JP2520783Y2 - シートロック/解除機構付きはね上げ式シート装置 - Google Patents
シートロック/解除機構付きはね上げ式シート装置Info
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- JP2520783Y2 JP2520783Y2 JP1990063749U JP6374990U JP2520783Y2 JP 2520783 Y2 JP2520783 Y2 JP 2520783Y2 JP 1990063749 U JP1990063749 U JP 1990063749U JP 6374990 U JP6374990 U JP 6374990U JP 2520783 Y2 JP2520783 Y2 JP 2520783Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車等の車両におけるはね上げ式シート
装置に関するもので、特にそのはね上げ動作の禁止およ
び解除を行なえるようにした、シートロック/解除機構
付きはね上げ式シート装置に関する。
装置に関するもので、特にそのはね上げ動作の禁止およ
び解除を行なえるようにした、シートロック/解除機構
付きはね上げ式シート装置に関する。
[従来の技術] 従来より、車室内後部に荷物搭載部を有するバンタイ
プあるいはワンボックスタイプの自動車では、リヤシー
トが折り畳めるようになっている。
プあるいはワンボックスタイプの自動車では、リヤシー
トが折り畳めるようになっている。
即ち、リヤシートのシートバックのみが前方に倒れる
ものとか、リヤシートのシートクッションを前方に倒し
てそのあとにシートバックを倒すものとか、あるいはリ
ヤシートのシートバックをまず前方に倒してシートクッ
ション上に重ね合わせたのち、これと一緒にシートクッ
ションを前方にはね上げて、フロントシートの後方に沿
わせるようにした2段折り畳みのはね上げ式のものが提
案されている。
ものとか、リヤシートのシートクッションを前方に倒し
てそのあとにシートバックを倒すものとか、あるいはリ
ヤシートのシートバックをまず前方に倒してシートクッ
ション上に重ね合わせたのち、これと一緒にシートクッ
ションを前方にはね上げて、フロントシートの後方に沿
わせるようにした2段折り畳みのはね上げ式のものが提
案されている。
さらに、次のようなものも提案されている。即ち、シ
ートバックをシートクッション側に重合させるようにし
て折り畳み可能なシート装置として構成され、更にこの
シート装置のシートクッションにアッパレールを取り付
けるとともに、車体に前端部を枢着されると共にアッパ
レールを案内することによりシート装置を前後にスライ
ドさせうるロアレールを設けて、シート装置を前後にス
ライドしうるようにし、且つ、シートバックをシートク
ッション側に重合させるようにして折り畳んだ状態にし
て、ロアレールの前端部を中心にシート装置,アッパレ
ールおよびロアレールを回転させてはね上げることがで
きるようにしたものである。
ートバックをシートクッション側に重合させるようにし
て折り畳み可能なシート装置として構成され、更にこの
シート装置のシートクッションにアッパレールを取り付
けるとともに、車体に前端部を枢着されると共にアッパ
レールを案内することによりシート装置を前後にスライ
ドさせうるロアレールを設けて、シート装置を前後にス
ライドしうるようにし、且つ、シートバックをシートク
ッション側に重合させるようにして折り畳んだ状態にし
て、ロアレールの前端部を中心にシート装置,アッパレ
ールおよびロアレールを回転させてはね上げることがで
きるようにしたものである。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記のように前後スライド式で且つ2
段折り畳みはね上げ式のシート装置では、これを前方に
移動させた状態で、折り畳みを行なおうとすると、二重
に折り畳んだものが前方のシートとの間に納まらず、前
方のフロントシートに当るおそれがある。
段折り畳みはね上げ式のシート装置では、これを前方に
移動させた状態で、折り畳みを行なおうとすると、二重
に折り畳んだものが前方のシートとの間に納まらず、前
方のフロントシートに当るおそれがある。
ところで、例えば実願昭55−186714号(実開昭57−10
9032号)のマイクロフィルムには、はね上げ式のシート
装置の1つとしてのスライド機構付き折りたたみシート
構造が開示されている。
9032号)のマイクロフィルムには、はね上げ式のシート
装置の1つとしてのスライド機構付き折りたたみシート
構造が開示されている。
しかしながら、この技術は、1つのロック装置で、シ
ートバックを前方に折り畳むためのロック装置としての
機能と、シートクッションをはね上げるためのロック装
置としての機能とを有するように構成したものであっ
て、シートクッションの所定のスライド位置でシートク
ッションをはね上げを禁止するようなものではなかっ
た。したがって、シートクッションをはね上げると不都
合となるようなスライド位置でも上記係合が解除される
という課題がある。
ートバックを前方に折り畳むためのロック装置としての
機能と、シートクッションをはね上げるためのロック装
置としての機能とを有するように構成したものであっ
て、シートクッションの所定のスライド位置でシートク
ッションをはね上げを禁止するようなものではなかっ
た。したがって、シートクッションをはね上げると不都
合となるようなスライド位置でも上記係合が解除される
という課題がある。
本考案は、このような問題点に鑑みなされたもので、
シートを例えば後方に位置させた状態でないと、シート
を折り畳みはね上げることができないようにした、シー
トロック/解除機構付きはね上げ式シート装置を提供す
ることを目的とする。
シートを例えば後方に位置させた状態でないと、シート
を折り畳みはね上げることができないようにした、シー
トロック/解除機構付きはね上げ式シート装置を提供す
ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上述の目的を達成するため、本考案のシートロック/
解除機構付きはね上げ式シート装置は、シートクッショ
ン側に取り付けられたアッパレールと、一端部が車体側
に枢着され該アッパレールを案内するロアレールと、該
ロアレールの他端部側に設けられ車体側と係止可能なロ
ックプレートと、該アッパレール側に設けられたロック
解除部材とをそなえ、該アッパレールのスライドにより
該ロックプレートと該ロック解除部材とが係合可能な位
置と係合不可能な位置とを有し、該係合可能な位置にお
いて該ロックプレートの車体側への係止を解除可能に構
成されていることを特徴としている。
解除機構付きはね上げ式シート装置は、シートクッショ
ン側に取り付けられたアッパレールと、一端部が車体側
に枢着され該アッパレールを案内するロアレールと、該
ロアレールの他端部側に設けられ車体側と係止可能なロ
ックプレートと、該アッパレール側に設けられたロック
解除部材とをそなえ、該アッパレールのスライドにより
該ロックプレートと該ロック解除部材とが係合可能な位
置と係合不可能な位置とを有し、該係合可能な位置にお
いて該ロックプレートの車体側への係止を解除可能に構
成されていることを特徴としている。
[作用] 上述の本考案のシートロック/解除機構付きはね上げ
式シート装置では、シートクッション側のアッパレール
をロアレールに対してスライドさせて、ロックプレート
とロック解除部材とが係合可能な位置になったときにの
み、ロックプレートの車体側への係止が解除可能とな
り、シートクッションのはね上げが可能となる。
式シート装置では、シートクッション側のアッパレール
をロアレールに対してスライドさせて、ロックプレート
とロック解除部材とが係合可能な位置になったときにの
み、ロックプレートの車体側への係止が解除可能とな
り、シートクッションのはね上げが可能となる。
また、シートクッション側の位置が、ロックプレート
とロック解除部材との係合が不可能な位置であると、シ
ートクッションのはね上げが禁止される。
とロック解除部材との係合が不可能な位置であると、シ
ートクッションのはね上げが禁止される。
[実施例] 以下、図面により本考案の一実施例としてのシートロ
ック/解除機構付きはね上げ式シート装置について説明
すると、第1図はそのシートロック/解除機構の斜視
図、第2図は本シート装置が後方位置にある場合の側視
図、第3図は本シート装置が前方位置にある場合の側視
図、第4図は本シート装置の折り畳みはね上げ状態を示
す斜視図、第5図はそのシートロック/解除機構の作動
状態を示す拡大側視図であり、各図中、同じ符号はほぼ
同様の部分を示している。
ック/解除機構付きはね上げ式シート装置について説明
すると、第1図はそのシートロック/解除機構の斜視
図、第2図は本シート装置が後方位置にある場合の側視
図、第3図は本シート装置が前方位置にある場合の側視
図、第4図は本シート装置の折り畳みはね上げ状態を示
す斜視図、第5図はそのシートロック/解除機構の作動
状態を示す拡大側視図であり、各図中、同じ符号はほぼ
同様の部分を示している。
さて、本考案によるシートロック/解除機構付きはね
上げ式シート装置として構成されるリヤシートでは、第
2図に示すように、車体1の床面1aに車体1の前後方向
に向かって2本のロアレール2(この図では1本のみの
ロアレールが図示されている)が並設されている。
上げ式シート装置として構成されるリヤシートでは、第
2図に示すように、車体1の床面1aに車体1の前後方向
に向かって2本のロアレール2(この図では1本のみの
ロアレールが図示されている)が並設されている。
そして、このロアレール2は前端部の下方にて床面1a
の固定金具3と軸4により枢着支持され、この軸4を中
心として後端部が上方に回転するようになっている。
の固定金具3と軸4により枢着支持され、この軸4を中
心として後端部が上方に回転するようになっている。
さらに、このロアレール2上にシートクッション5の
下面に取り付けたアッパレール6が、前後方向にはスラ
イド可能であるが、上下方向には係止されるようにして
載置されている。
下面に取り付けたアッパレール6が、前後方向にはスラ
イド可能であるが、上下方向には係止されるようにして
載置されている。
従って、シートクッション5はロアレール2とともに
前端部を軸4として回転しはね上げられる構成となって
いる。
前端部を軸4として回転しはね上げられる構成となって
いる。
また、対をなすロアレール2の何れか一方あるいは両
方の後端寄り部分には、車体1との間に上記シート装置
のはね上げを禁止し又はこの禁止を解除しうるシートロ
ック/解除機構Aが設けられている。
方の後端寄り部分には、車体1との間に上記シート装置
のはね上げを禁止し又はこの禁止を解除しうるシートロ
ック/解除機構Aが設けられている。
このシートロック/解除機構Aは、ロアレール2の後
方側面に軸17を中心に回転可能に設けられたロックプレ
ート7(このロックプレート7はシートロック機構を構
成する)をそなえており、このロックプレート7の回転
によって、ロックプレート下端側の係止部7aと車体床面
1aに固定されたストライカのごときロック金具8との係
止にてロックされ、またこの係止が外れることによって
ロックが解除されるようになっている。
方側面に軸17を中心に回転可能に設けられたロックプレ
ート7(このロックプレート7はシートロック機構を構
成する)をそなえており、このロックプレート7の回転
によって、ロックプレート下端側の係止部7aと車体床面
1aに固定されたストライカのごときロック金具8との係
止にてロックされ、またこの係止が外れることによって
ロックが解除されるようになっている。
なお、このロックプレート7は、図示しない戻しばね
により、常時ロック金具8と係止する方向に付勢されて
いる。
により、常時ロック金具8と係止する方向に付勢されて
いる。
さらに、ロックプレート7の上端側には、ピン9が側
方に突出されていて、このピン9の上方よりアッパレー
ル6側に軸15を中心に回転可能に設けたロック解除部材
としてのロックオフカム10の先端部10aが被さるように
して対設されている。
方に突出されていて、このピン9の上方よりアッパレー
ル6側に軸15を中心に回転可能に設けたロック解除部材
としてのロックオフカム10の先端部10aが被さるように
して対設されている。
そして、このロックオフカム10が回転すると、その先
端部10aがピン9を下方に押しロックプレート7が回転
して係止部7aとロック金具8との係止が外れる構成とな
っている。
端部10aがピン9を下方に押しロックプレート7が回転
して係止部7aとロック金具8との係止が外れる構成とな
っている。
また、ロックオフカム10の他端部10bにはワイヤ11の
一端が定着され、且つ、ワイヤ11の他端はシートクッシ
ョン5の辺部に設けられたロック解除レバー12に連結さ
れている。
一端が定着され、且つ、ワイヤ11の他端はシートクッシ
ョン5の辺部に設けられたロック解除レバー12に連結さ
れている。
そして、ロック解除レバー12を操作することにより、
ワイヤ11に引かれてロックオフカム10が矢印d方向(第
5図参照)に回り、更にピン9を介してロックプレート
7を矢印e方向に回してシートロック/解除機構Aが外
れるようになっている。
ワイヤ11に引かれてロックオフカム10が矢印d方向(第
5図参照)に回り、更にピン9を介してロックプレート
7を矢印e方向に回してシートロック/解除機構Aが外
れるようになっている。
また、このロックオフカム10は戻しばね13によってワ
イヤ11の牽引と反対方向の付勢がなされている。
イヤ11の牽引と反対方向の付勢がなされている。
そして、上記したようなロックオフカム10とロックプ
レート7との対応関係はシートクッション5がロアレー
ル2上の後方端即ち所定の後方位置にあるときに実現さ
れるもので、シートクッション5が少しでも前方にスラ
イドした例えば第1図中に二点鎖線にて示すような位置
では、ロックオフカム10とロックプレート7とは離隔さ
れて、ロックオフカム10が回っても、ピン9に当らずロ
ックプレート7は作動しない状態となるようになってい
る。
レート7との対応関係はシートクッション5がロアレー
ル2上の後方端即ち所定の後方位置にあるときに実現さ
れるもので、シートクッション5が少しでも前方にスラ
イドした例えば第1図中に二点鎖線にて示すような位置
では、ロックオフカム10とロックプレート7とは離隔さ
れて、ロックオフカム10が回っても、ピン9に当らずロ
ックプレート7は作動しない状態となるようになってい
る。
なお、図中、符号14はロックオフカム10をアッパレー
ル6に取り付けるための取付金具、16はロックプレート
7をロアレール2に取り付けるための取付金具であり、
また18はシートクッション5に取り付けた起倒自在なシ
ートバックを示している。
ル6に取り付けるための取付金具、16はロックプレート
7をロアレール2に取り付けるための取付金具であり、
また18はシートクッション5に取り付けた起倒自在なシ
ートバックを示している。
次に、上記実施例によるはね上げ式シート装置の動作
を説明すると、第2図に示すように、シートクッション
5をロアレール2の最後端(所定位置)に位置させて、
シートバック18を矢印a方向に倒し、ロック解除レバー
12を操作すると、第5図に示すようにワイヤ11は矢印c
方向に引かれ、ロックオフカム10は矢印d方向に回る。
これにより、ピン9を押し下げロックプレート7を矢印
e方向に回しロック金具8と係止部7aとの係止が外れ
て、シートロック/解除機構Aのロックが解除される。
を説明すると、第2図に示すように、シートクッション
5をロアレール2の最後端(所定位置)に位置させて、
シートバック18を矢印a方向に倒し、ロック解除レバー
12を操作すると、第5図に示すようにワイヤ11は矢印c
方向に引かれ、ロックオフカム10は矢印d方向に回る。
これにより、ピン9を押し下げロックプレート7を矢印
e方向に回しロック金具8と係止部7aとの係止が外れ
て、シートロック/解除機構Aのロックが解除される。
従って、シートクッション5を軸4を中心として第2
図の矢印b方向に回転させ、第4図に示す状態にはね上
げさせることができ、これによりシート装置の折り畳み
収納が完了する。
図の矢印b方向に回転させ、第4図に示す状態にはね上
げさせることができ、これによりシート装置の折り畳み
収納が完了する。
その後、ロック解除レバー12から手を離すと、ばね13
によりロックオフカム10は元の位置(第5図の実線位
置)に戻り、且つ、ロックプレート7も図示しないばね
により元の位置(第5図の実線位置)に戻されている。
によりロックオフカム10は元の位置(第5図の実線位
置)に戻り、且つ、ロックプレート7も図示しないばね
により元の位置(第5図の実線位置)に戻されている。
従って、シート装置を第4図に示す状態から第2図の
状態に戻すとき、ロックプレート7はロック金具8に押
されて一旦矢印f方向に回った後、戻しばねの作用によ
って、自動的にロック金具8と係止して、シート装置の
はね上げが禁止される状態となる。
状態に戻すとき、ロックプレート7はロック金具8に押
されて一旦矢印f方向に回った後、戻しばねの作用によ
って、自動的にロック金具8と係止して、シート装置の
はね上げが禁止される状態となる。
一方、シート装置が第3図に示すように少しでも前方
にスライドされている状態では、ロックオフカム10は第
1図及び第5図の二点鎖線で示すようにロックプレート
7のピン9から離れているので、ロック解除レバー12を
操作してロックオフカム10を回しても、ロックオフカム
10がピン9に当接しないので、ロックプレート7は回ら
ず、シートロック/解除機構Aは解除されない。
にスライドされている状態では、ロックオフカム10は第
1図及び第5図の二点鎖線で示すようにロックプレート
7のピン9から離れているので、ロック解除レバー12を
操作してロックオフカム10を回しても、ロックオフカム
10がピン9に当接しないので、ロックプレート7は回ら
ず、シートロック/解除機構Aは解除されない。
従って、シート装置のシートバック18は第3図に矢印
aのように倒すこはできるが、シートクッション5をは
ね上げてシート装置全体を折り畳むことはできない。
aのように倒すこはできるが、シートクッション5をは
ね上げてシート装置全体を折り畳むことはできない。
上記のように、このシート装置では、シート装置のス
ライド位置が最後端に位置しているときのみに限り折り
畳みはね上げ動作が可能であり、シート装置が少しでも
前方にスライドしている状態ではシートクッション5の
はね上げができない。従って、シート装置が前方にスラ
イドしている状態にて、はね上げが行われることによ
り、フロントシートに当るなど無理な折り畳み動作を行
なわせるようなことがなく、これによりこのようなタイ
プのはね上げ式シート装置の損傷を未然に防止できると
ともに、シート装置の収納位置が正確且つ安定に保たれ
得るものである。
ライド位置が最後端に位置しているときのみに限り折り
畳みはね上げ動作が可能であり、シート装置が少しでも
前方にスライドしている状態ではシートクッション5の
はね上げができない。従って、シート装置が前方にスラ
イドしている状態にて、はね上げが行われることによ
り、フロントシートに当るなど無理な折り畳み動作を行
なわせるようなことがなく、これによりこのようなタイ
プのはね上げ式シート装置の損傷を未然に防止できると
ともに、シート装置の収納位置が正確且つ安定に保たれ
得るものである。
なお、車幅方向にスライドしうるはね上げ式シート装
置についても、本考案を同様にして適用できるものであ
る。
置についても、本考案を同様にして適用できるものであ
る。
[考案の効果] 以上詳述したように、本考案のシートロック/解除機
構付きはね上げ式シート装置によれば、シートクッショ
ン側に取り付けられたアッパレールと、一端部が車体側
に枢着され該アッパレールを案内するロアレールと、該
ロアレールの他端部側に設けられ車体側と係止可能なロ
ックプレートと、該アッパレール側に設けられたロック
解除部材とをそなえ、該アッパレールのスライドにより
該ロックプレートと該ロック解除部材とが係合可能な位
置と係合不可能な位置とを有し、該係合可能な位置にお
いて該ロックプレートの車体側への係止が解除可能に構
成されることにより、アッパレールが一端方向にスライ
ドしているとき、即ちシート装置が一端寄りにスライド
している状態では、ロック解除部材はシートロック機構
を解除できないようになっている。従って、シート装置
が所定の他端寄り位置にある場合にのみ、シート装置の
はね上げが可能であるので、シート装置は所定以外の位
置では、はね上げられることはなく、必然的に正確且つ
確実な折り畳み操作が行なわれて、安定した折り畳み状
態を保持できるスライド可能なはね上げ式シート装置を
提供できるものである。
構付きはね上げ式シート装置によれば、シートクッショ
ン側に取り付けられたアッパレールと、一端部が車体側
に枢着され該アッパレールを案内するロアレールと、該
ロアレールの他端部側に設けられ車体側と係止可能なロ
ックプレートと、該アッパレール側に設けられたロック
解除部材とをそなえ、該アッパレールのスライドにより
該ロックプレートと該ロック解除部材とが係合可能な位
置と係合不可能な位置とを有し、該係合可能な位置にお
いて該ロックプレートの車体側への係止が解除可能に構
成されることにより、アッパレールが一端方向にスライ
ドしているとき、即ちシート装置が一端寄りにスライド
している状態では、ロック解除部材はシートロック機構
を解除できないようになっている。従って、シート装置
が所定の他端寄り位置にある場合にのみ、シート装置の
はね上げが可能であるので、シート装置は所定以外の位
置では、はね上げられることはなく、必然的に正確且つ
確実な折り畳み操作が行なわれて、安定した折り畳み状
態を保持できるスライド可能なはね上げ式シート装置を
提供できるものである。
第1〜5図は本考案の一実施例としてのシートロック/
解除機構付きはね上げシート装置を示すもので、第1図
はそのシートロック/解除機構の斜視図、第2図は本シ
ート装置が後方位置にある場合の側視図、第3図は本シ
ート装置が前方位置にある場合の側視図、第4図は本シ
ート装置の折り畳みはね上げ状態を示す斜視図、第5図
はそのシートロック/解除機構の作動状態を示す拡大側
視図である。 1…車体、1a…床面、2…ロアレール、3…固定金具、
4,15,17…軸、5…シートクッション、6…アッパレー
ル、7…シートロック機構を構成するロックプレート、
7a…係止部、8…ロック金具、9…ピン、10…ロックオ
フカム(ロック解除部材)、10a…ロックオフカムの先
端部、10b…ロックオフカムの他端部、11…ワイヤ、12
…ロック解除レバー、13…戻しばね、14,16…取付金
具、18…シートバック、A…シートロック/解除機構。
解除機構付きはね上げシート装置を示すもので、第1図
はそのシートロック/解除機構の斜視図、第2図は本シ
ート装置が後方位置にある場合の側視図、第3図は本シ
ート装置が前方位置にある場合の側視図、第4図は本シ
ート装置の折り畳みはね上げ状態を示す斜視図、第5図
はそのシートロック/解除機構の作動状態を示す拡大側
視図である。 1…車体、1a…床面、2…ロアレール、3…固定金具、
4,15,17…軸、5…シートクッション、6…アッパレー
ル、7…シートロック機構を構成するロックプレート、
7a…係止部、8…ロック金具、9…ピン、10…ロックオ
フカム(ロック解除部材)、10a…ロックオフカムの先
端部、10b…ロックオフカムの他端部、11…ワイヤ、12
…ロック解除レバー、13…戻しばね、14,16…取付金
具、18…シートバック、A…シートロック/解除機構。
Claims (1)
- 【請求項1】シートクッション側に取り付けられたアッ
パレールと、 一端部が車体側に枢着され該アッパレールを案内するロ
アレールと、 該ロアレールの他端部側に設けられ車体側と係止可能な
ロックプレートと、 該アッパレール側に設けられたロック解除部材とをそな
え、 該アッパレールのスライドにより該ロックプレートと該
ロック解除部材とが係合可能な位置と係合不可能な位置
とを有し、該係合可能な位置において該ロックプレート
の車体側への係止を解除可能に構成されていることを特
徴とする、シートロック/解除機構付きはね上げ式シー
ト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990063749U JP2520783Y2 (ja) | 1990-06-15 | 1990-06-15 | シートロック/解除機構付きはね上げ式シート装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990063749U JP2520783Y2 (ja) | 1990-06-15 | 1990-06-15 | シートロック/解除機構付きはね上げ式シート装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0422330U JPH0422330U (ja) | 1992-02-25 |
JP2520783Y2 true JP2520783Y2 (ja) | 1996-12-18 |
Family
ID=31594074
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990063749U Expired - Fee Related JP2520783Y2 (ja) | 1990-06-15 | 1990-06-15 | シートロック/解除機構付きはね上げ式シート装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2520783Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE60235308D1 (de) * | 2001-08-01 | 2010-03-25 | Ts Tech Co Ltd | Anhebbarer und verschiebbarer Klappsitz für Kraftfahrzeug und mit entsprechendem Fahrzeugboden |
JP6380020B2 (ja) * | 2014-11-06 | 2018-08-29 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用シート |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6037848Y2 (ja) * | 1980-12-26 | 1985-11-12 | 日産車体株式会社 | スライド機構付き折りたたみシ−ト装置 |
-
1990
- 1990-06-15 JP JP1990063749U patent/JP2520783Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0422330U (ja) | 1992-02-25 |
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