JP6118744B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は画像形成装置に関し、特に、画像形成装置の省エネルギー技術に関する。
近年、環境保護等の観点から画像形成装置等の電子機器に対して省エネルギー化が求められている。画像形成装置では、内部に加熱ヒーターを備える加熱ローラーを有する定着部が消費する電力の割合が大きい。この定着部が消費する電力を抑えることで、画像形成装置が消費する電力を大きく抑えることができる。特許文献1には、省エネルギー動作モードを備え、当該省エネルギー動作モードにおいて加熱ヒーターに供給する電力を小さくする制御を行うことで、画像形成装置が消費する電力を抑える技術が開示されている。
特開平7−72678号公報
上記の特許文献1に記載される技術では、省エネルギー動作モードにおいて、画像形成時に加熱ヒーターに供給する電力を下げる制御を行っている。しかしながら、非画像形成時の時間が長い場合には、非画像形成時に加熱ヒーターに供給する電力を下げるだけで、十分に消費電力を低減することができる。画像形成時に加熱ヒーターに供給する電力を下げる制御は、加熱ローラーの温度が低下しトナー画像の定着が不十分となり画像の品質が低下するおそれがあるため、非画像形成時に加熱ヒーターに供給する電力を下げる制御だけで十分に消費電力を低減することができる場合にまで実行することは好ましくない。
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、画像の品質を確保しつつ消費電力を低減することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様にかかる画像形成装置は、記録紙上にトナー画像を形成する画像形成部と、内部に加熱ヒーターを備えた加熱ローラーおよび加圧ローラーを有し、前記記録紙上に形成されたトナー画像を定着させる定着部と、前記加熱ヒーターに電力を供給する電源部と、前記電源部を制御する電源制御部と、を備え、前記電源制御部は、前記電源部が前記加熱ヒーターに供給する電力を予め定められた電力値とする通常の動作モードに加えて、第1の省エネルギー動作モードおよび第2の省エネルギー動作モードからなる省エネルギー動作モードを有し、前記第1の省エネルギー動作モードでは、非画像形成中に前記電源部が前記加熱ヒーターに供給する電力を、前記通常の動作モードで非画像形成中に前記電源部が前記加熱ヒーターに供給する電力よりも小さくし、前記第2の省エネルギー動作モードでは、非画像形成中に前記電源部が前記加熱ヒーターに供給する電力を、前記通常の動作モードで非画像形成中に前記電源部が前記加熱ヒーターに供給する電力よりも小さくし、かつ、画像形成中に前記電源部が前記加熱ヒーターに供給する電力を、前記通常の動作モードで画像形成中に前記電源部が前記加熱ヒーターに供給する電力よりも小さくし、前記省エネルギー動作モードが設定されている時に、予め定められた期間中での非画像形成中の時間が予め定められたしきい値よりも大きい場合、次の期間中の動作モードを前記第1の省エネルギー動作モードとし、予め定められた期間中での非画像形成中の時間が予め定められたしきい値以下である場合、次の期間中での動作モードを前記第2の省エネルギー動作モードとする、画像形成装置である。
本発明によれば、省エネルギー動作モードにおいて、非画像形成中の時間が長い場合には、画像形成中に電源部が加熱ヒーターに供給する電力を下げず、非画像形成中に電源部が加熱ヒーターに供給する電力のみを下げている。そして、非画像形成中の時間が短い場合には、非画像形成中に電源部が加熱ヒーターに供給する電力を下げるのに加えて、画像形成中に加熱ヒーターに供給する電力を下げている。このため、画像の品質を確保しつつ消費電力を低減することができる。
本発明の一実施形態にかかる画像形成装置の構造を示す断面図である。 本発明の一実施形態にかかる画像形成装置の主要内部構成を概略的に示す機能ブロック図である。 図3(A)は、通常の動作モードにおいて電源部が加熱ヒーターに供給する電力を示すグラフであり、図3(B)は、第1の省エネルギー動作モードにおいて電源部が加熱ヒーターに供給する電力を示すグラフであり、図3(C)は、第2の省エネルギー動作モードにおいて電源部が加熱ヒーターに供給する電力を示すグラフである。 本発明の一実施形態にかかる画像形成装置の電源制御部の動作モード間の遷移を示す状態遷移図である。 図5(A)は、期間T1で第1の省エネルギー動作モードで動作し、期間T2で第2の省エネルギー動作モードで動作した場合の、電源部が加熱ヒーターに供給する電力を示すグラフであり、図5(B)は、期間T1で第1の省エネルギー動作モードで動作し、期間T2で第1の省エネルギー動作モードで動作した場合の、電源部が加熱ヒーターに供給する電力を示すグラフである。 図6(A)は、期間T1で第2の省エネルギー動作モードで動作し、期間T2で第1の省エネルギー動作モードで動作した場合の、電源部が加熱ヒーターに供給する電力を示すグラフであり、図6(B)は、期間T1で第2の省エネルギー動作モードで動作し、期間T2で第2の省エネルギー動作モードで動作した場合の、電源部が加熱ヒーターに供給する電力を示すグラフである。 本発明の一実施形態にかかる画像形成装置の処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態にかかる画像形成装置について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかる画像形成装置1の構造を示す断面図である。本発明の一実施形態にかかる画像形成装置1は、例えば、コピー機能、プリンター機能、スキャナー機能、およびファクシミリ機能のような複数の機能を兼ね備えた複合機である。画像形成装置1は、装置本体11に、操作部47、画像形成部12、定着部13、給紙部14、原稿給送部6、および原稿読取部5等を備えて構成されている。
操作部47は、画像形成装置1が実行可能な各種動作および処理について操作者から画像形成動作実行指示や原稿読取動作実行指示等の指示を受け付ける。
画像形成装置1が原稿読取動作を行う場合、原稿給送部6により給送されてくる原稿、または原稿載置ガラス161に載置された原稿の画像を原稿読取部5が光学的に読み取り、画像データを生成する。原稿読取部5により生成された画像データは、内蔵HDDまたはネットワーク接続されたコンピューター等に保存される。
画像形成装置1が画像形成動作を行う場合は、原稿読取動作により生成された画像データ、またはネットワーク接続されたコンピューターから受信した画像データ、または内蔵HDDに記憶されている画像データ等に基づいて、画像形成部12が、給紙部14から給紙される記録媒体としての記録紙Pにトナー画像を形成する。画像形成部12の画像形成ユニット12M、12C、12Y、および12Bkは、感光体ドラム121と、現像装置122と、トナーを収容するトナーカートリッジ(不図示)と、帯電装置123と、露光装置124と、1次転写ローラー126と、をそれぞれ備えている。
カラー印刷を行う場合、画像形成部12のマゼンタ用の画像形成ユニット12M、シアン用の画像形成ユニット12C、イエロー用の画像形成ユニット12Yおよびブラック用の画像形成ユニット12Bkは、それぞれに、画像データを構成するそれぞれの色成分からなる画像に基づいて、帯電、露光および現像の工程により感光体ドラム121上にトナー画像を形成し、トナー画像を1次転写ローラー126により、駆動ローラー125Aおよび従動ローラー125Bに張架されている中間転写ベルト125上に転写させる。
中間転写ベルト125は、その外周面にトナー画像が転写される像担持面が設定され、感光体ドラム121の周面に当接した状態で駆動ローラー125Aによって駆動される。中間転写ベルト125は、各感光体ドラム121と同期しながら、駆動ローラー125Aと従動ローラー125Bとの間を無端走行する。
中間転写ベルト125上に転写される各色のトナー画像は、転写タイミングを調整して中間転写ベルト125上で重ね合わされ、カラーのトナー画像となる。2次転写ローラー210は、中間転写ベルト125の表面に形成されたカラーのトナー画像を、中間転写ベルト125を挟んで駆動ローラー125Aとのニップ部において、搬送ローラー対192により給紙部14から搬送路190を搬送されてきた記録紙Pに転写させる。その後、記録紙Pは、搬送ローラー対192により定着部13へ搬送される。
定着部13は、加熱ローラー132および加熱ローラー132に対向配置された加圧ローラー134を備えている。定着部13は、画像形成部12で転写された記録紙上のトナー像に対し、記録紙が加熱ローラー132と加圧ローラー134との間の定着ニップ部Nを通過する間に、加熱ローラー132から熱を与えて定着処理を施す。定着処理の完了した画像形成済みの記録紙Pは、定着部13の上部から延設された排紙搬送路を通って排出トレイ151へ向けて排出される。
次に、画像形成装置1の内部構成を説明する。図2は画像形成装置1の主要内部構成を概略的に示す機能ブロック図である。
画像処理部31は、原稿読取部5で読み取られた画像の画像データを必要に応じて画像処理する。例えば、画像処理部31は、原稿読取部5により読み取られた画像が画像形成部12により画像形成された後の品質を向上させるために、シェーディング補正等の予め定められた画像処理を行う。
画像メモリー32は、原稿読取部5による読取で得られた原稿画像のデータを一時的に記憶したり、画像形成部12によるプリント対象となるデータを一時的に保存する領域である。
HDD(ハードディスクドライブ)92は、画像形成装置1にネットワーク接続されたコンピューターから受信した画像データ等を記憶する大容量の記憶装置である。
操作部47は、画像形成装置1が実行可能な各種動作および処理についてユーザーからの指示を受け付けるタッチパネル部および操作キー部を備える。タッチパネル部は、タッチパネルが設けられたLCD(Liquid Crystal Display)等の表示部473を備えてなる。
ネットワークインターフェイス部91は、LANボード等の通信モジュールから構成され、当該ネットワークインターフェイス部91に接続されたLAN等を介して、ローカルエリア内の装置(パーソナルコンピューター等)と種々のデータの送受信を行う。
環境センサー93は、例えばサーミスターを有する温度センサーである。環境センサー93は、サーミスターの抵抗値の変化から画像形成装置1が設置された周辺の温度を検出する。
定着部13は、加熱ローラー132および加圧ローラー134を回転駆動する駆動部136を備えている。駆動部136は、モーター、ギア、ドライバー等から構成され、後述する制御ユニット10の駆動制御部102から出力される駆動信号に基づく回転速度で加熱ローラー132および加圧ローラー134を回転させる。
加熱ローラー132は、加熱ヒーター131と、電源部135と、加熱ローラー温度検出センサー133を備えている。
加熱ヒーター131は、加熱ローラー132の内部に加熱源として設けられる通電発熱体である。加熱ヒーター131は、電源部135と接続されており、当該電源部135により電力が供給される。電源部135は、後述する制御ユニット10の電源制御部101から出力される電源制御信号に基づく電力値の電力を加熱ヒーター131に供給する。
加熱ローラー温度検出センサー133は、例えばサーミスターを有する温度センサーであって、加熱ローラー132の周面に接触して配設されている。加熱ローラー温度検出センサー133は、サーミスターの抵抗値の変化から加熱ローラー132の温度を検出する。
制御ユニット10は、CPU(Central Processing Unit)、RAM、ROMおよび専用のハードウェア回路等から構成される。制御ユニット10は、上記のROMまたはHDD92に記憶されたプログラムが上記のCPUに実行されることにより、制御部100、電源制御部101および駆動制御部102として機能する。
制御部100は、画像形成装置1の全体的な動作制御を司る。制御部100は、原稿読取部5、原稿給送部6、画像処理部31、画像メモリー32、HDD(ハードディスクドライブ)92、画像形成部12、操作部47、ネットワークインターフェイス部91、環境センサー93、および定着部13等と接続されている。制御部100は、接続されている上記各機構の動作制御や、各機構との間での信号またはデータの送受信を行う。
電源制御部101は、電源制御信号を生成し当該電源制御信号を電源部135に向けて出力することで、電源部135を制御する機能を果たす。電源制御部101は、通常の動作モードに加えて、第1の省エネルギー動作モードと第2の省エネルギー動作モードとの2つの動作モードからなる省エネルギー動作モードを有する。電源制御部101は、操作部47の指示キー等を用いて入力されたユーザー操作により省エネルギー動作モードを実行する旨(省エネルギー動作モードON)の指示を受け付けた場合、動作モードを通常の動作モードから省エネルギー動作モードに切り替える。電源制御部101は、省エネルギー動作モードで電源部135が加熱ヒーター131に供給する電力を、通常の動作モードで電源部135が加熱ヒーター131に供給する電力よりも小さくすることで、定着部13が消費する電力を抑える。
図3(A)は、通常の動作モードにおいて電源部135が加熱ヒーター131に供給する電力を示すグラフである。図3(B)は、第1の省エネルギー動作モードにおいて電源部135が加熱ヒーター131に供給する電力を示すグラフである。図3(C)は、第2の省エネルギー動作モードにおいて電源部135が加熱ヒーター131に供給する電力を示すグラフである。図3(A)〜図3(C)において、区間Aは画像形成中の期間を示し、区間B1およびB2は非画像形成中の期間を示す。図3(A)に示す例では、電源制御部101は、電源部135に通常の動作モードの画像形成中でH1の電力を加熱ヒーター131に供給させている。また、電源制御部101は、電源部135に通常の動作モードの非画像形成中でL1の電力を加熱ヒーター131に供給させている。
図3(B)に示すように、電源制御部101は、電源部135に第1の省エネルギー動作モードの画像形成中でH1の電力を加熱ヒーター131に供給させている。また、電源制御部101は、電源部135に第1の省エネルギー動作モードの非画像形成中でL2(L2<L1)の電力を加熱ヒーター131に供給させている。すなわち、電源制御部101は、第1の省エネルギー動作モードで、非画像形成中に電源部135が加熱ヒーター131に供給する電力を、通常の動作モードで非画像形成中に電源部135が加熱ヒーター131に供給する電力よりも小さくしている。その一方、第1の省エネルギー動作モードでは、電源制御部101は、画像形成中に電源部135が加熱ヒーター131に供給する電力を、通常の動作モードで画像形成中に電源部135が加熱ヒーター131に供給する電力と同じにしている。
図3(C)に示すように、電源制御部101は、電源部135に第2の省エネルギー動作モードの画像形成中でH2(H2<H1)の電力を加熱ヒーター131に供給させている。また、電源制御部101は、電源部135に第2の省エネルギー動作モードの非画像形成中でL2(L2<L1)の電力を加熱ヒーター131に供給させている。すなわち、電源制御部101は、第2の省エネルギー動作モードで、非画像形成中に電源部135が加熱ヒーター131に供給する電力を、通常の動作モードで非画像形成中に電源部135が加熱ヒーター131に供給する電力よりも小さくし、かつ、画像形成中に電源部135が加熱ヒーター131に供給する電力を、通常の動作モードで非画像形成中に電源部135が加熱ヒーター131に供給する電力よりも小さくしている。
第1の省エネルギー動作モードでは、非画像形成中に電源部135が加熱ヒーター131に供給する電力を、通常の動作モードで非画像形成中に電源部135が加熱ヒーター131に供給する電力よりも小さくするため、定着部13が消費する電力を抑えることができる。また、第2の省エネルギー動作モードでは、更に、画像形成中に電源部135が加熱ヒーター131に供給する電力を、通常の動作モードで非画像形成中に電源部135が加熱ヒーター131に供給する電力よりも小さくするため、定着部13が消費する電力をより抑えることができる。
第2の省エネルギー動作モードは、省エネルギー効果が高いが、その一方で加熱ローラー132の温度が低下しトナー画像の定着が不十分となり画像の品質が低下するおそれがある。本発明の一実施形態にかかる画像形成装置1は、省エネルギー動作モードにおいて、電源制御部101が常に第2の省エネルギー動作モードを実行するのではなく、第1の省エネルギー動作モードと第2の省エネルギー動作モードを適宜切り替えることで、画像の品質を確保しつつ消費電力を低減するものである。すなわち、電源制御部101は、省エネルギー動作モードを実行時に、予め定められた期間T中での非画像形成中の時間Wが予め定められたしきい値Sよりも大きい場合、次の期間中の動作モードを第1の省エネルギー動作モードとし、予め定められた期間T中での非画像形成中の時間Wが予め定められたしきい値S以下である場合、次の期間中での動作モードを第2の省エネルギー動作モードとする。
図4は、電源制御部101の動作モード間の遷移を示す状態遷移図である。図5(A)は、期間T1で第1の省エネルギー動作モードで動作し、期間T2で第2の省エネルギー動作モードで動作した場合の、電源部135が加熱ヒーター131に供給する電力を示すグラフである。図5(B)は、期間T1で第1の省エネルギー動作モードで動作し、期間T2で第1の省エネルギー動作モードで動作した場合の、電源部135が加熱ヒーター131に供給する電力を示すグラフである。図6(A)は、期間T1で第2の省エネルギー動作モードで動作し、期間T2で第1の省エネルギー動作モードで動作した場合の、電源部135が加熱ヒーター131に供給する電力を示すグラフである。図6(B)は、期間T1で第2の省エネルギー動作モードで動作し、期間T2で第2の省エネルギー動作モードで動作した場合の、電源部135が加熱ヒーター131に供給する電力を示すグラフである。
図4に示すように、画像形成装置1の電源投入後、電源制御部101が操作部47の指示キー等を用いて入力されたユーザー操作により省エネルギー動作モードを実行する旨(省エネルギー動作モードON)の指示を受け付けた場合、電源制御部101の動作モードは、通常の動作モードから第1の省エネルギー動作モードに遷移する(図4の(1)参照)。このように、省エネルギー動作モードがONの場合であっても、通常の動作モードから直ぐに第2の省エネルギー動作モードに遷移しない。後述するように、第1の省エネルギー動作モードで一定の省エネルギー効果が得られない場合に限り、第1の省エネルギー動作モードから第2の省エネルギー動作モードに遷移する。
電源制御部101が第1の省エネルギー動作モードを実行中において、予め定められた期間T1中の非画像形成中の時間Wが予め定められたしきい値S以下である場合、電源制御部101は、非画像形成中に電源部135が加熱ヒーター131に供給する電力を小さくするだけでは一定の省エネルギー効果が得られないと判定し、次の期間T2中での動作モードを第2の省エネルギー動作モードとする(図4の(2)参照)。この場合、電源部135が加熱ヒーター131に供給する電力は、図5(A)に示すように推移する。一方、電源制御部101が第1の省エネルギー動作モードを実行中において、予め定められた期間T1中の非画像形成中の時間Wが予め定められたしきい値Sより大きい場合、電源制御部101は、非画像形成中に電源部135が加熱ヒーター131に供給する電力を小さくするだけで一定の省エネルギー効果が得られると判定し、次の期間T2中での動作モードを第1の省エネルギー動作モードにしたままにする(図4の(3)参照)この場合、電源部135が加熱ヒーター131に供給する電力は、図5(B)に示すように推移する。
電源制御部101が第2の省エネルギー動作モードを実行中において、予め定められた期間T1中の非画像形成中の時間Wが予め定められたしきい値Sより大きい場合、電源制御部101は、画像形成中に電源部135が加熱ヒーター131に供給する電力を小さくしなくても一定の省エネルギー効果が得られると判定し、次の期間T2中での動作モードを第1の省エネルギー動作モードとする(図4の(4)参照)。この場合、電源部135が加熱ヒーター131に供給する電力は、図6(A)に示すように推移する。一方、電源制御部101が第2の省エネルギー動作モードを実行中において、予め定められた期間T1中の非画像形成中の時間Wが予め定められたしきい値S以下である場合、画像形成中に電源部135が加熱ヒーター131に供給する電力を小さくしないと一定の省エネルギー効果が得られないと判定し、次の期間T2中での動作モードを第2の省エネルギー動作モードにしたままにする(図4の(5)参照)。この場合、電源部135が加熱ヒーター131に供給する電力は、図6(B)に示すように推移する。
電源制御部101が操作部47の指示キー等を用いて入力されたユーザー操作により省エネルギー動作モードを解除する旨(省エネルギー動作モードOFF)の指示を受け付けた場合、電源制御部101の動作モードは、第1の省エネルギー動作モードまたは第2の省エネルギー動作モードから通常の動作モードに遷移する(図中の(6)および(7)参照)。
なお、電源制御部101は、環境センサー93が検知した画像形成装置1が設置された周辺の温度が、予め定められた温度であるX度以上である場合に限り、上記の省エネルギー動作モードを実行するとしてもよい。画像形成装置1が設置された周辺の温度が低くない場合に限り電源部135が加熱ヒーター131に供給する電力を小さくする省エネルギー動作モードを実行することで、加熱ローラー132の温度が低下しトナー画像の定着が不十分となり画像の品質が低下するおそれをより低くすることができる。
また、電源制御部101は、環境センサー93が検知した画像形成装置1が設置された周辺の温度が、予め定められた温度であるY度以下である場合、第2の省エネルギー動作モードを実行しない制御を行ってもよい。画像形成装置1が設置された周辺の温度が低い場合に画像形成中に電源部135が加熱ヒーター131に供給する電力を小さくする第2の省エネルギー動作モードを実行しないことで、加熱ローラー132の温度が低下しトナー画像の定着が不十分となり画像の品質が低下するおそれをより低くすることができる。
また、電源制御部101は、上記の省エネルギー動作モードの実行中に、加熱ローラー温度検出センサー133が検知した加熱ローラー132の温度がトナー画像の定着に必要な予め定められた温度以下となった場合、動作モードを省エネルギー動作モードから通常の動作モードに切り替えてもよい。これにより、加熱ローラー132の温度が低下しトナー画像の定着が不十分となり画像の品質が低下するおそれをより低くすることができる。
駆動制御部102は、駆動信号を生成し当該駆動信号を駆動部136に向けて出力することで、加熱ローラー132および加圧ローラー134の回転駆動を制御する機能を果たす。駆動制御部102は、電源制御部101が第2の省エネルギー動作モードを実行中に駆動部136が加熱ローラー132および加圧ローラー134を回転させる速度を、電源制御部101が通常の動作モードを実行中に駆動部136が加熱ローラー132および加圧ローラー134を回転させる速度よりも小さくする。これにより、第2の省エネルギー動作モードを実行することにより画像形成中の加熱ローラー132の温度が低くなった場合であっても、トナー画像を定着させるのに必要な熱量を確保することができる。したがって、トナー画像の定着が不十分となり画像の品質が低下するおそれを低くすることができる。
次に、上記の構成を備える画像形成装置1の動作について説明する。図7は、画像形成装置1の処理の流れを示すフローチャートである。
画像形成装置1に電源が投入された場合(ステップS10においてYES)、電源制御部101は、操作部47の指示キー等を用いて入力されたユーザー操作により省エネルギー動作モードを実行する旨(省エネルギー動作モードON)の指示を受け付けたか否かを判定する(ステップS11)。
省エネルギー動作モードを実行する旨の指示を受け付けた場合(ステップS11においてYES)、電源制御部101は、直前の予め定められた期間Tにおける動作モードが省エネルギー動作モードであるか否かを判定する(ステップS12)。
直前の予め定められた期間Tにおける動作モードが省エネルギー動作モードでない場合(ステップS12においてNO)、すなわち、直前の予め定められた期間Tにおける動作モードが通常の動作モードである場合または電源が投入された直後である場合、電源制御部101は、第1の省エネルギー動作モードを実行する(ステップS13)。
直前の予め定められた期間Tにおける動作モードが省エネルギー動作モードである場合(ステップS12においてYES)、電源制御部101は、直前の予め定められた期間T中での非画像形成中の時間Wが予め定められたしきい値S以下であるか否かを判定する(ステップS14)。
直前の予め定められた期間T中での非画像形成中の時間Wが予め定められたしきい値Sよりも大きい場合(ステップS14においてNO)、電源制御部101は、第1の省エネルギー動作モードを実行する(ステップS13)。
直前の予め定められた期間T中での非画像形成中の時間Wが予め定められたしきい値S以下である場合(ステップS14においてYES)、電源制御部101は、第2の省エネルギー動作モードを実行する(ステップS15)。
そして駆動制御部102は、電源制御部101が第2の省エネルギー動作モードを実行中に駆動部136が加熱ローラー132および加圧ローラー134を回転させる速度を、電源制御部101が通常の動作モードを実行中に駆動部136が加熱ローラー132および加圧ローラー134を回転させる速度よりも小さくする(ステップS16)。
省エネルギー動作モードを実行する旨の指示を受け付けない場合(ステップS11においてNO)、電源制御部101は、通常の動作モードを実行する(ステップS17)。
このように、本発明の一実施形態にかかる画像形成装置1は、省エネルギー動作モードにおいて、非画像形成中の時間が長い場合には、画像形成中に電源部が加熱ヒーターに供給する電力を下げず、非画像形成中に電源部が加熱ヒーターに供給する電力のみを下げている。そして、非画像形成中の時間が短い場合には、非画像形成中に電源部が加熱ヒーターに供給する電力を下げるのに加えて、画像形成中に加熱ヒーターに供給する電力を下げている。このため、画像の品質を確保しつつ消費電力を低減することができる。
なお、本発明は上記の実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。図1乃至図7を用いて上記の実施形態により示した構成および処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明を当該構成および処理に限定する趣旨ではない。
例えば、上記の実施の形態では、画像の品質を確保するために、電源制御部101が第2の省エネルギー動作モードを実行中に駆動部136が加熱ローラー132および加圧ローラー134を回転させる速度を、電源制御部101が通常の動作モードを実行中に駆動部136が加熱ローラー132および加圧ローラー134を回転させる速度よりも小さくする場合を説明したが、本発明は必ずしもこの場合に限られない。制御部100は画像形成部12を制御して、電源制御部101が第2の省エネルギー動作モードを実行中において画像形成部12が画像の形成に用いるトナーの量を、電源制御部101が通常の動作モードを実行中において画像形成部12が画像の形成に用いるトナーの量よりも小さくしてもよい。画像形成部12が画像の形成に用いるトナーの量を減らすことでトナー画像を定着させるのに必要な熱量が少なくなるため、トナー画像の定着が不十分となり画像の品質が低下するおそれを低くすることができる。また、上記の加熱ローラー132および加圧ローラー134の回転速度を減らす処理および画像形成部12が画像の形成に用いるトナーの量を減らす処理の両方の処理を第2の省エネルギー動作モードの実行中に行ってもよい。
1 画像形成装置
5 原稿読取部
6 原稿給送部
10 制御ユニット
12 画像形成部
13 定着部
47 操作部
93 環境センサー
100 制御部
101 電源制御部
102 駆動制御部
131 加熱ヒーター
132 加熱ローラー
133 加熱ローラー温度検出センサー
134 加圧ローラー
135 電源部
136 駆動部

Claims (3)

  1. 記録紙上にトナー画像を形成する画像形成部と、
    内部に加熱ヒーターを備えた加熱ローラーおよび加圧ローラーを有し、前記記録紙上に形成されたトナー画像を定着させる定着部と、
    前記加熱ヒーターに電力を供給する電源部と、
    前記電源部を制御する電源制御部と、
    本画像形成装置の設置環境の温度を測定する環境センサーと、え、
    前記電源制御部は、前記電源部が前記加熱ヒーターに供給する電力を予め定められた電力値とする通常の動作モードに加えて、第1の省エネルギー動作モードおよび第2の省エネルギー動作モードからなる省エネルギー動作モードを有し、
    前記第1の省エネルギー動作モードでは、非画像形成中に前記電源部が前記加熱ヒーターに供給する電力を、前記通常の動作モードで非画像形成中に前記電源部が前記加熱ヒーターに供給する電力よりも小さくし、
    前記第2の省エネルギー動作モードでは、非画像形成中に前記電源部が前記加熱ヒーターに供給する電力を、前記通常の動作モードで非画像形成中に前記電源部が前記加熱ヒーターに供給する電力よりも小さくし、かつ、画像形成中に前記電源部が前記加熱ヒーターに供給する電力を、前記通常の動作モードで画像形成中に前記電源部が前記加熱ヒーターに供給する電力よりも小さくし、
    前記省エネルギー動作モードが設定されている時に、予め定められた期間中での非画像形成中の時間が予め定められたしきい値よりも大きい場合、次の期間中の動作モードを前記第1の省エネルギー動作モードとし、予め定められた期間中での非画像形成中の時間が予め定められたしきい値以下である場合、次の期間中での動作モードを前記第2の省エネルギー動作モードとし、
    前記電源制御部は、前記環境センサーが測定した温度が予め定められた温度であるX度以上である場合、前記省エネルギー動作モードを実行する、像形成装置。
  2. 記録紙上にトナー画像を形成する画像形成部と、
    内部に加熱ヒーターを備えた加熱ローラーおよび加圧ローラーを有し、前記記録紙上に形成されたトナー画像を定着させる定着部と、
    前記加熱ヒーターに電力を供給する電源部と、
    前記電源部を制御する電源制御部と、
    本画像形成装置の設置環境の温度を測定する環境センサーと、え、
    前記電源制御部は、前記電源部が前記加熱ヒーターに供給する電力を予め定められた電力値とする通常の動作モードに加えて、第1の省エネルギー動作モードおよび第2の省エネルギー動作モードからなる省エネルギー動作モードを有し、
    前記第1の省エネルギー動作モードでは、非画像形成中に前記電源部が前記加熱ヒーターに供給する電力を、前記通常の動作モードで非画像形成中に前記電源部が前記加熱ヒーターに供給する電力よりも小さくし、
    前記第2の省エネルギー動作モードでは、非画像形成中に前記電源部が前記加熱ヒーターに供給する電力を、前記通常の動作モードで非画像形成中に前記電源部が前記加熱ヒーターに供給する電力よりも小さくし、かつ、画像形成中に前記電源部が前記加熱ヒーターに供給する電力を、前記通常の動作モードで画像形成中に前記電源部が前記加熱ヒーターに供給する電力よりも小さくし、
    前記省エネルギー動作モードが設定されている時に、予め定められた期間中での非画像形成中の時間が予め定められたしきい値よりも大きい場合、次の期間中の動作モードを前記第1の省エネルギー動作モードとし、予め定められた期間中での非画像形成中の時間が予め定められたしきい値以下である場合、次の期間中での動作モードを前記第2の省エネルギー動作モードとし、
    前記電源制御部は、前記環境センサーが測定した温度が予め定められた温度であるY度以下である場合、前記第2の省エネルギー動作モードを実行しない、像形成装置。
  3. 前記加熱ローラーおよび前記加圧ローラーを回転駆動する駆動部と、
    前記駆動部を制御する駆動制御部と、を更に備え、
    前記駆動制御部は、前記電源制御部が前記第2の省エネルギー動作モードを実行中に前記駆動部が前記加熱ローラーおよび前記加圧ローラーを回転させる速度を、前記電源制御部が前記通常の動作モードを実行中に前記駆動部が前記加熱ローラーおよび前記加圧ローラーを回転させる速度よりも小さくする、請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
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