JP3137892B2 - 自動車用デッキボードの構造 - Google Patents

自動車用デッキボードの構造

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JP3137892B2
JP3137892B2 JP07347642A JP34764295A JP3137892B2 JP 3137892 B2 JP3137892 B2 JP 3137892B2 JP 07347642 A JP07347642 A JP 07347642A JP 34764295 A JP34764295 A JP 34764295A JP 3137892 B2 JP3137892 B2 JP 3137892B2
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雅章 遠山
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車用デッキボー
ドの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用デッキボードとしては、
実開昭61−155248号公報に記載のように、1枚
のデッキボードを荷室のフロアパネルに開閉可能に取り
付けたものが一般的である。しかしながら、上記構造の
場合、デッキボード上に荷物を載せた状態ではデッキボ
ードを開くことができないので、デッキボード下に収納
された工具などの小物を取り出すのが難しい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、荷室の前方
に配置されるリヤシートのシートバックを水平に後傾さ
せることにより、シートクッションとシートバックとを
フルフラット構造にできる自動車用シートが実用化され
ている。しかし、シートバックを後傾させてフルフラッ
トにしても、シートクッションとシートバックとを合わ
せたスペースだけでは、大人は勿論、子供一人が横にな
る場合でも前後方向のスペースが足りないことが多い。
【0004】レクリエーショナルビークル(以下、RV
車と呼ぶ)のように荷室スペースの比較的大きな自動車
の場合、リヤシートのシートバックを後傾させた状態で
も、その後方に空スペースが存在するが、従来ではこの
スペースを寝台スペースとして有効活用できなかった。
【0005】そこで、本発明の目的は、デッキボード上
に荷物を載せた状態でも、デッキボード下の小物を容易
に取り出すことができ、しかもフルフラット時の寝台ス
ペースを後方へ拡張できる自動車用デッキボードの構造
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、荷室のフロアパネル上に配置される自動
車用デッキボードにおいて、上記デッキボードを前後に
少なくとも2分割し、前側ボードと後側ボードとを互い
にヒンジを介して回動可能に連結するとともに、前側ボ
ードの裏面にクッションパッドを取り付け、上記クッシ
ョンパッドが上向きになるように前側ボードを後側ボー
ドの上に折り返した状態で、荷室の前方に配置されるリ
ヤシートのシートバックを水平に後傾させることによ
り、シートバックとクッションパッドとがほぼ面一状に
連続するように構成したものである。
【0007】例えば、デッキボード上に荷物を載せる場
合には、前側ボード上に荷物を移動させれば、後側ボー
ドを開くことができるので、後側ボード下に収納された
工具などの小物を簡単に取り出すことができる。リヤシ
ートをフルフラット構造にする場合には、まず前側ボー
ドのクッションパッドが上向きになるように前側ボード
を後側ボードの上に折り返す。次に、リヤシートのシー
トバックを水平位置まで後傾させると、シートバックと
前側ボードのクッションパッドとがほぼ面一状に連続す
ることになる。そのため、フルフラット領域を後方へ拡
大でき、寝台スペースを拡張できる。
【0008】本発明のデッキボードは、少なくとも前後
に2分割されたものであればよく、3分割してもよい。
例えば3分割の場合、中間部のボードを前側ボードと
し、最後部のボードを後側ボードとして使用すればよ
い。
【0009】
【発明の実施の形態】図1,図2は本発明にかかるデッ
キボード構造を備えたRV車の一例を示し、1は車体、
2はフロアパネル、3はフロントシート、4はリヤシー
トである。フロントシート3およびリヤシート4はリク
ライニング機構を備えている。なお、通常の多段ロック
リクライニング機構でなくても、ロック装置を有しない
後倒れ機構のみでもよい。車体1の後部には荷室5が形
成され、荷室5に対応するフロアパネル2の後端部には
収納用凹所6が形成され、この凹所6内に工具やロープ
などの小物を収納し得るようになっている。
【0010】フロアパネル2上には、上記凹所6を閉鎖
する木製または樹脂製のデッキボード10が載置されて
いる。このデッキボード10は図3に示すように前後に
3分割されており、最前部の第1ボード11と中間部の
第2ボード12と最後部の第3ボード13とで構成され
ている。第2ボード12と第3ボード13は前後、左右
の寸法L,Dが同一に形成されており、これらボード1
2,13は互いにヒンジ14を介して回動可能に連結さ
れている。また、第2ボード12の裏面にはほぼ全面に
クッションパッド15が取り付けられている。
【0011】第2ボード12と第3ボード12の左右の
幅寸法Dはリヤシート4のシートバック4aと同長であ
る。また、シートバック4aを水平に後傾させた時、シ
ートバック4aの頂部が第3ボード13の前縁と合致す
るように、第1ボード11と第2ボード12の前後の幅
寸法が設定されている。さらに、クッションパッド15
の厚みはシートバック4aの厚みとほぼ同等に設定され
ている。
【0012】第1ボード11の上面には、リヤシート4
のシートバック4aの背面と連続するカーペット16が
装着され、第2ボード12と第3ボード13の上面には
互いに連続するカーペット17が装着されている。荷室
5のフロアパネル2上には、図3に示すように、3枚の
ボード11〜13の両側部下面を支持するデッキボード
サポート18が固定されている。また、荷室5の両側部
には、リヤシート4のアームレスト4bの後部を支える
箱型のデッキサイドトリム19が突設されている。アー
ムレスト4bに代えて、通常の置きパッドタイプのリヤ
バックサイドを設けてもよい。なお、図3の右半分は、
カーペット16,17およびデッキサイドトリム19を
省略してある。
【0013】次に、上記構成よりなる自動車の使用方法
を説明する。リヤシート4を通常の着座姿勢とした場
合、図2のように荷物Wを第1ボード11と第2ボード
12の上に載せておけば、第3ボード13をヒンジ14
を支点として開くことができる。そのため、第3ボード
13下の凹所6内に収納された小物を容易に取り出すこ
とができる。したがって、第3ボード13下の凹所6に
は使用頻度の高いものを収納するのが望ましい。なお、
第3ボード13を起立位置(図2の二点鎖線で示す位
置)でロックするロック機構を設ければ、荷物Wの移動
防止にもなる。
【0014】次に、図4,図5のようにリヤシート4を
フルフラットとする場合には、第2ボード12をヒンジ
14を支点として後方へ回動させ、第2ボード12のク
ッションパッド15が上向きになるように第2ボード1
2を第3ボード13の上に折り返す。そして、シートバ
ック4aからヘッドレスト4cを引き抜き、シートバッ
ク4aを水平位置まで後傾させる。この時、シートバッ
ク4aの背面は第1ボード11とデッキボードサポート
18(図3参照)とで支持される。
【0015】上記のように、シートバック4aを後傾さ
せた時、シートバック4aの頂部がクッションパッド1
5の前面とほぼ接触状態となり、しかもシートバック4
aの上面とクッションパッド15の上面とがほぼ面一状
態となる。この状態で、身長の低い人であれば、リヤシ
ート4上に十分に横になることができる。
【0016】なお、寝台スペースを前方へ拡張するた
め、図4,図5に示すように、リヤシート4のシートク
ッション4dの前にオットマン20を適宜配置してもよ
い。このオットマン20は、クッション部21と内側へ
折り畳み可能なU字形の脚22とを備えている。オット
マン20とシートクッション4dとを、適当な脱着手段
で連結するようにしてもよい。この場合には、寝台スペ
ースが前方へ拡張されるので、一層余裕をもって横にな
ることができる。
【0017】図6,図7は、クッションパッド15を最
後列のシートクッションとして用い、オットマン20を
簡易背もたれとして用いた例を示す。この場合には、バ
ックドア7を開けば、クッションパッド15上に後ろ向
きで着座できる。この場合、オットマン20の裏面をデ
ッキサイドトリム19に当てて支持するのが望ましい。
【0018】図8,図9は、オールフルフラット構造と
した状態を示す。この場合には、フロントシート3のシ
ートバック3aを水平に後傾させ、その頂部をリヤシー
ト4のシートクッション4dとを面一状に当接させたも
のである。この場合には、前端のフロントシート3のシ
ートクッション3bから後端のクッションパッド15ま
で連続したフルフラット面を構成できるので、身長の高
い人であっても余裕をもって横になることができる。
【0019】図10,図11は、フラットデッキ構造と
した状態を示す。この場合には、リヤシート4のシート
クッション4dを前方へ90°倒立させるとともに、シ
ートバック4aを水平に前傾させる。このとき、シート
バック4aの背面とデッキボード10とはほぼ面一状と
なり、荷室スペースを最大限拡張できる。なお、図3に
示すように、シートバック4aと第1ボード11には連
続するカーペット16が装着され、第2ボード12と第
3ボード13には連続するカーペット17が装着されて
いるので、フラットデッキに段差が発生せず、荷物の積
載や出し入れに便利である。
【0020】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、前側ボードのクッションパッドが上向きになる
ように前側ボードを後側ボードの上に折り返した状態
で、荷室の前方に配置されるリヤシートのシートバック
を水平に後傾させることにより、シートバックとクッシ
ョンパッドとがほぼ面一状に連続するように構成したの
で、フルフラット領域を後方へ拡大でき、寝台スペース
を拡張できる。そのため、荷室スペースの比較的大きな
自動車の場合に、リヤシート後方の空スペースを寝台ス
ペースとして有効活用できる。また、デッキボード上に
荷物を載せる場合に、前側ボード上に荷物を載置してお
けば、後側ボードを自由に開くことができるので、後側
ボード下に収納された工具などの小物を簡単に取り出す
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるデッキボードを備えた自動車の
後部室内の斜視図である。
【図2】図1の自動車の通常着座姿勢における概略側面
図である。
【図3】図1の自動車の荷室部分の斜視図である。
【図4】フルフラット構造とした状態の室内斜視図であ
る。
【図5】図4における自動車の概略側面図である。
【図6】クッションパッドを最後列シートとして用いた
状態の室内斜視図である。
【図7】図6の状態における自動車の概略側面図であ
る。
【図8】フロントシートおよびリヤシートをフルフラッ
ト構造とした状態の室内斜視図である。
【図9】図8の状態における自動車の概略側面図であ
る。
【図10】フラットデッキ構造とした状態の室内斜視図
である。
【図11】図10の状態における自動車の概略側面図で
ある。
【符号の説明】
2 フロアパネル 4 リヤシート 4a シートバック 5 荷室 6 収納用凹所 10 デッキボード 11 第1ボード 12 第2ボード(前側ボード) 13 第3ボード(後側ボード) 14 ヒンジ 15 クッションパッド

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】荷室のフロアパネル上に配置される自動車
    用デッキボードにおいて、 上記デッキボードを前後に少なくとも2分割し、前側ボ
    ードと後側ボードとを互いにヒンジを介して回動可能に
    連結するとともに、 前側ボードの裏面にクッションパッドを取り付け、 上記クッションパッドが上向きになるように前側ボード
    を後側ボードの上に折り返した状態で、荷室の前方に配
    置されるリヤシートのシートバックを水平に後傾させる
    ことにより、シートバックとクッションパッドとがほぼ
    面一状に連続するように構成したことを特徴とする自動
    車用デッキボードの構造。
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