JP4158575B2 - データ処理システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータと画像処理装置を含むシステムにおける画像データの処理に関する。
【0002】
【従来の技術】
パソコン(PC)で原稿を複写する場合、従来は、パソコンにスキャナとプリンタを接続して、1つのシステムを構成する。このシステム(PCコピアという)における画像データの流れを説明すると、スキャナが、読み込んだ画像データをパソコンに送ると、パソコンにおいて画像処理アプリケーションがその画像データを処理する。たとえば、画像データに対して濃度補正、変倍、エッジ強調などの画像処理を行う。そして、パソコンにおいて処理された画像データがプリンタに転送される。プリンタは、受信した画像データを紙などの記録媒体に出力する。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】
パソコンに接続されたスキャナ、プリンタなどを使用してコピーを行うシステムでは、パソコンのアプリケーションプログラム(以下、単にアプリケーションという)が画像データの処理を行い、その結果をプリンタで出力する。しかし、パソコンのソフトウェア処理は、ハードウェアの画像処理回路を内蔵した画像形成装置(プリンタなど)と比較して、明らかに処理速度が遅く、したがって、パソコンによる画像処理は負荷が大きく、画像処理時間が大幅に長くかかる。このため、原稿の読み取り開始からプリント出力までの時間が非常に長くなり、使用する上で問題となっていた。処理速度の向上のため、たとえば、パソコンのマザーボード内のバスとスキャナ、プリンタなどの各入出力インタフェース内の内部ローカルバスとの間の通信速度を向上させることが提案されている。
【0004】
この発明の目的は、コンピュータと画像形成装置からなるシステムなどにおいて画像処理を高速化することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るデータ処理システムにおいて、データ処理装置は、画像データを処理する画像処理回路と、画像処理回路の動作を制御する制御部と、画像処理回路のバス、制御部のバスおよび外部に接続可能な第1バスを橋渡しし、相互にバスサイクルをやり取りし、かつ、第1バスを画像処理回路のバスに制御部は介在させずに直接に橋渡し可能なバスブリッジとを備え、コンピュータは、画像データを処理するアプリケーションを記憶する記憶装置と、記憶装置に記憶された前記のアプリケーションを実行する中央処理装置と、中央処理装置の内部バスと外部に接続可能な第2バスとの間に配置されるインタフェース装置とを備え、バス接続ラインは、データ処理装置の第1バスとコンピュータの第2バスとを接続する。ここで、バスブリッジは、コンピュータの内部バスを、インタフェース装置、第2バス、バス接続ラインおよび第1バスを介して画像処理回路のバスに接続可能である。これにより、コンピュータが画像処理回路を使用できるので、コンピュータで行う画像処理を画像処理回路で代行させることができ、画像処理を高速で処理できる。コンピュータ側から、画像データ転送に合わせて画像処理を行うためのクロックも画像処理回路に送れる。画像処理回路が書き換え可能なFPGAの回路を含み、記憶装置は、FPGAの回路の書き換えデータをも記憶する。コンピュータは、FPGAの回路の書き換えデータを記憶装置から読み出して、インタフェース装置とバスブリッジとを介して、画像処理回路のFPGAへ書き換えデータを出力する。これにより、FPGAを書き換えてコンピュータで行う画像処理を画像処理回路で代行させることができる。また、コンピュータで行う画像処理のアルゴリズムを、画像形成装置の画像処理回路を構成するFPGAに書き込むことで、コンピュータ側で行っていた画像処理を全てFPGAで構成された画像処理回路で行える。前記のデータ処理システムにおいて、好ましくは、データ処理装置側でもFPGAの回路の書き換えデータを記憶しており、その書き換えデータを用いて画像処理回路のFPGAを書き戻すことができる。
【0007】
好ましくは、前述のインタフェース装置は、アプリケーションのコマンドを画像処理回路への制御コマンドに変換する。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、図面において、同じ参照記号は同一または同等のものを示す。
図1は、発明の1つの実施の形態のシステムの概略構成を示す。パソコン10は、出力装置としてのモニタ12や入力装置としてのキーボード14を備える。画像形成装置20は、スキャナ22、画像処理回路24およびプリンタ26からなる。スキャナ22は、原稿の画像を読み取る。画像処理回路24は、スキャナ22で読み取った画像データを処理し、印刷データとする。プリンタ26は、画像処理回路24から印刷データを受け取り、記録媒体に印刷する。また、パソコン10と画像形成装置20はバス接続ライン30で接続される。また、パソコン10は、バス接続ライン30を介して画像処理回路24を直接に制御して画像処理を行わせることができる。
【0009】
画像形成装置20において、通常のコピー動作を行う場合、ユーザーがコピーしたい原稿をスキャナ22にセットすると、スキャナ22は原稿の読み取り動作を行い、読み取った画像データをバスブリッジ200を介して画像処理回路24に送る。画像処理回路24は、送られてきた画像データを処理して印刷データをプリンタ26に送り、プリンタ26は受け取った印刷データの印字処理を行う。
【0010】
図2は、パソコン10と画像形成装置20の構成を示す。図において矢印は画像データの流れを示す。
【0011】
図2に示すように、パソコン10において、CPU100は、フロントサイドバスを介して、CPU100とPCIバスとを接続するノースブリッジ102に接続され、ノースブリッジ102は、さらに、バスを介してメモリ104,106に接続され、また、AGPバスを介してグラフィックボード108に接続され、汎用内部バス(たとえばPCIバス)を介してサウスブリッジ108に接続される。グラッフィックボード106はモニタ12に接続される。サウスブリッジ110は、キーボード制御回路(図示しない)、ハードディスクドライブ114などに接続される。ハードディスクドライブ114内のハードディスクには、画像処理プログラム115などが記憶される。また、サウスブリッジ110は、汎用内部バス(たとえばPCIバス)112を介して、LANカード116に接続される。上述の構成は、従来のパソコンのマザーボードと同様である。さらに、サウスブリッジ110は、パソコン側から画像処理回路24を制御するためのコントローラ118に接続される。コントローラ118は、パソコン10の内部のバス(たとえばPCIバス)112を、外部のバス(たとえばPCIバス)120とバスライン(たとえばPCIバス)30を介して、画像形成装置20のバスブリッジ200と接続する。すなわち、パソコン10の汎用内部バス112は、コントローラ118を介して、画像形成装置20内のバスブリッジ200に接続される。
【0012】
画像形成装置20の1つの特徴は、図2に示すように、バスブリッジ200が、CPU202、スキャナ22、画像処理回路24および外部へのバス30の間を橋渡しし、相互にバスサイクルをやり取りすることである。また、もう1つの特徴は、画像処理回路24が、書き換え可能なデバイスであるフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(以下FPGAという)で構成されることである。バスブリッジ200は、接続されるバスの間の電気特性、動作タイミングなどを調整する。バスブリッジ200は、バス208とバス接続ライン30を介して、パソコン10のコントローラ118に接続可能である。画像形成装置のCPU202とパソコンのCPU100とは、いずれも、画像形成装置内のバスブリッジ200を介して画像処理回路24を直接アクセスできる。通常、画像形成装置20では、CPU202が、画像形成装置の画像処理において、画像処理回路24を制御する。一方、パソコン10側で画像処理を行う場合は、画像形成装置のCPU202が介在せずに、パソコンのCPU100が、コントローラ118とバスブリッジ200を介して直接に画像処理回路24を制御できる。バスブリッジ200に接続されたコントローラ118は、バスブリッジ200を介して画像形成装置20のバスマスタ(バスブリッジに含まれている)に対してバス使用要求や画像処理回路24のレジスタ設定を行う。また、コントローラ118は、画像データを画像処理回路24に転送するが、画像データの転送に合わせて画像処理回路24のための駆動クロックも送信する。こうして、パソコン側から画像処理回路24のFPGAを書き換えて画像処理のアルゴリズムを変更できる。
【0013】
このシステムにおいて、パソコン10において、画像処理アプリケーションが、スキャナ22で読み込んだ画像データを受け取り、その画像データを処理できる。ここで、パソコン10の画像処理アプリケーションは、外部の周辺装置(すなわち、画像形成装置20の画像処理回路24のFPGA)の構成を変更して、画像データの処理を周辺装置で代行させる。ここで、その周辺装置の制御は、バスブリッジ200を介してパソコン側のCPU100が直接に行う。これにより、パソコン10の画像処理アプリケーションは、画像処理回路24に、変更前の画像処理回路24が行えない画像処理を行わせることができる。処理された画像データがプリンタ26に送られると、プリンタ26は、受信した画像データを紙などの記録媒体に出力する(図5参照)。また、画像処理回路24が処理したデータをパソコン側に戻すこともできる(図6参照)。
【0014】
さらに詳しく説明すると、画像形成装置20内の画像処理回路24は、画像形成装置20のために画像処理を行うものである。このため、その画像処理回路24をパソコン10のアプリケーションが使用する場合、アプリケーションによっては、画像処理の条件が合わないため部分的にしか画像処理回路24を使用できない場合がある。その場合は、画像処理回路24でできない画像処理をパソコン10が行うとすると、画像処理の高速化について、パソコン10で画像処理にかかる時間が長くなることが問題となる。そこで、本実施形態では、画像処理回路24は、書き換え可能なデバイスであるFPGA240を用いて構成する。たとえば、図4に示すように、FPGA240は、画像データをログ変換により濃度データに変換するログ変換部242と、濃度データの変倍を行う変倍部244と、変倍後のデータに対しMTF補正を行うMTF補正部246と、濃度の補正を行う濃度補正部248と、補正されたデータの2値化を行う2値化部250とからなる。2値化データはメモリ252に記憶される。1ページ分のデータが記憶されると、メモリ252のデータはプリンタ26に送られる。画像処理回路24のこれらの機能ブロック242〜250は独立して動作可能なように構成される。また各ブロックが同期してパイプライン処理を行うことも可能である。FPGA240内の種々の機能部はレジスタを含み、レジスタの値を用いて動作する。なお、ROM204は、FPGAを書き換えるためのデータをも記憶する。FPGA240を書き換えるためのデータはレジスタ設定値を含む。
【0015】
図3は、書き換え可能なFPGA240を用いた回路の1例として変倍部244における1つの色の画像データに対する処理回路の構成を示す。変倍部244では、この処理回路を各色毎に3系統備える。変倍部244の各種回路設定は変倍率に応じて変更される。
【0016】
変倍部244は、FIFOメモリから構成される画素間引き・水増し処理部264、回路構成が変更可能な補間処理部268、セレクタ262、266、269及び変倍・移動制御部260から構成される。変倍・移動制御部260は、CPU202からの倍率情報に基づき画素間引き・水増し制御部264、補間処理部268および各セレクタを制御する。また補間処理部268は、画像の変倍に伴う画像劣化を補正するための回路である。補間処理部268は、CPU202などにより回路構成が変更される。補間処理部268は、拡大時には、拡大用の補間回路として設定され、縮小時には、縮小用の補間回路として設定される。また、画素間引き・水増し処理部264では、変倍・移動制御部260によりFIFOメモリへの書き込みクロック及び読み出しクロックが制御されて、画素データの間引き又は画素データの水増しが行われる。なお、画像データの出力タイミングを制御することにより画像の位置を移動できるが、この移動処理についての説明は省略する。
【0017】
補間処理部268は、縮小補間部として機能する場合と拡大補間部として機能する場合とで、その回路構成が変更される。具体的には、補間処理部268の内部に縮小補間回路と拡大補間回路を備え、変倍率に応じて切り換えるように構成すればよい。たとえば、CPUバスからの変倍率情報により縮小処理を行う場合、変倍・移動制御部260からMag="H"(縮小)を選択信号としてセレクタ262、266、269に出力し、補間処理部268のレジスタに縮小用の補間回路情報を設定する。このとき各セレクタでは全て入力Bが選択される。入力画像データDINは、まずセレクタ266を経て補間処理部268に入力され、補間処理部268は入力画像データDINの縮小補間を行う。補間処理部268が縮小補間部として構成されるとき、変倍・移動制御部260から縮小補間部268に対し、倍率(縮小率)が補間係数DPIとして設定される。たとえば、倍率が1.00、0.50、0.33のとき、補間係数DPIは、1.00、0.50、0.33である。縮小補間部は、入力された連続する3画素の画像データをメモリに記憶し、補間係数DPIを用いて、注目画素データをDPI倍とし、前後の画素を(1−DPI)/2倍して加算する演算を行う。縮小補間されたデータは、セレクタ262を経て画素間引き・水増し処理部(縮小・拡大部)264に入力され、画像データが間引かれる。間引かれたデータはセレクタ269を経て出力される。拡大処理については説明を省略する。
【0018】
パソコン10が画像形成装置20の画像処理回路24を使用するとき、画像形成装置のCPU202は介在せず、パソコン10が直接に、コントローラ118、バス接続ライン30、バスブリッジ200を介して、画像処理回路24のバスを制御できる。パソコン10は、画像処理プログラム115のFPGA書き換え用データを用いて、画像処理回路24のFPGA240の回路を書き換えることが可能である。画像処理回路24における画像処理の条件がパソコン10と画像形成装置20で合わないときには、パソコン10側で、FPGA240によって構成されている画像処理回路24をパソコン10の画像処理条件に対応して書き換えて、パソコンのアプリケーションに対して画像処理回路24を最適化する。これにより、パソコン10は、画像形成装置内の画像処理回路24を使用するとき、パソコン10のアプリケーションが必要とする画像処理アルゴリズムに画像処理回路24を書き換え、パソコン10で行う画像処理を、画像処理回路24ですべて代行させることができる。このように画像処理回路24のFPGA240を書き換えることで、パソコンのアプリケーションの画像処理を全て画像形成装置内の画像処理回路24で行わせることが可能になり、画像処理の高速化が図れる。
【0019】
次に、画像処理回路24の制御について説明する。パソコン10が画像形成装置内の画像処理回路24を使用するときは、コントローラ118は、バスブリッジ200のバスマスタに対する制御などを行う他に、画像処理回路24に画像処理コマンドを発行する。パソコンのCPU100がコントローラ118に対して画像処理コマンドを発行すると、コントローラ118はそのコマンドに応じて画像処理回路24の中のFPGA240のレジスタ設定を行う。この時に、FPGA内のレジスタのアドレスやそのレジスタの設定内容は、コントローラ118がその内部に備える画像処理回路24に対応した画像処理制御テーブルにより行い、アプリケーションではこれらの設定は直接行わない。コントローラ118は、パソコン10のアプリケーションのコマンドを画像処理回路24の制御コマンドに変換し、画像処理回路24へ出力する。このようにコントローラ118がレジスタの設定処理を行うことで、CPU100は、画像処理回路24のコマンドを直接発行する手間が省け、画像処理アプリケーション115が行う処理負荷を軽くでき、処理の高速化が図れる。またアプリケーションの制御が簡略化できる。また、コントローラ118は、CPU100が直接FPGAに書き込むように構成することもできる。これらのレジスタ設定の完了後に、コントローラ118は、アプリケーションで指定された画像データを、そのインタフェースを介して画像処理回路24に転送する。さらに、画像データの転送に合わせて、画像処理を行うための画像処理回路24のための駆動クロックも送信する。
【0020】
次に、パソコン10が画像形成装置20内の画像処理回路24を使うときの画像データの流れを説明する。パソコン10内の内部バス(ここではPCIバス)に接続されたコントローラ118は、そのバス120と外部接続バス30を介して画像形成装置内のバスブリッジ200に接続されている。バスブリッジ200は、コントローラ118からの信号により、画像形成装置内のバスをコントローラ118の制御バスに切り替える。この切換により、コントローラ118はバスブリッジ200を経由して直接に画像処理回路24にアクセスできる。また画像処理回路24にて処理した画像データは、バスブリッジ200を介してコントローラ118に戻すことができる。こうしてパソコン10のアプリケーションが直接に画像処理回路24のバスを制御する場合、画像形成装置のCPU100には処理の負荷がかからない。このため、パソコン10が画像形成装置20の画像処理回路24を使用しているときも、画像形成装置20は、画像処理以外の処理については、画像処理回路24が動作していないときと同様のパフォーマンスが出せる。
【0021】
次に、画像処理コマンドの処理について、変倍処理を例に説明する。パソコン10のアプリケーションにおいて変倍処理を行う場合、アプリケーションでは倍率を、たとえば71%(A3→A4)と設定する。アプリケーションは、パソコンに組み込まれたコントローラ118に対して、画像処理を行う画像データを指定し、その対象画像の倍率を71%にするように指示する。コントローラ118は、画像形成装置10の動作状況を確認し、レディー状態であれば画像形成装置10に対して画像処理回路24の使用を宣言する。これに対応して、画像形成装置において、バスブリッジ200は、画像処理回路24のバスを画像形成装置内部のバスからコントローラ118のインタフェースバスに切り替える。次に、コントローラ118は、縮小変倍を画像処理回路24で行うため、アプリケーションからのコマンドに基き画像処理回路24のレジスタ設定を行う。この時に、変倍部244内のレジスタ245のアドレスやそのレジスタの設定内容は、コントローラ118がその内部に備える画像形成装置に対応した画像処理制御テーブルにより行い、アプリケーションではこれらの設定は直接行わない。
【0022】
なお、画像形成装置20において、CPU202は、ROM204のFPGA用データを用いて、パソコン10によって書き換えられた画像処理回路24のFPGA140を元の画像処理回路に書き戻すことができる。したがって、パソコン10は、元の画像処理回路に書き戻す処理をしなくてよいので、高速で画像処理を行うことが可能になる。
【0023】
次に、このシステムでの画像データの流れを説明する。図5は、スキャナ22で読み込んだ画像データをプリント出力する処理の1例を示す。まず、画像形成装置20内のスキャナ22は、原稿の画像を読み込み(S100)、パソコン10に画像データを転送する(S102)。
【0024】
次に、パソコン10の画像処理アプリケーションは、画像処理回路24のレジスタ書き込み処理を開始する(S104)。ここで、狙いの画像処理になるように、パソコン10は、画像形成装置20の画像処理回路24のFPGAのレジスタ設定を行う。次に、パソコン10が画像処理回路24に画像データを転送すると(S106)、画像処理回路24はその画像データを受け取り処理する(S108)。プリンタ26は、処理されたデータを受け取り、プリント出力を行う(S110)。
【0025】
図6は、スキャナ22で読み込んだ画像データをプリント出力する処理の他の例を示す。この処理では、画像処理回路24で画像処理を行うまでの流れは同じである(S200〜S208)。その後、画像処理回路24は、画像処理を行った画像データをふたたびパソコン10側に転送する(S210)。パソコン10の画像処理アプリケーションは、その戻された画像データを受信する(S212)。そして、その画像をモニター12に出力したり、または、他のプリンタに出力する(S214)。
【0026】
以上に、画像処理回路24における変倍処理について説明したが、濃度補正、2値化などの処理を行う場合も、同様にコントローラ118が画像処理回路24のレジスタ設定を行う。
【0027】
以上では、パソコン10と画像形成装置20のバスを接続する構成について説明した。さらに、パソコン10とバスで接続する周辺装置としては、画像形成装置20以外にも、画像処理回路24’を内蔵しているスキャナ22’(図7)でもよい。この場合、パソコン10と画像処理回路24’の間(具体的にはパソコンのコントローラと画像処理回路側のバスブリッジの間)は同様にバス接続ライン30で接続される。さらに、パソコン10とプリンタ26の間は、通常のインタフェースライン32で信号が送受信される。また、画像処理回路24”を内蔵しているプリンタ26’(図8)でもよく、この場合、この場合、パソコン10と画像処理回路24’の間(具体的にはパソコンのコントローラと画像処理回路のバスブリッジの間)はバス接続ライン30で接続され、また、パソコン10とスキャナ26の間は、通常のインタフェースライン32で信号が送受信される。パソコンの汎用内部バスには、インタフェースライン32のためのインタフェース装置も設けられる。これらのシステムでも、画像処理装置とバスブリッジの構成は上述の実施の形態と同様であり、バスブリッジを介してパソコン10側から直接に画像処理回路24’、24”を制御できる。
【0028】
【発明の効果】
コンピュータが画像処理回路を使用するときに、データ処理装置の制御部は介在せず、コンピュータが直接に画像処理回路のバスを制御できるので、画像処理回路は、コンピュータのソフトウェアが行う画像処理よりも、ハードウェアで高速で処理できる。また、コンピュータが画像処理回路を直接に制御するので、コンピュータが画像処理回路を使用しているときも、データ処理装置は、画像処理以外の処理については、画像処理回路が動作していないときと同様のパフォーマンスが出せる。
【0029】
データ処理装置内の画像処理回路が書き換え可能なFPGAで構成されていて、そのFPGAの回路をコンピュータが書き換え可能であるので、コンピュータは画像処理回路を使用するときに、コンピュータが必要とする画像処理アルゴリズムに画像処理回路を書き換えて使用できる。
【0030】
インタフェース装置が、コンピュータのアプリケーションのコマンドを画像処理回路の制御コマンドに変換するので、コンピュータは画像処理回路のコマンドを直接発行する手間が省け、コンピュータの処理負荷を下げることが可能となる。またアプリケーション制御の簡略化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 パソコンと画像形成装置がバスを介して接続されるシステムのブロック図
【図2】 図1のシステムの構成を示すブロック図
【図3】 変倍部の回路図
【図4】 画像処理装置の構成を示すブロック図
【図5】 図1のシステムにおけるプリント出力のフローチャート
【図6】 図1のシステムにおけるプリント出力の別の例のフローチャート
【図7】 画像処理回路を内蔵しているスキャナを含むシステムの図
【図8】 画像処理回路を内蔵しているプリンタを含むシステムの図
【符号の説明】
10 パソコン、 20 画像形成装置、 22 スキャナ、 24 画像処理回路、 26 プリンタ、 30 バス接続ライン、 100 CPU、 112 汎用内部バス(たとえばPCIバス)、 114 ハードディスクドライブ、 115 画像処理プログラム、 118 コントローラ、 200 バスブリッジ、 202 CPU、 204 ROM、240 FPGA。

Claims (5)

  1. 画像データを処理する画像処理回路と、
    画像処理回路の動作を制御する制御部と、
    画像処理回路のバス、制御部のバスおよび外部に接続可能な第1バスを橋渡しし、相互にバスサイクルをやり取りし、かつ、第1バスを画像処理回路のバスに制御部は介在させずに直接に橋渡し可能なバスブリッジと
    を備えるデータ処理装置と、
    画像データを処理するアプリケーションを記憶する記憶装置と、
    記憶装置に記憶された前記のアプリケーションを実行する中央処理装置と、
    中央処理装置の内部バスと外部に接続可能な第2バスとの間に配置されるインタフェース装置と
    を備えるコンピュータと、
    画像処理装置の第1バスとコンピュータの第2バスとを接続するバス接続ラインとからなり、
    バスブリッジは、コンピュータの内部バスを、インタフェース装置、第2バス、バス接続ラインおよび第1バスを介して画像処理回路のバスに接続可能であり、
    データ処理装置内の画像処理回路が書き換え可能なFPGAの回路を含み、コンピュータ内の記憶装置は、FPGAの回路の書き換えデータをも記憶し、コンピュータは、FPGAの回路の書き換えデータを記憶装置から読み出して、インタフェース装置とバスブリッジとを介して、画像処理回路内のFPGAへ書き換えデータを出力することを特徴とするデータ処理システム。
  2. 前記データ処理装置は、画像処理回路内のFPGAの回路の書き換えデータを記憶する記憶手段を備えることを特徴とする請求項1に記載されたデータ処理システム。
  3. 記インタフェース装置は、アプリケーションのコマンドを受け取り画像処理回路への制御コマンドに変換することを特徴とする請求項1または2に記載されたデータ処理システム。
  4. 記データ処理装置は、さらに、画像処理回路により処理された画像データを受け取って画像を形成するプリンタを備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載されたデータ処理システム。
  5. 記データ処理装置は、さらに原稿の画像を読み取リ画像データを出力するスキャナを備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載されたデータ処理システム。
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