JP3456523B2 - 自動車の格納式リアシート - Google Patents

自動車の格納式リアシート

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の格納式リ
アシートに関するものである。 【0002】 【従来の技術】ワゴン車系等の自動車では、荷室部の多
様化や収容スペースの向上等を目的として格納式リアシ
ートを装備する場合がある。 【0003】従来、この種の格納式リアシートとして、
タンブル格納シートと水平格納シートがある。 【0004】前者のタンブル格納シートは、図3に示す
ように、デッキパネル1にヒンジ2を介してスライドレ
ール3を前起こし可能に設け、このスライドレール3に
乗員の尻部を支えるシートクッション4を設け、このシ
ートクッション4の後端部にリクライニング可能に乗員
の背部を支えるシートバック5を設けて構成し、格納
時、1点鎖線に示すように、シートバック5をシートク
ッション4上に前倒した後、シートクッション4をヒン
ジ2を支点としてスライドレール3ごと前起こしに跳ね
上げて起立させることによりタンブル格納させるように
なっている。 【0005】一方、後者の水平格納シートは、図4に示
すように、フロアパネル6に回動自在に設けたステー7
の上端部に乗員の尻部を支えるシートクッション4の前
端部を回動自在に設け、このシートクッション4の後端
部をデッキパネル1の所定位置に設けたストライカ8に
ロックフック9を介して着脱可能に係合するとともに、
シートクッション4の後端部にリクライニング可能に乗
員の背部を支えるシートバック5を設けて構成し、格納
時、1点鎖線に示すように、シートバック5をシートク
ッション4上に前倒した後、ストライカ8とロックフッ
ク9の係合を解除してシートクッション4をステー7の
回動動作によって前方へ移動させてフロアパネル1上に
載置させることによりデッキパネル1と面一に水平格納
させるようになっている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】ところで、図3に示す
タンブル格納シートによれば、シートクッション4をシ
ートレール3によりスライドさせて快適な足元空間を得
ることができるが、タンブル格納であるため、リアシー
トが邪魔になって十分な荷室スペースを確保できず、荷
室部を有効に使用することができない。 【0007】一方、図4に示す水平格納シートによれ
ば、デッキパネル1と面一となるように水平格納できて
十分な荷室スペースを確保することができるが、シート
クッション4をスライドできないために快適な足元空間
を得ることができない。なお、快適な足元空間を得るた
めにシートポジションを車両後方に設定しすぎると、荷
室空間が狭くなり、軽1ボックス車のように荷物を積載
することの多い車種では不利となる。 【0008】そこで、本発明は前述した事情に鑑みて開
発したものであり、快適な足元空間が得られ、しかも、
格納時に十分な荷室スペースを確保できて荷室部を有効
に使用できる自動車の格納式リアシートを提供すること
を目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の技術的手段として、本発明は、フロアパネルの所定位
置に設けたシートレールに、スライドロック機構を有す
る摺動部材をスライド可能に設け、この摺動部材に回動
自在に設けたステーの先端部に、乗員の尻部を支えるシ
ートクッションの前端部を回動自在に設け、このシート
クッションの後端部に、乗員の背部を支えるシートバッ
クを折りたたみ可能に設けるとともに、上記シートクッ
ションの後端部を、上記フロアパネルに対してシート格
納高さと略同じ段差を有するデッキパネルに移動自在に
支える一方、デッキパネルの所定位置に設けた被係合部
材に係合部材を介して着脱自在に係合し、かつ、上記シ
ートクッションに、上記摺動部材のスライドロック機構
と上記ロックフックとのロックを同時に解除する第1の
ロック解除レバーと、上記ロックフックのロックだけを
解除する第2のロック解除レバーを設けたことを特徴と
する。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明に係る自動車の格納
式リアシートの実施の形態について図1に基いて詳細に
説明する。 【0011】図1に示すように、フロアパネル10の所
定位置にシートレール11が設けててあり、このシート
レール11にスライドロック機構(図示せず)を有する
摺動部材12をスライド可能に設けている。シートレー
ル11には複数箇所、例えば3個所にロック位置が等間
隔に設けてあり、各々のロック位置で摺動部材12はス
ライドロック機構をロックしてシートレール11に対す
るスライド動作を規制するようになっている。摺動部材
12にはこれに枢支されて車体前後方向に回動可能に設
けられたステー13を介してシートクッション14が支
持されており、摺動部材12とステー13との間および
ステー13とシートクッション14との間にそれぞれ設
けられたストッパー(図示せず)によりシートクッショ
ン14は位置決めされて着座可能に保持されている。シ
ートクッション14の後端部にはリクライニング可能
で、シートクッション14に対して重なるように折りた
たむことができるシートバック15を設けている。シー
トクッション14の後端部下部にはローラ16が転動自
在に設けてあり、このローラ16を介してシートクッシ
ョン14の後端部をフロアパネル10に対してシート格
納高さh(図2参照)と略同じ段差(デッキ高さ)Hを
有するデッキパネル17に移動自在に支えている。デッ
キパネル17の所定位置には複数個(シートレール11
のロック位置と同数、例えば3個)のストライカ18が
シートレール11のロック位置と対応する位置に同じ間
隔で設けられており、各々のストライカ18にシートク
ッション14の後端部に設けたロックフック19を着脱
自在に係合することによりシートクッション14のデッ
キパネル17に対する移動を規制するようになってい
る。シートクッション14の後端部両側には、第1のロ
ック解除レバー20と第2のロック解除レバー(図示せ
ず)が設けられており、第1のロック解除レバー20を
操作すれば摺動部材12のスライドロック機構とロック
フック19とのロックを同時に解除させ、第2のロック
解除レバーを操作すればロックフック19のロックだけ
が解除させるようになっている。 【0012】上記構成に基き本発明の動作を次に説明す
る。 【0013】先ず、図1のシート使用状態において、第
1のロック解除レバー20で摺動部材12のスライドロ
ック機構とロックフック19とのロックを同時に解除
し、摺動部材12のシートレール11に対するスライド
動作を可能にするとともに、シートクッション14のデ
ッキパネル17に対する移動を可能にする。この状態
で、図1の1点鎖線に示すように、摺動部材12をシー
トレール11に対してスライドさせると同時に、シート
クッション14をデッキパネル17に対して移動させる
ことによりシートクッション14を所望位置に調整させ
る。これにより、シートクッション14を所望位置にス
ライドすることができて快適な足元空間が得られるとと
もに、荷室優先/客室優先の使い分けも可能である。 【0014】次に、図1のシート使用状態において、シ
ートバック15をシートクッション14上に前倒した
後、第2のロック解除レバーでロックフック19のロッ
クだけを解除し、シートクッション14のデッキパネル
17に対する移動を可能にする。この状態で、図2に示
すように、シートクッション14をステー13の回動動
作によって前方へ移動させてフロアパネル10上にデッ
キパネル17と面一に水平格納させる。これにより、十
分な荷室スペースが確保でき、荷物を最大限に積込むこ
とができて荷室部を有効に使用できる。また、フロアパ
ネル10側にシートレール11を設けたことにより、デ
ッキパネル17側にスライドレールを設けてスライドレ
ールごと水平格納させる場合より、格納時のシート格納
高さを低くでき、デッキ高さHを低く抑えることができ
る。即ち、デッキパネル17側にスライドレールを設け
てスライドレールごと水平格納させる場合は、スライド
レールにベースが必要となり、そのベースとスライドレ
ール自体の厚さ分格納時のシート高さが高くなる。 【0015】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シートクッションを所望位置にスライドすることができ
るとともに、デッキパネルと面一に水平格納することが
できるから、シート使用時は快適な足元空間が得られる
とともに、シート格納時は十分な荷室スペースが確保で
きて荷室部を有効に使用できる。また、スライド機構を
フロアパネル側に設けてリアシートだけ水平格納させる
ことにより、格納時のシート格納高さを低くしてデッキ
高さを低く抑えることができる。この結果、デッキへの
荷物の積み降ろしが容易になり、また、荷室高さを大き
くとることが可能となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る自動車の格納式リアシートの使用
状態を示す概略側面図である。 【図2】本発明に係る自動車の格納式リアシートの格納
状態を示す概略側面図である。 【図3】従来の自動車の格納式リアシートにおけるタン
ブル格納シートを示す概略側面図である。 【図4】従来の自動車の格納式リアシートにおける水平
格納シートを示す概略側面図である。 【符号の説明】 10 フロアパネル 11 シートレール 12 摺動部材 13 ステー 14 シートクッション 15 シートバック 16 ローラー 17 デッキパネル 18 ストライカ 19 ロックフック 20 第1のロック解除レバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 2/00 - 2/54

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 フロアパネルの所定位置に設けたシート
    レールに、スライドロック機構を有する摺動部材をスラ
    イド可能に設け、この摺動部材に回動自在に設けたステ
    ーの先端部に、乗員の尻部を支えるシートクッションの
    前端部を回動自在に設け、このシートクッションの後端
    部に、乗員の背部を支えるシートバックを折りたたみ可
    能に設けるとともに、上記シートクッションの後端部
    を、上記フロアパネルに対してシート格納高さと略同じ
    段差を有するデッキパネルに移動自在に支える一方、デ
    ッキパネルの所定位置に設けた被係合部材に係合部材を
    介して着脱自在に係合し、かつ、上記シートクッション
    に、上記摺動部材のスライドロック機構と上記ロックフ
    ックとのロックを同時に解除する第1のロック解除レバ
    ーと、上記ロックフックのロックだけを解除する第2の
    ロック解除レバーを設けたことを特徴とする自動車の格
    納式リアシート。
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