JP2005025527A - データインタフェース装置及び画像形成装置 - Google Patents

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JP2005025527A JP2003190592A JP2003190592A JP2005025527A JP 2005025527 A JP2005025527 A JP 2005025527A JP 2003190592 A JP2003190592 A JP 2003190592A JP 2003190592 A JP2003190592 A JP 2003190592A JP 2005025527 A JP2005025527 A JP 2005025527A
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Abstract

【課題】データの入出力装置間の対応付けの切り替えを柔軟に行うことにより、様々な画像フローを容易に実現できるようにする。
【解決手段】データの入力・出力・入出力のいずれかを行う複数のインタフェース制御装置7、8、9、データの圧縮装置12、伸長装置13と、メモリ4上のデータに対して直接にアクセスする複数のDMAC10との間に、各装置間でデータを転送する際に各装置間のハンドシェークを各装置間で直接行わずに代理で一括して行う代理ハンドシェーク装置14を設ける。代理ハンドシェーク装置14は、レジスタとセレクタで構成され、単一のデータ列の転送経路を設定すると共に複数の転送経路に同時に転送できるように構成されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の転送元と転送先間でデータを転送する制御を行うデータインタフェース装置及びこの装置を用いた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年におけるコピー・プリンタ複合機の画像フローはますます複雑化の傾向がある。例えばコピー動作では、スキャナからの入力画像を符号圧縮してHDDに格納しながら、その一方で入力画像をプロッタに出力するといった基本動作に加えてさらに、画像の回転やスタンプ印字、拡大・縮小等の処理が加わるようになってきている。
【0003】
また従来より、データ変換形式によらず、固定容量の記憶領域を用いて、1次記憶部に記憶された画像データの形式を変換し、変換後の画像データを効率的に2次記憶部に転送できるようにした画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献参照1)。
【0004】
【特許文献1】
特開2003−18336号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記のコピー・プリンタ複合機において、前記基本動作に加えてさらに画像の回転やスタンプ印字、拡大・縮小等の処理が加わると、それらの組み合わせに応じた画像フローのバリエーションが増え、それに応じてハードウェア構成や制御フローが複雑になるという問題があった。また、複雑化したハードウェア構成が、設計資産の再利用と機能拡張をする際に障害となるという問題があった。
また、特許文献1では、データを効率的に転送できるが、上記の問題については未だ十分に解消することはできない。
【0006】
本発明は上記の問題を解決するためのもので、様々な画像フローの制御の柔軟性を実現することを目的とするものである。
さらに、設計資産の再利用と機能拡張を容易にすることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明によるデータインタフェース装置は、データの入力・出力・入出力のいずれかを行う複数のインタフェース制御手段と、データを加工処理する1つ以上のデータ処理手段と、データを記憶するメモリ手段と、前記メモリ手段上のデータに対して直接にアクセスする複数のダイレクトメモリアクセス手段と、前記データ処理手段及び前記インタフェース制御手段と前記ダイレクトメモリアクセス手段との間に設けられ、各手段間でデータを転送する際に各手段間のハンドシェークを各手段間で直接行わずに代理で一括して行う代理ハンドシェーク手段とを設けたことを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面と共に説明する。
図1は本発明を適用した画像形成装置としてのコピー・プリンタ複合機におけるデータ転送制御装置及びその周辺装置の実施の形態を示すブロック図である。図1において、1は読み取り画像を入力するスキャナ等の画像入力装置、2は画像を出力するプロッタ等の画像出力装置、3は読み取った画像やその他のデータを保存するためのHDD装置、4は画像を一時的に保持するメモリである。5は画像フローを制御するデータ転送制御装置、6はデータ転送制御装置5を制御する中央演算処理装置(CPU)である。
【0009】
データ転送制御装置5において、7は画像入力装置1に対応した画像入力インタフェース制御装置、8は画像出力装置2に対応した画像出力インタフェース制御装置、9はHDD装置3に対応したHDDインタフェース制御装置である。10はCPU6を介さないでダイレクトメモリアクセスを実現する読み出し用・書き込み用のDMACで、複数チャネルを有する。11はチャネル間のアクセス調停を行うアービタ、12は画像を圧縮処理する圧縮装置、13は圧縮符号を伸張処理する伸張装置である。
【0010】
インタフェース制御装置7、8、9は、DMAC10や圧縮装置12、伸張装置13および他のインタフェース制御装置とデータ転送を行う。本実施の形態では、各装置間、およびDMAC間のデータ転送のハンドシェークを、対象となる装置間で直接行うのではなく、代理でハンドシェークを行う代理ハンドシェーク装置14を有する。
【0011】
代理ハンドシェーク装置14は、対応する入出力装置間(転送元装置・転送先装置間)のデータ受け渡しのハンドシェーク制御を行う。装置間のハンドシェークの一例を図2に示す。
図2(a)において、入力元(転送元)141は出力先(転送先)142に対してREQ(リクエスト)信号およびDATA(データ)信号を出力し、出力先からはACK(アクノリッジ)信号を出力する。図2(b)のタイミング図のように、入力元141はREQをアサートすると同時に、有効なデータをDATA信号にドライブする。出力先142はデータの受け入れが可能であれば、ACK信号をアサートする。これにより1回のデータ転送サイクルを行う。入力元141はデータを有する限り、REQ信号をアサートし、DATA信号をドライブする。
【0012】
図3に代理ハンドシェーク装置14の内部構成図を示す。
代理ハンドシェーク装置14は、入力元セレクタレジスタ15、複数の出力先ハンドシェーク制御装置16、および複数の入力元ACK生成装置17で構成される。
【0013】
入力元セレクタレジスタ15は、各出力先に対してどの入力元からデータを供給するかをソフトウェアにより制御可能である。ひとつの出力先に対してはひとつの入力元しか設定できないが、異なる出力先に同一の入力元を設定することは可能である。このために、図示のように入力元が登録されたレジスタを各出力先ごとに設けた構成を有する。
【0014】
出力先ハンドシェーク制御装置17は出力先の数だけあり、装置内部はREQセレクタ18、DATAセレクタ19で構成される。REQセレクタ18には全入力元のREQ信号が入力され、前記入力元セレクタレジスタ15を参照し、出力先に対応する入力元のREQ信号のみ選択されて出力先に供給される。DATAセレクタ19も同様に入力元セレクタレジスタ15を元にして出力先に対応した入力元のDATA信号が選択されて供給される。
【0015】
入力元ACK生成装置17は入力元の数だけあり、全出力先のACK信号が接続されている。前記入力元セレクタレジスタ15から入力元に対応する出力先(複数の場合もあり得る)がわかるので、入力元に対応する全出力先のACKが揃ったら入力元に対してACK信号をアサートする。ACK信号は通常1サイクル分のパルスで通知されるため、必要な出力先からのACK発生が揃ったか否かを判定するために、入力元ACK生成装置17は出力先のACK発生時にACK検知状態を保持する。必要な出力先からのACK検知状態が揃ったら、入力元ACK生成装置17は対応する入力元にACKを生成し、ACK検知状態の保持をクリアする。
【0016】
図4は入力元に対して一つの出力を持つ場合のハンドシェークシーケンスであり、入出力の対応は表1に準ずる。
【0017】
【表1】
Figure 2005025527
【0018】
図4(a)は出力先が画像出力インタフェース制御装置8で、入力元がDMAC17のうちのREAD DMAC1とした場合の例である。
READ DMAC1がメモリ4からデータを読み出し、それを画像出力インタフェース制御装置8に転送するため、代理ハンドシェーク装置14に対してリクエスト信号(REQ)をアサートすると同時に、DATA信号を有効なデータでドライブする。
【0019】
代理ハンドシェーク装置14は、対応する出力先である画像出力インタフェース制御装置8に対してリクエスト信号(REQ)をアサートし、DATA信号をドライブする。画像出力インタフェース制御装置8は、データが受け入れ可能な限りDATA信号を取り込み、代理ハンドシェーク装置14に対してアクノリッジ信号(ACK)をアサートする。代理ハンドシェーク装置14は、これに応じてREAD DMAC1に対してアクノリッジ信号(ACK)をアサートする。以上のシーケンスにより画像出力インタフェース制御装置8がREAD DMAC1からデータを受け取ることができる。
【0020】
図4(b)は画像入力インタフェース制御装置7がDMAC17のうちのWRITE DMAC1に対してデータを出力する場合の例である。
画像出力インタフェース制御装置7が代理ハンドシェーク制御装置14に対してREQ信号をアサートすると同時にDATA信号に有効なデータを出力する。代理ハンドシェーク装置14は、これに応じてWRITE DMAC1に対してREQ信号をアサートすると同時にDATA信号に先のデータをドライブする。WRITE DMAC1はデータ受け入れ可能である限りDATA信号をサンプルすると同時にACK信号をアサートする。WRITE DMAC1は受け取ったデータをメモリ4に書き込む。
【0021】
代理ハンドシェーク装置14は、WRITE DMAC1のACK信号アサートに応じて画像入力インタフェース制御装置7に対してACK信号をアサートする。以上のシーケンスにより画像入力インタフェース制御装置7がWRITE DMAC1に対してデータを転送することができる。
【0022】
図5は入力元に対して複数の出力を持つ場合のハンドシェークシーケンスであり、入出力の対応は表2に準ずる。
【0023】
【表2】
Figure 2005025527
【0024】
図5(a)は入力元がREAD DMAC1で、出力先が画像出力インタフェース制御装置8と圧縮装置12(画像読み出し)の例である。
READ DMAC1はメモリ4からデータを読み出し、代理ハンドシェーク装置14に対してREQ信号をアサートすると同時に有効なデータでDATA信号をドライブする。代理ハンドシェーク装置14は、画像出力インタフェース制御装置8および圧縮装置12に対してREQ信号(圧縮装置はREAD_REQ信号)をアサートすると同時にDATA信号(圧縮装置はREAD_DATA信号)にデータをドライブする。
【0025】
画像出力インタフェース制御装置8および圧縮装置12は、それぞれデータが受け入れ可能な限りACK信号(圧縮装置はREAD_ACK信号)をアサートする。代理ハンドシェーク装置14は、双方のACK信号のアサートが揃うのを待ってREAD DMAC1に対してACK信号をアサートする。以上のシーケンスにより画像出力インタフェース制御装置8と圧縮装置12は、READ DMAC1より同一のデータを取得することが可能である。
【0026】
図5(b)は入力元が圧縮装置12(符号書き込み)で、出力先がHDDインタフェース制御装置9(書き込み)とWRITE DMAC1の例である。圧縮装置12は代理ハンドシェーク装置14に対してWRITE_REQ信号をアサートし、WRITE_DATA信号に有効なデータをドライブする。代理ハンドシェーク装置14は、これに応じてHDDインタフェース制御装置とWRITEDMAC1に対してREQ信号(HDDインタフェース制御装置はWRITE_REQ信号)をアサートし、DATA信号(HDDインタフェース制御装置はWRITE_DATA信号)に先のデータをドライブする。
【0027】
HDDインタフェース制御装置9は、このデータに対して受け入れ可能である限り代理インタフェース装置14に対してWRITE_ACK信号をアサートし、HDD3に対してデータの書き込みを行う。一方、WRITE DMAC1では、データに対して受け入れ可能である限り代理インタフェース装置14に対してACK信号をアサートし、メモリ4に対してデータを書き込む。代理インタフェース装置14は、データの同期のため、双方からのACK(WTITE_ACK)信号を待ってから圧縮装置12に対してWRITE_ACK信号をアサートする。以上のシーケンスにより圧縮装置からの圧縮符号をHDDとメモリに書き込むことができる。
【0028】
本実施の形態によれば、次の効果を得ることができる。
・代理ハンドシェーク装置14を内蔵したことにより、入出力装置間の対応付けの切り替えを柔軟に行ことができ、このため、様々な画像フローを容易に実現できる。
・代理ハンドシェーク装置14をレジスタとセレクタで構成し、入出力装置間の対応付けの切り替えをソフトウェア制御により行うので、特に複雑なハードウェア構成や制御フローを用いることなく、動的な画像フロー切り替えを容易に行うことができる。
・入出力装置の対応の切り替えが代理ハンドシェーク装置の内部のみで行われるため、入出力装置は切り替えを意識しない形で構成することが可能となり、設計資産の再利用及び機能拡張が容易になる。
【0029】
尚、本実施の形態は、本発明を画像形成装置に適用した場合であるが、本発明は一般的に、データを複数の転送元と転送先間で転送する際のハンドシェーク制御を行う場合に適用することができる。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、内蔵する代理ハンドシェーク装置により入出力装置間の対応付けの切り替え行うようにしたので、様々な画像フローの制御の柔軟性を実現することができる。
また、特に複雑なハードウェア構成や制御フローを用いることなく、動的な画像フロー切り替えを容易に行うことができ、さらには設計資産の再利用及び機能拡張が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した画像形成装置としてのコピー・プリンタ複合機の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】代理ハンドシェーク装置の概略構成図及び動作を示すタイミングチャートである。
【図3】代理ハンドシェーク装置の構成を示すブロック図である。
【図4】入力元に対して一つの出力を持つ場合のハンドシェーク動作を示すシーケンスチャートである。
【図5】入力元に対して複数の出力を持つ場合のハンドシェーク動作を示すシーケンスチャートである。
【符号の説明】
1 画像入力装置
2 画像出力装置
3 HDD装置
4 メモリ
5 データ転送制御装置
6 中央演算処理装置
7 画像入力インタフェース制御装置
8 画像出力インタフェース制御装置
9 HDDインタフェース制御装置
10 DMAC
11 アービタ
12 圧縮装置
13 伸張装置
14 代理ハンドシェーク装置
141 入力元(転送元)
142 出力先(転送先)
15 入力元セレクタレジスタ
16 複数の出力先ハンドシェーク制御装置
17 入力元ACK生成装置

Claims (7)

  1. データの入力・出力・入出力のいずれかを行う複数のインタフェース制御手段と、
    データを加工処理する1つ以上のデータ処理手段と、
    データを記憶するメモリ手段と、
    前記メモリ手段上のデータに対して直接にアクセスする複数のダイレクトメモリアクセス手段と、
    前記データ処理手段及び前記インタフェース制御手段と前記ダイレクトメモリアクセス手段との間に設けられ、各手段間でデータを転送する際に各手段間のハンドシェークを各手段間で直接行わずに代理で一括して行う代理ハンドシェーク手段とを設けたことを特徴とするデータインタフェース装置。
  2. 前記代理ハンドシェーク手段は、単一のデータ列の転送経路を設定すると共に複数の転送経路に同時に転送することを特徴とする請求項2記載のデータインタフェース装置。
  3. 前記ハンドシェーク手段は、
    データの転送先ごとに転送元を登録するレジスタで構成され、各転送元から各転送先へのデータの供給を制御する転送元セレクタレジスタ手段と、
    転送先ごとに設けられ、前記転送元セレクタレジスタ手段からの要求に応じてデータをその転送先に転送する複数の転送先ハンドシェーク制御手段と、
    転送元ごとに設けられ、前記転送元セレクタレジスタ手段から前記転送先ハンドシェーク制御手段を介して送られた前記要求に対する各転送先からの応答を前記転送元セレクタレジスタ手段に送る複数の転送元応答生成手段とからなることを特徴とする請求項2又は3記載のデータインタフェース装置。
  4. 前記転送元セレクタレジスタ手段は、1つの転送先に対して1つの転送元を設定し、複数の転送先に同一の転送元を設定できることを特徴とする請求項1、2又は3記載のデータインタフェース装置。
  5. 請求項1〜4記載のデータインタフェース装置を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記データは画像データであり、前記複数のインタフェース制御手段はスキャナからの画像データを入力する画像入力インタフェース制御手段、画像データをプロッタに出力する画像出力インタフェース制御手段及び画像データを外部装置に対して入出力する画像入出力インタフェース制御手段を含むことを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記データ処理手段は、画像データを圧縮処理する圧縮手段、圧縮された画像データを伸長処理する伸長手段を含むことを特徴とする請求項5又は6記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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