック強度に影響を与えることのあるものになってしまう。
そこで、このような課題を解決するものとして、例えばシート側に、前後方向に複数個のロック片を並設し、複数個のロック片を、同時に複数の第2ロック部に入れるようにしたものも実施されている。
ところが、例えば図17に示すようにシートを前方側(図示のX方向)に移動させてロック片100a〜100eにおける最後方側の最後方ロック片100aがロアレール101に設けられた第2ロック部102における最前方側の最前方第2ロック部102aに入り込むと、最後方ロック片100aの1つだけが最前方第2ロック部102のみに入り込むことになる。このような場合には、ロック片100aと第2ロック部102aの内壁との当接部の1箇所にシートからの力がかかることになってしまう。その結果、上述の一つのロック片を設けたものと同様に、ロック片と第2ロック部とのロック強度に影響を与えることのあるものになってしまう。
本発明は、常時、複数のロック片が複数の第2ロック部に同時に入り込むことができるようにしてロック片と第2ロック部とのロック強度を向上させたシートのスライドロック装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、ロアレールとそのロアレールの長手方向に沿う前後方向に移動可能なアッパーレールとのいずれか一方に設けられた第1ロック部と、前記いずれか他方に設けられ前記第1ロック部とロック・ロック解除可能にロックする第2ロック部とを備えたシートのスライドロック装置であって、前記第1ロック部は、前記一方の長手方向に沿って並列された複数個のロック片を備え、前記第2ロック部は、前記他方の長手方向に沿って複数個が並列されて少なくとも1つの第2ロック部群を構成し、前記第2ロック部群は、その最前方側の最前方第2ロック部と最後方側の最後方第2ロック部との間に配設された中間第2ロック部のいずれか1つに、前記ロック片の少なくともいずれか1つが合致してロックすると略同時に当該第2ロック部群の他の第2ロック部に、他のロック片が合致してロックし得るように構成され、前記シートのスライドロック装置に、ロアレールに対するアッパーレールの移動に伴って、前記ロック片における最後方ロック片が少なくとも、前記第2ロック部群における最前方第2ロック部に隣接した後方側の中間第2ロック部と合致したロック可能位置よりも前方領域に入った場合に、前記最前方第2ロック部といずれのロック片ともロックできないようにする第1ロック不能手段と、前記ロック片における最前方ロック片が少なくとも、前記第2ロック部群における最後方第2ロック部に隣接した前方側の中間第2ロック部と合致したロック可能位置よりも後方領域に入った場合に、前記最後方第2ロック部といずれのロック片ともロックできないようにする第2ロック不能手段との少なくとも一つが、更に設けられていることを特徴とするシートのスライドロック装置を提供する。
又、前記ロック片は、夫々、前記一方に上下方向に移動可能に保持されているとともに、ロック片付勢部材の付勢力によって前記他方の第2ロック部側に付勢されて第2ロック部にロックされた状態に維持し得るように構成され、前記シートのスライドロック装置には、前記ロック片付勢部材の付勢力に抗してロック片をロック解除可能に押圧する移動可能なロック片押圧部が、更に設けられ、前記第1ロック不能手段は、前記前方領域に最後方ロック片が入った場合に、前記ロック片押圧部を前記押圧した状態に維持させる第1押圧状態維持部材を備え、前記第2ロック不能手段は、前記後方領域に最前方ロック片が入った場合に、前記ロック片押圧部を前記押圧した状態に維持させる第2押圧状態維持部材を備えている構成とすることができる。
前記シートのスライドロック装置に、前記押圧状態維持部材と係脱自在に係止する係止片が、更に設けられ、前記係止片は、前記ロック片押圧部と連動可能に連結され、前記第1押圧状態維持部材は、前記ロック片押圧部がロック片を押圧した状態における係止片と係止する第1係止部と、前記前方領域に最後方ロック片が入る際に、前記係止片を前記第1係止部に案内する第1案内部とを備え、前記第2押圧状態維持部材は、前記ロック片押圧部がロック片を押圧した状態における係止片と係止する第2係止部と、前記後方領域に最前方ロック片が入る際に前記係止片を前記第2係止部に案内する第2案内部とを備えている構成とすることができる。
本発明によれば、第1ロック不能手段によって、例えばロック片と第2ロック部とをロック解除した状態で、最後方ロック片が最前方第2ロック部よりも前方側になるまで、シートを前方側に移動させた後、シートを後方側に移動させても、最後方ロック片が最前方第2ロック部に隣接した後方側の中間第2ロック部と合致してロックするまで、最後方第2ロック部といずれのロック片ともロックできない。
従って、最前方第2ロック部といずれかのロック片とがロックする場合には、常時、少なくともその最前方第2ロック部に隣接した後方側の中間第2ロック部と他のロック片とがロックした状態にでき、最前方第2ロック部にのみ、いずれかのロック片がロックすることのないものにできる。
同様に、第2ロック不能手段によって、例えばシートを後方側に移動させた場合も、最後方第2ロック部といずれかのロック片とがロックする場合には、常時、少なくともその最後方第2ロック部に隣接した前方側の中間第2ロック部と他のロック片とがロックした状態にでき、最後方第2ロック部にのみ、いずれかのロック片がロックすることのないものにできる。
よって、常時、ロック片と第2ロック部とを、少なくとも2箇所でロックさせることができ、シートからかかる力を少なくとも2箇所で分散して受けることができる。従って、ロック片と第2ロック部とのロック強度を向上させることができる。
本発明の一実施形態の自動車用シートのスライドロック装置の左部の斜視図である。 図1の自動車用シートのスライドロック装置の平面図である。 図1の自動車用シートのスライドロック装置の右側面図である。 図1の自動車用シートのスライドロック装置の操作体の一部を省略した斜視図である。 図4の自動車用シートのスライドロック装置の要部の拡大平面図である。 図5のVI一VI線拡大断面図である。 図5のVII−VII線拡大断面図である。 ロック片操作部材の斜視図である。 第1押圧状態維持部材の斜視図である。 最後方ロック片が前方領域に入った状態の自動車用シートのスライドロック装置の左部の斜視図である。 図10の状態の自動車用シートのスライドロック装置の操作体の一部を省略した斜視図である。 図10の状態の自動車用シートのスライドロック装置の要部の拡大平面図である。 図12のXIII−XIII線拡大断面図である。 図12のXIV−XIV線拡大断面図である。 自動車用シートのスライドロック装置の他の実施形態の説明図である。 自動車用シートのスライドロック装置の更に他の実施形態の説明図である。 従来例の断面説明図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態の自動車用シートのスライドロック装置の左部の斜視図、図2は、図1の自動車用シートのスライドロック装置の平面図、図3は、図1の自動車用シートのスライドロック装置の右側面図である。又、図4は、図1の自動車用シートのスライドロック装置の操作体の一部を省略した斜視図、図5は、図4の自動車用シートのスライドロック装置の要部の拡大平面図、図6は、図5のVI一VI線拡大断面図、図7は、図5のVII−VII線拡大断面図である。尚、図のX方向を前方側、Y方向を後方側とし、又、図のZ方向を左方側、W方向を右方側として説明する。
本発明のシートのスライドロック装置は、アッパーレール2がロアレール1に対してスライドするのを適宜ロック・ロック解除するもので、この実施形態では、自動車用のものとされている。
この実施形態の自動車用シートのスライドロック装置10は、図1〜図5に示すように、シート、例えば運転者用シートの左下方側に配設される左スライド部10aと、運転者用シートの右下方側に配設される図示しない右スライド部と、第1ロック部を構成する複数のロック片3a〜3e(図7参照)と、ロック解除操作部材40、41、42と、ロック不能手段5aとを備えている。
これらの左スライド部10aと右スライド部とは、左右対称をなすように配設される。以下、左スライド部10aについて説明し、右スライド部の説明を省略する。
左スライド部10aは、図1〜図7に示すように、ロアレール1と、アッパーレール2とを備えている。
ロアレール1は、長尺状のものから構成されており、その長手方向を自動車の前後方向に沿わすようにして自動車のフロアに固定される。このロアレール1は、図6に示すように互いに左右方向に距離を持って対向配置された左右の両側壁11と、それらの両側壁の下端側(基端側)を連結した底壁13とを備えている。
又、底壁13には、図2及び図7に示すように、ロック片3a〜3eを入り込ませるための複数の第2ロック部としての四角形状のロック孔14〜15bが設けられている。また、この実施形態のロック孔は、複数の小ロック孔14、14a、14bと、複数の大ロック孔15、15a、15bとの前後長さの異なる2種類のものから構成されている。
これらの小ロック孔14、14a、14bと大ロック孔15、15a、15bとは、この実施形態では、底壁13の上面から下面に貫通するようにあけられた孔から構成されている。
各小ロック孔14、14a、14bの前後長さ及び左右幅は、後述する各ロック片3a〜3eのロック爪部31の前後長さ及び左右幅と略同じに形成されており、各ロック片3a〜3eのロック爪部31が小ロック孔14、14a、14b夫々に出入りできるようになっている。
各大ロック孔15、15a、15bの左右幅は、小ロック孔14、14a、14bのそれと略同じであるが、前後幅は、小ロック孔14、14a、14bの前後幅の略2倍、即ち、後述の各ロック片3a〜3eのロック爪部31の前後長さの略2倍に形成されており、大ロック孔15、15a、15b夫々に、2つのロック片3a〜3eのロック爪部31が同時に出入りできるようになっている。
そして、小ロック孔14、14a、14bと大ロック孔15、15a、15bとは、底壁13の長手方向に沿って交互に並設されている。又、互いに隣り合う小ロック孔14、14a、14bと大ロック孔15、15a、15bとの距離がその小ロック孔14、14a、14bの前後長さと略同じまたはやや大きくなるように設定されている。
又、この実施形態では、図7に示すように最前方側に配設された最前方第2ロック部としての最前方ロック孔15aは、大ロック孔15、15a、15bのうちの1つから構成されているとともに、図2に示すように最後方側に配設された最後方第2ロック部としての最後方ロック孔15bも、大ロック孔15、15a、15bのうちの1つから構成されている。
そして、この実施形態では、ロック孔は、最前方ロック孔15aと、最後方ロック孔15bと、それらの間に配設された中間第2ロック部としての中間ロック孔14〜15とによって1つの第2ロック部群を構成しており、ロアレール1は、1つの第2ロック部群を備えたものとされている。
尚、最前方ロック孔15aと最後方ロック孔15bとは、この形態のものに限らず、最前方ロック孔15aと最後方ロック孔15bとの一方または両方を、小ロック孔14、14a、14bのうちの1つとしても良く、適宜変更できる。
アッパーレール2は、ロアレール1とほぼ同じ長さの長尺状のものから構成されており、自動車のシート(図示せず)に固定的に取り付けられてロアレール1の長手方向に沿ってスライド可能に配置される。そして、アッパーレール2がロアレール1をスライドすることにより、自動車のシートが前後方向に移動可能とされる。
このアッパーレール2は、図6に示すように左右方向に距離を持って対向配置された左右の両側壁21と、それらの上端側(基端側)を連結した上壁23とを備えている。
尚、この実施形態では、左右の両側壁21は、上壁23の左右両端から下方に折り曲げ成形されているとともに、その下先端側から外側上方に折り曲げられた折り返し片26を備えたものとされている。
また、上壁23には、ロック片3a〜3eを上下方向移動可能に通すロック片挿通孔23aが設けられている。
次に、ロック片3a〜3eについて説明する。この実施形態では、ロック片3a〜3eは、図7に示すように同一構成を採る5つから構成されている。各ロック片3a〜3eは、下部側に、ロアレール1のロック孔14〜15bを出入りするロック爪部31と、後述のロック解除操作部材40、41、42のロック片操作部材41に押し上げ操作される被操作部32とを備えている。
このように構成されたロック片3a〜3eは、保持部材35を介してアッパーレール2に上下方向移動可能に保持されている。詳しくは、ロック片3a〜3eは、互いにほとんど間隔を隔てないで前後方向に1列に並べられるようにして、保持部材35に上下方向移動可能に保持されている。又、保持部材35に保持されたロック片3a〜3eは、夫々、ロック片付勢部材としてのコイルスプリング33によって保持部材35に対して下方側に付勢されている。
そして、このようにしてロック片3a〜3eを保持した保持部材35は、アッパーレール2に固定的に取り付けられている。又、この状態で、ロック片3a〜3eは、夫々、被操作部32がアッパーレール2のロック片挿通孔23aに通されてアッパーレール2の上壁23の上方側に突出されているとともに、ロック爪部31がロアレール1のロック孔14〜15bに出入り自在とされている。
次に、ロック解除操作部材40、41、42について説明する。ロック解除操作部材40、41、42は、ロック片3a〜3eをロック解除操作するためのもので、図1〜図5に示すように、ロック片3a〜3eを上記コイルスプリング33の付勢力に抗して押圧して押し上げるロック片操作部材41と、ロック片操作部材41を付勢する操作部材用付勢バネ40と、ロック片操作部材41を可動操作する操作体42とを備えている。
ロック片操作部材41は、図8に示すようにその左端側(一端側、図8の右端側)に、ロック片3a〜3eの被操作部32を押圧操作するロック片押圧部41aを備えている。
このロック片押圧部41aは、図7に示すように、その前後方向の長さが5つのロック片3a〜3e全体の前後方向の長さよりもやや長く設定されており、5つのロック片3a〜3eを同時に押圧できるようになっている。
又、ロック片操作部材41は、図8に示すように、その右端側(他端側)に、操作体42に押圧操作される被押圧操作部41bを備えているとともに、後述する第1ロック不能手段5aの第1押圧状態維持部材50aにおける第1係止部51に係脱自在に係止される係止片41cを備えている。
これらの被押圧操作部41bと係止片41cとは、ロック片押圧部41aと連結されて連動するように構成されている。この実施形態では、ロック片押圧部41aと被押圧操作部41bと係止片41cとは、板状体によって一体的に形成されている。又、係止片41cは、水平状になったロック片押圧部41aに対して斜め下方側に延びるように構成されている。
そして、このように構成されたロック片操作部材41は、操作部材用支持部材20を介してアッパーレール2の上壁23に回動自在に取り付けられている。
詳しくは、アッパーレール2の上壁23には、ロック片3a〜3eを上方側から覆うようにして配設された操作部材用支持部材20が固定的に設けられている。そして、ロック片操作部材41は、図6、図8に示すように、ロック片押圧部41aと被押圧操作部41b及び係止片41cとの間に設けられた孔からなる軸支部41dが操作部材用支持部材20に軸支されるようにして、アッパーレール2の上壁23に回動自在に取り付けられ、これにより、ロック片押圧部41a、被押圧操作部41b及び係止片41cが夫々、上下方向に回動できるようになっている。
又、アッパーレール2に取り付けられた状態で、ロック片操作部材41のロック片押圧部41aは、図6に示すようにほぼ水平状態でロック片3a〜3e夫々の被操作部32の下方位置に配置される。又、被押圧操作部41b及び係止片41cは、アッパーレール2の右方側に突出した状態に配置される。
そして、被押圧操作部41bが下方側に押し下げられるとロック片押圧部41aが上方側に回動するようになっている。又、この上方側への回動に際してロック片押圧部41aがロック片3a〜3e夫々の被操作部32を押圧してロック片3a〜3e夫々を上方に押し上げる。
操作部材用付勢バネ40は、一端側が操作部材用支持部材20に係止され、他端側がロック片押圧部41における軸支部41dよりも被押圧操作部41b側の部分に取り付けられている。
これにより、操作部材用付勢バネ40の付勢力によって、ロック片操作部材41は、図6の反時計方向に付勢され、被押圧操作部41bと係止片41cの先端側とが常時上方側に、ロック片押圧部41aが常時下方側に、夫々、付勢されている。
操作体42は、この実施形態では、図1、図2に示すように、丸棒体をほぼU字状に折り曲げ成形したものから構成されている(図1、図2では、左半分だけがL字状に表されている)。
そして、この操作体42は、その前端に操作把持部42aを備え、操作体42の左右の後端に、夫々、左スライド部10a、右スライド部のロック片操作部材41の被押圧操作部41bを押圧する押圧部42bを備えている。
操作把持部42aは、図示しないシートの前端側の下方側に配置されるようになっており、シートに座った着座者が座った状態で操作把持部42aを把持操作できるようになっている。また、押圧部42bは、図6に示すように被押圧操作部41bの上方側に、略当接状態に配置されている。
そして、この操作体42は、この実施形態では、軸43を介して回動自在に配置されている。詳しくは、シートに軸43が固定されている。そして、操作体42は、操作把持部42aと押圧部42bとの中間部がその軸43を支点に回動できるようになっている。
これにより、着座者によって操作把持部42aが上方側に押し上げ操作されると、押圧部42bが下方側に移動して被押圧操作部41bを下方側に押圧するようになっている。
尚、この実施形態の操作体42は、図示しない操作体用付勢バネによって操作把持部42aが下方側に付勢されるようになっており、操作把持部42aが手で上方側に引き上げられた後、その手が放されると、その操作体用付勢バネの付勢力によって、操作把持部42aが元の図3の状態にまで戻されるようになっている。
次に、ロック不能手段5aについて説明する。ロック不能手段5aは、この実施形態では、第1ロック不能手段5a(図6に示す)を備えている。
この第1ロック不能手段5aは、図7に示すように、最後方ロック片3eが最前方ロック孔15aに隣接した後方側のロック孔14a(前方から2番目のもの、以下、前2中間ロック孔14a)に合致したロック可能位置Aから前方側(最後方ロック片3eの前面が前2中間ロック孔14aの前壁よりも前方側)の前方領域A1に入った場合に、最前方ロック孔15aといずれのロック片3a〜3eともロックできないようにするものである。
そして、この実施形態における第1ロック不能手段5aは、前記前方領域A1に最後方ロック片3eが入った場合に、ロック片押圧部41aを前記押圧した状態に維持させる第1押圧状態維持部材50aを備えている。
この第1押圧状態維持部材50aは、図9に示すように、ロック片操作部材41の係止片41cを係止する第1係止部51と、第1係止部51に係止片41cを案内する第1案内部としての第1案内片52と、この第1押圧状態維持部材50aをロアレール1に取り付けるための取付部53とを備えている。
第1係止部51は、板状体から構成されているとともに、第1案内片52及び取付部53と一体に形成されている。
そして、取付部53がロアレール1の下面に溶接等の固定手段によって固定されるようにして取り付けられている。又、ロアレール1に対する取付部53の取り付け位置は、図7に示すように、ロアレール1における最前方ロック孔15aの近傍における前方側である。
この取付部53がロアレール1に取り付けられた状態で、図5、図6に示すように第1係止部51は、ロアレール1の側壁11と略平行に配置されているとともに、ロアレール1の側壁11との間に、最後方ロック片3eが前方領域A1にきた際における係止片41cが入り込める隙間6が形成されるように構成されている。
又、その取り付けられた状態で、第1案内片52は、図5に示すようにロアレール1の側壁11との間隙が漸次後方側に広くなるように、第1係止部51の後方側に延ばされている。この実施形態では、第1案内片52とロアレール1の側壁11とが60°〜70°の角度をなすように設定されている。
次に、この実施形態の自動用シートのスライドロック装置の動作について説明する。尚、説明の都合上、ロック片3b、3c、3eがロアレール1のロック孔14a、15aに入った図6、図7に示すロック状態から説明する。
ロック状態から、着座者によって、操作体42の操作把持部42aが引き上げ操作されると、図13の一点鎖線で示すように押圧部42bによって、被押圧操作部41bが下方側に押圧される。
これにより、ロック片押圧部41aが全部のロック片3a〜3eの被操作部32と当接して全てのロック片3a〜3eをコイルスプリング33の付勢力に抗して上方に押し上げる。この状態で、全てのロック片3a〜3eのロック爪部31がロック孔14〜15bから出てロック片3a〜3eの下端がロアレール1の底壁13から所定の距離Lだけ上がった状態になる。
又、この状態で、ロック片操作部材41の係止片41cの左右方向の位置が、第1係止部51よりも内側のロアレール1の側壁11側に配位されている(図12、図13参照)。
そして、この状態で、アッパーレール2は、ロアレール1に対してスライド可能状態になり、例えばシートが着座者によって前方側に押圧されてアッパーレール2がロアレール1に対して前方側にスライドしシートが前方側に移動される。
そして、例えば図14に示すように最後方ロック片3eが前方領域A1に入ると、図12に示すようにロック片操作部材41の係止片41cは、第1係止部51とロアレール1の側壁11との隙間6に入り込む。
この状態で、操作体42の操作把持部42aから手が離されると、図13に示すように、図示しない操作体用付勢バネの付勢力によって操作把持部42aは元の位置まで戻される。
又、ロック片操作部材41は、操作体42からの押圧が解除されると、操作部材用付勢バネ40の付勢力によって図13の反時計方向に回動しようとするが、ロック片操作部材41の係止片41cが第1係止部51に係止し、ロック片操作部材41は回動できない状態になる。
その結果、ロック片操作部材41のロック片押圧部41aがロック片3a〜3eの被操作部32をコイルスプリング33の付勢力に抗して上方に押圧してロック片3a〜3eの下端がロアレール1の底壁13から略距離Lだけ上がった状態を維持する。
従って、ロック片3a〜3eは、図14に示すように、押し上げられた状態に維持され、最前方ロック孔14aに合致したロック片3c、3dも最前方ロック孔14aに入り込めずにロック解除状態を維持する。
又、上記ロック片操作部材41の係止片41cが隙間6に入り込む際、例えば操作体42の操作把持部42aが十分に押し上げられずに係止片41cの左右方向の位置が第1係止部51の左右方向の位置と略同じになって係止片41cが第1係止部51の前方位置に配位されロック片3a〜3eの下端がロアレール1の底壁13を摺動する状態になっている場合でも、係止片41cが第1案内片52を摺動して第1係止部51の内側に案内されて隙間6に入り込み、ロック片3a〜3eの下端がロアレール1の底壁13から略距離Lだけ上がった状態になる。
従って、係止片41cを第1係止部51に容易に且つ確実に係止でき、係止片41cが第1係止部51に当たる等して係止片41cが隙間6に入り込めずに第1係止部51と係止できないようなことを防止できる。
更に、シートが前方側に押圧されてアッパーレール2がロアレール1に対して前方側にスライドし、例えば最後方ロック片3eが最前方ロック孔14aよりも前方側に移動した場合でも、係止片41cが第1係止部51を摺動して係止状態を維持する。
又、係止片41cが第1係止部51に係止した係止状態では、ロック片3a〜3eの下端がロアレール1の底壁13から距離Lだけ上がった状態になっているため、ロック片3a〜3eとロアレール1との接触抵抗がなく、シートを円滑に移動させることができる。
一方、上記シートが前方側に移動した状態から、シートを後方側に移動させる場合は、シートを後方側に押圧する。これにより、シートを後方側に移動できる。
最後方ロック片3eが前方領域A1を出ない状態では、ロック片操作部材41の係止片41cが第1係止部51に係止した状態を維持しているため、最前方ロック孔14a等が最後方ロック片3eに合致しても入り込むことがない。
従って、最前方ロック孔14aにのみロック片3a〜3eが入り込んだ状態でロックするのを防止できる。よって、最前方ロック孔14aの内壁だけにシートからの力がかかるようなことを防止でき、最前方ロック孔14aの内壁が破損するようなことを防止できる。
そして、最後方ロック片3eが前方領域A1を出て後方に移動すると、ロック片3a〜3eは、コイルスプリング33の付勢力によって合致した2以上のロック孔14〜15bに入り込んでロック状態になる。
例えば図14に示すように、最後方ロック片3eが前2中間ロック孔14aに合致すると、最後方ロック片3eがその前2中間ロック孔14aに入り込むと同時に、最前方ロック孔14aに合致した他のロック片3b、3cが入り込んでロック状態になる。
以上、本発明のシートのスライドロック装置は、ロアレールとそのロアレールの長手方向に沿う前後方向に移動可能なアッパーレールとのいずれか一方に設けられた第1ロック部と、前記いずれか他方に設けられ前記第1ロック部とロック・ロック解除可能にロックする第2ロック部とを備えたものであって、前記第1ロック部は、前記一方の長手方向に沿って並列された複数個のロック片を備え、前記第2ロック部は、前記他方の長手方向に沿って複数個が並列されて少なくとも1つの第2ロック部群を構成し、前記第2ロック部群は、その最前方側の最前方第2ロック部と最後方側の最後方第2ロック部との間に配設された中間第2ロック部のいずれか1つに、前記第1ロック部の少なくともいずれか1つが合致してロックすると略同時に当該第2ロック部群の他の第2ロック部に、他のロック片が合致してロックし得るように構成され、前記シートのスライドロック装置に、ロアレールに対するアッパーレールの移動に伴って、前記ロック片における最後方ロック片が前記第2ロック部群における最前方第2ロック部に隣接した後方側の中間第2ロック部とのロック可能位置よりも少なくとも前方領域に入った場合に、前記最前方第2ロック部といずれのロック片ともロックできないようにする第1ロック不能手段と、前記ロック片における最前方ロック片が前記第2ロック部群における最後方第2ロック部に隣接した前方側の中間第2ロック部とのロック可能位置よりも少なくとも後方領域に入った場合に、前記最後方第2ロック部といずれのロック片ともロックできないようにする第2ロック不能手段との少なくとも一つが、更に設けられていることを特徴とするシートのスライドロック装置である。
このように構成することにより、例えばロック片と第2ロック部とをロック解除した状態で、最後方ロック片が最前方第2ロック部よりも前方側になるまで、シートを前方側に移動させた後、シートを後方側に移動させても、最後方ロック片が最前方第2ロック部に隣接した後方側の中間第2ロック部と合致してロックするまで、最後方第2ロック部といずれのロック片ともロックできない。
従って、常時、少なくとも最後方ロック片と最前方第2ロック部に隣接した後方側の中間第2ロック部とがロックするとともに、最前方第2ロック部と他のロック片とがロックした状態にでき、最前方第2ロック部にのみ、いずれかのロック片がロックすることのないものにできる。
同様に、例えばシートを後方側に移動させた場合も、常時、少なくとも最前方ロック片と最後方第2ロック部に隣接した前方側の中間第2ロック部とがロックするとともに、最後方第2ロック部と他のロック片とがロックした状態にでき、最後方第2ロック部にのみ、いずれかのロック片がロックすることのないものにできる。
よって、常時、ロック片と第2ロック部とが少なくとも2箇所でロックさせることができ、シートからかかる力を少なくとも2箇所で分散して受けることができる。従って、ロック片が折れ損し、或いは、第2ロック部の壁面が破損するおそれの少ないものにでき、ロック片が及び第2ロック部の壁面の耐久性を向上させることができる。
又、前記ロック片は、夫々、前記一方に上下方向に移動可能に保持されているとともに、ロック片付勢部材の付勢力によって前記他方の第2ロック部側に付勢されて第2ロック部にロックされた状態に維持し得るように構成され、前記シートのスライドロック装置には、前記ロック片付勢部材の付勢力に抗してロック片をロック解除可能に押圧する移動可能なロック片押圧部が、更に設けられ、前記第1ロック不能手段は、前記前方領域に最後方ロック片が入った場合に、前記ロック片押圧部を前記押圧した状態に維持させる第1押圧状態維持部材を備え、前記第2ロック不能手段は、前記後方領域に最前方ロック片が入った場合に、前記ロック片押圧部を前記押圧した状態に維持させる第2押圧状態維持部材を備えている構成とすることができる。このようにすれば、構成を簡素化できる。
また、前記シートのスライドロック装置に、前記押圧状態維持部材と係脱自在に係止する係止片が、更に設けられ、前記係止片は、前記ロック片押圧部と連動可能に連結され、前記第1押圧状態維持部材は、前記ロック片押圧部がロック片を押圧した状態における係止片と係止する第1係止部と、前記後方領域に最前方ロック片が入る際に、前記係止片を前記第1係止部に案内する第1案内部とを備え、前記第2押圧状態維持部材は、前記ロック片押圧部がロック片を押圧した状態における係止片と係止する第2係止部と、前記前方領域に最後方ロック片が入る際に前記係止片を前記第2係止部に案内する第2案内部とを備えている構成とすることができる。
このようにすれば、第1案内部によって係止片を第1係止部に案内でき、係止片を第1係止部に容易且つ確実に係止できる。又、第2案内部によって係止片を第2係止部に案内でき、係止片を第2係止部に容易且つ確実に係止できる。
尚、上記実施形態では、ロック不能手段を、第1ロック不能手段5aを備えたものとしているが、この形態のものに限らず、適宜変更できる。例えば、第1ロック不能手段5aに代え、或いは、図15に示すように第1ロック不能手段5aとともに、最前方ロック片3a(図14参照)が最後方ロック孔15bに隣接した前方側のロック孔14b(後方から2番目のもの、以下、後2中間ロック孔14b)に合致したロック可能位置Bより後方側(最前方ロック片3aの後面が後2中間ロック孔14bの後壁よりも後方側)の後方領域B1に入った場合に、最後方ロック孔15bといずれのロック片3a〜3eともロックできないようにする第2ロック不能手段5bを備えたものとしても良い。
又、その第2ロック不能手段5bとして、例えば第1ロック不能手段5aにおける第1押圧状態維持部材50aと前後対称形状の第2係止部151と第2案内片152と取付部153とを有する第2押圧状態維持部材50bを用い、その第2押圧状態維持部材50bを第1押圧状態維持部材50aと前後対称位置に配設する。
そして、後方領域B1に最前方ロック片3aが入る際に、第2案内片152によって係止片41cを第2係止部151に案内させるようにする。
又、上記実施形態では、ロアレール1を、1つの第2ロック部群を備えたものを用いているが、2以上の第2ロック部群16a、16bを備えたロアレール1を用いても良い。
詳しくは、例えば図16に示すように、複数のロック孔14〜15bからなる第1ロック部群16aと、第1ロック部群16aと所定の間隔を隔ててその後方側に配設され複数のロック孔14〜15bからなる第2ロック部群16bとを備えたものとする。
そして、第1ロック部群16aの前方側に、第1押圧状態維持部材50aを有する第1ロック不能手段5aを設け、第2ロック部群16bの後方側に、第2押圧状態維持部材50bを有する第2ロック不能手段5bを設け、更に、第1ロック部群16aの後方側から第2ロック部群16bの前方側にかけての部分に連続的に、第1押圧状態維持部材50aを有する第1ロック不能手段5a及び第2押圧状態維持部材50bを有する第2ロック不能手段5bを設けるようにしても良い。
又、上記実施形態では、第1ロック不能手段5aを、最後方ロック片3eが第2ロック部群における前2中間ロック孔14aよりも前方領域に入った場合に、最前方ロック孔15aといずれのロック片3a〜3eともロックできないようにしているが、この形態のものに限らず、適宜変更できる。
例えば、第1ロック不能手段5aを、最後方ロック片3eが第2ロック部群における前2中間ロック孔14aと隣接する後方側のロック孔15(前から3番目の中間ロック孔)よりも前方領域に入った場合に、最前方ロック孔15a及び前2中間ロック孔14aと、いずれのロック片3a〜3eともロックできないようにしても良い。
同様に、第2ロック不能手段5bを、最前方ロック片3aが第2ロック部群における後2中間ロック孔14bと隣接する前方側のロック孔15(後から3番目の中間ロック孔)よりも後方領域に入った場合に、最後方ロック孔15b及び後2中間ロック孔14bと、いずれのロック片3a〜3eともロックできないようにしても良い。
また、上記実施形態では、第2ロック部を、ロック孔から構成したが、凹部状のロック凹部から構成しても良く、適宜変更できる。
又、上記実施形態では、ロック孔14〜15bを、小ロック孔14、14a、14bと大ロック孔15、15a、15bとの2種類のものから構成したが、例えば小ロック孔14、14a、14bだけの1種類のものから構成しても良い。
また、上記実施形態では、ロック片3a〜3eを、5個から構成したが、この形態のものに限らず、3個以上を備えたもので良く、適宜変更できる。
又、上記実施形態では、押圧状態維持部材50a、50bに、案内片52、152を設けたものとしているが、この形態のものに限らず、案内片52、152を設けないものにしても良く、適宜変更できる。
また、上記実施形態では、ロック孔14〜15bをロアレール1に設け、ロック片3a〜3eをアッパーレール2に保持させているが、ロック孔14〜15bをアッパーレール2に設け、ロック片3a〜3eをロアレール1に保持させるようにしても良く、適宜変更できる。
1 ロアレール
2 アッパーレール
3a、3b、3c、3d、3e ロック片(第1ロック部)
14、14a、14b、15、15a、15b ロック孔(第2ロック部)
5a 第1ロック不能手段
5b 第2ロック不能手段
41 ロック片操作部材
41a ロック片押圧部
41b 被押圧操作部
41c 係止片
50a 第1押圧状態維持部材
50b 第2押圧状態維持部材
51 第1係止部
52 第1案内片
151 第2係止部
152 第2案内片

Claims (3)

  1. ロアレールとそのロアレールの長手方向に沿う前後方向に移動可能なアッパーレールとのいずれか一方に設けられた第1ロック部と、前記いずれか他方に設けられ前記第1ロック部とロック・ロック解除可能にロックする第2ロック部とを備えたシートのスライドロック装置であって、
    前記第1ロック部は、前記一方の長手方向に沿って並列された複数個のロック片を備え、
    前記第2ロック部は、前記他方の長手方向に沿って複数個が並列されて少なくとも1つの第2ロック部群を構成し、
    前記第2ロック部群は、その最前方側の最前方第2ロック部と最後方側の最後方第2ロック部との間に配設された中間第2ロック部のいずれか1つに、前記ロック片の少なくともいずれか1つが合致してロックすると略同時に当該第2ロック部群の他の第2ロック部に、他のロック片が合致してロックし得るように構成され、
    前記シートのスライドロック装置に、ロアレールに対するアッパーレールの移動に伴って、前記ロック片における最後方ロック片が少なくとも、前記第2ロック部群における最前方第2ロック部に隣接した後方側の中間第2ロック部と合致したロック可能位置よりも前方領域に入った場合に、前記最前方第2ロック部といずれのロック片ともロックできないようにする第1ロック不能手段と、前記ロック片における最前方ロック片が少なくとも、前記第2ロック部群における最後方第2ロック部に隣接した前方側の中間第2ロック部と合致したロック可能位置よりも後方領域に入った場合に、前記最後方第2ロック部といずれのロック片ともロックできないようにする第2ロック不能手段との少なくとも一つが、更に設けられていることを特徴とするシートのスライドロック装置。
  2. 前記ロック片は、夫々、前記一方に上下方向に移動可能に保持されているとともに、ロック片付勢部材の付勢力によって前記他方の第2ロック部側に付勢されて第2ロック部にロックされた状態に維持し得るように構成され、
    前記シートのスライドロック装置には、前記ロック片付勢部材の付勢力に抗してロック片をロック解除可能に押圧する移動可能なロック片押圧部が、更に設けられ、
    前記第1ロック不能手段は、前記前方領域に最後方ロック片が入った場合に、前記ロック片押圧部を前記押圧した状態に維持させる第1押圧状態維持部材を備え、
    前記第2ロック不能手段は、前記後方領域に最前方ロック片が入った場合に、前記ロック片押圧部を前記押圧した状態に維持させる第2押圧状態維持部材を備えていることを特徴とする請求項1記載のシートのスライドロック装置。
  3. 前記シートのスライドロック装置に、前記押圧状態維持部材と係脱自在に係止する係止片が、更に設けられ、
    前記係止片は、前記ロック片押圧部と連動可能に連結され、
    前記第1押圧状態維持部材は、前記ロック片押圧部がロック片を押圧した状態における係止片と係止する第1係止部と、前記前方領域に最後方ロック片が入る際に、前記係止片を前記第1係止部に案内する第1案内部とを備え、
    前記第2押圧状態維持部材は、前記ロック片押圧部がロック片を押圧した状態における係止片と係止する第2係止部と、前記後方領域に最前方ロック片が入る際に前記係止片を前記第2係止部に案内する第2案内部とを備えていることを特徴とする請求項2記載のシートのスライドロック装置。
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