JP2006008010A - 車両用シートスライド装置 - Google Patents
車両用シートスライド装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006008010A JP2006008010A JP2004190021A JP2004190021A JP2006008010A JP 2006008010 A JP2006008010 A JP 2006008010A JP 2004190021 A JP2004190021 A JP 2004190021A JP 2004190021 A JP2004190021 A JP 2004190021A JP 2006008010 A JP2006008010 A JP 2006008010A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- link
- rail
- memory
- seat back
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
【解決手段】 第1スプリング(33)がメモリーランナー(7)と離反してもメモリーロック(9)がメモリーレール(3)の孔(8)に係合しているときは、同位置にメモリーランナー(7)は保持される。他方のレール(34,35)にリンク機構(36)を配し、シート(30)が前方にいるときシートバック(31)を戻してもレールアンロック状態が保持される。第9リンク(40)の腕部(48)がシートバック(32)とワイヤー(49)を介して連結される。シートバック(32)の前倒しにより第9リンク(40)の当接片(43)をブラケット(41)から離反させる。
【選択図】 図1
Description
ところで、この種のシートスライド装置を用いたフロントシートの内、一方のシートがウォークインのために前方へ移動した状態のとき、他方の隣のフロントシート(主に助手席)への乗員の乗り込みができない。
本発明では、メモリーランナーを残し、その前方でシートバックを引き起こし、次いで、通常操作によりシートを後方へ移動させても、シートはレールの中央部の定位置に止まり、メモリーロックを破損させることはない。又、車両の振動によるメモリーランナーの位置ズレはなく、メモリー位置の誤動作はない。
メモリーランナーはメモリーロックにより固定側レールに保持できるのでメモリーランナーを記憶位置に確実に残すことができる。
本発明によれば、シートの最前方位置と最後方位置との間でシート位置のメモリーが可能であり、ウォークインのため前方へ移動したシートバックを起立させたシートをレールの中央部の定位置で止めることができるので、ウォークイン時の一方のフロントシート(たとえば助手席)への乗員の乗降が容易となる。
メモリーレール3に支持された案内軸6を有し、メモリーランナー7をメモリーレール3と案内軸6に挿通させかつ前後方向に移動可能なよう配す。
メモリーランナー7は、フレーム5の外側壁部に回動自在に支持された第1リンク10の先端部と当接自在でありかつメモリーレール3の先端縁に一端を係止させた第1スプリング33の前方への入力を受けて保持される。
フレーム5に枢支されかつその動きが反対側のレールのシートスライド装置(図示なし)にロッド16,16’を介して伝達される第4リンク17を配す。スプリングの附勢力を受けた第4リンク17は、その先端に操作ハンドル18に当接する作用部19を有す。
第4リンク17は第2ピン28を有し、第3リンク12が第1ピン29を有する。
リンク機構36は、アッパレール35の頂面に固定されるL形のフレーム37と、ロッド16’の一端に固定されかつフレーム37に回動自在に支持される従リンクとしての第8リンク38と、フレーム37にピン39を用いて回動自在に支持された従リンクとしての第9リンク40、及びロアレール34の内側であって中央から後方へと延在するブラケット41を有す。
第9リンク40は、スプリング42により、その一端の当接片43がブラケット41の頂面に弾力的に当接するよう附勢する。第8リンク38は、ピン44を有し、該ピン44が第9リンク40の段部45,45’に当接し、第9リンク40の回動角を規制する。
第9リンク40の段部45,45’はピン44と当接自在であるが、段部45,45’を結ぶ側面はピン44の動きの軌跡に沿う形状を有す。
シートバックを起立させたままアッパレール35が前進し、第9リンク40の当接片43がブラケット41の頂面から離反するとピン39を中心に反時計方向(図3で見て)に回動し、その動きはピン39と段部45,45’との当接により規制される。
しかし、シートバックは前倒しのままアッパレール35を前進させると、ワイヤー49の張力により第9リンク40を時計方向に回転させたままの状態を維持する。即ち、シートバックの前倒れ時スライドロック解除の保持をしない状態となり、逆に、シートバックを最前方位置で戻す時にのみスライドロック解除の保持がなされる。
ウォークインのため後方に位置するシート30を前方へ移動するに先立ってシートバック32をシートクッション31上に前倒しさせる。次いで、シート30を前方へ移動させる。
本発明では、最前方位置(F/M)と最後方位置(R/M)との間の全域でシート位置のメモリーが可能であり、その間の任意の定位置(N)の前後のメモリー位置へシートバック32を前倒しのまま、シートを戻す(スライドロック)ことができる。最前方位置(F/M)でシートバック32を起立させたシート30は定位置(N)でスライドロックが可能となる。
図7に示すシート30の復帰パターンの別の例は、前方へ移動したシート30のシートバック32を戻し、シートバック32を起こした状態でシート30を後方へ復帰させるものである。この場合、シートバック32を戻したときスライドロックを解除したままであり、シート30はレールの中央部ではじめてスライドロックして停止する。
尚、シートバック32の前倒しに応答して、第2リンク11が矢印A方向(図2参照)へ第5ピン15を中心に回動する。この第2リンク11の動きによるハンドル18(図2参照)の下方への動き(アッパレール4のロアレール2に対する摺動を可能にする)は第4リンク17をロッド16を中心に反時計方向にスプリングの附勢力で回動させる。即ち、操作ハンドル18の動きに作用部19が追従する。このようにシートスライド装置1への入力はシートバック32の前倒しによる第2リンク11への入力と操作ハンドル18の動きによる第4リンク17への入力の2通りがある。操作ハンドル18は、アッパレール4をロアレール2に固定又は摺動自在とする係脱(ロック・アンロック)装置(図示なし)のために用いられる。
尚、操作ハンドル18により、アッパレール4のロアレール2に対するロックが解除されると、フレーム5がアッパレール4と一体となって移動するので、第1リンク10もフレーム5とともに移動し、メモリーランナー7も第1リンク10に追従しながらメモリーレール3に対し摺動する。
第4リンク17のロッド16を中心とする反時計方向の回動は、作動部19が操作ハンドル18を押し下げる。操作ハンドル18の下方への動きは、アッパレール4のロアレール2に対するロック(図示なし)を解除し、アッパレール4のロアレール2に対する摺動を可能にする。
第4リンク17の反時計方向の回動は、第6リンク23も同方向に回動させ、メモリーロック9を反時計方向に回動し、メモリーロック9を孔8に係合させ、メモリーランナー7の移動を阻止し、シート30の原位置を記憶(メモリー)させる。
シートバック32を引き起こすと(図6参照)、スプリングにより第2リンク11が元の位置(図8参照)へと回動復帰する。このとき、第3リンク12が第4リンク17の後端部に当接するが、第3リンク12の長孔13が第2リンク11の第5ピン15に沿って回動し、第2リンク11が初期位置に戻ると、第3リンク12もスプリングにより元の位置へ復帰する。
シートバック32の前倒しによる第4リンク17の反時計方向の回動(図2で見て)は、図12に示すように、ロッド16’を周方向に回動させ第8リンク38を反時計方向に回動させる。第8リンク38のこの動きは、当接片46をして操作ハンドル18を押し下げ、アッパレール35をロアレール34に対してアンロック状態とさせる。ピン44は段部45’から離反し、第9リンク40のピン39回りの回動を可能とさせるが、図12の状態では、当接片43がブラケット41の頂面に当接し、第9リンク40の回動は規制される。
このため、ロッド16’が第4リンク17をレールアンロック位置に保持することになる。かくして、図7のシート30の前方位置ではシートバック32を引き起こしたにも係わらず、シート30の後方への移動は操作ハンドル18を作動させることなく可能である。
第8リンク38の回動は、ロッド16’を介して第4リンク17を回動させ、アッパレール4,35をロアレール2,34にロックさせる。
この状態で、さらに、シート30を後方へ移動させたいときは、操作ハンドル18を動作させ、レールアンロック状態を作りシートを後退させる通常の操作を必要とする。
2 一方のロアレール
3 メモリーレール
4 一方のアッパレール
5 フレーム
6 案内軸
7 メモリーランナー
8 孔
9 メモリーロック
10 第1リンク
11 第2リンク
12 第3リンク
13 長孔
14,15,20,26,27,28,29 ピン
17 第4リンク
19 作用部
21 第5リンク
23 第6リンク
24 第7リンク
30 シート
31 シートクッション
32 シートバック
33 第1スプリング
34 他方のロアレール
35 他方のアッパレール
36 リンク機構
37 フレーム
38 第8リンク
39,44 ピン
40 第9リンク
41 ブラケット
43,46 当接片
45,45’ 段部
46’ カム孔
47 開口
48 腕部
49 ワイヤー
Claims (3)
- シートバックの前倒しに連動又は操作ハンドルの動作によりシートを支持する可動レールを固定レールに対してのロックを解除又は解除を保持する車両用シートスライド装置において、一方のレールにロック機構をかつ他方のレールにロック機構と連動するリンク機構を有し、シートの最前方位置と最後方位置との間の全領域でシート位置のメモリーが可能であり、ウォークイン操作により最前方位置にあるシートの前倒しシートバックを戻してシートを後方に移動させたとき、シートが最前方位置と最後方位置との間の任意の定位置でロック状態となり、ウォークイン操作により最前方位置にあるシートのシートバックを前倒しのままシートを後方へ移動させるとシートのメモリー位置でロック状態となることを特徴とする車両用シートスライド装置。
- リンク機構が他方のレールの可動レール側に保持された第8リンクと、可動レール側に保持されかつ第8リンクと協働し、その一端が固定レールに支持されたブラケットに係脱自在の第9リンクとを有し、第9リンクが第9リンクとシートバックとを連結するワイヤーを受ける腕部を有し、シートの前進により第9リンクの一端とブラケットとを非係合とさせる請求項1記載の車両用シートスライド装置。
- ブラケットが他方のレールの固定レールの中央の任意の位置から前方へと位置する請求項2記載の車両用シートスライド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004190021A JP2006008010A (ja) | 2004-06-28 | 2004-06-28 | 車両用シートスライド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004190021A JP2006008010A (ja) | 2004-06-28 | 2004-06-28 | 車両用シートスライド装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006008010A true JP2006008010A (ja) | 2006-01-12 |
Family
ID=35775717
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004190021A Pending JP2006008010A (ja) | 2004-06-28 | 2004-06-28 | 車両用シートスライド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006008010A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101165221B1 (ko) * | 2010-07-09 | 2012-07-16 | (주)케이엠앤아이 | 이지 엔트리 미드 메모리 시스템 |
US9475408B2 (en) | 2013-12-03 | 2016-10-25 | Hyundai Motor Company | Seat rail apparatus for vehicle having walk-in memory function |
KR101774793B1 (ko) | 2011-07-28 | 2017-09-07 | 주식회사다스 | 워크인 메모리 기능을 가지는 차량용 시트레일 |
-
2004
- 2004-06-28 JP JP2004190021A patent/JP2006008010A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101165221B1 (ko) * | 2010-07-09 | 2012-07-16 | (주)케이엠앤아이 | 이지 엔트리 미드 메모리 시스템 |
KR101774793B1 (ko) | 2011-07-28 | 2017-09-07 | 주식회사다스 | 워크인 메모리 기능을 가지는 차량용 시트레일 |
US9475408B2 (en) | 2013-12-03 | 2016-10-25 | Hyundai Motor Company | Seat rail apparatus for vehicle having walk-in memory function |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7195303B2 (en) | Seat sliding device for vehicle | |
JP5169146B2 (ja) | 車両用シート装置 | |
US8573674B2 (en) | Vehicle seat | |
JP5034604B2 (ja) | 車両用シートスライド装置 | |
US6817646B2 (en) | Vehicle seat | |
JP2009062006A (ja) | ウォークインシート | |
JP2006008010A (ja) | 車両用シートスライド装置 | |
JP4555734B2 (ja) | 車両用シート構造 | |
JP2005271739A (ja) | 車両用シートスライド装置 | |
KR20070031493A (ko) | 더블 폴딩 시트용 폴딩 위치 제한장치 | |
JP2006008036A (ja) | 車両用シートスライド装置 | |
JP4260570B2 (ja) | 車両用シート装置 | |
JP2009035197A (ja) | 車両用シート | |
JP2005238882A (ja) | 車両用シートスライド装置 | |
JP2017214020A (ja) | シート装置 | |
JP4060730B2 (ja) | 格納シート | |
KR100622699B1 (ko) | 차량용 시트의 워크인 장치 | |
JP5838917B2 (ja) | 車両のシートスライド装置 | |
EP1241044B1 (en) | Seat structure for a vehicle | |
JP2520783Y2 (ja) | シートロック/解除機構付きはね上げ式シート装置 | |
JP2004129757A (ja) | 車両用シート | |
KR101046607B1 (ko) | 시트의 워크 인 메모리 장치 | |
JP5545978B2 (ja) | スライドシート装置 | |
JP2005193841A (ja) | シートスライド装置 | |
JP2012006501A (ja) | 車両用シート |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20051019 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070518 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20090827 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20090904 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100114 |