JP2011164976A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】通常モードと省電力モードとの切替えを行う構成において、効率的に機能向上を実現する電子機器を提供すること。
【解決手段】電子機器1は、メイン制御部30と、メイン制御部の制御に応じて所定の処理を行うサブ制御部40と、データバス51とを含む。メイン制御部30は、制御回路31,32、ウォッチドッグタイマ33および制御信号出力部34とを含む。制御信号出力部34は、モード切替えに関連してデータバス51のデータ転送方式を変更する変更信号Sbc1、およびウォッチドッグタイマ33からの停止信号Swdのうち少なくともいずれかを受け取った場合、変更信号Sbc1と停止信号Swdとの機能を兼ね備えた制御信号Sbc2を生成し、制御信号Sbc2を、制御信号線52を介してサブ制御部40に出力する。
【選択図】図3

Description

本発明は電子機器に関し、詳しくは、通常モードと省電力モードとを有する電子機器において、モード切替え時の制御技術に関する。
従来、通常モードと省電力モードとの切替え時にデータバスの転送方式を変更する技術があり、例えば、省電力モード移行時にデータバスの本数を減少させることにより省電力を実現していた。
また、電子機器に含まれる制御回路に不具合が発生した場合、その波及効果を抑制する技術が、例えば、特許文献1に開示されている。そこでは、プロセッサ(制御回路)が暴走した場合、それをウォッチドッグタイマによって検知し、プロセッサをリセットし、プロセッサの暴走による波及効果を抑制する技術が開示されている。
特開2006−004245号公報
しかしながら、上述した従来技術では、制御回路の暴走による波及効果を抑制することができるものの、それが、モード切替え時の省電力化と関連させて必ずしも効率的に行えるものとは言えなかった。そのため、制御回路の暴走による波及効果の抑制と、モード切替え時の省電力化とを効率的に行える方法が望まれていた。すなわち、モード切替え時の機能向上が望まれていた。
本発明は、通常モードと省電力モードとの切替えを行う構成において、効率的に機能向上を実現する技術を提供するものである。
上記の目的を達成するための手段として、第1の発明に係る電子機器は、通常モードと、前記通常モードより小さい電力を消費する省電力モードとを有する電子機器であって、前記電子機器を全体的に制御するメイン制御部と、前記メイン制御部の制御に応じて所定の処理を行うサブ制御部と、前記メイン制御部とサブ制御部との間においてデータを転送するデータバスと、を備え、前記メイン制御部は、前記通常モードから前記省電力モードへの移行時に、前記データバスによるデータ転送方式を省電力のデータ転送方式に変更する変更信号を生成する制御回路と、一定時間、前記制御回路を監視する監視信号を前記制御回路から受けない場合に、前記サブ制御部による所定の処理を停止させる停止信号を生成するウォッチドッグタイマと、前記変更信号および前記停止信号のうち少なくともいずれかを受け取った場合、前記変更信号と前記停止信号との機能を兼ね備えた制御信号を生成し、前記制御信号を、制御信号線を介して前記サブ制御部に出力する制御信号出力部とを含む。
本構成によれば、モード切替えに伴いデータバスの本数を変更する等、データ転送方式を変更する変更信号を出力する信号線と、制御回路の異常に伴う波及効果を低減する停止信号を出力する信号線とが共通化される。そのため、通常モードと省電力モードとの切替えを行う構成において、効率的に機能向上を実現することができる。
第2の発明は、第1の発明の電子機器において、前記サブ制御部は、負荷の駆動を制御する負荷制御部と、前記データバスおよび前記負荷制御部に接続され、前記制御信号線から前記制御信号を受け取り、前記制御信号に基づいて、前記負荷の駆動を停止させる負荷停止信号を前記負荷制御部に生成させるサブ・バス制御回路とを含む。
本構成によれば、サブ制御部から主制御部へのバスを介したデータ転送を省電力で行え、かつ省電力モードへの移行時、あるいはメイン制御部の異常発生時に、制御信号に基づいて、サブ・バス制御回路によって負荷の動作を停止させることができる。
第3の発明は、第1の発明の電子機器において、前記サブ制御部は、負荷の駆動を制御するとともに、前記負荷の駆動を停止させる負荷停止信号を生成する負荷制御部と、前記負荷制御部からの前記負荷停止信号および前記制御信号出力部からの前記制御信号の少なくともいずれかを受け取った場合、前記負荷の駆動を停止させる負荷制御出力部とを含む。
本構成によれば、データ転送線(データバス)を使用せず制御信号線を使用することにより、確実かつ迅速に負荷の駆動を停止できる。
第4の発明は、第1から第3のいずれかの発明に記載の電子機器において、前記メイン制御部は、前記制御信号を受けて、前記サブ制御部への前記データバスを介したデータ転送方式を制御するメイン・バス制御回路を含む。
本構成によれば、メイン制御部の制御回路の異常に起因するメイン制御部からサブ制御部への予期せぬアクセスを抑制し、サブ制御部の安全性を高めることができる。
第5の発明は、第2から第4のいずれかの発明に記載の電子機器において、前記電子機器は、被記録媒体に画像を形成する画像形成装置であり、前記データは画像データであり、当該電子機器は、前記画像データに基づく画像を形成する画像形成部をさらに備え、前記サブ制御部は、前記画像形成部の駆動を制御するエンジン制御部である。
本構成によれば、通常、画像形成装置は通常モードと省電力モードとを有しており、画像形成装置におけるモード切替えに関連して、効率的に機能向上を実現することができる。
第6の発明は、第5の発明の電子機器において、前記画像形成部は、前記エンジン制御部の負荷として、モータおよび/またはヒータを含み、前記負荷制御部は、前記モータの駆動を制御するモータ制御部および/または前記ヒータの駆動を制御するヒータ制御部を含む。
本構成によれば、サブ制御部から主制御部へのバスを介したデータ転送を省電力で行え、かつ省電力モードへの移行時、あるいはメイン制御部の異常発生時に、自動的にモータおよび/またはヒータの動作を停止させることができる。
本発明の電子機器によれば、通常モードと省電力モードとの切替えを行う構成において、効率的に機能向上を実現する
本発明に係る電子機器(カラープリンタ)の概略構成を示す側断面図 メイン回路基板とエンジン回路基板の電気的構成を概略的に示すブロック図 メインASICとエンジンASICの電気的構成を概略的に示すブロック図 メインASICとエンジンASICとによる処理の流れを示すフローチャート 別のメインASICとエンジンASICの電気的構成を概略的に示すブロック図
<実施形態>
次に本発明の一実施形態について図を参照して説明する。
1.プリンタの全体構成
図1は、本実施形態のプリンタ1(本発明に係る「電子機器」、「画像形成装置」の一例)の概略構成を示す側断面図である。プリンタ1は例えば4色(ブラックK、イエローY、マゼンタM、シアンC)のトナーを用いてカラー画像を形成する直接転写方式のカラープリンタである。図1の紙面左方向がプリンタ1の前方向である。なお、以下の説明では、プリンタ1の各構成部品や用語を色ごとに区別する場合には、その構成部品等の符号末尾に各色を意味するK(ブラック)、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)を付すものとする。また、画像形成装置はカラープリンタに限定されず、例えば、モノクロプリンタ、コピー機能等を備えた、いわゆる複合機等であってもよい。さらに、本発明の電子機器は、画像形成装置に限定されず、例えば、オーディオ機器やビデオ機器にも適用できる。
プリンタ1は、ケーシング2を備えており、そのケーシング2内の底部には、複数のシート材3(具体的には用紙)を積載可能な給紙トレイ4が設けられている。給紙トレイ4の前端上方には給紙ローラ5が設けられており、給紙ローラ5の回転に伴って給紙トレイ4内の最上位に積載されたシート材3がレジストレーションローラ6へ送り出される。レジストレーションローラ6は、シート材3の斜行補正を行った後、シート材3をベルトユニット11上へ搬送する。
ベルトユニット11は、一対の支持ローラ12A、12B間に環状のベルト13を張架した構成となっている。ベルト13は、後側の支持ローラ12Bが回転駆動されることにより循環移動して、その上面に載せたシート材3を後方へ搬送する。ベルト13の内側には、各プロセス部19の感光体28に対してベルト13を挟んで対向する位置に4つの転写ローラ14が設けられている。
さらに、ベルト13の下側には、ベルト13表面に付着したトナーや紙粉等を回収するクリーニング装置16が設けられている。
ベルトユニット11の上方には、4つの露光部17と、4つのプロセス部19とが前後方向に並んで設けられている。露光部17、プロセス部19および転写ローラ14を、それぞれ一つずつ含んで一組の画像形成部20(本発明の「画像形成部」一例)が構成されており、プリンタ1全体では、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの各色に対応した4組の画像形成部20K,20Y,20M,20Cが設けられている。
各露光部17は、複数のLEDが一列に並んで設けられたLEDヘッド18を備えている。各露光部17は、形成すべき画像データに基づいて発光制御され、LEDヘッド18から、対向する感光体28の表面に一ラインごとに光を照射することで露光を行う。
各プロセス部19は、現像剤である各色のトナーを収容するトナー収容室23を備え、その下側に供給ローラ24、現像ローラ25を備える。トナー収容室23から放出されたトナーは、供給ローラ24を介して、一定厚さの薄層として現像ローラ25上に担持される。
また、各プロセス部19は、表面が、例えば正帯電性の感光層によって覆われた感光体28と、帯電器29とが設けられている。画像形成時には、感光体28が回転駆動され、それに伴って感光体28の表面が帯電器29により一様に正帯電される。そして、その正帯電された部分が露光部17により露光されて、感光体28の表面に静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラ25上に担持されたトナーが感光体28表面の静電潜像に供給され、これにより感光体28の静電潜像が可視像化される。その後、各感光体28の表面上に担持されたトナー像は、シート材3が感光体28と転写ローラ14との間の各転写位置を通過する間に、転写ローラ14に印加される負極性の転写電圧によってシート材3上に順次転写される。トナー像が転写されたシート材3は、次に定着器21に搬送され、そこでトナー像が熱定着され、その後、そのシート材3は上方へ搬送され、ケーシング2の上面に排出される。定着器21は、トナー像を熱定着するための、例えば、ハロゲンヒータ21aを含む。
また、プリンタ1は、主に画像データを処理するメイン回路基板10Aと、メイン回路基板10Aによって制御されるサブ回路基板10Bとを含む。さらに、プリンタ1は、動作モードとして、通常モードと、通常モードより小さい電力を消費するスリープモード(「省電力モード」の一例)とを有する。
2.メイン回路基板およびエンジン回路基板の構成
次に、図2のブロック図を参照して、メイン回路基板60Aおよびエンジン回路基板60Bの回路構成について説明する。
メイン回路基板60Aは、メインASIC(特定用途向け集積回路)30を含む。メインASIC30は、印刷データ等に基づいてデータ処理を行い、実際に印刷する画像データ等を生成し、生成した画像データを画像形成部10のLEDヘッド18に供給する。
一方、エンジン回路基板60Bは、エンジンASIC40、RAM47、ROM48、およびセンサ制御回路49を含む。エンジンASIC40は、複数本のバス50によって、メイン基板60AのメインASIC30に接続されており、定着器21の制御をはじめとする画像形成に必要となる制御のための処理命令をメインASIC30から入力され、入力された処理命令に従って動作する。
ROM48には、エンジンASIC40が実行するための各種プログラムが記憶されており、エンジンASIC40は、ROM48から読み出したプログラムに従って、その処理結果をRAM48に記憶させながら、画像形成部10の機構部分(実際に画像印刷を行うメカニカル部分、いわゆるエンジン部分)の駆動を制御する。具体的には、エンジンASIC40は、例えば、画像形成部10のメインモータ15あるいはハロゲンヒータ21aの駆動を制御する。
また、センサ制御回路49は、エンジンASIC40の指令に応じてプリンタ1内の各種センサの制御を行う。例えば、センサ制御回路49は、用紙3の位置検出を行う用紙センサの制御を行う。
3.メインASICおよびエンジンASICの構成
次に、図3の回路ブロック図を参照して、メインASIC(「メイン制御部」の一例)30およびエンジンASIC(「サブ制御部」の一例)40の回路構成について説明する。
メインASIC30とエンジンASIC40とを接続する複数本のバス50は、データバス51と制御信号線52とを含む。ここでは、例えば、16本(16ビット)のデータバス51が設けられている。また、図3には、便宜上、第2バス制御信号Sbc2を送信する1本の制御信号線52のみが示される。他の制御信号線52としては、例えば、クロック信号、あるいはリセット信号を送信する制御信号線がある。
メインASIC30は、プリンタ1を全体的に制御する。メインASIC30は図2に示すように、CPU(「制御回路」の一例)31、システム制御回路(「制御回路」の一例)32、ウォッチドッグタイマ33、AND回路(「制御信号出力部」の一例)34、メイン・バス制御回路35、RAM36、およびROM37を含む。
CPU31は、メインASIC30の各部およびエンジンASIC40を制御するとともに、画像形成に係る全体的な制御を行う。CPU31は、動作モード移行の前において、移行後の動作モードに応じて、16本のデータバス51のうち使用するバスの本数を増減させ、バスの転送方式を切り替える。すなわち、CPU31は、動作モードの移行に際して、いわゆるダイナミックバスサイジングを行う。なお、他のバス転送方式としては、データの通信速度を切り替える、差動信号を利用する等がある。また、データバス51は1本でもよく、その場合、例えば、データ転送クロック周波数を10Hzと100MHzとに切り替えてデータ転送方式を変更する方法が考えられる。
また、CPU31は、ROW37に格納された制御プログラムにしたがって、所定周期毎にウォッチドッグタイマ33をリセットするリセット信号(「監視信号」の一例)Rstを生成し、リセット信号Rstをウォッチドッグタイマ33に供給する。すなわち、所定周期毎にリセット信号Rstによってウォッチドッグタイマ33のカウントがリセットされることによって、CPU31の正常動作が確認される。一方、リセット信号Rstによってウォッチドッグタイマ33がリセットされずに、ウォッチドッグタイマ33がカウントアップした場合には、CPU31に何らかの異常が発生したと確認される。
システム制御回路32は、メインASIC30の全体制御、およびメインASIC30の電力制御を行う。システム制御回路32は、CPU31のバスサイジング要求に応じて、データバス51の使用本数を制御する第1バス制御信号Sbc1を生成し、第1バス制御信号Sbc1をAND回路34の一方の入力端子に供給する。
システム制御回路32は、通常モードにおいて、例えば、16本のデータバス51を使用する場合、「H」レベルの第1バス制御信号Sbc1を生成する。一方、スリープモードにおいて、例えば、8本のデータバス51を使用する場合には、「L」レベルの第1データバス制御信号Sbc1を生成する。ここでは、「L」レベルの第1データバス制御信号Sbc1が、本発明の「変更信号」に相当する。
すなわち、ここでは、CPU31およびシステム制御回路32が、本発明の「制御回路」に相当し、通常モードから省電力モードへの移行時に、データバス51によるデータ転送方式を省電力のデータ転送方式に変更する変更信号を生成する。
ウォッチドッグタイマ33は、CPU31の動作を監視するリセット信号Rstを、一定時間、CPU31から受けない場合に、エンジンASICによる所定の処理を停止させる停止信号を生成する。ここで、一定時間は、例えば、ウォッチドッグタイマ33がタイムアップする時間であり、リセット信号Rstの所定周期よりも長い時間として設定される。
ウォッチドッグタイマ33は、リセット信号Rstに基づいて、CPU31の動作を監視するウォッチドッグ信号Swdを生成し、ウォッチドッグ信号SwdをAND回路34の他方の入力端子に供給する。ウォッチドッグタイマ33は、上記したように、CPU31の動作が正常で、所定周期毎にリセット信号Rstを受けてタイムアップしない場合、「H」レベルのウォッチドッグ信号Swdを生成する。一方、暴走等のCPU31の異常が発生し、ウォッチドッグタイマ33がリセットされずにタイムアップした場合、ウォッチドッグタイマ33は、「L」レベルのウォッチドッグ信号Swdを生成する。ここでは、「L」レベルのウォッチドッグ信号Swdが、本発明の「停止信号」に相当する。
AND回路34は、第1バス制御信号Sbc1およびウォッチドッグ信号Swdに基づいて、第2バス制御信号Sbc2を生成する。具体的には、第1バス制御信号Sbc1およびウォッチドッグ信号Swdが共に「H」レベルの場合にのみ、「H」レベルの第2バス制御信号Sbc2を生成する。一方、第1バス制御信号Sbc1およびウォッチドッグ信号Swdの少なくとも一方が「L」レベルの場合、「L」レベルの第2バス制御信号Sbc2が生成される。
言い換えれば、動作モードが通常モードであり、CPU31の動作が正常である場合に、「H」レベルの第2バス制御信号Sbc2が生成される。それ以外の場合、すなわち、動作モードがスリープモードである場合、あるいはCPU31の動作が異常である場合、あるいはその両方の場合、「L」レベルの第2バス制御信号Sbc2が生成される。なお、ここでは、「L」レベルの第2バス制御信号Sbc2が、本発明の「変更信号と停止信号とを兼ね備える制御信号」に相当する。
メイン・バス制御回路35は、第2バス制御信号Sbc2を受けて、エンジンASICへのデータバス51を介したデータ転送方式を制御する。具体的には、メイン・バス制御回路35は、第2バス制御信号Sbc2に基づいて、16本のデータバス51の内、動作モードに応じて使用するデータバス51を決定し、データバス51の本数を変更する。また、メイン・バス制御回路35は、決定されたデータバス51のインターフェースを行う。
ここでは、メイン・バス制御回路35は、例えば、動作モードが通常モードにおいて、「H」レベルの第2バス制御信号Sbc2を受け取った場合、データバス51の本数を16本に決定する。また、動作モードがスリープモードに変更され、「L」レベルの第2バス制御信号Sbc2を受け取った場合、データバス51の本数を8本に決定する。
さらに、動作モードが通常モードであっても、CPU31の動作が異常となって、「L」レベルの第2バス制御信号Sbc2を受け取った場合、メイン・バス制御回路35は、データバス51の本数を8本に決定する。そのため、CPU31の異常に起因するメインASICからエンジンASICへの予期せぬアクセスを抑制し、エンジンASICの安全性を高めることができる。
ROM37には、CPU31が実行するための各種プログラムが記憶されており、CPU31は、ROM37から読み出したプログラムに従って、その処理結果をRAM36に記憶させながら、プリンタ1の全体的な制御を行う。
一方、エンジンASIC40は、図3に示すように、サブ・バス制御回路41、モータ制御回路42、LED(発光ダイオード)制御回路43、ヒータ制御回路44、3つのAND回路(「負荷制御出力部」の一例)45A,45B,45C、およびレジスタ部46を含む。
エンジンASIC40は、メインASIC30の制御に応じて所定の処理を行う。例えば、エンジンASIC40は、制御信号Sbc2によって、データバス51の本数の減少を検知した場合、通常モードからスリープモードへのモード移行準備を実行する。一方、データバス本数の増加を検知した場合、エンジンASIC40は、スリープモードから通常モードへのモード移行準備を実行する。
サブ・バス制御回路41は、メインASIC30からの第2バス制御信号Sbc2に応じて、データバス51のインターフェース制御を行う。また、サブ・バス制御回路41は、モータ制御回路42、LED制御回路43、およびヒータ制御回路44に接続され、各制御回路42,43,44を制御する。すなわち、サブ・バス制御回路41は、データバス51および各制御回路42,43,44に接続され、制御信号線52から第2バス制御信号Sbc2を受け取り、第2バス制御信号Sbc2に基づいて、メインモータ15等の負荷の駆動を制御する信号Sm,Sd,Shを各制御回路42,43,44に生成させる。
モータ制御回路(「負荷制御部」の一例)42は、サブ・バス制御回路41の制御に応じて、メインモータ15の駆動を制御するモータ制御信号Smを生成し、モータ制御信号SmをAND回路45Aの一方の入力端子に供給する。ここで、メインモータ15の駆動制御を行う場合には、モータ制御回路42は、「H」レベルのモータ制御信号Smを生成する。一方、メインモータ15の駆動制御を停止する場合には、「L」レベルのモータ制御信号(「負荷停止信号」に相当)Smを生成する。
LED制御回路(「負荷制御部」の一例)43は、サブ・バス制御回路41の制御に応じて、例えば、トナー残量検知センサのLED26を点灯制御するLED制御信号Sdを生成し、LED制御信号SdをAND回路45Bの一方の入力端子に供給する。ここで、LED26の点灯制御を行う場合には、LED制御回路43は、「H」レベルのLED制御信号Sdを生成する。一方、LED26の点灯制御を停止する場合には、「L」レベルのLED制御信号(「負荷停止信号」に相当)Sdを生成する。
また、ヒータ制御回路(「負荷制御部」の一例)44は、サブ・バス制御回路41の制御に応じて、定着器21のハロゲンヒータ21aの駆動を制御するヒータ制御信号Shを生成し、ヒータ制御信号ShをAND回路45Cの一方の入力端子に供給する。ここで、ヒータ21aの駆動制御を行う場合には、ヒータ制御回路44は、「H」レベルのモータ制御信号Shを生成する。一方、ヒータ21aの駆動制御を停止する場合には、「L」レベルのヒータ制御信号(「負荷停止信号」に相当)Shを生成する。
また、3つのAND回路45A,45B,45Cの各他方の入力端子には、メインASIC30のAND回路34の出力端子から、第2バス制御信号Sbc2が、共通に供給される。そのため、第2バス制御信号Sbc2が「L」レベルである場合、すなわち、動作モードがスリープモードである場合、あるいはCPU31の動作が異常である場合、あるいはその両方の場合、メインモータ15の駆動制御、LEDヘッド18の点灯制御、およびハロゲンヒータ21aの駆動制御が停止される。その結果、各制御回路42,43,44の制御状態にかかわらず、メインモータ15、LEDヘッド18、およびヒータ21aの動作が、強制的に迅速に停止される。
このように、本実施形態においては、AND回路45A,45B,45Cは、負荷停止信号および第2バス制御信号Sbc2の少なくともいずれかを受け取ると、各負荷の駆動を停止させることができる。
そのため、本実施形態においては、特に、省電力モードへの移行時、あるいはメインASIC30の異常発生時において、データバス(データ転送線)51を使用せず制御信号線52を使用することにより、確実かつ速やかに各負荷15,26,21aの駆動を停止できる。また、CPU31の動作が不安定である場合における、レジスタ部46への書き込みが抑制される。すなわち、省電力モードにおいて、メインモータ15およびヒータ31による電力消費をより確実に低減できるとともに、CPU31の異常発生時の安全性を向上させることができる。
なお、エンジンASIC40において、第2バス制御信号Sbc2によって制御される制御回路(負荷制御部、あるいは負荷)の数は、図3に示される3つの制御回路42,43,44に限られず、任意である。例えば、LEDヘッド18を制御するLED制御回路43は除かれてものよいし、ヒータ31のみ第2バス制御信号Sbc2によって制御されるようにしてもよい。あるいは、さらなる負荷、例えば、メインモータ15以外のモータも第2バス制御信号Sbc2によって制御されるようにしてもよい。
また、制御信号出力部である論理回路としてAND回路34を使用する例を示したがこれに限られない。論理回路として、例えばOR回路を使用してもよい。その場合、「H」レベルの第1データバス制御信号Sbc1が、本発明の「変更信号」に相当し、「H」レベルのウォッチドッグ信号Swdが、本発明の「停止信号」に相当することとなる。
同様に、負荷制御出力部である論理回路のとして3つのAND回路45A,45B,45Cを使用する例を示したがこれに限られない。さらに、制御信号出力部および負荷制御出力部が論理回路によって構成されることにも限られない。
4.実施形態の動作
次に、図4を参照して、本実施形態における動作を説明する。図4は本実施形態に係る処理を概略的に示すフローチャートである。なお、各処理は、所定のプログラムにしたがって、メインASIC30およびエンジンASIC40によって行われる。
プリンタ1の電源がオンされたとすると、メインASIC30、詳しくは、CPU31は動作モード変更等の命令入力待ちの状態となる(ステップS10)。なお、通常モードからスリープモードへの動作モードの変更は、例えば、プリンタ1が所定時間使用されない場合、所定のタイマ回路によってCPU31に命令される。
スリープモード(省電力モード)への動作モードの変更あるいはウォッチドッグタイマ33のカウントアップがない場合、ステップS10に戻り、命令入力待ちの状態となる(ステップS20において「NO」判定)。一方、スリープモード(省電力モード)への動作モードの変更およびウォッチドッグタイマ33のカウントアップの少なくとも一方が発生した場合(ステップS20において「YES」判定)、メインASIC30側において、第2バス制御信号Sbc2が「L」レベルに設定され、「L」レベルの第2バス制御信号Sbc2がエンジンASIC40に供給される(ステップS30)。
それに伴って、例えば、データバス51の本数を変更(減少)して省電力機能が有効化されるとともに、各負荷15,18,21aの動作が、サブ・バス制御回路41の制御にかかわらず、強制的に停止される(ステップS40)。
その後、省電力モードが解除されるか、あるいはCPU31の動作が正常化してウォッチドッグタイマ33がリセットされるようになると、具体的には、第2バス制御信号Sbc2が「L」レベルから「H」レベルに変化すると、ステップS10に戻る(ステップS50において「YES」判定)。
5.実施形態の効果
モード切替えに伴いデータバスの本数を変更等、データ転送方式を変更する変更信号Sbc1を出力する信号線と、CPU(制御回路)31の異常に伴う波及効果を低減する停止信号Swdを出力する信号線とが、1本の制御信号線52に共通化される。そのため、メインASIC(メイン制御部)30とエンジンASIC(サブ制御部,エンジン制御部)40とを結ぶ配線を低減しつつ、モード切替えに伴うデータバスの本数を変更すること、各負荷15,18,21aを強制的に停止させること(省電力化,安全化)、およびCPU31の異常に伴う波及効果を低減すること(システムの安全化)ができる。すなわち、通常モードと省電力モードとの切替えを行う構成において、効率的に機能向上を実現することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、3つのAND回路(負荷制御出力部)45A,45B,45Cを設けて、各負荷15,18,21aの動作を、サブ・バス制御回路41の制御にかかわらず、強制的に停止させる例を示したが、これに限られない。例えば、図5に示すように、3つのAND回路(負荷制御出力部)45A,45B,45Cは省略されてもよい。この場合であっても、第2バス制御信号Sbc2に応じたサブ・バス制御回路41の制御によって、各負荷15,18,21aの動作を好適に停止させることができる。この場合、サブ・バス制御回路41は、制御信号線52から第2バス制御信号Sbc2を受け取り、第2バス制御信号(制御信号)Sbc2に基づいて、負荷の駆動を停止させる負荷停止信号を各負荷制御部42,43,44に生成させるようにする。
(2)上記実施形態では、データ転送を省電化するデータ転送方式として、短に、データバス51の本数を減らす方式を示したが、これに限られない。例えば、データ転送クロック信号の周波数を低下させてデータ転送速度を低下する方式、あるいはデータバス51の本数を減らす他の方法として、データ転送方式をパラレル方式からシリアル方式とするもの、差動信号を用いた転送方式から差動信号を用いない転送方式とするものであってもよい。また、データバス51の本数とデータ転送速度とを共に低下させる方式であってもよい。その際、メイン・バス制御回路35は、設定されるデータ転送方式に応じて、データをエンジンASIC40に転送するようにすればよい。
(3)上記実施形態では、サブ制御部の例としてエンジンASIC40を示したが、これに限られない。例えば、本発明を、スキャナ機能を有する複合機に適用した場合、サブ制御部は、図2の二点鎖線で示すように、スキャナで読み取られたスキャナデータに基づいてデータ処理を行う画像処理ASIC38であってもよい。この場合、画像処理ASIC38はメイン回路基板60Aに設けられ、メインASIC30と画像処理ASIC38とは、複数本の内部バス51Aと第2バス制御信号Sbc2とによって接続される。画像処理ASIC38は、例えば、「L」レベルの第2バス制御信号Sbc2を受け取った場合、処理中の画像データを所定のメモリに保存し、「H」レベルの第2バス制御信号Sbc2を受け取るまで動作を停止する。
1…プリンタ
10…画像形成部
15…メインモータ
21a…ハロゲンヒータ
30…メインASIC
31…CPU
32…システム制御回路
33…ウォッチドッグタイマ
35…メイン・バス制御回路
40…エンジンASIC
41…サブ・バス制御回路
42…モータ制御回路
44…ヒータ制御回路
52…制御信号線

Claims (6)

  1. 通常モードと、前記通常モードより小さい電力を消費する省電力モードとを有する電子機器であって、
    前記電子機器を全体的に制御するメイン制御部と、
    前記メイン制御部の制御に応じて所定の処理を行うサブ制御部と、
    前記メイン制御部と前記サブ制御部との間においてデータを転送するデータバスと、を備え、
    前記メイン制御部は、
    前記通常モードから前記省電力モードへの移行時に、前記データバスによるデータ転送方式を省電力のデータ転送方式に変更する変更信号を生成する制御回路と、
    一定時間、前記制御回路を監視する監視信号を前記制御回路から受けない場合に、前記サブ制御部による所定の処理を停止させる停止信号を生成するウォッチドッグタイマと、
    前記変更信号および前記停止信号のうち少なくともいずれかを受け取った場合、前記変更信号と前記停止信号との機能を兼ね備えた制御信号を生成し、前記制御信号を、制御信号線を介して前記サブ制御部に出力する制御信号出力部とを含む、電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器において、
    前記サブ制御部は、
    負荷の駆動を制御する負荷制御部と、
    前記データバスおよび前記負荷制御部に接続され、前記制御信号線から前記制御信号を受け取り、前記制御信号に基づいて、前記負荷の駆動を停止させる負荷停止信号を前記負荷制御部に生成させるサブ・バス制御回路とを含む、電子機器。
  3. 請求項1に記載の電子機器において、
    前記サブ制御部は、
    負荷の駆動を制御するとともに、前記負荷の駆動を停止させる負荷停止信号を生成する負荷制御部と、
    前記負荷制御部からの前記負荷停止信号および前記制御信号出力部からの前記制御信号の少なくともいずれかを受け取った場合、前記負荷の駆動を停止させる負荷制御出力部を含む、電子機器。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電子機器において、
    前記メイン制御部は、前記制御信号を受けて、前記サブ制御部への前記データバスを介したデータ転送方式を制御するメイン・バス制御回路を含む、電子機器。
  5. 請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の電子機器において、
    前記電子機器は、被記録媒体に画像を形成する画像形成装置であり、
    前記データは画像データであり、
    当該電子機器は、
    前記画像データに基づく画像を形成する画像形成部をさらに備え、
    前記サブ制御部は、前記画像形成部の駆動を制御するエンジン制御部である、電子機器。
  6. 請求項5に記載の電子機器において、
    前記画像形成部は、前記エンジン制御部の負荷として、モータおよび/またはヒータを含み、
    前記負荷制御部は、
    前記モータの駆動を制御するモータ制御部および/または前記ヒータの駆動を制御するヒータ制御部を含む、電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015142459A (ja) * 2014-01-29 2015-08-03 キヤノン株式会社 情報処理装置および情報処理装置の制御方法

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