JP2005014803A - 車両用シートのスライド構造 - Google Patents

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Akihiro Kondo
明弘 近藤
Tomohiko Funakoshi
友彦 舟越
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Abstract

【課題】フロア一般部がフロア後部に対して低くなった車両において、後部荷室への荷物搭載等のために十分なシート移動量を確保する。
【解決手段】車両フロアFを車両前後方向へ延びるフロアトンネル部1の両側で、フロア一般部F1をフロア後部F2に対して低くした車両において、車両用シート3のシートクッション33の後端部をシートバック31の下端部に回動可能に結合してシートクッション33を略水平の使用姿勢からシートバック31に沿う収納位置へ起立可能とするとともに、フロアトンネル部1上にスライドレール2のロアレール21とこれに沿って移動可能なアッパレール22を設けて、シートバック31の下端をアッパレール22上に支持させ、使用姿勢にあるシートクッション33をフロア後部F2に着脱可能に結合するとともに、フロア後部F2との結合を解消してシートクッション33を収納姿勢とした状態で、アッパレール22上のシートバック31をロアレール21に沿って、フロア後部F2から離れたフロアトンネル部1上へ移動できるようにする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用シートのスライド構造に関し、特に、乗降口等のフロアが段付きに低くなった車両等に好適に使用できる車両用シートのスライド構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
天井高が比較的低いミニバン型車等においては、乗降を容易にし、車内の居住性を向上させるためにフロア一般部を低くしている。その一例を図6に示す。図において、車両フロアFはフロアトンネル部5の左右両側で後席シート6の前方にあるフロア一般部F1が段付きに低くなっており、フロア後部F2上に車両前後方向へ平行にスライドレール7が配設されてこれに後席シート6が載置されている。後席シート6のシートクッション61の座面は前方のフロア一般部F1に対して十分に高くなるから、着座した乗員は脚を十分伸ばすことができて居住性が向上し、後席シート6への乗員の乗降も容易となる。なお、特許文献1には車両のフロアトンネル部にスライドレールを設けて左右のシートをそれぞれ片持ち支持するようにしたスライド構造が示されている。
【特許文献1】特開2000−25494
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図6に示した従来のスライド構造では、図7に示すようにスライドレール7はフロア後部F2上にしか設置されておらず、後部荷室を拡大するために後席シート6をフロア後部F2の前方へ移動させようとしても(図7の鎖線)、その移動量が制限されて十分な荷室の拡大ができないという問題があった。
【0004】
そこで本発明はこのような課題を解決するもので、フロア一般部がフロア後部に対して低くなった車両において、後部荷室への荷物搭載等のために十分なシート移動量を確保することができる車両用シートのスライド構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明では、車両フロア(F)を車両前後方向へ延びるフロアトンネル部(1)の両側で、フロア一般部(F1)をフロア後部(F2)に対して低くした車両において、車両用シート(3)のシートクッション(33)の後端部をシートバック(31)の下端部に回動可能に結合してシートクッション(33)を略水平の使用姿勢からシートバック(31)に沿う収納位置へ起立可能とするとともに、フロアトンネル部(1)上にスライドレール(2)のロアレール(21)とこれに沿って移動可能なアッパレール(22)を設けて、シートバック(31)の下端をアッパレール(22)上に支持させ、使用姿勢にあるシートクッション(33)をフロア後部(F2)に着脱可能に結合するとともに、フロア後部(F2)との結合を解消してシートクッション(33)を収納姿勢とした状態で、アッパレール(22)上のシートバック(31)をロアレール(21)に沿って、フロア後部(F2)から離れたフロアトンネル部(1)上へ移動できるようにする。この場合、シートクッション(33)の前端部両側にラッチ(37)を設けて、これらラッチ(37)をフロア後部(F2)上に設けたストライカ(36)にそれぞれ離脱可能に係合させる構造とすると良い。
【0006】
本発明においては、使用姿勢にあるシートクッションに着座した乗員の荷重はシートバックを介してアッパレールと、シートクッションが結合されたフロア後部とで確実に支持される。車両の後部荷室を拡張する場合には、シートクッションとフロア後部との結合を解消してシートクッションをシートバックに沿った収納姿勢に起立回動させる。そして、シートクッションを収納したアッパレール上のシートバックを、ロアレールに沿ってフロア後部から離れたフロアトンネル部上へ移動させる。この状態で、乗員の着座していない車両用シートの荷重はアッパレールのみで十分支持される。そして、フロア後部から離れた位置へ移動させられた車両用シートの後方に十分大きな後部荷室が拡張形成される。
【0007】
なお、上記カッコ内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1において、車両フロアFの車両左右方向の略中央にはハット型断面のフロアトンネル部1が車両前後方向へ延びている。車両フロアFの一般部F1はフロアトンネル部1の両側で低くなっており、これに対して車両フロアFの後部F2は段付きに高くなっている。フロアトンネル部1の上面には左右位置に、スライドレール2を構成するロアレール21が平行に配設されており、各ロアレール21にはこれに沿って移動可能にアッパレール22が設けられている。その詳細は例えば図2に示すようなもので、ロアレール21は上方へ開放する略U字形断面をなし、その開口部は略逆U字形に屈曲して、左右の側壁211がステー212によってフロアトンネル部1の上面に固定されている。アッパレール22は二枚の板材を重ねたもので、略逆T字形に成形されたその下端がロアレール21の開口内へ挿入されてロアレール21の開口縁に対向している。アッパレール22はその前後位置(紙面垂直方向)に設けられた図略のローラがロアレール21内を転動してこれに沿って移動できる。
【0009】
アッパレール22は、例えば図3に示すようなスライドロック機構によってロアレール21の長手方向の所定位置で位置決めされる。すなわち、アッパレール22には上下動可能にストッパ板23が設けられてその下端前後位置に形成された爪部231がロアレール21の係止穴(図示略)内に進入してアッパレール22の移動が規制される。アッパレール22を移動させる場合には図略の操作レバーによってシャフト24を回転させ、その外周に突設された操作ピン241によってストッパ板23を上昇させて、爪部231をロアレール21の係止穴内から脱出させる。
【0010】
図1において、後席シート3の起立したシートバック31の下端にはフレーム体32が設けられて、これの中央部下面が左右のアッパレール22上に載置固定されている。フロア後部F2の上面に沿った略水平の使用姿勢にあるシートクッション33はその両側後端部がヒンジプレート41によってシートバック31の両側下端部に回動自在に結合されて、図1、図4の鎖線で示すように、シートバック31に沿う収納位置へ起立回動可能である。
【0011】
シートクッション33を使用位置と収納位置に保持する機構は、例えば以下のようなものである。すなわち、図5(A)において、シートクッション33と一体に回動するヒンジプレート41の基端がシートバック31(図4)の下端部に設けた支軸34に回転可能に結合されており、ヒンジプレート41の板面に一端を結合されたリンク42の他端に設けたピン体421が上記支軸34に回転可能に結合されたロックプレート43の、L字形に屈曲形成された長穴431の短辺内に位置させられている。ロックプレート43は図略のバネ部材によって上方へ回動付勢されており、リンク42のピン体421が下方へ屈曲する長穴431の短辺内に位置する図5(A)の状態では、ヒンジプレート41すなわちシートクッション33は回動が規制されて略水平の使用姿勢に保持されている。
【0012】
シートクッション33を上方へ跳ね上げ回動させて収納する場合には、図略の操作レバーを操作してワイヤ432を介してロックプレート43を下方へ回動させると(図5(B))、リンク42のピン体421が長穴431の短辺内から長辺内へ移動可能となるから、ピン体421を長穴431の長辺内へ移動させつつヒンジプレート41を上方へ回動させることができ、これに伴ってシートクッション33が収納姿勢へ起立回動させられる(図5(C))。シートクッション33が収納姿勢に至るとリンク42のピン体421が、上方へ復帰回動させられたロックプレート43の長穴431の短辺内へ再び進入してシートクッション33の回動が規制され、起立した収納姿勢にシートクッション33が保持される。
【0013】
図1において、使用姿勢のシートクッション33の前端部両側には係止プレート35が設けてあり、各係止プレート35には下方へ開放する凹部351(図4)が形成されて、凹部351内に、フロア後部F2の上面に立設された逆U字形のストライカ36の水平部361が進入して、係止プレート35がストライカ36上に載置されている。係止プレート35にはラッチ37が付設されており(図4)、ラッチ37はバネ部材(図示略)によってその凹所371がストライカ36の水平部361と係合するように回動付勢されている。これにより、シートクッション33は前端部の両側がフロア後部F2に結合されている。したがって、使用姿勢のシートクッション33に着座した乗員の荷重は、シートクッション33の後部両側でヒンジプレート41からシートバック31およびフレーム体32を介してアッパレール22により支持されるとともに、シートクッション33の前部両側では係止プレート35を介してストライカ36により支持されている。
【0014】
車両の後部荷室を拡張する場合には、ストライカ36との係合を解消する方向へラッチ37を回動させてシートクッション33の前端部とフロア後部F2との結合を解くとともに、ロックプレート43(図5)を下方へ回動操作してヒンジプレート41とこれと一体のシートクッション33を上方へ回動させ、図1の鎖線で示すようにシートクッション33をシートバック31に沿った収納姿勢にする。この後、アッパレール22のストッパ板23(図3)を上昇させてアッパレール22を移動可能とし、シートクッション33を収納したシートバック31を、フロアトンネル部1上のロアレール21に沿って、図1のA位置から、フロア後部F1から離れた前方のB位置まで大きく移動させる。この状態で、乗員の着座していない後席シート3の荷重はアッパレール21のみで十分支持される。そして、大きく前方へ移動した後席シート3の後方に十分大きな後部荷室が拡張形成される。
【0015】
【発明の効果】
以上のように本発明の車両用シートのスライド構造によれば、フロア一般部がフロア後部に対して低くなった車両において、後部荷室への荷物搭載等のために十分なシート移動量を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すスライド構造の透視斜視図である。
【図2】スライドレール部の一例を示す断面図である。
【図3】スライドロック機構の一例を示す側面図である。
【図4】スライド構造を備えた車両用シートの側面図である。
【図5】シートクッション保持機構の一例を示す側面図である。
【図6】従来のスライド構造を備えた車両用シートの斜視図である。
【図7】従来のスライド構造の作動を示す概略側面図である。
【符号の説明】
1…フロアトンネル部、2…スライドレール、21…ロアレール、22…アッパレール、3…車両用シート、31…シートバック、33…シートクション、F…車両フロア、 F1…フロア一般部、F2…フロア後部。

Claims (2)

  1. 車両前後方向へ延びるフロアトンネル部の両側で、フロア一般部をフロア後部に対して低くした車両において、車両用シートのシートクッションの後端部をシートバックの下端部に回動可能に結合して前記シートクッションを略水平の使用姿勢から前記シートバックに沿う収納位置へ起立可能とするとともに、前記フロアトンネル部上にスライドレールのロアレールとこれに沿って移動可能なアッパレールを設けて、前記シートバックの下端を前記アッパレール上に支持させ、使用姿勢にある前記シートクッションを前記フロア後部に着脱可能に結合するとともに、前記フロア後部との結合を解消して前記シートクッションを収納姿勢とした状態で、前記アッパレール上の前記シートバックを前記ロアレールに沿って、前記フロア後部から離れた前記フロアトンネル部上へ移動できるようにしたことを特徴とする車両用シートのスライド構造。
  2. 前記シートクッションの前端部両側にラッチを設けて、これらラッチを前記フロア後部上に設けたストライカにそれぞれ離脱可能に係合させた請求項1に記載の車両用シートのスライド構造。
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JP2006298235A (ja) * 2005-04-22 2006-11-02 Mazda Motor Corp 車両用シート取付構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006298235A (ja) * 2005-04-22 2006-11-02 Mazda Motor Corp 車両用シート取付構造
JP4621978B2 (ja) * 2005-04-22 2011-02-02 マツダ株式会社 車両用シート取付構造

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