JP2006123214A - 印刷装置,及び、半導体集積回路 - Google Patents

印刷装置,及び、半導体集積回路 Download PDF

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Abstract

【課題】消費電力の抑制量をできるだけ向上させることができる印刷装置と、このような印刷装置に組み込まれる半導体集積回路とを、提供する。
【解決手段】印刷装置10内のASIC16に組み込まれているDRAM制御部16eは、動作モードが通常モードから節電モードに切り替わったとき、或いは、印刷モードが高パフォーマンス印刷モードから低パフォーマンス印刷モードに切り替わったときに、第1及び第2のDRAM151,152のうちの第2のDRAM152内のデータを第1のDRAM151に移し替えて、第2のDRAM152の主電源を切断する。
【選択図】図2

Description

本発明は、印刷装置と、このような印刷装置に組み込まれる半導体集積回路とに、関する。
周知のように、一般に市販されている印刷装置の多くは、例えば600dpiのような高解像度で画像を印刷用紙に印刷する印刷モードと、例えば300dpiのような低高解像度で画像を印刷用紙に印刷する印刷モードとを、有している。また、印刷装置の中には、画像をカラーで印刷用紙に印刷する印刷モードと、画像をモノクロで印刷用紙に印刷する印刷モードとを有するものもある。
また、前述したような印刷装置の多くは、何も行っていない状態が一定時間続くと、前述したような各種の印刷モードでの動作が直ちに行えるような状態である通常の動作モードでの動作を停止して、消費電力がより少ない動作モードでの動作を開始するようになっている。この動作モードは、通常、「節電モード」と称されている。
特開2000−326590号公報
前述したような印刷装置は、低解像度印刷モードであって且つモノクロ印刷モードである状態、或いは、節電モードにおいては、カラー印刷又は高解像度印刷のような高度な処理を行わない。にも拘わらず、この種の印刷装置は、低解像度印刷モードであって且つモノクロ印刷モードである状態、或いは、節電モードにおいて、これら高度な処理と同じ処理が実行できる能力を保持した状態となっている。そのため、この種の印刷装置は、余剰能力の分だけ不要な電力を消費し続けることとなっていた。
本発明は、前述したような従来の事情に鑑みてなされたものであり、その課題は、印刷装置の消費電力の抑制量をできるだけ向上させることにある。
上記の課題を解決するために発明された印刷装置は、所定の処理を行うための処理回路とCPUとに対してメモリを利用させるためのメモリ制御機能を有する半導体集積回路が組み込まれたものであって、そのメモリが、データバス幅がNビットであるM個のRAMからなるとともに、その半導体集積回路が、データバス幅がN×Mビットであるメモリバスを介して前記各RAMに接続され、前記CPUが、高度な処理が要求される動作モードから、高度な処理が要求されない動作モードへ切り替えたときには、前記メモリ制御回路が、切り替え後の動作モード下において不要となるデータを前記各RAMから削除し、前記各RAMのうちの少なくとも一つが記憶するデータを他のRAMに移し替え、データが他のRAMに移し替えられたRAMの主電源を切断して、前記CPUと前記メモリとの間のバス幅変換処理を開始し、前記CPUが、高度な処理が要求されない動作モードから、高度な処理が要求される動作モードへ切り替えたときには、前記メモリ制御回路が、前記CPUと前記メモリとのバス幅変換処理を停止し、主電源が切断されているRAMの主電源を投入し、このRAM以外のRAMに記憶されているデータのうち、主電源が投入されたRAMに移すべきデータを、当該RAMに移し替えることを、特徴としている。
このように構成されると、高度な処理が要求されない動作モード下では、複数あるRAMのうちの少なくとも1つの主電源が切断されることとなるが、この動作モード下では、全てのRAMの記憶容量を使用しなくても十分な処理能力を確保できるため、この動作モードにおいて複数あるRAMのうちの幾つかが動作せずとも問題ない。逆に、余剰能力として使用可能な状態にある記憶容量よりも若干少ない記憶容量を持つRAMの主電源が切断されるので、余剰能力の分だけ不要な電力を消費され続けることがなくなる。この結果、前述したような従来の印刷装置に比べると、消費電力の抑制量が向上されることとなる。
なお、本発明が適用される印刷装置が、印刷モードとして高解像度印刷モードと低解像度印刷モードとを有する場合には、その低解像度印刷モードを、本発明に係る高度な処理が要求されない動作モードとすることが望ましい。また、本発明が適用される印刷装置が、印刷モードとしてカラー印刷モードとモノクロ印刷モードとを有する場合には、そのモノクロ印刷モードを、本発明に係る高度な処理が要求されない動作モードとすることが望ましい。
さらに、本発明が適用される印刷装置が、印刷モードとして高解像度印刷モードと低解像度印刷モードとカラー印刷モードとモノクロ印刷モードとを有する場合には、低解像度印刷モードであって且つモノクロ印刷モードである状態を、本発明に係る高度な処理が要求されない動作モードとすることが望ましい。
さらに、本発明が適用される印刷装置が、動作モードとして通常モードと節電モードとを有する場合には、その節電モードを、本発明に係る高度な処理が要求されない動作モードとすることが望ましい。
また、上記の課題を解決するために発明された半導体集積回路は、データバス幅がNビットであるM個のRAMを所定の処理を行うための処理回路とCPUとに利用させるためのメモリ制御機能を印刷装置に付加するためのものであって、データバス幅がN×Mビットであるメモリバスを介して前記各RAMに接続されるとともに、前記CPUが、高度な処理が要求される動作モードから、高度な処理が要求されない動作モードへ切り替えたときには、切り替え後の動作モード下において不要となるデータを前記各RAMから削除し、前記各RAMのうちの少なくとも一つが記憶するデータを他のRAMに移し替え、データが他のRAMに移し替えられたRAMの主電源を切断して、前記CPUと前記メモリとの間のバス幅変換処理を開始し、前記CPUが、高度な処理が要求されない動作モードから、高度な処理が要求される動作モードへ切り替えたときには、前記CPUと前記メモリとのバス幅変換処理を停止し、主電源が切断されているRAMの主電源を投入し、このRAM以外のRAMに記憶されているデータのうち、主電源が投入されたRAMに移すべきデータを、当該RAMに移し替えることを、特徴としている。
従って、この半導体集積回路が印刷装置に組み込まれれば、この印刷装置は、前述した本発明による印刷装置と同等に機能することになる。
このように、本発明によれば、印刷装置の消費電力の抑制量をできるだけ向上させることができるようになる。
以下、添付図面に基づいて、本発明を実施するための一つの形態である印刷装置について説明する。
まず、本実施形態の印刷装置の構成を説明する。
図1は、本実施形態の印刷装置10の構成図である。印刷装置10は、図示せぬホストコンピュータから印刷要求を受信して動作する装置であり、主要な構成として、印刷エンジン11,外部I/F12,ROM13,CPU14,DRAM15,及び、ASIC16を、内蔵している。
印刷エンジン11は、用紙上への印刷を実際に行なう機構である。外部I/F12は、図示せぬホストコンピュータから印刷要求を受信するユニットであり、具体的には、いわゆる通信インターフェースポートである。ROM13は、CPU14が実行するプログラムやCPU14が利用するフォントデータ等を記憶した不揮発性メモリである。
CPU14は、ROM13内のプログラムに従って各部を統合的に制御することにより、図示せぬホストコンピュータから送信されてきた印刷要求に応じた印刷を印刷エンジン11に行なわせるための印刷制御処理や、この印刷装置10の上面に設けられている図示せぬ操作パネルに対する操作を通じてユーザから実行すべき処理についての指示を取得する処理を行なう制御回路である。
なお、このCPU14は、ROM13内の所定のプログラムに従って、印刷装置10の動作モードの切替処理を行うようになっている。この切替処理では、CPU14は、印刷装置10内の各部の動作を監視し、何も行っていない状態が一定時間続くと、通常の動作モードでの動作を停止し、消費電力がより少ない節電モードでの動作を開始する。また、節電モード下において、図示せぬホストコンピュータから印刷要求を受信したり、図示せぬ操作パネルにおいて操作を検出すると、節電モードを解除して、通常の動作モードへ移行する。
さらに、このCPU14は、節電モードではない通常の動作モードにおいては、高解像度印刷モードと低解像度印刷モードのうちの何れか一方にて、印刷装置10を動作させる。すなわち、このCPU14は、高解像度印刷モード下では、印刷エンジン11に対し、高解像度(例えば600dpi)で印刷用紙に印刷する処理を行わせ、低解像度印刷モード下では、印刷エンジン11に対し、低解像度(例えば300dpi)で印刷用紙に印刷する処理を行わせる。
また、このCPU14は、節電モードではない通常の動作モードにおいては、カラー印刷モードとモノクロ印刷モードのうちの何れか一方にて、印刷装置10を動作させる。すなわち、このCPU14は、カラー印刷モード下では、印刷エンジン11に対し、印刷要求に基づく画像をカラーで印刷用紙に印刷する処理を行わせ、モノクロ印刷モード下では、印刷エンジン11に対し、印刷要求に基づく画像をカラーで印刷用紙に印刷する処理を行わせる。
ところで、高解像度印刷モード又はカラー印刷モードである場合、CPU14は、高度な処理能力を必要とする。そこで、この場合の動作モードを、以下、「高パフォーマンス印刷モード」と表記する。また、低解像度印刷モードであって且つモノクロ印刷モードである場合、CP14は、高度な処理能力を必要としない。そこで、この場合の動作モードを、以下、「低パフォーマンス印刷モード」と表記する。
DRAM15は、図示せぬホストコンピュータから送信されてきた印刷要求の一時記憶に使用されるとともにその印刷要求に基づいて印刷エンジン11へ供給するデータを生成するために使用されるメモリである。
ASIC16は、各ハードウエア11〜15間のデータや指示の遣り取りを制御する半導体集積回路である。このASIC16は、各ハードウエア11〜15との間のインターフェースとして、画像処理部16a,IO制御部16b,ROM制御部16c,CPU制御部16d,及び、DRAM制御部16eを、備えており、各部16a〜16eは、データバス幅が32ビットである内部バスBiを介して、互いに通信可能に接続されている。
画像処理部16aは、印刷エンジン11へ供給する印刷用のデータをその印刷エンジン11が処理可能な形態の電気信号に変換するための回路モジュールである。IO制御部16bは、外部I/F12や図示せぬ操作パネルを制御するための回路モジュールである。ROM制御部16cは、ROM13からDRAM15へのプログラムやデータの読み出しを制御する回路モジュールである。
CPU制御部16dは、CPU14と内部バスBiとの間でデータや要求の交換を行う回路モジュールである。このCPU制御部16dは、データバス幅が32ビットであるCPUバスBcを介して、CPU14に接続されている。
DRAM制御部16eは、DRAM15の動作を制御する機能,DRAM15に対するプログラムやデータの読み書きを制御する機能,及び、DRAM15のリフレッシュを実行する機能を有する回路モジュールである。このDRAM制御部16eは、メモリバスBmを介して、DRAM15に接続されている。なお、このメモリバスBmのデータバス幅は、CPUバスBcと同じ32ビットとなるように、選択されている。
次に、DRAM15及びDRAM制御部16eの構成について、具体的に説明する。
図2は、DRAM15及びDRAM制御部16eの構成図である。図2に示されるように、本実施形態では、DRAM15は、データバス幅が16ビットである一対のDRAM151,152からなっており、第1のDRAM151のデータバス用の16個の入出力端子は、メモリバスBmのデータバスの31番から16番に接続され、第2のDRAM152のデータバス用の16個の入出力端子は、メモリバスBmのデータバスの15番から0番に接続されている。
また、図2示されるように、DRAM制御部16eは、バス161,バス幅変換回路モジュール162,データ変換回路モジュール163,及び、制御回路モジュール164を、含んでいる。
バス161は、DRAM制御部16e用の内部バスであり、そのデータバス幅は、32ビットである。そして、このバス161には、ASIC16の内部バスBiのデータバス,バス幅変換回路モジュール,及び、データ変換回路モジュールが接続されている。
バス幅変換回路モジュール162は、内部バスBiとメモリバスBmとの間で遣り取りされるデータのデータ幅(単位データのビット数)を変換する周知の機能を有する回路モジュールである。バス幅変換回路モジュール162は、第1信号線群162a,第2信号線群162b,スイッチ162c,バッファ162d,第3信号線群162e,及び、第4信号線群162fを、含んでいる。
第1信号線群162aは、16本の信号線の束であり、DRAM制御部16e内のバス161のデータバスの31番から16番に接続されている。第2信号線群162bも、16本の信号線の束であり、DRAM制御部16e内のバス161のデータバスの15番から0番に接続されている。
スイッチ162cは、データの流入出路として第2信号線群162bに短絡される対象を、バッファ162dと第4信号線群162fとで切り替える回路モジュールである。バッファ162dは、16ビットデータを一時記憶しておくための記憶回路であり、スイッチ162cと第3信号線群162eとの間に介在している。
第3信号線群162eは、16本の信号線の束であり、メモリバスBmのデータバスの31番から16番までを、第1信号線群162aとバッファ162dとにそれぞれ直結している。第4信号線群162fも、16本の信号線の束であり、メモリバスBmのデータバスの15番から0番までを、スイッチ162cに接続している。
このように構成されるバス幅変換回路モジュール162は、制御回路モジュール164からバス幅変換処理を実行しないよう指示を受けている場合において、内部バスBiから送られてきた32ビットの単位データをDRAM15に記録するときには、以下のように動作する。すなわち、バス幅変換回路モジュール162は、32ビットの単位データのうちの31番から16番までの単位データを、第1信号線群162a及び第3信号線群162eを通じて、第1のDRAM151における指定されたアドレスに記録し、これと同時に、15番から0番までの単位データを、第2信号線群162b,スイッチ162c,及び、第4信号線群162fを通じて、第2のDRAM152における第1のDRAM151の記録アドレスと同じアドレスに記録する。
逆に、バス幅変換回路モジュール162は、制御回路モジュール164からバス幅変換処理を実行しないよう指示を受けている場合において、DRAM15からデータを読み出すときには、第1のDRAM151における指定されたアドレスに記録されていた16ビットの単位データを、第3信号線群162e及び第1信号線群162aを通じて読み出し、これと同時に、第2のDRAM152における第1のDRAM151の読み出しアドレスと同じアドレスに記録されていた16ビットの単位データを、第4信号線群162f,スイッチ162c,及び、第2信号線群162bを通じて読み出し、それぞれ読み出した16ビットの単位データを合わせてなる32ビットの単位データを、内部バスBiへ出力する。
一方、バス幅変換回路モジュール162は、制御回路モジュール164からバス幅変換処理を実行するよう指示を受けている場合において、内部バスBiから送られてきた32ビットの単位データをDRAM15に記録するときには、以下のようにしてDRAM15に記録する。すなわち、バス幅変換回路モジュール162は、32ビットの単位データのうちの31番から16番までの単位データを、第1信号線群162a及び第3信号線群162eを通じて、第1のDRAM151の指定されたアドレスに記録し、これと同時に、15番から0番までのデータを、第2信号線群162b及びスイッチ162cを通じてバッファ162dに一時的に記録する。そして、バス幅変換回路モジュール162は、第1のDRAM151に16ビットのデータを記録した後で、バッファ162d内の16ビットの単位データを、第3信号線群162eを通じて第1のDRAM151へ出力し、第1のDRAM151における先に16ビットの単位データを記録したアドレスの次のアドレスに記録する。
逆に、バス幅変換回路モジュール162は、制御回路モジュール164からバス幅変換処理を実行するよう指示を受けている場合において、DRAM15からデータを読み出すときには、まず、第1のDRAM151における指定されたアドレスに記録されていた16ビットの単位データを、第3信号線群162eを通じてバッファ162dに一時的に記録する。続いて、バス幅変換回路モジュール162は、第1のDRAM151における単位データを読み出したアドレスの前のアドレスから16ビットの単位データを読み出し、これと同時に、バッファ162dからも16ビットの単位データを読み出し、それぞれ読み出した16ビットの単位データを合わせてなる32ビットの単位データを、内部バスBiへ出力する。
データ変換回路モジュール163は、DRAM15に対して読み書きする単位データを、32ビットから16ビットへ変換する分解処理、及び、16ビットから32ビットへ変換する復元処理を行う回路モジュールである。
分解処理では、データ変換回路モジュール163は、バス161を通じて32ビットの単位データを取得すると、まず、その取得した32ビットの単位データを、31番から16番までの16ビットの単位データ(以下、「単位データ(b31〜16)」と表記する)と、15番から0番までの16ビットの単位データ(以下、「単位データ(b15〜0)」と表記する)とに分解する。そして、データ変換回路モジュール163は、単位データ(b15〜0)を31番から16番のデータとし、且つ、空の16ビットの単位データを15番から0番までの単位データとした32ビットの単位データを生成し、バス161へ出力する。続いて、データ変換回路モジュール163は、単位データ(b31〜16)を31番から16番までのデータとし、且つ、空の16ビットの単位データを15番から0番までの単位データとしてなる32ビットの単位データを生成し、バス161へ出力する。つまり、分解処理では、バス161を通じて取得した32ビットの単位データが、半分ずつに分解され、然も、分解後の16ビットの単位データが、何れも、データバスの31番から16番を通じて出力されることとなる。
一方、復元処理では、データ変換回路モジュール163は、バス161を通じて2個一組の32ビットの単位データを取得すると、まず、先に取得した32ビットの単位データの中から、31番から16番までの単位データを単位データ(b31〜16)として読み出し、続いて、後に取得した32ビットの単位データの中から、31番から16番までの単位データを単位データ(b15〜0)として読み出す。その後、それぞれ読み出した単位データ(b31〜16)と単位データ(b15〜0)とを組み合わせて1個の32ビットの単位データを生成し、バス161へ出力する。
制御回路モジュール164は、バス幅変換回路モジュール162,データ変換回路モジュール163,及び、第2のDRAM152を制御するためのモジュールである。この制御回路モジュール164は、CPU14が動作モードを切り替えた時に、何れの動作モードに切り替えたかが通知されるようになっている。
具体的には、この制御回路モジュール164は、動作モードを節電モード又は低パフォーマンス印刷モードへ切り替えた旨が通知されたときには、第1のDRAM151及び第2のDRAM152から節電モード時又は低パフォーマンス印刷モード時に不要なデータを削除し、データ変換回路モジュール163の分解処理機能を利用して、第2のDRAM152内のデータを第1のDRAM151へ移し替えた後、第2のDRAM152の電源を切断して、バス幅変換回路モジュール162に対してバス幅変換処理の開始を指示する。
逆に、制御回路モジュールは164は、動作モードを高パフォーマンス印刷モードへ切り替えた旨が通知されたときには、バス幅変換回路モジュール162に対してバス幅変換処理の停止を指示し、第2のDRAM152の電源を投入した後、データ変換回路モジュール163の復元処理機能を利用して、第1のDRAM151に記憶されているデータのうち、第2のDRAM152に移すべきデータを、第2のDRAM152に移し替える。
次に、動作モードの切り替え時に行われる処理、すなわち、第2のDRAM152内のデータを第1のDRAM151へ移し替える処理,及び、第1のDRAM151内のデータを第2のDRAM152へ移し替える処理の内容について、より詳しく説明する。
図3乃至図7は、第1及び第2のDRAM151,152の記録状態を示す図である。これら各図において、Ajは、節電モード時又は低パフォーマンス印刷モード時に必要なプログラム及びデータであることを示し、Bjは、節電モード時又は低パフォーマンス印刷モード時に不要なプログラム及びデータを示している。また、Aj及びBjにおいて、jは、通信時の単位及び記録時の単位である32ビットの単位データ毎にそのプログラム及びデータを区分したときにおける区分後の各単位データの並び順[j=0,1,2,…,n−1,n]を示している。さらに、(b31〜16)は、32ビットの単位データのうち、内部バスBiのデータバスの31番から16番を通じて通信されるデータであることを示し、(b15〜0)は、内部バスBiのデータバスの15番から0番を通じて通信されるデータであることを示している。
まず、高パフォーマンス印刷モード下では、図3に示されるように、第1及び第2のDRAM151,152には、節電モード時又は低パフォーマンス印刷モード時に必要なプログラム及びデータも、その時に不要なプログラム及びデータも、記録されている。
そして、動作モードが通常モードから節電モードへ切り替えられ、或いは、印刷モードが高パフォーマンス印刷モードから低パフォーマンス印刷モードへ切り替えられて、その旨が制御回路モジュール164に通知されると、制御回路モジュール164は、図4に示されるように、節電モード時又は低パフォーマンス印刷モード時に不要なデータBj(b31〜16),Bj(b15〜0)[j=0,1,2,…,n−1,n]を第1のDRAM151及び第2のDRAM152から全て削除し、続いて、データ変換回路モジュール163の分解処理機能を利用して、図5に示されるような移し替え処理を行う。
すなわち、移し替え処理では、まず、第1及び第2のDRAM151,152における最後尾の単位データAn(b31〜16),An(b15〜0)が、32ビットの単位データとして、バス幅変換回路モジュール162及びバス161を通じてデータ変換回路モジュール163へ送られるとともに、第1及び第2のDRAM151,152から削除される。データ変換回路モジュール163では、An(b15〜0)を31番から16番に含む32ビットの単位データと、An(b31〜16)を31番から16番に含む32ビットの単位データとが、順次生成され、バス161及びバス幅変換回路モジュール162を通じて、第1及び第2のDRAM151,152へ順次送られる。このとき、第2のDRAM152が受け取る15番から0番のデータは、前述したように、空の単位データであるため、第2のDRAM152は何も記憶しない。一方、第1のDRAM151は、An(b15〜0)とAn(b31〜16)とを順に受け取り、最後尾のアドレスから順に記憶していく(図5の矢印を参照)。このような処理が、j=nからj=0まで順に繰り返される。
このような移し替え処理が終了すると、第1のDRAM151の内部には、図6に示されるように、Ai(b15〜0)とAi(b31〜16)とが最後尾から交互に並んだ状態で、記録されることとなる。そして、このように、節電モード時又は低パフォーマンス印刷モード時に必要なプログラム及びデータが第1のDRAM151に移し替えられた後、制御回路モジュール164は、第2のDRAM152の電源を切断し、バス幅変換回路モジュール162が、バス幅変換処理の実行を開始する。
この節電モード下又は低パフォーマンス印刷モード下において、内部バスBiから32ビットの単位データが送られてきたときには、この単位データは、バス幅変換回路モジュール162を通過することにより、16ビットの単位データに変換され、第1のDRAM151に移し替えられた単位データAi(b15〜0),Ai(b31〜16)と同様に、15番から0番のデータと31番から16番のデータとが、2個一組の単位データとして交互に記録されることとなる。なお、このとき、2個一組のデータは、空き領域における最後尾側から順に記録される。逆に、第1のDRAM151からのデータの読み出し時においても、第1のDRAM151から読み出された2個一組のデータがバス幅変換回路モジュール162を通過することによって、32ビットの単位データとして内部バスBiへ出力されることとなる。
また、動作モードが節電モードから通常モードへ切り替えられ、或いは、印刷モードが低パフォーマンス印刷モードから高パフォーマンス印刷モードへ切り替えられて、その旨が制御回路モジュール164に通知されると、制御回路モジュール164は、まず、第2のDRAM152の電源を投入し、図7に示されるような処理、すなわち、図5に示されるような移し替え処理とは逆に作用する移し替え処理を、データ変換回路モジュール163の復元処理機能を利用して行う。
すなわち、この移し替え処理では、まず、第1のDRAM151から、最先頭の2個の単位データAo(b31〜16),Ao(b15〜0)が読み出され、バス幅変換回路モジュール162及びバス161を通じてデータ変換回路モジュール163へ送られるとともに、第1のDRAM151から削除される。データ変換回路モジュール163では、Ao(b31〜16)を31番から16番に含むとともにAo(b15〜0)を15番から0番に含む32ビットの単位データが、生成され、バス161及びバス幅変換回路モジュール162を通じて、32ビットの単位データとして、第1及び第2のDRAM151,152へ送られる。そして、Ao(b31〜16)は、第1のDRAM151における空き領域の最先頭のアドレスに記録され、Ao(b15〜0)は、第2のDRAM152における空き領域の最先頭のアドレスに記録される(図7の矢印を参照)。このような処理が、j=0からj=nまで順に繰り返される。
このような移し替え処理が終了すると、第1及び第2のDRAM151,152は、データバス幅が32ビットであるメモリと同等に機能するようになる。
以上に説明したように、本実施形態の印刷装置10によれば、高度な処理が要求されない節電モードや低パフォーマンス印刷モード下では、第1及び第2のDRAM151,152のうちの一方の主電源が切断されることとなるが、これらの節電モードや低パフォーマンス印刷モード下では、一対のDRAM151,152の記憶容量を全て使用しなくても十分な処理能力を確保できるため、これらのこれらの節電モードや低パフォーマンス印刷モードにおいて一対のDRAM151,152のうちの一方が動作せずとも問題ない。逆に、余剰能力として使用可能な状態にある記憶容量よりも若干少ない記憶容量を持つ第2のDRAM152の主電源が切断されるので、余剰能力の分だけ不要な電力を消費され続けることがなくなる。この結果、従来の印刷装置に比べると、消費電力の抑制量が向上されることとなる。
なお、本実施形態の印刷装置10のように第2のDRAM152の主電源を切断すれば、第1及び第2のDRAM151,152自体を節電モードにしたときよりも、電力消費量が抑えられることは、いうまでもない。
ところで、前述した本実施形態の印刷装置10では、データ変換処理を実行する主体が、ASIC16上に組み込まれたハードウエア(回路モジュール163)であるとして説明したが、これに限定されるものではない。例えば、データ変換処理をCPU14に実行させるためのソフトウエアをROM13内に記録しておいて、節電モードや低パフォーマンス印刷モードに切り替わったときに、CPU14がこのソフトウエアをROM13から画像処理部16a用の図示せぬSRAMに読み出して実行するようにしても良いし、コスト削減のためにASIC16が画像処理部16a用のSRAMを持たないのであれば、第1及び第2のDRAM151,152にこのプログラムを読み出して実行するようにしても良い。
本実施形態の印刷装置の構成図 DRAM及びDRAM制御部の構成図 第1及び第2のDRAMの記録状態を示す図 第1及び第2のDRAMの記録状態を示す図 第1及び第2のDRAMの記録状態を示す図 第1及び第2のDRAMの記録状態を示す図 第1及び第2のDRAMの記録状態を示す図
符号の説明
10 印刷装置
11 印刷エンジン
12 外部I/F
13 ROM
14 CPU
15 DRAM
151 第1のDRAM
152 第2のDRAM
16 ASIC
16a 画像処理部
16b IO制御部
16c ROM制御部
16d CPU制御部
16e DRAM制御部
161 バス
162 バス幅変換回路モジュール
163 データ変換回路モジュール
164 制御回路モジュール
Bi 内部バス
Bc CPUバス
Bm メモリバス

Claims (7)

  1. 所定の処理を行うための処理回路とCPUとに対してメモリを利用させるためのメモリ制御機能を有する半導体集積回路が組み込まれた印刷装置であって、
    前記メモリが、データバス幅がNビットであるM個のRAMからなるとともに、前記半導体集積回路が、データバス幅がN×Mビットであるメモリバスを介して前記各RAMに接続され、
    前記CPUが、高度な処理が要求される動作モードから、高度な処理が要求されない動作モードへ切り替えたときには、前記メモリ制御回路が、切り替え後の動作モード下において不要となるデータを前記各RAMから削除し、前記各RAMのうちの少なくとも一つが記憶するデータを他のRAMに移し替え、データが他のRAMに移し替えられたRAMの主電源を切断して、前記CPUと前記メモリとの間のバス幅変換処理を開始し、
    前記CPUが、高度な処理が要求されない動作モードから、高度な処理が要求される動作モードへ切り替えたときには、前記メモリ制御回路が、前記CPUと前記メモリとのバス幅変換処理を停止し、主電源が切断されているRAMの主電源を投入し、このRAM以外のRAMに記憶されているデータのうち、主電源が投入されたRAMに移すべきデータを、当該RAMに移し替える
    ことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記の高度な処理が要求される動作モードには、高解像度で画像を印刷用紙に印刷する高解像度印刷モードが、含まれる
    ことを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  3. 前記の高度な処理が要求される動作モードには、画像をカラーで印刷用紙に印刷するカラー印刷モードが、含まれる
    ことを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  4. 前記の高度な処理が要求されない動作モードには、低解像度で画像を印刷用紙に印刷する低解像度印刷モードが、含まれる
    ことを特徴とする請求項1,2又は3記載の印刷装置。
  5. 前記の高度な処理が要求されない動作モードには、画像をモノクロで印刷するモノクロ印刷モードが、含まれる
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の印刷装置。
  6. 前記の高度な処理が要求されない動作モードには、節電モードが含まれる
    ことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の印刷装置。
  7. データバス幅がNビットであるM個のRAMを所定の処理を行うための処理回路とCPUとに利用させるためのメモリ制御機能を印刷装置に付加するための半導体集積回路であって、
    データバス幅がN×Mビットであるメモリバスを介して前記各RAMに接続されるとともに、
    前記CPUが、高度な処理が要求される動作モードから、高度な処理が要求されない動作モードへ切り替えたときには、切り替え後の動作モード下において不要となるデータを前記各RAMから削除し、前記各RAMのうちの少なくとも一つが記憶するデータを他のRAMに移し替え、データが他のRAMに移し替えられたRAMの主電源を切断して、前記CPUと前記メモリとの間のバス幅変換処理を開始し、
    前記CPUが、高度な処理が要求されない動作モードから、高度な処理が要求される動作モードへ切り替えたときには、前記CPUと前記メモリとのバス幅変換処理を停止し、主電源が切断されているRAMの主電源を投入し、このRAM以外のRAMに記憶されているデータのうち、主電源が投入されたRAMに移すべきデータを、当該RAMに移し替える
    ことを特徴とする半導体集積回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011093250A (ja) * 2009-10-30 2011-05-12 Brother Industries Ltd 電子機器および電子機器の動作モード切替方法
JP2014215738A (ja) * 2013-04-24 2014-11-17 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 メモリー管理装置及び画像形成装置
JP2021005249A (ja) * 2019-06-26 2021-01-14 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 情報処理装置、画像形成装置および省電力制御方法

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