JP5182268B2 - 電子機器および電子機器の動作モード切替方法 - Google Patents

電子機器および電子機器の動作モード切替方法 Download PDF

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Description

本発明は電子機器に関し、詳しくは、主制御部と副制御部とを備え、通常モードと省電力モードの動作モードを有する電子機器における、動作モードの切替えに関する。
従来、主制御部と副制御部とを備え、通常モードと省電力モードの動作モードを有する電子機器における節電制御に関する技術が、例えば、特許文献1に開示されている。そこでは、複数のCPUによるマスタースレーブ方式によって制御される複写機等の画像形成装置(電子機器)における、節電管理に関する技術が示されている。具体的には、マスターCPUボード(主制御部)が、複数のスレーブCPUボード(副制御部)のうち最も消費電力が少ないスレーブCPUボードを、外部イベントに基づいて省電力モードから復帰制御するCPUボードとして選択する。そのようにして、省電力モード時の省電力化を図っている。
特開2005−275771号公報
しかしながら、上述した従来技術文献では、省電力モード時の消費電力の低減を図ることができるものの、通常モードから省電力モードへの移行時、あるいは省電力モードから通常モードへの移行時のスレーブCPUボード(副制御部)の制御に関しては開示されていない。すなわち、従来、例えば通常モードから省電力モードへの移行時において、主制御部によって副制御部へのクロックを停止することで副制御部の機能を停止し、省電力モード時の省電力を実現することが挙げられる。その場合、副制御部の突然の停止により、副制御部内のレジスタ情報や副制御部に接続された機器に不具合が生じる虞がある。そのため、上記電子機器において、通常モードから省電力モードへの移行時も含めて、安定してモード移行を行える技術が所望されていた。
本発明は、速やか且つ安全に消費電力の異なる動作モードに移行する技術を提供するものである。
上記の目的を達成するための手段として、第1の発明に係る電子機器は、第1電力を消費する第1動作モードと、前記第1電力より小さい第2電力を消費する第2動作モードとを有する電子機器であって、データを処理する主制御部と、前記主制御部によって制御される従制御部であって、前記第1動作モードおよび第2動作モードのうち一方の動作モードが他方の動作モードへ移行される動作モード移行の前における前記主制御部の動作態様から、モード移行情報を検知する検知部と、検知された前記モード移行情報に応じたモード移行準備を実行する準備部とを含む、従制御部と、前記準備部によるモード移行準備の実行後に、前記一方の動作モードを前記他方の動作モードへ移行するモード切替部とを備える。
本構成によれば、実際に動作モードの移行が行われる前に、従制御部によって、主制御部の動作態様からモード移行情報が検知され、従制御部においてモード移行準備が行われる。そのため、速やか且つ安全に消費電力の異なる動作モードに移行できる。
第2の発明は、第1の発明の電子機器において、前記主制御部から前記従制御部へデータを転送するための複数のバスを備え、前記主制御部は、前記動作モード移行の前において、前記複数のバスのうち使用するバスの数を増減させ、前記検知部は、前記モード移行情報として、前記増減されたバスの数を検知する。
本構成によれば、電力消費に応じて動作モードが変更される場合、ダイナミックバスサイジング等によって、動作モードに応じて使用されるバスの数が変更される。そのため、使用バスの数の変更情報によって、従制御部において好適にモード移行を予測し、モード移行の準備ができる。
第3の発明は、第2の発明の電子機器において、前記主制御部は、前記使用するバスの数を増減させるバス幅変更回路を含む。
本構成によれば、主制御部がCPUを含む場合、CPUはバス幅変更処理を行う必要がないため、本来のデータ処理に専念することができる。
第4の発明は、第2または第3の発明の電子機器において、前記検知部は、前記増減されたバス数の変化を検知し、前記準備部は、前記バス数の減少が検知された場合、前記第1動作モードから前記第2動作モードへのモード移行準備を実行し、前記バス数の増加が検知された場合、前記第2動作モードから前記第1動作モードへのモード移行準備を実行する。
本構成によれば、バス数の変化により移行するモードを正確に予測でき、移行するモードに対応したモード移行準備を確実に実行できる。
第5の発明は、第2または第3の発明の電子機器において、前記検知部は、前記増減された後のバス数を検知し、前記準備部は、前記バス数に応じたモード移行準備を実行する。
本構成によれば、バス数と動作モードとに対応関係がある場合、バス数により移行するモードを正確に予測でき、移行するモードに対応したモード移行準備を確実に実行できる。
第6の発明は、第1の発明の電子機器において、前記従制御部は、前記主制御部の制御に必要な情報が登録される複数のレジスタを含み、前記検知部は、前記動作モード移行の前における前記主制御部の前記複数のレジスタへのアクセス態様から、前記モード移行情報を検知する。
通常、動作モードの移行前において、従制御部のレジスタに対する主制御部のアクセス態様に変化が生じる。例えば、主制御部は、特定のレジスタにしかアクセスしなかったり、レジスタへのリードアクセスしかしなくなったりする。そのため、本構成によれば、従制御部のレジスタに対する主制御部のアクセス態様から、従制御部において好適にモード移行を予測し、モード移行の準備ができる。
第7の発明は、第6の発明の電子機器において、前記準備部は、前記主制御部が、前記複数のレジスタのうち特定のレジスタへのアクセスのみを行うことが検出された場合、前記第1動作モードから前記第2動作モードへのモード移行準備を実行する。
本構成によれば、主制御部のレジスタへのアクセスが、例えば、電子機器の所定箇所の温度を監視するレジスタへのアクセスのみとなったことにより、移行するモードを正確に予測でき、移行するモードに対応したモード移行準備を確実に実行できる。
第8の発明は、第7の発明の電子機器において、前記準備部は、前記主制御部が、前記複数のレジスタのうち特定のレジスタへのリードアクセスのみを行うことが検出された場合、前記第1動作モードから前記第2動作モードへのモード移行準備を実行する。
本構成によれば、主制御部のレジスタへのアクセスが、例えば、電子機器の所定の状態を監視するレジスタへのリードアクセスのみとなったことにより、移行するモードを正確に予測でき、移行するモードに対応したモード移行準備を確実に実行できる。
第9の発明は、第1から第8のいずれかの発明の電子機器において、前記電子機器は、被記録媒体に画像を形成する画像形成装置であり、前記データは画像データであり、当該電子機器は、前記画像データに基づく画像を形成する画像形成部をさらに備え、前記従制御部は、前記画像形成部を駆動するための駆動部を制御するものであり、前記主制御部と前記従制御部とは、別基板に設けられる。
本構成によれば、画像形成装置において、速やか且つ安全に消費電力の異なる動作モードに移行できる。また、画像データを制御する主制御部と、画像形成部を駆動する駆動部を制御する従制御部とが別基板に設けられることにより、駆動部と従制御部との配置の融通性が増す。それによって、例えば、駆動部と従制御部との間の配線を短くすることができ、ノイズを軽減することができる。
また、第10の発明に係る電子機器の動作モード切替方法は、データを処理する主制御部と、前記主制御部によって制御される従制御部と、第1電力を消費する第1動作モードと、前記第1電力より小さい第2電力を消費する第2動作モードとを有する電子機器の動作モード切替方法であって、前記第1動作モードおよび第2動作モードのうち一方の動作モードが他方の動作モードへ移行される以前における前記主制御部の動作態様から、モード移行情報を、前記従制御部において検知する工程と、検知された前記モード移行情報に応じたモード移行準備を、前記従制御部において実行する工程と、前記モード移行準備の実行後に、前記一方の動作モードを前記他方の動作モードへ移行する工程とを含む。
本発明によれば、実際に動作モードの移行が行われる前に、従制御部においてモード移行準備が行われる。そのため、速やか且つ安全に消費電力の異なる動作モードに移行できる。
本発明に係る電子機器(カラープリンタ)の概略構成を示す側断面図 マスター回路基板とスレーブ回路基板の電気的構成を概略的に示すブロック図 モード切替処理の流れを示すフローチャート 動作モードとバス幅との関係を示す モード切替処理に係るタイムチャート
<実施形態>
次に本発明の一実施形態について図1から図5を参照して説明する。
1.プリンタの全体構成
最初に図1を参照してプリンタの全体構成を説明する。
図1は、本発明の電子機器の一例であるカラープリンタ(「画像形成装置」の一例)1の概略構成を示す側断面図である。なお、以下の説明においては、図1における右側をカラープリンタ1の前方とする。なお、画像形成装置はカラープリンタに限定されず、例えば、モノクロプリンタ、コピー機能等を備えた、いわゆる複合機等であってもよい。さらに、本発明の電子機器は画像形成装置に限定されず、例えば、オーディオ機器やビデオ機器にも適用できる。
カラープリンタ1は、本体ケーシング2を備えており、本体ケーシング2の底部には、用紙(「被記録媒体」の一例)3が積載される供給トレイ4が設けられている。供給トレイ4の前端上方にはピックアップローラ5が設けられている。
ピックアップローラ5の回転に伴って供給トレイ4内の最上位に積載された用紙3がピックアップされ、レジストローラ6に送り出される。レジストローラ6は、用紙3の斜行を補正した上でその用紙3を所定のタイミングでベルト13上に送る。
また、画像形成部10は、ベルトユニット11、プロセス部20、定着器28等を含む。ベルトユニット11は、前後一対の支持ローラ12間に、ベルト13を張架した構成となっており、ベルト13が駆動されることによりベルト13上の用紙3が後方に向けて搬送される。また、ベルト13の内側には、プロセス部20の各感光体ドラム26とベルト13を挟んで対向する位置にそれぞれ転写ローラ14が設けられている。
プロセス部20は、例えば4色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した4つの現像カートリッジ22(それぞれ22Y,22M,22C,22K)を含む。各現像カートリッジ22には、スキャナ部17が個別に設けられている。スキャナ部17は、レーザ発光部(図示せず)から出射されたレーザ光Lを、各色毎に対応する感光体ドラム26(それぞれ26Y,26M,26C,26K)の表面にそれぞれ照射する。これにより、印刷データに基づいて感光体ドラム26の表面が露光される。
各現像カートリッジ22には、現像剤である各色のトナーを収容するトナー収容室23、供給ローラ24、現像ローラ25、感光体ドラム26、帯電器27等がそれぞれ設けられている。
トナー収容室23から放出されたトナーは、供給ローラ24の回転により現像ローラ25に供給される。感光体ドラム26の表面は、その回転に伴って、まず、帯電器27により一様に帯電された後、スキャナ部17からのレーザ光Lにより露光され、用紙3に形成すべき画像に対応した静電潜像が形成される。次いで、現像ローラ25の回転により、現像ローラ25上のトナーが感光体ドラム26の表面に供給され、静電潜像が可視像化される。その後、感光体ドラム26の表面上に担持されたトナー像は、用紙3が感光体ドラム26と転写ローラ14との間を通過する間に、転写ローラ14に印加される転写バイアス電圧によって、用紙3に転写される。
転写後の用紙3は、ベルトユニット11によって定着器28に搬送され、ここで用紙3上に転写されたトナー像が熱定着される。このようにして用紙3には、印刷データに基づいて画像形成部10によって印刷処理がなされる。そして、熱定着された用紙3は、メインモータ15により回転駆動される排紙ローラ16によって本体ケーシング2の上面に設けられた排出トレイ29上に排出される。
また、カラープリンタ1は、画像データを処理するマスター回路基板(主制御部の一例)30と、マスター回路基板30によって制御されるスレーブ回路基板(従制御部の一例)40とを含む。さらに、カラープリンタ1は、動作モードとして、第1電力を消費する通常モード(第1動作モードの一例)と、第1電力より小さい第2電力を消費するスリープモード(第2動作モードの一例)とを有する。
2.マスター回路基板およびスレーブ回路基板の構成
次に、図2の回路ブロック図を参照して、マスター回路基板30およびスレーブ回路基板40の回路構成について説明する。マスター回路基板30とスレーブ回路基板40との間には、マスター回路基板30からスレーブ回路基板40へデータを転送するための複数のデータバス、ここでは、例えば、16本(16ビット)のデータバス(「複数のバス」の一例)50が設けられている。
マスター回路基板(「主制御部」の一例)30は、図2に示すように、マスターCPU31、システム制御部32、ネットワークIF(インターフェース)33、センサ34、タイマ35、バス幅判定回路36、バス幅判定回路36、バスIF制御回路37、および画像処理ASIC(特定用途向け集積回路)38を含む。なお、マスター回路基板30の、画像処理ASIC38を除く上記全構成を、一つのASICで構成するようにしてもよい。
マスターCPU(「主制御部」、「モード切替部」の一例)31は、マスター回路基板30の各部およびスレーブ回路基板40を制御するとともに、画像形成に係る全体的な制御を行う。マスターCPU31は、動作モード移行の前において、移行後の動作モードに応じて、複数のデータバス50バスのうち使用するバスの数を増減させる。すなわち、マスターCPU31は、動作モードの移行に際して、いわゆるダイナミックバスサイジングを行う。
また、マスターCPU31は、スレーブCPU(準備部)41によるモード移行準備の実行後に、一方の動作モードを他方の動作モードへ移行する。
システム制御部32は、マスター回路基板30の全体制御を行うものであり、マスター回路基板30の電力制御も行う。
ネットワークIF33は、カラープリンタ1がLAN等のネットワークに接続される場合のインターフェースとして機能する。
センサ34は、定着器28の温度を測定する温度センサを含む。タイマ35は、動作モードを変更する際の経過時間等を計測する。
バス幅判定回路(「バス幅変更回路」の一例)36は、マスターCPU31の制御に基づいて、16本のデータバス50の内、動作モードに応じて使用するデータバス50を決定し、データバス50のバス幅を変更する。
バスIF制御回路37は、バス幅判定回路36によって決定されたデータバス50のインターフェースを行う。
画像処理ASIC(「従制御部」の一例)38は、印刷データ等に基づいてデータ処理を行い、実際に印刷する画像データを生成し、画像形成部10に供給する。
一方、スレーブ回路基板(「従制御部」の一例)40は、図2に示すように、スレーブCPU41、システム制御部42、モード移行制御回路43、バスアクセス解析回路44、PLL(Phase Locked Loop)回路45、レジスタ部46、バスIF制御回路47、ヒータ制御回路48、モータ制御回路49、ROM51、およびRAM52を含む。なお、スレーブ回路基板40の上記全構成を、一つのASICで構成するようにしてもよい。
スレーブCPU(「従制御部」、「検知部」および「準備部」の一例)41は、モード移行情報に応じたモード移行準備を実行する。スレーブCPU41は、例えば、データバス50のバス数(ビット数)の減少を検知した場合、通常モードからスリープモードへのモード移行準備を実行する。一方、バス数の増加を検知した場合、スレーブCPU41は、スリープモードから通常モードへのモード移行準備を実行する。
すなわち、スレーブCPU41は、通常モードおよびスリープモードのうち一方の動作モードが他方の動作モードへ移行される動作モード移行の前におけるマスターCPU31の動作態様から、モード移行情報を検知する。その際、スレーブCPU41は、モード移行制御回路43は、モード移行情報として、増減されたバス数の変化を検知する。この場合、マスターCPU31の動作態様は、マスターCPU31のダイナミックバスサイジング動作となる。
なお、マスターCPU31の動作態様の他の例として、スレーブCPU41は、動作モード移行の前におけるマスターCPU31の複数のレジスタ46へのアクセス態様から、モード移行情報を検知することもできる。例えば、スレーブCPU41は、マスターCPU31が、複数のレジスタ46のうち特定のレジスタへのアクセスのみを行うことが検出された場合、通常モードからスリープモードへのモード移行準備を実行することができる。あるいは、スレーブCPU41は、マスターCPU31が、複数のレジスタ46のうち特定のレジスタへのリードアクセスのみを行うことが検出された場合、通常モードからスリープモードへのモード移行準備を実行するができる。
システム制御部42は、スレーブ回路基板40の全体制御を行うものであり、各ブロックの電源のオン・オフ等の制御を行う。
モード移行制御回路(「準備部」の一例)43は、バスアクセス解析の結果から、移行すべきモードを判断し、システム制御部42およびスレーブCPU41にモード移行のための命令あるいは情報を出力する。
バスアクセス解析回路(「検知部」の一例)44は、バス数の変更、あるいはマスターCPU31による複数のレジスタ46へのアクセス態様を検知するために、マスターCPU31によるバス50のアクセス態様を解析する。解析情報は、モード移行制御回路43、システム制御部42およびスレーブCPU41に提供される。
PLL回路45は、動作モードに応じた周波数に応じたクロック信号を生成する。
レジスタ部46は、マスター回路基板30の制御に必要な情報が登録される複数のレジスタを含む。レジスタに登録される情報として、例えば、ヒータ温度、モータ回転数、クロック周波数等が挙げられる。
バスIF制御回路47は、データバス50のインターフェースを行う。
ヒータ制御回路48は、スレーブCPU41の制御に応じて、定着器28のヒータ(図示せず)の温度制御を行う。また、モータ制御回路49は、スレーブCPU41の制御に応じて、メインモータ15の駆動制御を行う。
また、ROM51には、後述するモード切替処理などを実行するための各種プログラムが記憶されており、スレーブCPU41は、ROM51から読み出したプログラムに従って、その処理結果をRAM52に記憶させながら各部の制御を行う。
3.動作モード切替処理
次に、図3から図5を参照して、本実施形態における動作モード切替処理を説明する。図3は動作モード切替処理の手順を概略的に示すフローチャートであり、図4は、動作モードとバス幅(ビット数)との関係を示す図である。図5は、動作モード切替処理に対応した概略的なタイムチャートである。なお、動作モード切替処理は、所定のプログラムにしたがって、主にスレーブCPU41によって行われる。
図5に示す時刻t0においてプリンタ1の電源がオンされたとすると(S110)、新モード(この場合、初期モード)として、通常モードが設定される(S120)。通常モードでは、例えば、最高周波数のクロック周波数でスレーブ回路基板40の各回路が動作されるともに、スレーブCPU41は起動した状態で維持される。また、メインモータ15の制御が実行され、定着器28の温度が高温に維持され、冷却ファン(図示せず)の駆動も維持される。また、ROM51、RAM52等、全てのメモリの電源がオン状態とされる。
次いで、ステップS130において、スレーブCPU41は、バス幅変更信号に基づいて、バス幅に変化があるかどうか判定する。バス幅に変化がない場合(ステップS130:NO)、ステップS120に戻る。バス幅に変化がある場合(ステップS130:YES)、ステップS140において、スレーブCPU41は、バス幅の変化量に応じて、新規移行モードを設定する。バス幅は、図4を示されるように、例えば、通常モードでは16ビットに設定され、スリープモードでは8ビットに設定され、ディープスリープモードでは4ビットに設定される。すなわち、本実施形態においては、図4を示されるようにバス幅(バス数)と動作モードとに対応関係が設定されている。
なお、ここで、スリープモードでは、例えば、スレーブCPU41は通常モードより低いクロック周波数で動作され、スレーブ回路基板40の各回路の動作周波数も通常モードより低下される。また、必要なメモリのみに電源が供給され、センサ機能、簡単なポート制御が実行される。定着器28を通常モードよりは低いものの、再印字開示時間を短縮するために室温よりは高温に維持される。
また、ディープスリープモードでは、例えば、センサ機能のみ動作状態とされる。スレーブCPU41への電源供給は停止され、メインモータ15および定着器28への電源供給は完全に遮断状態とされる。その他、必要のない機能は全停止される。なお、センサ機能としては、例えば、プリンタ1への操作入力があった場合に通常モードへ復帰させる機能、何らかの原因で内部温度が上昇した場合、ファンを回す機能、長い時間周期で温度を監視する機能等が挙げられる。
図5には、通常モードからスリープモードに移行し、スリープモードから通常モードに復帰する場合の例が示されている。すなわち、電源オンの時刻t0から所定時間が経過する時刻t1までにプリンタ1への操作入力がない場合、時刻t1において、モード移行用タイマの動作に対応したタイマ信号がオンされる。すると、時刻t1から所定時間後の時刻t2において、マスター回路基板30のバス幅判定回路36は、バス幅を16ビットから8ビットに設定変更するとともに、16ビットから8ビットへの設定変更(モード移行情報に相当)を示すバス幅変更信号を、例えばローレベルからハイレベルに変更する。
スレーブ回路基板40のスレーブCPU41は、時刻t2においてハイレベルのバス幅変更信号を受け取ると、モード移行準備を開始する(図3のステップS150)。モード移行準備として、例えば、定着器28の温度監視、クロック周波数の変更処理、データのバックアップ、サンプリング周波数の設定等が含まれる。
次いで、図5の時刻t3においてタイマ信号がオフすると、マスターCPU31によって、動作モードが通常モードからスリープモードに遷移され(ステップS160)、処理は、ステップS120に戻る。
そして、例えば、図5の時刻t4において、例えば、ユーザによるプリンタ1への操作入力に応じて、印字するためのジョブ用要求信号がローレベルからハイレベル変化すると、その後、時刻t5においてバス幅変更信号がハイレベルからローレベルに変更される。すなわち、バス幅が8ビットから16ビットに設定変更される(S130:YES)と、スレーブCPU41は、通常モードへのモード復帰準備を開始する(ステップS150)。モード復帰準備として、例えば、データのリストア、メインモータ15の起動準備、定着器28の余熱開始等が含まれる。
次いで、図5の時刻t6においてジョブ用要求信号がハイレベルからローレベル変化すると、マスターCPU31によって、動作モードがスリープモードから通常モードに遷移され(ステップS160)、処理は、ステップS120に戻る。
4.実施形態の効果
マスターCPU31によって実際に動作モードの移行が行われる前に、スレーブ回路基板40(従制御部)によって、マスター回路基板30におけるバス幅の設定変更(主制御部の動作態様)からモード移行情報が検知される。そして、スレーブ回路基板40においてモード移行準備が行われる。そのため、速やか且つ安全に消費電力の異なる動作モードに移行できる。
モード移行情報として、ダイナミックバスサイジングによって増減されるバスの数(ビット)情報が利用される。そのため、ダイナミックバスサイジングによるノイズ低減効果および省電力効果を伴いつつ、使用バスの数の変更情報によって、従制御部において好適にモード移行を予測し、モード移行の準備ができる。また、その際、既存の構成を利用してモード移行が予測される。そのため、個別にスリープ信号を従制御部に供給する必要もなくなり、スリープ信号に係る接続端子および配線を省略できる。
モード変更に伴うバス幅変更処理はバス幅判定回路(バス幅変更回路)36によって行われる。そのため、マスターCPU31は、バス幅変更処理を行う必要がないため、本来のデータ処理に専念することができる。
バス数と動作モードとに対応関係が設定されているため、バス数により移行するモードを正確に予測でき、移行するモードに対応したモード移行準備を確実に実行できる。
また、画像データを制御するマスターCPU(主制御部)31と、画像形成部10を駆動するメインモータ15等の駆動部を制御するスレーブCPU(従制御部)41とが別基板に設けられることにより、駆動部と従制御部との配置の融通性が増す。それによって、例えば、駆動部と従制御部との間の配線を短くすることができ、カラープリンタ(画像形成装置)1を軽量化できる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、スレーブCPU41(検知部)は、モード移行情報として、図3のステップS130において、増減されたバスの数を検知する例を示したが、これに限られない。例えば、スレーブCPU41は、動作モード移行の前におけるマスターCPU31(主制御部)のレジスタ部(複数のレジスタ)46へのアクセス態様から、モード移行情報を検知するようにしてもよい。
通常、動作モードの移行前において、レジスタ部46に対するマスターCPU31のアクセス態様に変化が生じる。例えば、マスターCPU31、レジスタ部46の複数のレジスタの内、特定のレジスタ46にしかアクセスしなかったり、レジスタ部46のリードアクセスしかしなくなったりする。そのため、この場合、レジスタ部46に対するマスターCPU31のアクセス態様から、従制御部において好適にモード移行を予測し、モード移行の準備ができる。
そのため、例えば、スレーブCPU(準備部)41は、マスターCPU31が、レジスタ部46のうち特定のレジスタ46へのアクセスのみを行うことが検出された場合、通常モード(第1動作モード)からスリープモード(第2動作モード)へのモード移行準備を実行するようにしてもよい。この場合、マスターCPU31のレジスタ部46へのアクセスが、例えば、電子機器の所定箇所の温度を監視するレジスタ46へのアクセスのみとなったことにより、移行するモードを正確に予測でき、移行するモードに対応したモード移行準備を確実に実行できる。
あるいは、スレーブCPU(準備部)41は、マスターCPU31が、レジスタ部46のうち特定のレジスタ46へのリードアクセスのみを行うことが検出された場合、通常モードからスリープモードへのモード移行準備を実行するようにしてもよい。この場合、マスターCPU31のレジスタ46へのアクセスが、例えば、電子機器の所定の状態を監視するレジスタ46へのリードアクセスのみとなったことにより、移行するモードを正確に予測でき、移行するモードに対応したモード移行準備を確実に実行できる。
さらに、モード移行情報として、バスの数を検知する方法とは別方法として、通信速度を検知してモード移行準備を行う方法でもよい。
(2)上記実施形態では、通常モードからスリープモードへの移行およびスリープモードから通常モードへの復帰の例を示したが、これに限られない。例えば、本発明は、通常モードからディープスリープモードへの移行およびディープスリープモードから通常モードへの復帰にも適応可能である(図4参照)。
(3)上記実施形態では、マスターCPU31(主制御部)とスレーブCPU41(従制御部)とは、別基板に設けられる例を示したが、これに限られず、マスターCPU31とスレーブCPU41とは同一基板に設けれるようにしてもよい。また、モード切替部をマスターCPU31によって構成する例を示したが、これに限られず、マスターCPU31とはモード切替部を別途に設けるようにしてもよい。
1…カラープリンタ
3…用紙
10…画像形成部
30…マスター回路基板
31…マスターCPU
40…スレーブ回路基板
41…スレーブCPU

Claims (10)

  1. 第1電力を消費する第1動作モードと、前記第1電力より小さい第2電力を消費する第2動作モードとを有する電子機器であって、
    データを処理する主制御部と、
    前記主制御部によって制御される従制御部であって、前記第1動作モードおよび第2動作モードのうち一方の動作モードが他方の動作モードへ移行される動作モード移行の前における前記主制御部の動作態様から、モード移行情報を検知する検知部と、検知された前記モード移行情報に応じたモード移行準備を実行する準備部とを含む、従制御部と、
    前記準備部によるモード移行準備の実行後に、前記一方の動作モードを前記他方の動作モードへ移行するモード切替部と、
    を備える、電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器において、
    前記主制御部から前記従制御部へデータを転送するための複数のバスを備え、
    前記主制御部は、前記動作モード移行の前において、前記複数のバスのうち使用するバスの数を増減させ、
    前記検知部は、前記モード移行情報として、前記増減されたバスの数を検知する、電子機器。
  3. 請求項2に記載の電子機器において、
    前記主制御部は、前記使用するバスの数を増減させるバス幅変更回路を含む、電子機器。
  4. 請求項2または請求項3に記載の電子機器において、
    前記検知部は、前記増減されたバス数の変化を検知し、
    前記準備部は、前記バス数の減少が検知された場合、前記第1動作モードから前記第2動作モードへのモード移行準備を実行し、前記バス数の増加が検知された場合、前記第2動作モードから前記第1動作モードへのモード移行準備を実行する、電子機器。
  5. 請求項2または請求項3に記載の電子機器において、
    前記検知部は、前記増減された後のバス数を検知し、
    前記準備部は、前記バス数に応じたモード移行準備を実行する、電子機器。
  6. 請求項1に記載の電子機器において、
    前記従制御部は、前記主制御部の制御に必要な情報が登録される複数のレジスタを含み、
    前記検知部は、前記動作モード移行の前における前記主制御部の前記複数のレジスタへのアクセス態様から、前記モード移行情報を検知する、電子機器。
  7. 請求項6に記載の電子機器において、
    前記準備部は、前記主制御部が、前記複数のレジスタのうち特定のレジスタへのアクセスのみを行うことが検出された場合、前記第1動作モードから前記第2動作モードへのモード移行準備を実行する、電子機器。
  8. 請求項7に記載の電子機器において、
    前記準備部は、前記主制御部が、前記複数のレジスタのうち特定のレジスタへのリードアクセスのみを行うことが検出された場合、前記第1動作モードから前記第2動作モードへのモード移行準備を実行する、電子機器。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の電子機器において、
    前記電子機器は、被記録媒体に画像を形成する画像形成装置であり、
    前記データは画像データであり、
    当該電子機器は、
    前記画像データに基づく画像を形成する画像形成部をさらに備え、
    前記従制御部は、前記画像形成部を駆動するための駆動部を制御するものであり、
    前記主制御部と前記従制御部とは、別基板に設けられる、電子機器。
  10. データを処理する主制御部と、前記主制御部によって制御される従制御部と、第1電力を消費する第1動作モードと、前記第1電力より小さい第2電力を消費する第2動作モードとを有する電子機器の動作モード切替方法であって、
    前記第1動作モードおよび第2動作モードのうち一方の動作モードが他方の動作モードへ移行される以前における前記主制御部の動作態様から、モード移行情報を、前記従制御部において検知する工程と、
    検知された前記モード移行情報に応じたモード移行準備を、前記従制御部において実行する工程と
    前記モード移行準備の実行後に、前記一方の動作モードを前記他方の動作モードへ移行する工程と、
    を含む、電子機器の動作モード切替方法。
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