JP4600001B2 - 車両用シート - Google Patents

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Description

本発明は、車体の前後方向に例えば3列のシートを備え、3列目の後部シートが車体側に対して脱着可能で、かつ、2列目のシートを後方へスライドさせて、その前方にスペースを確保することが可能な車両用シートに関する。
この種の技術は、例えば特許文献1に開示されているシート支持構造が既に知られている。この技術では、3列のシートを備えた車両において、3列目の後部シートを車体のフロアから取り外してフロア内に格納することが可能となっている。この後部シートを格納した状態において、2列目のシートを、後方へ延長したレールに沿ってスライドさせ、格納される前の後部シートがあった位置付近に移動させることができる。
特開2000−351342号公報
しかしながら、一般的には、格納式の後部シートを使用状態に保持するためのストライカなどの支持部材が車体のフロア側に設けられている。この支持部材は、2列目のシートを後方へスライドさせるときの障害となる。このため、レールを後方へ延長しただけでは、2列目のシートを後方へ充分にスライドさせることができない。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、後部シートを使用状態に保持するための支持部材があっても、例えば2列目のシートの後方へのスライド可能な領域を充分に確保可能とすることである。
本発明は、上記の目的を達成するためのもので、以下のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、車体の前後方向に複数列のシートを備え、最後列の後部シートが車体側に対して脱着可能であるとともに、この後部シートの前方に位置するスライドシートを後方へスライドさせることにより、このスライドシートの前方にスペースを確保することが可能な車両用シートであって、前記スライドシートのスライドを案内するために車体側に設けられているレールが、使用状態にある前記後部シートの保持位置まで延長されている。この延長された部分のレールに対して後部シートの前後をそれぞれ支持することで、後部シートを使用状態に保持する前方および後方の支持部材を備えている。前方の支持部材が、後部シートを使用状態に保持する位置においてレールに対するロックおよびアンロックが可能である。アンロック状態にある前方の支持部材を後方の支持部材に接近する位置までレールに沿って移動させることができるように構成されている。
この構成によれば、後部シートが車体側から取り外された状態において、この後部シートを支持していた前方の支持部材を後方の支持部材に接近する位置までレールに沿って移動させることにより、スライドシートの後方へのスライド可能な領域が延長される。これにより、取り外された後部シートのほぼ保持位置までスライドシートをスライドさせることができる。したがって、スライドシートの前方に大きなスペースを確保することができ、車内をラグジュアリースペースなどとして活用するときに有利となる。
なお、後部シートを使用状態に保持する支持部材は、例えば後部シート側に設けられたラッチと係合してロックされるストライカである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載された車両用シートであって、前記レールの延長された部分は、前記後部シートの前後をそれぞれ支持する前方および後方の支持部材を脱着することが可能な解放部を備えている。そして、後方の支持部材が前方の支持部材と同様に後部シートを使用状態に保持する位置においてレールに対するロックおよびアンロックが可能である。また、前方および後方の支持部材は、それぞれのアンロック状態においてレールに沿って解放部に移動させることが可能となっている。
この場合、後部シートを車体側から取り外した後は、その支持部材をレールから取り外すことにより、支持部材がスライドシートのスライドの障害にならず、スライドシートを後部シートの保持位置あるいは、それ以上にスライドさせることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
まず、本発明の実施の形態1を図1〜4によって説明する。
図1は、3列シートの配置を表した側面図である。この図面で示すように、シート配列は、車体の前後方向に関して最前列(1列目)の前部シート10、中間列(2列目)のスライドシート20、最後列(3列目)の後部シート30の順になっている。2列目のスライドシート20は、図1の位置から後方へのスライド操作が可能である。また、3列目の後部シート30は、車体のフロア40に対して脱着可能であり、かつ、フロア40の格納スペース44に収納することができる。
そこで、2列目のスライドシート20および3列目の後部シート30について具体的に説明する。まず、スライドシート20は、そのシートクッション20a下面に設けられた一対のアッパーレール22を備えている。これらのレール22は、フロア40上に設けられて、車体の前後方向へ延びる一対のロアレール42にスライド可能に係合している。また、スライドシート20は、レール22,42の相対的なスライドをロックするロック機構24を備えている。
ロック機構24は、レール22,42に形成された個々の係合孔に係合爪(いずれも図示省略)を共に係合させることでロック状態となり、その基本的な構成は、後で説明するストライカ34のロック機構38とほぼ同じである。このロック機構24をアンロック状態に操作することにより、スライドシート20をレール42に沿って車体の前後方向へスライドさせることができる。なお、ロック機構24は、スライドシート20を少なくとも図1で示す位置と、つぎに説明する図2の後方スライド位置とにおいてロックすることができる。
後部シート30は、そのシートクッション30a下面の前後においてラッチ31,32をそれぞれ備えている。なお、これらのラッチ31,32についても、個々に左右一対ずつ設けられている。また、フロア40側の両レール42は、後部シート30の位置まで延長されており、これらのレール42における後方端寄りには、各ラッチ31,32と対応する位置においてストライカ34,35がそれぞれ設けられている。これらのストライカ34,35にラッチ31,32を係合させることで、後部シート30は図1で示す保持位置Aにおいて使用状態に保持される。したがって、これらのストライカ34,35が、本発明における後部シートの支持部材に相当する。
図2は、2列目のスライドシート20を後方へスライドさせた状態の側面図である。この図面で示す状態では、後部シート30が保持位置Aから取り外されてフロア40の格納スペース44に収納されている。また、後部シート30の支持部材である各ストライカ34,35のうち、前方のストライカ34はレール42に沿って後方のストライカ35に接する位置まで移動している。これによって、スライドシート20のスライド領域が延長され、スライドシート20を後部シート30のほぼ保持位置Aまでスライドさせ、その位置でロック機構24によりロックすることができる。
図3は、レール42とストライカ34,35との関係を拡大して表した側面図である。前方のストライカ34は、レール42に沿って移動可能であるとともに、その移動をロックするためのロック機構38を備えている。つまり、このロック機構38は、ストライカ34をレール42に対して図1で示す後部シート30の保持位置Aでロックしている。そして、ロック機構38をアンロック状態に操作することにより、ストライカ34をレール42に沿って図2の位置へスライドさせることができる。
図4は、ロック機構38の構成を表した断面図である。この図面で示すように、ストライカ34は、そのベース部34aがレール42に沿ってスライド自在に組み付けられ、かつ、このベース部34aに設けられたロック機構38の係合爪38aを備えている。この係合爪38aの先端部は、ベース部34aおよびレール42に形成された係合孔38b,38cに対してそれぞれ係合している。この状態がロック機構38のロック状態であり、レール42に対するストライカ34(ベース部34a)のスライドが阻止されている。そこで、係合爪38aが操作され、その先端部が係合孔38b,38cから抜け出ることにより、ロック機構38がアンロック状態となり、レール42に対するストライカ34のスライドが可能となる。
なお、後方のストライカ35については、そのベース部35aがレール42の後端部に固定されている。
以上のように構成された3列シートにおいて、2列目のスライドシート20の前方に大きなスペースを確保する場合、既に述べたように、まず3列目の後部シート30を図1で示す保持位置Aから取り外す。つまり、後部シート30のラッチ31,32を個々に対応するストライカ34,35から取り外す。そして、取り外された後部シート30を折り畳んで、フロア40の格納スペース44に収納する(図2)。つぎに、前方に位置しているストライカ34を、そのロック機構38をアンロック状態に操作した後、図3の仮想線で示すように、後方のストライカ35に接する位置までレール42に沿って移動させる。
つづいて、スライドシート20のロック機構24をアンロック状態に操作し、このスライドシート20をレール42に沿って後方へスライドさせる。このとき、ストライカ34は、すでに後方のストライカ35と接する位置に移動しているので、スライドシート20のスライド領域が実質的に拡張されている。したがって、スライドシート20を図2で示すように、後部シート30の保持位置Aとほぼ対応する位置までスライドさせることができ、かつ、その位置でスライドシート20はロック機構24によりロックされる。
(実施の形態2)
つぎに、本発明の実施の形態2を図5〜7によって説明する。
図5は、実施の形態2におけるレール42とストライカ34,35との関係を図3と対応させて表した側面図である。この実施の形態2においては、後方のストライカ35についてもレール42に沿って移動可能であるとともに、その移動をロックするためのロック機構39を備えている。このロック機構39においても、その基本的な構造はストライカ34のロック機構38と同じである。ただし、ロック機構38は図5のa位置においてのみロック可能であり、ロック機構39はb位置においてのみロック可能である。なお、これらのa,b位置は、ストライカ34,35による後部シート30の保持位置Aである。そして、これらのストライカ34,35は、図5のc位置においてレール42から取り外すことができる。
図6は、図5のc位置におけるレール42の一部を表した外観斜視図である。この図面から明らかなようにレール42は、c位置の上面において解放部43を備えている。この解放部43は、ストライカ34,35のベース部34a,35aをレール42に対して脱着することが可能である。したがって、実施の形態2においては、ロック機構38,39をアンロック状態に操作してストライカ34,35を図5のc位置にスライドさせることにより、これらのストライカ34,35をレール42から取り外すことができる。
図7は、スライドシート20を後方へスライドさせた状態の側面図である。この図面で明らかなように、レール42から取り外されたストライカ34,35は、スライドシート20のスライドの障害にならない。つまり、レール42の全長をスライドシート20のスライド領域として利用でき、このスライドシート20を後部シート30の保持位置A、あるいは、それ以上にスライドさせることができる。
このように、スライドシート20を後部シート30の保持位置Aまでスライドさせることにより、車内をラグジュアリースペースなどとして活用する場合に、スライドシート20の前方に大きなスペースを確保することができる。なお、以上の実施の形態では、後部シート30を保持位置Aから取り外した後、フロア40の格納スペース44に収納する場合について説明したが、取り外された後部シート30を車外に運んで保管する場合についても本発明を適用することは可能である。
3列シートの配置を表した側面図 スライドシートを後方へスライドさせた状態の側面図 レールとストライカとの関係を拡大して表した側面図 ロック機構の構成を表した断面図 実施の形態2におけるレールとストライカとの関係を表した側面図 図5のc位置におけるレールの一部を表した外観斜視図 実施の形態2のスライドシートを後方へスライドさせた状態の側面図
符号の説明
20 スライドシート
30 後部シート
34,35 ストライカ
40 フロア
42 レール
44 格納スペース
A 後部シートの保持位置

Claims (2)

  1. 車体の前後方向に複数列のシートを備え、最後列の後部シートが車体側に対して脱着可能であるとともに、この後部シートの前方に位置するスライドシートを後方へスライドさせることにより、このスライドシートの前方にスペースを確保することが可能な車両用シートであって、
    前記スライドシートのスライドを案内するために車体側に設けられているレールが、使用状態にある前記後部シートの保持位置まで延長され、この延長された部分のレールに対して後部シートの前後をそれぞれ支持することで、後部シートを使用状態に保持する前方および後方の支持部材を備えており、前方の支持部材が、後部シートを使用状態に保持する位置においてレールに対するロックおよびアンロックが可能であり、アンロック状態にある前方の支持部材を後方の支持部材に接近する位置までレールに沿って移動させることができるように構成されている車両用シート。
  2. 請求項1に記載された車両用シートであって、
    前記レールの延長された部分は、前記後部シートの前後をそれぞれ支持する前方および後方の支持部材を脱着することが可能な解放部を備え、後方の支持部材が前方の支持部材と同様に後部シートを使用状態に保持する位置においてレールに対するロックおよびアンロックが可能であり、前方および後方の支持部材は、それぞれのアンロック状態においてレールに沿って解放部に移動させることが可能となっている車両用シート。
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