JP2011203533A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】省エネルギーモードから通常モードへの復帰時間の短縮によるユーザの利便性を向上させる効果と、省エネルギーモードにおける消費電力の低減効果とを、特殊な定着装置を用いずに低コストで得るとともに、それらの効果をバランスよく得る。
【解決手段】省エネルギーモードは、通常モードへの復帰時間および本体システムの消費電力の異なる複数のレベルからなっている。複数のレベルは、定着装置の余熱温度が高いほど、通常モードへの復帰時間が短く、余熱温度が低いほど、本体システムの消費電力が小さくなるように、余熱温度に対応して設定されている。電力制御部は、余熱温度の変化に応じて、本体システムの省エネルギーモードのレベルを、余熱温度に対応するレベルに切り替える。
【選択図】図5

Description

本発明は、通常モードと省エネルギーモード(スリープモード、省電力モード)との間で電力供給のモードが遷移する画像形成装置に関するものである。
一般に、複合機やプリンタ等の画像形成装置では、通常モードと省エネルギーモードとの間で電力供給のモードが遷移する。ここで、通常モードとは、装置の各部に対して電力を供給して印刷できる状態を維持するモードのことである。これに対して、省エネルギーモードとは、装置の一部への電力供給を停止して、通常モードよりも消費電力を小さくするモードのことである。例えば、画像形成装置に対する操作が所定時間何もなされなかった場合、画像形成装置は通常モードから省エネルギーモードに切り替わり、省電力化が図られる。また、省エネルギーモードの最中に画像形成装置に対して何らかの操作や入力がなされた場合や、ネットワークから受信した画像データに基づき印刷を行う場合には、画像形成装置は省エネルギーモードから通常モードに復帰し、印刷が可能な状態となる。
ところで、画像形成装置では、省エネルギーモードから通常モードへの復帰を開始してから、あるいは装置を起動(電源ON)してから、印刷可能な状態になるまでにある程度の準備期間を要するが、このような準備期間を最も要するものとして、定着装置が挙げられる。つまり、定着装置においては、定着ヒータを通電により発熱させて、加熱ローラの温度をトナー像の定着に必要な温度(定着温度)に到達させ、安定させるために、ある程度の時間(安定時間)を要する。特に、カラー画像形成装置の場合、トナー像の定着プロセスにおいて大きな熱量が必要であり、定着装置が印刷可能(定着可能)な状態になるまでに比較的長い時間を要する。このとき、装置本体側では、制御系の初期化やメモリの初期化など、省エネルギーモードから通常モードに復帰させるのに様々な処理が必要であるが、定着装置の安定時間が十分に長い場合には、定着装置が安定するまでに上記した制御系の初期化等の処理を十分に行うことができるため、制御上の問題は起こり得なかった。
しかし、近年では、定着ヒータや加熱ローラの改善により、定着装置の安定時間の短縮化が図られており、場合によっては、装置本体側の制御系の初期化処理等による復帰時間よりも短い時間で印刷可能状態になる定着装置が現れ始めている。このような定着装置を用いた場合、制御系の復帰時間が定着装置の安定時間よりも長いと、定着装置は印刷可能状態であるにもかかわらず、制御系が復帰するまで印刷できないこととなり、ユーザの利便性が低下するため、制御系の復帰時間の短縮化が求められる。
そこで、例えば特許文献1の画像形成装置では、電源投入時に演算処理装置の初期化を行うリセット部からの入力によって、周辺制御部用に設けた専用制御バスの動作を開始し、該周辺制御部の初期化を行うことによって、システム全体の復帰時間の短縮化を図っている。なお、専用制御バスの動作を制御するためのプログラムは、不揮発性メモリ内に記憶されている。また、特許文献2の画像形成装置では、機能ブロックの設定データを保存するためのレジスタブロックとは別個に、機能ブロックの設定データの初期値を保存するための不揮発性メモリを周辺制御部用集積回路に設け、復帰と同時に初期値設定することにより、制御プログラムによる周辺制御部用集積回路の初期化に要する時間を削除して、システム復帰時間の短縮化を図っている。
特開2003−223089号公報(請求項1および2、段落〔0017〕〜〔0019〕等参照) 特開2003−260824号公報(請求項1、段落〔0006〕〜〔0007〕等参照)
ところが、特許文献1および2の画像形成装置は、定着ヒータへの通電開始から定着温度に到達するまでの安定時間の十分に短い、熱容量の小さい定着装置を用いることが前提の構成である。このような定着装置は、定着ヒータや加熱ローラとして特殊なものを用いているために、通常の熱容量の大きい定着装置に比べると高コストである。その結果、装置全体のコストアップを招く。しかも、熱容量の小さい定着装置を用いる場合は、制御系の初期化時間を短縮すべく、上記のような不揮発性メモリを必要とするため、装置全体のさらなるコストアップは避けられない。
このように、特許文献1および2では、システム復帰時間の短縮化によるユーザの利便性向上を追求するあまり、装置全体のコストを顧みていない。このことから、画像形成装置においては、熱容量の小さい特殊な定着装置を用いずに、低コストでユーザの利便性を向上させることができる構成が望まれる。
また、近年では、電気機器の省エネルギー化が叫ばれる中、画像形成装置においても消費電力の低減が益々重要となってきているが、熱容量の大きな低コストの定着装置を用いる構成では、消費電力の低減効果を追求しすぎると、逆にユーザの利便性を損なう場合がある。
つまり、熱容量の大きな定着装置では、印刷終了後に定着ヒータを消灯しても、ある程度の余熱が残っているため、定着ヒータを消灯して省エネルギーモードに移行してからすぐに通常モードに復帰するような場合には、定着ヒータの点灯によって加熱ローラの温度がすぐに定着温度に到達する。このとき、省エネルギーモードにおいて消費電力の低減効果を高めるべく、例えば、通常モードから省エネルギーモードに移行すると同時に全ての機能ブロックに対して電力供給をOFFすると、通常モードへの復帰時には、全ての機能ブロックを復帰させるために復帰時間がかかる。このため、定着装置が先に印刷可能な状態になっているにもかかわらず、印刷ができないことになって、ユーザの利便性が低下する。
したがって、熱容量の大きな低コストの定着装置を用いる場合、定着ヒータ消灯後の余熱に着目して、通常モードへの復帰時間の短縮によるユーザの利便性向上の効果と、省エネルギーモードにおける消費電力の低減効果とをバランスよく得ることができる構成が望まれる。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、省エネルギーモードから通常モードへの復帰時間の短縮によるユーザの利便性を向上させる効果と、省エネルギーモードにおける消費電力の低減効果とを、特殊な定着装置を用いずに低コストで得ることができ、しかも、それらの効果をバランスよく得ることができる画像形成装置を提供することにある。
本発明の画像形成装置は、通常モードと、該通常モードよりも消費電力の少ない省エネルギーモードとの間で電力供給モードが遷移する画像形成装置であって、発熱体への通電によって発生する熱によりトナー像を用紙に定着させる定着装置を含む本体システムと、前記発熱体への通電をOFFすると同時に、前記本体システムを通常モードから省エネルギーモードに移行させる電力制御部と、前記発熱体への通電をOFFした後の余熱による前記定着装置の温度を余熱温度として検知する温度検知部とを備え、前記省エネルギーモードは、通常モードへの復帰時間および前記本体システムの消費電力の異なる複数のレベルからなり、前記複数のレベルは、前記余熱温度が高いほど、通常モードへの復帰時間が短く、前記余熱温度が低いほど、前記本体システムの消費電力が小さくなるように、前記余熱温度に対応して設定されており、前記電力制御部は、前記余熱温度の変化に応じて、前記本体システムの省エネルギーモードのレベルを、前記余熱温度に対応するレベルに切り替えることを特徴としている。
上記の構成によれば、電力制御部は、定着装置の発熱体への通電をOFFすると同時に、定着装置を含む本体システムを通常モードから省エネルギーモードに移行させる。このとき、発熱体への通電をOFFした後の定着装置の余熱温度が温度検知部によって検知されており、電力制御部は、検知された余熱温度の変化に応じて、本体システムの省エネルギーモードのレベルを余熱温度に対応するレベルに切り替える。
つまり、省エネルギーモードのレベルは複数存在し、より高い余熱温度に対応するレベルのほうが、より低い余熱温度に対応するレベルよりも、通常モードへの復帰時間が短くなるように設定されている。また、より低い余熱温度に対応するレベルのほうが、より高い余熱温度に対応するレベルよりも、本体システムの消費電力が小さくなるように設定されている。
したがって、余熱温度が高い状態では、電力制御部が省エネルギーモードのレベルを高い余熱温度に対応するレベルにすることにより、本体システムの通常モードへの復帰時には、短い時間で復帰することが可能となり、ユーザの利便性を向上させることができる。このとき、省エネルギーモードでは、発熱体への通電自体はOFFされているので、余熱温度が高い状態でも、画像形成装置全体の消費電力を低減することができる。
一方、余熱温度が低い場合は、電力制御部が省エネルギーモードのレベルを低い余熱温度に対応するレベルに切り替えることにより、本体システムの消費電力を低減して、画像装置全体の消費電力をさらに低減することができる。
したがって、上記構成によれば、省エネルギーモードから通常モードへの復帰時間の短縮によるユーザの利便性を向上させる効果と、省エネルギーモードにおける消費電力の低減効果とを両方とも得ることができる。しかも、定着装置の余熱温度が高い状態では、ユーザの利便性向上の効果を重視する一方、余熱温度が低い状態では、本体システムの消費電力の低減効果を重視して、これらの効果を省エネルギーモード全体でバランスよく得ることができる。
また、上記の制御は、定着装置の余熱を利用した制御であるので、熱容量が大きく、立ち上がり時間(復帰時間、安定時間)の比較的長い、一般的な定着装置をそのまま用いることで、上記の効果を得ることができる。つまり、熱容量が小さく、発熱体への通電OFF後に余熱がほとんど生じない定着装置では、通常モードに復帰する際の立ち上がり時間も早くなり、この点ではユーザの利便性を向上させることができるが、このような定着装置は熱容量の大きな定着装置に比べると特殊に構成されるものであり、コストアップとなる。しかも、定着装置の立ち上がり時間の短縮に伴い、制御系の初期化時間を短縮するためのプログラムを記憶させる不揮発性メモリを設ける場合は、さらにコストアップを招来する。
したがって、上記構成によれば、上記したユーザの利便性向上の効果と消費電力の低減効果とを、熱容量の小さな特殊な定着装置を用いずに低コストで得ることができる。
本発明の画像形成装置において、前記電力制御部は、前記発熱体への通電をOFFしてからの前記余熱温度の低下に伴って、通常モードへの復帰時間が順に長くなり、かつ、前記本体システムの消費電力が順に小さくなるように、前記本体システムの省エネルギーモードのレベルを順に切り替えてもよい。
電力制御部は、省エネルギーモードのレベルを、余熱温度の低下に伴って復帰時間が長くなる順で、かつ、消費電力が小さくなる順で切り替えるので、例えば、本体システム内で電力供給を遮断する機能ブロックの数を徐々に増やしたり、動作クロックを停止させるという簡単な制御により、省エネルギーモードのレベルの切り替えを容易に実現することができる。
また、電力制御部による省エネルギーモードのレベルの切り替えにより、余熱温度の低下に伴って、通常モードへの復帰時間が順に長くなる。このことは、逆に、余熱温度の低下が少ないほど、つまり、定着ヒータへの通電OFFからの経過時間が短いほど、通常モードへの復帰時間が短いことを意味する。したがって、定着ヒータへの通電OFFからの経過時間が短いほど、ユーザの利便性を向上させる効果を高めることができる。また、電力制御部による省エネルギーモードのレベルの切り替えにより、余熱温度の低下に伴って、本体システムの消費電力が順に低下するので、定着ヒータへの通電OFFからの経過時間が長いほど、消費電力の低減効果を高めることができる。
本発明の画像形成装置において、前記本体システムは、所定の機能を発揮する複数の機能ブロックを含んでおり、前記電力制御部は、前記発熱体への通電をOFFしてからの前記余熱温度の低下に伴って、電力供給を遮断する前記機能ブロックの数を増やすことにより、前記本体システムの省エネルギーモードのレベルを切り替えてもよい。これにより、省エネルギーモードのレベルの切り替えを確実に行うことができる。
本発明の画像形成装置において、前記本体システムは、前記複数の機能ブロックの動作を制御する複数のシステム制御部を含んでおり、前記電力制御部は、前記発熱体への通電をOFFしてからの前記余熱温度の低下に伴って、電力供給を遮断する前記システム制御部の数を増やす、または少なくとも1つの前記システム制御部の動作クロックを停止させることにより、前記本体システムの省エネルギーモードのレベルを切り替えてもよい。このような制御によっても、省エネルギーモードのレベルの切り替えを確実に行うことができる。
本発明の画像形成装置において、前記省エネルギーモードの少なくとも1つのレベルは、前記本体システムの消費電力が同じで、かつ、通常モードへの復帰時間が互いに異なる複数のサブレベルを含んでいてもよい。この場合、同じレベル内の複数のサブレベル間で、消費電力を同じとしつつ、通常モードへの復帰時間に差を持たせた省エネルギーモードの管理が可能となる。
本発明の画像形成装置において、前記定着装置は、前記発熱体によって加熱される加熱部材と、前記加熱部材に加圧される加圧部材とを有し、前記加熱部材の熱によって前記加熱部材と前記加圧部材との間に搬送される用紙に該用紙上のトナー像を定着させ、前記温度検知部は、前記発熱体への通電をOFFした後の前記加熱部材の温度を前記余熱温度として検知してもよい。
加熱部材(例えば加熱ローラ)と加圧部材(例えば加圧ローラ)との間に用紙が搬送されると、加熱部材の熱により、トナー像が用紙に定着される。このような加熱部材および加圧部材を有する定着装置を用いた場合、温度検知部は、発熱体への通電をOFFしたときの加熱部材の温度を、定着装置の余熱温度として検知する。したがって、上記構成の定着装置を用いた場合に、余熱温度に基づく電力制御部の上述した制御によって、上述した本発明の効果を得ることができる。
本発明によれば、省エネルギーモードの複数のレベルは、余熱温度が高いほど、通常モードへの復帰時間が短く、余熱温度が低いほど、本体システムの消費電力が小さくなるように、余熱温度に対応して設定されている。そして、電力制御部は、余熱温度の変化に応じて、省エネルギーモードのレベルを余熱温度に対応するレベルに切り替える。これにより、省エネルギーモードから通常モードへの復帰時間の短縮によるユーザの利便性向上の効果と、省エネルギーモードにおける消費電力の低減効果とを両方とも得ることができ、しかも、それらの効果を、省エネルギーモード全体でバランスよく、特殊な定着装置を用いずに低コストで得ることができる。
本発明の実施の一形態に係る複合機の概略の構成を模式的に示す断面図である。 上記複合機における1つの画像形成部を拡大して示す断面図である。 上記複合機のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 上記複合機の定着装置の概略の構成を示す説明図である。 上記定着装置において、定着ヒータへの通電をOFFしてからの経過時間と余熱温度との関係を示すグラフである。 省エネルギーモードとして設定された複数のレベルの詳細を示す説明図である。
本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明すれば、以下の通りである。まず、本実施形態の画像形成装置の概略の構成について説明する。ここでは、画像形成装置として、電子写真方式で画像を形成するタンデム型のカラーの複合機を例に挙げて説明する。この複合機は、例えば、コピー、ファクシミリ、スキャナ、プリンタ等の諸機能を併せ持つ、いわゆるMFP(Multi Function Peripheral)と呼ばれるものである。
(画像形成装置の概略構成)
図1は、本実施形態に係る複合機100の概略の構成を模式的に示す断面図であり、図2は、複合機100における1つの画像形成部6を拡大して示す断面図である。本実施形態の複合機100は、正面上部に操作パネル1(図1では破線で図示)を備えており、最上部に原稿搬送装置2、その下方にスキャナ部3を備えている。また、複合機100の本体内には、給紙部4、搬送部5、画像形成部6、中間転写部7、定着装置8等が設けられている。
操作パネル1は、印刷時の設定(例えば枚数、部数)をはじめとして、各種の設定を行うための設定部として機能しているとともに、各種の情報を表示する表示部としての機能も有している。本実施形態では、操作パネル1は、タッチパネル式の液晶表示部と、複数の押圧ボタンとで構成されており、液晶表示部は設定部および表示部として、押圧ボタンは設定部として機能している。なお、上記の押圧ボタンは、テンキー(0〜9の数字キー、#やC(クリア)などの記号キー)、機能選択キー(コピーモードやFAX送信モードなどの動作モード設定キー)、スタート、リセット、ストップの各種キーを含む。
原稿搬送装置2は、原稿の複写時、複数のローラの回転駆動で原稿載置トレイ21に積載された原稿を1枚ずつ、自動的、連続的に、スキャナ部3の読み取り位置(送り読取用コンタクトガラス30)に向けて搬送する。原稿搬送装置2は、図1の紙面奥側に支点が設けられ持ち上げ可能であり、後述する載置読取用コンタクトガラス31に原稿を載置する場合には、原稿搬送装置2を持ち上げて原稿を載置した後、原稿搬送装置2を回動させて原稿を押さえることになる。
スキャナ部3は原稿を読み取り、画像データを生成する。スキャナ部3の上面には、送り読取用コンタクトガラス30と、載置読取用コンタクトガラス31とが設けられおり、スキャナ部3内には露光ランプ、ミラー、レンズ、イメージセンサ(例えばCCD)等の光学系部材(不図示)が設けられている。これらの光学系部材を用い、原稿搬送装置2が搬送する原稿や載置読取用コンタクトガラス31上の原稿に光を照射し、その原稿の反射光を受けたイメージセンサの各画素の出力値をA/D変換することにより、画像データが生成される。複合機100は、読み取りにより得られた画像データに基づき印刷を行うことができる(コピー機能)。
給紙部4は、例えば、各種(コピー用紙、ラベル用紙等)、各サイズ(A判、B判用紙等)の用紙(シート)を収容する。給紙部4に設けられる給紙ローラ41は、モータ等の駆動機構(不図示)により回転し、用紙を搬送部5に送り出す。
搬送部5は、給紙部4から供給された用紙を排出トレイ51まで搬送するものである。搬送部5には、ガイド板のほか、用紙を搬送する搬送ローラ対52〜54(図1では、上方のものから順に符号を付す)が設けられている。また、搬送部5には、用紙を中間転写部7の手前で待機させ、タイミングを合わせて送り出すレジストローラ対55や、用紙を排出トレイ51に排出する排出ローラ対56等が設けられている。
画像形成部6は、形成すべき画像の画像データに基づき、トナー像を形成する部分であり、画像形成ユニット60と、露光装置61とを有している。画像形成ユニット60は、4色分の画像形成ユニット、すなわち、図1左側から、ブラックの画像を形成する画像形成ユニット60Bkと、シアンの画像を形成する画像形成ユニット60Cと、マゼンタの画像を形成する画像形成ユニット60Mと、イエローの画像を形成する画像形成ユニット60Yとで構成されている。画像形成部6にて形成されたトナー像は、後述する中間転写ベルト72に一旦転写(1次転写)され、この中間転写ベルト72から用紙に転写(2次転写)される。
ここで、図2に基づき、各画像形成ユニット60Bk〜60Yの詳細について説明する。なお、各画像形成ユニット60Bk〜60Yは、形成するトナー像の色が異なるだけで、基本的に同様の構成である。そこで、図2では画像形成ユニット60の1色分のみを図示し、以下では、特に説明する場合を除き、各画像形成部6の色の識別用の符号であるBk(ブラック)、Y(イエロー)、C(シアン)、M(マゼンタ)の符号を省略して説明する。
まず、各画像形成ユニット60に設けられる各感光体ドラム62(像担持体)は、周面にトナー像を担持する。各感光体ドラム62は、例えばアルミニウム製のドラムの外周面上にアモルファスシリコン等の感光層を有し、駆動装置(不図示)によって所定のプロセススピードで紙面反時計方向に回転駆動される。すなわち、画像形成部6は、上記4色の異なる色に対応する複数の感光体ドラム62を含む。
各帯電装置63は、帯電ローラを接触させて感光体ドラム62を一定の電位で帯電させる。なお、帯電装置63は、コロナ放電式のものやブラシ等を用いたもので構成されてもよい。各画像形成部6の下方の露光装置61(図1参照)は、入力されるカラー色分解された画像信号をレーザ出力部(不図示)にて光信号にそれぞれ変換し、変換された光信号であるレーザ光(破線で図示)を4色分出力可能であり、帯電後の感光体ドラム62の表面に走査露光によって静電潜像を形成する。
各現像装置64は、対応する色のトナーを収納している。つまり、画像形成ユニット60Bkの現像装置64はブラックのトナーを、画像形成ユニット60Yの現像装置64はイエローのトナーを、画像形成ユニット60Cの現像装置64はシアンのトナーを、画像形成ユニット60Mの現像装置64はマゼンタのトナーをそれぞれ収納している。そして、各現像装置64は、トナーを担持する現像ローラ65をそれぞれ有している。各現像ローラ65は、各感光体ドラム62に対向し、トナーを供給する。各クリーニング装置66は、感光体ドラム62表面の転写残トナー等の除去を行う。
図1に戻り説明を続ける。中間転写部7は、給紙部4から給紙された用紙に、各感光体ドラム62上の画像を転写するものである。つまり、中間転写部7は、感光体ドラム62からトナー像の1次転写を受けて用紙に2次転写を行う。この中間転写部7は、1次転写ローラ71(71Bk〜71Yの計4本)と、中間転写ベルト72と、駆動ローラ73と、従動ローラ74・75と、2次転写ローラ76と、ベルトクリーニング装置77とを有している。
各1次転写ローラ71は、各感光体ドラム62と無端状の中間転写ベルト72を介して対向して設けられており、中間転写ベルト72と当接している。各1次転写ローラ71は、交流および直流が重畳された転写用の電圧を印加する転写バイアス印加部(不図示)に接続されており、各感光体ドラム62上のトナー像を中間転写ベルト72に転写する。
中間転写ベルト72は、1次転写ローラ71、駆動ローラ73、従動ローラ74・75に張架され、モータ等の駆動機構に接続される駆動ローラ73の回転駆動により、図1の紙面時計方向に周回する。また、駆動ローラ73は、2次転写ローラ76とで中間転写ベルト72を挟んでいる。
各画像形成ユニット60で形成されたブラック、イエロー、シアン、マゼンタの各色のトナー像は、タイミングを取られ、順次、ずれることなく重畳されつつ、中間転写ベルト72に1次転写される。なお、1次転写時、各1次転写ローラ71に転写バイアスが印加される。そして、重ね合わされた各色のトナー像は、所定の電圧を印加された2次転写ローラ76によって用紙に転写される。2次転写後の中間転写ベルト72上の残トナー等は、ベルトクリーニング装置77で除去されて回収される。
定着装置8は、用紙に2次転写されたトナー像を加熱・加圧して定着させる。この定着装置8は、少なくとも、定着ヒータ81a(図4参照)を内蔵する加熱ローラ81と、これに圧接される加圧ローラ82とを含んでいる。なお、定着装置8の加熱制御については後述する。トナー像の転写された用紙は、加熱ローラ81と加圧ローラ82とのニップを通過すると加熱・加圧され、その結果、トナー像が用紙に定着する。定着後の用紙は、排出トレイ51に排出され、画像形成処理が完了する。
(複合機のハードウェア構成)
次に、本実施形態の複合機100のハードウェア構成について説明する。図3は、本実施形態の複合機100のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。本実施形態に係る複合機100は、本体システム90と、電力制御部91と、電源部92と、温度センサ93と、I/F部94とを備えている。
本体システム90は、メインシステム90aと、サブシステム90bとで構成されている。サブシステム90bは、上述した操作パネル1、原稿搬送装置2、スキャナ部3、給紙部4、搬送部5、画像形成部6、中間転写部7、定着装置8を有して構成されている。なお、サブシステム90bの上記各構成要素は、それぞれ上述した所定の機能を発揮するブロックとも言えるため、以下ではそれぞれを機能ブロックとも称する。メインシステム90aは、サブシステム90bの制御を司っており、エンジン制御部95と、本体制御部96と、スキャナ制御部97とを有して構成されている。つまり、エンジン制御部95、本体制御部96、およびスキャナ制御部97は、上記各機能ブロックの動作を制御するシステム制御部としてそれぞれ機能している。
エンジン制御部95は、複合機100において印刷に関わるエンジン各部の電装部品の制御を、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)の制御により機能を拡張して行う。具体的には、エンジン制御部95は、給紙部4、搬送部5、画像形成部6、中間転写部7、定着装置8およびこれらの駆動機構(モータやギアを含む)の動作を制御するCPUや回路を含んで構成されている。エンジン制御部95は、画像処理などを司る制御基板上に搭載された本体制御部96と通信を行いながら、プリント出力と画像データとの同期整合をとっている。
本体制御部96は、原稿搬送装置1および操作パネル2の制御を司るCPUや回路を含んで構成されている。また、本体制御部96は、画像データを記憶したり、画像形成のための制御プログラムを記憶する記憶部や、画像データに対して画像処理を施す画像処理部を備えている。スキャナ制御部97は、スキャナ部3の制御を司るCPUや回路を含み、エンジン制御部95と同様に本体制御部96と通信を行いながら、スキャナ部3による読み取りの際のシーケンスを保っている。
電力制御部91は、電源部92から本体システム90に供給される電力の供給モードを、通常モードと省エネルギーモードとで切り替える制御を行うCPUである。特に、本実施形態では、電力制御部91は、エンジン制御部95を介して定着装置8の後述する定着ヒータ81a・82a(図4参照)への通電をOFFすると同時に、本体システム90を通常モードから省エネルギーモードに移行させる。また、電力制御部91は、後述する温度センサ93にて検知された温度に応じて、省エネルギーモードのレベルを切り替えるが、この点については後述する。
ここで、通常モードとは、本体システム90の各制御部および各機能ブロックに対して電源部92からの電力を供給して印刷できる状態を維持するモードのことである。一方、省エネルギーモードとは、本体システム90の消費電力を通常モードよりも小さくするモードのことである。例えば、複合機100に対する操作が所定時間何もなされなかった場合には、電力制御部91の制御によって、後述するように操作パネル1の液晶表示部のバックライトを消灯したり、本体システム90の各制御部や各機能ブロックに対して電源部92からの電力供給を停止することにより、本体システム90は通常モードから省エネルギーモードに移行する。
また、電力制御部91は、省エネルギーモードにおいて、I/F部94およびネットワーク経由等でアクセスされるプリントジョブの入力や複合機100の状態変化(操作パネル1の押圧の有無、原稿搬送装置2の回動動作など)を常に監視しており、そのようなネットワーク経由による入力や複合機100の状態変化をトリガーとして、本体システム90を通常モードに復帰させる。なお、通常モードへの復帰時には、以下の動作が行われる。
(1)本体システムの各機能ブロックへの電力の供給開始
(2)各機能ブロックに対応する各制御部の初期化
(3)各機能ブロックに対応するASIC機能の初期化、設定
(4)複合機本体のイニシャライズ動作
(5)各機能ブロックに対応する制御部同士(例えば本体制御部96とエンジン制御部95、本体制御部96とスキャナ制御部97)の通信確立
温度センサ93は、定着装置8の温度を検知するものであり、例えば加熱ローラ81(図4参照)と接触して加熱ローラ81の表面温度を検知するサーミスタで構成されるが、非接触式のサーミスタで構成されても構わない。温度センサ93からの出力は、上述した電力制御部91に入力されるほか、エンジン制御部95にも入力される。これにより、エンジン制御部95は、通常モードにおいて、温度センサ93にて検知された温度に基づいて、定着ヒータ81a・82aへの通電を制御することが可能となる。
また、本実施形態では、温度センサ93は、特に、定着ヒータ81a・82aへの通電をOFFした後の余熱による定着装置8の温度を余熱温度として検知する温度検知部として機能している。これにより、電力制御部91は、後述するように、定着ヒータ81a・82aへの通電をOFFした後の省エネルギーモードにおいて、上記の余熱温度の変化に応じて、省エネルギーモードのレベルを切り替えることが可能となる。
I/F部94は、複合機100を他の機器と接続するためのインターフェイスであり、複数のコネクタ、ソケットを備えている。このI/F部94によって、ネットワークを介して複合機100と複数のユーザ端末200(例えばパーソナルコンピュータ)とを通信可能に接続することができる。したがって、複合機100は、ユーザ端末200から送信された画像データや指示に基づき、印刷を行うことができ(プリンタ機能)、また、スキャナ部3で得られた画像データをユーザ端末200に送信することもできる(スキャナ機能)。さらに、I/F部94にモデム等を設けることにより、公衆通信回線等を利用して、外部のFAX装置とFAX通信を行うこともできる(FAX機能)。なお、便宜上、図3では、ユーザ端末200を1台のみ図示しているが、複合機100に複数台のユーザ端末200を接続することも勿論可能である。
(定着装置の加熱制御)
次に、上述した定着装置8の加熱制御について説明する。図4は、定着装置8の概略の構成を示す説明図である。定着装置8は、加熱ローラ81(加熱部材)と、加圧ローラ82(加圧部材)と、スイッチング素子83と、スイッチング素子制御回路84と、交流電源85とを有して構成されている。
加熱ローラ81の内部には、通電により発熱する発熱体としての定着ヒータ81aが配置されており、この定着ヒータ81aによって加熱ローラ81が加熱される。定着ヒータ81aは、例えばハロゲンヒータで構成されている。
加熱ローラ81は、例えば鉄管からなる芯金81bがその主体をなし、芯金81bの外側に、トナーの離型性を高めるための離型層81cが設けられている。離型層81cとしては、例えばPFA(テトラフルオロエチレン−パー−フルオロアルキルビニルエーテル共重合体)等のフッ素系樹脂が用いられ、吹き付けによるコーティングやチューブを被せることによって設けられる。なお、離型層81cのすぐ内側に、弾性層としてのシリコンゴム層を設けるようにしてもよい。
加熱ローラ81は、図示しない駆動装置により、その周速度が用紙搬送速度と同じになるように回転する。また、上述した温度センサ93は、加熱ローラ81と加圧ローラ82との間のニップに対して、加熱ローラ81の回転方向下流側に加熱ローラ81の表面と接触して設けられている。
加圧ローラ82の内部にも、通電により発熱する発熱体としての定着ヒータ82aが配置されており、この定着ヒータ82aによって加圧ローラ82が加熱される。定着ヒータ82aは、例えばハロゲンヒータで構成されている。このように加圧ローラ82の内部にも定着ヒータ82aを設けているのは、本実施形態の複合機100がカラー画像を形成するものであり、4色のトナー像の定着性を高めるべく、高い定着温度(例えば150〜170℃)を得るためである。
加圧ローラ82は、例えばステンレス鋼で構成される芯金82bの外側に、例えばスポンジシリコンゴムからなる弾性層82cを設けて構成されている。この加圧ローラ82は図示しない付勢手段によって加熱ローラ81に加圧されており、加熱ローラ81の回転に従って回転する。加熱ローラ81と加圧ローラ82との間に形成されるニップに用紙Pを搬送することにより、加熱ローラ81および加圧ローラ82の熱によって用紙P上のトナー像は溶融し、用紙Pに定着する。
なお、加熱ローラ81および加圧ローラ82のいずれか一方をベルトに代えてもよいし、両方ともベルトに代えてもよい。加熱ローラ81をベルトに代える場合は、例えばポリイミドフィルムの外側に金属層をメッキまたは圧延処理にて設けて、その外側にPFA等のフッ素系樹脂のコーティングを施せばよい。また、加圧ローラ82をベルトに代える場合は、例えばポリイミドフィルムの外側にスポンジシリコンゴム層を設ければよい。
なお、加熱ローラ81および加圧ローラ82を加熱する定着ヒータ81a・82aは、ハロゲンヒータには限定されず、例えばセラミックヒータやニクロム線抵抗体で構成されてもよい。また、加圧ローラ82の内部には定着ヒータを設けずに、加熱ローラ81の内部に1本または2本の定着ヒータを設ける構成としてもよい。
スイッチング素子83は、例えばトライアックで構成されており、交流電源85から定着ヒータ81a・82aへの交流電力の供給のON/OFFを切り替える。スイッチング素子制御回路84は、エンジン制御部95からの制御信号に基づいて、スイッチング素子83を制御する回路であり、例えば、発光ダイオードとフォトトランジスタとを含んで構成されている。
この構成では、スイッチング素子制御回路84の発光ダイオードを点灯させると、フォトトランジスタがONとなり、これによってスイッチング素子83がONとなり、交流電源85によって定着ヒータ81a・82aに交流電力が供給される。一方、スイッチング素子制御回路84の発光ダイオードを消灯させると、フォトトランジスタがOFFとなり、スイッチング素子83がOFFとなるため、交流電源85による定着ヒータ81a・82aへの交流電力の供給が停止される。
通常モードにおいて、スイッチング素子制御回路84における発光ダイオードの点灯/消灯の制御は、温度センサ93にて検知される温度に基づいて、エンジン制御部95によって行われる。これにより、通常モードでは、定着装置8での定着温度を一定温度に維持することができ、良好な定着温度でトナー像を定着させることができる。
なお、上記したスイッチング素子83およびスイッチング素子制御回路84の代わりに、発光ダイオードと光ゲート入力形トライアックとを有する複合半導体素子であるフォトトライアックカプラを用いてもよい。
(省エネルギーモードの詳細)
次に、本実施形態における省エネルギーモードの詳細について説明する。
図5は、上記した構成の定着装置8において、定着ヒータ81a・82aへの通電をOFFしてからの経過時間と余熱温度との関係を示すグラフである。同図に示すように、定着装置8は、定着ヒータ81a・82aへの通電をOFFしてから30分が経過しても50℃前後の余熱が残るほど、熱容量の大きなものとなっている。つまり、定着ヒータ81a・82aへの通電をOFFしても、加熱ローラ81や加圧ローラ82の温度低下の速度は遅いため、加熱ローラ81や加圧ローラ82に余熱が存在する。
ここで、余熱の高い温度範囲(例えば余熱温度100℃以上)では、定着ヒータ81a・82aへの通電開始によって通常モードに復帰する際に、加熱ローラ81や加圧ローラ82も早く定着温度に到達する。このため、ユーザの利便性を向上させるためには、本体システム90の復帰時間も早くすることが必要とされる。一方、余熱の低い温度範囲(例えば余熱温度65℃未満)では、通常モードに復帰する際に、加熱ローラ81や加圧ローラ82が定着温度に到達するまでに時間がかかるため、その間に本体システム90が復帰すればよく、本体システム90の省エネルギーモードを深く設定して省電力化を図ることが可能である。
そこで、本実施形態では、省エネルギーモードとして、通常モードへの復帰時間および本体システム90の消費電力の異なる複数のレベルを設定し、定着装置8の余熱温度に応じて、これらのレベルを切り替えることにより、ユーザの利便性向上の効果と低消費電力化の効果とをバランスよく得るようにしている。以下、より具体的に説明する。
図6は、本実施形態における省エネルギーモードとして設定された複数のレベルの詳細を示す説明図である。同図に示すように、省エネルギーモードとして、レベル1〜4の4つのレベルが設定されている。
レベル1は、電力制御部91が本体制御部96を介して操作パネル1の液晶表示部のバックライトを消灯させる以外は、エンジン制御部95、本体制御部96、スキャナ制御部97およびこれらに対応する機能ブロックに電力を供給する省エネルギーモードである。このレベル1では、消費電力が70Wであり、他のレベル2〜4に比べて消費電力が一番高いが、定着ヒータ81a・82aそのものは消灯しているため、複合機100全体としての省電力化の効果は大きなものとなっている。また、本体復帰時間、すなわち、本体システム90の通常モードへの復帰時間は0秒であり、復帰時には直ちに復帰して印刷を行うことができ、ユーザの利便性を向上させる効果が最も高い。なお、図中の“Ready ”は、いつでも印字できるように通常動作が可能な状態であることを示す。
レベル2は、電力制御部91が本体制御部96へは電力を供給するものの、本体制御部96に対応する機能ブロック(例えば操作パネル1)へは電力供給を停止し、また、エンジン制御部95、スキャナ制御部97およびこれらに対応する機能ブロックへの電力供給も停止する省エネルギーモードである。このレベル2では、通常モードへの復帰時間がレベル1よりも長くなるが、それでも5秒程度であり、十分にユーザの利便性を確保することができる。また、消費電力は25Wであり、レベル1に比べると省電力化の効果が高くなっている。
レベル3は、レベル2の状態に加えて、電力制御部91が本体制御部96をスリープ状態にする省エネルギーモードである。なお、上記のスリープ状態とは、ここでは、本体制御部96に電力自体は供給するものの、動作クロックを停止させる状態を指す。このように動作クロックを停止させるだけでも、消費電力を10Wに抑えることができ、レベル2に比べて消費電力を低減することができる。一方、本体システム90の復帰時間は10秒であり、レベル2に比べると増大しているが、ユーザの利便性向上には貢献できていると言える。
レベル4は、電力制御部91がエンジン制御部95、本体制御部96、スキャナ制御部97およびこれらに対応する機能ブロックへの電力供給を停止する省エネルギーモードであり、省電力化の効果が最も高く、通常モードへの復帰時間が最も長い省エネルギーモードである。このレベル4は、複数のサブレベル4−1、4−2を含んでいる。サブレベル4−2は、通常モードへの復帰時にキャリブレーションを行う点で、サブレベル4−1と異なっているが、消費電力についてはサブレベル4−1と同じである。なお、表現上、レベルとサブレベルとは明確に区別されるものとする。
なお、キャリブレーションとは、カラーで印刷を行う場合の色補正動作のことを指す。具体的には、感光体ドラムに一定のパターンを書き込み、それをセンサで読み取ることによって濃度や色ずれを補正する処理が行われる。このようなキャリブレーションを行う分だけ、サブレベル4−2はサブレベル4−1よりも通常モードへの復帰時間が長くなっている。
図6では、省エネルギーモードのレベルがレベル1に近づくほど、消費電力が高いことから、省エネルギーモードが浅いと言える。逆に、省エネルギーモードのレベルがレベル4に近づくほど、消費電力が低いことから、省エネルギーモードが深いと言える。このように、本実施形態では、複数のレベルの設定により、省エネルギーモードの深さを変えている。
上記した4つのレベル1〜4は、定着装置8の余熱温度に対応して設定されている。より具体的には、図5に示すように、レベル1(消費電力70W)は、定着装置8の余熱温度が100℃以上150℃未満に対応して設定されており、レベル2(消費電力25W)は、余熱温度が75℃以上100℃未満に対応して設定されており、レベル3(消費電力10W)は、余熱温度が65℃以上75℃未満に対応して設定されており、レベル4(消費電力2W)は、余熱温度が65℃未満に対応して設定されている。
このとき、レベル1〜4は、図6に示すように、レベル1に近づくほど、通常モードへの復帰時間が短くなり、レベル4に近づくほど、消費電力の低減効果が高くなるように設定されている。したがって、定着装置8の余熱温度と復帰時間との関係、または余熱温度と消費電力との関係では、レベル1〜4は、余熱温度が高いほど、通常モードへの復帰時間が短く、余熱温度が低いほど、本体システム90の消費電力が小さくなるように、定着装置8の余熱温度に対応して設定されていると言える。
本実施形態では、上述したように、電力制御部91は、定着装置8(加熱ローラ81)の余熱温度の変化に応じて、省エネルギーモードのレベルを余熱温度に対応するレベルに切り替える。例えば、印字が終了してから所定時間経過後に定着ヒータ81a・82aを消灯すると(通電をOFFすると)、図5に示すように、時間経過とともに定着装置8の余熱温度が低下するため、電力制御部91は、本体システム90の省エネルギーモードのレベルを、低下する余熱温度に対応するように、レベル1、レベル2、レベル3、レベル4の順に切り替えて、各レベルに対応する省電力制御を行う。
つまり、定着ヒータ81a・82aの消灯から5分が経過するまでは、余熱温度が100℃以上であり、電力制御部91によってレベル1の省エネルギーモードが実行される。レベル1では、本体システム90の消費電力は他のレベル2〜4に比べて高いが、上記したように定着ヒータ81a・82aそのものは消灯しているため、複合機100全体としての消費電力は小さい。また、本体システム90の通常モードへの復帰時には、最も短い時間で復帰することが可能となり、ユーザの利便性を格段に向上させることができる。
定着ヒータ81a・82aの消灯から5分が経過すると、余熱温度が100℃を下回るため、電力制御部91は省エネルギーモードのレベルを、レベル1からレベル2に切り替える。また、定着ヒータ81a・82aの消灯から10分が経過すると、余熱温度が75℃を下回るため、電力制御部91は省エネルギーモードのレベルを、レベル2からレベル3に切り替える。このような省エネルギーモードのレベルの切り替えにより、本体システム90の消費電力の低減効果を次第に増大させることができる。さらに、定着ヒータ81a・82aの消灯から15分が経過すると、余熱温度が65℃を下回るため、電力制御部91は省エネルギーモードのレベルを、レベル3からレベル4に切り替える。このレベル4では、本体システム90の省電力化を最大限図ることができる。
なお、レベル4においては、例えば、定着ヒータ81a・82aの消灯から40分を経過するまでは、サブレベル4−1の省エネルギーモードが実行され、40分を経過すると、サブレベル4−2の省エネルギーモードが実行される。ただし、上述のように、サブレベル4−1、4−2での消費電力は同じであり、通常モードに復帰する際の復帰時間のみが異なることになる。
このように、電力制御部91が省エネルギーモードのレベルを余熱温度に対応するレベルに切り替えることにより、レベル1では、省エネルギーモードから通常モードへの復帰時間の短縮によるユーザの利便性を向上させる効果を得ることができ、省エネルギーモード全体(レベル1〜4)としては、消費電力の低減効果を得ることができる。つまり、ユーザの利便性向上の効果と消費電力の低減効果とを両方とも得ることができる。特に、定着装置8の余熱温度が高い状態では、ユーザの利便性向上の効果を重視する一方、余熱温度が低い状態では、本体システム90の消費電力の低減効果を重視して、これらの効果を省エネルギーモード全体でバランスよく得ることができる。
また、電力制御部91による上記の制御は、定着装置8の余熱を利用した制御であるので、一般的な定着装置、すなわち、熱容量が大きく、通常モードへの復帰時間の比較的長い、コスト的に安価な定着装置をそのまま用いることで、上記の効果を得ることができる。しかも、定着装置の復帰時間を短縮してユーザの利便性を向上させるべく、熱容量の小さな特殊な定着装置を用いる場合は、定着装置の復帰時間の短縮によって制御系の初期化時間を短縮する必要が生じ、そのために初期化時間を短縮するためのプログラムを記憶するメモリを別途設ける必要があったが、本実施形態では、そのような特殊な定着装置を用いないし、これによって上記のメモリも当然必要としないので、定着装置ひいては複合機全体のコストを確実に低減することができる。つまり、特殊な定着装置を用いない低コストの構成で、ユーザの利便性向上の効果と本体システム90の低消費電力化の効果とを両方得ることができるとともに、それらの効果をバランスよく得ることができる。
また、本実施形態の複合機100はカラーの画像形成装置であり、用いる定着装置の熱容量がモノクロの画像形成装置に比べて大きく(冷めにくく)、余熱が持続しやすい。したがって、特に、本実施形態のようなカラーの画像形成装置において、定着装置の余熱を利用した上述の制御が非常に有効となる。
また、電力制御部91は、定着ヒータ81a・82aの消灯後の余熱温度の低下に伴って、省エネルギーモードのレベルをレベル1から順にレベル4まで切り替える(図5参照)。レベル1からレベル4に向かう方向は、通常モードへの復帰時間が順に長くなる方向であるが、本体システム90の消費電力が順に小さく方向でもあり(図6参照)、省エネルギーモードが次第に(段階的に)深くなる。このように省エネルギーモードが深くなる方向に電力制御部91が省エネルギーモードのレベルを段階的に切り替えることにより、省エネルギーモードの制御としては、図6に示したように、電力供給を遮断するシステム制御部や機能ブロックの数を徐々に増やしたり、システム制御部における動作クロックを停止させるといった簡単な制御で済み、省エネルギーモードのレベルの切り替えを簡単な制御で実現することができる。
また、電力制御部91による上記レベルの切り替えにより、余熱温度の低下が少ないほど(定着ヒータ81a・82aの消灯からの経過時間が短いほど)、通常モードへの復帰時間が短いので、ユーザの利便性を向上させる効果を高めることができる。また、電力制御部91による上記レベルの切り替えにより、余熱温度の低下に伴って、本体システム90の消費電力が順に低下するので、定着ヒータ81a・82aの消灯からの経過時間が長いほど、省電力化の効果を高めることができる。
また、本実施形態では、省エネルギーモードのレベル4が、本体システム90の消費電力が同じで、かつ、通常モードへの復帰時間が互いに異なる複数のサブレベル4−1、4−2を含んでいる。この場合、サブレベル4−1、4−2の間では、消費電力を同じとしつつ、通常モードへの復帰時間に差を持たせた省エネルギーモードの管理が可能となる。
なお、本実施形態では、レベル4にのみ2つのサブレベルを設定しているが、他のレベル1〜3においても複数のサブレベルを設定して、同じレベル内のサブレベル間で消費電力を同じとしつつ、復帰時間に差を持たせた制御を行うことも勿論可能である。つまり、省エネルギーモードにおける少なくとも1つのレベルが、通常モードへの復帰時間が互いに異なる複数のサブレベルを含んでいてもよいと言える。
また、本実施形態では、定着ヒータ81a・82aの消灯後の加熱ローラ81の温度を、温度センサ93が定着装置8の余熱温度として検知し、電力制御部91が加熱ローラ81の上記余熱温度に基づいて省エネルギーモードのレベルを切り替える。したがって、加熱ローラ81の温度を余熱温度として検知する構成において、電力制御部91の上記制御によって上述した効果を得ることができる。また、余熱温度を検知する専用の温度センサを別途設けることなく、既存の温度センサ93を有効利用して、余熱温度に基づく上述の制御を実現することができる。
なお、本実施形態では、省エネルギーモードの複数のレベルを、レベル1〜4の4段階に設定しているが、これらのレベル数に限定されるわけではなく、さらにレベル数を増大させて余熱温度に応じてこれらのレベルを切り替えるようにしても勿論構わない。また、本実施形態では、動作クロックを停止させるシステム制御部の数を1つ(本体制御部96のみ)としているが、2つ以上のシステム制御部の動作クロックを停止させることにより、省エネルギーモードのレベルの数を増大させることも可能である。
なお、本実施形態では、画像形成装置を複合機100で構成した例について説明したが、本実施形態で示した構成や省エネルギーモードに関する設定および制御は、複写機、プリンタ、ファクシミリなどの他の画像形成装置にも適用可能である。また、本実施形態では、タンデム式のカラーの画像形成装置について説明したが、その他、ロータリー式のカラー画像形成装置やモノクロの画像形成装置にも、本実施形態の構成等を適用することが可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は、通常モードと省エネルギーモードとの間で電力供給モードが遷移する画像形成装置に利用可能である。
1 操作パネル(機能ブロック)
2 原稿搬送装置(機能ブロック)
3 スキャナ部(機能ブロック)
4 給紙部(機能ブロック)
5 搬送部(機能ブロック)
6 画像形成部(機能ブロック)
7 中間転写部(機能ブロック)
8 定着装置(機能ブロック)
81 加熱ローラ(加熱部材)
81a 定着ヒータ(発熱体)
82 加圧ローラ(加圧部材)
90 本体システム
91 電力制御部
93 温度センサ(温度検知部)
95 エンジン制御部(システム制御部)
96 本体制御部(システム制御部)
97 スキャナ制御部(システム制御部)
100 複合機(画像形成装置)

Claims (6)

  1. 通常モードと、該通常モードよりも消費電力の少ない省エネルギーモードとの間で電力供給モードが遷移する画像形成装置であって、
    発熱体への通電によって発生する熱によりトナー像を用紙に定着させる定着装置を含む本体システムと、
    前記発熱体への通電をOFFすると同時に、前記本体システムを通常モードから省エネルギーモードに移行させる電力制御部と、
    前記発熱体への通電をOFFした後の余熱による前記定着装置の温度を余熱温度として検知する温度検知部とを備え、
    前記省エネルギーモードは、通常モードへの復帰時間および前記本体システムの消費電力の異なる複数のレベルからなり、
    前記複数のレベルは、前記余熱温度が高いほど、通常モードへの復帰時間が短く、前記余熱温度が低いほど、前記本体システムの消費電力が小さくなるように、前記余熱温度に対応して設定されており、
    前記電力制御部は、前記余熱温度の変化に応じて、前記本体システムの省エネルギーモードのレベルを、前記余熱温度に対応するレベルに切り替えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記電力制御部は、前記発熱体への通電をOFFしてからの前記余熱温度の低下に伴って、通常モードへの復帰時間が順に長くなり、かつ、前記本体システムの消費電力が順に小さくなるように、前記本体システムの省エネルギーモードのレベルを順に切り替えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記本体システムは、所定の機能を発揮する複数の機能ブロックを含んでおり、
    前記電力制御部は、前記発熱体への通電をOFFしてからの前記余熱温度の低下に伴って、電力供給を遮断する前記機能ブロックの数を増やすことにより、前記本体システムの省エネルギーモードのレベルを切り替えることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記本体システムは、前記複数の機能ブロックの動作を制御する複数のシステム制御部を含んでおり、
    前記電力制御部は、前記発熱体への通電をOFFしてからの前記余熱温度の低下に伴って、電力供給を遮断する前記システム制御部の数を増やす、または少なくとも1つの前記システム制御部の動作クロックを停止させることにより、前記本体システムの省エネルギーモードのレベルを切り替えることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記省エネルギーモードの少なくとも1つのレベルは、前記本体システムの消費電力が同じで、かつ、通常モードへの復帰時間が互いに異なる複数のサブレベルを含んでいることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記定着装置は、前記発熱体によって加熱される加熱部材と、前記加熱部材に加圧される加圧部材とを有し、前記加熱部材の熱によって前記加熱部材と前記加圧部材との間に搬送される用紙に該用紙上のトナー像を定着させ、
    前記温度検知部は、前記発熱体への通電をOFFした後の前記加熱部材の温度を前記余熱温度として検知することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の画像形成装置。
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