JP2013123842A - 電源供給制御装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】時間を条件として省エネモードから復帰する電源供給制御装置において省エネ効率を高める。
【解決手段】装置の状態に基づいて所定の範囲時間を算出する(S603)。起動管理部311により通常モードに復帰した際に、所定の範囲時間に自動で実施する必要があるメンテナンス動作があるか否か判断し(S604)、あると判断された場合に前記メンテナンス動作を実行する(S605)。
【選択図】図6

Description

本発明は、電源供給制御装置及び方法に関し、特に、時間を条件として省エネモードから復帰する装置に関する。
近年、画像形成装置を含むあらゆる製品において、画像形成など通常の動作が可能な「通常モード」と、通常モードよりも低い消費電力で動作させる「省エネモード」を備え、待機時間中は省エネモードで動作させて消費電力を低減することが行われている。省エネモードの制御に関する技術分野においては、省エネ効率を高めることが重要な課題の一つである。
特許文献1には、省エネ効率を高める目的で、画像形成装置が自動的に自らが省エネ状態でいられる時間を判断し、その時間、省エネ状態に移行する構成が開示されている。しかしながら、省エネモードへの移行及び復帰が頻繁に繰り返されると、省エネ効率が低くなる可能性がある。
「省エネモード」の具体的な実装方法の一つとして、製品全体をいくつかのブロックに分け、待機時間中使用しないブロックへの電源供給を止めてしまうというものがある。しかしながら、電子機器の中には頻繁に電源供給の停止及び再開が繰り返されると故障しやすくなるものもある。特許文献2には、そのような事情に鑑みて、最小限必要な電源供給の停止から再開までの時間の長さを、ユーザ環境に合わせて動的に調節しようとする技術が開示されている。
画像形成装置では、省エネモードから復帰する条件として時間を使用しているものがある。これは、通常モードから省エネモードへ移行する際に、通常モードへ復帰する時間を設定し、設定した時間に通常モードへ復帰し処理(例えば定期メンテナンス)を実施するものである。
しかしながら、従来の時間を条件として省エネモードから復帰する装置では、設定された時間に省エネモードから復帰するという制御のみであった。具体的に説明すると、省エネモードから復帰している必要のある時間A、時間Bがあった場合に、時間A、時間B共に時間になったら省エネモードから復帰し、処理を行い、省エネモードに移行する制御となっていた。そのため、時間A、時間Bが近い場合には省エネモードへの移行、復帰処理が短時間に繰り返され「省エネ効率が低い」という問題があった。
そこで本発明は、上記実情に鑑みて、時間を条件として省エネモードから復帰する電源供給制御装置において省エネ効率を高めることを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、第1の発明として、装置の動作モードとして通常モードと省エネモードとを有する電源供給制御装置であって、前記通常モードに復帰する処理を行う起動管理手段と、装置の状態を判断する装置状態判断手段と、判断された装置の状態に基づいて所定の範囲時間を算出する演算手段と、前記起動管理手段により前記通常モードに復帰した際に、前記所定の範囲時間に自動で実施する必要があるメンテナンス動作があるか否か判断し、あると判断された場合に前記メンテナンス動作を実行する制御手段と、を有することを特徴とする電源供給制御装置を提供する。
また、第2の発明として、動作モードとして通常モードと省エネモードとを有する装置の電源供給制御方法であって、前記通常モードに復帰する処理を行う起動管理工程と、装置の状態を判断する装置状態判断工程と、判断された装置の状態に基づいて所定の範囲時間を算出する演算工程と、前記起動管理工程により前記通常モードに復帰した際に、前記所定の範囲時間に自動で実施する必要があるメンテナンス動作があるか否か判断し、あると判断された場合に前記メンテナンス動作を実行する制御工程と、を含むことを特徴とする電源供給制御方法を提供する。
本発明によれば、時間を条件として省エネモードから復帰する電源供給制御装置において省エネ効率を高めることが可能となる。
本発明の実施形態のネットワーク構成を示す図である。 図1の画像形成装置102の機能的構成を示すブロック図である。 図2の情報記憶部309に記憶される「放置後メンテナンス履歴」を説明するための図である。 図2の印刷装置203の要部の構成例を示す図である。 実施形態1における省エネモード移行/復帰手順を示す図である。 実施形態1における省エネモード移行後の処理手順を示す図である。 実施形態1における放置後のメンテナンス処理手順を示す図である。 実施形態1における放置後のメンテナンス実施手順を示す図である。 実施形態1における範囲時間の計算処理手順を示す図である。 実施形態2における範囲時間の計算処理手順を示す図である。 実施形態3における範囲時間の計算処理手順を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。下記実施形態は、本発明の技術的思想を画像形成装置に適用した場合の好適な形態である。まず、下記の各実施形態に共通する構成について説明する。
図1に、本実施形態のネットワーク構成を示す。図示のように、このシステムでは、複数のPC(パーソナルコンピュータ)101と画像形成装置102がネットワーク103または、USBケーブル104を介して通信可能に接続されている。各PC101にて作成または処理された印刷データは、ネットワーク103またはUSBケーブル104を介して画像形成装置102に送信され、印刷される。
ネットワーク103上には、PC101、画像形成装置102の内部時計を、ネットワーク103を介して正しく調整するNTP(Network Time Protocol)または、SNTPサーバ105が通信可能に接続されている。なお、本実施形態では、プリンタ機能のみを持つ画像形成装置について記載するが、プリンタ、ファックス、スキャナ、コピー機能を持つ複合型画像形成装置であってもよい。
図2に、画像形成装置102の機能的構成を示す。ハードウェア的観点から記述すると、画像形成装置102は、ユーザからの操作を受け付ける、または、印刷データを受け付ける入力装置201、パネルなどの表示装置202、記録媒体へ印刷を行う印刷装置203、装置全般の制御を行う制御装置204、パラメータなどの記録を行う記憶装置205で構成される。制御装置204上には、計時専用のチップであるRTC(リアルタイムクロック)312が実装されている。
一方で、上記ハードウェアを利用したソフトウェアプログラムによる情報処理により実現される機能の観点から記述すると、画像形成装置102は、パネルよりユーザからの操作を受け付けるパネル入力部301、ネットワーク103やUSBケーブル104を経由して印刷データを受信するデータ入力部302、パネルへ表示を行うパネル表示部303、記録媒体へ印刷データを印刷する印刷部304、パネルからの入力された内容を判断するパネル入力判断部305、通常モードから省エネモードへ移行する待機時間等を算出する演算部306、装置の状態が通常モードであるか省エネモードであるか等の判断を行う印刷装置状態判断部307、装置を省エネモードへ移行させるなど装置のモードを制御する印刷装置モード制御部308、演算部305により算出された情報を記録するための情報記憶部309、ネットワーク103を経由してデータ入力部302から送られてきたNTPまたはSNTPサーバ105からの時間情報と制御装置上に実装されているRTC312からの時間情報の管理、及び時間経過を管理する時間管理部310、省エネモードへ移行してからの時間を計測し、設定された時間を経過したら通常モードに復帰する起動管理部311を備える構成である。
図3に、図2の情報記憶部309に記憶される情報の一つである「放置後メンテナンス履歴」を説明するための図を示す。「放置後メンテナンス履歴」は、実施したメンテナンス動作の記録であり、図3に示すような形式で記憶されている。図3では、放置時間を「1日未満」、「1日以上7日未満」、「7日以上」の3つに分類し、それぞれのメンテナンス動作を「インク吐出」、「クリーニング」、「クリーニング強」として記載するが、放置時間の分類、メンテナンス動作の種類はこれに限ったものではない。
なお、図3及び上記説明において、「インク吐出」とは印刷ヘッド405(図4参照)からインクを吐出し、印刷ヘッド面を良好に保つためのメンテナンス動作である。また、「クリーニング」とは印刷ヘッド405をインク吐出より強力に回復させるメンテナンス動作である。また、「クリーニング強」とは印刷ヘッド405をクリーニングより強力に回復させるメンテナンス動作である。
図4に、印刷装置203の要部の構成例を示す。印刷装置203の基本的な構成要素は、インクを吐出する印刷ヘッド(記録ヘッド)405、印刷ヘッド405を備えたキャリッジ406、キャリッジ406を支えるためのガイドロッド404、記録媒体401を搬送するための搬送ベルト402、搬送ベルト402を駆動するための搬送ローラ403である。
印刷装置203の基本的な動作は、キャリッジ406をガイドロッド404に沿って、記録媒体401に対向して走査させ、各色印刷ヘッド405からインクを吐出することで、記録媒体401上に記録する。キャリッジ406の走査毎に搬送ベルト402を駆動させ、記録媒体401を搬送して記録媒体401全体に記録する。なお、図4にはインクジェット方式と呼ばれる画像形成方式のものを例示したが、画像形成方式はこれに限ったものではない。
画像形成装置102は、通常モードでの動作中、所定の時間、待機の状態が続くと省エネモードへ移行する。省エネモードへの移行を制御するのは印刷装置モード制御部308である。また、パネル入力部301の電源ボタンがONされたり省エネモードに入ってから設定された時間が経過したりした場合に起動管理部311により省エネモードから復帰する。このような一連の省エネモード移行/復帰の動作を以下、説明する。
図5〜図9は実施形態1の動作を示すフローチャートである。
図5は、省エネモード移行/復帰手順を示したフローチャートである。
S501では、パネル入力部301への操作(電源ボタンの押下)により、画像形成装置102の電源がONされる。
S502では、待機時間が、情報記憶部309に記録されている省エネモード待機時間以上であるかの判断を行い、待機時間以上である場合にはS503へ、移行時間未満である場合にはS506へ処理を分岐する。
S503では、画像形成装置102の状態が省エネモードであるかの判断を行い、省エネモードである場合にはS506へ、省エネモードではない場合にはS504へ処理を分岐する。
S504では、画像形成装置102の状態を待機状態から省エネモードへ移行する。
S505では、省エネモードへ移行後、印刷ヘッド405、または搬送ベルト402を良好に保つために定期的なメンテナンス動作を行う。詳細な処理内容については、図6参照。
S506では、パネル入力部301への操作(電源ボタンの押下)が行われたかの判断を行い、押された場合には、省エネモード移行/復帰の処理手順を終了する。押されていない場合には、S502へ処理を分岐する。
図6は、省エネモード移行後の処理手順を示すフローチャートである。
S601では、省エネモードへ移行してからの経過時間が、情報記憶部309に記録されているベルト癖取り時間以上であるかの判断を行い、ベルト癖取り時間以上である場合にはS602へ、時間未満である場合にはS607へ処理を分岐する。ここで、ベルト癖取り時間とはベルト癖取り動作が開始されるまでの時間であり、ベルト癖取り動作とは搬送ベルト402を所定時間毎に動かすことにより、搬送ベルト402が長時間放置されることで搬送ベルト402が固まることを防止する動作である。
S602では、搬送ベルト402を動作させ、ベルト癖取り動作を実施する。
S603では、画像形成装置102の状態から範囲時間を計算する。ここで、範囲時間とはベルト癖取り動作とともに実施対象とする、ベルト癖取り完了からの時間である。詳細な処理内容については、図9、図10、図11を参照。
S604では、S603にて計算された範囲時間内に、実施する必要があるメンテナンス動作があるかの確認を行い、ある場合にはS605へ、ない場合にはS607へ処理を分岐する。
S605では、メンテナンス動作を実施する。
S606では、メンテナンス動作を実施したことを表す実施済みフラグを更新する。
S607では、省エネモードへ移行してからの経過時間が、情報記憶部309に記録されている自動メンテナンス時間以上であるかの判断を行い、自動メンテナンス時間以上である場合にはS608へ、時間未満である場合にはS610へ処理を分岐する。ここで、自動メンテナンス時間とは印刷ヘッド405を良好に保つために、自動で定期的に行われるヘッドメンテナンス動作の間隔である。
S608では、S606で更新した実施済みフラグを参照し、メンテナンス動作が未実施であるかの判断を行い、未実施である場合にはS609へ、実施済みである場合にはS610へ処理を分岐する。
S609では、メンテナンス動作を実施する。
S610では、省エネから復帰したかの判断を行い、復帰した場合には省エネモード移行後の処理手順を終了し、復帰していない場合にはS601へ処理を分岐する。
本実施形態における図6のS605のメンテナンス動作とS609のメンテナンス動作とは、ともに放置時間に応じた所定の時間に実施が予定されるヘッドクリーニング(インク吐出、クリーニング、クリーニング強)であるが、S605がS604で計算される範囲時間内に行うのに対し、S609は範囲時間外に行う点で異なる。前記所定の時間は「自動メンテナンス時間」である。この、画像形成装置102に何ら動作をさせず放置させた場合の、放置後のメンテナンス処理及び実施の手順について、図7と図8を参照して説明する。
図7は、放置後のメンテナンス処理手順を示すフローチャートである。
S701では、パネル入力部301への操作(電源ボタンの押下)により、画像形成装置102の電源がONされる。
S702では、放置時間に応じたメンテナンス動作を実施する。ここで放置時間とは、最後に印刷またはメンテナンス動作により印刷ヘッド405からインクが吐出されてからの経過時間である。詳細な処理内容については、図8参照。
S703では、印刷が実施されたかの判断を行い、実施された場合にはS703へ、実施されていない場合にはS704へ処理を分岐する。
S704では、メンテナンス動作が実施されたかの判断を行い、実施された場合にはS705へ、実施されていない場合にはS706へ処理を分岐する。
S705では、情報記憶部309に記録されている放置開始時刻を更新する。
S706では、パネル入力部301への操作(電源ボタンの押下)により、画像形成装置102の電源がOFFされたかの判断を行い、OFFされた場合には放置後のメンテナンス処理手順を終了し、OFFされていない場合にはS703へ処理を分岐する。
図8は、放置後のメンテナンス実施手順を示すフローチャートである。
S801では、情報記憶部309に記録されている放置開始時刻を取得する。
S802では、時間管理部310から現在時刻を取得する。
S803では、S801で取得した放置開始時刻と、S802で取得した現在時刻から以下の式を用いて、放置時間を計算する。
放置時間=現在時刻−放置開始時刻
S804では、S803で計算した放置時間が1日未満か判断し、未満の場合にはS810へ、未満でない場合にはS805へ処理を分岐する。
S805では、S803で計算した放置時間が1日以上7日未満であるか判断し、1日以上7日未満の場合にはS808へ、そうでない場合にはS806へ処理を分岐する。
S806では、クリーニング強を実施する。ここで、クリーニング強とは印刷ヘッド405をクリーニングより強力に回復させるメンテナンス動作である。
S807では、情報記録部309に記録されているクリーニング強カウンタを+1カウントアップする。
S808では、クリーニングを実施する。ここで、クリーニングとは印刷ヘッド405をインク吐出より強力に回復させるメンテナンス動作である。
S809では、情報記録部309に記録されているクリーニングカウンタを+1カウントアップする。
S810では、インク吐出を実施する。ここで、インク吐出とは印刷ヘッド405からインクを吐出し、印刷ヘッド面を良好に保つためのメンテナンス動作である。
S811では、情報記録部309に記録されているインク吐出カウンタを+1カウントアップする。
S812では、情報記録部309に記録されている放置後メンテナンス履歴に実施したメンテナンス動作を記録する。放置後メンテナンス履歴は、情報記憶部309に図3に示したような形式で保持される。
図9は、範囲時間の計算処理手順を示すフローチャートである。
S901では、情報記録部309に記録されている、放置後メンテナンス履歴の内、最後の実施されたメンテナンス動作情報を取得する。
S902では、S901で取得した放置後メンテナンス履歴がインク吐出であるかの判断を行い、インク吐出である場合にはS905へ、そうでない場合にはS903へ処理を分岐する。
S903では、S901で取得した放置後メンテナンス履歴がクリーニングであるかの判断を行い、クリーニングである場合にはS906へ、そうでない場合にはS904へ処理を分岐する。
S904では、S901で取得した放置後メンテナンス履歴がクリーニング強であるかの判断を行い、クリーニング強である場合にはS907へ、そうでない場合にはS907へ処理を分岐する。
S905では、情報記憶部309に記録されている範囲時間を4分に設定する。処理完了後、範囲時間の計算処理手順を終了する。
S906では、情報記録部309に記録されている範囲時間を2分に設定する。処理完了後、範囲時間の計算処理手順を終了する。
S907では、情報記録部309に記録されている範囲時間を1分に設定する。処理完了後、範囲時間の計算処理手順を終了する。
上記では、メンテナンス動作を「インク吐出」、「クリーニング」、「クリーニング強」の3つに分類し、それぞれの範囲時間を「4分」、「2分」、「1分」として記載するが、メンテナンス動作の分類、範囲時間はこれに限ったものではない。
図5、図6、図7、図8、図9のような処理フローにより、最後に実施された放置後メンテナンス動作に応じて範囲時間を設定することができる。例えば、最後に実施された放置後メンテナンス動作が「クリーニング強」の場合には、範囲時間が短く設定され、時間通りに近いタイミングで自動メンテナンスを実施することができる。これにより、長時間放置された環境下などメンテナンス動作の必要性が高い場合には時間通りにメンテナンスを実施することができる。
それに対して、最後に実施された放置後メンテナンス動作が「インク吐出」の場合には、範囲時間が長く設定され、他の処理と合わせて自動メンテナンスが実施される。これにより、放置時間が短い環境下などメンテナンス動作の必要性が比較的低い場合には省エネ効率を優先させたメンテナンスを実施することができる。結果的に、画像形成装置の状態を考慮しながら、省エネ移行/復帰の回数を低減できるため、省電力効果を向上させることができる。
次に、実施形態2の動作について説明する。本実施形態において、
・省エネモード移行/復帰手順については、図5と同様となる。
・省エネモード移行後の処理手順については、図6と同様となる。
・放置後のメンテナンス処理手順については、図7と同様となる。
・放置後のメンテナンス実施手順については、図8と同様となる。
図10は、範囲時間の計算処理手順を示したフローチャートである。
S1001では、情報記録部309に記録されているインク吐出カウンタ、クリーニングカウンタ、クリーニング強カウンタの合計値を計算する。
S1002では、S1001で算出したカウンタ値の合計が10回未満であるか判断し、未満である場合には1005へ、そうでない場合には1003へ処理を分岐する。
S1003では、S1001で算出したカウンタ値の合計が10回以上20回未満であるか判断し、10回以上20回未満である場合にはS1006へ、そうでない場合にはS1004へ処理を分岐する。
S1004では、S1001で算出したカウンタ値の合計が20回以上であるか判断し、以上である場合にはS1007へ、そうでない場合にもS1007へ処理を分岐する。
S1005では、情報記憶部に記録されている範囲時間を4分に設定する。処理完了後、範囲時間の計算処理手順を終了する。
S1006では、情報記憶部に記録されている範囲時間を2分に設定する。処理完了後、範囲時間の計算処理手順を終了する。
S1007では、情報記憶部に記録されている範囲時間を1分に設定する。処理完了後、範囲時間の計算処理手順を終了する。
本実施形態では、カウンタ回数を「10回未満」、「10回以上20回未満」、「20回以上」の3つに分類し、それぞれの範囲時間を「4分」、「2分」、「1分」と設定するが、カウンタ回数の分類、範囲時間はこれに限ったものではない。
図5、図6、図7、図8、図10のような処理フローにより、放置後メンテナンス動作の回数に応じて範囲時間を設定することができる。例えば、放置後メンテナンス動作の回数が「20回以上」の場合には範囲時間が短く設定され、時間通りに近いタイミングで自動メンテナンスを実施することができる。これにより、長時間放置されたことが多い環境下などメンテナンス動作の必要性が高い場合には時間通りにメンテナンスを実施することができる。
それに対して、放置後メンテナンス動作の回数が「10回未満」の場合には、範囲時間が長く設定され、他の処理と合わせて自動メンテナンスが実施される。これにより、長時間放置が比較的少ない環境下などメンテナンス動作の必要性が低い場合には省エネ効率を優先させたメンテナンスを実施することができる。結果的に、画像形成装置の状態を考慮しながら、省エネ移行/復帰の回数を低減できるため、省電力効果を向上させることができる。
次に、実施形態3について説明する。本実施形態において、
・省エネモード移行/復帰手順については、図5と同様となる。
・省エネモード移行後の処理手順については、図6と同様となる。
・放置後のメンテナンス処理手順については、図7と同様となる。
・放置後のメンテナンス実施手順については、図8と同様となる。
図11は、範囲時間の計算処理手順を示したフローチャートである。
S1101では、情報記憶部309に記録されている、放置後メンテナンス履歴の内、最後に実施されたメンテナンス動作情報を取得する。
S1102では、情報記憶部309に記録されている、放置後メンテナンス履歴をS1103ですべて取得しているかの判断を行い、取得している場合にはS1106へ、取得していない場合にはS1103へ処理を分岐する。
S1103では、情報記憶部309に記録されている、放置後メンテナンス履歴の内、最後に実施されたメンテナンス動作情報から順に未取得のものを1つ取得する。
S1104では、S1101と、S1103で取得した放置後メンテナンス履歴を比較し、メンテナンス動作の種類が同じであるかの判断を行い、同じ場合にはS1105へ、違う場合にはS1106へ処理を分岐する。
1105では、情報記憶部309に記録されている連続実施カウンタを+1カウントアップする。
S1106では、S1101で取得した放置後メンテナンス履歴がインク吐出であるかの判断を行い、インク吐出である場合にはS1109へ、そうでない場合にはS1107へ処理を分岐する。
S1107では、S1101で取得した放置後メンテナンス履歴がクリーニングであるかの判断を行い、クリーニングである場合にはS1115へ、そうでない場合にはS1108へ処理を分岐する。
S1108では、S1101で取得した放置後メンテナンス履歴がクリーニング強であるかの判断を行い、クリーニング強である場合にはS1121へ、そうでない場合にはS1121へ処理を分岐する。
S1109では、S1105で更新した連続実施カウンタが10回未満であるかの判断を行い、10回未満である場合にはS1112へ、そうでない場合にはS1110へ処理を分岐する。
S1110では、S1105で更新した連続実施カウンタが10回以上20回未満であるかの判断を行い、10回以上20回未満である場合にはS1113へ、そうでない場合にはS1111へ処理を分岐する。
S1111では、S1105で更新した連続実施カウンタが20回以上であるかの判断を行い、20回以上である場合にはS1114へ、そうでない場合にもS1114へ処理を分岐する。
S1112では、情報記憶部309に記録されている範囲時間を4分に設定する。処理完了後、範囲時間の計算処理手順を終了する。
S1113では、情報記憶部309に記録されている範囲時間を3分に設定する。処理完了後、範囲時間の計算処理手順を終了する。
S1114では、情報記憶部309に記録されている範囲時間を2分に設定する。処理完了後、範囲時間の計算処理手順を終了する。
S1115では、S1105で更新した連続実施カウンタが10回未満であるかの判断を行い、10回未満である場合にはS1118へ、そうでない場合にはS1116へ処理を分岐する。
S1116では、S1105で更新した連続実施カウンタが10回以上20回未満であるかの判断を行い、10回以上20回未満である場合にはS1119へ、そうでない場合にはS1117へ処理を分岐する。
S1117では、S1105で更新した連続実施カウンタが20回以上であるかの判断を行い、20回以上である場合にはS1120へ、そうでない場合にもS1120へ処理を分岐する。
S1118では、情報記憶部309に記録されている範囲時間を2分に設定する。処理完了後、範囲時間の計算処理手順を終了する。
S1119では、情報記憶部309に記録されている範囲時間を2分に設定する。処理完了後、範囲時間の計算処理手順を終了する。
S1120では、情報記憶部309に記録されている範囲時間を1分に設定する。処理完了後、範囲時間の計算処理手順を終了する。
S1121では、S1105で更新した連続実施カウンタが10回未満であるかの判断を行い、10回未満である場合にはS1124へ、そうでない場合にはS1122へ処理を分岐する。
S1122では、S1105で更新した連続実施カウンタが10回以上20回未満であるかの判断を行い、10回以上20回未満である場合にはS1125へ、そうでない場合にはS1123へ処理を分岐する。
S1123では、S1105で更新した連続実施カウンタが20回以上であるかの判断を行い、20回以上である場合にはS1126へ、そうでない場合にもS1126へ処理を分岐する。
S1124では、情報記憶部309に記録されている範囲時間を1分に設定する。処理完了後、範囲時間の計算処理手順を終了する。
S1125では、情報記憶部309に記録されている範囲時間を1分に設定する。処理完了後、範囲時間の計算処理手順を終了する。
S1126では、情報記憶部309に記録されている範囲時間を0分に設定する。処理完了後、範囲時間の計算処理手順を終了する。
本実施形態では、カウンタ回数を「10回未満」、「10回以上20回未満」、「20回以上」の3つに分類し、それぞれ場合により範囲時間を「4分」、「2分」、「1分」、「0分」として記載するが、カウンタ回数の分類、範囲時間はこれに限ったものではない。
図5、図6、図7、図8、図11のような処理フローにより、最後に実施された放置後メンテナンス動作と、放置後メンテナンス動作の回数を考慮した範囲時間を設定することができる。これにより、上記実施形態1及び2の効果をともに得ることができるようになる。結果的に、画像形成装置の状態を考慮しながら、省エネ移行/復帰の回数を低減できるため、省電力効果を向上させることができる。
上記各実施形態は、時間を条件として省エネモードから復帰した際に、他に省エネモードから復帰している必要のある時間が、画像形成装置の状態から求められる範囲時間にある場合には、復帰処理と合わせて実施することで、省エネモードへの移行、復帰処理を減らすことにより省エネ効率を高めることが可能になっている。なお、上述した説明から明らかなように、この技術的思想の適用範囲は画像形成装置に限定されない。種々の電子機器に適用可能である。
203 印刷装置
301 パネル入力部
306 演算部
307 印刷装置状態判断部
308 印刷装置モード制御部
309 情報記憶部
310 時間管理部
311 起動管理部
405 記録ヘッド
特開2007−301841号公報 特開2007−060150号公報

Claims (5)

  1. 装置の動作モードとして通常モードと省エネモードとを有する電源供給制御装置であって、
    前記通常モードに復帰する処理を行う起動管理手段と、
    装置の状態を判断する装置状態判断手段と、
    判断された装置の状態に基づいて所定の範囲時間を算出する演算手段と、
    前記起動管理手段により前記通常モードに復帰した際に、前記所定の範囲時間に自動で実施する必要があるメンテナンス動作があるか否か判断し、あると判断された場合に前記メンテナンス動作を実行する制御手段と、
    を有することを特徴とする電源供給制御装置。
  2. 前記所定の範囲時間は、装置の放置時間に応じて実施されるメンテナンス動作の内、最後に実施された放置後メンテナンス動作により求められることを特徴とする請求項1記載の電源供給制御装置。
  3. 前記放置後メンテナンス動作は、複数種類の動作を含み、
    前記所定の範囲時間は、前記放置後メンテナンス動作のトータルカウント回数から求められることを特徴とする請求項2記載の電源供給制御装置。
  4. 前記所定の範囲時間は、放置後メンテナンス動作の連続実施回数から求められることを特徴とする請求項2又は3記載の電源供給制御装置。
  5. 動作モードとして通常モードと省エネモードとを有する装置の電源供給制御方法であって、
    前記通常モードに復帰する処理を行う起動管理工程と、
    装置の状態を判断する装置状態判断工程と、
    判断された装置の状態に基づいて所定の範囲時間を算出する演算工程と、
    前記起動管理工程により前記通常モードに復帰した際に、前記所定の範囲時間に自動で実施する必要があるメンテナンス動作があるか否か判断し、あると判断された場合に前記メンテナンス動作を実行する制御工程と、
    を含むことを特徴とする電源供給制御方法。
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