JP3639537B2 - 車両のスライドシート - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両のスライドシートに関し、特に、シートバックの前傾に伴ってスライドロックを解除するウォークイン機構を備えた車両のスライドシートの構造改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
後席への乗り込みを容易にするために、前席にいわゆるウォークイン機構を備えたものがある。これは図5(A)に示すようにスライド機構5上にシート本体6を支持したスライドシートにおいて、図5(B)に示すようにシートバック61を前傾させると(黒矢印)スライドロックが解除されてシート本体6が前方へ移動可能となり(白矢印)、これによって前席シートの後方に十分な乗降空間が確保される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
一方、近年ではRV(リクリエーショナル・ビークル)車等において、シートクッション62を、その前縁を中心に前方へ跳ね上げ可能とし(図6(A)から(B))、シートクッション62の跳ね上げにより生じた空間内に図6(C)に示すようにシートバック61をほぼ水平に前倒させて、前倒したシートバック61の背面を、他の座席に着座している乗員のテーブルとして使用したり、フラットな荷物スペースとして有効に使用できるようにしたものがある。しかし、このような構造を上記従来のウォークイン機構を備えたシートに適用しようとすると、シートバック61の前倒と同時にシートスライド機構5のロックが解消されてしまうためにシートバック61の位置が定まらず、前倒したシートバック61の背面の位置が変動する結果、有効なスペースとして利用できないという問題があった。
【0004】
そこで本発明はこのような課題を解決するもので、ウォークイン機構を備えたシートの、前倒したシートバック背面を、テーブルとして使用したり、フラットな荷物スペースとして有効に使用できるようにした車両のスライドシートを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明では、シートのスライドをロックするスライドロック装置(14)と、シートバックを所定位置より前方へ回動させたときに、スライドロックを解除するウォークイン機構を具備する車両のスライドシートにおいて、シートクッション(62)を跳ね上げ可能とするとともに、シートクッション(62)の跳ね上げにより生じた空間内にシートバック(61)を前倒可能とし、シートクッション(62)の跳ね上げに連動してウォークイン機構によるスライドロックの解除を禁止するロック解除禁止手段を設ける。このロック解除禁止手段は好ましくは、シートバック(61)の上記所定位置より前方への回動に連動して移動するとともに、上記シートクッション(62)の跳ね上げに連動して姿勢を変える感知部材(2)を有し、シートクッション(62)が使用状態のときは、感知部材(2)は上記移動によりスライドロック装置(14)を操作してスライドロックを解除させるとともに、シートクッション(62)を跳ね上げたときは、感知部材(2)は姿勢を変えたことにより上記移動によってスライドロック装置(14)を操作することができないような構造で実現される。
【0006】
本発明によれば、シートクッションを跳ね上げた状態ではロック解除禁止手段によってスライドロックの解除が禁止される。したがって、シートクッションを跳ね上げて生じた空間内へシートバックを前倒させればシートバックは移動することなく位置決めされているから、水平に前倒したシートバックの背面を、他の座席に着座している乗員がテーブルとして使用したり、フラットな荷物スペースとして有効に使用できる。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1にはスライドシートのスライド機構部の拡大側面図を示す。図1において、車両フロア上に設けられて前後方向(図1の左右方向)へ延びるロアレール11上に、シートクッション62(図6参照)を支持するアッパレール12が摺動自在に載置されている。ロアレール11は上方へ開放する略U字断面をなすとともに、その開口縁は下方へ折り返されて、ここに、長手方向へ間隔をおいてロック用の歯形13が形成されている。一方、アッパレール12にはロックプレート14が設けられている。ロックプレート14は図略の前端がアッパレール12の板面に回動可能に結合されて後方(図1の右方)へ延びており、後端部141の下面に水平に突出形成された前後一対のロック片142が、前後のロック用歯形13にそれぞれ係合してアッパレール12のスライド移動が規制されている。
【0008】
アッパレール12の板面には感知レバー2が設けられており、この感知レバー2は後端に立設されたピン21がガイドプレート15の下方へ凸状に湾曲する長孔151内に挿入されている。なお、ガイドプレート15はアッパレール12の板面に接合されている。感知レバー2の板面にはその下縁に沿って斜め前後方向へ延びる長辺部221とその後端から鋭角をなして上方へ延びる短辺部222とを有する長孔22が形成されている。また、感知レバー2の中間位置には上方へ一定幅で大きく突出する感知部23が突出形成されている。感知レバー2の下縁中間位置に形成されたバネ係止突起24とアッパレール12の板面との間にはコイルバネ25が張設されて、感知レバー2は全体として前上方へ付勢されている。
【0009】
シートクッション62(図6)が通常の使用位置にある場合には、その底面に突設された操作ピン7の先端が図1に示すように感知部23の上端に当接して、コイルバネ25のバネ力に抗して感知レバー2を押し下げている。この状態で、ガイドプレート15に設けたロック解除カム3のピン31は長孔短辺部222の上端に位置している。ロック解除カム3は各コーナ部を円弧状に湾曲させた略二等辺三角形の板体で、頂部の軸体33によってガイドプレート15に回動自在に結合されるとともに、底辺両端部の一方に上記ピン31が立設され、他方にはロック解除ピン32が立設されている。ロック解除カム3は軸体33の周囲に配設されたコイルバネ34によって時計方向へ回転付勢されている。なお、ピン32はガイドプレート15に形成された斜め下方へ湾曲する長孔152にも挿通されており、また、感知レバー2の後端部板面には、シートバック61(図6)の前倒に連動して後方へ引かれる操作ワイヤ4の前端が結合されている。
【0010】
このような構造のスライドシートにおいて、シートクッション62が通常使用位置にある状態でシートバック61(図5)をリクライニング機構により前傾させると図2の矢印で示すように操作ワイヤ4が後方へ引かれ、感知レバー2のピン21が長孔151に沿って移動して感知レバー2は後下方へ移動する。これに伴いロック解除カム3が、そのピン31を長孔152にガイドさせつつ下方へ回動して、ロック解除ピン32がロックプレート14の後端部141上面の突出部143に当接して、これを押し下げる。これにより、ロック片142がロック用歯形13間から下方へ脱出し、アッパレール12すなわちシート本体を前方へ移動させて、後席シートへの乗降のための十分なスペースを確保することができる。なお、この場合のシートバック61の前傾は、背もたれとして使用できる位置(使用位置)をリクライニング機構の操作レバーによって多段階に調整可能である。そして、この操作レバーによっては、上記使用位置の最前端位置(本発明における所定位置)を越えた所定の前傾位置までしかシートバック61を前方に回動させることができないようになっている。
【0011】
図1の状態からシートクッション62を跳ね上げ転回させると、図3に示すように操作ピン7が感知部23から上方へ離れて、コイルバネ25のバネ力によって感知レバー2が上方へ回動し、ロック解除カム3のピン31が長孔22の短辺部222の下端へ移動して長孔長辺部221に臨む位置に至る。この状態で、シートクッション62の跳ね上げにより生じた空間内にシートバック61をリクライニング機構によって前倒させると、操作ワイヤ4は後方へ引かれるが、図4に示すように、感知レバー2が後下方へ移動するにつれてロック解除カム3のピン31が長孔22の長辺部221内を前方へ相対移動し、この結果、ロック解除カム3は作動せず、ロックプレート14のロック片142はロアレール11のロック用歯形13と係合したままとなってアッパレール12すなわちシート本体は移動が規制される。このようにシートバック61を、シートクッション62の跳ね上げ後に水平姿勢まで前倒させてもシート本体の移動は規制されるから、前倒したシートバック61の背面は確実に位置決めされ、他の座席に着座した乗員のテーブルとして上記背面を使用したり、フラットな荷物スペースとして有効に使用することができる。なお、シートバック61の水平姿勢までの前倒は、上述したシートバック前傾用の操作レバーとは別の操作レバーで行なう。また、本実施形態において、シートバック61が前傾ないし前倒する際の回転軸はリクライニング機構の同一の軸である。
【0012】
【発明の効果】
以上のように、本発明の車両のスライドシートによれば、ウォークイン機構を備えたシートにおいて、シートクッションを跳ね上げた後の空間内へ前倒させたシートバックを確実に位置決めできるから、シートバック背面を他の座席に着座した乗員のテーブルとして使用したり、フラットな荷物スペースとして有効に使用できるように、シートのスライドのロックを保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す、スライドシートのスライド機構部の拡大側面図である。
【図2】スライド機構部の作動を示す拡大側面図である。
【図3】スライド機構部の作動を示す拡大側面図である。
【図4】スライド機構部の作動を示す拡大側面図である。
【図5】従来のスライドシートの概略側面図である。
【図6】従来のスライドシートの概略側面図である。
【符号の説明】
11…ロアレール、12…アッパレール、14…ロックプレート、2…感知レバー、3…ロック解除レバー、4…操作ワイヤ、5…スライド機構、6…シート本体、61…シートバック、62…シートクッション、7…操作ピン。

Claims (2)

  1. シートのスライドをロックするスライドロック装置と、シートバックを所定位置より前方へ回動させたときに、前記スライドロックを解除するウォークイン機構を具備する車両のスライドシートにおいて、シートクッションを跳ね上げ可能とするとともに、シートクッションの跳ね上げにより生じた空間内にシートバックを前倒可能とし、シートクッションの跳ね上げに連動してウォークイン機構によるスライドロックの解除を禁止するロック解除禁止手段を設けたことを特徴とする車両のスライドシート。
  2. 前記ロック解除禁止手段は、シートバックの前記所定位置より前方への回動に連動して移動するとともに、前記シートクッションの跳ね上げに連動して姿勢を変える感知部材を有し、前記シートクッションが使用状態のときは、前記感知部材は前記移動により前記スライドロック装置を操作して前記スライドロックを解除させるとともに、前記シートクッションを跳ね上げたときは、前記感知部材は姿勢を変えたことにより前記移動によって前記スライドロック装置を操作することができない請求項1に記載の車両のスライドシート。
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