JP2009279919A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】通常モードと省エネモードを搭載し、使用環境に応じて通常モードと省エネモードの稼動率を設定することが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】印刷待機状態である通常モードと、省電力状態である省エネモードと、を有する画像形成装置であって、通常モードと省エネモードの移行を制御するモード制御手段と、通常モードでの稼動と、省エネモードでの稼動と、の比率の設定入力をユーザから受ける稼動比率設定入力手段と、を有する。稼働率設定入力手段により、ユーザの意思を反映した省エネモードの制御設定を行う。
【選択図】図3

Description

本発明は、省エネモードの制御を行う画像形成装置に関する。
現在、環境問題に対する関心から画像形成装置において、消費電力の節約が求められている。画像形成装置では、電源が投入されている時間の内、実際に処理を行っている稼働時間は必ずしも多くない。そのため、従来からジョブを待っている待機時間に省エネモードに移行して消費電力の低減を図ることが行われている。
上述した技術に関して、例えば、時間帯ごとの使用頻度、または印刷待機時間の統計を取り、その統計に基づいて通常モードと省エネモードとの切り替えを制御する技術が既に知られている(例えば特許文献1)。具体的には、1つのジョブの終了から次のジョブの開始までのアイドル期間の統計を取得し、その統計に基づいて通常モードから省エネモードに移行する待機時間を設定する技術である。後述する本発明とは確かに印刷制御に関する統計を基に省エネモードへの移行設定を決める点では似ている点がある。
特開2006−272596号公報
しかし、今までの統計のみに基づく制御方法では、画像形成装置の使用履歴に基づいて制御が行われているため、ユーザの希望に沿わない方法で省エネモードへの移行制御が行われる恐れがあった。例えば、省エネデー、省エネ月間などにより、省電力性を強化したい場合であっても、省エネモードへの移行は、従来の使用頻度に基づき制御されるため、ユーザの希望に沿った結果をえることができず、「ユーザの意思が反映されていない」という問題があった。また、今までの統計のみに基づく制御方法では、省エネモードによる効果を定量的に把握できないという問題もあった。
本発明はこのような実情を鑑みてなされたものであり、通常モードと省エネモードを搭載し、使用環境に応じて通常モードと省エネモードの稼動率をユーザが設定することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、印刷待機状態である通常モードと、省電力状態である省エネモードと、を有する画像形成装置であって、通常モードと省エネモードの移行を制御するモード制御手段と、通常モードでの稼動と、省エネモードでの稼動と、の比率の設定入力をユーザから受ける稼動比率設定入力手段と、を有し、稼動比率設定入力手段により設定入力を受けた通常モードでの稼動と、省エネモードでの稼動と、の比率に基づいて、通常モードから省エネモードに移行する待機時間を決定することを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、画像形成装置の過去の使用頻度を算出する算出手段を有し、通常モードから省エネモードに移行する待機時間を、算出手段により算出した過去の使用頻度と、稼動比率設定入力手段により設定入力を受けた通常モードでの稼動と省エネモードでの稼動との比率と、に基づいて算出することを特徴とする。
本発明によれば、使用環境に応じて効率的に、かつ通常モードでの稼動と省エネモードでの稼動との稼動率の設定入力者の意思を反映した省エネモードの制御設定を行うことが可能となる。
以下に本実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本実施形態に係るシステムの例を示す構成図である。図示するように、本実施形態のシステムでは、複数のPC(Personal Computer)101、102、103と、画像形成装置104と、がネットワーク105又はUSB(Universal Serial Bus)ケーブル106を介して通信可能に接続されている。各PC101〜103にて作成または処理された印刷データは、ネットワーク105又はUSBケーブル106を介して画像形成装置104に送信され、印刷される。本実施形態では、プリンタ機能のみを持つ画像形成装置を例に挙げて説明するが、プリンタ、ファックス、スキャナ、コピー機能を持つ複合型画像形成装置であってもよい。
図2は、本実施形態に係る画像形成装置104のハードウェアの構成の例を示す。図示するように、本実施形態の画像形成装置104のハードウェアは、入力装置201、表示装置202、印字装置203、制御装置204、記憶装置205を有する。
入力装置201は、ユーザからの操作や印刷データを受け付ける。表示装置202は、ユーザが操作指示を行う操作パネルなどのパネルである。印字装置203は、用紙などの記録媒体へ印字を行う。制御装置204は、装置全般の制御を行う。記憶装置205は、パラメータなどの記録を行う。
図3は、本実施形態に係る画像形成装置104の機能の構成の例を示す。図示するように、本実施形態の画像形成装置104は、パネル入力部301、データ入力部302、パネル表示部303、印字部304、パネル入力判断部305、演算部306、印字装置状態判断部307、印字装置モード制御部308、情報記憶部309、を有する。
パネル入力部301は、表示装置202よりユーザからの操作入力を受け付ける。データ入力部302は、ネットワーク105やUSBケーブル106を経由して印刷データを受信する。パネル表示部303は、表示装置202への表示を行う。印字部304は、用紙などの記録媒体へ印刷データを印字する。パネル入力判断部305は、表示装置202から入力された内容を判断する。演算部306は、通常モードから省エネモードに移行する待機時間等を算出する。印字装置状態判断部307は、印字装置203の状態が通常モードであるか省エネモードであるか等の判断を行う。印字装置モード制御部308は、印字装置203を省エネモードへ移行させるなど印字装置203のモードを制御する。情報記憶部309は、演算部305により算出された情報を記録する。
図4は、本実施形態に係る画像形成装置104の全体構成の例を示す。図示するように、画像形成装置104は、インクを吐出する印字ヘッド、印字ヘッドを備えるキャリッジ、キャリッジを支えるガイドロッド、用紙などの記録媒体を搬送する搬送ベルト、搬送ベルトを駆動する搬送ローラ、を有する。
次に、上述した画像形成装置104の画像形成の動作について簡単に説明する。キャリッジをガイドロッドに沿って、用紙などの記録媒体に対向して走査させ、各ヘッドからインクを吐出することで、記録媒体上に画像を形成する。キャリッジの走査毎に搬送ベルトを駆動させ、記録媒体を搬送して記録媒体全体に画像を形成する。
図5は、本実施形態に係る画像形成装置104の省エネモード移行/復帰の処理の手順の例を示す。本実施形態では、画像形成装置104の省エネモード移行/復帰の処理の手順の例について図5に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。
まず、電源ボタンの押下やパネル入力部301への操作により、画像形成装置104の電源がONされる(ステップS501)。次に、パネル入力部301への操作により、メニュー項目内にある「通常モードと省エネモードの稼働率設定」が選択されたかの判断を行う(ステップS502)。通常モードと省エネモードの稼働率設定」が選択されていない場合(ステップS502/NO)は、待機時間が、情報記憶部309に記録されている通常モードから省エネモードに移行する待機時間の設定値以上であるかの判断を行う(ステップS504)。一方、上記ステップS502において「通常モードと省エネモードの稼働率設定」が選択された場合(ステップS502/YES)には、通常モードと省エネモードの稼働率の設定を行い(ステップS503)、上記ステップS504の処理、すなわち待機時間が、情報記憶部309に記録されている省エネモードに移行する待機時間の設定値以上であるかの判断を行う。尚、上記ステップS503の処理の詳細については後述する。
待機時間が、情報記憶部309に記録されている省エネモードに移行する待機時間の設定値以上でない場合(ステップS504/NO)は、画像形成装置104と通信可能に接続されているPC101〜103から印刷データを受信したかの判断を行う(ステップS507)。待機時間が、情報記憶部309に記録されている省エネモードに移行する待機時間の設定値以上である場合(ステップS504/YES)は、画像形成装置104の状態が省エネモードであるかの判断を行う(ステップS505)。省エネモードである場合(ステップS505/YES)には、上記ステップS507の処理を行う。一方、省エネモードではない場合(ステップS505/NO)には、画像形成装置104の状態を待機状態から省エネモードに移行し(ステップS506)、上記ステップS507の処理を行う。
上記ステップS507の処理において、画像形成装置104と通信可能に接続されているPC101〜103から印刷データを受信していないと判断された場合(ステップS507/NO)は、電源ボタンの押下やパネル入力部301への操作が行われたかの判断を行う(ステップS513)。一方、上記ステップS507の処理において、画像形成装置104と通信可能に接続されているPC101〜103から印刷データを受信したと判断された場合(ステップS507/YES)は、画像形成装置104の状態が省エネモードであるかの判断を行う(ステップS508)。省エネモードでない場合(ステップS508/NO)は、PC101〜103からの印刷データに基づき印刷を実施する(ステップS510)。省エネモードである場合(ステップS508/YES)には、画像形成装置104の状態を省エネモードから待機状態に移行し(ステップS509)、PC101〜103からの印刷データに基づき印刷を実施する(ステップS510)。尚、上記ステップS510の処理の詳細については後述する。
次に、上記ステップS510における印刷処理内容を、情報記憶部309に記録されている使用頻度情報へ反映する(ステップS511)。そして、上記ステップS510における印刷処理内容と、使用頻度情報を元に省エネモードに移行する待機時間を算出し(ステップS512)、上記ステップS513の処理を行う。上記ステップS511及びステップS512の処理の詳細については後述する。
電源ボタンの押下やパネル入力部301への操作が行われたと判断された場合(ステップS513/YES)は、省エネモード移行/復帰の処理手順を終了する。一方、電源ボタンの押下やパネル入力部301への操作が行われていないと判断された場合(ステップS513/NO)には、上記ステップS502の処理に戻る。
図6は、上記ステップS503の処理、すなわち、本実施形態に係る画像形成装置104において通常モードと省エネモードの稼働率設定を行う「稼働率設定」の処理の手順の例を示す。本実施形態では、画像形成装置104において通常モードと省エネモードの稼働率設定を行う「稼働率設定」の処理の手順の例について、図6に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。
まず、パネル表示部303に「通常モードと省エネモード稼動率設定」画面を表示する(ステップS601)。図10は、上記ステップS601で表示される画面の例である。図10では、パネル表示部303の解像度が高い画面構成となっているが、これに特定されることはなく、パネル表示部303の表示行数が2行程度の場合には、もっと簡易な画面構成であってもよい。
次に、パネル入力部301への操作により通常モードと省エネモード稼動率設定画面内にある「決定」ボタンが選択されたかの判断を行う(ステップS602)。「決定」ボタンが選択されたと判断された場合(ステップS602/YES)は、決定された時の通常モードと省エネモード稼働率設定内容を、情報記憶部309に記録する(ステップS603)。この情報記憶部309に記憶された通常モードと省エネモード稼働率設定内容に基づいて、画像形成装置104の全稼動時間を算出し(ステップS605)、算出された全稼働時間を情報記憶部309に記録する(ステップS606)。処理完了後、稼働率設定処理を終了する。尚、上記ステップS605で算出する全稼働時間は、具体的には以下に示す式(1)を用いて算出する。
24時間×(通常モード(単位:%)/100(単位:%)) ・・・式(1)
ここでは、1日の使用時間(24時間)の内、通常モードで稼動している比率から全稼動時間を算出している。また、1日の使用時間を24時間としているが、これに限定されるものではない。
上記ステップS602において、「決定」ボタンが選択されていないと判断された場合(ステップS602/NO)は、パネル入力部301への操作により通常モードと省エネモード稼動率設定画面内にある「終了」ボタンが選択されたかの判断を行い(ステップS604)、選択されたと判断された場合(ステップS604/YES)には、稼働率設定処理を終了する。選択されていないと判断された場合(ステップS604/NO)には、上記ステップS601の処理に戻る。
図7は、上記ステップS510の処理、すなわち、本実施形態に係る画像形成装置104における「印刷」処理の手順の例を示す。本実施形態では、画像形成装置104における「印刷」処理の手順の例について、図7に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。
まず、現在の時刻を情報記憶部309に記録し(ステップS701)、PC101〜103からの印刷データに基づき印刷を実施する(ステップS702)。次に、印刷完了後の時刻と、印刷前に情報記憶部309に記録した時刻との差より、印刷にかかった印刷時間を算出し(ステップS703)、算出した印刷時間を情報記憶部309へ記録する(ステップS704)。処理完了後、印刷処理を終了する。
図8は、上記ステップS511の処理、すなわち、本実施形態に係る画像形成装置104の過去の使用頻度情報を更新する「使用頻度情報更新」の処理の手順の例を示す。本実施形態では、画像形成装置104の過去の使用頻度情報を更新する「使用頻度情報更新」の処理の手順の例について、図8に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。
まず、情報記憶部309に記録されている印刷時刻を取得し(ステップS801)、取得した印刷時刻に応じて、情報記憶部309に記録されている時間帯別使用頻度情報を1つカウントアップする(ステップS802)。次に、情報記憶部309に記録されているトータル使用頻度情報を1つカウントアップする(ステップS803)。処理完了後、使用頻度情報更新処理を終了する。
図9は、上記ステップS512の処理、すなわち、本実施形態に係る画像形成装置104における過去の使用頻度情報に基づいて省エネモードに移行する待機時間を算出する「待機時間算出」の処理の手順の例を示す。本実施形態では、画像形成装置104における過去の使用頻度情報に基づいて省エネモードに移行する待機時間を算出する「待機時間算出」の処理の手順の例について、図9に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。
まず、情報記憶部309に記録されている印刷時刻を取得する(ステップS901)。現在の時刻と、上記ステップS901で取得した印刷時刻を比較し(ステップS902)、時間帯が同じ場合(ステップS902/NO)は、印刷回数情報を1つカウントアップする(ステップS905)。一方、時間帯が異なる場合(ステップS902/YES)には、情報記憶部309に記録されている印刷回数情報をクリアする(ステップS903)。そして、情報記憶部309に記録されているトータル印刷時間をクリアし(ステップS904)、上記ステップS905の処理を行う。
次に、図8を用いて上述した使用頻度情報更新時に情報記憶部309に記録した使用頻度情報を取得する(ステップS906)。そして、上記ステップS905の処理で更新した印刷回数が、上記ステップS906にて取得した時間帯別使用頻度より大きいか判断し(ステップS907)、大きい場合(ステップS907/YES)は、待機時間算出処理を終了する。
一方、上記ステップS907において、上記ステップS905の処理で更新した印刷回数が、上記ステップS906にて取得した時間帯別使用頻度と同じ又は小さい場合(ステップS907/NO)は、図6を用いて上述した稼動比率設定時に情報記憶部309に記録した全稼働時間情報を取得する(ステップS908)。上記ステップS906にて取得した使用頻度情報及び上記ステップS908にて取得した全稼動時間情報に基づいて、時間帯別稼動時間を算出する(ステップS909)。
次に、情報記憶部309に記録されている印刷時間情報を取得する(ステップS910)。情報記憶部309に記録されているトータル印刷時間に、上記ステップS910で取得した印刷時間を加算する(ステップS911)。そして、上記ステップS905にて更新した印刷回数と、上記ステップS906にて取得した使用頻度情報と、上記ステップS909にて算出した時間帯別稼動時間と、上記ステップS910にて取得した印刷時間と、上記ステップS911にて更新したトータル印刷時間と、に基づいて待機時間を算出する(ステップS912)。最後に、上記ステップS912にて算出した省エネモードに移行する待機時間を情報記憶部309に記録する(ステップS913)。処理完了後、待機時間算出処理を終了する。
尚、上記ステップS909で算出する時間帯別稼働時間は、具体的には以下の式(2)を用いて算出する。
全稼動時間×(現時間の時間帯別使用頻度/トータル使用頻度) ・・・式(2)
ここでは、トータル使用頻度に対する現時間の使用頻度の比率より、現時間の時間帯別稼働時間を算出している。
また、上記ステップS912で算出する待機時間は、具体的には以下の式(3)を用いて算出する。
[時間帯別稼動時間 - {トータル印刷時間 + (時間帯別使用頻度 - 印刷回数) × 印刷時間}]/時間帯別使用頻度 ・・・式(3)
現時点以降に発生する、同時間帯の印刷時間をすべて同じと仮定すると、現時点以降に発生する印刷時間の合計は、 (時間帯別使用頻度 - 印刷回数) × 印刷時間 となる。現時点以前の印刷時間を含めて、現時間帯の合計印刷時間は、 {トータル印刷時間 + (時間帯別使用頻度 - 印刷回数) × 印刷時間} となる。稼動時間から印刷時間を差し引くことで待機時間が求まることから、現時間帯の合計待機時間は、 [時間帯別稼動時間 - {トータル印刷時間 + (時間帯別使用頻度 - 印刷回数) × 印刷時間}] となる。よって、各印刷後の待機時間を算出する式は、上記式(3)となる。ここでは、一例として、待機時間を使用頻度の回数比に基づいて算出を行っているが、これに限定されるものではなく、統計論、確率論に基づいて待機時間を算出してもよい。
本実施形態により、省エネモードを搭載した画像形成装置で、過去の使用頻度・統計のみに基づいて省エネモードの制御を行うのではなく、ユーザが使用環境に応じて通常モードと省エネモードの稼動率を設定し、その稼動率と、過去の使用頻度に基づいて省エネ移行時間を自動設定する。そのため、効率的に、かつユーザの意思を反映した省エネ効果を得ることが可能となる。さらに、ユーザは省エネモードによる効果を定量的に把握することも可能となる。
尚、本実施形態では、印字機能のみを有する画像形成装置を例として説明したが、プリンタ、ファックス、スキャナ、コピーなど様々な機能を有する複合型画像形成装置についても適用することが可能である。また、単色画像形成装置であっても多色画像形成装置であっても構わない。
(実施形態2)
図11は、本実施形態に係るシステムの例を示す概略構成図である。上述した実施形態1と異なる点は、ネットワーク105を介して、PC101〜103や画像形成装置104の内部時計を正しく調整するNTP(Network Time Protocol)又はSNTP(Simple Network Time Protocol)サーバ107が通信可能に接続されている点である。また、本実施形態に係る画像形成装置104のハードウェアの構成は上記した図2と同様であるが、制御装置204には、計時専用のチップであるRTC(リアルタイムクロック)が実装されている。
図12は、本実施形態に係る画像形成装置104の機能の構成の例を示す。上記した図3と異なる点は、時間管理部310を有する点である。時間管理部310は、ネットワーク105を経由してデータ入力部302から送られてきたNTP又はSNTPサーバ107からの時間情報と制御装置204上に実装されているRTCからの時間情報を管理する。
上記図5に示す画像形成装置の省エネモード移行/復帰の処理の手順、上記図6に示す通常モードと省エネモードの稼働率設定を行う「稼働率設定」の処理の手順、上記図7に示す「印刷」処理の手順、上記図8に示す画像形成装置の過去の使用頻度情報を更新する「使用頻度情報更新」の処理の手順及び図9に示す画像形成装置における過去の使用頻度情報に基づいて省エネモードに移行する待機時間を算出する「待機時間算出」の処理の手順については、上述した実施形態1と同様である。
ここで、上述した実施形態1では待機時間を使用頻度の印刷回数比に基づいて算出する例を挙げて説明しているが、印刷枚数比に基づく場合でも、上記処理の内容で「印刷回数」を「印刷枚数」に、「使用頻度」を「使用頻度枚数」に置き換えることで算出することが可能である。この場合、上記ステップS912では、以下のように待機時間を算出する。
[時間帯別稼動時間 - {トータル印刷時間 + (時間帯別使用頻度枚数 - 印刷枚数) × 1枚当たりの印刷時間}]/時間帯別使用頻度
尚、算出方法は、これに限定されるものではなく、統計論、確率論に基づいて待機時間を算出してもよい。
図13は、本実施形態に係る画像形成装置104のパネル表示部に表示される「通常モードと省エネモード稼動率設定」画面の例を示す図である。上記した図10に示す画面例では、日付に関係なく全て同一の設定が反映される構成となっているが、情報記憶部309に記録される情報を曜日毎に設けることで、曜日毎に稼働率の設定を行う事が可能である。その際のパネル出力部に表示される画面構成例を図13に示している。
図14は、図7及び図9に記載されている処理、すなわち本実施形態に係る画像形成装置104におけるNTPまたはSNTPサーバからの時間情報と、制御装置204上に実装されているRTCからの時間情報と、を管理する「時刻管理」の処理の手順の例を示す。本実施形態では、画像形成装置104におけるNTPまたはSNTPサーバからの時間情報と、制御装置204上に実装されているRTCからの時間情報と、を管理する「時刻管理」の処理の手順の例について、図14に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、パネル入力部301への操作(例えば、電源ボタンの押下)より、画像形成装置104の電源がONされる(ステップS1401)。NTP又はSNTPサーバから時間情報を取得したかの判断を行い(ステップS1402)、取得した場合(ステップS1202/YES)には上記ステップS1402においてNTP又はSNTPサーバから取得した時間情報を、RTCを使用し装置内で管理している時間情報へ反映する(ステップS1403)。そして、パネル入力部301への操作(例えば、電源ボタンの押下)が行われ、電源がOFFされたかの判断を行い(ステップS1404)、電源がOFFされた場合には(ステップS1404/YES)、省エネモード移行/復帰の処理手順を終了する。一方、電源がOFFされていない場合(ステップS1404/NO)には、上記ステップS1402の処理を行う。ここで、上記ステップS1402において、NTP又はSNTPサーバから時間情報を取得していないと判断された場合(ステップS1402/NO)は上記ステップS1404の処理を行う。
本実施形態により、ユーザが通常モードと省エネモードの稼働率を曜日ごとに設定し、画像形成装置が設定された稼動率に従い、これまでの使用頻度の統計を元に、省エネモードへの移行時間を自動的に設定し、且つ画応形成装置が時刻管理の機構を搭載し、ネットワーク経由で正確な時刻を取得し、管理することが可能となる。これにより、例えば土、日曜日のみ省電力性を強化したい場合など、ユーザが曜日ごとに設定を変更したい場合に対応することが可能となる。また、使用頻度を測定する際の時刻管理における誤差の発生を防ぎ、正確に使用頻度を測定することが可能となる。すなわち、過去の使用頻度及び統計のみに基づいて省エネモードの制御を行うのではなく、ユーザが使用環境に応じて省エネモードの設定を行うことができ、且つ過去の使用頻度を考慮した省エネ効果を得ることが可能となる。
尚、各図のフローチャートに示す処理を、CPUが実行するためのプログラムは本発明によるプログラムを構成する。このプログラムを記録するコンピュータ読み取り可能な記録媒体としては、半導体記憶部や光学的及び/又は磁気的な記憶部等を用いることができる。このようなプログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体を、前述した各実施形態とは異なる構成のシステム等で用い、そこのCPUで上記プログラムを実行させることにより、本発明と実質的に同じ効果を得ることができる。
以上好適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上述した画像形成装置に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であるということは言うまでもない。
本発明の実施形態に係るシステムの例を示す概略構成図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置のハードウェアの構成の例を示す構成図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の機能の構成の例を示すブロック図である。 本実施形態に係る画像形成装置の全体構成の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の省エネモード移行/復帰の処理の手順の例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る画像形成装置において通常モードと省エネモードの稼働率設定を行う「稼働率設定」の処理の手順の例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る画像形成装置における「印刷」処理の手順の例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の過去の使用頻度情報を更新する「使用頻度情報更新」の処理の手順の例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る画像形成装置における過去の使用頻度情報に基づいて省エネモードに移行する待機時間を算出する「待機時間算出」の処理の手順の例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る画像形成装置のパネル表示部に表示される「通常モードと省エネモード稼動率設定」画面の例を示す図である。 本発明の実施形態に係るシステムの例を示す概略構成図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の機能の構成の例を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置のパネル表示部に表示される「通常モードと省エネモード稼動率設定」画面の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置におけるNTPまたはSNTPサーバからの時間情報と、制御装置上に実装されているRTCからの時間情報と、を管理する「時刻管理」の処理の手順の例を示すフローチャートである。
符号の説明
101 PC
102 PC
103 PC
104 画像形成装置
105 ネットワーク
106 USBケーブル
107 サーバ
201 入力装置
202 表示装置
203 印字装置
204 制御装置
205 記憶装置
301 パネル入力部
302 データ入力部
303 パネル表示部
304 印字部
305 パネル入力判断部
306 演算部
307 印字装置状態判断部
308 印字装置モード制御部
309 情報記憶部
310 時間管理部

Claims (4)

  1. 印刷待機状態である通常モードと、省電力状態である省エネモードと、を有する画像形成装置であって、
    前記通常モードと省エネモードとの移行を制御するモード制御手段と、
    前記通常モードでの稼動と、前記省エネモードでの稼動と、の比率の設定入力をユーザから受ける稼動比率設定入力手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記稼動比率設定入力手段によりユーザから設定入力を受けた前記通常モードでの稼動と、前記省エネモードでの稼動と、の比率に基づいて、通常モードから省エネモードに移行する待機時間を決定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成装置の過去の使用頻度を算出する算出手段を有し、
    前記通常モードから省エネモードに移行する待機時間を、前記算出手段により算出した過去の使用頻度と、前記稼動比率設定入力手段によりユーザから設定入力を受けた前記通常モードでの稼動と前記省エネモードでの稼動との比率と、に基づいて算出することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記過去の使用頻度は、時間帯における前記画像形成装置の使用回数であることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
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